【閲覧注意】後味の悪い話『沙央理ちゃんの家 』back

【閲覧注意】後味の悪い話『沙央理ちゃんの家 』


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4:
「三丁目の夕日」のアニメであった話。
ストーリーうろ覚えだが。
主人公は小学生の悪ガキ。
戦後という時代なわけで、今ではできないようなちょっと危険な遊びをするのも日常茶飯事。
だがそれを同じクラスの口うるさい女子にいつも注意され、うんざりしていた。
ある日、主人公は友達と、かんしゃく球を利用した罠を作って遊んでいた。
平たい石と石の間にかんしゃく球を置いて埋めておく、地雷モドキだ。
だがそれを女子にみつかり、いつものように注意される。
主人公へと迫る女子だったが、地雷モドキを踏みつけて転倒する。
その様子を見て、大笑いしながら主人公と友人は逃げだした。
その時、突然の通り雨が降り注ぐ。雨は転倒した女子にも情け容赦なく降り注ぐのだった。
次の日から、その女子は学校に来なくなった。
聞いたところによると、風邪を引いて入院しているらしい。
うるさい奴が居なくなってせいせいしたと喜ぶ主人公だったが、
それが数日も続くとだんだんと寂しくなってきた。
主人公と友人は、女子の入院している病院へとお見舞いに行く。
「あの時はごめんな」「早く学校に来いよ」という主人公達の言葉に、
いつもは口うるさい女子も笑顔でそれに答えるのだった。
これだけならいい話なんだが、この直後のナレーションが
『しかし○○ちゃんは二度と学校に来ることはありませんでした』
11:
沙央理ちゃんの家
主人公は小学五年生の僕。
毎年、夏休みに入ると従姉妹の沙央理ちゃんの家へ遊びに行っている。
ただ今年はいつもとなんだが様子が違っていた。
数ヶ月前にいきなりお祖母ちゃんが亡くなったと沙央理ちゃん家から電話があり、
お祖母ちゃんの葬儀は沙央理ちゃんの家族だけでひっそりとすませたという、
また僕の中学三年生お姉ちゃんが受験勉強のため、
お母さんはお姉ちゃんの付き添いのため家に残り、
いつもは家族四人で行っていた沙央理ちゃんの
家へ今年は僕とお父さんの二人だけで行くことになる。
そして沙央理ちゃんの家へ到着した僕たちを出迎えてくれたのは血塗れの叔母さんだった。
一年ぶりの沙央理ちゃんの家は何もかもがおかしかった。まず沙央理ちゃんがいない。
大きな魚を捌いていて血塗れになったと言う叔母さんと叔父さんは
明らかに様子がおかしい。言動も不安定でラリってる。
お祖父ちゃんは神出鬼没で生気がない。
それから僕はお風呂の脱衣所の洗濯機の下から皺だらけの指を拾った。
僕はその指が皺だらけだったので直感的にお祖母ちゃんの指ではないかと思った。
お祖母ちゃんが数ヶ月前に死んだというのは嘘ではなかったのか。
そのことをお姉ちゃんに電話をすると半信半疑ながらもその指は沙央理ちゃんではないかと言う。
お姉ちゃんは沙央理ちゃんはきっと指が取れちゃうぐらい
何かひどいことがあったんじゃないかと言った。
叔母さん叔父さんの目を盗みながら調べていき、淡々と死体の部品を見つけ出していく僕。
クローゼットに入っていた舌、筆箱の中の10本の指、本棚の足、ベッドの太もも……
そして僕は台所の冷蔵庫を開け決定的なものを見つけてしまう。お祖母ちゃんの首だ。
さすがに気分が悪くなりゲロを吐いているとあることを思い出した。
筆箱に入っていた指の数は10本だった。
それに咥えて洗濯機の下の一本の指……死体は二人分あるはずだ。
そう考えたのと僕が叔母さんに見つかり包丁で切りつけられたのは同時だった。
12:
帰りの車の中。僕は叔母さんに側頭部を切りつけられたので耳の上半分がなくなってしまっていた。
その上、大量に髪の毛を引き抜かれ、顔は何度も殴りつけられたのでボコボコだ。
ケガの手当てをして包帯を巻いてくれたのはお父さんだった。
けれどお父さんは僕に何があったのか何も訊かなかった。
焦れた僕はお父さんを問い詰めた。沙央理ちゃんはどこに行ったの?
叔母さんたちの様子はどう見ても変だったよね?
僕がこんなケガをしているのに不思議に思わないの?僕の話を聞いてるの?
お父さん曰く、「どおおおでもいいいい」。お父さんは自分のこと以外、
それがたとえ自分の妹や息子のことであってもどうでもいい。
お前がケガをして俺は手当てしてやったじゃないか。
心配するフリをしてやった。あとのことは知らないし知りたくもない。
それがそんなにおかしいことなのか?とお父さんは言った。
僕が何も言えないでいるともう一人の乗員があいづちを打った。
車にはいつの間にかもう一人乗っていた。沙央理ちゃんだった。
沙央理ちゃんは生きていたのだ。
沙央理ちゃんはずっと隠れていたそうだ。そうしないと自分も死ぬだろうから。
殺されたのはお祖母ちゃんとお祖父ちゃんだそうだ。
見つかった死体が全部皺だらけだったのはそういうことらしい。
僕はお祖父ちゃんと話をしたよと言ったら、沙央理ちゃんはそれは幽霊か何かだろうと言った。
そうして僕たちは沙央理ちゃんと一緒に家へ帰った。
それから沙央理ちゃんの家へは二度と行かなかった。
登場人物が主人公を含めて全員狂ってる。
電話のみ登場の主人公の姉ですら所々言動がおかしい。
というかまず本の文章がおかしい。書いた人が狂ってるんじゃないだろうか。
表紙も一見ほのぼのとしてるけどよく見たら精神病患者が描いた絵みたいだ。
祖母と祖父が殺された理由すら一切明かされないのが後味悪い。
図書館か何処かで見かけたら一度中身を見てほしい。何もかもが狂ってるから。
14:
すげーな
久々に興味が沸いたわ
16:
>「どおおおでもいいいい」
お父さんCV.若本なのか
17:
>>16
ワロタ
18:
>>16
若本ボイスで脳内固定されちまったぞ。
これ読む時、父親の姿がちよ父としか想像できない。どうしてくれるwwww
27:
ジャンプのネウロのアヤ編
ギャグ風味というか、アヤ編まではどんな殺人事件が展開されても
犯人がとち狂いすぎてて笑えたんだが、これはなんか後味が悪かった。
女子高生の桂木と、謎を主食とする魔界生物のネウロが事件を解決していく話で、
「一(ひとりめ)」というタイトルの回で世界的に有名な歌手・アヤが一人目の依頼人として現れる。
アヤは全ての歌が日本語の歌詞なのに、世界中に熱狂的なファンがいて、
ライブの時は感動のあまり失神する人が多数出るほどでCDの売上げ枚数は一億を越す。
彼女の依頼は、マネージャーと友人が突然首吊り自殺をしてしまった
理由を調べて欲しいというものだった。
桂木はアヤの歌を綺麗だとは思うが、失神するほどすごい物だとまでは思えなかった。
アヤの歌はある特定の人々に向けてのもので、桂木はそうではないから脳を揺らせないらしい。
曲のリズムやトーンやアヤの声、それらは全て、誰といてもどんな状況にいても
