【閲覧注意】後味の悪い話『悪い種子』back

【閲覧注意】後味の悪い話『悪い種子』


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6:
父から聞いた本当の話
祖父が50を過ぎたくらいの頃、ちょっとした物忘れか何かをした時に父が
「おいおい、もうボケちまったのか」と冗談めかして言ったらしい
すると普段温厚な祖父が突然激怒して父を説教、
二度と俺をボケたとかたかうなと固く約束させられ
最後に「ただし、あと何十年かして俺が本当にボケた時にはからかうような言い方はせず、静かにそれを伝えてくれ」と言った
それから20年以上時が流れ、祖父が本当にボケ始めた頃に父は悩んだが決心をして
「親父、言いたくないが親父はもう痴呆が始まってしまっているこの前も?で?な事があった」
と真剣に伝えると、祖父は「そうか…」とだけ言って父を追い返してしまった(この時は既に仕事の都合で隣県に別居)
それから2週間ほどして祖父は死体で見つかった。自殺だった。
葬式のときに地元の農協職員から聞いた話では、
父が痴呆の事実を伝えた日から保険の詳細や土地の権利関係のことで
農協に足繁く通って身辺整理をしており、近所の爺さん婆さん達から聞いた話では
普段から祖父は痴呆になって家族に迷惑かけるぐらいなら潔く死んだほうがマシだと言っていたらしい
詳細は聞いていないけど祖父はそれなりにまとまった財産を遺してくれていたらしいけど、
間接的に死に追いやってしまった父の心境を考えると…
それに、痴呆といってもまだほんの初期症状だったから父も
「これをキッカケに痴呆が良くなれば」くらいの気持ちだったんだと思う
しかし、本当に後味が悪いのは俺自身、
父から「俺が本当にボケたらその時は…」と頼まれていること。
428:
>>416
赤木しげるみたいな人生のラストだな。
俺は肯定も否定もできん。ただ、遺書くらいあってもなぁ、とは思った。
431:
世界樹の迷宮1/2
エトリアという街には世界樹の迷宮と呼ばれる
とても広大な迷宮が地下に存在しており、多くの冒険者がやってくる。
プレイヤーはギルドとキャラクターを登録して迷宮を踏破するのがゲームの目的。
(特定の主人公は存在しない)
街の執政官から様々なミッションが出され、地下に進むたびに達成されていく。
森や密林を抜けて最後にたどり着く階層はコンクリートの巨大な建造物であった。
その名も「遺都シンジュク」。
シンジュクの中では冒険を助けてくれたNPCが行く手を遮る。
「迷宮の謎が冒険者を呼び、エトリアを活性化させる。
だから迷宮の謎は明かされてはならない」と、NPCと戦闘になる。
NPCを倒し、シンジュクの最深部に入ると執政官が現れる。
「迷宮の謎は全て解き明かしたも同然だからここで手を引かないか」と持ちかけられるが、否定する。
執政官は世界樹の正体を語り始める。
432:
世界樹の迷宮2/2
人間が科学を極めた頃、環境も限界を迎えていた。
人類は地球の浄化装置である世界樹を作ったが
世界が再生するまでは何千年という時間が必要であった。
世界樹の再生を見届けるため、科学者であった執政官は世界樹と融合し、
何千年と生きてきた。
「迷宮の秘密は明かされてはならない」と、
世界樹の王と化した執政官と戦闘になる(ラスボス戦)。
彼を打ち倒すと世界樹の機能も停止し、街の秘密も明かされ徐々に衰退するかもしれない。一応は明るく終わるが後々どうなったかは語られない。
503:
今までにあった最大の修羅場 ?86
http://awabi.2ch.net/test/read.cgi/live/1371342293/
530 名前:名無しさん@HOME[sage] 投稿日:2013/07/29(月) 12:48:43.62 0
いきなり書き込んですみません
数年前に義姉(夫の兄嫁)が無くなりました。まだ若かったのに、熱中症でした。
その頃私は結婚して間がなくて、義姉含め夫実家側の事はよく知りませんでした。
夫から義姉が倒れたと連絡が来て、すぐに病院に行きました。
病院には義姉・ウトメ・コトメさんが既に来ていて、義姉さんは大丈夫そうでした。
話も普通に出来て、笑っててみんな一安心。
そこで突然トメさんが「だから言ったじゃない!熱中症に気をつけろって!」
ってキレだして、義姉さんに説教しだしました。
かなりキツい感じで、普段思っていた事を爆発させていました。
「あんた、いつまでたってもそんなじゃ、こっちも迷惑だからね、
突然死なんかで子供残されても面倒見切れないからね、全くあんたは」
と、再び義姉の悪い所を並べ立てたいたら、義姉の容態が急変。
そこに義兄とその子供達(小学生)が入ってきて、すぐにナースコールしたけど
義姉はそのまま亡くなってしまいました。
義兄とその子供達からしたら、トメさんが罵りまくっていたら死んじゃった、
という風に見えたろうし、そうでなくても自分の妻が最期に聞いた言葉は
姑の自分への不満だった、という事になる訳で、大修羅場になりました。
トメさんが黙っていれば、せめて夫と子が着くまでは持ったんじゃないか、
或いは死ななかったんじゃないか。
現場に居た私からしたら、義姉さんは大丈夫そうに見えので、
トメさんも安心して「だから言ったじゃないの!」になったんだろうと思うけど
それ以前に嫁姑間で色々あったみたいで、駄目だった。
504:
531 名前:名無しさん@HOME[sage] 投稿日:2013/07/29(月) 12:50:28.29 0
義兄夫婦は結婚当初から夫実家に同居して、あまり上手く言っていなかったそうです。
トメさんは主婦業はなんでもござれの人で、義姉がトロく見えていたらしく
いちいち文句を言っていて、義姉が一方的に我慢していた。
子供が小学校にあがった時に同居解消して、でも近距離だったので
(義姉さんが介護があるウトを心配してそうしようと言ってくれたそうです)
トメさんは年中その家に来てやっぱり文句放題。
義兄はもっと遠くに引っ越そうと、義姉を説得している最中だったそうです。
トメさんの言っている事自体は正しいし、義姉に家事を教えようとしている
っていうのは分かる、お金も出してくれるし、孫も可愛がっている。
ただ、とにかく言い方がキツくてしつこい、という事だったみたいです。
だから義姉もあまり邪険に出来なかったそうで(実際家事は苦手だったそうです)。
そんな流れだったので、義兄と子供達は、トメさんを敵認定、
妻を最期の最期に罵って逝かせたとして、絶対に許さないって絶縁しました。
トメさん本人も、回復したのかと思ってガンガン責めている最中に泡を吹いて
亡くなってしまったから、ショックだったらしく鬱になってしまいました。
私と夫はどうしようもなく…。
そのまま、なんとなく両方の家と疎遠になってしまいました。
時節の挨拶はしているので絶縁という訳ではないです。
それ以来、熱中症と病気の人には凄く気を遣ってしまいます。
治ったと思って無理をさせて、もし直後に亡くなってしまったら…
と思うと怖くて。
私はトメさんのせいではないと思っていますが、
状況からしたらトメさんのせいだとしか思えないだろうし、
実際病み上がりの人を罵るなんて絶対に駄目だと思うし、自業自得…。
病院で、病気の人にキレてる身内の人、多いですけどトラウマなのか
見ているこっちがドキドキして怖くなります。
514:
てか、ウトメ?とかトメさんとか、そういう言い方するの?
