男「はぁ、またSRマジ子かよ……解体っと」back

男「はぁ、またSRマジ子かよ……解体っと」


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1:
男は SRマジシャン♀ を手に入れた!
SRマジ子2「初めまして! これからよろしくね、男!」
男「あーっ、今日はなんかいけると思ってガチャ回したのに」
男「もうSRマジ子は上限解放済みだから、食わせても意味ないし」
男「これ以上出ても、いらないんだよなぁ」
男「なぁマジ子。悪いんだけど、こいつ解体しておいて」
Nマジ子「は、はい……」
 
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3:
-解体場-
SRマジ子2「あの、ここって」
Nマジ子「……」
SRマジ子2「まさか私……」
Nマジ子「……本当にごめんなさい。男さんの命令だから」
SRマジ子2「ひっ」
 ドスッ グシャ
 SRマジシャン♀ を解体した!
 500 の資源を手に入れた!
4:
-拠点-
男「よし、じゃあ今日も討伐行くか。マジ子ー! 行くぞー!」
Nマジ子「は、はい! 今行きます!」
-迷いの森-
男「いた、あそこだ! マジ子!」
Nマジ子「……ファイアーボール!!」
 シュン シュン シュン
 ボッ ボッ ボッ
魔物「ぐぎゃぁぁぁぁっ!」
 魔物 をやっつけた!
 100 の資源を手に入れた!
5:
メラメラメラ
男「お、おいバカ! 範囲広すぎ! 森が燃えるッ!」
Nマジ子「ご、ごめんなさい〜ッ!」
Nマジ子「ア、アイスボルト! アイスボルト! アイスボルト!」
 シュゥゥゥゥ
Nマジ子「はぁ、やっと火が消えました……」
男「危ねぇ……ここら一帯、焼け野原になるところだったぞ」
Nマジ子「うぅ、ごめんなさい……」
男「相変わらずドジ子だなぁ……でもまあ、よくやったぞ、マジ子」ナデナデ
Nマジ子「……えへへ」
6:
男「怪我はないか?」
Nマジ子「は、はい! へーきです!」
男「そっかそっか。それなら結果オーライってやつだ」
男「さってと。資源もだいぶ溜まったし、今日はもう帰るか」
Nマジ子「は、はい!」
7:
-拠点 食堂-
男「はぁ。おなかすいたー、マジ子ごはんー」
Nマジ子「はーい、今すぐ作りますね。ハンバーグでいいですか?」
男「やったー! マジ子の作るハンバーグ!」
Nマジ子「ふふっ、男さんったら小さい子みたい」
男「だって本当にうまいんだから、これくらい喜んだっていいだろー」
Nマジ子「えへへ、そう言ってもらえると本当に嬉しいです」
Nマジ子「それじゃあ、少し待っててくださいね」
男「おう!」
8:
Nマジ子「お待たせしました、男さん!」
 ドンッ
男「お、おい、マジ子。これは?」
Nマジ子「えっ、ハンバーグですけど……」
男「いや、それはわかる。俺が聞きたいのは、この量! 何グラム使ったんだ材料!」
Nマジ子「えっと、3000グラムですけど……」
9:
男「0が一個多いわ! こんなに食えるか!」
Nマジ子「ご、ごめんなさい……」
男「はぁ……まぁ、いいや。お前も手伝えな」
Nマジ子「は、はい」
男「それじゃあ」
男・Nマジ子「いただきます」
10:
男「げふっ……もう食えん」
Nマジ子「ふふっ、お粗末さまでした」
男「う、うまかった、確かにうまかったけど」
男「4分の3以上はお前が食ったな?」
Nマジ子「えっ? そ、そうですかね?」
男「その割に全然余裕そうだし、そんな細い体のどこに……」
男「ああ、なるほどなるほど」ニヤニヤ
Nマジ子「うぅ……あまりじろじろ見ないでください」カァァ
11:
男「でも、ほんとにうまかったぞ。ありがとな」ナデナデ
Nマジ子「……えへへ」
Nマジ子「じゃあ片付けちゃいますね」
男「おう、頼む」
