白銀「性転換ライト2!安価もあるよ!」【ニューダンガンロンパV3】back

白銀「性転換ライト2!安価もあるよ!」【ニューダンガンロンパV3】


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34: ◆WzRH90WIXM 2017/03/15(水) 22:19:24.93 ID:XmVdNgOg0
白銀「選ばれたのは、昼ドラでした」
白銀「☆さんも相変わらずなようで元気そうでなによりだね」
白銀「よし!じゃあどこのカップルを三角関係にしちゃおうかな?」
白銀「ひとつ選んでね!」
?入間と東条
?真宮寺と天海
?春川と百田
↓2安価
35:以下、
3
36:以下、
3
38: ◆WzRH90WIXM 2017/03/15(水) 22:24:36.97 ID:XmVdNgOg0
白銀「視聴者の皆様、アンケート回答ありがとうございます!」
白銀「満場一致で春川くんと百田くんのとこになりました!」
白銀「さて、三角関係か…、誰を割り込ませようかな?」
白銀「うーん、わたしがいってみるかな?」
白銀「もしわたしが割り込むなら、わたしは前回レズって設定になっちゃったから、狙うなら百田くんだね」
白銀「他に割り込んでくれそうなのはアンジーさんとかかな?」
白銀「彼女、今めっちゃお婿さん探ししてるし」
白銀「アンジーさんそそのかすなら春川さんに走るだろうね」
白銀「皆さんはどっちが見たいかな?」
?白銀
?アンジー
↓1
39:以下、
2
アンジー影薄いし白銀は前回マークされてそう
42: ◆WzRH90WIXM 2017/03/15(水) 22:31:38.05 ID:XmVdNgOg0
前回白銀は夜長さん呼びに統一するって書いたのに早名前の方につられちゃったことをお詫びします
白銀「よーし、夜長さんだね!」
白銀「夜長さんは今、自分の研究教室に行ってるみたい」
白銀「早そそのかしてくるよ!」
ーアンジーの研究教室ー
白銀「夜長さん、今いいかな?」ドアコンコン
アンジー「つむぎー?うん、いいよー!今開けるねー」ドアガチャッ
アンジー「つむぎはアンジーに何かご用なのかなー?」
43: ◆WzRH90WIXM 2017/03/15(水) 22:38:17.60 ID:XmVdNgOg0
白銀「うん、たまには女子高生同士らしくさ、アンジーさんと恋バナでもしようかなーって思って来たんだよね」
アンジー「えー?アンジーに恋バナー?」
アンジー「んーっとー、斬美の話でもすればいいのかなー?」
白銀「そのことなんだけど…、ほら、東条さんは入間さんとおつきあいしているでしょ?だから諦めた方が良いと思うんだよね」
アンジー「でもでもー、アンジーにもまだ美兎に勝てちゃうかもしれないよー?」
アンジー「為せば成るって神さまも言ってるよー!」
白銀(思った通りアンジーさんは面倒くさそうだし頑張ってくれそうだね!)
白銀(今東条さんに向けられてる感情を、上手く春川さんに向けられたら面白くなりそうだよ!)
44: ◆WzRH90WIXM 2017/03/15(水) 22:43:48.83 ID:XmVdNgOg0
白銀「でも、東条さんと入間さんを引き剥がすなんてとんでもないよ!」
アンジー「……つむぎはアンジーに説教しに来たのかなー?」
白銀「ち、違うよ!わたしは夜長さんのこと思って……」
白銀「新しいお婿さん候補をプレゼンしに来たんだよ!!」
アンジー「アンジーの新しいお婿さん候補?」
白銀「うん!ちなみにオススメは春川さんだよ」
アンジー「魔姫ー?でも魔姫って解斗とラブラブだよねー?」
アンジー「つむぎはさっきは美兎と斬美を引き剥がすなって言ったのに、魔姫と解との間に割り込めって言うんだねー?」
アンジー「あれー?おかしいなー?なんでだろうねー?」
白銀「うん、そのことなんだけどさ…」
45: ◆WzRH90WIXM 2017/03/15(水) 22:51:21.69 ID:XmVdNgOg0
白銀「実は百田くん、春川さんのことが好きじゃないと思うんだよね」
アンジー「…んー?」
白銀「夜長さんも知ってるでしょ?春川さんが百田くんにベタついてることをさ」
白銀「あれって、やたら春川さんの一方的な行為に見えない…?」
白銀「そもそもあの性転換事件の日に春川さんは百田くんを襲ってるんだよ?」
白銀「百田くんはほら、処女だったからなんか最初にヤられちゃった男を好きになっちゃうアレだったんだよ!」
白銀「百田くんの為にも、夜長さんが春川さんを奪うのが一番だと思うんだよね」
白銀「これは百田くんと春川さん、2人の為になることなんだよ」
白銀「春川さんも夜長さんとくっつけば、晴れて本当の両思いになれるし!」
白銀「アンジーさんにとっても、春川さんは良物件だと思うんだよね!」
白銀「だって格好いいし、なんか生存能力強そうだし、あと性欲も強いよね?」
白銀「アンジーさんも満足できるんじゃないかなぁって思うんだよね」
アンジー「……んー…」
46: ◆WzRH90WIXM 2017/03/15(水) 23:01:38.91 ID:XmVdNgOg0
白銀「…そういえば確か夜長さんがそもそも最原さんを好きになったのだってさ、最原さんが夜長さんのことを怒ってくれる人だったから、だよね?」
白銀「春川さんも夜長さんのことを怒ってくれると思うよ?普通に」
アンジー「うーん…じゃあ、魔姫に乗り換えるか神さまと相談してみよっかなー」
白銀(やった!ちょろい!)
白銀「絶対東条さんより春川さんの方が夜長さんにお似合いだって!」
白銀「ほら、東条さんって南国の島なイメージも全然ないし!」
白銀「春川さんが今百田くんに向けてる愛情が全部夜長さんに向けられてら、凄い幸せな気持ちになると思うよ?」
白銀「あと保育士の超高校級って地味に家庭を大切にしてくれる能力だよね!」
白銀「執事な東条さんと違ってさ!」
アンジー「うーん…、つむぎの言うとおりだって神さまも言ってるよー!」
白銀(よっし!!)
アンジー「魔姫が解斗のこと好きなのは充分わかってるけど、アンジーも頑張ってみるよー!」
47: ◆WzRH90WIXM 2017/03/15(水) 23:12:12.85 ID:XmVdNgOg0
ー翌日ー
ー入間の研究教室ー
東条♂「……おかしいわね」
入間♂「おう、どうした斬美」
東条♂「今日は夜長さんがまだ1回も私に話しかけてきてないのよ」
東条♂「いつもはしつこく話しかけてくるのに…」
入間♂「オレ様達のラブラブっぷりをやっと理解して手を引いただけだろ?」
東条♂「それだけならいいのだけれど…」
ー食堂ー
アンジー「ねーねー魔姫ー!アンジーとドロドロになっちゃおうよー!!」
春川♂「は?あんた、東条はどうしたの。いつもは東条に言ってたじゃん」
アンジー「主は言いました。斬美はもう諦めろと」
アンジー「魔姫にすべきだと」
春川♂「待ちなって」
48: ◆WzRH90WIXM 2017/03/15(水) 23:19:31.50 ID:XmVdNgOg0
春川♂「あんた、私が百田と付き合ってるのを知ってる上でそれ言ってるんだよね?頭おかしいんじゃないの」
アンジー「もー、魔姫はワガママだねー」
アンジー「それじゃあとりあえず今は解斗を2番目のお嫁さんってことにしておいていいよ?」
アンジー「アンジーを1番のお嫁さんにしてくれるなら、神さまもとりあえずはそれでいいって言ってるよー!」
春川♂「はぁ!!?」
春川♂「あんた、ホントに頭おかしいんじゃないの!?」
春川♂「百田が私の中で2番目になるはずないじゃない!」
春川♂「そもそも何で突然夜長が1番に躍り出てんだよ」
春川♂「私、別にあんたと絆が深まるようなエピソードなんて見に覚えが無いんだけど」
アンジー「なるなるー!魔姫はアンジーと絆が深まるものが欲しいんだねー?」
49: ◆WzRH90WIXM 2017/03/15(水) 23:26:36.72 ID:XmVdNgOg0
アンジー「それじゃあお付き合い記念にこれあげちゃうよー!」つプレゼント箱
春川♂「付き合うなんて一言も言ってないよ!」
春川♂「で、なにこれ」
アンジー「アンジーの水着のパンツだよー!これで絆パワーMAXで神っちゃうねー!!」
春川♂「要らないよ!!」床にバンッ
春川♂「私を最原みたいな変態と一緒にしないで!」
春川♂「私が欲しいのは百田のパンツだけ!」
春川♂「他のパンツは要らないよ!」
最原♀(食堂でなんて話してるんだよ…。ていうか普通に春川さんに変態認識されてたし…)
50: ◆WzRH90WIXM 2017/03/15(水) 23:35:54.23 ID:XmVdNgOg0
アンジー「およー?魔姫も変態かと思ってたけど、終一ほどじゃないんだねー?」
最原♀「アンジーさんまで酷い…」
アンジー「じゃあ次はこれあげるよー!」
春川♂「今度は何?まさか次は水着上とか言わないよね?」
アンジー「アンジーの神ってる絵だよー!」
アンジー「魔姫の似顔絵を描いたから受け取って欲しいなー?」
春川♂「ふーん、似顔絵ね…」
春川♂(…孤児院で年下の子達が私の似顔絵描いたのを思い出すな…)
春川♂「…しょうがないから、それは受け取ってあげるよ」
春川♂「でも私はあんたと付き合う気はないから」
春川♂「とりあえずそれは勘違いしないでほしいんだけど」
51: ◆WzRH90WIXM 2017/03/15(水) 23:46:47.15 ID:XmVdNgOg0
アンジー「とりあえずそれ見た方が良いって神さまも言ってるよー!力作なんだってー!」
春川♂「ふーん」箱カパッ
春川♂「」バターンッ
アンジー「およ?」
最原♀「は、春川さんーーー!!?」
アンジー「やっぱり魔姫はまだ駄目だったんだねー」
アンジー「でもでもー、これから終一みたいにどんどん大丈夫になってくるよねー!」
最原♀「ちょ、これどうするの!?春川さんをこのままにしとけないでしょ!?」
アンジー「じゃあアンジーが魔姫を部屋まで運んどくよー!」
アンジー「ついでに魔姫と柔軟体操しちゃおっかなー?」
最原♀「百田くん早く来てーーー!!」
最原♀「」モノパッドの地図確認
最原♀「百田くんまだ寄宿舎に居るし!!」
52: ◆WzRH90WIXM 2017/03/16(木) 00:08:31.24 ID:icD3EyQn0
白銀(百田くんが居なかったから、最原くんが頑張って春川さんを寄宿舎まで抱えていったね…)倉庫の方から覗き見
白銀(いやー、夜長さん中々やり手だね!)
白銀(あの暗殺者の春川さんを無力化させることができるなんて、凄いよ!)
白銀(まだ春川さんが夜長さんになびく気配は微塵もないけど、1日目でここまでやれたのは中々じゃないかな?春川さん一応プレゼント受け取ったし)
白銀(…今度わたしも何か良いアイデアが思いついたら夜長さんに教えてあげないとね!)
白銀(三角関係はとりあえず達成?したけど、ここで夜長さんが春川さんを奪えたら面白いんだけどなぁ)
白銀(これはちょっと長期戦になりそうかな?)
白銀(うーん…、わたしが関係に手を出せないのがネックだよね…)
白銀(最原くんとの約束があるから目立った行動できないのがねぇ…)
白銀(まあ、塵も積もれば山となって春川さんもいずれ夜長さんの存在を無視できなくなるよ!)
白銀(そうなったら百田くんがどうなるか見ものだね!)
白銀(絶望も前に進むんだよ!)
61: ◆WzRH90WIXM 2017/03/16(木) 21:56:03.80 ID:icD3EyQn0
白銀「さてさて、次はどうしちゃおうかなー?」
白銀「いつもニヤニヤV3メンバーの心に這い寄る混沌、黒幕白銀が今日もみんなの心をかき乱しちゃうよ!」
白銀「三角関係の選択肢は現在夜長さんのでやってるから除外して、『アンジーさんの春川さんアタックを観察するか』の選択肢が増えたよ」
白銀「ちなみに、こういうのはどう?ってのがあったらコメントくれたら、なんかいけそうなら次回以降選択肢に加えることも考えるよ」
?誰かをそそのかして性転換ライトを使わせる
?新たなカップルを成立させる
?むしろ残りの性転換組の最原と王馬もくっつけ
?引き続きアンジーの春川アタックの様子を観察する
?春川が暗殺者なことをバラして殺伐させようぜ!
?お前は黙ってろ白銀!平和な日々をもう少し見せろ!
白銀「前回同様、安価下1?下3まで多数決で多かったものをやるよ!」
白銀「もし1票ずつに結果がバラけちゃった場合は、どれかの選択肢が2票になるまで下安価だよ!」
白銀「今のわたしの気分的には?が見たいかな?」
白銀「まあどの結果になろうと、ちゃんとアンケート結果通りに行動するけどね!安心していいよ!」
白銀「じゃあ結果を待つ間、私は次のコスプレ何しようかなーって妄想でもしてるね、暇だし」
上記6種類から1つを選択、安価下1?3
62:以下、
3
63:以下、
?
64:以下、