「自分は世界でひとりきり」と思わざるを得ない人々の脳をダイレクトに揺さぶるよう計算されていた。
そして、そんな歌を歌えるアヤ自身も「ひとりきり」なのだという。
やがて熱狂的なアヤファンの男が二人を殺した犯人として逮捕された。
男は「アヤを愛してるしアヤも俺を愛してる」と叫ぶが、
連行されていく男を見ながらアヤはつぶやく。
「愛してるいるなんて…あなたがいても私は歌えるのに」
28:
解決編のタイトルは「一(ひとりきり)」 
ネウロは物的証拠の面でアヤが二人を殺した犯人だと見ぬいた。
桂木も独自に調べて、アヤが二人を殺した理由を解釈していた。
マネージャーが死ぬ前の全世界ライブでアヤの歌の評判は芳しくなかった。
でもマネージャーが死んだ後の最終日は今までで一番評判が良かった。
そして友人が死んだ次の日にアヤは収録していたCDを破棄し、新しくつくりなおした。
そのCDは今までで最も良い売上げ記録を残した。
アヤはより良い歌を歌うために二人を殺したのだった。
アヤはふと気付いた頃には心の中が「ひとりきり」の闇に閉ざされていた。
生い立ちなどにあるのかもしれないがそれはどうでもよく、
アヤはただ同種の人々に向けて歌うことだけを考えていた。
はじめてアヤの歌を理解してプロデュースしてくれたマネージャー、
そして生まれてはじめてできた、なによりもアヤを優先し守ってくれる友人。
歌手として活躍し、二人と接しながら、気付けばアヤは「ひとりきり」ではなくなっていた。
澄んだ闇だけだった心の中に光が差していた。
アヤの歌は最早「ひとりきり」の観客の脳には響かず、アヤ自身の脳をも揺らしはしなかった。
このままでは歌えなくなる。だからアヤは二人を殺す事を決意した。
二人とも大切で大好きだからこそ殺さなければアヤはもう歌えない。
こうするしかなかったとはいえ、大切な人を殺した罪悪感を抱いていたアヤは
自殺に見せかけた工作をしながらも、誰かに見ぬいてもらい罪を償いたいと
最後の賭けとして桂木に調査を依頼したのだった。
完全に「ひとりきり」になったアヤの歌はより凄味を増し、
「ひとりきり」ではない桂木が聞いても脳が揺らぐような感覚がするほどだった。
32:
プッチーニの代表作、歌劇「トゥーランドット」
物語の舞台は、いつかは分からんけど昔の北京は紫禁城。
氷のように冷酷な心を持つ絶世の美女、トゥーランドット姫。
その美貌に惹かれてゾロゾロやってくる求婚者に3つの謎を出し、
一つでも間違えたら首ちょんぱ。
今日も今日とて、ペルシアの王子が処刑される。
広場に押しかけた見物人の中に、身分を隠して
諸国をさすらっているタタールの王子カラフがいた。
カラフはその人ごみのなかに、盲目となって流浪する
父王ティムールと、王に付き添う奴隷の少女リューを見つけだす。
再会を喜びあう3人。それもつかの間、処刑を見届けるために
広場に現れたトゥーランドットに、何とカラフが一目惚れ。
父王とリューが必死に止めるのも聞かず、求婚者の名乗りをあげる。
つづく。
33:
トゥーランドット姫が求婚者にこのような仕打ちをするのは、
男に裏切られて死んだ先祖の王女の恨みを晴らすためだという。意味不明。
姫に出された3つの謎を、あっさりと解くカラフ。
今までさんざん求婚者を処刑してきたくせに、
自分が負けた途端、結婚は嫌だと皇帝に泣きつくトゥーランドット。
それを見たカラフは、今度は自分が姫に謎をだす。
「夜明けまでにわたしの名前を当てて見よ!」
当てられなかったら、姫よあなたはわたしのもの。
もし当てられたら、自分は処刑されよう、と。これまた意味不明。
結婚したくないトゥーランドットはお触れを出す。「今宵は誰も寝てはならぬ」
夜明けまでにカラフの名前を知ることができなければ、
北京の町の人々を処刑するという。意味不明を通り越し、理解不能。
そこへティムール王とリューが連行されてくる。昼間カラフと一緒に居たからだ。
王を庇って拷問されたリューは、カラフの名前を明かすくらいなら、と自害する。
彼女は密かに王子を慕っていたのだった。
「彼女はあなたのせいで死んだのだ!」とトゥーランドット姫に迫るカラフ。
どう見てもあんたのせいです。
なぜかいきなり改心する姫。はらはらと涙を流し、「あなたの名前、それは愛です。」
抱き合う二人、高らかに鳴り響く音楽、ハッピーエンド。
何だかね。もう、ね。
トゥーランドットDQN過ぎ。カラフ馬鹿過ぎ。リュー可哀想過ぎ。
34:
>>33
これは久々に………wwwww
52:
西村寿行の小説「梓弓執りて」
元になった短編「追いつめられて」も読んでるので、ごっちゃになってるかも。
読んだのが昔でうろ覚え箇所が多いけれど、投下します。
主人公の徳田は、医者。
勉強熱心で、自信に満ちた徳田は患者にも慕われている。
ある時知り合った、人に心を開かないヤクザの男(名前は忘れたので山田(仮)で)
にも気に入られてしまう程だ。
そんな徳田の元に重傷を負った山田(仮)がやってくる。
山田(仮)は徳田の腕を信じ、手術を受けるが
なんと徳田は手術に失敗、山田(仮)は呼吸すらおぼつかない状態に。
(確か肺に傷を付けたとか、肺のひとつを駄目にしたとか、そんな感じ)
実は徳田は無免許医だった。
無免許医である事に対する罪悪感からか、徳田は人一倍勉強熱心だったのだ。
怒った山田(仮)は徳田に復讐を誓う。徳田、ピンチ。
53:
奥さんを寝取られたり(激しい運動をすると死ぬ程苦しい(つーか死ぬ)筈なのだが
何故か妙に絶倫な山田(仮)…)、逃げる先で女を作ったり、と
徳田の人生は一気にカオス化する。
その後は何度か捕まりかけたり、懇ろになった女を寝取られたりする。
毎回、何故か自分が無免許医である事がバレたりと屈辱に塗れる日々を送る徳田。
ある時は出会った女のお陰で「つーかムカつく!ひどくね!?」と復讐を決意したりする。
ラストは無医村(医者の居ない島だったかも)に逃げ込む徳田。
住民に感謝されたりしつつ、山田(仮)も追ってこないので、
「さすがにあいつも死んだかな?」と楽観視し始めた所、山田(仮)登場。
で、結局山田(仮)は無理をしすぎた所為もあり、徳田の前で瀕死の状態に。
住民達が見守る中、山田(仮)は徳田に向かって「このヤブ医者が」と言って絶命する。
徳田は「ヤブ医者か…。なんでこいつ、無免許医が!って言わなかったんだろう。
無免許医が、って言われたら俺の人生破滅してたな」と思って終わり。
いや、ちゃんと読むとかなり引き込まれるし、面白いんだけど
山田(仮)、かわいそう過ぎるんじゃ…と思った。
そりゃ徳田の奥さんを寝取ったり、徳田といい感じになった女を寝取ったりしたけどさ。
医療ミスで亡霊の様な身体にされた挙げ句「僕、無免許医でした」じゃ腹も立つわなあ…。
60:
>>53
思い出したけど、その無医村の人々が不気味だったような記憶があります。
やっとgetした医者を逃がさないぞ、的な。
82:
友人の家で読んだ絵本。タイトル「しばてん」だったかな?
