軽いネトゲ廃人だった俺の昔話back

軽いネトゲ廃人だった俺の昔話


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1:
特別面白い話じゃあ無いと思うが
話させてくれ
pickup
【悲報】日本中がヤバイ事になってる…(画像あり)
【画像】もえのあずき、「中まで丸見え」の無修正がwwwエロ過ぎ抜いたwwwwww
【愕然】99.8%のチェリーボーイが、これに気づかないらしいwwwww嘘だろwwww
嫁が入った後の風呂がやばいwwwwwwwwwwww
【悲報】佐藤かよ、わりと普通におっさん・・・(画像あり)
女友達「私でシコったりしたらダメだぞw」 ワイ「するわけねーだろw」 → → →
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2:
初めてそのネトゲをやったのは中3の時だった
ネトゲの名は廃人育成ゲームと悪名高い彼のFF11
元々自他共に認めるゲオタだった俺は親に頼み込んで機器を買ってもらい
発売日から1日遅れではあったが華々しくネトゲデビューした
当初こそ「すげー!すげー!」と楽しんでいたが
今までのFFとは全く違うシステム(ネトゲだから当たり前なのだが)
敵の強さ、全然上がらないレベル(これもネトゲだから当たり前だが)
そしてお金の貯め辛さ(ネトゲだかry)
そんなこんなですぐ飽きて
他のオフゲーをやったりしていた
4:
そして俺は中学を卒業して高校に進学する
勉強嫌いが祟って金さえ積めば誰でも入れるってぐらいの馬鹿高校に入った
勿論DQNが多かった
だが幸いなことに俺のコミュニケーション能力は割りと高いほうだったらしく
特にイジめられることもなく、1学期の終わり頃にはDQNも含め大体の同級生とは友好的な関係を築けた
それでも元々オタク気質な俺が性質の合わないDQN達に付き合うのはめんどうだった
そんなこんなで徐々に学校を休み出した
とはいえまだこのころは1週間に1回程度というぐらいだった
そして学校は夏休みに突入した
5:
支援
6:
グータラに過ごしていたある日
俺は思い出したようにFF11を起動した
一応LS(ギルドのようなもの)には入っていたのでログインし挨拶をしようとした
だがその前にメンバーリストを開いてみると俺の知らない人たちばかりだった
さらに言えば皆俺の倍くらいはレベルが高かった
そして俺の知らないモンスターとか場所の話をしていた
その輪に飛び込むのが怖くなった俺はそのLSのパールを捨てた
そんでソロで色々やることにした
だがこの頃のFF11はソロに異常に厳しかった
あっという間に根をあげそうになった
だがその時は他にやるゲームがなかったのでイライラと戦いながらチクチクやっていた
※LS(リンクシェル)・・・リンクシェルはFF14でのプレイヤー間の固定コミュニティで、次回ログイン時にも継続して固定メンバー間のつながりが保持できる。リンクシェルでは、LSメンバーだけが参加できる専用のチャットチャンネルと、外部Webサイト「The Lodestone(ロードストーン)」上の専用掲示板を持つことができる。リンクシェルに所属するメンバーは、リンクシェルメニューのほか、公式Webサイト「The Lodestone(ロードストーン)」でも確認できる。(FF14 Online Wiki参照)
7:
2日ぐらいしてまた1人でチクチク雑魚モンスターを倒していると
チャットログにいつもとは違う紫色の文字が見えた
A「こんばんわ、お暇でしたらPTやりませんか?」
FF11はPTプレイをやりたいと思ったらPT参加希望マークを出して待つ
PTを作る人は参加希望者からレベルの合う人を選んで誘う
だけど人数が集まらない場合は希望を出していない人には手当たり次第に声をかけてみることがある
今回もそういう感じだった
ソロでのレベル上げに飽き飽きしていた俺はPTに参加することにした
参加するとすでに俺が6人目だった(基本的にFF11は1PT6人)
合流して1人じゃ絶対に倒せないモンスター達を狩っていく
途中で気づいたが俺以外の5人はどうも仲間内のようだった
会話が弾むのでよくわからないが俺も積極的に会話に混ざった
PTプレイは初めてというわけではなかったが
ここにきてFF11で初めて楽しいと感じ始めた
8:
これはwktkせずにはいられない
10:
数時間に及ぶ狩りが終わって1人が落ちると言い出して
解散という流れになった
正直もっと続けていたかったがワガママを言うわけにもいかない
そう思っていると
A「1君、どこかLS入ってる?よかったら俺らのところ入らない?」
と、誘ってくれた
俺は喜んでそのLSに入った
さっきの人たちが俺の立ち回りを褒めてくれた
社交辞令とか折角入ってきた新入りだ逃がすな!的なこともあったかもしれないが
単純に褒められたのは嬉しかった
そこで気づいたがAさんたちはレベルが高かった
FF11には戦士とかモンクとか色々ジョブがあってレベルはジョブ別なのだ
仲間内でレベルが低いジョブを上げようとして6人目どうしようかと考えてると俺が目に付いたようだ
それでも別に「俺が一番じゃないと嫌だ!」とかは特に思わずにこのLSでやっていこうと思った
11:
翌日から俺は積極的にPT参加希望を出してPTプレイに精を出した
おかげでいいペースでレベルは上がっていった
LSの人たちにも「頑張ってるねぇwもう少しレベル上がったらジュノデビューだねw」
とかなんとかまだ見ぬ新境地への期待を煽ってくれる
しかしこの頃のFF11は調整不足だった
レベルを上げたいという気持ちが先行しすぎていたのかもしれないが
まだそこまでのめり込んで無いということもあり中々上がらないレベルに俺は苛立ちを覚えていた
そして噂のジュノデビューとやらを果たしレベルが24になったぐらいで夏休みが終わった
同時にまたしばらく俺はFF11から離れることになる
13:
夏休み明けからしばらくすると俺はオタとDQNの中間ぐらいのグループに収まっていた
ブロリーとあだ名が付けられていた学年1のブスから告白されたのもこの頃
無論俺は振った、あそこまで他人を拒絶したのは人生初だった
ブロリーは駅で泣いたらしい
それを見た女子が慰め事の顛末を聞きそれを先生にチクったらしく
俺は女の先生に呼び出された
なんやかんやと言われたが
俺「じゃあ先生が男だったらブロリーと付き合いたいと思います?」
と、言ったら黙った
俺は心の中で勝ち誇った
14:
ブロリー…
15:
10月の終わり頃に久しぶりにFF11にログインする
LSメンバーを見ると3人しかいなかった
前のときにPTを組んだ人が2人に知らない人が1人だった
前にPTを組んだ2人が誘ってくれたAさん(LSのリーダー)と姉御(姉御肌だから)
そして知らない一人がリコ(仮名)という人だった
俺「お久しぶりです」
A「お!1君久しぶり!」
姉「おー、久しぶり」
とりあえずの挨拶の後にAさんがリコさんの説明をしてくれた
最近初めてこのLSに入ったらしい
レベルは俺よりちょっと低かった
俺「始めまして、1です、よろしくね」
リ「はじめまして!リコです!」
正直レベル上げとかもめんどうくさくて
顔見せてしばらくしたら落ちようかと思っていたのが
そこで姉御がこんなことを言った
姉「2人ともレベル近いな、一緒にレベル上げしたら?」
A「1君前衛だし、リコさん後衛だからな」
しばらく考えたが俺は承諾した
なんというか先輩風吹かす的な感情もあったんだと思う
割と残りのメンバーはすぐ集まった
かっこいいとこ見せるとかそんな感じで割とそのPTは頑張った
3〜4時間くらいやって時間が深夜0時になる頃にPTは解散した
久しぶりのPT疲れるな〜とか話してるとAさんと姉御は寝るわとログアウトした
そんで俺とリコさんが残った
17:
ぽつりぽつりと会話をしていると
リコさんも割りとゲーム好きなようで話が弾んだ
その時リアルのリコさんの性別とか年齢とかが気になった
とはいえネトゲとかでリアルを詮索するのはいいことじゃないとは理解していたので聞かなかった
しばらくしてリコさんが寝るから落ちますと言うので俺も落ちることにした
リ「また一緒に遊んでください」
そう言われて俺は明日もログインしようと思った