67: ◆WzRH90WIXM 2017/03/16(木) 22:12:54.37 ID:icD3EyQn0
白銀「ここでまさかの?」
白銀「?おっしい!おっしい!!」
白銀「まあいいや、最赤なんてなかったんだよ!残念だったね最原くん!視聴者様が望んでいるのは王馬くんとのレズだよ!」
白銀「最近、レズの言葉の意味がちょっとわかんなくなってきてるわたしです」
白銀「……見た目がレズならレズってことでいいんだよね…?」
白銀「ちなみに、『性別が既に変わったままのメンバーにもう1度当てたらどうなるのか』っていう >>65 のコメントに対する返事だけど、そこカメラに映ってなかったけど、実はわたしが断罪された日に既に実験済みで、何も変化は起こらなかったんだよね」
白銀「だから今、入間さんが頑張ってみんなを元に戻す発明品を作ろうとしてるんだよね」
白銀「みんなが元に戻ったらそれはそれで、入間さんと東条さんのカップルと真宮寺さんと天海くんのカップルが今後どうなるのか気になっちゃうね!」
白銀「特に真宮寺さんは主人格が真宮寺くんに戻るのか、姉清のままなのか気になるなー」
白銀「まあそれはともかくまずは最原くんと王馬くんだよ!」
白銀「わたしは何で2人がくっつかないのかよくわかんないから、ストレートにどう思ってるのかとか訊きに行ってみようかな?」
白銀「最原くんと王馬くん、どっちに話聞きに行こうかな」
?最原
?王馬
安価↓1
68:以下、
2
71: ◆WzRH90WIXM 2017/03/16(木) 22:23:20.35 ID:icD3EyQn0
白銀「王馬くんかぁ…」
白銀「なんか上手く聞き出せる気がしないけど、頑張ってみるよ!」
ー寄宿舎王馬の部屋の前ー
白銀「王馬くーん!いるんでしょー?もしもーし!」ピンポピンポピンポーン
王馬♀「あーもう!うるさいよ白銀ちゃん!」ドアガチャッ
王馬♀「で、何?」
白銀「わたしとお話し……んっふふww髪型wwww」
王馬♀「…白銀ちゃんとお話し?…オレ今忙しいからパスね!」
白銀「わーごめんごめん!笑ったこと謝るから!」
白銀「オタサーの姫みたいで可愛いよ!!」
王馬♀「じゃあねー」ドアパタン
白銀「ごめんってば!!」ピンポピンポーン
72: ◆WzRH90WIXM 2017/03/16(木) 22:30:56.30 ID:icD3EyQn0
王馬♀「白銀ちゃんはオレと何の話したいの?話題によっては訊いてあげないこともないよ?」ドアガチャッ
白銀「えっとね、恋バナしに来たんだよ!」
王馬♀「は?」
白銀「まあ立ち話もなんだし、中入るね?」
王馬♀「いや、そういうのは部屋の主が言うことだよね?」
王馬♀「もー、しょうがないなー。食堂で話聞くだけ聞いてあげるよ」
白銀「え、食堂で?」
王馬♀「…白銀ちゃんは部屋に入れたくないんだよねー」
白銀「あの件以来、ストレートにわたしのこと嫌ってくるね、王馬くん…」
王馬♀「嫌ってないよ!ホントだよ!」
白銀「……」
白銀(嘘だよね?聞き出せるか不安だなぁ…)
73: ◆WzRH90WIXM 2017/03/16(木) 22:38:36.56 ID:icD3EyQn0
ー食堂ー
白銀(わたし達以外には誰もいないね)
王馬♀「で、恋バナってどういうこと?」
王馬♀「白銀ちゃんが最原ちゃんのこと諦めきれてないから相談にのってほしいってことかな?」
王馬♀「なら普通に聞く相手間違ってると思うよ」
王馬♀「春川ちゃんとか百田ちゃんとかに相談してみたら?人選適当だけど!」
白銀「…わたしは最原さんのことはもう諦めたから、そのことは大丈夫だよ」
白銀(元より興味ないしね…)
王馬♀「ふーん?じゃああと何の話しするの?」
白銀「王馬くんの話しが聞きたいなって思ってるんだよね」
王馬♀「…は?」
75: ◆WzRH90WIXM 2017/03/16(木) 22:57:48.27 ID:icD3EyQn0
王馬♀「オレ別に好きな子とかいないよ?」
白銀「それも嘘なんだよね?わたしにはわかるよ!」
白銀「王馬くんは最原さんのことが好きなんだよね!?」
王馬♀「ん!?」
白銀「この前の償いってわけじゃないけどさ、わたしにその恋の手伝いをさせてほしいんだよね!」
王馬♀「待って!何でオレが最原ちゃんを好きって思ってんの!?」
白銀「え?好きでしょ?」
王馬♀「いやいやいや…」
白銀「こないだ最原さんにナイフゲームを持ちかけて自分のターンでわざと怪我して最原さんに手当させて『最原ちゃんの心をオレでいっぱいにしたよ』とかピクシブや薄い本で見るような台詞言ってたし…」
王馬♀「台詞ピックアップすんのやめて。てか覗いてたんだ?いい趣味してるじゃん白銀ちゃん」
白銀「あ、怒った?ごめんね。でも王馬くん達以外にも他の人達のことも覗いてるし聞き耳立ててるから安心していいよ?」
王馬♀「……ほんといい趣味してるね」
76: ◆WzRH90WIXM 2017/03/16(木) 23:08:13.86 ID:icD3EyQn0
白銀「ということで、好きって思ってるよね?」
王馬♀「…いや…」
白銀「じゃあそのシチュエーションを最原さん以外でイメージしてみて、他の人にも同じことするの?」
王馬♀「実際にそういうシチュエーションになってみないとオレもどうするかわかんないからなんとも言えないけど、別に…、最原ちゃんに恋愛感情なんて持ってないと思うんだけど…」
白銀「つかぬことを訊くけど王馬くん、今まで恋愛経験ある?」
白銀「どうせ童貞だよね?」
王馬♀「はぁ!?どうせ白銀ちゃんだって処女でしょ!?こんなこと言いたくないけどさぁ!」
白銀「今まで恋愛したことのない童貞の王馬くんにはわかんないと思うけどね、恋ってそういうものなんだよ!?」
王馬♀「童貞じゃないよ!本当だよ!!」
白銀(よしよし、わたしのペースになってきたね!)
78: ◆WzRH90WIXM 2017/03/16(木) 23:22:33.61 ID:icD3EyQn0
白銀「まあ童貞かどうかは置いとくとして、じゃあもう1つわたしが王馬くんて最原さんのこと好きなんだろうなって思ったことを発表するね」
王馬♀「悪の総統が童貞なわけないから、訂正して」
白銀(どうでもいいからスルーしとこう)
白銀「最近カップルになった人達って、みんな性転換ライトで性別を変えられた人達だよね?」
王馬♀「訂正してってば」
白銀「あんまりこだわると余計童貞っぽいよ」
王馬♀「……」
白銀「で、最近カップルになった人達って、みんな性転換ライトで性別変えられた人達じゃない?」
王馬♀「まあ、そうだね」
白銀「更に言うと、これはわたししか気づいてない(偶然かもしれない)ことだけど、性転換が確定された順番に恋人同士になっていってるよ!」
白銀「つまり、王馬くんと最原くんは付き合ってしかるべきなんだよ!」
王馬♀「いや、そんなこと急に言われても…」
79: ◆WzRH90WIXM 2017/03/16(木) 23:32:08.16 ID:icD3EyQn0
白銀「安心していいよ!多分最原さんも王馬くんのことが好きだから!」
王馬♀「最原ちゃんとかそれこそ赤松ちゃんばっかり見てるじゃん。どっから来てんのその自信は」
白銀「好きじゃなきゃ一緒にお風呂に入ってほしいなんて土下座して頼まないよね?」
白銀(赤松さん、百田くん、天海くん、茶柱さん、夜長さんにも頼んでたけど、王馬くんは知らないことだろうし黙っとこう…)
白銀「…そういえば結局お風呂駄目だったよね。最原さん、王馬くんのワガママに付き合う1週間の約束の5日目で完全ダウンしちゃって約束破棄ってことになっちゃったから」
白銀「でも好きじゃないとそこまで出来ないよね!あの時の王馬くんのワガママっぷり凄かったし…」
白銀「最原さんの王馬くんへの愛あってのものだよ!!」
白銀(最原くんが変態ガチ勢なだけなんだけどね…)
白銀「ねえ、最原さんはこんなに王馬くんのことが好きなのに王馬くんはどうしてデレてあげないの?」
白銀「デレてあげよ?」
白銀「告白しちゃおう?」
白銀「わたしも気合い入れて手伝うよ?」
王馬♀「えぇ…何勝手に話し進めてるんだよ…」
80: ◆WzRH90WIXM 2017/03/16(木) 23:41:45.94 ID:icD3EyQn0
王馬♀「ていうかそもそも、最原ちゃんもオレも今は女同士だし…その前は男同士だったし…」
白銀「性別なんてちっちゃいこと気にしてるから童貞だし処女なんだよ!」
王馬♀「いや、重要なことだよね?」
白銀「天海くんと真宮寺くんとか見てみなよ!元男同士、現女同士で幸せカップルだよ!?」
白銀(真宮寺くんは今中身姉清だけど)
白銀「あと入間さんと東条さんも元女同士、現男同士のホモップルだし!」
白銀「みんな幸せそうじゃん?性別なんてものに囚われてたら損するよ?」
白銀「王馬くん的には初めての恋愛だから慎重にいきたい気持ちはわかるけどさ、うだうだしてたら最原さんなんて美人で頭のいい人、すぐ取られちゃうよ?」
白銀「あ!そういえば赤松さんが男になろっかなーとか言ってた気がする!」
王馬♀「赤松ちゃんが?」
白銀「うん!このままだと最原さんと付き合えないから、最原さんがフリーなうちにやっちゃおっかなーとか言ってた気がするよ!」
白銀(そんなこと言ってないけど)
81: ◆WzRH90WIXM 2017/03/16(木) 23:51:43.72 ID:icD3EyQn0
白銀「早くしないと最原さん取られちゃうし、とりあえずツバつけとこ?ね?」
王馬♀「…なんで白銀ちゃんは赤松ちゃんの恋を応援しないで、オレと最原ちゃんをくっつけようとしてるのかな?」
白銀「ズバリ、わたしのお姉さまにしたかった最原さんが結局ノンケのまま終わったら嫌なだからだよ!」
白銀「最原さんはレズってほしい!」
白銀「だからわたしは赤松さんじゃなくて王馬くんを応援するよ!」
王馬♀「白銀ちゃん、気迫が凄くて恐いんだけど…」
白銀「だってわたしはレズビアンだもの!自分のレズも他人のレズも大好き!」
白銀「レズップルが増える為なら全力出すよ!!」
白銀(いや、本当はホモが好きなの!!!つらい!!!)
白銀(…そろそろ入間?東条補給しないと…つらくなってきた……)
白銀(マザーモノクマルームに戻ったら、録画してた神回見よっかな…)
82: ◆WzRH90WIXM 2017/03/17(金) 00:04:31.56 ID:9HD7oKMa0
白銀「まあわたしが王馬くんにまくし立てたって仕方ないけどさ、王馬くんだって心の底から最原さんのことが好きなはずだよ?」
白銀「それに、最原さんを恋人にすることができたら、ここから出た時に王馬くんの組織にそのまま誘いやすいんじゃない?こないだ勧誘してたよね?」
白銀(あとはー…、えっと、どうしようかな。次は最原くんのとこ行って適当に王馬くんのこと意識させに行こうかな)
白銀「まあ、まだ時間はあるんだし、よく考えてみなよ」
王馬♀「いや、どうしろってんだよ…。色んな意味で」
白銀「まあまあ、しばらく最原さんのことでも観察したらいいんじゃないかな?」
白銀「そうしたら自ずと答えは見えてくると思うよ」
白銀「最原さんを取られてから改めて最原さんを振り向かせようとしたって、最原さんにも迷惑なっちゃうんだしさ」
白銀「あ、告白したくなったら教えてね?サポートするから!」
白銀「そういえばその髪型は最原さんのリクエストだったんだっけ?告白の時にはその髪型に似合う服でも用意しちゃおうかな?」
王馬♀「なんで話どんどん進めてるの…」
白銀「まあまあ」
83: ◆WzRH90WIXM 2017/03/17(金) 00:14:23.56 ID:9HD7oKMa0
ー食堂前廊下ー
白銀(ということで、食堂に王馬くんを置いて出てきたよ)
白銀(これで少なからず最原くんのことを意識してくれるように成ると思うよ!)
白銀(ということで次は最原くんのとこに王馬くんを意識させに行こうかな)
白銀(最原くんは図書室に居るみたいだね)
白銀(何で図書室なんかに(ry
白銀(よーし、頑張っちゃうぞー!これ終わったらイルキル見るぞー!)
ー図書室ー
白銀「さーいはーらさん♪」
最原♀「うわっ!白銀さん!?」
最原♀「……ど、どうしたの?」
白銀(あれ以来、最原くんもわたしのことを多少警戒するようになってしまった)
白銀(わたしが最原くんを狙うレズ的な意味で)
白銀(もし将来わたしが黒幕バレした時には、ノンケだってことと腐女子だってことを伝えて誤解をときたい…)
84: ◆WzRH90WIXM 2017/03/17(金) 00:25:02.90 ID:9HD7oKMa0
白銀「最原さんこそ、図書室なんかで何してるの?」
最原♀「えっと、ここの本で何か性転換に関するものがないかな?って思って探してたんだ」
最原♀「入間さんの発明品が完成するまで何もしないで待っとくのも悪いし」
白銀「なるほどね」
白銀「ところで最原さん、そんな高いところ登ってるからパンツ丸見えだよ」ジーッ
最原♀「えっ!?あ、ご、ごめん…、降りるね」
白銀(何で謝ったんだろう。謝り癖がついてるだけかな)
最原♀「よいしょっと。それで白銀さんはどうしてここに?」
白銀「最原さんと恋バナしようと思ってきたんだよ」
最原♀「えっ…?」
白銀「あ、警戒しないで大丈夫だよ!わたし、最原さんのことはもうちゃんと諦めてるから!」
85: ◆WzRH90WIXM 2017/03/17(金) 00:39:21.41 ID:9HD7oKMa0
白銀「わたしの話じゃなくて、最原さんの話なんだよ」
最原♀「僕の?」
白銀「もう直球で訊いちゃうけど、最原さん、王馬くんのことどう思ってる?」
最原♀「え、何で王馬くん?」
白銀「いいから」
最原♀「うーん…、外見は女の子になってから可愛くなったなーとか思うけど…」
最原♀「内面的には、以前よりちょっと余裕がなくなりがちで焦りやすくなった気がするね。所謂、情緒不安定気味になったというか。女性の方がヒステリーになりやすいというから、女性化したせいでそうなっちゃったんだと思うよ」
最原♀「…ちょっと危ういよね。まさかそこからコロシアイに発展するとは思えないけど、少し不安だね。何か心の拠り所でも見つかればいいと思うんだけど」
白銀(凄い真面目な推察された…)
白銀「…最原さんがその心の拠り所になるっていうのは どうかな?」
最原♀「え!僕!?」
86: ◆WzRH90WIXM 2017/03/17(金) 00:55:40.36 ID:9HD7oKMa0
白銀「最原さんが1番適任だと思うんだよね!」
白銀「実は王馬くん、最原さんのことが好きだと思うんだよね!」
最原♀「……確かに変な好かれ方はしてると思うけど、でもそれは恋愛的なものじゃなくて、キーボくんをロボット差別してからかうみたいな、おもちゃ認識されてるだけだと思うんだけど…」
白銀(最原くん…、王馬くんは流石に人間は人間扱いしてると思うの…。おもちゃて…)
白銀(……キーボくんはわからないけど…)
白銀「えっと、王馬くんのキーボくんに向けてる弄り方と、最原さんへの接し方は全然違うように見えるよ?地味にじゃなくてね?」
白銀「最原さんに嘘ついて焦らせることはあっても、傷つけてるところは見たことないし」
白銀(暴言してるのは入間さんとキーボくんだけだろうし)
最原♀「確かに、自分は傷つくことをしても他人にはしてないね」
白銀(ナイフゲームのことを言ってるのかな?)
88: ◆WzRH90WIXM 2017/03/17(金) 01:13:39.93 ID:9HD7oKMa0
最原♀「白銀さんが、王馬くんが僕を好きだと思う根拠を聞かせてもらってもいいかな?」
白銀(うーん、最原くんは話は聞いてくれるけど、やり取りが面倒くさいなー…)
白銀(王馬くん相手ならあっちに喋らせてなるものかってなってこっちもベラベラ虚言言えるんだけどなぁ。これは相性の問題だね…)
白銀(話したところで大抵は冷静に分析されちゃいそうだし、どう納得させたらいいかなぁ…)
白銀(うーん…、ストレートに嘘言っちゃうかな)
白銀「最原さん、これ内緒にしといてくれるかな?内緒にしといてくれるならわたしも教えれるんだけど」
最原♀「…?う、うん。わかった、誰にも言わないよ」
白銀「王馬くん、最原さんのことが恋愛的な意味で好きだから告白したいけど、どうしたらいいのか分からないからアドバイス教えてほしいって、さっきわたしに相談してきたんだよね!」
最原♀「えぇっ!!?」
最原♀「白銀さん、それは王馬くんの嘘だと思うよ!?」
白銀「ううん、わたしには分かるんだ!あれは恋する乙女の目をしていたからガチのやつだよ!」
最原♀「どんな目なんだよ……」
89: ◆WzRH90WIXM 2017/03/17(金) 01:33:14.71 ID:9HD7oKMa0
白銀「というか、最原くんにも思い当たる節があるんじゃないの?」
白銀「ほら、2人でナイフゲームしてた時にさ…」
最原♀「あれ?何でナイフゲームしたことを知ってるの?」
白銀「……悪いとは思ったんだけどね、こっそり覗いていたんだよね」
最原♀「王馬くんは危ないことをしようとしていたのは聞こえていたよね?どうして白銀さんは止めてくれなかったの?白銀さんの性格なら止めてくれそうだと思うんだけど…」
白銀(探偵ってホントめんどくさいなぁ、もう……)
白銀「…たまたまウィッグセットしてたから手が離せなかったんだよね。たまたま近かったから、ギリギリ話し声は聞こえたから聞いてたんだ」