初めて聞いた
516:
>>514
家庭板などの方言だねぇ
519:
これまだ続きがあったはず
520:
あった
62.
530 : 2013/07/29 20:51:30 ID: aCk/CrEg
本文を書き込んだ530です。
規制でスレに書き込めなかったのでこちらに書き込みます。
すみません。
やっぱりトメさんのせいなんですかね…。
そうかなって思ったけど、出来るだけ考えないようにしていました。
というのも、義兄嫁が熱中症になった原因は、
クーラーをかけないで家事をしていたからです。
自分一人の時は出来るだけ電気を使いたくないと言って、
蒸し暑い部屋の中で大汗をかいて作業していたそうです。
521:
長い言われたので分割
トメさんは、家の中で熱中症になる人は多いんだ!
電気代出すからクーラーつけろ!!水飲め!!といつも怒鳴ってて。
その日もクーラー付けてるかどうかチェックしに義兄宅に行き
そこで倒れている義兄嫁を見付けて… という流れでした。
病院でのトメさんの暴言は確かに酷くて、
そのせいで義兄嫁さんが!という気持ちはあるのですが
上記の経緯を知っていたので、なんとも言えず…。
とにかく、熱中症は怖いと言うことと
病人に「だから言ったでしょ!」は言わないという事だけ、胸に刻みました。
皆さんも熱中症気を付けてくださいね。
526:
そういえば、
女子高生が兄嫁から泥棒の濡れ衣を着せられて、
家族全員も兄嫁を信じていて家を追い出された
数年後、兄嫁の子が移植が必要な病気になって、
適合検査を受ける様に言われて検査したら適合
でも恨んでいるから、提供を断って子が死亡
って話を前にみたな
中々の後味の悪さだった
【閲覧注意】本当にやった復讐
http://blog.livedoor.jp/nwknews/archives/5175276.html
528:
>>526
復讐スレの話だな。
あれはスレ住人のほとんどからそれの何が悪い?と返ってきたし、
俺自身もそりゃ誰がやるかと思った。
例え移植しても、結局継続して軽んじられるのは目に見えてるし。
・・・というか寿命が縮むし、失敗だってある。親しい家族であってもおいそれと承諾できんだろう。
560:
地元情報誌連載のギャグ漫画のバレンタイン話がちょっぴり後味悪かった。
主人公は小学3年生のごく普通の少年。
クラスメートAは外見も中身も変態キモオタで男子からも女子からも嫌がられていて
露骨に目の前で悪口を言われたり嫌がらせされている。
もっともAは無駄にポジティブな性格(「皆僕のイケメンさを僻んでいるのさw」等)
かつ女子には悪口言われて興奮する奴なのであまり悲愴感はない。
そんなAを率先してからかったり嫌がらせをしていたちょい悪系のBは
バレンタイン当日、気になっていた勝ち気で可愛いクラスメートのCに放課後呼び出される。
一方主人公はCからAに渡すようチョコっぽいプレゼントを託された。
Aですらもらえるのか…とショックを受けているところにBが現れ
CからAにと預かった物だと聞くと強引に包みを開封する。
中に入っていたのはチョコではなく「お前気持ち悪い 消えろ」と書かれたメッセージカードだった。
これじゃ流石のAもショックだろうから見なくて
良かったと呟く主人公を尻目にBはその場を立ち去る。
その後、呼び出された場所で待っていたBにCは「義理じゃないよ」と本命チョコを渡す。
「マジで!?嬉しい!」とか喜んだ次の瞬間Bは
「なんてな。いらねーよこんなもん」ゴミ箱にチョコを叩き込む。
「ひどい、あんた最低、なにするのよ」抗議するCに
Bは「消えろとか書く奴もひどいと思うけど?」と突き放す。
あんただってAをいじめてたくせにと怒って立ち去るCに
残されたBが「一年の時から好きだったのにな。せっかく可愛いのにあんな事したら台無しだろ」と独白して終わり。
Bはお前が言うな状態なんだけど、好きな子の嫌なところを目の当たりにして
ショック受ける気持ちもわからなくもないのでもやもやした。
561:
どこがギャグ漫画なんだよそれ
この話だけ特別だったのか?
主人公が全然絡んでないのは本来はギャグ漫画だからかな
563:
基本ギャグで小ネタちょいちょい挟むんだけど、その回の後半はそんな感じだった。
まあ本当の落ちはクラスの卑しんぼデブキャラがゴミ箱に捨てたチョコをいつの間にか貪り食ってて
B「あ…後で拾って食おうと思ってたのに…」なんだけどねw
Bがやったのは「君達は無理だけど僕なら絶対チョコがもらえるねw」などと豪語するAの下駄箱に
雪詰め込とくソフトめな悪戯だった。
Aは日頃から図に乗った発言かエロ・セクハラ話ばかりで
漫画のキャラだからいいようなものの、
実際にいたらそりゃ男子にも女子にも嫌われるだろと思える人物。
だからと言っていじめていい訳じゃないんだけどCのやった事は陰湿で
Bが自分を棚上げしても許せなかったのも分からんでもないというか。
本当は両思いなのにこんな事であっさり破綻してしまうのも後味悪かった。
いじめっこざまあと言えばそれまでなんだけど。
564:
ちなみにBはその回以降Aに嫌がらせとかはしていない。
むしろAが絡んできてBや主人公を困らせているw
566:
ただ、このCもじゃあ嫌な奴かって言ったらドッジボールで怪我した転校生を
真っ先に助けるいい所もあるし、Aいじめは言葉だけなら
主人公やヒロインも面と向かってひどい事言っている。
(「変態と誉れ高いAくん何か用?」「Aくん気持ち悪いから無理です」等)
周りの女子も平気で「あたしそいつ嫌い?」とか言ってるから
自分もいいよね!みたいになったのかも。
そういう普通の子が簡単にいじめ側になりうるってのも含めて後味悪いってことでw
568:
地元情報誌の漫画なのにそんな内容なのが後味悪い
573:
何度も出てきてすまん、石川県の情報誌アクタスの「恋と成(こいとなる)」です。
基本変なキャラたちのギャグ漫画で浦安鉄筋家族みたいなノリと言われた。
この情報誌も単なるおすすめスポットやランチとかでなく、
現在の石川県における受験や公的病院の動向とか歴史とかDV問題とかかなり堅い内容で
