【閲覧注意】後味の悪い話『ゴーリーの絵本・後輩A・ミスライムのカタコンベ』back

【閲覧注意】後味の悪い話『ゴーリーの絵本・後輩A・ミスライムのカタコンベ』


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0:
海外であった話。
有名な話なのでもしかしたらガイシュツかもしれんが、一応おとしてみる
ドイツで、若い女性がある日突然失踪した。
家族は心配して警察に連絡し、近所の人や友人も探してくれていたが
しばらくすると本人から、どこか別の土地に行って彼氏と幸せにやってる、みたいな葉書が届いた。
ただ、その子が現在どこにいるか、本人の住所やTEL番の連絡は一切なかった。
家族は心配しながらも一安心していたが、実はその女の子は近所の男に拉致され
狭い地下室に監禁され、虐待と暴行を受けていたのだ。
その近所の男は、女の子が最初にいなくなった時の捜索にも何食わぬ顔で加わっていた。
そしてクリスマス、監禁男は女の子にクリスマスカードを書かせる。
宛先はその女の子の家族で、疑われないよう幸せに過ごしている風に装うためだった。
虐待され衰弱しきった女の子は自分の家族に向けて、男に言われるまま楽しそうな文面を書きながら、
必死の思いでメッセージに意味を持たせようとする。
といっても文面を変えたらすぐにばれて殺されてしまうから、ドイツ語で「たすけて」という文字と
犯人の名前を、犯人に気づかれないよう、他の字よりできるだけ太く濃く書いた。
そのカードは家族の手元に届いたが、誰もメッセージの真意に気づかぬまま。
結局その子は暴行と虐待のあげく殺され、バラバラにされて硫酸で溶かされていた。
その事件が発覚したのは4年も経ったあとのこと。
母親は、娘が監禁されているその家の前を毎日のように通りながら、気づくことは無かった。
悲惨だよね。
39:
昔ロボトミーという医療行為があった。
手を焼く精神科の患者の頭を切り開いて脳みそちょんぎっちゃえ!と言う恐ろしい治療法。
やられると暴れて暴力的だった患者が猫の子のように大人しくなる。
その後、この治療法は廃れていった。
しかしかつての日本ではロボトミーは活発に行われていた。
1979年、医者夫婦が殺された。ロボトミー手術を受けて人格が変わったこと、
生活に支障が出たことで医者夫婦を恨み続けていた患者が犯人だった。
そして2008年、犯人は刑務所の中で「生きていても仕方ない。自殺させてくれ」と裁判を起こした。
昔の事件だと思ってたけど…当事者はずっと後遺症引きずって今も生きてるんだなあ。
ひどい話だ…
参考 ロボトミー
http://homepage3.nifty.com/kazano/lobotomy.html
48:
>>39
ロボトミー手術自体も後味というか胸糞ワルーだけど、
奥さんと義母が殺されて、張本人の医者は免れてるっていうのがなんとも…
ロボトミーが関係する映画とドラマ見たけど、上手くまとめらんないや。
42:
しかも一部ではロボトミー再評価されてるんだよね
おそろしやおそろしや
俺とかお前は真っ先にやられちゃうぜ
63:
ナポリタンの改変っぽいけど後味の悪い話。
ある昼下がり。小鳥のさえずる森の中を、ひとりの少女が走っていた。
「お母さん!どこにいるの?」
叫ぶ少女。だが答えはない。
そのうち少女は、とある家の前にたどり着いた。
「ここね!ここにいるのね!」
そう言って少女は扉を開けた。
だがそこにあったのは、たったひとつの日記帳。
何も無い家の中心にぽつりと置かれている。
少女はそっと手に取り、読み始めた。
5月16日
明日は楽しい楽しいクリスマス。プレゼントがいっぱい。とっても楽しみ。
5月17日
サンタさんがこない。サンタさんがこない。サンタさんがこない。
5月18日
昨日はとっても楽しかった。
サンタさんにいっぱいプレゼントもらっちゃった。
でもおかしいなぁ。そのプレゼントどこに置いたんだろう?
9月33日
時計の針がね、ゆっくりゆっくり私に近づいてくるの。
12月65日
今日ね、お外に出てみたの。そしたら人がいっぱいいたんだよ。
いっぱいいっぱいいたんだよ。でもみんな変な色だった。
なんでかな?
少女は突然、日記帳を閉じた。少女は気づいてしまったのだ。
そう。少女は、気づいてしまったのだ…。
64:
解説
舞台はヒトラーの独裁政治が終わった平和な時代(平和→メルヘンな冒頭)
おかしな日付は12月65日→詩編126章5節のように読む
サンタクロース→赤い→ソビエドの赤軍または別名よりFather Christmasより父親
プレゼント→娘(少女)または愛情
これらの前提を元に日記を読むと
あなたの父はユダヤ人ではない。私はユダヤ人なので
一緒にいるとあなたまで殺されてしまう。
私はあなたの父にあなたを託し別れた。
(クリスマス→娘の誕生日
サンタさんがこない→旦那と一緒にいられないor赤軍がこない?
プレゼントどこ置いたんだろう→旦那が連れていった)
私は直に収容所へ入れられ、仲間と共に殺される
(時計の針が追いかけて→時が迫っている
変な色の人→殺されて変色?)
