彡(゚)(゚)「エニグマ解読……?」(ナチスの暗号解読編)back

彡(゚)(゚)「エニグマ解読……?」(ナチスの暗号解読編)


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1929年 ポーランド ポズナン大学 数学科
(*^◯^*)「?♪」
同期生「あ、マリアン君。ちょっとちょっと」
(*^◯^*)「同期生君? 僕に何か用があるんだ?」
同期生「さっき、クリゴフスキ教授に、マリアン君を呼ぶように言われたんだよ」
(*^◯^*)「え、どうして? 要件はなんなんだ?」
同期生「うーん、そこらへんは聞いてなかったなぁ。ごめんね」
(*^◯^*)「しゃーねーんだ! 伝言ありがとうなんだ!」
前回:彡(゚)(゚)「エニグマ解読……?」(ナチスの暗号機の仕組みはこうなっている)
http://world-fusigi.net/archives/8917100.html
エニグマ_(暗号機)エニグマとは、第二次世界大戦のときにナチス・ドイツが用いていたことで有名なローター式暗号機のこと。幾つかの型がある。その暗号機の暗号も広義にはエニグマと呼ばれる。
エニグマ暗号機は、1918年にドイツの発明家アルトゥール・シェルビウスによって発明された電気機械式暗号機械で、1925年にはドイツ軍が正式採用し約3万台が軍用として使用された。
暗号方式は換字式であり、詳しくは順変多表式である。エニグマはM-209(英語版)と同様な反転暗号となり、暗号文を同じ鍵で再暗号化すると平文が得られる特徴がある。
https://ja.wikipedia.org/wiki/エニグマ_(暗号機)
87:
続き始まったんか
89:
(*^◯^*)「失礼します!」ガラガラ
教授「やあ、レイェフスキ君。来てくれてありがとう。とりあえずその椅子に座ってくれ」
(*^◯^*)「ありがとうございます」
――――
(*^◯^*)「ところで、教授。なぜ、私は呼び出されたのでしょう?」
教授「うん……そのことだがね」
教授「実は、この大学で、暗号解読に関する講座が開かれることになってね」
教授「レイェフスキ君、その講座に参加してみないか?」
(*^◯^*)「暗号解読……ですか?」
90:
(*^◯^*)「なぜ、いきなりそんな講座が?」
教授「話せば長くなるのだがね……ポーランドの存亡に関わることというか」
(*^◯^*)「ポーランドの存亡? どういうことですか?」
教授「先の大戦で、ドイツ軍が敗北したのは、周知の通りだろう。我々が今いる「ポズナン」も奴らの敗戦を機にポーランド領となった地だ」
教授「ドイツ軍の敗因、その一つに、自軍の情報が筒抜けだったことが挙げられるそうだ」
教授「つまり、戦前も戦後もドイツの暗号は問題なく解読できていたということさ。連合国の優秀な暗号解読者によってね」
教授「ところが、1926年のある日を境に、解読できない暗号が出てきはじめたそうだ」
教授「その量は日に日に増え、とうとう送信される暗号のほとんどが解読できないという状況に……」
91:
教授「当然、連合国側も手をこまねいていたわけではないよ」
教授「だが、頻度分析、総当たり攻撃、線形解読法、差分攻撃法……そのどれもがまるで通用しなかったようだ」
教授「また、ドイツは今や瀕死の状態だ。そんな敵国に対して、逼迫感など無いのだろう。解読にそこまで力を入れていないらしい」
教授「ところが、ポーランドはそういうわけにいかない。我が国は独立したばかりで不安定だ」
教授「これにつけ込み、隣国ドイツが侵攻しないとも限らない。不可侵条約を結んでいるが……まあ、相手がドイツではあてにならないだろう」
教授「ポーランドはドイツの情報を常に確保しておく必要がある。いつ寝首をかかれても、対応できるようにね」
(*^◯^*)「なるほど……」
92:
(*^◯^*)「つまり、その人材集めのために、講座が開かれていると?」
教授「そういうことだね。もっとも開講したのは、軍の暗号局であって私ではないが」
教授「『数学理論に長けた者を求む』と向こうから要望があったので、こうして数学科の成績優秀者を推薦しているというわけさ」
(*^◯^*)「そういう事情なら、わかりました。ポーランドの力となるのであれば、喜んで参加します!」
教授「色よい返事をしてもらってなによりだ。ではよろしく頼むよ」
96:
――
(*^◯^*)「あっという間に、一日目の講座なんだ」
(●△●)「あ、レイェフスキ君! こんにちは」
(*^◯^*)「あ、ジガルスキ君なんだ! 君も参加してたんだ?」
(●△●)「うん。教授に呼び出されてね、「参加してみないか?」って。レイェフスキ君も?」
(*^◯^*)「全く同じなんだ。一緒に頑張ろうなんだ!」
(●△●)「うん、頑張ろうね」
(●△●)「ところでさぁ、なぜ数学科でこんな講座を開くのかなぁ」
(*^◯^*)「どういうことなんだ?」
(●△●)「暗号解読っていうのは、本来は言語学者や古典学者の仕事なんだよ。僕たちはそうした分野に携わってないのにね……」
