彡(゚)(゚)「エニグマ解読……?」(アラン・チューリングの暗号解読編)back

彡(゚)(゚)「エニグマ解読……?」(アラン・チューリングの暗号解読編)


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イギリス ブレッチリー・パーク 政府暗号学校
校長「……次は数学者か」
校長「まったく、面白い顔ぶれだな。言語学者、古典学者の採用はわかるが……」
校長「チェスのチャンピオンに、クロスワードの名人だと? 暗号解読に関係あるのか……?」
戸<コンコン
校長「お、時間丁度だな。入りたまえ」
校長「さて、その椅子にかけてくれるかな? まず君の名前を聞こうか」
彡(゚)(゚)「私の名前はアラン・チューリング。数学者です」
?彡(゚)(゚)「エニグマ解読……?」(ナチスの暗号機の仕組みはこうなっている)
http://world-fusigi.net/archives/8917100.html
?彡(゚)(゚)「エニグマ解読……?」(マリアン・レイェフスキの暗号解読編)
http://world-fusigi.net/archives/8919000.html
?彡(゚)(゚)「エニグマ解読……?」(マリアン・レイェフスキの暗号解読編・完結)
http://world-fusigi.net/archives/8922305.html
?彡(゚)(゚)「エニグマ解読……?」(アラン・チューリングの暗号解読編)
http://world-fusigi.net/archives/8926494.html
エニグマ_(暗号機)エニグマとは、第二次世界大戦のときにナチス・ドイツが用いていたことで有名なローター式暗号機のこと。幾つかの型がある。その暗号機の暗号も広義にはエニグマと呼ばれる。
エニグマ暗号機は、1918年にドイツの発明家アルトゥール・シェルビウスによって発明された電気機械式暗号機械で、1925年にはドイツ軍が正式採用し約3万台が軍用として使用された。
暗号方式は換字式であり、詳しくは順変多表式である。エニグマはM-209(英語版)と同様な反転暗号となり、暗号文を同じ鍵で再暗号化すると平文が得られる特徴がある。
https://ja.wikipedia.org/wiki/エニグマ_(暗号機)
217:
こいつがエニグマを破るんか
218:
校長「ふむふむ、チューリング君はなかなかすごい業績を残しているようだね」
校長「ケンブリッジ大学のキングス・カレッジに入学し、22歳で特別研究員に選ばれる……」
校長「その後、渡米し、プリンストン大学にて、博士号を1年半で取得……か」
校長「普通は、取得に三年かかると聞いたがね……まさしく天才と呼ぶにふさわしいな」
彡(゚)(゚)「はえ?そうですか」
校長「……ああ、そうだと思うよ」
校長「さて、チューリング君、私達が君を招聘した理由はわかるだろう?」
彡(゚)(゚)「ドイツの難解な暗号に対抗するため、暗号解読者を集めていると……」
校長「その通りだ。ポーランドが数学者を起用していたことに倣い、イギリスも数学者を採用する方針を固めたそうだ」
校長「受けてくれるな?」
彡(゚)(゚)「まあ、受けるも何も、一年ほど前からこの暗号学校で働いてましたからね」
彡(゚)(゚)「場所が変わっただけですし、引き続き、ここブレッチリー・パークで解読に励みますわ」
校長「そうか、それなら『これからもよろしく』が正しいかな。ついてきなさい。ドイツの暗号機をお見せしよう」
220:
校長「これが、暗号機エニグマだ」
彡(゚)(゚)「はえ?、こんな小さい箱があの暗号を……」
校長「ポーランドの暗号局はその暗号を解読したらしいがな」
彡(゚)(゚)「ファッ!?」
校長「大戦前に、その解読方法を英国に伝えてきたようだが、いやはや驚いた。ポーランドの解読技術は我々の10年先をいっていたのだ」
校長「だが、そのポーランドも今ではああなった……。これからは我々がエニグマを解読せねばならない」
彡(゚)(゚)「……お言葉ですが、そのポーランドが渡してきた解読法でええんちゃいますか?」
校長「もちろん、そうするつもりだ。だが、この解読法は、6文字暗号というシステムが使われているからこそ可能なのだ」
校長「ドイツが6文字暗号の弱点に気付いたら? このシステムは改変され、ポーランドの解読法は使えなくなるだろう」
校長「つまり、6文字暗号に依らない解読法が必要になる。それを見つけるのが君の仕事だ」
彡(゚)(゚)「ほーん。まあ何とかしてみます」
221:
彡(゚)(゚)「あの後、解読法聞いてみたけど、ポーランドも上手くやったもんやなぁ」
彡(゚)(゚)「結局、物資と人手不足で断念か……。まあ、ボンブ60台用意すんのも、イギリスやったら楽勝やろ」
彡(゚)(゚)「とはいえ、安心はしてられんな。校長の言うとおり、いずれはボンブも使えなくなるやろうし」
彡(゚)(゚)「6文字暗号に依らない解読法……」
彡(゚)(゚)「要するに、暗号文から直接、平文にいたる何かを見出す方法ってことやな」
222:
――
彡;(゚)(゚)「ぜえ……ぜえ……」コギコギ
彼の一日は、自宅からB.Pまでの5kmの道を自転車で踏破することから始まる
