男「体だるい……これ絶対インフルエンザだわ。体温を測ってみるか」back

男「体だるい……これ絶対インフルエンザだわ。体温を測ってみるか」


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1:
男(俺の見立てでは、38……いや39℃は固いな)
男(よっしゃ、そんだけあれば堂々と会社休めるぞ!)
ピピピッ ピピピッ
男「どれどれ……」
『36.2』
男「は!?」
引用元http://viper.2ch.sc/test/read.cgi/news4vip/1488199736
2:
え、なに、続くの?
3:
今年のインフルは熱でないらしいぞ
毎年言われてるような気がするけど
5:
あるある
6:
頭痛で熱測ると大体平熱
だるくて測る時はほぼ38度越え
7:
男「バカな……こんなバカな!」
男「この体のだるさ、火照りで……36.2℃なわけがない!」
男「いや、きっと測り方がおかしかったんだ!」
男「もう一回……」
ピピピッ ピピピッ
男「今度こそ……」
『36.2』
9:
ただの寝不足だろ。
ダルくて頭がボヤボヤして火照ってるからな。
10:
男「なんでだよ! なんでなんだよォォォ!?」
男「このつらさ……最低でも39℃はあるはずなんだよ!」
男「もう一度……もう一度だ! 三度目の正直だァァァァァッ!!!」
ピピピッ ピピピッ
『36.2』
男「うひょおおおおおおおおおおおおおおおおおおおっ!!!」
12:
男「このクソ体温計が!」
男「こうなったら、先っちょをこすって、熱湯にブチ込んで、火であぶってから、測ってやる!」
男「そうすりゃあ……絶対……!」
男「イヒヒヒヒ……」ゴシゴシゴシ
男「イヒヒヒ、ハハハハハハハハハッ!」ゴシゴシゴシゴシゴシ
妻「どうしたの、あなた!?」
14:
男「ああ、お前か」
妻「さっきから怒ったり笑ったりしてるけど、なにかあったの?」
男「聞いてくれぇ!」
男「だるい! 36.2℃! インフルエンザ! 体温計! 会社!」
妻「なるほど、そういうことね」
男「よく分かったな」
妻「長い付き合いだもの」
16:
妻「その体温計古いやつだから、こっちでもう一回測ってみれば?」
男「おお、そりゃあいい!」
男「ぐへへへ……脇の下に差し込んでやるぜぇ……」ズブブッ
ピーッ
男「さて、何度かなぁ??」
『36.2』
男「……」
17:
オムロンじゃなくテルモの体温計に変えてみるしかないな
18:
ここまで変わらないってすごいね
19:
お前の体の恒常性なんなんだよ
20:
男「納得いかない……! 納得いかない、が……!」
男「事実は事実……受け入れるしかない……!」
妻「でも体調悪いなら、休んだ方が……」
男「熱がない男に休暇をくれるほど、会社は甘くないのさ……」
男「じゃあ……行ってくる!」
妻「無理しないでね」
23:
ガタンゴトン…… ガタンゴトン……
男(こんなにだるくて火照っててインフルエンザなのに会社行かなきゃならないなんて……)
男(俺はなんて不幸なんだ!)
男(久しぶりにざわざわ森のがんこちゃんとか見れると思ったのにぃ?????!)
24:
―会社―
男「おはようございます、課長」
課長「うむ、おはよう」
男「ところで課長」
課長「なんだね?」
男「実は私……病気なんです」
課長「な、なんだと!?」
26:
男「体はだるく、火照り、精神的にも参っているのです」
課長「そりゃ大変だ……」
男「間違いなくインフルエンザなんです!」
課長「今、流行ってるからねえ……」
課長「ならば、今日はもう退社しなさい」
男「でも……体温は36.2℃なんですぅ?……」
課長「……へ」
28:
いい上司やんけ
30:
課長「熱がないのなら、インフルエンザではないようだねぇ」
男「いや、そんなことありません!」
男「このだるさ! この火照り! この体の痛み!」
男「絶対熱あるんです! 39℃はあるんです! おかしいんです! 世の中間違ってるんです!」
男「私は間違いなく病気なんだ! インフルエンザなんだ! そうに違いないんだ!」
男「ねえ課長!? 私、病気ですよね!?」
課長「う、うむ! 君は病気だよ!」
課長「一度心のケアを……」