頼りにされてる、とでも思ったのかどうかは思い出せないが
少なくとも悪い気分ではなかったはずだ
18:
翌日から俺とリコさんは一緒にレベル上げをするようになった
だいたい夜の8時ぐらいにリコさんが入ってきてちょいちょいと会話しながら
一緒にPTに誘われるのを待って深夜0時ぐらいまでやって解散して1〜2時まで話して落ちる
そんなライフスタイルが出来上がっていた
この頃になると俺はリコさんが落ちたあとも金策をしたり
合成をしたりと段々やることが増えていった
そう、所謂本格的にハマり出したのだ
朝方ぐらいまでやっているので当然のことながら午前中は眠く朝起きれない
段々と休む率が多くなっていった
とはいえ見栄というか体裁というものもあったのか
午前中や午後の早い時間などはFF11はやらずにオフゲーなどで時間を潰していた
遅れても行くという考えは頭の中にこれっぽっちもなかった
親は共働きで俺が登校する前に仕事に行っていたので問題はなかった
まぁけっこう感づかれてただろうけどそこまで深刻には考えていなかったのか特に何も言わなかった
ちゃんと毎日行ってる週とかもあったし
20:
さらに俺は空いた夕方や深夜の時間などを使って他のジョブのレベルを上げ始めた
リコさんのジョブは希望を出せばすぐに誘いが来るような人気職だった
しかしアタッカーは飽和状態で俺とセットだと誘われにくい
そんなわけで俺がPTに必要不可欠な盾役になればもっと誘われやすいだろうという魂胆だった
あとアタッカーをずっとPTやってるうちに下手な盾役を見てイライラすることが多かったこともあって
「俺が盾役をやればもっと上手くやれる」という自信も手伝ってのことだった
幸いにもこの頃には色々調整されて戦闘バランスもよくなっていたのでサクサク上がった
書いてて思ったがこの頃には立派にネトゲ中毒の域だ
やってない時もサイトとか色々見てたし
21:
とにかくまぁいつもいつも俺とリコさんは一緒に行動してた
レベル上げだけじゃなく時間をかければ1人で出来るようなクエストでもとにかく一緒
姉御とかから「お前ら仲良すぎw」とか言われる
リアルでのリコさんがどうなのか全然わからなかったが悪い気もしなかった
レベルも上がってくると色々と行けるようになる
俺とリコさんはAさんと姉御に連れられて色々やっていた
ずっと一緒に行動していたこともあり俺とリコさんは最早シンクロ状態のような領域だった
欲しいと思った時に欲しいと思った魔法が飛んでくるのだ
勿論、野良で組んだ人の中でそういう人もいたが
リコさんだけは別格だった
やがてリコさんと組める程度に盾ジョブのレベルが上がった
それを教えるとリコさんは「いつ上げてたの?」とか聞いてきた
それについてははぐらかして隙を見て、とか言った
22:
リアルでのほうは冬休みに入ろうとしていた
まぁ学校があろうが冬休みだろうがやることは変わらなかった
さすがに年末年始は自粛したが
この頃ぐらいからAさんがログインすることが少なくなった
リアルが忙しいらしい
そしてLSは姉御、俺、リコさんという3人になる
実質的なリーダーは姉御になったが姉御は自分から何かイベントを起こすという人ではなく
それぞれ勝手にやって暇だったりすればお手伝い〜という感じだった
とは言うものの俺らからしたら姉御は物凄く強いのでもっぱら俺達がお手伝いしてもらうという感じだった
ある時チャンスが巡ってきた
なんでかはわからないが年齢の話になった
姉御は「聞くな!w」とか言ってた
姉御の年齢も気になったがそれ以上にリコさんの年齢が気になった
ちなみに俺は別に隠そうとも思わなかったのでさっさとバラした
最初は言おうとしていなかったが地味にしつこく聞き続けたらリコさんが黙った
やっちまったかなと思い「まぁ言いたくないならいいかw」と打とうとしたら
リ「じゅ・・じゅーはち・・」
と、チャットログに飛び込んできた
頭に花が咲いた気分だった
2歳上かー、全然いいやんとか思ってた
性別がどうとかいう問題はあったがすでにこの時俺はリコさんは女と信じて疑わなかった
主にトイレ時間とかから計算した気がする
あとは住んでる場所だよなーそこが最大の問題かーとか俺はテレビの前で考えていた
そんな俺とは別に姉御は落ち込んでいた
姉「若すぎる…いいなぁ…肌とかピチピチなんだろうな」
俺「姉御は尻がムチムチだからいいんじゃないすか」
と、キャラの身体的特徴を突っ込んだら怒られた
23:
そゆ時期が一番楽しいよねwkwk
24:
冬休みが終わる
俺とリコさんはレベル上げに勤しみまくった反動でマッタリ志向になっていた
一緒に釣りスキルを上げたり、強い装備を取りにいったり
ジョブ的にも相性がいい組み合わせだったので割といろいろできた
リコさんは調理スキルを上げたりして完成品で使えそうなものは俺にくれたりしていた
普通に嬉しかった
書いてはなかったがここまででフレンドも大分増えていた
暇なとき話したり手伝ったりしていた
勿論手伝う時はリコさんも連いてくる
「お前らカップルかw」
などと言われて俺はどんどん意識しだす
まぁありがちなことだと思う
リコさんはそれについてどう思ってたかは知らないが
リ「ベストパートナーだから!」
とか言っていた
俺の脳みそは自分の都合のいいように受け取って有頂天になった
しばらくそんなのが続いた
バレンタインイベントでリコさんからチョコをもらって喜んだりもした
リアルではブロリーからもらった、食べる気がしなくて居間の机の上に置いておいたら父親が食った
「まっず!ぶぅえっ!」と吐いていた
25:
>まっず!ぶぅえっ!
ワロタwwwwwww
26:
2年には普通に進級できた
「あー、学校やめてぇ」とか思っていたが実行することもなく
まだリアルは平穏だった
ある日ログインすると姉御が酔っ払っていた
リアルで飲んでへべれけのようだった
時間が割と早いのでリコさんはまだ来ていなかった
この時間から飲んでる姉御は何者なんだろうとか思っていた
すると姉御がとんでもないことを言い出す
姉「1さー、リコのこと好きなん?」
俺「だいぶ酔ってますね」
姉「あー、わかったわかった、話を逸らそうとした今のでわかった」
正直何を言い出すんだこの人はと思った
今リコさんがログインしてきたらどうしろと
しかしおかまいなしに姉御は続けた
姉「ネットでの恋愛を否定はしないけどさー
 1はまだリコのこと何も知らんやん」
俺「18で…女…」
姉「そんなん私だって知っとるわー」
女というのは確証は無かったのだが
姉御の反応で「あぁ、女なんだな」と思いホッとした
姉「とりあえず住んでる場所やね、1まだ高校生だし遠いところは無理やろ」
俺「まぁ…そっすね」
姉「きいてみろーきいてみろーきけー」
リ「こんばんわ〜」
この時ほど焦ったことは無かった
聞かれていたらどうしていいのかわからなかった
しかし真実はわからないが幸か不幸か聞かれてはいなかったらしい
少し安心していると酔っ払いがまた爆弾を投下した
27:
姉「リコちゃんさー、どこ住んでるねー?」
リ「なんですか突然w」
姉「今そういう話してたんよ」
このときは姉御GJ!と思った
同時に期待と不安でリアルの俺はソワソワしていた
リ「んー・・○○県ですがw」
奇跡かと思った、なんと同じ県だった
基本的に無心論者で都合のいいときだけ神頼みの俺がこの時神に感謝した
だけど県が同じでも俺の住んでる場所は県の端っこのほうだった
端と端じゃああんまり意味が無い
なので思い切って言ってみた
俺「同じ県じゃん!w」
リ「え、1さんも○○県?」
俺「うん、え、○○県のどのへん?」
詳しく聞きたいところだったがあまり突っ込んで聞くのもどうかと思ったので
抽象的にどのへん?とだけ聞くことにした
リ「東のほうかなw○○w」
その名前はとっても聞き覚えがあった
俺の住んでる場所から電車で20分ほどの場所だった
運命は自らで切り開く!なんて言っていた厨二病患者の俺もこれは運命かと思った
頭が熱でイカれた俺はベラベラ喋りだした
俺「ちけぇぇぇぇ!俺○○だよ!」
リ「すごっ!近いね!w」
しかし俺は度胸無しというか心の中にまだ若干の恐れがあったのか
それ以上の言葉は出なかった
会わない?とでも言おうとしていたのは間違いないが
今でいう直結厨だとは思われたくなかった、いやすでに直結厨だったのかもしれないが
あと一押し!あと一押しでいい!