彡;(゚)(゚)「ぜえ……やっとついたで」
彡(゚)(゚)「さて、今日も、解読法を考えなあかんな」
彡(゚)(゚)「ん? これまでに解読された暗号が溜まっとるやんけ! 解析したろ!」
彡(゚)(゚)「えーと、これはX月X日6時5分『今日の天気は晴れ、……』。気象観測所からのメッセージやな」
彡(゚)(゚)「お、これも気象観測所のやつや。Y月Y日6時5分『今日の天気は晴れ、……』」
彡(゚)(゚)「これもやんけ! Z月Z日6時5分『天気は……』」
彡(゚)(゚)「はえー、気象観測所は6時5分に天気予報を通知するんやな」
彡(゚)(゚)「……」
彡(゚)(゚)「『天気』?」
彡(゚)(゚)「ドイツ語やと……えっと『wetter』やな」
彡(゚)(゚)「なんや、これはつまり……」
彡(゚)(゚)「気象観測所が6時5分に出す暗号文には、必ず『wetter』が入ってるってことちゃうんか?」
223:
( ゚∀゚)「チューリング? どうした」
彡(゚)(゚)「ヒューか。いや、『wetter』が必ず含まれる文があるって話なんやけど……」
( ゚∀゚) ヒュー・アレグザンダー 英国のチェスチャンピオン チューリングと同じ第八兵舎の解読員
( ゚∀゚)「ほうほう、そいつは興味深い。解読された暗号文を詳しく調べてみようか」
彡(゚)(゚)「ふむふむ……」
彡(゚)(゚)「ほとんどの文書に入っとるのは『EINS』(英語でいうa,an)やな。」
( ゚∀゚)「『FORT』(前の文と続く)なんかも頻度が高いぜ」
彡(゚)(゚)「『WEWA』(wetter warte=気象観測所)とかもよく出る単語やな」
こうした、暗号文中に高い確率で含まれる単語や決まり文句を『クリブ』と呼ぶ
クリブはエニグマ解読への重要な足がかりとなるもので、戦争が進むにつれ、より洗練されたクリブが生み出されていく
224:
しばらくして……
( ゚∀゚)「ククク……あれから解読員が全力でクリブを探してやがるぜ」
( ゚∀゚)「しかし、笑えるのが『Heil Hitler』(ヒトラー万歳)っていうクリブだな。忠誠心が仇になってんじゃねえか」
( ゚∀゚)「もっとも、これらが暗号文のどこに入るのかわからなければ、意味が無いんだがな」
彡(。)(。)「その通りや。『wetter』みたいな位置が確定しとるクリブもあるけど、全てのクリブがそうというわけやない」
彡(゚)(゚)「100%特定……とまではいかずとも、いくらか候補を除外できる方法があればええんやけどな」
225:
開戦からの1ヶ月は、いかなる解読法をもってしてもエニグマを解読することが出来なかった
彡;(。)(゚)「あかん! どないすればええんや!」
(;゚∀゚)「もしかして、新しいローターを追加しやがったか……?」
彡;(゚)(゚)「……ポーランドの解読者らは今どこに居るんや?」
( ゚∀゚)「確か、パリに亡命中だとか何とか……」
彡(`)(´)「もう我慢ならんわ! ワイは会いにいくで!」
(;゚∀゚)「へ!? もしかして、彼らにか?」
彡(゚)(゚)「ああ、そんで助言を貰うんや。解読のヒントがあるかもわからんしな」
チューリングと数人の解読者は、知識の補填、問題解決のため、パリへ渡った
226:
1940年 1月
彡(゚)(゚)「こんにちは、ポーランドの解読者の方々ですね。ブレッチリー・パークより来ました、アラン・チューリングです」
(*^◯^*)「こんにちは……マリアン・レイェフスキです」
(●△●)「ヘンリク・ジガルスキです」
(*^◯^*)(この人が、僕たちを継ぐ解読者……。でも、数学者といっても、暗号に関しては初心者なんだろうなぁ)
彡(゚)(゚)「ほんで――というところに困ってまして……」
(*^◯^*)「それなら――ということで……」
(●△●)「僕らは他にも――といった方法で……」
彡(゚)(゚)「はえ?なるほど。そういう方法もあるんですなぁ」
(*^◯^*)(もう理解したのか……早いんだ)
(●△●)(エニグマに対して、深い知識を持っているなぁ)
(*^◯^*)(この人達になら……)
(●△●)(託せるかもしれないね……)
227:
そして、解読が進まなかった原因だが、実に単純なことだった
(;*^◯^*)「……」
彡(゚)(゚)「ん? どないしはったんですか?」
(;*^◯^*)「僕たちがイギリスに渡したローター4,5の情報なんだけど……」
(;*^◯^*)「そこに間違いがあったみたいなんだ」
彡(゚)(゚)
(;*^◯^*)「いや……まあ、人間、間違いはあるってことで……許してほしいんだ」
(;*^◯^*)「ホントにもう……笑えちまうんだ。アッハッハ……」
彡;(^)(^)「そ、そうやな、間違いくらいあるわな! アッハッハ……」
(*^◯^*)「「アッハッハッハ……」」彡(^)(^)
228:
なにわろてんねん
229:
1月17日 この滞在中にエニグマを解読
戦時に送信された暗号を解いたのは、これが最初となる
230:
彡(゚)(゚) カチャカチャ
帰国後、チューリングはあるマシンの開発に取り掛かる
パリ滞在のときにはすでに、そのマシンのシステムを考案していた
以前に、クリブからの解読法を編み出していたが、それも限界に近いからだ
????????