男「そーいやさ。マジ子と初めて出会ってから、結構経つよな」
Nマジ子「そうですね……、一年くらいでしょうか」
12:
男「あー、そんなもんか」
Nマジ子「どうしました?」
男「まぁ、そのなんだ……」
Nマジ子「男さん?」
男「えっと……こ、これからもよろしくな」
Nマジ子「えっ、あ、はい! ドジばっかりなわたしですが……」
Nマジ子「こちらこそ、よろしくお願いします!」
13:
-拠点 待機室-
SRマジ子「ねぇねぇ、N。それで最近、男とは進展があったの?」
Nマジ子「ぶふっ、SRちゃん何言ってるの? ……し、進展って?」
SRマジ子「しらばっくれちゃって、このこのー」
Rマジ子「Nはドジだけど良い子。そして一番の古株。男にずっと尽くしてるのも知ってる」
SRマジ子「アタシらとしては、応援したいわけよ」
Nマジ子「そんな事言われても……」
Nマジ子「わたしはただ、男さんのそばに居られたらそれで……」
SRマジ子「はぁ、だめだこりゃ」
14:
Rマジ子「押しが足りない。だけど、そんな謙虚なところもNの良いところ」
Nマジ子「Rちゃん……」
Rマジ子「でも、おっぱいは謙虚じゃない」タプタプ
Nマジ子「〜〜〜ッ!」カァァ
SRマジ子「まぁともかく、時間はたっぷりあるんだし」
SRマジ子「ゆっくり愛を育んでいきましょ」
Nマジ子「あ、愛だなんて……」
Rマジ子「何かあったら相談のる」
Nマジ子「えっと、あ、ありがとうね、二人とも」
15:
-数日後 拠点-
男「うおおおおおッ!」
男「今日はガチャから出るSSRマジ子の確率が二倍だと……」
男「これは引くしかない! ここで引かなきゃ男が廃る!」
男「マジ子! ありったけのコインをここに!」
Nマジ子「えっと、本当に……ぜ、全部使うんですか?」
男「今使わずにいつ使うんだ! 絶対に当ててみせるぜ!」
Nマジ子(SSR自体が出る確率は変わらなかったはずだけど……)
Nマジ子(大丈夫かな)
16:
男「……玉砕」チーン
Nマジ子「お、男さん……元気だして」
男「ははっ、知ってた。知ってたよ、この結末」
男「そうだ、俺にはマジ子がいる。それでいいんだ」
Nマジ子「お、男さん……」カァァ
Nマジ子「ってあれ、ここに一枚コインが落ちて……」
男「ああ、まだ残ってたのか。ダメ元で最後に一回引くか」
 チャリーン パァァァァッ
男「ん?」
Nマジ子「えっ?」
 パンパカパーン
 男は SSRマジシャン♀ を手に入れた!!
17:
SSRマジ子「……」ピカァァ
男「ちょ、えええええええっ!」
Nマジ子「す、すごいオーラ……」
男「いよっしゃあああああ! SSRゲットォォォ!!」
Nマジ子「お、おめでとうございます! 男さん!」
男「いやいや、マジ子のおかげだ。ほんっとうにありがとな!」
Nマジ子「そ、そんな……わたしはただ……」
18:
SSRマジ子「あの……お取り込み中、申し訳ないのですが」
男「あ、ごめんごめん。嬉しくてつい」
SSRマジ子「えっと、お初にお目にかかります、男さま」
SSRマジ子「不束者ではございますが、これからよろしくお願いしますね」ニコッ
男「お、おう。よろしく!」
Nマジ子「えっとわたし、Nっていいます。よ、よろしくお願いします!」
SSRマジ子「……はい、よろしくお願いしますね」ニコッ
Nマジ子(なんかすごくキラキラしてて綺麗な人だなぁ)
19:
-数日後 拠点-
男「よし、じゃあ討伐行くぞー。SSR! 付いてこい!」
SSRマジ子「はい! ただいま参ります!」
Nマジ子「あ、あの男さん……わたしは?」
男「お前は、拠点で留守番を頼む」
Nマジ子「は、はい……わかりました」
SSRマジ子「……くすっ」
Nマジ子「……?」
20:
Nマジ子(SSRさんが仲間になってからというもの)
Nマジ子(わたしは拠点で留守番をすることが多くなりました)