「会ってみれば?」とでも言ってくれ!姉御!!!
しかし姉御は沈黙していた
そしてそれ以上会話が発展することもなく普通にいつもどおり2人で釣りして終わった
リコさんが落ちてしばらくすると姉御から反応があった
姉「首いて〜、寝てた〜」
ドチクショウ
28:
そしてFF11内のwktkとは裏腹にいよいよリアルに波風が立ち始めた
2年になり担任が変わったことにより俺が無断に休むと執拗に電話がかかってくるようになった
言ってなかったが寝ているのだから当然休むときは学校に連絡入れてなかった
担任(女)は異常にしつこく休み時間のたびに電話をかけてくる
とにかくイライラした、眠れなかった、しかし俺は意地でも出ようとしなかった
しかし困ったことに親が帰ってきても電話が鳴り響くのだ
そして俺の休みがかなり多いということは両親にバレた
だがまだそこまで怒られはしなかった
母親に「あんたちゃんと学校行きなさいよ」とたしなめられる程度ですんだ
しかしもはやこの時リアルの学校などはめんどうくさいだけだった
とにかく頭の中はFF11一色でレベルのこと、装備のこと、金策、リコさん、etc,etc,
レベルややってることはそこまで廃人ではないが
時間でいえば俺は完璧な廃人だった
最も上には上がいるので一般的に見て、だ
担任に対する不満もあってか俺はますます学校にいかなくなった
それでも友達とは割と仲がよかったので休日とかは遊びに行くことも普通にあった
最も遊んでる最中も考えてることはFF11で今日は何するかなということだったが
RMTで稼ぐ!とか馬鹿げたことを本気で考えたりもしていた
今考えると本当に馬鹿だ
元々細身だったが体重もバキバキ落ちていった
しかしもはやそんなことはどうでもよかった
29:
余談だがFF11にはヴァナ婚というゲーム内結婚があって
俺「リコさんヴァナ婚しようぜ!」
リ「え?え?」
俺「ウェディングドレスを着るのが夢だったんだ!」
リ「お前が新婦かーい!!w」
というやり取りもした
ネタで終わったけど
30:
そしてこの頃LS自体に不満を持ち始めていた
姉御は生粋のアタッカーで盾役の俺に後衛のリコさんと3人の相性は抜群なのだが
やはり6人PT推奨のFF11では3人では限界がある
人数が必要なときは姉御がどこからか強い人たちを連れてくるんだが
なんか俺は嫌だった、今思うと変なプライドとかがあったんだと思う
というわけでLSの人数を増やすことにして
俺は勧誘活動を行った
初期エリア周辺でLSを持っていない初心者を見つけ勧誘するというあざとい手法だった
倉庫キャラなんです、とか断られることはあっても
普通に断る人は殆どいなかったのですぐに2人ほど入った
別に狙ったわけではないが2人とも女だった、誓っていうが狙ったわけではないたまたまだ
天然キャラのKさんに
元気いっぱいのMさん
気楽にハーレムハーレムと思っていた
姉御とリコさんを加えて全員で低レベルのジョブに変えて2人にPTプレイの基礎などを叩きこんでいった
意外には姉御は教え上手なので2人ともメキメキ強くなっていった
31:
支援
33:
さてリアルのほうはというと中々に酷い状態だった
テストですらサボるので追試確定、ノートは提出しないので授業点が無い
とりあえず追試は受けて、ノートは「悪い、千円やるから俺の代わりにノート書き写してくれ」と友達に頼んでいた
と、かなりのクソ野郎状態に成り下がっていた
それでも「書き写しとけよ!」と一方的に言うDQNと違って報酬はちゃんと払う的な意味で
悪い感情はもたれてはいなかったが
綱渡りだがそれでギリギリだがなんとかなっていた
しかしどうにも出来ないのは出席日数という問題だった
だが俺は本当に馬鹿で「進級できなきゃ辞めりゃあいいだろ」と考えていた
しかしいよいよ両親も危機感を持ってきたらしい
俺は親父に殴られたり、蹴られたりした
ある日めんどくさい授業も無かった日に学校に行って帰ってくるとPS2が部屋から消えていた
姉御たちと約束があった俺はブチ切れて廊下の鏡を素手で叩き割った、手が切れて痛かった
母親に向かって「俺は今日はちゃんと学校いったんだよ!!!なのに隠すとはどういう了見だ!」と詰め寄った
めんどくさそうにPS2の場所を教えてくれた
隠したのは父親だとはわかってた、うちの父親はよくこういう手法に出る
母親は正直言うとめんどくさかったんだと思う、板ばさみが
俺は両親とあんまり関わろうとはしなくなっていた
家族でちゃんと話が出来るのは妹ぐらいだった
34:
そして夏休みに入った
リアルはボロボロ、だけどFF11内での俺は充実しまくりだった
恐らく最早拠り所がここしかなかったのだろう
やることは尽きない、もっと強く、もっと強く
夏休みだということもあり、俺はひたすらにやり続けた
食事は1日1回、寝てるときとトイレ以外はテレビの前
友達から遊びいこーという誘いも来るが全部断る
稀にアポ無しで誰かが遊びにきたが放っておいて俺はやり続けた
リコさんについては相変わらず時間が合えば一緒に行動していたが
もうなんか諦め気味だった
ただこのときはストイックに強さやレアアイテムを求めていた
姉御やリコさんの役に立ちたいという思いもあったのはあったが根底は自分の欲を満たすためだろう
だが楽しかった
Kさん、Mさんもレベルが大分上がり割と一緒に行動できるようになってきた
5人いれば大抵のことは出来るし6人必要なら1人だけどこかから連れてくればいい
そんなわけでこの頃は絶頂期だった
そして夏休みが終わる
36:
夏休みが終わる、それは学校が始まるということ
夏休みの課題的なものには何一つ手をつけてはいなかった
まぁそれは前述の通り友達の手を借りて何とかなったりはした
だが幸いなことにこの辺から学校にちゃんと出ることが多くなった
理由は担任が変わったことだった
この先生は俺が休むことについて何も言わないし電話もしなかった
悪く言えば無関心なんだろうが俺はそっちのほうがよかった
さらにこの先生はゲームの話が出来た上に色々と普段の話も面白かった
担任への不満が解消され完全に休みが無くなったわけではないがちゃんと登校するようになった
真面目に授業を受けると元が馬鹿高校なだけにテストの点も跳ね上がった
具体的に言うと30点代平均が80点代平均にまで跳ね上がった
友達からはカンニングでもしたんか?と疑われた
さらに学校にちゃんと登校するようになって生活リズムが変化した
今までは朝方寝て学校を休み昼過ぎ〜夕方ぐらいに起きてFF11をまた朝方までだったが
朝起きて学校に行き帰ってきたら夕飯まで寝て夕飯食べたらFF11やって4時ぐらいに寝る
という感じに変化した
37:
もうクライマックスかよ
39:
この頃
段々とリコさんと一緒に行動することが少なくなってきた
KさんもMさんもレベルが上がって1人で何かに勤しむことも多くなった
姉御はいつも通りだった、たまに多人数コンテンツに参加するために他のLSに行ってたりした
俺は色んなジョブのレベル上げを始めていた
不人気ジョブで誘われるのを待ってる時間が勿体無いということから
ほとんどの場合自分でPTを作るようになっていた
それでも皆とは仲良く喋ってたし
