怖い話ってやっぱり心霊系より基地外系の方がいいよね -全13話-back

怖い話ってやっぱり心霊系より基地外系の方がいいよね -全13話-


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リアリティあるし
6: 以下、
はよ
10: 以下、
一年前の話。友人に誘われて某MMO(インターネットゲーム)を始めた。
それまでネトゲはおろかチャットも未経験だった私は、たまたま大規模ギルドに拾ってもらい、そこの古参プレイヤー数人にプレイやチャットの手ほどきを受けた。
私のキャラは皆の協力により順調に成長し、いつも楽しくプレイすることができた。皆いい人で、初心者だったというのもあってか私はギルド内でかなり可愛いがられていたと思う。
その古参の中にAがいた。Aはプレイ歴が長くレベルもギルド内最高クラスで、普通じゃお目にかかれないレア装備をいくつも所持しており、皆から一目置かれる存在だった。
Aは私のことをひときわ気にかけていてくれたようで、しょっちゅうレベル上げを手伝ってくれたり、もう使わなくなった装備を気前よくくれたりした。
所属していたギルドは皆の仲がよくリアル知り合い同士という人もたくさんいて、ゲームしながらスカイプをつないで会話したり、メールアドレスの交換も頻繁に行われていた。
メンバーのほとんどが関東・関西圏に集中しており、北海道の私は一度も参加したことがなかったが、オフ会なんかもちょくちょく開催されていた。
ネット内コミュニケーションに免疫がまったくなかった私は、Aを含む仲良の良いメンバー数人とリアルの素性(性別、仕事等)やメールアドレスを教えあっていたが、今思えば、携帯番号や詳しい住所まで教えなくて本当によかったと思う。Aは関西に住む大学生だった。
12: 以下、
その頃になるとゲームにログインしている間中、常にAが絡むようになってきた。
ギルドハントといって、ギルドの仲間数人で狩りをするときはもちろん、たまにソロで遊んでいる時もAからちょくちょく耳打ち(一対一のチャット)がくるようになった。
「○○ハケーン(´・ω・`)」
「今何してるの?1人ならいってもいい?(´・ω・`)」
「もしかして誰かと一緒?(´・ω・`)」
Aからの耳打ちには常に (´・ω・`) の顔文字がついていた。最初のほうこそ律儀に返していたが、ある時別の友達とかなり忙しい狩場に来ていて耳打ちに返信する暇がなく、悪いけどあとで返そうと思い返信しなかった。
すると1分もしない間に、耳打ちではなく普通チャット(その画面内にいる誰もが見えるチャット)で
「(´・ω・`)」
かなり遠くの狩場にいたはずのAがすぐ側に来ていた。
仕方なく狩りを中断して、耳打ちを返せなかったことを謝ると、
「いいよ、○○は僕といるよりも他の人といるほうが楽しいんだよね(´・ω・`)」と言いログアウト。私唖然、一緒にいた友達ドン引き。
この時から私に対するAの普通じゃない執着を感じるようになった。それからというものログインする度、すぐにAからの耳打ちがきた。
「(´・ω・`)」
ゲームには友達登録という機能があり、友達リストに登録している人がログインするとリストの名前が光り、検索をかければどのマップにいるかがすぐわかるようになっている。
Aはこの機能を使って私のログイン状況と、どこにいるかを常に監視するようになった。私はAの行動が怖くなり、しばらくゲームにログインすること自体控えるようになった。すると今度は毎日のように携帯にメールが来た。
13: 以下、
「どうして最近INしないの?(´・ω・`)」
「○○がいないとさみしいよ(´・ω・`)」
「もしかして僕のこと嫌いになったの?僕はこんなに好きなのに(´・ω・`)」
最初の頃はのらりくらりと交わしていたが、私にも私生活がある。Aは大学生、私は社会人。
勤務中だろうが休憩中だろうが真夜中だろうが、時間を問わずに受信されるメールにほとほと嫌気がさし、ある日意を決してAにこんなメールを送った。
「私はゲームしている間はみんなと楽しく遊びたいし、Aだけに特別な感情は抱いてない。真夜中のメールも迷惑になるから控えてほしい」といった内容だった。
するとAから「(´・ω・`)」
お決まりの返信だった。もううんざりだった。それ以来Aとメールのやりとりはなくなり、ゲームもほとんどログインしなくなった。
ログインしなくなって3週間ほど経った頃。ギルド内で仲良くしていた、他の人からメールがきた。
「最近見ないけど忙しいのかな?みんな寂しがってるからたまにはINしてね^^そうそう、Aも大学辞めたとかなんとかで忙しいみたいで全然いないんだよねー」
Aが大学を辞めたとの事。嫌な予感がしたが、その友達には暇になったらログインするね、とだけ返信しすぐにその事は忘れた。
私は当時某資格系スクール講師の仕事をしており、主に無料体験スクールなどのイベントを担当していた。
14: 以下、
無料体験を行った日は、最後に受講者にアンケートをお願いしている。授業の感想や講師の印象、氏名、住所等をWEB上で入力する簡単なアンケートだ。
アンケートを回収し、結果をデータにまとめるのも仕事の一環であり、その日もいつものようにアンケート結果に目を通していた。
そして・・スクロールの手がとまり、目がディスプレイに釘付けになった。
【授業の感想】
(´・ω・`)
【講師の印象】
(´・ω・`)
【氏名】
Aのキャラ名
【住所】
関西
全身の毛が逆立った。受講者の中にAがいたのだ。確かにAがまだ普通だった(だと思っていた?)頃、なんの気なしに北海道の一番大きな都市の、駅前にあるPC系資格学校で働いてるという事を教えたことがある。
恐ろしくなって仕事を早々と切り上げた後、自宅へは帰らずに高を使って200km離れている実家へ非難した。翌日が休みで助かった。
仲の良かったギルドメンバー数人には事情を話し、ゲームを引退することを告げた。Aの近況を知るメンバーからの情報によるとAは北海道で仕事を探している、とのこと。その後すぐに携帯を変え、結婚の為退職し北海道を離れた。
当時迂闊に素性を明らかにしていた私にも非があるとはいえ、顔も知らないゲームの中だけの付き合いでそこまで行動できる人間がいるというのが本当に恐ろしかった。
文章にするとあまり怖くないかもしれないが、あのアンケートを発見した時の衝撃は今でも忘れられない。
そして、これ (´・ω・`) が本当に苦手になった。もう二度とネトゲはやらない。
16: 以下、
こわww
17: 以下、
「なぁ、呪いのキーホルダーってあるのか?」
ある日、大学で同じ専攻のAが俺に話しかけてきた。
俺「何?キーホルダー?」
Aは一言で言うと、嫌なヤツ。
ガタイが良く、小中高でこんなイジメをしてきた、喧嘩で負けたことがない、
なんてことを自慢げに話す。頭の悪いヤツだ。
なんでそんなヤツと繋がりがあるかと言うと、Aは実は情けない程の怖がりで、
自分に霊感があると信じ込んでいるらしく、ちょっとしたことがあると、
オカルト好きで変わった趣味を持つ俺に相談しにくるからだ。
もちろん、何か霊的なことがあったことは一度も無い。
A「そうだよ、キーホルダー。持っていると、数日後に死んでしまう、
とかいう呪いがあるらしいんだ。」
俺「聞いたことないなぁ。まぁ、よくある話じゃないか?」
A「知らないか・・・。もしかしたら、お前の趣味からして、
持ってるんじゃないかと思ったんだが。」
俺の趣味。オカルトグッズ集め。物心ついた頃から始め、
今では相当な数になっている。
18: 以下、
俺「いやいや、第一、もしそんなの持ってたら俺が死ぬだろ?」
A「あぁ、まぁそりゃそうか・・・。でも聞いたことも無い、か。」
俺「俺が知る限りじゃないなぁ。何かあったのか?」
A「実は・・・今、持ってるんだよ。」
俺「・・・?」
Aはカバンの中から、変な形のキーホルダーを取り出し、俺に見せてきた。
菱形の銅版の真ん中に十字架が掘られており、その上にバツ印が描かれている。
はっきり言って安物の、どこにでもあるキーホルダーだ。
俺「これが呪いの?何か曰くがあるのか?」
A「いや、良く分からないんだが・・・。昨日の夜、家でカバンの中見たら、
コレが入ってたんだ。メモみたいのと一緒に。」と言って、そのメモを俺に見せてくる。
19: 以下、
俺「”これは呪いのキーホルダー お前はもう助からない”。
・・・なんか稚拙な文章だな。誰かのイタズラだろ。」
A「そうだよな。イタズラだよな。ったく、腹立つわ・・・。それ、やるわ。」
俺「ん?いらねーよ、こんなの。俺はちゃんとしたモノしかコレクションしないんだ。」
A「あぁ、そうか。じゃ捨てて帰るわ。まったく・・・」
ブツブツ言いながら、近くのゴミ箱にキーホルダーを捨て、Aは帰っていった。
それから2日後、またAが俺のところに来た。何かオドオドしている。
A「なぁ、この前、捨てたよな?アレ、確かに捨てたよな・・・!?」
俺「何言ってんだ?」
A「キーホルダーだよ。ゴミ箱に捨てたはずの!