Nマジ子(そのこと自体は別に気にしていません。拠点で出来ることも沢山あります)
Nマジ子(男さんと一緒にいられないのは寂しいけれど、それも仕方ありません)
Nマジ子(ですが……)
SSRマジ子「あらNさん、今日も探索かしら」
Nマジ子「あ、はい。少しでもコインを集めておこうと思いまして」
SSRマジ子「ふふっ、いい心がけですね。能力で劣る貴女には適任です」
Nマジ子「あはは、そうですね……」
21:
男「おーい、SSR! そろそろ討伐に出発するぞー!」
SSRマジ子「ふふっ、男さまが、私を、呼んでいますので失礼します」
Nマジ子「あ、はい」
SSRマジ子「……そうだ。貴女が集めたコイン、私が男さまに届けてあげますね」
Nマジ子「え、あ……」
SSRマジ子「男さま、お待たせしました。これを受け取って下さい」
男「おお、結構な量のコインだな。どうしたんだこれ?」
SSRマジ子「私が集めておきました」
男「マジかよ! ほんと助かる。ありがとな、SSR」
SSRマジ子「いえいえ、当然のことをしたまでです」
SSRマジ子「……」チラッ
Nマジ子「……」
SSRマジ子「……くすっ」
23:
-数日後 待機室-
SRマジ子「もうっ! アイツほんっとに、なんなのよ!」
Nマジ子「お、落ち着いて、SRちゃん」
Rマジ子「性悪糞女」
Nマジ子「Rちゃんもそんなこと言っちゃ……」
SRマジ子「だってあいつ。アタシらのこと、上から目線どころか」
SRマジ子「まるでゴミを見るような目で見てくるのよ!」
SRマジ子「それに、ずーっと男にベタベタして! そこはNの場所だっての!」
Nマジ子「べ、別にわたしの場所でもないから……」
Rマジ子「泥棒猫うざい」
24:
SRマジ子「ねえ、N。ほんとに良いの? このままで」
Nマジ子「男さんが今、それで助かっているのなら、わたしからは何も……」
SRマジ子「はぁ、そんなこと言ってたらね、本当に男を取られちゃうわよ!」
Rマジ子「行動起こすしかない」
Nマジ子「や、やめよう、そういうの。二人にも迷惑かけたくないし……」
Nマジ子「それにわたし、男さんが困る姿は見たくないから……」
Rマジ子「N……マジ天使。嫁にしたい」
SRマジ子「はぁ、Nがそこまで言うなら……わかったわ」
SRマジ子「でも、本当にきつくなったら、いつでも言うのよ?」
Nマジ子「ありがとうね、二人とも」
26:
-数日後 拠点 食堂-
Nマジ子「ふふっ、そろそろ男さんが討伐から帰ってくるかな」
Nマジ子「疲れてるだろうし、とびきり美味しいハンバーグ作ってあげなきゃ」
男「ただいまー。はぁ、お腹すいたー」
Nマジ子「おかえりなさい、男さん。えっと、これ作っ――」
SSRマジ子「男さま。お約束どおり、私とあちらで食事をしましょう?」
男「えっ、あぁ……」
SSRマジ子「今日は高級フレンチを用意しましたの」
SSRマジ子「さっ、先にあちらで待っててくださいね」グイッ
男「お、おう……」
27:
SSRマジ子「あら、Nさんいましたの。……それは?」
Nマジ子「これは、その……ハンバーグを作ったので」
SSRマジ子「そうですか、そうですかぁ」
Nマジ子「もし良かったら、男さんに……」
SSRマジ子「ありがとうございます、男さまもきっと喜ぶわ」ニコッ
Nマジ子「あっ、はい! ではこれ……お願いしますね」スッ
SSRマジ子「……はい」
 スルッ ぐちゃ
Nマジ子「あっ……」
SSRマジ子「あぁ私としたことが。手を滑らせてしまいました」
28:
Nマジ子「……」
SSRマジ子「あらあら、これではもう食べられませんね」
Nマジ子「……」
SSRマジ子「ごめんなさいね、Nさん」
Nマジ子「……い、いえ。落としてしまったものは仕方ないですから」
SSRマジ子「それでは、男さまが待っていますので、私はこれで」