お互いに手伝いあうし全然問題なかった
こんな感じの状況がしばらく続いた
リアルとネトゲの釣り合いという状態ではこの頃は1番よかったんだと思う
40:
んでちょっと時間がすっ飛ぶ
2学期からわりと真面目になったおかげで俺は普通に3年に進級できた
しかしここでまた最悪なことに担任が2年の最初の担任(女)だった
ただまぁ、俺はしつこく電話かけられるので意地になって行かなかったんだということを
2年のときので学習してくれてればいいんだがな、と思っていた
甘かった
2年最初の頃と全く変わっておらずに鳴り響く電話
あっというまに俺は元に戻った
ちなみにこの頃の執拗な電話攻撃がトラウマになったのかは知らないが
今でも家の電話が鳴るとビクッとする
41:
支援
1stジョブは召喚な俺
42:
リアルが元に戻るとFF11のプレイ時間も元に戻った
もうこの時期は見栄とか体裁とかどうでもよくなって
普通の平日の昼間からでもログインしてレベル上げや金策に勤しんでいた
そしてこのときいよいよ俺は禁断の扉を開いてしまった
HNMLS(とっても強いモンスターを倒すことを目的としたLS)への加入だ
まぁ基本的にこの手のLSは緊急時のみの着用なわけで(目的のモンスターが沸いた時など)
あまり深くは考えなかったがレアアイテムが欲しかった俺は誘われるがままに加入した
ちゃんとしたところはちゃんとしてるらしいが何も考えずに入ったこのHNMLSは最悪だった
最もその頃は最悪などと思わずに普通だと思っていたんだが
まず緊急のときに連絡するからと言われて携帯番号教えてと言って来て
もはや脳髄が腐っていたのか普通に教えた
朝の5時頃携帯が鳴り響いて飛び起きたりする
「今沸いたよ!うちらがとったから急いできて!」
とか言われて急いでログインして
みんなの場所に向かって討伐したり
6時間ぐらい同じ場所でボタン押し続けて沸いたらすぐにキープする当番があったり
んでレアアイテムは欲しい物が被ったら古参優先、いやこれはまだわからなくもないが被らなくても古参優先て何よ
まーそれでもその頃の俺はずっと続けて古参になりゃいいんだとか思ってたけどさ
43:
それでもまぁなんとかなっていた
俺らが沸いたモンスターを釣れることも少ないから本当に携帯が鳴るような緊急呼び出しは稀だったし
とはいえ時間沸きじゃないHNMもいるしそっち方面で時間取られることも多くなっていった
必然的に俺は本来のLSからちょくちょく姿を消す感じになっていった
俺「ちょっと向こういってくる」
皆「いってらっしゃーい」
みたいな感じで
そんなのがまたしばらく続いた
44:
んで、ある時ふつーにログインすると姉御が1人で何かやってた
適当に挨拶して俺はやることが無かったのでアイテムの整理でもしようとすると
唐突に姉御がいった
姉「最近リコが寂しがってるぞ」
俺「え?」
姉「お前が相手してやらないからw」
俺「本人がいってたんすか?」
姉「んー、つーかリコはずっとお前と一緒に行動してたろ?
 だからソロに慣れてないんだよ
 1人でやることも話し相手がいるいないじゃ全然違うし」
そう言われると納得した
俺は夜中とかに1人で行動してることが多かったが
基本的にリコさんはログインしてる時はほとんど俺と一緒に行動していたんだった
しかし正直今更そんなことを言われてもといった具合だった
完璧に諦めたというわけではなかったがこのときすでに熱は冷めていた
なんか色々と勝手だと思う
そんな話をしているとKさんが「いとこんにゃく!」とか
意味のわからない挨拶をしながらログインしてきたんだ
そしたら姉御がKさんも会話に巻き込んだ
姉「最近リコは1が構ってくれないから寂しがってるよな?」
K「あ〜、そいえばそですね〜」
で、何か話の内容を察したのかKさんは物凄い食いついてきて
Kさんは普段から文章がぶっ飛んでるのでいまいち要領を得なかったが
とりあえず会ってみろ、会え、襲え、夜這いだ的なことを言ってるのは理解できた
後ろ2つは姉御が言ったような気がしないでもない
この人たちは頭飛んでるのかなぁと思った、もちろん冗談混じりだが
俺がゆとり脳で本気にしてたらどーすんだよとか思った
とはいえ、色々言われたお陰でまた若干意識し出したのも事実だった
45:
そしてリアルは高3夏休み
といっても毎度のことだがやることはほとんど変わらない
幸いなことといえばHNMLSのほうは人数が増えてきたので
俺が必ず行かなきゃ駄目、なんてことはなくなっていた
というわけでまたリコさんと一緒に活動することが増えてきた
前と違うのは俺が1人で何かしてるとリコさんのほうから来るといったふうに変わったことだった
悪い気は全然しなかったし嬉しかった
なんというか信頼とか頼られてるんだとか両思いなんじゃねとか
まぁありがちな勘違いが頭の中で炸裂していた
人生の重要な決断が迫ってきてもトランペットは鳴らない。
それは静かにやってくる、とかいう言葉があったが
まさしくその通り、俺の運命を決める瞬間は唐突にやってきた
46:
その日はリコさんと何かのモンスターを倒しにいっていた
リコさんがそのモンスターが落とす装備を欲しがったからだ
しばらく延々と目的のモンスターが沸くまで狩りを続けた
まぁ金策がてらということで他愛もない話をしながらのーんびりとやっていた
その空気と、前の姉御たちとの会話に触発されたのか俺は言ってしまった
俺「そーいえば、リコさんと俺の住んでる場所近かったよね?」
リ「うん、そうだったねー」
俺「会ってみない?」
一瞬我に返りそうになったが
別に断られたら断られたらでどうでもいいやと思っていた
とはいえ内心はやっぱり希望を抱いていたんだろう
発言の後に心拍数が跳ね上がった気がした
そしてリコさんからの返答が拷問のように長く感じた
思わずコントローラーを床に置いて返答を待った
告白して返事待ちのようなドッキドキ状態を味わってチャットログが流れた
48:
リ「いいよ」
頭の中で天使が鐘を乱打した
思わずガッツポーズをした
狩りを続けながらいつ会うかとか決めた
幸い夏休みだし俺はいつでも全く問題はなかった
日曜日に会うことになった、俺がリコさんのほうへ行くってことで
まぁそんな感じで不安でたまらなかったことはあっという間に喜びに変化した
その後も狩りを続けたが目的のモンスターは出てこず結局リコさんは落ちる時間になった
リコさんが落ちた後俺は1人で3時間ぐらい頑張って
なんとか目的のアイテムをゲットしてリコさんに送っておいた
52:
しかしOKと同時にまた新たな不安が沸いてくる
実際会うとなるとリアルの俺が見られるわけだ
まず俺は致命的に服のセンスがなかった
顔自体は遺伝子が気を利かしてくれたのかさほど悪いわけではないと思った、思いたい
が、俺の顔色は白いを通り越して青白かった
さらに睡眠不足でクマが酷く、全身はガリガリと
もうなんかゾンビにしか見えなかった
なんとかしようと思ったが、ここで素直に頑張れてるような人間ならこうはなっていなかった
結局友達を参考に無難に服を選んだ
そして何を血迷ったのか前日はHNMLSの活動に精を出して寝たのは朝方だった
53:
さぁ、盛り上がって参りました!!
