俺「もしかして…」お前ら「僕たち…」俺お前ら「入れ替わってる!?」back

俺「もしかして…」お前ら「僕たち…」俺お前ら「入れ替わってる!?」


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1:
俺「ん…?なんだこの汚い部屋は…」
俺「アニメのポスターにフィギュア…?」
俺「夢か…?」
母「お前らー、ご飯出来たわよー!」
俺「お前ら…?ここは誰の家なんだ?」
俺「うーん。分からん……えっ」
俺「だ、誰だこのキモオタは!?」
俺「か、鏡……だと……!?」
 
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8:
お前ら「デュフw デュフフフフw 」
お前ら「朝起きたらイケメンになってたでござるw」
お前ら「やはり小生の日頃の行いが良いからでござるかなぁw」
お前ら「なにはともあれ、こうしてイケメンに転生したからには楽しむでござるよぉ〜w」
妹「ちょっとお兄ちゃん! いつまで寝てるの!?」
お前ら「き、キタァァァ!!! 妹イベントktkr」
妹「え、なに言ってんの…?朝ごはん出来たよ?」
お前ら「デュフw 今行くでござるw」
 
 
13:
俺「とりあえずご飯を食べて落ち着こう…」
母「珍しいわねえ、一緒に食べるだなんて」
俺「ご飯を作って頂いたので、それは当然のことですよ」
母「まあ…!」
俺「すごく美味しいです。お母さん」
母「 」
俺「ご馳走様でした。さて、これからどうすれば…」
俺「部屋にあった服を見るに学生でもなさそうだし、スーツもない…」
俺「おばさんの反応を見るに恐らく無職の引きこもりだ…」
俺「とにかく、外に出てみよう」
 
 
15:
お前ら「すごく美味しいで候www」
お前ら「ババアの作るメシとは大違いでござるなぁw」
妹「ちょっとお兄ちゃん、お行儀悪いよ?」
お前ら「こ、これは失礼w ……妹w」
妹「んー…お兄ちゃん、なんか今日変だよ?」
お前ら「!?」
妹「なんか言葉遣いとか…色々」
お前ら「そ、そんなことない…よ?」
妹「うーん…?」
お前ら「さーて、街に繰り出すでござ…かなぁ!」
妹「え、ちょっと!お兄ちゃん大学は!?」
お前ら「デュフッ!?」
 
 
17:
俺「はい。そうですね。ではお願いします」
俺「とりあえず面接を出来るだけ申し込んだぞ」
俺「学生証を見つけられて良かった。名前はお前ら…聞いたことないな」
俺「なぜ俺は入れ替わってしまったんだろう…?」
俺「…!」
俺「入れ替わった…そうか…!」
俺「大学に行けば俺になったお前らがいるかもしれない…!」
俺「少し遠いが、行ってみよう…!」
 
 
18:
ドンッ!
妹「え…ちょ…お兄ちゃん!?」
お前ら「壁ドン…決まった…!」
妹「え、なに?どうしたの?」
お前ら「妹ちゃぁん…僕、好きになっちゃったでござるぅ…」
妹「えっ…? うそ…」
お前ら「本当でござるよぉ…したいでござるぅ…」
妹「私もお兄ちゃん…好きだよ…?」
お前ら「んほおおおおおおおおお!!!!!!!」
妹「でも…今のお兄ちゃんは嫌い!気持ち悪い!どいて!」バンッ
お前ら「ドゴォ!?」
妹「もう…知らない…!」
お前ら「い、妹殿ぉ……!!」
 
 
19:
俺「私はやっていません!」
女「嘘よ!私のお尻に何かを押し付けたわ!」
俺「な、何かってなんですか…!?」
女「ひっ…! 死ね!変態!ゴミ!」
駅員「じゃあ、話は駅員室で聞くから」
俺「くっ…!」
駅員「おっと、線路に逃げるのはダメだぞ」
俺「いいえ、弁護士に来てもらおうと思いまして」
駅員「は、はあ。お好きにどうぞ」
俺「確か…父さんの番号は…」
 
