【艦これ】千歳「て・い・と・くぅ〜?」 提督「」back

【艦これ】千歳「て・い・と・くぅ〜?」 提督「」


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要望いただいたので
【艦これ】足柄「提督はいるかぁー!」提督「!?」
の続きです、ありがとうございます
※キャラ崩壊あり
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2: 以下、
千歳「て・い・と・くぅ??」ウフフ
那智「酒宴につきあえ」ヒック
ポーラ「にがしませんよぉ?」ムフフ
提督「」
提督「……も」
提督「もう勘弁してくれぇぇぇ!!」ウワァァ
那智「? 急に頭を抱えてどうした。痛むのか」
提督「色んな意味でな! 昨日も誘われたんだよ、足柄隼鷹日向の3人に!」
提督「ぐいぐい飲まされて、あとから北上大井も加わって、騒がしいことになって……うう」ガックリ
千歳「あら、それは災難でしたね」
提督「そうなんだ……。だから今日は見逃してくれ、2日続けてはキツい!」
ポーラ「んー、そーですねー」
ポーラ「あっ! じゃあこーしましょう!」
3: 以下、
新作乙
この千歳さん、すでに出来上がっている…
4: 以下、
提督「?」
ポーラ「提督はー、ムリにお酒を飲まなくてもいいですよー?」ニヘー
千歳「それはいい案ね!」
那智「だな! ツマミもあるし、文字通りつまみながら私たちに付き合ってくれればいい!」
提督「……酒は飲まなくてもいい?」
那智「ああ」bグッ
千歳「ダメですか……?」ウルウル
提督「…………」
提督「分かった。ソファーにかけてくれ」ハァ…
ポーラ「やったー! 提督はイロオトコー!」
那智「大統領ぅ!」
千歳「日本一ぃ!」
提督「オッサンか!」
提督(酒無しなら何とかなるか。まあ正直騒ぐのもほどほどにして欲しいんだが)
提督(こいつらになら、そんなに酷いことはされないだろうし)
提督(……ならないよな?)
6: 以下、
千歳「じゃ、まずは乾杯しましょう!」
那智「ポーラ、提督に飲み物を」
ポーラ「はーい! どーぞ提督!」
トクトクトク
提督「ありがt……おいポーラ」
ポーラ「はい?」
提督「これビールだろ」
ポール「いいえ、これはジンジャーエールです」
提督「和訳した文みたいに嘘をつくな」
ポーラ「えへへーバレましたかぁ」
ポーラ「冗談ですよー! 烏龍茶をどーぞ」
提督「やれやれ……」
千歳「それじゃ」
カンパーイ!
ゴクゴクゴク
7: 以下、
千歳「ぷはー! この一杯のために生きてるわ!」
那智「しみるな」
提督「……で?」
千歳「?」
提督「何を始める気なんだ」
千歳「なにをって……はっ」
千歳「まさか提督、いやらしいこと期待してますー?」ニヤリ
提督「してない。ただゲームとか、何かする予定なのかなと」
那智「特になにも決まってないぞ。なにかした方がいいか?」
提督「! い、いや……」
提督(俺はバカか!)
提督「無いなら無いでいい。すまん」
ポーラ「ええー! 面白そうじゃないですか、やりましょーよゲーム!」
8: 以下、
千歳「そうねー。日頃の愚痴とか雑談するのも飽きたし」
那智「一つやってみるか」
提督「……」
提督(俺はバカだ)
千歳「どんなゲームする?」
那智「そうだな……こういう場でやるゲームといえば何なんだろうな?」
千歳「王様ゲームとか」
提督「やめてくれ」
千歳「え?」
提督「そのゲームは一歩間違えると大変なことになるんだ。昨日痛感した」
那智「隼鷹たちとゲームもしたのか」
ポーラ「大変なことってなんですかー?」
提督「それは……俺だけの問題じゃないから伏せておく」
ポーラ「むー、気になるー!」
9: 以下、
千歳「王様ゲームをやったってことは、ひょっとして他のゲームも?」
提督「やったな」
千歳「参考にしたいので聞かせてもらえませんか!」
提督「いいけど……俺は参加しないぞ?」
那智「うむ、同じのを何回もやるのはつまらないしな」
提督「そういう事じゃなくて」
千歳「山手線ゲームは?」
提督「ああ、やったよ」
那智「愛してるよゲームはどうだ」
提督「……やった。お前らすごいな、もう全部言い当てた」
那智「なに? たった3つか?」
千歳「定番ですねぇ」
提督「そうだな。捻ったものはやってないな」
10: 以下、
千歳「うーん……その3つ以外のゲームか……」
千歳「それじゃあ、第一印象ゲームなんてどうです?」
ポーラ「なんですかーそれー?」
那智「説明しよう」