57:
そしていよいよ日曜日がやってきた
朝早く起きてなんとなくシャワーを浴びた
そのままソワソワと時間まで落ち着けなかった
んで家を出て電車に乗ってしばらく揺られていた
そして今更ながらまた不安になってきた
物凄いブスだったらどうしようとか、実はブロリーだったらどうしようとか
そういった場合はどうやって迅に切り上げて撤収するか…とか
モテないくせに物凄いことを考えていた
そうこうしてるうちに目的の駅についた
59:
気になって寝られねwwww
60:
一応どんな格好で行くかとかは伝えておいたが
先にそれっぽい人を見かけた
とりたて可愛いわけでもないがブスでも無いような子が携帯をいじって誰かを待ってるようだった
アレっぽいな、あの子に違いない
俺の超直感がそう告げて俺はその子に近寄った
そんでドキドキを抑えながら意を決して聞いたんだ
俺「リコさんですか?」
女「え?違います」
違った
紛らわしいです
63:
人違いわろすw
64:
違いますwww
65:
超直感だとかどうとか言ってたくせに見事に人違い
あほか俺は、とか思いながら一人でうなだれていた
すると声をかけられたんだ
??「1さんですか?」
俺「え、はい…!?」
FF11内での名前で呼ばれて顔を上げる
顔を上げた瞬間、何が起こったのかわからなかった
目の前には抜群に可愛い子がいた
ガチで可愛かった
なんというかインドア派っていう雰囲気はにじみ出てたが本当に可愛かった
こんな可愛い子がネトゲとかやってるなんてどんな天変地異?とか思った
しばらく呆然としていた、口も開いてたと思う
それを見てちょっとリコさんが不安そうな顔をしたから慌てて我に返ったんだ
68:
まさかの展開
71:
俺「リコさん?」
リ「はい」
こうして俺とリコさんはついにリアルで遭遇した
俺もかなり緊張していたがリコさんはもっと緊張しているみたいだった
とりあえずさっき思いっきり人違いして知らない人に話しかけたことを言ってみると
リコさんは笑ってくれた、ハートがキュンッ!てなった
その後話しながら近くのショッピングモールに行った
ただ話してるだけでも全然よかったんだけどね
話すことは沢山あったし予想を遥かに超える可愛さってのもあって
俺のテンションはうなぎのぼりでとんでもなく饒舌になっていた
そんな俺を見てリコさんはゲーム内と全然変わらないねって笑ってくれた
そしてますますテンションが上がった
頭の中にはバーニングボルケーノという単語がグルグル回っていた
72:
おれもネトゲはじめようかな…
73:
これ釣りじゃないよな?www
74:
俺はよくわからないが変なものとか小物が大好きでふらっと立ち寄った小物屋で
ブサイクな猫の置物が気に入って手にとって見てたんだ
リ「気に入ったの?」
俺「だってこれ凄いブサイクだよ、アハハハ、なんじゃこの猫〜」
リ「本当だブサイクだw」
俺「ね、ね、ブサかわいいw」
リ「買ってあげようか?」
俺「え、別にそれはいいよ」
リ「じゃあ私が買う」
俺「え、うん…」
高い物じゃなかったからリコさんはさっさとレジに持ってった
趣味合うなぁ、と俺は1人でニヨニヨしてた
んでレジが終わったらリコさんは俺に袋を渡してきた
俺「ん?持てばいいの?」
リ「プレゼント」
俺「え、でも…」
リ「お礼」
俺「お礼って?」
リ「この前のアイテムのお礼w」
そういえばリコさんが落ちた後に1人で粘って
リコさんが欲しがってたアイテムをゲットして送っておいたのを思い出した
どうやらそのことのお礼ってことで俺にくれるらしい
75:
俺「でも…なんかわるいし」
リ「高いものじゃないからいいよ、ほら」
リコさんが俺の手を取って強引に袋を持たせた
いやぶっちゃけ気に入ったけどいらないんだけどね、置物とか
もうね、心臓バクバク状態で口からドパッと飛び出すかと思った
俺は素直にありがとうと言って受け取ることにした
とにかく嬉しかった、めっちゃくちゃに嬉しかった
たかだか数百円のブサイクな猫の置物が俺には後光を放っているように見えた
しかしまぁ楽しい時間はあっちゅうまに過ぎるわけでね
そろそろ帰ろうって時間になってきた
リコさんは駅まで送りにきてくれた
76:
しっぽりとはいかないわけか
77:
このとき俺の脳髄はなんかもう告白しちまえよとか考えてた
ほら言っちゃえよ、ほらほらともう1人の俺が頭の中で俺を追い詰める
そして電車が来る時間が近づいて来てそろそろホームに出たほうがいいあたりになって
俺は言った
俺「リコさん」
リ「ん?」
ほら行け、勇気を出せよ
ここが正念場だって!行け俺!
79:
まだ焦るような時間じゃない!
80:
おいまだ告るにはくないか・・・?
81:
俺「…またね」
リ「うん、またね」
俺はヘタレだった
基本楽観的で深く考えることは少ないが妙なところで現実的なのだ
そして俺は深い溜め息を吐きながら電車に乗った
電車に揺られながら「やっぱり言っときゃよかったかなぁ…」と後悔していた
さらに携帯のアドレスとかも交換しとけば…とさらに深く後悔した
微妙に下がったテンションのまま家についてブサ猫を机の上に置いた後に
久しぶりに外に出た反動かそのまま眠りに落ちた
82:
翌日、起きてそのままFF11にログインし
また1人でちくちくとやっていた
夜になると姉御がログインしてきた
姉「おいーっす」
俺「ちーっす」
姉「リコと会ったかw」
俺「ななな、なんでしってんすか!?」
姉「昨日リコに聞いた」
俺「何て言ってました?」
姉「楽しかった、リアルでも全然変わらなかったってさ」
なんかホッとしたような拍子抜けしたような感じだった
もうちょっと詳しく聞きたいという思いもあった
俺「他には!?」
姉「んにゃ別にーそれよりどうだった?」
俺「何がすか」
姉「可愛かった?」
俺「言っていいんすか!言っていいんすね!?」
姉「はよ言えて」
俺「計り知れないほど可愛かったです」
姉「ぐあ〜!!超見て〜!!写メ撮っとけよバカヤロウ!!」
姉御は姉御だった
そして皆知らないリアルのリコさんを俺は知ってる!的な感じで俺はご満悦だった
83:
しかし若干リコさんにどう対応しようか迷った
会ったら対応がいきなり変わるとかどういうあれだろうと思われるのがいやで
極力今までと変わらないように振舞う努力はした
おいおい、これじゃ何も変わってねぇぞ!とは思った
しかしすぐまた会うのはどうかと思った俺はそこに触れられずにいた
そんなこんなで夏休みが終わってしまった
85:
リアルは高校3年の2学期
相変わらず学校にはほとんど行かない
この頃担任も諦め気味なのか若干電話の頻度が落ちていた気もする
だが行かないわけにも行かなくなったのは2学期も中盤に差し掛かった辺りだった
「このままじゃあ卒業できない」と言われた
普段はそういう話になると逃げていた俺だがこの時ばかりは逃がしてもらえなかった
そして今更ながら俺は危機感を持った
ここまで来た以上、辞めるのは勿体無いと思っていたのもあり
素直に俺は聞き入れて登校するようになった
86:
追いついてしまったのか……
結果はどうであれ>>1の体験には共感できるとこがあるから読んでて楽しい
支援
87:
人間やる気さえあれば何とかなるものなのか
俺はリコさん達の元々のLSの活動に加えHNMLSの活動もこなし
かつ学校に登校するという状況になった
もちろん慢性的な寝不足に陥り学校では常に寝ていた気がする
この頃、FF11のほうに目立った動きはなかった
平和なもんだった
そしてどちらにも波風は立たないまま俺は見事に高校を卒業した
正直進路なんか全く考えていなかったが専門学校に入学した
奨学金を借りてな
90:
こういうのって結構あるよね。
俺もまだ厨房の頃某キノコゲーにはまってて
OFF会したりして付き合ったことあるけど
結局向こうが 親友だよね? って言われて今に至る。