むしろ恋と成のが浮いてるんだけどなw
単行本は一巻出てますよ。
作者は石川県出身でジャンプでも書いてた事あるみたい。
574:
>>573
これか
586:
話題替えに家庭板まとめの話でも。
発端は報告者の妻が小学校低学年の息子に
「Aくんと遊ぶな、無視しろ」と命令した事だった。
妻はいわゆるボスママグループに属していて、そのボスママがA母を嫌い
A母とAを孤立させるよう命じていたからだ。
しかし息子には母親の事情なんて関係ないし、喧嘩もしていないのに遊ぶなと言われても
「Aくんは悪くないのに無視するなんておかしい」と仲良くしている。
そのために妻はボスママから見限られ、逆に自分が排斥されたのだった。
さらに今まではボスママの権力()を背にA母以外にも色んな人に嫌がらせをしてきたせいで
誰からも味方になってもらえず完全孤立してしまい、家から出られなくなった。
そこへ来て初めて状況を知った報告者は「ボスママの言いなりになって嫌がらせとかアホか。
息子の方が道理を分かってるじゃないか。お前なんか息子以下だな。保育園からやり直せ」
と叱ったせいでさらに追い詰められ、遠方の実家に逃げ帰るも
やはり事情を知った両親から激しく叱責され帰省を拒否されますます欝欝している。
587:
続き。
報告者は妻の代わりに保護者会やイベントに出るようになるが、
改めて妻がやらかしてきた所業に唖然とする。
集団での聞こえるような悪口は序の口、荷物漁りに私物をゴミ箱やプールに捨てるなど
ボスママ主導のもと本当にガキみたいないじめをやらかしていた。
ボスママグループと言っても本人含めて4人だけなんで
むしろボスママグループが孤立している状態なんだけど
余りのマジ基地さと低レベルさに逆にスルーしているようだった。
露骨な嫌がらせに頭に来た報告者は理詰めでボスママを怒り、泣かして追い出すんだけど
他の保護者と担任からは拍手半分、「でもあなたの奥さんも今まで同じ事してましたから」
実は報告者と妻は小学校時代からの知り合いで当時からやはり
強グループに媚びて弱い者いじめ→やがて強グループからも嫌われハブにされるを繰り返しており
その度に報告者が説教しつつも庇ったり守ってやっていたのだった。
つまり報告者本人はごく真っ当な人間なんだけど、妻本人に反省させたり
自力で解決する機会を奪ってしまっていたせいでずっと悪癖が治らずきてしまっている。
最終的に報告者一家は引っ越す事になるんだけど、妻が成長して
報告者自身も変わらないとどこへ行っても同じ事が続くだろうな…と思い後味悪かった。
588:
後味悪いってか、やるせなくなる話だな・・・
そこまで分かってても考えを改めさせることができないんだろうか
肉親含め周囲からそれだけ叱られれば流石に分かりそうなもんだけど
592:
空気読まずに、ラノベwwwwと言われようが構わないから少し長いのを一つ書く
『キノの旅』6巻より、「彼女の旅 ― Chances ―」
旅人(主人公)とその相棒の喋るバイクは、ある国にて出国手続き待ち中に、
この国から旅に出る予定の男に話しかけられる
今、出国手続きを行っている女は男の相棒で、彼女から護衛を頼まれて旅に出るのだという
その経緯について男は、女の恋人を殺してしまった事から説明をする
7年前に飲酒運転により起こした事故で、女の恋人の命を奪ってしまった男は、
裁判にて懲役10年の刑を言い渡される
刑務所に入った後、男は自分のしでかした過ちを悔いて女に懺悔の気持ちを書いた手紙を月に一度送り、
さらにその手紙に刑務所で得られる僅かばかりのお金も添付した
それから6年後(つまり今から1年前)、刑務所にまだ服役中の男の所へ、今までの男の手紙(開封済み)を持ってきた女が面会に来た
男が泣いて謝ると、彼女は「この国にはつらい思い出があるから旅に出る」と述べ、
その旅の護衛として男についてきてほしいとの提案をしてきた
この国には、刑期が5年以下の囚人は、二度と入国できない事を条件に出国できる法律がある
あと4年待てば刑期が終わり、そしていつかは両親が眠る墓に入れる事もあり返答に悩んだが、
自分の一生を使ってでも彼女に償いたいと手紙で約束していた男は、この申し出を受け入れた
593:
経緯を話し終えた男が旅人に、「旅で一番気を付けなければならない事は何か?」を問う
旅人は「命を無くさない事です。もっと言うのなら、殺される前に殺す事です」と答える
そこへ手続きを終えた女が男の所へ戻ってきて旅人に挨拶を交わす
旅人が向かう方向が自分たちが行こうとしている方向と同じだと知った女は、
「一緒にお昼を食べましょう」と約束して、馬に乗って先に出発する
出国手続きを終えた旅人はバイクを走らせ、森で休憩していた上記の2人と合流する
男が旅人に近づこうとした時、男の後ろにいた女が、持っていた銃で男の肩や手足を打ち抜く
女に撃たれて混乱した男に、彼女はその行動の理由を「あなたを殺すためよ。あなたが許せないから」と教える
加害者からの懺悔の手紙を読んで、加害者を許せる人もいるかもしれないが、彼女は許せなかった
恋人が死んだ苦しみを自分は味わうのに、相手は刑期を終えれば自由の身となり普通の生活を送れる
時が過ぎるごとに、手紙が送られてくるごとに恨みが募った女は、男を殺す決意をする
法が及ばぬ国外に男を連れ出すために旅の資金を稼ぎ、男の仕送りで銃を手に入れ、
銃に関する知識を学び、男の前で冷静にふるまえる訓練を積んできたという
594:
死にたくない、許してくれと泣いて請う男に女は「実は私、あなたを許したいの」と答える
残りの人生を女への償いとして使いたいと約束していた男に対して、
「だから私はあなたの一生を終わらせる。早い方が良いでしょ?」と、男の顔に銃の標準を合わせて引き金を引き続けた
顔がなくなった男の死体を埋めた後、女は亡き恋人の思い出と共に生きるつもりだと旅人に言って国へ帰った
旅人は、男の持っていた銃のスコープを失敬して再び旅に出る
男の主張も女の主張も分かるが、何だかなぁ・・・
595:
なんというか、正統派の後味悪い話だなあ
しいてあげれば国境を越えたら人殺しがOKっていう国の問題か
610:
主人公は懲罰部隊に所属する、元兵器開発者の女性兵士
同僚(恋人)が敵国に自軍兵器の情報を携えて逃亡したため、
軍法会議で極刑判決を受けて最前線へ送られている
決して優秀ではない古い兵器に乗せられ、
何度も激戦地へ送られながらも元同僚への憎悪を抱えて生き抜き、
遂に戦争のターニングポイントとなる作戦に参加することになった
軍は一気に戦局を転換するため激しく敵基地を攻撃するが、
先鋒の部隊は堅固な防御陣地を突破できない
諜報員からの情報を得て彼女たちも出動し、
旧式の愛機で奮戦して敵陣を突破、敵の前線司令部を兼ねた陸上戦艦を発見する
その戦艦こそ、軍が元同僚の搭乗する艦として彼女に教えていた戦艦だった
懲罰部隊は戦艦に向け自殺同然の攻撃を仕掛け、戦友の特攻によって敵艦を撃破
しかしそこに同タイプの戦艦が現れ、無線の混線から元同僚の乗艦を確信し、
攻撃中止の命令を無視して単独で敵艦へ突撃をかける
機体を大破させながらも相手に肉薄して元同僚へ向けた恨み言を吐くと、
主人公は相手の言葉に聞く耳も持たず敵艦もろとも自爆してしまう
611:
気がつくと、主人公は戦場の真っ只中に放りだされていた
遠くには炎上する敵艦と乗機
自分は元同僚と死んだはずだと愕然としていると、
死神(シリーズを通じて各話の主人公に死を教える)が真実を伝える
それは、敵軍の情報を祖国へ流すため、あえて背信者の汚名を被り、
損失の少ない旧式兵器の情報を手土産に敵へ降った男の話だった
元同僚は本当は自分たちを裏切っていなかったのだと知り絶望に打ちのめされる主人公
その間にも戦闘は進み、彼女たちの活躍で確保された道を通って
友軍の陸上戦艦が敵司令部を砲撃する
砲弾は元同僚の乗っていた戦艦を完全に破壊し、
主人公もまた味方の砲撃の中に消えるのだった
最初から最後まで主人公たちは軍に利用されっぱなし、
死に方も自爆に特攻、味方の攻撃と散々
一片の救いもないこの話がシリーズ最終話で呆然とするしかなかった
前シリーズが悲壮でも勇敢、救いのある展開だったから余計にもう・・・
646:
>>611

切ないけど面白そうだ
640:
まつざきあけみ「ざしきわらし」
吹雪の夜、二人の男が山越えの途中で道に迷い、わずか9戸の寂れた集落に辿り着いた。
午前3時だというのになぜか全戸に明かりがついている。
二人は集落で一番立派な屋敷に一晩の宿を求めた。
屋敷は上品な老爺と孫の幼い少年の二人暮らし。
全戸が遅くまで起きている訳を訊ねると、老爺は
「こんな吹雪の夜には座敷童子さまがござっしゃるでな。みな遅くまで起きてご馳走を用意してお迎えするんじゃ」
と答えた。
(座敷童子が現れた家は栄える。座敷童子は奥座敷に現れる)
(奥座敷があるようなお屋敷は元々裕福なんじゃないか。都合のいい話だぜ)
囲炉裏の鉄鍋に用意されたご馳走は、カブト虫の幼虫と野菜のごった煮。
旨い旨いと食っていた二人は、中身を聞いて吐きそうになった。
老爺が言うには、獣も寄りつかないこの山では虫も大事な食料。
魚は年に1、2度加工品を買い出しに行くが、肉は高くて買えない。
たまに肉が手に入れば、塩漬けや燻製にして大事にいただく。
641:
二人は奥座敷に通された。
故郷では座敷童子は恐れられているんだ、と一人は嫌がるが、連れが宥めた。
翌朝の集落。
「昨夜の座敷童子さまは○○どんのお屋敷に出なすったで」
「そりゃあ立派な奥座敷だもの」
「塩漬け作るの手伝うたから肉をわけてもらえるぞ」
「正月が楽しみじゃのう」
道に迷った旅人を殺して金品を奪うことは昔はよくあり、大して悪いこととは思われていなかった。
そういう伝説のある村で訊ねてごらんなさい、彼らは決して否定しないから。
ただ、金品を奪うのみならず死体まで食ったことがあるのかどうか、今もその風習があるのかどうかはわかりませんがね…
「今度の座敷童子さまは旨そうだねえ、おじいちゃん。早く正月にならないかなあ」
650:
福澤徹三の短編小説 「猿島」
わたしは妻と小学3年の息子健太と海外旅行に南国のS島にやって来た。
S島は観光地としてはあまり有名ではないが、
物価が安く治安の良い「美と健康の島」と言われ
最近知る人ぞ知る人気の場所だという。
広告代理店に勤めていたわたしが古い友人のつてで大学の講師の仕事を紹介され
転職することになったのでそのお祝いをしようと、
妻の佐智子が今回の旅行を提案してきたのだ。
わたしは新婚旅行ぐらいしか海外旅行の経験がないので、
すべて佐智子が手続するのならと了承したのだ。
結婚前は旅行が趣味だったと言うだけあって
格安でここに来ることができた(エコノミーは閉口したが)
空港を出ると現地人の若いガイドが車で迎えにきてくれていた。
車の中でわたしが煙草を吸おうとするとガイドにこの島では全面禁煙だと注意された
島では健康に非常に気を使っているという。私はうんざりしたが、これも時流かとあきらめた。
窓の外を見るとやたらと猿が多いのに気が付く、
ガイドが猿は神として崇められ大切にされていると教えてくれた。
ホテルの部屋は海が一望できて素晴らしく豪勢なものだった。
こんな部屋に三泊もして大丈夫なのかと聞くと、
佐知子は大手ではなく小さい旅行代理店で取ったから
これでも格安なのだと笑って答えた。
食事も新鮮な海の幸をふんだんに使ったものだったが、健康を意識してか薄味だった
佐智子は美味しい美味しいと言いながら写真を撮りまくっている、
後でブログにのせて友人に自慢するためだろう。
酒好きの佐智子がワインの追加を頼むと断られた。
また健康のためだとワインは1人1本まで
ビールは2本まで。さらに来年からは島全面酒禁止だというからあきれた。
651:
翌日朝から佐知子はエステにいそしんでいる。
その間にわたしは健太と部屋付きのプールに入ったが
健太はプールサイドで携帯型ゲーム機で遊んでいる。
現代子はこんなものかもしれないが健太はそのせいですでに厚い眼鏡をしているのだ