あれが、またカバンに入ってたんだよ!」
そう言って、Aはカバンからキーホルダーを取り出す。確かにあのキーホルダーだ。
20: 以下、
俺「ほんとだ・・・」
Aは確かに捨てていた。俺も見ている。
A「呪われたのか?もうダメなのか?<俺>、なんとかしてくれよ!
これ、やるよ!お前持ってろよ!」
俺「いや、いらないって。落ち着けよ。
・・・うーん、だけどそれ、もう捨てない方がいいかもな。」
A「何でだよ?じゃあ死ねってのか?」
俺「呪いのアイテムってのはな、捨てようとすると逆効果なんだよ。
捨てれば捨てる程、力が強くなる・・・ってのもよくある。」
A「はぁ?先に言えよ!?ふざけんなよ!一回捨てちまったじゃねぇか!」
もう、こいつは本当に・・・。
俺「あー、じゃあちょっと調べてみるからさ。ちょっと数日待ってくれよ。」
A「数日?何日だよ!急げよ!」
騒ぐAを何とかなだめて、俺は早々にその場を退散した。
21: 以下、
その翌日、俺が図書館で調べ物をしていると、Aがやってきた。
なんだか元気が無い。
A「<俺>、ちょっと聞いてくれ・・・。もうヤバイかもしれん。」
俺「ど、どうしたんだよ?」
A「昨日の夜さ、寝る前にトイレに行こうとしたんだよ。おれ1人暮らしだろ?
でもさ、普通にトイレのドア開けようとしたら、開かないんだよ。
誰もいる訳ないのに、何故か、中からカギ掛かってて・・・。
そしたら、中から声が聞こえたんだよ。しかも1人じゃない、何人かの声が。
おーい、おーい、おーい・・・って呼んでる声が・・・。」
Aは思い出したのか、震えていた。
A「慌てて部屋から飛び出したよ・・・。」
その後、朝までコンビニやらマンガ喫茶で時間潰して、
朝になってから部屋に戻ったらしい。
22: 以下、
A「なぁ、なんとかならないか?頼むよ。そうだ。お前、今日うちに泊まりに来いよ。」
こいつの家には何回か行ったことがあるが、今はちょっと事情が違う。
俺「いや、今日は無理だわ。うーん、そうだな・・・これ、使ってみろよ。」
俺は準備してきた護符をAに渡す。
俺「これ、部屋に張っておけよ。お前のこと守ってくれるハズだから。」
A「おぉ・・・すまんな!ってかもっと早くによこせよ!」
Aは護符で安心したのか、勝手なことを言って帰っていった。
翌日、またAが俺のところに来る。なんだかゲッソリしている。
どうやら護符は効果がなかったらしい。
A「夜中、寝ていると、何か気配を感じてさ、ふと目が覚めたんだ。
そしたらさ・・・部屋に何か居たんだよ。黒い影が部屋の隅に。
で、また聞こえたんだ。呼ぶ声が。今度は俺の名前呼んでるんだよ。
○○・・・○○・・・って。」
Aは頭を抱えている。
23: 以下、
俺「あの護符でダメか・・・」
俺は少し考えて、これは昨日のより強力なものだ、と言って別の護符を渡した。
今できることはこれくらいしかない。
Aはそれを受け取り、フラフラと帰っていった。
しかし、Aの周りには怪現象が起きつづけた。
聞こえてくる声は変わった。
もっと直接的な、死ね・・・死ね・・・死ね・・・という声に変わった。
携帯の留守番電話にも入っていたり、部屋で寝るのが怖くて、
公園のベンチなんかで寝ようとしているときにも聞こえてきた、と言っていた。
Aは1人でブツブツと独り言を言ってることが増えた。
普段から近づく人は少なかったが、以前以上にAに近づく人は減った。
気が狂いかけていたか、もしくはもう狂っていたのかもしれない。
しばらくして、Aは大学に来なくなった。
そしてそれから数日後、Aが部屋で首を吊って死んでいるのが発見された。
24: 以下、
今、俺の手元にはAが持っていたキーホルダーがある。
安物のキーホルダー。
俺が買った、ただのキーホルダー。
Aのおかげで、これは呪いのキーホルダーになった。
ゴミ箱を漁ったり、合鍵作って部屋に忍び込んだり、録音した声を聞かせたりと、
色々努力した甲斐があった。Aが単純な男で、本当にやり易かった。
これで、俺のコレクションがまた1つ増えた訳だ。
『呪いのキーホルダー』
ちゃんと曰く付きの、実際に持っていた人が死んでいる、ホンモノだ。
26: 以下、
鳥取の自販機でお金ちょうだいとか言ってくる浮浪者の話は怖かった
27: 以下、
>>26
なにそれ
28: 以下、
>>27
42 :番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です:2013/12/15(日) 16:17:03.56 ID:2LiV9rW70
怖かった思い出と言えば出張で鳥取のド田舎に3日間だけいた時に遭遇した自販機ジジイ
田舎の自販機って明かりのない道沿いにポツンって置いてあるんよな
俺の宿から一番近い自販機まで200m位あったから面倒くさくて行かないんだけど、夜中2時過ぎまで起きてた時
無性にジュース飲みたくなって仕方なく行った 
ようやく辿りついたと思って小銭入れようとした時、ぬーーって横から手が伸びてきた
えっ?って思考が停止したというか一瞬固まったんだが、自販機裏手の死角になってるところにすげえ身長の低い丸顔ののジジイがおったわ
それが俺の手をつかみながら「ちょうだい、100円、ジュース、100円」って言ってくんの 
買ったばっかりのグッチの小銭入れごと渡して攻で帰ったわ 後ろから「ありがとね、100円、ジュース、またね」って声にはチビるかと思った
2日後の夜にやっと出張が終わって車で帰るとき、別の自販機の前でかがんでる子供がいると思ったらまたそのジジイだったわ
そいつ自販機から釣り銭とるような体勢だったんだが、すれ違いざまに俺の方みてニタァって笑ってた顔は今でも忘れない
2度と行きたくねー
29: 以下、
小学生の頃の話
図工の時間、いじめられっこが粘土で作ったカブト虫がいじめっこにバカにされてた(壊されはしなかったが)
俺はそういうの嫌だった、でも標的が俺に代わるのも嫌だったから
「お前らやめろよ、俺はこれ最強のポケモンだと思うぜ」とわけわからん事を言って
とりあえずその場を収めた
成人式の日、笑顔のいじめられっこから粘土カブト虫を渡された
すごい怖かった
30: 以下、
20代のとき、バイクでの宿無しの旅にすごいハマってて、大学の長期休暇のたびに国内のいろんな所で野宿したり優しい人の家に泊まったりして楽しい旅をしていた。
そういう旅をしていると、「知らない人に泊めて貰う」事にすごく鈍感になって、「カベのある所で寝られりゃドコでもいーや」位にしか思わなくなっちゃう。(たぶん同じ事してた人なら共感してくれるはず)
で、とある超田舎で野宿も出来ない所(野猿が出る)に辿り着いてしまいどうしようかな、と思ってるところに、すごい優しそうなお爺さんが乗った車が急停止してきて、開口一番「ウチ、泊まれよ!」って言ってきた。
今、思えば、「いきなり『泊まれ』なんて言う人初めて見たな…」ってちょっと疑ってた。
完全に安心しきって、お言葉に甘えて泊まりに行ったら、予想通りのボロ屋。
でも、部屋に入ってすぐ物凄い大雨になったので、ツイてたなーって話しながら地酒や山の幸をご馳走になり、風呂もご馳走させていただいた。
31: 以下、
風呂から出ると、雨脚も強まっていて、「このまま2,3日泊まらせてもらうかな…」って呑気な事考えてたら、俺の服がない。
爺さんに聞くと、
「汚れてたから洗濯してやった。乾くまで俺の服を着ていろ。」って言われた。
その服は浴衣みたいな服で、外に出られるような服では無かった。
流石に、その勝手な行いにはかなり腹が立って、
「ドコに俺の服を置いてんだよ!大雨の日に洗濯したら出られねえじゃねえか!」
って激怒して、爺さんと揉み合いになりながら家中の部屋を探し回った。
部屋は居間を挟んで三つ。どこにも俺の服は無かった。まだ探し回りながら、
「風呂に入ってる途中にモノを盗る、完全に物盗りだ!絶対警察に突き出してやる!」
って思ってた。その矢先、便所のドアを開けると、便所が変わった作りだった。
ドアを開けると、便所があって、その向かいもドアなの。両側にドアがある。
どう考えてもおかしい。この先に部屋がある!って思ってドアを開けようとしたら、爺さんが物凄い形相で後ろから組み付いてきて、老人とは思えない力で便器に何度も頭を叩き付けられた。
俺は、物取りへの怒りより命の危険を感じて、全力で爺さんの顔面を殴りつけた。殺してもいいと思った。
爺さんは鼻の骨が折れたらしく、すごい鼻血を出しながら、やっと俺は解放された。
32: 以下、
でも、服や荷物が無い事には外に出られない。