那智「まずジャンケンでお題を言う人を1人決める」
那智「仮に私だとして、『この中で1番酒が強い人』というお題を言ったら」
那智「それぞれが、自分の中で思う『1番酒が強い人』を指差すんだ」
那智「そして1番多く指差された者は罰ゲームを受ける」
提督(また罰ゲームか)
ポーラ「おおーなるほど! じゃあこの中だとー」
ポーラ「私が罰ゲームを受けてしまうんですねー! 怖いなぁー」
千歳「え?」
那智「ん?」
ポーラ「?」
11: 以下、
千歳「いやー……私なんじゃない? 自分で言うのもおかしいけど」ウフフ
那智「私も強い自信があるぞ」フフッ
ポーラ「えーでもでもー、私はいつもお酒を隠し持ってますし、お酒を愛してますよー?」ニコッ
千歳「は?」
那智「やるか」
ポーラ「むふふー」
バチバチバチ
提督「おいこら! 唐突に喧嘩を始めるな!!」
那智「喧嘩? 何を言ってるんだ」
千歳「お酒の強さを張り合うなんて、ねえ?」
ポーラ「私たち立派なオトナですよー?」
提督「ゴングが鳴る寸前だったよな」
千歳「気のせいですよー。あ、そうだ! やり方も分かったことだし」
千歳「早始めましょう!」
12: 以下、
那智「うむ、やるか!」
ポーラ「やりましょー! ではジャンケンを!」
提督(なんか、昨日の3人とは違う意味で嫌な感じがする)
提督「……ところでポーラ」
ポーラ「?」
提督「明日から毎日、ザラに身体検査をしてもらうからな」
ポーラ「!!」
――――
ポーラ「……ではポーラからいきますねー……」ズーン
提督(かなり落ち込んでるな。けど自業自得だ)
提督「というか……! 何で俺も参加側なんだ!?」
那智「人数は多い方が楽しいだろう。悪いようにはしない」
千歳「付き合ってください? ね?」
13: 以下、
提督「……はぁ」
提督「分かったよ。ただし条件がある!」
千歳「なんですか?」
提督「罰ゲームでキスはNGな」
那智「なんだ、そんなことか。了解した。条件を呑もう」
提督「ホッ」
千歳「んー、だとしたら、罰ゲームどうしようかしら」
提督(……まさかキスにするつもりだったのか?)
ポーラ「はーい、提案があります!」
那智「どうぞポーラ君」
ポーラ「罰ゲームはー、身につけている物を1枚脱ぐっていうのはどうでしょーか!」
提督「!?」
14: 以下、
提督「な、何を言って……!」
千歳「えぇ? それはちょっと」カァァ
那智「酒の席とはいえハメを外しすぎるのはな」カァァ
提督(ああ……よかった。やっぱりこいつらは悪ノリをしない)
ポーラ「だいじょーぶですよ! 服を脱ぐとー、開放感があって気持ちいいんですよー」エヘヘー
提督「何が大丈夫なんだ」
ポーラ「それにー、2人ともアルコールがまわって熱くないですか?」
千歳「まあちょっとだけ」
那智「確かに熱いが、脱ぐほどかと言われるとな」
提督「諦めろポーラ。同意が得られない以上は無理だ」
ポーラ「むむー……」
ポーラ「……あのー、ちょっといいです? 千歳さん那智さんとお話タイムを」
提督「は?」
15: 以下、
千歳「なあに?」
那智「密談か」
ポーラ「耳をかしてください」チョイチョイ
提督「なぜ俺を省く」
ポーラ「まあまあ、ちょっと待っててください」
提督「俺に知られるとマズイのか?」
ポーラ「すぐ終わりますよー」フフー
提督「……」
那智「で、なんだ」ヒソヒソ
千歳「提督に聞かれたくないような話?」ヒソヒソ
ポーラ「はい。えーっと、単刀直入に聞きますけどー」ヒソヒソ
16: 以下、
ポーラ「見たくないですかー?」
千歳「?」
那智「なにを」
ポーラ「提督のはだか?」
千歳・那智「っ!?」
ポーラ「ほら、鎮守府のスタッフってほとんど妖精さんですし」
ポーラ「男の人のはだかって、なかなかナマで見るチャンスないですよねー」
千歳・那智「……」
ポーラ「それに提督ってー、いつも自室のお風呂で入浴しちゃいますし」
ポーラ「夏にみんなで海に行っても泳がず、ただみんなを見守ってるだけで」
ポーラ「体を見せようとしないじゃないですか」
ポーラ「きょーみありません?」ニヤリ
千歳・那智「…………」
17: 以下、
ポーラ「提督って軍人ですから、結構鍛えてると思うんですよー」ニコニコ
ポーラ「その肉体美を観賞するチャンスだと思うんですよー」ニコニコ
千歳・那智「………………」
ごくり
提督(くそ、何を話してるのか聞き取れない!)
提督(ポーラのやつ悪い顔をしてたし、ろくなことを…)
ポーラ「話し終わりましたー!」
提督「! そ、そうか」ビクッ
ポーラ「はい、お待たせしました! 始めましょうか! 
