早坂美玲「ウチの”カッコカワイイ”宣言」back

早坂美玲「ウチの”カッコカワイイ”宣言」


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珍しい組み合わせと思ったが、東北同士ではあったか
34: 再開  ◆HN95RCKor6 2017/03/12(日) 14:41:27.54 ID:6qgRgu0M0
中央に佐久間まゆ、ウチから見て右に志希、左に幸子が並んだ。三人はステージ衣装に加えて、今回のイベントのコラボアイテムを付けていた。
そしてまゆが最初の挨拶を発した。
「みなさん、こんにちわー♪」
こんにちわー!とウチもとりあえず声を出す。隣の様子を見るとすでに舞い上がっていた。 
「うふ、本日は7ブランド合同キャンペーンの仙台会場へ、ようこそお越しくださいました。仙台出身の佐久間まゆです、どうぞよろしくお願いします」
再び、歓声があがる。
「今日は楽しんでいってくださいね…」
そういってまゆは下がり幸子が一歩出る。
35: ◆HN95RCKor6 2017/03/12(日) 14:44:16.38 ID:6qgRgu0M0
「仙台のみなさーん!カワイイボクがきましたよー!!」
歓声や名前を呼ぶ声が上がった。ウチはやや静観に近い感じで見つめている。
「フフーン。仙台の皆さんは幸せ者ですね!こんなにカワイイボクがこのコラボアイテムでさらにカワイクなったところが見れるんですから!」
歓声にこたえて手を振りながら幸子が下がり、志希が出る。
「やっほー、志希ちゃんだよー!」
するとこんどは歓声に加えて、ヒューというはやし声のようなものもとんだ。
「今日は開けた会場だからあたしのこと知らない人まで酔わせちゃうよー!なんてねー。今日はよろしく!にゃはは♪」
そうすると笑い声交じりの歓声が上がった。志希は満足そうな様子で二人と並んだ。
36: ◆HN95RCKor6 2017/03/12(日) 14:57:08.55 ID:6qgRgu0M0
「さて、とりあえず席につきましょう」
そうまゆが言って二人を促し、三人とも椅子に座った。
「とりあえず、今日のイベントはどうなってるんだっけ?」
「前半はトークショーです。そのあとに…」
「抽選をやって、そのあとかわいいボクたちのミニライブですね!こんなに近い距離で僕のライブが見られる機会は他にないですよ!」
「にゃはは、じゃあまゆちゃん。進行よろしく!」
「はい、任されました。ではまず、今回のイベントのコンセプトを説明しますね」
まゆがそういうとステージの背景に七つのブランドのロゴが映し出される。
37: ◆HN95RCKor6 2017/03/12(日) 15:38:47.58 ID:6qgRgu0M0
「このイベントは主に十代から二十代の女性のための新たなファッションの提案というコンセプトのもと、こちらの7ブランド共同で全国7都市で開催されているものです」
「仙台会場は3番目だねー」
「はい。他には東京、大阪、名古屋、福岡、新潟、広島で行われる予定です」
今更ながらにそんな雑誌広告があったのを思い出した。その時は自分には縁遠いと気に留めてなかったんだろう。
ウチのファッションはすでに確立されてる。今更何かで揺らいだりはしないって思ってた
38: ◆HN95RCKor6 2017/03/12(日) 16:51:34.92 ID:6qgRgu0M0
「それで、具体的にどんなコンセプトなんでしたっけ?」
「はい。自分が自分らしくあるためのファッション、あるいは、こんなファッションもあるんじゃないかという提案。そういったものを抱えていてもなかなか表に出す機会がない。
そんな悩みを解決したいという目的で、このようにみんなが集まる機会を作る。そして私たちアイドルがこのように前に立って、皆さんの力になる。そんなことを目指したイベントです」
提案…。ウチも、爪や眼帯を他のヤツに薦めたことはある。だけど、この辺のヤツらはそういうのに理解がなかった。
