【閲覧注意】元葬儀屋だけど質問ある?(再掲)back

【閲覧注意】元葬儀屋だけど質問ある?(再掲)


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1:
数年前までやってた。
2:
儲からないから辞めたの??
3:
いや、凄い稼いだよ。
今の月給の倍以上かな。
月平均45くらいかな。
4:
24時間365日営業だから大変だよなー
5:
何故、辞めたの?
8:
>>5
家族からの理解が得られない職種だからねwww
人様の不幸につけ込んで金を毟るわけだwww
あと、年中喪服姿もなかなかに嫌われたなwww
6:
24時間営業だけど、友引前とかは通夜が出来ない地域だったから以外と休めたな。
今はしがない社畜だからそれに比べれば休みは少なかったかも。
10:
御遺体見慣れるもの?
11:
>>10
初めて見知らぬ他人のご遺体に触れた時は身体が金縛りにあったようになった。
踏み越えてはいけない領域に足を突っ込んだ気分だった。今でも鮮明に覚えてるよ。
でも、人間慣れると感覚がマヒしてくるから一月経てばなんとも思わなくなったなwww
でも土左衛門と赤ちゃんは最後まできつかったwww
12:
ウチの会館は新人がご遺体を扱った初日の夜は焼肉に連れて行く習わしがあって、入った新人の9割はその日に来なくなってたなwww
『おくりびと』効果でやたらと入社する輩がいたけど殆どこれで振るいにかけられる訳だwww
15:
葬儀屋に勤めたかったけど結局採用されなかったわ
大変な仕事だろうし、不謹慎だが羨ましい
17:
>>15
確かに職能適性はかなり偏った職種だからね。めげずに頑張ってまた受けてみてよ!
16:
人の死で金取ってんじゃねーよクズ
17:
>>16
さーせんwwwそれが一番苦しいわwww
喪主からも何度か言われたwww
33:
>>16
誰もが嫌なことを仕事としてしてくれてんだ金とって何が悪い
18:
辞めるとき上司とかに止められたんじゃない?
逆に結婚式場で働こうとは思わなかったの?
20:
>>18
止められたねー
ご遺体を引き取り、枕飾り、見積り、納棺(湯灌あり).華挿し、会場設定、司会、霊柩運転、後祀りetc…。
一葬儀一式出来るのは少なかったからねー。
結婚式はないなー。元々介護から葬儀に流れたから、華々しさとは無縁な職歴なんだよwww
24:
暇だし、不謹慎だが笑える本当にあった葬儀、坊主ver.
でも書くかな。需要があればだが
25:
>>24
お願いしまーす
31:
書き溜めとかないけどバカな坊主の話を。
?ハーレーダビッド若坊主
?檀家の居ない生臭坊主
?木魚がぁぁぁぁぁ‼︎
?忘れ物を届けたらすごかった坊主
?念仏無双
思い出すだけでスッと出てきたやつ。
需要あれば書き溜めないけどもしもしから書く。
32:
念仏無双が気になるwww
34:
>>32
では念仏無双を。
ある冬の日に一件仕事が入った。
余り出向く事が無いような地域で、恐らくは他業社のテリトリー。先輩と二人のコンビ仕事で現地に向かう。
見積りや祭壇、会場設定は先輩の古い知り
合いの個人業者が済ませてくれていた。
俺「先輩、ラッキーっすねwww設置とか無しっすよwww」
先輩「…。」
俺「どうしたんすか?」
先輩「ヤバイ、知らん宗派だ。」
この時点で怪しむべきだったと今では思うけど、その当時の俺のスキルと先輩への絶大な丸投げ感で大した事では無いとおもっていた。
先輩は何せ司会には定評のある一部では知られた人だったからだ。
35:
先輩「寺打ち(打ち合わせ)が肝だな。俺、
お前も着け。」
俺「着きますけど…。」
そうこうしているうちに親族が揃いだし、坊主が来場する時間になった。
しかし、一向にそれらしい車も来ない。
大丈夫か?打ち合わせ無しはマズイな?
なんて他人事のように考えていると、16?17歳位のマルコメ君がテクテク歩いてきた。
俺「え?若くねwww?」
マルコメ「先生は開式時間に入られますのでご用件は私がお伺い致します」ペコリ
いやいやいやwwwお前に話しても念仏上げる本人に話さにゃアナウンスのタイミングとかわからんだろwww
36:
と思い
俺「失礼ですが、先生ご本人と打ち合わせをお願いしたいのですが…w」
マルコメ「それはできかねます。」
先輩助けてくれようこのガキバカだよう。(´;ω;`)
先輩「○○○宗の方ですね、どうぞ。」
俺「」
実はそのまま何の打ち合わせも無く開式の時間になってしまった。
勿論流石の先輩も汗ダラダラで開式前のアナウンスを流し出した。こうなったが最後、出棺まではノンストップだ。
そして…時間通りにマルコメ君の師匠、本日の導師の入場である。
37:
おもむろに祭壇前に立ち、仏具の確認をマルコメ君に指示し、念仏を唱え始める。
実はこの作法や法具が相当面白くて笑えるのだが、それを書くと宗派がバレて門徒さんに叱られるので割愛しますwww
後で聞いた話では法華宗の百数派の内の一つだそうだ。
本葬が始まって暫く立ち、お悔みの電報を読む下りの時間帯になったが全く念仏が止む気配がない。つうか何処で鐘を打つやら節が変わるやら検討もつかん。
先輩に助けて視線を出したら全力で倍返しされたwww
先輩「おい、マルコメ君に後ろからタイミング聞いてこい…!」
俺「無理っすよ‼︎式内で耳打ちするんすか⁉︎」
先輩「このままでは電報どころかお別れの挨拶すらままならん。いけ!」
仕方なくそで口からマルコメ君が座る座椅子近くに寄り、電報の旨を伝え様としたら
マルコメ君 トランス状態www
半目向いて真冬のなか汗だくwww
それでも仕事なので耳打ちをしようとしたら
‼︎かーーーーーっっつ‼︎‼︎
38:
師匠が喝を入れたwww
しかも念仏の流れではなく、耳打ちをしようとした俺に対してwwwwww
意味がわからんwwwwww
坊主「黙ってまっとけ!」
俺「」
マイク素通しなんですがwww
しかし事態は葬儀屋にとって最悪の方向に
向かうのである。
所用ができたので外します。
見ている人いるかな?
39:
見てるよ
マターリと待ちます
41:
みてるぞー
42:
ただいま。
皆さんありがとうございます。
皆さん一度は通夜や本葬に会葬されたとは思いますが、葬儀とは基本的に1時間内で焼香、電報、挨拶、最後のお別れ、出棺までの流れを全て行わなければならない大人の事情があるからです。
それは、霊柩車と斎場。
仮に13時に出棺して斎場に着いて炉に入る時間が13時40分とします。これは格斎場の炉の数と予約時間が関係しています。
また詳しい事は需要があれば後でせつめいしますね。長くなるので。
何せ斎場はお役所なので時間にはクソうるさい!しかも自社で手配した霊柩車なら余力を持って出棺できるが、霊柩もお役所のヤツを借りてたのでタイムリミットが近づいてくる‼︎
俺「やベー!もう電報なんて読んでる場合じゃねー!つうかいつ終わるのこの念仏‼︎(泣)」
43:
先輩「このまま念仏流しっぱなしで勝手にお別れのしちゃおうかwww」
俺「え?」
先輩「実はさっき式中にメールで大先輩から連絡来たんだよねwww緊急事態だから流石に携帯持ってて助かったわwww」
(先輩壊れてる…)
どうもその大先輩曰く、一度念仏を挙げ出すと気が済むまでというか出棺までずっとアナウンス無視で唱え続ける宗派らいし。
しかも小坊主連れの時点で格の高い寺のようで無下にも出来ない。だから新人(俺)を当て馬にしてやめるかどうか確認をする。
それでも無理ならその地域とその当家からバッシングを喰らう覚悟で出棺遅らせるかお別れ無しにするか、寺を無視して勝手に祭壇崩すかしかない。と
という事で先輩は寺が俺にキレたから
もう出棺ギリギリまで待つ事にしたらしい。
44:
そこからがひどかったwww
12時50分には愛しい故人との最後の会話→念仏。
13時故人様の涅槃への旅路である厳かなる出棺→念仏。トランス気味
13時15分斎場にて荼毘に伏される前の最後のお別れ→市営霊柩車運転士乱入
そして師匠初めて時計を確認→何故かマイクを持ち法話の態勢に入ろうとする→喪主がマイクを奪い逆転勝利。
その間俺たち2人 ポカーン。
勿論その後当家にはコッテリ嫌味を言われしましました。
大したオチもなくすまん。
こんなもんだ。
48:
>>44
現代のシステマチックになった葬儀がおかしいのか、熱心な坊主の方が狂ってるのかは考えさせられるが面白いなww
45:
本当に暇つぶしで初めてスレ立てたんだが
多分自分の中にまだ未練があるんだろうな。大変だけど一人の人間の人生の締めくくりに立ち会えるなんてこの職しかないからね。
先輩は金儲けて他人の修羅場をタダ見出来るんだからやめられないとか。
意見は分かれるだろうけどスレ立ててスッキリしたわ。
ありがとうございました。
52:
>>45
待って、ハーレー坊主の話も聞かせて、つか全部聞かせてよw
47:
追い付いたら終わってた(T_T)
?が聞きたいなー
51:
宗教について改めて学んでみようとおもった
面白いです
53:
1です。ID変わったかな?
まだスレ残っててワロタwww
今昼休みだから時間ないけど、もしも夕方までスレ残ってたら他の話も書こうかと思う。下手っぴな文章でよければだけど。
55:
>>53
待ってますー
61:
では、いくつか?のリクエストがあったので忘れ物とどけたらすごかった坊主を。
ゆっくり書きますんで気長によろしくです。
62:
>>61
待ってました!
63:
忘れ物届けたらすごかった坊主
ある程度一人で式の一切を仕切れる様になったある日、司会だけのヘルプが来た。
俺「ラッキー。あそこの寺の住職腰が低いからやりやすいんだよねーw」
なんて軽い気持ちで話を受けた。
これも無双と同じく、後から考えればおかしい事に気付くんだがwww
その時の俺はバカだった。
64:
で、自分の会館ではない自宅葬との事で喪主様のご自宅へ車で向かい、到着すると…。
俺「やっべ!超絶デカイじゃん!明らか地主クラスwwwコレは寸志あるかもwww」
明らかに数世代は住んでいるであろう堅牢な日本家屋。そこには同業者が既に白黒の鯨幕を設置し、祭壇の花挿しを始めていた。
俺「ちわ。○○会館の俺です。今日はありがとうございます。勉強させて頂きます」
依頼主の課長補佐の方がにこやかに挨拶をしてくれた。この人、頭がもじゃもじゃで小汚いので以降もじゃで。
もじゃ「おー、助かるわー!若いのに脇侍5人の自宅葬の司会受けてくれてー!いやー、○○さんとこは有望な奴が多いな!先輩君とかさwww
俺「は?」
脇侍5人⁇聞いてねーし!なんだそれ!詐欺じゃん!
と思っても後の祭り。もうやるしかない空気が満ち溢れた会場www
もじゃもじゃめ!はめやがったな!
65:
ここで補足を。
脇侍←字があっているかわからんが、ワキジと読む。
本来は禅宗系の宗派の葬儀では、本導師を筆頭に脇に二人づつ鳴り物を鳴らしたり読経をしたりする同門や同宗の寺院がつくんです。
最大人数は無限大wwwウチの会館では最高8人まで来たかな。何せ司会の打ち合わせもその人数やるし、詠むお経も長くなったり違うのに変えられたりと葬儀屋にはロクな事がないフォーメーションなのだ。
66:
人いるかな?
飯作ってくる。
67:
いるよー
68:
ただいま。
まぁ、式の内容は意外とすんなり通しでおわったので特筆することもないんだが。
(相当テンパったが導師の坊主がいい奴すぎて寺打ちも丸く収まった。)
その後が本題。
俺「あれ?椅子に何か落ちてる。扇子?」
献茶のオバちゃんにこの椅子に座ってた坊主が誰か聞いてみた。
オバ「あまり見ないけど若いお寺さんだから二代目さんかもねー。○△山寺さんだったかしら」
さすがオバちゃん!頼りになるわ?!
ここで少しでも顔を売っとけば色々役に立つしなwww
俺「じゃあ、□市は帰り道ですしお届けしますよ!」
もじゃ「そうかーw悪いなーw」
俺(うそつけ!もじゃがっ!)
ということで忘れ物の扇子を届けに行くことになりました。
69:
うーん。よくよく考えたら俺、あの若坊主と打ち合わせもマトモに話してないな?。
何か華奢でなよなよした感じだっし。
印象薄くてよくわからんなー。
何て考えながらお寺に到着。あまり葬儀屋が堂々とお寺に車を停めると嫌がる地域なので近くのスーパーに停めて、てくてく歩いて山門まで行こうとしていた。
すると、スキンヘッドの白タンクトップ野郎がカーブミラー越しに後ろから着いてくる。
(あ?何だ平日に。DQNかよ。)
と思い無視しながら山門に到着する。
それでも後ろに気配があるのでまさかと思い、振り返ると…。
71:
俺「あ!」
スキン「ご苦労様ですw」
お前かよwww
その白タンクトップは、扇子を忘れた本人だった。
俺「いやー、若い寺院さんは私服になると見分けがつかないですよーwww(いかついわwww)」
スキン「でも頭がコレなもんでwww」
俺「あ、扇子をお忘れになられて……。」
スキン「これも何かのご縁ですね!少しお茶でもどうですか?」
俺「あ、いやー…(めんどくせーなー。)ご迷惑になりますからwww」
スキン「遠慮なさらずに、さあ!」
俺(さあ!ってウザ。はよ帰りてーんだよ!)
何だかんだで顔を売りに来たんだから住職に面通し位できたら拾い物だしな、と考えて渋々承諾して門を潜る事にした。
あの時の俺に会えたら、四肢を砕いてでも止めていた。
76:
はよ
77:
門を潜ると外観からわからなかったが意外と広い。離れでお茶を出してくれるらしいので内観しながら着いて行った。
スキン「上がって下さいw今、お茶を入れて来ますので」
俺「ふぁっ?!」
そこは離れとはいうものの、明らかに男が一人で住んでいる少しオサレな部屋だった。
俺「いや、ご自宅に上がるなんてw扇子をお返しにあがっただけですしwww」
スキン「そんな心根を持たれた方ん私は待ち望んでいたのですよ」
俺(こいつ何だ?わざと扇子おいてきたのか?バカなの?新手の新興宗教?)
バカはおれでした☆
そう、スキンは衆道(ざっくり言うとホモ)の気があったのだwww
そうとも知らず、相手がなよなよした感じで丁寧な口調だったもんだから見下していた。
その白タンクトップの下には細マッチョボディが見え隠れしていたのに…。
78:
バカな俺はスキンが熱い視線(?)を向けて来ていたにも拘らず、扇子を返すこと、住職に面通しすること、早くこの場を去ることしか考えていなかった…。
俺「あ、それでこの扇子なんですが…」
早扇子を返そうとすると
スキン ガバっ
俺‼︎‼︎⁈
スキン「いつかの通夜でお見かけしてからしたっておりました///」
いきなり両手を握り締められて宝塚並の気持ち悪い言い回しで告白されてしまった。
しかもスゲー握力でwww俺柔道初段だけど、間違いなく組み伏せられるwwwて位の力で。
79:
これはヤられてしまうと直感した俺は、
おーかーさーれーるーー!
