【艦これ】提督「コンナハズハー」 吹雪「?」【安価有り】back

【艦これ】提督「コンナハズハー」 吹雪「?」【安価有り】


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00こい
3: ◆Ww9Me2u6TE 2017/05/12(金) 12:17:22.61 ID:6VEdwI1Bo
提督
「(35、ふむ。苦手に思われているようだな)」
吹雪
「お疲れ様です! あの……本日は……」
提督
「今日は休みだと伝えた筈だが?」
吹雪
「は、は、はい! 申し訳ありません! それはしっかりと聞いていたのですが、一応ご確認をと……司令官が休みを取るのがしばらくぶりだったもので……」
提督
「そうか」
吹雪
「あ、あの……失礼します……」
提督
「まぁ待て吹雪、とりあえず座れ」
吹雪
「ぴっ!?」
提督
「なに怖がってんだ? 良いから座れって」
吹雪
「は、はい……」
提督
「………………」カチカチ……ボッ……スー……ハー
吹雪
「………………」
提督
「俺とお前が出会ってから、もう一年も経つのか」
吹雪
「へ……?」
提督
「思えば、初めのうちは右も左も分からんお前に何度も助けられたな」
吹雪
「……そう、でしたっけ……?」
提督
「覚えていないか? はは、お互いにいっぱいいっぱいだったものな」
吹雪
「は、はい……」
提督
「俺は、今でもお前ら艦娘がよくわかんねぇ、正直怖いよ、お前らが」
吹雪
「え?」
4: ◆Ww9Me2u6TE 2017/05/12(金) 12:17:50.75 ID:6VEdwI1Bo
提督
「意外か? 普段偉そうにふんぞり返ってる俺が、こんなことを言うなんて」
吹雪
「ふんぞり返ってなんていませんよ! 司令官はとても頑張っています!」
提督
「おいおい、俺のことを苦手に思っているだろうお前にそんな風に言ってもらえるなんてな、これこそ意外だ」
吹雪
「えっ!? わ、私はそんな」
提督
「あぁ隠さんでも良い。お前らは普通の人間とそう変わらん、好みのものも違えば、食べ物の好き嫌いもバラバラだ。当然、他者に対する好き嫌いもそうなんだろうさ」
吹雪
「…………ごめんなさい……私は……司令官が、何を考えて、どう思いながら私たちと共にあるのか……分からなくて……怖いんです……」
提督
「………………はっ。人も艦娘も変わらんもんだ」
吹雪
「え?」
提督
「俺はお前ら艦娘が分からなくて怖い。お前は俺という人間が分からなくて怖い。結局、互いに溝作っちまってるって訳だ」
吹雪
「…………そう、ですね……」
提督
「悪かったな、時間をもらって。お前も休日はしっかりと有効活用しろよ」
吹雪
「……はい……失礼します……」
提督
「あぁ、そうそう。俺はそれでも、お前らを信じてるよ。仲間としてな」
吹雪
「……! …………私もです」ニッコリ
グッドコミュニケーション!
5: ◆Ww9Me2u6TE 2017/05/12(金) 12:20:15.80 ID:6VEdwI1Bo
提督
「……ふむ、吹雪には辛い役目を背負わせてしまっているのかもしれないな。甘えていた部分もあるか、反省としよう」
提督
「だが、吹雪の好感度が去り際に上がっていたな。この調子で鎮守府の連帯感を高めるのも、良いかもしれんな」
提督
「そうと決まれば散歩がてら艦娘を探そうか」
↓1 次の艦娘
6:以下、
阿武隈
8: ◆Ww9Me2u6TE 2017/05/12(金) 12:25:55.85 ID:6VEdwI1Bo
好感度安価のみやでゾロ目
提督
「……ふぅ……鎮守府をゆっくりと見るのも久々だな。所々汚れなんかも目立つか」
提督
「まったく、心に余裕を持つことを忘れてはいけんな。さてと、誰かいないかな」
阿武隈
「提督?」
提督
「む……」
阿武隈の好感度 コンマ安価↓1
9:以下、

11: ◆Ww9Me2u6TE 2017/05/12(金) 12:43:18.94 ID:6VEdwI1Bo
提督
「お……(82か……まさか、阿武隈に好かれていたとは)」
阿武隈
「今から遊びに行こうと思ってたんですよ! ふふ、丁度良かったです!」
提督
「なにか用事か?」
阿武隈
「用事がないと会っちゃダメですか?」ニコニコ
提督
「いや、そんなことはないが……」
阿武隈
「提督はどこに行くつもりだったんですか? 一緒に行きましょう!」
提督
「ふむ……それも良いな。とは言え、悪いが俺も散歩しているだけなのだがな」
阿武隈
「えへへ……それでも良いですよ?」グッ
提督
「ぬ……腕を掴まれると歩きにくいぞ?」
阿武隈
「たまには良いじゃないですか! ね?」
提督
「そうか、そうだな。たまにはいいか」
提督
「(いつになく機嫌が良さそうだな。付き合ってやろう)」
13: ◆Ww9Me2u6TE 2017/05/12(金) 12:53:21.90 ID:6VEdwI1Bo
阿武隈
「そういえば提督、メガネ変えました?」
提督
「ん? あぁ、よくわかったな。明石に作ってもらったものだ。前のとほぼ同じ作りだが、アレの腕前はさすがの一言に尽きる。それにしてもよく気づいたな? 外見はほぼ同一だというのに」
阿武隈
「気付きますよー。いつも見てますから」
提督
「そうか(ふーむ、好きという感情に気付いてしまうと、攻めてきているのがよくわかってしまってこれはこれで辛い)」
提督
「(提督として気持ちに応えてやることもできん以上、どうにもな)」ウーン
阿武隈
「悩み事ですか?」
提督
「む? あぁいや、たまには、な」
阿武隈
「たまには、ですね」
提督
「おう」
阿武隈
「……そういえば、提督は誰とするつもりなんですか?」
提督
「する? ……何を?」
阿武隈
「……あれ?」
提督
「すまんが、誰とも特別な約束はしていないぞ。なんの話だ?」
阿武隈
「……あの……ケッコンカッコカリ、というのは……」
提督
「結婚(仮)? 流行りの遊びか?」
阿武隈
「え……えー!!? 提督、知らないんですか!? あれ、おかしいなぁ! もう最近はその話題で持ちきりなのに……あの! 大本営からの命令書とか来てないんですか!?」
提督
「大本営から……? そういえばなにか来ていたような……丁度新海域の攻略中だったから後回しにしていたような気もする。そこまで優先度の高い命令でもなかったしな」
阿武隈
「……は……はー……」ガックリ
提督
「どうした? 急に元気をなくして」
阿武隈
「いえ……しっかり、目を通しておいてください……」トボトボ
提督
「うーむ……なんだったんだ」
14: ◆Ww9Me2u6TE 2017/05/12(金) 12:54:48.38 ID:6VEdwI1Bo
提督
「なにか、とてつもない罪悪感を感じてしまうな。後で目を通しておかなければ」
提督
「心なしか、僅かに好感度が下がってしまっていたか。気を付けよう」
↓1 次の艦娘
15:以下、
望月
16: ◆Ww9Me2u6TE 2017/05/12(金) 12:58:06.96 ID:6VEdwI1Bo
提督
「んむ……青空のなんと気持ちの良いことか。本日も晴天である」
望月
「ふぁーぁ……」
提督
「そんな晴れやかな天気の真下、怠そうに欠伸をするものもいるわけだ」
望月の好感度 コンマ安価↓1
17:以下、
えいや
19: ◆Ww9Me2u6TE 2017/05/12(金) 13:17:01.55 ID:v2dIQ9B8o
提督
「(51、友人か。中々良い位置と言えるな)」
望月
「やっほー……ふぁー……」
提督
「夜更かしでもしたのか?」
望月
「今日休みだっていうから、こんなときくらいってねー、ねみー……」
提督
「休日の過ごし方にとやかくは言わんが、腑抜けんようにな」
望月
「よゆーよゆー。今から寝るし」
提督
「……ふっ……」
望月
「ん? なに?」
提督
「いや、すまんな。兄を思い出した」
望月
「なんでさー」
提督
「いつも適当なことばかり言ってはだらけていたが、やるときはやる。そしていつも俺よりも良い成功をする。そんな男だった」
望月
「わー、けなされてるようで物凄い評価を受けてる」
提督
「兄を越えることを目標にしていたが、ついぞ叶うことは無かった」
望月
「…………」
提督
「あぁいや、死んだわけではない。嫁を貰ってな、この嫁がまた出来た嫁で。兄は大きいことに挑戦しないようになり、可もなく不可もない人生を歩むようになったんだ」
望月
「ちょっと心配して損した……」
提督
「ふ、お前も、何れ俺に越されんようにな」ポンポン
望月
「逆に司令官に優ってるところが思い付かないんだけど……」
20:以下、
艦娘安価取るついでに好感度も取っちまったほうが書くの楽だしリズムもよくなるんじゃね?
22: ◆Ww9Me2u6TE 2017/05/13(土) 08:41:49.81 ID:EiHuMLyjo
おはようございます
>>20
それだ
じゃあ今後は艦娘安価でゾロ目判定
その下で好感度判定やりますかね
提督
「未だに子供自慢をされるのは鬱陶しくもあるが……幸せな家庭そうで羨ましく思うときもある」
提督
「俺もいずれ……とは思うが、相手を見つけるところからだな」
↓1 次の艦娘
↓2 艦娘の好感度コンマ安価
23:以下、
加賀
24:以下、
ほい
27: ◆Ww9Me2u6TE 2017/05/13(土) 09:24:06.38 ID:EiHuMLyjo
「提督」ガシッ
提督
「ぐおっ!?」
加賀
「何をしているんですか?」
提督
「加賀……なぜいきなり首を掴む……」
加賀
「あら、ごめんなさい。気付いたら手が出ていたわ」
提督
「構わんが、お前らの腕力だと手加減していても致死性は高いから気を付けてくれ」
加賀
「それで、何をしていたのかしら?」
提督
「散歩だ」
加賀
「そう」
提督
「…………その責めるような視線の意味を理解できないんだが、何かあるのか?」
加賀
「いえ。提督が自分から他の子に近づいていくのが見えたので」
提督
「なに……ってちょっと待て」
加賀
「なんでしょうか」
提督
「(96? 流石にこの数字は冗談だろ? いつもムスッとしているこいつが? 俺を愛している?)」
加賀
「あら? 眼鏡を変えたのね」
提督
「ん、あ、あぁ……」
加賀
「……様子がおかしいわね。何かありました?」
28: ◆Ww9Me2u6TE 2017/05/13(土) 09:35:57.74 ID:EiHuMLyjo
提督
「いや……なぁ加賀、お前は最近の調子はどうだ?」
加賀
「どう、とは? 健康そのものですが」
提督
「ん、そうか。そうだな」
加賀
「なに? 変な人ね」
提督
「……あー、そうだな……加賀、お前はその、好きなやつはいるのか?」
加賀
「好きな人……?」
提督
「(馬鹿か俺は……直接聞く奴があるか)」
加賀
「それは、分かってて言っているのね?」
提督
「(ば、バレた……?)いや、加賀、俺はな……なんだ、その」
加賀
「言わなくても良いわ。あなたのことは分かっているもの」
提督
「……あー……すまん……」
加賀
「いえ」
提督
「(気まずくなってしまった……余計なことをいってしまったな……)」
加賀
「でも……」
提督
「ん?」
加賀
「私だって女よ。他の子と仲良くしているあなたを見たら、嫉妬してしまうわ」ニコッ
提督
「……」
29: ◆Ww9Me2u6TE 2017/05/13(土) 09:37:31.84 ID:EiHuMLyjo
提督
「か、加賀ってあんな奴だったか……? それよりも加賀の笑顔など初めて見たな……」
提督
「まったく、ここは男の心臓に悪い場所だ……」クイッ
↓1 次の艦娘
↓2 艦娘の好感度コンマ安価
30:以下、
早霜
31:以下、
はい
33: ◆Ww9Me2u6TE 2017/05/13(土) 11:06:31.75 ID:EiHuMLyjo
提督
「そろそろ食堂にでも行くか……」
早霜
「あ……」
提督
「………………ふむ」
早霜
「…………」
提督
「(いやはや……20、好感度としては嫌いか)」
提督
「(まったく、提督失格だな俺は。ここまで深刻な問題になっていたのに気づけなかったとは……)」
提督
「そう怖い顔をするなよ。別になにもしない」
早霜
「そう……それじゃ」
提督
「まぁ待て。あからさまに部下に嫌われていれば俺も気になる、話をしようじゃないか。早霜」
早霜
「私とあなたは上司と部下……あなたは私に命令をし、私はその通りに任務を全うする。それだけの関係よ。それ以上に深く詮索される理由はないわ」
提督
「それはその通りだ。だが俺はお前らを仲間として見ている。仲間から嫌悪の表情を向けられていれば、傷もつくというものだ」
早霜
「…………なんて……」ボソッ
提督
「人間なんて……か。確かに海軍には腐ってる輩はいくらでもいるな。お前の前にいたところの話も聞いてはいた。だがひとくくりにしないでくれ」
早霜
「……! そう……あなた、知っていたのね……。ならもう話すことは無いでしょ? 人間はみんな、私たちのことなんて兵器としてしか見てないわ。私たちもそれで良い、考えなくて良いなら、それが楽よ」
提督
「(放置していれば傷も癒えると考えていたが……予想以上に溝の深い)」
提督
「俺は……お前たちを兵器として見たことは一度たりとも無い。確かに戦うのはお前らを艦娘だ。俺は安全なところで指示を出すだけ。無力な自分に腹をたてることもよくあるよ」
提督
「だがそれでも、俺はお前らを大切な部下として見ている。今まで意思疎通をしてこなかったのは悪かった、言わなくても通じるだろうと考えていたのは浅はかだったよ」
提督
「……早霜。もしお前が人間なんて信じられないと言うのなら、これからは俺のすべてをかけて、お前ら艦娘に俺を、人を信じさせてやる。約束してやる」クイッ
早霜
「……嘘よ」
提督
「俺は嘘が大嫌いだ」ニヤッ
35: ◆Ww9Me2u6TE 2017/05/13(土) 11:14:19.92 ID:EiHuMLyjo
早霜
「…………面倒よ……そんなの……信じるなんて……いつか、裏切られるに決まってるわ……」
提督
「早霜ッッッ!!!」バッ!!
早霜
「ひっ!」
提督
「我々は日本を守るために日々戦っている!! 一人残らず未来を信じて歩み、戦っている!!」
提督
「停滞するな! 歩みを止めるな! 信じることをやめるな! 仲間を疑うな! 希望を捨てるな!」
提督
「我々は強い! 恐怖に必ず打ち勝てる! 信じろ! 自分を! 仲間を!」
提督
「…………こうして声に出すのは恥ずかしいが、俺はこれらの言葉が好きだ。人は恐怖に呑まれるとなにも信じられなくなる。勝て、早霜。お前の過去に」
早霜
「……ふ、ふふふ……司令官って、顔に似合わず熱血なのね」
提督
「……ふっ、お前の笑顔は美しいな」
早霜
「………………」
34:以下、
何で提督はクイッってしたの?
ナッパの真似?
36: ◆Ww9Me2u6TE 2017/05/13(土) 11:16:03.32 ID:EiHuMLyjo
>>34
帽子をクイッて
提督
「久しぶりに叫んだ気がするな、訓練時代以来か。早霜もまだしばらくは難しいかもしれないが、いずれ克服してくれるだろう」
提督
「信じるだけじゃない、声にだそう。共に戦うことを忘れないでな」
↓1 次の艦娘
↓2 艦娘の好感度コンマ安価
37:以下、
利根
38:以下、
成る程
コンマは任せろ
39: ◆Ww9Me2u6TE 2017/05/13(土) 11:52:25.94 ID:EiHuMLyjo
利根
「む? 提督じゃったか」
提督
「む? 利根か。どうかしたか?」
利根
「叫び声のようなものが聞こえたから来てみたんじゃが、何かあったのかのぅ?」
提督
「個人的なことだ、気にするな」
利根
「それなら良いんじゃが。提督の声に聞こえて慌てて来たのじゃ!」
提督
「(79……好きになる一歩手前か。どうもこう、極端だな)」
利根
「我輩の顔になにかついているのか?」サワサワ
提督
「いや、問題ないさ。……場所を変えようか、人が集まってくる可能性がある」
利根
「そうじゃな」
42: ◆Ww9Me2u6TE 2017/05/13(土) 11:59:52.67 ID:EiHuMLyjo
利根
「にしても、急に鎮守府全体を休みにしてどうしたのじゃ、提督よ?」
提督
「何かあったわけではない。ただ、改めて己を見返して見たときに根を詰めすぎてる自分に気がついてな」
提督
「お前らともあまり交流できていなかった気がしたから、こうして誰かに会っては会話をしている所だ」
利根
「ほほう……確かに寂しい思いをしている者も多いぞ! 我輩は大丈夫じゃが、もう少し仲良くするのが良いじゃろうな! 我輩は大丈夫じゃが!」
提督
「そんなに強調しなくても分かっている。俺は今まで、お前らの為に仕事をして、お前らを守るために何でもやろうとしていたが……先程わかったが、それは間違いだったようだ」
利根
「ふむ?」
提督
「今俺に必要なのは、お前らと触れ合うことなんだな。悪かった、利根」ナデ
利根
「む、むむ! て、提督! わ、我輩を子供扱いするでない!」ムフー!
提督
「今まではそばにいるだけでお前らにはわかってもらっているつもりだったが……それだけじゃいけないんだな」クイッ
利根
「それはそうじゃろう! 言わなければわからんことの方が多いぞ! 先日もそれで筑摩と喧嘩をしてな……」
提督
「ふっ……仲良くな」
利根
「当然なのじゃ!」
43: ◆Ww9Me2u6TE 2017/05/13(土) 12:02:30.41 ID:EiHuMLyjo
提督
「いくら成長した気になっても、俺はいつまでも若輩者だ」
提督
「いつもそれに気づかせてくれるのは、艦娘達だったな」
提督
「俺もあいつらと共に成長しているということだ」クイッ
↓1 次の艦娘
↓2 艦娘の好感度コンマ安価
44:以下、
那珂
45:以下、

50: ◆Ww9Me2u6TE 2017/05/13(土) 12:25:57.72 ID:EiHuMLyjo
提督
「ん? 那珂」
那珂
「……げ…………」
提督
「(05…………)」
提督
「人の顔を見て第一声がそれか」
那珂
「だって那珂ちゃん、提督のことだいっ嫌いだしー?」ニコッ
提督
「笑顔で毒を吐くな。流石は自称アイドルだ」
那珂
「は? 自称ってなに?」
提督
「……怒るなよ、悪かったな。まさかここまでお前に嫌われてると思ってなくて、正直どうしていいか分からない自分がいる」
那珂
「へー」
提督
「おお、まるで興味もないと。まぁ良い。那珂、お前にも悪いことをしたと思っている」
提督
「お前が俺を嫌っている理由に検討はつかんが、それに気付こうともしないで無視をしていたことは俺が悪い」
那珂
「……いきなりなんですか?」
提督
「いや? だが、お前にはチャンスを貰いたい。俺は今まで不甲斐ない提督だったが、もしお前に許す余裕があるなら俺は頑張りたい」
提督
「お前に嫌われたままでいるのは嫌だ」
那珂
「……な、なんですか本当に……悪いものでも食べました?」
提督
「現実が見えた、それだけの話だ。さて、ところでお前が俺を嫌う理由を聞きたいな。改善できるなら改善する」
那珂
「……そりゃー……どんなときも冷静で他人に無関心、常に無表情、ミスしても怒らない頑張っても褒められない……そんな人を好きになる方がおかしくない?」
提督
「とても耳に痛い……いや待て、褒めてはいただろ?」
那珂
「はー!? 『よくやった、ご苦労。休め』以上! こんなんで納得できるとか思ってるんですか!?」
提督
「…………………………那珂。今までご苦労、お前のおかげで助かっている。お前がいなければ、この鎮守府はこう上手くは回らん。これからも、共に戦ってくれ」
那珂
「…………ほ、褒め慣れてないですね……」
提督
「難しいんだ……」
那珂
「……ま、いいですよ! これからの提督次第で那珂ちゃんの好感度、上げてあげますから!」
提督
「善処しよう……」
52: ◆Ww9Me2u6TE 2017/05/13(土) 12:32:02.12 ID:EiHuMLyjo
提督
「……とにかくだ。これから頑張るから、見ていてくれ。お前に、お前らにちゃんと認められる提督になることを約束するさ」
那珂
「…………分かりました。那珂ちゃんも……ごめんなさい、提督。提督が頑張ってるのは、分かってました」
那珂
「でも私たちのことなんてどーでも良いみたいな感じがして……嫌ってました! ごめんなさい!」バッ!
提督
「…………そんなわけ無い。俺は実はお前らのことが大好きだからな」クイッ
那珂
「やーん! ごめんなさーい! 今日はOFFなんでご遠慮くださーい!」
提督
「知ってるよ」ハハッ
那珂
「じゃあ、これからも……よろしくね、提督♪」
提督
「あぁ、よろしく」
51:以下、
05でこの対応してくれる那珂ちゃんはやっぱりアイドルっすね(白目)
53: ◆Ww9Me2u6TE 2017/05/13(土) 12:33:53.30 ID:EiHuMLyjo
提督
「那珂とも和解できて良かった、まだまだ好感度は低いが……これからいくらでも努力してやるさ」
提督
「それが俺にできることなら、なんだってな」
↓1 次の艦娘
↓2 艦娘の好感度コンマ安価
>>51
那珂ちゃんのファン辞めまーす
54:以下、
日向
55:以下、