 
20:
ボロンッッッ!!
お前ら「な、なんだ…これは…!?」
お前ら「で、デカすぎるでござる…」
お前ら「しかもズル剥け…! これが通常時でござるか…?」
お前ら「大きくなったらどうなって…」
お前ら「くっ…! 小生はホモじゃない小生はホモじゃない」
お前ら「な、なんというビッグマグナム…///」ゴクリ
お前ら「この顔にこのイチモツ…これなら…!」
お前ら「街に繰り出すでごさるぅ!」
 
 
22:
俺父「なるほど。状況は分かりました」
俺「本当に僕はやっていないんです」
女「やりました!絶対この人です!」
俺父「ふむ…彼がやったという証拠は…あるのかね?」
女「そ、それは…っ」
俺父「ないだろう? 女「でもっ!俺父「でも、彼がやっていない証拠もない…だろう?」
女「そ、そうよ…!」
俺父「ならば証拠を提示するまでさ。鑑識を呼ぼう」
女「!?」
俺「ありがとうございます。助かります」
俺父「なに、息子の友達の頼みならこのくらい当たり前さ」
 
 
24:
お前ら「うーん、女の隣に座っても嫌がられないとは。イケメン様様ですなw」
お前ら「普段なら嫉妬不可避でござるが…今は小生がイケメン…!」
お前ら「小生のターンでござる…!」
女「…」
お前ら「ヌッ…!とんでもなく可愛いでござる…」
お前ら「ナンパするでござるよぉ!」
お前ら「…」
女「…」
お前ら「…」
お前ら「……」
お前ら「………ぁ」
 
 
26:
俺父「なるほど。お前ら君の指紋は検出されなかった…と」
女「で、でも、何か固い大きなモノを押し付けられて…!」
俺父「ふむ…時にお前ら君。キミのナニは大きいのかね?」
俺「え、えーっと…」
俺父「ここで大きく…できるか?」
俺「……はい。出来ます」
女「なっ…!」
俺父「おっと、ちゃんとあなたに見てもらわないと困るよ」
女「そ、そんな…」
俺父「さあ、お前ら君。出してくれ」
俺「はい!」
ぽろっ
 
 
27:
お前ら「む、無理でござる…声をかけるなんて…」
お前ら「くっ…せめて近くで匂いだけでも堪能するでござる…」
お前ら「んはぁ…大きくなっちゃったでござるよぉ…」
俺「…」
お前ら「…! あ、あれは…小生!?」
お前ら「ま、まずい。気付かれたらまずいでござる!」ダッ
キキーーーッ!!!
お前ら「!?」むにっ
女「きゃーーーっ!!」
お前ら「とにかく別の車両に…!!!」ダダダダダッ
女「ちょ、ちょっとあなた!」
俺「え…?」
 
 
30:
俺「…」シコシコ
俺父「お前ら君、緊張しているのかね」
俺「え、ええ…まあ…」
俺父「これを使うといい…」スッ
俺「た、助かります」
俺父「私のお気に入りの品だ。思う存分使ってくれ」
俺「おお…これは…!」むくり
俺父「それが…君のフルパワーかい?」
俺「そう…みたいです…」
女「う、嘘よ! そんな小さいモノ見たことないわ!まだ力を隠してるはずよ!」
俺「これがフルパワーだ!」
女「う、うそ…」
俺父「これでお前ら君はやっていないとう証拠が出揃ったわけだ……」
駅員「そのようですね」
女「くっ…!絶対アイツが後ろでブツブツ言ってたキモオタ野郎なのに…!」
俺「ありがとうございました」
俺父「礼には及ばんよ。それより、息子と仲良くしてくれてありがとう」
俺「…!」
俺父「アイツは昔から周りに女の子ばかりで同性の友達がいなくてな…心配していたんだ。でも、君みたいな友達がいて安心したよ。良ければ、これからも仲良くしてやってくれないか…?」
俺「…はい…!」
 
 
31:
女「はぁ…もう最悪。なんで私が怒られるのよ…」
女「まあ、あのキモオタ野郎には悪かったけど…」
女「一体…あの大きなモノを押し付けてきたのは…誰なの?」
女「本当に…押し付けられたのに…でも、後ろでブツブツ言ってたアイツじゃない…」
女「だ、だめっ。思い出すだけで濡れてきちゃう」
女「あんなキモオタ野郎じゃなければそのままホテルに誘おうと思ってたのに…」
女「でも…アイツじゃないなら…まだ希望はある…」
女「あの大きなモノこそ…私がずっと求めていたモノ…!」
女「絶対…見つけ出してやる!何年、何十年かかっても…見つけてみせるから!」
女「それまで、待ってて…!」
 
