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彡(゚)(゚)と学ぶうつ病治療の歴史


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需要あるなら書いてく
引用元: ・彡(゚)(゚)と学ぶうつ病治療の歴史
2:
暇だしどうぞ
3:
ワイにタイムリーなスレ、イッチよ頼むで
5:
期待
13:
古代ギリシャにて
(´・ω・`)「なんだか元気が出ない……ゆううつ」
彡(゚)(゚)「お、原住民やんけ!どうしたんや?」
(・ω・`)「やきうのお兄ちゃん……最近ずっとゆううつで……
楽しいこともないし死んでしまいたいよ」
彡(^)(^)「それはメランコリーやな!黒胆汁が原因や!」
メランコリーとは……
古代ギリシャにおいてはヒトは四つの液、すなわち「血液」「黄胆汁」「黒胆汁」「粘液」のバランスが崩れることによって病気になると考えられた
例)血液が優勢で黄胆汁が腐敗すると下痢
この時、黒胆汁が優勢になるとヒトはゆううつになるとかのヒポクラテスの時代には考えられていた
ゆううつを意味するメランコリーは、黒胆汁に由来する言葉である
17:
古代ギリシャの時点である程度医学的な根拠は考えられてたんやね
18:
一応病気扱いはしてたんすねぇ
21:
(;ω;`)「黒胆汁が原因なのはわかったけど、どうやったら治るの?ずっとこのままは辛いや」
彡(゚)(゚)「問題は黒胆汁が多すぎることやな……」
彡(^)(^)「せや!下から全部出せばええんや!」
黒胆汁が多くなるのが原因と考えられていたので、治療は必然的に黒胆汁を体から追い出す方向へと向かった
瀉下療法と呼ばれ、人類初のクスリとも言われる下剤(薬草)を用い、ただ脱糞させた
驚くべきことにこの瀉下療法は、1870年代まで続いたという
22:
えぇ...
鬱だと脱糞させるのか...
23:
>>22
体から悪いものを出すって考え方はよくある
26:
(´。ω゜`)「お腹が……お腹が……」
(´;ω;`)「他の治療法はないの……?」
彡(゚)(゚)「わがままな奴やな」
彡(-)(-)「しかしどないしたもんかな……
黒胆汁は血液から作られる……せや!」
彡(^)(^)「血抜いたろ!」
( °ω° /)
これは瀉血療法と呼ばれ、要は血抜きである
中世の西欧では好んで行われ、瀉血療法のしすぎで血の一滴まで抜き去って死亡したという悲しい例がある
27:
えぇ…
28:
ホットワインが精力剤ってのも四体液説由来やったな
31:
その辺の時代は何かあったら瀉血してたししゃーない
瀉血瀉血(しゃけつ)とは、人体の血液を外部に排出させることで症状の改善を求める治療法の一つである。古くは中世ヨーロッパ、さらに近代のヨーロッパやアメリカ合衆国の医師たちに熱心に信じられ、さかんに行われた。だが、現代では実は医学的根拠は無かったとされる。
現在の瀉血は限定的な症状の治療に用いられるのみである。方法としては17ゲージ前後の注射針を血管に穿刺・留置してチューブを通し吸引機を使用して血液を抜き去る。
https://ja.wikipedia.org/wiki/瀉血
33:
今でこそ笑ってるけど
ワイらの治療法も未来から見ればアホみたいなもんなんかもしれんな
34:
(´。ω゚`)(。ω゚`)(´。ω゚)「」
彡(゚)(゚)「しかし瀉血療法でも瀉下療法でもダメか……」
彡(-)(-)「いったいどうしたら……」
彡(゚)(゚)「あの人を訪ねてみるか」
???「ワタシ、どいつカラ来タダイジョーブ博士デース」
……………………
「あひゃひゃひゃ」
ダイジョーブ博士「科学ノ進歩、発展ニ犠牲ハツキモノデース」
彡(^)(^)
なんのことだかわからないが、ようは阿片である
ケシの実に傷を入れ、乳液を取り出し乾燥させたもので鎮痛、多幸感などの効果が得られるため、うつ病の治療にも使われた
いうまでもなく麻薬である
依存が問題となったためか、次第に治療法としては中心的な位置からは離れいくが、近年になって注目も浴びた