58:以下、
>>「……そりゃー……どんなときも冷静で他人に無関心、常に無表情、ミスしても怒らない頑張っても褒められない……そんな人を好きになる方がおかしくない?」
確かにそんな感じの性格な気もするけど>>1のときのテンションとの差が……
59: ◆Ww9Me2u6TE 2017/05/13(土) 13:11:05.91 ID:PMd/1gIOo
ひっくい好感度が続くなぁ
そういえば会話で好感度勝手に上げてるけど、変動後の好感度って書いた方が良いのかな
>>58
基本>>1の提督は別人だと捉えてくれれば幸い
提督
「(好感度09……誰だ?)」
日向
「ん……」
提督
「なん……だと……」
日向
「提督か。なんだ?」
提督
「い、いや……ちょっと信じたくないことがあってな……」
日向
「ふむ……そういう時は寝て忘れるに限る」
提督
「……そ、うだな……なぁ、日向……」
日向
「なんだ?」
提督
「お前は……表情を隠すのが上手いな……」
日向
「まぁ、あまり感情は表に出さない方だと自分でも思ってはいるな」
提督
「……そうか……今まで無理をさせたみたいで、すまなかった……」
日向
「何の話かは分からないが、大丈夫だ」
提督
「なぁ、日向。俺のことをどう思っている?」
日向
「どうとは? 上司だと思っているが?」
提督
「人として、だ」
日向
「好ましくはないな。友人や家族だったら即日絶縁する」
提督
「コンナハズハー」
60: ◆Ww9Me2u6TE 2017/05/13(土) 13:19:46.35 ID:PMd/1gIOo
提督
「……ふ、そうか……」
日向
「私は他人にたいして無関心な態度でいる人間は大嫌いなんだ」
提督
「すまん……すまん……」
日向
「だが話を聞こうとするのは珍しいな。何かあったのか?」
提督
「……いや……今までの自分を振り替えると、どうかと思ってな……今日を休みにしたのも、艦娘と交流をしようと……」
日向
「今さらか? もう遅い気もするが……」
提督
「許しくれ日向……俺はまるで、頑固親父のような人間だった……これからはもっと頑張るから……」クイッ
日向
「その困ったときにする、帽子を深く被る所もコミュ障のようで気持ち悪いな」
提督
「……………………」
日向
「泣きそうな顔をするな、男だろ? 今後頑張るならそこで改めて判断するさ。自分の欠点に気付いただけでも大きな一歩目だろう」
提督
「……あぁ……」クイ…グ……
71: ◆Ww9Me2u6TE 2017/05/13(土) 14:02:01.41 ID:PMd/1gIOo
提督
「日向が……そうか……」
提督
「人生は分からないものだ……」
↓1 次の艦娘
↓2 艦娘の好感度コンマ安価
72:以下、
占守
73:以下、
白露
76:以下、
(やばい)
88: ◆Ww9Me2u6TE 2017/05/13(土) 19:08:52.50 ID:PMd/1gIOo
占守
「しれぇ?!!」ガッ!
提督
「ぐぉっ! ……し、占守か……いつも言っているが危ないから……」
占守 100
提督
「どうしたんだ占守」
占守
「えへへ、占守は司令が大好きなだけっすよ!」
提督
「(いや待て、確かにやたらと接触は多かったが……100とは……)」
占守
「もし暇なら占守と遊んで欲しいっす! 占守、しれぇを探してたっしゅ!」
提督
「(うーむ、これは……どちらかというと男女のそれとは違うんじゃないだろうか? なら問題は無さそう……か?)」
提督
「構わない。何をして遊ぶんだ?」
占守
「おいかけっこをしたいっす! 占守が勝ったら」
提督
「(ふ、可愛いものだ)」
占守
「結婚して欲しいっす! 一生面倒見るっすよ!」
提督
「……結、婚」
占守
「はいっす! 夫婦になって、ずっとしれぇといたいっす!」
提督
「(予想外なことだが……占守は俺を男として想っているようだ)」
提督
「待て。そんな大事なことをおいかけっこの勝敗で決めて良いのか?」
占守
「なら何が良いっすか? 占守はしれぇをひとりじめできるならなんでもやるっすよ!」
提督
「……占守、良いか?」
89: ◆Ww9Me2u6TE 2017/05/13(土) 19:16:04.13 ID:PMd/1gIOo
提督
「我々は日本を守るために日夜戦っている。それは分かっているな?」
占守
「もちろんっす!」
提督
「なら、結婚をする余裕なんて無いはずだ」
占守
「ここにいる人達の中には結婚して子供もいる人も多いっすけど?」
提督
「占守、あのな? 俺は皆の安全も考えなければいけない立場だ。その俺が誰か一人を大切にすることなんて出来るわけが」
占守
「大丈夫っすよ! ……提督なんて、他にもいっぱいいるっすから。しれぇがいなくなっても、すぐに新しい人が来るだけっす」ニコッ
提督
「(……まさか……ここまで闇を抱えていたとは……これは正さねばいけんな)」
提督
「占守。俺を想ってくれるのは嬉しい。だが俺は、日本のため、ここにいる皆のために戦いたい。最後まで皆を守りたいんだ。ここで脱落する訳にはいかん。だから、分かってくれ」
占守
「いつまで待てばいいんすか? 占守、いっぱい待ってるっす。でもしれぇの周りにはいっぱい女の子がいて、いっぱいいっぱい我慢してるっす」
占守
「占守はいつまで頑張れば良いっすか? 深海棲艦がいなくなったらひとりじめできるっすか? そうなんすか?」
提督
「し、占守……」
占守
「なら頑張るっす! それで占守が我慢しなくても良いなら、いっぱい深海棲艦を倒して、もう良いってなるまで待つっす! ならしれぇも大丈夫なんすよね!」
提督
「……あ、あぁ……」
占守
「……なら、待ってるっすね……ずっと、我慢して、いっぱい、いっぱい、我慢して……しれぇと一緒にいられるようになるまで、頑張るっす」スタスタ
提督
「………………」
90: ◆Ww9Me2u6TE 2017/05/13(土) 19:17:04.36 ID:PMd/1gIOo
提督
「…………誰かの闇を、初めて見た気がする……」
提督
「しかも占守とは……予想外という話を越えているな……」
↓1 次の艦娘
↓2 艦娘の好感度コンマ安価
91:以下、
国後
92:以下、

94: ◆Ww9Me2u6TE 2017/05/13(土) 19:25:43.80 ID:PMd/1gIOo
国後
「……行ったわね……」
提督
「む……国後か……」
国後(51)
「何事もなくて良かったわね。最近占守の様子がおかしいと思ってたけど……こういうことか」
提督
「どうにもそのようだ……」
国後
「まったく……司令が早く一人を決めないからこうなるのよ! 言っておくけど、占守のこと弄んだら許さないから!」
提督
「そんなことするわけ無いだろう。あいつも仲間だ」
国後
「なら良いわ。もうなんなら、今すぐ占守に指輪あげちゃいなさいよ……」
提督
「そうもいかんだろ。俺にはまだやることがある」
国後
「もうっ、強情ね……いっつも「占守はいつしれぇと一緒になれるっすかね」と死んだような目で言われるあたしたちの身にもなって欲しいわ!」
提督
「強情とか言う話では」
国後
「なんでも良いけど、占守泣かせたら仕返ししてやるんだからね! ふん」
95: ◆Ww9Me2u6TE 2017/05/13(土) 19:26:43.47 ID:PMd/1gIOo
提督
「結婚にたいして、俺は夢を見すぎているのだろうか……」
提督
「いや、俺には皆を守るという責務がある。それを終えるまでは……」
↓1 次の艦娘
↓2 艦娘の好感度コンマ安価
96:以下、
皐月
97:以下、
白露
99: ◆Ww9Me2u6TE 2017/05/13(土) 19:37:23.84 ID:PMd/1gIOo
皐月(54)
「おはよう司令官。まだ早い時間なのに随分くたびれてるみたいだね」
提督
「どうにもな……予想外なことが多すぎて、頭がついていかん」
皐月
「そうなんだ。ふふっ、司令官にもそういう所あるんだね! かわいいね!」
提督
「なるべくお前らには見せないようにしていただけで、泣き言なんていくらでも出てくるさ」
皐月
「なんなら、ボクが聞くよ? 溜め込むのは良くないからね!」
提督
「ふっ、皐月は可愛いな」ナデナデ
皐月
「わっ、わわっ! 急に撫でるのはダメだってば!」テレテレ
提督
「そうだな……俺は今まで、ある意味では逃げていたただの卑怯ものだったんだ」
皐月
「司令官?」
提督
「もっと頑張るよ。もっと頼れる提督になる」
皐月
「司令官は今でも頼りになるさ!」
提督
「可愛い奴め……それ!」タカイタカーイ
皐月
「わぁぁぁ! ちょっとー! はは、アハハハ!」キャッキャ
提督
「(きっと平和を取り戻す……皆揃ってだ)」
占守
「……しれぇ」
100: ◆Ww9Me2u6TE 2017/05/13(土) 19:38:18.92 ID:PMd/1gIOo
提督
「皐月に癒されてしまった。駆逐艦は良いものだ……」
提督
「父親になったような気分になる」
↓1 次の艦娘
↓2 艦娘の好感度コンマ安価
101:以下、
大鳳
102:以下、
飛龍
103: ◆Ww9Me2u6TE 2017/05/13(土) 19:49:44.06 ID:PMd/1gIOo
大鳳
「提督ー」テトテト
提督
「大鳳。どうした?」
大鳳(68)
「特別なことじゃないんですけど……今日の予定は何かありますか?」
提督
「ゆっくりとした休日を過ごしているよ」
大鳳
「でしたら、この大鳳と間宮に行きませんか! 提督とお茶でも、と思って」
提督
「間宮か……よし、良いだろう。奢って貰う気満々みたいだが、乗せられておこう」
大鳳
「そ、そそ、そんなことないですよ!」テヘヘ
提督
「構わんさ。大鳳には世話になっているしな」
大鳳
「えへ……じゃあお言葉に甘えます!」
提督
「……女子は、よくデザートをそこまで食べられるものだな……」
大鳳
「むしろ提督はケーキひとつだけで良いんですか?」
提督
「そこまで入らん。俺も歳か……」
大鳳
「何をいってるんですか! まだ30中半くらいですよね? これからですよ!」
提督
「うーむ」
大鳳
「食べられないと思うから食べられないんですよ! はい、あーん」スー
提督
「………………あぁ……」パク
大鳳
「美味しいですね!」
提督
「うーむ、くどい……」
大鳳
「せっかく美味しいのに勿体ない……あ」
提督
「ん? スプーンがどうかしたか?」
大鳳
「い、いえ!」
104: ◆Ww9Me2u6TE 2017/05/13(土) 19:50:48.29 ID:PMd/1gIOo
親友の距離感が掴めない
提督
「挙動不審になった大鳳は、何故か顔を赤くさせて部屋に戻っていった」
提督
「風邪か? 食べ過ぎかもしれんな」
↓1 次の艦娘
↓2 艦娘の好感度コンマ安価
105:以下、
飛龍
106:以下、
白露
109: ◆Ww9Me2u6TE 2017/05/13(土) 20:01:34.12 ID:EiHuMLyjo
飛龍(61)
「提督ー、なにしてるの?」
提督
「いや、海を見ていた」
飛龍
「海って……なんにも見えないですよ?」
提督
「それはそうなんだがな。ずっとなんにもない、この先にはまだ敵がいるんだな……と」
飛龍
「なにか嫌なことでもあったんですか?」
提督
「逆だ。俺は皆と早く、笑ってここから出ていけるようにしたいと願ったんだ」
飛龍
「んー……それはそうね。でも、ずっと皆でここにいたい、って気持ちもあるなぁ」
提督
「……確かに、離ればなれになるのは、寂しいな」
飛龍
「へぇ……意外ね、提督がそんな風に言うなんて」
提督
「本音を隠しても仕方がないからな」
飛龍
「そうね……提督のことを怖がってる子とかもいますからね」
提督
「……多いか?」
飛龍
「気になります?」
提督
「当たり前だ。嫌われてるよりは好かれていたい。誰だってそうだろう?」
飛龍
「少なくとも……」スタスタ
ボスッ
飛龍
「私は、好きですよ。提督のこと。だから頑張ってくださいね」ニコッ
提督
「………………」クイッ
110: ◆Ww9Me2u6TE 2017/05/13(土) 20:02:10.16 ID:EiHuMLyjo
提督
「不意のことに一々胸をならしていては、ここでは持たんな……」
提督
「心頭滅却だ……」
↓1 次の艦娘
↓2 艦娘の好感度コンマ安価
111:以下、
加古
112:以下、
白露
115: ◆Ww9Me2u6TE 2017/05/13(土) 20:11:35.29 ID:EiHuMLyjo
提督
「………………」
加古(12)
「…………」ジーッ
提督
「加古」
加古
「…………なによ?」
提督
「なぜ俺を見ている?」
加古
「べっつにー?」
提督
「とりあえず、好意的な視線でないことは理解している」
加古
「鈍感な癖にそういうのだけはよくわかるようで」
提督
「刺のあることを言うな」
加古
「………………」
提督
「やはりと言うか、嫌われている理由がわからんな……。なにかしたか?」
加古
「……一生悩んでればいいよーだ!」
提督
「うーむ……」
116: ◆Ww9Me2u6TE 2017/05/13(土) 20:18:21.70 ID:EiHuMLyjo
提督
「あれか? 改二になってかっこよくなったな、と言ったことか?」
加古
「違うし」
提督
「じゃあ、お前らを褒めなかったことか? それなら、俺なりに褒めてたつもりで」
加古
「違う! 褒める褒めないなんてどーでも良いよ!」
提督
「怒るなよ……なら、なんだ……? 本当に検討もつかん」
加古
「なら言ってやろうじゃあないか! あの時の作戦指示がーーー」
くどくど
くどくど
くどくど
くどくど
加古
「……っはぁ……! 分かった!?」
提督
「あ、あぁ……」
加古
「あたしだって、嫌なこともあるし、色々考えてるんだからな! そりゃ元は兵器だけど……!」
提督
「……そんな風に言わないでくれ。すまんな、采配に関しては善処する。確かに言われて気付いたことも多い」
加古
「別に提督の言ってることの全部がおかしいってんじゃないけど、向き不向きがあるってのを忘れないでよ!」
提督
「分かった、しっかりとお前の言いたいことは汲み取る」
加古
「……??それだけだから!!」ドスドスッ
提督
「…………まだ納得が言ってないようだな……まだ時間はあるさ」
117: ◆Ww9Me2u6TE 2017/05/13(土) 20:18:59.22 ID:EiHuMLyjo
提督
「普通に説教を受けてしまった」
提督
「そのうち、改めて加古と話をしなくてはな」
↓1 次の艦娘
↓2 艦娘の好感度コンマ安価
118:以下、
択捉
119:以下、

121: ◆Ww9Me2u6TE 2017/05/13(土) 20:24:24.88 ID:EiHuMLyjo
ごめんちょっと>>118は分からないから再安価取らせてもらう
↓1 次の艦娘
↓2 艦娘の好感度コンマ安価
122:以下、
白露
123:以下、
夕張
127: ◆Ww9Me2u6TE 2017/05/13(土) 23:48:02.95 ID:PMd/1gIOo
白露(51)
「提督ー、おはおはー!」
提督
「あぁ……」
白露
「あれ、ちょっとテンション低め?」
提督
「問題はない」
白露
「何かあったらすぐ相談した方が良いって! 悩んだ挙げ句に自殺……ダメ、ゼッタイ!」
提督
「しないから。……いや、俺もまだまだだな、と認識させられた一日だったからな」
白露
「ふんふん!」
提督
「話はそれだけだ」
白露
「えー! ぶーぶー! わかんないよそれだけじゃー! 核心!」
提督
「心配してくれてありがとう」ナデナデ
白露
「えええぇぇ!?」
提督
「なんだ? 大声だして」
白露
「なんだって! 提督の方がどうしたの!? 頭撫でるとか全然キャラじゃないよ!?」
提督
「む……それもそうか……言われてみれば馴れ馴れしすぎたか」
白露
「本当に大丈夫……? 無理しちゃだめだよ?」
提督
「本当に無理になったらちゃんと白露に相談する。その時は、頼む」
白露
「う、うん……」
128: ◆Ww9Me2u6TE 2017/05/13(土) 23:48:59.29 ID:PMd/1gIOo
提督
「距離感が掴めん……どうすれば正しく接することができるものか……」
提督
「俺はこんなにもダメな人間になっていたのだな……」
↓1 次の艦娘
↓2 艦娘の好感度コンマ安価
129:以下、
秋月
130:以下、

132: ◆Ww9Me2u6TE 2017/05/13(土) 23:59:21.21 ID:PMd/1gIOo
ちょっと同じ日設定きついことに気づいたので、適当にします
提督
「(青空をこうして眺めるのも久しくなかったな。昔はこうして、空ばかり見ていた気がする)」
提督
「(あの頃は、自分がこんなことをしているなんて想像もしてなかった)」
提督
「(見る場所や己が変わっても、空は青いままか)」
「司令」
提督
「(…………こうして一日を終えるのも、悪くはないかも知れないな)」
「司令」
提督
「……む?」
秋月(71)
「司令。おはようございます。お休みのところ申し訳ありません」
提督
「いや、構わん。急ぎの用事か?」
秋月
「あ、いえ……司令を見かけたので……」
提督
「そうか……(71……秋月は俺なんかに興味があるのか)」
提督
「暇なら隣に座るか? 話でもしよう」
秋月
「は、はい! 失礼します!」スッ
133: ◆Ww9Me2u6TE 2017/05/14(日) 00:09:20.07 ID:JME7EOR+o
提督
「……なぁ秋月。楽しいか、ここは?」
秋月
「え? はい! 秋月は不満はありません!」
提督
「それなら良かった。お前らが笑顔でいてくれることが、俺にとってなにより重要だからな」
秋月
「え……司令……!? あ、ありがとうございます!」
提督
「はは、驚いたか。こうして本音を吐露して来たことも中々無かったからな」
秋月
「……少し……でも、秋月は司令が優しいお方なことを知っていましたから!」
提督
「ありがとう。色々と説教を受けてな。ようやく俺が間違っていることを知ることができ」
提督
「なるべく、お前らと関わりを持つことにしたんだ。遅すぎるかもしれないが、こらからもよろしく頼む」
秋月
「は、はい! 嬉しいです!」
提督
「嬉しい、か。こんなことで喜んでもらえるなら、もっと早くやっておけば良かった」ナデナデ
秋月
「ひゃっ! あ……し、司令……」キュッ
提督
「ん? どうした?」
秋月
「秋月は……その……司令を……ひっ!? あ、あの! 秋月、用事を思い出したので、失礼します!! また!!」ダダダッ
提督
「秋月? ……行ってしまったか……なんだったんだ? 何かを見ていたような……気のせいか」
134: ◆Ww9Me2u6TE 2017/05/14(日) 00:10:05.49 ID:JME7EOR+o
提督
「秋月はいい子だな……」
提督
「秋月のような子の期待を裏切るわけにはいかんな」
↓1 次の艦娘
↓2 艦娘の好感度コンマ安価
135:以下、
サラトガ
136:以下、
初月
137: ◆Ww9Me2u6TE 2017/05/14(日) 00:14:42.60 ID:JME7EOR+o
ごめんなさいいい忘れてましたが海外艦一隻も持ってないので勘弁してくださいお願いしますなんでもしますから
サラトガだけwiki見ながら書きますので……
138:以下、
持ってない艦は持ってないから無理でいいのよ?
なんだったら持ってない艦一度リストアップしたらいい
139: ◆Ww9Me2u6TE 2017/05/14(日) 00:30:53.78 ID:JME7EOR+o
>>138
持ってないっていうのと、口調再現難しい(=英語(というか外国語)無理)っていうのもあるので……結局馬鹿を晒してしまった
提督
「(今日は海外の艦娘との合同演習だ。もう終わったみたいだな、ちょっと見に行こう)」
サラトガ(91)
「……あ!」
提督
「(待て待て……何故あんなにも好感度が高いんだ……? まだ三回目の演習だぞ……?)」
サラトガ
「提督!」ガバッ!
提督
「うぐぉっ……さ、サラトガ……久しぶりだな……」
サラトガ
「はい! 提督とまた会うことを夢見ていました……」ギュゥッ
提督
「……は、はは……お前にここまで喜ばれると、俺もうれ」
サラトガ
「提督……このまま、サラトガと愛のHegira……しましょう?」
提督
「……ま、またの機会に……」
サラトガ
「うぅ……またおあずけなんですね……」
提督
「好意は嬉しいが、俺はここの提督だからな……すまん」
サラトガ
「…………また少しの我慢です……」クスン
提督
「……俺は幸福者だな」
サラトガ
「Daddy……」
提督
「待て……それは非常にまずい気がする……」
140: ◆Ww9Me2u6TE 2017/05/14(日) 00:31:22.10 ID:JME7EOR+o
ごめん。ごめん
↓1 次の艦娘
↓2 艦娘の好感度コンマ安価
141:以下、
初月
142:以下、
長門
144: ◆Ww9Me2u6TE 2017/05/14(日) 00:51:58.00 ID:JME7EOR+o
提督
「(最近、視線を感じることが多くなった。ひとつや二つではなく、複数の視線だ)」
提督
「(行動を変えたことが注目に繋がっているのだろう。いい傾向なのだろうか)」
初月
「提督」
提督
「初月か? どうした」
初月
「ん……」ポスッ
提督
「(いきなり初月は俺の胸によしかかってきた)」
初月
「提督と触れ合いたかった、そんなときにお前を見つけた。それだけだ」クンクン
提督
「お前は犬か……」
初月
「安心する匂いだな、お前は……」
提督
「人に見られると誤解される光景だな……」
初月
「……誤解されて困る相手がいるのか?」
提督
「困る? それは困るだろう。提督が特定の誰かと仲良くしていると、不満を持たれる可能性もある」
初月
「…………ふぅ」
提督
「なんだ? 今度はため息か」
初月
「なんでもない。……もっと提督と触れ合いたいんだ。周りなんて気にせずに……」グッ
提督
「甘えん坊という奴か。ふふ、俺がそれをされるなんて、少し前までは考えたこともなかったな」
初月
「提督……少しその……僕の部屋に来ないか?」
提督
「部屋に? あ、すまん。このあと用事があるんだ。またにしてくれ」
初月
「そうかい。分かったよ」シュン
提督
「そうガッカリするな。またな、初月」ナデナデ
初月
「…………♪」
145: ◆Ww9Me2u6TE 2017/05/14(日) 00:53:03.49 ID:JME7EOR+o
そろそろ睡魔が……おやすみなさい
提督
「甘えてもらうのも悪くはないな……」
提督
「いやだが、あくまで俺は提督……間違いだけは起こさないようにしないとな……」
↓1 次の艦娘
↓2 艦娘の好感度コンマ安価
146:以下、
鈴谷
147:以下、
おつ
151: ◆Ww9Me2u6TE 2017/05/14(日) 10:28:51.28 ID:JME7EOR+o
提督
「おはよう、鈴谷」
鈴谷(67)
「おはよー……ねーむーいー……」
提督
「また夜更かしか……困った奴だ」
提督
「(やや高め、鈴谷は思った通りだな)」
鈴谷
「分かってるんだけどね? こう、勿体ない……って気持ちになっちゃって……そういうの無かった?」
提督
「無い。夜は寝るものだ。それで朝から疲れてる方が余程勿体ない」
鈴谷
「正論とかいらないってばー!」
提督
「お前の人生なんだから好きに生きるのが良いと思うがな」
鈴谷
「はいはい……分かってますよーだ……」
提督
「…………」
提督
「だが、俺は今のお前よりは、元気のある鈴谷の方が好きだが、な」クイッ
鈴谷
「…………………………ほあ?」
提督
「さ、仕事だ」
鈴谷
「ちょちょちょ! なに誤魔化そうとしてるのさ!? え、なに、デレ期!?」
提督
「引っ付くな。……思った通りのことを言ったまでだ。お前には元気で、少しくらい喧しい方が似合っている」クイッ
鈴谷
「あ、顔隠したー!照れてる照れてる!」
提督
「からかうな……」
152: ◆Ww9Me2u6TE 2017/05/14(日) 10:32:04.25 ID:JME7EOR+o
ちょっとご飯行ってきます
提督
「ひとしきり鈴谷にからかわれてしまった」
提督
「鈴谷が楽しそうにしていたから、良いか……」
↓1 次の艦娘
↓2 艦娘の好感度コンマ安価
153:以下、
五月雨
154:以下、
19
155: ◆Ww9Me2u6TE 2017/05/14(日) 10:49:15.21 ID:JME7EOR+o
提督
「(あそこにいるのは五月雨か)」
提督
「おはよう、五月雨」
五月雨(21)
「あ、は、はい……」
提督
「(低いな……何か彼女に失礼なことをしただろうか……?)」
提督
「……あー、と。最近はどうだ?」
五月雨
「え? あ……ちゃんと仕事はしています!」
提督
「……いや、五月雨の体調とか……不満なこととか無いか?」
五月雨
「ふぇ? …………え、ええと……何か私、ミスをしてしまいましたか……?」
提督
「(何か、物凄く脅えられてるような気がする。彼女のなかで俺はどんな存在になっているのだろうか)」
提督
「そうではない。自分の大切な部下の心配をしているだけだ」
五月雨
「……大切な……あ、あの……私は大丈夫です。ご心配していただいて、ありがとうございます」
提督
「いいや。困ったことや、思ったことがあったらいつでも言ってくれ。できる限りストレスの無い環境作りをしてやりたいからな」
五月雨
「は、はい。わかりました」
156: ◆Ww9Me2u6TE 2017/05/14(日) 10:50:22.29 ID:JME7EOR+o
提督
「去り際に首をかしげる五月雨を見送った」
提督
「一歩ずつ前へ進んでいこう」
↓1 次の艦娘
↓2 艦娘の好感度コンマ安価
157:以下、