遊んだりするけどなんか切なかった。
91:
FF11では姉御たちが「卒業おめでとーいえー」とか祝ってくれた
どーにも気恥ずかしかった
同時にこの頃、俺はHNMLSにあまり身が入らなかった
割と欲しいものも揃ったし、上を見続けなければ装備的にはもう充分だったのだ
それでも古株になっていたこともあり惰性で俺は活動を続けていた
だが最早確立された戦法で多少のアクシデントはあっても作業的に強敵を潰していく
もう欲しいアイテムもない、見返りの無いただの作業
そんなものに楽しさを見出せなくなっていた
随分と時間が立ったがリコさんに対する恋心はまだ燃えていた
92:
専門学校はなんだか馴染まなかった
別にコミュニケーション能力は低下していたわけじゃなく
ほぼ全ての男子とは仲良くなれた
しかしやはり担任が性質に会わなかった
この担任もやはり女で全部がそうだと言うわけではないが
今でも女教師と聞くと拒否反応を起こしそうになる
93:
ネトゲ怖いのー
94:
高校の時は我慢できていたが今度はそうは行かなかった
夏に、俺は専門学校を中退した
親とは相当対立した
父親には殴り蹴り飛ばされた
だが俺はこの時、初めて父親に反撃した
親子喧嘩、と言えば聞こえは良いんだが俺は小さな頃から父親に好感は持っていなかった
故に知らない人が見たら警察呼んでもおかしくないんじゃないかというハードなバトルに発展した
対照的に母親は何も言わなかった
「行きたくないなら、しょうがないよな」と、笑って言ってくれた
少し申し訳ないとは思った
誰にも迷惑をかけない、後で俺が被る不利益に俺は文句を言わない
とか何とか考えていた、俺はつくづく大馬鹿だった
奨学金、その金の重さは俺のような大馬鹿にはわからなかった
95:
そして辞めた後、俺はバイトをすることもなく完全なニートと化した
全ての制限が解き放たれた俺は最早悪鬼の如く…
と言ったふうにはならなかった
完全に24時間暇になったことで逆に時間をもてあますようになってしまった
ただ24時間暇な俺はお手伝いとしては有用だったようで
あちらこちらから引っ張りだこな勢いだった
96:
もはや軽いネトゲ廃人じゃすまなくなってるぞw
99:
もはや軽度じゃないなw
100:
そしてこの時、何でだったかは忘れたが
リコさんの住んでる場所に用事があった
何かを買うのにリコさんと一緒に行ったショッピングモールに行こうと思ったかなんかだった
というわけで折角なのでまた会えないかなと誘って見た
すんなりおっけーされて嬉しかった
2度目だし不安はまるで無くてあるのはドキドキだけだった
前と違ったのは平日だったということぐらいか、別にニートの俺には問題なかった
今度はアドレスぐらい聞こうと心に誓った
102:
当日、駅でリコさんと待ち合わせた
相変わらず可愛かった、そしてまぁデートできるなんて俺は神に愛されたかと思った
2度目ということもあり俺は自然体だった
元々親父は仕事の都合で家にいることは少なく
親父を除いた家族は母親と妹2人だけだったので俺は女性にはあまり恐怖心を抱いていなかった
一緒に昼ご飯を食べて、目的の買い物も済ませて
適当な雑貨屋で小物見たり
ゲームセンターで遊んだりした、凄いリア充っぷりだったと思う
やがて日も傾き始める頃に俺はリコさんに聞いた
104:
…ごくり
106:
俺「そういや今日は何時まで?俺は別に何時でもいいんだけど」
リ「私も別に何時でもいいよ」
そんなら終電ギリギリまで粘ろうかなと俺の脳みそは考えた
というわけでその後も遊び続けた
そんなこんなで夜になった
俺は終電無くなるや、といって駅に戻ることにした
リコさんもついてきてくれた
電車を待ってるとポツリとリコさんが言った
107:
学校の出席日数が足りないとか、骨皮筋衛門になるほど激ヤセとか、十分におかしいと思うんだけど…軽度なの?
108:
>>107
そのへんはネトゲのせいだけじゃなくて
俺自体の元々の性格や体質もあったんだと思うの
109:
リ「ありがとう、楽しかったよ」
俺「俺も楽しかったから、お互い様、かな」
リ「それと嬉しかったかな」
俺「何が?」
リ「色々、かな」
俺「?」
何か悪くない雰囲気だとは思った
鈍感な俺でもそこは理解した
言うなら今しかないともう1人の俺が頭の中で突付いてきた
そして、俺の頭の中で何かがブチッと切れた
111:
俺「リコさん…」
リ「ん?」
長い間
そして俺は口を開いた
俺「…付き合えないかな、俺達」
言った、言っちまったよこの馬鹿
お前自分の今の状況見ろよニートじゃねぇか
しかも何ちょっとかっこつけて言ってるの、馬鹿じゃない、本当に馬鹿じゃない
しかし言ってしまった以上後には退けないだろうよ
俺は返事を待った、心臓はドキドキを通り越して動悸動悸
そして返答は
112:
ゴクッ…
116:
リ「…ごめん、考えさせて…」
まだ電車来るまで10分ぐらいあるwwwwwww
無理wwwwこの空気無理wwwwww
119:
気まず過ぎるwww
120:
俺「…そっか…」
それだけ呟いて重い沈黙
考えさせてということはまんざらでもないのかと
いつもどおり楽観的に考えろよ俺!
しかしこの時ばかりは楽観的に考えることも出来ずに
頭の中にいろんな未来がグールグル回っていた
やがて電車が来たので俺は半ば放心状態のままホームに向かおうとした
だが俺は過度のプレッシャーで脳内配線がショートしたのか突然振り向いてこう言った
俺「またね!」
リコさんはちょっとびっくりしていたが
少しはにかんで「またね」と返してくれた
そして俺は放心状態で電車に乗り込んだ
そういえばなんで告白までしたのにアドレス聞いてないんだよバカか俺は
122:
非常に長い10分だったろうな・・・
123:
期待と不安が過度に入り混じり頭がフットーしそうだよう状態で家に帰り着く
さっさと寝てしまおうとも思ったがとても寝れる状態ではない
なんとなく俺はログインした
LSには誰もいなかった
姉御は何か強い人たちと何かしているんだろう
KさんとMさんは…そういえば最近見ていなかった
なんだか俺は寂しくなった
ちょっとしょぼくれて1人で金策でもしていた
そして気づいたら寝た
124:
翌日からリコさんがログインしなくなった
姉御も最近あまり見ない
KさんとMさんもなんという巣立っていった的なものを感じていた
大勢いたフレンドも昔と違って馬鹿話みたいなことは無かった
初めて、孤独を感じた
俺はHNMLSを辞めた、どちらにせよいいタイミングだとは思った
126:
・・・・(・ω・`)
127:
それでもログインだけはしてた
リコさんから返事が聞けるのはここしかないのだから
俺は1人で、競売で欲しいアイテムが1ギルで落ちないかなと1ギル入札を繰り返す馬鹿らしい行動を繰り返していた
特にやりたいことも無いし、レベル上げとかそういう気分でもなかった
ある日姉御がいたのでことの顛末を話して見た
姉御は黙って聞いたあとに言った
姉「やることやったんならあとは結果を待てよ結果を
 胸張って待ってりゃいいんだよウジウジすんな
 リコはこういうのをうやむやにするような奴じゃないしな、お前が1番知ってるだろ?」
と、ありがたいお言葉を頂いたので俺は素直に待った
130:
姉御カッコいいw
132:
1週間ぐらい待つとリコさんがログインしてきた
姉御が気を利かしたのかはたまたタイミングがよかったのか
LSを付け替えて俺とリコさんの2人っきりにしてくれた
リ「あのね…」
俺「あ、うん…」
リコさんもドキドキしてるんだろう
長い間がそれを物語っていた、俺は動悸動悸していたが
138:
リ「あの日ね、嬉しかったんだ」
マジで?
何これ俺の栄光の未来が見えた?
リ「平日だったのに何も聞かないで触れずに普通に接してくれたのが」
え、そこなの?