かすかに身じろぎをする。ここはウチの居場所だろうか・・・と。
39: ◆HN95RCKor6 2017/03/12(日) 16:58:05.36 ID:6qgRgu0M0
「まあ、どんな衣装を着てもボクのカワイさは揺るがないですけどね!」
「でもまゆは、可愛い服を着れば、もっと可愛くなることもできるとおもうんです」
「当然です!いくらボクがカワイイといっても裸でいるわけにはいきませんしね」
「まあどんな変な格好してもそのカワイさは揺るがないのかなってところはあるけどねー。それはバラエティー番組に任せよっか」
「ボクはバラエティーアイドルではありませんよ!?まあとにかく、ボクは最高にカワイイってことです!」
輿水幸子のカワイイ節はウチも知っていた、けれどこんなに連呼されても嫌味に感じられないのは素直にすごいと思った。
多分あれはものすごい努力と自信の上に成り立ってる。…ウチもアイドルになってあんな風に自らを主張することができるだろうか。
40: ◆HN95RCKor6 2017/03/12(日) 17:11:36.59 ID:6qgRgu0M0
「まゆちゃんは元読モだったよね。いろんな服着たりすることにどういう気持ちでいたの?」
「まゆは、もともと友達に誘われてやってたんです。だから可愛い衣装を着たりするのは楽しかったですけど、まゆがどんな気持ちでいたのかはちょっと思い出せないです」
「今はー?」
「アイドルとしてのお仕事ではモデル時代とは縁のなかったものもありますし、そういう意味で新鮮だったりもします。
でも、それよりも、みられることについての意識がだいぶ変わりましたね」
「わかりますよ!ボクもボクのカワイさを届けるということについてだいぶ意識が変わりましたから」
「ふーん。二人はアイドルあたしよりも割と長いもんねー。いろいろ経験してるんでしょ?」
41: ◆HN95RCKor6 2017/03/12(日) 17:17:13.50 ID:6qgRgu0M0
「まあボクは天使からセクシーまで何でもこなしましたよ!そういう志希さんはどうなんです?」
「あたしはそもそもファッションにこだわりはなかったから、あっちいたころは周りもみんな白衣だったからねー」
「「あー」」
「でも、こっち帰ってきて、JKやってーアイドルになってーってなかでいろいろコーディネートしてくれる人とかもいたりするんだよねー。
その中でまあ自分が可愛いとか気にしたことなかったから、それは新鮮で楽しかったんだよね」
「志希さんのことをコーディネートしてみたい気持ちは、まゆもわかる気がしますねえ」
「ん?リボンにつつまれてピンクでふわふわの志希ちゃんみてみたい?みんなはどう?まゆちゃんみたいな恰好の志希ちゃん見たいー?」
見たいー!と歓声が上がってる。 志希に似合うか? 似合うのかもな……。あの顔はずるいと思う本気で。
42: ◆HN95RCKor6 2017/03/12(日) 17:56:30.21 ID:6qgRgu0M0
「えっと、確かにまゆにとってリボンは大切で特別なんですけど、そんなにぐるぐる巻きにするわけじゃないですよ?」
「志希さんは、ロリータ系より大人っぽい格好のほうがやっぱり似合うんじゃないでしょうか!」
「うーんフレちゃんとか奏ちゃんとかと行くのはそういうとこだけどねー。たまには挑戦してみるといのもありかな?みたいな?」
「まあ志希さんは素材がいいですからね…。ボクほどじゃないですけど!」
「あ、そろそろおしまいの時間みたいですね。ちょっとテーマからそれちゃったかしら…」
「じゃあ、今日あたしたちがきてる衣装はステージ衣装であたしたちそれぞれに合わせて作られたものなんだけど、
そんな組み合わせや服装を自分たちで発見できたらいいよねっていうことで!」
「以上、トークショーのコーナーでした!」
わっと会場全体から拍手が上がった。 それにしても志希の奴あんなこと言ってたけど結局自分で着るときはあーゆーラフなのだよな?