私は神を信じている。希望は捨てない。
だが私には、なぜ彼らがこのような非道なことをするのかわからない
(ローマ人への手紙9章33節参照)
これを読んだとき、あなたは深く悲しむだろう。
だがいつまでも悲しみに囚われないでほしい。
喜びは必ず来る。
(詩編126章5節)
いつも喜びを忘れるな。絶えず祈りなさい。
けしてナチスに屈するな。強く生きろ。
(テサロニケ5章16?18節、ヨブ9章33?35節参照)
少女は気づいたた→母親の死
65:
ネットで見つけた話なんだけど、詳しい解説は「サンタさんがこない」で検索できる
ついでに胸糞悪い展開も読める
236:
じゃあお話の紹介
題名忘れたけどレイ・ブラッドベリの短編
田舎に住んでる少年
母親が重い病気で臥せっている
彼は「自分は何でも出来る」と信じている
少年らしい前向きで無邪気な力に溢れた信念
その信念の元
彼は「母親の病気は必ず治る」と信じている
でも母親はなかなか回復しない
ある日 とうとう彼はひとつの「願」をかける
それは「あの角を曲がるまでに車に追い抜かれなければ
母親の病気は治る」と言う他愛のない しかし真剣な願い
この「願」が成就すれば必ず母親は元気になると少年は信じる
そして 自分なら必ずそれを成就出来ると少年は信じている
少年は角を目指して歩き始める
後ろから車の音がする
彼は走る 必死で走る
でも車は無情に彼を追い越して行ってしまう
「今のはなし!ウソ!やり直しだ!」彼は叫ぶ
彼は嫌な胸騒ぎを感じて家に駆け戻る
彼が帰りついたとき 母親は死んでいた
彼は打ちのめされ その日から「大人」になった
259:
>>236
自分もよく願をかけて失敗して「今のはなし!ウソ!やり直しだ!」
なんて子供の頃よくやってたw
279:
これだけじゃなんなので、池上遼一が描いていた漫画版スパイダーマンが思ったより重くて後味悪かった。
主人公の小森ユウは高校生。
ある日、校内の放射能実験装置
(なんでこんなもんが学校にあるのかはツッコんじゃいけない)のそばでクモに噛まれてしまう。
その日からユウは異常なほどの怪力とどんな壁や天井にもピタリと貼り付ける手足の吸着力を手に入れた。
ヒーローになった気分のユウは特殊な薬品を合成して
強力なクモの糸を創り上げ、コスチュームも自作してスパイダーマンを名乗る。
ユウのもとに手紙が届く。差出人はルミちゃんだ。
ルミちゃんは宏がずっと文通していた相手で、明日東京に出てくるらしい(ユウは東京在住)
wktkしながらルミちゃんを迎えると、元気がない。
詳しく話を聞くと、ルミちゃんの母親が危篤状態らしい。
治療するには百万円が必要、それで兄に会いに来たらしい。
しかし兄は行方不明。ルミちゃんに一緒に行方不明になった兄を探してほしいと頼まれたユウは承知する。
しかしいざ探してみるとあちこちを転々とした挙句、バイト先の金を盗んで隠遁したことがわかってしまう。
あの真面目だった兄がどうして、と泣き崩れるルミ。
同じ頃、奇妙なコスチュームに身を包んだエレクトロマンと名乗る男が銀行強盗をする。
エレクトロマンは手から強力な放電をし、触ったものはみな感電してしまうので警察もなす術がない。
新聞社はエレクトロマンに一千万の賞金をかけるが、
犠牲者が増えるばかりで誰もエレクトロマンを捕まえることはできなかった。
ユウはルミの母親の治療費を自分がなんとかすると決心。
そんなとき銀行強盗を繰り返すエレクトロマンの賞金のことを聞きつけ、早スパイダーマンに変装し出陣。
しかしスパイダーマンはエレクトロマンの電気をくらって死にはしなかったものの、一度敗れてしまう。
またも多数の犠牲者が出て、高笑いをしながら去るエレクトロマン。
エレクトロマンのそばにはもう一人男がいた。
それはエレクトロマンに帯電装置を内臓し、銀行強盗を発案した博士だった。
だが博士はあまりにも犠牲者が増えすぎたため恐れをなしてエレクトロマンに帯電装置の除去を提案する。
いまさらふざけるな、と突っぱねるエレクトロマン。そして次なる銀行へ強盗しに出て行く。
280:
お金を用意できなくてゴメン、と失意の内にルミに謝罪するユウ。そのときエレクトロマンが現れる。
今度こそ、とユウはルミから離れスパイダーマンに変装、再度エレクトロマンに挑む。
今回はスパイダーマンの能力を上手く活用し、華麗にエレクトロマンの放電をかわし続けるスパイダーマン。
そのとき、帯電装置を開発した博士がかわされた放電の直撃を受けてしまう。
慌てるエレクトロマン。博士は「わたしが死んだらお前の帯電装置を除去できる者はいない…お前に触れた者は感電死する…」
エレクトロマンは博士を介抱しようとするが触れた途端、博士は感電死して黒コゲになってしまった。
「もう俺に触れられる者はいない。俺は永遠に一人ぼっちだ」と嘆き、スパイダーマンに突進するエレクトロマン。
スパイダーマンは怪力の持ち主なので、
これをパンチ一発で撃破(スパイダーマンはエレクトロマンに触れても感電死しない)
死に逝くエレクトロマンのマスクをはぐと、なんとその正体は行方不明のルミの兄であった。
ルミ兄は真面目に働いていたが、ある日交通事故を起こし博士の子供に重症を負わせてしまった。
その日から一生涯、賠償金を支払うために働く毎日。
博士はそんなルミ兄の弱みにつけこんで自らが開発した帯電装置の実験台にしたのであった。
兄が死に、悲しみにくれながらも「お金を用意してくれてありがとう、いつか必ず返すわ」と帰ってゆくルミ。
その兄を殺したのは自分だと言い出すこともできず、気まずい気持ちを抱えたまま見送るユウ。
自分をヒーローにしてくれたスパイダーマンの力。だが本当にこの力は自分にとって素晴らしいものだったのか?
ユウはこれ以降、ずっとこの疑問を抱えたまま、スパイダーマンとして生きていくことになる…おわり。
この話の後、賞金を支払わされた新聞社がスパイダーマンを憎み、
「スパイダーマンは偽善者だ!」と記事を書きたて民衆を煽ったり
いろんな怪人があらわれ倒すものの、結局は助けた人間の方が悪人ばかりだったり、
ルミが金を返すため場末のバーで働くようになった挙句ユウはフられてしまったり、
もうスパイダーマンにはならないとコスチュームを川に捨てたら拾われて、
にせスパイダーマンがあらわれて悪さをしまくりスパイダーマンは石もて追われる立場になってしまったり
と散々な目にあう色々と悲惨な漫画です。
285:
池上遼一って、リアルで端正な絵の漫画家だよね?
あの絵柄でそういう内容が想像出来ない…
ブクオフとかで売ってるのかな
286:
>>285
こんな感じだ。
畳が良い味出してるw
290:
>>286
ありがとう!