158:以下、

159: ◆Ww9Me2u6TE 2017/05/14(日) 11:45:10.79 ID:e25RkBPPo
提督
「ふむ」
漣(75)
「ご主人様、なんですか? キモいですよ?」
提督
「行動と内心は必ずしもいっちしないんだな、と考えていた」

「なんの話ですか?」
提督
「いや。漣、お前は俺に好意的だったのか……」

「……は? いきなり電波受信しちゃったんですか? 流行ってないですよ?」
提督
「電波……? よくわからないが、俺も漣のことを大切に思っているぞ」

「ご主人様……」
提督
「ん?」

「今すぐ寝てください。漣はお薬もらってきますから。お粥も作ってきますね」
提督
「待て、俺はどこも悪くはない」

「異常ですよ」
提督
「少し前から、なるべく本音を明かしていくことにしただけなんだ。本当だ」

「本音を……? なんの心境の変化です?」
提督
「中には俺を嫌っている娘もいるからな。なるべくなら、俺は彼女たちと仲良くしたいと考えた。その結果だ」

「……そうですか。よくわかりませんが、わかりました」
提督
「お前には嫌われているものだと思っていたんだが、やはり俺は鈍感らしいな」クイッ

「(……ばーか)」
160: ◆Ww9Me2u6TE 2017/05/14(日) 11:45:58.49 ID:e25RkBPPo
提督
「人の気持ちとはよくわからんものだな」
提督
「己のこともろくに分からんのに他人のことなんてわかるはずもないか」
↓1 次の艦娘
↓2 艦娘の好感度コンマ安価
161:以下、
磯風
162:以下、

163: ◆Ww9Me2u6TE 2017/05/14(日) 12:26:21.94 ID:e25RkBPPo
提督
「む」
磯風(31)
「ぬ」
バッタリ
提督
「……おはよう」
磯風
「あ、あぁ……」
提督
「(磯風はあまり男性に免疫がないらしい。嫌われてる訳ではないが、いつも距離感が開いている)」
磯風
「どうした?」
提督
「いや、まだ慣れないな……と」
磯風
「どうにもな……悪いとは思っているんだが」
提督
「少しずつ慣れていけば良いんだ。気にすることはない」
磯風
「そう、だな」
提督
「……お前は男の何が怖い?」
磯風
「ん……あまり周りにいなかった、というのもあるが……知り合いに乱暴な奴がいたんだ。それが、な」
提督
「なるほど……(つまり若干トラウマになっているわけだ)」
磯風
「提督がいい奴なことは分かっているんだ。すまない」
提督
「大丈夫だ。俺もまだよくわかっていないことだらけだ。お互いに、克服できるよう努力しよう」スッ
磯風
「ん……」
コツン
164: ◆Ww9Me2u6TE 2017/05/14(日) 12:27:40.31 ID:e25RkBPPo
提督
「男の数が少ないぶん上手くやってはいるみたいだが……」
提督
「時間が解決してくれることを祈りつつ、俺も少しずつ会話をして行くようにしよう」
好感度一覧
・戦艦
日向(09)
・空母
加賀(96)
大鳳(68)
飛龍(61)
・軽空母
・重巡
利根(79)
加古(12)
鈴谷(67)
・軽巡
阿武隈(82)
那珂(05)
・駆逐
吹雪(35)
望月(51)
早霜(20)
皐月(54)
白露(51)
秋月(71)
初月(79)
五月雨(21)
漣(75)
磯風(31)
・潜水
・その他
占守(100)
国後(51)
サラトガ(91)
好感度早見表
それ以下 殺される危険あり、逃げて
01?10 大嫌い
11?20 嫌い
21?30 ちょっと嫌い
31?40 苦手
41?50 普通
51?60 友人
61?70 親友
71?80 気になる人
81?90 好き
91?00 愛してる
それ以上 やばい、逃げて
↓1 次の艦娘
↓2 艦娘の好感度コンマ安価
165:以下、
五十鈴
166:以下、
イ8
176: ◆Ww9Me2u6TE 2017/05/14(日) 16:09:47.59 ID:e25RkBPPo
せっかくだから最低値組と上限突破組は安価で内容決めますかね
↓1 五十鈴に嫌われている理由
177:以下、
着任したばっか
牧場の噂を聞いていてここでも行われていると疑っている
178: ◆Ww9Me2u6TE 2017/05/14(日) 16:22:26.25 ID:e25RkBPPo
提督
「………………」カリカリカリ
コンコン
提督
「入れ」
「失礼します」
ガチャ
提督
「む……」
五十鈴(00)
「本日からこちらに配属された五十鈴です。これからよろしくお願いします」
提督
「あぁ……(最低値か……普通配属初日は、30?50くらいなんだがな)」
提督
「よろしく頼む。何か分からないことなどはあるか?」
五十鈴
「いいえ。すぐに出撃すれば良いですか?」
提督
「初日くらいはゆっくり休んでくれて構わんぞ。焦ることはないさ」
五十鈴
「そう。じゃあ明日からね」
提督
「そんなに戦果を焦る必要は無い。俺は個人の戦果で差別や優遇はしないからな」
五十鈴
「早く改修して解体したいんでしょ? 別に隠さなくても良いわよ」
提督
「……??? お前を解体する気など無いが……?」
五十鈴
「あ、そ。知ってるわよ、最初はそう言ってこっちのやる気を引き出そうとするんでしょ? なんでも良いわ、早く楽になりたいし」
提督
「ちょっと待て五十鈴。お前の言っていることの半分も理解できん」
提督
「お前はここの新しい仲間だ。ぞんざいに扱う気は無い」
179: ◆Ww9Me2u6TE 2017/05/14(日) 16:26:46.26 ID:e25RkBPPo
五十鈴
「だから、そんな風に言わなくてもやることはやるって言ってるでしょ?」
提督
「なんの話を……ん?」
提督
「なんだそれは? ……『簡単、五十鈴牧場にススメ』……?」
五十鈴
「人間なんて皆、こうするつもりなんでしょ?」バッ
パラパラ……
提督
「…………なんだ、これは……改修し、上からの装備が届き次第受け取って解体するだけ……待て! なんだこれは! こんなことがまかり通っているのか!?」
五十鈴
「きゃっ! ……いきなり大声出さないでよ……」
提督
「待っていろ! 抗議してくる!」ガチャ! ドタドタドタ
五十鈴
「行っちゃった……ここの提督は、本当に知らなかったんだ……じゃあ私、解体されなくて済むんだ……はは」ポロポロ
五十鈴
「……頑張ろう……」
180: ◆Ww9Me2u6TE 2017/05/14(日) 16:27:59.38 ID:e25RkBPPo
俺提督は稼ぎだとか牧場プレイをしたことがない提督です
提督
「まったく……憲兵達の仕事も甘くなったものだ」
提督
「あんな本まで出回っているなど言語道断! 厳しい処罰を下してもらわんとな」
↓1 次の艦娘
↓2 艦娘の好感度コンマ安価
181:以下、
でもオリョクルはやってるんでしょ……でち
182:以下、
ヘーイ
185:以下、
でっちだよねこれ
でっちも救え
187: ◆Ww9Me2u6TE 2017/05/14(日) 19:09:59.34 ID:e25RkBPPo
でちっていってるしこれはでっちだろう
>>181
やったことないんだなぁこれが
提督
「ゴーヤ」
58(87)
「なんでちか?」
提督
「これはおかしくないか?」
提督の膝の上に座る58
58
「おかしいことなんて無いでち! ここはゴーヤの指定席なんでち!」
提督
「そうか……ならいいんだが……」
58
「こんな幸せが当たり前のように続いて欲しいでち?」スリスリ
提督
「(うーむ……好かれているのは素直に嬉しいが、こんな光景を見られでもしたら……)」
提督
「(端から見れば犯罪でしか無いからな)」
58
「提督……ゴーヤはね、提督のことが好きでち……優しいし、かっこいいし……ちょっと無愛想なところも味があるでち」
58
「前の提督とは全然違って……ゴーヤの一番の人なんでち!」
提督
「……………………」
58
「これからもゴーヤの大好きな提督でいてね! 提督!」チュッ
提督
「最大限善処しよう」クイッ
188: ◆Ww9Me2u6TE 2017/05/14(日) 19:11:21.12 ID:e25RkBPPo
提督
「………………ふっ……子を持つというのは、良いものだな」
提督
「これからも俺は彼女達の良き父でいよう」
↓1 次の艦娘
↓2 艦娘の好感度コンマ安価
189:以下、
萩風
190:以下、

192: ◆Ww9Me2u6TE 2017/05/14(日) 22:28:29.61 ID:2LqEG7ejo
荻風
「司令、おはようございます」
提督
「あぁ。もう慣れたようで安心した」
荻風
「前にいた所から随分と待遇が改善されて、楽しくお仕事が出来てます」
提督
「なるべくなら、そこで長く働いてもらいたいんだがな……やはり艦娘は兵器だ、人間のように扱うべきではない、という人間も一定数いるからな」
提督
「お前らには悪いが、こればかりはどうにもならない。何故なら俺にも気持ちが理解できてしまうからだ」
荻風
「司令にも、ですか」
提督
「あぁ。彼女らが反逆を企てるのでは? いつか、艦娘達との立場が逆転してしまうのでは? そんな想像をしてしまったこともあった」
荻風
「そんなこと!」
提督
「分かっている。だが、人間は弱いんだ。お前らと戦えば、我々人間は負けるだろう。だからこそ、お前らを押さえ付けて有利に立とうとしたがるんだ」
提督
「勿論全員ではない。俺のように、お前らと友好的な関係を築こうとする者も多い。だがお前らより優位に立とうとする者も少なくはない」
荻風
「………………」
提督
「朝から嫌な話をしてしまったな。俺はお前らを信じている。軍人として疑わなければならない所もあるが、俺の本心は【信じたい】だ」
荻風
「……大丈夫です! 私も司令を信じていますから!」
提督
「………………と、偉そうなことを言いはしたが……俺は人間関係の構築があまり上手くない。昔から教師に不器用な子との評価を頂いていた程にな……」
荻風
「し、司令……大丈夫ですよ! 私は司令の良いところをたくさん知ってます! だからその……大丈夫ですよ!」
提督
「……ありがとう……」クイッ
193: ◆Ww9Me2u6TE 2017/05/14(日) 22:30:17.37 ID:2LqEG7ejo
提督
「友人の作り方など知らなかったし、他者との話し方もよくわからなかった」
提督
「雑談というものの楽しみ方も知らない俺だが、たくさんの娘たちに囲まれて今は幸せだ」
↓1 次の艦娘
↓2 艦娘の好感度コンマ安価
194:以下、
三隈
195:以下、

197: ◆Ww9Me2u6TE 2017/05/14(日) 22:51:06.41 ID:2LqEG7ejo
提督
「三隈。出会い頭に嫌そうな顔をするな」
三隈(26)
「気をつけているつもりなんですけど、ごめんなさい」
提督
「最上のことは悪かったと思っている。だからいい加減機嫌を治せ」
三隈
「大破したモガミンを出撃させたと聞いたときは、心臓が止まるかと思いましたから」
提督
「妖精を付けていたから大丈夫だった、と説明しただろう」
三隈
「淡々と『最上が撃沈されても問題はない』とだけ言われれば驚くに決まっているでしょう!」
提督
「言い方が悪かったのは認める。だからそろそろ……」
三隈
「……一つ条件、良いかしら?」
提督
「可能な限り受けよう」
三隈
「今度の日曜日、モガミンと遊びに行きたいので外出許可と、遊園地の券を二枚……」チラ
提督
「昼食夜食もつけよう」
三隈
「大好きです、提督♪」
提督
「以後、気をつける」
198: ◆Ww9Me2u6TE 2017/05/14(日) 22:52:07.77 ID:2LqEG7ejo
提督
「言葉というのは難しい。伝えようと思うことと実際に伝わっていることが必ず正確とは言えないからだ」
提督
「本当に、以後気をつけよう」
↓1 次の艦娘
↓2 艦娘の好感度コンマ安価
199:以下、

200:以下、
ほい
201: ◆Ww9Me2u6TE 2017/05/14(日) 23:52:14.67 ID:Cg50AMBOo

「(……流石に緊張するよ。ここで上手くやっていけるのか、心配だ)」

「(ここの司令官は静かな人と聞いているから、落ち着いていこう)」
コンコン
「入れ」

「失礼するよ」
ガチャ
提督
「………………」ゴゴゴゴゴゴゴ

「……ッ!?(これは……なんて重圧感……!?)」

「ひ、ひび、きだよ……」
事情によりここからは副音声をお楽しみください
提督
「うむ。話は聞いている。お前が不死鳥と呼ばれていた響、だな」ゴゴゴゴゴゴゴ
『流石の活躍だ。これから期待している』

「………………」ゴクリ
提督
「そう緊張することもない。お前に望むことはただ一つ。戦って、勝て」ゴゴゴゴゴゴゴ
『それ以外の不安材料は全て俺が消し去る。安心して、ただ敵だけを見て戦ってくれればいい』

「あ、あぁ……分かって、いるさ」
提督
「負けてもいい。確実に立ち上がって勝て。俺が求めるものはそれだけだ」ゴゴゴゴゴゴゴ
『無理をして傷つくくらいなら、退いて力を付けてから勝てばいい。それくらいの時間は稼いでやる』

「……が、が、がんばります!!!」
提督
「……期待している」ゴゴゴゴゴゴゴ
『無理はしないようにな』

「………………う……こ、怖かった……死ぬまで戦えって言われたよ……!」

「か、勝たなきゃ……殺される……!」ガタガタガタガタ
?現在?
提督
「……響。何故、そんなにボロボロになるまで戦うんだ?」
響(29)
「勝つためさ……」
202: ◆Ww9Me2u6TE 2017/05/14(日) 23:53:17.02 ID:Cg50AMBOo
提督
「初めて会ったときから、響はなにか、狂気のようなものを含んでいたが……」
提督
「近いうちに話し合わねばな」
↓1 次の艦娘
↓2 艦娘の好感度コンマ安価
203:以下、