43: ◆HN95RCKor6 2017/03/12(日) 18:13:39.89 ID:6qgRgu0M0
「それでは次は抽選による交流会のコーナーですね!当たった方は壇上に上がってカワイイボクとまゆさんと志希さんとお話しできます!」
背中が凍った。 まさか当たったらどうしよう。っていうかそんなの聞いてないッ!
「じゃあ早抽選いっちゃう?ルール説明よろしく!」
「抽選には整理券の番号を使います。まゆたちが1枚ずつひきますから、当たった人にはステージ上に上がってください」
そうまゆが言うとスタッフが箱を持ってくる。同時に隣のが腕をつかんできた。
「どうしようまじやばい緊張してきたまじなにも浮かばないしまじ無理まじ」
ウチも気持ちは同じだ。…多分理由は違うけど。
会場全体もざわついている。中にはステージを爛々と見つめているのもいる。
44: ◆HN95RCKor6 2017/03/12(日) 20:56:05.96 ID:6qgRgu0M0
「じゃあ早抽選だー!だれから引く?」
「じゃあボク、まゆさん、志希さんでいいですか?」
「まゆは構いませんよ」
「あたしもそれでいいよ」
「じゃあ引きますね。よいしょっと…」
思わず当たらないように両手を握りしめて祈る
「出ました!49番です!」
その瞬間に前のほうが湧き上がる。その中で一人の女の子がおずおずと手を挙げるのが見えた。
45: ◆HN95RCKor6 2017/03/14(火) 14:47:45.96 ID:7CacJtAA0
「じゃあステージの方に…大丈夫かしら?」
「んー…まあせかす必要もないし、気持ち落ち着けてからねー」
スタッフさんよろしくーと志希がいい、そのまま抽選をつづけた。
「続いてはまゆちゃん!どうぞ!」
「わかりました。引きますよぉ」
隣のヤツがいつの間にかかたずをのんでまゆを見つめている。よく見れば左腕に赤いリボンを巻き付けていた。
「えっと、78番です」
また歓声が真ん中あたりから生まれた。今度の子はすっくと立ちあがりそのまま移動し始めていた。
46: ◆HN95RCKor6 2017/03/14(火) 21:22:10.40 ID:7CacJtAA0
「ふんふんなるほど。さて最後は志希ちゃんだよー」
そういうとあっさりとくじを引く。
「んーと、127番!」
頭の中に空白が生まれた。隣のがものすごい勢いでうちのほうを向いた。
「おや?えー、あそこが82でそこから列がこうでこうだから、あ、そこの眼帯のキミ!おめでとう!」
オマエッ!と思って志希のほうを見るとまっすぐに見つめる青い瞳と目が合った。
口は笑みの形だが恐ろしいほどに真剣な、獲物を見つめる猫のような目だった。
思わず立ち上がると拍手に包まれる。学校の表彰で前に立ったこともなかったし人前に立つのは…。
(…目立つこと自体が嫌なわけじゃないと思うけど。)
頭の中に昨日の志希の言葉がよみがえる。思わず志希のほうをもう一度見た。
47: ◆HN95RCKor6 2017/03/14(火) 21:24:33.56 ID:7CacJtAA0
そうすると志希はにこりと微笑みかけて
「早くきてー!ねーはーやーくー」
なんて言っている。先ほどの鋭い視線はまるで幻だったかのように消え失せていた。
とりあえず壇上に向かうため列を抜け出す。そして、スタッフの誘導に従ってステージへ向かう。
浴びる視線は羨望や嫉妬、興味や疑問など様々なものがあったと思う。そんなことを考えている余裕はなかったけど。
ステージに上がると、志希と幸子とまゆ、そして残りの二人と並んだ。
48: ◆HN95RCKor6 2017/03/14(火) 21:43:53.17 ID:7CacJtAA0
二人の服装は割と普通の恰好だった。髪飾りなんかに今回のブランドのものがあったりはするが全体的に遠慮がちに見える。
「ではまず49番のキミ、あー個人情報はなるだけ聞かないよ、念のためね。残念かもしれないけどキミたちのためだからさ」
コクコクと頷いている。背はまゆよりも少し大きいくらいだけど、顔をみるとウチより年下かな?