43:
(´・ω・`)「ひどい目にあったよ……もう治療はしなくていいかな」
彡(゚)(゚)「ほーん、まだ他にも治療法が……」
(´;ω;`)「もうお腹いっぱいだから他の人にしてあげて!」
彡(゚)(゚)「そういうならしゃーないわ(ただの生活指導なんやけどな)」
ここで四体液説のおさらいである
血液、黄胆汁、黒胆汁、粘液のバランスが崩れるとヒトは病気になる
血液や粘液はそのまま血液と粘液であり、黄胆汁は嘔吐した際に見られた胆汁そのものであると思われる
黒胆汁の実態のみは不明だが、飲食によって作られるとした
そのため生活習慣を整えることが指導された
運動、食事、風呂、休養などである
加えて、精神療法的なアプローチに力を入れた医者も存在した
ローマ時代のケルススは希望を与え、褒めるなどといったことを重視した
47:
やっぱ日々の生活を整えるのが一番なんやね
49:
畜生みたいな前例から優しい世界
51:
時代を先取りしすぎたんやな
72:
うつ病ってたいへんやね
馬鹿にできんわ
74:
というか昔にすでに治療法云々いっとるのが驚きやな
今でさえうつなんて病気やない甘えやなんて奴大勢おるのに
75:
番外編?中世の精神病?
(´・ω・`)「見えない人が話しかけてくる!」
(´・ω・`)「なんか急に怒りっぽくなっちゃう!」
彡(゚)(゚)「あっ……(察し)」
パラケルスス(有名な医者)「う?ん、これは魔女w」
J( 'ー`)し 「火あぶりね」
(´・ω・`)「えっ!でもやきうのお兄ちゃんはメランコリーじゃないの?」
ヨハン・ワイヤー「メランコリーは黒胆汁っていう、体の病気ですし……」
J( 'ー`)し 「でもどうせだし火あぶりがいいわ」
(´・ω・`)彡(゚)(゚)
(´^ω ^`)彡(^)(^)
中世において魔女狩りが行われたのは周知の通りである
以前思われてたより小規模ではあるものの、周りと違うものが異端=魔女として火あぶりに処せられた
この中には多くの精神病者がいたとされる
それに反しうつ病の患者では、治療法が発展しなかったことと引き換えに、体の病気という考えは根強く、魔女狩りを免れていた
おそらくゆううつ気分は誰もが体験するためではないだろうか
79:
>>75
神様を信じていれば落ち込まないから異端みたいな流れだと思ってたけど
体の病気のままやったんやね
77:
はえ?
まぁ落ち込んだだけで魔女扱いもなぁ
80:
糖質は昔は神のお告げが聞けるってことで聖職者から嫉妬されてたって聞いたわ
しかしなんで鬱だけ他の精神病と違う扱いやったんやろ
84:
>>80
基本的に動きがなくなっていくから
家に閉じこもったりで周りに迷惑かけたり関わったりしなかったんじゃない?
250:
>>80
それだけ四体液説の影響が強かったんや
うつ病は黒胆汁っていう体質の問題って意識が近世までかなり残ってたんやで
だから他の精神疾患は悪魔憑きとして扱われても、うつ病だけは黒胆汁が多いだけでしょって感じだったんや
82:
魔女狩り怖いンゴ・・・
87:
鬱でも落ち込まないだけで魔女か・・・
それただのヒステリックやん
88:
18世紀にて
彡(-)(-)「時代は啓蒙主義や……今までの古い考えは捨てなあかんな」
彡(゚)(゚)「おい、ちょっとこっち来てくれや」
(´・ω・`)「わかったよやきうのお兄ちゃん
でもどこ連れてくの?」
彡(●)(●) 「ええから、ええから」
ドババババァァァァッッッッッ!!(穴に落ちた音)
       ;;,、
(´。ω゚`)「わっ!なにここ、うんちがたくさんある!助けて!」
彡(^)(^)「wwwwwwwwwwww」
18世紀後半、なぜかメランコリーは怖がらせれば治るという精神療法が生まれた
実際にはうんちではなく蛇がうようよいる穴に落としたり、橋の途中が抜けるようになっており池に落とすなどの手法が考案された
なお実際にメランコリーの患者が強盗に襲われ、川に飛び込み格闘をしたらメランコリーが治ったという逸話がある
89:
>>88
ええ・・・
90:
ショック療法かな?