マジ絵でこんなのやるってところも笑いどころなのかもw
292:
>>290
この表紙の絵は新しく書き下ろしたもので
中身はもうちょっと古い素朴な絵だったと思う。
319:
星新一だとあれだな
地球からの探検隊が異星に着陸して歓迎される
男も女もスカートをはいている以外は地球にそっくりな星
調子こいた探検隊のメンバーは
歓迎パレードの道中 その星の美人を捕まえては
「これが地球の挨拶なんです」と言ってキスしまくる
彼女らは最初はびっくりするが 受け入れてくれる
パレードは進む
道端で吐いている男を目撃して
「ああ。飲み過ぎたんだな」とか思ったり してる
やがて歓迎会の会場につき 各自にワインが回される
乾杯が行われ
異星人たちは全員 スカートを優雅に持ち上げて
お尻からワインを注ぎ込んだ
まあ 要するに
「吐いてる男」と思ったのは実は野グソしてたんだ
てことはつまり 彼らは尻にキスしまくってたんだ
ってオチ
324:
子供心に「これでいいのか?」と思っていた
「ジャックと豆の木」
ヤギを売りに行ったジャックは老人(話によっては仙人)に豆とヤギを交換する。。
当然カァチャンは激怒して豆を捨ててしまうが、一夜にして芽を出し高く伸び、
雲の上まで続く巨木に育った。
豆の木を上ったジャックは巨人の家にたどりつく。
巨人のおかみさんはいい人だが旦那は人食い。
おかみさんに隠してもらいつつ旦那から逃げ、土産に願ったものが出てくる小さな壷をもらう。
壷を使いまくって壊れたのでまた巨人の所に行くジャック。
ちょっと思い出せないがまた何か貰う。
しばらくしたらそれも壊れたので、また巨人の家に行く。
今度は黙って家に侵入し、隠れる。
金の卵を産む鶏を盗んで逃げようとするが、鶏が鳴いて旦那に気づかれる。
やべえ!ってんで慌てて豆の木を伝って降りるが、
流石に家宝の鶏を奪われるわけには行かず旦那も必死で追ってくる。
先に地上に着いたジャックは斧で豆の木を切り倒す。
旦那は豆の木ごと地上に落ちてスプラッタ。
ジャックとカァチャンは金の卵で金に不自由せず暮らしました。めでたしめでたし。
待てよ、これってただの強盗じゃね?
おかみさんなんて普通にいい人だし。
人間のクソガキを助けたばかりに家宝も旦那も失うなんてカワイソス。
童話は後味悪いのが多いぜフゥハハハー
325:
>>324
そういうことを言い出すと
「シンデレラ」「白雪姫」「眠れる森の美女」あたりは
「女は美人なら幸せになれる」というだけの話で
「じゃあ主人公がブサイクならどうなったんだろう」と考えるとかなり鬱になる
例えば、イバラの森を抜けた部屋にいた女性はとてつもないブサイクだった
王子様は姫にキスをせず、起こさずにそのまま帰路についた…とか…(´;ω;`)
329:
>>325
ま、まあ、眠れる森の美女はブサイクでも王様の一人娘なわけだから、
結婚はともかくとりあえず恩売って置いて損はないよ?w
白雪姫はどっちかって言うとブスなら城を追い出されて苦労する事もなかった話だし、
シンデレラは私の持ってる本には物語の最後に
「教訓:美人だの気立てが良いだのも利点の一つではあるがそれだけでは駄目だ。
結局はシンデレラの名付け親の妖精のような強力な後ろ盾がなければ、
せっかくの利点も発揮できはしないのだ。」
みたいな事が書いてあって激しく夢が壊されたよ。
349:
ゴーリーの絵本 最後の方はうろ覚えなので補完ヨロ
普通に幸せな裕福な家の少女が主人公。
しかしお父さんが外国で仕事中に死亡、母親も気苦労で死亡、
引取先の叔父は道歩いてたときビルから降ってきたレンガに当たって死亡、
孤児となり集団生活を送るも虐めを受けて逃げ出したら人買いにつかまり
暗い地下で内職をさせられ体力視力をかなり落とし
それでも再び脱走したが瀕死状態で道ばたに倒れる
そこに実は生きていたお父さんが通りかかるんだがそのボロボロの状態で娘とは思わず去っていく。
351:
>>349
最後はあまりにもみすぼらしい我が娘に気付かず、
馬車かなにかで轢いちゃうんじゃなかった?
どっちにしろ後味悪いけど
359:
>>349
「不幸な子供」か
子供が表に飛び出して、たちまち(娘を探し回っていたお父さんの)車に轢かれてしまう。
最後のページのイラストでお父さんが子供を抱き上げてるんだけど、
「あまりの変わりように、お父さまは それが自分の娘とはわかりませんでした」で〆
350:
ゴーリーはもういっそ潔いくらいに後味悪いよな
353:
なんでそんな話し書いたんだろ?
355:
>>353
それはもうゴーリーだからとしか言いようがないかと。
アルファベット順に子供が色んな死因で死ぬだけの絵本書いたり、
「ある家庭に変な生き物がいきなりやってきて暴虐の限りを尽くして17年、
そいつはいっこうに出て行こうとしません。」って絵本を、
子供を産んだ友人に捧げたりしてる。
あまりにもあまりなんで返ってこの人子供好きなんじゃないの?と思う。
358:
>>355
変な生き物ってwワロタ
359:
>>358
でもペンギンみたいで可愛いしファンからも人気あるんだよ。
361:
ギャッ、靴はいてる!!
変な生き物=赤ん坊っていう暗喩なのかと思ったけどほんとに変な生き物なの??