最原♀「屋外でウィッグのセットを…?」
白銀「……ウィッグを固める為に使うスプレーがさ、あんまり人体によろしくない感じだから、健康のために外で使ってたんだよね」
白銀「才囚学園は屋外でも風が吹かないから、最適なんだよね」
最原♀「へえ、そうなんだね」
白銀「……」
90: ◆WzRH90WIXM 2017/03/17(金) 01:44:58.66 ID:9HD7oKMa0
白銀(誤魔化せたかちょっと怪しいけど、まあ続けよう)
白銀「まあそのナイフゲームで王馬くん怪我しちゃって最原くんに手当てしてもらってたじゃない?」
白銀「本人に聞いたんだけど、気を引きたくてわざとしたらしいよ」
最原♀「…少しだけ、そんな気はしてたよ…。やっぱりわざとだったんだね」
最原♀「じゃんけんの勝負で延々とあいこを出してくる動体視力を持ってるくらいだしね…」
白銀「ほんと王馬くんって器用だよね?」
白銀「でも恋愛に関しては不器用みたいだね」
白銀「さあ最原さん、君はどうするのかな?」
白銀「わたしとしては王馬くんの恋愛相談にものったし、2人の関係を応援したいかなーって思うんだけど」
最原♀「…白銀さんは2週間前まで僕のことが好きだと言ってたのに、簡単にそんなこと言えるだなんて、やっぱりこの話はおかしいと思うんだけど」
最原♀「普通、もっと失恋を引きずるものじゃないかな?」
白銀(最原くんホントめんどくさいよぉ…!)
92: ◆WzRH90WIXM 2017/03/17(金) 01:57:54.49 ID:9HD7oKMa0
白銀「わたしはね、切り替えができる女なんだよ。駄目だとわかったらスッパリ諦めることができるんだよね、最原さんと違って」
白銀「確か最原さん、数日前に赤松さんに告白してふられてたよね?」
最原♀「……どうしてそれを…」
白銀「これもたまたま聞こえちゃったんだよね。盗み聞きばっかりしてるようで申し訳ないけどさ」
白銀(見聞きしてたのは全部モノチッチの映像越しだけどね)
白銀「最原さんが女の子だからって振られちゃってたね。これからもお友達でいようねって言われちゃって」
白銀「まあ赤松さんはノンケだから女の子の体の最原さんにはそういうこと出来ないって思っちゃったんだろうね。女の良さをわからないなんて、赤松さんもまだまだだよねー」
白銀(だからこそ赤松さんが男になっちゃった時、最原くんと付き合いだすのかどうか気になってたんだけど、まあ今回はいいや)
白銀「だからさ、最原さんももう王馬くんでいいんじゃないかな?」
白銀「王馬くんは最原さんのことが好きなんだから、あとは最原さんがOKしてあげたら全てが丸く収まるんだよ?」
白銀(王馬くんはわたしがまだまだ手を回しまくらないとちょっと無理そうだけど、視聴者アンケートに従う為にわたしは頑張るよ!)
93: ◆WzRH90WIXM 2017/03/17(金) 02:08:21.12 ID:9HD7oKMa0
白銀「王馬くんが最原さんにいつ告白するかはわからないけど…」
白銀「あ、最原さんから告白しちゃってもいいかもね?」
白銀「最原さんがOKしたら絶対成功する告白なんだよ?」
白銀「最原さんは念願の(見た目は)超可愛い彼女ができるし、王馬くんだって心の支えができるんだから、悪い話じゃないんじゃない?」
白銀「…最原さんにも女同士の良さを知ってほしいなあ、わたしとしては」
白銀「わたしはね、自分もレズだけど他人のレズも尊いと思う人間だからね…」
白銀「綺麗な最原さんの綺麗なレズが早く見れたらなあって思うんだ」
白銀(…ちょっと気持ち悪いかもしれないけど、これだけ言っとけばまさか嘘だと疑いはしないよね?)
白銀「…まあ、最原さんもしばらく王馬くんのこと観察しながら考えてみたらどうかな?」
96: ◆WzRH90WIXM 2017/03/17(金) 02:16:32.37 ID:9HD7oKMa0
ー図書室前の廊下ー
白銀(まあまずはこんなもんじゃないかな?)
白銀(どっちにも相手を観察しながら考えるように伝えてるから、これで少女漫画のような、たまに視線がかち合ってはわわとかもワンチャンあるかもだし)
白銀(いやー、それにしても最原くんめんどくさかったなー)
白銀(最原くん相手だと、まくし立てても丁寧に切り返してきそうだから勢いで流さないでしっかり潰していかないといけないのがホントめんどくさい…)
白銀(さてと、とりあえず今日のノルマは達成したし、自分にご褒美やるかな!)
白銀(ぐふふ……早くトイレからマザーモノクマの部屋に行こう)
白銀(あ、こないだモノモノマシーンで出てきたお菓子と飲み物も持っていこっかな)スタスタ
103: ◆WzRH90WIXM 2017/03/17(金) 21:47:41.34 ID:9HD7oKMa0
【モノチッチのVTR内容】
……
入間♂「なあいいだろ東条?」
東条♂「駄目よ」
入間♂「あ、アタシともうヤりたくないっていうのぉ…?」
東条♂「そ、そういうことではなくて…、えっと、まだまだやらなきゃいけない仕事もあるし…」
東条♂「それに…、こんなこと、よくないわ…」
入間♂「何が良くねーんだ?体が男同士だからいけないってんのか?それとも中身が女同士だからか?」
入間♂「そんなの関係ねーだろ!オレ様はオメーと気持ちよくなりてーからヤりてーんだよ!オメーは気持ちよくなりたくねーのかよ?」
入間♂「こんなコロシアイ生活とかやらされててよお、いつ死ぬか分かったもんじゃねーだろ。ヤれる時にヤった方がぜってー後悔しないでいいだろ!」
東条♂「…男同士だとか女同士だとか、そういうことよりも、私達まだお付き合いしてないじゃない?お付き合いもしてないのに、こんなことしてはいけないと思うのよ」
入間♂「なんだ、そんなこと気にしてたのかよ」
104: ◆WzRH90WIXM 2017/03/17(金) 21:48:15.78 ID:9HD7oKMa0
入間♂「じゃあオレ様と付き合いやがれ!今すぐにな!!」
東条♂「えぇっ!?」
入間♂「NOとは言わせねーぞ!」
東条♂「強引な人ね…」
入間♂「嫌いじゃねーだろ?」
東条♂「……」
入間♂「…斬美、好きだ」
東条♂「!」
入間♂「オレ様はもう、斬美なしじゃいられねーんだよ!」
入間♂「そ、それとも、やっぱりアタシじゃ駄目なのぉ…?」
東条♂「……いえ、私も、入間さんのことが好きよ」
入間♂「美兎って言え」
105: ◆WzRH90WIXM 2017/03/17(金) 21:49:01.30 ID:9HD7oKMa0
東条♂「…その、みんなの前では恥ずかしいから、2人の時だけでいいかしら?」
入間♂「まあそれで勘弁してやるよ。ほら早く言えよ」
東条♂「…美兎さん」
入間♂「続きも言えよ」
東条♂「……美兎さんのことが、好きよ///」
入間♂「ケケッ、まあ合格にしといてやるよ。次からは自発的に言えよ?」
東条♂「…それは、依頼として受け取るわね…///」
入間♂「よーっし!無事付き合い開始ってことで、これで遠慮なくヤれるな!?」
東条♂「そ、そうだったわね…///」
入間♂「いくぜ斬美!今晩は寝かせてやんねーからな!!」ガバッ
東条♂「出来れば優しくお願い…ああっ!///」
106: ◆WzRH90WIXM 2017/03/17(金) 21:49:31.38 ID:9HD7oKMa0
モノクマ「えー、無料会員の視聴はここまでです」
モノクマ「ここから先は有料会員のみ視聴できます」
モノクマ「続きが気になるって人は、ダンガンロンパの月額4696円の有料会員に登録しちゃってね!」
モノクマ「え?高い?いやいや、これかなりお得なんだよ!」
モノクマ「有料会員になったら過去のタイムシフト視聴や、好きな部屋を好きなタイミングで見ることができちゃうよ!」
モノクマ「うぷぷ、たったの月額4696円でモザイクなしで好きなだけ美男美女の営みと修羅場を見れちゃうんだから、お得だよねぇ!!」
モノクマ「それじゃあ君達の有料会員登録、待ってるよー!」
107: ◆WzRH90WIXM 2017/03/17(金) 21:55:20.09 ID:9HD7oKMa0
白銀「勿論わたしは見放題なのであった!製作者側だからね!!」
白銀「いやー、何度見てもこの入間さんの告白と強引さ、好きだなー♪」
白銀「なによりその後の、初めての合意でのプレイの様子がまたいいね!!」
白銀「それにしてもモノチッチ達も、この頃になるとだいぶこういったものの撮り方が上手くなってきたよね」
白銀「…ブルーレイになんないかなあ、これ」
白銀「……ちょっと無理か」
白銀「よーし、そろそろ部屋に戻るかな。明日は何しよう…」
108: ◆WzRH90WIXM 2017/03/17(金) 22:00:52.29 ID:9HD7oKMa0
ー朝、食堂ー
アンジー「やっはー!魔姫、元気―?隣座るね―!」
春川♂「別に、隣に座るくらい勝手にしたら?」
春川♂「はい百田、口開けて」
百田♀「1人で食えるからいらねーっての;」
アンジー「……」
アンジー「魔姫―」
春川♂「何?」クルッ
アンジー「はい、あーん?」ヒョイッ
春川♂(…喋りながら振り返ったから口にねじ込まれてしまった…)
百田♀「ハルマキ、いつの間に夜長とそんなに仲良くなったんだ?」
春川♂「別に、夜長が勝手に私にベタベタしてくるようになっただけだよ」
110: ◆WzRH90WIXM 2017/03/17(金) 22:14:14.93 ID:9HD7oKMa0
春川♂「夜長、私と百田の邪魔だけはしないでよね」
アンジー「んー、それは無理だねー。だってアンジーは魔姫のことが好きになっちゃったからねー」
アンジー「魔姫がアンジーのお婿さんになってくれるまで、アンジーと神さまは頑張るよ―!」
春川♂「邪魔の度が過ぎたら流石の私も怒るからね。…警告はしといたから」
白銀(わたしが元凶って全くバレる様子は無さそうだし、アンジーさんもずっとこの様子ならワンチャンありそうだな…)
白銀(あっちはどうかな?)チラッ
王馬♀「今日こそはちゃんと普通に結んでね?」
天海♀「ポニテっすよね。でも昨日のツーサイドアップも可愛かったっすよ?一昨日のも勿論」
王馬♀「そもそも邪魔だから結んで欲しいって言ったのに、あの何の役にもたってない髪型なんなんだよ」
天海♀「まあ、お洒落ってそういうもんっすから。ね、最原くん」
最原♀「…えっ?あ、ごめん、話聞いてなかったよ。えっと、何?」
天海♀「最原くんがぼーっとしてるなんて、なんか珍しいっすね?」
113: ◆WzRH90WIXM 2017/03/17(金) 22:29:39.99 ID:9HD7oKMa0
最原♀「そう、かな…?」
王馬♀「なんか平和な日しかないけどさ、仮にもコロシアイ生活中なんだし、そんなんじゃ最原ちゃん後ろから襲われても気づかないんじゃない?」
最原♀「それは王馬くんなりに心配してくれてるのかな?」
王馬♀「え」
最原♀「ありがとう、一応気をつけるね」
王馬♀「う、うん」
王馬♀(皮肉なのになあ…)
最原♀(白銀さんの話が本当だとすると、王馬くんは僕に好意を持ってくれてるんだから、きっと心配してくれてるんだろうな)
王馬♀(仮にも超高校級の探偵の癖に腑抜けちゃってるなあ。何かあったのかな?)チラッ
最原♀(でも、あの王馬くんが他人を好きになるなんて考えられないよね…)チラッ
王馬♀「ん?何?」
最原♀「え、いや、なんでもないよ…」視線そらし?
115: ◆WzRH90WIXM 2017/03/17(金) 22:42:15.07 ID:9HD7oKMa0
王馬♀(なんか態度が…。…まさかあの白銀ちゃんの虚言が本当ってことは…いやまさか……)
最原♀(なんか視線が合うと気まずいな…)
天海♀「…ポニテできたっすよ」
王馬♀「ありがと天海ちゃん!」
天海♀「今日はリボンどうします?シュシュもありますよ?」
王馬♀「だからそういうのは要らないってば」
天海♀「最原くんは何が良いと思います?」
最原♀「えっ!何で僕に訊くの!?」
天海♀「?昨日も一昨日も最原くんのリクエストでやったじゃないっすか。だから訊いてみたんすけど…」
最原♀「そ、そうだったね…。えっと…じゃあこれで」
天海♀「最原くんほんとこういう可愛いの好きっすよね。…よし、できましたよ」
王馬♀(明らかに態度がおかしいな…)
117: ◆WzRH90WIXM 2017/03/17(金) 22:49:49.06 ID:9HD7oKMa0
王馬♀「ねえ最原ちゃん、何かあった?」
最原♀「え、な、何かって…?」
王馬♀「なんか今日はいつにもましてキョドってるじゃん」
最原♀(いつもキョドってるように見えてるのか…)
王馬♀「まさかとは思うけどさあ、最原ちゃん、オレのこと…」
最原♀「違うよ!?」
王馬♀「まだ何も言ってないけど」
最原♀「あ、じゃあ続けて…」
王馬♀「殺そうと企んだりしてないよね?」
最原♀「違うってば!そんなこと考えてないよ!」
王馬♀「まあオレも最原ちゃんがそんな度胸あるようには見えないけどさ?」
春川♂「ねえ、今食事中なんだけど」
春川♂「朝から殺すとかなんとかっていうの、冗談でもやめてよ」
最原♀「ご、ごめん…」
最原♀(僕が言ったわけじゃないけど…)
118: ◆WzRH90WIXM 2017/03/17(金) 23:06:49.46 ID:9HD7oKMa0
王馬♀「そういえばさ、東条ちゃんと春川ちゃんにお願いしたいことがあるんだけど、いいかな?」
春川♂「何?」
東条♂「私に出来ることなら何でも引き受けるわよ」
王馬♀「うん、デスロードに再挑戦してもらえないかなって思って」
春川♂「は?」
東条♂「…理由を聞かせてもらってもいいかしら?」
王馬♀「入間ちゃんのオレ達の性別を元に戻す発明品って全然開発が進んでるように見えないからさ、いっそ早く外に出て外の研究機関とかに任せた方が早いんじゃないかと思ってさ」
王馬♀「春川ちゃんと東条ちゃんって男になってより凄くなったと思うし、完全攻略できないにしろ、なかなか良いところまで進めるようになってるんじゃないかな?」
王馬♀「で、躓いたところはしっかり記録を取って攻略法を考えれば今後クリアできるようになると思うんだ」
王馬♀「もしそのままどっちかがクリアできたとしたら、それはそれでクリアした人が外に助けを呼びに行けるしさ」
王馬♀「どうかな?」
119: ◆WzRH90WIXM 2017/03/17(金) 23:17:21.63 ID:9HD7oKMa0
春川♂「確かに前より進めるようになってるかもしれないけど……ていうか、私は保育士なんだってば!しれっと攻略メンバーに入れないでよ」
百田♀「というか、ハルマキにあんな危険なところ行かせられるかよ!」
春川♂「…心配してくれるんだ、百田…///」キュンッ
百田♀「あたり前だろ!!」
入間♂「それに同意だぜ!東条をあんなところにホイホイ行かせらんねーよ!怪我したらどうすんだ!」
東条♂「入間さん…///」キュンッ
王馬♀「まあ、そうなるよね…。でも、このまま入間ちゃんのいつ終わるかわからない発明品の完成を待つよりは…」
春川♂「…第一、私は別にずっとこのままでも良いと思ってるし」
春川♂「外の世界に出るより、百田と一緒なら私はずっとここに居たい」
入間♂「べ、別にコロシアイに制限時間が設けられてるとか、動機が用意されてるとかじゃないしな…」
東条♂「…みんながデスロード攻略に反対するなら、私も行かないことにするわ」
王馬♀「…へー、そう。みんな行かないんだね」
120: ◆WzRH90WIXM 2017/03/17(金) 23:32:52.90 ID:9HD7oKMa0
王馬♀「じゃあ仕方ないからオレ達だけで行こっか、キー坊」
キーボ「え!ボクですか!?突然巻き込まないでくださいよ!」
王馬♀「なんだよー!ロボットの癖に人間の命令に逆らうなよ!」
キーボ「だから王馬くんはロボットを何だと思ってるんですか!訴えますよ!」
王馬♀「じゃあ星ちゃん着いてきてよー。縮地使ったらクリアできるって!」
星「悪いが…、俺は外に出ても檻の中なんでな…」
王馬♀「んー、やる気ないならしょうがないかー」
キーボ「何でボクの時と違ってすぐ引き下がってるんですか…」
王馬♀「……うん、そっか。よくわかったよ」
王馬♀「じゃあオレ部屋に帰るね?」スタスタ
最原♀「えっと、王馬くん。まさか1人で挑戦しに行かないよね?」
王馬♀「流石に1人であんなとこ行くわけないじゃーん!何か他の脱出案考えてみるだけだよ」
最原♀「だ、だよね…」
121: ◆WzRH90WIXM 2017/03/17(金) 23:40:27.53 ID:9HD7oKMa0
白銀(まあそんなこんなで朝食会は解散になったよ)
白銀(いやー、デスロードなんて久々に聞いたね)
白銀(さてと、今日は何しようかな?)
?誰かをそそのかして性転換ライトを使わせる
?新たなカップルを成立させる
?引き続きアンジーの春川アタックの様子を観察する
?最原か王馬の様子を観察する
?春川が暗殺者なことをバラして殺伐させようぜ!
?お前は黙ってろ白銀!平和な日々をもう少し見せろ!
白銀「前回同様、安価下1?下3まで多数決で多かったものをやるよ!」
白銀「もし1票ずつに結果がバラけちゃった場合は、どれかの選択肢が2票になるまで下安価だよ!」
白銀「どの結果になろうと、ちゃんとアンケート結果通りに行動するから安心していいよ!」
白銀「それじゃあGOGO!」
上記6種類から1つを選択、安価下1?3
122:以下、
1
123:以下、