107:
まぁ鬱なんかにならんように予防すべきなんやろなって
108:
(´・ω・`)「びっくりさせないでよ!あーまだゆううつだよ……」
彡(゚)(゚)「ほーん、せか……、効かんかったか……」
彡(●)(●)
( ´・ω・`)
(  ´・ω・)
( ´・ω)
(  ´・)
( ´)
(  )
(´    )
(・´ )
(ω・´  )
( `ω・´ )
( ・`ω・´)
この恐怖を与えれば治るという手法をさらに発展させたものの一つが、回転椅子療法である
高で回転する椅子に患者を縛り付け、回す
口、鼻、耳あたりから出血するまで回す
ちなみにこの療法を発明したのはかのダーウィンの祖父であり、無害な拷問というカテゴリー名称?が用いられた
その他にも水責め、大砲の音を耳元で鳴らす、真っ暗で無音な部屋に閉じ込める、挙句には鞭打ちなど、バリエーションは多岐にわたる
115:
>>108
出血のところが怖すぎる
110:
>口、鼻、耳あたりから出血するまで回す
ヒエッ
111:
遠心分離かな
116:
これ絶対精神病患者をいじめて楽しんでる奴おったな
120:
>>116
ベドラムでぐぐってみるといいぞ
ベドラムベドラム (Bedlam) はイギリスにある世界で最も古い精神病院の一つ。正式名称は王立ベスレム病院 (Bethlem Royal Hospital)。
ベドラムはもともと、1247年にロンドンに建設された、修道女と"the order of the Star of Bethlehem"の信者のための小修道院であった。
1330年には「病院」として言及され、1377年からは精神病も扱い始めたが、1403年までに収容された患者数は僅かに9人であった。
ベドラムは16世紀初頭の地図によれば、ビショップゲート通りに面し、いくつかの石造の建物と中庭、更には教会と庭園をもつ施設であった。治療の環境は一貫して極めて劣悪で、監禁とほとんど変わらない状態であった。全部で31人の患者が収容されており、おぞましいうめきに満ちていたという。暴力を振るうなどした危険な患者は、手錠をはめられ壁か床に鎖で繋がれた。
(中略)
その後ベドラムは非人間的で残忍な治療法で悪名高くなった。
https://ja.wikipedia.org/wiki/ベドラム
関連:ベドラムとかいう鬼畜施設wwwwww:腹筋崩壊ニュース
119:
真っ暗で無音とか逆に狂うわ
あ、でも狂ったら明るくなるし・・・?
123:
>大砲の音を耳元で鳴らす
セミにも撃つし、この時代の人たち大砲好きすぎじゃない?
128:
(´・ω・`)「もう僕はダメだ……死んで天国に行きたい……」
「そこまで思いつめとるんか……辛かったな……」
(´;ω;`)「お兄ちゃん……」
J( 'ー`)し(天使のコスプレして急に登場)
彡()()
J( 'ー`)し「私は天使よ……あなたの罪は赦された……」
(´・ω・`)
 (´・ω・`)
 (    )
  `u-u'
それまでの反動を受け、モラル療法というあらたな精神療法が誕生した
こころに優しく働きかけるのを目的とし、メランコリーの原因に共感し、涙し、慰め、希望を与えるなどが治療の方針であった
例えばピネルは自分は罪深い……と自殺を願う躁うつ病患者に、天使の扮装をさせたエキストラによって「罪は赦された」と宣言させた
この例ではうまくいったため回復したという報告がなされているが、効果は決して高くなかった
実際ピネルの弟子も「効果は長続きしない」と述べている
茶番
132:
>>128
それで治ったら、神父さんや牧師さんだけでよくね?