そのドアを開けると…中は、異常な光景だった。8畳くらいの和室の真ん中に、分娩台?のようなベッドが置かれ、畳の上には無数のバイブ。やっとこみたいな工具もあった。
部屋の隅には、黒ずんだ染みの着いたガーゼが詰め込まれている段ボール。
それと、すさまじい異臭。俺の服はその部屋に丁寧に畳まれて置かれていた。
なるべく、周りを見ないように、震える手で服だけを取り、着替え終わると走って外へ出た。
爺さんはまだ便所で気絶していた。死んでいるのか生きているのかどっちでも良かった。
玄関のドアを開けると、大雨。でもかまわず停めてあるバイクへ一直線に走ると、なぜか雨が降っていない。
嫌な予感がしたが、バイクに跨ったままそのボロ屋の屋根を見ると、何本ものホースを束ねて持った、白いTシャツを肩まで捲くった漁師風の浅黒い筋肉質の男が玄関に向かって水を噴射していた。
そいつは「なんでもない目」(としか言い様が無い)で俺を見ていた。目が合ったのはどれくらいだったかわからないけど、すぐバイクでフルスロットル加して逃げ出した。
それ以来、旅はやめた。
33: 以下、
後に、その土地は観光客もほとんどいないので宿もなく、野猿等が出るため野宿も出来ない。
しかし、地理的にパッカー等がそこで一旦休まざるをえない事が多いらしく、ハードなゲイの方々がそこで集団で生活し、パッカー達を慰み者にしているらしい、という噂を聞いた。
でも、俺が見た光景はそんな生易しい物ではなかった。
宿無しの貧乏旅行をしていた人ならわかると思うけど、泊めてくれた優しい人がゲイで、少しイタズラされた、なんてのはパッカー達の間では「よくある笑い話」で片付けられてしまう事が多いので、少しくらいのイタズラなら問題にされない事が多い。
「泊めてもらって、メシまで食わして貰ったんだから少しくらいサービスしてもバチはあたらない。」
そういったパッカー達の心理をホモの方々が狙う様になる、って言うのはわからんでもない。
34: 以下、
406
風呂を覗くくらいなら隠し部屋やあめふらし工作もわざわざいらねと思う
直感的には監禁はあったと思うな
>>466
風呂を覗いたりするくらいで済ましてくれるホモの人たちは基本的にはすごいいい人達ばっかりで、その爺さんは違う人種なんだと思う。
大体は実害が無いのでパッカー達はホモでも泊めてくれればいいや、って言う先入観がまずあった。
それを利用して、「風呂を覗くくらいじゃ我慢できな い人達」が疑わないパッカー達をおびき寄せて手ひどい暴行をしてたのは間違いないと思う。
それと、その時代のパッカー仲間の暗黙の了解って言うか、ホモに犯されたくらいでへこたれるのは根性なしって言う空気があった。
それに、世間的にも「宿も無しに旅に出るほうが悪い」って言う雰囲気だったし。
事件的な事があっても、表ざたにはまずならなかったと思う。
470
あくまで想像だけど
手ひどい暴行を行った場合
加害者は素直に開放してくれるかな
繰り返しやってれば中には告訴する香具師も当然いるだろうしなぁ
おれは殺人までやってそうな気がするけど
相手がパッカーつーのも都合が良いし
>>469
確実に、俺以外の誰かが俺の前後に犠牲になってるだろうね。
憶測だけど、パッカーが旅に出たまま帰ってこなくても、
「元々放蕩癖があったし…」って行方不明扱いになるんじゃないかな。
その家で人が死んでるなんて信じたくないけど…。
俺の事を追おうともしない雨降らしの男は
「こいつが逃げようが、獲物はいくらでもやってくる」って思ってたんじゃないかな。
35: 以下、
一レスで終わる話くれ
36: 以下、
>>35
面白いやつはどうしても区切らねば入らぬ。すまぬ
37: 以下、
霊的な話じゃないですが
3年前、一人暮らしをしていたときの話し。
夜9時くらいに帰宅するとすぐインターホンがなったので玄関を開けると、
40代くらいと思われる女性が立っていた。
宗教の勧誘だったら面倒だな、と思いつつ「はい?」と言うと
女性は部屋を覗こうとしながら
「ここってス○ップの木村タ○ヤさんのお宅ですか?」
確かに俺は木村という苗字で表札も出していたが木村タ○ヤの訳がなく
驚きながら「いや、違いますけど…」と言いドアを閉めようとした。
すると女は閉まりかけのドアを押さえ目を見開き
「本当に?隠してませんか?本当はタ○ヤいるんでしょ!?」
と叫びながら部屋の中に入り込んで来ようとしてきた。
慌てて「いやいや、違うから!」と言いつつ女を外に押し出そうとすると
女は「触らないで!タ○ヤー!いるんでしょ?タ○ヤー!」と暴れだした。
俺はもう何がなんだかわからなくなり「ヤメロ、警察呼ぶぞ!?」と怒鳴ると
女はおとなしくなり逃げるように帰って行った。
都会は変な人が多いな、なんて考えながらもその日は戸締りをし寝た。
38: 以下、
翌日帰宅するとアパートの入り口に
昨日の女とその娘と思われる中学生くらいの女の子が
通りから死角になる場所に立っていた。
俺は驚きつつもダッシュで自分の部屋の前へ行くと
娘が「タ○ヤに会わせて!」と叫んでいて
女は包丁(果物ナイフかも)を持っていて
「タ○ヤを出せ!!出さないと殺すっ!!」
もう目が尋常じゃないくらい血走っていた。
急いで鍵を開けで部屋に飛び込むとすぐに施錠し5分ほどボー然としていた。
警察に電話しようと思いつつ部屋の電気を付けカーテンを閉めようとすると
窓に女と娘が張り付いて中を見回していた。
俺は「うわあぁぁ!」と叫びながらすぐに警察に電話。
パニックになりながらも事情を説明すると
警察は「すぐに警官を向かわせるので施錠をし待っていて下さい!」
女と娘はその間窓を叩きながら「タ○ヤに会わせろ!タ○ヤを出せ!!」と
絶叫している。
俺はトイレの中で掃除用のブラシ(武器代わり)を握り締め震えていた。
5分くらいすると「コラー!何してるー!」と警察官と思われる声が聞こえ
騒がしくなった。
インターホンが聞こえ「木村さん?警察です。もう大丈夫ですよ。」と聞こえ
俺は安堵感で崩れ落ちた。
その後警察へ行き事情を説明し、
女は逮捕(別の木村さん宅にも同じことをし被害届けが出ていた)、
娘は親戚に引き取られたらしい。
さすがに引越ししました。
97: 以下、
>>38
ワロタ
39: 以下、
もっともっと
40: 以下、
私はオカルト話が大好きなのでその日は夜の9時くらいに近くの書店に怖い話の本を買いに行きました。結局3冊買いました。
家に帰って、買った本を夢中で読んでました。一冊読み終わり、ふと時計を見るともう深夜の1時。
まだまだ読めるな、と思い2冊目に手を伸ばす。
2冊目を三分の一くらい読み進めたところで無性に喉が乾いてきたので近くの自販機に飲み物を買いに行きました。
その自販機は私の住んでいるアパートから
坂を下って道路を挟んだところにあります。
私は、道路を横断しようと左右を確認したところ、バス停に黄色いワンピースを着た女性がポツンと立っていることに気がつきました。暗くて顔は見えず、年齢は分かりませんでした。
時計はちょうど2時を回る頃。
なんでこんな時間にバス停に立っているのだろう。
もちろん最終バスは23時です。
「(あぁ、誰かと待ち合わせでもしているのかなぁ。)」
そう考え直した私は気にせず道路向かいの自販機に向かいました。
ポカリスエットを買って、また、道路を横断しました。
前述しましたようにその頃はパソコンが壊れていたので携帯からmixiをやっていましたので、暗い夜道、携帯の画面を見ながら歩いてました。そしてバス停の前を通り過ぎるときに、ふと先ほどの女性のことを思い出し、携帯から目線を横に逸らしバス停を見ると、
例の女がバス停の置物をガシッっと両手でつかんで時刻表の欄に顔を1センチもないくらいのところまで近づけていました。
いくら目が悪くてもそこまで顔を近づけないことくらいわかります。
いきなり目に飛び込んできた異様な光景に呆気にとられ、ビクゥッと体が縮み上がりその場で立ちすくんでいると、女はその体勢のまま
キッ!!っとこちらのほうを向き直りました。
オカルト好きな私ですから、こういうときの女の表情といったら大抵は睨んでいるんだろうなと思ってましたが、その女は無表情・・・。
私を一通り見つめると、また、バスの時刻表に顔を近づける。
私は全身に冷や汗を感じ、全力で家まで走って帰りました。
あれが、ただの変質者だったのか霊だったのかは敢えて追求しませんが、とにかく怖かったです。
翌日、たまたまバスに乗るため、そのバス停に立っていて気づいたことなのですが、
女が見ていた側には時刻表などありませんでした。
41: 以下、
大阪の泉の噴水の女の人だっけ?