124:以下、
1
125: ◆WzRH90WIXM 2017/03/17(金) 23:54:11.46 ID:9HD7oKMa0
白銀「1キタ━━━━━━━━!!」
白銀「ターゲットは誰にするか悩んじゃうね!」ソワソワ
白銀「わたし的には、夢野さんか赤松さんがいいんじゃないかと思うよ」
白銀「夢野さんはイケメン好きだから、茶柱さんを男体化させる方向にもっていくかとかどうかな」
白銀「赤松さんだと最原くん関係で、赤松さん自身に使う方向で行けそうな気がするな」
白銀「というわけで、夢野さんと赤松さん、どっちをそそのかすか視聴者アンケートだよ!」
?夢野
?赤松
↓1
126:以下、

130: ◆WzRH90WIXM 2017/03/18(土) 00:19:26.81 ID:CyHLBkcb0
白銀「みんなのヒロイン赤松さん!」
白銀「ここから巻き起こるドラマは昼ドラか火サスかな?」
白銀「とりあえず赤松さんそそのかしてくるね!!」
ー赤松の研究教室ー
白銀「赤松さん」
赤松「わ!びっくりした!」
赤松「白銀さん、私の研究教室に来るなんて珍しいね?」
白銀「うん、ちょっと話したいことがあって…」
赤松「話したいこと?」
白銀「うん…。実はこないだ立ち聞きしちゃったんだけどさ、赤松さん、最原さんに告白されて振ってたよね?」
赤松「……見られちゃってたんだね」
赤松「…酷い女だと思ってるよね…」
白銀「ううん!そんなことないよ!だって赤松さんはノーマルなんだから、女の子の最原さんと交際できないことはわたしは理解できるよ」
133: ◆WzRH90WIXM 2017/03/18(土) 00:31:20.54 ID:CyHLBkcb0
赤松「でも最原くんは女の子同士でも構わないって思ってくれてたのに…」
白銀(むしろ最原くんは、自分の性別がどうであろうと女の子相手がいいだけかと)
白銀「ところで赤松さんは、自分と異性なら最原さんと交際できるのかな?」
赤松「え?…う、うん。最原くんはちょっとエッチな人だけど、私には勿体無いくらいいい人だと思うし」
白銀「なるほどね。じゃあこうすればいいんじゃないかな?」
白銀「赤松さんが性転換ライトで男になればいいと思うよ!!」
赤松「ええっ!?それってつまり、性転換ライトで私も一生男として生きるってことだよね?」
赤松「…ちょっと、流石にそれは…」
白銀「うんうん、わかるよ。不安なんだよね?」
白銀「でも大丈夫だよ!だって女子から男子になった人を思い出してみなよ!」
白銀「みんな最初こそちょっと不慣れなことがあったかもしれないけどさ、みんな揃って幸せそうじゃない?」
白銀「性転換するだけで最原さんとお付き合いできちゃうんだよ?」
白銀「きっと、春川さんと百田くんみたいにお似合いのラブラブカップルになると思うよ?」
134: ◆WzRH90WIXM 2017/03/18(土) 00:43:15.15 ID:CyHLBkcb0
赤松「……最原くんは、男の私でも好きでいてくれるかな?」
白銀「うーん、私は最原くんじゃないから下手なことは言えないけどさ」
白銀「男の体になっても、赤松さんは赤松さんのままじゃない?」
赤松「……」
白銀(最原くんは女の子大好きだからどうなるかなー。どうなっても面白そうだからいいけどさ)
白銀(絶対当事者にはなりたくないけど、見る分には楽しいよね、こういうの)
白銀「…迷ってるんだったらさ、1回春川さんとか東条さんに話聞いてみたらどうかな?」
白銀「きっと赤松さんが答えを出す手助けになってくれると思うよ」
赤松「……うん、そうだね。春川さん達に話を聞いてみることにするよ」
赤松「白銀さん、ありがとう」
白銀「ううん、どういたしまして!希望は前に進むんだよ!頑張ってね!」ノシ
白銀「……青春ですなあ…」
136: ◆WzRH90WIXM 2017/03/18(土) 00:57:36.64 ID:CyHLBkcb0
ー寄宿舎春川の部屋の前ー
ピンポーン
春川「何?しつこいってば夜n……赤松?」ガチャッ
赤松「…春川さん」
春川「私に何か用?」
赤松「うん。もし時間あったらでいいんだけど、春川さんの話が聞きたいんだよね」
春川「こんな生活してるから時間は幾らでもあるけど、何の話が聞きたいのさ」
赤松「…私今、男の子になろうか悩んでるんだよね」
春川「…ふーん。まあとりあえず入りなよ」
赤松「ありがとう。…お邪魔します」
137: ◆WzRH90WIXM 2017/03/18(土) 01:12:50.33 ID:CyHLBkcb0
ー春川の部屋ー
春川♂「で、何で男になりたいのか聞いてもいい?」
赤松「実は数日前、最原くんに告白されたんだよね」
春川♂「へえ」
赤松「でも私、最原くんが女の子だからって断っちゃったんだよね」
春川♂「…まあ仕方ないんじゃない?いつ戻れるかわかったもんじゃないんだし」
赤松「うん、みんなそう言ってくれるんだけど、私酷い女って自分でも分かってるよ」
春川♂「だから、誰もそんなこと言ってないってば」
赤松「最原くん、私に気を使わせないように態度変えずに私に接してくれてるんだ」
赤松「ほんと、最原くんは優しいよね…」
春川♂「それで、何で男になることに繋がるわけ?」
赤松「さっき白銀さんが私の研究教室に来て、最原くんが同性ってことが気になるなら私も性転換ライトを使って男になったら良いんじゃないかって、アドバイスしに来てくれたんだよね」
春川♂「ふーん、白銀が…」
138: ◆WzRH90WIXM 2017/03/18(土) 01:25:05.70 ID:CyHLBkcb0
赤松「白銀さんに言われて気づいたんだよね。確かにこれなら私も問題を感じることなくお付き合いできるなって」
赤松「でも一生を男として生きるってなると、やっぱり不安で…」
春川♂「ふーん、だから私に話を聞きに来たんだね」
赤松「うん、そうだよ」
赤松「だから春川さんが男の子になってから困ったこととか良かったこととか、良かったら聞かせてもらえないかな?」
春川♂「まあ別にいいけど」
春川♂「結論から先に言うと、好きなやつがいれば後はどうとでもなるよ」
春川♂「別にロマン思想ってわけじゃないけどさ、なんか辛いことがあっても好きな人が居れば幾らでも乗り越えられるし…」
春川♂「…あと、最原は元々男だったんだし、何かあれば最原に訊けば?」
赤松「まあ…、それはそうだね」
春川♂「最原に訊きにくいってんなら私に訊いても構わないよ」
139: ◆WzRH90WIXM 2017/03/18(土) 01:32:39.43 ID:CyHLBkcb0
赤松「本当!?ありがとう、春川さん!」ギュッ
春川♂「ちょ、ちょっと!今の私は男なんだからベタベタしないでよ!」
赤松「あ、ごめんね!」パッ
春川♂「ったく…。まあとりあえず、うだうだ悩んでないで、とりあえず男らしくライト使っちゃってから考えていいと思うよ」
赤松「男らしくって…、私はまだ女だよ!」
春川♂「わかってるよ」
赤松「もう…!」
赤松「…春川さん、ありがとうね」
春川♂「別に、お礼言われるほどのことはしてないけどね」
赤松「それでも私の後押しになったんだよ」
赤松「それじゃあ、本当にありがとうね!」ドアガチャッ
春川♂「…一応、よく考えてからライト使うんだよ」
赤松「うん!」
140: ◆WzRH90WIXM 2017/03/18(土) 01:36:39.89 ID:CyHLBkcb0
赤松「…さて、どうしようかな?」
?性転換ライトを借りに行く
?東条にも話しを訊きに行く
?入間にも話しを訊きに行く
?性転換する前に最原と話す
どれか1つ選んでください
↓1
141:以下、
3
142: ◆WzRH90WIXM 2017/03/18(土) 01:56:23.24 ID:CyHLBkcb0
赤松「ライトを借りに行く前に、入間さんにも話を訊きに行こうかな?」
赤松「というかライトは今は入間さんの研究室で保管されてるしね」
ー入間の研究教室ー
赤松「入間さん、今大丈夫?」ヒョコッ
入間♂「あ?なんだ、バカ松かよ」
入間♂「このイケメンすぎる天才発明家入間美兎様に何か用か?」
赤松「実は私、男になろうと思ってて…」
入間♂「はあ!?」
赤松「…それで、男になっちゃった入間さんにも話しを聞こうと思って来たんだよね。もし良かったら話してくれると嬉しいんだけど…」
入間♂「おいおい…、本気か!?」
赤松「…実はまだちょっと悩んでるんだけど、今のところ本気、だよ」
入間♂「…男になるって、アレだよな?二度当てで完全に男になる気なんだよな?」
赤松「うん、そうだよ」
144: ◆WzRH90WIXM 2017/03/18(土) 02:15:37.39 ID:CyHLBkcb0
入間♂「はっは?ん、さては最原とヤりたいんだな?」
赤松「そ、そういうわけじゃないけど…!///」
入間♂「ん?じゃあ別のヤツか?王馬か?茶柱か?夢野か?」
赤松「……最原くんです…///」
入間♂「ふーん、あんなド貧乳のどこが良いんだか…」
赤松「む!最原くんは確かにちょっと胸が小さいかもしれないけど、美人さんだし、何より優しい人じゃない!」
赤松「ホント、私には勿体無いくらいの…」
入間♂「…勿論ダサイ原には話したんだよな?お前が男になるって」
赤松「…話してはない、けど」
入間♂「は?マジかよ!」
入間♂「お前はアレだな、公共の場でサプライズでフラッシュモブしかけるタイプの人間だな」
赤松「な、何その例え…」
入間♂「自分が相手の立場なら喜ぶだろうからって、ロクに相手のことも考えずに行動しちまうタイプなんだろうなってことだよ!」
147: ◆WzRH90WIXM 2017/03/18(土) 02:29:04.95 ID:CyHLBkcb0
赤松「で、でも最原くんは数日前私に告白してくれたんだよ…!?」
赤松「……最原くんが女の子だからって私、振っちゃったけど…」
赤松「でも私が男の子になったら、女の子の最原くんをちゃんと愛してあげれる気がするんだ」
赤松「だから私は、男の子になろうと思って…」
入間♂「そいつはちょっと、『今日は安全日だから中に出しても大丈夫だよ?』っつって『妊娠しました?』って言うやつくらいタチがわりーんじゃねーの?」
入間♂「あいつは女の時のオレ様が彼氏にしてやろうと思ってたくれーのやつだからな…」
入間♂「オメーが『最原くんと付き合うために男の子になったよ?』とか言ったら、そりゃ付き合ってくれるだろうさ」
入間♂「だってあいつからしたら自分のせいで赤松が男になっちまったも同然なんだからな!」
入間♂「その上もし最原が振っちまったら、テメーが男になっちまった意味がホントになくなっちまうからな」
入間♂「オメーがやろうしてることは、そういう最原の優しさにつけこもうとしてる行為なんだよ!わかったかバカ松!!」
148: ◆WzRH90WIXM 2017/03/18(土) 02:44:13.95 ID:CyHLBkcb0
赤松「…そんな、こと……」
入間♂「オメーが本当に最原のことが好きだってんなら、ヤることヤる前にきちんと最原のやつに訊いてこいよ」
入間♂「それとも自信がねーのかよ?ああ?」
赤松「……」
赤松「…そうだったかもしれない」
赤松「私、無意識に最原くんの優しさにつけこもうとしてたのかもしれない…」
赤松「……私、ホント最低な女だね…」涙ぽろぽろ
赤松「…どうしたらいいんだろう……」
赤松「こんな最低な女、最原くんに似合うはずないのに、駄目って思うと余計に好きになってきちゃった…」
赤松「……」
入間♂「だー、もう!辛気くせえ!オレ様の研究教室でメソメソしてんじゃねーぞ!まだフラれたわけでもねーだろうが!」
赤松「…でも私…もう駄目なんだよ……」
赤松「私は、最原くんが思い描いてくれたようないい女じゃないから、もう告白なんてできない……」
赤松「……ありがとう、入間さん。私、もうちょっとで大変なことやらかしちゃうところだったよ」
赤松「ライト借りる前に入間さんと話せて良かったよ」
赤松「…頭冷やすね」ドアガチャッ
入間♂「あ、おい!」
158: ◆WzRH90WIXM 2017/03/18(土) 20:39:31.59 ID:CyHLBkcb0
ー赤松の研究教室ー
赤松「……」♪サティ、 ジュ・トゥ・ヴ 演奏
赤松「……はぁ…」
赤松(私、みんなに迷惑しかかけてないな…)
赤松(その上自分勝手だったなんて気づかなかった…)
赤松「…………」
赤松(…タイムマシンがあったなら…、今なら、最原くんの告白を受けられる気がするのに…)
赤松(ピアノ弾いても気が紛れないなぁ…)
赤松(ていうか…、完全に曲選ミスだよね、これ…)演奏をやめる
茶柱「あれ、演奏止めちゃうんですか?」
赤松「うわ!びっくりした!」ビクッ
茶柱「す、すみません赤松さん!黙って研究教室に入ってしまいまして…」
茶柱「しかし演奏のお邪魔をするのも、どうかと思いまして…」
赤松「ううん、ちょっとびっくりしただけだから、大丈夫だよ」
159: ◆WzRH90WIXM 2017/03/18(土) 20:40:11.26 ID:CyHLBkcb0
赤松「茶柱さんが私の研究教室に来るなんて珍しいね。私に何か用かな?」
茶柱「ああ、いえ、たまたま近くを通りかかりましたら赤松さんの演奏が聴こえてきたので、つい足を運んでしまっただけです」
赤松「へえ、そうなんだ。聴きに寄ってくれて嬉しいな!」
茶柱「赤松さんの演奏は聴いてて心が癒やされますからね!この娯楽の少ない共同生活での貴重な娯楽のひとつですから!」
茶柱「…あ。赤松さんは真剣に弾いてるのに娯楽だなんて言っては失礼ですかね…?」
赤松「ううん、全然大丈夫だよ!全く失礼だなんて思わないし、むしろ娯楽に思われて光栄だよ!それに…」
赤松「嘘だとしても、小さいことだとしても、私もみんなの役に立ってるんだなぁって思えて嬉しいよ」
茶柱「う、嘘じゃありません!転子は本当に赤松さんの演奏が大好きなんです!」
茶柱「だから、もっと自信を持ってください!」
赤松「…うん、ありがとう茶柱さん…」
茶柱(赤松さん、なんだか元気がないご様子ですね…)
160: ◆WzRH90WIXM 2017/03/18(土) 20:42:23.31 ID:CyHLBkcb0
茶柱「赤松さん、さっき弾いてらした曲は何という曲なのですか?とても良い曲だと思いましたので…」
赤松「エリック・サティっていう作曲家のジュ・トゥ・ヴっていう曲だよ」
赤松「Je Te Veux は、『あなたが欲しい』っていう意味なんだ」
茶柱「どっひゃー…、凄い意味ですね…///」
茶柱「というか所謂ジュテームってやつのことですかね?」
赤松「うん、そうだね」
茶柱「……」
赤松「……」
茶柱(…は、話が広がりませんね…)
茶柱(このままじゃいけませんね…、転子は元気のない女子の皆さんも元気づけて差し上げなければならないのに…)
茶柱(愚痴りたければ言ってくれると思いますし…、言わないってことは言いたくないことなのでしょう)
茶柱(ならば聞かないであげるのがヒーローとしてあるべき姿でしょう!そうでしょう!?師匠!)
161: ◆WzRH90WIXM 2017/03/18(土) 20:43:19.98 ID:CyHLBkcb0
茶柱(しかし困りました…、転子が音楽スキルが全くないせいで全く話ができないとは…)
茶柱(こんなことなら中学の時にもっと真面目に音楽をしておくべきでした!中学の時の転子の馬鹿!!)
茶柱(そ、そういえば以前、最原さんにピアノを教えるのが楽しいと言ってましたね…)
茶柱(こんな時に教えてくださるかはわかりませんが、やってみましょう!)
茶柱「…あの、赤松さん」
赤松「ん?何かな茶柱さん」
茶柱「もしよろしければその、転子にピアノを教えてくださらないでしょうか?」
赤松「え?茶柱さんがピアノを!?」
茶柱「はい。勿論その、赤松さんのお邪魔でなければ…ですが」
赤松「ううん、全然邪魔じゃないよ!むしろ、茶柱さんもピアノに興味を持ってくれたみたいで嬉しいなぁ!」
茶柱「演奏を教えていただくお返しに、転子はネオ合気道を教えることしかできませんが…」
赤松(ネオ合気道か…。この監禁生活で体もちょっとなまっちゃってるだろうし、体を動かすのも良いことかもしれないね)
162: ◆WzRH90WIXM 2017/03/18(土) 20:44:58.98 ID:CyHLBkcb0
赤松「じゃあ、私は茶柱さんにピアノを教えるから、茶柱さんは私にネオ合気道を教えてね!」
茶柱「はい!おまかせください!!」
赤松(…うん、体を動かして、悪い私はしっかりデトックスしないとね…)
茶柱(空元気かもしれませんが、赤松さんが少し元気になったようで良かったです…!)
茶柱(よーし!転子がまた1人女の子を救ってみせますよ!)
茶柱(見ててください、師匠!)
赤松「じゃあとりあえず…、茶柱さん、ピアノ経験はある?」
茶柱「いえ、お恥ずかしながら全く…」
赤松「じゃあまずは指の基本姿勢を覚えてもらおうかな?その後楽譜の読み方を……」
茶柱(…今の赤松さん、夢野さんが転子にマジk…魔法を教えてくれている時と同じ顔をしていますね)
茶柱(さっきまでの沈んでいた顔とはうって変わってますね)
茶柱(やはり女の子は笑顔が1番です!)
163: ◆WzRH90WIXM 2017/03/18(土) 20:46:52.98 ID:CyHLBkcb0
ーマザーモノクマルームー
白銀「…はぁ、失敗しちゃったなぁ…」
白銀「あの時入間さんと話しなきゃ最赤ならぬ赤最が多分できたのに、残念だなぁ…」
白銀「入間さん、東条さんと付き合ってちょっと影響されちゃって、他人の気遣いができるようになっちゃった系かな…?」
白銀「まあでも、私はまだ赤松さん男体化を諦めてないよ!」
白銀「男キャラが増える分は大歓迎だからね!!」
白銀「…性転換ライトのせいで女子が増えすぎてるからね…」
白銀「それにしても、赤松さんがちょっと立ち直ってきたようで安心したよ!」
白銀「うーん、赤松さんを次、男体化に追い込む為にはなんて言えばいいかなぁ…」