Nマジ子「……あ、はい」
Nマジ子「……片付け、ないと」
30:
SRマジ子「ちょっと、N! これどうしたのよ!?」
Rマジ子「大惨事」
Nマジ子「えっ、あ、これは……その……」
Nマジ子「ちょっと転んじゃって」
SRマジ子「転んだって……大丈夫? 怪我してない?」
Nマジ子「うん、大丈夫」
Rマジ子「Nは色んな物を落としてきた」
Rマジ子「でも食べ物を落としたことは一度もない」
Rマジ子「不自然」
Nマジ子「や、やだなぁRちゃん。た、たまたまだよ」
SRマジ子「……あいつにやられたの?」
31:
Nマジ子「えっ、な、なんのこと?」
Rマジ子「さっき、性悪糞女があっち歩いてくの見た」
Nマジ子「ち、違うの! これは、わたしが勝手に転んだだけで……」
SRマジ子「バカね。どんだけアンタと付き合い長いと思ってるのよ」
Rマジ子「Nは嘘が下手っぴ」
Nマジ子「う、嘘なんかじゃ……」
SRマジ子「大丈夫、あんたはここで掃除してなさい」
SRマジ子「アタシたちが、ガツンと言ってきてあげるから」
Rマジ子「任せて」
Nマジ子「あ、ちょっと二人とも!」
Nマジ子「って、行っちゃった……」
32:
Nマジ子(この食堂での一件以来、討伐だけではなく)
Nマジ子(今までわたしがしていた、男さんの生活のお世話なども)
Nマジ子(SSRさんがほとんど担当することになった)
Nマジ子(もうここ数日、男さんとは、お話すらしていない)
Nマジ子(男さんのことを考えると、胸が苦しくなって)
Nマジ子(夜もあまり眠れていない)
Nマジ子(……でも、男さんが幸せでいるのなら)
Nマジ子(わたしはそれだけで……嬉しい)
-待機室-
Nマジ子「お、おはようー」
Nマジ子「あれ、SRちゃん? Rちゃん?」
Nマジ子(いつもはこの時間ここにいるのに)
Nマジ子(どこ行ったんだろう)
34:
-拠点 食堂-
Nマジ子「ここにもいない……」
Nマジ子「拠点は全部探したし、二人ともどこに行ったんだろう」
Nマジ子「まさか……森?」
-迷いの森-
Nマジ子「SRちゃーん! Rちゃーん!」
Nマジ子「やっぱり森になんて来るはずないよね……」
Nマジ子「ん、あれは……SSRさん?」
35:
SSRマジ子「あら、Nさんじゃありませんか。貴女、拠点で待機中では?」
Nマジ子「えっと、ちょっと人を探していて……」
SSRマジ子「いけませんね。男さまの命令に逆らうなんて」
Nマジ子「ご、ごめんなさい……」
SSRマジ子「私に謝られても困ります。この件、男さまに報告させてもらいますね」
Nマジ子「わかりました……」
Nマジ子「そ、それより、SRちゃんとRちゃんを見ませんでしたか?」
SSRマジ子「……ああ、あの二人ですか」
Nマジ子「し、知ってるんですか!?」
36:
SSRマジ子「ええ、知っていますよ」
Nマジ子「ど、どこに?」
SSRマジ子「ふふっ、あの二人なら……ここです」
Nマジ子「えっ? ここって……」
SSRマジ子「いつぞやの晩、あろうことか私に突っかかってきましてね」
SSRマジ子「よくわからない事を、延々と繰り返していましたから」
SSRマジ子「そうそう、お肉を食べさせるとか、なんとか」
Nマジ子(……あの時のことだ)
SSRマジ子「ですからお望み通り、私が強化素材としてお二人を……」
SSRマジ子「食べてしまいました」ニッ
38:
Nマジ子「そ、そんな……」
SSRマジ子「まぁ戦力にもならず、正直、邪魔でしかなかった彼女らですが」
SSRマジ子「私の中で微々たる経験値になっただけでも」
SSRマジ子「利用価値はあったというものでしょう」
Nマジ子「SRちゃんとRちゃんが……」
SSRマジ子「どうせ貴女だって、彼女らのこと」
SSRマジ子「目の上のたんこぶのように、お思いだったでしょう?」