362:
>>361
その暗喩で良いらしいけど作中ではずっと
変な生き物。
壁に鼻くっつけて立ちつくしたりしてる。
正直かわいい。
365:
>>362の言っているの見つけた
こいつアリクイの赤ちゃんみたいですごく可愛いんだがwww
366:
>>361
しかもその靴の靴底を毟って喜んでるんだよ。
本は破るし、機嫌悪くなると家中のバスタオルをこっそり隠して嫌がらせしたりする。
本をただ読むとずっと最後まで変な奴の話。
こんな迷惑な奴がやってきて追い出せもせず何年も暮らすなんてと思わせて、
実は「あんた達は喜んで子供をかわいがってるけど、
実際はこんな異常な生活じゃないか」ってゴーリーの皮肉が隠されている。
絵本って言うか、一々絵の付いてる詩なんだよね。
元の文章もきれいに韻が踏んであるんだけど、
日本語訳は歌人に協力してもらってきれいに七五調にしてあって、
子供が読む絵本というより大人が読んで面白がる絵本だよ。
372:
では、後味悪くしてみる。
その『うろんな客』の裏表紙には寒風吹きすさぶ中、
窓の外から屋敷の中で過ごす一家の団欒ををこっそりうかがう変な生き物が描かれている。
実はこの物語は孤独な怪物の空想や願望で
マッチ売りの少女的な話だったのではないかと後に訳者が語った。
373:
>>372
はうぁっ!や、やめろよー
・・・目から嫌な汁が出る・・・・・・・・・・
378:
ニュー+か何かでチラッと見たブログが忘れられない。
中学生の男の子のブログだったんだけど、内容が悲惨すぎ。
生まれたときに母が産褥死、そのすぐ後に父親再婚。弟二人をもうける。
父親は一切育児に興味を持たず、継母は男の子をかなり虐待していた。
学校ではてんかん持ちと元いた地域のなまりという理由でかなり壮絶ないじめを受けている。
もちろんまともに勉強できる環境でもないので成績も悪い。
それだけでもお腹いっぱいな悲惨っぷりなのにブログが進むにつれて新たな情報が入ってくる。
再婚したとき、継母は17歳くらいだったらしい。
「母親と一緒に死ねばよかったのに」とよく言われるらしい。
担任がカラ回って余計いじめられる、悪循環の繰り返し。
(いじめ110番のシールを机に大量に張られるとか)
たまに家族そろって外食するときは一人だけ留守番。冷凍ものや1000円札が夕飯。
お正月に親戚の家へいくと一人だけお年玉がない。
小学生の弟にもなめられる、我儘でいうこと聞かないのを全て男の子のせいにされる。
親からは文房具すら買ってもらえないのに、弟たちはたくさんおもちゃを持っている。
ブログにコメントつけてメールなどで励ます優しい人たちもいたのだが、
情緒不安定なため深夜にしつこく連絡してくるなどに耐えられず
「自分だけかわいそうって思ってるんじゃねえ」とコメントされ、常連の人は消えていった。
それからしきりに「死にたい、死にたい」が続きブログ自体がFOしてしまった。
自殺してしまったのか、親の虐待かいじめかでブログが続けられなくなっているのか
精神がおかしくなったのか、それとも壮大な釣りだったのか
よくわからないままブログ自体が消えてしまった。
ブログが真実だったら、きっと無事ではいないんだろうなと思うたび後味悪い。
380:
ブログ絡みだったらエイズにかかっただかで
背中に赤い腫瘍?が出来てる写真を載せてたやつ
色々書いてあるんだけどブログ主のIDが実際の
エイズの綴りと違ってたり腫瘍もエイズではなく
別の病気じゃないかだとか言われだして
最終的には写真自体が捏造(コラ)みたいな
流れになってそこらへんで見るの止めちゃったんだけど
結局最後はどうなったのかな
394:
>>380
知ってたらごめん。亡くなったらしいよ。自ら死を選んだとか。
あの女性の友人がその事を報告してるブログのURLが
2ちゃんのどこかのスレに貼られてたのを偶然見つけたから読んだ。
今はそのブログも見られなくなってる。
本当っぽかったけど、実際どうなのかは分からないね。
382:
文房具すら買ってもらえない環境なのに、パソコンは自由に使えたの?
383:
>>382
かろうじて決められた時間だけやらせてもらえていたらしい。
でも悪いこと(?)をしたら数日禁止だったはず。
386:
ネトヲチ板じゃ割りと有名な釣りブログだよ
学校の記述なんかで現代の中学とは違う部分が多々あって
検証の結果、おそらく30代半ばくらいの男性の創作物ということで決着がついてた
その二ヵ月後くらいにまったく同じ文体で「自称中学三年生」の男子による
親からの虐待などのブログが発見されたが、そっちは1ヵ月もたずに消えた
420:
後味の悪いゲーム
http://www.arcadetown.com/3rdworldfarmer/gameonline.asp
英語ワカンネな人は解説を
http://www.4gamer.net/specials/thirdworldfarmer/thirdworldfarmer.shtml
422:
>>420
普通に面白かったwww一時間もやってしまったよwww
439:
>>420のゲーム、面白いな。
井戸×1
家畜小屋×6
刈り入れ機×4
牛×4
象×4
にして、家畜の収入だけでウハウハだから子供を学校に通わせて
マッタリしてたら地域住民がキレて「俺らがちゃんと役に立てたる!」
って一切合切もっていきやがった。ブルジョアな生活してると、たとえ
村に学校や病院を招いた名士であっても私刑にあうんだな。
ところで象にポインタ合わせると、他の家畜とちょっと趣が違う。
「象は有用です」
これだけしかメッセージが出ない……これって……。
469:
>>420を貼った者です。
おおむね後味の悪い思いをしてもらえたようでよかった。
貼り逃げになってしまったのでちょっと説明。
>コペンハーゲンのIT大学で開発されたゲームで、
アフリカの農民一家の生活を体験するのを目的にした一種のシミュレーションだ。
>1年に100ドル前後を稼ぐためにトウモロコシや麦などを植えるのだが、
干ばつや内戦の影響で、なかなか順調にことが運ばない。
>そんなゲームでの出来事を、授業などでディスカッションしてもらうために制作したのだという。
勝利条件(地元政治家の庇護を受けて収穫保険を手に入れる)の後味の悪さがまた格別。
551:
会社の後輩Aの話。
Aの口癖はこの会社は間違ってる。
話を聞いてみると、まあ判らなくはないが会社の規模や
業務内容を考えてみれば、ぶっちゃけお門違いの内容だった。
そして同僚達の仕事を批評するのが大好きだった。
話してみて正直、胡散臭いタイプだなというのが俺の感想。
直接関わり合いのない俺は、適当に流しながら相手をし日々送っていた。
そんな俺がある時、Aと仕事を組む事になってしまった。
ある程度予想はしていたが、その予想を上回る程Aは無能だった。
Aは自分の理屈を語る事は得意だが、語る内容の1/10も行動
と実力が伴わない男だった。
それでいて持論だけはもっともらしく語り、それへの反論は一切認めないA。
aをbにしてくれと言うと、勝手にaをcにしてまい問題を発生させる。
そんな一番たちの悪いタイプだ。
しかもそれに問題がありクレームとなってもAはどこ吹く風で、
独りよがりの理屈を話すA。
怒りを抑えつつ、aをcにする事による問題点等をAに穏やかに説明した。
Aはそれを理解出来ないのか、したくないのか、
そんな俺にAは独りよがりの理屈で答える。
「しかし、現実に問題が発生しているだよ。じゃあ、
逆にどうすれば、aをcにして発生した問題を解決出来ると思う?」
と聞いてみた。
その回答にに俺は呆れ返った。
内容を要約すると、
「自分が正しいから失敗ではない。
クレームがあるとしたら相手側に問題があるのだ」
との事だった。
そして、自分がどれだけ正しいかを繰り返す。
さすがにうんざりしてきた。
552:
それでも問題は解決しなければならない。
俺は上司の許可を得て、同僚Bに応援を求めた。
Bは自分を前面に押し出してくるタイプでは無く
基本的に無口だが仕事振りは堅実で信用の置ける男だ。
そう、Aとは対極に位置する男だった。
それからはAの尻拭いの為に奮闘の日々。
そんなある日それは起こった。
Bの仕事を見ていたAが、Bの仕事振りをいつも調子で論評し始めたのだ。
「Bさんの仕事の仕方は効率が悪くて云々」と
それはいつもの如く独りよがりの理屈、かつ上から目線の発言だった。
それを聞いた時、俺はキレた。
「いい加減にしろ。この口先ヤロー。
テメエのへ理屈はもう聞き飽きたわ!