白銀「…わたし、地味に男赤松さんも好きなんだよね、見た目」
白銀「うん、まあ次頑張るぞー!おー!」
白銀「あ、コメントで『こう言ったら赤松さん堕ちるんじゃね?』ってのがあったら是非書き込んでね!わたし、地味にコメント見てるからさ!」
白銀「無理矢理男体化させるってのは駄目だよ?あくまで赤松さんが自らの意思で男になっちゃうってのがいいんだからさ…」
164: ◆WzRH90WIXM 2017/03/18(土) 20:48:59.87 ID:CyHLBkcb0
白銀「さてと!次は何しようかな?」
白銀「今日はこれやったら行動終了だよ!」
白銀「…『誰かをそそのかして性転換ライトを使わせる』っていうのは今日は止めといた方が良いと思うから、選択肢から外しておくね」
白銀「入間さんに警戒されるかもしれないしね…」
?新たなカップルを成立させる
?アンジーの春川アタックの様子を観察する
?最原か王馬の様子でも観察する
?赤松と茶柱の様子でも観察する
?春川が暗殺者なことをバラして殺伐させようぜ!
?お前は黙ってろ白銀!平和な日々をもう少し見せろ!
白銀「前回同様、安価下1?下3まで多数決で多かったものをやるよ!」
白銀「もし1票ずつに結果がバラけちゃった場合は、どれかの選択肢が2票になるまで下安価だよ!」
白銀「どの結果になろうと、ちゃんとアンケート結果通りに行動するから安心していいよ!」
白銀「…達成できるとは言ってないけど!できるだけ頑張るよ!」
白銀「アンケート結果出るまで暇だから、持ち込んだ薄い本でも読み返してようっと」
上記7種類から1つを選択、安価下1?3
165:以下、
5
166:以下、
2
167:以下、
1
168: ◆WzRH90WIXM 2017/03/18(土) 20:58:35.89 ID:CyHLBkcb0
どれかの選択肢が2票以上になるまで安価続きますので、もし宜しければ数字の書き込みにご協力ください
のんびりいきます
169:以下、
?
170: ◆WzRH90WIXM 2017/03/18(土) 21:08:06.90 ID:CyHLBkcb0
白銀「…ふぅ、やっぱりボクサーは可愛いね…、萌える…」
白銀「読みふけってる内にアンケート結果も出たね!」
白銀「一瞬、とうとう殺伐になっちゃうかと思ったらそうでもなかったね」
白銀「それじゃ夜長さんの春川さんアタックの様子でも観察するよー!」
白銀「えーっと、モノパットのマップで位置を確認して…っと…」
白銀「うん、春川さんの部屋の前に夜長さんが居るみたいだね」
白銀「それじゃあ寄宿舎に居るモノチッチにチャンネルを合わせて…」カチカチ
白銀「よし、画面に表示っと」
171: ◆WzRH90WIXM 2017/03/18(土) 21:16:43.69 ID:CyHLBkcb0
ー寄宿舎、春川の部屋の前ー
ピンポーン
春川♂「…赤松?」ガチャッ
アンジー「アンジーだよー!」
春川♂「…今度は何の用?」
アンジー「うーんとねー、…」
アンジー「にゃははー!特に考えてなかったよー!」
アンジー「アンジーはねー、魔姫と一緒に居れたら何でもいいんだー」
アンジー「魔姫はアンジーと何したいー?柔軟体操かなー?」
魔姫「別にあんたとしたいことなんて無いよ」
アンジー「そういえば魔姫って今は解斗とお付き合いしてるよねー?」
アンジー「何で今は一緒に居ないのかなー?」
アンジー「愛が冷めちゃったのかなー?」
アンジー「代わりにアンジーと燃えるような愛しちゃうー?」
172: ◆WzRH90WIXM 2017/03/18(土) 21:26:05.41 ID:CyHLBkcb0
春川♂「はぁ…、あのねぇ…」
春川♂「付き合ってるからって四六時中一緒に居るわけないじゃん」
春川♂「…別に私は一緒に居てもいいんだけど、百田の時間も大切にしてあげたいと思うし」
春川♂「……そもそも私が拘束されるのが嫌いだから、百田にも自由で居てほしいんだよね」
春川♂「百田にだって友人関係色々あるんだからさ」
アンジー「でもでもー、それって浮気されても文句言えないんじゃないかなー?」
アンジー「好きならちゃんと見える所で見てた方がいいと思うって神さまも言ってるよー!」
春川♂「私、百田のこと信頼してるから」
春川♂「百田は浮気なんて男らしくない真似しないよ」
アンジー「なるほどー、魔姫は結構純情なんだねー!」
春川♂「その代わり夜はずっと一緒だけどさ」
アンジー「おー!情熱的だねー!」
春川♂「…というか一応、コロシアイ生活とか言われてるしね…」
春川♂「か、彼氏の私が百田を守ってあげないといけないし…///」髪いじいじ
173: ◆WzRH90WIXM 2017/03/18(土) 21:38:09.87 ID:CyHLBkcb0
アンジー「なるなるー、魔姫は優しいんだねー」
アンジー「いつか魔姫はアンジーのことも守りたいって思っちゃうんだろうねー」
春川♂「は?」
春川♂「ていうか本当用事無いなら帰ってよ」
アンジー「主は言いました。今日は魔姫をスケッチすべきだと」
春川♂「スケッチ?」
アンジー「描かせてくれないかなー?」
春川♂「はぁ…、しょうがないな」
春川♂「それをまた私に見せて気絶させたりしなきゃ別に構わないよ」
アンジー「やたー!やっぱり魔姫は優しいねー!」
春川♂「別に…、部屋に居たってやることないだけだし…」髪いじいじ
春川♂「…それに百田に、もうちょっと友好関係を広げるように言われちゃったんだよね…」
春川♂「だから友達までならなってあげるよ」
春川♂「間違っても恋人なんてならないからね」
174: ◆WzRH90WIXM 2017/03/18(土) 21:46:30.61 ID:CyHLBkcb0
アンジー「にゃははー!ありがとう魔姫ー!」
アンジー「これでアンジー達はまた1ステップ踏み出しちゃったねー!」
春川♂「…友達になっただけなんだけど…」
アンジー「それじゃあアンジーの研究教室に行っちゃおっかー!」
アンジー「目をつぶっても魔姫の顔を描けるようになるくらい、魔姫の骨格を覚えちゃうよー!」
春川♂「……なんか恐いんだけど…」
夕食時までアンジーにスケッチされて過ごした
白銀(夜長さん、春川さんの懐にズカズカ踏み込んでいってるね)
白銀(口説き始めてから3日目だっけ、それでこれはなかなか上々じゃないかな?)
176: ◆WzRH90WIXM 2017/03/18(土) 21:52:25.22 ID:CyHLBkcb0
ー夕食時、食堂ー
白銀(シチューうまんい)モグモグ
王馬♀「白銀ちゃん、ちょっといいかな?」
白銀「ん?何?」
王馬♀「ちょっと借りたい物があるんだけどさ…」
白銀「借りたい物?……コスプレ衣装かな?」
王馬♀「ううん、違うよ。白銀ちゃんの研究教室にあるカメラと三脚を借りたいんだよね」
白銀「え?カメラと三脚?何か撮りたい物でもあるの?」
王馬♀「まあね」
白銀「…何撮るか知らないけど、わたしが撮ってあげようか?」
王馬♀「そんなの悪いからいいよー。道具だけ貸してくれたらさ」
白銀「……ちなみに何撮るの?」
王馬♀「内緒!」
白銀「……」
王馬♀「……」
177: ◆WzRH90WIXM 2017/03/18(土) 22:01:33.99 ID:CyHLBkcb0
白銀「…わたしの方が道具を使い慣れてるからさ、王馬くんの役に立てると思うんだ」
王馬♀「……取説があれば大丈夫だよ!オレ結構電化製品の扱い得意なんだよねー!」
白銀「……」
王馬♀「……」
白銀「…言いたくないんだね。まあいいよ、貸してあげる」
王馬♀「ホント?さっすが白銀ちゃん!」
白銀「代わりと言ってはなんだけどさ、今度王馬くん何かコスプレして撮らせてくれないかな?」
王馬♀「いいよ、そのうちね!」
白銀「じゃあ明後日!明後日の昼時間よろしく!」
王馬♀「明後日?明後日はオレ丁度忙しいんだよねー」
白銀「じゃあ明々後日で」
王馬♀「ごっめーん!明々後日も忙しいんだよねー!」
白銀「もう!一体いつなら空いてるの?」
178: ◆WzRH90WIXM 2017/03/18(土) 22:12:34.13 ID:CyHLBkcb0
王馬♀「オレこう見えて結構忙しいんだよねー…」
王馬♀「あ、そうだ!オレの代わりに最原ちゃんで遊びなよ!」
最原♀「は!?;」
白銀「勿論最原さんでも全然面白そうなんだけど、王馬くんのお願いを聞いてあげるんだから、王馬くんがやるべきじゃないかな…?」
王馬♀「じゃあオレが男に戻ったらしてあげるよ!」
白銀「やる気ないなら貸さないよ?」
白銀「別にわたしは貸さなくてもいいし…」
白銀「あ、勝手に王馬くんにカメラ持ち出されないように部屋に持って帰ろうかな…」
王馬♀「仕方ないなー。じゃあ明日の昼いいよ」
白銀「え、明日!?」
王馬♀「ん?何か不都合でもあった?」
白銀「王馬くんって小柄だから、わたしの衣装サイズだとかなりガバガバになるだろうから、明日だと衣装詰める時間が…」
白銀「……あ。入間さんに衣装チェンジライト借りようかな?あれあったら服のサイズぴったりになるし」
王馬♀「……じゃあまあ、それで」
179: ◆WzRH90WIXM 2017/03/18(土) 22:18:02.91 ID:CyHLBkcb0
白銀(夕食後、王馬くんにカメラと三脚と変えのバッテリーを貸した)
白銀(明日の昼には返してくれるらしい)
白銀(……何撮るんだろう…)
ーマザーモノクマルームー
白銀「はい、というわけで黒幕らしくモノチッチを活用しながら王馬くんを監視しまーす」
白銀「頼むから王馬くんさっさと寝てくれないかなー」
白銀「わたしも早く寝て明日の撮影に備えたいんだよ?…」
白銀「明日の昼返すってことはそれまでに使うんだろうし、寝かせてくれないんだろうなぁ…」
白銀「…まだ部屋に居るね。夜時間の放送まで待つのかな?」
180: ◆WzRH90WIXM 2017/03/18(土) 22:35:13.69 ID:CyHLBkcb0
モノクマ『夜時間になりましたー、以下略ー』
白銀「お、三脚とカメラと何か…本?持って動き出したね」
白銀「…裁きの祠の近くまで移動したね」
白銀「三脚立てて、カメラの設定弄ってるね」
白銀「……うーん、別にあんなとこ何もないよね?」
白銀「雲台つけて……あれ?なんか三脚の角度がやたら上だね?」
白銀「……空撮ろうとしてる?」
白銀「……ねえ、マザーモノクマー」
マザーモノクマ「ん?何?久々に話しかけてきたね」
白銀「あれ夜空の設定ってどうなってるの?」
マザーモノクマ「ええっと、…スタッフと通信して確認してみたところ、夜は適当にCGソフトで作成した星空を映し出してるらしいよ」
白銀「なるほどね…」
マザーモノクマ「まあ元はゴフェル計画の記憶を埋め込む予定だったから、既存の星空の画像は使えないからね」
白銀「…ちなみに星は動いてる?」
マザーモノクマ「まさか星の軌跡を撮る人なんて居ないだろうし肉眼で気づくもんじゃないからって、そんな細かいギミックつけてるわけないってさー!」
白銀「ちょっと待ってよ!まだ何もコロシアイが起きてないのにこれ、下手したら空が架空のものってバレちゃうんじゃない!?」
白銀「まさか地球外だとは思ってくれないだろうし!」
181: ◆WzRH90WIXM 2017/03/18(土) 22:44:01.19 ID:CyHLBkcb0
白銀「まだ何もコロシアイ起きてないのに学園の謎とかれてたまるかってんのよ!」コスプレ着替え中
白銀「まず長時間露光で星がブレて軌跡が写ったりしなかったら変に思うだろうし!」
白銀「あと最近、王馬くんがわたしを黒幕的な意味で疑ってる気もするからついでにそれもどうにかしよう!うん!」
大和田にコスプレした白銀(以下、大和田コス)「よし、行くぜ!」
ー裁きの祠の前ー
王馬♀「あれ?おっかしーなー…」
??「何がおかしいって?」
王馬♀「!?」振り返る
最原♀「あ、ごめん、驚かせちゃったかな…」
王馬♀「…何してんの?」
最原♀「いや、夜時間なのに王馬くんが寄宿舎の外に行くのを見かけたから気になって…」
183: ◆WzRH90WIXM 2017/03/18(土) 23:01:00.22 ID:CyHLBkcb0
最原♀「で、王馬くんは何してるの?」
王馬♀「見られちゃったからにはしょうがないね、話すよ!見ての通り星を撮ってるんだよ!」
最原♀「へえ…。そういえば、この生活が始まってから星なんて見てなかったなぁ…」
最原♀「都会より綺麗に見えるね」
最原♀「でもどうして星なんて撮ろうと思ったの?」
王馬♀「うん、星を撮って百田ちゃん辺りに見せてさ、百田ちゃんの星情報を元にこの才囚学園が地球のどこにあるのか調べようと思ってさ」
王馬♀「多分だけど、日本じゃないんじゃないかなぁって思ってさ」
最原♀「えっ?」
王馬♀「オレ達がここに来て1月くらい経ったけどさ、温度は一定で別に暑くなった気も寒くなってきた気もしないし、雨も降らないし…。ちょっとおかしくない?」
王馬♀「もしくは、どこかの巨大な室内とかだったりしてとかも思ってるんだけど」
王馬♀「室内なら気温一定にも納得だし、雨降らなくても当たり前だし…」
王馬♀「…まあ室内だとしても、日本でこんな規模の建物作ってその中で才能ある高校生同士をコロシアイなんて考えられないし…」
最原♀「うーん…、それはちょっと発想が突拍子もなくないかな?」
王馬♀「そう?」
184: ◆WzRH90WIXM 2017/03/18(土) 23:20:09.75 ID:CyHLBkcb0
王馬♀「まあ日本なら日本でオレも安心だけどさ」
最原♀「もし海外だとしたら、無事脱出できた後も色々不安だね…」
最原♀「ところで、星を撮るなら寄宿舎の近くでも良かったんじゃないの?」
王馬♀「……なんか近くに光源があると、それが写真に写り込んじゃうんだって。このカメラの本に書いてたからさ」つ本
最原♀「へえ、そうなんだね」
王馬♀「…ところで最原ちゃん、まだ寝ないの?」
最原♀「そろそろ寝ようと思うけど…、王馬くんはまだ撮るの?」
王馬♀「うん。折角だし星の日周運動も撮影してみたいなって思って」
最原♀「そうなんだ。じゃあ、ちょっと冷えるから気をつけてね、おやすみ」
王馬♀「うん、おやすみー」ノシ
白銀(やっと最原くん行ったか…。2人まとめて気絶させようかと思っちゃったよ…)遠目から様子を伺い
185: ◆WzRH90WIXM 2017/03/18(土) 23:37:19.11 ID:CyHLBkcb0
白銀(…最原くん完全に寄宿舎の中に入ったね、よしよし)コソコソ
王馬♀「…普通こんだけシャッター遅くしてれば、星が動くからブレて軌跡が写るもんなんだけどなぁ…」
ガサッ
王馬♀「最原ちゃん?まだ何か用事?」
大和田コス「いや、俺だ」CV中井和哉
王馬♀「んん!!?誰!!?」
白銀(ふっふーん!王馬くんが知らないこの大和田くんになることで、よくわかんない他人に変装してるようなものなんだよ!謎の技術で声と体型まで変えられちゃうしね!)
白銀(大和田くんらしくちょっと馬鹿っぽく喋ろーっと)
大和田「俺は黒幕だ」
王馬♀「はあ!?;」
王馬♀(ええ…、まじで?こんなのが?すっげー予想外なんだけど…)
王馬♀(でも全く見たことない人がいきなりこんなところに出てくるってことは、多分何かしら黒幕に繋がってる人なんだろうけどさ…)
王馬♀(…てっきり白銀ちゃんか夜長ちゃんかキーボ辺りだと思ってたんだけど…)
王馬♀(いや、白銀ちゃんの変装ってことも……流石にないか…。特にボイチェンついてるように見えないのに声も変わってるし、流石に体型もありえないし…)
王馬♀(……何この超展開)
187: ◆WzRH90WIXM 2017/03/18(土) 23:48:33.66 ID:CyHLBkcb0
王馬♀「…で、その黒幕さんがオレに何か用?」後ろ歩きしながら
大和田コス「おう。オメーに文句言いに来たんだよ」CV中井和哉
大和田コス「ていうか逃げんじゃねえ!!」首掴んで持ち上げ
王馬♀「ぐえ、死ぬ死ぬ!!黒幕が手出していいのかよ!?」
大和田コス「ガキはとっとと寝やがれってんだ!!」顔殴り
王馬♀「いや意味わかn……」
大和田コス「……気絶したか」確認&ぽいっちょ
白銀(さてさて、カメラのデータを拝見…)
白銀(あー、よく撮れてるねー…)
白銀(削除削除っと…)
白銀(そしてカメラと三脚を倒して…)そっと地面に置く
大和田コス「おいモノクマ!」CV中井和哉
モノクマ「ん?何?」
大和田コス「明日から夜の映像は星1つ見えねー曇り空にしやがれ!まだこの真実をあいつらが知るには早すぎるからな」
モノクマ「うん、伝えとくね―」
190: ◆WzRH90WIXM 2017/03/18(土) 23:57:34.67 ID:CyHLBkcb0
白銀(あとはー…)
白銀(うーん…。まあ、このくらいの気温なら放置してても凍死はしないかな)
白銀(風邪は引きそうだけど、仕方ないよね)
白銀(あとは適当にこの辺の土に大和田くんの大きな足跡をつけて…っと)
白銀(周りには…うん、誰もいないね。一応モノパットもチェックしたし)
白銀(舗装した道の上に立ってコスプレオフ!)
白銀(よーし、さっさと帰って寝よう)スタスタ
195: ◆WzRH90WIXM 2017/03/19(日) 00:19:36.76 ID:d2IZfSGe0
ー翌日朝、食堂ー
赤松「それじゃあ茶柱さん、今日はよろしくね!」
茶柱「はい、こちらこそ!」
夜長「なんじゃ、お主ら随分仲が良いのう」
茶柱「今日は赤松さんにネオ合気道を教える約束をしていたんですよ!」
茶柱「あ、夢野さんもご一緒いかがですか!?」
夢野「…んあー、ウチはいい。めんどいからのう…」
茶柱「そ、そうですか…、残念です…」
東条♂「…おかしいわね」
入間♂「どうした斬美」モグモグ
東条♂「そろそろ来てもおかしくないのだけれど…、王馬くんがまだ来てないのよね」
入間♂「そういやいねーな。まあまだ寝てんじゃねーの?」
196: ◆WzRH90WIXM 2017/03/19(日) 00:32:32.22 ID:d2IZfSGe0