男「心の病気じゃねえ!!!」
32:
課長「まあ、発熱が伴わない病気なんていくらでもあるし……」
課長「今日のところはもう早退したらどうだね?」
男「バカにしてるんですか、課長!」
男「平熱なのに会社を休めるわけないでしょう!?」
課長「でも、体の具合悪いんでしょ?」
男「悪いです!」
課長「じゃあ休めば?」
男「でも平熱なんです!」
課長「あああ……どうしたらいいんだ……」ガクッ
男「課長、しっかりして下さい!」
34:
課長「……コホン」
課長「とにかく、本当に深刻な病気かもしれんし、病院に行ってきたらどうだね?」
課長「会社の近くに、健康診断などでお世話になってる医院もあるし」
男「なるほど、病院!」
男「そういう手もありましたか!」
男「分かりました、行ってきます!」
35:
―病院―
男「いかがでしたでしょうか?」
医者「……」
男「風邪? インフルエンザ? それとも肺炎?」
医者「どれでもありません」
男「ま、まさか……もっと重い病気!?」
医者「健康です」
男「何ィィィィィッ!?」
36:
だろうな
37:
男「おいヤブ! いい加減なこというと、承知しねえぞ!」
男「どう考えても病気だろうが!」
医者「ならば、この体温計で体温を測ってみて下さい」
男「いいだろう! 病院の体温計なら、正確な数値が出るはずだ!」
男「39℃……来いッ!」ジャキンッ
38:
『36.2』
男「なぜだぁぁぁぁぁ!?」
39:
男「ううう……世の中、間違ってる……」
男「俺は熱があるのに、インフルエンザなのに……36.2℃だなんてウソだ」
男「俺は絶対39℃あって、会社休んでいいに決まってるんだ!」
男「そんでもって、寝ながらヒルナンデスとか見て、妻にゼリーとか食わせてもらえるんだ!」
男「体温計が狂ってるに違いないんだ!」
男「こうなったら……」
男「体温計メーカーにクレームつけに行ってやる!」
41:
元気なやつだな
42:
―体温計メーカー―
受付嬢「いらっしゃいませ」ニッコリ
男「おう! 俺はお宅の体温計を愛用してんだが、どうも様子がおかしい!」
男「俺はインフルエンザなのに、36.2℃ばかり出やがるんだ!」
男「おかげで俺は会社を休むことができなかった上に、心がお気の毒な人扱いだ!」
男「ここの体温計は狂ってるんだ! 責任者を呼べ!」
受付嬢「やめて下さい! 警察を呼びますよ!」
部長「まぁまぁ、待ちたまえ」
受付嬢「あなたは……品質管理部の部長!」
43:
心がお気の毒な人ワロタ
44:
部長「私は君のような人間を待っていた」
男「はぁ……」
部長「応接室に来たまえ」
部長「我が社の最新式の体温計で相手をしてやろう」ニヤ…
男「……」ゴクッ
男(なんだ……!? こんな展開は予想してなかったぞ……!?)
45:
この間なんか今日はいつもよりも寒いなぁなんて思ってたら38.6あった
46:
―応接室―
部長「これが、我が社から売り出そうとしている最新式の体温計だ」
男「片眼鏡(モノクル)みたいですね」
部長「うむ、これを片目に装着させて、スイッチを押すと……」
部長「相手の体温を測ることができる」
部長「どれ……君の体温を測ってやろう」カチッ ピピピ…
男「……」ゴクッ
部長「体温たったの36.2℃……ゴミめ」
男「な……!」
49:
ワロタ
50:
男「誰がゴミだコラァ!」
部長「ゴミじゃなければなんだね? ゴミ以下のクズか? カスか? はたまたヨンミか?」
部長「この程度の体温で、なぁ?にがインフルエンザだ! 笑わせるんじゃねえよボケが!」
部長「ウチの体温計が狂ってる? 狂ってるのはてめえの頭だろうが!」
部長「平熱しかねえ健康体が! お前は一生会社を休めねぇんだよ! とっとと会社行けよ!」
男「この野郎……許さねえ!」
部長「許さない? クックック……ならどうする?」
男「お前に……俺のインフルエンザをうつしてやる!」
51:
男「ゴホッ、ゴホッ、ゴホッ!」
男「ゲホッ、ゲホッ、ゲホォッ!」
男「ハァ、ハァ、ハァ……ど、どうだ!?」
部長「下らん技だ……ホコリを巻き上げるだけか」
男「あ、ああ……あああ……!」
男(勝てない……!)
52:
部長「冥土の土産に、私の体温を測らせてやろう」
部長「こいつで測ってみるがいい」