204:以下、
山城
206:以下、
oh…
208: ◆Ww9Me2u6TE 2017/05/14(日) 23:57:38.28 ID:Cg50AMBOo
↓1 何故嵐は提督のことをヤバイほど愛している?
209:以下、
一目惚れ
212: ◆Ww9Me2u6TE 2017/05/15(月) 04:05:26.72 ID:a0zKBBBQo
あいつを初めて見たとき、俺の心が熱く燃え上がるのを感じた。
「嵐か。これからよろしく頼む」
鋭い目付き、どっしりと構えた安心というものを感じさせてくれる雰囲気、ピクリとも動かない表情。
そしてあいつに手を握られ触れられた時、俺は恋と言うものを理解した。
だが俺は恋を知らなさすぎた。
自分がそんな甘っちいものをするなんて微塵も考えていなかったからだ。
だから俺は勉強した。
姉妹にも散々話を聞いたし、恋愛漫画をそれこそ擦りきれるまで熟読した。
それでも分からなかった。
あいつの前だとおかしくなる。
好きと言うよくわからない気持ちに押し潰されちまう。
声をかけられても、返事もできない、息が詰まる。
あいつがいなくなってからようやく呼吸を思い出し、俺は自己嫌悪をした。
こんなことを何度も繰り返した。
そんな日が続いたある日。
「提督! ゴーヤを褒めるでち!」
「ふ……流石だな、ゴーヤ」ナデナデ
俺の全身の血が沸騰した。
これ以上無いほどに熱く、あいつに出会った時のあのときよりも熱く。
俺は嫉妬を知った。
嫉妬は苦しかった。
あいつが誰かを褒めれば嫉妬が起こる。
あいつが誰かを呼べば嫉妬が起こる。
あいつが誰かと話せば嫉妬が起こる。
あいつが誰かを見れば嫉妬が起こる。
あいつが俺以外と居れば……嫉妬が起こる。
俺は深海棲艦共をぶちのめして気が狂いそうになる日を誤魔化した。
それもすぐに効果が薄れていく。
出撃を重ねるたびにあいつが誰かと居るんじゃないかと、気が狂いそうになる。
俺はぶっ壊れていた。
頭のネジがぶっ飛んで、何もかもを壊してでも。
――――――。
213: ◆Ww9Me2u6TE 2017/05/15(月) 04:19:51.05 ID:a0zKBBBQo
あいつは、明石さんと何かを話していた。
しっかりと聞こえなかったが、好感度がどうとか言っていた。
俺は嫉妬した。
明石さんは、司令に近すぎる。
あいつが、加賀さんと仲良く話していた。
加賀の手が司令を掴んでいた。
司令は嫌そうにはしないで、加賀さんも怒っていながらも楽しそうにしていた。
俺は嫉妬した。
加賀さんと司令の距離感が羨ましい。
あいつは、占守と結婚の約束をしていた。
占守はあいつが好きなんだ。
顔を見れば分かる。
俺と同じ顔をしていた。
俺は嫉妬した。
素直に司令に好きだって言える占守に。
あいつは秋月と話していた。
あいつら秋月の頭を撫でた。
憎かった。
俺はずっと見た。
見ていた。
俺は見てることしかできなかった。
でも見ていた。
秋月が俺に気付いていなくなるまで、ずっと見ていた。
もうダメだ。俺はもうダメだ。
こんなのもう無理なんだ。
自分の気持ちに逆らえない。
ぶっ壊して、何もかもぶっ壊して、司令を一人占めにしてやりてぇ。
なのに……俺は……。
提督
「嵐。相変わらず呆けているな、どうかしたか? 気分が悪いなら部屋に戻って休め」
嵐(100)
「……………………し、司令の……バカヤローーー!!!」バキィッ!!!
提督
「コンナハズハー!」ドサァッ
あいつの顔を見ると、もうあいつのことしか考えられなくなっちまう。
絶対に、俺はあいつを逃がさねぇ。
必ず俺のものにしてやるから、待ってろよ、司令♪
214: ◆Ww9Me2u6TE 2017/05/15(月) 04:20:51.20 ID:a0zKBBBQo
提督
「いっ……手加減されてはいたが、かなり効いたな……にしても……100……?」
提督
「まさかこの眼鏡、壊れているんじゃないだろうか?」
↓1 次の艦娘
↓2 艦娘の好感度コンマ安価
215:以下、
初霜
216:以下、
蒼龍
223: ◆Ww9Me2u6TE 2017/05/15(月) 05:55:52.53 ID:a0zKBBBQo
提督
「………………」
初霜
「…………」ウー
提督
「初霜。もう怒らないから出てこい」
初霜
「提督なんて、嫌いです!」
提督
「コンナハズハー!」グサァ!
提督
「(なんという破壊力だ……! 本気で心に来るぞ……!)」
初霜
「わ、わたし、頑張ったのに! いっぱい怒って! 嫌い! だいっ嫌いです!」
提督
「は、はつ、初霜……俺はお前が心配だったんだ……お前に何かあったらと気が気でなかった……だがすまない、かける言葉を間違えてしまった……」
初霜
「知りません!」プイッ
初霜
「提督のばかぁ!!」テテテテテテ
224: ◆Ww9Me2u6TE 2017/05/15(月) 05:56:46.01 ID:a0zKBBBQo
寝ますおやすみなさい
提督
「…………………………」
提督
「思った以上に……厳しい……精神力が持たない……」
↓1 次の艦娘
↓2 艦娘の好感度コンマ安価
225:以下、
夕張
226:以下、
皆のお艦鳳翔さん。
232: ◆Ww9Me2u6TE 2017/05/15(月) 20:54:34.34 ID:72+74WhSo
夕張
「提督、最近お疲れみたいですけど大丈夫ですか?」
提督
「大丈夫だ」
夕張
「明石から聞いてますよ。その眼鏡、好感度測定機なんですよね? もしかしてそのことで?」
提督
「あぁまぁ……夕張、お前は50と表示されている」
夕張
「可もなく不可もなく、ですね。正確です」
提督
「あぁ。俺は全員に別け隔てなく同じように接してきていた。にも関わらず、好感度の上下がある……」
提督
「他者との関係は難しいものだな……」クイッ
夕張
「それはそうですよ。十人十色、好き嫌いだって当然ありますからね」
提督
「臨機応変に、か……苦手なことのひとつだ」
夕張
「情けないこと言わないでください!」バンッ
提督
「う」
夕張
「私は提督のことを尊敬していますよ! 朝から夜まで働き詰めで、艦娘の為に頑張ってくれていますから」
夕張
「だからこれからも、尊敬のできる提督、でいてください♪」
提督
「…………最大限努力する」
233: ◆Ww9Me2u6TE 2017/05/15(月) 20:57:57.55 ID:72+74WhSo
私提督は何かに熱中している人を馬鹿にする人間よりも、物事に熱中して周りが見えなくなってしまう熱い馬鹿の方が好きです
提督
「夕張にも随分と苦労させてしまっているからな……」
提督
「いずれ何かで報いてやらねば」
↓1 次の艦娘
↓2 艦娘の好感度コンマ安価
234:以下、
武蔵
235:以下、
山城
236: ◆Ww9Me2u6TE 2017/05/15(月) 20:58:27.53 ID:72+74WhSo
デデーン
240: ◆Ww9Me2u6TE 2017/05/15(月) 21:00:19.45 ID:72+74WhSo
↓1 武蔵が提督を愛した理由は?
241:以下、
初めて頭を撫でてくれた男性
245: ◆Ww9Me2u6TE 2017/05/15(月) 21:31:13.55 ID:72+74WhSo
「武蔵……お前が来てくれるのを待っていたよ。この鎮守府の為にその力、存分に見せつけてくれ」
なんだこいつは、と思ったのが初めてだ。
鋭い視線で私を精査するように見つめてきた時は、この武蔵ですら戦慄を覚えたものだ。
こんな提督の下で働いていけるだろうか、と心配にもなった。
だが知っていく内に、奴はただの優しい人間であることを知った。
「武蔵、先に休め。俺? まだやらなければならない仕事がある」
「武蔵。今日は疲れているようだな。強がるな、顔を見れば分かる。無理はするな、と言っただろう」
「武蔵……仕方の無い奴だ。おやすみ、武蔵」
提督の声を聞くたびに、私は奴に惹かれていった。
だが奴が求めた私は、凛とした強い艦娘だった。
……私は奴の求めるまま、その通りに振る舞ってやった。
それが提督に喜んでもらえるなら、それでも良かったからだ。
「……良くやった、武蔵。今回のMVPはお前だ。これからも一層、励んでくれ」
初めてのMVP、褒めてもらえたことに心踊らせてしまった。
大和に笑いながら指摘された時は、恥ずかしくて死んでしまうかとも思ったが、それ以上に提督の言葉の心地好さに溺れてしまっていた。
…………………………。
「よく頑張ったな。流石だ、利根」ナデナデ
「ふふん! 当然じゃ!」ニコニコ
…………………………。
私は頑張った。
提督に褒めてもらう為に。
この段階で私は、国のためではなく一人の人間のために戦果を得ようとしてしまっていた。
間違っているのかもしれない、だが私はそれでも良いと思うことにした。
倒して倒して倒して倒して倒して倒して倒して倒して……いくつ倒したかも忘れた頃。
「今回のMVPは武蔵、お前だ。良くやった、今後も頑張ってくれ」
褒められた。
提督に褒めてもらえた。
だが……私は、それじゃなくて……。
「む? 不服そうだな? どうかしたか?」
「……いや……」
「何かあるならハッキリと言ってくれて構わない。お前は俺の誇りだ、武蔵」ナデナデ
―――――――――――
―――――――――――
―――――――――――
246: ◆Ww9Me2u6TE 2017/05/15(月) 21:37:10.04 ID:72+74WhSo
倒した。倒した。倒した。
あれを忘れられなかった。
倒した倒した倒した倒した倒した倒した。
またあれを求めた。
倒して倒して倒して倒して倒して倒して倒して倒して。
褒めてもらいたい。
また撫でてもらいたい。
だから。
殺して殺して殺して殺して殺して殺して殺して殺した。
私のために。
なのに。
なのに。
なのに!!!!
「今回のMVPは漣だ」
「よく頑張ったな、嵐」
「流石だ、飛龍」
「次も頑張ってくれ、阿武隈」
褒めてもらえない。
「はー……はー……!!!」
こんなに頑張っているのに……。
「む、さし……!?」
褒めてもらえない……!!!
「提督……私は……」
ただ提督に褒められるだけで満足していたのに……!!!
「やめて、くれ……頼む……」
悪いのは提督だ。
「嫌だ……もう良い……」
悪いのは提督だ。
「褒めてもらえなくても良い……」
我慢してたのに。
「もう無理だ。悪いのはお前だ」
提督に撫でてもらいたい。
「やめ……」
「愛してくれ……」スッ
抱きしめてくれ。
提督。
249: ◆Ww9Me2u6TE 2017/05/15(月) 21:41:46.87 ID:72+74WhSo
とりあえずここまで、また0時くらいに来ます。
提督
「なんだったんだ……? 武蔵の奴……ひとしきりじゃれてきた後に飛び出して行ったが……」
提督
「甘えたかったのだろうか? かわいい奴だな。それにしても凄まじい力だった……」
↓1 次の艦娘
↓2 艦娘の好感度コンマ安価
250:以下、
長波
251:以下、
ぽい
253:以下、
またゾロ目w
255: ◆Ww9Me2u6TE 2017/05/15(月) 21:48:39.85 ID:uR8U+vINo
ゾロ目はあれやで、名前安価の時にゾロ目だったらやで

123
吹雪 コンマ99
124
阿武隈 コンマ50
だった場合、50×9で阿武隈の好感度は450となる
ちなみに00の場合は×10です
256: ◆Ww9Me2u6TE 2017/05/15(月) 21:49:16.10 ID:uR8U+vINo
阿武隈じゃなくて吹雪でした
259: ◆Ww9Me2u6TE 2017/05/15(月) 22:12:11.72 ID:uR8U+vINo
そういえば10人ごとに安価でイベントでもやろうかなーって思ってたのすっかり忘れてた
ちょっと試しに安価取ってみます
艦娘の名前と(複数可)こういうイベント見たい、っていうのでお願いします
↓1 10人達成イベント!
260:以下、
占守
背後から…
261:以下、
あっ(刺っし)
269: ◆Ww9Me2u6TE 2017/05/16(火) 00:25:08.26 ID:KCiDk9sfo
《最近、後ろから……》
最近背後から気配を感じることが多くなった。
振り返っても誰もいない。
歩き出すと、まあ気配を感じる。
だが誰もいない。
そんなことを繰り返す内に、いつの間にか慣れてしまった俺はそれを気にしなくなっていった。
提督
「……む」
久しぶりに背後に気配を感じて振り返ると、曲がり角から加賀が首を振りながら現れるのが見えた。
提督
「加賀、どうかしたか?」
加賀
「…………いえ、なんでもありません。提督、最近身の回りで何か変わったことはありますか?」
提督
「変わったこと……特に思い付かないな。よく背後から気配を感じるが、最近はあちらこちらから視線が来るからな」
加賀
「そう。なら良いのだけど……」
複雑そうな顔をした加賀は、そのまま去っていった。
俺は曲がり角の先がとても気になったが……知れば何か、酷く後悔するような気がして……見に行くことはしなかった。
「司令」
後ろから声が聞こえた気がした。
誰のものかはハッキリと分からなかった。
俺は、今度は振り返らなかった。
270: ◆Ww9Me2u6TE 2017/05/16(火) 00:27:59.13 ID:KCiDk9sfo
俺は久しぶりに鎮守府内の見回りをしている。
危ないからやるな、と艦娘たちに釘を刺されていたが、たまになら良いだろう。
コツン、コツン……。
点々とした明かりが、廊下の闇を晴らしてくれている。
自分の足音だけが響く廊下はなんとも不気味で、昔に学友とした肝試しを思い出した。
外は暗く、明かりで反射した室内以外はなにも見えない。
コツン、ココツン……。
提督
「ん……?」
暫く歩いてからそろそろ執務室に戻ろうと左に曲がった時、一瞬だけ自分の足音に異音が混ざったような……そんな違和感を覚えた。
振り返ってみたが、明かりしか見えない。
自分が今まで歩いてきた右の廊下にはなにもない。
が、正面を見て、ふと思い出した。
ここは、あのとき加賀と話した……。
俺はまっすぐ進み、曲がり角の向こうを確認してみることにした。
あのときは確認できなかったが、もし艦娘がいたら注意しなければならない。
夜中まで歩き回るなよ、と。
そう注意してやらなければならない。
コツン……コツン……ココツン……。
俺は、曲がり角を、ゆっくりと覗きこんだ。
………………何もない、誰もいない。
当たり前だ、考えすぎだった。
こんな時間に出歩いている子などいるわけが……いや、数名思い付くが、それにしてももう少し騒がしいだろう。
俺はホッとして、執務室への道を戻った。
コツン……コツン……コツン……コツン……。
…………………………。
今。
左の廊下に。
視界の端に。
一瞬だけ。
満面の笑みの。
占守が。
俺は反射的に左を向いた。
誰もいない。
……幻覚でも見ていたのだろうか。
最近あまり休んでいないから、疲れているのかもしれないな。
俺はそうやって、苦笑いをしながら、窓の外を見た、見てしまった。
273: ◆Ww9Me2u6TE 2017/05/16(火) 00:33:11.36 ID:KCiDk9sfo
反射した窓ガラスが俺を映している。
苦笑いしている俺が、薄く見えた。
そして俺の後ろに……人影があった。
俺は窓を見るのをやめた。
「ようやく、気づいてくれたっすね」
声が聞こえる。
占守の声だ。
早くなりかけた鼓動を、すぐに落ち着けた。
提督
「……占守。こんな時間まで何をしている」
あくまで冷静に。
振り返らずに。
背後の少女へと声をかける。
「司令を見ていたっす。我慢してるだけっす。我慢して我慢して我慢してただけっす」
提督
「早く、部屋に戻りなさい」
「いつまで我慢すれば占守は楽になれるっすか? いっで我慢してれば司令といられるっすか?」
徐々に、その声に恐怖している自分に気がついた。
仲間相手に恐怖を覚えるなど……なんていう対応も忘れてしまう程に、俺は恐怖で動けなくなっていた。
「もう我慢したくないっす。占守は、もう、我慢できないっす」
腕を掴まれる。
このままでは、取り返しのつかないことになる。
そう頭でわかっていても、動くことができない。
息が、苦しい……。
「う……」
背後から、呻くような声が聞こえた。
そして……。
「提督」
俺を呼ぶ声が聞こえて、急に重苦しい空気から解放されるのを感じる。
俺はようやく振り返った。
提督
「加賀……」
加賀
「様子を見に来て正解でした。大丈夫ですか?」
気絶しているのか、ピクリとも動かない占守を抱えた加賀がいつも通りの無表情でそこにいた。
提督
「……占守……」
加賀
「提督、愛は人を狂わせるわ。特に私たち艦娘は、誰かの愛情に餓えているの。誰かを愛することに、誰かに愛してもらうことに」
加賀
「といっても貴方は聞いてはくれないと思うのだけど、もし貴方がそのままの自分で行くのなら、その重い愛を受け入れる寛容さを持つことね」
そういって、頭を下げた加賀は占守を抱えたまま帰って行く。
提督
「加賀。俺は……それでもお前らを受け入れるよ」
加賀
「そう」
いつものように平淡な返事を返してきた加賀だったが、その背中はどこか嬉しそうだった。
274: ◆Ww9Me2u6TE 2017/05/16(火) 00:36:25.18 ID:KCiDk9sfo
終わり
あれ、ここって好感度スレですよねー!?
さて、10人ごとのイベントどうですかね?
もしテンポ悪い! どんどん次の艦娘見たい!
って人が多ければ普通に今まで通り続けます
275:以下、
艦娘の怪談
276:以下、
もう少し艦娘が増えてくれば色々と絡めたイベントも出来そうね
277:以下、
今回は怖かったけど10人でイベントはイイネ!
続けてほしい
278:以下、
唐突なホラーで読者困惑だよ!(直球)
279: ◆Ww9Me2u6TE 2017/05/16(火) 00:40:57.19 ID:KCiDk9sfo
なら帰ってからになるけどもういっちょ
↓1 20人達成イベント!
280:以下、
大鳳
料理を作ってあげる
283: ◆Ww9Me2u6TE 2017/05/16(火) 00:57:14.80 ID:KCiDk9sfo
長波
「起きろ提督! 風邪ひくぞ!」
提督
「む……。長波か」
長波(77)
「まったく、なんでベンチで寝てんだよ!」
提督
「いや、すまん……(77か……)」
長波
「まったく……提督が倒れでもしたら、この鎮守府は割りとヤバイんだから気を使ってくれよ」
提督
「ふ……心配してくれてありがとう」
長波
「べ、べつに……」
提督
「長波。恋ってなんだと思う?」
長波
「は、あぁ!? いきなり何を!?」
提督
「いや、よくわからなくてな。俺はそれをしたことがない」
長波
「何って言われても……誰かを好きになること、なんじゃないか?」
提督
「長波は今、恋はしてるのか?」
長波
「し、してないよ! って、あ……もしかして、占守か?」
提督
「よくわかったな?」
長波
「そりゃな。いきなり加賀たちに連れられて一週間訓練地獄だってんなら、分かってる奴は何があったか分かるだろ」
提督
「そうか」
長波
「……想いってのは難しい上に面倒くさいからな。時に制御が利かなくなる時まである、自分のことなのにな」
長波
「あたしだって、恋したことくらいあるからな。何となく分かる。でも、怖がらないでやってくれよ? 好きな奴に怖がられるのは、流石に辛いからな」
提督
「……元よりそのつもりだ」クイッ
長波
「へへ、あたしも……そのうち覚悟決めないとな……」
284: ◆Ww9Me2u6TE 2017/05/16(火) 00:58:19.62 ID:KCiDk9sfo
とりあえずここまで、また後で来れたら来ます
提督
「…………最後のは聞かなかったことにしておこう」
提督
「知らなくても良いことなのかもしれないが、だが……知れて良かったと思う自分もいる」
↓1 次の艦娘
↓2 艦娘の好感度コンマ安価
285:以下、
雪風
286:以下、
えいさー
289: ◆Ww9Me2u6TE 2017/05/16(火) 02:39:32.82 ID:KCiDk9sfo
好感度一覧
・戦艦
008 日向(09)
031 武蔵(100)
・空母
004 加賀(96)
012 大鳳(68)
013 飛龍(61)
・軽空母
・重巡
006 利根(79)
014 加古(12)
019 鈴谷(67)
026 三隈(26)
・軽巡
002 阿武隈(82)
007 那珂(05)
023 五十鈴(00)
030 夕張(50)
・駆逐
001 吹雪(35)
003 望月(51)
005 早霜(20)
011 皐月(54)
015 白露(51)
016 秋月(71)
018 初月(79)
020 五月雨(21)
021 漣(75)
022 磯風(31)
025 荻風(51)
027 響(29)
028 嵐(100)
029 初霜(03)
032 長波(77)
・潜水
024 伊58(87)
・その他
009 占守(100)
010 国後(51)
017 サラトガ(91)
好感度早見表
それ以下 殺される危険あり、逃げて
01?10 大嫌い
11?20 嫌い
21?30 ちょっと嫌い
31?40 苦手
41?50 普通
51?60 友人
61?70 親友
71?80 気になる人
81?90 好き
91?00 愛してる
それ以上 やばい、逃げて
更新&出た順番追加
分からなくなりそうなので一応
291: ◆Ww9Me2u6TE 2017/05/16(火) 09:29:33.39 ID:VGK9fC/Qo
大鳳
「提督、ご飯はもう食べましたか?」
提督
「む? いや、食べてないが」
大鳳
「良かった! 実は、提督の為にお弁当を作ってきました! 一緒に食べませんか?」
提督
「なんと……! あ、ありがとう大鳳。是非食べさせてくれ」
大鳳
「はい! では執務室に行きましょう!」
?執務室?
大鳳
「はい、卵焼きです! あーん」
提督
「ん……。美味いな、大鳳は甘くする派か」
大鳳
「卵焼きは甘くないとですよ!」
大鳳
「今度はキャベツです! あーん」
提督
「……大鳳、ありがたいんだが……俺ばかり食べているじゃないか。お前は食べないのか?」
大鳳
「提督に食べてもらいたいので大丈夫です!」
提督
「そんな訳にもいかないだろう」
大鳳
「……実は、その……依然提督にあーんをしてから、またやりたいと思うようになってしまったんです……」
大鳳
「ダメ、ですか?」ウワメヅカイ
提督
「ダメというわけではない。だがな……やはり恥ずかしい」
292: ◆Ww9Me2u6TE 2017/05/16(火) 09:31:01.78 ID:VGK9fC/Qo
大鳳
「あ、じゃあ提督! 私にあーんってしてください!」
提督
「いや待て、余計に恥ずかしいことになってないか?」
大鳳
「大丈夫です! 誰も見てませんから!」
提督
「む、む……分かった……。ほら、あーん」
大鳳
「あ、あーん……」パク
大鳳
「……ふ、ふふふ……恥ずかしいですね……」
提督
「だろう?」
大鳳
「……あ、あの……もう一口、良いですか……?」ウルッ
提督
「うむ。ではこれを……(なにか、涙目になっていないか?)」
大鳳
「あー……」ウルウル
ガチャ……
吹雪加賀
「失礼しま」
提督
「………………」←涙目の少女におかずを差し出している
大鳳
「…………あ」←言い様の無い感動で涙目になりながら口を開けている
加賀
「何をやっているのかしら」グワシッ
提督
「か、加賀……誤解」
加賀
「二人は外に出ていなさい」
吹雪
「は、はい!」
大鳳
「あ、違うんで」
バタンッ
加賀
「覚悟は良いわね?」
提督
「ま、待て加」
<コンナハズハー!
吹雪
「えー!? ご飯食べさせあいしてただけー!?」
大鳳
「て、提督ー!」
295: ◆Ww9Me2u6TE 2017/05/16(火) 10:52:50.22 ID:Kz5eQV4Yo
↓1 30人達成イベント!
296:以下、
金剛姉妹
1日メイドさんとしてご奉仕
298: ◆Ww9Me2u6TE 2017/05/16(火) 10:57:11.04 ID:Kz5eQV4Yo
すまん……出てる艦娘だけなんや……
複数は可やで
↓1
299:以下、
吹雪
300: ◆Ww9Me2u6TE 2017/05/16(火) 10:59:51.34 ID:Kz5eQV4Yo
↓1 どんなイベント?
301:以下、
世間話
303: ◆Ww9Me2u6TE 2017/05/16(火) 11:42:45.89 ID:Kz5eQV4Yo
提督
「雪風。報告を」
雪風
「はい。0809、イ級二隻、ヘ級一隻の計三隻が3キロ先で確認されました。すぐに吹雪、漣、秋月、初月、那珂の五名で出撃しましたが、恐らく既にいないものと思われます」
提督
「少数での偵察部隊か……。奴らも知恵をつけ始めたのかも知れないな」
加賀
「知恵ですか?」
提督
「今までは現れて攻撃してくるだけの存在だったが、最近の報告を纏めると、な……」
雪風
「それでは失礼します」
提督
「ご苦労」
何日か後
提督
「……む」
雪風(17)
「そうなんですか! はいっ、楽しみです!」
荻風
「そうですね。あ、司令は」
雪風
「司令官は良いじゃないですか」ニコッ
荻風
「え?」
雪風
「今回は女の子だけで楽しみましょう!」
荻風
「あ、あー、そうですね」
白露
「あはは……雪風、まだ提督のこと嫌ってるんだねー」
雪風
「嫌いとかそんなんじゃないですよ」ニコッ
荻風
「あ、あの……司令と何かあったんですか……?」
白露
「あー……雪風、まだここに来た頃に提督と一悶着あってさ。なんだっけ?」
雪風
「……司令は雪風を信用してないんです。大丈夫だ、まだ行ける、と何度も言っているのに、無理はするな撤退しろの一点ばり……」
荻風
「そ、そんな……司令はちゃんと」
雪風
「いいんです! 別に気にしてませんから!」
荻風
「はわわ……」
提督
「………………」スッ
304: ◆Ww9Me2u6TE 2017/05/16(火) 11:43:50.37 ID:Kz5eQV4Yo
提督
「…………まだ気にしていたんだな、雪風」
提督
「思えばあの時の大喧嘩以来、どこかよそよそしくなったような気もしていたが……」
↓1 次の艦娘
↓2 艦娘の好感度コンマ安価
305:以下、