東条♂「…もう少し経っても来なければ起こしに行きましょう」はぁ…
入間♂「斬美に世話かけるなんざ許せねーな。今度爆音の目覚まし時計でも発明してやろうかな」
最原♀「……」モノパッドチラッ
最原♀「あ……」
星「どうした、最原」
最原♀「あ、いや…、モノパッドのマップで王馬くんの居場所を見てみたら、その、裁きの祠の前で……」
茶柱「あのよくわからない建物の前ですか…」
天海♀「なんで裁きの祠の前なんかにいるんすかね?」
最原♀「…実は昨日の晩、そこで王馬くんに会ったんだ」
最原♀「まさかずっとあそこに居たなんて、ちょっと考えにくいけど…」
ゴン太「えっと、なんで考えにくいの?」
最原♀「王馬くん、昨晩会った時にはそこで『星を撮影してる』って言ってたんだ」
星「……」
最原♀「…夜空の」
198: ◆WzRH90WIXM 2017/03/19(日) 00:46:24.07 ID:d2IZfSGe0
ゴン太「そっか、朝になったら星さん見えなくなっちゃうから、写真撮れなくなっちゃうもんね」
最原♀「うん。それに、もし一晩中起きてたならきっと眠たいだろうから、他に用もないのに居るとは考えにくいんだ」
東条♂「じゃあ何か他に用があったのか、トラブルにでも巻き込まれたってことかしら?」
東条♂「…心配ね。私はちょっと様子を見てくるから、みんなはこのまま朝ご飯を食べててちょうだい」
最原♀「僕も行くよ。最後に会ったのは僕だし、なんだか気になっちゃうから…」
東条♂「じゃあ私と最原くんが様子を見てくるわね。必ず報告しに戻るから、みんなはご飯を食べててちょうだい。コーヒーのおかわりならそこにあるわ」
茶柱「ま、まあ、あんまりぞろぞろ皆さんで行っても大げさですしね…」
春川♂「…何にもないといいけど」
199: ◆WzRH90WIXM 2017/03/19(日) 01:01:39.75 ID:d2IZfSGe0
東条♂「王馬くんはどうして裁きの祠の前で撮影をしたのかしら?」スタスタ
最原♀「なんか、寄宿舎の近くだと寄宿舎の灯りが写真に写るからとか言ってたよ」スタスタ
東条♂「確かにそうね」スタスタ
東条♂「で、あれが裁きの祠ね。王馬くんは昨日どこで撮影していたのかしら?」
最原♀「えっと、確かこっちの方で…」
最原♀「あ!王馬くん!!」
東条♂「…三脚が倒れているし、大きな靴跡が周りについているわね」
東条♂「ポニーテールで仰向けで寝れるわけないし、状況的にも眠ってしまったというわけではなさそうね…」
最原♀「…良かった、脈はあるよ」
東条♂「…王馬くん、起きてちょうだい」肩トントン
王馬♀「うう…」
東条♂「大丈夫かしら?」
王馬♀「うーん…、頭痛いかも…。嘘じゃないよ…」
東条♂「頬が腫れていて、頭部にこぶもできていて…おまけに風邪もひいてしまったようね」
王馬♀「あーもう、最悪…」
200: ◆WzRH90WIXM 2017/03/19(日) 01:10:53.49 ID:d2IZfSGe0
東条♂「とりあえず王馬くんの部屋へ行きましょう」
東条♂「王馬くん、歩けるかしら?それとも私が運びましょうか?」
王馬♀「うーん……あ、なんかどっかで変に足捻っちゃってるみたい」
王馬♀「東条ちゃんおぶってー」
東条♂「……どうやら本当のようね。右足首が腫れているわ」
王馬♀「疑り深いなあ、流石にこんな状況で嘘つかないってば…」
東条♂「じゃあ私は王馬くんを運ぶから、最原くんは他の物をお願いできるかしら?」
最原♀「カメラと三脚とカメラの本…だけかな?うん、わかったよ」
東条♂「それじゃあ行くわよ」お姫様抱っこスタイル
王馬♀「おんぶでいいのに…」
東条♂「こっちの方が、抱える時にも降ろす時にも王馬くんの足に負担がかからないわ」
最原♀(東条さん、格好いいから様になるなぁ…。執事だもんね、今の格好…)
201: ◆WzRH90WIXM 2017/03/19(日) 01:29:37.92 ID:d2IZfSGe0
ー寄宿舎ー
東条♂「王馬くん、部屋の鍵を出して頂戴」
王馬♀「はいはいっと」つ鍵
最原♀「じゃあ僕が開けるね」ガチャッ
最原♀「はい、東条さんどうぞ」ドアおさえ
東条♂「ありがとう」
東条♂「……」
王馬♀「ん?どうしたの?」
東条♂「いえ…、今の王馬くんは泥だらけだからこのままじゃベッドを使わせられないわね。一旦シャワールームに降ろすわね」
王馬♀「はいはい…」
東条♂「えっと、とりあえずみんなに報告をして、倉庫に風邪薬と湿布薬と医療用テープと冷却シートとタオルを取りに行って、あと薬を飲む為にお粥も食べさせなければね」
東条♂「申し訳ないけれど最原くん、私は15分で戻ってくるからその間に王馬くんを着替えさせてもらえないかしら?」
最原♀「えっ」
東条♂「…同性でしょ?ついでに、髪にもドロがついてしまっているから、濡れタオルで拭いてあげてね」
最原♀「あっはい」
203: ◆WzRH90WIXM 2017/03/19(日) 01:40:35.92 ID:d2IZfSGe0
東条♂「できるだけ早く戻ってくるわね」ドアガチャン
王馬♀「…じゃあ取り敢えず靴脱がして。右足腫れてるから注意してね」
最原♀「はい」靴脱がし
王馬♀「靴下も」
最原♀「…はい」靴下脱がし
王馬♀「…うっわー、めっちゃ腫れてんじゃんやっべー」
王馬♀「ほら最原ちゃん見て見てー」足プラプラ
最原♀「痛々しいから!;」
最原♀「…ていうか王馬くん、何であそこで倒れてたかそろそろ訊いてもいい?」
王馬♀「えー…」
?情報は共有したほうがいい、話す
?最原にも危害が及ぶかもしれない、話さない
↓1どちらか安価
204:以下、
?
205: ◆WzRH90WIXM 2017/03/19(日) 01:55:58.88 ID:d2IZfSGe0
王馬♀「うーん……実は最原ちゃんと分かれたあの後、見知らぬ男に襲われちゃったんだよねー」
最原♀「え、見知らぬ男…?」
最原♀「僕達以外の学園に居る人物っていうことは、…ひょっとして黒幕側の人間?」
王馬♀「うん、黒幕を自称していたよ」
王馬♀「なんか、見た目はザ・暴走族って感じの男でさ…。黒幕っぽいイメージはなくてびっくりしたなー」
王馬♀「声と体格的に、オレらの中の誰かが変装したってわけじゃないと思うけど……」
王馬♀「だからってオレらの中に黒幕の内通者が居ないとは限らないんだけどさ」
最原♀「…でも僕的には、ちょっと安心したな…」
最原♀「だって僕らの中に必ず裏切り者が居るってわけじゃなくなったから」
王馬♀「これで安心しちゃうのもどうかと思うけどね…」
207: ◆WzRH90WIXM 2017/03/19(日) 02:17:50.74 ID:d2IZfSGe0
最原♀「とりあえず、もう少し詳しい事情を聞かせてもらってもいいかな?」
王馬♀「別に詳しい事情を話してもいいんだけどさあ、オレをいつまでこんなとこに座らせとく気なわけ?シャワールームの床冷たいし…」
最原♀「あ、ごめん…。そうだよね、落ち着いてから話したいよね」
王馬♀「ほんと最原ちゃんって気が利かないよねー。早くクローゼットから着替え持ってきてよ」
最原♀「う、うん…」パタパタ…クローゼットガラッ
最原♀(……派手だな…)
最原♀「えっと…、下着はどうする…?」
王馬♀「最原ちゃん居るのに脱ぐわけないよね?」
最原♀「え…その言い方は酷くない…?」
王馬♀「勿論冗談だよ!最原ちゃんは変態だけど無害なヘタレ野郎ってことはよく理解してるからね!」
最原♀(結局悪口なのでは…?)
209: ◆WzRH90WIXM 2017/03/19(日) 02:29:24.86 ID:d2IZfSGe0
最原♀(なんやかんや体や髪を拭いたり着替えを手伝ったりした)
王馬♀「やっとベッドに座れたよー」
最原♀「なんか久しぶりに王馬くんが髪下ろしてるところ見た気がするな」
王馬♀「そうだっけ」
王馬♀「で、詳しく話聞きたいんだったよね」
最原♀「うん」
王馬♀「えーっと、まあさっき言ったところと重複してる箇所があるかもしれないけどさ、写真撮ってたらやって来たその自称黒幕は、身長が190くらいあるやつで、なんか胸筋もなかなか凄かったね。髪型はリーゼントで、服装は黒っぽくて……。容姿で覚えてるのはそれくらいかな?」
王馬♀「で、オレが『誰?』って訊いたら『俺は黒幕だ』と言い出してさ」
王馬♀「頭おかしいと思ったけど、まあ本当に黒幕だとしたら、こんなコロシアイさせること自体頭おかしいことだよね」
王馬♀「…ちなみにそいつが現れるまでオレの黒幕予想は、白銀ちゃんか夜長ちゃんかキーボ辺りかと思ってたんだよ」
最原♀「…?なんでそのメンバーなの?」
210: ◆WzRH90WIXM 2017/03/19(日) 02:38:53.89 ID:d2IZfSGe0
王馬♀「まず白銀ちゃんは、例の性転換事件で普通に怪しかったからね!」
王馬♀「あの議論の時オレの喋ろうとすることにいちいち台詞被せてきたし…」
王馬♀「まあ他のメンバーにも台詞被されちゃったけどさー」
王馬♀「次に夜長ちゃんだけど、唯一研究教室に鍵がついてるのが普通に怪しくない?」
王馬♀「作業する時に集中できるようにってことだったけどさ、きっとあの研究教室の中には隠し扉でもあって、そこで黒幕としてなんかしてる!って思ってた」
王馬♀「あとはキー坊だけど、まあこれは普通にロボットだからだね!」
最原♀「ロボット差別でオチつけなくても…」
東条♂「戻ったわ。具合はどうかしら?」ガチャッ
王馬♀「最悪だよ!だって最原ちゃんにセクハラされたからね!」
最原♀「してない!!ほんとにしてないから!!東条さんそういう目で見ないで!!」
王馬♀「うん、嘘だよー」
東条♂「…はぁ…」
211: ◆WzRH90WIXM 2017/03/19(日) 03:00:45.63 ID:d2IZfSGe0
東条♂「とりあえずまだ詳しい事情がわからなかったから、みんなには『王馬くんはその場で朝まで眠りこけてしまい、風邪をひいた』っていうことにしているわ、とりあえず」
王馬♀「なんだよそれ!名誉毀損だよ!オレあんなとこで寝ないし!」
東条♂「でも、不確定な情報を言ってみんなをいたずらに混乱させてしまうよりは良いかと思って…」
東条♂「ちゃんとしたことが分かって、みんなに伝えるべきだと判断したらその時改めてみんなに真実を伝えるわ」
最原♀「うん、僕もそれがいいと思う」
東条♂「とりあえず王馬くん、おかゆを食べなさい。それ食べないと薬が飲めないから」
東条♂「その間に足の手当をしておくわね」テキパキ
王馬♀「…味うっす!東条ちゃん塩持ってきて―。あとプァンター」モグモグ
東条♂「…お昼ごはんの時にジンジャーエールを持ってきてあげるわ。生姜増量しておくわね」
王馬♀「えー…、まあいっか」
最原♀「…なんか、結構元気そうでよかったよ」
東条♂「そうね」
216: ◆WzRH90WIXM 2017/03/19(日) 20:55:07.63 ID:d2IZfSGe0
東条♂「ところで…、最原くんはもう事情を聞いたかもしれないけれど、私にも何であんなところで倒れていたのか話しを聞かせてもらってもいいかしら?」
王馬♀「というか最原ちゃんにもまだ話途中だったし、まあ、1人に話すも2人に話すもあんまり変わらないからいいよ」
王馬♀「かいつまみながら話すと、えーっと、昨日星空を撮影してたら最原ちゃんがやってきて、ちょっと話して最原ちゃんが寄宿舎の方に帰って行ったら、暴走族の風貌をした大柄な男がやってきて『俺は黒幕だ』とか言い出して、とりあえず逃げようとしてたオレの首掴んできてその後顔殴られちゃったんだよねー」
王馬♀「オレはそれから東条ちゃんに起こされるまで気絶してたみたいだね」
最原♀「こんなこと言っても今更かもしれないけど、僕がもう少しあの場に居れば良かったよね…」
王馬♀「んー、最原ちゃんが居たところであんま変わんないと思うなー。東条ちゃんならまだしも」
最原♀「……」
東条♂「今の最原君は女性だもの、仕方ないわ」
王馬♀「いや最原ちゃんとか、ぶっちゃけ男でも大差ないよね?」
最原♀「…そうだよね…」
東条♂「…話を戻しましょう」
217: ◆WzRH90WIXM 2017/03/19(日) 21:09:44.05 ID:d2IZfSGe0
東条♂「今の話だけど…、気になることしかないわね」
東条♂「その男は今までどこに居たのか、何故王馬くんを襲ったのか、何故殺さなかったのか、その男は本当に黒幕なのか、…ってとこかしらね、気になることは」
王馬♀「今までどこに居たのか、かあ…」
王馬♀「きっとどこかに外へ通じる抜け道とかあって、普段は外に居るか、隠し部屋にでも篭ってるんじゃないかな」
王馬♀「それにしても、あんな暴走族みたいなヤツが普段食堂の食材補充とかしてるとか思うと、ちょっと笑えちゃうよねー」
東条♂「何故今までその男に会うことが無かったのかしら…」
最原♀「考えられるのは、食堂に床下とかから直接外へ通じる抜け道でもあって、そこから食材の運搬をしていたから会わなかったとかかな…?」
王馬♀「それかやっぱり監視カメラでも仕掛けてて、カメラを確認しながらみんなに会わないようにしながら移動してたとか?」
東条♂「一応、食堂を調べてみる必要はありそうね」
王馬♀「まあ、食材の運搬とかモノクマにでもやらせとけば絶対オレらには見つからないし安全だから、それを調べてもあんまり意味ないかもね」
220: ◆WzRH90WIXM 2017/03/19(日) 21:30:37.12 ID:d2IZfSGe0
東条♂「では次、何故王馬くんを襲ったのかだけれど…」
東条♂「王馬くんは黒幕に何か恨みをかわれることでもしたのかしら?殺されない程度の」
王馬♀「恨みー?多分無いと思うよ。昨日初めて会ったやつだったし、多分」
最原♀「うーん…、王馬くんの行動で何か黒幕の不都合なことでもあったんじゃないかな?」
最原♀「例えば、襲われる直前まで行っていた撮影が何か不都合なことでもあったとか…」
東条♂「…そういえば王馬くんは何故星を撮影していたのかしら?」
王馬♀「昨晩最原ちゃんにも言ったんだけど、オレはこの才囚学園は日本にあると思ってないんだよね」
王馬♀「だから星を撮って百田ちゃんに見せて、それが今の時期地球のどこからだったら見える空なのか教えてもらって、大体の位置を把握しようと思ったんだ」
王馬♀「…あと、実は室内なんじゃないかってのも疑ってたから、星の軌跡でも撮ってやろうかと思ってたんだよね」
王馬♀「星の動きなんて肉眼ではわからないから、オレみたいな撮影しだすことするヤツでも想定してないと、星の画像に動きをつけるなんて芸の細かいことするとは思えないし…」
東条♂「なるほどね。襲われたタイミング的に、星空に秘密がある可能性も充分あるわね」
最原♀「…一応撮影された画像の確認する?」
東条♂「そうね。もしそれが原因で襲われたとすれば画像は無事ではないでしょうけど、無事でないならそれはそれで星の写真が何か黒幕の不都合なことなのは確かということがわかるわね」
221: ◆WzRH90WIXM 2017/03/19(日) 22:07:11.75 ID:d2IZfSGe0
東条♂「カメラ、確認するわね。……あら?」
最原♀「どうしたの?」
東条♂「いえ、電源が入らないわね。…というか、一晩中電源がついてたようだから、電池が無くなっただけだと思うわ」
王馬♀「予備のバッテリーも借りたから、それ入れたらつくと思うよ」
王馬♀「さっき脱いだ服のポケットの中に入れっぱなしだったから、それ取ってよ。シャワールームにあるよ」
東条♂「もう…、洗濯に出す前に異物はちゃんと出しておく癖をつけなさい、王馬くん」
王馬♀「うん、覚えてたら次気をつけるよ!」
東条♂「…あったわ、バッテリーを変えるわね」ガチャッ
東条♂「良かった、電源は入ったわ。カメラは壊れてないようね」
最原♀「写真はどうかな?」
東条♂「……無いわね。SDカードはちゃんと入ってるようだけど」
最原♀「発見した時三脚についてたカメラが倒れていたけど、倒れた衝撃でデータが壊れたとか飛んだという可能性はないかな?」
東条♂「無いとは言い切れないけど、あまりそういったトラブルは聞かないわ」
222: ◆WzRH90WIXM 2017/03/19(日) 22:20:42.74 ID:d2IZfSGe0
王馬♀「ということは、やっぱり星空に何かあるかもしれないんだね」
王馬♀「これは今晩も検証が必要だね。白銀ちゃんにカメラ延長レンタル頼まないとねー」
東条♂「勿論1人では行かせないわよ」
王馬♀「今晩は百田ちゃんでも誘おっかなって思ってるよ」
東条♂「女性2人だけというのも心配ね…。私も時間が空いてればいいのだけれど…」
王馬♀「多分春川ちゃんもついてくると思うから大丈夫だよ!」
王馬♀「最原ちゃんも良かったらどう?」
最原♀「うん、僕も気になるし行くよ」
東条♂「最原くん、王馬くんは一応今風邪を引いているのだから無理をさせては駄目よ」
最原♀「う、うん…」
東条♂「では次の議題を話しましょう」
223: ◆WzRH90WIXM 2017/03/19(日) 22:32:46.36 ID:d2IZfSGe0
東条♂「その男は本当に黒幕なのかということだけれど…」
最原♀「仮に直接的な黒幕じゃないにしろ、状況から考えて何らかの黒幕の関係者だろうね」
王馬♀「オレらは監禁生活中だもんね。急に関係ない第三者がぽっと出で現れたらビックリだよ!」
東条♂「そうよね。……ねえ、」
東条♂「『黒幕を名乗る大男が急に現れて、1人で居る王馬くんを襲った』」
東条♂「これを他のみんなに言っても大丈夫なのかしら?」
東条♂「警戒を促すべきだとは思うのだけれど…、余計な心配をさせるのではないかとも思うのよ」
東条♂「多分、王馬くんみたいなイレギュラーな行動をしなければ大丈夫だとは思うし…」
東条♂「黙っているのも1つの優しさだと思うけど、最原くんはどう思う?」
最原♀「そうだな…」
?警戒するにこしたことはない、みんなに話そう
?みんなを不安にさせたくない、僕達だけでなんとかしよう
↓1どちらか安価
224:以下、