ポーラ「第一印象ゲーーム!」
ポーラ「罰ゲームはぁぁ、身につけている服を1枚脱ぐぅぅ!!」ビシッ
提督「……あのなポーラ。それは却下され…」
千歳「上等よ」パキッ コキッ
那智「ああ、腕が鳴るな」シュッ シュッ
提督「!?」
18: 以下、
また書き溜めたら更新します
艦娘たちと飲んでみたいけど、酒に弱い自分…
20: 以下、
逆に考えるんだ、酒に飲まれちゃってもいいさと
25: 以下、
提督「おい、さっきと言ってることが違うぞ!」
那智「何の話だ」ジーーー
千歳「記憶にないです」ジーーー
提督「何で俺の体を舐めるように見るんだ!?」ゾクッ
ポーラ(ふふふ、仕返ししますよー提督ー♪)
ポーラ「ではいきまーす! この中で1番背の高い人!」
提督「!?」
ビシッ
ポーラ「あー、みんな提督に指差してますねー」
提督「そりゃそうだろ! 俺以外いないからな!」
千歳「そ、そうですか? 那智とか背が高い方ですし」
提督「じゃあ那智を指差せばよかっただろ」
千歳「でも提督の方が高いと思ったので」
提督「酷い!」
26: 以下、
那智「差されてしまったものはしょうがない。早く脱ぐんだ」
提督「分かったよ……ったく」スッ
提督「ほら、帽子だ」
ポーラ「えーずるいですよー!」
提督「一応身につけてるものに入るだろ」
ポーラ「ちっ」
千歳・那智(ちっ)
千歳「次、私ですね」
千歳「そうだなー……この中で1番ヒゲが濃い人、とか」
提督「!!」
ビシッ
ポーラ「あーまた提督だー」クスクス
提督「そりゃそうだろ男だからな!! この中じゃヒゲ濃いの俺くらいだろ!!」
那智「でも千歳とか濃そうじゃないか?」
千歳「なっ、失礼ね!」カァァ
27: 以下、
千歳「私は那智の方が濃いと思うけど!」
那智「なんだと!?」カァァ
提督「待て待て、分かった……俺でいいから喧嘩はやめろ」ヌギヌギ
千歳・那智「!」ドキドキ
パサッ
ポーラ「おー、軍服の下はそうなってるんですねぇ」フフフ
提督「ただのシャツだろ」
千歳「でも、なんか新鮮ですね」
那智「うむ」
提督「いいから早く次にいってくれ」
那智「ああ、私か。どうしたものか」
那智「……よし! この中で1番声が低い人」
提督「」
ビシッ
28: 以下、
ポーラ「うふふー、またまた提督ぅー」
提督「……そうか、そういうことか」
ポーラ「え?」
提督「お前ら俺を嵌めようとしてるな?」
ポーラ・千歳・那智「!!」ギクッ
提督「誰が1番声が低いかなんて考えるまでもないしな! 背の高さも、ヒゲの濃さも!」
那智「それは……」
千歳「でも声を低く出せるのは那智かもしれないし」
提督「男の俺を差し置いてか?」
千歳「あぅ……」
ポーラ「ふふふ」ニヤニヤ
提督「!」
ポーラ「バレちゃあ仕方ありませんねー」
提督「や、やっぱりお前が首謀者かポーラ!」
29: 以下、
ポーラ「ええ、そうです! われわれ3人は!」
ポーラ「提督のはだかを見たいという欲望のために結託したんですよ!」フハハハ!
提督「俺の裸!? そんなもの見て何になるんだ!?」
千歳「いえ……その……」モジモジ
那智「興味本位……」モジモジ
提督「興味本位!?」
千歳「だって提督、かたくなに裸を見せようとしないじゃないですか」
提督「ところ構わず脱いでたら変態だろ」
那智「そういう意味じゃない。風呂も自室で済ませるし、夏に海に行っても水着に着替えすらしないのはなぜだ?」
千歳「っていうか軍服のままで暑くないんですか?」
提督「……あのな。大浴場にいかないのはお前らに気を遣ってるからで」
提督「海で水着に着替えないのは着替える必要がないからだ」
提督「ずっと軍服なのは軍服を気に入ってるから」
ポーラ「ぷっ、へんなのー」クスクス
提督「いいだろ別に、人の勝手だ」
30: 以下、
那智「なるほど、風呂と軍服の件は分かった。だが水着に着替える必要がないというのは?」
提督「泳ぐ気がないからな。艦娘たちの安全確認の方が大事だ」
千歳「えー! せっかく遊びに来てるのに?」
提督「艦娘の人数がどれだけか知ってるだろ。仕方ないことだよ」
ポーラ「……ふむふむ」
ポーラ「意外にちゃんとした理由ですねぇ。てっきり泳げないからだと思ってましたー」
那智「私は艦娘たちの水着姿をこっそり楽しんでいるのだとばかり」
千歳「それね。提督、艦娘の間でむっつりスケベの称号を授与されてるの知ってます?」
提督「……マジか。まあそう思われても仕方ないけど……」
提督「とにかく、そういうことだ。体を見せたくないから色々やってるわけじゃないんだ」
ポーラ「……」
提督「だからもうこんな罰ゲームはやめよう、な?」
千歳・那智「……」
31: 以下、
ポーラ「わかりました」
提督「本当か?」
千歳「はい。もう罰ゲームはやめましょう」
