魔王「世界征服より会社経営の方が儲からないか?」側近「御もっともです」back

魔王「世界征服より会社経営の方が儲からないか?」側近「御もっともです」


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1:
〜株式会社魔王城 年度末決算会議室〜
魔王「うーん、今年の収入額は大いに右肩上がりだな」
側近「はい、新商品、「トイレの魔物これ一本」が大変好評で、人族やエルフ族今やトイレの魔物を嫌うキッチンの魔物からの売上が伸びており、収入に大きく貢献しております」
魔王「同志である魔物族に使うのはどうかと思うがニーズがあるなら仕方がないな」
側近「はい、我々魔物族は今でこそ我が王の統治により安定していますが、それ以前の混沌さたるやコバエ取りを置かなかったキッチンの三角コーナーのような有様で」
魔王「わかりやすい説明とキッチン族上げご苦労」
側近「恐悦にございます」
魔王「なぁ……もう世界征服するより会社経営の方が良くない?」
側近「御もっともにございます」
 
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8:
魔王「我が右腕よ、実際どうなのだ、世界征服の方は」
側近「はい、現在統治しているここ天外魔境の他にはジュピター大陸やビッパー諸島の領地化に成功しています」
魔王「ほかは」
側近「これだけです」
魔王「はぁ〜…」
側近「ちなみに、ジュピター大陸での事業展開、工場設立などにより売上は生産体制は抜群、地元の活性化にも一役買っている状況です」
魔王「人族や亜人族を恐怖のどん底に陥れるどころか地域活性化させてしまうとは我ながら恐ろしいことよ」
側近「その通りにございます」
10:
魔王「ところで、例の件はどうなった」
側近「はっ、こちらのモニターをご覧ください」
魔王(謁見室がどんどん社長室に近づいているな…)
側近「人族や亜人族の生活域に点在する"武器屋"や"道具屋"の子会社化の件ですが…」
魔王「やはりだめか」
側近「いえ、むしろ武器屋道具屋同士が一つにまとまることで商業ギルドを形成、我が社の子会社になることで下請けなどの事業も増え、さらにフランチャイズや直営店なども増え喜びの声が上がっている次第であります」
魔王「なんと…そこまで進んでいたのか」
側近「それもこれも我がキッチン族が下賤で汚らしいトイレ族をうまく分配することにより得られたと言っても過言ではな
魔王「わかった、ではこのまま商業施設を傘下に収めるがいい」
側近「仰せのままに」
13:
魔王「うーん……商業ギルドの支部建設の許し…新商品開発の企画書……それから…」
魔王「むーん…このままでは本当に世界征服は辞めざるを得ないかもしれぬな」
『失礼いたします』
魔王「我が右腕か、入るがいい」
ガチャッ
側近「お疲れ様にございます、すこし休憩なさっては」
魔王「俺の魔力とスタミナを舐めるなよ?このまま百年働き詰めでも倒れはせんわい」
側近「左様にございますか、では至急こちらに目を通していただけますか」
魔王「むう…お前最近ずけずけくるな…えーどれどれ…」
魔王「なになに……な、なんだこれは!」
側近「大変なことになりました」
魔王「"株式会社 勇者"だとぅ!?」
15:
側近「株式会社 勇者……我ら魔族が怨敵、勇者一族が総力を上げ設立したとのことです」
魔王「ちぃ…勇者め、我々の企業的成功に業を煮やして対抗してきたか…」
側近「凡そそんなところでしょう、こちらをご覧ください、」ポチッ ウィーン
魔王(こいついつの間にシアタールーム仕様にしやがったんだ)
側近「?勇者の主な経営地域です」
魔王「うむ……見たところによると人族・亜人族が統治していない地域に分布が多いな」
側近「その通りにございます、我が社の企業スパイによる情報があります」
魔王「なに!?」
側近「具体的な商品にはこのようなものが」