225: ◆WzRH90WIXM 2017/03/19(日) 22:53:53.98 ID:d2IZfSGe0
最原♀「…うん、みんなを不安にさせたくないし、僕達だけでなんとかしよう」
東条♂「了解したわ」
王馬♀「ということは、オレが眠りこけて風邪引いたって嘘が真実ってことになっちゃうんだね。…まあいいけど」
東条♂「それじゃあ私はこれから王馬君の服を洗濯してから通常の業務に戻らせてもらうわね」
東条♂「次はお昼ごはん時にまた来るわ。何か用事があったら……そういえばここには呼び出しが出来るものが無かったわね…」
王馬♀「何かあったら最原ちゃんをパシるから大丈夫だよ!」
最原♀「ええっ!僕ずっとここに居るの!?」
王馬♀「見知らぬ男に襲われたばっかりってのにオレを1人にしちゃうのー?えー、意外と薄情だなー最原ちゃんは」
王馬♀「…なーんてね!」
最原♀(…どうしようか…)
?1人でも大丈夫だろう
?1人にしておけない
↓1どちらか安価
226:以下、
2
227: ◆WzRH90WIXM 2017/03/19(日) 23:08:45.17 ID:d2IZfSGe0
最原♀(…流石に1人にしておけないか…)
最原♀「…わかったよ、ここに居るよ」
王馬♀「あれ、ほんとに良いの?暇つぶしの話し相手ができてラッキー!」
最原♀「あはは…」
東条♂「それじゃあお昼ごはんは最原くんの分も持ってくるわね」
東条♂「それと、今晩もカメラを引き続き借りることを白銀さんに許可取っておくわ。それにバッテリーの充電器も借りないとね」
東条♂「あと、百田くんと春川さんに天体観測の件を話しておくわ。時間は昨日と同じの夜時間が開始した辺りで如何かしら?」
王馬♀「うん、それでオッケーだよ!」
東条♂「お昼になる前に一度ポカリを作って持ってきておくわね。冷却シートや薬類はここに置いておくから、頭が痛くなったり熱くなったら使ってちょうだい」
東条♂「何か他に必要なものはあるかしら?」
王馬♀「うーん、多分大丈夫かな?」
東条♂「じゃあ次はお昼頃に来るわ。王馬くん、それまでにおかゆを食べて薬を飲んでおくのよ」
東条♂「最原くん、私が出ていったら部屋の鍵を閉めておいてちょうだいね」
最原♀「うん」
東条♀「じゃあ、くれぐれも安静にね」ドアパタン
229: ◆WzRH90WIXM 2017/03/19(日) 23:17:37.28 ID:d2IZfSGe0
ー寄宿舎ロビーー
入間♂「斬美」
東条♂「あら、美兎さん。私に何かご用かしら」
入間♂「ああ。ちょっと話いいか?」
東条♂「ええ。…どこか別の場所で話しましょうか?」
入間♂「いや、すぐ終わるからここでいい。お前も忙しいようだしな」
東条♂「そう?それで話って…?」
入間♂「…性転換を直す装置だが、今結構いいところまで来てるんだ」
入間♂「これからゴン太の虫を借りて実験する段階だ」
入間♂「近いうちに完成するかもわかんねーって感じだな」
東条♂「流石美兎さんね。素晴らしい成果だわ」
入間♂「それで…、斬美に訊きたいことがあるんだけどよ…」
東条♂「何かしら?」
230: ◆WzRH90WIXM 2017/03/19(日) 23:28:56.84 ID:d2IZfSGe0
入間♂「お前は装置が出来たら使うのか?」
東条♂「…どうかしらね…。前も言った通り、私は男の姿の方が力仕事が捗るから、使わないかもしれないわ」
入間♂「そうか…」
東条♂「美兎さんは使うのよね?」
入間♂「……一応、使う予定ではあるな。お前の返答次第だがよ」
東条♂「私の?」
入間♂「…斬美は、アタシが女に戻っても恋人で居てくれるのぉ…?」
入間♂「き、斬美がもし男のアタシが好きだっていうなら…、アタシは男のままでいるけどぉ…」オドオド
東条♂「…美兎さん、私はあなたの中身を好きになったのよ」
東条♂「私はあなたに添い遂げたいと思っているわ」
入間♂「!」
東条♂「…逆に意地悪な質問をしてしまうけれど、私が女に戻ってしまってもあなたは私を愛してくれるのかしら?」
入間♂「あ、当たり前だろ!最初こそ外見で惚れたが、今はお前の全部が好きなんだよ!だから女に戻ったからって関係ねー!!」
東条♂「そう。…安心したわ」
入間♂「う、疑ってたのかよ…」
東条♂「少しだけね、ごめんなさい」
入間♂「まあいいけどよ…」
231: ◆WzRH90WIXM 2017/03/19(日) 23:44:45.21 ID:d2IZfSGe0
ー王馬の個室ー
王馬♀「…………冷えピタ取って…」
最原♀「あ、はい…」つ冷却シート
最原♀(さっきまでは空元気だったようで、東条さんが出ていくと急にぐったりとしてしまった)
王馬♀「…………風邪薬取って…」
最原♀「でも王馬くん、まだあんまりお粥食べてないよね?今薬飲むと胃が荒れちゃうよ…」
王馬♀「んー…そこに胃薬とか置いてないの?」
最原♀「一応あるけど…」
王馬♀「じゃあそれ飲むから平気…」
最原♀(よくわかんないけど、飲み合わせとか大丈夫なのかな…?)
王馬♀「……」
最原♀(薬を飲んで布団に潜ってしまった…)
232: ◆WzRH90WIXM 2017/03/19(日) 23:58:51.29 ID:d2IZfSGe0
最原♀(凄く調子が悪いようだけど、これ夜星を見る時大丈夫かな…?)
最原♀「……」
最原♀(どうしよう、何もやることがないぞ…)
最原♀(えっと、東条さん他に何持ってきたかな?)
最原♀(あ、体温計があるな。一応測ったほうがいいかな?)
最原♀「えっと王馬くん、体温計あるし、一応体温測る…?」
王馬♀「……オレ、体温測って高熱自覚すると気分悪くなるタイプだから無理…」
最原♀「なにそれ…。いやでもここにあるってことは、測っとけってことかもしれないし、東条さんに後で聞かれた時困るから測ろうね?」
王馬♀「えーやだー…」
最原♀「もー…、体温計入れるよ?」
王馬♀「最原ちゃんのエッチー」
最原♀「脇に体温計入れただけなんだけど…」
233: ◆WzRH90WIXM 2017/03/20(月) 00:14:38.78 ID:n/lIjhVJ0
ピピッ
最原♀「あ、終わったみたいだね」
最原♀「どれどれ…38.3度だね。高めだね…」
王馬♀「最悪…何で言うの…」
最原♀「ご、ごめん…」
王馬♀「オレ平熱は35度台だから…」
最原♀「平熱低いね…、まあ僕もだけど…」
最原♀「…ねえ王馬くん、夜星見る時そんな様子で大丈夫?」
王馬♀「別に昨日みたいに一晩中外に出てようとは思わないよ」
王馬♀「それに一晩中なんて百田ちゃんが…というか春川ちゃんが付き合ってくれないでしょ」
最原♀「まあ、そうだろうね」
王馬♀「ていうか寝ていい?」
最原♀「あ、うん、どうぞ」
234: ◆WzRH90WIXM 2017/03/20(月) 00:25:42.14 ID:n/lIjhVJ0
最原♀(どうしよう、本当にやることがない…)
最原♀(こんなことになるなら東、条さんに何か本でも持ってきてくれるように頼めば良かったかな…)
最原♀(…王馬くんが図書室から持ってきたと思われるカメラの本でも見ようかな)
最原♀(色んなシチュエーションや物体の撮影の仕方が載っているね)
ピンポーン
最原♀「?はい…東条さん?」
白銀『わたしだよ!王馬くんが風邪引いちゃったんだってね?お見舞いに来たよ!』ドア越し会話
最原♀「…王馬くん、白銀さんがお見舞いに来たらしいけど、どうする?」
王馬♀「えー、白銀ちゃんー…?」
?室内に入れる
?気分が悪いと追い返す
↓1安価
235:以下、