那智「第一印象ゲームもやめよう」
提督「え。いや、そこまでしなくても……」
ポーラ「そのかわり」
ポーラ「脱いでください」
提督「……へ?」
千歳「」ガシッ
那智「」ガシッ
提督「!?」
ポーラ「というか脱がせまーす」ワキワキ
提督「ま、待て、おかしい! どうしてそっちの方向に……!」
32: 以下、
千歳「だって、裸を見せたくないわけじゃないんですよね?」
那智「裏を返せば裸を見せてもいいということだろう?」
提督「その理屈はおかしい!」
ポーラ「イッツショーターイム」グフフ
提督「話を聞け!」
ポーラ「はーいぬぎぬぎしましょーねー」ヌギヌギ
提督「変態っぽい喋り方やめろ!!」
提督「わ、分かった。自分で脱ぐから! だから押さえつけるな!」
ポーラ「その保証がどこにあるんですかー?」
提督「よく考えたら、確かに裸を見られるくらいどうってことないと思ってな」
提督「脱がされる方がよっぽど恥ずかしい。だからせめて自分で脱ぐ」
ポーラ「ほーう」
ポーラ「では脱いでもらいましょーか」スッ
千歳・那智「」スッ
提督(……結局こういう悪ノリにシフトするんだな)ハァ
33: 以下、
提督(反省させるために酒の仕入れを少なくしてやろうか)ヌギヌギ
提督(……反乱が起きるからやめとこう)パサッ
千歳・那智・ポーラ「!」ドキッ
ポーラ(シャツの下はタンクトップ……!)ドキドキ
那智(こ、これはなかなか……)ドキドキ
千歳(いい)ドキドキ
提督「……なあ」
提督「これで大体体つきとか分かるだろ。もうこれ以上は…」
千歳「ダメです」
那智「約束だろう」
ポーラ「自慢の肉体美を披露してください」
提督「誰も自慢してない」
34: 以下、
提督「はぁ……全く」
ヌギヌギ
千歳・那智・ポーラ「……」ジーー
提督「ほら、これでいいか」パサッ
千歳・那智・ポーラ「!!」ドキッ
ポーラ(こ、これは)ハァ ハァ
那智(細身でありながら筋肉質な肉体)ハァ ハァ
千歳(いい!)ハァ ハァ
提督「お、おい……目が怖いのは俺の気のせいか」
千歳「提督」
提督「?」
千歳「体、触ってもいいですか?」
提督「は?」
35: 以下、
千歳「お願いします、ちょっとだけ! 1回だけ!」
提督「何で…」
千歳「減るものじゃないしいいじゃないですか。せめて腕だけでも!」
那智「私は胸筋を予約しておこう」スッ
ポーラ「じゃあ私は腹筋で!」スッ
提督「並ぶな!!」
ポーラ「逆に聞きますけど、どうしてダメなんですか!」
提督「いや、別にダメとは言ってない」
ポーラ「えっ」
提督「何で触りたいのか理由を聞きたかっただけだ」
千歳「そこに筋肉があるからです!」
提督「それ山だろ」
那智「あながち間違いでもないがな」フフッ
提督「うるさい」
36: 以下、
提督「分かったよ。ただし寒いから早くしてくれよ……」
ポーラ「えー暑いですよー!」
提督「そりゃお前らはアルコールが入ってるからな」
――――
スタスタ
千代田「まったく千歳お姉ったら! 鳳翔さんのとこで飲んでるかと思ったら執務室だなんて」
ザラ「お互い苦労するわね」
千代田「普段は私よりしっかりしてるんですけどね……お酒を過剰摂取するとひどくて……」
ザラ「まだいい方よ。ザラの妹はいつもヘラヘラしてて」
千代田「そういえば常に飲んでますね。肝臓大丈夫なんですか?」
ザラ「心配なの……そろそろお医者にかけないと」
ワイワイ キャーキャー
千代田「ん、執務室がやけに騒がしい?」
ザラ「提督に迷惑をかけてる匂いが……」
37: 以下、
千代田「千歳お姉も、へんなことしてないといいけどなぁ」
ザラ「へんなこと?」
千代田「はい、例えば……」
千歳「わぁー、すごくカターい♪」
千代田・ザラ「!」ビクッ
千代田「……お姉の声だ」
ザラ「な……何がカタいんでしょう」
千代田「さ、さあ」
那智「うむ、カチカチだ。とても逞しいな提督」
提督「恥ずかしいから感想言うのはやめてくれ」
ポーラ「やめられないとまらない?」
提督「あんまりベタベタ触るなよ」
千代田・ザラ(逞しい? ベタベタ触る?)ドキドキドキ
38: 以下、
ザラ「あの……これって……」ドキドキ
千代田「ち、違いますよ! きっと何かの間違いです」ドキドキ
千歳「提督、力を入れてみてください」
提督「何でだ」
千歳「これよりもっと太くならないんですか?」
千代田・ザラ(もっと太く?)ゴクリ…
那智「本気を出せば丸太サイズになるだろう」
千代田・ザラ(丸太サイズ!?)ガーン
提督「あのな、マンガじゃないんだから……ぐあっ!?」
ポーラ「えへへ?、提督の弱点はっけーん」ナデナデ
提督「へ、へんなとこを触るな!」
千代田・ザラ(あわわわわわ)カァァ
39: 以下、
ポーラ「もっと触っちゃえー!」
提督「怒るぞポーラ! やめ…」
バンッ!