誰の尻拭いしてると思ってんだ。
テメエのご立派な発言の半分でいいから真っ当な事をやってみろ。
あれが悪いここが悪いって言うだけの役立たずが!
自分の立場と能力を考えて喋れや。
みんな間違ってる、判ってないだと。
みんながそう言うなら、テメエの方が間違ってるとは思わねえのか?
そんなにご立派ならそれを評価してくれるとこにでも行けや!
だが、何処行ったってテメエなんか・・・」
553:
一気加勢に怒鳴る俺を止めたのはBだった、
Bは俺の肩に手を置くと、無言のまま首を振った。
そして一言「無駄」と言う。
俺はBに怪訝そうな視線を送り、それからAを見た。
俺のあまりの剣幕に蒼白となっていたA。その顔が赤く染まっていく。
「この会社はおかしい。俺のやり方にそぐわないのが問題なんだ云々」
絶叫し始めた。
もううんざりだった。俺はAの喉口を掴み黙らせると、
「お前はもう帰れ、上司には俺が話をしておく。お前のお守りを
する程暇じゃねぇんだ。俺はお前の保護者じゃねぇんだよ」
と、静かに言った。
Aが消えた後、上司に電話を入れた。
仕事からAを外す旨を報告する。
上司の反応は、やっぱり無理か、とういう感じだった。
上司もAに問題がある事は認識し、扱いに苦慮してるとの事だった。
(そんなもん、あんたの仕事だろ。なんとかしろよ)
とは思ったが、まあ、首を切るにもそう簡単にはいかない世の中だし、
俺自身Aと関わってみて心底うんざりさせられていたので
上司に少し同情しつつ電話を切った。
554:
振り返ると、Bが缶コーヒーを俺に手渡しながら
「お疲れ」
と、休憩所へと誘ってきた。
喫煙室で一服しながら、BからAの話を聞いた。
それによるとこれまでさんざんAはさんざん失敗を繰り返していたらしい。
それがあまり表面化しなかったのはBらがそれをフォローしていたかららしい。
「無駄」と言ったのは、いままで色々と指導やアドバイスをしたが、
それが無駄に終わったが故の発言だったのだ。
「しかし、あそこまで言うんなら、うち辞めるてその実力が評価される
とこ行きゃいいんじゃねぇのか?」
吐き出した煙をぼんやりと眺めながら言う俺に。
「彼にその覇気はないよ」
Bの言葉が静まりかえった深夜の休憩所に響いた。
555:
そして、後味の悪い話。
あれから6年経ったが、未だAは会社を在籍している。
周りは色々と変わっていったが、Aは6年前と何も変わっていない。
さすがに部署は移動となり、閑職というか雑用係のような存在である。
みなから冷ややかに対応されるA。
新人や新しく来た派遣に自分が如何に正しいか、そして他の人間が
どれだけ間違っているかを語るA。
そして2、3ヶ月後、新人や派遣もAがおかしいと気付き距離を置き始める。
それを毎年繰り返すA。
6年という歳月、小学生なら入学し卒業する程の月日だ。
それを無駄に過ごしてきたA。
自分を省み自身の向上を図る事もなく会社に粘着し続けるA。
そして、Bの言葉を思い出す。
「覇気がない」
確かに、そうかもしれないと思う。
別の環境を選び頑張る気持ちはなく、ただ自分の理屈の拘り執着するA。
その場に粘着し新しい世界に目を向ける事も無く、ただ不平を述べている
のがAにとって楽なんだろうなと思う。
Aを会社で見かける度に悲しいというか、切ない気持ちになる。
557:
>>555
読みやすくてよかったよ。
561:

面白かった
570:
ちょっと前に読んだ小説
アフリカグッズ好きの夫(※漆原教授ではない)と妻と地方都市で暮らしている。
ある日夫の妹がたまたま掃除中に遊びにきて掃除を手伝うことになるのだが
埃をかぶっていた一体のアフリカ人形にツバ付けてこすったところ呪いが復活してしまう。
とつぜん夫は妻に「おまえが食べたい」と言い妻も悲しそうな顔しながら「あなたが食べたいなら…」と抵抗しない。
夫は庭に妻を蒸し焼くための穴を掘り出す。
ええ?と思ってる妹に「近所の植物園でバナナの葉を貰ってきなさい」。
泣きながらチャリでバナナの葉を貰いにいく妹。
バナナの葉を持って帰ってくると既に妻は殺されブツ切りにされていた。蒸し焼きの準備を始める夫。
翌日家に妻の兄たちがやってくる。みな「夢に妹(妻)が出て助けを呼ばれた」そうだ。
惚けたまま家にいた妹から事情を聞き山に逃げたという夫を追う。
しばらくして妹は近所のおばさん、警官、あと偶然聞きつけた新聞記者らと山にやってくる。
妻兄たちはすぐ見つかったが既に夫は妻兄たちに殺され肉片にされていた。
「あの人形にはむかし夫に焼かれて食べられた女の鈍いが詰まっていた
 一旦解放された呪いを収めるにはこの夫の肉をみなで食べて心のうちに仕舞って終わらせないといけない」
とオカルトに詳しい妻兄が言いその場の雰囲気でみな納得して近所のおばさんに至るまで肉片を食べる。
「さあこれで呪いは終わった 何事も無かったことに」で終わりだった。
578:
>>570
小松左京の「タブ」な。
原文はもっと深いから買ってきて読むといい。
585:
学校の先生の体験
最近はあんま見ないけど、昔お祭りによく「ひよこ釣り」ってあっただろ。
かわいらしいひよこがカラーリングされてて、それを釣るっていう動物虐待ゲーム。
俺も小さい時一度だけやったことあるんだが、あーゆうひよこってあんまり
丈夫じゃなくて、育たなくて死んじゃうことが多いらしい。
俺のは友達にやったからわかんないけど。
話を聞いた先生も、幼少の頃祭りの度に釣って飼っては死んじゃってたらしいんだけど。
でも一度だけ大人間近まで成長したらしいんだ。
チコちゃんって名前だった。
立派なトサカがはえてきて、オスらしさの威厳も出てきた。
でも大人になってくると、鶏ってちょっと手がつけられなくなるじゃん。