「じゃあえーと、キミのファッションについて。こだわりとかあったりする?」
「志希さんそんな直接的な…」
「えっと、まゆが見た感じだと全体的におちついた配色で、でも細部にはかわいさに対する意識があると思います」
「あーフリルか刺繍とかとかアクセサリーとかね。まあ色の好みとかは人それぞれあるのはあたりまえかな?」
流行色なんてどっかの誰かが勝手に決めてるしねーとうそぶいて幸子にどやされている。
そんな光景を見ながらも、頭の中はなにを言ったらいいかでパンクしそうだった。
その一方でその子も何を言ったらいいかわからない様子だった。
49: ◆HN95RCKor6 2017/03/15(水) 01:23:48.09 ID:WdCzfYDJ0
「じゃあ、何かあたしたちに思ったことを言ってくれるっていうのはどうかな。今キミは何を思ってる?」
・・・ウチが今、いや、ずっと思ってること。言いたいこと。 それは…。
「私、いつも不幸で、自分に自身が持てなくて、だから割と地味で暗めな色の服選んじゃうんです。可愛い格好なんてもったいないと思っちゃって…。
でもやっぱり可愛い恰好は好きで、素敵な格好はしてみたくって…。それでこのイベントに参加して、そんなヒントがもらえないかなって思ってたんです…」
その様子を見て三人の間で視線が交わされ、幸子が一歩前に出る。
「フフーン。ボクみたいに自分に絶対の自信を持つなんて、みんなにできることじゃないです。
だからみんながそうするべきだとは言いません。ただ!」
そういって幸子はその子を見上げる。
「ボクはこうしてアイドルをやっています。そしてあなたもやれること、やりたいことがあるはずです!
その中でかわいい格好をすることをためらってはしょうがないでしょう!」
50: ◆HN95RCKor6 2017/03/15(水) 01:29:11.59 ID:WdCzfYDJ0
そう自信満々に言い切った幸子に対して拍手が沸き上がる。ウチよりも小さいはずの姿がとても大きいものに見えた。
「むちゃくちゃ言ってるみたいだけど真理かもねー。やりたいものやったもの勝ち?」
「そうですね。まゆたちはみんなを応援しています。やりたいことのために頑張るみんなを」
そういって幸子、まゆ、志希はその子とそれぞれ握手をした。その子は恐縮している様子だった。
51: ◆HN95RCKor6 2017/03/15(水) 23:47:48.41 ID:WdCzfYDJ0
「私は…」
そういいながらでてきた二人目の女の子。額を出した髪型で、眉をひそめ、胸元で手を落ち着かない様子でいじっている。
「私、こんな感じだから、目付きがきついって言われることが多いし、そんなにかわいくもないって思うの。
だから、私が可愛い格好をするっていうのもあんまりピンとは来なくて…。ただ、アクセサリーを作るのは好きだから、
その参考になればって思ってこのイベントに来てみて、まさかこんなところに立つなんて思ってなくて…。だから何を言っていいかなんて…」
すると、今度はまゆが出てきた。
「そのアクセサリーも自作なんですか?」
そういって胸元のペンダントを指し示す。頷く様子を見るとさらにつづけた。
「まゆも、編み物したりするんです。それは誰かに贈るためのものだったりするんですけど…。あなたは、作ったアクセサリーを誰かにプレゼントしたりもするんですか?」
その子は再び頷く。
52: ◆HN95RCKor6 2017/03/16(木) 00:05:46.46 ID:TesqfAXg0
「人のために合うものを考えられたり、自分のためでもそんな可愛くて素敵なものを作れるんだから、可愛さについて悩む必要なんてないはずなんです。それに…」
そういいってまゆは正面からその子と目を合わせる。