まぁちょっと長くなるのではしょるわけだが
要するにリコさんもニートだったわけでね
親になんやかんやと言われるのが嫌で部屋に引きこもり気味だったりして
そんなんで誰とも接しないから劣等感がどうとかこうとか
知らなかったとはいえ普通に接してくれたのが嬉しかったんだとよ
142:
リ「それでとりあえずバイトすることにしたんだ」
俺「うん」
一体どういう関係があるのかよくわからなかったが素直に相槌を打った
リ「それで…私でよかったら」
頭の中で沢山の俺が全裸で走り回った
ジャイアント俺がおめでとうと俺に花束をくれた
ありがとーありがとージャイアント俺
高で喜びをタイピングした、キーボードがぶっ壊れそうな勢いで
しばらく発狂したばりに喜んでたら妹sが「兄ちゃんがついに狂った!」と母親を呼びに言ったので慌てて静止した
ひとしきり喜んだ後に俺は聞いた
143:
おめでとうございました。
144:
俺「んで、何でバイトすることにしたの?」
リ「負担かけたくなくて…」
ああ、そういうこと
あれ、ちょっと待って、僕もニートなんだよ
しかもバイトもしてないんだよ?
…待て、待て、待て、マズいんじゃないか、これはマズいんじゃないか?
言うべきか、言わざるべきか…
が、とりあえず言うことにした後々バレると厄介そうだし
俺「ごめん、今俺も絶賛ニートなんだ…」
リ「ほへ?」
145:
ほへ?
かわいいwww
146:
ふほ?
148:
俺「…いや、なんかごめん」
リ「バ、バイトはしてね!!」
なんとかなった、すげぇ一瞬死を覚悟した
こうして俺たちは付き合えることになった
俺はこの時嬉しすぎたのか翌日熱を出して寝込んだ
アドレスはその場で教えてもらった
告白の返事にしてもそうだけどここで話すことじゃないよねと言っていた
まぁ俺ららしくていいと思うと返答したら笑ってた
150:
と、これが数年前のことである
そっからまあ色々あった
リコがバイト先のDQNに襲われそうになって情緒不安定になったり
俺がリコの目の前で車に跳ね飛ばされたりと
何度か喧嘩もしたが今でもなんとか付き合ってる
ちなみにリコは就職した、スーツ姿に興奮した
後ろから胸揉もうとして接近したら回し蹴りされた
俺はフリーターとニートを繰り返していたが
最近ハローワークに通いだした
まぁ目下検索中なわけだが…
相変わらず俺はマシになったとはいえ駄目人間らしい
153:
>>150お前なんかが幸せになるなんてもったいない
俺にその幸せを分けてくれ
155:
今回これを書いたのはFF14がサービス開始したらまた2人でやりたいねって話をしてたから
その前に就職しろって怒られたがな
まぁ特異な例で俺は超絶ラッキーだったんだと思うんだけど
こんなことになる可能性もあるんだぜ!お前らも頑張れよ!
156:
不謹慎だが車のくだりで吹いた
さらっと言うなwwwwww
158:
した?
159:
>>158
した
でもかなり時間が立ってからだったな
お前ら夢見るなよ、初プレイは散々だったんだぞ
しかもムードもへったくれも無かった
チュートリアルが欲しいなって呟いたら殴られたんだぜ
163:
>>159
幸せになれよ
うらやましくもなんともないし
うらやましくもなんともないし
162:
とりあえずここまでが付き合うまでの顛末だったんだ
DQN事件とか車撥ね飛ばされ事件とかは話してもいいんだけど
FF11と関係が無かったので書かないことにしたんだ
個人的にはとても話したいから
よければ語りたいんだが、いいだろうか
書きだめしてないから投下ペースは落ちるが
166:
続けたまえ
168:
では…もう少しお付き合いしてください
付き合いだして1年ぐらいかな
俺は確かその日はPSPのモンハンをしていた
そしたらリコから電話がかかってきた
一時停止して電話に出たんだ
俺「もしもし、どったん?」
リ「ひっく…ひっく…(泣いてる)」
俺「ど、どしたの?」
リ「ごめん…ひっく…」
ただ事じゃないと思って
このとき丁度ハイパーニートタイムだったこともあり
明日行くからって話をして電話を切った
そしてそのあとグラビモスを12体ぐらい倒して寝た
169:
狩りすぎ吹いた
171:
酉付けたっす
翌日バッグにPSPと充電器を入れてリコの家に行った
ちなみにそのときリコは1人暮らししていた
リコはしょぼーんとしていた
俺は気分を変えてあげようと思ってPSPをつけた
俺「ほらこの武器作ったんだよ」
リ「…」
俺「あとこれ、この防具作ったからグラビとか楽勝で倒せるよ!」
リ「…」
俺「…この武器、素材の割に強くないよね」
リ「…」
いよいよおかしいと思った
何かあってもゲームのネタを振れば一応ノッてくれていたのに
今回は物凄くヘヴィだった
俺はPSPをスリープモードにして話を聞きだそうとした
170:
ていうか、最初の内は転落人生匂わすような含みのある語彙だったけどアレで終わりなの?
専門辞めて金の大事さがどうたらこうたらとか…。
恋バナとか付き合うまでの顛末とかじゃなくて>>1の廃人の話だったんじゃないの?
>>170
下手したらそのまま転落していたかな…
それに今も割りと駄目駄目だと思うw
奨学金は返してるけど7割はまだ親に頼ってる
172:
俺「…どったの?」
リ「…」
俺「…」
リ「…キスされた」
俺「FF11のリーチ族にドレインキッスでもされた?」
リ「違う!」
俺「…お、う…え?」
若干思考が途絶えた
浮気されたの?俺?
175:
俺はよく間抜け面と言われるのだが
このときは他に類を見ないほどの間抜け面だったと後で言われた
リ「昨日、バイト先の人に…」
俺「構わん、続けろ」
リ「…真面目に聞いてね」
俺「はい…」
リコはポツポツ話し出してくれた
途中から泣き出して上手く喋れなくなったんだが
俺は黙って(ぼーっとして)聞き続けた
要するに前からDQNに言い寄られてたんだけど
彼氏いますと断り続けていたんだが
昨日、バイト終わって帰ってると帰り道で追いかけられて
抑えられて無理やりキスされたとかそういうのだった
俺「…」
一体どうしようと思った、頭が上手く回らなかった
まぁリコ可愛いもんなぁ、DQN見る目だけはあるよねとか思ってた馬鹿か俺は
177:
俺「店長とかに行ってみるべきでは」
リ「…」
俺「…」
元々やっぱりインドア体質でニートを親に責められて引きこもったリコは
俺みたいにさほど心に耐久力があるわけじゃあなかった
とはいえ放っていくわけにもなぁ、放っておいたらエスカレートする可能性もあるし
俺「今日バイトは?」
リ「ある…けどシフトは別だから大丈夫だと思う」
俺「事情を話して休めば?」
リ「…今日人少ないから私いないと」
こう、なんつーか>>152でも言ってるように
私がいないと皆に迷惑が!って言う人ほどネトゲは抜けにくい
リコもそういう子だった
180:
止めても無駄なようだったのでバイト先まで送った
とりあえず帰りのほうが怖いだろうから帰りも迎えにきて
そのまま泊まろっかなと考えてた
んでリコがバイト中俺はリコの部屋でゼルダのムジュラの仮面をやりながら
時間を潰した
ついでにグラビモス3体ぐらい倒した
しかし店長なり誰かに言わないと解決しないよなぁと思いながら
とりあえずお米を研いで炊飯器にセットしたあとに俺はリコを迎えにいった
驚いてたが喜んでくれた
家に帰ると米はセットしたものの炊飯スイッチ押し忘れてた
一緒にモンハンやって寝た
何もしなかったですよ
181:
DQNが何者か気になるところだ・・・
182:
言い忘れてた
リコは居酒屋でバイトしてたの
翌日
俺「今日もバイト?」
リ「うん…」
浮かない顔をしてたんでピンと来た
俺「休めば?」
リ「迎えにきてくれればいいよ」
俺「…んん、わかった」
バイトの時間まで適当に時間を潰していたが
リコは終始浮かない顔だった
身体を張った俺のギャグにも全く笑ってくれなかった
俺は寂しく1人ではらぺこあおむしの絵本を読むハメになった
183:
送っていった時にDQNがどういう奴なのか気になったが
1人で居酒屋入ってもなぁ…うーん…でも心配だな…
そうだ、友達呼んで、入ればいいんだ
そう思って手当たり次第電話をかけた
「無理だって」
「おごってくれるんならいいよ」
「帰れなくなる、明日仕事だし」
ニートの俺には一般的な仕事の休みというものがよくわからなくなっていた
結果誰も来てくれなかった
186:
しょぼくれながら俺はリコの家でFF11にログインした
姉御に話を聞いてもらおうと思った
ちなみに姉御は付き合ってることも知ってる
経緯を話すと
姉「殴れ殴れ」
俺「…いやいや」
姉「そーいう馬鹿には身体でわからすんだよ」
俺「ふむふむ」
姉「いいか、まず髪の毛を思いっきり掴んでやれ怯むから
 その後隙を与えずに顔に膝なり拳なりを叩き込むんだよ」
俺「ほうほう」
姉「わかったら早くリコを助けてあげろ」
俺「わかりました!!」
そのあと喧嘩のやり方を教えられた
姉御は一体何者なんだろうという疑問はもうすでに持たなかった
んでリコを迎えに行く時間になった
187:
姉御何者だwwwwwwwww
188:
姉御じゃなくて兄貴な気がしてきたw
191:
しばらく店の前で待ってるとリコが出てきた
俺「どうやった?」
リ「何度か話しかけられたけど何もなかった」
俺「んなら帰ろっか」
リ「うん」
んで、ちょっと歩いてると
後ろから「リコちゃん!」と馴れ馴れしくリコの本名を呼ぶ野太い声が聞こえた
腕を掴んでたリコの手に力が入ったのでコイツかと直感した
ええと、確かまず髪の毛を思いっきり掴んで隙を与えず顔に膝や拳か
よし、やってやる!と俺は振り向いた
姉御、相手が坊主の場合はどうすればいいでしょう
195:
後ろには物凄いいかつい坊主がいた
ヒグマ?何これヒグマなの?