(*^◯^*)「お偉いさんの考えることはわからねえんだ。たぶん、数学の力が暗号解読に有効だと判断したからなんだ」
(●△●)「数学がねぇ……」
98:
(*^◯^*)「そういえば、僕も不思議に思うことがあるんだ」
(*^◯^*)「なんで、この大学で開講するんだ? ここよりも、数学の研究が進んでるところはあるはずなんだ」
(●△●)「教授が言うには、ドイツ語を使える生徒が多いかららしいよ」
(●△●)「戦前、ここら一帯はドイツに占領されていただけあって、皆ペラペラだしね」
(*^◯^*)「なるほど……合点したんだ」
講師「はい、本日はこの講座に集まっていただきありがとうございます。私は……」
(*^◯^*)「あ、授業が始まるんだ」
(●△●)「おっとおっと、お話もここまでみたいだね」
101:
――
暗号局員1「……というわけで、講座の全てが終了しました」
暗号局員2「成果はどうだった?」
暗号局員1「20人のうち、この講座を修了した者は、3人いました」
('ω`) イェジ・ルジェツキ
(●△●) ヘンリク・ジガルスキ
(*^◯^*) マリアン・レイェフスキ
三年後、ポーランドの暗号局『ビュロ・シフルフ』はこの三人を正式に採用した
102:
入局日
( ・`ω・´)「さて、では君たちの名前を聞こうか」
(*^◯^*)「きょ、今日、入局することになりました、マリアン・レイェフスキです」
(●△●)「同じく、ヘンリク・ジガルスキです」
( ・`ω・´)「君たちがあのポズナン大学から来た数学者だな?」
( ・`ω・´)「私は、局長のグヴィド・ランゲル。階級は少佐だ」
( ・`ω・´)「さて、では君たちが相手にする暗号を見てもらおうか。こちらだ」
(*^◯^*)「これは……」
(●△●)「なんの機械でしょうか?」
( ・`ω・´)「これはドイツ軍が使っている『エニグマ』という暗号機、ギリシャ語で『謎』を意味するそうだ」
( ・`ω・´)「文字通りの難解さだよ……。未だに解読方法は確立していない」
(*^◯^*)「見た目はただのタイプライターですが……」
( ・`ω・´)「そうなんだ。サイズも非常にコンパクトで、持ち運びできるほどだ」
( ・`ω・´)「だが、この小さなボディに内包されるは、1京にも及ぶ膨大な数の組み合わせなのだよ」
(*^◯^*)「……なるほど。数学者が呼び出されるわけですね」
( ・`ω・´)「『膨大な数』なんてものは、数学者にとっては見慣れたものだろう。その扱い方も、言語学者より深く理解しているはずだ」
(●△●)「それが数学者を採用した理由ですか……適材適所と言えばそうかもしれませんね」
( ・`ω・´)「……さて。では、さっそく、局内の案内をしよう。これは、暗号化されたメッセージを受け取る受信機で――」
この日より、レイェフスキたちはエニグマ解読に挑むこととなる
103:
手に入ってるのか…
104:
手に入るの早すぎない
107:
>>103
>>104
これについては進行上少し脚色しとるところがあるで
補足で説明するわ
105:
――
一方、ドイツ軍では……
部下「チクペーン中将。少し、お話の時間をとっていただけないでしょうか」
(●゚◇゚●)「うん? どうした?」
部下「いえ、暗号局の連中にせがまれましてね。今のエニグマの運用状況について聞きたいと申しておりました」
部下「例えば、『鍵』はどのように扱っているか……など」
(●゚◇゚●)「運用状況か……。現在、エニグマは一日に一回『鍵』を変えている。我々はこれを『日鍵』と読んでいるがな」
(●゚◇゚●)「そして、オペレータ全員に一月分の『日鍵表』を渡している。これで、その日の日鍵に合わせ、メッセージを複文するというわけだ」
(●゚◇゚●)「今日の日鍵は……これだったらしいな」ペラ
ローターの初期設定 H-Q-M
ローターの配置 3-1-2
プラグボードの配線 A-M、C-P、F-O、J-K、N-Q、R-S
部下「なるほど……」
(●゚◇゚●)「もしかして、『日鍵表』が敵に奪われるのを心配しているのか?」
(●゚◇゚●)「それなら大丈夫だ。兵士は皆、敵に襲撃されたとき『日鍵表』を処分するよう、徹底的に訓練を受けている」
部下「いえ、暗号局の懸念はどうやら別のところにあるようです」
108:
部下「今のこの方法だと、問題点が二つあります。一つは、文字の打ち損じによって、その後の暗号文が読めなくなってしまうことです」
部下「例えば、暗号文の1288文字目に『T』があるとします。これを複文するには1288回目のタイピングで『T』を打たなくてはなりません」
部下「ところが、それより前に打ち損じてしまうと、1288回目のタイピングで別の文字を打つことになり、その先の文が滅茶苦茶になってしまいます」
部下「修正するには、最初から打ち直すほかありません。情報の伝達スピードが何よりも優先される戦場において、こうした時間のロスは致命的です」
部下「そして、二つ目の問題点は、解読されるリスクが高いことです」
(●゚◇゚●)「……どういうことだ?」
部下「このエニグマが一日あたりに送信する文字数は、恐らく5?7万字程度か……戦争に突入すれば何十万という数に上るでしょう」