「あなたの瞳はとても綺麗だと思います。目付きがきついなんて思わないで、その瞳が好きっていう人もきっといるはずだから」
「え、あの、ありがとう」
「ひゅー。かわいい感じだけじゃなくて、凛々しい感じとかも似合いそうだよね。どう思う?幸子ちゃん」
「ボクは最高にカワイイので凛々しい恰好をしてもカワイイんです!それはともかく、いろんな格好を試してみるっていうのもこのイベントの趣旨になるんですかね?」
「んーぶっちゃけ色々ブレブレだしもう気にしなくていいんじゃないかなって」
「そういうことこの場でいわないでください!なんで色々と出れるんですか志希さんは…」
53: ◆HN95RCKor6 2017/03/16(木) 00:07:07.78 ID:TesqfAXg0
「二人とも、いいですか?」
「はーい。キミはこの手でかわいいaccessoryを作れる。それができるならキミ自身を彩ることはキミが思い込んでるよりはずっと簡単なんだよ。
そもそもキミとても可愛いし。匂いかいで食べちゃいたいくらい?」
握手されながらそんなことを言われ°見るからに動揺している。その志希を引きはがすようにしながら幸子が前に出た。
「ボクはカワイさについて悩みません。だってボクはカワイイんですから。これは理屈じゃないですし、カワイイも理屈じゃありません。
あなたが自分がカワイイと思うことを始めれば、その瞬間からあなたはカワイイんです」
ボクがカワイイのは世界が知っていることですけどねと続ける幸子。それにたいしてありがとうごさいますと頭を下げる二人目の子。
その顔は先ほどよりずっと柔らかな表情になっていた。
54: ◆HN95RCKor6 2017/03/16(木) 00:16:18.82 ID:TesqfAXg0
「さて、三人目は127番のキミ」
そう促され前に出る。頭はすでに真っ白だった。
「前の二人と比べるとだいぶパンクというか個性的な格好だよね。なんかこだわりがあってしているのかな?」
ステージの上のアイドルたち、そして周りからの視線が全身に浴びせられる。一度口を開閉させるが、言葉は出てこない。
「見た感じ、ガルモンとかのゴシックパンク系でそろえてるんですかね?それにしても眼帯はないはずですが…」
「その眼帯は、あなたのこだわりなんですか?ちょうどまゆのリボンみたいに」
二人にさらに声をかけられ、不意に言葉があふれ出した。
55: ◆HN95RCKor6 2017/03/16(木) 00:18:17.86 ID:TesqfAXg0
「ウチはこの格好が好きでやってるッ!このツメも、フードも、眼帯も好きだかからつけてるッ! ウチにはこの格好が似合ってるし、
好きなファッションするのに遠慮なんかしてらんないだろッ!だから、誰にもウチのことを邪魔させない!ウチはウチが好きなように生きてやるッ!」
叫ぶように発した言葉は会場中に響き渡った。肩で息をつくウチを志希は興味深げに、まゆはややあっけにとられたように、幸子は余裕を持って見つめていた。
やや間をおいてまゆが口を開く。
「あなたは…
しかしその前に幸子が割り込んだ。
「あなたはとても自信がおありなんですね!すばらしいことです。ボクの次にカワイイと認めてあげてもいいくらいです!」
「幸子ちゃん?」
「およ?」
56: ◆HN95RCKor6 2017/03/16(木) 00:19:32.35 ID:TesqfAXg0
「おっと、お二人のカワイさを否定してるわけじゃありませんよ?ただ、ボクのカワイイ哲学に照らして、あなたはとてもカワイイです!」
「カワイイカワイイっていうけどなッ!ウチはカワイイだけでなく、カッコイイんだッ、カッコカワイイウチなんだッ!」
すると、強い衝撃を受けたかのように幸子がよろめいた.