彡(゚)(゚)「……」
彡(゚)(゚) 
彡(゚)(゚)「そういえば、エニグマって同じ文字に換字せえへんよな」
( ゚∀゚)「?」
彡(゚)(゚)「言葉足らずやったな。『A』を打ち込んだら、絶対『A』に換字されへんやろ?」
( ゚∀゚)「ああ、そういうことか。そうだな、換字前の文字と換字後の文字が一致することは絶対にねえ」
彡(゚)(゚)「……」
自己換字不可性――これは、エニグマ暗号機の構造からくる致命的な弱点だった
231:
そもそも、なぜ、このような性質が生じたのだろうか
>>33>>39を思い出していただきたい
※>>33>>39があるのはこちらのページ
http://world-fusigi.net/archives/8917100.html
※>>33の内容(画像)
http://worldfusigi/2d675cde.png
※>>39の内容(画像)
http://worldfusigi/d066c01f.jpg
ここでは、エニグマの換字に『反転性』があることを説明した
『反転性』というのは、対応する二文字が互いを換字しあうことだ
この時、対応する二文字がA-Qとなることはあっても、A-Aとなることはありえない
なぜなら、リフレクターは、異なる文字信号が流れる2つの回路を結んでいるためだ
>>39の下の画像を見れば一目瞭然である
※>>39の内容(画像)
http://worldfusigi/d066c01f.jpg
A→Aと変換されるには、電気信号がリフレクターに到達した後、バックするという不可解な動きをすることになる
電気信号がリフレクターを通過する以上、Aは必ず別の文字に変換される
リフレクターは、複文を容易にする『反転性』を生み出したかわりに、こういった厄介な性質も残してしまったのだ
232:
欠点になるんすねー
233:
彡(゚)(゚)「この性質を使えば、かなりの候補を除外できると思うで」
( ゚∀゚)「……換字先の候補が26通りから25通りに減っただけだろ? どうやってだ」
彡(゚)(゚)「『ZUSTANDOSTWAERTIGERKANAL』(東海峡の状況は)という、24文字のクリブを使って説明するで」
彡(゚)(゚)「例えば、下の暗号文のどっかが、このクリブの変換された箇所やとするやろ?」
※画像に誤字 平文→クリブ
彡(゚)(゚)「この時、暗号文の最初の24文字がクリブと対応してることはない。なんでか分かるか?」
( ゚∀゚)「……わかんねーな」
彡(゚)(゚)「『W』の位置で衝突しとるからや。W→Wと変換されることはないんやから、この位置にクリブが来ることはありえへん」
234:
彡(゚)(゚)「次に、クリブを1字ずらして、同じように検証する」
彡(゚)(゚)「さて、2?25文字目がこのクリブと対応しているかどうか……」
( ゚∀゚)「……対応してねえな。『O』で衝突している」
( ゚∀゚)「つまり、ここにクリブが位置することもねえわけか」
彡(^)(^)「その通りや。これを繰り返して、どの文字とも衝突せん箇所が、クリブの位置候補というわけやな」
彡(゚)(゚)「この方法は、クリブが長いほど効果があるで。間違った位置で検証したとき、衝突する確率が高いしな」
( ゚∀゚)「ほう……これは使えるな。大方の位置が分かるときの絞り込みに使えばいいのか」
この方法で、暗号文とクリブの位置関係を明確にし、エニグマをいじって設定を特定する……
ローターをぐるぐると回していることからだろう。この解読法は『ぐるぐる回し(twidding)』と呼ばれた
???????