と閑静な住宅街にある閑静な寺院の離れで
処女張りの泣き声を上げてしまったのだ。
恥ずかしい。今でも胸が苦しくなる…。
それしかあの衆道スキンから逃げられないと直感したからだ(´・ω・`)
抵抗しようと何度も締めや投げ、寝技は嫌だがやってみたが、かなりのハイスキルで躱してサワサワしてくるんだもん
(´;ω;`)
なくしかないよね。
80:
俺の魂の悲鳴が通じたのか、兄坊主的な方が助けに入ってくれた。
兄坊主「やるなら外でやれ!」
俺「」
そこ?
しかし、明らかに俺が業者である様子と、俺がこの世の終わりの様な顔で抵抗していた様子から、これはレ○プだと理解して頂けた様で助けてもらえた。
これがプレイチックな感じだったらスルーだったんだろうか。
などと今になっては笑えるがwww
実は最後まで兄坊主と3Pされんじゃねーかと内心ビクビクしながらスキンと見比べていたのは言うまでもない。
81:
おわりー。
まだあるけど需要はあるのか?wwwこんな話wwwつうかスキンの場合は周りは笑えて俺は笑えない話なんだがなwww
82:
次ー。
ハーレーダビッド若坊主
需要あるか?
これは特定されかねんから軽くフェイクを入れないと書けないわwww
てかスキンも大概ばれそうだがwww
あるなら書く(・∀・)
83:
全部聞きたいからヨロ。
84:
嬉しいねwww
下手な文書でも読んでくれるなんてwww
これがぬくもりティかwww
では若坊主を。さっきも書いたが、描写には軽くフェイクを入れる。
が、奴がやったことにはフェイクは入れないので聞いてくれ。
85:
待ってる
86:
話が落ち着いたらでいいから教えてほしい。全員の焼香が終わると程よいタイミングで読経が終わる仕組みを教えてほしい。誰かがこっそり合図してるの?
88:
>>86
いい質問だ!
そのタイミングこそ寺打ちで相談するのさ!
各宗派の読経には幾つかのパターンがあってその読経の文言からいくつ目の鐘の音でもアナウンスをいれるかなどを話し合うんだ。真宗なんかは正信偈後半のガンニシュクドク?の次の鐘。とかね。
87:
これは俺が葬儀屋になったばかりの頃の話だ。
春の頃のだったか先輩と二人でせっせと通夜の為の会場設置をしている時に会館の電話が鳴った。
先輩「面倒な時間に…一本(葬儀)入ったか?」
俺「いや、住職さんの方がダブルブッキングしたそうでこちらには若いの寄越すからよろしくと…」
先輩「はぁ?あそこは跡取り居ないんじゃなかったか?」
俺「さぁ、聞いたこと無いですね。普通なら脇侍で連れて来てもおかしくないですし」
先輩「嫌な予感がする。」
俺「先輩の嫌な予感は当たるからやめましょうよーwww変死体とか来るじゃないですかーwww」
先輩「そうだな、気にしないようにしようwww飯食うぞめし!」
あんたの予感は的中したよ…変死体ではなく、ハーレーに乗った不幸が…www
89:
もちろん寺側もこちらに会葬客の予測数や関係会社なんかの内容も聞いてくるし任せます的な時もある。献茶のおばちゃんと、此方の「未だ、ご焼香のお済みで無いお客様に置かれましては云々」のアナウンスを聞いて読経を切り上げたり間引く寺も多いよ。
90:
そうこうして俺はまだ新人だったもんで会葬客に会館前で会葬の案内をしながら坊主をまっていた。坊主を寺院控え室に荷物持ちしながらエスコートするのも大切な仕事の一つだからだ。
ドドドドドドド度ドドドドドドドドドドドドドドガウン‼︎
超カッケーハーレーダビッドソンが寺院専用駐車場に止まる。
まwwwさwwwかwww
こいつが電話で言ってた若いのwwwwwwwww
あり得ねーwww全身皮のライダースーツで来るとか正気の沙汰じゃねー‼︎www
どうする?正面から通して喪主や親族の前を通らせて控え室に行かせるか?
いやいや無いわーwww喪主卒倒するわwww
てな訳でライダーに話し掛け、まずこいつが坊主か否かを確認することにした。
つうかメットとゴーグル取れやwww
95:
>>90
袈裟姿の坊さんがハーレー乗って走ってるの見たわwwwww
終わってからで良いんだけど火葬場で棺桶押す人にそっと包んだ金渡すのは何故?
101:
>>95
あれはお金じゃないよwww
あれが火葬埋葬許可書なんだ。
あれがないと荼毘に伏す事は出来ないからね。確かにそれ以外に渡す方もいたけど流石に公務員が堂々と受け取るのは見たことないや。
114:
>>101
なるほどthx
確かに日本ではまだアングラなイメージを受けてた
婆ちゃんに死化粧したのがきっかけなんだが、割りと本気でやってみようと思っている
俺も続き待ってるぜー
91:
ちょっと外します。
もしかしたらおそくなるかも。
92:
りょーかい
94:
面白い
99:
おはようございます、1です_| ̄|○
ID大丈夫かな?
昨日は来客があって書き込めなかったです…。すいません。
ちょくちょく更新しますので本当に気長にお待ちを;^_^A
102:
おはようのほしゅ
104:
>>102
おはよう!
105:
通勤中に少しだけ。
俺「△△寺様でございますか?」
ハーレー「あ、はい!バイクここでよかったっすかね?」
いいも何もマジかこいつwww
てかメット取れやwww
俺「あー、そうっすねw」
ハーレー「ではよろしくお願いします。」
おもむろに袈裟や法衣の入ったカバンを俺に渡して自分は何やら皮のサイドバック的なモノを取り出した。
俺「そちらもお持ちしますよ」
ハーレー「いや、これは結構です!大丈夫ですから!」
何?大事なもんか?仏具法具の類は値が張るとか聞くし、任せようかな。
などと初心者丸出しの考えん巡らせていたら、おいおいおいおい‼︎
正面突破かい!マジかおめー!頭いかれてんのか⁉︎
焦って止めようとしたが、時すでに遅しwww行っちゃいましたwww喪主卒倒確定www
ハーレー「よろしくお願いします ペコリ」
喪主「ファッ⁉︎」
その格好で礼儀正しい挨拶とかwww逆に引くわwww
その後を変な汗かきながら喪主にペコペコしながらついて行く俺。
先輩、マジでわけわかんないっすwww
たwすwけwてwww(泣)
106:
控え室まで無事?に到着し、荷物を置いて席を外そうと挨拶すると、
ハーレー「あの、司会の方は…」
俺「司会の者ですね、式前には打ち合わせに伺いますのでそれまでごゆっくりお休み下さい。」
つうか、その服着替えるの時間間に合うのかよwww
仕事場についたよ。
また後で。
107:
すごいすすんでた
ゆっくり読む
108:
昼休みはよ
109:
休憩入りました。またポチポチ書くよ
(´・ω・`)
110:
ID変わってた。1です。
時間ないので少しだけ。
111:
とにかく若坊主とはいえ僧侶。
失礼の無いように対応しないとヘソを曲げられても先輩に迷惑がかかる。
俺「先輩、導師さん到着されました。」
先輩「おう、あのハーレーまさか坊主のか?」
俺「はい、かなり若い方でしたよw裏から入ってもらいたかったんですが正面突破されましたwww御当家大丈夫っすかねwww」
先輩「笑い事じゃねーや!どうすんだあの空気!www」
先輩、あんたもわろてますやんwww
この時、この後に起こる会館史上稀に見る大事件が待っているとは誰も予想していなかった…。
112:
先輩「おい俺、歳も若坊主と近そうだし、
勉強がてら寺打ち付くか?」
俺「まじっすか?初めてだから緊張しますよ?」
先輩「いやいや、先に俺が入ってその後、お前が茶と茶菓子持ってこい。それからそのまま後ろで聞いてるだけでいいからw」
寺打ちとは念仏の内容がある程度理解出来ていないとまず成立しない打ち合わせなので初心者の俺は後ろで空気を味わえって事らしかった。
ごめん、ここまで。
また仕事いきます。
113:
仕事がんばってね
115:
ゆっくりでええぞー
117:
面白いから待ってるぞw
てか坊主は一般人以上の俗物だらけなのは何でだろうな
知人に浄土真宗の坊主がいるけど我欲の塊としか表現できないぐらいの俗物だわ
118:
18時30分開始だそうで、時間があいたので続きを。
先輩「じゃあ俺が入ったらすぐにそのまま入ってこいよ、喋らなくていいから」
俺「はいw」
コンコン、
先輩「失礼致します、○○会館の先輩と申します、式の打ち合わせをお願い致します。」
ハーレー「はい!どうぞ!」
元気いいなーwww若坊主www緊張してるなーなどと思いながら先輩について入室する。
俺「お茶でございます」
先輩「早ですがご焼香のアナ」ハーレー「ちょっといいですか!」
俺・先輩「⁈」
ハーレー「あの、今日…突然導師をしろと父に言われまして…大変申し上げにくいのですが………!」
俺・先輩「⁇⁇」
ハーレー「実は全く読経が出来ないんですっっっつ‼︎‼︎」
は?
119:
は?
120:
盛り上がってまいりました
121:
これはひどいwww
122:
ボwウwズw
133:
先輩「……いやいやいや!もう開式しますよ⁈何よりなんで受けちゃったんですかか!?」
ハーレー「父には内緒にして下さい!大学でやってはいるんですが毎日の勤行なんてやってないんです…ホント触りだけしか出来ないんです…いきなり言われてホントの事が言えず仕舞いで…」
おもむろにサイドバックらしき鞄からラジカセを出しながら
ハーレー「これに、前練習で録音した読経が入ってるんです!これを式中に、流してもらえませんか⁈」
は?
はあぁぁぁあ!?
こいつ、馬鹿の?www
134:
先輩「…もう時間もありません、やるしかないですね…」
マジで?www嘘でしょwwwまさかの口パクっすかwwwwww
先輩「その代わり、何かあっても当方は一切の責任は負いかねますよ!」
あたりまえだw結婚式ならいざ知らず、葬儀は些細な言い間違いや順位の間違いで大事件になり兼ねないシビアな世界だからだ。今考えても先輩、パネェすwww惚れるわwww
ハーレー「はい…覚悟は元より!」
何の覚悟かwwwお前の覚悟のベクトルがおかしいwww
135:
おっ、来たなw
無理しないでマッタリ書いてってくれw
136:
覚えてないとかワロタ
140:
>>136
これ、ネタじゃなくマジだったから笑えないwww
137:
先輩「俺!これ持って会場いけ!今回は司会台を前にする!お前設置変えて来い!」
俺「わかりました!」
ラジカセを俺に投げ寄越しながらハーレーに向かって
先輩「アナウンスなどのタイミングは全てこちらで決めます。貴方は音と動作がズレない様に注意して下さい!」
ハーレー「大丈夫だと思います。」
先輩「思いますじゃねぇ!やれ!」
ハーレー「」
先輩、男前すぎwwwもう命令じゃんwww
何て考えていたが、ラジカセを設置しながらここで大事な事に気付く。
もしかして、このラジカセ操作…俺?
一番重要じゃね?おかしくね?俺、新人なんすけどwww
無理ゲーでも、もうやるしかった。
運命の開式まであと5分を切っていた…。
138:
なぜこの操作が一番重要なのかは察しがいい人なら分かると思うが、まず読経の内容を理解していないと絶対バレる。
恐らく録音されているであろう鐘の音を流れる前に落とし、焼香中の音量フェードアウトやハーレーの口パクに合わせながらの先輩との合わせもあるからだ。
しかも読経内容は通夜に使うモノより長いはず。
だから先輩はハーレーが見えて、会場後ろの音響設備にいる俺を視認出来る配置をとったのだ。
139:
むしろハ-レ-父にチクって修羅場化希望
141:
>>139
もちろん報告はしましたよwww
まぁその前に檀家衆からチクリが入ってたがwww
142:
先輩「やるだけやる。もうどうなっても知らん。当家には可哀想だが」
恨むならハーレーでおながいしますw
献茶オバ「式説終わりましたよ」
俺「マイク電源入れます」
もう後は野となれ山となれw
先輩「これより、○歳にて尊き生涯を閉じられました、故○○△様、お通夜式、開式に御座います。…(長いので割愛)…御導師様ご入場で御座います」
流石先輩、流れる様なアナウンス
ハーレーも袈裟に着替え、それなりに見える様になってるなwww
先輩、俺、ハーレーの三人の修羅場が開式してしまった。
ホント逃げたいwww
143:
ラジカセで葬儀とかバチ当たり過ぎだろwwww
145:
先輩「御一同様、合唱…礼拝…お直り下さいませ」
荘厳な空気が流れるなか、会場全てに響き渡る鐘の音…そしておもむろにラジカセのスイッチを押す俺www
ラジカセから流れる音は確かにしっかりとした読経になっていた。
これなら何とか押し切れるか?
しかし先輩は苦い顔をしていた。
俺「?」
先輩はハーレーを見ながらい、とジェスチャーしてきた。
今ならなぜ早くてマズイかは直ぐ分かるが、あの当時の俺の脳みそでは全く理解出来なかった。
要はこのままだと式の途中でラジカセがB面に突入し、B’zが会館に爆音で流れる可能性があったのだ
(事前にA.B両方確認済み)
俺「そんなこと言っても無理ですよ!」
と身振りで伝えようとすると、献茶のオバちゃんがスッとと前に出た。
そうか!早く焼香を回せばいいんだ‼︎
流石オバちゃん!愛してるぜー‼︎
146:
見てるぜwktk
147:
先輩は満足した様にアナウンスの態勢に入る。
オバ(フェードアウトして、俺君)
俺(はい!)
オバちゃんに促され、音量調節をかける。
オバちゃんには事態の内容は伝えたが、細かな打合せは全く出来ていなかった。
式前の献茶は忙しいからねwww
それでもオバちゃんは凛とした後ろ姿でメイン通路を歩いて行く。
やべえwww抱かれてもいいwww
喪主の脇に膝着き親族焼香の態勢に入り先輩に目配せする。
ここで俺もフェードアウト!
先輩の流れる様なアナウンスが会場に響く。
ここまでハーレー役立たずwwwで言うか何もするなwww
148:
喪主焼香、親族焼香まで無事に済ませ、後は一般会葬だけとなったとき、恐れていた事態が発生した。
ズレてるwww
ハーレーの野郎‼︎スムーズに行き出したから安心して口パクん手抜きしだしやがった!
読経というのは詠む僧侶によりけりだがかなりの体力と肺活量がいる。
なので必ず体が上下に揺れたり座り直したりするんだ。
にも関わらずあの野郎!下向いて微動だにしない!バレるだろうが!
と思い先輩を見ると…。
顔真っ赤www正に修羅の顔www
後から聞いたが、ハーレーの野郎、緊張の余りチビってしまって身動き取れなくなってたらしい。
149:
今更もうハーレーに何も期待はしないが、せめて邪魔だけはして欲しくないという一枚岩の感情が、先輩、俺、オバちゃんの中に芽生えた。
無事(?)に何とか一般会葬の焼香を済ませ、最後の難関、念仏の締めを迎えた。
俺は先輩から予め、司会虎の巻とも言える事細かに書き込まれた勤行帳を手渡されていた。念仏(ラジカセ)の文言を一字一句逃さないように目で追いかけ、先輩がジェスチャーをした瞬間に音源を落とす。
すかさずハーレーが生声で締めの念仏を唱え、あたかもマイク不調の体でオバちゃんがマイクを入れ替える段取りだ。
まぁ、やらかすんですけどねwww
151:
来客ではずします。
もしかしたら昼以降にズレるかも。
152:
お疲れさまー
待ってるよ
154:
ワイルドな坊主だぜ‥
173:
>>154
ワイルドなのは単車と人外の発想力だぜ??