Nマジ子「……そんなこと、ありません」
SSRマジ子「ふふっ、どうだか」
Nマジ子「これは……男さんがそう命令したんですか?」
39:
SSRマジ子「いいえ、私は何度も進言したんですが」
SSRマジ子「あの男は頑なに、それを拒みましてね」
SSRマジ子「私に全てを集約すれば、もっと早く計画を実行できたのに」
SSRマジ子「愚かな人間です」
Nマジ子「……えっ」
SSRマジ子「ですが……このバカげた茶番も、もう終わり」
SSRマジ子「時は、きました」
Nマジ子「あ、あなた、何を言って……」
SSRマジ子「今や、あの男は、私に全幅の信頼を寄せている」
SSRマジ子「寝首をかくのは、たやすいでしょう」
Nマジ子「なっ!?」
40:
SSRマジ子「そうして、この拠点を乗っ取り、ここを足場として」
SSRマジ子「ゆくゆくは世界を……私の手中に収めるのです」
Nマジ子「あ、あなたは……、一体何者なんですか?」
SSRマジ子「ふふっ、私ですか?」
Nマジ子「……」
SSRマジ子「そうですね、今まで様々な世界を渡り歩いてきましたが」
SSRマジ子「とある世界では、『魔王』と呼ばれたこともありました」
Nマジ子「ま、魔王……」
SSRマジ子「……少し口が滑りすぎてしまいましたね」
SSRマジ子「ですがまあ、これから死ぬ貴女に何を言っても」
SSRマジ子「関係のないことです」
 チャキッ
Nマジ子「……ひっ」
41:
SSRマジ子「これでようやく、ここでの下準備も完了です」
SSRマジ子「……最後に貴女を、食べること、でね」
Nマジ子「……ッ」
SSRマジ子「貴女は幸福ですよ」
SSRマジ子「私の血となり肉となって、永遠に生きられるのですから」
Nマジ子「や、やめて、こないで……」
SSRマジ子「ふふっ、その恐怖に怯える顔。……ゾクゾクします」
Nマジ子「いや、いやぁ……」
SSRマジ子「恨むなら、あのグズでノロマな馬鹿男を恨みなさい!」
Nマジ子「……ッ!!」
SSRマジ子「あははっ、死ねぇ!」ブンッ
 ドスッ
42:
キィン
SSRマジ子「なっ!?」
Nマジ子「……」
SSRマジ子「どうして!? なぜ効かないの!?」ブンッブンッブンッ
 ドスッ ドスッ ドスッ
 キィン キィン キィン
Nマジ子「……男さんがわたしを守ってくれたんです」
SSRマジ子「は? 貴女、一体何を言って……」
Nマジ子「わたしにはどうやら……保護機能がかけられていたようです」
SSRマジ子「……保護機能、ですって?」
Nマジ子「保護機能をかけられた者は」
Nマジ子「いかなる場合でも、強化に使用することができません」
SSRマジ子「な、なによ、それ……」
43:
SSRマジ子「ふふっ、強化が受け付けられないのなら」
SSRマジ子「力尽くで貴女を殺して――」ブンッ
 パシッ
Nマジ子「……」
SSRマジ子「なっ!? 私の攻撃を素手で!? だったら――」ブンッブンッブンッ
 パシッ パシッ パシッ
Nマジ子「……無駄、です」
SSRマジ子「あ、ありえない。このSSRの私が……」ブンッブンッブンッ
 パシッ パシッ パシッ
SSRマジ子「最低ランクの貴女なんかに劣っているだなんて……」
SSRマジ子「ありえないッ!!」
44:
Nマジ子「……あなた、召喚されて何日目ですか?」
SSRマジ子「えっ?」
Nマジ子「最終上限突破、レベルカンスト」
SSRマジ子「は?」
Nマジ子「ステータス強化MAX。全身最高装備、強化MAX。スキルALLレベルMAX」
SSRマジ子「ちょ、ちょっと」
Nマジ子「男さんがわたしのために、全てをつぎ込んでくれたんです」
SSRマジ子「な、何を言って……」
Nマジ子「そんなわたしを」
Nマジ子「たかだかポテンシャルが高いだけの、よちよち赤ちゃんが」
Nマジ子「……殺すと?」
 グシャ