男「やってやる!」カチッ ピピピ…
部長「はあああああ……!」
男「34.0、35.0……36.2……36.5……36.7……」ピピピ…
部長「ぬおおおおおおお……!」
男「37.0……37.3……37.7……38.2……! まだ上がっていく……! ひ、ひいいっ……!」ピピピ…
53:
なんだこれ
54:
部長休めよwwwwwwwwwwww
55:
どういうことだよwwwwww
56:
男「41℃……!?」
部長「分かったかね? この体温の違いが!」
部長「36.2℃しかない君と、40℃の壁を越えている私……」
部長「次元が違いすぎるんだよ! 次元が!」
男(さすが体温計メーカーの品質管理を任されてるだけある……凄まじい体温だ!)
男(こんな奴に勝負を挑むんじゃなかった……!)
57:
部長肺炎手前じゃねえか
58:
死ぬぞ
59:
部長「ふ、ふふふ……」
部長「ふははははは……」
部長「フハハハハハハハハハハハハハッ!」
部長「アーッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッ!!!」
部長「あ……」フラッ…
ドサッ……
男「大変だ! 救急車ーッ! 早く来てくれーッ!!!」
60:
―病院―
部長「うぅ……ここは……」
男「病院です」
部長「私はいったい……?」
男「高熱でぶっ倒れたんですよ。41℃もあったんですから、無理もありません」
男「出会った時から、なんかテンションおかしかったですしね」
部長「ありがとう……君は命の恩人だ……!」
部長「君にはぜひ、この体温計を授けたい」スッ
男「これは……!?」
61:
働いてる場合じゃねえww
62:
そらそうよ
64:
>>1
自律神経の乱れ
温度の差が激しいとなる
65:
部長「これで体温を測ると、絶対38℃以上で表示されるという体温計だ」
部長「これを使えば、いくらでも仮病で会社を休むことができる」
部長「私もこれまで、何度もこれを使って会社を休んできた」
部長「君もこれを使えば、会社を休むことができるだろう……」
男「……」
73:
>>65
こんなん買うわ
66:
なんつー体温計を作ってんだよwwwwww
67:
男「せっかくですが……お返しします」
部長「!」
男「たしかに俺は会社を休みたい、発熱したい、インフルエンザにかかりたい男です」
男「しかし、あくまで自分の力でフェアに勝負したいので……」
部長「さすが、私の命の恩人……君に出会うことができてよかった……」
男「俺もですよ」
男「それじゃ、さよなら……お大事に」バタン…
69:
男(あー……色々あったせいか、熱がすっかり吹き飛んじまった)
男「なんか、元気出てきた」
男「体のだるさもすっかり消えてる……」グッグッ…
男「きっと、一連のドタバタが積極的休養になったんだな」
男「よーっし、会社に戻ってはりきって仕事するかぁっ!」シャキーンッ
課長「君!」
妻「あなた!」
70:
男「二人とも!」
課長「病院に行ったきり、なかなか戻ってこないから、心配してたんだよ」
男「すみません、連絡もせずに」
妻「私も……なんだか胸騒ぎがして、ここまで来ちゃったの」
男「アッハッハ、もうすっかり体調は回復したから、大丈夫だよ!」
男「きっと会社を休みたいって気持ちが、俺の体にだるさや火照りを引き起こしたんだろう」
男「課長のいうとおり、心が体にマイナスな作用をもたらしてたのかもしれない」
男「だけど今は会社を休みたいどころか、バリバリ働きたいと思ってるよ!」
妻「元気になったみたいで、よかったわ」
妻「だけど念のため、体温もう一回だけ測ってみたら?」
男「そうしよっかな」
72:
『38.5』
医者「典型的なA型インフルエンザですな。タミフル出しときます」
男「なんでだぁぁぁぁぁっ!!!」
おわり
74:
どうでも良いけど今はタミフルより効く薬あるから
タミフルってよっぽど頼みでもしないと出してもらえないんだよね
75:
やっぱうつってたかw

76:

要は気の持ちようなんだな
77:
きれいに落ちた
78:
乙乙
80:

明日会社休むわ
8

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