157:
仏さん笑ってたんじゃね?www
ハーレーの事www
また続き待ってるよー
158:
完全に死者を冒涜してるなww
161:
みてるぞー
162:
いよいよ最後の文言まで秒読み段階に来た。
俺「よし、あと少しで…。」
ラジカセから流れる読経と虎の巻を照らし合わせながらボリュームのひねりを持ちながら先輩とアイコンタクトを欠かさなかった。
5・4・3・2・い…(かぁ?ん)
え?
え?
ラジカセの読経が間違えてるwww
ワンテンポ早く鐘を鳴らしやがったwww
俺「うわっ」
カチっ
先輩「厳かなる読経の流れるなか…(汗)」
オバ「失礼致します」←超冷静
ハーレー か?ん(鐘)
何ならしてけつかるねんwww
馬鹿か!さっき鐘なっただろ!しかも完全に口パクばれたタイミングで!
先輩「」
もう完全に来客にばれたと確信した…www
163:
しかし、意外や意外www
会葬客って坊主の念仏なんて殆ど聞かずに下向いて聞き流してるのねwww
新人だからみんな聞いてると勘違いしてたわwww
それでも何人かは不審な点があることに気付き始めていた。
先輩「巻きでいく。さっさとBGMいけ」
俺「うす!」?♪♫
何とか合掌礼拝までこぎ着けたが、ハーレーが立ち上がらない。
通常、読経が終われば法話をするか、すんなり帰るんだが(本来は9割法話入ります)
ハーレーに限って法話なんてさせたら何言い出すか分かったもんじゃないwww
んで、法話すっ飛ばして退席して貰おうと考えたんだが…。
放心状態のハーレーの姿がそこにwww
お前が昇天してどうするwwwwww
段取り忘れるなやwwwお前の仕事終わってるからwww
164:
飯食ってきます。
あと少しお付き合い下さいませ(;^_^A
165:
いってらー
みてるぞ
166:
面白い
167:
何故か喪主の挨拶の前に導師退席のアナウンスを入れ、しかもオバちゃんに付き添われながらリングアウトするハーレーwww
貴様の席はもうここにはない、つうか後で殴るからな!ゲンコツだゲンコツ!
喪主挨拶も無事に終わり、会葬客の見送りに喪主に立ってもらうんだが、そのそばで通夜菓子を俺は配っていた。
俺「お疲れ様でございました、通夜菓子でごさいます」クバリクバリ
喪主「今日はありがとうございました」
老人「あんた、あんな念仏聴くためにワザワザこんなとこ来たんじゃないからねっ」
喪主「はぁ」
このやりとりで確信した!喪主は気付いてない!
ババア!貴様要らぬ事をっ‼︎
棺桶なら倉庫にあるから桐棺から彫刻刺繍棺まで今なら無料大放出だ!だからこれ以上いらん事を言うな!
と死んでも口に出せないながら目線でババアを殺そうとしたが手遅れだったwww
クソババ「あんた、あれ録音でしょ」
喪主「ふぁ⁉︎」
168:
丸坊主の高校球児をバイトで雇った方がマシなレベルw
169:
あーあ、イッチマタ。
オラもーシラネ(゚?゚)
喪主は俺が一番近場にいた会館員なので当然詰め寄ってきた。
オバちゃんは通夜振舞いの準備、先輩は一仕事後の一服www
やられたw完全に人身御供www
俺(正直に言うか。ウチは頼まれてやった訳だし)
俺「あのですね」
「ちょっと待ってください!」
そこにハーレーがやってきた。
お前が来ると間違いなくややこしくなるから来るなwww
ハーレー「僕がお願いしたんです!念仏が下手くそで、皆さんにご迷惑をかけるのが分かっていたので…」
お?マトモな答えじゃんwwwつうか全てはお前のせいなんだかなwww
170:
喪主「住職さんには若い息子が行くから粗相があるかもしれない、申し訳ないとは聞いていたが、まさかこれ程とは…」
え? え?
何喪主w知ってて泳がせてたのかよwww
あんたが一番のタヌキやないかいwww
喪主「俺君、だったかな。担当の先輩さんを呼んで下さい。」
会葬客が帰り、親族も控え室に引いた後…
喪主、ハーレー、先輩、俺(いらなくね?俺)
が寺院控え室で話し合う事になったwww
171:
話し合いの内容は完全に特定されるので割愛させてほしい。
要約すると、会館側は全力でハーレー、当家、会葬客に一番迷惑のない形を模索した結果なので不問に処すし、葬儀代金もきっちり払う(マジ神www)
ハーレーに関しては、住職さんに全て報告させて貰う。関係の無い会館職員まで巻き込んで迷惑をかけた事が小者だ。
腹立たしい
(俺もそう思いますwww)
まず一番に故人に対して今一度謝って貰う。
その後の本人の処遇に関しては、住職さんと会館に任せる。
とのことででした。
喪主カッコよすwwwww冴えないおっさんとかバカにしてホントすんませんしたっ‼︎
172:
このあとは皆さんの想像(希望)通りwww
ハーレーはストレスで円形脱毛症になりましたwww
いくら剃ってもハゲと剃り跡は差が激しくて目立つからねwwwザマァwww
住職さんから直接謝罪も頂きまさしたしwww
ただ、この出来事は会館の上層部には内緒だったんですよねwwwまぁ半年せずにハーレー本人がバラしましたがwww
まぁ喪主さんの懐が深いからハーレーも今現在住職を継いでるし、ウチの会館があの地域で未だに仕事が出来ている訳だ。
これでハーレーダビッド若坊主終演に御座います。
ご静聴頂きましたる皆様方に於かれましては、不満もあると存じますがお時間に御座いましたwww
174:
次は
?木魚がぁぁぁぁぁ‼
をお願いしますw
175:
木魚かwww
あれも大概長いwww
あとオバちゃんヒロインだwww
182:
何かオカルトな体験は有る?
184:
>>182
あるぜ?www
ポルターガイストとかあったぜーwww
思い出したくないやなwww
車のエンジン止まってボンネット弾けたこともあったなwww
大体そんな仕事は自然と俺と先輩に来てたねwww
俺が7割だがwww
185:
気が向いたらオカルト話も是非w
186:
全部聞きたいわw
ついでに心霊体験とかあれば書いてくれw
187:
働いてる葬儀中に泣いた事ってある?この前友達が20代前半で亡くなって葬儀行った時、別れの言葉の後司会の人が目真っ赤にして泣いてたのが印象的だった…葬儀屋で働いてる人ってそういう事に慣れてそうだから泣くのとか初めてみたからびっくりしたな。
188:
>>187
泣くね(´・ω・`)
ホントはプロ失格なんだろうけど
189:
赤ちゃんを亡くされたお母さんがドライアイスごと赤ちゃんん最後に抱き締めて喪服諸共火傷を負ったのを無理矢理引き剥がした後、どうやって挨拶出来るよwww
できる奴は鬼だぜwww
193:
>>189
想像しただけで泣けた
めちゃくちゃ辛いなそれ
194:
>>193
しかも俺、その時あかんぼができたばかりで感情移入しまくってやばかったwww
190:
ホントに風呂行ってくるぁ?www
191:
いってらー
温まってきてね
192:
風呂上がった
ぬくぬくwww
見返したら誤字脱字や意味不明な内容大杉内www
勢いつけるために呑んだのがまちがいでした☆ごめんなさいm(_ _)m
では少し坊主噺も煮詰まる感じだし、違う話をしようかと。
A葬儀屋の他人に言えない洒落にならないミス
B笑える当家若しくは会葬客
C本当に体験したガチオカルト体験
Dヤバすぎる変死体の話
木魚も書くよwww
長いから時間がたっぷりある時に書きたいな。ハーレーみたいに細切れは辛いwww
195:
>>192
C本当に体験したガチオカルト体験
きぼう
197:
オカル卜!!
198:
保守!オカルト希望!
199:
オカルト保守
200:
再び楽しみ保守
201:
1です。寝てましたm(_ _)m
オカルト多いなwww
もうちょい寝るのでまた明日かな?
酉つけた方がよいのかな。付け方よく知らないんだが…。
202:
のんびり保守
205:
オカルト書こうかなwww
短いやつを。
応援に出た帰り、自宅葬用の祭壇を積んだトラックで山道を走っていた。
ガシュっ
俺(やべっタヌキかイタチか?)
後続や対向車も無いので轢いたであろう左前輪を見に降りた。
明らかに轢いた感覚があったのにいくら見ても血の跡一つ着いていない。
俺(っかしいなー?後ろに飛んだか?)
立木が邪魔だったのでフロント側から右に廻り、後ろを見ようとした。
いない。
⁇⁇
俺(疲れてんのかな?早く帰って寝よ)
と思い、運転席に上がろうとした瞬間
ステップの上に見たことないくらいデカイ白猫の生首がコッチを見ていた。
向いてたんじゃない。睨んでた。
俺「ひっ⁈」
余りの事に金縛りにあってしまい変な汗が首筋を伝う…。
変に汗が気になって意識がそれた瞬間、生首は消えていた。
俺「なんだったんだ?」
幻覚にしてはリアルすぎるだろ…。
206:
キターーーーーーーーーッ!!!!
207:
怖くなって急いで車を出して逃げる様に帰った。
勿論運転席も隈無く調べてからだが。
会館に帰り着いてから古株の職員に顛末を話すと
古株「あの道、一本脇道あるやろ、あの先な、猫寺あんのん知らんのか?」
俺「猫寺?不勉強ですいません、知らないです」
古株「あそこはな、昔から化け猫を祀る変な風習があってネコツキいうのがあるんや」
俺「もしかして俺、ヤバイすかwww」
古株「さぁな、日々の猫への行い次第ちゃうかwww」
俺「マジか…」
それからはどうと言う事もなく過ごしていられるのも元来の猫好きに2ちゃんの猫愛がおれを守ってくれてるのかも。
追伸
同じ現象をみた葬儀関係の景品屋がその坂で単独事故を起こして生死の境を彷徨う事になったのは別の話だ。
208:
水小寺僧堂。
夜中にある集落まで病院から御遺体を搬送した時の話
帰りに寝台車を走らせているともう一本遺体引取りが入ったとの事で急いで帰らねばならなくなった。
俺(嫌だな?。でも間に合わないしな、仕方ない)
何が嫌かというと、山を越えるのが嫌だったんだ。
低い山でカーブもない一本道だ。
迂回するよりも20分は早く会館に帰り着ける。
209:
その山の中腹には有名な水小寺があり、いわゆる心霊スポット的な扱いで若者達の肝試しが夜な夜な行われる場所だった。
俺(素通りすれば問題ないし、行っちまえw)
快調に走る車、対向車が来るとすれ違うのがやっとの道を走る。
俺「ここがあの有名な寺か…」
何日も雨なんか降ってないのに異様に湿気た僧堂が見えた。
ぶるっと来て早く行こうとした処に明かにDQN仕様の車が来た。
210:
(最悪…)
しかし多分向こうも最悪な気分だろうね。
水小寺の前で寝台霊柩車と会うんだからw
少し左に切ってDQNを交わして下ろうとした瞬間。
がただただたたた…。
あれ?車がおかしい。
色々噂は聞いていたが実際食らうとちびりそうになった。
寝台がカタカタ鳴る…。
おかしい、ストッパーは掛けたからこんなに鳴るはずないっ!
気になって後ろを見た瞬間、ボンネットが
バンっ‼︎‼︎‼︎
え?
何もしていないのに跳ね上がった。
いよいよパニックに…。
マジかよ!
遠くでDQN女らしき悲鳴も聞こえた。
同時多発ポルターガイストかよ!
助けてくれそうなやつもいない、どうするよ…!
出るの怖すぎて無理!
でもカタカタも止まないし、中も怖い。
気が付けばエンジン切れてる‼︎
211:
泣きながら走って外に出てボンネットを叩き落す。
勿論セルは必死に回すが
かからねぇ
後ろのストッパーのカタカタがガタガタ震えて来た…。
何か凄い事に…なるんじゃなかろう…
ガッシャーン‼︎
後ろの寝台が跳ね上がった。
その瞬間、セルが回り出した。
逃げる様に走り、会館に帰り着いた時には身体は汗でびっしょりだった。
寝台大丈夫かな…。
後ろのハッチを上げようとしたら
そこらじゅうに小さな手型がビッシリ付いていた。
212:
あれだけ派手に揺れてはね上がったりしたのに傷一つ着いていなかった。
もしかしたら寝台車を見た水子が現世を思い出して羨んだのかも知れない。
DQNは知らん。多分無事…
多分。
213:
怖えええぇーーーーーー!!
214:
旧会館時計
ある日、一人で仕事を受ける様になった。
小さな葬儀で、人手も要らないので俺と献茶のおばちゃんの2人で十分だった。
そこは新館に移転してからはあまり使われていない会館で、設備も余りいい物ではなかった。フロントホールには、創業時に買ったか寄贈されたかの古い振り子時計が据え付けてあった。
222:
式が混み合って会館の確保が出来なかったために急遽使用する事になった。
俺「何か薄暗いっすね」
オバ「ここ何年かは半分倉庫みたいな感じだしねー」
おばちゃん曰く、昔はこの会館を中心に忙しく走り回っていたらしい。
生花の札作りをせっせと済ませ、会館の掃除に行こうとフロントホールに出た。
(あれ?)
時間がズレてる。
直しとくに越したことないや。
カチカチカチカチ…
ゼンマイを巻き直してから掃除をして一服入れたのが夜の10時を廻ったあたりだっただろうか。
俺「今夜夜間搬送の当番なんで泊まります」
オバ「やめときな、悪い事言わないからさ」
(?)
オバ「出るんだよ。ここの会館。特に霊安室が」
俺「やめてくださいよーwww」
223:
みてるよー
224:
怖いなw朝で良かったw
227:
酉を付けて欲しいな。
229:
酉てこれでいいんだろうか?
231:
俺・オバ「⁉︎」
気配を感じて後ろを見る…。
何もいない。
俺「そんな事言うからびびっちゃいましたよwww」
オバ「そ、そうよねw」
ピンポーンパーンポーン♪
俺・オバ「‼︎」
いきなり館内放送の鐘が鳴った。
館内放送の機材は会場の左手、霊安室の手前にある。
オバ「俺君、電源…いれた?」
俺 「してないっすて!明日の朝に機材チェックするつもりでしたし!」
ざ…ザザ座字ジジジじ…。
今度はラジオが動き出した!
つうか棚の上にある機材が何で⁉︎
オバ「やばいよね…。」
俺「はい。どう考えても…」
232:
本当に2人で抱き合う形でガタガタ震えていた。
何でこうなった…。
とりあえず館内放送はマズイ。住宅地の中にある会館だからこんな夜中に放送が流れた何て知れたら…。
行くしかねー…。
フロントホールに出た。
時計は…。は?
遡ってる⁇止まるならまだしも…。
あの時合わせたのが20時手前、今は…。
18時⁈
なんだこれ…。
俺「オバさん!時計もおかしい!」
2人で出たがオバちゃんは小さくなったままだった。
233:
意を決して会場に入り、機材がある場所まで行こうと電気を付けた。
あれ!あれ⁈
付かない!
何かそんな気してたけどマジか…。
オバ「俺君…?」
ここで電気が付かないのを言っても怖がらせるだけだ、黙って携帯のライトを付けた。
俺「主幹切ってました。携帯でいきますよ」
オバ「う、うん」
手探りで機材がある場所までたどり着いた。
電源入ってない…予想はしてたけど…。
仕方ない、戻ろう。
234:
どうしよう、会館にいるのも嫌だけど鍵やセ○ムかけるのに隈なく会館歩かなきゃいけないし…。
オバちゃんだけでも帰そうか…。
そう思った矢先
ぼーん、ぼーん…ぼーん…
柱時計が鳴った。
すると、さっきまで流れていたラジオや館内放送の砂嵐がピタリと止んだ。
何だ?これ…。
でも帰るなら今の内かも知れない!