 
33:
お前ら「ふう。びっくりして逃げてしまったでござる」
お前ら「恐らく、小生の体の中にはこのイケメンが入っているはず」
お前ら「何としてもこの体は渡さないでござる」
お前ら「このビッグマグナムは…小生だけのものでござる///」
お前ら「…!い、いけない。小生は何を考えているでござるか?」
お前ら「だ、だめでござるよ…小生はこの体を利用して女の子と…!」
お前ら「くっ。だ、だめだ! それは小生が、小生が許せない!」
お前ら「このビッグマグナムは、小生だけのもの」
お前ら「どうやら、小生は目覚めてしまったようでござる…」
 
 
35:
俺「大学にはいない…か」
俺「こうなったら…家に帰るしかない!」
俺「俺の家に帰って、俺の体の中にいるお前らにせめて大学だけでも行くようお願いしよう!」
俺「どうやったら元の体に戻るのか分からないが…今はそうするしかない!」
俺「そうしてお互いに生活していくのがベストのはずだ…!」
俺「待ってろよ、お前ら…! 」
 
 
36:
妹「はぁ…お兄ちゃんどうしたんだろう」
妹「まるで人が変わったように…」
妹「……はぁ」
妹「お兄ちゃん、帰ってからずっと部屋に篭って…何してるんだろう?」
お前ら「はぁはぁ…!うっ、いきそ!」
お前ら「鏡に映る俺くん…!たまらないでござるぅ!」
お前ら「あー、かっこいい。俺くん…俺くん…」シコシコ
お前ら「あっ、またイク!イクイクイクイク!」
お前ら「んほおおおおおおおおお!!!!!!!!」ドピュルルルルルル
 
 
37:
俺「やっと…着いたぞ…!」
ピンポーン
妹「はーい…どちら様…?」
俺「妹…!」
妹「え、誰? なんで私の名前…」
俺「俺、いるかな?話がしたいんだ」
妹「えっ、お兄ちゃんの友達!?なんですか!?」
俺「あ、ああ。珍しいかな」
妹「い、いえ、すぐ呼んできますね!」
 
 
39:
妹「お兄ちゃん!お友達が話があるって来てるけど!」
お前ら「!? わ、わかった!」
お前ら「一体誰が…?」スッ
お前ら「…!! あ、あれは小生!!」
お前ら「ということは…中身は俺くん!」
お前ら「む、無理で候!恥ずかしくて会いないで候!/// 」
妹「お兄ちゃーん?降りてこないなら上がってもらうよー?」
お前ら「…!!」
 
 
41:
俺「お邪魔します」
妹「いえ、こちらにどうぞ」
俺「ありがとう」ニコッ
妹「…!」ドキッ
妹「うそ…なんでこんなキモオタに…私…」
妹「見かけによらず良い人そうなのは確かだけど…」
妹「なんで…お兄ちゃんに似てるって…思っちゃったんだろう…?」
俺「俺くんは部屋かな?」
妹「あ、は、はい!」
俺「ちょっとだけ、話をしてきてもいいかな?」
妹「ど、どうぞ!」
とんとんっ
俺「……お前ら君、いるかい?」
お前ら「……っ!!/////」
 
 
43:
俺「扉は開けなくてもいい。なんか変な感じだしな」
お前ら「…」
俺「お前ら君も大変だろう…俺なんかと入れ替わって」
お前ら「そ、そんなこと…!それはこっちのセリフで候…!」
俺「元に戻るかは分からないが、戻るまではお互いにこのまま生活するしかない」
お前ら「そうでござるな」
俺「俺はお前らとして頑張るから、お前ら君も俺として頑張ってくれないか?」
お前ら「…!」
俺「せめて大学にだけは出席して欲しい…頼みはそれだけだ」
お前ら「小生に任せるでござる!コミュ障でござるが、任せるでござるよ!」
俺「ありがとう。助かるよ…大学に友達はいないから、あまり話すこともないだろうしね」
お前ら「……えっ? 友達が?なんの冗談でござるか?w」
俺「昔から同性の友達はいなくてね……そうだ、お前ら君」
お前ら「な、なんでござるか…?」
俺「俺と……友達になってくれないか?」
お前ら「……もちろん!」
おわり
 