「なんということでしょう…。ボクはカワイイので、どんな格好いい衣装を着てもボクのカワイさの前ではすべてがカワイくなってしまう…。
つまりカワイさとカッコよさの両立に対するボクは無力…?」
「えっとー…」
「あの…幸子ちゃん」
「いいえ違います。ボクはどんな時でもカワイイということが揺るがなければよいのです。だから、そうです。
たとえあなたがカッコイイとカワイイの両方でボクに挑んでも、ボクのカワイさで返り討ちにして見せます!」
57: ◆HN95RCKor6 2017/03/16(木) 00:26:17.21 ID:TesqfAXg0
望むところだッといいかけたところではたと止まる。アイドル輿水幸子に勝負を挑む?何で?なんでこんなことになってる!?
口を開いたまま止まったウチを見て幸子がやってしまったという顔をしている。
「んーとりあえず握手しちゃってあたしたちに回してくれる?もう時間かなり押してるし」
「そ、そうですね。では、手を出してくれますか?」
そういわれてフードをずっと握りしめていた手をゆっくりと開き、幸子へと差し伸べる。
「まるで他のアイドルの方を相手にしているような気分でした。つい興奮してしまって」
そういいながら幸子はウチの手を握る。ウチと同い年のアイドルの手はウチと変わらず暖かくて、握り慣れているからだろうか、こわばった身体がほぐれる気がした。
「ウチは今はアイドルじゃない…、けど…」
そうもごもごと口に出しながらその手を握り返し、手が離れた。
58: ◆HN95RCKor6 2017/03/16(木) 00:27:42.87 ID:TesqfAXg0
「まゆも、アイドルになるなんて思いもよらなかったんですよ。人生何があるかわかりませんから」
そういうまゆと握手する。まゆはウチを見ているようで一瞬どこか別のところを見ているようだった。
「そうかもな…」
そして志希が出てくる。
「いやー面白かったよ。まさかこんなshowになるなんてねー」
そういってウチの手をしっかりと握った。
「あたしたちのミニライブかすまないかな?にゃはは」
(アイドルってのがどんなものなのか、キミにはちゃんと経験してほしいからね)
そうウチにだけ聞こえるように付け加えると志希は手を離した。
「それでは三人に拍手―」
そう言われて湧き上がった拍手につられてステージの方を見ると、思った以上の人がこちらに顔を向け、拍手を送っていた。
それを受けて手を振っているのはアイドルたち3人だったが、心にこみ上げたものがあって衝動的にツメを振り上げた。
すると、歓声が上がり拍手が一段大きくなった。
そのあとどのようにして席に戻ったのかははっきり覚えていない。気づけば座っていて、隣の子がうちの手を握りたがるのを好きにさせていた。
59: ◆HN95RCKor6 2017/03/17(金) 00:25:50.62 ID:b+8k6vyP0
「さて、ミニライブだね。まずはまゆちゃん、よろしくー」 
そう言って二人がはけ、まゆが残る。まゆは会場に手を振ったのち、一度目を閉じて一呼吸置き、そしてポーズをとった。
そして流れ出したメロディー。同時に開かれる瞳。始まるダンス。
思わず目を吸い寄せられた。まゆはその一瞬で会場中の心をつかんだかのようだった。
恋の歌なのだと思う、たぶん。まゆは本当に恋しているかのように歌っていた。
そして歌声が響く。綺麗な歌声だった。耳や目から入ってくる全ての情報がウチの中に広がっていく。
実際はshort.verで2分程度だったらしい。だけどそれはいっそ永遠のように感じられた。
60: ◆HN95RCKor6 2017/03/17(金) 00:29:14.11 ID:b+8k6vyP0
まゆが下がり、幸子が出てくる。自信にあふれた表情は先ほどより一層力のあるものだった。
イントロが流れ始めると同時に、幸子がカワイらしく踊り始めた。幸子のカワイさを全身であらわすかのようだった。
幸子のかわいらしい歌声が会場に響き渡る。ウチは歌には全く自信がなかったから、ただ聞き入ることしかできなかった。