何かわかんないけどそんな気がする!
俺「オバちゃん!今の内かも知れない!早く施錠して帰ろう!」
オバ「そうしよう!」
怖さに負けそうになりながら必死に二人で手分けして施錠をする。
ホントこえーwwwヤベーwww辞めたいwwwこの会社www
最初で最後の辞めたい症候群だったw
235:
全部読んだ。こえー。
変死体も楽しみにしてる
236:
こ、こわ((((;゚Д゚)))))))
238:
正直、その後の事は殆ど覚えていない…。
どうやってセ○ムを掛けたかすら覚えていない。
後日、オバちゃんに聞いても同じような返事しか返って来なかった…。
数ヶ月後、その旧館に再度寄った時に柱時計を見たが、巻きネジの穴が壊れていた。
先輩に聞いても、先輩の入社した時からカバーがかけられて中を見たのは今回が初めてだとの事だった。
あの時計は結局誰が付けたのか、誰も知らない。
取り壊されて無ければまだあの旧館でネジを巻かれるのを待っているのかも知れない。
追記
多少盛ったけど、柱時計はマジだ。
239:
怖いwww
240:
やはりあるのだね、こういう事…。怖いよ怖いよー!!
葬儀場で働こうかと思ってたけど、やめといたほうがよさそうかな。
241:
>>240
ウチは老舗の葬儀屋の部類にはいるからね?(´・ω・`)
先輩なんて朝一会館に行ったら安置されていた御遺体のドライアイスが外れてて姿勢も違ってたとか何とかwww
最近の会館は安置所や施設も綺麗から大手なら大丈夫だとおもうよ。
俺が特別出会いやすいんだわwww
252:
>>241
姿勢も違ってたとかΣ(゚Д゚)恐ろし過ぎwww
242:
とりあえずオカルトも一旦終了。
ネタはあるけどね。
じゃあ坊主噺も込みでリクエスト聞こうかな。
243:
木魚!
244:
ワイも木魚に一票
245:
ワイも!
246:
おお、木魚多いなwww
実はハーレー並に会館では飲み会の度に話題に上がったネタでなwww
かなりの会館員が目撃したんだ。
登場人物を、端折って書くからちょい待ち
。後、当然の如くフェイクは入れさせて貰うよ(´・ω・`)
247:
木魚がぁぁぁあ‼︎
春先には珍しく仕事がこの一件しかない日だった。別の会館員も新人を抱える時期にあり、先輩の流れる様な司会を勉強させる為に数人連れて来ていた。当然俺は先輩のサブで入る事になり、少し調子に乗っていたw
今回の登場人物
毎度お馴染み、司会の鬼 先輩
困った時の献茶の神、 オバちゃん
鬼の金魚のフンw 俺
浄土系寺院の壮年の導師夫婦 嫁&旦那
チョイ役ながら毒吐きクソ野郎 新人
248:
その他多勢がいるが、できるだけシンプルに行きたいと思う。
タイトル通り、嫁&旦那が大変な事になる。
255:
木魚支援!
256:
先輩「お前、調子乗るなよw」
俺「いやいや、流石にここはビシッと決めとかないとw」
何て余裕ブッこいた会話が出来るのは、見学で調子に乗ってるだけではないのだ。
嫁&旦那は俺が入った時から幾度となく仕事を共にした中で、お互い寺打ちすら茶飲み話で流す程の仲になっていた。
何故嫁が常に居るかと言うと、旦那は酸素ボンベ必須の病人だったんだw
257:
新人「へー、ここの支部は前で司会しないんですね」
俺「地域の風習があるからそうしてるだけだよ、必要なら前でマイク持ってやるし」
新人「あんたに聞いてないよ」
俺「ぐぬぬっ!」
先輩「wwwwwwwww負けだなwww」
俺「負けとかそんな話じゃないっしょ!目上を敬う態度は⁈」
先輩「お前、古株さんを前にして同じ事言えんの?www」
確かにwwwすんません。
258:
少しイライラしながらも開式し、通夜が始まった。
んーwww先輩、相変わらず素晴らしい司会っぷりwww抱いてくれw
実は式中、先輩ですら気づかなかったが、オバちゃんだけは異変に気付き出していた。
だからオバちゃん、休みないんだよwww
まぁ、何かあったら無理矢理俺も呼ぶがwww
259:
その異変とは、嫁の数珠。
いつもは旦那の肺活量が足りない為に、嫁が読経のサポートをしている。
勿論主要な作法は旦那がするが、嫁の太ましい肉体から繰り出される読経と数珠切りは旦那を凌駕していた。
しかし、今日はどうにも歯切れが悪い。
俺の立ち位置から見ても数珠切りがイケてないのはすぐわかった。
俺(?女の子の日か?嫁)
位にしか感じず、先輩もその程度の印象だった。
クソ野郎新人には悔しいが、こういう事態が発生すると、後ろ司会は脆い…。
ムカつくが認めざる負えん、クソが。
260:
どうも数珠の糸(正確な名前があるが忘れたwww)が切れかけていたようで、オバちゃんはいつでも前に出られる様にスタンバイしていた。
流石www抱いてやってもいいぞwww
先輩には既に連絡済みで、早目に焼香を廻す様になった。
その間は力一杯の読経をしなくても済むからだ。
ただ、僧侶が持つ数珠と一般人が持つそれとは珠の一つが値段が違う。
バラバラになられた日には、職員総出で拾いまわらなければいけない羽目になる。
しかも見学者、あの新人の前ではやりたくなかった。
しかし、仏様と笑の神様は俗物の俺の予想を遥か斜め上を行く事態をしつらえてくるていたwww
要らんわwww
261:
恐れていた事態、球が切れて散るにはそう時間はかからなかった。
幸い早めのサポートで珠はおおよそ回収、代品も辛うじて嫁に渡せた。
そこで皆は安心してしまった…。
旦那の木魚と鐘座布団の間に珠がはさまっていたことにwww
旦那が木魚叩く→珠を支点にズレる。
を何度か繰り返し、本人も気付くレベルまで達して来た。
しかし、読経中に割り込んで木魚を直せるはずもなく、旦那に任せていた。
俺(仮に気づいてなくても近々空振りかますなwww)
262:
休憩します。
人いるかな?
オカルトの書き方が憑依して進まんwww
263:
まったり続きwktk
264:
問題無いよw
ゆっくり続けてくれ
267:
しかしオバちゃんはマジですげーな
280:
空振りはたまに見かけるんだが、坊主が叩く位置を調整したり手で引寄せたりして予防するのが常で、献茶や会館員が手を出す事は基本ない。
しかし今日は違っていた。数珠が挟まり、上手く手前にズレなかったwww
いつもなら冷静な旦那も嫁の数珠が切れた事で少なからず嫁を気にしていたようで自分の手元がお留守になっていた。
ぽく
ぽく
ぽく
ぽく
スカッ ガッ
スカした撞木(木魚叩く棒ね)が鐘座布団に
クリーンヒット‼︎‼︎
旦那「嗚呼あぁぁあぁあ?木魚があぁぁァァ…!」
静寂広がる会館に響き渡る木魚の転がる音と、旦那の悲鳴www
旦那、マイク素通しですよwww
281:
それは俺が喪主でも吹くわww
282:
それだけならオバちゃん発動でどうにかなったんだが…。
木魚の形って歪つな型だからぐわんぐわん動くのよwww
会館員を嘲笑うかの様に祭壇裏に入ろうとした。
オバ「くっ」
俺(やべっ)
ごろんごろん
嫁の方へ木魚が行ってしまう!
スッ
嫁が立ち上がり、木魚捕獲へ参戦してくれた!
しかし忘れていた。数珠はおおよそしか回収できていなかった事にwww
283:
嫁が立ち上がった瞬間…袈裟の間に挟まっていた数珠がこぼれ落ち、嫁の足元に転がる。
ガッ ずっだーん‼︎
嫁、盛大に転倒www
その太ましい身体がもんどり打ってひっくり返ったwww
旦那「嫁ェェ絵ぇぇえ…」
だからマイク素通しだと何度言えばwwwwww
黙って念仏あげててくれよwww
数珠→木魚→もんどり
の無敵コンボを叩き込まれ、この日ばかりは会館に吉本新喜劇ばりの笑いが発生したwww
見てる方はいいが、当事者は悶絶憤死ものである。
284:
会社に着いたので続きはまた後で。
といってもほぼ終わりなんだがw
かなりはしょりまくった感があるので伝わったのか不安だわ。
では仕事してくるノシ
285:
俺僧侶だからみてて面白い!
289:
>>285
僧侶に笑って貰えたらしやわせだw
旦那は酸素ボンベ搭載型の為、身動き取れないから念仏あげて貰うにして…。
嫁ェwww
嫁は幸い怪我もなさそうな様子で必死に取り繕いながら法衣を整え、何事もなかったかの様に読経を始めたwww
ここにプロ根性をみた気がした(´;ω;`)
オバ「失礼致します」←またも超冷静w
拾い上げた木魚を旦那の側に再度据え置き、何事もなかったかの様に焼香台を移動させ始めたwww
あんたネ申やwww
まぁ、俺は余りの事に木魚を拾おうとした姿勢で固まってましたけどねw凡人には荷が重すぎるわwww
286:
待ってるぞ?
287:
やべえ面白いwww
またゆっくり待ってるよー
288:
昼休み突入(・∀・)v
木魚ラストスパート!
書いてくるよ?。
290:
その一連の動きを確認した先輩は、これまた何事もなかったかの様に焼香アナウンスを始めた。
何だこの空気www当事者は必死に冷静を装ってるけど会場のクスクスが止まらないwww中にはもう一山欲しそうな笑いに貪欲なバカもいた。
見たいなら吉本行って下さいwww
しかし嫁&旦那、完全に持ち直して通夜を完走してくれた!
一時はどうなるかと思ったが…。
しかし、あの二人は喪主の前を通って会館を後にしなければならない。
会葬客への立礼と坊主の退館時間がどうしても被るwww
俺「大丈夫っすかね、あの夫婦」
オバ「さっと抜けたら大丈夫でしょ」
新人「僕なら自殺ものですけどね」
俺・オバ「」
先輩「葬儀にトラブルなんてつきもんだ。そんなので死んでたら葬儀屋も坊主もいなくなるわ。それを回避する努力と技術の裏打ちがあって始めて一人前なんだよ」
新人「」
ざまぁwwwてか先輩、結婚してwww
291:
嫁&旦那がそそくさと控え室から出て来た。
そりゃ居心地悪いわwww
しかし喪主さんは
「ありがとうございました!トラブルもありましたが、必死に故人の為にして下さるお二人に感激しました!(泣)」
あー…。そっちですかwww
心配して損したわwwwwwwてか助かったwww喪主GJ!
終わり
292:
仕事に戻るぜーノシ
尻すぼみ感がwwwすまんこwww
夕方まで残ってたらリクエストや聞きたいことに答えたり書いたりするよ!
293:
変死体希望!
294:
おなじく変死体!
298:
もうあるだけ全部聞きたいwww
306:
帰って一息ついたら変死体をwww
?さまよえる土左衛門
?滑り落ちる腐乱県
?美しすぎる首吊り
?メンヘラ血塗れ地獄
?焼死体顛末記(涙無しには語れないし特定怖い)
こんなもんか。
318:
変死体噺もオカルト噺も全部聞きたいが>>1のやる気が持つか心配だw
全部聞こうとすると1000レスじゃ足りない気もするな‥
327:
早朝保守!
328:
変死体早朝保守!
330:
おはようございます(つд`)
皆さんほしゅありがとうございます(・∀・)
夜より朝の活動が活発なのはジジイ化が進んだせいかな…w
ぼちぼち書いてきます。
面白おかしく書くけど、一人の人が亡くなられた事は忘れないて見て欲しい。
331:
滑り落ちる腐乱県
年の瀬も押し迫ったある日の夜、担当した告別式も終わり、事務所でのんびり事務処理をしていた。
ぷるるるる…
先輩「はい、○○会館でございます…はい、はい、少々お待ち下さい」
先輩「おーい、今担当持ってないやつ誰だ??」
課長「儂明日から会議だぞ。」
古株「わいは今持ってないけど休み挟むからパスやな」
新人「持ってません」
先輩「お前には聞いてない」
新人「」
俺「連チャンですか…行きますよ」
担当状況知ってる癖にいちいち聞いてくる処を見ると怪しいな…。
先輩「お前の専門だwww」
俺「またですか…www」
新人「ほとんど死体処理班ですよね、俺さんw」
うるさいわ!
先輩「んー今回は引き取りが大変そうだからウチの面子で行く。勿論新人、お前もだw」
新人「!」
古株「わいも行こか?」
先輩「古株さん、腰悪いっしょw若いのに任せておけばいいんですよ」
古株「そうか?悪いな?www」
最初から行く気なんかない癖に…(´・ω・`)
というわけで俺と新人、新人教育係の先輩の三人で汚仕事に出向く事になりました。
332:
内容はこうだ。
アパートの管理人に住人から異臭の通報。
警察に通報し、中を確認すると男性の腐乱死体があった。独身男性だが遠い親戚が身元引受人になるが、葬儀告別式はしない。
ただ焼いて骨にして欲しい。
引き取りには立ち会わない(検分には立ち会った様だ)
斎場に出る時と骨揚げだけ来る。 と。
まぁ良心的な身内がいたもんだ。
これなら後の処理に走り回らなくても良さそうだな。
333:
俺「機材のチェックしとけよ新人」
新人「終わりましたよ」
いつも通りの枕飾り一式にドライアイス
納体袋…と
俺「…はぁ、やり直し。」
新人「何でですか?」
俺「今日行くのは変死体だ。ドライアイスなんてするだけ無駄だ、どうせ腐乱し過ぎて役に立たん」
新人「凄いベテラン臭しますね」
俺「黙れw後、組み立て式の桐棺、ゴム手袋、ガムテープの白いやつもってこい。後お前、メガネかけとけ」
新人「?まぁサングラス程度はありますが…」
俺「念の為だ行くぞ」
先輩「一応指揮官俺なんだけどなwwwもういいやお前に任せるwww」
経験年数は先輩が倍以上だが、変死体を扱った数なら古株さんに引けを取らないからね。(´・ω・`)
会社着いたのでここまで。
また後で。
今回は新人君ハッスルです。
334:
行ってらっしゃい。続き楽しみ!