あれ結局何だったんだ
42: 以下、
>>41
わからんが一年前探しに行った時はいなかった
かなり前に盛り上がった話だよな
43: 以下、
小学校のとき、先生に知能に障害がある子のうちに遊びに行かされた。
彼は脇目もふらずにドラクエ3をやっていて、正直、「こいつでもドラクエとかわかるんだなあ」と思った。
三十分ほど彼のプレイを見ていて、とても悲しい事に気が付いた。
彼がそのゲームでやっているのは、
アリアハンの周りでスライムとカラスを倒す、ただそれだけだった。
パーティにただ一人の勇者のLvは50を越えていた。彼は永遠、素手でスライムを殺し続けた。
とても楽しそうだった。
先に進めてやろうと思い1コンに手を伸ばしたら凄い剣幕で怒鳴られた。
なんて怒鳴られたか聞き取れなかったけれど、とにかく怒鳴られた。
それを見て彼の母親が「ごめんなさいね、○○ちゃんはファミコン大好きのよ」と僕に謝った。
彼はドラクエ以外のソフトは持っていなかった。
僕はそれ以来、ゲームをやらなくなった。
以前のようにゲームにのめり込めなくなってしまったのだ。
コントローラーを握るとやるせなくなった。
友達の家に行ってもみんながやるのを見ているだけだった。
その間、僕はゲームに興じる友達の背中だけを見るように努めた。本当にむなしかった。
その内に、僕はファミコンを憎むようにさえなった。
今までの人生の中で、あんなに何かを憎んだことはない。
それは真夜中に僕を目覚めさせた。
ゲームなんかこの世からなくなってくれと本当に願った。
僕はソフトを彼に全部あげて、本体は捨ててしまおうと思ったが、兄に怒られそれすらできなかった。
一人暮らしをしている今でもゲームは嫌いだし、もちろん家にも置いていない。
時々、彼と、永遠に世界を救えなかったであろう彼の勇者の事を思い出すと、
とても悲しくなる。
45: 以下、
怖くはないが、悲しくなるな
46: 以下、
もっとくれ
47: 以下、
僕の家の隣に女の子が越してきたのは小四の夏休みだった。
彼女の家庭にはお父さんがいなかった。
お母さんは僕の目から見てもとても若かったのを覚えている。
違うクラスになったけど僕と彼女は仲良くなった。
彼女はあまり明るいほうではなく、女子の友達も少なかった。
本ばかり読んで親しい友人のいなかった僕と彼女は
お互いの家に遊びに行くほど仲良くなった。
そのうち彼女は愚痴を言うようになった。
母親がすぐ殴ること。
同じクラスの女子が意地悪をすること。
すきな男の子ができたけどその子はほかの女子にも人気があること。
最初は僕のほうがよくしゃべっていたけれど、
この頃からは一方的に彼女が話し僕が聴くようになっていた。
ある日を境に彼女は学校に来なくなった。
好きだった男子の取り巻きたちにいじめられていたのが理由だ。
彼女は僕に会うたびに自分をいじめた女子が憎いといった。
そのいじめを見てみぬ振りしていたクラスの皆も憎いといった。
そして現実味のない復讐やクラスメイトの悪口を延々と話し続けた。
僕はただ黙って相槌を打っていた。
中学に入ってから彼女の素行が荒れ始めた。
夜遅くまで帰ってこないようになり、これ見よがしにタバコをすい始めた。
家庭環境も悪化し、深夜にいきなり親子喧嘩が始まったりもした。
一度は警察が彼女を迎えにやってきた。この頃から近所と折り合いが悪くなり、
中傷ビラや落書きなどの悪質な嫌がらせが彼女の家に行われた。
一度は郵便受けに刻んだ猫が入っていた。
僕も母に彼女と付き合うのをやめるよう言われた。
49: 以下、
僕が高校を出たとき、彼女は部屋に引きこもるようになった。
僕も彼女の姿を見ることがめっきり減った。
めっきりふけこんだ彼女のお母さんに話を聞くと
昼は絶対に出てこない。
ご飯は部屋の前においていく。
深夜になるとトイレに行くときだけ出てくる。
そんな生活を送っているようだ。
僕は久しぶりに彼女に会いにいった。
彼女は僕に会うのを拒絶した。
扉越しに帰れと怒鳴った。
何を話しても黙っていた。
一度なんかはドアがあいたと思ったら味噌汁をかけられた。
ちらりと見えた彼女はげっそりと青白くやつれていた。
絞った雑巾のようだった。
僕は毎日彼女に会いに行った。
親とけんかした。
やっとできた友達と疎遠になった。
それでも毎日彼女の部屋まで会いに行った。
そのうち彼女は扉越しに話をするようになった。
悪い仲間と付き合っていたこと
万引きが癖になって警察に捕まったこと
恋人ができたと思ったら避妊に失敗して子供ができたとたんに逃げられたこと
助けてほしくて相談した母親に半狂乱になって殴られたこと
子供をおろしたこと
死のうと思ったこと
手首を切ったこと
昔と同じ様に彼女が一方的にしゃべり続け、僕は相槌を打つ。
意見を求められたときはなるべく無難な意見を言う。
50: 以下、
そのうち彼女は部屋を出た。アルバイトも始めた。
だんだん性格も明るくなり始めた。
彼女のお母さんから泣きながらお礼を言われた。
ある日、彼女は近所の団地から飛び降りた。
下が植え込みだったこととたいした高さじゃなかったために一命は取り留めたが
脊髄が傷ついたために今後の人生は車椅子のお世話になるそうだ。
ベッドに横になった彼女はなきながら謝った。
親や僕に迷惑をかけていたのがすごく申し訳なかったから飛び降りたんだそうだ。
泣いている彼女を慰めた。
寝転んだまま泣いている人を慰めるのは難しいと思った。
慰めながら彼女にプロポーズした。
結婚を前提に付き合ってくれるように頼んだ。
彼女は全身の水分を絞りつくすようにして泣きながら
「本気?私でいいの?本当にいいの?」
と何度も聞き返した。訊かれる度にうなづき返した。
君のことがずっと好きだった。
顔をゆがめてクラスメイトの悪口を言っていたときも
悪い友達と付き合って荒れていたときも
一方的に愚痴をしゃべり続けていたときも
君が泣きながらお母さんが自分を殴ることを告白したときも
引きこもって別人のようにやせたときも
小学生の頃に君が好きな男子の名前をその取り巻きたちに教えたときも
君の家のポストに入れる猫を刻んでいたときも
足の感覚を失い白いベッドに飲み込まれそうに小さく横たわっている今も
ずっと君が好きだ。
これで完璧に君は僕だけの「彼女」だ。
僕たち今度結婚します。
51: 以下、
そんな怖くないかもだけど当事者としては洒落にならなかったので
失礼しますよっと
私が体験したと言うか私の親と彼氏の親が体験したと言うか…
霊より私が怖かった話
三年前のこと
当時私には付き合って三年になる彼氏がいた
性格は正反対だったけど仲良かったし、尊敬できて
このままずっと一緒にいるんだろうな、と思ってたんだけど…
ささいなことで喧嘩したその日に彼氏が事故で亡くなってしまった
面識があった彼氏の親からの電話で聞いた時はよく理解できなくて
ぼーっとしてたんだけど、気づいたら両親に連れられて病院にいた
顔はそんな傷がなかったのだけははっきり覚えてる
ここから記憶がぶつ切り
なのでここからは親から聞いた話
私はたまにぽろぽろ泣いたりしてたみたいなんだけど
病院で彼氏に対面した時号泣した以外は、終始ぐったりして大人しかったらしい
静かすぎて逆に周りがハラハラしたと
何日か経ってもそんな状態だったから一旦休職させて親は私を実家に連れて帰った
相変わらず話しかければ反応はするしご飯も少しだけど食べるんだけど
明らかに私はぼーっとしてたらしい
虚ろと言うか、世界が現実感なく見えてた
52: 以下、
家の親は早寝で眠りが深いので
あまり夜中別の部屋にいる私の様子は知らなかったんだけど、