エステから帰った佐知子も交え島一番の市場へ見学に出かけた。
格安プランのためガイドは
行きと帰りだけで間は付かないのだという。
ホテルを出るとタクシーの運転手たちがわらわらと集まってきた。
しつこい誘いに辟易していると
たどたどしいが日本語を話す初老の運転手に声をかけられる、
昔日本に出稼ぎに来ていたそうだ。
その人に頼もうとしたが佐知子に身なりがみすぼらしいからと
止められ別のタクシーに乗り込み、市場へ来た。
活気にあふれた市場は見ているだけで楽しかったが
買い物をするのは佐知子ばかりでわたしと健太は
すぐに飽きてしまった。健康に気を使ったのだろうあまり辛くない
カレーを昼食に取りホテルへ帰ることにした。
その前に広場で涼もうとすると、そこにはたくさんの猿たちがくつろいでいた。
まるで猿山に人が迷い込んだ錯覚すら覚える、
佐知子が今度は猿の写真を撮り始めると警戒心の無い猿たちが
集まってきた、追い払おうとすると一匹の子猿が素早く健太の眼鏡を取り上げ逃げて行く。
慌てて猿を追いかける健太と佐知子。
わたしはたくさんの荷物を持っていたため遅れて追いかける
周りの現地人に助けを求めるも皆ヘラヘラ笑って眺めるだけだ。
街灯に上った猿を健太が長い棒で突こうとすると
怒った猿が歯を向いて吠える。仲間をいじめられたと思ったのか
他の猿も集まってきて威嚇の声をあげる。
隙を見て飛び降りた猿が大通りへ駆けだし健太と佐知子が
後を追おうとした時、鋭いブレーキ音が響いた。
飛び出した猿をバスがよけきれずにひき潰し、健太がその前でへたり込んでいた。
慌てたわたしは救急車を呼んでくれと叫び、佐知子もたどたどしい英語で周りに懇願する
しかしさっきまでと一転しわたしたちに怒りと憎悪の目を向ける現地の人々、
何事かと集まってきた人の数は膨れ上がり
群衆と言ってもいいほどになった。
652:
やがてやって来た警官に人々は健太と佐知子を指さし何かを叫んでいる。
警官はうなずくと二人を連行していく。
怒りのあまり抗議しようとした時、あの日本語をしゃべるタクシーの運転手に止められた
猿を殺すのはとても罪が重い、あなたはとりあえず逃げて
助けを呼んだほうがいいと忠告され、仕方なくホテルまで
乗せてもらい、ガイドに連絡し事情を説明すると困った声で自分は助けてやれないと言われる。
この国では子供でも罪を犯せば刑務所に入れられる、猿を殺すと約10年だと。
ふざけるなと言うと治安のためだ、この国では麻薬だと終身刑、
殺人は全て死刑、自分は何もできないと繰り返す。
あきらめて旅行代理店に電話するが、安い安いと佐知子が
言っていただけあってまるで要領を得ない事務的な答えしか返ってこなかった。
だが日本大使館へ行ったらどうかと言われ、そうすることにした。
ホテルを出るとあの運転手が待っていた。大使館は本島にあるので空港まで乗せてもらう。
さっきまでのんきな旅だったのになぜこんなことになったのだと頭を抱えていると着いたと言われる。
高めの金額を払い礼を言って別れようすると、もしうまくいったら息子さんにあげてとキャンディ缶を渡された
パッケージのおどけた猿の絵がムカついたが善意なので受け取っておいた。
空港で本島行きの便に乗ろうとした時、白人の警官に呼び止められ所持品検査を求められた
やましいことは何もない、急いでいるのだとすべての所持品を床に並べると、
警官は先ほど受け取ったキャンディ缶を
険しい顔で開ける。中から飴玉といっしょに白い粉の入ったビニール袋が出てきた。
乾燥剤かと思っていると袋を破り中の粉を指につけ
舐めた警官がわたしに警棒を付きつけ英語で怒鳴る。
それはさっきもらったものだと説明しようとしたが強引に手を組まされ床に押さえつけられる
無線で話す警官の英語の中にヘロインというのが聞こえ、
あの運転手にはめられたことに気が付いた
警官たちに引きずられるように歩き出した時、わたしはさっきのガイドの話を思い出した。
「この国では麻薬は終身刑」
へたり込んだわたしの尻を蹴りつけながら警官が忌々しそうに怒鳴った
「スタンドアップ!イエローモンキー」
656:
海外のテレビであった、とある清掃業者の密着取材
その清掃業者は通常の業者と違って、
『警察の現場検証終了後の部屋の清掃』を専門に行っていた
今はどうなのか不明だが、あの手の清掃って警察が行わずに
遺族とかが行わなければならない
遺族側からしたら、家族が死んだ血まみれの部屋を清掃するのは精神的苦痛がすごいから、
その業者に頼む人が多いらしい
警察の現場検証が入るからには、その死因のほとんどは自殺・殺人・不審死のオンパレード
「娘が銃で自殺した風呂場を清掃する」っていうのもあった
その時は、銃で壊れた壁のタイルを修理するのは清掃の範疇外だから、
タイルの張り替えはタイル業者に頼んで直してくださいと遺族に説明していた
657:
ある時、「自室のベッド上で病死した初老の女性の部屋を清掃する」という依頼が舞い込んできた
警察の見立てによれば、その人は肝臓か腎臓に病を患っており、
薬を摂取しなかった為に病死したという
死後数日たった部屋の清掃を始めてみたら、劣悪な環境に置かれていた事が分かった
娘や息子たちといった家族は一緒の家に暮らしていたにも関わらず、
親であるその女性を完全放置
ほとんど寝たきりだった女性はロクに食事もとれず、排泄物も掃除されず、
飲んでいた薬がなくなったのに病院にも連れて行ってもらえなかったようだ
清掃業者の従業員の一人がやや厚めのマットレスを運ぶと、
数日経過していたにも関わらず、マットレスが吸い取っていた
女性の汗が溢れ滴り落ちていた事から、
この初老の女性が死の間際まで恐ろしく苦しんでいた事がうかがえた
清掃途中、腹を立てている従業員にカメラマンが近づくと、その従業員は怒りの言葉を述べる
「なんて家族だ! 親が死んだすぐ隣の部屋にいるのに、親が死んだことを悲しんでない。
それどころか今、遺産相続の事で揉めてやがる!」
畜生にも劣る人とはこの遺族のような人を指すのかと、あの時視聴してて絶句した
663:
>>657
これまる見えでやってたやつだよね?