237: ◆WzRH90WIXM 2017/03/20(月) 00:42:27.48 ID:n/lIjhVJ0
王馬♀「…まあ入れてもいいよ。すぐ帰ってもらうけど」
最原♀「わかったよ。じゃあ開けるね」ガチャッ
白銀「おじゃましまーす。王馬くん、風邪大丈夫?」
王馬♀「うん、全然へっちゃらだよ!でも東条ちゃんが寝とけって言うから仕方なく寝てるんだけどねー」
白銀「そうなんだね。…うん、咳も出てないし鼻が出てるわけでも無さそうだね。熱がちょっとあるだけかな?」
白銀「…東条さんが言ってたんだけど、最原くんは看病してるんだよね?」
白銀「でも王馬くんも元気そうだし、もう良いんじゃないかな?ほら、最原くんだってやりたいことあるだろうし…」
最原♀「…でもちょっと心配だし、もうちょっと看病しておくよ」
白銀「…ふーん」
白銀「あ、そうだ!わたしリンゴ持ってきたよ!やっぱりお見舞いと言えば果物だよね!剥いてあげるね!」ショリショリショリ…
白銀「はい、どうぞ!」つウサギりんご
238: ◆WzRH90WIXM 2017/03/20(月) 00:55:45.32 ID:n/lIjhVJ0
王馬♀「ありがとう白銀ちゃん!前お見舞いに来た時より気が利くようになったじゃん」モグモグ
白銀「前は果物でも持って来いって言われちゃったからねー…」
最原♀「…白銀さん、あんまり居ると風邪伝染っちゃうかもしれないし、そろそろ帰った方が良いんじゃないかな?」
白銀「あ、もしかしてお邪魔だったのかな?」
最原♀「いや、そういうのはないよ!?」
白銀「あはは、冗談だよ」
白銀「うん、王馬くんの元気そうな姿が見れて良かったかな」
白銀「それじゃあ私は帰るね。残りのリンゴも食べてね?」
白銀「あ、それと最原くんも看病暇でしょ?図書室から最原くんの好きそうな本持ってきたよ」つ本
最原♀「え、本当!?なんだろう、ミステリー小説かな?」ワクワク
フランス書院の本
最原♀「……えっ……ちょ…」
白銀「じゃあ看病頑張ってねー」ドアバタン
最原♀「白銀さんは僕をなんだと思ってるの!!」
王馬♀「何の本貰ったの?」
最原♀「…いいから、王馬くんは寝てて」
239: ◆WzRH90WIXM 2017/03/20(月) 01:07:26.53 ID:n/lIjhVJ0
ー寄宿舎ロビーー
白銀(うーん、部屋に入れてくれたってことは、王馬くんわたしを黒幕候補リストから外してくれた感じかな?)
白銀(いやー、これでまだ疑ってるようだったら別の手段考えないとなーって思ったから良かったよ)
白銀(でも昨夜の事件はみんなに黙っちゃってるから、なんかつまんないなぁ…)
白銀(あーあ、みんなに言ってくれれば赤松さんに「男になったら最原さんのことを守れるんじゃないかな?」とか言えたのに…)
白銀(まあ折角黒幕の疑いから晴れたようだし、しばらくは大人しくしてた方がいいかな?)
白銀(くっ、男赤松さんチャンスが…)
白銀(まあまだまだこの生活は続くんだし、後々また考えようかな)スタスタ
241: ◆WzRH90WIXM 2017/03/20(月) 01:22:32.29 ID:n/lIjhVJ0
最原♀(これは暇すぎて他にやることがないから読んでるだけで、決してやましい気持ちとかはないんだ…!)カバーを逆につけてカモフラージュして読書
最原♀「……」ドキドキ
ピンポーン
最原♀「はうわっ!!?」
王馬♀「最原ちゃんうるさい…」
東条♂『私よ、開けて頂戴』ドア越し会話
最原♀「はい、ただ今!」ドアガチャッ
東条♂「…どうしたの?最原くん。何だか様子がおかしいけれど…」
王馬♀「さっき白銀ちゃんがお見舞いに来たんだけど、その時最原ちゃんに渡した本がどうやら、いやらしい本みたいな?」
最原♀(バレてたのか…。カバーカモフラージュが何の意味もなかったようだ…)
東条♂「…まあ、そういうのを読むのは否定しないけれど…」
東条♂「食事を持ってきたわ。王馬くんは朝と同じお粥で良かったかしら?」
東条♂「…あら?まだ朝のお粥が残っているわね」
王馬♀「あー…、あの後すぐ寝ちゃったんだよねー…」
242: ◆WzRH90WIXM 2017/03/20(月) 01:45:50.89 ID:n/lIjhVJ0
東条♂「…食欲が無いのね?困ったわね…何かお腹に入れたほうがいいと思うのだけれど…」
東条♂「あと王馬くん、あまり寝ると夜に寝られなくなってしまうから午後は横になってもかまわないけど寝てしまわないようにね?星の撮影も1時間までしか許可できないわ」
王馬♀「東条ちゃんはオレのママかよ!」
東条♂「とりあえず、夜ご飯は野菜ジュースを作って持ってくるわね」
東条♂「お昼はそのお粥…食べられるかしら?食欲は回復した?」
王馬♀「うん、バッチリだよ!」
東条♂「…とりあえず、朝食の分のお粥は持っていくわね。昼食の分はなるべく頑張って食べるように。ポカリはここに置いておくわね。あと一応ジンジャーエールも作ってきたわ。飲めなければ残しても構わないけれど…」
東条♂「お洗濯物は夜ご飯の時に一緒に持ってくるわね」
東条♂「最原くんはお昼はそれで良かったかしら?」
最原♀「うん、大丈夫だよ」
東条♂「…最原くん、王馬くんの具合はどうだったかしら?熱は測ってくれた?」
最原♀「ええっと…」
243: ◆WzRH90WIXM 2017/03/20(月) 01:58:59.82 ID:n/lIjhVJ0
王馬♀「……」
最原♀「…38.3度あったよ」
東条♂「そう…。王馬君、平熱は大体何度くらいなのかしら?」
王馬♀「36度台だよ」
最原♀(何で嘘つくかなぁ…)
東条♂「そう、分かったわ。夜ご飯の前にもう一度測ってもらうからね」
王馬♀「はーい」
東条♂「それじゃあ私はまだ仕事があるから退室するけど、ちゃんとご飯を食べるのよ」ドアパタン
王馬♀「最原ちゃん、胃薬と風邪薬とポカリ取ってー」
最原♀「食べる努力はしようよ!」
ピンポーン
最原♀「東条さん?」ガチャッ
赤松「あ…、ごめん、私」
最原♀「赤松さん!どうしたの?」
244: ◆WzRH90WIXM 2017/03/20(月) 02:15:12.04 ID:n/lIjhVJ0
赤松「うん、最原さんが王馬くんの看病してるって聞いたから、私もお手伝いしようと思って来たんだ」
赤松(最原くんの役に立ちたいしね…)
最原♀「そうなんだ。でも特にやることないと思うよ?僕もほとんど本を読んでただけだったから」
赤松「でも私も何かみんなの役に立つことがしたいんだよ」
赤松「…駄目かな…?」
最原♀(僕的には全く構わないけど、多分王馬くんが気にしちゃうだろうなあ…)
最原♀(…赤松さんになら、伝えてもいいんじゃないかな?王馬くんが黒幕に襲われたっていうことを)
最原♀(まさか他の人に言ったりはしないだろうし…)
最原♀(僕は看病っていうか、また王馬くんが黒幕に襲われたりしないかが心配で側に居るって、伝えていいかな?)
?赤松に黒幕のことを伝える
?やっぱり黙ってる
↓1安価
245:以下、
2
246: ◆WzRH90WIXM 2017/03/20(月) 02:41:06.29 ID:n/lIjhVJ0
最原♀(…いや、やっぱり駄目だ)
最原♀(朝3人で他の人には伝えないって決めたじゃないか)
最原♀(赤松さんにだけ教えるだなんてできないよね…)
最原♀「…ねえ王馬くん、赤松さんが看病したいって言ってるんだけど、いいかな…?」
王馬♀「2人がかりで看ることなんて何もないと思うけど?オレ元気だし」
最原♀「だ、だよね…」
赤松「あ、じゃあ私トランプ持ってきたんだけど、みんなでやらない?王馬くんも最原くんもやることなくて暇でしょ?」
最原♀(王馬くんは本当は体調悪そうなのに、トランプなんてさせられないよな…)
最原♀(でも赤松さんは好意で言ってくれてることだし、ここで断るのも不自然だし…)
最原♀「えっと…、王馬くん、トランプできる…?」
王馬♀「赤松ちゃん、オレら今からお昼ごはんなんだよねー。だからトランプはちょっとできないかな?」
赤松「あ、丁度お昼時だったんだね」
赤松「よーし、それじゃあ私が王馬くんにご飯食べさせてあげるよ!」
王馬♀「えっ」
最原♀(赤松さんの世話焼きと、王馬くんの構わないでほしい感情の相性が最悪すぎてやばい…)
247: ◆WzRH90WIXM 2017/03/20(月) 02:57:26.33 ID:n/lIjhVJ0
赤松「はい王馬くん、あーん」つお粥
王馬♀「最原ちゃんが見てる前で赤松ちゃんとイチャラブなんて、ちょっと申し訳なくてできないよー!」
赤松「え…」
最原♀「……」
王馬♀(あれ?何この空気…。あれ?2人は両片思いじゃないの?)
赤松(王馬くんは私が最原くんを振っちゃったことを知らないもんね…)
赤松(駄目だな…、私のせいでなんか空気重くなっちゃった…)
最原♀(色々胃が痛くて辛い…。こっそり胃薬飲んでいいかな…)胃薬サラサラ…
王馬♀(さっきドアの前で話してた時にはケンカでもしてたようには見えなかったし…)
王馬♀(考えられるのは、例えば、どちらかが告白されたけど性転換を理由に振っちゃったとかかな?それで友人関係だけ今も続けてるとか…)
王馬♀(…どうであれ、病人のオレに気を使わせないでほしい…)
全員「……」
全員(どうしようこの空気…)
252: ◆WzRH90WIXM 2017/03/20(月) 20:32:00.99 ID:n/lIjhVJ0
王馬♀「えっと…、何、なんかあったの?」
最原♀(王馬くん、風邪で頭がやられててまさかの普通に訊いてきた!?)
最原♀(いや、お粥食べたくなくて話しをそらしてるのか?)
最原♀(どのみちやめてくれ…、心の傷が抉られる…)胸を痛めてるポーズ
赤松「……」
赤松「……うん」
赤松「ねえ最原くん、王馬くんに説明してもいいかな?あと、最原くんにも伝えたい事があるから、それも聞いてほしいんだよね…」
最原♀「伝えたいこと?」
最原♀(改めてちゃんと振るとかなら止めてほしいけど…)
最原♀「…わかった、いいよ」
王馬♀(オレの部屋なのにオレが居づらくなるようなことは勘弁してほしいんだけど…)
253: ◆WzRH90WIXM 2017/03/20(月) 20:32:59.41 ID:n/lIjhVJ0
赤松「実はこの前、最原くんが私に告白してくれたんだ」
赤松「でも私、最原くんのこと振っちゃったんだよね」
最原♀(思い出すだけで胃に来るな…)
王馬♀「…うん、事情は把握したよ。空気読めてないこと言ったみたいでごめんね?」
赤松「ううん、大丈夫だよ。それよりもうちょっと聞いててほしいんだけど…」
王馬♀(寝かせて)
赤松「振っちゃった理由が、『最原くんが女の子だから』だったんだ」
赤松「そんなことで振っちゃうなんて、今考えると酷い理由だなって自分でも思うよ」
赤松「それで…私昨日、実は男の子になっちゃおうとしてたんだ、勝手に」
王馬♀「えっ」
最原♀「!!!!????」
254: ◆WzRH90WIXM 2017/03/20(月) 20:33:39.97 ID:n/lIjhVJ0
赤松「私、最原くんのことが好きだからさ、性別のことだけを気にしてたから、私が男の子になっちゃえば最原くんと付き合えちゃうなって思っちゃったんだよね」
赤松「でも最原くんに何の相談もせずに勝手にそんなことするなんて最低だって、入間さんと話して気付かされたんだ」
赤松「だから…、まずは、そんなことを勝手にして最原くんに迷惑をかけちゃいそうになって、ごめんなさい!!」ペコッ
最原♀「え、えっと…、いや、大丈夫だよ…」
最原♀「勿論、もし赤松さんが勝手に男の子になっちゃってたら、そりゃ驚いたけど…、そうはならなかったし…」
赤松「…最原くんはやっぱり優しいね」
赤松「……じゃあ、これもちゃんと聞いてほしいな」
赤松「本当は昨日、勝手にライトを使おうとする前に言うべきだった言葉だよ」
赤松「そして、今の私の気持ちも込めた言葉だよ」
赤松「この前振っといてこんなこと言うのは図々しいかもしれないけど、ちゃんと聞いてくれたら嬉しいな」
最原♀「…わかったよ。聞かせてくれないかな?」
赤松「うん、じゃあ言うね」
255: ◆WzRH90WIXM 2017/03/20(月) 20:34:17.28 ID:n/lIjhVJ0
赤松「最原くん、私、最原くんのことが好きなの!」
赤松「だから私、最原くんのことをこのコロシアイ生活の中でも守れるように、男の子になりたいって思うんだ!」
赤松「やましい気持ちは無いよ…。お付き合いしてもらおうなんて図々しい考えはもう持ってないから…」
赤松「私、ただ最原くんのことを守りたいんだ…」
赤松「私がなりたいと思うから男の子になりたいんだ」
赤松「だから最原くん、私が男の子になっても友達で居てくれるかな…?」
赤松「それだけで私は幸せなんだよ」
最原♀「……え、えっと…」
最原♀「…赤松さん、僕は赤松さんに男の子になってほしくないな」
赤松「やっぱり、こんなのありがた迷惑だったよね…」
赤松「…うん、やっぱり昨日性転換をやらなくて良かったよ」
最原♀「…赤松さん、僕はね、赤松さんに守られたいわけじゃないんだ」
最原♀「僕が赤松さんを守りたいんだよ」
最原♀「…だって、僕は男だからね」
赤松「最原くん……」
256: ◆WzRH90WIXM 2017/03/20(月) 20:35:46.90 ID:n/lIjhVJ0
赤松「……うん、格好いいよ」
赤松「流石……男の子だよね…」
最原♀「…いつか体も男に戻れるよ」
最原♀「だってあの天才の入間さんが発明してくれてるんだよ?」
赤松「うん、そうだよね。入間さんは大天才だもん」
最原♀「…改めて良いかな?赤松さん」
赤松「何かな」
最原♀「僕、赤松さんのことが好きなんだ」
最原♀「もし赤松さんが待ってくれるなら、でいいんだけど、僕が男に戻ったら付き合ってほしいんだ」
赤松「……むしろ、今からでもいいよ?」
最原♀「えっ…、本当…?」
赤松「うん!なんか、天海くん達を見てたら女の子同士でもいける気がしてきたんだよね」
最原♀「え、えっと、じゃあ、宜しくお願いします…!///」
赤松「うん、これからお付き合いよろしくね!」
赤松「……えへへ///」
257: ◆WzRH90WIXM 2017/03/20(月) 20:36:42.62 ID:n/lIjhVJ0
ー寄宿舎ロビーー
王馬♀「…………」
王馬♀(なんで!オレが!外に出なきゃ行けねーんだよ!!クソッ!!)
王馬♀「あーもう最悪……」
王馬♀「…………」
茶柱「ややっ、そこに居るのは王馬さんではありませんか?」
茶柱「どうしたのですか、部屋の外で裸足で体育座りとは…」
王馬♀「……ちょっと今、自分の部屋で色々あって、入れなくて…」
茶柱「……えーっと、もし宜しければ転子の部屋に来られますか?」
茶柱「王馬さんは今は女子ですし、大歓迎ですよ」
王馬♀「……うん、行く」立ち上がる
茶柱「!?……って、ああ!何やら足を怪我されてるご様子!」
茶柱「痛むのですね?泣かないでも良いんですよ?」
茶柱「えっと、抱っこして運びましょうか?」オロオロ
王馬♀「茶柱ちゃんがオレに気を使うとか気持ち悪いんだけど?」
茶柱「そ、そうは言われましても…」オロオロ
258: ◆WzRH90WIXM 2017/03/20(月) 20:37:50.61 ID:n/lIjhVJ0
ー王馬の個室ー
赤松「って、最原くん!そういえばここ王馬くんの部屋だよ!」
最原♀(……そういえばそうだった)
赤松「ああ!王馬くんいつの間にか居なくなっちゃってる!?」
赤松「シャワールームには…居ない…」
最原♀「…寄宿舎のロビーにも居ないね」
最原♀(やばいな…、王馬くんは今体調が良くないし、足も痛めてるのに…)
最原♀「…えっと、モノパッドのマップによると、どうやら茶柱さんの部屋にお邪魔してるようだね」
赤松「迎えに行かなきゃね…。悪いことしちゃったなあ…」
最原♀「僕が迎えに行ってくるから赤松さんはここで待っててよ」
赤松「う、うん…」
259: ◆WzRH90WIXM 2017/03/20(月) 20:38:37.01 ID:n/lIjhVJ0
ー茶柱の個室前ー
ピンポーン
茶柱『はい』ドア越し会話
最原♀「あ、えっと、最原だけど、そっちに王馬くん行ってるよね?」
最原♀「ごめん、僕が看てたのに…」
茶柱『それは構わないのですが…』
茶柱『……』
最原♀「…えっと、王馬くん居るよね?」
茶柱『はい…』
茶柱『えっと、王馬さん、部屋に帰られますか?……あ、はい』
茶柱『帰らないそうです』
最原♀「でも茶柱さんに風邪が伝染ると大変だし…」
茶柱『咳もしてないようですし、多分大丈夫かと…』
茶柱『転子的には居てもらっても大丈夫です』
茶柱『むしろこれも1つの女子助けだと思っていますので!』
最原♀「えっと…?」
茶柱『…夜の星座観測にはちゃんと出席されるそうですよ』
最原♀「でも王馬くん、まだお昼ごはんも食べてないし…」
茶柱『……食欲はないそうです』
最原♀「…えっと、じゃあ、王馬くんの部屋を施錠したら鍵を持ってくるね…」
茶柱『はい、宜しくお願いします』
最原♀(……大丈夫かな?)
260: ◆WzRH90WIXM 2017/03/20(月) 20:39:13.26 ID:n/lIjhVJ0
ー王馬の個室ー
最原♀「…ってことで…」
最原♀「…相当怒ってるのかな…」
赤松「うう、なんかますます罪悪感が…」
最原♀「というか、夕方にまた東条さんが来ると思うんだけど、どうしよう…」
赤松「…ほとんど私のせいだし、私も謝るよ…」
最原♀「……とりあえず鍵を渡しに行こうか…」
ー茶柱の個室前ー
ピンポーン
茶柱「鍵ですね?」ガチャッ
赤松「あの、王馬くんは…」
茶柱「はい、転子が看てるので心配はご無用です!」
赤松「あっはい」
最原♀「…多分夕方になったら東条さんが来ると思うんで、宜しくお願いするね…」
茶柱「はい、おまかせください!」
最原♀「……」ドアパタン
261: ◆WzRH90WIXM 2017/03/20(月) 20:46:07.79 ID:n/lIjhVJ0
夕方、僕らは王馬くんから目を離したことを東条さんに怒られた
モノクマーズ『夜時間になりましたー!以下略ー』
最原♀「…王馬くん、ちゃんと星見に来るかな…?」
ー寄宿舎屋外ー
最原♀「そういえば待ち合わせ場所とか言ってなかったけど、とりあえずここに居れば誰かには会えるよね…?」
最原♀「…まだ王馬くんも春川さんと百田くんも来てないな…」
最原♀(…ていうか今日、なんか曇ってるし…。星見えないな…)
??「……」最原の後ろから両手構え
??「だーれだ?」軽く首絞め
最原♀「うわああああ!!!?」振りほどいて振り返る
王馬♀「だーれだ?って言ってんだからちゃんと当ててよー」
最原♀「な、何やってるの!?てっきり一瞬黒幕が襲ってきたのかと思ってびっくりしたじゃないか!」
王馬♀「黒幕は男だって言ったよね?」
最原♀「まあ、そうだけど…」
262: ◆WzRH90WIXM 2017/03/20(月) 20:55:03.47 ID:n/lIjhVJ0
最原♀「そうだ。王馬くん、昼はごめんね…」
王馬♀「ホントだよ!他人の部屋で急にイチャついてんじゃないよ!」
王馬♀「あと、空気読んで部屋出ていったオレに感謝してよねー」
最原♀「う、うん、ありがとう…」
王馬♀「…よかったじゃん、付き合えて」
最原♀「うん…」
最原♀「ところで風邪はどんな感じ?」おでこに手を伸ばす
王馬♀「もうへっちゃらだよ?」手をはたき落とす
最原♀「そ、そっか。良かったよ」
最原♀(……まだ何か機嫌悪そうだな…)
百田♀「よう、終一!」
春川♂「東条に言われて来たよ」
最原♀「あ、百田くん!春川さん!」
263: ◆WzRH90WIXM 2017/03/20(月) 21:06:44.36 ID:n/lIjhVJ0
百田♀「星を見るっつー話だったが…、曇ってて何も見えねーな」
春川♂「これだけ雲が厚かったら晴れないんじゃない?」
春川♂「これ、今日は星見るのは無理だと思うけど」
王馬♀「ねえ、もうちょっと待ってみない?」
百田♀「いや、この雲の厚さは厳しいと思うぞ。まあまた明日にしようぜ」
春川♂「私もその方がいいと思うけど」
最原♀「…じゃあ、今日は解散だね」
王馬♀「…まあいいや、じゃあみんな、おやすみー」ノシ
百田♀「おう!また明日な!」
春川♂「じゃあね」
最原♀「…じゃあ僕らも帰ろうか」
王馬♀「いや、オレはもうちょっと外に居るよ」
最原♀「え、でも…」
王馬♀「オレはまだ昨日オレが殴られた現場の検証できてないからね。昼はずっと寄宿舎に缶詰だったし…」
265: ◆WzRH90WIXM 2017/03/20(月) 21:26:18.64 ID:n/lIjhVJ0
最原♀「また裁きの祠の前に行くんだね?…止めても行くんだろうし、僕もついて行くよ」
王馬♀「え?来なくていいよ?」
最原♀「で、でも1人で居たらまた襲われるかもしれないし、危ないよ」
王馬♀「もし襲われたとして、最原ちゃんごとき居ても居なくても変わんないよね?」
王馬♀「被害者が増えるだけだから、絶対来ないほうが良いってば」
最原♀「でも、仲間が危ないかもしれないってのにそれを放置するなんて僕にはできないよ」
王馬♀「あーもう、面倒くさいなぁ…」
茶柱「あ、あの!」
最原♀「え、茶柱さん?」
茶柱「す、すみません。転子も王馬さんが心配でしたので見守っていたのですが…、立ち聞きするつもりはなかったんですけども…」
茶柱「何やら物騒な話が聞こえてきましたし、転子が王馬さんをお守りしますよ」
267: ◆WzRH90WIXM 2017/03/20(月) 21:41:34.26 ID:n/lIjhVJ0
最原♀(どこまで聞かれたんだろう…。最初の黒幕のことは聞かれてないよな…?)
王馬♀「うーん…、まあ茶柱ちゃんなら最原ちゃんより役に立つよねー」
王馬♀「いいよ、茶柱ちゃんにオレを護衛させてあげる!」
王馬♀「というわけで、最原ちゃんは帰った帰った!」
茶柱「今の王馬さんは女子ですし、転子が指一本男死には触れさせませんのでご心配なく!」
最原♀「わ、わかったよ…」
最原♀「茶柱さん、王馬くんは東条さんに1時間しか外出許可もらってないから、そこのところよろしくね?」
茶柱「1時間ですね、わかりました!」
王馬♀「チッ、最原ちゃん余計なことを…」
王馬♀「時間ないし、早く行くよ」スタスタ
茶柱「はい!それでは最原さん、おやすみなさいです!」スタスタ
最原♀「お、おやすみ…」
最原♀(…なんか急にあの2人仲良くなったな…)
268: ◆WzRH90WIXM 2017/03/20(月) 22:04:36.14 ID:n/lIjhVJ0
ーマザーモノクマルームー
白銀「あーあ…、駄目だ…わたしは駄目GMだよ…」
白銀「まさか赤松さんが女の子のまま最原くんとくっつくとは…」
白銀「くぅっ…、赤松さんの男体化を望んだ視聴者の皆様、最原くんと王馬くんのレズを望んだ視聴者の皆様、本当に申し訳ありません…」
白銀「そしてそして、入間さんの性別を元に戻す発明品の開発もいよいよ大詰めって感じか…」
白銀「うーん、これを壊す……っていうのも考えたんだけど、多分わたしが犯人ってバレそうだし…それはちょっと、今後もこのコロシアイ生活を滞りなく続けていくことができなくなりそうだから無理だね…」
白銀「ていうか性別を元に戻すってなったらカップル組がどうなるのか地味に気になるし、うん、発明品の破壊は無しだね」
白銀「というか今日のお昼前にしばらくは大人しくしてた方がいいって結論出してたね…」
白銀「……茶柱さん男体化希望コメントが流れているのが見える…」
白銀「どうしよう…」
白銀「どうせ入間さんが発明品開発が終わったら戻っちゃうんだろうけど、それまでの間も茶柱さんなら充分絶望してくれると思うし…」
白銀「…ええい!ままよ!さあ今日も視聴者アンケートのお時間がやってきました!」
白銀「茶柱さんを男体化させるなら1のボタンを、しないなら2のボタンをポチッとお願いします!」
?男体化させる
?しない
安価↓1
269:以下、

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【後編】嫁「もういやー!赤ちゃん育てるの大変だから実家に戻っていい?」俺「答えは保留で」赤ん坊相手って仕事より大変なもん?

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これどこで買えるの?ネコ入りティッシュ箱が欲しすぎるw

【画像】オタクは右を選ぶらしいwww

モバP「どちらの夢だった?」

俺もネットのみんなのよう叩かれているものを平気で叩けるようになりたい

『小林さんちのメイドラゴン』11話感想 ほのぼのした年末年始!こたつは人だけでなくドラゴンも駄目にする魔性のアイテム!

アイスホッケーのパックを追いかけてリンクを駆け回る犬が楽しそう!!

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