306:以下、

312: ◆Ww9Me2u6TE 2017/05/16(火) 12:25:12.89 ID:Kz5eQV4Yo
提督
「最近はどうだ」
吹雪
「……えーと、ぼちぼち……?」
提督
「ふむ」クイッ
吹雪
「あの、どうかしましたか?」
提督
「いや? お前と話したいだけだ」
吹雪
「は、はぁ……ええと、何を話しましょう?」
提督
「…………………………」クイッ
吹雪
「(あ、話すこと必死に考えてるんだ……無理しなくても良いのに……)」クスッ
提督
「あー、そのだな。虐めとかにはあっていないか?」
吹雪
「お父さんですか! というか、それは司令官の方が詳しいのでは!?」
提督
「いや! 無いとは思っている! 思ってはいるんだが、ほら……俺の知らない所で陰湿な……」
吹雪
「無いですよ!! ここの子は皆良い子ですから!!」
提督
「う……すまん……」
吹雪
「(もう……本当、パパと話してる気分になっちゃう……)」
提督
「それなら、戦闘は厳しくないか? 辛くないか? もし辞めたくなったらいつでも言ってくれて良いんだぞ?」
吹雪
「…………」ジトー
提督
「す、すまん……」
吹雪
「はぁ……別に良いんですけどね……。あの、失礼なことを聞いても良いですか?」
提督
「む? なんだ?」
313: ◆Ww9Me2u6TE 2017/05/16(火) 12:25:41.37 ID:Kz5eQV4Yo
吹雪
「司令官って仕事が凄く出来るのに、なんで人間関係ってなると不器用になるんですか?」
提督
「………………」クイッ
吹雪
「(あ、ちょっと傷付いたみたい……悪いことしちゃったかな……)」
提督
「……学生の頃から、あまり積極的ではなかったんだ。周りには俺を引っ張ってくれる奴らが多くいてな……。そのまま成人するまでやって来た結果が今だ」
吹雪
「あー……」
提督
「……人の心の機微もわからん」
吹雪
「え? でも」
提督
「……ズルをしてるからな」
吹雪
「ズル?」
提督
「お前はここに俺が配属されてからの仲だからな、特別に教える。この眼鏡をかけてみろ」スッ
吹雪
「眼鏡……わ、度が……ん……? 司令官の上に、何か数字が……85?」
提督
「それは普通の眼鏡であると同時に、好感度測定機でもあるんだ。明石に作ってもらった」
吹雪
「……………………あの……私の好感度って……」
提督
「今は56だな」
吹雪
「…………………………」
提督
「…………少し前までは35だった」
吹雪
「ちちち違うんです司令官が怖かったんですごめんなさいごめんなさいごめんなさい」
提督
「謝らなくて良い。その自覚はある」
吹雪
「うぅ……酷いです司令官……」
提督
「すまん」
吹雪
「司令官って、本当に不器用です……」
315: ◆Ww9Me2u6TE 2017/05/16(火) 12:46:00.80 ID:RjmUBRo8o

「司令官! MVPよ!」
提督
「流石だ暁。よく頑張った」ナデナデ

「も、もう! 子ども扱いしないでよっ!」ニヘヘ
吹雪
「(そう言いつつ、最近の暁ちゃんはもう顔が蕩けてます。まる)」
吹雪
「(と、言うより……)」

「………………」<●><●>
武蔵
「………………」<●><●>
吹雪
「(どうして、こんな中平気でいられるんだろう……)」

「司令官! 私がもっと頑張って、皆を楽させてあげるからね! レディーだもの!」
提督
「ふ、助かる。だが、己の体調管理もしっかりとな」

「大丈夫よ! 迷惑はかけないわ!」
提督
「偉いぞ、暁」ナデナデ

「も、もう! だからぁ……」ニヨニヨ
武蔵
「」<●><●>

「」<●><●>
占守
「」<●><●>
吹雪
「………………」ガタガタガタガタ
316: ◆Ww9Me2u6TE 2017/05/16(火) 12:47:50.57 ID:RjmUBRo8o
提督
「吹雪は体調不良か……」
提督
「後で見舞いに行ってやらないとな」
↓1 次の艦娘
↓2 艦娘の好感度コンマ安価
317:以下、
天津風
318:以下、

322: ◆Ww9Me2u6TE 2017/05/17(水) 04:30:16.37 ID:0bXfzKhBo
天津風
「最近あなた、随分と調子が良さそうよね」
提督
「そうか?」
天津風
「何か吹っ切れたような雰囲気で、評判も良好になっていってるわよ?」
提督
「今までが悪すぎたからな。人間、いつかは成長しなければならない。俺は遅すぎたというやつだ」
天津風
「……ふーん……素敵だと思うわよ」
提督
「ありがとう。お前らには迷惑をかけるが、これからもよろしく頼む」
天津風
「程々にね……。それよりも、最近ここも物騒になってきたわよね」
提督
「そうだな。俺は近々、深海棲艦がここを強襲してくると見ている」
天津風
「それもだけど、そっちじゃないわ」
提督
「む?」
天津風
「モテモテ司令官は大変ね、って話」
提督
「モテモテ……それほどでも無いだろう。一部の艦娘が若干暴走しているだけで……」
天津風
「はいはい、鈍感男は今時流行らないわよ」
提督
「そんなつもりじゃないんだが……」
天津風
「……私も貴方には期待してるんだから、頑張ってよね」
323: ◆Ww9Me2u6TE 2017/05/17(水) 04:31:01.53 ID:tbRjGjHLo
提督
「鈍感、鈍感か……」
提督
「改めて言われると、中々厳しいな……」
↓1 次の艦娘
↓2 艦娘の好感度コンマ安価
324:以下、
蒼龍
325:以下、
とぉぉおお
326: ◆Ww9Me2u6TE 2017/05/17(水) 05:26:55.62 ID:tbRjGjHLo
提督
「蒼龍、戻ったか」
蒼龍
「はーい! あー、疲れましたー……」
提督
「駆逐艦は元気の良い子が揃っているからな。大変な仕事だが、頑張ってくれ」
蒼龍
「可愛いから良いですけどね? 天龍と龍田は凄いなーって改めて思いましたよ……」
蒼龍
「もう本当返事だけは良いんだから……」
提督
「まだ子供だからな。興味のあるものに一直線になってしまうんだよ」
蒼龍
「うぅ……でも無事に終われて良かったです……」
提督
「天龍と龍田は風邪でダウンしてしまったからな……手の空いてる奴がお前しかいなかったんだ、許せ」
蒼龍
「はーい……で、提督ー? 私お腹減ったかなーって」
提督
「わかったわかった……間宮で良いか?」
蒼龍
「わーい! 提督大好きです♪」
提督
「現金なやつ、だな。ふっ」
327: ◆Ww9Me2u6TE 2017/05/17(水) 05:27:46.55 ID:tbRjGjHLo
提督
「子どもは風の子とは言うがな」
提督
「俺も、駆逐艦の面倒を見てやらねば……」
↓1 次の艦娘
↓2 艦娘の好感度コンマ安価
328:以下、
野分
329: ◆Ww9Me2u6TE 2017/05/17(水) 05:31:48.74 ID:tbRjGjHLo
人もいないようなので、僭越ながら私がコンマ取ります
331:以下、
そら朝早すぎるし
332: ◆Ww9Me2u6TE 2017/05/17(水) 09:14:54.06 ID:tbRjGjHLo
野分
「司令、今大丈夫でしょうか?」
提督
「大丈夫だ」
野分
「良かった……実はお風呂に入りたかったんですけど……」
提督
「あぁ、それか。ボイラーが故障したという報告は受けている。明日か、遅くても明後日には直るらしい」
提督
「今日は我慢してもらうか、少し面倒だが街に出て温泉に入りに行っている奴らもいるぞ」
提督
「事が事だ、すぐに外出許可を出してやろう」
野分
「あ、ありがとうございます」
ふわり
提督
「む……? 野分?」
野分
「はい、どうしました?」
提督
「いや、野分から何か匂いが……」
野分
「やっ!? だ、ダメですよ司令! マナー違反です!」
提督
「嫌な匂いでは無いぞ? 好きな匂いだ」
野分
「……そ、それでもダメなんです……!」
提督
「そういうものか……、悪かった。執務室に行こうか」
野分
「(……香水、つけておいて良かった……♪)」
333: ◆Ww9Me2u6TE 2017/05/17(水) 09:16:45.94 ID:tbRjGjHLo
提督
「野分には失礼なことをしてしまったな」
提督
「女性に対するマナーか……今度、本でも買いに行こう」
↓1 次の艦娘
↓2 艦娘の好感度コンマ安価
334:以下、
秋津洲
335:以下、
普通の友人
336: ◆Ww9Me2u6TE 2017/05/17(水) 09:33:47.18 ID:tbRjGjHLo
>>335
貴様、スナイプしたな? ……ハッ!
秋津洲
「提督ー! 秋津洲、帰ってきたかも!」
提督
「おかえり。何も問題はなかったか?」
秋津洲
「全然問題なかったかも!快適だったかも!」
提督
「…………秋津洲。いつも思っていたんだが……かも、と後ろにつけられるとどちらなのか判断がつきにくいぞ?」
秋津洲
「あー! 秋津洲のアイデンティティに文句を言うのは禁止かも!」
提督
「文句ではないんだがな……例えば、戦場で「敵がいるかも」と伝えたとして、味方が混乱しないのか、と思ってしまったんだ」
秋津洲
「大丈夫! ちゃんと意思疎通はできてるかも!」
提督
「……ど、どちらだ……?」
秋津洲
「提督は細かいこと気にしすぎー! 将来禿げるかも!」
提督
「……まずは俺と意思疎通してくれ……」クイッ
337: ◆Ww9Me2u6TE 2017/05/17(水) 09:34:55.41 ID:tbRjGjHLo
提督
「……結局秋津洲に終始翻弄されてしまった……」
提督
「だが……まぁうまく行っているのなら良い、のか……?」
↓1 次の艦娘
↓2 艦娘の好感度コンマ安価
338:以下、
照月
339:以下、
連取いいのん?
弥生
342: ◆Ww9Me2u6TE 2017/05/17(水) 09:39:37.73 ID:tbRjGjHLo
連取……有り……!
この世は競争……!
テンポ良くちゃっちゃと次いきたいので連取許可してます
343:以下、
でもまぁ、あんまり良いことではないから次から自重するよ。すまんな
344: ◆Ww9Me2u6TE 2017/05/17(水) 09:53:01.40 ID:tbRjGjHLo
>>343
謝らんくてええんやで
安価とってくれてありがとうな
照月
「提督! おはようございます♪ えへへー」
提督
「……うむ、なにか良いことでもあったようだな?」
照月
「あ、分かります? へへー、じゃーん!」デンッ
提督
「……………………それはなんだ?」
照月
「間宮券! です!」
提督
「う、うむ」
照月
「二時間無料券なんですよ! 食べ放題! 凄いでしょ、提督!」
提督
「……あー、あぁ、スタンプか。間宮のスタンプラリーの」
照月
「はいっ! 通い続けること一年……ようやく、ようやくこの時が来ました! それでー……提督! もし良ければ一緒にいきませんか?」
提督
「なに?」
照月
「ペアチケットなんですけど、秋月姉も初月も忙しいみたいで……」
提督
「そう、か……よし、それなら遠慮なく誘われよう」
照月
「はい! では行きましょう!」
提督
「(今度、初月と秋月に間宮券をプレゼントすることにしよう)」
345: ◆Ww9Me2u6TE 2017/05/17(水) 09:54:17.36 ID:tbRjGjHLo
提督
「幸せそうに食べる奴だ。見ているだけで腹が満たされた」
提督
「女性は何故、どこにあのデザート達は消えていくのか……」
↓1 次の艦娘
↓2 艦娘の好感度コンマ安価
346:以下、
うーちゃん
347:以下、

350: ◆Ww9Me2u6TE 2017/05/17(水) 10:10:35.92 ID:tbRjGjHLo
提督
「待て! 卯月!」
卯月
「ぴょんぴょーん! うーちゃんは簡単には捕まらないぴょーん♪」
提督
「なるほどな……俺を本気にさせたな、卯月……」ゴゴゴゴゴゴゴ……
卯月
「はっ、殺気ぴょん……!?」
提督
「見せてやる、我が力をー!」ダンッ!!
ズドォォン!!
ぴょーん!
 ぴょーん!(エコー)
 ぴょーん!(エコー)
提督
「……っふぅ、まったく……悪い奴だ……」スッ
卯月
「うぅ……あ、安心するのは早いぴょん……うーちゃんがやられても……第二第三のうーちゃんがすぐに現れるぴょん……その指輪を、求めて……」ガクッ
提督
「………………卯月。お前も俺と結婚(仮)をしたいのか?」
卯月
「う……」ピクッ
提督
「だからこれを目の前で盗んだのだろう?」
卯月(83)
「……べっ、別にうーちゃんは興味ないぴょん! ただその、司令官を困らせようとしただけぴょん!」
提督
「……悪いな。まだ俺もこれをどうするべきか、悩んでいるんだ」
卯月
「違うって言ってるぴょん! 違うもん!」
提督
「俺もお前が好きだぞ。だから、雑にする気は無いんだ、許してくれ」
卯月
「…………選んでくれるって、信じてるぴょん……」
提督
「………………」クイッ
351: ◆Ww9Me2u6TE 2017/05/17(水) 10:12:11.49 ID:tbRjGjHLo
提督
「…………こんなもの、無い方が良いのかも知れないな」
提督
「誰か一人を特別扱いにするなど、俺には似合わん」
↓1 40人達成イベント!
(艦娘の名前(複数可)と、どんなイベントかを書いてください)
352:以下、
伊8
353: ◆Ww9Me2u6TE 2017/05/17(水) 10:13:53.06 ID:tbRjGjHLo
どんなイベントかも合わせて頼むよ
あーあと、出てる艦娘のみで
↓1 再安価
354:以下、
ミス、下で
355:以下、
占守と嵐に挟まれる提督
361: ◆Ww9Me2u6TE 2017/05/17(水) 13:23:57.28 ID:tbRjGjHLo
イベントはまだかけてないけど時間できたから
↓1 次の艦娘
↓2 艦娘の好感度コンマ安価
362:以下、
清霜
363:以下、
瑞鳳
364: ◆Ww9Me2u6TE 2017/05/17(水) 14:53:40.77 ID:tbRjGjHLo
清霜
「………………」
提督
「…………悪かったな、泣かせてしまって」
清霜
「な、泣いてない……」グスッ
提督
「(やってしまった……深海棲艦への尋問に同行させるべきではなかったな……)」
提督
「(泣いてしまった清霜を泣き止ませるのに、かなりの時間を労してしまった)」
清霜(36)
「び、びっくりしただけよ、本当!」
提督
「(好感度に如実に現れているがな……)」
清霜
「うぅ……恥ずかしい……というか情けない……」
提督
「普段俺の大声など聞きなれていないだろう。仕方がないことだ」
清霜
「しれーかんってあんな風に怒るのね……」
提督
「怒った訳ではない。あくまで尋問だ」
清霜
「それは分かるけど……」
『貴様らと今更分かり合う気はない……貴様らに歩み寄る気が無いことは、いつかで重々理解しているからだ』
『だから、その身体に聞くことにしよう……そいつの拘束を解け、清霜』
『過酷な道を選んだな……!!』
清霜
「ひっ……な、なんで……深海棲艦と正面から殴りあ……あー!あー!!」
提督
「(完全にトラウマになっている……すまなかった、清霜……)」
365: ◆Ww9Me2u6TE 2017/05/17(水) 14:56:24.36 ID:tbRjGjHLo
寝ます……某ゲームから得たネタ多目です
提督
「普段からそうしているから、すっかりと忘れていたが……あの光景は少しショッキングだったか……」
提督
「肉体言語、効率が良いんだがな……」
↓1 次の艦娘
↓2 艦娘の好感度コンマ安価
366:以下、
舞風
367:以下、

369: ◆Ww9Me2u6TE 2017/05/17(水) 15:15:01.04 ID:tbRjGjHLo
舞風
『ふんふんっ♪』タンタンタタン!
舞風
『あ、提督ー! 一緒に踊る?』
提督
『……いや、大丈夫だ……』
舞風
『お……ほらほら、ちょっと踊ってみたりとか……』
提督
『いらない』ゴゴゴゴゴゴゴ
舞風
『…………!?』ゴクッ
提督
『舞風も、遊んでいないで休めよ……ふぁ……』スタスタ
舞風
『…………あ、あの男……!!』
舞風
「………………」
提督
「………………」
舞風
「なんでしょうか」
提督
「いいや。お前は体力があるな」
舞風(30)
「普段遊びで躍りを踊ってますから」ニッコリ
提督
「うむ、そうか。健康なのは良いことだ」
提督
「(どこで好感度を落としたんだろう……?)」
370: ◆Ww9Me2u6TE 2017/05/17(水) 15:16:33.01 ID:tbRjGjHLo
>>368
ジェノサイッカッタッ
提督
「舞風と分かり会えない」
提督
「何がいけないんだ……何が……」
↓1 次の艦娘
↓2 艦娘の好感度コンマ安価
371:以下、
づほ
372:以下、
ニンジャか!?
375: ◆Ww9Me2u6TE 2017/05/17(水) 15:43:35.21 ID:tbRjGjHLo
提督
「(瑞鳳の好感度は22か、低いな……)」
瑞鳳
「えーと……? なんでしょうか」
提督
「いいや……。元気なようで安心しただけだ」
瑞鳳
「はぁ……なら失礼します」
提督
「待て瑞鳳。最近何か不満なこととかはあるか?」
瑞鳳
「不満……? そうね、提督にたいして言いたいことならあります」
提督
「なんだ?」
瑞鳳
「気安く頭を撫でるのはやめて」
提督
「……………………すまない」クイッ
瑞鳳
「良いんだけどね、皆がそれで喜ぶと思ったら大間違いよ?」
瑞鳳
「駆逐艦の子達は喜ぶ子も多いけど……私、小さくても軽空母です。馬鹿にしないでください」
提督
「コンナハズハー!」
376: ◆Ww9Me2u6TE 2017/05/17(水) 15:44:57.87 ID:tbRjGjHLo
提督
「キツい……このまま寝てしまいそうなくらいに、キツい一撃だった……」
提督
「そうか、違うのか……あいつは……」
↓1 次の艦娘
↓2 艦娘の好感度コンマ安価
377:以下、
サラトガ
378:以下、

379: ◆Ww9Me2u6TE 2017/05/17(水) 15:47:27.50 ID:tbRjGjHLo
サラトガは一回安価取ってます&海外艦はごめんなさい
↓1 次の艦娘
↓2 艦娘の好感度コンマ安価
380:以下、
朝霜
381:以下、
ほいさ
383: ◆Ww9Me2u6TE 2017/05/17(水) 15:53:07.88 ID:tbRjGjHLo
おー、8倍しても104
さすがのゾロ目
また夜か明日来ます
384:以下、
未だ200超えがいない安心安全な鎮守府だな!
385: ◆Ww9Me2u6TE 2017/05/17(水) 16:49:38.90 ID:tbRjGjHLo
あ、わすれてた
↓1 朝霜が提督のことをヤバイほど愛してる理由は?
386:以下、
超ファザコン
389: ◆Ww9Me2u6TE 2017/05/18(木) 07:50:33.92 ID:tYE/Xwwoo
『お前なんて、私の娘じゃない! この、化物め!』
『お前なんて産まなければ良かった!』
『お前が死ねば良かったんだ! お前が!』
………………。
毎日のように殴られ、蹴られ……倉庫のような場所に監禁されて育ってきた。
父というものは、理不尽な暴力をぶつけてくる奴だと思っていた。
生まれたときから親父に嫌われていた。
あたいのせいで母が死んだらしい。
更にあたいが艦娘だと知って、暴行は激しくなった。
それが永遠に続くものだと、あたいは思っていた。
それは、唐突に終わる。
その扉はいきなり開かれたのだ。
ドガァァァァン!!!
ガランガラン……。
「……………………」ゴゴゴゴゴゴゴ
目付きの悪い男が、重い鉄の扉を蹴破って入って来る。
あたいを見るその目は、まるでゴミでも見るかのような……。
「俺は悪くないぞ!! 俺は悪くない!! その化物が悪いんだ!! そいつが死ねば!!」
男のむこう側……外で親父が目付きの悪い男と同じ服を着た男達に押さえ込まれていた。
それを見たあたいは反射的に親父を助けようと立ち上がろうとして……。
「……あ……」ドサ
足に上手く力が入らず、尻餅をついてしまった。
歩くことをやめてもう何年も経ったから当たり前だろう。
「…………俺には尊敬する人物がいる。その男の言葉に、こんなものがある」
男が何か言いながら、親父の方へと歩いて行った。
何を言っているのか良くわからなかったが、その次の言葉はハッキリと、心に刻み込まれた。
「自分の子供に死ねという親がいるかァ!! 親は子供に生き抜けって言うものだろうがァァァ!!」
390: ◆Ww9Me2u6TE 2017/05/18(木) 08:00:31.77 ID:tYE/Xwwoo
朝霜
「(それから、あたいは今の親父……提督の娘になった)」
朝霜
「(といっても艦娘として海軍預りとなった上で、親父が面倒を見てくれたという話だけど)」
朝霜
「(親父は親父だ)」
朝霜
「親父ー、入るぞー」
提督
「……提督と呼べと言っているだろうが、まったく……」
朝霜
「最近説教臭いぜぇ? 細かいことは気にすんなって」
提督
「何故こんな娘に育ってしまったんだ……俺に話しもしないでこの鎮守府に来る……言葉遣いはどこから覚えたのか……言うことも聞かない……」
朝霜
「親父が言ってくれたんだろうが、好きに生きろってよ。細かいこと気にしすぎたら禿げるしモテねーぞ」
提督
「余計なお世話だ」クイッ
朝霜
「ま、もし売れ残ったらあたいが貰ってやるって。んでさ、今度の休みっていつ?」
提督
「……日曜だ」
朝霜
「んじゃあ遊びに行こーぜ。どうせ暇だろ?」
提督
「まぁ暇だが……どこに行くつもりだ」
朝霜
「別にどこだって良いじゃんか。親子水入らずって奴だよ」
提督
「仕方ない奴だ……分かった」
391: ◆Ww9Me2u6TE 2017/05/18(木) 08:01:26.88 ID:tYE/Xwwoo
朝霜
「やーり♪ 最近あんま時間取れなかったからさー」ギュー
提督
「いつまでたっても甘えん坊め」ナデナデ
朝霜
「いんだよあたいは。あたいだけの特権ってやつだし」
提督
「うーん……」
朝霜
「それと……ん!」バッ
提督
「小遣いならやらんぞ」
朝霜
「ちげーから!指輪だよ指輪!」
提督
「ゆ……やらんぞ」
朝霜
「あげる奴いんの?」
提督
「違う。今のところ予定が無いだけだ」
朝霜
「ほら、他の奴に渡すとごたつくだろ? その点あたいは親父の娘っつー点で角も立たないって奴だ」
提督
「……いや、娘に渡すってのも意味がわからないだろう」
朝霜
「(仮)だろぉ? 子供は親と大きくなったときの為の婚約ってのをするもんだぜ」
提督
「もう十分大きいだろう、お前は」
朝霜
「わかってねーなぁ。子供はいくつになっても親の子供だぜ?」
提督
「………………」
朝霜
「ま、そういうわけで……他の奴にはあげんなよ、それ。じゃあ日曜、約束な!」タタッ
提督
「確かに、いつまで経っても子供だな……」クイッ
393: ◆Ww9Me2u6TE 2017/05/18(木) 08:26:25.82 ID:tYE/Xwwoo
提督
「立派に育ってくれたのは嬉しいが、親離れしてくれるものか……」
提督
「心配だ……」
↓1 次の艦娘
↓2 艦娘の好感度コンマ安価
そういえば、私の考える艦娘は
生まれた時から適性がある女の子達が、海軍と妖精さんが開発した装備をつけることによって艦娘になることができる
というものだと思ってます
艦娘適性=人間の身体能力の軽く10倍(個人差あり)
ほんわかこの程度
その為、例えば吹雪でも驚くほど美少女な吹雪もいれば、もっさい地味子な吹雪もいます
そして艦娘それぞれに別に本名はありつつ、本人達は艦だった頃の記憶もある……
という感じです
なので解体しても問題ないんです。艦だった頃の記憶無くなりますし
じゃあ嵐と占守書いてきます
394:以下、
飛鷹
395:以下、