ベッドにモザイクかかってたの覚えてる
671:
長文注意
東野圭吾『おれは非情勤』より
小説を執筆する時間を確保する為に、非常勤講師として働く主人公
あるゴールデンウィーク明けの小学校に、
夏休みに入るまでの期間の契約で講師を務めることになる
勤務初日、校長から「担当をしていた先生がゴールデンウィーク中に亡くなった為、
その替わりとして勤めてほしい」と聞かされ、
主人公は「年配の先生が亡くなったのか」と思って詳しく尋ねてみると、
その先生は20代と若く、事故死だと答えられる
しかし事故の内容についての答えを校長は話さず、そのまま担当する教室に案内された
教室にはいたずらかと思う程、薄気味の悪いぐらいにおとなしく先生に従う生徒たちの姿があった
その日の仕事帰りに、主人公は一人の男に話しかけられる
男は自分は刑事だと自己紹介し、前任の先生が亡くなった件について
独自に調べているので何か知っているかと尋ねてきた
どうやら前任の先生の死因は事故死ではなく、
不審な点が多い3階の校舎からの飛び降りらしい
死の数日前の買い物、『10×5+5×1+1』という黒板への書き込み、
教室内に乱れて放置されていた靴・・・
学校に関する事で悩みがあったので自殺の件も考えられたが、
詳しく調べようにも学校内を刑事がうろつくことを
不快に思う学校関係者や保護者も多いため、捜査は難航
部外者でありながら学校関係者と接する事が出来る主人公に、
その捜査協力を頼みたいという
話を聞いていくうちにこの一件に興味を持った主人公は、その申し出を受理する
673:
主人公が前任の買い物した内容を調べてみると、
日常生活の買い物にしてはおかしな点が出てきた
食品スーパーでお米を5個購入し、さらにはスポーツ店では
登山用のロープを探していた事が分かる
そしてそのロープが見つからず、代わりのものを探しに自転車ショップへ行っていたらしい
さらに前任の実家へ線香をあげるという名目で部屋に入ってみると、一冊の本の中から、
死の前の日付の遊園地の入場券が発見された
ある授業前に、教室内の掲示物に紛れて
「キーピー当番」という表があるのに気が付いた主人公は、
教室にいた生徒にこの表の事を訊いてみた
キーピーとはクラスの一人が保護した怪我で飛べなくなっていたカナリアの名前で、
治療しながらみんなで世話をしていたという
そこへ、学級委員を務める少女が教室に入ってきて、
話をしていた生徒にそれは誰にも話さない約束だと激怒
カナリアはゴールデンウィーク前に死んでしまったと主人公にぶっきらぼうに答え、
学級委員は表を破いて破棄してしまった
休日、前任の行動内容を知る為に遊園地へ赴いた主人公は、
見聞きした事を思い出しながら園内を回る
その時、たまたま雨宿りの為に入ったテント近くに設置された遊具に気付き、
ある可能性を導き出した
674:
それから数日後、刑事と前任の親、そして担当の生徒たちを集め、主人公は推理した内容を話す
・ゴールデンウィーク前のカナリアの死には、前任の先生が関わっていた
・遊園地へ行ったのは、バンジージャンプをする為
・前任はロープとゴムチューブを縛り、即席バンジーのロープを準備
・お米(10Kg)五袋、砂袋(5Kg)一袋、鉄アレイ(1Kg)を使用し、ロープの長さを調整(前任の体重は56Kg)
・ゴールデンウィーク中に校舎からバンジージャンプを行ったが、靴が脱げてロープがすっぽ抜けたため落下、死亡した
これがそのロープだと手に持っていたものを見せると、学級委員は「嘘よ、本物は私の家に置いてある」と口走る
実は主人公が持っていたのは、子どもたちに真実を語らせる為に用意した偽物だった
すぐに主人公にはめられた事を委員長は気付き、主人公はそれを指摘する
「どうして3階の校舎からバンジージャンプをすることになったか説明するんだ」
生徒たちに沈黙が流れ、ついに学級委員が代表して真実を語りだす
事の発端はゴールデンウィーク前に、カナリアが脱走から始まる
3階の教室の窓の外にある落下防止柵の所へカナリアが逃げ、
前任は何とか捕まえようとするが、
極度の高所恐怖症の為足がすくんでいるうちに、カナリアは落下し死亡してしまう
「前任はカナリアを見捨てた」と思った生徒たちは、全員で前任を無視する事にした
どうしたら生徒たちに許してもらえるのか前任に尋ねられたので、
「校舎の3階からバンジージャンプする」と生徒たちは答えた
生徒たちは前任を困らせるつもりで言ったこの答えを、
前任は真に受け、ゴールデンウィーク中のあの日に実行したのだ
675:
その瞬間を、学級委員ら含めた数名がたまたま
近くの友達の家に遊びに行く最中にその現場を目撃し、
前任はもう助からず、このままでは自分たちが前任してきたことがばれてしまい
怒られると学級委員たちは判断した
ロープは学級委員が回収し自宅へ持ち帰り、
他の子たちは前任のポケットから車のキーを探し出し、
手分けしてお米や砂袋を前任の車内に運んだという
そしてこのことは自分たちだけの秘密にして、誰にも話さないと誓ったのだ
「元は私たちが先生の言う事を訊かな事が悪いから、今度から来る先生の言う事はしっかりと訊こうと思った」
私たちはそれしかできなかったと学級委員は話し、生徒たちは泣きだす
「人間は弱い。先生も人間だ。弱いから助け合わなければならないんだ」(要約)
そう主人公は生徒たちに話しかけても、生徒たちのすすり泣きは収まらなかった
なんだか現在のいじめにも通ずるものがあって、読んでて「うわぁ・・・」となった
677:
何年生かわからんと印象がさだまらんな
678:
>>677
確か小学5年生
692:
あるホスピタルクラウン(病院に来るピエロの事)のインタビューにて
Q:「ホスピタルクラウンに向いているのは、どういった人ですか?」
A:「冷徹な程に物事を割り切れる性格の人です。
たとえばある病院の小児科へ出張に行って、笑顔で見てくれていたある子どもが、
翌週訪れてみるとその子の姿が見えない。
退院したのかな? と看護師にきいてみると、その子は病死したと教えられたりする事がありますから。
割り切れないと、こちらの精神がまいってしまいます」
なんか切ない
694:
>>692
本当に冷徹な人間はそんな仕事しないよ。自分に冷徹になれと言い聞かせて子供たちのために頑張ってんのさ。泣けてきた
697:
今朝ローカルのラジオで、養豚場の汚水槽に落ちた人が
死んだってニュースをやってたんだけど
死んだのは汚水槽の横にある機械を修理中の業者の人で、
30分後に消防隊が救出したけど窒息で
既に駄目だったんだと。
その汚水槽は確か間口が4m×4mって言ってたから
町中にある貯水場の汚水版って感じなんだと思う。
で、修理作業は二人でやっててもう一人が落ちたのに気付いた時には既に沈んでたらしい。
これまさか糞尿まみれと人命を天秤に掛けて・・・いや、きっとそれは無いだろうけど、ただ本人が
「うはwwww汚ねぇwwwww」って上がる事も出来なかったんだろうか。なんかもやもやする。
699:
>>697
汚水槽ならただ転落したっていうよりガスで意識失って転落したとかじゃね?