魔王「どれどれ……ヒトコナーズ…?」
側近「魔族向けに作られた人族避けの商品のようです」
16:
側近「我が社の場合、資金調達のため同族を犠牲にしてでも人族向けの魔族避け商品を売り出してきましたが、奴らの場合は…」
魔王「商品を魔族に売り込み、人族と魔族の接触を断つことで、双方に流血なき停戦を、と言ったところか」
側近「はい、そう言ったところでしょう」
魔王「ふん、勇者らしい偽善めいたやり方よな、こんなことでは魔族と人族の停戦なんぞ…」
側近「いえ、それがそうでもなくて」
魔王「売れちゃってるのね」
側近「ちゃってます」
17:
魔王「しっかしな〜、これじゃ勇者側との相互作用で混沌どころか平和な二種類の国が出来上がってしまうぞ」
側近「左様で」
魔王「うーん………我が右腕よ、お前の力を見込んで一つ頼みがある」
側近「はっ、何なりと」
魔王「勇者側のトップとの会食を手配せよ、アポもしっかり頼むぞ」
側近「えっ!」
魔王「なんだ、窮したか、魔王の右手よ、貴様の手腕ならば造作もあるまい」
側近「あ、いえ、魔王さまのことなので『軍勢を呼べ!勇者の会社をぶっ壊す!』みたいなこと仰られるのかと」
魔王「俺にだって理性くらいあるわい…」
20:
人族統治国家 ニューソク大陸
ケンモー国際空港
魔王「ついたな…」
側近「はい」
魔王「ところで…」
側近「はい」
魔王「いくら魔境がほぼ赤道直下だとはいえ、手土産がマカダミアナッツってのはどうかと思うぞ」
側近「魔王さまもアロハシャツはないと思います」
魔王「………まあいい、とりあえず手続き終えて勇社に行くぞ」
側近「はっ!」
税関「Passport please.」
魔王「ん」スッ
税関「……What's purpose.」
魔王「Business」
税関「……OK」ピンポーン
側近「アッアッ、さ、サイトシーイング…」
魔王「おい」
29:
魔王「側近、車は手配してあるのか?」
側近「はい、こちらへ」
魔王「うむ………ん?おい、もしかしてこれか」
側近「はい」
魔王「いやまあ…移動できればなんでもいいのだが…」
側近「なかなかイかすでしょう?」
魔王「うーん……いやぁ…仮にも企業の社長がデコトラはないだろ…」
側近「えー」
30:
魔王「なぁ…ほかの車はないのか?」
側近「えー…これしかないですよぅ」
魔王「ハァ〜〜〜……なんでこんなやつ側近にしたんだっけ」
?「もし」
魔王「は、なんだろう」
?「株式会社魔王の社長様で間違いないでしょうか」
魔王「ああ、相違ない」
初老の男「わたくし、?勇社から来たものでございます」
魔王「ほう、勇者側からお出迎えとはこれはこれは」
側近「えっ?えっ?なに?なに?」
31:
勇社所有リムジン内
魔王「側近、こういうのを車の手配っていうのだよ」
側近「は、はい…」ガクブルガクブル
魔王「…なんでそんなにビビっておるのだ」
側近「だ、だだだだ、だってリムジンですよ!?」
魔王「んなもん普通だろ、社長の送迎なんだから」
側近「へ、へへぇ!!」
魔王「変なやつだな」
キキィ
バタン
初老の男「着きましてございます」
魔王「うむ、手間をかけてしまったな、これは手土産と…この国にチップの文化はあるか?」
初老の男「いえ、お心遣いだけ頂いておきますゆえ」
魔王「ふむ、そうか」
初老の男「ではこちらへ」
魔王「む、おい側近、こっちへこい」
側近「は、はは、はい!」スタコラ
32:
初老の男「では、案内の者が参りますゆえ、こちらへ掛けてお待ちください」
魔王「うむ、待たせてもらう」
側近「ア、アリガトゴザマス」
魔王「面白外人のような態度をやめよ、側近」
側近「は、はぁ…」
魔王「しかし、さすがだな勇者め」
側近「は、はい?」
魔王「気が付かなかったか まあだいぶ抑えているようではあったが」
側近「で、ですからなにをです?」
魔王「あやつめ、元勇者一行の切込み隊長だ、クラスは戦士であったか、俺の目を持ってしたらアレしきの魔力抑制術式、すぐに捉えられるわい」