流し読みだったのでうろ覚えだけど…
ある村に捨て子がいた。
村人に拾われ元気な少年に育つが、何故か馬は苦手らしく
見ると震え上がって逃げ出す程だった。
少年は相撲がとても強く大人相手にも負け知らず。
最初は温かく見守っていた村人も、少年のあまりの強さを不気味に感じ始める。
「あの子は人間じゃねえ、しばてんの生まれ変わりだ」
しばてんとは暴れん坊の化け物(神様?)のことらしい。
村人は共謀し、村一番の暴れ馬をけしかけて少年を山奥に追い払った。
山奥に追いやられた少年は、寂しい思いを抱きつつも逞しく成長していく。
数年後、日照りが続き米は穫れず、村人たちは飢えに苦しんでいた。
領主の屋敷には多くの米があったが、強欲な領主は貧しい人々に分け与えようとはしなかった。
このままでは皆飢え死にしてしまうと、村人は決起して領主の屋敷を襲うが
ろくに食べ物も口にしていない村人たちは警備兵に手も足も出ない。
そんなとき、警備兵をバッタバッタとなぎ倒す若者の姿が。
それは数年前山奥に追いやられたあの少年。
彼の活躍で米を奪い、飢えを凌ぐことができた村人たちは少年をすっかり英雄扱い。
長い間一人寂しく暮らしていた少年はその温かい歓迎に涙する。
ところがしばらくして役人が村を訪れ、暴動の首謀者は誰だと村人に詰め寄る。
「やったのはあいつです」
村人たちは一斉に少年を指差した。
少年は役人に連行され、処刑されてしまった。
村人は季節が巡る度にあの少年を思い出すのです…とかなんとかで締めくくられる。
村人酷すぎだろ常識的に考えて…
一体どんな教訓が込められているのか疑問に思う。
85:
>>82
一度裏切った人間はまた裏切るってことだな。
人を見る目を養わなきゃならん。
107:
絵本なんだけど、松谷みよこ「わたしのいもうと」
引っ越し先の小学校で言葉の違いや跳び箱が
跳べないなど些細なことをきっかけにいじめに遭ったいもうと。
登校拒否になり、母や姉(わたし)が話しかけても振り向きもせず、
ごはんもろくに食べなくなってしまう。
いじめていた同級生はいもうとのことなど忘れて中学生になり高校生になり笑いながら通学する。
でも、いもうとは部屋に閉じこもったまま誰とも口を聞かず鶴を折る。
やがて衰弱したいもうとはひっそりとこの世を去る。
ただでさえ後味悪いのに、この話は投稿された実話だそうです。
やるせねえ…
109:
>>107
それ覚えてる!
妹は最初明るかっただけに余計悲しかった。
155:
少女漫画で多分作者は上野すばる
養父母の死により主人公は実母の元へ行く。
夫との離婚後に養父母に主人公を預けた母は、
子供一人ぐらい余裕で育てられるはずのお金持ち。
再会しても笑顔一つ見せない母の態度に主人公は「自分は捨てられてたんだ」と悲しむ。
ふと今は庭の片隅の今は使われていない温室に入ってみると、
血まみれの女性の幻影を目撃、悲鳴を上げる。
やってきた母親は「温室には入るな」と主人公を厳しく叱責した。
引越しと共に転校もした主人公は、優しく接してくれる先生と仲良くなる。
温室の事や母の不審な態度を話したところ、先生は面白がって主人公の家にやってきて、
「もしかしたら死体が埋まってるのかもよ」と軽口を叩きながら温室の中を掘り返した。
はじめは一緒にふざけていた主人公だが、掘り返すうちにいつもの面影をなくし
どんどん無口になっていく先生の姿に異変を感じる。
主人公の止める声も聞かずに掘りつづける先生はやがて、頭蓋骨を掘り当てた
そこに現れる実母。先生は主人公にナイフをつきつけながら実母に語りかける。
先生の姉はかつて主人公の父と不倫をしており、別れてもらうための直談判に
この家を訪ねたきり帰ってこなかった、きっと実母が殺したのだと確信を持ちつづけていたと。
母はそれを認めた上で、主人公を助けるために先生の腹を刺し、
暴かれた過去の殺人の件も含めて逮捕されていった。
自分を救うために先生に立ち向かった姿に主人公は
母は自分を捨てたのではなかったと主人公は思う
見つかった先生の姉の死体には、正面から刺された傷以外に、
頭部にも鈍い傷跡があり、それが致命傷だった。
正面からはつきにく位置だと警察に問われながら、実母は過去を思い出す。
姉はかつて幼い主人公を人質にして離婚を迫ってきた。
実母もナイフをかまえてみたものの、
少しでも動けば主人公が殺されそうな状況でどうしようもなかった。
その時、主人公は石で姉の頭を殴打し、姉は実母の持つナイフに向かって倒れてきた。
殴打された瞬間に姉は死んでおり、実際に姉を殺害したのは主人公だった。
母が姉を埋めたのも、主人公を他人の家に預けたのも、主人公に全てを忘れさせるためだった。
「もみ合ううちにぶつかっただけです」
これからも主人公が思い出さないよう祈りながら母はそう答えた。
158:
突撃してきた馬鹿な不倫女を殺した娘、そしてそれを庇った母
美しい話じゃないか
204:
主人公は凶悪犯罪者。主人公はついに逮捕されてしまう。
主人公に科せられた刑はなんと懲役30日!大喜びする主人公。
しかしその懲役は恐ろしいものだった。
主人公は屋上に呼び出されて上着を脱ぎ、棒にくくりつけられた。
この状態で日が沈むまで立つのが懲役なのだ。
「ネックレスをプレゼントしてやろう」主人公の首には縄が結ばれる。
「靴をはいていては暑いだろう」主人公は素足で熱くなったドラム管に乗る。
「塩分が不足しているだろう」主人公の体に大量の塩が塗られ苦しむ主人公。
なんとか29日間生き延びた主人公。「明日で出られる」
次の日主人公はいつも通り連れていかれるが、今日は地下にむかっている。
主人公が目にしたものは、電気椅子だった。
「何が懲役30日だ。そんな甘い刑があるか」刑務所の男は笑い、電気が流れた…
目が覚める主人公。ベッドにくくりつけられていた。
時計の針は4時5分を指している。
「おまえは4時にこれでねむったのだ。幻覚を見ていたんだよ。」
「5分で30日。1時間で約1年。1日で24年。つまりおまえは30日で720年もの間幻覚を見続けるんだ」
さあ落ち着くんだ。
医者はニコリと笑い、主人公に注射針をさした…
206:
>>204
最後の最後は酷い姿で主人公が刑務所から出てくるってオチじゃなかったっけ?
207:
髪が真っ白になっていたような
225:
世にも奇妙な物語の「お前が悪い!」
ある日主人公は、電車の中で痴漢扱いされてひっぱたかれる。
それ以来、世の中で起きた犯罪はことごとく主人公のせいにされ、
「お前が悪い!」と責められるようになってしまう。
近くで起きた万引き強盗泥棒殺人交通事故は全てが主人公のせい、
アメリカの銃乱射事件も主人公のせい、9・11テロも
第二次世界大戦も恐竜が絶滅したのもポストが赤いのも
とにかく全て主人公のせい。
そして遂に、世の全ての災いの元凶である主人公をリンチしようと
群集が彼の部屋に押し寄せ、ドアをブチ破って中に押し入ってくるが、
責められ続けた主人公は既に首を吊って自殺していた。
責める相手をなくした群集は呆然としていたが、中の一人が横にいた奴を指差して
「お 前 が 悪 い !」
ちなみに原作小説があるが、オチは完全に異なる。
232:
>>225
どどどど、どんなおおおちなんだ!!!