335:
ここに来てはじめて>>1が頼もしいと思ったww
336:
メガネってあれなかな、死体からガス的なもんが出てくんのかな
338:
保守
340:
続き楽しみ
341:
現場は意外と近く、車で10分ほど走った文化住宅だった。
俺「こんばんは、○○会館です。御遺体の引き受けに来ました。」
大家「ありがとうございます、出来るだけ早く引き取って下さい…気味悪くて」
まぁそうだろうな。運の悪い。
警官「またお前か」
俺「ちーす」
警官「ちーすじゃねぇよ、来ンのはえーよ、まだ入んなよ」
この警官、変死体をこの地域で受けると高確率で出現する可哀想な警官である。
まぁ俺とどっこいどっこいだなwww
俺「で、どの部屋っすか?」
警官曰く、二階の端の部屋で家財も散乱してゴミ屋敷の様になっているとの事。
腐敗具合は3周目(ウジが湧いてハエになり卵産んで孵化で一周)ぐらいだが死亡推定より腐敗が軽いらしい。
(ホントは聞いたらダメだし普通は教えてくれないよw)
俺「面倒な事になりそうですね。」
新人「この時点で面倒でしょ…既に臭いし…」
先輩「ほれ、マスクとジャンパー、ゴム手袋はガムテープで止めとけよ」
新人「」
俺「まぁまだ待機なんでゆっくりしましょう、新人、桐棺組んで階段下にローラー付けて置いとけ」
新人「ゆっくりするっていったじゃないですか‼︎」
俺「は?じゃあお前先陣切るか?」
新人「組み立て頑張ります‼︎」
俺・先輩「www」
342:
休憩終わり。ウチの会社みじけーよwww
では続きはまた後で。
この先は飯時閲覧注意でお願いしますねノシ
347:
昔葬儀屋やってた人は、半分ヤクザみたいな人だったな。
死んだら物だって言ってたっけ。結構雑らしいね。
348:
仕事終わり (`・ω・´)
今日は寒いね?(;´д`)熱燗の季節だねー。
かえって落ち着いたら書きます。
予定は20時前後かな。
>>347
確かにそんな人もいるには居たね。
考え方も似たような人だった。
俺はそういう風にはなりたくはなかったけどねー。
349:
新人「でもなんで棺が下なんですか?」
俺「階段見てみろ、あんな狭い階段を切り返しながら御遺体入った棺担げるか?」
新人「なるほど、俺さんにしては賢い」
いい加減殴ろうか…。
警官「おーい、もういいぞー。」
俺「うーす。んじゃ、行きますか。」
先輩「お前、楽しそうだなwww」
俺「いや、そんな事はないですけどそう見えますか?」
新人「生き生きしてますよ」
俺「うっさい。行くぞ。」
先輩「新人の元気がどこまで持つかねwww」
いよいよ突入。
350:
続きは飯食ってから読もうっと
((((;゜Д゜)))
351:
階下に棺を付けた時点で腐敗臭はしていた。
(意外と臭くないな)
腐敗が進んだ遺体ならこんな文化住宅全体が匂いに包まれてもおかしくない。
しかも検分で何度も人が出入りしているから尚更だ。
(いやな予感するな?)
先輩「おい、俺」
俺「はい?何ですか?」
先輩「おかしくね?臭わなさ過ぎる」
俺「そうなんすよ。もしかしたらパンパンかも」
新人「なんなんですか?今でも十分異常ですよ」
俺・先輩「お前ツイてるわwww」
などと話しながら階段を登り、部屋の前に到着する。
俺・先輩「失礼しまーす」
新人「⁇⁈‼︎」
申し訳ないが土足でガツガツ部屋に入る。
(あーやっぱり)
先輩と俺は顔を見合わせた。
そこには立つ場所もないほどに酒瓶や空き缶、徳用焼酎の空きボトルが散乱していた。
俺「おい新人、大丈夫か?」
新人「」
先輩「ちょっと外の空気吸わせて来るわw」
俺「お願いしますね」
まぁ吐かなかっただけ褒めてやろう。
352:
いよいよ御遺体とのご対面。
(マトモなとこで寝ててくれよー?)
幸い、布団の真上、掛け布団も生前にはしていなかった様子だ。
布団は既に布団の貞を成していない。
ウジがそこらじゅうに死んでいた。
勿論全身は紫から黒に近い変色をし、眼窩はウジの巣窟になっていた。
しかしそれ以外は比較的全身の皮膚は維持されている。
(アル中だな。こりゃ)
本当かどうかは分からないが、経験上アル中や過度の摂取をしていた遺体は痛みにくい。アルコールが腐敗を遅らせている様に見えるのだ。
(あー、どうするか。)
検死をされた段階で服はハサミで切られた状態。腹部が異常に盛り上がっていた。
(中はウジか体液か。)
どちらにせよ納体袋には収容しなくてはならない。
汚布団の横を適当に空けた。
先輩「おう、どうよ」
俺「腹パンパンすね」
先輩「うわ、微妙な仏さんだな。どうする」
俺「普通に横滑りで入って貰おうかと」
先輩「新人、聞いた通りだ。オレも出来たら早く出たい。手伝え」
新人「ぶぅあふぇい」←はい。
んじゃ、さっさとおわらせましょう。
ハエとウジに足元やられる前に。
353:
流石にいくらゴム手袋をしていても直に御遺体に触れて移すわけにはいかない。
筋繊維や関節も腐敗して崩れ落ちる可能性もなきにしもあらずだからだ。
今回は新人もいたので安全策を取ることにした。
俺「シーツごといきましょう」
先輩「だな」
新人「ぅあはい」←泣いてますwww
いくら腐敗しても人体はすべからく頭部が重い。
頭部に先輩と俺、爪先を新人が持つ形で納体袋に移す事にした。
俺、先輩でシーツを布団から剥ぐ。勿論体液でパリパリ、ウジは盛り盛り動く中だ。
(もしかしたらバリッといくんじゃね)
準備が出来た時、新人にメガネを掛ける様に指示した。
俺「行くぞー」
いち
にの
さん!
バリバリバリバリ…‼︎
シーツを貫通して布団の中綿まで付いてきた。予想はしていたが。
ブリっぶしゃぁあああ
膨らんだ腹部から体液か臓物か分からないがモノが溢れ出した。
新人「?!@/&?!⁉︎」
俺「離すな‼︎」
先輩「そのまま行くぞ、我慢しろ‼︎」
ドサッ
何とか移動完了です。
354:
飯くってきます。
これ書きながら喰える俺はどうかしてるのだろうか(´・ω・`)
357:
>>354
都内で線路ドカタやってて昼に人身事故があった駅のホーム下で夜勤したりしてた俺は普通だと思う
あの夜の品川駅8番ホームは臭かったw
358:
>>357
路線飛び込みはホント参りますよねwww
現場さんお疲れっす(`;ω;´)
若い子の飛び込みを警察まで取りに行ったら右腕と右足首、後はよく分からない肉塊だけしたなかったよ…(´;ω;`)
あれを親御さんに「息子さんです」
なんて言えないよ。
355:
ぎゃああああああああああぁー!!
356:
オェェェェェェェェ
359:
>>356
閲覧注意だとあれほどwww
363:
納体袋は皆さんTVなどで見た事あるとおもうけど、見たまんまなんだ。あれと。
ただ、防水性はそこそこなんだがジッパーからの汁漏れだけは気を付けないといけない。
新人「サッサと閉じちゃいましょうよ!」
俺「まあ待て、このままでは閉まらん」
御遺体の両腕は苦しんだかの様に天を掴もうとするかの様に硬直していたからだ。
先輩「折るか?」
新人「!」
皆さんの誤弊がないようにしたいのだが、納棺する際には収容出来る様にある程度関節を曲げたり折らなくてはならない場合があるんだ。
俺「仕方ないですね、まぁ原型はありますが関節は腐敗してるでしょうし」
先輩「新人、やってみろ」
新人「」
ゔぼぇれれれれれ…。
吐いた。
うん、よく頑張ったwww先輩とどめ指すの早すぎwww
364:
最終的にはハエが多過ぎて俺がやることになった。新人メンタル弱過ぎwww
納体袋に収容出来た所で移動を開始する。
先に述べた様に頭部が重いので移乗と同じ人員配置で移動を始めた。
納体袋には取っ手が付いており、運び易い型になっている。
勿論先頭は新人、後方で重い頭部を二人で引き上げながら移動する。
(思ったより内部腐敗が進んでるな。さっきも軽く腕が曲がったし…)
階段に差し掛かった。
(どうしよう。新人と代わるか?)
と考えていると、
先輩「甘やかすな、そのまま行け」
心読まないで下さいw
一段、二段と階段を新人が降りる。
徐々に納体袋が縦に傾き始めた。
階段を数歩降りた所で異変は発生した。
365:
新人「うわぁああdrgyふじこ@!」
傾いた納体袋の中身(ご遺体)が腐敗のせいで骨以外の部分(恐らく肉体であった所)がズルズルと骨から剥がれ落ちて新人の手元に流れ落ちた。
(こっちは軽くなったな)
下膨れした状態の納体袋を持って新人は泣きながら階段を必死に早足で降りようとする。
残念ながら急ぐと骨が納体袋を突き破って地獄絵図になるのでもう少し我慢して頂きたい。それでも構わないなら急いでもいいがw
俺「騒ぐな!溢れるぞ!」
新人 ビクッ
先輩「急ぎたいなら構わんがwww」
あんた、鬼やwww
流石の新人も観念して柔らかい感触と異臭を全身に浴びながら階段を降り切った。
366:
新人「知ってて僕を下にしたんですか⁈」
俺「いや、予想外に腐敗が進んでたすまん」
先輩「これで俺君にも偉そうに言えんだろwww」
新人………「助かりました」
俺「何せ焦らない事が一番大事だ。非日常に触れたら特にな。」←俺が言うなw
先輩「俺君かっくいーィwww」
茶化さんで下さいwww先輩www
そうして下膨れした納体袋を何とか納棺し、白ガムテープで継ぎ目を目張りして会館まで運び込んだ。
その日の夕飯は俺と先輩の奢りで焼肉に行きました。
367:
その様な腐乱死体は、そのまま火葬場ですか?
369:
>>367
火葬場は前にも書いたけど完全予約制なんだ。それまでに通夜葬儀をするんだが、今回の場合は斎場(火葬場)の日取りが決まるまではオカルトで書いた休館に一日泊まって頂いたよ。
腐乱死体でも土左衛門でも斎場の時間予約は覆らないんだ。要は順番先着順なのだ。
373:
これ読んで、なるべく他人様に迷惑かけない死に方しないといけないなぁと思った
次第です…
374:
>>373
そうそう、死んだあとの事なんて知るかと思っていたが、ちょっとだけ考え直した。
375:
体調悪い時にそういう現場行く事になったら最悪だな‥
385:
続き期待保守
387:
おはようございます。
完全に寝坊です(´;ω;`)
会社間に合うかな…。
文才がないのでしりすぼみし勝ちで本当に申し訳ない(´・ω・`)
こんな拙い文章で死に際を考えて貰えたら書いた甲斐があったのかも。
では、?か?を書こうかな。
腐乱死体よりは短い話になりそうだ。
394:
美しすぎる首吊り
夜中の搬送係で起きた話
搬送係は電話が鳴るまでは自宅待機。
酒さえ飲まなければ自由である。風呂に入って一服していると待機用携帯が鳴った。
先輩「一本入ったぞ。メモしろよ」
俺「お疲れっす、ちょい待ちです。」
先輩「あー、密葬になりそうだからメモいいわw」
俺「なんとなくわかりましたよ…(´・ω・`)」
先輩「じゃあ会館にFAX入れとくから地図と合わせて持って行け。あと首吊りな」
俺「はい…。」
という事で、今回は単独引取りになります。
395:
会館に立寄り枕飾り一式とドライアイス、
念のため納体袋とゴム手袋を用意してから地図とFAX内容を確認する。
(ん?ウィークリーマンションか?)
繁華街に程近い雑居ビル群が再開発された地域のはず。どう見ても自宅や公園、山林ではない。
(初めての地域だな。身元不明みたいだし。)
市からの要請で今回は引取りに向かう事になっていた。
(面倒ごとは勘弁だわ、首吊りだけでも回収大変なのに…)
ウダウダ言っても仕方ない、行くか…。
396:
車を走らせ数十分、現場に到着した。
場所は繁華街から筋二つ程入ったウィークリーマンションとは見えない程しっかりした造りのビルで、エントランスには自動演奏ピアノが置いてあった。
(こんなとこで身元不明の首吊り?犯罪臭が半端ないんだか…。)
取りあえず到着した旨を市の担当者に連絡し、エントランスまで迎えに降りてもらった。
市の担当者はよゐこの有野そっくりで冴えない印象の関西弁だった。以下有野で。
有野「すんません、えらい早くきてもろたみたいで…」
俺「構いませんよ、まだ検死中ですか?」
有野「いや、検死は済んだんですがまだ検分が終わってないみたいなんですよ」
俺「でも、犯罪性は低いから私を呼ばれたんでは…」
有野「はぁそんなんですけどねぇ」
(歯切れわるいな?吊りだけじゃないのかな?機材のチョイス間違えたか?)
どのみち全て終わらないと中には入れないので外で煙草を吸いながら時間を潰していた。何故か有野も一緒に。
昼休み終わり。
続きはまたあとでノシ
398:
見てるよ
無理なく続きに期待
401:
ほしゅ
403:
ほす
405:
仕事おわり!(・∀・)
続き書いてくよー。
今日も寒い(*´・ω・)(・ω・`*)ネー
406:
警官「もう上がってもらっていいですよ」
到着してから何本目かの煙草を消した時だった。
俺「わかりました。有野さん行きましょう」
有野「はぁ」
(首吊りとか初めてなのかな、あまり期待しないでおこう)
エレベーターを登りながら確認をする。
お、流石に新しいビルだけあって棺用に凹みがあるな。
最近のエレベーターは常識だが、人員搬送用のエレベーターには腰より下位に棺用に凹みがついているんだ。
平常は腰板やカバーで見えないけどね。
408:
現場に到着すると、まだ警官やマンションの管理人らしき人達が話をしていた。
俺「失礼しまーす○○会館の者ですが」
管理人「はい、こちらです、宜しくお願いします」
どれどれ…。
はは、これは凄い。
(馬鹿にしたわけじゃないよ)
そこに横たわっているご遺体は、余りにも美しかったからだ。
後にも先にも首吊りでこんなご遺体に出会ったことはない。
それは正に神の子と呼ばれたイエスキリストの様に安らかに横たわっていた。
(ちなみに俺は無信教、無神論者だ。)
通常、首吊り死体の場合舌根が縄で締め上げられ、口から長いものなら胸元まで伸び、眼球と顔面の血液は行き場を失い腫れ上がり、飛び出す。
神経が遮断された事により、内容物は全て垂れ流しとなり床や衣類はグチャグチャなのだ。これは男女の差は一切ない。
しかも最後の晩餐をした首吊りに至っては目も当てられないのが通常なのに…。
彼は美しかったのだ。
409:
俺「あの、本当に首吊りですか?」
警官「我々も来た時に自殺の偽装を疑った位だよ」
俺「舌根も眼球も出てませんが…」
警官「どうも無一文で衰弱していたようだね、吐瀉物や排泄物の一切がなかった」
警官の話によると身元は確認できたらしく、詳細は語れないが身内はなく、事業に失敗して借金苦からの自殺らしい。
衰弱して瀕死の状態、身体はほぼ骨と皮で髪の毛も長く伸びきっていた。
縄から降ろされ、着衣を切られて寝かされた彼はそんな背景を感じさせない位に安らかな死に顔をしていた。
410:
(色々引っかかる処はあるけれど、これも仕事だ)
合掌
何故か納体袋に入って貰うには申し訳なくなり、急いで棺を取りに行き現場で納棺をしようと思った。
本来、現場ですることはない。俺もこの一件以外で記憶がない。
現場に立ち会った全員が快諾してくれた。
本当に静かで厳かな納棺だった。

追記
有野さんは警察の自殺鑑定を信じていなかった為、最後まで怪しんでいたからあんな態度だったようだ。
411:
メンヘラ血塗れ地獄
春うららかな昼下がり先輩、古株さんと
三人で霊柩車を洗車していた時だった。
パトカーと救急車が会館の前を何台も通り過ぎ、少し過ぎた川縁の路地に消えていった。
先輩「まさか事故体とか来るんじゃないだろーな、俺」
俺「なんでなんすか!この場合は古株さんに振る所でしょ⁉︎」
古株「もう変死体専属は俺君に看板譲ったからなぁ若いもんの勢いにはおっちゃん負けてまうわwww」
先輩「免許皆伝だなwww」
俺「ぐぬぬっ…」
古株「まあまあ、そんなに気にする事あらへんてw先輩君も一発引いたらデカイの引くしなwww」
先輩「くっ!」
俺「www」
バシャッ
水かける事ないじゃないですか…
(´;ω;`)
412:
なんて軽口を叩いていたら来ちゃいましたwww
連絡を受けたのはその日の夜、そろそろ仕事もなしに定時で帰れるかな、どうかな?なんて話しながら飲みに行く相談をしていた時だった。
先輩「それみろ!今日の飲みは無しだ!俺、お前行け!」
俺「行きますけど、俺のせいじゃないですよ?(泣)」
古株「まさかホンマに入るとはなwww」
先輩・俺「笑い事じゃないですよ!」
仕方なく内容の詳細FAXを見ながらふと声を上げてしまった。
俺「享年21歳⁈」
先輩「は?若すぎだろ、見せてみろ」
古株「それホンマに変死体か?本部にちゃんと内容再確認せなあかんちゃうか」
皆さん、年齢と性別に反応しまくりですwww変な意味はないけど珍しいからねwww都会じゃないし(´・ω・`)
413:
飯食ってきますノシ
415:
>>413
( ^Д^)ノ いってら
414:
いってらっしゃい!