部下「それだけの文字を分析されると、規則めいたものを発見されたとしても不思議ではありません」
部下「エニグマは確かに強力な暗号機ですが……過信してはなりません。さもなくば、ADFGVX暗号の二の舞を踏むことになります」
(;●゚◇゚●)「……ああ。そのとおりだな」
109:
くっそ長いパワプロのパスワードを打ち間違えたら最初からみたいなものか
面倒杉内
110:
大昔のファミコンパスワードみたい
111:
部下「この2つの問題点なのですが、暗号局は解決策を練りだしたらしいです」
(●゚◇゚●)「本当か!? なんだ、その解決策とやらは?」
部下「はい、まずは『日鍵』のことなのですが――」
――――――
(*^◯^*)「?♪」
(●△●)(入局から、ずいぶん経つけど、まだ解読できないなぁ)
(●△●)(彼はご機嫌だけど、解読につながるものでも見つけたのかな?)
(●△●)「レイェフスキ君、なにか、わかった?」
(*^◯^*)「さっぱりなんだ!」
(;●△●)「そ、そう……」
(*^◯^*)「うーん、こりゃただじっと見つめても解読できねえと思うんだ」
(*^◯^*)「やっぱり注目すべきはここなんだ!」
(●△●)「……だね」
OQWNEA JVWOLA NQSJEW OUYNTM ……
たびたび送信される『6文字』だけの暗号文
レイェフスキ達は、この6文字の暗号文を全て書き留めていた
彼らは、暗号解読の肝はここにあると踏んでいたのだ
113:
(●△●)「この6文字は何を意味しているのかな……? 機体の名前とか?」
(*^◯^*)「僕も考えたけど、戦争に突入してるわけでもないのに、機体の名前がポンポン出るのは不自然だと思うんだ」
(●△●)「うーん、固有名詞の線は薄いかな。もしかして、全部同じ単語だったりして」
(*^◯^*)「さすがにドイツ軍がそこまで愚かだとは思えねえんだ。『反復は機密保護の敵』なんて奴らも重々承知のはずなんだ」
(●△●)「せめて、何らかの共通性が見つかればいいんだけどなぁ」
(*^◯^*)「共通性……」
OQWNEA JVWOLA NQSJEW OUYNTM ……
(*^◯^*)
(*^◯^*)「……!」
114:
(*^◯^*)「同じなんだ……!」
(●△●)「ん? なにが?」
(*^◯^*)「1文字目がOの時、4文字目はNになるんだ!」
(*^◯^*)「これは、6文字暗号に限って言えば、全て同じなんだ! 1文字目がOなら、4文字目は絶対にNになるんだ!」
(●△●)「OQWNEA、OUYNTM……ホントだ!」
(*^◯^*)「あと、これだけじゃねえんだ。1文字目がJなら4文字目はOになるし、1文字目がNなら4文字目はJになるんだ!」
(●△●)「この呼応関係は、どうやら全てのアルファベットにあるみたいだね……」
115:
(*^◯^*)「しかも、この呼応関係は1文字目と4文字目だけじゃねえんだ!」
(*^◯^*)「OQWNEAとNQSJEWを見てみるんだ! 2文字目がQだと、5文字目がEになってるんだ!」
(●△●)「ということは、呼応関係は2文字目と5文字目の間にもあるってこと?」
(*^◯^*)「その通りなんだ。この調子で行くなら、3文字目と6文字目にもこの関係はあるはずなんだ!」
まず、レイェフスキは、1文字目と4文字目 2文字目と5文字目 3文字目と6文字目の間につながりを見出した
これは、エニグマ暗号機に潜んでいたわずかな隙
そして、解読不能神話の決壊へとつながる小さなひび割れだった
116:
逆にどうすればばれなかったんや
117:
今日はここで終わるわ
レイェフスキ編は次で完結するやろ(適当)
補足
話の都合上省いているが、本当はこの時点でエニグマは手に入っていない
フランスがドイツの内通者からエニグマに関する情報を得る

その情報をポーランドに渡す

それを元にして、レイェフスキが配線を復元

エニグマのコピー器を作成
というのが正しい
118:
おつやで
最初からローター数とプラグ数を多めにしてたらもう少し手こずったんじゃない(適当)
120:
現代だと絶対解けない暗号ってのは不可能って結論に達して解読の仕方を知ってても非現実的なほど膨大な労力がかかるから解読できないって方向が主流らしいな
ほんで暗号マニアどもが頭ひねって考えだした暗号方式から選び抜かれた最精鋭が通信技術に使われてるとかなんとか
122:
興味あるならサイモンシンの暗号解読って本オヌヌメ
暗号解読―ロゼッタストーンから量子暗号まで
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コメント
1 不思議な
パワプロのパスワードを誰か解読してくれ
2 不思議な
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時系列でいうとポーランドの数学者が先ということかな
3 不思議な

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