千代田「ストーーーップ!!」
ザラ「4人で何をしてるのーーー!!」
提督・千歳・那智・ポーラ「…………」ポカーン
千代田「あれ」
ザラ「これ……ホントにどういう状況?」
――――
千代田「罰ゲームで1枚脱衣って、やっぱりいかがわしいことしてたんだ」ジトー
千歳「で、でも脱いだのは提督だけだし」
千代田「そういう問題じゃない!」
提督(脱いだというか脱がされたんだけどな)
40: 以下、
那智「まあまあ、酒が回って気が高ぶってたんだ。許してやってくれ」
ザラ「那智も仲間でしょ!」
ポーラ「ねーねー、それよりー」
ポーラ「ザラ姉様たちはどんな勘違いをしてたのかなー」ニヤリ
ザラ「えっ?」
ポーラ「顔が赤ワインみたいに真っ赤っかー、だったよねー」ニヤー
千代田「えと、その……」カァァ
ザラ「そ、それよりポーラ! またお酒を飲んで!」
バッ
ポーラ「うあー、とりあげないでぇー」
那智「今夜くらいは飲ませてやってもいいだろう」
千歳「そうよ。最近はお酒を控えているって情報を耳にしたし」
ザラ「なんて信頼できない情報……」
ポーラ「ウソじゃないですよー! ポーラもちょっとは反省してるんです!」
46: 以下、
ポーラ「こうやってみんなで楽しく飲むために、朝も昼もガマンしてるんですよー!」エッヘン
千代田「まるですごいことみたいに言ってるわね」
那智「ポーラにとってはすごいことだぞ?」
ザラ「そうね。それがホントなら、とっても良いことだけど」
ポーラ「なのでお願いしますぅー、夜くらいは飲んでもぉー」ウルウル
ザラ「……ふー」
ザラ「分かった、そういうことなら」ヤレヤレ
ポーラ「やったー! ザラ姉様だいすきー!」
千歳「よかったわねポーラ」ニコニコ
千代田「千歳お姉? お姉もあんまり飲みすぎないようにしなきゃダメだよ?」
千歳「はーい、わかってます」
千代田「本当に分かってるのかなぁ」
那智「私がついてるし大丈夫さ」フフ
千代田「那智さんも那智さんですけどね」
提督(……ポーラが酒を隠し持ってること、明かしたらどうなるんだろう)
提督(ただ飲んでるかどうかは分からないしな……)
48: 以下、
ポーラ「あ、そうだ! ザラ姉様たちも、いっしょにゲームやりませんかー?」
ザラ「ゲーム?」
千代田「まさか服を脱ぐやつ……?」
千歳「それは罰ゲームだし、もうやめる予定だったから」
那智「別の新しいゲームをしよう!」
提督(結局俺が酷い目に遭っただけだな)
那智「2人とも、この後の予定はないんだろう?」
千代田「ええ、ないですね」
ポーラ「お酒飲みながらー、わいわいやりましょうよー」エヘヘ
ザラ「……そうね。たまにはいいかも」
千代田「ですね。お言葉に甘えようかな」
千歳「よし、飲み仲間ゲット!」
那智「盛り上がっていくぞー!」
ポーラ「おー!」
提督(デジャヴだ)
49: 以下、
那智「で、次はなにをする?」
千歳「なにしようねー」
ポーラ「定番のやつはやめませんかー? 『おりじなりてぃ』を追求しましょう」
提督「オリジナリティ?」
ポーラ「はい! 私たちでゲームを考えるんです!」
ザラ「すごく危険な予感がするんだけど……」
提督「だな」
千代田「例えば、どんなゲームにするの?」
ポーラ「んー……」
那智「そうだな……こういうのはどうだ」
那智「まず1人を選んで、残りの皆は輪を作って座る」
千歳「ほうほう」
那智「選ばれた1人は手にハンカチを隠し持って、その輪をグルグル回る」
ポーラ「ふむふむ」
那智「回っている間に、誰か1人の後ろにハンカチを落とす」
提督「説明しているところ悪いがちょっと待て」
50: 以下、
那智「何だ?」
提督「それハンカチ落としだよな。既存の遊びだろ」
那智「む、そうだったか?」
千代田「子供の時によくやったわ」
那智「じゃあ却下だな。残念だ」
千歳「待って、ハンカチを別のものに置き換えたらどうかしら」
ザラ「別のもの?」
千歳「ハンカチくらいの大きさで、落としても音で気づかれないような」
ザラ「そんなものあるかしら」
ポーラ「んー……あっ」
ポーラ「ぱんつとかどうでしょう!」
提督「なんでその案が出てきた」
ポーラ「だってパッと見ハンカチですし」
那智「ふむ……アリだな」
提督「ナシだろ! 却下だ却下!」
51: 以下、
ポーラ「じゃあポーラの使いましょー」ヌギヌギ
提督「話聞いてたか!?」
ザラ「やめなさいポーラ!!」ビシッ
ポーラ「あう」
提督「ありがとうザラ、助かった」
ザラ「ザラの義務でもあるから」bグッ
千代田「もっと違うゲームにしよう! シンプルで楽しめるやつ!」
千歳「意外に悩むわねぇ」
那智「うむ……」
那智「よし、じゃあこういうのはどうだ」
那智「1人が目隠しをして、他の奴がそいつの前に『あるもの』を差し出す」
那智「目隠しした1人は、それが何なのかを視覚以外の方法で確かめ、推理する」
千歳「おお、すごいシンプルね」
千代田「なんか怖いなぁ……」
52: 以下、
ザラ「でも楽しそう! ザラは賛成よ!」
ポーラ「ポーラもー!」
提督(これもまた危険な匂いがするけど……ザラと千代田がいるし、大丈夫か?)