418:
現役葬儀屋だから、興味深い!
もっと色々聞かせて欲しいw
420:
>>418
同業者キタ━(゚∀゚)━!!!
多分にフェイクや端折りが入って「は?こんなん違うだろ」的な指摘は勘弁してくれwww
詳細に書きすぎると特定や文章量の諸問題が出てくるのでwww
427:
>>418
あなたもなにかネタをお持ちではないのか
419:
いいよいいよー( ・∀・)
426:
詳細は語れないが、享年21歳(女性)
自宅にて自傷自殺、検死済み。
先輩「飲みも無くなったし担当もねーし付き合ってやろう。有難く思え」
古株「わいも暇やしな?最近変わった仏さんと御対面してないから行こかなw」
先輩「あんた明日四十九日の訪問あるだろ、適当な事行ってんじゃねーよ!」
古株「ええやんけ?お前ら最近仲良過ぎやから俺君先輩君に取られたらワシの事務処理誰がしてくれんねんな」
自分でして下さいwww
という事で古株さんは渋々帰って行きました。
後日、若い女体が見たかっただけだと聞いた時は、この糞じじい、風俗行け!と思ったのは内緒の話。
ホント御遺体に失礼な方ですが、腕前は会館随一で上手すぎて特筆することがない人なんです。古株さん、すんません。
428:
古株さんと会館で別れて毎度お馴染みのコンビで現場へ向かう。
今回は新車の寝台車!でも車で2分と掛からなかった…(泣)
現場は古びた平屋の一軒家、広い庭が特徴の家だ。
先輩「おい、この家噂のあの家じゃね?」
俺「なんすか?噂って俺知らないっすよ」
先輩「噂だけだから真偽の程は知らんが…どうもビッチで有名な娘がいると最近な…」
(うわーなんすかそれ、今言わなくてもいいじゃないですか?)
と思いつつ、ご近所様の評価は葬儀屋の首元に匕首を突きつける様なもの。しっかりしなければ!
429:
コンコン
先輩「こんばんは、○○会館でございます、この度は御愁傷様でございます。」
「はーい。今開けます」
(えらい陽気な返事だな)
ガチャ、ガラガラ
俺・先輩「⁈‼︎‼︎⁈」
なんじゃこら!
そこには廊下全体、壁に至るまで血糊がありとあらゆる所についていた。
しかも手後で…。
どんだけ出血してるんだ。という程に。
430:
すまん、手跡だ。
431:
いたる所に血の手跡なんてホラーだわ‥
メンヘラ恐ろしす
432:
恐らくは家主なのだろうか母親が対応してくれた。
ていうかこの血糊のなかどんだけ笑顔なんだ…。
母親「すいませんねーこんなに汚れた家で」
まぁ汚れてるのに違いはないが…

母親は玄関マットを両手で持ち、雑巾掛けの要領で廊下を疾走して行く
先輩「おい、帰っていいか?」
俺「担当なくて暇なんでしょ?付き合ってくれるっていったじゃないですかw」
先輩「ぐぬぬっ」
久しぶりに先輩をやり込めた気がした。
というか現実逃避だね、お互い。
433:
母親「これで通れると思いますけど?」
俺(血糊が筋になってますけどー)
言えない…。靴下一足安いもんだ、行っちまえ‼︎
先輩「俺こういうの無理…」
は?
434:
俺「今更何言ってんすか!先輩らしくもない」
先輩「死人や現場の惨状は慣れてるが基地外の生きた人間は無理だわ…」
何を今更…あんたも大概の基地外ですよw
などとは口が裂けても言えないが、招き入れられたものは仕方ない。
嫌がる先輩を引き摺り、いざ突入。
(先輩より上目線とか超楽しい)
435:
風呂入ってきますノシ
436:
弱気な先輩萌え
437:
いってらー
見てるよー
445:
途中まで興味深く読んでいました。
不謹慎で、故人を冒涜しているように感じました。
読まなければいいことだけど、あまりにも後味悪すぎ。
454:
まずは御遺体を拝まなければ話にならない。安置されている場所まで案内してもらう。
母親「こちらです?」
自室かよ…。
そこは年相応の女の子の部屋だった。
血糊と刃物で切り裂いた様な傷まみれの襖さえなければ…。
まずは御遺体の状態を確認しなければ、この先の方策も決まらない。
先輩も流石に今回は役立たず感がすごいし…。
まずは確認させて頂きます…。
合掌
全身白布の掛かった状態でベッドに横たわる彼女。周りのシーツや床は血糊で赤黒くくすみ始めていた。
(検死の時もう少し綺麗にしろよ…(泣)
検死済みという事は、毎度お馴染みハサミチョキチョキ。
うら若い女性の半裸を見るに耐えないが致し方ない。
ハラリ。
せ「すんげーかわいいな!」
母親出て行ったから良かったけど死体にかわいいとか、あんたも中々変態ですよw
先輩wwwwwwwww
455:
先輩「違うわ!こんだけの器量があってなんでこんな血塗れで自殺なんだ?不思議だろ」
俺「確かに言われてみれば」
本来葬儀屋は当家や御遺体の事情は斟酌しない。しかし玄関先からアレでは気にならない方がおかしい。
乗り気でない先輩が真面目な顔になり
先輩「噂は本当だったのかもな」
御遺体を指差しながら言い放った
綺麗な死に顔で見落としていたが、手首や脇、内腿に無数の切り傷かわあった。
両手に至っては爪が剥がれてなくなっていた。
(なるほど、血塗れの原因か)
456:
コンコン、
母親「娘はどうでしょうか」
どうでしょうかと言われても…。
俺「御遺体の湯灌をお勧めしたいのですが」
母親「湯灌?」
俺「はい、このままでは我々が納棺する際に簡単な化粧と御髪を直前す程度ですが湯灌なら生前に近い状態で最後のときを迎えるられます」
母親「お高いんじゃないんですか?」
俺「確かにそれなりの値段はします。ですので強制はいたしません」
実際10万前後は貰うし、その道のプロを別途呼ぶからだ。
(出来たらした方が血塗れ解消の早道なんだが…)
457:
どのぐらいの美人度なのか気になる‥
460:
保守
461:
なんか他殺くさいなぁ。
首吊りも血塗れも。
463:
社会死というか救急隊は死亡判定7項目ってのがあって該当すると搬送しない
466:
昼休み入りました
>>463
そうなんだ。知らなかった。
葬儀屋は全てが終わった状態で引き受けるので詮索できないんだよね。
首吊りも行ってからのかなりのタイムラグがあったし実際はウチに連絡来るまでに色々な事があったんだろうな。
465:
保守
474:
定期保守
479:
お疲れ…(つд`)
昼休み返上で今まで働いてたお(´・ω・`)
腹減った…。
帰って飯食って時間あれば続きを書きます。
すまんこってす…。
482:
正直これはカマかけだった。
どう考えても実の娘が自殺した母親の対応とは到底思えなかったんだ。
俺「無理にとは言いませんし、会葬客を取るかどうかにも関わって来ます」
要は会葬客を取るなら湯灌はして欲しい、
密葬にするなら要らない。
それ以外の返事が来たら母親がおかしい。
という次第だ。
本来は第三の返事があって然りだが、今回は余りに対応がおかしかった。
何か引っかかる。葬儀屋としての勘がそう言っている気がした。
483:
母親「それは娘がゴニョゴニョ…」
(特定されかねんので割愛)
なるほど。要は自分は可哀想で全てが娘のしでかした事、だから私を悲劇のヒロインで見て欲しいと…。
(主観ではなく本人がそう言った)
ふざけんな。
確かに娘は先輩の言う様にビッチだったのかも知れない。
でも、それとこの娘の死に様とは違うだろ。
商売を抜きにして腑が煮え繰り返る気持ちだった。
お前のその態度が娘を自殺に追いやったんじゃないのか⁈
そんな考えをしながら見積りを始めた。
本当に葬儀屋失格ですよね。
484:
ただ、仕事は仕事。
この一線は越えられないし越えるつもりもなかった。
俺「わかりました、では喪主様の仰る通りの見積りを取らせて頂きます」
母親「助かったわーwww」
何から助かったんだ。あんたは。
先輩「おい、」
俺「大丈夫です。」
それからの見積りは多分先輩から見たら完全に先輩が教えてくれた葬儀屋たる素養は皆無だったのだろう。
会館に戻ってからかなり叱られた。
それでも嫌だったんだ、あんな母親が喪主で自分可愛さで娘を貶める様な式を立てるのが。
娘さんの本心はお骨になった今、俺には分からないし自殺した時点で闇の中だ。
それでも残された人間は死んだ者の意思を継いでいかなければならないと思う。
色々な事情やしがらみで出来ない事は沢山あるが、人の死に自分の傲慢を乗せて焔に消し去ろうとする事は許されないと思った。
それだけだ。
葬儀屋の地獄の一つを垣間見た気がした。
486:
まあメンヘラはたいがい家庭環境が異常だからな‥
487:
>>486
メンヘラは母親だったよ(´・ω・`)
娘さんはわからないが、自殺までしたのならそうなのかも知れない。
そうで無いと信じたいが。
488:
一旦これで書き上げたかったのは終わりかな?
変死体は笑いとは疎遠な内容ばかりだしね。やはり坊主は笑えるネタ満載だから書きやすいわwww
どうしても引き取りは表には出さないけど主観が入ってしまいがちでダメだね。
シリアス、笑いどちらでも特定の範囲を越えなければ答えるし書くよ。
今日は風呂入って寝ますノシ
489:
お疲れさま
ありがとう
ゆっくり休んでください
490:
自分の兄弟が死んだ時に頭おかしくなってずっと笑いながら葬儀にでてたらしいんだけど、そういう人っているもん?
なんか葬儀とかでどこまで感情をだせばいいのかわからない。みんなどんな顔で葬儀に参列してるの?
491:
>>490
いたねー。
声掛けにくかったのを覚えてる(´・ω・`)
あまり見なかったけど愛情が人一倍だったんだろうなと思うよ!
葬儀は非日常の塊だからそんな事があってもおかしくないよ!
492:
>>491
仕事お疲れ様!
無理せずゆっくり休んでくだされ
493:
うーむ
深いね
何はともあれお疲れさま
自分はやっぱり笑える話の方が好みかな(´・ω・`)
また書いてくれたら嬉しい
496:
ほしゅ
514:
昼休みだえ(´・ω・`)
やはり現役さんは説得力あるねー。
ウチのテリトリーは都市部から離れていたからあまり変わった式をしたがらない感じだったよ。国宝の寺がゴロゴロしてる地域ならではなのかも知れないね。
白骨と坊主どっちを先に書こうか。
515:
ご飯の時間だしあまりご飯の味が悪くならない話がいいな…
516:
白骨はシリアス要素皆無だし短いから書こうか。坊主はなげーからなwww
超臭い白骨死体
会館に出勤したら何故か社長が来ていた。
社長「お、俺君待ってたよ」
俺「お久しぶりです、社長」
何しに来たんだ?この人来たらろくなこと無いんだよな…(つд`)
社長「早で悪いんだけど、都会の国立病院まで御遺体の引取りをお願いしたいんだ。」
来たよ…。都会なんて超が付く程大手の縄張りじゃん。
俺「御遺体の引取りは分かりますけど何でウチなんですか?」
社長「いや?他所さんからたらい回しにされたみたいでねーwww」
wwwじゃねーゃ。
俺「もう話は受けてしまわれたんですよね」
社長「勿論」
俺「詳細を教えて下さい。寝台と機材の準備するんで…」
社長「おうこれだ。後は頼んだぞ?搬送だけの簡単なお仕事ってやつだ。」
それを他社は投げたんでしょ…簡単とかやめてくれよwww
俺「流石に道や搬入路が分からないので都会の道に詳しい新人を借りたいんですが」
社長「好きにしなさい。」
俺「アザーす」
新人「」
二人で楽しいドライブの始まり始まりwww
517:
新人ムフフ期待保守
518:
ほす
523:
ん?よく考えたら病院からの搬送を拒否るとかおかしくね?
俺「おい新人、今運転中だから詳細読み上げてくれ」
新人「え?社長から聞いてなかったんですか?」
俺「あの場を早く切り上げないと色々うるさいだろ。ただでさえ変な仕事なのに、これ以上の面倒はゴメンだわ」
新人「それもそうですね。あの人よくわからないです」
なかなか正しい反応だwww二代目なんてろくなもんじゃねぇwww
(二代目で頑張る社長さんごめんなさい)
俺「んで、詳細は?」
新人「県警霊安室って書いてますけど…」
はあァ亜ァァああァ⁈
525:
参った…何が国立病院だ…!
あの社長、俺が嫌がるから適当な事抜かしやがって!
(後あと考えると俺が逃げる様に出るのも全て計算だったんじゃなかろうか…コナクソ)
俺「あー、そうなの?w」
新人「動揺してますね」
俺「…お前も嵌められたんだぞ」
新人「僕は俺さんに嵌められたと思ってますけどっ」
俺「」
仕方ない、高を一つ手前で降りて県警に行こう…(´;ω;`)
526:
そんなやり取りをしながら県警に着いた。
(ここの霊安室、ホント苦手なんだよなー…)
すべからく警察の霊安室とは異質な空間で、地下に降りた時点で総毛立つ。
県警ともなれは尚更だ…。
詳細は頭に入っているから問題ない。
要は白骨死体を引取り、ある地域まで移送するだけなのだ。
俺「おい、気合入れとけ吞まれるぞw」
新人「もう吞まれてます…((((;゚Д゚)))))))」
だろうなwwwそんな俺ももうヤバイwww
俺「○○会館の俺と申します御遺体の引き取りに参りました。」スッ書類
受付「……どうぞ」
俺たち葬儀屋も大概だが相変わらず警察は態度が悪いw
県警の霊安室は地下一階。
リノリウムと打ちっぱなしの廊下を歩く
カツーン…
カツーン…
ホント心臓に悪いわwww
527:
霊安室前で再度確認の内線と身分提示をさせられた。(他所は知らん)
俺「失礼します」
新人「失礼します…」
担当官「お疲れ様、此方のAがそうです。」
相変わらずひでーなw
警察の霊安室で複数のご遺体があると、A・B・Cなどの札が置かれ、納体袋の中を指定された札の所だけ確認する。
つうか大体見てもよくわかんないんだけど。
俺 合掌
「失礼します」
ジジジジ…。
うん、見事な白骨死体……
ていうかくっせぇー!⁈
何で⁈何でこんなに匂うの⁈
528:
本来(というか大体)白骨化するまで腐敗した遺体は腐敗臭や異臭はするものの、腐乱死体の様な匂いには到底ならない。
つうか匂いの元の肉がない。
俺「…⁈」
新人「ぐはっ…⁈」
これは今までに無い位の刺激臭だった。
(骨の中の組織がまだあるのか?)