397: ◆Ww9Me2u6TE 2017/05/18(木) 08:29:07.07 ID:tYE/Xwwoo
おー……下限ですな
↓1 飛鷹が提督のことを殺したいほど嫌いな理由は?
398:以下、
隼鷹を見殺しに(せざるをえない状況だったが)しかけた
401: ◆Ww9Me2u6TE 2017/05/18(木) 11:04:32.33 ID:tYE/Xwwoo
占守
「しれぇ、ねぇ」

「……司令」
どうしてこうなった。
前門の占守、後門の嵐。
逃げるつもりなど無いが、進むべき道が見えない。
話は数十分前に遡る。
提督
「…………そうか。分かった、ありがとう。深く、感謝する。そちらの件はすぐに準備しよう」
コンコン……ガチャ

「司令、失礼するぜ」
提督
「……なんだ」ゴゴゴゴゴゴゴ

「(うぉ、目付きがいつも以上にヤバイ……かっこいい……)」ドキドキ

「(じゃなかった!)ちょっとヤバイ状況らしくてさ……隼鷹さん達を襲った深海棲艦のことは……」
提督
「…………」ゴッッッ!!

「聞いてるよな!」ドキドキ

「無事で良かったけど、最近深海棲艦がここの艦娘を狙って襲っている……って噂が立っちまってる。ようするに皆不安に思ってる訳だ」
提督
「………………理解している。隼鷹にも、悪いことをしたな……」クイッ
提督
「……お前は俺を」

「聞かれるまでもないぜ。司令の判断は正しかった。そんなもん、隼鷹さんが一番分かってると思うぞ」
提督
「………………っふぅ……」カシュ……ボッ

「(煙草……最近吸ってなかったのに。大分イラついてんな)」
提督
「…………好感度なんて、どうでもいい。俺は常に最善の行動をし、艦娘を守る。もし溢れるものがあるなら……溢す」
提督
「………………」クイッ

「(言ってて自分でショック受けてるぜ司令)」
提督
「とにかく、武蔵を隼鷹の迎えにやる。……ふぅ)」

「了解。まったく、何が起こってるんだか……」
提督
「もし……もし陸に上がってきたら……俺が仕留める……」

「海の男とは思えない言い種だな……」
402: ◆Ww9Me2u6TE 2017/05/18(木) 11:04:58.35 ID:tYE/Xwwoo
提督
「とりあえず、ご苦労だった嵐」

「お、おう……」
提督
「……………………」ミシッ……

「(机が……ヤバイ……)」
提督
「……む……!?」
ゴソゴソ……
提督
「……………………占守……。いつからそこにいた……?」
占守
「え? 占守はずっとここにいたっすよ? 司令をずっと見守ってたっす」
提督
「…………とにかく出ろ」

「は!? ちょ、占守!? ずっと机の下に……えぇ!?」
提督
「…………占守。机の下は勝手に入ってはダメなんだ。分かるか?」
占守
「分かったっす! ならこれからはまた後ろに」
提督
「やめてくれ」

「……なんの話だよ?」
占守
「しれぇ……なんでっすか……?」
提督
「あのな……」
占守
「しれぇ、ねぇ」

「……司令」
と、こうなったわけだ。
嵐は普通の子だから大丈夫として、占守は……少しはまともになったとは言え、まだ不安が大分残っている。
403: ◆Ww9Me2u6TE 2017/05/18(木) 11:05:44.33 ID:tYE/Xwwoo
提督
「二人とも落ち着け」
占守
「はいっす!」
提督
「嵐、報告は以上だな?」

「まさかこの状況で俺を外に出そうってんじゃないだろうな」
提督
「……特に用は無いだろう?」

「分かった。司令がこんな時だってのに占守と執務室で怪しいことしてるって誰彼構わず伝えてくるわ」
提督
「嵐。嵐、待ってくれ。落ち着」
占守
「なんで司令は嵐さんしか見てないんですか? 占守は見てくれないっすか? ねぇ司令司令司令しれぇしれぇ」
提督
「占守。お前も落ち着け。今はそんな時じゃ」

「そうなんだ……やっぱり司令は占守と……」
占守
「…………しれぇ……占守は……占守は……」
提督
「……………………」ピッ
提督
「加賀。頼む……お前だけが頼りだ……。俺一人では、無理だよ……」
<カガ。タノム……オマエダケガタヨリダ……。オレヒトリデハ、ムリダヨ……

「俺は用を思い出したから帰」
ガチャ
占守
「ひっ」
加賀
「提督。大丈夫よ、私があなたの悲しみを…………。…………なるほど」
提督
「流石だ加賀。……あとは、任せた……」
俺は、静かに窓の外を見た。
背後で二人の叫び声が聞こえる。
……すまない、不甲斐ない俺を……許してくれ……。
加賀
「提督。今度、二人だけで飲みに行ってくれますよね?」
提督
「…………分かった」
有無を聞いてないとばかりの加賀の声に、俺は頷くだけだった。
男は……無力だ……。

405: ◆Ww9Me2u6TE 2017/05/18(木) 11:31:06.27 ID:tYE/Xwwoo
「はー……! はー……!」
「はー……! はー……!」
「はー……! はー……!」
殺す……!
『…………隼鷹のことは諦める。無事な艦はすぐに撤退しろ』
殺す……!
『提督!?』
『…………あの海域に戦艦級が出てくるなんてな……準鷹、すまん……』
『そんな!? 見捨てるなんて!! 私が! 今すぐ出ます!!』
『許可しない。頭を冷やせ』
『ふざけないで! 隼鷹は私の大事な姉妹なのよ!?』
『やめなさい。あなたが行っても、もう遅いわ』
『関係ないわ!! 隼鷹と死ねるなら』
『飛鷹!! それ以上先を言うことはこの俺が許さんぞ!!』
『ッ!!』バンッ!!
『待て飛鷹! 加賀!』
「……はー……! ……はー……!」
「分かった。ありがとう、武蔵」
「……………………ッ」
ヒュッ!
提督
「甘い……」ガッ……
カランッ
飛鷹
「っあああ!!!」
提督
「来ると思っていた。思ったよりも早かったな、飛鷹」
飛鷹
「殺してやる……! 殺してやる!!」
提督
「落ち着け。隼鷹は、無事だった。襲撃地点から大分離れた鎮守府に逃げ延びていたとのことだ」
飛鷹
「だからなに!? あんたは隼鷹を見殺しにした!! あんたは……あんたは!!」ブンッ!!
提督
「…………ここでは狭い。やるなら、表に出ようか」
飛鷹
「な…………」
提督
「頭に血が上った馬鹿への薬は昔から決まっているからな」
406:以下、
人間が深海棲艦も艦娘も素手で相手できるなら艦娘いらないじゃん
414: ◆Ww9Me2u6TE 2017/05/18(木) 11:53:27.44 ID:tYE/Xwwoo
>>406
>>393
この世界観では、普通の人間はまず艦娘(適性持ちでも)には勝てない
ここの提督は深海棲艦相手に陸・近距離・一対一の条件を満たした場合のみ勝つことができる
艤装は海に浮くことができる、砲撃したり雷撃したりできるというもの
とここではしています
提督
「…………」
飛鷹
「……ッ!!」ブンッ!!
ガッ!!
ドサッ
提督
「ッ」
飛鷹
「え……!?」
提督
「お前の気持ちも良くわかる。兄弟姉妹が危険な目に遭っていたら、感情的になっても仕方がないだろう」
提督
「だから、一発だけ殴らせてやった。これは俺の責任故だ」
提督
「だが……感情的になって仲間を殺そうとすることは、教育点だ。どれだけ感情的になろうと、仲間に危害を加えるのは……やってはいけないことだ」
飛鷹
「う……あ……!」
提督
「お前は女だが艦娘だ。……加減は出来んぞ。頭を冷やせ! この馬鹿者がッッッ!!!」
飛鷹
「…………う……」ボロッ
提督
「………………」ボロッ
飛鷹
「提督……あなた、本当に人間なの……?」
提督
「落ち着いたようで良かった」
飛鷹
「はぁ……はぁ……前から不思議に思ってたわ……身体能力、私たちと変わらないわよね……いや、むしろ少し高いくらい……」
提督
「機密事項だ。詮索するなよ、飛鷹。面倒だからな」
飛鷹
「……ごめんなさい、提督……私、どうかしてたわ……」
提督
「気にするな。間違えは誰にでもある。それに気付き、反省し進むことを俺は望む」
飛鷹
「……ありがとう……」
提督
「……すまなかった。隼鷹のことは、想定外だったとは言え……俺のミスだ。だがそれでも……俺は前に進む。しかない。俺が死ねば、先に逝った者の意志が消えてしまうかもしれないからだ」
飛鷹
「…………ひっく……」グスッ
提督
「隼鷹……無事で良かったな……」クイッ
飛鷹
「はやだがぁぁぁぁ……!!!」
417: ◆Ww9Me2u6TE 2017/05/18(木) 11:59:17.14 ID:tYE/Xwwoo
提督
「……………………」
提督
「…………人工艦娘化計画か……」ペラ
↓1 次の艦娘
↓2 艦娘の好感度コンマ安価
418:以下、
多摩
419:以下、
名取
421: ◆Ww9Me2u6TE 2017/05/18(木) 12:01:22.91 ID:tYE/Xwwoo
あっ……
423: ◆Ww9Me2u6TE 2017/05/18(木) 12:07:25.63 ID:tYE/Xwwoo
↓1 多摩が提督のことを死ぬときは一緒に死にたい程溺愛している理由は?
424:以下、
前世もそうだったから(メンヘラ)
426: ◆Ww9Me2u6TE 2017/05/18(木) 12:12:34.02 ID:tYE/Xwwoo
好感度一覧
・戦艦
008 日向(09)
031 武蔵(100)
・空母
004 加賀(96)
012 大鳳(68)
013 飛龍(61)
036 蒼龍(66)
・軽空母
043 瑞鳳(22)
045 飛鷹(00)
・重巡
006 利根(79)
014 加古(12)
019 鈴谷(67)
026 三隈(26)
・軽巡
002 阿武隈(82)
007 那珂(05)
023 五十鈴(00)
030 夕張(50)
046 多摩(316)
・駆逐
001 吹雪(35)
003 望月(51)
005 早霜(20)
011 皐月(54)
015 白露(51)
016 秋月(71)
018 初月(79)
020 五月雨(21)
021 漣(75)
022 磯風(31)
025 荻風(51)
027 響(29)
028 嵐(100)
029 初霜(03)
032 長波(77)
033 雪風(17)
034 暁(68)
035 天津風(75)
037 野分(74)
039 照月(62)
040 卯月(83)
041 清霜(36)
042 舞風(30)
044 朝霜(104)
・潜水
024 伊58(87)
・その他
009 占守(100)
010 国後(51)
017 サラトガ(91)
038 秋津洲(58)
好感度早見表
それ以下 殺される危険あり、逃げて
01?10 大嫌い
11?20 嫌い
21?30 ちょっと嫌い
31?40 苦手
41?50 普通
51?60 友人
61?70 親友
71?80 気になる人
81?90 好き
91?00 愛してる
それ以上 やばい、逃げて
101?200 貴方のためなら死んでもいい
201?300 死んでも離さない
301?400 死ぬときは一緒に死にたい
401?500 先に死んでほしい。そのあと死ぬから
501?600 死んでない。私のなかに生きてるから
601?700 あなたが死んでも生き続ける。そうすれば貴方と永遠に一緒だから
701?800 この世界には私と貴方しかいない。他のものは死んでもいい
801?900 こんな世界いらない。皆死んじゃえ。生き続けるのは私と貴方だけ
901?999 ここは私の世界
1000 ……………………?????
435: ◆Ww9Me2u6TE 2017/05/18(木) 13:47:53.91 ID:tYE/Xwwoo
多摩
「にゃあ」
提督
「……多摩」
多摩
「にゃあ」
提督
「普通に話せ」
多摩
「にゃあ?」
提督
「病気のようだ。痛い注射が必要だな」
多摩
「ひどいにゃ。多摩はどこも悪くないにゃ」
提督
「久しぶりに会えたのは嬉しいが、前まではそうじゃなかっただろうお前は」
多摩
「提督に会えない時が、多摩に素敵な贈り物をしてくれたにゃ。記憶という名の贈り物……」
提督
「記憶?」
多摩
「提督はまだみたいだにゃ。直に思い出すにゃ」
多摩
「前世の記憶……」
提督
「ぜん……せ? まて、なんの話だ?」
多摩
「嫌だにゃー。提督がご主人様で、多摩はタマだったにゃ。あの時は最後までお供できなかったにゃ、でも今回は……大丈夫にゃ」
提督
「…………多摩……待て、お前はいったい何を……?」
多摩
「先に死んでごめんにゃー。でも今回はちゃんと人として生を受けれたにゃ。にゃあ、提督……」
こうび、しよ?
436: ◆Ww9Me2u6TE 2017/05/18(木) 13:55:35.52 ID:tYE/Xwwoo
提督
「からか」
多摩
「からかってないにゃ。提督への愛は前世からだったにゃ。全てを尽くして提督を愛してたにゃ」
多摩
「今回なら提督となんでもできるにゃ。話すことが終わったら……次は交尾にゃ」
提督
「ま」
多摩
「待たない。待てない。それほどに多摩は提督を愛してるにゃ」
提督
「多摩」
多摩
「ご主人様、愛して、また撫でて、好き、大好き、今度は一緒、ずっと、ずぅっと、死ぬまで、愛して、愛し合って、最期まで最期まで一緒にいて、絡み合おう、にゃ」ハイライトオフ
提督
「………………」スチャ
多摩(318)
「愛してる、もう障害は無いにゃ、全部多摩のものにゃ、にゃあ、にゃああ」シュルッ
提督
「」ブッ
提督
「(な、なんだ、318!? どういうことだ!? 100がげんか)」
それ以上 やばい、逃げて
提督
「(上限、突破……!?)」
提督
「というか多摩! 服を着ろ! 馬鹿者!」
多摩
「交尾の邪魔にゃ、提督」
提督
「交尾はしな」
多摩
「なんで?」
提督
「俺とおま」
多摩
「違うッッッ!!!」
提督
「(さっきから言葉を先読みされて主導権が……!)」
多摩
「多摩はね、提督のものにゃ。だから、提督は多摩のとのにゃ。相思相愛だから当然にゃ」
多摩
「違うなんて言わせない」
438: ◆Ww9Me2u6TE 2017/05/18(木) 14:05:09.01 ID:tYE/Xwwoo
多摩
「生まれた頃から死ぬまでずっとずっとずっとずっと側にいた!!! 多摩を知ってるのは提督だけ!!」
多摩
「提督がどうかなんて知らないどうでもいい知りたくもない!! 多摩は提督と生きて提督と死ぬそれだけにゃあああ!!!」ビリビリ?
提督
「ぐぅ……!」
多摩
「愛してにゃ。前のように。一緒に寝よう。好き。暖かい提督が好き。好きなところを触って。多摩は提督のもの。提督の自由にしていいんにゃ」バサッ
提督
「ッ」サッ
多摩
「なんで目をそらすにゃ!!! こっちを見ろッッ!!」ガッ!
提督
「うぉっ!?」
ガタンッ! バタンッ! ドッ……
多摩
「…………暖かい……ご主人様暖かいにゃ……」
提督
「お、降りろ……多摩……!」
多摩
「ここは多摩の位置にゃ……にゃあ……」フニャア
提督
「こい、つ」
多摩
「邪魔しないで」
提督
「……!」ゾクッ
提督
「(こいつ……! この目……! 深海棲艦のそれに似て……!?)」
多摩
「ここ、濡れてるにゃ……人間の体って不思議にゃあ……」
多摩
「愛するご主人様のことを考えるだけで、こんなになっちゃうんだからにゃ……」
提督
「(まずい……このままだと……。待てよ、猫? ……試してみるか……)」
サッ……こちょ、こちょ
多摩
「にゃっ!? あ、あぁ……ぁぁぁ…………」
提督
「効いたか……!」コチョコチョ
多摩
「にゃー……ご主人様、いきなりは反則にゃあ……」フニャー
提督
「よしいい子だ」コチョコチョ
多摩
「ぁ……ぁぁ……」ジョバ
提督
「(くっ……この光景を誰かに見られるとかなりまずいな……)」
武蔵
「今戻ったぞ」ガチャ
????????殲滅する
437:以下、
さすが球磨の妹
ワイルドだな
439: ◆Ww9Me2u6TE 2017/05/18(木) 14:06:43.45 ID:tYE/Xwwoo
>>437
球磨多摩の語尾を抜いたらただのイケメンってやつめっさ好き
提督
「何か、とんでもない目にあった気がするが、記憶が飛んでいる……?」
提督
「うーむ……気にしないでおこう」
↓1 次の艦娘
↓2 艦娘の好感度コンマ安価
ほんと寝ますおやすみ
440:以下、
隼鷹
441:以下、
>>437
多摩「ワイルドだろぅ」
443: ◆Ww9Me2u6TE 2017/05/18(木) 14:21:21.61 ID:tYE/Xwwoo
隼鷹来ちゃったかー書くしかないね
色々あって制服が濡れたので着替えた
提督
「……隼鷹」クイッ
隼鷹
「おう……」ボロッ
提督
「良く戻った。……すまなかった」
隼鷹
「謝らないでくれって……あんたの決定に不満は無いからさ。あの状況じゃ正解も正解、むしろ他のを巻き込んで何人か沈みましたーって洒落になんないってね」
『すまない隼鷹。お前を、俺は、諦める』
隼鷹
「く……」
武蔵
「だから無理はするなと……」
隼鷹
「い、いや……ごめん、あたし……弱くなっちゃったみたいで……はは……」
提督
「…………飛鷹が心配していたぞ」クイッ
隼鷹
「おお。提督のこと恨んでそうだねぇ……」
提督
「安心しろ、ケリはつけた」
隼鷹
「あちゃー……いてて」
武蔵
「もう戻るぞ。早く怪我を治せ」
隼鷹
「はいはい……それじゃあ、ちょっと失礼しますよーっと」
提督
「隼鷹。俺を恨んでくれて構わない。俺はお前を見捨てたからだ」
隼鷹
「恨んじゃいないさ。さっきも言ったけど、提督の判断は絶対的に正しかった」
隼鷹
「……って、頭では……分かってるんだけどさぁ……!」グスッ
隼鷹
「それでも、キツいんだよね……あの時、敵に囲まれそうになった時、聞こえてきた提督の声がさぁ……」ポロポロ
『……すまない。皆のために……死んでくれ……』
444: ◆Ww9Me2u6TE 2017/05/18(木) 14:22:02.28 ID:tYE/Xwwoo
提督
「……………………」クイッ
提督
「…………」グッ……バキッ
↓1 次の艦娘
↓2 艦娘の好感度コンマ安価
流石に寝ますおやすみ
445:以下、

446:以下、

448: ◆Ww9Me2u6TE 2017/05/19(金) 01:58:44.21 ID:Tj+a7Hu7o

「提督、なにしてんのよ」
提督
「休憩だ」スー……ハー……

「煙草……止めたんじゃなかったの?」
提督
「…………」

「あんた、いったい何企んでる訳?」
提督
「悪いがなんの話か分からないな」

「何か隠してるんでしょ。見てれば分かるわよ」
提督
「仮にお前の勘が当たってたとしても、俺が何もないと言えばそれで終わりだ。下がれ」

「馬鹿じゃないの? このクソ提督。皆あんたのこと心配してるって言ってるのよ」

「今のあんた、前の……ずっと前、まだここに配属されて一ヶ月くらい。そのくらいの時と同じ雰囲気よ」

「今のあんた、少し前のあんたしか知らない子達が怖がってるわ。気を付けなさいよね」
提督
「いらん世話だ。気にするな」

「??あーもう!」ギュッ

「す、少しくらいは私たちに頼れって言ってんの! クソ提督!」
提督
「む……」

「そんな明らかに思い詰めてますーって雰囲気出されると鎮守府が暗くなって迷惑だって言ってんの! なんでそんなことも分からないのよクソ提督!」ギュゥゥ
提督
「…………曙」