129:
ギャグかな?
130:
カーチャン…
133:
かなC
140:
催眠療法
(´・ω・`)「やきうのおにっ……」
彡(゚)(゚)「ワイはメスメルや!」
(´・ω・`)「えっ急に何を
彡(●)(●)
(´・ω・`)
(´・ω・`)「メスメルさん」
彡(゚)(゚)「世の中には動物磁気に溢れてる」
彡(゚)(゚)「その配分を直せばホラ!」
彡(゚)(゚)「治ったやろ!治ったよなぁ!?(脅迫)」
メスメルは独自の理論を応用し、医療に用い、大成功を収めた
神経症(現代でいう心因性疾患)が治ったという患者が続出し、大盛況となった
しかしこの方法を他の医者が真似しても成功せず、ペテン師という非難はあったものの、実際に楽になったという患者が多いため、メスメルのカリスマ性が患者を治している、という結論に至った
mesmerize(魅了する)の語源はメスメルであり、現代でも用いられる催眠療法の創始者となった
そしてある時ある男がこの催眠療法に出会う……
男の名はフロイトといった
142:
ええ・・・
144:
意味不明過ぎて草
146:
メスメルは古典催眠の分野では有名なんやがな
そんなポンコツ理論じゃないんだが
149:
>>146
実際毎日のように「お前イケてるやん!病気なんかもうないで!」て言われたら気分よさそう
150:
>>149
もしかして鏡に向かって肯定的なこといったら治るんじゃね?
「お前は誰だ」はNG
152:
>>150
実際起き際にポジティブなこと言うのは効果あるらしいで
153:
>>149
現在の催眠術の基本はメスメルの理論結構はいってるで
催眠に掛けて暗示を与えるんや
148:
人間プラシーボやな
151:
えっ?もしかして治ってる?!
治ってるやん!
とか言い続けたら治るんかも
161:
彡(゚)(゚)「催眠療法……なんとも不思議なもんや」
彡(-)(-)「いったい何故これで神経症が治るんや……?」
J( 'ー`)し「無意識よ」
彡(゚)(゚)「無意識か」
フロイトの名を知らない人は少ないと思う
彼は天才である
フロイトは催眠療法に出会い、人間には意識できない精神の領域があり、そこから心の病気になると考えた
それゆえ今までのようにただ語りかけるのではなく、精神の奥底にある問題を見つけられた時、治療として成功すると考えたのだ
事実、当時の神経症(ちなみにうつ病と神経症は違う、フロイトもメスメルも主にヒステリーを相手取っていた)の治療には多くの実績が上がった
そしてフロイト曰くうつ病の心理とは無意識にある別れ、そして別れた人への怒りの抑圧である
しかし今日の精神科の医療において、精神分析は少なくともメジャーな方法ではない
治療効果が乏しく、時間がかかり、本当に原因が別れにあるか確証はないなど多くの問題点を抱えているためである
そして何より抗うつ薬が誕生したためである
164:
無意識の別れ?