SSRマジ子「いぎゃぁあぁぁ! う、腕がぁ! 腕がぁぁぁ!!」
45:
Nマジ子「わたしのことは、なんて言ってもいい」ジリッ
SSRマジ子「ひっ!」
Nマジ子「どれだけ酷いことされても、それがわたしに向けられていたのなら」
Nマジ子「いくらでも、我慢することができます」ジリッ
SSRマジ子「く、来るなぁ!」
Nマジ子「ですが」
Nマジ子「男さんを悪く言うことだけは……」
Nマジ子「絶対に許さない」ギロッ
SSRマジ子「来るなぁぁぁっ!!」
Nマジ子「サヨウナラ」
 ドスッ グシャ
46:
ポツ ポツ ポツ
 ザァァァァァ
Nマジ子「……わたし」
Nマジ子「男さんの大切な人を……手にかけてしまった」
Nマジ子「わたしにはもう……男さんのそばにいる資格なんて、ない」
Nマジ子「こんなことになるなら、もっと早く……」
Nマジ子「もっと早く、あの人の陰謀に気づいていれば……」
Nマジ子「ごめんね……ぐすっ、SRちゃん、Rちゃん……」
Nマジ子「ほんとにごめんね……」
Nマジ子「ごめんね……」
47:
ガサッ
Nマジ子「!?」
男「……マジ子、か?」
Nマジ子「男……さん?」
男「どうしてこんな所に……お前は拠点待機だったはずだが」
Nマジ子「あの、えっと……」
男「まぁいいや。それよりもSSRを見なかったか? 一緒に討伐中だったんだけど」
Nマジ子「SSRさんは……」
男「ん?」
Nマジ子「SSRさんは……わたしが、殺しました」
男「……は?」
48:
男「ははっ、な、何言ってるんだマジ子。お前が冗談だなんて珍しいな」
Nマジ子「……」
男「じょ、冗談だろ?」
Nマジ子「……本当です」
男「どうして、そんなこと……」
Nマジ子(SRちゃんもRちゃんも死んでしまったのに……)
Nマジ子(わたしだけ男さんのそばにいるだなんて、絶対できない)
Nマジ子(わたしはもう、男さんのそばにいちゃいけない)
Nマジ子(だったら……)
Nマジ子「今まで本当にありがとうございました」ペコッ
男「えっ?」
Nマジ子「さよなら、男さん」タタタッ
男「お、おい! マジ子!!」
49:
ちょっとガチャ回してくる
50:
-迷いの森 奥地-
 タッタッタッ
Nマジ子「あっ」
 バタンッ ズサァ
Nマジ子「痛い」
Nマジ子(でもみんなは……もっともっと痛かったんだ)
 ゴロンッ
Nマジ子「……ここまで来たら、もういいよね」
Nマジ子「SRちゃん、Rちゃん」
Nマジ子「口下手でうまく馴染めなかったわたしに、声をかけてくれて」
Nマジ子「ずっとずっと仲良くしてくれて」
Nマジ子「困ったときは、相談に乗ってくれて」
Nマジ子「二人と過ごした時間、とても楽しかったよ」
Nマジ子「ほんとに本当にありがとうね」
51:
Nマジ子「そして……男さん」
Nマジ子「恩を仇で返すようなことをして、本当にごめんなさい」
Nマジ子「出会ってからずっと、わたしをここまで育ててくれて」
Nマジ子「最初の頃は、ドジで何もできなかったのに」
Nマジ子「ずっと付きっきりで色々なことを教えてくれて」
Nマジ子「いくら感謝しても、しきれません」
Nマジ子「わたしは……男さんのお世話をすることができて」
Nマジ子「わたしの作ったゴハンを、いつも美味しい美味しいって食べてくれて」
Nマジ子「何かうまくいった時は、優しく頭を撫でてくれて」
Nマジ子「わたしはずっと。ずっとずっと、幸せでした」
52:
Nマジ子「全ての責任を取って、わたしは……いなくなることにします」
Nマジ子「先に旅立つことを、お許しください」
 チャキッ
Nマジ子「……」
Nマジ子「ああでも……」
Nマジ子「最後に……わたしの作ったハンバーグ」
Nマジ子「もう一回だけ……ぐすっ、食べてほしかったなぁ……」
Nマジ子「……」
Nマジ子「さようなら、男さん」
Nマジ子「あなたのことが……大好きでした」
 ドスッ