吠えたり叫んだり、そもそも騒がしい歌が好きだからこんな曲とは縁がなかった。
幸子の歌はそういうのとは全く違って、とにかく”カワイイ”ものだった。 
61: ◆HN95RCKor6 2017/03/17(金) 00:37:06.03 ID:b+8k6vyP0
幸子が歌い終わると志希とまゆが出てくる。そして3曲目が始まった。
三人の歌声が合わさると、一人よりもずっと響き渡る。そんな当たり前のことが初めて分かった。
個性の固まりのような志希やあんなに我の強い幸子も一緒に合わせて歌っていた。
一匹狼だなんて考えていた自分が、ちょっと揺らいだ。
どの曲も恋の歌で、自分で歌うんだったら気恥ずかしくなってしまったと思う。三人は紛れもなくアイドルだった。
三人が歌い終わると盛大な拍手が沸き上がった。ウチも自然と拍手していた。いつの間にかフードは脱げていた。
63: ◆HN95RCKor6 2017/03/20(月) 12:23:13.61 ID:rMxbgBhJ0
まゆがマイクをとると会場は徐々に静かになった
「とういうわけで、佐久間まゆで、エヴリデイドリーム」
「輿水幸子で、To my darling...」
「そして三人でパステルピンクな恋を聞いていただきましたー!みんなどうだったー?」
会場から、そしてウチの口からも歓声が自然に上がった。
「うぅん♪よかったー」
そう言いながら志希は匂いを嗅ぐようなしぐさを見せる。それに対してまた歓声が上がる。
64: ◆HN95RCKor6 2017/03/20(月) 12:25:24.62 ID:rMxbgBhJ0
会場が再び落ち着くのを待って、まゆがしゃべり始めた。
「さて、残念ですがそろそろお別れのお時間となってしまいました」
「最後に一言ずつ、まずはボクからですね。今日は皆さんととても楽しい時間を過ごせました。
皆さんもボクのこのカワイイ姿を目に焼き付けて、カワイさの指針にしてください!」
「まゆは、アイドルになってから自分でいろいろ考えて服を選んだり、選んでもらった服を着たりするのが本当に楽しくなりました。
皆さんにもそんな出会いがきっとあると思います。応援してますからね」
「志希ちゃんは昔は服なんて着れればいいなんて思ってたんだよねー。今はカワイイってことを意識したりもするんだよ?なんちゃってー。
まあ、そんなものに縁がないって思ってても、人は変わるものだよ。変化を恐れず、楽しもう!」 
65: ◆HN95RCKor6 2017/03/20(月) 12:27:09.71 ID:rMxbgBhJ0
「はい、では仙台会場でのイベントはここまでになります。次回のイベントは福岡で再来週の日曜日。メンバーは神崎蘭子ちゃん、小日向美穂ちゃん、宮本フレデリカさんです」
「また面白いメンバーだよねー。蘭子ちゃんとフレちゃんのこだわりとか美穂ちゃんの服選びとか気になるなー」
「そうですね。ボクが蘭子さんみたいな恰好をしたらゴスカワイイ・・・?」
ゴスカワイイ―!と声が上がった。
「ありがとうございます!じゃあ最後に三人で挨拶ですね」
「はい。…本日は」
「「「ありがとうございました!」」」
そう言ってお辞儀をする。そして手を振りながらステージから帰っていった。
隣の子がここぞとばかりにしゃべりかけてくるのを聞き流しながら、しばらく座ったままでいた。頭の中には様々のことが駆け巡っていた。
66: ◆HN95RCKor6 2017/03/20(月) 12:48:34.07 ID:rMxbgBhJ0
席を立って、会場を出ようとしたところでだれかに呼び止められた。見ると、さっきステージに上がった二人だった。
「あの、さっきはなんて言ったらいいかわからないけど、ありがとう。私、関裕美っていうの。それでこっちの子が」
「はい、白菊ほたるです。すみません、急にこんな呼び止めたりなんかして…」
二人ともやけに恐縮している。
「ウチは早坂美玲だッ。ありがとうとかすみませんとかウチ何もしてないだろ?」