側近「だ…だめだ…私ごときの次元じゃない…これは魔王と勇者の一大決戦…」
魔王「やっと危機感を持ったのか」
34:
妙齢の女性「お待たせいたしました、では案内をさせていただきます」
魔王「うむ、よろしく頼もう」
側近「は、ハロウハウアーユー…」
女性「…では、こちらのエレベーターへ」
魔王「ほう…魔導式でなく電動式か…ふふ、儲かりまっか…(太い声)」
女性「いえ、そちらほどでは、うふふ」
魔王「ふふふ」
女性「うふふ」
魔王&女性「「ふふふふふふふふふふふ」」
側近「」ガタガタガタガタ
36:
エレベーター内
女性「応接室は38階、最上階にございます」
魔王「うむ 側近、会食の時刻はいつだ」
側近「は、はい、午後8時の予定になっています」
魔王「現時刻は?」
側近「ご、午後6時15分です…」
魔王「ふむ…そうか」
魔王「すまんが、そちらの社長とすこし話がしたい、挨拶のあとすこし時間を頂いてよろしいか」
女性「畏まりました、では上にはそのように」
魔王「すまんな」
37:
38カイデス
女性「どうぞ、こちらへ」
魔王「うむ…そちらの社長は和の国がお好きか」
女性「いえ、現在の社長が幼少時和の国にお住まいでしたので」
魔王「おお、それはそれは、実は私も和の国出身でな」
女性「あら、左様でございますか、ではお話も進むことでしょう」
魔王「ふふ、そうだな」
女性「…着きましてございます、どうぞ」
魔王「では、失礼させてもらう」ガチャッ
側近「え、エクスキューズ…」
40:
応接室
魔王「……」
側近「…」ソワソワソワ
魔王「来ないな」
側近「き、来ませんね」
ガチャッ
?「お、お待たせしましたぁ!!」バタバタ
魔王「やっとか……」
側近「…!」
勇社長♀「お初にお目にかかります、勇社社長のマリア・ブレイブマンと申します」
魔王「こちらこそどうも、?魔王社長、デモン・デッドストック・ベイン13世です、こちらは側近です」
側近「な、なにを話しているかはわからないがものすごく企業っぽいことわしている!」
41:
勇社長♀「すみません、工場の査察のあとに渋滞に捕まってしまいまして」
魔王「ふ…勇者、いや社長、下手な芝居はよすがいい」
勇社長♀「は、はい?」
魔王「安全を確認するまで止められておったのだろう、先程の女性…あの気の流れは魔術師か、それにあの運転手、元戦士にな」
勇社長♀「あちゃー…バレちゃってましたか」
魔王「皆なかなかに抑えておったが俺への敵意が漏れておったわい」
勇社長♀「あはは…みんな結構血の気が多いから」
魔王「それにしても……大きくなったねぇ、マリア嬢ちゃん、お父さんはまだ俺を倒す気でいるかい?」
勇社長♀「そりゃあもう!勇者一族の何かけてぶっ倒してやるーって言ってます」
魔王「あいつも懲りぬなぁ」
42:
勇社長♀「っていうか、お初じゃないのもバレちゃってたんですね」
魔王「気の流れが小さい頃のまんまだったんでね、純粋に育ってくれておじちゃん嬉しいよ」
勇社長♀「あはは…まだまだ進歩が必要ってことですかね」
魔王「いいや、そのままだ、勇者は汚れず俺たちを倒しに来ればいい」
側近「何話してっかわっかんねえけどなんか楽しそうだ、なんか久々に親戚の子にあったおじちゃんみたい」
魔王「聞こえてるぞ」
43:
勇社長♀「あ、ところで魔王のおじさま、お話ってなんですか?」
魔王「いや、久々に声を聞きたかっただけさ」
魔王「それに…湿っぽい話は会食でしよう、魔王と勇者っぽくね」
勇社長♀「ふふ、相変わらずですのね」
魔王「魔王だからね、そりゃ変わらんよ」
44:
勇社長♀「ではおじさま…いえ、社長さん、食事の用意はこちらでいたしましたので、向かいましょうか」スクッ
魔王「うむ、そうだな、もう車に揺られるのもエレベーターでたちっぱなしも嫌だし、行くか」ググッ
側近「え、え?二人共なにを」
魔王「側近、捕まっておれ」
側近「え、え、え?」
バシュン!