「なによ!?」
提督
「とりあえず苦しいから離してくれ」

「…………???この馬鹿!!」パチンッ
スタスタスタ!
提督
「痛いな……」
提督
「だが、心地いい痛みだ」
449: ◆Ww9Me2u6TE 2017/05/19(金) 01:59:10.87 ID:Tj+a7Hu7o
ミスった……
↓1 次の艦娘
↓2 艦娘の好感度コンマ安価
450:以下、
名取
451:以下、

453: ◆Ww9Me2u6TE 2017/05/19(金) 02:33:23.26 ID:Tj+a7Hu7o
名取
「提督! 大変です!」
提督
「頼む」
名取
「近くの鎮守府が深海棲艦に落とされたとの報告が! 朝日提督の金剛さんが逃げて来て……」
提督
「……そうか」
名取
「て、提督……?」
提督
「朝日提督の詳細は」
名取
「は、はい! 艦娘の行方については分からず、安否不明……朝日提督についても分からない、と」
提督
「なるほどな」
名取
「金剛さんが、提督を助けてほしい、とずっと泣いてて……」
提督
「……救助には向かわない。それでは無駄になる」
名取
「提督……」キュ
提督
「……名取。俺はお前らを助ける為にここにいる。勿論他の鎮守府の奴らも助けられるなら助けてやりたい」
提督
「だが、朝日を助けに行けば……」
名取
「分かってます。私は提督のことを信じていますから。きっと大丈夫なんですよね。提督は何か、話せないけど……でも、大事なことをしようとしてるんですよね?」
名取
「だったら、大丈夫です! 提督はこんなとき、間違った指揮をしたことはありませんから!」
提督
「…………ありがとう、名取」クイッ
454: ◆Ww9Me2u6TE 2017/05/19(金) 02:35:19.46 ID:Tj+a7Hu7o
提督
「無事で何よりだ。あぁ、把握している」
提督
「お前のところの金剛はうるさいものだな。おかげで顔が引っ掻き傷だらけだ」
提督
「分かった。すぐに迎えをやるから待っていろ」
提督
「もし俺になにかあったら……後を任せるぞ」
↓1 次の艦娘
↓2 艦娘の好感度コンマ安価
455:以下、
大和
456:以下、
ほい
486: ◆Ww9Me2u6TE 2017/05/19(金) 21:26:06.79 ID:rR4xD7DVo
提督
「……大和、なんの真似だ」
大和
「分かっていますよね?」
提督
「分からんな」
大和
「………………」ジッ
提督
「ぐ…………」スッ
大和
「目をそらさないでください」グイッ
提督
「……相変わらずお前は乱暴だな……」
大和
「提督の為ならなんでもすることでお馴染みの大和ですから♪」
提督
「まったく……お前といい武蔵といい……」
提督
「だがこれは誰にも話さん。墓まで持っていくと決めている」
大和
「提督。死ぬ気ですね?」
提督
「……俺が簡単に死ぬと思うか? 」
大和
「海の上では提督は無力です」
提督
「…………」クイッ
大和
「誤魔化さないでください」
提督
「ふぅ……分かった、話そう。実はな……近々大規模な攻略作戦が行われる。知恵を身に付けた深海棲艦は厄介だという結論に至ってな」
提督
「それにここからも多数の艦娘を出すことを決定した。ここに残るのは数名程度だろう」
大和
「嘘です。それを隠す理由が提督にはありません」
提督
「本当にそうか? 俺はお前なら大丈夫だと思って話したんだぞ?」
大和(94)
「……?」
提督
「この話をすれば、数名の艦娘……あるいはもっとか。反発があると想定している。なんせこの鎮守府ががら空きになり、俺のそばにも居られないのだからな」
大和
「あ」
提督
「理解してくれたようで助かる。そしてお前も俺に協力してくれ、大和」
大和
「協力、ですか?」
提督
「うむ。加賀にも話しはしてあるが……数名ずつ、ゆっくりと遠征に出す。その中には俺が危険視している者もいる。一人に武蔵がいる」
大和
「そういうことでしたか……分かりました。この大和、必ずその役目を果たします」
提督
「頼んだ。……む……」ピー……
提督
「明日は……騒がしくなりそうだな……」
487: ◆Ww9Me2u6TE 2017/05/19(金) 21:28:01.60 ID:rR4xD7DVo
50人達成イベント!!
ザザ
ザザザ……
お前たちの心に勇気を
お前たちの未来に幸運を
………………
ドォォォォォン!!!!
ピチャン……
「いやぁぁぁぁぁぁ!!!!」
「鎮守府が……粉々に……?」
「提督!! 提督ー!!」
488: ◆Ww9Me2u6TE 2017/05/19(金) 21:44:55.62 ID:rR4xD7DVo
…………………………
提督
「うむ。では、頼んだぞ皆。何人か先行しているメンバーもいる、心配するな」
利根
「うむ! この利根に任せるのじゃ! では、出撃するぞ!」
バタン
提督
「…………ふぅ……何とか予定通りに事が進んでいるな……」
日向
「そのようだな」
提督
「後は、10数名か。日向と吹雪にそれぞれ任せる」
吹雪
「分かりました!」
日向
「……それにしても、ここがこんなに静かなのも久しぶりだな」
提督
「そうだな……吹雪、後は頼んだ」
吹雪
「はい! 頑張ります!」
提督
「うむ。頼んだ」
ガチャ
日向
「これでここに残る艦娘はあと数名。……そろそろ話したらどうだ?」
提督
「……今日、恐らくこの鎮守府が襲撃に遇う」
日向
「なに?」
提督
「その前に、怪しまれないように全艦娘を避難させた」
日向
「……何故わざわざ、小分けに出撃という形を取ってまでそんなことを? 全員で動けば良いじゃないか」
提督
「俺がここに残るからだ」クイッ
日向
「……納得が行った。それをあいつらが知れば、一悶着があっただろうな」
提督
「だからこそここに最後までお前を残しておいたんだ。お前は俺を嫌っているからな」
日向
「……確かに人として君のことを好ましく思っていないのは事実だ。だがな提督……私も、艦娘だぞ?」スッ
提督
「日向。俺も遊びでこんなことを言ってはいない。今の深海棲艦は脅威だ。一網打尽にするこのチャンスを……邪魔される訳にはいかないんだよ」
日向
「………………分かった。好きにしてくれ。ただ、無様に死ぬことだけはするなよ」
提督
「せめて一匹くらいは道連れにしてやるさ」
日向
「…………君のそういう所も、大嫌いだ」スタスタ
提督
「俺はお前が大好きだよ、日向。元気でな」
日向
「別れの言葉受けとらん」バタン
489: ◆Ww9Me2u6TE 2017/05/19(金) 22:29:53.19 ID:4W1WK9qbo
提督
「…………スー……ハー……」
提督
「(俺だって無駄に死ぬなんてことはしたくない)」
提督
「(だが、これは俺にしかできないことだ。それに……)」
提督
「俺ごときの命であいつらを救えるかも知れないのなら……それは本望だ」
提督
「(憧れ、死にかけて尚なれなかった彼女たちの為なら……この命、捨ててやる)」
提督
「(勝算が無いわけでもないんだからな……)」
ピー! ピー!
警告! 警告!
深海棲艦を近くに発見!
至急応戦、または退避を開始してください!
提督
「来たか。……最後にやっておくか」
『鎮守府内に残っている者は即時退避せよ』
………………
490: ◆Ww9Me2u6TE 2017/05/19(金) 22:36:22.14 ID:4W1WK9qbo
ヒュウ……
ザッ……
タ級
「…………」
提督
「良く来たな。待っていた」
タ級
「……!?」ガジャン!
提督
「どうした、そんなに驚いて。不思議か? 自分等の手で瓦礫の山にした鎮守府に、俺がいることが」
タ級
「…………」カシャ……
提督
「慌てるな。答えを急いでも仕方があるまい。そのトリガーを引けば、確かに俺を殺すことは簡単だ。それよりも解けない謎を解きたいとは思わないか?」
タ級
「………………」
提督
「と、言ったものの……難しい話でも無いんだ。ここ、ここに秘密がある。俺の足元だ」トントン
タ級
「…………?」ジッ
提督
「答えは単純……降ってくる瓦礫を蹴散らした……ただそれだけだ!」
<ジェノサイッ……カッタッ!
タ級
「アグッッ!」
提督
「戦場で敵に隙を見せるなど愚の骨頂!! その痛みは己の慢心、弱さと知れぃ!」
タ級
「ッッ!!」ジャキッ
提督
「そしてようこそ……俺の戦場へ」
タ級
「!?」
<HAHAHA!
<ジャキンッ!
ドサァ
491: ◆Ww9Me2u6TE 2017/05/19(金) 22:36:58.74 ID:4W1WK9qbo
提督
「近距離での戦闘においては銃よりも拳、ナイフの方が有効である事が多い。死ななければ覚えておけ」
タ級
「離セ! 人間メ!」
提督
「断る……もっとも」
ゾロゾロ……
ヲ級
「…………」ザッ
リ級
「…………」シャキン
提督
「(10……20……囲まれたか)大艦隊なことだな……良いだろう、やってみろ……簡単にこの命、刈り取れると思うなよ!」
ドォドン! ドドドン!
ダァン! ドカッ
バキィッ! ドサッ
<バカな……
ドサァ!
提督
「流石に……多勢に無勢というものか……だが……」スッ
ヲ級
「ヲ?」
タ級
「貴様、何ヲ」
提督
「残念だったな……俺はただの囮だ。お前らをここに集める為の……」
タ級
「……!? 退ケ!」
提督
「遅い!!」
ポチッ
ドォォォォォン!!!!
509: ◆Ww9Me2u6TE 2017/05/20(土) 07:57:23.66 ID:pmX5YW2eo
戦闘シーンに関しては私はル○ールをイメージしてるだけで、昇竜拳でも獄屠拳でもオラオラでも好きなイメージをしてください
――――――
提督
「……ぐ……少し高過ぎたか……」
提督
「我ながら中々無茶をしたものだ……。これで、上のやつらを殲滅出来ていれば」
ドスン……
提督
「いつかどこかで聞いたことがあったな……これがフラグというものか……」
タ級
「グゥ……! 貴様……ヨクモ……!!」
提督
「よく気付いたと褒めるべきか……爆発する瞬間に一部底が抜けるようになっていた。今日この日、お前たちを纏めて叩き潰す為に他の提督と何度も話し合った作戦だったが、随分と効いたようだな?」
タ級
「殺シテヤル……!」
提督
「お前らの敗因はいくつかある。鎮守府を叩き潰した段階で満足し引き上げれば良かった。わざわざ俺たちの無様な死体を見てやろうとでも思ったのだろうな」
提督
「他にもある。俺を見つけ、ただの人間と侮った。近付いた。そして攻撃を受け、味方を引き寄せてしまった。全てはお前自身の敗北だ」
タ級
「黙レ! 殺シテヤル!」
提督
「(ここまでか……)もうひとつの問題だ、深海棲艦よ。何故俺はお前を前にして余計な種明かしをしていると思う?」
タ級
「モウソノ手ニハ」
提督
「答えはこれも単純。こうなったときの為に、ここにも爆弾をつけていてな。勿論もう逃げることは出来ない、決死の自爆と言う奴だ」
タ級
「……ナ……」
提督
「敵と心中というのも、軍人の運命か」
↓1 好感度80以上の艦娘
510:以下、
武蔵
511: ◆Ww9Me2u6TE 2017/05/20(土) 08:10:49.63 ID:pmX5YW2eo
「遅い」
ザンッ!!!
ドォォォン!
タ級
「…クッ!?」
提督
「…………!?」
武蔵
「上手く避けたか……」
提督
「武蔵!? 何をしている!?」
提督
「それはこちらの台詞だが? 一人で、貴様は、何をしているんだ?」ゴッ
提督
「(この威圧……武蔵は本気でキレているようだな……)」
提督
「……すまんな。この事を明かせばお前は、お前らは黙っていないだろう。計画の邪魔になる。だから」
武蔵
「そんなことは当たり前だァァァァ!!!!」ゴォォ!!
タ級提督
「ッ!?」
武蔵
「愛する者が簡単に死ぬかも知れないこんな計画に、この武蔵が賛同するわけが無いだろうがッッッ!!」
提督
「む、武蔵……」
武蔵
「……説教は後だ。まずは目の前の敵を……叩き潰す」ゴッ
タ級
「…………簡単二行クト……思ウナ!!」ドンッ
提督
「武蔵!」フッ
武蔵
「む……」パシ
武蔵
「…………これは……。……こんなもので、機嫌が直ると思うなよ!」キュ……
武蔵
「ぬ……!? これは……!」ゴォォッ!!
タ級
「ナニ!?」
武蔵
「……ふっ……これが愛の強さって奴か……今なら誰にも負ける気がしないなッッッ!!!」
ドッッカーーン!!!
512: ◆Ww9Me2u6TE 2017/05/20(土) 08:23:31.92 ID:pmX5YW2eo
………………
提督
「……よくやった、武蔵。これで脅威は一時取り除かれた」
武蔵
「………………」
提督
「まだ怒っているのか。仕方の無いことだったのだ。許せ」
武蔵
「馬鹿か貴様は。……こんな計画を勝手に立て、死のうとしていたんだ。許せる訳がないだろう」
提督
「結果的に生きていたんだから良いだろう……」
武蔵
「私が間に合ったからだ」
提督
「…………」
武蔵
「お前はいつもそうだ。私たちの為にならないことは切り捨て、私たちの為から命だって投げ出すことも覚悟していた」
提督
「…………」
武蔵
「何故そこまでする。何故だ、提督」
提督
「……これは極秘の機密事項だ。今から俺は一人言を言う」
武蔵
「…………」
提督
「俺は元々一般家庭のなんの取り柄もない平凡な男だった。強いて言えば俺は動くのが好きだった」
提督
「ある日、俺の住んでいた街が深海棲艦の襲撃にあった。親は死に、近所の知り合いが死に、友人も大勢死んだ。だが俺は」
提督
「一人の艦娘に助けられた」
提督
「深海棲艦から逃げ延び、海に落ちた俺を助けてくれたのは……誰だったかは定かではない」
提督
「俺は憧れた。艦娘の強さに。この強さがあれば、皆を救えたかもしれないと、本気で憧れた」
提督
「だから俺は体を鍛えた。様々な格闘技を勉強し、手当たり次第に覚えていった。だが……人間が艦娘に追い付くことは到底できるはずもなく……」
提督
「俺は、ある話に飛び付いた」
514: ◆Ww9Me2u6TE 2017/05/20(土) 08:39:07.99 ID:pmX5YW2eo
武蔵
「……ある話?」
提督
「人工艦娘化計画……人工的に作られた艦娘適性を普通の人間に移植し、誰もが艦娘になれるようにするための計画だ」
武蔵
「……提督のその強さは……」
提督
「計画は大失敗に終わった。被験者は100人ほどいたが、ほぼ全員が死に至った」
提督
「残ったのは俺含めて五人。俺たちは艦娘と同じ身体能力を得ることができた」
提督
「だが、その誰もが艤装を装備することができなかったんだ。しかも人工的に艦娘を作ろうとしたことが妖精さんたちに知られてしまい猛反発。結局当時の総理大臣が辞職することになり計画は倒壊」
提督
「俺はそれでも艦娘たちと共に戦いたいと願い、提督になった」
武蔵
「………………」
提督
「なってからも大変だったな。人生の大半を己を鍛えることに費やし、多くの時間を被験者として過ごした俺は他者の感情に鈍感になっていてな」
提督
「……艦娘に憧れ、なろうとし、なれなくても諦めきれず、己の命をかけてでも艦娘と共にいたいと願った。そんな提督の話だ」
武蔵
「馬鹿……そんな話でほだされると思うなよ……」
提督
「なんのことだかわからんな」
515: ◆Ww9Me2u6TE 2017/05/20(土) 08:48:27.28 ID:pmX5YW2eo
提督
「………………ようやく地上まで戻ってきたな。眩しいが、また拝めることに感謝したい」
武蔵
「鎮守府は跡形もないな、復興に時間がかかりそうだ」
提督
「それはそうだろうな。俺もしばらくは病院生活だ」
武蔵
「…………なぁ、それはそうと」
提督
「む?」
武蔵
「この指輪をくれたと言うことは、私は貴様に選ばれたと言うことで良いんだな?」
提督
「……いやそれは艦娘を強化するための物で」
武蔵
「関係無いなそんなことは。お前は私を選んだ。そうだな?」
提督
「待て待て落ち着け。選ぶ選ばないなんていう話じゃ」
武蔵
「結婚しよう、提督」
提督
「ぶっ……そんな訳にいくか!」
「ねぇ、しれぇ……どういうことっすか……?」
「親父……あたいとの約束、忘れたのかよ?」
「……提督、多摩のこと裏切る気かにゃ……そんなことは許さん……」
提督
「お前ら……な、何故ここに……!?」
<コンナハズハー
516: ◆Ww9Me2u6TE 2017/05/20(土) 08:54:25.62 ID:pmX5YW2eo