提督「よし、じゃあそれをやるか」
那智「提督から許しも出たな。ではジャンケンだ!」
――――
ポーラ「てーとくー、見えるー?」
提督「見えない」
ポーラ「ホントにー?」
提督「ああ」
提督(……俺、こういう場でよく貧乏くじを引くよな……)
53: 以下、
ポーラ「えい」ピラッ
ザラ「わっ、ちょっとポーラ!」ササッ
提督「?」
ポーラ「うん、見えてないねー」
千代田「か、確認のためにパンツを見せるなんて……」
提督「!?」
ザラ「しかも自分のじゃなくてザラのを!」ビシッ
ポーラ「いてっ! ふふ、ごめんなさーい」
ザラ「て、提督……ホントに見えてない……?」カァァ
提督「安心してくれ」
那智「提督が狼狽えていないということは、そういうことだな」
ザラ「そう、よかった」
千歳「じゃあ問題を探しましょう! これとかどう?」
提督(やれやれ……)
54: 以下、
那智「それは簡単すぎるだろう」
ポーラ「じゃあこれ!」
ザラ「ええ……それはちょっと」
提督(気になる)
千代田「あっ、これはどうですか」
那智「いい線だが、もっと捻りを入れよう」
提督(捻り?)
千代田「じゃあこれは?」
ザラ「あー、なるほど」
ポーラ「いいと思います!」
那智「決定だな」
千歳「決まりました提督! どうぞ!」
提督「目の前にあるのか?」
千代田「テーブルの上に置いてあるから」
提督「分かった」
55: 以下、
提督「えっと……見る以外ならどんな確かめ方でもいいんだよな?」
那智「そうだ」
提督(まず触ってみるか)
サワサワ
提督(ん? なんだこれ、硬いぞ)サワサワ
提督(というか結構デカイし……)サワサワ
千代田「ち……ちょっと提督、なんか手つきがエロいんだけど」
提督「は?」
千歳「うん、なんか……ね」
ザラ「わざとやってる?」
提督「バカ言うな、普通に触ってるだけだぞ」サワサワ
那智「だがまるで女性の体を扱うかのような……」
ポーラ「えっちです」
提督「どうしろと!?」
56: 以下、
那智「いや、故意でないならいい」
提督「ったく……」
提督(しかしこの形……これはもしかして……)サワサワ
提督「答えいいか」
千代田「えっ、もう分かったの?」
提督「瑞雲」
千歳「すごーい! 正解!」
提督「当たりか。というか、こんなサイズのものを持ち出してくるなよ」
那智「意外性を重視してみた」
提督「確かに意外だけどな」
ポーラ「じゃあー、次はザラ姉様ー!」
ザラ「まかせて! 提督の記録を塗りかえるわ!」
提督「そういうゲームなのか……?」
57: 以下、
――――
ザラ「まだー?」ワクワク
ポーラ「いま選んでるとこー」
提督(すごい楽しそうだな)
提督(というか目隠ししてる姿が、どことなく艶かしいというか……危険な香りが……)
千代田「提督、ちゃんと選んでる?」
提督「あ、ああ。このコップなんてどうだ」
千代田「言っちゃってるし」
提督「あ」
千歳「ちゃんと選んでくださいね」
提督「……悪い」
那智「よし、これにするぞ」
千代田「それですか?」
提督(酒瓶か)
58: 以下、
ポーラ「えー、簡単すぎじゃないですかー?」
那智「あまり捻りすぎもよくないだろ」
提督「お前俺の時なんて言ったか覚えてるよな」
千歳「まあまあ。あんまり難しいの続いてもお題がなくなっちゃいますし」
ザラ「決まったの?」
那智「ああ、今置いた。当ててくれ」
ザラ「よーし!」
サワサワ
ザラ「ん? 冷たくてカタいわ」サワサワ
ザラ「ツルツルしてるし、下が太くて……上のほうが細い……」サワサワ