45:
四つ星レストラン ギガデイン
VIPルーム
ヒュン!
魔王「ほう、なかなかの内装よな」
側近「く、空間跳躍術…会食なんかで同伴できるとは…」
勇社長♀「喜んでもらえてうれしいですわ」
魔王「これなら味も期待できそうだ」
魔王「さて……料理が来るまで、しばし話そうか」
勇社長♀「はい…」
魔王「単刀直入に聞こう 勇者よ、一体どういう魂胆だ?」
勇社長♀「…」
勇社長♀「……世界平和ですわ」ニコッ
魔王「ふふふ」
勇社長♀「うふふふ」
魔王&勇社長♀「ふふふふふふふふ」
側近(またかぁ!)ガクブルガクブル
46:
魔王「平和、平和ねぇ」
勇社長♀「理由としては弱いでしょうか?」
魔王「いや、本心だろうさ、本心だろうとも、むしろ本心でなくては」
魔王「こんなくだらん本心を聞きたくてわざわざ飛行艇までチャーターしたのだ、それを聞けなくては骨折り損だ」
勇社長♀「そう仰られると思いました」
魔王「しかしまあ、我々の資金集めのための魔物避け販売に便乗して人避けを売り込む、なんとまぁ、まどろっこしいことをする」
勇社長♀「平和のためならまどろっこしいなんてこと、ありませんことよ」
魔王「平和、それだ、それが気に入らない、お前からみたら平和だが、これはただの選民だ、閉鎖だ」
魔王「わかっているだろう勇者、魔族は人や亜人らの悪意を吸わねばいずれ朽ちる、人らも魔族を借り続けねばいずれ内側での争いとなることをな」
勇社長♀「…もちろんですわ」
魔王「ならばなぜだ、お前は俺の、俺はお前のカウンターとして神々から生まれたに過ぎない、一種の秩序維持のための装置だろう」
勇社長♀「承知の上でのこの行為です」
魔王「わからぬ、実にわからぬぞ」
47:
勇社長♀「……隠すのはもう無理なようですね」
魔王「…」
勇社長♀「はっきりと申し上げます、魔王」
勇社長♀「実のところ、私の代で勇者の血筋は断たれること思われます」
勇社長♀「4年前、ちょうど貴方が起業した頃の話です」
勇社長♀「天啓を得ました、神々からの天啓です」
魔王「……内容は」
勇社長♀「新たな秩序を作り給え、そなたらの働きは天に伝わった、その血に休息を、とのことです」
魔王「……そうか」
勇社長♀「魔王よ、あなたにも聞こえたはずです、恐ろしくも優しげなあの声が」
魔王「…すまんな、俺は神々嫌いなので天界からの声はドメイン指定で来ないようにしている」
勇社長♀「誤魔化さないでください、貴方も聞こえたからこんな方法で資金集めをしようと思ったのでしょう、そのはずだ」
魔王「……純粋といったが、こりゃ純粋というより無垢といったほうがいいな」
魔王「良いか、俺がこんな方法を取ったのはな」
魔王「ひとえに、魔族のためだ」
49:
魔王「…お前さんの言うとおり、俺にも天の声が聞こえた、20年ほど前だったがな」
勇社長♀「お父さんの世代…」
魔王「そうだ、あの頃は俺も焦ったよ、そして行動してしまった」
魔王「流れなくていい血が流れたよ、お前たち人間にも、俺たち魔族にもな」
魔王「残ったのは混沌だ、無でもなく有でもない、漠然とした黒、黒、黒」
魔王「俺は……社長なんてもんやるまで、あんなことの再来を望んでいたよ」
魔王「そして、目先の欲、混沌による略奪、残り少ない、と言っても人よりは俄然長いが、それにも焦っていてな、生きてるうちに食えるもんはくい、取れるもんは取ろうとも思った」
勇社長♀「…」
魔王「そうすれば、魔族も豊かになり、俺が去ったあとも大丈夫だと思った、人族への憎悪の念も残るしな」
魔王「だが…社長初めて思い出したよ、そう、俺の最後の機能は秩序作りであって秩序の破壊じゃあないってな」
勇社長♀「…そうですか」
魔王「ま、湿っぽい話は一旦終わりだ、飯もきた、食おうじゃないか」
勇社長♀「…はい!」
50:
2時間後
再び応接室
魔王「はぁ、やっぱり油っこいのは年寄りには合わないか」
勇社長♀「まだまだおじさまはお若くってよ」
魔王「ほう?嬉しいこと言ってくれるじゃないか」