汚水からは硫化水素が発生するから、常に計器チェックしてないと一発であの世行きなんてことも・・・
704:
>>699
それのような気がする
日本酒の発酵槽なんかも炭酸ガスが出てるから、落ちたら助けられないんだと
助けた人間も道連れになるらしい
700:
ガスは怖いよな。
ドライアイスを水に入れてで遊んでて
冷気を楽しみつつ深呼吸したら気絶しそうになった。
後ろに倒れなかったら後味の悪い事になっていたはず。
706:
>>700
前にテレビで、残業帰りの女の子がビルの駐車場のシャッターを開けようとしたら
何かの弾みで消火システムが作動して
二酸化炭素が一斉に吹き出して窒息死した事故を紹介してた。
707:
>>706
随分昔たしか特命リサーチ200Xでみたのは、
無人だと思ったビルの管理者?に鍵をかけられ、駐車場に閉じ込められてしまった女子社員が
シャッターのボタンか外部との連絡のボタンだと思って、消火システムのボタンを押してしまい、
ほぼ密閉された空間に二酸化炭素吹き出し、女子社員気絶。
火事だと思って出動した消防隊員も数名二酸化炭素を吸ってしまい死亡。
なぜかボタン押した女子社員は、倒れたところがたまたまシャッターと地面との隙間だったお陰で
気絶した後は酸素呼吸できて助かった。
て話だった。
閉じ込めてしまった管理人も、ボタンを押し間違えた女子社員も、たいした過失じゃないのに
無関係の消防隊員が複数死んでいるというのが後味悪かった。
715:
弁護士の木村晋介氏のエッセイ。
氏は昔(エッセイの執筆時点で十数年前)、国選弁護人としてある殺人事件を扱った。
わずか数千円の金を奪うために女性を絞殺した事件だった。
どうしてそんな少額のために人を殺したのか、何度もいろいろな角度から尋ねたが
当の本人が頭を抱えて「よくわからない。」と繰り返すばかりだった。
ある面会日、捜査記録(関係者調書)のコピーを被告人に渡した。それを読んだ彼は
「母親の調書に書かれていることは本当ですか」と思い詰めた顔で尋ねてきた。
その調書に書かれていたのは、彼の父親は若いときにわずかの金欲しさに人を殺し
刑務所で死亡したと書かれていた。「本当のことだと思うよ。」と答えたところ
彼はぶるぶると震え、泣き崩れた。
彼は、母親から「父親は若くして病気で死んだ。」と聞かされていたという…。
---------------------------------------------
早いうちに父親の真実を知らされていたら、彼の人生は変わったろうか、それとも
変わらなかっただろうか。
変わっても変わらなくても後味が悪いと思った。
11:
「ルパン三世」の漫画から。
ルパンと次元はイタリアで観光を楽しんでいた。
しかし二人はカフェで一人の若い男に殺されそうになる。
その男はマフイァのボスだった。実は男の母親はルパンと警察の逃走劇に巻き込まれて死亡しており、復讐の為にルパンを付け狙っていたのだ。
事実を知り、落胆するルパンを次元は慰める。
「俺なんざ、お前と会う前は金で殺人を請け負ってたんだ。俺に比べればお前の罪なんか軽いさ。」
その頃、男がまとめるファミリーでは諍いが起こっていた。
男は先代のボスの息子で、今のボスの地位も世襲制として手に入れた。
つまり実力を認められてボスになったわけではないのだ。
事実、一流大学を卒業し、どこか頼りないおぼっちゃん風の男に部下の心は離れていき、先代の腹心でNO.2に組織を任せようという動きがあった。
今や彼Bの腹心と呼べる人間は組織のNO.2の息子である親友だけだった。
14:
ルパンを殺し損ねた事を知った男は再び彼を探し出そうとするがその行方は杳として知れない。
焦る男の元にルパンの隠れ家の情報が持ち込まれる。
男は親友と共に、隠れ家を急襲する。
しかし、その廃屋にいたのは、ルパンではなく武装したNO.2の部下であった。
情報は嘘だった。彼をおびき寄せ殺す為にN0.2がうった芝居だったのだ。
男はそこでNO.2の部下から驚くべき事実を告げられる。NO,2は昔から優し過ぎる男がマフィアの素質が無い事を見抜いており、彼を組織の為に消す気だった。
そしてルパンと警察のゴタゴタに巻き込まれて死んだその日、実は男の暗殺が決行される予定であった。
男はルパンに母親の命を奪われたと同時に自分の命を救われていたのだ。
男は驚くべき事実を知りながらもどうにか平常心を保ち、No2の部下を全滅させた。
16:
屋敷から出た男は何者かに後ろから銃で撃たれる。
「馬鹿な、裏切り者は全部始末した筈・・・」
倒れ様に振り向いた男の目に拳銃を握る親友の姿が映る。
「すまない、俺は親父に逆らえない・・・、恨んでくれていい」
親友は最初から男を殺すつもりだった。NO2は自分の部下が男の暗殺に失敗した時の保険として男に同行させていたのだ。
「お前がもう少し、甘さのない人間だったら・・・、ファミリーの跡目を告げる人間だったら・・・」
泣きながら男の遺体に背を向ける親友。その瞬間、銃声が響く。親友を射殺したのは死んだはずの男だった。
男は実は生きていた。念のために、着込んだ防弾チョッキが役に立ったのだ。
「俺はもう甘くないよ。だからお前を欺けた。俺は親友も殺せる人間になったんだ」
男は銃撃戦の途中からうすうす、親友がスパイである事を感じ取っていた。
親友の死体に一瞥もくれず、報復のために車に乗り込む男。
舞台は日本に変わり、次元とルパンがアパートでテレビを見ている。
ニュースではN0,2が焼死体で見つかった事、男が正式に組織をついだことを報じていた。
314:
いつかの日曜日の昼にやってた古い洋画を脳内補完しながら書きます↓
主人公は若く美人だが気の強い17歳くらいの女の子(仮にA)。
話は友達と一緒に黒魔術を行なうシーンから始まる。
世間では魔女狩りが盛んでもちろん黒魔術も禁じられているが
Aたちにとっては恋愛占いみたいな軽い感覚。
見つからぬよう村から離れた森で月に何度かやっていた。
ところがある日、ついに村人に見つかってしまう。
一人が捕まり、芋づる式でAを含む女の子たちが裁きを受けるため
教会へ連行され魔女裁判に掛けられそうになる。
しかし最初に捕まった女の子が鞭に打たれながら叫んだ言葉に裁判は中止された。
「私は悪魔にそそのかされただけです!私を助けてください!」
「私を惑わす悪魔から守ってください!」
本心では子供を守りたかった大人たちはそれを信じた。
一転して彼女たちは魔女ではなく、悪魔の被害者とされる。
例え黒魔術をしても「悪魔にやらされた」と言えば無実になる。
Aたちはこれに味をしめ、黒魔術を密かに続けた。
それどころか少しでも気に入らない者がいると教会へ告げ口をする。
「昨夜、悪魔が私の元にやってきてこう言いました。
『○○さんは悪魔と契約をしたからお前も契約しろ』、と。」
悪魔と契約した人物がいると告げられれば無視はできない。
名前を告げられた者は教会へ連れて行かれ、
「私はそんなことはしていない」と言えば多勢に無勢、
Aたちが全員、告げ口をしたため牢屋行きとなる。
315:
牢屋に入ればいずれ処刑される身であり、追い詰められた者たちも
次第に泣きながら言う。
「私は悪魔と契約しました。でもそれは悪魔に惑わされたのです。