257:
>>232
じゃないが。
>そして遂に、世の全ての災いの元凶である主人公を
ここまでは原作と同じ。
大家が合い鍵で部屋を開ける前に主人公は二階の窓から飛び出しバイクを奪って逃げる。
世界中が主人公を敵だとみなし学者はしかつめらしい顔で「大氷河期の到来は主人公のせい」
などの言いがかりレベルのものを言い放つ。
しかし人類は主人公を敵だと思い、皮肉にもそれで世界は団結する。
なんとか一週間持ちこたえるが、主人公はとうとう、公園の便所に追いつめられる。
周囲には軍隊。軍靴の音が近づいている。
主人公は洗面台の鏡の中の自分と対峙する。
顔は血まみれで到底自分とは思えなかった。
理不尽で横暴な暴力にだんだん腹が立ち、主人公は鏡の中の自分を指さし心の底から叫ぶ。
「お前が悪い!」
その途端、鏡の中の主人公がくるりと背を向けて逃げ出した。
直後兵士が突入するが、鏡の前に立つ主人公を押しのけて我先に鏡の中へ飛び込んだ。
主人公を追い鏡の中に飛び込む人の群れは半月続いた。
だれ一人いなくなった世界で、主人公は犬の頬を挟み
「こうなったのは、ひょっとして、ぼくのせいだったのかな?」と呟く。
犬は主人公の腕からするりと抜け、振り返り、言った。
「お前が悪い!」
______________
原作は火浦功の同名SF小説(だから鏡に入ったり犬が喋ったりする)。
俺はドラマを見ていないから原作との差異を示すことはできない。すまん。
260:
>>257
へー面白いね。ありがとう。>>232ではないけど。
テレビ版はちょっとしたブラックユーモアって感じだけど、
原作は世界規模の大スペクタクルSFブラックユーモアだね。
298:
阿刀田高志の「ナポレオン狂」。
主人公の知人にナポレオンに関する熱狂的なコレクターがおり、
ちょっとでもナポレオンに関わる物は金に糸目をつけずに買い漁る、まさに「ナポレオン狂」。
そしてナポレオン狂が最近手に入れたと言う凄い物を見せてもらった。
それはあの有名な帽子。
ナポレオン狂は「これは実際にナポレオンがかぶっていたんだよ」とうっとり。
そんな時、主人公の下にある男性が訪れる。
どこか田舎のおっさんなんだが、妙にバタ臭い顔。
その男はお土産のカワハギを主人公に渡し、
「私ナポレオンの生まれ変わりなんですよねぇ」と言い、
「どこかでみた事がある」と思ってた主人公は「そうだ、ナポレオンに似てるんだ!」と気がつく。
そして最初は信じなかった主人公も、
ナポレオンが投獄されていた時の記憶もあるんだよぅと語る素朴な男に興味を持ち、
「きっと喜ぶだろう」と思い、軽い気持ちで「ナポレオン狂」に引き合わせた。
しばらく経ってナポレオン狂に会いに行く主人公。
男の土産のカワハギが大変おいしくて、カワハギを食べていた時にふと思い出したのだ。
例の生まれ変わりの男と会った感想を聞きたかった事もあった。
「ああ、あの男か。あれはとんでもない山師だよ。顔は確かに似てるがインチキだ。
とっとと追い返して、今頃は故郷に戻っただろう。」
「そうか、それは残念だ。所で例の帽子をまた見せてもらっていいかい?」
ナポレオン狂はためらった後、帽子を主人公に見せた。
その帽子からは何かかいだ事のある特徴的な臭いがする。
館を辞去した後、その帽子のにおいの正体に気がついた。
それはある実験施設でかいだ防腐剤の臭い。
主人公はあの男がナポレオンの帽子をかぶった所を想像し、
「もう二度とあの男には会えないだろう」と思う。
308:
松谷みよ子の昔話が怖かった。
その中からひとつ。
子供に食べさせる食料もなければ、栄養失調のため乳も出ない母親が、
乳飲み子をおんぶしてお墓に餅を盗みに行く。
その帰り魑魅魍魎に追いかけられて、腰にさしていた鉈を振り回し
一目散に逃げ帰るんだけど、帰ってみたら背中の子供の首がなかった・・・っていうの。
そりゃあお墓のお供え物を盗むのはイクナイけれど、
これで本当にいいのか松谷みよ子・・・と子供心に思った。
315:
>>308
似たような話のようなそうでないような話が
赤ん坊を背負って畑仕事をしている母親
カマで稲刈りかなんかをしてるんだが赤ん坊を背負ってるのを忘れて背中に鎌をかけた瞬間嫌な感触
悲観した母親はそのカマを使ってその場で自殺してしまう
ってな話を数年前にテレビで見た
310:
寺山修司の詩「波の音」
ひとりの忘れられた女が、港町の赤い下宿屋に住んでいました。
彼女は毎日、夕方になると海の近くまで行って、
海の音をカセットレコーダーに録音してくるのを日課にしていました。
彼女の部屋には日付を書き込んだテープがいっぱい散らばっていました。
「どうして毎日、海の音ばかり録音しているの?」と、通りすがりの少年水夫が聞きました。
「私にも分からないわ。ただ、波の音を聞いていると、気持ちが落ち着くの。」と、女は答えました。
彼女には、むかし船乗りの恋人がいました。
その恋人は、コスタリカの南へ遠洋航海に出たまま、帰って来ませんでした。
噂では、別の町へ帰港し、そこで結婚し船乗りをやめてしまったとか、
船が難破して死んでしまったとか言われていましたが、
女はどれも信じないで、いつまでも待ち続けていたのです。
ある日、忘れられた女は、暮れ方になっても録音に来ませんでした。
「おかしいな」と、少年水夫は思いましたが、その時は大して気にもかけませんでした。しかし、それからも彼女はやって来ませんでした。
少年水夫は、赤い下宿屋に女を訪ねましたが、
部屋には鍵がかかっておらず、だれもいませんでした。
残されたレコーダーのスイッチを入れると、波の音が聞こえてきました。
ごくありふれた暮れ方の波の音のはずなのに、じっと聴いていると、
吸い込まれそうなさみしい感じがしました。
ふと、その音に混じってドボン! と小さな音が聞こえました。
おや、耳のせいか、と思って巻き戻してみると、やっぱりドボン! 
という小さな音が聞こえるのでした。
それは、自分の録音してきた海の音に、忘れられた女が飛び込んで自殺した音でした。
311:
切ないっす…
385:
じゃあマンガ繋がりで手塚治虫「生けにえ」
2千年前のメキシコで、生け贄の少女がいま祭壇上で首を切られようとしている。
「神様、私はもっと生きたいんです…あと10年生きて幸せな家庭を持ちたい。どうか願いを叶えて」
「わかった」と神の声がそれに応え、そして少女は意識を失う。
気づくと現代日本のどこかの島に記憶喪失状態で流れ着いた少女、
助けてくれた少年と恋をし結婚し子供も生まれる。
幸せな生活だったが徐々に自分が生け贄だった記憶が戻ってきて10年目、
技師としてメキシコに行くことになった夫に
「大昔に生け贄になった少女がいるの その子のために祈ってあげてきて」と言葉を残し
台所からふと消えてしまう。夫は必死で探すが見つからない。
2千年前のメキシコに少女の意識は戻ってくる。刀が振り下ろされ、少女の首が切り落とされる。end
388:
>>385
神様、そこまで叶えてあげるなら
助けてやれよーと思ってしまうw
443:
続編で後味が悪いといえばエイリアン2から3。
2で主人公が自分の命にかえても!って感じでエイリアンから
守った少女と二人で宇宙船に乗り込み地球に帰ろうとする。
地球までの移動距離はハンパじゃないので、その間は冷凍睡眠カプセル
みたいなヤツにそれぞれが入って、次に目を覚ます時は地球だ♪って感じで終わる。
3の冒頭でその宇宙船は航路から外れ辺境の星にたどり着く。
冷凍睡眠から覚めた主人公は冷凍カプセルが壊れて既に死んでいる少女を見つける。
3の脚本的に少女は必要無かったか、時間が経ちすぎて少女を演じてた子役が
スッカリ大人になっちゃったんだろうけど、あっさり殺し過ぎだろ!と
444:
>>443
「前作の設定、ちょっと邪魔なので無かったことにしますw」
続編映画には、こういうのが結構あるよね。
とくに、監督が変更になるとありがち。
447:
>>444
米映画じゃよくあることだな。
13金とかエルム街とかマッドコップとかデッドコースターとかは主役が続編で殺されるしw
殺されなくてもダイハード3は奥さんと別居してることにされてたり
スピード2も別れたことにされたりってのもあるね。
458:
名前忘れたけど30分連続ドラマの「なーみだくんさよなーらー」って歌の大家族物。
河合我聞が人気出ちゃって次のシリーズでは医者になって留学してたな。
460:
>>458
天までとどけ
463:
>>458
天までとどけは人気シリーズだったらしく
完結後、新・天までとどけってのもあったよね
で、ググったら子役が成長するにつれ
スケジュールがあわなくなり、母親役の岡江が忙しくなった事もあり
惜しまれつつ完結、その後新シリーズが制作されたそうだ
後味悪い…のか?