たまたま起きた時部屋の前を通ると大体パソコンいじってる気配がしてた
まぁ何かする気になってるならよかった、と思ってた
四十九日も目前って時に家に彼氏のお母さんから電話が来た
「○○ちゃん(私)最近どんな様子ですか?」って何か含んだ感じで聞かれたから
「相変わらずですが…○○に何か?」って聞いたら言いづらそうに話してくれたらしい
前日の夜、彼のお母さんが彼の遺品を片付けていた
色々思い出して泣いていたら急にプップップッと電話を発信する様な音がする
音の出所を探すと彼の愛用していたノートパソコンから聞こえているようだった
電源を入れた覚えもないので不思議に思いながら開くと
Skypeが立ち上がって勝手に通話を発信している
発信相手は私
すぐに相手が出なかったことを知らせるツーッツーッという音になったけど
何もいじってないのに不思議だな、と気になって
私との通話やメッセージの履歴を開いたらしい
そうしたら昨日までの着信履歴びっちり
ぞっとして私の親に連絡したらしい
53: 以下、
パソコンに疎い私の親も説明されてびっくりした様でその日の夜、
相変わらずパソコンに向かう私に話しかけて画面を覗いた
夜中なのでパソコンの液晶の明かりの中ぼーっとマウスを動かしてる私
画面は彼氏への発信中
相手が出ないので発信が切れる度無表情で再度発信を繰り返す
切れるまた発信する
ぞっとして思わず居間へ引っ張って行き「何してるの!」と怒鳴ったらしい
私は「出ないから…」とか言ってたらしいがこんこんともう彼氏はいないこと、
このままじゃお前も死んでしまう、と泣きながら諭されて
ようやく何かを理解した様に大泣きしだした
親もあまりに私が抜け殻状態すぎて彼氏のことにあまり触れないように
腫れ物扱いだったから怒鳴られてようやく現実が認識できたのかも
何時間も泣いて泣き止む頃にはなんとなく正気な感じになってた
ここからは覚えてる
たぶんあまりにも急で理解しようしようとして、
できなくて彼氏に聞こうとしたんだと思う
よくSkypeで話してたし、物知りな彼氏によく色んなことを聞いてたから
霊的なのは電源が点いていなかったはずの彼のパソコンが勝手に点いて、
私に発信したことだけw
ちなみに後で見たら私の方にも履歴は残ってた
54: 以下、
そんなことより真夜中にひたすら死んだ彼氏に発信をし続ける私の姿と、
彼のパソコンの履歴のが完全に洒落にならない怖さだったと思う
私の親と彼氏のご両親には怖い思いと心配かけて本当に申し訳なかった
勝手な解釈なんだけど彼からの発信は、
本当に後追いでもしかねない様子の私を見て
彼が四十九日が終わる前に親達に知らせてくれたんじゃないかな、と思ってる
最後まで心配と手をかけさせっぱなしだった
ただのパソコンの誤作動かも知れないんだけどね
後日お墓参りに行って彼氏に一緒にいてくれたことも含めてたくさんお礼言っといた
余計なお世話だし当たり前のことなんだけど、
家族でも恋人でも友人でも今一緒にいれる人を大切にしてださい
私は喧嘩してひどいこと言っちゃって謝れないままなのを今でも後悔してる
つい先日が彼の命日で、ようやく穏やかに彼を思い出せるようになったので、
何年もたくさん励ましてくれた友人に結婚を前提にした告白の返事をしよう思う
中々、人に話せるような話じゃないので書き込んで気持ちの整理ができた
長くてつまらなかったかも知れないけど最後まで読んでくれてありがとう
55: 以下、
怖いわ
56: 以下、
いいぞもっとだ
57: 以下、
んじゃ失礼して、心霊とかとは違う気がするが
先日、車にのってちょっと買い物に出かけたのよ。
んで目的地に向かって走ってたら前に車が入ってきたんだ。
最初は別に気にもしてなかったんだけども、ふとなんか気になったのよ。
その車の運転手、なんかうるさいくらい助手席の奴に話し掛けてるんだよ。
まぁ後ろから見てたんで黒いシルエットしか見えないわけ。
でもなんかこう助手席向いたり体近づけたり、
あんまりその動きが激しいもんで俺さ、
「こいつちゃんと前みてんのか?彼女かなんかしらんが事故に巻き込むなよ」
っておもったのよ。
そしたら前の車が右折のために車線変更して赤信号で止まったわけ。
そうなると必然的にその車と並ぶじゃない?
んで見たわけよ、どんな奴がどんな奴に話し掛けてるのか、気になるからさ。
運転手は中年くらいだった。
んでそいつが今信号待ちしてる間も話し掛けてる相手はさ
マネキンなんだよ。
一気に鳥肌たってすぐに目そらした。
んでそのままその車は右折していった。
俺はその日おとなしく家に帰って寝たわ。
58: 以下、
まあ聞いてくれ。
俺は霊感とかそういうのは持ち合わせちゃいない。
だけど恐怖と言う意味では、幽霊なんぞよりもよっぽど恐ろしいモンがある。
昔、小さい印刷会社みたいなとこで働いてた。
ホントに酷い会社で、筋モンの作る偽物の株券とか、政治団体の中傷ビラとか、法律にひっかかる様なことをフツーにしてた。
でも悪い事ばっかじゃないのもあった。
小学生の女の子が親と一緒に来た。
猫を探すために持って来た手書きで書いた紙。
コレをたくさん印刷して欲しいって。
ぶっちゃけ個人の依頼なんざ受けてないし、「コンビニでコピーした方がよっぽど安上がりだ」とわざわざ上司が教えてあげてたんだが、「貯めたお年玉全部出すから」ってきかねえんだよ、そのがきんちょ。
馬鹿だよな、こんな怪しい会社に要りもしないビラ代取られるのなんて。
でも、多分、あんときは皆一丸となったね。
この子を助けてあげようっていう何だか分からん義務感。
色々手直しして、それは立派なビラを大量に刷ってやった。
猫の写真とか借りて、手書きじゃなくてカラーに写真入印刷した。
59: 以下、
で、納入日。
上司がその親子に頭下げんだよ。
ビビッタね。
モンモンにも絶対に引かない鬼みたいな上司だったから。
最初、何で頭下げんのか、馬鹿な俺は分かんなかった。
でも他のみんなは気付いてたと思う。
「誠に申し訳ありません。プロとしてやってはいけないことをしてしまいました。原本を無くしてしまいました」
だとさ。
何言ってんだこの人、とか思ったよ。
でもその後に出た言葉が痺れたね。
「お詫びと言っては何ですが、代わりを用意しました。もちろん御代は結構です。契約不履行ですのでペナルティーとしてビラの配布も手伝います」
もちろん無くしてなんかないし、むしろ、作業室の壁際にずっと貼ってあった。
コイツなら掘られてもいいやってマジ思ったね。
ま、そん時仕事なくて、ヒマしてたってのも大きいんだがな。
ん? 猫ちゃん見つかったよ。
ちょっと離れたところにあるアパートで婆さんに餌付けされてた。
ビラのおかげか、婆さんが連絡くれたんだってよ。
まあ、そんな感じの倒産寸前のアホだらけの会社だったんだよ。
ゴメンな話逸れちまった。
60: 以下、
そんで、こっからが怖い話なんだわ。
前置きなげーよな。
まあ男は長持ちする方がいいって言うだろ。
カンベン。
当時、あるチンピラがどっかの事務所の金ちょろまかしたらしいんだよ。
まあ良くある話。
んで、風俗とかサウナとか焼肉屋とかラブホとかあっち系列の店に配るためのビラの仕事が来たんだわ。
大概は探偵とかそういうので探して見つけ出して、かっちり追い込みかけておしまい。
でも今回は人海戦術ってやつでいくらしいんだとさ。
なんでも下の奴らの忠誠度を試したいんだってよ。
ウチの会社が儲かるから事情はどうでもいいんだけどな。
最悪なのは俺とソイツがスロ仲間だったこと。
連絡先も家も知ってたんだよ。
写真見せてもらった時、ヤバイって思ったね。
マジで悪魔と天使が頭の中でケンカしたよ。