 私の意志ではありません。どうか神の慈悲を。」
こうして嘘をつけば許される、という奇妙な連鎖が出来上がった。
Aには想いを寄せる既婚の男性(仮にB)がいた。
何度かアプローチしたがBは愛妻家で頑なにAを拒む。
そしてBの妻を邪魔に思ったAは妻から盗んだぬいぐるみの中に針を仕掛けると
いつものように教会へ行き、
「Bの妻は悪魔と契約しました。悪魔がそう言ったんです。」
教会の者がBの家を訪れ妻を連れて行こうとする。
Bと妻が戸惑う中、Aはぬいぐるみを取り出しわざと針に刺され
大袈裟に痛がって叫ぶ。
「これはBの妻のぬいぐるみです!今、私に襲い掛かってきました!」
これが魔女の決定打となり妻は有無を言わさず牢屋に入れられる。
しかし妻を庇ったBも「悪魔と契約した」と見なされ牢屋へ送られた。
これはAの誤算だった。
Bはこれを機に今の現状は間違っていると訴える。
もちろん、大半の人間はそんなこと分かりきっているが
一度出来上がった悪循環は簡単に崩せない。
誰もが保身のため泣く泣く口をつぐむのだ。
皮肉なことに「悪魔と契約した」と嘘をつき命を請うことの出来なかったBは
真実を叫べば叫ぶほど処刑の日を早められた。
Bが処刑される前夜。
堪えかねたAは牢屋に忍び込み一緒に逃げましょう、とBを解放しようとする。
しかしBは逃げない。
Aを真っ直ぐ見つめて、
「俺は君を軽蔑する。」
そう言っただけだった。
316:
翌朝、処刑される広場へ連行される途中、
人柄が良く慕われていたBに友人の神父が駆け寄る。
「今なら間に合う!これにサインをしろ!」
それは悪魔と契約したと認め、悔い改めるという誓約書。
首を振るB。
嘘はつけない、と。
「お願いだ!君を死なせたくない!」
縋る友人にも揺るがない決意でBは牢屋越しの妻に最期の別れを告げる。
妻が泣きながら微笑むとBも泣きそうに微笑んだ。
縛られ、広場へ連れて行かれるB。
それを見送る悲しい顔の村人たち。
自分たちの犯した罪の重大さに泣き出すAたち。
雨の降り出した空をBが見上げてエンド。
Aたちは悪戯の延長でやってたことが後戻りできなくなっていくこと。
理不尽とわかっていながら何も言えない村人たち。
歯車がひとつ狂っただけなのに…としか言いようのない映画だった。
要約は下手だが映画自体は上手い流れで、
爽快な後味の残る話だったがタイトル失念ですまん。
もう一度見たいんだけどなぁ…Bの信念の貫き方がカコイイんだよ
323:
>>316
それ、多分、アメリカで起こったセイラム魔女裁判が元だな。
少女達の証拠も何もない証言を元に200人以上が告発され、
19名が処刑、6名が獄死とか言う。
516:
映画「悪い種子」
主人公には八歳の一人娘がいた。
とても可愛らしくて礼儀正しい子だが、我の強いところがあり、
学校のペン習字コンクールで一等の金メダルを貰えず、
「あれは私の物だったんだ!!」と
床をバンバンと踏み鳴らして悔しがっていた。
ある日遠足の先で、その金メダルを貰った子が水死する。主人公は戻ってきた娘に
「怖ろしかったでしょう」と声をかけるが、娘はまったく気にしていない様子で、
平然と「お腹がすいた」などと言うだけだった。
数日後、主人公の家を教師が訪れ、
娘がその死んだ子からメダルを奪おうと追い回していたという話を聞かせる。
彼が死んだ日も、彼が落ちた桟橋のあたりで彼女の姿を見たという者がいるとも・・・。
疑惑は募るが証拠はない。だが、主人公は娘がそのメダルを隠し持っていたのを見つける。
娘は最初は借りただけと見え透いた嘘をついていたが、
問い詰められるとすぐに彼を殺したことを認めた。
踵の固い靴で殴って海に突き落とし、這い上がろうとした手を殴りつけたのだと。
主人公は娘に靴を燃やさせたが、この家で働く底意地の悪い男がその燃え残りを見つけてしまう。
タカビーな娘を憎憎しく思っていた男は、靴を警察に渡す、
これでお前は電気椅子だと脅すが、
地下室の敷き藁の上で居眠りしている間に火をつけられて閉じ込められ、焼き殺されてしまう。
実は主人公の母親は連続殺人鬼であり、
その血が娘にも受け継がれているのだと主人公は確信し、
自分の蒔いた悪い種子は自分で刈り取ろうと、
娘に多量の睡眠薬を飲ませ、そして自らも拳銃自殺を図った。
重体となった主人公が入院した病院に、家族や友人たちが集まっていた。
しかしその中には娘の姿も・・・。致死量の睡眠薬を飲まされてはいたが、
拳銃の音を聞いた大家がすぐに駆けつけて発見したため、一命をとりとめたのだ。
出張から帰った父親に連れられて家に戻った娘は、彼女の家の大屋に、
コマドリを貰う約束をしたと話す。大屋が死んだら貰う約束なのだと。
「それはずいぶん先の話だね」
「鳥の寿命は長い?」
「人よりは短いよ」
「明日日光浴の時に大屋さんに聞いてみるわ。屋根の上で日光浴をする約束をしたの」・・・
517:
・・・で終ると後味が悪かったのだが、実は続きがあったり。
主人公は自殺を図る前、メダルは男の子が水死した場所に捨ててきたと娘に話していた。
その夜、雷鳴轟く嵐の中、娘はレインコートを着込んでメダルを拾いに行く。
しかし桟橋の先で屈み込んでメダルを探す娘を稲妻が直撃し、閃光が収まった時には
どこにも娘の姿はなかった。
ちなみに主人公も無事意識を取り戻しますた。
520:
>>517
それってスタッフロールのところで、
母親役の役者に、子役がお尻ペンペンされてるんだよね。
元々は舞台の作品だったからカーテンコールを模してるのと
「これはフィクションですよ?」的な意味があるらしいけど、
急に、いい親子演じられて、そっちの方が後味悪かった。
569:
銀色の船には沢山の子供達
「ねえ、これから行く島には色々なモンスターがいるのかな?」
「きっとあの島のお城の中にお姫さまが囚われているんだわ」
「僕は勇者だ!君は魔法使い!邪悪な魔王をみんなでやっつけよう!」
操縦室
「これが最新型の輸送船ですか。太平洋のど真ん中までおよそ二時間。まったく、科学の進歩とは凄まじいものですね。」
「そうだな」
「しかし船長、これだけ時代が進化しているにもかかわらず、なぜ船室にいる餓鬼共のような基地外共がこの地球上に存在するのでしょうか?」
「さあな。考えたこともない。どうでもいいことだ。」
「船長、目的の島が見えました。」
「うむ。餓鬼共を降ろしたらすぐさま本部に知らせろ。ミサイルの発射はそれから五分後だ。」
「ああ、これでまたひとつ、合理的でないものがこの世から無くなるのですね。」
「科学の世に不合理なものは何一つ必要ないからな。」
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【画像】家のリフォームしてたら壁から・・・これ絶対ヤバいよな

これは完全に手慣れてますわ。セクシーな下着ばかりを収集する泥棒猫(イギリス)

いやコレ、わりと素でやってるんですけど。お茶目な犬の所業を詰め合わせでどうぞ

ボンカレーは間違いなく日本テイストだ。

横断歩道で止まってくれた車にきちんとお礼をする子どもの礼儀正しさパネェ

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