先生の家には広い庭もなかったし、何より子供が育てるにはちょっと危ない。
つつかれたら結構イタイし。
だからミカン畑を持ってる知り合いのうちに引き渡すことになった。
ミカン畑で放し飼いみたいにして飼うからってなって、先生はわんわん泣いたけど
その方がチコちゃんものびのびできるから、と納得したらしい。
半年ぐらい経ったある日、そのミカン畑の知り合いが家を訪ねてきた。
「チコちゃん食べごろになったよー!」
手にはすでに肉の塊と化したチコちゃん。
それ以来鶏肉が食べられなくなったって。
長文スマソ。
598:
別のスレからのコピペだけれど
美味しんぼに「五年目のパスタ」という話があります。
山岡たちの友人のホームレスに新入りができて
そいつはスパゲッティ屋を経営していたのですが
ある事情から身重の妻に何も言わず突然蒸発家出してホームレスしてました。
その事情というのが妻の父である先代が自分の弟子二人に
五年間イタリアで修行しろ、何があっても五年間は絶対に帰るな
帰国して料理の腕がよかったほうと娘を結婚させて店を継がせると約束したのです。
弟子の一人木崎は師匠との約束を守り真面目に修行に行きました
でも、もう一人の弟子・信は実は木崎とお嬢さんがすでに恋仲だということを知っていて
師匠が急死したのをいいことに約束した修行を放り出して緊急帰国
木崎はイタリアで新しい女を作ったから帰ってこないと嘘までついて
お嬢さんを無理やり口説き落として結婚していたのです。
それを知った木崎は当然激怒して、約束通り料理の勝負をしろと要求
自分が勝ったら、信がしたことを全てお嬢さんにばらすと言ったのです。
信は勝つ自信が全くなかったので勝負から逃げる為に家出してたというわけです。
その事情を知った、ゆう子は「信さんの愛は純粋で誠実だわ。今さら二人の仲を裂かなくても」と木崎を非難
結局、山岡に入れ知恵してもらった信が勝負に勝ち、木崎は何も言わず去って言ったのです。
信は最後まで友人を裏切ったことに対する謝罪などは一切なしでした。
こんな人間の屑に手を貸すなんて山岡達は理不尽すぎます。
ゆう子にしたって嘘ついて結婚した信を純粋で誠実と評価するなんて頭おかしいとしか思えません
606:
>>598
>「信さんの愛は純粋で誠実だわ。今さら二人の仲を裂かなくても」
一瞬信と木崎を読み間違ったかと思ったw
もう一度読み直してハ?ってなった。
603:
結局、ゆう子の腹黒さが一番怖いんだよな。
605:
初期のゆう子はあんなに可愛くて健気だったのに…後味悪。
626:
富井副部長がクビにならないのがオカルト
640:
地方ローカルニュースの特集で見て以来 忘れられないこと。
保健所にもちこまれた処分される犬猫の様子と、殺処分する職員の葛藤をテーマにした
ニュースだったんだけど、飼い犬を持ち込んだ家族の親の言い分が後味悪すぎ。
なぜ飼い犬を処分するのか記者に聞かれた父親は「家族全員で海外旅行に行くから」という。
子供二人は泣いているが、父に「じゃあおまえが家に残って世話するか?」と聞かれると、首を振る。
それを見て母親は「子供たちは可愛そうだけど、命についていい勉強になったと思います」…とかつらそうに言いやがった。
理解を越えた思考で、唖然としたが、こんな親に育てられる子供の将来が心配になった…
646:
>>640
保健所で殺処分される8割が元飼い犬らしいね
(飼い主が持ち込みに来たり、迷子になったのを捕獲されて連れてこられたり、捨てられたり)
持ち込む飼い主には、殺されていく様子を見る義務を負うべき
窒息死なんだよなあれ
じわじわ苦しみながら死んでく
殺処分される犬はだいたい3日間置いておかれるんだけど、1日ごとに部屋を移される
最後に行くのがガス室
犬は賢いから1日ケージを移動するごとに自分の運命を悟り、
1日目にはまだ愛らしい人間を信じるような表情をしてる子が、
3日目にはそれこそ死んだような表情や狂ったようにボーっとした顔になって
恐怖でよだれたらしたりしてるんだってさ
649:
>>640このニュースを見た時、DQNな父親にはあきれたがそれ以上に、
傷ついているかのように振る舞う母親の言動が頭に来た。
飼い犬を処分することが命の教育?ふざけんな…!と…
たしかに捨てる飼い主に、犬の苦しみ死んでゆくさまを見せるべきだよな。
657:
ああ、日テレだ!
捨てたのはぬこだったか…記憶の中で脚色しちゃってたな、すまん
胸くそ悪くてようつべ見直す気力がない。他にも夫婦の描写とかに記憶違いがあればごめん。
645:
既出かもしれないけど、以前、伊集院光が話してた『フィクション』の話。
昔の特撮ヒーロー番組で、『バロム1』というのがあった。
その番組に登場する怪人は『ドルゲ』っていうんだが、
その事でとある視聴者から一本のクレームが入る。
クレームを入れたのは、八王子で医者をしているドイツ人の『ドルゲ』さんで、
「息子が悪者と同じ名前のせいで虐められている。何とかしてくれ」とのこと。
そしてテレビ局は現在でも使われている、
『この番組はフィクションです。登場する人物や団体は架空のものです』
というテロップを番組の最後に流すようになった。
そして時は流れて十数年後、とある番組企画でその『ドルゲさん』を探そうという話が持ち上がる。
ドルゲさんの足取りを掴もうとスタッフが調査を進めるうちに、彼はひとつの事実に辿り着く。
最初のクレームが入った当時、八王子に住民登録している外国人の中に、ドルゲという医者はいなかったのだ。
647:
>>645
テロップの由来までは伊集院が雑学薀蓄として語ってたけど
その後までは知らんかった。
クレーマー?愉快犯?