俺が一言言えばこの話はそれで終わりだ住所と電話番号いま言えばすぐ終わる多分ボーナス出るぞ、って悪魔が言うんだよ。
いやまてそれでもお前は男か短い付き合いでも仲間は仲間だろ台譲ってもらったりメシおごってもらったりしただろ、って天使が反論。
61: 以下、
グダグダ頭の中で考えてる内にもう受注してたよ。
後悔ってよりも、しーらねとかそれぐらいにしか考えてなかった。
でもまあ仲間ってのは嘘じゃないって後で証明されたんだよ。
俺が仲間だと思ってるってことは向こうもそう思ってたってことだ、残念ながらな。
次の次の日くらいかな。
夜中にそいつが俺んち来たんだわ。
ピンポンピンポンほんとうるさくて、苛立ちながらドア開けたら、そこにゴリラみたいないかついアイツがいやがった。
ああ、もうこの際こいつゴリラな。
で、ゴリラが事情を説明するんだけど、もうこっちは帰って欲しい気持ちで一杯。
大体俺、ゴリラ語わかんねーし。
まあ冗談は置いといて、事情勝手に話すんだよ。
ウチに上がりこんで。
すっげーありきたりな理由。
借金だって。
病弱な妹がいるとか、潰れそうな施設に寄付するために必要ってんなら俺も同情したよ。
だけど、そいつは女がらみだった。
身の程知らずにも高級クラブのおねえちゃんに金貢ぎ続けて、借金しまくったんだとさ。
今更、その女に騙されたとかウホウホ言っても意味ないし。
それより早く出て行って欲しいって気持ちがデカかった。
俺がマークされてるとは思えないが、万が一ってことがある。
62: 以下、
溺れるものは藁をも掴むって格言、誰が考えたんだろうな。
ゴリラは俺を渾身の力でガッシリ掴みやがった。
もしここから追い出してオレが捕まったら共犯者としてお前の名前出す、って脅し始めた。
マジどうすりゃいいんだよ。
今になって思い出すと、さっさと筋モンに引き渡せば良かったと思うし、それが出来ないなら誰かに、例えば上司とかに相談すれば良かったって思う。
でも俺はそいつをかくまっちまったんだ。
おかげで足の小指を無くしちまうんだが、それは後で話す。
それから数日間は精神的にきつかった。
昼は仕事でゴリラの顔を刷る。
筋モンが新しい情報をいれろってんで、次々に新しいビラを作るんだよ。
疲れてアパートに帰ったらゴリラがいる。
もう俺の生活ゴリラだらけ。
ここはどこの動物園だっての。
最初の内は畜生でも罪悪感があったのかゴリラは大人しかった。
だけど部屋にこもるのが飽きたのか、色々注文つけるようになった。
やれコーラが飲みたいとか、雑誌買って来いとか、ラーメン食いたいとか。
早く出てって欲しかった。
まあ流れ的に分かると思うけど、ゴリラは背中に絵が描いてある怖い飼育員たちに捕獲されたんだわ。
64: 以下、
ある日、部屋に帰ったんだよ。
玄関開けた瞬間に、いきなり部屋の中に引きづりこまれたんだ。
ガチャッグワッって感じ。
わけも分からず口にガムテープ、手と足には多分梱包用のビニールヒモ。
あれ手に食い込んで痛いし、何か熱持ってるみたいになるよな。
手と足のビニールヒモで一つに縛り上げられて、ゴロンって床に転がされたんだわ。
ホント手馴れてたって思うよ。
抵抗しようと思う前に手と足の動きが封じられてた。
やばいやばいって気持ちが頭ん中で一杯だったんだが、ゴリラがいないのが気になった。
で、その中の責任者みたいな男が床に転がった俺の目を見て話し始めた。
妙な発音の異常に甲高い声で耳にキンキン響く声だった。
悪魔の声ってのは、ああいう声なんだと思う。
「お前、アイツの仲間か?」
俺は大袈裟に首を横に振った。
床に頭がゴンゴン叩きつけられたけど、そんなのに構ってる場合じゃなかった。
「ここお前の部屋だろ、仲間じゃないなら何なんだ?」
説明しようにも口にガムテープがグルグル張られててモガモガ言うことしか出来なかった。
まあ向こうも俺の存在は謎だったらしい。
「取りあえず場所変えるぞ」ってさっきの甲高い声の男が周りの男に指示した。
真っ黒い窓のないバンみたいなのに乗せられて、タオルかなんかで目隠しされた。
時間間隔とか良く分からん。
一時間くらいは走ってたと思う。
バンを降りて、歩かされて、タオル取られたら目の前に全裸のゴリラがいた。
66: 以下、
コンクリートの床に寝転がされたゴリラはうーうー唸ってた。
たまにごほごほ咳き込んでたんだが、意識は混濁してたんだと思う。
鼻の位置と頬の位置が同じに見えるくらい顔がパンパンに腫れてた。
体中が青とか黒とか様々な色の斑点が出来てた。
多分殴られすぎて、色々なところが内出血してるんだと思う。
こっちには気付いてないみたいだった。
俺はガムテープを一気に剥がされ、さっきの男にまた耳障りな声で質問された。
「おい、お前コイツとどういう関係なんだ?」
多分、ここの答えを間違ったら俺もゴリラみたいになるってことは良く分かった。
俺はゴリラとパチ屋で知り合って、その縁から俺の家に居座られたことを説明した。
甲高い声の男はあまり聞いてないように見えた。
「本当か? 助かりたいからって嘘ついてねえか?」
俺は全力で否定した。
「確かにスロ仲間でメシ食いにいくくらいの仲の良さではあったが金を盗んだりはしてない」ってことを強調した。
だがこれが裏目に出た。
「なんでお前、コイツが金パクったって知ってるんだ?」
68: 以下、
自分が墓穴を掘ったことを理解して、俺は黙ってしまった。
数日も一緒にいるんだからソイツが何をしてどんなヤツに追われているかぐらいは知っていてもおかしくないだろ?
だけど俺はビラ刷りの会社の社員だったからもっと細かい内情を知っていた。
それの罪悪感から黙ってしまった。
「まあいいや、おい」
甲高い声の男は近くにいた男たちに声を掛けて、何やら準備し始めた。
そいつらはゴロゴロ何かを転がして、ゴリラの近くにそれを置いた。
ドラム缶だ。
「まさかこいつらゴリラをコンクリート詰めにでもするのか」とか俺はお気楽なことを考えていた。
コンクリート詰めで済むのなら良かったんだよ、ホントに。
男たちはゴリラをドラム缶に四人がかりで入れていた。
ゴリラは全く抵抗をしないで、すんなりドラム缶に入れられてた。
アイツがやったことはうーうー唸るだけだった。
「いいこと教えてやるよ、お前らが捕まったのはコイツのせいだ。デリヘリ頼んだんだよ。笑えるだろ? 自分から俺たちに場所を知らせてくれたんだわ」
俺はゴリラの厚かましさに呆れると同時に、無用心さに腹が立った。
「逃げている最中に何てことしやがるんだ」と。
70: 以下、
「あんな端金はもういい。コイツには落とし前をつけてもらう。俺たちをおちょくりやがったってことが大問題なんだ。俺たちはなめられたら終わりなんだよ。
なあ、おい。お前がどこの誰かなんてことはどうでもいいんだ。コイツと一緒に俺たちをコケにしたのかどうか、それがききてえんだよ。
お前がウチの事務所から金をパクってないってどうやって証明するんだ? これからお前はコイツとしばらくいてもらう。その後にもう一度だけ質問する。いいか? どれくらい掛かるかわからねえけど、しっかり考えろよ? まあ個人的には同情するぜ」
甲高い声の男は一気にそうまくし立てると、傍らの男に声を掛けてそこから出て行った。
俺はこれから始まることへの不安から、震えちまった。
もう心の底からブルっちまった。
無理矢理椅子に座らされて、例のビニールヒモでグルグル巻きにされた。
そのまま二人の男に椅子ごと抱え上げられて、ゴリラが入っているドラム缶の前に置かれた。
ゴリラの顔の前から50センチくらいしか離れていなかった。
こんな不幸なお見合いはないだろ?