250:
>>164
別れとか別れた人への怒り、そういったことへの思いを無意識の方に抑圧してるってことやな
ちなみに神経症の原因を考えてたどり着いたのがあの有名なエディプス・コンプレックスなんやで
170:
根本的な原言い出したら、遺伝要因も強そうなんやが
一度なると、もともとのストレスの原因無くしても治らんかったりするし
一時的でもいい状態の方が治療もしやすいやろ
180:
精神病なんて脳内物質の分泌バランス壊れてるときに起きるんだから
遺伝とかめっちゃ関係ありそうやん
代々内臓が弱い家系とかがあるわけやし
187:
>>180
実際遺伝性はあるで
というか精神疾患のほとんどは環境要因だけじゃなく遺伝要因も強い
182:
精神病に冷たい家庭に限って精神病家系やったりする
188:
19世紀はじめ
彡(-)(-)「石油から風邪薬やらなんやら作れるようになった……」
彡(゚)(゚)「ワイはもう怖いもんなしやな……」
(´・ω・`)「お兄ちゃんうつ病の薬って……」
彡(゚)(゚)「死ねカス(せやったな!任せとけ!)」
彡(-)(-)「とは言ったもののどうにもうまくいかん……睡眠薬やらは作れたんやが……」
彡(^)(^)「まぁえっか!」
そして1950年代
ドレ&ドニケル「抗ヒスタミン薬(クロールプロマジン)が統合失調症を改善させたのよ?!すごくない!?」
彡()()「ファッ!?なんやこいつらきっしょ!」
(´・ω・`)「じゃあこのクロールプロマジンと似た構造を持つイミプラミンを、統合失調症の患者の人に投与しても良さそうだね!」
カンッジャ「うぉぉぉ!!」(脱走し大声で歌いながら自転車で街を徘徊)
彡(゚)(゚)「はぇ?すっごい元気になるんやなぁ、これ使えばうつ病も治るわ(確信)」
こうして生まれたのが三環系抗うつ薬のイミプラミンである
先に登場していたイプロニアジドのような重い副作用もなく、初の抗うつ薬として、世界に衝撃を与えた
こうして今日の精神科へと時代は移り変わっていくのである
ちなみにこの登場が衝撃的すぎたためか、後に登場する抗うつ薬の多くはイミプラミンの構造を変えたにすぎず、副作用はすくなるものの、治療効果自体は大差がなかった
しかしイミプラミンの登場はうつ病の化学的なメカニズムにも光を当てた
どうやらうつ病の患者では、モノアミンという神経伝達物質が脳内で減っており、抗うつ薬の投薬がそこを増やすことによってうつ病が治る
そう考えられるようになったのだ
その考えに基づきSSRIなども誕生したが、やはり効果に関して言えばそれほど大差はないのが事実である
190:
未だにこの薬が現役という現実
191:
>>190
はえー、すっごい
194:
まぁでも結局神経系に働きかける薬を投与するという点では
麻薬と大差ないというか
抗鬱剤も麻薬として使えば麻薬だよなっていうか
199:
>>194
何故かこの世代の薬のほうが最近の薬より離脱症状(麻薬で言う依存症状)少ないんやで
201:
>>194
?3から0や1にする向精神薬と?1を?7にしたり2を9にしたりする麻薬とは全然違うやろ
203:
>>201
強さの程度の差なんやで
実際抗うつ薬の依存も多い
205:
>>203
ほーん強さの差なんやな初めて聞いたわ
206:
>>205
最近はだいぶ軽減されとるが古めの精神病薬は副作用も強いからなぁ
204:
鬱って怖いわ
もう手遅れやが
227:
最後
彡(゚)(゚)クレペリン(精神医学の父)
彡(゚)(゚)「精神障害は色々なタイプがあるな」
彡(-)(-)「うつ病depressionは躁うつ病の一部、つまり内因性疾患や」
クレペリンは精神医学の父であり、かれが生み出した分類法は基本的に今日でも通用する
すなわち全ての精神疾患は心因性(心理的な原因があるもの)、器質性(脳の病気、認知症など)、そして内因性の三つに分類されるというものである
では内因性とは何か?