672:
ミヒャエル・エンデ短編集、「自由の牢獄」(1992)から「ミスライムのカタコンベ」
ジャンルとしてはファンタジー
主人公は広大な洞窟の中にいて無意味な労働を繰り返す影(人間?)の一人
影たちは出口のない洞窟の中で目覚めては
頭の中に響く「声」にしたがって硬い洞窟の岩盤を掘り、配給される食糧で暮らす。
目覚めるたびに眠る以前の記憶は消えており、疑問を抱いたり考えたり
何かを新しく創造することは影たちにはできないとされている。また洞窟に外が存在するなどと考えてはならない。
そんななか主人公は夢に出てきた洞窟の外の風景を描こうとして追放されてしまう。
夢の通り外に通じる出口を求めて洞窟の中をさまよううちに
主人公は影たちを支配する「声」に反対するグループを名乗る一派に会い
「声」は自らの権力欲を満たすために影たちをそうとは知らせず奴隷としていると聞く。
創造という特殊な能力を見込まれて「影たちを解放するために必要な」キノコの栽培・管理を任される。
仲間を奴隷から救おうと必死にキノコの世話をする主人公。
ところがある日、温室の片隅でぼろぼろになった老人の影を見つけ
反対派のグループも「声」とグルであり、影たちを解放する気はなく
影たちに考えることを止めさせるために支給される食料に仕込まれる麻薬の
原料であるキノコを主人公に栽培させていたのだと主人公の前任者を名乗る老人に教えられる。
主人公が他の影と違い、忘れなかったり考えたり、外を夢見るのは
キノコの麻薬の効果に耐性があるためであり声の一派はその影響を恐れているはずだと。
主人公はキノコの温室をすべて破壊し、他の影を扇動し「声」への反乱を促す。
673:
ところがキノコの麻薬が切れると耐性のない他の影たちは苦しみだす。
苦痛があっても主人公は何も知らずに奴隷でいるよりましだと考える。
他の影を率いて外への通路へ向うと、「声」の主と主人公にキノコの管理を任せた反対派のリーダーが現れる。
彼らは影たちに以前の通りやっていくほうがはるかに幸せであるという。
どうせ洞窟の外に出ようものなら影たちは生きてはいけない。
洞窟の中に衣食住は満ち足りており、自ら何も決定せずに済む安楽な秩序があったと。
何も知らず奴隷でいることは不幸だと主人公が反駁すると
忘れることができず、疑問を持ってしまった主人公のみが不幸であり
他の影たちは現状に満足していたことに気づく。
さらに主人公が奴隷であることの苦しみを和らげてくれていたはずの麻薬の製造を妨害し、
本来感じるはずのなかった苦痛をみんなに与えたと知ると、他の影たちは主人公を見捨てる。
「声」がいうには影たちはかつて外から逃げて、一切の決定を「声」にまかせ
自由を放棄することで安楽を手に入れることを望んだという。
主人公一人がたまたま他と違っているために、それにしたがって
安易な従来どおりの世界の秩序を手放すのかと「声」がきいた。
主人公にももはや、外の世界が本当に現状より素晴らしいものなのか確信できなくなった。
影たちはまぶしい光があふれる外へと主人公を無言で突き出した。
外へ突き出されたとき、主人公の絶叫が洞窟中に響き渡り、そして出口は閉じられた。
ただし、主人公のあげた叫びが歓喜によるのか絶望によるものか、だれも断言できなかった。
683:
いい感じに後味ワルー。こういう話し好きだ
684:
エンデは「ジム・ボダン」シリーズとか、「モモ」とか「はてしない物語」とか
児童文学で名を馳せた人だけど、
『遺産相続ゲーム』『ゴッコローリ伝説』といった不条理系の戯曲なんかもかいてる人。
(そもそもこの人の児童文学自体、ハリウッド的勧善懲悪ファンタジーとは一線を画する
 陰鬱な雰囲気とシビアなストーリー展開の、爽快な読後感とは縁遠い話が多いんだけど)
そしてここで何度か上がってる『自由の牢獄』は、
それまでの『児童文学作家』としての評判をかなぐり捨てて
思いっきり自分のインナースペースの底深くに潜り込んじゃって書かれた、
抽象的、形而上的、散文的、前衛的な不条理短編集。
現代美術家だった父の遺作(根暗なダリみたいな作風)を挿絵として多数配置した『自由の牢獄』は
迷宮的世界で不条理な不幸に襲われる人々の物語が次から次へと展開され、
ヘタなホラーよりよっぽど絶望的な読後感を読者に与えてくれる。
このスレ住人にはオススメの一冊。
732:
戸田誠二の短編より
男子小学生の主人公はお菓子の買い食いがクセになっていて、
そのせいで、いつも夕ご飯を食べきれないようになっていた。
怒った母は、お菓子を食べれないようにと、しばらく主人公のお小遣いを止めると言い出した。
お小遣いのない日々がはじまり、お菓子が恋しいよと友達に愚痴ると、友達はやけに高級そうなチョコをくれた。
メタボ気味の少年Aが、同じ班のみんなに配ってくれたのだという。
Aの家に遊びに行くといつもお菓子が出るし、最新のゲーム機もあるといわれ、
主人公は友達たちと一緒にAの家に遊びに行く事にした。
Aの母はやさしそうな人で、オムライスでも食べないかと主人公に言ってきた。
オムライスが大好物の主人公は即座にはいと答えるが、友人たちは断り、
Aと共にさっさとAの部屋に行ってしまった。
Aの母親と向かい合い、じーっと見守られながら、なんとなく気まずい思いで黙々と食べる主人公。
やっと食べ終わって部屋へ向かおうとしたところ、Aの母親が主人公の手を取った。
「Aくんのお友達になってあげてね これ、少ないけど…」
そう言ってAの母親は千円札を数枚、主人公に渡そうとした。
主人公はそれを断り、Aの母親がしたことをAに言うが、
Aは不思議そうに「それがどうしたの」と言うだけだった。
その日の主人公の晩御飯はオムライスだった。
なんとなく苦い思いを感じながら食べる主人公に、
母親はお小遣いを再開すると言った。
「お菓子が全然食べられないのは辛かったかもしれないけど
 お母さんもご飯を残されると悲しかった
 これからもお菓子はほどほどに、ちゃんとご飯を食べて立派になってね」
というような母の言葉を聞きながら、主人公はいつのまにか泣いていた。
742:
ついでだから俺も後味の悪い話落としてゆきます。
どこまで話していいのか難しいんだけど、フィクションって事にしておいて。
俺は半年間、現場で働いてから消防学校に入ったんだけど、それまでの半年間にあった話。
ある日、火災出場で行ってみたら、風呂場で20代の女性が焼身自殺してたんだ。
警察が来るまでの間、現場の調査に当たっていたら、ある事に気付いた。
灯油を被って火をつけたはずなんだけど、火をつけたはずの着火源が何処にも見つからなかった。
ライターとかマッチとかね…。
現場までの道のりを見ても
火をつけた後に風呂場に行ったとも思えなかった…。
火災調査は死人を扱わないから、深入りしないで帰ったんだけど、
後日に上がった供述調書がイカれてた。
家族が自殺を発見してから消火するまでに一時間もあったんだ。
自殺者含め、家族みんな精神的に耗弱してたみたいで要領を得なかったらしい。
後日、警察からの報告で自殺と判断されたと言われた。
署のみんなは全然納得しなかったけど、それ以上は畑が違うから踏み込めなかった。
着火源…どこにいったんだろうね?