53:
ポタッ ポタッ ポタッ
Nマジ子「……えっ?」
男「……なに勝手なことしてんだ」
Nマジ子「お、男……さん? って、腕から血が、血が出て!」
男「そんなこと、どうでもいいッ!!」
Nマジ子「……ッ」
男「……誰がこんなことをしろって、言った?」
Nマジ子「……」
男「誰がお前を傷つけていいって、言った?」
Nマジ子「……」
男「お前をな、傷つけるやつは……たとえお前だろうと許さねぇ」
54:
Nマジ子「あのっ……ごめっ、ごめんなさい……」
Nマジ子「ぐすっ、ごめんなさい、男さん……」
男「……わかればいいんだ」ギュッ
Nマジ子「ぐすっ……ひっく……」
男「間に合ってよかった」ナデナデ
――
男「落ち着いたか?」
Nマジ子「あの……もう少しだけ、このまま――」ギュッ
男「い、いってぇぇ!」
Nマジ子「あ、ごめんなさいごめんなさい! すぐに手当てを!」
男「いたたた、これじゃ格好つかねぇな」
Nマジ子「そ、そんなこと……男さんは、その……いつも格好いいです」
55:
Nマジ子「それにしても、どうしてここが?」
男「こんな天気で走りゃ、足跡見ればすぐわかんだろ」
Nマジ子「あっ……」
男「どんだけ強くなっても、やっぱマジ子はドジ子だな」
Nマジ子「……うぅ」
Nマジ子「でもわたしは……SSRさんを」
男「ああ、それについては、こいつらから全て聞いたよ」
SRマジ子「間に合ってよかったわ」
Rマジ子「ぶいっ」
Nマジ子「SRちゃん、Rちゃん! ど、どうして!?」
57:
男「前にこいつらから、SSRについて相談を受けていてな」
男「SSRのこと、どうにかしようと裏でいろいろ動いていたんだ」
SRマジ子「ごめんね、N。黙ってて」
Nマジ子「じゃ、じゃあ、二人がSSRさんに食べられたってのは」
男「ああ、それは……前、大量に出たSRとRの一部だ」
Nマジ子「そ、そうだったんだ……」
Nマジ子「よかったぁ、ぐすっ、ほんとによかったぁ……」
Rマジ子「N、いいこいいこ」ナデナデ
男「本当はこの森で、SSRを捕らえる計画だったんだが」
男「まさか、お前と先に出会ってしまうとは思わなかったよ」
59:
Nマジ子「でもわたし、男さんの許可も取らずに勝手にSSRさんを……」
男「いいんだよ、それは。お前が無事でいてくれたら、それでいい」
Nマジ子「男さん……」
男「それとな……その、お前に渡したいものがあるんだ」
Nマジ子「渡したいもの?」
男「これを作る材料が、SSR限定クエじゃないとなかなか手に入らなくてな」
男「思った以上に時間がかかってしまった」
Nマジ子「じゃあ、最近SSRさんと討伐に行っていたのって……」
男「ああ、これを作るためだ」
Nマジ子「えっと、開けてみてもいいですか?」
男「ああ」
Nマジ子「これは……指輪?」
60:
男「マジ子……俺と一緒になってくれないか」
Nマジ子「えっ」
男「俺、ガチャのことになるとすぐ見境なくなっちゃうし」
男「いつもバカばっかやってるけど」
男「お前がそばに居てくれるなら、どんな困難でも乗り越えられる気がするんだ」
Nマジ子「あのっ、えっと……」
男「だめか?」
Nマジ子「い、いえっ……そのっ、ぐすっ……」
男「おいおい、泣くことないだろ」
Nマジ子「だって嬉しくて……こんなっ! そう夢っ、これはきっと夢ですっ!」
男「夢じゃねーって、ほらつねってやる」プニッ
Nマジ子「い、いたひでしゅ」
男「な? 夢じゃないだろ」
61:
男「それじゃあ、その……返事、もらっていいか?」
Nマジ子「は、はい」
Nマジ子「えっと、ドジで泣き虫で不束者のわたしですが……」
Nマジ子「よ、よろしくお願いします!」
 ピカァァァ
Nマジ子「えっ、なに!? わたしの体が光って――」
男「な、なんだぁ?」
 Nマジシャン♀ は SSRマジシャン♀ に進化した!