ゴリラはうーうー唸ってた。
俺も抵抗する気は起きなかった。
ただ早く開放されることだけを祈ってたよ。
82: 以下、
五人の男たちが俺たちの周りで作業をしてた。
いかにもな風貌の男たちは嫌々動いているように見えたのは気のせいじゃないと思う。
ドラム缶の中に太いホースが突っ込まれた。
そうだな、ちょうどコーラの500mlの缶ぐらいの太さだと思う。
間抜けにも俺は「ああやっぱりコンクリートか」ってビビッてた。
そのホースは変な容器に繋がってた。
服とか小物を入れるでっかいプラスチック製の容器あるだろ? 
あんな感じの容器が頭についてる俺たちの身長くらいの足の長いキャスターに繋がってたんだわ。
おい何だよ、何すんだよ、ってつま先からつむじまでブルってた。
作業が終わったのか、最終チェックみたいなことをした男たちは俺に目線を向けた。
そして意外なことを言った。
「おい、きつかったら目を閉じてろよ。頑張れ」
一体何が始まるのか、何でそんなお優しい言葉をかけるのか分からなかった。
ドラム缶のゴリラ。
その目の前にいる俺。
「じゃあ俺たち行くわ、頑張れよ」と言って男たちはそのキャスターに付いていたレバーを引いてそそくさと出て行った。
ここがどこなのか、あの容器が何なのかを知らなかった俺たちだけになった。
83: 以下、
ボトッと、コンクリートにしては固い音がした。
その塊が落ちてきたのを皮切りに、ざざざざざざっ、と流れるように何かが容器から落ちてきた。
ゴリラはうーうー唸るのをやめ、今度はぎゃあぎゃあ叫びながら身をよじるのに必死になっていた。
最初はホースがドラム缶の中に突っ込まれていて、何が中を満たしているのか分からなかった。
だがすぐにドラム缶が一杯になり、その正体が分かった。
蟹だ。
こぶし大から、小指の爪くらいのサイズの蟹が溢れんばかりにゴリラの入っているドラム缶を満たしたんだ。
何でこんなことをするのか最初は分からなかった。
たかが蟹が何だってんだ。
ゴリラと蟹の味噌汁でも作るのか、とそれはそれで怖いことを想像した。
だがしばらく身をよじっていたゴリラが咆哮にも似た叫び声を上げ始めた時に、俺はその恐ろしさを目の前で、本当に50センチくらいの目の前で意味が分かった。
「おい、おい!!! 助けてくれ!! コイツら、オレの中に入ってきやがった!!!!」
ゴリラは脂汗を流し、耳をつんざくような大声で叫びながらも俺に助けを求めた。
蟹がゴリラの体を食い破り、内部に入ってきただと?
84: 以下、
ゴリラは俺が動けないにも関わらず、ケツがいてえ! とか、足が足が! とか身体のパーツをことさらに強調した。
やめてくれ。
想像したくねえ。
だが、目の前にいるゴリラは最早叫び声とは言えない雄たけびを上げ続けてた。
そしてゴリラは何時間も叫んだ。
いや良くわかんねえ。
何時間とか何分とかどれらいの時間が経ったのかは。
口の中に泡と血だまりができて、目と鼻から血が出ていたが、それでもゴリラは叫び続けた。
顔が赤から真っ青になっていき、血反吐を蛇口の水みたいにげえげえ吐き始めたころに、蟹たちは次の侵入場所に気付きやがった。
蟹たちはゴリラの顔めがけ、ギリギリと変な音を出しながら口や目に纏わり付いた。
ゴリラは叫び、首を振り続け、ドラム缶に頭を叩きつけるが、蟹たちは許してくれなかった。
見ちゃいられなかったが、どうすることも出来ない。
身をよじって、よじった。
固定された椅子ごとドラム缶に体を叩きつけたが、ゴリラの体重と蟹どもの体重のせいでビクともしなかった。
俺の耳がゴリラの絶叫で痺れ、音が聞こえ辛くなった。
最後に、げへ、という何とも間抜けな音を出し、ゴリラは静かになった。
86: 以下、
ガサガサとドラム缶の中で音が鳴り続けている。
ゴリラは痙攣したようにビクビク動いているが、ゴリラが動いているのか、中にいる蟹が動かしているのか区別が付かなかった。
目玉を押し出し中から蟹が出てきたところで俺の意識も限界を迎えた。
ガサガサという音で気付いた俺は昔ゴリラだった何かが蟹の動きに合わせて動いているのを見て吐いた。
地獄がどんなところか知らないが、あれより酷いところだとは到底思えねえ。
蟹どもはゴリラの体に纏わりつき未だに齧っていた。
ゴリラの体が傾き、俺めがけて首が折れた。
その拍子にドラム缶から蟹があふれ出て、目の前にある生きた獲物に標的を変えた。
俺は絶叫した。
足元にボトボト蟹どもが落ちてくる。
足に纏わり付く。
最初はくすぐったいくらいで、次にかゆくなってきた。
椅子ごと体をよじってもあいつらはどんどん俺の足に纏わり付く。
その内、小指に激痛が走り、俺の中にも蟹が侵入してきたことに気づいた。
87: 以下、
ドリルで穴を開けられるほうが万倍もマシだろう。
爪をちょっとずつ引き剥がし、俺の中に入る努力をしている。
脱糞し、失禁したが、蟹は許してくれない。
ノドがぶっ壊れようが、絶叫が何の意味もなかろうが、俺は叫んだ。
が、蟹どもは俺の体に入ろうとした。
気が狂うと思った、もう気が狂ったと思った。
甲高い声が聞こえて、何人かの男たちが叫びながら蟹を払い飛ばした時、俺は安堵からか、ブツリと頭の中で音が聞こえて、気を失った。
「おい、生きてるか!? おい!!」
頬を張られる感触で起きた。
目の前にいる甲高い声の男が天使にも神にも見えた。
足の小指がジュクジュク痛む。
小指だけで済んだことを歓喜して涙を流した。
「起きたか?」
甲高い声が俺に質問する。
俺は、あうあうと声にならない音を上げた。
「質問に答えろ。お前はコイツの仲間か?」
ドラム缶を指差し、甲高い声の男は俺に質問した。
ねじ切れるほど首を横に振り、鼻水と涙とよだれで窒息しそうになったが、違うことを伝えようとした。
88: 以下、
甲高い声の男とその取り巻きどもは、流石に納得し、俺のビニールヒモを解いた。
足腰に力が入らなかったが、小指の痛みで足がまだあることが分かった。
その後、バンに詰め込まれ、アパートの前で蹴り出された。
一週間以上、何も食べれなくなり、外に出れなかった。
どういう理由か分からないが、バイト先の上司が見舞いに来て、茶封筒を置いて出て行った。
中には札束が入っていた。
幽霊なんぞ可愛いもんだ。
蟹のドラム缶風呂以上に恐ろしいモンがこの世に存在することを俺は知らない。
63: 以下、
巨頭オが1番苦手
巨頭オ
http://terakowasu.blog.fc2.com/blog-entry-281.html
65: 以下、
>>63
あれは普通に心霊系とちゃうか?
怖いよな
72: 以下、
>>63
あれオじゃなくて→って説があるな
73: 以下、
>>72
目から鱗
言われてみればそれ矢印に見えるな
77: 以下、
スレタイめっちゃわかるわ
霊的なやつは全然怖くないし聞く気もしない
76: 以下、
続きはよ
90: 以下、
学生の時の話を一つ投下。
霊的な話ではないが、今までで一番恐怖を感じた洒落にならん話。
自分は大学生の頃(数年前)行きつけのネカフェがあった。
別に安いってわけでは無いが、かなり綺麗だし、
椅子のすわり心地も良いのでよくオンラインゲームや漫画を読みに行っていた。
そんなある日帰るのが面倒臭くなり朝まで寝ることにした。
(清算時に勝手に一番安いプランになる)
大体夜中の2時位かな、
いきなり通路を挟んで真後ろの席で「ヒホーヒー!」とか、「ぼおおお」って
中々でかい声で騒いでるわけよ。
声は女って分かったんだけどマジでうるさい。
店員も注意する気もないし20分くらいそれが続いて、
俺もブチギレてそいつのドアに裏拳で「バン!」って一発かましたんよ。
そしたらやっと静かになったけど、まーたブツブツちっさい声だけど言い出すのよ。
このイカレタ女どんな奴だよ、と思って取りあえず自分の室内から覗こうとした。
(ネカフェってドアが下まで無いの多いじゃない?分かるかな)
実際のぞいても椅子があって見えないはずなのに何で俺も覗いたんだろうな?