だいぶ端折ったから怖くなかったらスマン。
744:
>>742
もしかして、自殺じゃない?って事?
745:
>>744
まぁ…そうかも知れないよね…。
しかも入職半年の新米がいきなり出会っちゃう事件ってことはさ…
どれだけそういうのあるのかと思って怖くなった。
たまたまだと祈る
954:
漫画家、まつざきあけみ初期作品「かもめ」
移民…それは繁栄のヨーロッパへ職を求めて流れ込む「現代の奴隷」
ここフランスでも沢山の移民が安い賃金で重労働にあえいでいる。
その為、常に移民とフランス人との間に争いが絶えなかった。
主人公は上院議員の娘、アルヌール。
産まれたときからの婚約者もいる裕福な家庭に育ったが、
生活の全てを父親に管理され、息苦しさを感じている。
ふとしたことで、治安の悪い移民地域に迷い込み、絡まれているところを
ロベルティーノという移民に助けられる。
ロベルティーノは、将来船乗りになって一生海の上で過ごし、
死んだら「かもめ」になるんだと話す。
「自分の翼で大空を飛び、自分のエサは自分で探し、
自分の力でこの世界を生きる。そんなカモメが好きだ」と。
アルヌールは、話している内に、彼の、強く、荒々しく、自由なところに
あこがれを抱くようになる。「私もカモメになりたい」
そして移民に対する差別の実態を知り、なんとかしたいと考え始める。
955:
ある日、二人が一緒にいるところを、アルヌールの父親に見られてしまう。
アルヌールは「何故移民と一緒にいては行けないの?
彼らを理解しないうちにどうして移民を卑下するの?
いつまでもそういう見方をしているから無意味な争いが絶えないんだわ」と、
初めて父親に反発するも、外出禁止となってしまう。
激怒した父親は、兼ねてから話の出ていた移民街の立ち退きを
予定を早めて「強制撤去」という形で推し進めてしまう。
一部の住民が暴動を起こし、死者も出たと知ったアルヌールは、
がれきの街と化した移民街を泣き叫んで探し回る。
わずかの間に起こった移民街の崩壊。
暴動を起こした移民の中に沢山の死者が出た。
その中にロベルティーノもいたことは、その後もアルヌールは知るよしもない。
もう誰も彼女に羽ばたきを教える人はいない。
彼女はまた今までと同じように父の築いた道を歩む…。
最後の5行は原文ママです。
え!?せっかく自我に目覚めたのに、元に戻っちゃうの!?
と後味悪い。
959:
推理小説、確か短編ところどころうろ覚えの部分があります。
とある列車で、席に着いたままの状態で死んでいる男性が発見される。
そこは指定席で、終点になっても降りない乗客に駅員が声をかけて発見、服毒自殺だった。
同じ車両にいた主人公の小説家は取材旅行の帰りだった、
先に列車から降りたのだが、この男性が死ぬ少し前に男性に
「申し訳ないが、日差しが強いのでブラインドを閉めさせて欲しい」
と声をかけてきたのを覚えていた、その発言でこれから死ぬのに日差しを気にするなんておかしい、
それに男性がひどく穏やかだったことを思い出し、これは事件の匂いがする、と調査を開始。
すぐに主人公は、その列車とすれ違う下り列車で、同じように服毒自殺をした女性がいることを突き止めた。
しかも、死亡推定時刻はほぼ同じ、列車がすれ違った瞬間だ。
状況・使われた毒が同じことから、きっとこれは心中に違いないと主人公は判断。
だがその女性と、主人公の出合った男性に接点はなく、捜査は行き詰る。
男性には確かに愛人がいたが、死亡した女性ではない、ならばと愛人の方にアプローチをかける主人公。
愛人は男性の保険金で優雅に暮らしている、調べているうち、
その女性と愛人が一緒に列車に乗っていたことが発覚。
960:
結婚できないなら、男性に思い出の地である場所に差し掛かったとき、一緒にこれを飲んで死にましょう、
でも世間に怪しまれないように、上りと下り、それどれ別の列車で。
と持ちかけ、愛人は毒薬を男性に渡し、自分は友人である女性と列車に乗り込み、女性に毒薬を渡した。
主人公は愛人に尋ねた、男性を捨て、友人である女性と心中に見せかけて殺し、保険金で豪遊か!と。
愛人は凛とした表情で語りはじめる、男性を愛していた、しかしそれと同じくらい女性のことも愛していた。
どちらに行っても、世間的には結ばれない、だからこそ心中はしたかった。
3つあるうちの薬の包みの、どれに毒が入っていないかはわからないようにした。
だって3人では心中はないでしょう?
話す内、主人公は本当に愛人が二人を愛していたのだと悟り、愛人の下を去った。
愛人一人勝ち、これで納得して帰る主人公も後味悪い、結局どれだけ愛してる連呼をしたところで
心中状態で死んでいるのは、無関係同士の二人だ。
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