提督「……」
ポーラ「これもなかなかえっち」ボソッ
千代田「しっ!」
千歳「でもそういう行為を予想しちゃうわね」ポッ
那智「だな。男のあれを…」
提督「自重しろお前ら、叩くぞ」
59: 以下、
ザラ「分かった、お酒のビン!」
ポーラ「ぴんぽーん」
ザラ「やったわ! でも提督より時間かかっちゃった……」
提督「いや、俺より早かったぞ」
ザラ「ホント?」
那智「ああ、今のトップはザラだな。次は誰の番だ」
千歳「私ね! よーし、記録を抜いてみせるわ」
ザラ「ふふっ、やれるものならやってみなさい!」
提督(もう完全にそういうゲームか)
――――
ザラ「はいどーぞ」
千歳「もう決まったの?」
ポーラ「目の前に置いてありますよー」
提督(島風の連装砲ちゃんとは。よく持って来れたな)
60: 以下、
千歳「いくわよー」サワサワ
連装砲「きゅ!」
千歳「!?」ビクッ
千歳「ね、ねえ……これもしかして生き物?」
千代田「さあ」
那智「確かめれば分かる」
千歳「怖いんだけど……」サワサワ
連装砲「きゅきゅー」クネクネ
千歳「やっぱり動いてる! 生き物だ!」
ザラ「ふふ、くすぐったいのね。可愛い」ヒソヒソ
ポーラ「あんなに柔軟に動いて、何製なんでしょうか」ヒソヒソ
提督(それは俺も気になってる)
千歳「はい! 分かった!」
那智「お、早いな。答えをどうぞ」
61: 以下、
千歳「連装砲くんでしょ!」
連装砲「!?」ガーン
ザラ「ざんねーん! 答えは連装砲ちゃんでした!」
千歳「え?」
連装砲「きゅー! きゅきゅきゅー!」プンスカ
那智「『生えてない』と怒ってるぞ」
千歳「ごめんね! だって形が似てるから……」
連装砲「きゅーきゅー!」スタスタ
バタンッ
ポーラ「あらー、機嫌を損ねてしまいましたねー」
千代田「まあ、女の子に対して男だなんて言うのはねえ」
千歳「明日お菓子を持って謝りに行くわ」
提督「……」
提督(というか、連装砲の性別はどうやって見抜くんだ)
62: 以下、
那智「さて、次は私だな。腕が鳴る」
千歳「ちょっと待って、私クリアしてないんだけど!」
那智「チャンスは1人1回だ」
千歳「そんなぁ」
ポーラ「落ち込まないでー。2週目をやればいいじゃないですかー」
千歳「2週目! なるほど!」
提督(俺は絶っ対やらないぞ)
ザラ「じゃあお題を選ぶわね」
――――
千代田「那智さん、ちゃんと目隠しできてます?」
那智「安心してくれ。私は卑怯なことが大嫌いなんだ」
提督「よし、じゃあ決まったから置くぞ」
那智「ん? 提督が決めたのか」
提督「ああ」
63: 以下、
那智「変なものじゃないだろうな」
提督「は?」
那智「例えば自分の下半身を…」
ビシッ
那智「痛っ」
提督「どうして下ネタに走るんだ。馬鹿言ってないで始めろ」
那智「冗談が通じないのか、全く」サワサワ
那智「……なんだこれは?」サワサワ
提督(俺の帽子)
ザラ「かなり簡単よね」
千歳「もっと複雑なものにすればよかったのに」
提督「それを見つけるまでに時間がかかるだろ」
那智「……ふむ」
那智「匂いを嗅いでみるか」
提督「!」
64: 以下、
提督「お、おい、そこまでする必要あるか?」
那智「分からないから仕方ない。嗅覚を使ってみる」
提督「……」
那智「ふむふむ……」スーハー
那智「なるほどなるほど」
提督(恥ずかしい)
那智「提督よ」
提督「?」
那智「この帽子、悪くない匂いだ」
提督「分かってるならさっさと言えよ!!」スパーン!