これが大失敗だった。
100: 以下、
屈んで覗いたらさ、椅子が横に移動されてて机の下が見えるのよ、
んでその女その机の下に入って体育座りしながらバッグのジッパー開け閉めして、
顔だけ俺の方向いてるのww
完璧目合ったわ。正直泣きそうになった。
なんで?何であんなとこにいんの?何で俺の方みてんだ?
何で俺の室内を下から見てんだ?もう完璧パニック。
帰りたくても電車もないし煙草吸って落ち着こうとブルってたら、どうも後ろから
「フッ・・ンフ・・フッ」って小さく聞こえるのよ。
即効後ろ振り向いた。
はいビンゴ、そいつが俺の室内のドアの下でしゃがんでるのよ笑いながら。
(そいつは多分しゃがみながら自分の室内から出てきたんだな、ドアのガラガラ音聞こえなかった)
101: 以下、
「ポポーーーーーーーン」とか言って笑いながらしゃがんで進入してきたから、
顔面蹴り飛ばしてしまった。
本当に身の危険を感じたからなのか、正直自分でも顔面蹴りにはびびった。
今の所女性に手(足か?)をあげたのがこれが初。
その後はそいつ泣き叫ぶし、店員やっと来て事情説明しようにも俺もテンパって信用してくれないし、警察来て俺も連れてかれた。
まあ結果的には相手の母親が来て逆に俺に謝ってきた。俺も一応頭下げた。
やっぱり頭おかしい子だったみたい。
でも一番怖かったのが、その女のバッグに果物ナイフ5?6本
裸で入ってたんだとさ。もうネカフェいかね。
106: 以下、
二年前の話だけど、俺は親友のSと某有名神社に行ったわけだ…
深夜腹が減ったので牛丼屋で飯を食べてる時に、Sがいきなり「丑の刻参り見たくね?」と言い出したんだ。
俺は、「そんな古臭いのん今の御時世ないやろー」と言ったんだ。
そしたらSが俺の後輩が某有名?寺で藁人形を見つけたらしいとのこと、俺は幽霊は無理だが人間には勝てると言っていた手前かなりビビってたが了承したんだ。
Sが後輩に連絡を取り寺の場所と藁人形を発見した場所を聞きだし(夜中にすまん。後輩)目的地に向かったんだ。
思っていたよりも遠く車で1時間半ぐらいかかったが何とか着いた時には時間は深夜2時半ごろ。
車を寺の脇の駐車場に停め。
柵を乗り越えSの後輩に聞いたおよその場所に向かい歩きだした。
懐中電灯を持っていたものの雰囲気があり、とても怖かった。
20分ぐらい林の中を歩いた頃、どこからか話し声が聞こえる!!
俺とSは顔を見合わせた。やはりSにも聞こえてるらしい。数人の男の声が…
しかしその時に俺は「丑の刻参りじゃないやん!」と思ったがすぐに確認しよう!とSが言い出した。
俺は変な事件に巻き込まれるのも嫌なので、辞めようと言ったがSはかなりやる気になっていて断りきれなかったんだ。
108: 以下、
林の中は枯れ葉が沢山落ちていて歩くたびにカサカサと音をたてるので俺は「バレるやん!!」とかなりテンパっていたが、Sが「風も強いし歩かなくてもカサカサゆうから大丈夫やろ!懐中電灯消していくぞ」と返された。
話し声の主はすぐに見つかったんだ。でもすぐに変なことに気づいた。
1人しかいてない… しかも女…
えっ!!まじで!!なんで!?やばい!!ってパニック状態。
すると女がいきなり俺たちのいる方向に走り出してきた。
俺は心底ビビってしまって動けなかったがSが「逃げるぞ!!走れ!!」と言う言葉でやっと体が動き全力で走った。
後ろからは女の「うびやあらはなるはな」みたいな声が聞こえたが走り続けた。
そしてSとはぐれてしまった。
気がつくと背後からの叫び声も聞こえなくなっていたので木の陰に隠れて息を潜めてたんだ。
周りの気配を息を潜めて伺っていたが、もう安全だと思いSに電話しようと思ったがSの居場所があの女にバレるかと思い車まで戻ることにしたんだ。
109: 以下、
車に戻るとSはまだ帰ってきてなかった。
取り敢えずタバコを吸い待ってたが、帰ってこない!
Sが女に捕まったと思い戻るかどうか考え戻ることにしたんだ…
少し戻るとSの歩いてる姿を見つけホッとしてSに近づいた。
「大丈夫かぁー」と言うとSがガタガタ震えながら
「あの女は普通じゃないイカレてる」と言い出した。
よく見てみるとSの手から大量の血が…
話を聞くと隠れていたが女に見つかり揉み合いになった時に噛みつかれ喰いちぎられたと…
血の量が凄かったのですぐに病院に行くことに。
車に戻ると後部座席のガラスが割られて中を見ると何故か大量の血が…
実話だから話はこれで終わりです。
でも何故俺の車の場所がわかったのだろう?
もしかしてタバコを吸ってるときずっと見られてた??orz
今もSの手は一部欠損してます
96: 以下、
夢に出そうにないが怖いな
普通の人間が気違うってのはなかなか想像できない
113: 以下、
レベル高い話ばっかだな
7: 以下、
本当に怖いのは、人間なのかもしれない・・・
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▼合わせて読みたい"お墓の様な物"を移して欲しい…ある僧侶が遭遇した不思議で謎すぎる依頼
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『謎のケン君と二階の秘密』俺が家庭教師で行ったヤバイ家の話
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引用元: ・怖い話ってやっぱり心霊系より基地外系の方がいいよね
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コメント
1 不思議な
死ぬ前に1くらい獲っとくか
2 不思議な
ゲームがかわいそう
3 不思議な
私はやっぱり人間より霊の方が怖いなぁ。
蟹風呂は組織的なヤクザだからリアルに自分と家族に被害が及ぶから別格だけど、個人的な基地はなぁ…所詮人間だから物理攻撃効くし。
火事場の馬鹿力を考慮しても心臓刺したり銃で頭を打ったりしたら勝てるしって考えたら怖くはなくなる。
4 不思議な
「結局人間が一番怖い(キリッ)」と言われても「そうだけど?」としか言い様がない。
社会に出て人と接していればおかしな人間なんかいくらでも出会うし目の当たりにする。そんな話を聞いても怖くない上につまらん。ガキが大人ぶりたいだけ。
逆に地に足のついた社会性の高い社長や政治家の方が目に見えないものを信じているし認識している。
5 不思議な
わーい怖い話2連続!
読むぞー
6 不思議な
精神病院で働いてればそんなの日常茶飯事。
文章も説明が長くなるだけでなにも面白くない。
7 不思議な
スライムだけでレベル50って一体どのくらいかかるんだろう
8 不思議な
蟹のドラム缶の話、面白くも怖くもない上に長過ぎる。
こっちが勘弁してくれだ
9 不思議な
彼氏のやつのがつまんなかったわ!
無駄な情報書き込むなよ。ほんと万個は文才ないなー笑
10 不思議な
無意味なものにエネルギーを注ぐという意味では
すべてのゲームはスライムだけでレベル50と同じだ
11 不思議な
霊感だの住職だのって言葉が出た瞬間にああ創作かってなっちゃうからね
12 不思議な
蟹とかありえない
13 不思議な
※6
精神病院で出会うキチと日常で出会うキチでは油断具合とかが比べ物にならないと思うけどな
14 不思議な
彼氏の話は怖いとかじゃなくうざい。こういう自分って哀れで健気だよね?っていうのを無意識下で実行してただけでしょ。さも自分が一番つらいみたいな振る舞いは家族失った人に失礼
15 不思議な
小学生の頃家に女の子が一緒に住んでたんだけど
1年ほど経っていなくなって、実は幽霊だったんじゃないかと思ってた。
ずっと気になってて大人になってから家族に聞いてみたら、ただの親戚の子だった
子供に話すような内容じゃない事情があったんだけど、いついなくなるよくらい言ってくれてもよかったじゃんよと思ったが、どうやら俺が全く忘れてただけらしい。
16 不思議な
ほんま隣のガイジ引っ越してほしいわ
17 不思議な
だらだら長いのばっかで読む気失せた
18 不思議な
前やってたMMOでログイン3秒以内にこんこって挨拶打ってくる人思い出した
19 不思議な
ある程度、分かってしまうと。
自分的には、変な設定。としか思わなくなる。反面、糞ゲーの類いだと思う事も。
ワイ、これはplayやな。と。
20 不思議な
(´・ω・`)のやつは初めて見た時に自分もネトゲやっててガチで怖かった思い出
21 不思議な

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