彡(゚)(゚)(ぐるぐる回しは、最初こそ解読できてたんやが、あんま成果が上がらんようになってもうたからなぁ) キューンキューン
彡(゚)(゚)「この解読マシンでなんとかせなあかんな」ガガガガガ
235:
彡(゚)(゚)「よっしゃ、できたで! みんな、見てくれや!」
( ゚∀゚)「お、とうとう出来たのか。例のマシンが」
(☆…●)「さて……どんなものか見せてもらおうか」
(☆…●) ゴードン・ウェルシュマン ケンブリッジ大学の天才数学者
彡(゚)(゚)「ワイの魂を込めたマシン、見て驚けや!」
彼がお披露目したそれこそ、エニグマ解読の大きな前進へ繋がるマシン
『ボンベ』であった
237:
ほな今日はここまでや
※第八兵舎は、1940年にチューリングが作り上げた海軍のエニグマ機を解読するチームである
厳密に言うと>>223の時点では第六兵舎にいるが、ここらへんは略す
238:
乙、今日もおもろかったで
240: 【71】 2017/08/23(水)21:44:20 ID:Omf
待機
242:
( ゚∀゚)「こいつが『ボンベ』か……なんか、縦に3つ並んだ筒が、横にずらっと並んでいるな」
彡(゚)(゚)「これは疑似ローターや。3つの筒が1つのエニグマになっとるわけやな」
(☆…●)「仕組みが気になるな……簡単にでいいので教えてくれないか」
彡(゚)(゚)「了解や」
彡(゚)(゚)「まず、解読機と銘打っとるが、なにもスカンピンで解読できるようなハイパーマシンやない。解読するにはクリブが必要や」
彡(゚)(゚)「クリブをどういうふうに使うかっちゅうことやが……ポーランドの解読法を覚えとるか?」
(☆…●)「確か、6文字暗号の中からループを見つけ出したのだったな」
彡(゚)(゚)「せや。連中はx文字目とx+3文字目の対応から、ループ構造を見出したわけやけど……」
彡(゚)(゚)「ワイは、暗号文と平文の対応からのループ構造を利用しようと考えたんや」
彡(゚)(゚)「いくら、エニグマの構造や送信方法が変わろうが、暗号文と平文だけは絶対あるしな」
243:
彡(゚)(゚)「具体的に説明するで。まず『wetter』が『ETNWGH』に換字されると仮定する」
彡(゚)(゚)「最初の一文字『w』を入力するときのローター設定を『S』としとくで。この設定Sを求めたら、解読できるわけや」
彡(゚)(゚)「そして、『w』を打ったあと、ローターは1目盛動くやろ? その時の設定は『S+1』や」
彡(゚)(゚)「これを表にするとこうなるで。」
彡(゚)(゚)「そして、この中にあるループは次の通りや」
彡(゚)(゚)「設定Sでの w→E  設定S+1での e→T 設定S+3での t→W」
(☆…●)「w→E、e→T、t→W…… W→E→T→Wでループするわけか」
245:
彡(゚)(゚)「そして、ループと聞いて、身近にある、あれを思い浮かべへんか? 『一周』と言い換えてもええ」
( ゚∀゚)「……マシンに関わるもんなんだろ? だいたい想像はつくな」
( ゚∀゚)「『電流』か?」
彡(^)(^)「ご名答や。ボンベは、正しい設定を見つけた時、電流が流れるような仕組みになっとるんや」
彡(゚)(゚)「なんでそんなふうになるのか……少し難しくなるんやけどな」
彡(゚)(゚)「『設定Sで、w→Eに変換される』を言い換えれば、『設定Sだと、入力端子(w)からの電気信号は出力端子(e)へと流れる』ってことや」
彡(゚)(゚)「同様に、設定S+1では、入力端子(e)から出力端子(t)へと流れるし……」
彡(゚)(゚)「設定S+3では、(t)から(w)やな」
246:
彡(゚)(゚)「そして、エニグマを三台用意する。全て、同じローター設定にしてから、一台は1目盛、もう一台は3目盛進ませておくんや」
彡(゚)(゚)「これにて、設定?、?+1、?+3のエニグマができたことになる」
彡(゚)(゚)「さて、これからや。設定Sでの出力端子は(e)、設定S+1での入力端子も(e)やろ?」
彡(゚)(゚)「これを結ぶ。つまり、設定?と設定?+1の端子(e)を導線でつなぐんや」
彡(゚)(゚)「他の端子も同様につないでいく。そうすれば、1つの回路が完成するはずや」
彡(゚)(゚)「後は、ローター設定を1目盛ずつずらしていって、電流が流れる設定を見つけ出したら勝ちや」
彡(゚)(゚)「間違った設定やったら、換字先の端子と導線で結ぶ出力端子が一致せず、電流が流れへんしな」
彡(゚)(゚)「小難しくいったけど、図解すればこんな感じや。四角いのがエニグマやで」
247:
彡(゚)(゚)「この仕組みを、機能化したもんがボンベというわけや」
( ゚∀゚)「ほうほう、しかしよく一からこんなもん作ったな……」
彡(-)(-)「今までの研究が役立ったのもあるで。『万能チューリングマシン』っちゅうやつなんやけどな」
( ゚∀゚)「万能チューリングマシン?」
彡(゚)(゚)「せや。これは、無限の長さのテープに入力することで、いかなる演算をも可能にするっちゅう、思考実験上の仮想機械や」