523:
島崎藤村「破戒」
明治後期。被差別部落に生まれた主人公の丑松は、
「出生を隠せ、二度と故郷に戻るな」と言う父の戒めを
頑に守りながら成人し、小学校の教師となる。
彼はいつしか、生徒に慕われる人望ある教師となる。
その中で、同じく被差別部落出身の女教師、猪子と出会う。
猪子は己の出生を隠す事無く、解放運動に参加し、不当な差別と戦っている。
丑松は尊敬と恐れを抱きながらも、己が出生を隠している事に悩む。
猪子にならば、己の出生を打ち明ける事が出来るかもしれないと思うが、
どうしても口に出せずに居た。
ある日、「学校に被差別部落の人間が居る」と言う噂が流れる。
そんな中、猪子が死ぬ。解放運動に携わっていた所為で殺されたのだった。
丑松は己の出生を、皆に告白する事に決める。
524:
「(皆さんを騙していた事を)許して下さい」そう言って教壇に跪く丑松。
(父の戒めを破った=破戒)
非差別民だと分かった瞬間、丑松を追い出そうとする校長や同僚。
丑松は学校を辞めた。
そして友人(丑松の出生は知らなかったが、知っても友情は変わらず)や
一部の生徒、恋仲のお志保に見送られ、アメリカ、テキサスでの日本人村計画に
参加する為に旅立つ。
大人になって読み返すと結構いい話だし、藤村にしては読みやすいので
興味がある方はぜひ。
ただ丑松の「許して下さい」宣言あたりは「いや、黙ってればいいじゃん」
「つか校長さん…」等と後味悪い思いをするかと。
他にも所々に鬱になる描写が存在したり。
ちなみに丑松の父は牧場をやっていて、種牛に蹴り殺されて(うろ覚えだが)死んでしまう。
で、丑松は牧場をやる事を夢見て新天地に旅立った訳です(恋人は日本に置いて行った)。
531:
>>524
明治後期に渡米ってことは
その30数年後に太平洋戦争勃発、収容所送りか。
しかも有色人種ってだけで差別されるだろうし、特に南部なら。
なんか渡米した後も大変そうだな。
597:
思い出したのでついでに。
Dグレイマンっていうジャンプで連載してる漫画の小説板のストーリーが後味最悪だった。
仮想ファンタジーなんだけど、この作品の「アクマ」は兵器という設定。
最愛の人を亡くして悲しんでる人物の前に「伯爵」と呼ばれる人物が現れる。
死者を生き返らせてくれるというその伯爵の言葉に乗ると、確かに生き返らせては
くれるのだが生き返った人は、まず最初に生き返らそうとした人物を
殺してその後は人を殺しまくる兵器になる。
この「アクマ」と呼ばれる兵器は最初に殺した奴の皮を被って人間を装って普段は
普通の人間と変わりなく生活してるので見分けがつかない。
ノベル板で主人公のラビはコレを倒す職業。最近ある町で失踪事件が多発してそれに
アクマが絡んでるらしいという情報を得て調査隊の少年と一緒にやってきた。
その途中で、コレットという女の子に出会う。
コレットは両親が突然死んで莫大な借金を抱えて、それを返済する為に領主の屋敷でメイドをしている。
しかも最近ではその家の奥様が死んで荒れた息子に暴力をふるわれてた。
その後色々あったが事件は解決。
アクマだったのは領主。妻を失った悲しみで突然現れた伯爵に手を貸してアクマになっていた。
仲間のアクマ達も倒すが、ふと戦いの後に足元を見るとキラキラした物が砕けてた。
どうやら領主が首から下げてたダイヤのネックレスが自分の攻撃で砕かれて落ちてたらしい。
けど、特にラビは気にしなかった。
その後は、調査隊の少年とコレットもカップル成立。
「借金を二人で返していこう!!」みたいな明るい感じになってみんな笑顔。
ラビは一足先に本部(アクマを倒す為の団体)に帰ることになって笑顔で分かれる。
598:
・・・ここまでなら普通にいい話。
その数日後、ラビが帰還した本部がアクマに襲撃される。
そこには傷ついた調査隊の少年の姿が。後処理が終わって帰ってきた所を襲われたらしい。
が、その正体はアクマ。
実はラビが帰った後、コレットはアクマとなった領主のその息子(事件の真相知らない)に
「ダイヤのネックレスを盗んだ。」と疑いをかけられ絞め殺されていたのだった。
調査隊の少年はコレットを失った悲しみに漬け込まれて伯爵に協力してしまったのだった。
そして、もう気づいてると思うがその「ダイヤのネックレス」こそ戦闘中にラビが砕いた物だった。
その後悲しみの中でそのアクマを倒して、最後はラビが二人の為に祈る・・・みたいな感じで終了。
ダイヤのネックレス壊したのが本人という時点で後味最悪。
二人の救いはどこに?
607:
>>598
ただの腐女子向け漫画だと思ってたが、基本的に後味悪いよな。
鋼と似た感じ。
それが面白いんだけど。
613:
ドイツ映画のUボートが後味悪かった
防備の固い海峡をかろうじて突破。味方の港へ演奏隊が出迎える中帰還し
生還を喜ぶ乗組員。これで映画が終わるかと思ったら敵爆撃機が来襲し
乗組員の殆どが負傷・死亡し艦長はドックの中で沈み逝く潜水艦を見ながら息を引き取る。
中学生の時に観たが初めて不条理を感じた映画だった。
615:
Uボートはなあ…敗戦国だし仕方ないのかも。
632:
阿刀田高の短編「追われる男」
郊外に住む家族持ちの中年のおっさんが主人公。所謂うだつの上がらないタイプ。
狭い家に年子の兄妹がいて「もっと広い家に引っ越したい」言われてるが
なかなかローンの目処が立たなく悩んでいた。
ある晩、駅から家までとぼとぼ歩いていると、一台の車が子供を撥ねたのを目撃する。
子供は即死っぽい。運転していたのは主人公がローンを申し込んでいる地銀支店長だった。
酒臭い車内で「子供が悪い。ローンをどうにかしてやるから黙っててくれ」言われとりあえず黙る主人公。
それから数日後のまたある晩、主人公は自分の後を付けてくる男を感じる。
自分が走ると男も走る。
「支店長が俺の口を塞ごうと殺し屋をさしむけた」と焦っていたところに
酔っぱらい学生の集団が通りかかり、無事家に走り込む。
主人公は心を決め、翌日すべてを警察に打ち明ける。
支店長は逮捕された。広い家ももう一生ダメになってしまったが、これでよかったんだ…と
駅前の行きつけの果物屋で家族に土産でも買おうとすると、果物屋のおやじさんが
「そういえば昨日、お宅の三件隣のお家を探してる方がいてね、ちょうどお宅が帰るとこをみかけたから
「あの人に付いて行けばいい」って教えてあげたんだが無事に付いたかなあ」。end
634:
あともう一本阿刀田高「来訪者」
半年前に初めての子を出産し、
都心に親の与えてくれた瀟洒な家で何不自由無く子育てをしている上流っぽい主婦が主人公。
ある朝、出産した産院で雑役婦をやっていた中年女が訪ねてくる。
産後すぐに熱を出して退院が延びたこともありいろいろと世話になった相手ではあるが、
そのみすぼらしい様子や「下層階級特有の」図々しい態度に主人公はイライラする。
何かにつけては赤ん坊の世話をしようとするので、
「きっとうちで家政婦に雇って欲しいんだわ」と見当をつけ、冷たく追い返す。
「ああいう下層に産まれた人はどうにかして上流のおこぼれをもらおうと必死ね」と。
そして午後、警察がその女について訪ねにやってきた。
話を聞くと、女の娘が未婚で妊娠して、でこっそり自宅出産して出奔してしまい、
女はその赤ん坊(女からすると孫)を殺したことが、遺体がでてきた昨日わかったとのこと。
そして赤ん坊殺し自体は半年前のことだという。
警察が帰ってから主人公は考える。出産してすぐ熱を出したせいで子供をしばらく見られなかったこと。
逃走したその日にわざわざ主人公の家にきて赤ん坊にベタベタしていたこと。
下層階級はどうにかして上層に潜り込もうと必死…。 end
650:
>>634
阿刀田高、一時期よく読んだけど
それが自分的にはダントツで後味わるい。
まず、被害者が赤ん坊ってとこ。
そして、今手元にいる赤ん坊が偽物だろうと
勘づいても、今後どうするんだってとこ。