那智「痛っ。いや、帽子なのは分かったんだ。問題は誰のかという…」
提督「そこまで追求しなくていい! というかお前は犬か!?」
那智「犬ほどではないが嗅覚には自信がある」フフッ
提督「褒めてないからな!!」
65: 以下、
千歳「あー、でも分かる。提督の匂いってなんとなく独特ですよね」
提督「!?」
ポーラ「わかりますー! こう……なんとも言えない匂いですよねー」
提督「そ、そんなに俺は臭いのか。反省して改善に努めるよ」
千歳「ああ違いますよ。匂いが強いとか臭いとかじゃなくて、また別の……何て言うんだろう」
ザラ「フェロモン?」
千歳「そうそれ!」
ポーラ「まさしくですね! ザラ姉様も分かりますよねー?」
ザラ「ううん、私はちょっと」アハハ
提督「フェロモン……自分のことなのにさっぱり分からん」
千代田「……」
千歳「千代田は分かるでしょう?」
千代田「えっ……いや、私もちょっと……」
千歳「でも執務室の掃除の時、たまに提督の帽子が置いてあると、こっそり嗅いだりしてるじゃない」
千代田「!!」
66: 以下、
千代田「あ、あれは違っ……なんか変な匂いがするなーって思って!」アタフタ
提督「」グサッ
千歳「ふぅん。じゃあ嗅いだあとにポッって顔が赤くなるのは?」
千代田「うっ……! っていうかお姉、なんでそれ知ってるの!?」
千歳「そりゃ私も掃除の担当一緒だし。ゴミを捨てに行くと見せかけて、こっそりね」
千代田「っ……!!」カァァ
那智「なあ。話しているところ悪いが、次は千代田の番だぞ」
千代田「それどころじゃないです! いいお姉? 顔が赤くなったのはキツイ匂いのせいだから!」
提督「」グサグサッ
ザラ「千代田! 提督に鋭いナイフが刺さってるから!」アセアセ
千代田「だってそれ以外に説明のしようがないですもん!」
千代田「提督、今度から帽子を深く被らない方がいいわよ! 匂いが酷いから!」
提督「……はい……」
67: 以下、
千歳「こら千代田! 言い逃れようとして提督を傷つけるなんて!」
千代田「元はといえばお姉のせいでしょ!?」
ポーラ「2人ともー、おーちーつーいーてー!」
那智「はぁ……やれやれ。飲みは一時中断だな」
キャーキャー ワイワイ
青葉「ふー、今日も今日とてカオスですね」
青葉「青葉も参加しようかなー……っと言いたいところですが」
青葉「昨日のが結構響いてるので、今日はやめにしましょう」ズキズキ
青葉「では、みなさんごゆっくり」
スタスタ
青葉「と、その前に」
青葉「『千代田さんはこっそり提督の帽子の匂いを嗅いでいる』っと」
青葉「記事にはしませんが、これはナイスネタ」
青葉「職業柄ってやつですかねー。いやぁ怖いです」
スタスタ
68: 以下、
那智「ほら、皆一旦深呼吸しよう」
ポーラ「そうですよー頭を冷やしましょー」
提督「やめたほうがいいぞ」
ポーラ「え?」
提督「俺のキツイ匂いが鼻に入る恐れがある」
ザラ「ダメージが深刻!?」
千歳「ほら千代田! 提督に謝りなさい!」
千代田「ううっ……で、でも顔が赤くなったのに深い意味はないからね!」
那智「じゃあどんな意味で赤くなったんだ」
ザラ「那智! ややこしくなるから入らない方が…」
千代田「なんで言う必要があるんですか!!」プンプン
ザラ「ほらー、もー……」
ポーラ「あー! 飲もうと思ってたワインが無くなってる! 高いやつなのにー!」
ザラ「もう充分飲んだでしょ! ガマンしなさい!」
ポーラ「うえーんたのしみだったのにぃー」シクシク
ガヤガヤ キャーキャー
69: 以下、
――
――――
――――――
――翌日――
提督「」ズーン
陸奥「あらあら、元気がないわね提督」
提督「はは……昨日の夜、ちょっと色々あってな」
陸奥「はあ……」
提督「なあ陸奥」
陸奥「何?」
提督「俺って臭いか」
陸奥「え!? き、急にどうしたの?」
提督「いや……ごめん、忘れてくれ」
陸奥「……」
陸奥(一体なにがあったのかしら。こんなに落ち込んでる提督を見るの初めてかも)
陸奥(できるなら元気づけてあげたいけど……あっ)
陸奥「そうだわ!」
提督「……?」
70: 以下、
陸奥「ねえ提督、今日の夜空いてるかしら」
提督「え」
陸奥「久々にお酒飲まない? 鳳翔さんのお店で…」
提督「断る!」
陸奥「へ?」
提督「あ……いや、その……悪い。そういう気分じゃないんだよ」
陸奥「でも疲れてるみたいだし、なにか気分転換は必要だと思うわ」
陸奥「私と2人が嫌なら、他の艦娘にも声をかけて…」
提督「それはもっと嫌だ! やめてくれ!」
陸奥「そんなに拒絶すること!?」
提督「いや違う。陸奥や他の艦娘が嫌だとか、そういう理由じゃないんだ」
提督「ただ」
陸奥「ただ?」
提督「酒が怖い」
陸奥「……本当に何があったの」
おわり
71: 以下、
漢字ミスとか終わらせ方強引で申し訳ない
読んでくださってありがとうございます、依頼出してきます
73: 以下、
乙でした
那智さんクンカーになれる素質有りですなあ(期待)
元スレ
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1486050120/
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