担当官「早く引き上げなさい」
俺、新人「すっすびばぜん」
再度ジッパーを上げ、簡易納棺をして霊安室を後にした。
(なんなんだこれ…)
529:
新人「俺さん!この御遺体のなんなんですか!」
俺「俺が知るか!俺も初めての御遺体だわ!」
裏手の駐車場から寝台車にご遺体を乗せて指定された当家まで移送を開始した…。
530:
飯食ってきます。
531:
臭い理由が気になるw
533:
師匠シリーズより面白いかも\(^o^)/
534:
ただいま。うまうま (`・ω・´)
県警から当家まではちょっとお高い高を使えばすぐなんだが、指定された当家までのルート以外で金を使っても領収が下りないので却下である…(;´д`)
俺「来る時下り混んでたよな」
新人「話しかけないでください、呼吸するのが苦しいので…」
あまりの匂いに簡易納棺をする時に目張りをし忘れたのよね…。すまん新人(´・ω・`)
あれよあれよという間に車間が詰まり出した…。コレハヤバイwww
俺「あー。あれだ。暑いしエアコンつけようか」
新人「結構です。出来たら窓を開けたいんですが」
俺「いいぞ」
ウィーーん…
嗚呼、そよ風の心地よさよwww
いよいよ車間が詰まり完全に詰まってしまった。
後続車から会話が聞こえ出した。
女「なんか臭くなーい?」
男「うぇっ何だこれ⁈」
更に後続車からも臭いの連呼www
男「おい、あの前のバンからじゃね?」
女「そうかも?w」
そうかもじゃねぇよwww当たりだよwww
535:
俺(すまん、窓閉めるわwww)
ウィーーん
新人「何するんですかっ‼︎」
カチっカチっ
スマンwwwロックさせて頂きますたwww
新人「開けてください!マジで吐きます!」
俺「うっさい。このままだとこの車に白骨死体が乗ってるのバレるだろ」
ちょっと知識があれば寝台車かどうかはすぐわかるけどねwww
新人「ぐぬぬっ」
俺「渋滞抜けるまで我慢しろw」
新人「俺さん鼻おかしいんですか?こんなの御遺体には悪いですけど無理ですっ」
ばんっ
こんにゃろっ!ドア開けやがった!
537:
周りの車にまで臭いが行くほど強烈なのか‥
538:
俺「てめー!何しやがる!」
新人「なら窓を開けて下さい!」
俺「それは出来ん相談だ!我慢しろ!このゆとりが!」
新人「ゆとりゆとり言いますけどね!理不尽な圧力こそ老害ですよ‼︎」
おれ「ざけんな!誰が老害だ!俺ぁまだ31だ!こんにゃろ?!そんなに嫌なら辞めちまえ‼︎」
新人「それが老害なんでげdgtg@ふじこ‼︎」
うぷっ
頼むから吐かないでwww
539:
白骨死体「あーあ葬儀屋さん無理しちゃって・・・」
白骨死体「臭いのは事実なんだから窓開けなよ・・・」
白骨死体「家に帰れればいいんだから俺は・・・」
541:
>>539
ワロタwww
540:
俺「あー、俺も余りの事にヒートアップした。周りには悪いが少し窓を開けよう。」
新人「なら最初からして下さいよ」
俺「ぐぬぬっ」
新人「でも何で白骨死体がこんなに臭いんですか?…前の時はここまで臭いはしなかったじゃないですか」
俺「流石に俺の下に居ると解って来たなwww」
新人「解りたくもないです。」キッパリ
(可愛くねーな、相変わらず( ゚Д゚)ゴルァ)
俺「推論だけどな、この御遺体多分白骨化するまでの期間を経てないのかも知れん」
新人「は?」
俺「発見された状況(詳細は伏せる)からして野犬なり動物に肉を喰われた可能性が高い。でなけりゃ俺でも説明が付かん」
新人「その割りにはかなり綺麗に骨格があるじゃないですか」
俺「だから推論だと言ってるだ…」
パーンぷァーん!‼︎
男「おい!くせーぞそこの車‼︎何してんだ‼︎」
……すんません
542:
いよいよウチの車が元凶だとばれてしまったwww
しかも鳴らしたのは対向車線のトラックの運ちゃんだったwww
俺でも「バレたものは仕方ない、おい新人www同罪覚悟で全開行くかwww?」
新人「無論です」
サーセン皆さんwww俺たちも正直限界なんすよwww
ウィーーん…‼︎
ぎゃああああァぁぁああ‼︎
直後方の車から女の悲鳴がwwwザマアwww
俺と出会った事に後悔しやがれクソッタレwww
543:
その後、窓全開で市道県道全てを疾走し当家まで行き着いた。
信号や停車の度に後続車、対向車、歩行者から大変厳しい視線を頂いたが、高で全開やらかしたら一線超えちゃいましたw
無事到着して引継をした時もすんごい目で見られましたwww
俺は違うよ?後ろの御遺体だよ?
新人は終始死にそうな顔をして全く役に立ちませんでしたwww
大口叩いた割りにはやはりゆとりだなw
人を老害扱いするからだこんにゃろ?。
追記
スーツをクリーニングに出しに行ったら拒否られますたwww
544:
遺体の腐敗臭ってどんなにおいなんだろう?
例えるとどんな?
546:
>>544
仕事先の近所のマンションで亡くなった孤独死っぽい腐乱遺体の搬出に偶然出くわしたことあるけど、
日頃道歩いててたまにどこからとも無く臭ってくる動物の死体のあのニオイに酸っぱさを足した感じだった
547:
>>546
そうだねー。遠巻きなら夏場台所に二日出しっ放しにした豚バラに近い酸っぱい感じかな。先輩の話だと人間の腐敗臭は人間が1番嫌う臭いの構成で出来ているんだと。
至近距離になると口には形容し難い臭いだわ。先輩の話もあながち間違いではないのかも。
551:
>>547
ほーう…。詳しくありがとう。
豚肉を腐らせたことがあるけど、それに酸っぱいのを足した感じか。
552:
お疲れさま(´・ω・`)
色々あるんですねww
また良かったら次回も期待!
562:
とりあえず土左衛門かこうかな。
これも引き取りのみの変わった仕事。
しかも何故か俺指名で他支部から依頼があったんだ。嫌がらせ以外の何者でもないはwww
ではポチポチ書きます
563:
さまよえる土左衛門
俺は休みになるとよく釣りに行く。
川釣りも磯釣りも大好きだ。道具に金を掛けなくても何とかなるし、一日1000円以下で楽しく遊べるから経済的で気に入っている。(あと食費の足しになる)
ある日鮎が解禁になったので車を走らせて山間の川に行った。
(あれ、水が多いし濁ってる…上で降ったんだろうか)
最悪だ。久々の休みに釣りが出来ないなんて…。
(とりあえずポイントまでは行ってみよう。ダメなら帰りに温泉もあるし)
ダメだ…。全く釣れる感じじゃないし遊漁料も馬鹿にならん。帰るか…。
ん?人集りが…。
何だ?釣り客もいるぞ?釣れてるのか?
近くに行くと消防団やら何やらで騒然としていた。
(溺れたのか?こんな状況で釣れるはずないのに可哀想)
結局、その日は温泉に入り帰路についた。
自分が釣られたとも知らずに。
564:
wktk
565:
それから数週間が経っただろうか、完全に溺れた釣り客の事など忘れていた。
prprpr…先輩の携帯が鳴った
先輩「はい。おー久しぶりだな‼︎何だ?俺君?代わろうか?」
先輩「おい、シャクレ君からお前に電話だ」
俺「?シャクレさん?○△支部の?」
シャクレさんとはウチの支部とはかなり遠方、うちの会社の創業者の膝下、いわゆるエリート集団のいけ好かない奴だ。もちろんシャクレ返っているのでシャクレだ。
以下シャクレ。
俺「はい、代わりました俺です」
シャクレ「あー、君が俺君か!チョット頼みたいことがあってね」
てめー、先月の営業会議で会っただろうが‼︎シャクレてんじゃねーぞコノヤローガ!
567:
シャクレ期待www
598:
>>567
シャクレ関係ないと言ったが、オチだったんでwwwすまん
570:
シャクレからの話を要約すると、
木材港で水死体が上がったがうちの支部では引き取る人出が足りない。俺なら一人でも大丈夫だろうよろしく頼む。だそうだ。
はいはいシャクレシャクレwww
て、ふざくんな‼︎
面倒なだけなんだろ?はっきり言えよ!
覚えてろよあのシャクレ野郎‼︎
勿論本部に近い支部の依頼を断る力もないので仕方なくお迎えに上がる事になってしまった…。
俺「えっと、誰か一緒に来てもらえませんかね…(´・ω・`)」
先輩「今日は新人の司会の試験するからパスな」
新人「残念ですwww」
嘘こけ!
俺「古株さんは…?」
古株「さ、当家参りの準備や、忙しい忙しい」
俺「」
わかりましたよ、わかりました!
俺一人で行きゃあいいんでしょ⁈
てめーら覚えとけ!
とは到底言えない…www
行ってきます…。
571:
何せ溺死関係の御遺体は痛みもさる事ながら、正直グロい…。
納体袋に安置するのも一苦労なのだ。
(これはフル装備にプラスして行こう。どうせ式も入ってないんだドライアイスもごっそりいっちゃえwww)
何があるか分からないので準備をするに越したことはない。
木材港までは40分程かかる。
しっかり準備をして不備の無いようにせねば…
ぼっちだし…(´;ω;`)
572:
てな訳で木材港に到着。
すぐそばの警察署に引き取りの手続きをしに行く。
前に書いたので霊安室までの道程はカットだwww
ガチャリ…
俺「ご遺体の引き取りに参りました…」
担当官「あれ?一人?大丈夫?」
俺「え?」
安置台に乗せられた御遺体はほぼ人間の貞を成していなかった。
ここから閲覧注意です。
573:
買い物に出掛けるので続きはまたあとで。
出来たら飯後に投下します。
574:
楽しみにしてますね
575:
いってらー
576:
水死体とか、最初に引き上げた人は大変だよなぁ。
577:
グロ耐性なけりゃ確実にトラウマもんだし
何の罰ゲームだよって感じだよな‥
581:
ただいま。
飯食ってる人はこの先閲覧注意で。
ではポチポチ書きます
582:
キタ━(゚∀゚)━!
583:
俺「これは…」
担当官「流石の我々もねw」
霊安室の担当官が苦笑いする程に凄い事になっていた。
まず、皮膚の色が薄緑色なのは溺死体にはちょくちょくあるのだが、色素が、というか透けてるんだ。皮膚が。
実際に触ると分かったんだが、水膨れを通り越してスライムの様になっていた。
俺の感覚だと、変死体の危険度は皮膚が保存若しくは維持されているかに大きく左右される。
この御遺体はその基準から大きく掛け離れたモノだった。
皮膚だけではない。薄暗い霊安室の安置台の上に乗っているにも拘らず、体内に魚の死骸が無数に残っているのが見えた。
海に流された時点で穴子の様な根魚に眼球や口腔、鼻腔、肛門に至るまでほぼ侵入されて餌にされる。
外皮は蟹や貝類に食い散らかされるのが常でまともな状態で岸に上がることはあまりない。
勿論この御遺体も例には漏れてはいなかった。
584:
俺「あの、持ち上げることは可能ですか?」
担当官「お勧めはしないね…」
Deathよね?…。
辛うじて安置台の上に乗っている。そのまま天板からスライド(滑り流す)させて移乗しようと試みた。
俺「すいません、お手伝い願って」
担当官「仕方ないよ、仮に二人来ても手伝うつもりだったからね」
あんた、いい人だ?(泣)
俺「いきます」
せーの、
ズルズルぬらぬら…ずじずず…
ベチャり…
何これ(´;ω;`)
586:
べチャリ…続き気になる!
587:
骨と肉体であった部分が剥離してしまった…。
(マジか…)
仕方ないので手分けして元あった型に近い状態に納体袋におさめるしかない…
ゴム手袋越しでもぬらぬらしてるっ!
いやぁあぁああ!
ぶりんっヌルッ ベチャっ
ごめん、御遺体さん…(´;ω;`)
一通り袋に納めてからありったけのドライアイスを詰め込んだ。
体組織であったスライムを固めてしまうためだ。
以前引き取った御遺体はこれで何とかなったんだが…いけるか?
588:
俺「ありがとうございました」
担当官「それではよろしくお願いします」
棺は一応持ってきていたがこれは…。
一度会館に立ち寄るべきか?
シャクレんとこ行こうwww
引き取りは完了したんだし当家に引き渡しがあってもこのままでは無理だしな。
忙しいらしいが誰か一人くらいいるだろw
行きますよ御遺体さん!もう少し我慢してて下さいね?
594:
ドライアイスで出来るだけ固めた状態で車を走らせシャクレ支部まで向かう。
せめて会館で簡易納棺だけでもしないと気が気ではない。
あと、臭いも相当の代物だったからだ。
(新人もいないし窓で揉める事もない…w)
最短を走り抜け、目的のシャクレ支部に到着した。
お?車あるじゃん式も入ってなさそうだし…そんな事だろうと思ったがなっ‼︎
だからワザワザ来たんだよ!
俺「ちわーす」ガチャ
シャクレ「⁈」
はい来たこの反応www
御遺体さんもう少し辛抱しといて下さいね(´;ω;`)
595:
俺「忙しそうですねwww」
シャクレ「ははは」
俺「簡易納棺しますんで桐棺出して下さい」
シャクレ「え?向こうでしてこなかったの?」
俺「基本単独引取りで霊安室ではやりませんよ。」
シャクレ「そ、そうなんだw」
俺「後、御遺体の当家の宗派教えて下さい」
ひとしきり注文を出して道具を用意させた。その中に樒(しきみ)も頼んでおいた。
(かー、やっぱここの会館いい樒使ってるわwww)
御遺体を納棺し、樒を入れる。
全然足りね?wwwケチるなやwww
俺「ありったけお願いします」
シャクレ「」
意外と知られていないが、樒には防臭防腐効果がある。
いくら目張りしても中からの腐敗や臭いは抑えるのに限度がある。
なら、宗旨に見合った樒でそれを補うのが当然である
シャクレ支部の樒を全部使い切って綺麗に納棺が出来た。
樒の値段?知るかwwwシャクレ宛につけといてくれやwww
597:
俺「では引渡しは完了ですお疲れさまでした」
シャクレ「お疲れ…」
勿論シャクレも納棺に立ち合わせ、手伝わせたw葬儀屋たるものこれしきの事で疲弊するとは情けない。ウチのクソ新人の方がいくらかマシだwww
きっちりこの事はウチの支部で面白おかしく話させてもらうからなw
このシャクレがっ‼︎
この後、帰りの車で気付いた。
(あっ詳細のコピー持ってきちまった…ま、いいかwww)
コンビニでコーヒーを飲みながら一服を入れる。やはり気になって詳細に目を通して驚いた。
あの日の釣り客…。
多分そうだ。ニュースでも遺体が見当たらないって…。
まさかなwww
調べてみたら本当にその釣り客だった…。
世の中何処で繋がって流れ着くやら分からないものである。
600:
ほしゅ!
てか、変死体あたりすぎではw
ちなみに複数人同時の葬儀はある??
602:
>>600
あったよ!
大変だよ…最大3人の式のサブで入ったけど本当混乱するwww
それが変死体?の話なんだが、これ以上は無理www
610:
>>602
あ、それが?でしたかw
4人の式を見たことあるんだが、棺が並ぶと尚更切なくてね…。
611:
>>610
切ないよね…悲しみの量も言わば悲しみ×棺の数+αだからね…。
思い出すだけで辛くなるよ…。
612:
需要があれば、初引き取りの話をしようか。
相方は今までチョイ役だった古株さんだったんでやり取りが漫才臭くなるかもwww
まぁ毎度の事ながら需要があればだが。
613:
あるあるー!
ゆっくりでもいいからお願いします。
614:
葬儀屋一時期俺もやってたがあれ何気に退職率も凄いよね
615:
遺体引き取り現場や式場での心霊体験なんかあったら聞きたいなー
616:
初下げの話を是非!