636:
既出かもしれないけど、以前テレビで見た単発ドラマの話
ある年配の婦人が、中古住宅に引っ越した。
子供もいない独り暮らしで、浮ついたところがない、静かで慎ましい暮らしぶり。
彼女はたいへん几帳面な性格で、常日頃、家計簿で収支のチェックに余念がなかった。
そんなある日、家計簿を記帳中に、ふと電気の使用明細に疑念を抱く。
家電一式は、全て前の住居から持ってきたものを
使用しているのにもかかわらず、旧宅での使用量より多いのだ。
家の中を一通り確認したが、特に電気製品は増えていない。買い換えてもいない。
そこで考えたのが、隣家に電気を盗まれているのではないか?ということ。
実は、引っ越してきた当初から、隣家に棲む夫婦が、
それとなくこちらの様子を覗っている気がしてならなったのだ。
早、婦人は、電力会社から技術者を呼んで、
隣家に繋がる配線がないかを調べさせたが、特に不明な点はみつからなかった。
数日後、次の電気の使用明細が届くが、やはり、旧宅の時より使用量が増えている。
再度技術者を呼び、今度は、家の中を配線を調べてみることにした。
家中の家電のコンセントを抜き、照明器具も取り外したのに、電気の計量メーターが回っている。
婦人と技術者は、首をひねったが、ふと配電盤から細い配線が一本伸びているのに気づいた。
不審に思い、その配線を辿ってみたところ、それは床から縁の下に続いているようだ。
仕方なく、床板を取っ払い、その線の繋がる先を確認することにした。
床の下に見つけた細い線は、そのまま地中に続いていて、手で引っ張っても抜けないようだ。
これ以上は手の施しようがなく、建設業者を呼んで、そこを掘り起こしてみることにした。
重機を使い、線の先を掘り進めるうち、古い型の大きな冷蔵庫が地中から出てきた。
どうやら配電盤から伸びる線は、この冷蔵庫に繋がっているようだった。
まだ稼働中らしい冷蔵庫の中が気になり、すかさず扉を開けたところ、
中から、女性の死体が、ほぼ綺麗な状態でごろりと出てきた。
警察を呼んで、この件は収拾。
婦人は、その後も住み続けている。
電気の使用明細は、旧宅と同じ量に戻った。
以上です
かなり前に見たドラマなので、途中若干違っているかも…
なんというか、じわっと怖かったです
637:
>>636
乙。面白そうなドラマだな。
何が怖いって女性が一番怖いな…
647:
ずーっと前に読んだ小説。
主人公はとある田舎の村の出身だが少年時代に故郷を離れて以来一度も帰っていない。
彼には誰にも言えない秘密があるからだ。
ある日主人公は村外れの一軒の家が無惨に潰れているのを発見する(理由は忘れた)。
近付いてみると住人らしき女性が上半身を落ちて来た木材に挟まれていた。
瀕死なのかもう息を引きとってしまったのか身動きひとつしない。
下半身の服装が乱れて太腿が剥き出しになっているのを見た主人公は
無性にムラムラしあろうことかその女性を強姦してしまう。
そしてそのまま通報もせずに立ち去ってしまった。
直後に引っ越すことになった主人公はその家と女性がどうなったか知らぬまま
村を出て今までそのことは忘れたように生きてきた。
ところが数十年後、仕事の都合(?)で村を訪れる必要ができる。
恐る恐る故郷に帰る主人公。
長い年月の間に村はすっかり様変わりし昔の面影はほとんどなくあの事故のことも
すっかり忘れられているようだった。
風情のある旅館に泊まり、こんなことならもっと早く来てみれば良かったかな
などと考えていると旅館の主人が要望があれば女を呼びますよ?と持ちかけて来る。
温泉につかり良い気分になっていた主人公は興味半分で呼んでもらうことにする。
正直こんな田舎だし大して期待はしていなかったがやってきたのは
20代前半くらい、商売の割にはすれてない感じのそこそこいい女だった。
主人公は「ラッキーv」と思いつつ女と以前どこかで会ったような奇妙な既視感を感じる。
思い出せないまま一晩を過ごし翌日には家に帰ることにした。
648:
帰る前に一応例の現場がどうなったかを見ておこうと考えた主人公は
記憶を頼りにあの家のあった場所に行ってみるがそこには当時の痕跡は何もなかった。
たまたま通りかかった老人に
「昔この村に住んでいた者だが、昔ここで大きな事故があったと思うんですが
 その後どうなったか御存知ですか?」と聞いてみると
・ここにあった家は潰れて一家全滅娘が一人だけ助かった。
・助かった娘は顔にひどい傷を負い何時間も閉じ込められていた恐怖からか
 正気ではなくなっていた。
・娘は狂ったまま村中を徘徊するようになった。
・そんな娘でも誰かが悪さをしたのかやがてお腹が大きくなり女の子を産み落とした。
・産まれた娘はそんな出生なので普通の仕事に就くことも出来ず温泉旅館などで
 客をとっていると噂で聞いた。
主人公は昨夜会った女の顔を思い出して愕然とする。
あの時感じた既視感は「どこかで会った」ではなくて
女の顔が「自分に似ていた」からではないか…。
阿刀田高が人気wなので阿刀田高だった思われるのを書いてみた。
もしかしたら別の人と間違ってるかもしれない。
違ってたらスマン。
675:
タイトルは忘れたけど、昔読んだ三丁目の夕日でおなじみ西岸良平の短編漫画。
細かい部分は違うかもしれないけど。
深夜の繁華街で男が刑事に追われている。男は連続殺人犯だったのだ。
自分もついに警察に捕まるのかと思った男だったが、次の瞬間男は見知らぬ場所にいた。
そして何者かが語りかけてきた。そのものが言うには、宇宙には数多くの生物が住んでいる。
それゆえに宇宙のバランスが崩れているのだという。
そこで、いくつかの星から代表者を選び、殺し合いをさせ
、生き残った星以外は全て消滅させるというのだ。
男は困惑しながらも、懐から拳銃を取り出し生き残ることを誓う。
男が最初に出会ったのは身体が大きな鳥のような異星人だった。
だが、身体が大きいだけで男は簡単に殺害する。
次に、男は何かを熱心に組み立てているウサギのような異星人を殺害する。
ウサギのような異星人が組み立てていたのは銃のようだった。それを胸にしまう男。
そして最後に出会った異星人は身体が金属でできたロボットのような異星人だった。
拳銃で応戦する男だったが、異星人の身体には傷一つすらつけられない。
投げつけられ、片腕をもがれ、
殺されるかと思った男はウサギのような異星人から奪った銃を手にした。
銃は光線銃だった。男はロボットのような異星人も殺害した。
すると、またどこからか声が聞こえてきた。最後まで生き残ったのは地球人だった。
だから地球だけは助けてやるのだという。
次の瞬間男は繁華街に戻っていた。傷は全て治っていたが、
刑事に見つかり男は銃で撃たれてしまう。
一息ついた刑事が空を見上げると、何個かの星が強い光を放ち消えていった。
地球を救ったのが連続殺人犯だったというのと、
それに誰も気がつかない事に後味の悪さを感じました。
677:
>>675
あの絵でそんなストーリー…
読みてえええええええ
678:
P・K・ディック【シルビア】
ある所に1人の美少女がいるんだが、これが近所の湿地帯の荒野で
独り交霊術なんかやらかしちゃう子でその所為で家族を始め周り中から距離を置かれてた。
一応彼氏なんかもいて、それなりに問題も抱えながら幸せに過ごしていたんだが、
ある日、その女の子(以下A)が交霊術に失敗して死んでしまう。
以前Aから何かあったときは私を召喚してと、
彼氏に甦りの法を伝授していたので、早彼氏は実行することにした。
だが、Aを生き返らせる為には誰か他の人間の犠牲が必要であった。
そこで彼氏はAの妹を生贄にしようと思い、Aの妹を湿地に呼び出した。
ちょっとアレだった姉だが、家族としてそれなりの愛情を持っていた
妹はAの供養のためという彼氏(以下B)の言葉にまんまと誘い出されて行ってしまう。
もともとAと違い、美少女でもない普通の女の子で両親に可愛がられていた