彡(-)(-)「決定不可能な問題を探し出すためのアイデアやったんやがな……残念ながら、全て探し出すことは叶わんかったわ」
真偽を定められない命題も少数ながら存在するという『決定不可能性』
それならば、真偽をはかれるマシンを作り出せばいいのでは? という発想から生み出されたのが『万能チューリングマシン』である
『いかなる演算をも可能にする』 我々はこれに近しい機能を持つ利器を知っている
コンピュータ――アラン・チューリングは紛れもなく、現代コンピュータの父と言えるだろう
248:
1940年 3月18日より、初期型ボンベ『ヴィクトリー』が導入される
しかし、ボンベはチューリングの想定通りには、機能しなかった
1つの暗号の解読に一週間近くかかったのだ
彡()()「あかんか……やっぱ、プラグボードがネックやな」
チューリングは、プラグボードを考慮しなくてもよい配線を見つけ出していたが、それでも電気ループ26通りを検証する必要があった
17576通りを26回分検証するというのは、決して短時間に行えるものではなかった
(☆…●)「うむ……」
(☆…●)「チューリング君。このボンベだが、改善余地があるぞ。ここをこういうふうにして……」
彡(゚)(゚)「……はえ?」
(☆…●)「ここをこんな感じにすれば……これで、26通りの電気ループを一気に検証できるはずだ」
彡(゚)(゚)「ファッ!? こんなんでええんか! 改造したろ!」
チューリングとウェルシュマンは、改良を重ね、最新型ボンベ『スパイダー』を完成させる
解読時間は大幅に削減され、実用的な解読法が新たに生まれた
249:
ドイツ側のエニグマ運用面上のミスも、ボンベの解析を早めた
( ゚∀゚)「……クックック。ドイツ軍も迂闊だな」
彡(゚)(゚)「?」
( ゚∀゚)「ローター配置のことだがな……同じ位置に同じローターが、2日連続で配置されないことに気づいた」
( ゚∀゚)「つまり前日の配置が1-2-3だった場合、1-3-4とか、5-2-4とかはありえないんだ」
( ゚∀゚)「この法則に従えば、ローター配置は28通り除外できる。半分近くは削れるぜ」
彡(゚)(゚)「はえ?、撹乱するためかもしれんが、ワイらからしたらとんだ愚策やな」
( ゚∀゚)「そして、プラグボードも隣り合う文字は繋がねえ。配線も特定しやすくなるな」
( ゚∀゚)「極めつけはこれだ。メッセージ鍵も『Q-W-E』とか『B-N-M』とか、キーボードで隣り合っている文字が出やすいんだ」
彼らは、出現頻度の高いローター設定を『シリー』(cilli)と呼んだ
解読者達は、こういったショートカットを余すこと無く利用し、暗号を解読していったのである
250:
このころ――大西洋上のイギリス船に、不吉な影が忍び寄っていた
船員「大変です! 右舷船首と船尾全体に大きな攻撃を受けました!」
船長「くそっ! まさか……奴らか」
船員「あ! またもや衝撃が!」
船長「ぐっ! 沈む! 沈んでしまう!」
船長「おのれ……ドイツ軍めがああああああああああ!」
――
海へ消え行くイギリス船を見届けた後、3つの影は姿を消した
一糸乱れぬ統制、集団攻撃、襲撃されるまで気づきえぬ隠密性――それはさながら狼のように
ドイツ軍の潜水艦『Uボート』が牙をむき出した
251:
Uボートの強さはその戦術にあった
?敵船を見つけ次第、本部に連絡
?本部が、送信地点に近いUボートに、敵船の場所を送信
?複数のUボートで囲い、敵船を沈める
カール・デーニッツ考案の『群狼戦術』は、イギリスを兵糧攻めにするうえで、絶大な効果を上げる
なにせ、イギリスは植民地からの補給に頼らざるをえず、海路を使うことは必須だった
その補給線すら、Uボートに断たれてしまうなら、その先に待つのは飢えだけである
252:
時は戻り、1939年
Uボートで使われる海軍エニグマの解読は、イギリスの存亡がかかる、第八兵舎の重要な任務であった
しかし、おいそれと解読させてくれるほど、海軍エニグマは甘くない
(;゚∀゚)「……だめだ。わからねえ」
(☆…●)「うーむ……」
海軍エニグマが難解である理由の1つとして、使っているローターの種類の多さがあげられる
陸空軍は5種類だけだが、海軍は8種類
単純に組み合わせを比べると、60:336 陸空軍の5倍以上である
もう1つ、鍵の送信方法が、独自であったことだ
エニグマで暗号化してから、手動でもう一度暗号化するという二重暗号化
たとえ、エニグマを解読できても、手動の暗号化のプロセスがわからなければ、解読不可能なのだ
この送信方法を取るネットワークは『ドルフィン』と呼ばれた
ドルフィンは数あるネットワークの中、一番解読が困難なものだった
253:
彡(゚)(゚) カリカリ
彡(゚)(゚) カリカリ
彡()()「あかん、この方法でも無理やったか……」
彡(゚)(゚)「ヒント……ヒントがほしいな。やっぱ、あれしかあらへんか」