側近(気が気でない食事だった…)
魔王「…最後に一つ、提案がある」
勇社長♀「なんでしょう」
魔王「これは、魔王と勇者としてではなく、一企業のトップ同士としての提案なのだが…」
魔王「我が社と貴社を、併合させていただきたい」
勇社長♀「…!」
側近「魔王さま、いえ社長、一体なにを話しておられるので?」
魔王「ん?併合だよ併合」
側近「へー、併合ですか…え、併合ですか?」
51:
数ヶ月後
?魔王 社長室(元謁見の間)
魔王「あ、マリアお嬢ちゃんかい?どうだい、例の件は、おおそうか、じゃあこっちの方でもいろいろ提出させてもらうよ、うん、あい、あいあーい」
側近「一時はどうなるかと思いましたよ、まさかほんとに併合するとは」
魔王「平和のための併合だ、そりゃ向こうもうんと言うだろうと思ってな」
側近「しかし、なぜ我々が傘下なんです?」
魔王「なに、簡単なことさ」
魔王「魔族はいつの時代も勇者に討たれるものだからね」
52:
ネタ切れ
誰か続き書いて
エルフ社編
53:
おもしろかった
54:
おもろかった
60:
ここまで書けたんなら行けるって
61:
魔王「側近よ、一つ聞いていいか」
側近「は、なんでしょう」
魔王「この…有限会社エルフってなんだ」
62:
某月某日 ?魔王 第一会議室(元四天王一の間)
風の四天王(以下 風)「魔王さま…いえ社長、?エルフに関する資料です」
魔王「うむ」ペラッ
側近「ふむ…これは」ペラッ
側近「エルフって言うくらいだから魔導式トラックの貸し出し業者かなにかかと思いましたが…」
魔王「エルフ族による弓矢や民族品の製作会社か」
風「そのようです、私の調査ではその他に狩猟の代行や馬車による運送などもこなしているようです」
魔王「商業ギルドの真似事か?」
風「はい、表面上は」
側近「表面上、ということは」
風「はい、どうやら裏の顔があるようで」
64:
風「私が掴んだ限りではこのようなものを」
魔王「どれ………… なに!!」
側近「こ、これは」
魔王「人避け、魔族避けのマジックアイテム…効果は粗悪なものだが」
側近「これは…類似品、というより海賊品の製造販売」
風「そうです」
側近「中つ国っつってもほんとに中の国みたいなことしてんのかよ」
魔王「お前さっきから何言ってんだ?」
66:
風「エルフの住む中つ国、特に北部の方は独自の文化が根付き、魔道や電気などのインフラはここ最近になるまで発達していませんでした」
魔王「が、近頃インフラ整備が行われ生活水準が近隣諸国と同じ程になったいたな」
側近「あと、ホヴィットやドワーフなどの亜人族は人族と近しい関係にあるはずですが、エルフだけはほぼ鎖国状態で得体の知れない国であったのですよね」
魔王「左様、風よ、この会社、いつ頃の設立だ?」
風「はい、だいたい5年ほど前かと」
魔王「ふむ…インフラの件のすこし前くらいか」
側近「これはさらなる調査が必要ですね」
魔王「いや、この件についての調査お前たちはもうしなくてもよい」
風「? なぜです?」
側近「そうですよ、これは要チェック案件ですよ?」
魔王「そういうことじゃない」
魔王「風、側近、中つ国の飯食いたくはないか?」
側近「え、もしかして」
風「社長!」
魔王「マリア嬢も呼べ、ロード・オブ・ザ・カンパニーと行こうじゃないか」
67:
中つ国 女神の板の森 国境関所
税関「アイヤー!パスポートよこすあアルネ!」
魔王「ん」
側近「に、ニーハオ?」
風「パスポート使うなんて何百年ぶりだろうか」
勇社長♀「おじさまや側近さん達と遠出なんてうれしいわ!」
魔王「あのねマリア嬢ちゃん、これは旅行じゃなくて視察だからね?」
勇社長♀「わかってますよ〜」
68:
魔導式カーステレオ「〜♪」
魔王「ふんふふーんふーん」
側近「ノリノリですね魔王さま」
勇社長♀「おじさまは運転が大好きなのですわ」
風「普段あんまりしないですからね」
魔王「車はいいぞ、遠出の車は特にな」
側近(一番ピクニック気分は魔王さまなんじゃねえか?)