 
46:
俺「……」スタスタ
妹「あ、あの、もう帰っちゃうんですか!」
俺「ああ、話したいことは話せた」
妹「また……会えますか……?」
俺「どうだろう。会えるといいね」ニコッ
妹「…っ!!」ドキドキ
俺「それじゃあ、またね」
妹「は、はいっ!」
妹「……お前ら君…か///」
 
 
48:
お前ら「すまない。僕には好きな人がいるんだ」
美女「えー?そんなぁ〜、、」
美女2「好きな人って誰〜?」
お前ら「うーん…秘密、かな」
美女3「んもぅ〜! 教えてよぉ!」
美女「きっととんでもない美人よ…それこそ芸能人みたいなね」
美女2「そうね。私、俺君になら何されてもいいのになぁ〜!」
お前ら「あはは…」
キモオタ「お、俺くん!」
お前ら「ああ、キモオタくんか」
キモオタ「昨夜のエロマンガ先生は見たでござるか?」
お前ら「もちろん。あのビッチがラノベにハマっていく様がたまらんかった…」
キモオタ「おお…!さすが俺くん!いやぁ…まさか俺くんとアニメの話ができるとは思わなかったよ!」
お前ら「オタ友を作るのは得意ですから…w」
 
 
50:
お前ら「はい…!ありがとうございます!」
母「お、お前ら…?」
お前ら「やったよ母さん!受かったよ!」
母「あぁぁぁあ……今夜はすき焼きよ!」
お前ら「俺くんに…お礼を言わないとな」
俺「進撃の巨人…?」
キモオタ「まさか見たことないんでござるか!?」
俺「ああ。そういうのはあまり…」
キモオタ「萌えアニメしか見ないとは…俺くんこそ生粋のキモオタ…!」
俺「へ…?」
メガネ「恐れ入ったよ。萌えアニメ以外も見る拙者たちは偽物のオタクだったわけ、だ」クイッ
デブ「漫画ならオイドンが全巻貸してあげるぜぇ!」
俺「ありがとう。読んで見るよ!」
 
 
51:
俺「そうか…!良かった良かった!」
お前ら「俺くんが面接してくれたからだよ…」
俺「はは。そんなことないさ。これからはお母さんを悲しませたらダメだぞ?」
お前ら「もちろん…!」
俺「じゃあ、俺はもう行くよ。進撃の巨人の続きが気になって仕方ないんだ」
お前ら「ま、待って…! 俺くん!」
俺「ん?」
お前ら「……いや、なんでもない」
俺「おう。またな、お前ら」
お前ら「ああ…!」
 
 
53:
妹「お、お前らさん…!やっと見つけた!」
お前ら「へ?!い、妹殿!?」
妹「覚えててくれたんだ…嬉しい」
お前ら「な、なにか話かい?」
妹「ずっと好きでした!!!」
お前ら「!?」
妹「お兄ちゃんに話があるって家に来たときから…ずっと!」
お前ら「…」
妹「だ、だから…!私と…!」
お前ら「すまない。好きな人がいるんだ」
妹「…」
お前ら「それに、君が好きなのは、君が本当に好きなのは…俺くんなんじらないか?」
妹「…っ!」
お前ら「あり得ないけど、僕に俺くんを重ねているんじゃあ、ないかい?」
妹「そ、そんなこと…!」
お前ら「いや、そうさ。なぜなら…」
妹「…?」
お前ら「……兄妹かどうかなんて、気にしないで、想いをぶつけてごらん」
妹「…は、はい…!」
お前ら「僕にはそれが出来なかった…だから、妹殿には…僕みたいになっねほしくないんだ」
妹「…?」
お前ら「じゃあ、僕はいくよ」
妹「はい…!ありがとう、お前らさん!」
 
 
54:
女「はぁ…どこにいるの…」
俺(痴漢に間違われないように両手でつり革を持たないとな…)
キキーーーーッッ!!
俺「っ!?」
むにっ
女「……!!」ギュッ
男「あ、ご、ごめんなさい!……あっ」
女「いえ、いいんです。それより、前に…会ったこと…ありませんか?」
男「え、な、なんでそれを…」
女「やっぱり…あの時の…!」
君の、名は…。
本当におわり
 
 
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