妹(以下C)にAもBも良い感情を持っていなかったので、
コックリさんで連絡を取りながら細かい段取りをしながら、CにAを召喚した。
Cの見るべくもないありふれた顔からAの輝くばかりの美しい顔になり、
「私Aよ、ありがとう」と笑う元CのA。
AもBもCの犠牲で甦ったことに一片の罪悪感を抱かず、
あまつさえAの両親に生き返ったことを報告しようと喜色満面A宅へ向かった。
A宅へはまずBが驚かせないために先に行き、Aが甦ったことを両親に告げる。
Aが死んだ所為でさらにBがおかしくなったと思った両親に、Cを殺した事で甦ったAを紹介するB。
679:
死んだと思っていた(正直、やっかい払いできたと思っていた)Aの帰還に驚く両親。
その固まった姿にニヤニヤしながらAといちゃつくB、だが、
あまりにも動かない両親にさすがに不審を感じ凝視していると、
CがAになって甦ったのと同じように顔が歪み、そしてAになった。
3人になったAにBは召喚が失敗した事を悟り、Aを置き去りにして外に逃げる。
外に出て他の人々も次々にA化していく事実に泣きそうになりながらただひたすら逃げつづけるB。
現象の中心点(すなわち元CのA)から離れればどうにかなるだろうと街に出るが、
そこでも人々のA化は進んでいく。
もっと遠くへ行けばなんとかなるかとタクシーを拾うB、
だが乗って間もなく運転手もA化し「どうしたの?B」と可愛らしい声で聞いてくるしまつ。
絶望したBはタクシーの後部座席でひとりうな垂れる。
そして、B以外のすべての人類がA化する。
うな垂れていたBがそっと顔を起こし周りを見回す。
「B、どこ?」そこに居たのはAだった。
正直、SFしか書かないと思っていたディックのこの作品。
短編集に入ってる奴なので長くはないんだが
これを読んで以来、後味の悪い話というと真っ先にこの話が思い浮かぶようになったよ
686:
>>679
うわっ、後味悪いね。つーかAが気持ち悪過ぎるw
全世界がA化して、その後どうなるのか考えたら
頭がこんがらがって来るねw
712:
楳図かずおのおろちシリーズ「姉妹」。
不思議な力を持ったおろちという少女が、
ひょんなことからお手伝いとして入り込んだお屋敷での話。
そこには美しい17歳の姉と16歳の妹、醜い化け物と化した母親が住んでいた。
この家系の女は皆、18歳になると手や顔にほくろのようなアザが出来、
やがてはそれが全身に広がり化け物のようになるという運命を背負っていた。
姉妹2人は、その日が来るのを恐れながらも、
どうすることも出来ずにお互い慰めあって生きている。
特に姉には恋人がいるのだが、その恋人を心の支えとしながらも
本当のことは言えず、迫り来る18歳の誕生日におののく日々を送っていた。
そんなある日、母親が死ぬ。
その時姉は外出していたため、母親は妹にだけ遺言を託した。
妹はおろちと姉の恋人にだけ、その内容を打ち明ける。
それは妹は実はもらわれっ子であり、つまり化け物になるのは姉だけであるということだった。
それを立ち聞きしてしまう姉。
その日以来、姉は人が違ったようになり、妹を虐待し始める。
妹は、「それで姉の気がすむのなら」と健気に耐え続ける。
714:
そして、姉の18歳の誕生日の前日。
姉は1人鏡に向かって自分の顔を眺めた後、
「どうせ醜くなるならいっそ自分の手で」と炎で顔を焼いたのであった。
その後も虐待は続き、それを見かねたおろちや姉の恋人
(こいつ途中で妹に心変わりのそぶりを見せる)が妹に救いの手を差し伸べようと
するのだが妹は「ずっと姉の側にいる」とこれを拒否し2人を追い出してしまう。
そして姉と妹、2人の生活が始まる。
時は流れ、妹の18歳の誕生日。
姉は又も1人鏡に向かい自分の焼け爛れた顔を眺め、
「今日が来ても妹は美しいまま」と錯乱する。
そこに声をあげて笑いながら入ってくる妹。
妹は自分の額と指先を姉に見せる。
そこにはほくろのようなアザが出来ていた。
もらわれっ子は姉の方だったのだ。
「お姉さま、この事実をしった時、あなたが今まで私に対してそうしてきたように私もあなたを憎み嫉妬した。だから嘘をついた。そしてあなたは自分で醜くなった。私はこの事実をあなたに告げる日を屈辱に耐えながら待っていた。」
そして更に時は流れ、姉の恋人が屋敷を訪れる。
閉ざされた扉をこじ開けて中に入ってみると、
そこには狂い死にした女とえたいの知れない醜い化け物がいた。
761:
ねこぢるの「ねこぢるまんじゅう」
ねこの兄弟が周囲に助けられながら生き別れになった母を捜すという残酷な漫画が多いねこぢる漫画では珍しいほのぼのとした人情譚だが、
最終話がやけに後味悪かった。
歩き疲れた兄弟がたき火を炊いて休憩している。
と、そこへお母さん(何故か人間)が現れ、一緒に家に帰る。
家には死んだ筈の育ての祖父(人間)と、父親を名乗る中年男性がおり楽しく夕飯を食べ出す。
猫の兄は「あれ、お母さんと人間なのかな?」と疑問に思った途端、死んだ祖父の霊が現れ
「お前らは幻影を見ているんだ」と諭す。
たき火に使った火種には幻覚剤の原料になる葉っぱも混じっており
この幸せな一家団欒は全て幻であった。
しかし、「まぁ、いいや。クスリが切れるまでもう少し・・・」とトリップに浸る兄弟。
傍らで祖父の霊が二人の身を案じてたたずんでおりED。
最終話意外全てほのぼのした終わり方だったのに、
最後の最後でこの結末かよ!!と思ってしまった。
結局母親は見つからないままだし、多分この兄弟は幸せな幻影を求めて
薬に依存し続け、薬物中毒になって野たれ死にするんだろうな・・・。
762:
途中もほのぼのしてなかった気がする
763:
ほのぼのなんかしてなかったよ
善意の豚の子供平気で殺したりしてたじゃん。
765:
有名だから知ってる人も多いだろうけど、リングも続編見ないとかなり後味悪い。
話題的には今更だけど簡単に書いとく。
見た人が7日後に死ぬテープというのが話題になる。
ある記者の女性がそれを手に入れて見る。
彼女は友人の男性記者にもそれをダビングしてみせる。
色々ありそれが本物と確信した二人は何とかその呪いを解こうと色々調べる。
が、そんな中女性の子供がそのビデオを偶然見てしまう。
慌てるが時既に遅し。子供まで呪われ何とか助けようとする。(確かヒロインは母子家庭)
そんな中、呪いの元凶を突き止める。
無残に殺されて死体も見つかってない「貞子」と言う女性がその元凶と突き止める。
彼女の故郷に二人で向かい、もうすぐ女性の方が死ぬという時間(ビデオを見てから7日目の時刻)
の直前に奥深く暗い井戸の底で彼女の白骨化した遺体を発見。
それを見つけて貞子の不幸な過去や呪いが解けた喜びでそれを抱きしめ泣き崩れるヒロイン。
そして、時間を過ぎても彼女は死なない。呪いは完全に解けたのだ。
766:
・・・しかし、その数日後。
もう呪いが解けたと思ったのに一緒に突き止める為に取材していた男性記者が死亡。
それを知りパニックなるヒロイン。もうすぐ自分の子がビデオを見てから7日目の時刻。
「何で私は助かったの?私がして、彼がしてない事・・・!」
懸命に息子を助けようと考えるヒロイン。
そして、あることに気づく。
「・・・タビングして、人に見せた・・・!?」
つまり、貞子の死体を見つけて弔っても呪いは解けていなかったのだ。
ヒロインが助かった理由は呪いが解けたからではなく、ビデオをタビングして
二人の人間(男性記者と事故とは言え息子)に見せていたからだった。
ラストは、車にビデオテープを乗せ携帯で電話する女性の後姿。
「…あ、もしもしお母さん?見て欲しい物があるの。
 …そう、お父さんも一緒に。あの子の為なの…。」
走り去って行く車。
これで終了。
無駄に長くなってすまん。上手くまとまらなかった…。
書いてて気づいたけど、最後は携帯で電話しながら車を運転してたから
もしかして今テレビで再放送とかは無理か…?