69:
?エルフ経営店舗前
魔王「ここか」
側近「予想通りといいますか」
勇社長♀「こじんまりとしてますわね」
魔王「とりあえず入るか…」チリンチリーン
側近(古い喫茶店みたいなドアだな)
風「なんだか懐かしい雰囲気だ」
勇社長♀「風さんは中つ国の出身でしたっけ?」
魔王「風はエルフ族の中では悪に堕ちたと言われるダークエルフ部族の出身なのだ」
風「最初は出稼ぎに来ていたのですがいつの間にか四天王になってました」
女店員「いらっしゃいアルネ、お客さんたち魔族カイ?」
魔王「うむ、そんなところだ」
勇社長♀「観光で来てるんですの」
風「案内所でここを紹介されて来たのですが良いお店ですね」
女店員「アイヤーそうだったカ、長旅つかれタロ?休んでけアル」
側近「シェイシェイシェイシェイ、へへへ…」オドオド
70:
店舗内軽食屋
魔王「ふむ、店の中を見渡して見たが」
側近「怪しいものはありませんね」
勇社長♀「棚の裏も透視しましたが異変はありませんでしたわ」
風「ここで間違いはないはずですが…」
男店員「おまたせいたしまシタ、名物のエルフ饅頭デス」
魔王「うむ、ありがとう、これは気持ちだ、取っといてくれ」チップ
男店員「謝謝」
魔王「……っ!」カッ
見 よ ! ○ 膳 !
男店員「…!? ……ハイ、ナンでしょウ?」
魔王「我々はいま人・魔族避けのマジックアイテムについて調査しているのだが、君、なにか知らんか」
男店員「夜にキてくだ賽、きっと宵いものが身られマスよ」
魔王「夜だな?言の葉に偽りないな?」
男店員「はイ…ほンとウデす」
魔王「そうか、では行ってよし」スッ
男店員「左様デスか、では失礼」パチッスタスタスタ
側近「……なんですかいまの」
魔王「得意技」
72:
夕方
エルフの里の宿
勇社長♀「では、私が潜り込めばいいのですね?」
魔王「そうだ、護衛には風をつける」
風「よろしくお願いします、マリア社長」
側近「私は魔王さまとともに外側からの調査ということで」
魔王「よし、では準備がすんだら行動開始だ」
魔王「……と、その前に」スーッ…
魔王「フッ…!」クンッ
?「ぐげぇ!!」
魔王「甘いよ、スパイくん」
エルフの企業スパイ「い、イツからわかってイタ…」
魔王「宿に入る前」
73:
勇社長♀「これがエルフの正装ですか?」
風「というより、このあたりのエルフ族の正装といいますか
私の里も似たような服が正装だったので一晩で仕立てておきましたが」
勇社長♀「サイズ、ピッタリ!風さんグッジョブよ!」
側近「社長、こちらも準備完了です」
魔王「では、オペレーションスタートだ」
82:

?エルフの闇市
勇社長♀「まるで宴会場みたいね」
風「この国は異様に宴が好きですからね、こうなるのも致し方ない」
市の主催の男「アイヤー今夜はべっぴんさんがいるアルねー、どうぞどうぞこちらへ、そっちのカッコイイオニサンもこっちこっち」
風「いきましょうか」
勇社長♀「はい」
同時刻
路地裏
魔王「よし、見えるな」
側近「なんかこそ泥みたいですね」
魔王「俺たちゃ魔族だぞ、悪事やってなんぼだ」
83:
勇社長♀『おじさま、おじさま、聞こえますか』