二人は互いを見かわすと、何か決意したかのような表情でウチに向かった。
「いえ、美玲さんは私たちに本当に大きなものをくれたんです。それが何か言うわけにはいかないんだけど…」
なんだそれ。とは思いつつも二人の真剣な表情はさらなる問いかけを拒むかのようだった。
67: ◆HN95RCKor6 2017/03/20(月) 12:49:09.63 ID:rMxbgBhJ0
「…まあ、ウチも3番目だったから楽に話せたところはあるんだけどなッ!オマエ達のほうが緊張しただろ?」
そういうとなぜかぎくりとした表情をした。ほたると名乗った方がごめんなさいとつぶやくのを裕美のほうが叱咤する。
「とにかく、あなたのおかげで私たちも吹っ切れたの。本当にありがとうね」
そう言って裕美はウチの手を取った。その握り方はややぎこちないものだったがさっきの幸子たちとの握手を思い起こさせるものだった。
「オマエ達もしかして…」
そう呟くと裕美は口に人差し指を立てた。そしてほたるを前に出す。
ほたるはなおももじもじとしていたが、意を決したように手を握ってきた。
68: ◆HN95RCKor6 2017/03/20(月) 12:49:56.96 ID:rMxbgBhJ0
「私の不幸が移っちゃったらごめんなさい…」
「そんなこと言うなよなッ!ウチはウチだッ!誰からの影響も受けないぞッ!」
ついそんなことを言ってしまった。しかしほたるはなぜか目を潤ませながら笑みを浮かべた。
「じゃあ今日は本当にありがとう。いつかどこかでまた会いたいな」
「うん。ウチも、オマエ達…ホタルとヒロミとはまたどこかで会える気がする」
「ありがとうございました…!」
そう言って二人と別れた。二人はたぶん…。でもそれはウチが詮索することではないだろう。
69: ◆HN95RCKor6 2017/03/20(月) 12:50:53.13 ID:rMxbgBhJ0
どこをどう通ったのかもわからぬままに気が付いたら家についていた。
ママにうちがアイドルになったらどうする?と聞いてみた。ママは一言応援するわといった。それ以上何も聞いてこなかった。
封筒を開くと白紙の履歴書と記入例、そしてアンケートが入っていた。埋められるだけ埋めて封を閉じ、宛先を書いた。
ママに封筒に張る切手を聞いたら黙って渡してくれた。手に持った封筒にチラリと視線を向けたけど、ウチにやわらかな微笑みを向けただけで、やはり何も聞こうとしなかった。
70: ◆HN95RCKor6 2017/03/20(月) 12:51:35.60 ID:rMxbgBhJ0
翌日、封筒をポストに投函した。ここから何かが始まるのだろうか。それは本当に誰も知らないことなのだろう。
ただ、アイドルを見守る星があるのなら、すべてが始まることを知っているのかもしれない。そんなことを思った。 
71: ◆HN95RCKor6 2017/03/20(月) 12:54:57.52 ID:rMxbgBhJ0
以上です! ありがとうございました! 唐突なボイス実装で死んでしまい更新に時間がかかったことをお詫びします。
色々とこれから先も考えていましたが全没になるかも…というか美玲ちゃんボイスに向けた応援のつもりだったのにどうしてこうなった。
とりあえず∀NSWERイベを全力で味わった後又何か書こうとは思ってます。html依頼してきます。
72: 以下、
美玲 裕美 ほたる
の新たな可能性を感じたよいssでした
またなんか読みたい
74: 以下、
おお、完結してた
サプライズ食らってSSどころじゃないんだろうと思ってたけどやっぱ死んでましたかw
ともあれ乙です、続きも楽しみにしてます
73: 以下、
とても面白かった
この3人ほんと応援してる
元スレ
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1489147296/
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