チューリングが取り出したのは、ポーランド人が偶然解読できた、ドイツ海軍の電報である
彡(゚)(゚)「ふむ……」
彡(゚)(゚)
彡(゚)(゚)「……あ」
1939年 冬
ある一夜、チューリングは、平文と暗号文と鍵の関係から、手動の暗号化プロセスを導き出す
この夜は、戦争において、最も重要な夜だった
254:
――
( ゚∀゚)「『ドルフィン』の暗号化方法が、わかっただと!?」
彡(゚)(゚)「せや。やつらは二文字ごとに換字しとったんや。送信者側で説明するで」
彡(゚)(゚)「例えば、メッセージ鍵が『S-D-G』とするやろ? まず、『SDG』をエニグマで換字する。換字先が『WFU』とするわ」
彡(゚)(゚)「次に、『WFU』の下に、適当な三文字を並べる。これはホンマになんでもええ。敵を撹乱するのが目的やしな」
彡(゚)(゚)「その三文字を『YAJ』とするなら、こうなるで」
WFU
YAJ
彡(゚)(゚)「そして、縦の二文字に注目や。この二文字を別の二文字に変換するんや」
彡(゚)(゚)「仮に WY→ER FA→BU UJ→NT に変換したら、さっきの文字列はこんな感じや」
EBN
RUT
彡(゚)(゚)「後は、『ERBUNT』っちゅう文字を、電文の始めにつけるだけや。複文するには、今の手順の逆をすればええで」
(☆…●)「ほう……あのわずかな資料から、よくそこまでたどり着いたものだな」
(☆…●)「だが、このままだと解読できんな」
彡(-)(-)「二文字の換字表……『二連字表』が必要やからなぁ」
( ゚∀゚)「こればかりは、どうしようもねえ。俺らの力が及ぶ範囲じゃねえな」
彡(゚)(゚)「……『ピンチ』にかけるしかあらへんな」
『ピンチ』とは、敵船を拿捕し、船内にあるエニグマ機、日鍵表など、解読に繋がるものを奪取することである
チューリング達は解読の望みを、『ピンチ』に託した
255:
だが――
彡(゚)(゚)「……今回のピンチはどうやったんや?」
( ゚∀゚)「お目当てのものは無かったようだぜ。追加したローター3個の内、2個が見つかったようだが」
彡(-)(-)「そか……まあ、それも重要なもんやしな」
二連字表は、なかなか手に入らない
こうしている間にも、Uボートはイギリス船を次々と喰らい尽くしていく
――三週間前に着港するはずの船ですが、今もなお――
(;゚∀゚)
――〇〇沖で、3隻のイギリス船が沈没――
(;☆…●)
――商船二十隻が、一晩で沈められ――
彡()()
解読者達は、歯を食いしばり、それを黙って見続けるしかない
開戦から1940年12月までに、Uボートに沈められた商船は585隻にのぼった
256:
風向きが変わったのは、1941年3月のこと
イギリスがクレイモア作戦を実施した月である
彡(゚)(゚)「……」ソワソワ
( ゚∀゚)「持ってきたぜ……」
(☆…●)「今回のピンチで奪った文書か」
彡(゚)(゚)「頼むで、二連字表……二連字表を……!」
( ゚∀゚) ガサガサ
( ゚∀゚)
( ゚∀゚)「おい……」
( ゚∀゚)「ねえぞ……」
258:
彡()()「……」
(☆…☆)「……」
( ゚∀゚)「いや待て。確かに二連字表は無かったんだが……」
( ゚∀゚)「プラグボードとローターの設定表があるんだよ」
彡(゚)(゚)
彡(゚)(゚)「ファッ!? むっちゃ重要情報やんけ! ホンマにそんなんゲットできたんか!?」
彡(゚)(゚)「ちゅうか、んなもんあれば、二連字表も復元できるんちゃうか!?」
( ゚∀゚)「で、できるのか?」
彡(゚)(゚)「おう、やったろうやないか! ようやく、海軍エニグマ解読の光が見えてきたで!」
259:
二連字表の復元に必要なものは、暗号文の開始位置設定――ローターの初期設定
これを求める重要な単語が、先に挙げたクリブの1つ『EINS』だ
( ゚∀゚)「ほら『EINS変換表』を持ってきたぜ」
彡(゚)(゚)「よっしゃ、取り掛かるで」
『EINS変換表』は、17576通りのローター設定における、『EINS』の変換先を表にしたものである
例えば、ローター設定『G-S-C』において、EINS→KRFG と変換されるものとしよう
彡(゚)(゚)「……ん?」
彡(゚)(゚)「あったで! 114文字目から『KRFG』や!」
(☆…●)「つまり、114文字目におけるローター設定は『G-S-C』ということだな」
( ゚∀゚)「114文字目……つーことは、『G-S-C』から113目盛ローターを巻き戻せば……」
彡(゚)(゚)「ああ、そこが開始位置設定や」
こうして、チューリング達は二連字表の復元に成功する
その後のピンチによる有用な情報も相まって、海軍エニグマを日常的に解読することが可能になった
解読者だけでなく、ピンチを命がけで敢行した兵士たち
彼らの一年以上に及ぶ死闘の末、とうとう、Uボートの全容が明らかになったのである
260:
彡(-)(-)
陸海空……全てのエニグマは丸裸にされた
残るは、ただ一つ