魔王『バッチリ聞こえてるよ』
勇社長♀『こっちの映像はリアルタイムで送れますが、音声は無理そうです』
魔王『じゃあ、交信はテレパスのみか…まあなんとかなるだろ』
側近「魔王さま、一人でブツブツどうしたんです?」
魔王「うっさい!いまテレパス中!」
側近(電話中に怒られたときと同じ感覚)
85:
風「ふむ…これなんかどうでしょう」
勇社長♀「ええ…そうですね」
主催者「どうアルかー、どれがいいアルね?」
風「どれも良い品ですね」
勇社長♀「迷ってしまいますわ」
主催者「そうアルかー…じゃあ」ゴソゴソ
魔王「まずい、側近、あと頼んだ」
側近「ちょっ、ちょっと!魔王さま!」
86:
風「マリア様!私の後ろへ!」
勇社長♀「はい…!」
主催者「下手ナ芝居打つはやめるネ、あんたらの正体はもう知れてるところヨ」ジャキッ
風「…魔導稼働の小銃…明らかに中つ国のものではありませんね」
主催者「あんたらが作った商品、とても良く売れてル、便乗したらこっちも売れたヨ、それで買ったネ」
店員?A「…」ジャキッ
店員?B「…」ジャキッ
勇社長♀「風さん」
風「ええ、ここは…」
主催者「さぁさぁ早く降参するアルね、お縄につくがヨロシよ」
グワーッナンダナンダーキサマーツカマエロー
風「ふう…間に合いましたか」
勇社長♀「流石おじさま」
主催者「な、何事アルか!」
ドドドドドドド
魔王「邪魔ァ!!」カッ
グワーッナンダナンダーキサマーツカマエロー
87:
側近『魔王さま!三時方向!小銃2つに拳銃5つです!』
魔王「俺にそんなもんが通じるかぁ!!」ガギャギャギャギャギャ
ドワォドワォドワォ
グワーッ
側近(極道兵器みてえ…)
主催者「ひ、ひぃ!!バケモンなのアルヨぉ!」
勇社長♀「観念してくださいます?」
風「こちらは最大戦力で挑ませて頂いていますので」
主催者「ぐ、ぐぬぬぬ」
主催者「……」チラッ
魔王「む…?」
風「マリア様!後ろです!」
勇社長♀「えっ?」
店員?C「ぬおおおおおお!」
88:
勇社長♀「…ふっ」ドワォ
店員?C「ぐげぇ!」
魔王「お〜」
風「え、エグいの入りましたよいまの…」
主催者「は、はがががが…」バタッ
側近『ターゲット、スタン!』
魔王「ちょいと荒っぽくなっちまったが」
勇社長♀「コンプリートですね」
風「さて……あとは警察にでも突き出しますか」
側近「みなさんお疲れ様です」テクテク
魔王「呑気なやつだな」
側近「いやー、もう心配はいらないでしょう?なら呑気にもなりま…」カチッ
魔王「お、おい側近」
勇社長♀「いま何しました?」
風「嫌な音がしました」
側近「……はい、すみません」
『証拠隠滅的装置発動、証拠隠滅的装置発動』
魔王「ヤバイヤバイ!」
勇社長♀「おじさま、空間転移を!!」
風「しかし!それではこの者たちが…」
側近「風さんそんなこと言ってる場合じゃないでしょうが!」
魔王「うるせぇ!!集中できねぇだろうが!」キーッン
魔王「こいつらも一緒に転移する!全員衝撃に備えろよ!!」キーッンキーッン
カッ
8

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