以上!
このスレ作成の経緯
某ゲームで金剛が出る
某髭に投げられるコンナハズハーを見て、艦娘達にぶっ飛ばされてコンナハズハーする提督書くかとスレ立てを決意
せっかく書くんだから自爆オチ使いたいなと考え、書き始めるが提督のキャラが真面目っぽくなってしまう
色々あったけど楽しかったです
ここまで見ていただいてありがとうございました
このあと、また日常好感度安価するか高好感度の艦娘との後日談をするか、特に何も考えてません
517: ◆Ww9Me2u6TE 2017/05/20(土) 08:54:58.13 ID:pmX5YW2eo
あるいは別の提督にすげ替えて新シリーズ……?
519:以下、
完走乙
523: ◆Ww9Me2u6TE 2017/05/20(土) 13:03:02.88 ID:pmX5YW2eo
どうせなら埋まるまで安価やりますかね
↓1 次の艦娘
↓2 艦娘の好感度コンマ安価
524:以下、
夕雲
525:以下、
くまー
526: ◆Ww9Me2u6TE 2017/05/20(土) 13:07:13.77 ID:pmX5YW2eo
↓1 夕雲が提督のことを殺したいほど嫌っている理由は?
527:以下、
いくら誘惑しても甘えてくれなかった
530: ◆Ww9Me2u6TE 2017/05/20(土) 14:24:01.92 ID:xIp2SJDbo
「提督、夕雲に甘えてもいいんですよ?」
「すまない、今忙しいからあとにしてくれ」
「………………」
「提督♪ お疲れの」
「パパ、最近無理しすぎじゃねぇか?」
「そうか? そうでもないつもりだが。それよりもパパなんて、どうした? 久しぶりじゃないか」
「へへ……たまには良いだろー?」ギュゥゥ
「いつまでたってもあまえん坊だな」
「………………」
「ていと」
「武蔵、大和……なんの真似だ」
「……た、たまには提督を労ってやろうと、な……」ギュッ
「はい♪ いつもお世話になってるお礼です♪」ギュッ
「こう近いと仕事が仕事が……」
「……貴様、私たちと仕事のどちらが大切なんだ」
「なに? そんなもの、比べられるものでは」
「私たちですよね♪」ギュー
「…………当然だ」クイッ
「………………」
「て」
「見ているだけで幸せなんて嘘っす。占守には無理っしゅ」ギュゥゥ
「占守……爪が、食い込んで……!」
「占守は、占守は……」
「………………」
「にゃあ……」
「多摩は可愛いな……」
「ふにゃぁ……」ゴロンゴロン
「待て、その格好で猫のようにするのは不味い」
「提督なら……良い」ジッ
「用事を思い出した、失礼する」スッ
「待てにゃ」
「………………」
531: ◆Ww9Me2u6TE 2017/05/20(土) 14:39:43.54 ID:pmX5YW2eo
提督
「……夕雲? お前、夕雲か?」
夕雲(00)
「なんでしょうか」
提督
「(おかしいな……少し前まで80以上だったと思うんだが……)」
提督
「何があった?」
夕雲
「何がでしょう」
提督
「いやその……なんだ? 覇気がないと言うか……」
夕雲
「夕雲は大丈夫ですわ」
提督
「俺になにか不満があるんじゃないか? 言ってみろ、出来ることならしてやる」
夕雲
「なら……提督……。夕雲と一緒に、死んでくれますか……?」ハイライトオフ
提督
「何がお前をそこまで追い詰めた。頼むから馬鹿なことは言わないでくれ」
夕雲
「ふふふ、うふふ……私のことを無視する提督が悪いんです……一生二人で永遠になるしか無いんですわ……」ニジリ……
提督
「無視……? するわけ無いだろう、俺が。お前のことを意図的に無視したことなど一度たりともない」
夕雲
「…………甘えて……」
提督
「なに?」
夕雲
「うふふ……提督を甘やかしてあげるの……うふ、うふ……」
提督
「夕雲……」
532: ◆Ww9Me2u6TE 2017/05/20(土) 14:40:59.07 ID:pmX5YW2eo
提督
「結局あのあと、夕雲が満足するまで膝枕をしてもらった」
提督
「艦娘の闇は深すぎて俺には何もできない……」
↓1 次の艦娘
↓2 艦娘の好感度コンマ安価
533:以下、
これは本当に0なのだろうか…
534:以下、
瑞鶴
536: ◆Ww9Me2u6TE 2017/05/20(土) 15:03:26.76 ID:pmX5YW2eo
瑞鶴
「うー……相変わらず提督の顔って怖いわね……」ソー
加賀
「何をしているの?」
瑞鶴
「ひゃう!? か、か、加賀さん!?」
加賀
「遊んでいるのかしら」
瑞鶴
「ちがうわよ! 提督さんが来たからちょっと見てただけで……」
加賀
「提督が? ……本当ね。でも貴女が見る必要はないわ。早く準備をしなさい」
瑞鶴
「うぅ……加賀さんの方がもっと怖い……」
加賀
「なにか言ったかしら」
瑞鶴
「なんでもありません!」
加賀
「そう。……」チラ
瑞鶴
「(ん? 今加賀さん……提督の方チラ見した?)」
瑞鶴
「(え、もしかして……)」
提督
「二人とも、ご苦労。これから訓練か」
加賀
「提督。えぇ、瑞鶴の訓練を見てあげるつもりよ」サッサッ
瑞鶴
「(提督に気付かれないように髪とか直してる……わー、分かりやすい! なのに提督全然気づいてないし……)」
提督
「瑞鶴。加賀もお前には期待している、頑張れよ」ゴッ
瑞鶴
「ひゃい!」
提督
「む? 変な返事をするやつだな」
加賀
「瑞鶴は提督が苦手みたいね。提督の顔は怖いから」
提督
「……気にしているんだ、言わないでくれ」
瑞鶴
「ちょっとだけですよ! 最初に見たとき、殺される! って思っちゃったくらいで」
加賀
「…………」クス
提督
「……加賀」クイッ
加賀
「ごめんなさい、提督……」フフフ
瑞鶴
「うう……ごめんなさい……」
537: ◆Ww9Me2u6TE 2017/05/20(土) 15:04:18.31 ID:pmX5YW2eo
今日はここまでー
提督
「そんなに怖い顔か、俺は?」
提督
「む……む……。……一般的ではないな……」
↓1 次の艦娘
↓2 艦娘の好感度コンマ安価
538:sage 2017/05/20(土) 15:07:21.82 ID:q0LlwE6a0
秋雲
539:以下、
初春
541: ◆Ww9Me2u6TE 2017/05/21(日) 03:39:36.25 ID:5IzZNEgeo
提督
「…………む? なんだ、これは?」
提督
「(紙が数枚入っているな……なんだ?)」
提督
「……絵だな……これは、俺か? 何々……待て、なんだこれは?」
秋雲
「うー……どこに落としたんだろ……。あんなの誰かに見られたら生きていけないよ……」
秋雲
「ましてや提督になんか見られたら……」
提督
「なんということだ……この俺が、艦娘にとんでもないことをしている……! しかも相手は秋雲だと……!」
秋雲
「ぎょわーーー!!!」ダダダダバッ!!!
提督
「ぬう!」
秋雲
「フラグにしても酷すぎる! 本人降臨シリーズとかお呼びじゃないから!?」
提督
「なんの話をしているのかサッパリだが……それは秋雲が描いたのか?」
秋雲
「違う違うそんなことしないってぇ!」
提督
「そうか。では見つけ出してきつく言ってやらんといけないな」
秋雲
「みみみみ見つけ出すってどうやって!?」
秋雲
「放送をかける。秋雲に許可なくあんなものを描くなど言語道断」
秋雲
「いや許可はした! 許可、した!」
提督
「む、そうなのか? いやだが俺にはなんの話も来ていないぞ。これを描いたのは誰だ、教えろ秋雲」
秋雲(84)
「ヴ……ヴ……ヴぁーん!!! そうだよ秋雲が描きましたよ文句ある!? 提督好きすぎて他の子と絡ませるのがいやーになって秋雲と絡ませたらついノリノリになって一晩で完成させました!! 文句あるの!?」
提督
「………………とりあえず先に説教だけはしておこう。無断で他者のこういうものを書くのはダメだ」
秋雲
「うぅ……ごめんなさい……」
提督
「それはそれとして……お前の気持ちは素直にうれしい。ありがとう、秋雲」
秋雲
「あ………………あーーー!!! あー!! あー!!」
提督
「気持ちはわかるが落ち着け」
542: ◆Ww9Me2u6TE 2017/05/21(日) 03:40:59.64 ID:5IzZNEgeo
>>540
クリザとルガを足して2で割って眼鏡をかけたらここの提督です
提督
「走って行ってしまった」
提督
「うーむ……あんな世界もあるものなのだな……」
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543:以下、
比叡
544:以下、
金剛
545: ◆Ww9Me2u6TE 2017/05/21(日) 04:01:12.68 ID:5IzZNEgeo
比叡
「…………」
提督
「…………なんだ」
比叡
「カレーを作ったので差し入れに来ました」
提督
「やめろ」
比叡
「悪いのはお姉さまを泣かせた司令です! 食べてくれないならせっかく作ったのにゴミ箱に捨てられたって吹聴してやりますから!」
提督
「泣かせたと言われてもな……あの時は仕方がなかったんだ」
比叡
「フンッ! そうやって仕方がなくなると誰にでも指輪を贈るんですね! この尻軽!」
提督
「意味不明な罵倒はやめろ。はぁ……俺だって生きるか死ぬかだったんだ、仕方がないだろう」
比叡
「それとこれは関係無いです!お姉さまは一時期米一粒ですら口に入れられなくなったんですからね!!」
提督
「そう言われても……分かった、カレーを食べる。だから許せ、比叡」
比叡
「カレーを食べたくらいでお姉さまの心の傷が癒せるとでも!? ナメられたものですね!」
提督
「頭がいたくなってきた……」
比叡
「とりあえずお姉さまには二度と近付かないでください!」
提督
「仕事があるだろう……」
比叡
「知りません!」バタンッ
546: ◆Ww9Me2u6TE 2017/05/21(日) 04:02:02.74 ID:5IzZNEgeo
提督
「やれやれひどい目にあった……」
提督
「最近開き直って自分の料理を凶器として使い始めたのが尚たちが悪い……」
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547:以下、
にむ
548:以下、
ストラトス
550: ◆Ww9Me2u6TE 2017/05/22(月) 11:14:40.32 ID:k9jaHgFno
26
「提督! もう大丈夫なの!?」
提督
「なにがだ?」
26
「なにって……深海棲艦と素手で戦った後に自爆したって!」
提督
「問題ない。大きな怪我もないからな」
26
「そうなんだ! 良かった……ニム、心配したんだよ!」
提督
「ありがとう、ニム。安心してくれ」
26
「提督ー!」バッ!
提督
「む」
26
「なんで提督はいつも自分だけでやっちゃうの? 私たちのこと、頼ってよ! ニム、提督のためなら頑張るよ!」
提督
「……信じてない訳ではないんだ。ただ、俺一人が犠牲になることでお前達を助けられるなら」
26
「だめだめだめー! そんなことになったら、ニムが悲しいからだめ!」
提督
「そう簡単には死なんさ」
26
「でもだめなの! 今度はニム、提督と一緒に行くよ!」
提督
「その時は頼むよ」ハハ
26
「うん! 任せておいてね!」
551: ◆Ww9Me2u6TE 2017/05/22(月) 11:17:51.15 ID:k9jaHgFno
提督
「今回は皆に心配をかけてしまったからか」
提督
「しっかり謝罪しよう」
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552:以下、
天城
553:以下、
初春
554: ◆Ww9Me2u6TE 2017/05/22(月) 11:33:42.00 ID:k9jaHgFno
天城
「美味しいですか? 提督」
提督
「美味い。天城の淹れてくれる茶はいつも美味しいよ」
天城(96)
「提督のことを想って淹れてますから……」スッ
提督
「天城。近いぞ」
天城
「あ……ごめんなさい……提督があまりに愛しくて……」モジモジ
提督
「……お、おう」
天城
「伝えないと後悔するかも知れない……それを痛いほど理解しました。だから、私はもう提督への愛を隠す気はありません」
提督
「情熱的な口説き文句だな……って待て、近すぎるぞ!」
天城
「……提督」
提督
「な、なんだ」
天城
「指輪……私も……欲しいです……」ウルウル
提督
「……そ、そう言われてもな……あれは一つだけしか」
天城
「買えますよ?」
提督
「買え……え?」
天城
「これ。色々種類があるんです」ピラ
天城
「……提督?」チラチラ
提督
「………………」ダラダラ
スッ
天城
「はしたない女だと思われても……提督からの愛が、欲しいです……」ヒソ
提督
「…………!!」クイッ
555: ◆Ww9Me2u6TE 2017/05/22(月) 11:35:02.78 ID:k9jaHgFno
ごめんなさい寝ます
起きてまたできそうなら続けます
提督
「おしとやかな女が燃え上がると、恐ろしいものだ……」
提督
「俺に奴のアプローチをかわし続けることなんてできる気がしない」
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556:以下、
高雄
557:以下、
ほい
558: ◆Ww9Me2u6TE 2017/05/22(月) 11:46:00.21 ID:k9jaHgFno
好感度710……はね上がったな……
↓1 高雄がもう提督しか見てないほど愛してる理由は?
559:以下、
命令を無視して強く反抗した時に強硬手段で首を絞められたがその時に色々目覚めちゃった
561:以下、
うわぁ…w
566: ◆Ww9Me2u6TE 2017/05/23(火) 01:58:27.99 ID:/V8GJMejo
「死ぬということは、こういうことだ」
普段は優しい提督。
誰が何をしても怒らない提督。
それが今、私の首を締め付けている。
本気ではない。
だが決して遊びでもない力加減。
「良いか高雄? 誰かのために勝算の無い戦場に行くというのははこういうことだ。なにも残らん。あるのは無意味な敗北……」
貴方はどんな時、恋をしますか?
「仮にお前が行くことで勝てるなら、お前が死んでも無駄にはならんかもな。もちろんそれも許可はしないが」
デートをしたとき?
目と目があったとき?
「俺はお前ら全員が大切なんだ」
一目惚れ?
「だから高雄、簡単に死ぬなんて言うんじゃない。俺は嫌だ、誰かが死ぬのは」
私は。
「はい……提督……♪」
首を絞められた時でした。
567: ◆Ww9Me2u6TE 2017/05/23(火) 01:58:55.01 ID:/V8GJMejo
提督
「高雄、報告を」
高雄
「はい。隠れていた深海棲艦を四体撃沈しました。flagshipが一体いて激しい抵抗があり、曙、皐月、那珂の三人が大破。既に入渠させました」
提督
「良くやった。話に聞いたが、高雄がflagshipに大打撃を与えたのだろう?」
高雄
「提督に……誉めてもらいたくて……♪」
提督
「うむ。間宮券で良いか?」
高雄
「……提督」
提督
「む……な、なんだ?」
高雄
「私の……私の首を、思いきり絞めてください!」///
提督
「」
スチャ
高雄(710)
「提督に首を絞められて以来、あのときのことを思い出す度に……」
提督
「(いかん変な性癖に目覚めてしまっている)」
高雄
「早く! 高雄を慰めてください! 手加減なんていりません、思いきり!」グイッグイッ
提督
「落ち着け! あれは仕置きのつもりで」
高雄
「え……なら……」
高雄
「悪い子になれば、いいんですか……?」ズズズ
568: ◆Ww9Me2u6TE 2017/05/23(火) 01:59:25.05 ID:/V8GJMejo
提督
「(深海棲艦化しそうになっている!? まずい!)」
提督
「分かった! 言う通りにするから落ち着いてくれ!」
高雄
「……あ、ありがとうございますぅ……」ジュン
提督
「……こ、こうか?」ギュッ
高雄
「手加減はしないでください……」グググ
提督
「待て待て! 本気でやるとまずい!」
高雄
「あぁ……提督に絞めてもらってる……愛してもらってるぅ!」
提督
「手を離せ馬鹿者!」
ガチャ
朝霜
「親父ーいるかー?」ガチャ
提督
「お前は悪い子だな」パァン! パァン!
高雄
「ひぃん! あへぇ! 悪い子でごめんなさぁい♪ もっと叩いてぇ!」
提督
「喜ばれてはお仕置きにならないだろうが」パァン! パァン!
高雄
「言うこと聞かなくてごめんなさぁいぃ!! アヘェ!」
朝霜
「」
提督
「……あ……。朝霜……これは違うんだ。高雄が変なことを言ってくるから……」
高雄
「もっとぉ……もっと愛してぇ……」///
朝霜
「親父。親父を殺してあたいも死んでやる」ゴッ
提督
「まっ」
<コンナハズハー!
569: ◆Ww9Me2u6TE 2017/05/23(火) 02:01:03.74 ID:/V8GJMejo
提督
「……俺が悪いのだろうか……」
提督
「元々の原因は俺……か?」
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570:以下、
イヨ
571:以下、
弥生
572: ◆Ww9Me2u6TE 2017/05/23(火) 02:55:55.62 ID:/V8GJMejo
14
「提督って凄いよねー」
提督
「そうか? なにがだ?」
14
「顔の貫禄がヤバい! あと強い!」
提督
「……顔は生まれつきだ」
14
「イヨも最初にあった時は、地獄が待ってるー! ってびびったんだからね!」
提督
「良く言われる」
14
「艦娘並に強いのは軍事機密だしさー」
提督
「昔のことだ」
14
「誰が強いか議論で提督が上位にいるから不思議だなーとか思ってたこともあったけど、訓練で武蔵に手も足も出させずに勝ったのを見て絶対に逆らわないって決めたんだよね」
提督
「艤装ができなければ、いくら強かろうと基本的に意味はない」
14
「でも前の作戦で深海棲艦をいっぱいやっつけたんでしょ? 意味無くは無いよー!」
提督
「……使いようということだな」
14
「あの時は鎮守府修羅場ってて凄かったよねー……思い出すだけで鳥肌が……」
提督
「何故みんな指輪を欲しがるのだろうな。あんなものがなくても俺はみんな大好きだというのに」
14
「提督がそんな風だからじゃないかなーって。みんな確実な安心が欲しいってことだよー!」
提督
「確実な安心……」
573: ◆Ww9Me2u6TE 2017/05/23(火) 02:57:03.18 ID:/V8GJMejo
提督
「とても深いことを言われてしまった気がする」
提督
「確実な安心か……俺のやり方では足りてないということだろうな」
↓1 次の艦娘
↓2 艦娘の好感度コンマ安価
574:以下、
球磨
575:以下、
どうだ
577: ◆Ww9Me2u6TE 2017/05/23(火) 04:11:44.14 ID:/V8GJMejo
球磨
「なぁ……何をしたら多摩があんな風になるんだクマ?」
提督
「俺に聞かれてもな。出会った頃はまだ普通だった。気が付いた頃にはもうあれだ」
球磨
「部屋では「提督提督」と提督のシャツを舐め回してて手に負えんクマ……昔はあんな奴じゃ無かったクマ……」
提督
「聞かなかったことにしておく。前世の記憶だとかなんだとかで俺のことをご主人様だとか言い出してるからな」
球磨
「提督がいい男ってのは認めてやるクマけど、あぁなるほどかと言われると微妙クマ」
提督
「本来はそれが普通なんだがな。姉として多摩を何とかしてくれないか?」
球磨
「無理クマ。今の多摩は姉妹だろうとなんだろうと提督との間を邪魔するやつは全員デストローイクマ」
提督
「…………」
球磨(77)
「最近「球磨なら一緒でもいいにゃ」とか言い出して揺れてる自分がいるクマ」
提督
「あの多摩にお前が加われば流石の俺でも逃げられんだろうな……」
球磨
「冗談だクマ。球磨も提督は好きクマ、でも嫌がる提督を無理矢理どうこうする気は無いクマ。一応姉として注意はしておくクマ」
提督
「すまない、ありがとう。気をつけてな」
球磨
「任せるクマ!」
578: ◆Ww9Me2u6TE 2017/05/23(火) 04:13:41.66 ID:/V8GJMejo
提督
「翌日多摩と球磨の鬼ごっこ(本気)が始まった」
提督
「捕まえた多摩は「提督の匂いがしたにゃ。抜け駆けは許さないにゃ」と笑っていない目で答えた。球磨は半泣きだった」
↓1 次の艦娘
↓2 艦娘の好感度コンマ安価
579:以下、
山城
580:以下、
病んで
582: ◆Ww9Me2u6TE 2017/05/23(火) 05:07:12.05 ID:wouPy420o
病み方がハイペース
↓1 山城が慕ってるってレベルじゃないくらい提督を愛してる理由は?
583:以下、
提督の近くにいると運が良くなる
584: ◆Ww9Me2u6TE 2017/05/23(火) 07:27:25.25 ID:ONbpZbU4o
私は不幸でした。
道を歩けば犬に吠えられ、お財布は落とし、溝にはまり、上から花瓶が降ってくる。
部屋にいても足の小指をタンスの角にぶつけ、物が窓を突き破って来て、どこから入ってきたのか猫に引っ掻かれる。
そして艦娘適性があることを知って、周りから人もいなくなった。
不幸が日常で、それに慣れきっていた。
あの人に会うまでは。
「よろしく」ゴゴゴゴゴゴッ
こんな怖い提督の所に来てしまうなんて、不幸だなと思った。
でもすぐに目に見えて変化が訪れた。
犬に吠えられない。
お財布を落とさない。
何も降ってこない。
どこも怪我しない平穏無事な生活が一ヶ月、二ヶ月と続いていった。
理由は分からなかったけど、私はそれを喜んだ。
もう何も心配することはない、これからは普通の生き方ができる、と。
それは大きな勘違いだった。
提督が仕事で鎮守府を離れたとき、私は死にかけた。
それまで塞き止められていた不幸が一気に襲い掛かって来たような……そんな気がした。
幸い寸でのところで大和さんに助けられたものの、私は生きるのが怖くなった。
目を覚ましたとき、目の前に提督がいた。
とても疲れているような顔をしていて、私が声をかけると安心したように小さく笑った。
「……良かった。お前が沈みかけたと連絡があってな……命に別状がなくて、本当に良かった」
「……ごめんなさい……心配をかけて……」
すぐに怪我は治り、私は不幸な日常生活に戻っていった……筈だった。
何も起こらない。
不幸がまたピタッと止まった。
そこでふと思い出した。
以前に不幸が治まったのは、ここに来てから。
そして再び不幸な目に遇うようになったのは、提督が鎮守府から出ていった日。
まさかとは自分でも思ったが、提督が戻ってから一度も不幸は起こらなかった。
提督が不幸を吹き飛ばしてくれている……私はそう確信した。
585: ◆Ww9Me2u6TE 2017/05/23(火) 07:54:14.12 ID:ONbpZbU4o
山城
「提督……」ピト
提督
「……山城……気持ちはわかるが離れてくれ」
山城
「嫌です、私はもう提督と姉さまがいないと生きていけません」
提督
「…………あ、ありがとう……すまない、仕事が済んでいないからもう少し待ってくれ……」カリカリ
山城
「いつまでもお待ちします。提督の重荷にはなりたくないですから……」
提督
「……俺が側にいれば不幸ではなくなる、か……数奇な人生を送っているな」カリカリ
山城
「どこかで不幸に見舞われている姉さまにも早く教えてあげたいです……あぁ、姉さま……不幸です……」
提督
「未だに不幸ではないか……」カリカリ
山城
「姉さまの不幸は私の不幸ですから」
提督
「……そうか……」カリカリ
山城
「(……私には姉さまがいるのに……提督を見ているだけで幸せな気持ちになります……)」
山城(136)
「(ごめんなさい姉さま……それでも姉さまのことを想っています……)」
提督
「(山城には嫌われていたと記憶していたのだがな……いつのまにか好感度が酷いことになっていた。覚えの無いことで礼をしに来たと思えば何故か俺の後ろに居着いてしまった)」
山城
「(あぁ、抱きつきたい……提督に抱きつきたいわ……でもダメ、迷惑になる……不幸だわ……)」
提督
「(視線を感じるな……仕方ない、この仕事は後にするか)」
提督
「……これで終わりと。さて、山城。何か話があるのだろう?」
山城
「いえ……ただ、提督の側にいたくて……そうすれば、幸せなんです……」
提督
「山城、俺は気の持ちようだと思うぞ。自分が不幸だと思うから不幸になるんだ。どんなことが起きても幸運だ、と逆に考えればいい」
586: ◆Ww9Me2u6TE 2017/05/23(火) 08:24:02.51 ID:ONbpZbU4o
山城
「逆に考える……?」
提督
「足をぶつけた。大きな怪我をしなくて済んで良かった」
山城
「…………」
提督
「犬に吠えられた。噛みつかれなくて済んで良かった」
山城
「そんな……」
提督
「自分でも無茶なことを言っているのは理解しているがな。お前なら大丈夫だ」
山城
「……でも、私は……それでも……提督の側に……」
提督
「助けられる範囲でならいくらでも助けてやる。だが、俺のせいでお前が立ち方を忘れるようになってはダメだからな。気をつけろ」
山城
「……えぇ、わかりました」
提督
「良かった。お前なら分かってくれると」
山城
「提督に出会えたことが人生で最高の幸運です。ですから、逃がさないように……しっかりと捕まえます」
提督
「………………あ、あぁ……?」
山城
「提督……提督!」ガバッ!
提督
「何をする気だ!?」
山城
「提督との繋がりを作ります。提督との子供……うふ、うふふふ……」
提督
「(目が……武蔵や高雄のそれだ! このままでは本気で襲われる……!)」
山城
「大丈夫です、私は初めてですから……」スルッ
提督
「なにも大丈夫じゃ……」
<コンナハズハー!
587: ◆Ww9Me2u6TE 2017/05/23(火) 08:26:09.77 ID:ONbpZbU4o
久しぶりにしんちゃんの戦国見て泣いてロボとーちゃん見てボロ泣きして頭ガンガンしてました
もう寝ます……
提督
「いきなり床から出てきた武蔵の手に助けられた。死ぬかと思ったが」
提督
「山城には後で説教だな……」
↓1 60人達成イベント!
588:以下、
皐月とスキンシップ
589: ◆Ww9Me2u6TE 2017/05/23(火) 08:31:00.74 ID:ONbpZbU4o
折角だし好感度上げてみますかね
↓1 皐月の好感度上昇コンマ安価
ゾロ目で倍
590:以下、
ほい
591: ◆Ww9Me2u6TE 2017/05/23(火) 08:36:43.73 ID:ONbpZbU4o
↓1 皐月がスキンシップで提督を愛するようになった理由は?
592:以下、

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