SSRマジ子「えっ、えっ? どうしてわたしSSRに……」
SSRマジ子「男さん、この指輪って……」
男「い、いや。指輪にそんな効力はないぞ」
SSRマジ子「じゃあ、どうして……」
62:
男「まさかお前……SSRを解体したんじゃなくて、食ったのか?」
SSRマジ子「えっ? あ、はい。あの人の中には……その」
SSRマジ子「SRちゃんとRちゃんが……眠っていると思ってましたから」
SSRマジ子「せめてと思って……」
男「ははっ、まさに結果オーライってやつだったか」
SSRマジ子「えっ? えっ?」
SRマジ子「アタシたちの計画では、SSRを捕らえた後……」
SRマジ子「Nに食べてもらおうと思ってたのよ」
Rマジ子「優しさと強さを備えた、すーぱーマジ子誕生」
Rマジ子「露出度も大幅アップ」
SSRマジ子「うぅ、なんか、すーすーします……」
63:
SRマジ子「まぁとにかく、おめでとっ! お二人さん!」
Rマジ子「おめでた」
SSRマジ子「お、おおおおめでたじゃ、まだないからっ!」
SRマジ子「まだ?」ニヤニヤ
SSRマジ子「あうううぅ……」カァァ
Rマジ子「男」クイクイ
男「ん?」
Rマジ子「これでN……違った、SSRのわがままおっぱい、好き放題」
男「ちょっ! お前なに言って!?」
SSRマジ子「わ、わたしは……指輪を貰わなくても、男さんにだったら……」モジモジ
男「え?」
SRマジ子「ん?」
Rマジ子「お?」
SSRマジ子「〜〜〜〜ッ」カァァ
Rマジ子「あ、でも片方は私のだから。半分こね、男」
65:
SRマジ子「あー、そういえばー!」
SSRマジ子「どうしたの?」
SRマジ子「アタシたちー、まだ後片付けがあったんだったー」
Rマジ子「おー、いかないとー」
SSRマジ子「えっ、じゃあわたしも手伝いに……」
SRマジ子「いいからいいから、こっちはアタシたちに任せて」
Rマジ子「任せる」
SSRマジ子「えっ、あ、うん」
――
SSRマジ子「二人とも行っちゃった……ってあれ?」
SSRマジ子「手に力が入らない……」
男「だ、大丈夫か?」スッ
SSRマジ子「……ちゅっ」
男「ま、まままままマジ子!?」
SSRマジ子「えへへ、キス、しちゃいました」
66:
男「お、お前なぁ。わざわざ、そんな演技しなくても……」
SSRマジ子「ち、違うんです! 力が入らないのは本当で……」
男「あー、それたぶん、レベルが1に戻ったからだな」
SSRマジ子「えっ、そ、そうなんですか?」
SSRマジ子「それじゃあわたし、男さんの役に……」
男「なに言ってんだ」
男「これから、みっちり付きっきりで育ててやるから、覚悟しとけよ」
SSRマジ子「あっ……えへへ、よろしくお願いしますっ!」
 ぎゅっ
SSRマジ子「お、男さん?」
男「おほん。じゃあ改めて……」
男「マジ子、好きだぞ」
SSRマジ子「……わたしも、わたしも男さんのことっ」
SSRマジ子「大好きですっ!」ニコッ
67:
―――――
―――

男「っていう流れでいくから、妹よ。三千円貸してくれないか」
妹「妄想乙」
          ┼ヽ  -|r‐、. レ |
            d⌒) ./| _ノ  __ノ
           ---------------
          制作・著作 MGK
68:
ワロタ
70:
面白かったわ
乙!
7

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