ヒトラーと将官、 および将官と将官の通信に使われた、エニグマを超える暗号機
彡(゚)(゚)
『タニー』
これがイギリス解読者に立ちはだかる最後の壁であった
261:
ほなここで終わるで
262:
乙やで
イッチ文章うまいな
263:
おつやで
266:
なぜ、タニーがエニグマより解読し難いのかというと、暗号機の現物を手に入れられないからだ
エニグマ暗号機は、ドイツ軍の内通者、ピンチから、その構造を知ることができた
だが、タニーは上層部間の通信にしか使用されない――いわば、トップシークレットであるため、秘密裏に回収することはほぼ不可能だった
そして、暗号文もエニグマのそれとはまるで違う
エニグマは、1文字が別の1文字に換字されるが、タニーでは、1文字が5つの数字(1と0のみ)に換字される
内部構造の複雑性は言うまでもないだろう
カイ・ローター5個、サイ・ローター5個、モーター・ローター2個、計12個のローターが、エニグマとは違うルールで文字を換字する
ループ構造を元にする『ボンベ』でタニーを解読することはできない
実を言うと、戦争前には、エニグマ暗号機の技術は古いものとなっていた
より洗練された技術と理論によって、エニグマを凌ぐ安全性を付与された暗号機
それが『タニー』だ
267:
だが、タニーを破る突破口となるものは、今までと同様、ドイツ側の怠慢だった
送信オペレータが、二本の電文を同じ設定で送っていたのである
これを『デプス』と呼ぶのだが、『デプス』は暗号解読における絶好の材料であった
1941年 夏
政府の暗号学校で働いていた、ジョン・ティルトマン少佐が4000字のデプスを解読した
彼は、暗号化のキーを特定し、タニーが加算式暗号機であることを明らかにしたのだ
だが、これだけではタニーの全てを解するにいたらない
そもそも、暗号文と平文のみで、暗号機の内部構造を暴き出すなど、想像を絶する難度であるはずだ
もっとも、それをやってのけたのが、数学者タット・ビルだったのだが……
彼の偉大な功績が、生前に認められることはなかった
268:
1942年
ジョン・ティルトマンの解読、タット・ビルの構造解明により、タニーの正体は露わにされた
チューリングが、タニーの解読に乗り出したのはこの頃である
彡(゚)(゚)「はえ?。とうとうタニーの解読システムが、判明したんやなぁ。これが、タニーのレプリカか」
彡(゚)(゚)「よっしゃ、ここからはワイの仕事やな」
数週間後、チューリングは『チューリング式』と呼ばれる解読法を確立する
解読者たちはさっそくチューリング式をもって、タニーの解読を進めた
269:
ところが、10月以降、この解読法は使えなくなってしまう
解読員「大変だ! 12個のローター配置を送信しなくなったぞ!」
彡;(゚)(゚)「ファッ!? クッソ、ローター配置がわからん限り、この解読法は使えへんやんけ!」
解読員「さらに悪い事に『デプス』も傍受できなくなった……ここにきて、セキュリティを固めてきやがった!」
彡()()
デプス……そして、ローター設定を暗号化せずに送るという間抜けな運用
この2つがあってのチューリング式だったのだが、とうとう対策されてしまったのだ
270:
彡()()(あかん……チューリング式が使えへんぞ)
彡;(゚)(゚)(解読機を作っても、タニーの膨大な組み合わせの前では年単位はかかる……)
彡;(>)(<)(どないすればええんや……人力も無理、機械でも無理……)
( ´∀`)「機械で解読すればいいじゃないですか」
彡(゚)(゚)「ふ、フラワーズ!? せやけど、暗号機作っても、24時間以内に解読すんのは不可能ちゃうか?」
( ´∀`)「チューリングさん。タニーはエニグマから進化した暗号機です」
( ´∀`)「それなら、我々の使う解読機も進化させればいいのですよ」
( ´∀`)「機械式から……電子式へとね」
トミー・フラワーズ――最終的にタニーを打ち破るのは、チューリングではなく、技術者である彼だった
273:
彡(゚)(゚)「電子式っていうたら、真空管使うあれやな。あれで解読機作れるんか?」
( ´∀`)「はい。機械式暗号機より高で解読できると思いますよ」
彡(゚)(゚)「はえ?高化の目処は立っとるんか?」
( ´∀`)「はい、現在最も複雑とされる電子装置は、真空管を150本使っていますが」
( ´∀`)「私は、1000?2000本使おうかと考えています」
彡(゚)(゚)「ファッ!? そんなん無理やろ! 真空管っちゅうのはたたでさえ脆いんやぞ」
彡(゚)(゚)「1000本もあれば、必ずどっかの真空管が壊れるはずや。それだけで、装置が止まってまうやんけ!」
( ´∀`)「ところが、そうではないんです。真空管が壊れやすいのは、ON/OFFの瞬間のような、不安定な状態の時なのです」
( ´∀`)「逆に言えば、常時ONにしておけば、状態として安定するため、真空管が壊れることはほぼ無くなります」
彡(゚)(゚)「はえ?そうなんか」
彡(^)(^)「なかなか、おもろそうやんけ! 上にかけあってみようや」