618:
飯食ってた。
初任務の時の話を書きます。
恥ずかし過ぎるがどうかお付き合いを。
620:
1の初霊安室
入ってひと月位経った頃の話
まだ先輩から本格的に仕事を仕込んで貰う前の話だ。
その当時、比較的暇な古株さんが平時は色々教えてくれていた。
古株「自分、仏さん触るの何ともないんか?」
俺「正直慣れて来ましたね、流れがわかってきたのでw」
古株「そうかぁそりゃ良かったわ、この業界はすぐ辞めるヘタレばっかりやさかいな」
少し寂しそうに俺に話してくれた。
聞いた話では、古株さんが目をかけた新人は悉く早期離職してしまい、新人教育から外されてしまったそうだ。
(そんなに厳しい人ではないんだけどな。先輩さんのがよっぽど怖いし…)
この後、先代死体処理専門員の本領発揮をみるのだが、全て話すには余りに話が多すぎて割愛する。
つうか俺の霊安室処女体験は中々にハードなモノになるw
621:
ぷるるるる…
古株「はい○○会館でございます。はい、はい、わかりました。それでは宜しくお願いします」
(電話の時は標準語なんだよな(^_^;))
古株「警察引き取り入ったわ、自分着いて来るか?あんまりワシは気が乗らんが相方いるさかいな…どや」
俺「いつかは必ずやってくる仕事ですし、遅かれ早かれっすよ!」
ホントは超帰りたいんすけどwww
古株「…そうか!なら一緒に行こか!何かあってもワシに任せとけ!な?」
俺「はい!お願いします!」
丸投げする気満々ですが(・∀・)ヨロシク!
俺の人生で初めて、地下結界(ウチではそう呼んだ)を破る日がやって来た。
622:
勉強の合間に見るのが楽しみですw
ゆっくりでいいんで無理せず書いてってください!!
624:
>>622
勉強しろwww出来れば将来、若い時は終末に関わるより生み出す側の仕事に就けwww
モノを見るベクトルが違うぞ。おっさんからのおながいだwww
風呂入ってきますノシ
625:
>>622
同じく。これが死生観に関するレポートならすいすい進みそうなのにww…くそっ
623:
一人でこなす様になるまでは余り詳細書類をじっくり見せて貰う事はなかったが、古株さんは何でも見せてくれた。
古株「ええか、霊安室は空気が違う。今までの病院引取りと同じに考えたら空気に呑まれるでw気ぃ付けや」
俺「押忍!気ぃ引き締めて行きますんで宜しくお願いします!」
帰りテェwww
引取り用の準備をしながらそんな会話をしていた。
古株「これTVで見た事あるやろ」
おもむろに手渡されたモノはかの有名な納体袋である。
正直いきなり現実を突きつけられたみたいで固まってしまった…
古株「自分、大丈夫か?」
俺「いや、本物見ると実感湧いてきますよねw」←勿論強がりですwww
古株「せや、実感しながら冷静に仕事するんがプロや。ほんなら行くで」
あー、カッコいい事言ったけど全く安心しないんですがwwwどうしよwww
強がっちゃったよ……(´;ω;`)
630:
やベーやべえwww強がっちゃったよ…
もう引き返せない空気の中、会館から程近い警察署に着いた。
免許の住所変更や遺失物届け出など、平時訪れる空間にまさかあの様な空間が在ろうとは…。
古株「ほな引取り様にバックで停めるから後ろ見ててや」
俺「オッケーっす」
車を降りてバックを見ようとした。
下りのスロープ⁇こんなのが裏側にあったのか…。薄暗れぇな…。
俺「オーライ、オーライ、OKでーす」
ゾクゾクゾクっ…。
はっ
振り返るとそこには薄暗い灯りの中に青色のペンキで塗られた二枚扉があるだけだった。
(こえぇ…っ!何だか分からんがこれが呑まれるって奴か⁉︎)
正直この時点で玉ヒュンヒュンしてましたwww
632:
えと…ここから入るのかな…?
二枚扉に近づくと
古株「ちゃうちゃうwそこは仏さん連れて出て来るトコやw反対から入る奴なんかおらんぞ?w」
笑ってねーで先に説明しといて下さいwww何か新人教育外されたのわかって来た気がするwww
633:
歩いて裏側の受付で古株さんが受付をしていた。というかすぐ側にいたが完全にテンパって頭に内容が入ってコネー(;´д`)
ホントに霊安室手前の再確認の内線まで完全に記憶が欠落している…。しっかり呑まれてしまいましたwww
しかし、まだ序の口なんですよねwww
634:
霊安室前に来たら後は扉を開けるだけ何だが…。何て言うか空気に粘り気があって身体に纏わり付くこの感じ…吐きそうw(泣)
古株「中に入ったら仏さんの確認、自分してな?経験やさかい」←シレッ
俺が返事をする間もなく勝手に扉を開け放つ。
ガシャン、キィィィー。
古株「失礼致します」
(までマテまて‼︎心の準備がっ…!)
古株「ほら、はよ」
あんた、新人教育向いてないよ(´・ω・`)
635:
完全にアタマが真っ白になってしまった…
古株(しゃーなしやで)
と言わんばかりに担当官とやり取りを始めた。
ジジイ‼︎俺の心の準備とか考えろよ⁉︎
と、今では余裕のツッコミも入れられるが、あの当時俺の○玉は体内に引っ込んで出て来ない位、俺のメンタルと同調しまくりのシンクロ率130%超えを叩き出していたはずだwww
古株さんがアゴで早く確認する様に催促して来た。
俺「しっしつるいなやてひやゃすっ」
噛みっ噛みで納体袋を開け様とすると…
担当官が脚にタグが付いているから足元から開けるように、と指示して来た。
ジジジー…。
(足だけなら…)
⁈⁈⁈…‼︎
ゲロゲロゲロゲロ…!
吐いちゃいました☆テヘッ
だって足だと思って開けたら…。
思いっきり顔ですやん。めっさ見てますやん(爆泣)(´;ω;`)
636:
そこには足があるはずだったのに思いっきり顔面がそこにあった。
薄暗いのでタグを見ようと顔を近づけて開けたから、かなり濃厚な距離でご対面してしまったからもう大変…(;´д`)
辛うじてご遺体には吐瀉物をぶちまける事はなかったが、壁際で盛大にマーライオンの様に吐いたのは今となってはいい思い出だ。
古株「なんや、吐いたんかいな。スンマセン、チョット外させますわ」
お前のせいだお前のっ!
担当官も酷いが俺の心の余裕を根刮ぎ持って行きやがってっ‼︎
当時はそこまで考えが至らなかったが、数ヶ月間は古株さんに心を開く事は無かった。
勿論外れた後も泣きながら仕事をし、会館に帰ってから先輩に散々笑われてしまった。
二度と古株さんの親切っぽい行動を信用しないと心に誓った瞬間だった。
(本気の仕事の時は顔から笑がなくなるが自分が楽したい時はニヤニヤしてるからなっ)
639:
ほんと、非日常的すぎておもしろい
640:
ふむ、興味深い
もっと書いてくれい
643:
おもしろいなー
ゆっくりとまた書いて下さい
649:
このスレ毎日見てるからかな
ついに夢の中で葬儀屋に就職してしまったわw
それだけ毎日色んな話を投下してくれる>>1に感謝しつつの保守
654:
では何を書こうか。
656:
では生臭坊主を書こうか。
一般的に坊さんは地域の世話役であったり人格者が多いイメージだが、この坊主に限っては俺の中の坊主のイメージを完全に覆す変人だった。
用事しながら書くから更新遅いかもです。
657:
檀家の居ない生臭坊主
夕方に引取りが入り、自宅へと御遺体を移送する事になった。
俺「このまま担当するんですかね」
先輩「そうなるだろうな、自宅に仏壇もないらしいし、何処かしらの寺院を紹介しないとな」
俺「宗派によりますけどね…何宗かわかるんでしょうか」
先輩「それは当家次第だな、新宅だしこればかりはな。」
御遺体を自宅へとお送りし、一般的な枕飾りを完了してから今回導師を勤めて貰う寺院の話になった。
俺「ご宗旨はお分かりでしょうか」
喪主「全くの無信教なもので…」
658:
俺「故人様のご意向などは…」
喪主「そういえば…○○寺にお墓があるとか。」
俺「では浄土系の寺院様ですね、先輩。」
先輩「……。」
俺「先輩?」
先輩「あ、いや、その寺院は存じておりますが…」
喪主「何か?」
先輩「あまり檀家をお持ちではなくて我々もあまりお付き合いがない御寺院なので」
喪主「なら尚更檀家になり易いし、故人の累々の墓もあるし、そこの御寺院にお願いしたいのですが」
俺「わかりました。連絡を取ってみましょう」
先輩「…」
659:
その当時の俺は寺の格だとか、坊主の腕前だとか評価なんてモノまで理解できていなかった。
660:
人いるかな?
飯食ってきます
661:
見てるぞ!
飯いってら?
662:
いってらー
待ってるお
664:
見てるぞ保守
665:
ただいま。
続きを書くよ(・∀・)っ
666:
一旦席を外し、寺院への渡りをつけようと外に出た。(室内でも良かったんだが先輩が連れ出した)
先輩「○○寺はマズイw」
俺「何でですか?」
先輩「あそこは寺とは言わんwろくな式にならんぞ⁈当家に説明出来ん程破天荒だからな…」
俺「では他の御寺院を紹介しましょうか?他にも色々ありますし」
先輩「当家がそうしてくれたらな…」
先輩の心配は的中した…当家としては故人縁の寺である事と何か繋がりを持ちたいという感情から、頑なに首を縦には振ってくれなかった。
まぁ、最初に俺が軽い気持ちで乗ったのが悪いんだが…。
とりあえず、枕経に来てもらいましょう。
先輩、心配しすぎっすよwww
669:
prrr…ガチャ
坊主「はい、もしもしぃ?」
お「○○寺様でしょうか、私○○会館の俺と申します。」
坊主「何や、要件は?今野球見てるから忙しいねん」
(は?)
俺「ご当家様から故人様縁の御寺院だと伺いまして、枕経、延いてはご葬儀の導師をお願い致したく…」
坊主「えぇでェー、野球終わったら行くから9時半位やな。ワシ呑んでるから自分迎えに来てやwww後お前堅苦しいわ!」
※坊主の会話はほぼフェイクなしのガチンコだwww
ええぇェええ?…(;´д`)
何なんだこの坊主…。先輩、俺イキナリ禿げそうです…。
670:
友人葬もしたよ?www
すんごい長い名前の支部があったりしてカミそうになった事数知れずwww
会葬客ほぼ全てが勤行上げるから会館が地鳴りするよね。
671:
酒飲んで来られても困るので
俺「お迎えに上がりますので、お酒は控えてお待ち下さい」
坊主「だから堅苦しいっちゅうねん!酒飲もうが何しようがワシの勝手やないかい‼︎そんなん言うたら行かへんぞ!」
俺「すいません…」
坊主「な?そうなってくるねん。わかっから文句言うな」ガチャリ
俺「」
えらいとこに依頼しちまったぁ?!
俺「どーしよ、先輩(泣)」
先輩「俺は知らん。枕経と見積りは付いてやるが後はパスだ」
マジか…またもやぼっち。
かーちゃん、俺、若禿げるよ…(;´д`)
675:
一旦先輩に見積りを任せて坊主の住む寺へ向かう事になった。
(やべーゃ…どう考えても変人じゃねーか…どうするべ…(´・ω・`))
地図と記憶を頼りに旧市街地の中にある寺へ到着した。
ぼろっ‼︎なんじゃこれ‼︎廃寺かよ⁈
という位下草は伸び放題、障子は外れている。
何よりも山門の位置が明らかにおかしい…
山門とは寺に入る時の潜り門の事なんだが、普通は山門から見て本堂は必ず正面にあるものなんだ。
京都観光でもした時にでも国宝の東寺や清水寺の様な広い寺、なんでもいいから見て見てくれ。必ず正面にあるから。
でも生臭寺(スンマセン)の山門から見る本堂は、左に寄っていて歪な形をしていた。
住職の性格と同じなのか…(;´д`)
えもいわれぬ心地悪さで坊主のいる場所へ…。
俺「こんばんは、○○会館の俺です。先程は電話で失礼しました?」
ちょっと明るめに挨拶をするが返事がない。
(?)
俺「失礼しまーす…」
靴を脱ぎ、上がり框を上がるとそこには酒を飲んで爆睡する坊主の姿がwww
何してくれてんだこの坊主…(;・`д・)
678:
俺「先生っ先生っ」
坊主「んー?んぁあ…ぁ」
坊主を揺すって起こそうとした。
クッサッ‼︎酒くせぇ?!呑むなっつっただろこのクソ坊主っ‼︎
坊主「誰やお前…」
俺「○○会館の俺です、電話で枕経のお願いを…」
坊主「お?おーおーそうやったw忘れてへんで?用意するから車で待っとけや」
今、完全に忘れてたろ…!
今揉めても仕方ない。素直にここは外で待とう…。
数分後…
坊主「おー、待たせたな。ほないこか」
バタン
俺「宜しくお願いします…」
(くっせぇ)
前途多難だよかーちゃん…(´・ω・`)
679:
車内では延々と野球の話ばかりで故人や当家に関する話は一切しなかった。
(大丈夫なのか、このおっさん…)
当家に到着し、車を降りてもらう。
あれ?あの草履…雪駄じゃねぇ⁈
ビーチサンダルじゃねーか!!
頼むよ?勘弁してくれよ?(泣)
坊主「こんばんわ?ぁ!」
そんな元気な枕経読む坊主が何処にいるwww
坊主「邪魔するでェ?」
喪主「ふぁっ⁈」
680:
そりゃ喪主もびっくりする。
散切りの坊主頭に伸びた髭、ヨレヨレの袈裟に擦り切れた扇子と勤行帳。
酒焼けした声と真っ赤な顔…。
何よりも酒臭い…www
故人の枕元にどかっと座り、一礼した。
胡座なんですか…(´・ω・`)
坊主「ブッセツアミダキョ?ぉ…」
雑すぎ…。
まぁ枕経が始まれば少しの間だけは葬儀屋は用無しだ。外に出て待機しよう。
俺「先輩の言うとおりの変人でした…」
先輩「だからあれ程言ったろうに…」
二人して肩を落として煙草を吸おうとした
時…
ペタペタペタペタ…
坊主「おーい、済んだから帰ろか?、兄ちゃん送ってくれや」
はい?
681:
かなりこの話は長くなるので一旦切ります。
用事してきます。
683:
待ってるでぇ?
684:
ドリフコントのもしもシリーズに出てきそうな坊主だなw
687:
>>684
コントでも何でもなく、ガチンコだからなwww
685:
保守忘れてへんでぇ?
686:
なんか、ミナミの帝王とかに出てきそうな生臭坊主だなw
687:
>>686
萬田はんに懲らしめて欲しいwww
688:
先輩「おい、枕経あげに行ったんじゃないのか⁈」
俺「仏説阿弥陀経でしたよ!雑でしたけどっ!」
坊主「何ぶつくさ言うてんねん、はよせーや!お、お前先輩やんけwまだこんな仕事しとるんかwwwwww」
先輩「お久しぶりです、先生。枕経は…」
坊主「あんなんみんな分からんやろwテキトーに切り上げて来たったw」
最悪だ…。
俺「斎場の確保も御座いますし…もうすこし…」
坊主「かめへんかめへんwwwワシ暇やから電話で教えてw眠たいねん、はよ送って」
先輩・俺「はい…」
当家の敷居を跨ぐの怖すぎ…(;´д`)
当家も自分達が半ば意地で生臭寺を押した処があったからお互い気まずい空気になってしまった…。
689:
面白いw
中にはこんな坊主もいるよな
70

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