それはおそらく体質的な要素が原因だと考えられるものである
例えば統合失調症などがそれであり、大事なのはストレスなどで発症するわけではないということである(誘因にはなり得る)
(´・ω・`)後の医者たち
(´・ω・`)「でもやっぱり躁うつ病の中にもうつしかならない人はいるなぁ」
(´・ω・`)「そういう人たちは遺伝的にもうつしかならないし……、躁うつ病とうつ病は違う病気なんだ」
(´・ω・`)「しかもうつ病には器質性のうつ(脳の病気などが原因でうつ状態になる)の人や、単に落ち込んでる人もいるみたい」
こうしてクレペリンの考える躁うつ病の分類は整理されていった
うつ病には、器質性、内因性、心因性の3つのタイプがあることもわかった
抗うつ薬が鮮やかに効くのは内因性である
しかし心因性、内因性の区別は時に難しい
228:
J( 'ー`)しアメリカの医者
J( 'ー`)し「今までの診断って曖昧だわ
こんな診断じゃ統計取るのも難しいわ」
J( 'ー`)し「もっと客観的に、どの期間どの症状が何個当てはまったらうつ病と診断する
こんな感じがいいわね」
J( 'ー`)し「まぁ診断基準が間違ってたらその都度修正しましょう、限界も問題もあるけどそれもいつか直せばいいわ」
こうして生まれたのが操作的診断基準DSM-IIIである
ちなみにそれまでの伝統的診断方法が完全に死んだわけでもない
DSMはあくまで暫定的なものであり、今までの診断方法のエッセンスとうまく組み合わせ診断しているのだろう
今の日本社会彡(゚)(゚)(´・ω・`)
彡(゚)(゚)「診断基準とかで結構当てはまるわ!
ワイはうつ病に違いないわ」
(´・ω・`)「失恋が辛くて……
えっ、うつ病ですか、診断基準には当てはまる……はぁ」
彡(^)(^)「ワイは新型うつやで!まぁうつなんて甘えよ」
うつ病などの患者数はこの10年間で2倍に増え、抗うつ薬の売り上げは5倍になった
もちろん未治療の人も数多くいるのは事実である
そういった意味では喜ばしいのだが、過剰診断が問題にもなっていることは事実である
DSMによってアメリカでも日本でも、診断技術は確実に落ちたと言われている
うつ病じゃない人たちをうつ病と診断し続けた結果が、抗うつ薬の効果が落ちたと言われるようになったことかもしれない
229:
後は精神医学的な事件言うと精神外科がらみやけどこれうつ病とはあんま関係ないか
230:
>>229
精神外科とそれ以外のリョウイキの違いがよくわからん
231:
>>230
精神外科は日本ではいわゆるロボトミーが有名やわ
手術をして外科的に精神疾患を治そうってやつやな
普通は現代的には薬物療法がメインになって、現在精神外科は一切行わない事になっとる
233:
>>231
なるほど、脳外科的なイメージか
236:
>>233
脳外科ゆーたらほんとに脳に損傷があるとか、腫瘍があるとかいう話やからなぁ
もちろんそれに精神病がからむ事もあるけど、精神疾患を治す事が目的の手術とはちゃうねん
まぁやってる事は似とるかもな
235:
精神弱いくせに逃げたらダメって考えのせいで酷い事になっとるな
237:
おまけ
色々な治療法
彡(゚)(゚)「電気を頭に流すんやで!」
(´・ω・`)「えっ」
電気けいれん療法はもともとショック療法の一つとして発案された
最近は専ら修正電気けいれん療法という安全な方法で行われており、効果も確立されている
彡(^)(^)「頭に磁気を!」
(´・ω・`)「」
経頭磁器刺激法は、新しい治療法で、脳に磁気刺激を与える方法である
まだ一般的とはいえない
彡(゚)(゚)「ぐるぐる思考を止めるんやで?」
(´・ω・`)「あっ、はい」
現代の精神療法のスタンダード、認知行動療法である
現実とは則さない認知の歪み(例:ワイはなんてイケメンなんやろ!)を、現実と擦り合わせていくことで、不必要に自分を責めたりする行為などの軽減を目指す
これから発展したものとして、ACT、スキーマ療法、弁証法的行動療法などがある
なおいわゆるカウンセリングに近いものであるが、状態が重い時に行うとかえって悪化することもある
カウンセリングにも副作用はある
色々書いてきたがうつ病の治療の基本
それは休養と、服薬であることに間違いはない
240:
終わりやで!
くぅーつか!
241:
乙やで面白かったわ
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