( ´∀`)「ありがとうございます!」
――
彡()()「あかんかったな……」
( ´∀`)「やはり、真空管1000本というのが、懸念材料になったみたいですね」
( ´∀`)「僕は、一旦ロンドンの研究所に戻って、この解読機を設計しようと思います」
彡(゚)(゚)「そうか……力になれなくてすまんな」
( ´∀`)「いえいえ、チューリングさんの力添えは有難かったです」
彡(^)(^)「……がんばってくれやで」
( ´∀`)「はい!」
274:
1944年 1月
フラワーズと彼の仲間が作り上げた解読機『コロッサス』がブレッチリー・パークへ持ち込まれた
彡(^)(^)「久しぶりやな、フラワーズ」
( ´∀`)「ええ、ご無沙汰です」
彡(゚)(゚)「ほーん、これがコロッサスか。ボンベ以上に巨大やな」
( ´∀`)「あれから、真空管を3000?4000本に増やしましたからね」
彡(゚)(゚)「思い切ったことするもんやなぁ。未だに、これが動くなんて信じられへんで」
( ´∀`)「あはは、それは動かしてみればわかることですよ」
配置から二週間後、コロッサスはドイツ軍の暗号を解読し始める
成果が出たのは、2月5日土曜日のことだった
その後、コロッサスは改良されていき、毎秒25000字を処理することが出来るようになった
コロッサスにより、タニーの解読量は3倍、4倍に増えていき、ついには、ネットワーク中枢へのアクセスを可能にした
275:
作戦、司令、日時――全てが筒抜けとなったドイツはもはや、裸の王様であった
イギリスは、ここしかないと、勝利の根幹をなす重要作戦を実施する
『ノルマンディー上陸作戦』および『フォーティテュード作戦』である
『フォーティテュード作戦』とは、大規模な欺瞞作戦の一部で
「ノルマンディー上陸に見せかけ、パ・ド・カレーへ上陸するのがイギリス軍の狙い」とドイツ軍に思わせる作戦だった
戦車や施設の模型を設置したり、中立国を通してあえて情報を漏洩したり
いもしない部隊の無線通信を偽装したりもした
作戦が順調に進行しているのは、タニーからの情報で確信し
『ノルマンディー上陸作戦』は問題なく成功した
ドイツへジリジリと攻め入るイギリス軍
それを懸命に押し返すドイツ軍
硝煙弾雨、阿鼻叫喚、死屍累々――火薬の臭いと耳をつんざく銃声に支配されたこの戦争も、とうとうその時を迎える
276:
1945年
ラジオ<
( ゚∀゚)「……」
(☆…●)「……」
彡(゚)(゚)「……」
ラジオ<アドルフ・ヒトラー自殺 5月8日にドイツ軍が降伏――
( ゚∀゚)
( ゚∀゚)
( ゚∀゚)「は……」
( ゚∀゚)「ハッハッハッハッハ! 勝った! イギリスが勝ったぞおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!」
(☆…●)「フフ……これで、解読の日々ともおさらばだな」
( ゚∀゚)「おい、チューリングうううう! 俺達勝ったんだぜ! 勝ったぜ俺ら!」
彡(゚)(゚)
彡(^)(^)
ブレッチリー・パークに勤める約7000人が、勝利の報を受け、歓喜の渦に飲まれた
彼らの長きに渡る解読戦争は、こうして幕を閉じたのである
277:
これから先に語ることは、その功績に比した扱いを受けられなかった者たちの後日譚である
279: 立浪は8【49】 2017/08/25(金)23:12:18 ID:Bf2
サンガツ
今日もお疲れ様やで
280:
暗号ってやっぱ大切なんやな
283:
おもろかったで
282:
すごくためになる
?彡(゚)(゚)「エニグマ解読……?」(ナチスの暗号機の仕組みはこうなっている)
http://world-fusigi.net/archives/8917100.html
?彡(゚)(゚)「エニグマ解読……?」(マリアン・レイェフスキの暗号解読編)
http://world-fusigi.net/archives/8919000.html
?彡(゚)(゚)「エニグマ解読……?」(マリアン・レイェフスキの暗号解読編・完結)
http://world-fusigi.net/archives/8922305.html
?彡(゚)(゚)「エニグマ解読……?」(アラン・チューリングの暗号解読編)
http://world-fusigi.net/archives/8926494.html
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コメント
1 不思議な
生まれた頃からすでにコンピューターがあった俺からしてみれば、機械式で計算させるってのがイマイチイメージできない・・・。
とても面白い話でした。
2 コイキング :2017年08月27日 12:44 ID:UYE0CO5u0*
こち亀にこんな話あったな
3 不思議な

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