なんかもしそうらな別の意味で後味悪いな。
770:
あのシリーズは続編を見るとさらに後味が悪くなると思う。
映画は知らないから原作の話だが。
1作目は有名なテレビから女が出てくるシーンのホラー話だ。
原作も同じくどこからどう読んでもホラーだ。間違いない。
2作目は続編ってことでやや理屈っぽくなっているが、違う角度から切り込んだホラーだ。
ところが3作目になって完全にホラー色はなくなり、SFになっている。
実はリングもらせんも全部仮想世界の話で、その仮想世界から飛び出した少年が3作目の主人公。
世界に変な病気が蔓延して、それが仮想世界の貞子の呪いと関係してると看破した少年が
人類を救うために仮想世界に戻っていってめでたしめでたし。
と言う飛躍をする。
人気が出て無理矢理続編書いたから仕方ないとは思うんだが、これはないだろと思った。
815:
銀河鉄道の夜もなかなか後味悪い。
うろ覚えだけど書いてみる。
少年とその親友が、夜に一緒に居ると自分達の目の前に
銀河鉄道という夢の世界に連れて行ってくれる電車が現れる。
二人はその電車に乗って色々な星を回って危険と楽しさに満ちた冒険をする。
そこは夢の世界みたいな形で二人で楽しむんだけど、時間が来て現実世界に戻る。
そして、親友の少年が居ないので探す主人公。
するとなんだか海の方で町の人たちが騒いでいる。
どうやら子供が海に落ちたらしいのだが、暗くて中々見つからないらしい。
浮かんできた靴に見覚えの有る主人公。
その靴はさっきまで一緒に銀河鉄道にのっていた親友の靴。
実は、親友は銀河鉄道に乗り込む前に海に落ちて溺死していた…。
細かい所は覚えてないんだけど確か大筋ではこんな話だったと思う。
授業でちょっとやって、面白そうだから図書館でかりて全部読んだんだけど…。
学校図書にもなってるように作品がこんなラストだとは…。
夢見る冒険モノだと思って読み進めていた当時の自分には後味の悪い衝撃のラストでした。
816:
>>815
えっそんなストーリーなの!?
原作も映画も途中までしか見たことないのでちょっと驚き・・。
事故で亡くなった親友が最後、天国へ旅立つまでの時間を
一緒に過ごした・・ってオチなんだろか?
なんだか面白そう。
818:
>>815
銀河鉄道の夜というとネコが直立歩行しているシーンが浮かんでくる。
でも人間の話だよね。
うまく思い出せないけど、似た別の後味悪い話があるのかな?
820:
>>818
それはますむらひろしの漫画(宮沢賢治の作品を原作にしている)か
アニメ映画(ますむら氏がキャラクターデザインし、別役実氏が脚本を担当した)でしょう。
825:
>>815
自分は後味が悪いというより、哀しい話だと思う。
伏線はちゃんとあるんだよね。
銀河鉄道に乗っている時、親友が
自己犠牲について語るシーンがあったはず。
それに、主人公の切符だけが親友や他の人と違い、
どこまででも行ける(可能性が無限)の切符。
実は銀河鉄道に乗ってるのは死んだ人ばかりで、
生きてる乗客は主人公だけ(オカ板向けの話だね)。
で、リアル世界に帰ると、
親友は川(銀河とイメージを重ねていると思う)に
溺れたいじめっ子を助けて、溺れ死んでる。
836:
子供のころ読んで、なんとも後味悪かった漫画。
わがままなお姫様がいて、毎晩豪華なドレスを着て舞踏会に行くんだけど
自分よりもドレス自体をほめられてることに気づき、憤慨。
ある夜、姫はあやしい本を読んで悪魔を召喚。
悪魔を鏡に閉じ込め、出してやる代わりに願いをかなえろと脅す。
「舞踏会では皆、わたしのドレスしか見てない。
もっと輝くほどに美しくなって、皆をわたしの虜にしたい」
めんどくせーなと思いつつも悪魔は了解し姫の要望どおりの姿に変える。
姫は髪の毛の1本1本すべて輝く金色の絹に くちびるはピンクの珊瑚に
肌は透き通るような真珠に 瞳はサファイヤ白目はダイヤ・・と全身宝石になっていた。
仰天し心配する執事に姫は「大丈夫よ、少し体が重いけど・・美しいでしょう」
(実際、絵がすげーキモイ。気味悪いフランス人形みたいになってる)
思惑通り舞踏会ではみんなの視線を釘付けにでき、姫はご満悦。
調子に乗って「美しい姿を市民にも見せてあげたいわ」と馬車を出すように命令。
執事は必死で止めるが姫は行ってしまう。
町ではまずしい市民たちが姫の姿に驚き、感嘆の声を上げる。
「フフ、こんなに美しい姫を拝めてあんたらは幸せね」とほくそえむ姫。
そこへ一人の男が「たのむ!娘が病気なんだ、髪の毛をひとふさくれ」と飛び出し
姫の髪の毛を一掴み引き剥がして逃げる。ひいいいいい!!!と悲鳴をあげる姫。
オレも・・私も・・と、次々に市民は姫に襲いかかりサファイヤの目玉も
爪も肌もすべてえぐりとり、最後は血まみれになった肉?だけが残っていたというストーリー。
木の上で見ていた悪魔が「へっ!だから女ってのはバカなんだよ」とニヤニヤしてEND
絵がすごいリアルだったのとグロなのもあって、非常に後味悪かった。。
838:
>>836
それ確か犬木加奈子の作品だったと思う。
私も幼い頃読んでガクブルしたw
860:
>>836
犬木加奈子の「かなえられた願い」の1つだな。
あれは後味悪い話大杉・・・
84

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