ちなみに俺はリコにミーアキャットみたいだねってよく言われる
ミーアキャットがヒグマに勝てるの?
しかもこのヒグマ坊主頭になんかアリの道みたいなのがあるんだけど
こめかみの辺りが側面にアリが通る道みたいなのがつつーって
しかもなんかジグザグしてる
ヒ「あれ?そいつ誰?」
リ「…私の彼氏です」
ヒ「…あ、マジでいたの?」
いや、何コイツ
さすがの俺もイラッとしてグツグツお腹が熱くなった
196:
>>1
が可愛すぎる件www
197:
ヒグマーw
ガンガレ1!!
198:
ヒグマが俺を見る
怖い、めっちゃ怖いわ
野生の戦いでは目を逸らしたら負けなんだ
こう見えても俺は猫を3匹飼ってんだぞ
俺「…なにか」
ヒ「チッ」
俺(舌打ちした!!!)
リ「…用が無いなら」
ヒ「一緒に飯食いに行こうよ」
リ「いや、いいです」
ヒ「奢るからさ」
リ「いいですってば」
このヒグマ俺が見えてないの?
夜なのにサングラスしてるから見えてないんじゃない?
俺「帰ろ」
ヒ「いや、お前には聞いてねぇから」
200:
サングラスてwwホントに1がかわいいな
201:
リ「いいです、1君が夜食作ってくれてるから」
作ってないよ
今日は米すらセットしてないよ
ヒ「んじゃあそいつも一緒でいいよ」
普通好きな子の彼氏を目の前でそいつ呼ばわりするか?
こいつ脳みそスパゲッティ・モンスターなんじゃね?
リコが不安そうにこっちを見てきた
明らかに俺に助けを求めていた
10分後
ガスト店員「いらっしゃいませ、3名様ですね」
205:
おいwww
207:
ちょwww>>1おまwww
208:
歩いてる最中にDQNがリコの横に並ぼうとするから
自然な動きでそれを阻止するという攻防があった
何回も舌打ちされた
あとリコに手を何度もつねられた
ガスト店員「おタバコはお吸いになりますか」
ヒ「もち」
俺らは意見できず喫煙席に座らされる
いや、別に俺もリコも吸いはしないが煙は平気だからいいんだけどね
待て待て何自然な感じでお前リコの横に座ろうとしてんだヒグマ!
これだけは阻止しないといけない
俺はすべりこむようにリコの隣に座った
ヒグマは舌打ちしてちゃかりリコの対面に座った
211:
これは・・・一体どうなるんだ・・・?
213:
ヒグマは何か客の悪口ばっかり言っていた
あとパチ○コで最近勝ちまくるだの何だの
お前、絶対リコと付き合えるタイプじゃないから
ふとリコを見ると顔面蒼白?
ちょっと震えてるし寒いんかな?と思ったがいやいやこれは明らかに
やばいな、どーしよう
ヒグマから見えないように手の上に手を重ねたらちょっと落ち着いたっぽかった
ヒグマはタバコを加えながらメニューを見ていた
つーか俺らの分もメニュー取れよ
リコは海老ドリアかなんかを頼んだ
俺もドリアだった
一応言ってみた
俺「ごちっす」
ヒ「は?」
ああ、やっぱり僕は自腹なんだね
215:
>>1
俺からお前に言えることは一つ。
がんばれ!
219:
ヒグマはよく喋った
しかし致命的に全ての話がつまらない
誰もお前がパチ○コで買った金の使い道聞いてないから
俺達は全く聞いてなかった
やがてテーブルの上にドリアが2つ
んでなんか辛い鍋?かなんかが並べられた
幸いヒグマは割と食ってる最中は大人しかった
餌やれば大人しいなら常に何か口に入れておけばいいかなと思った
とっとと食い終わって退散しようとしたのだが
リコは食べるのが凄く遅い
かつ残すとお店の人とかに悪いという理由で全部食べようとする
結果、食い終わった俺とヒグマが熱いパーカッション
216:
今幸せなのかどうかだけ教えてくれ。
幸せじゃないならもうこのスレ読み進める勇気が俺にはない
220:
>>216
今は幸せだよ!
おいおい、1対1ならまだしも横でリコが飯食ってんだぞ
変なこと言うなよヒグマ
祈るような気持ちで早く食べ終わって!とリコに念を飛ばしていた
ヒ「いつから付き合ってんの?」
俺「え?あー、1年前」
ヒ「あ〜・・1年前かぁ・・しくった・・」
何をしくったというんだお前は
221:
今北産業
222:
>>221
ゲームは
一日
一時間
226:
ヒグマの詰問は続いた
ヒ「今まで付き合ったことあるの?」
ヒ「服のセンスないよね」
ヒ「俺マジでそっち系の人と知り合いだから」
俺は何人と付き合った〜とか
色々自慢も入るわけだよ、このヒグマ
服のセンスって俺はお前のセンスのほうが信じられねぇよ
チェックにチェックで全身チェック柄でなおかつ合ってねぇよ
そして最も忌避したかった質問がきた
ヒ「どこで知り合ったの?」
ああ、来たか
親とか友達にもどこで知り合ったん?って聞かれてネトゲでって言うと
皆いい反応くれなかったよ
だから前から友達だったって言ってごまかすことが多かった
227:
差し色ににチェックならかわいいけど、全身チェックとかきついでしょ…
228:
今回も前から友達だったとごまかそうとした
こいつにネットのどうのこうのがわかるはずがない
ふと見るとリコの食事の手が止まっていた
リコも同じなんだろうな、どこで会ったか聞かれるたびに
ネトゲって言っていい顔はされなかったんだろう
見当違いかもしれないがちょっと勇気を出した
俺「…ネトゲだよ」
ヒ「は?何それ?」
俺「FF11つーネットゲームだよ」
ヒ「FF?ああ、6ならやったわ、すぐやめたけど」
俺「…?」
あれ?思ったより突っ込まれなかったぞ?
229:
その後リコが食い終わったのを見計らって俺は手を取って即立ち上がった
ヒ「ちょっと待ってよ」
待たない
そしたらリコがレシート取った
リ「…もうかかわらないでください」
うわー、かっけー惚れる
声小さいけどGJ
ヒグマがはぁぁぁ?とか言ってたけど気にしなかった
レジでリコがさっさと金を払って一緒に飛び出た
後ろからヒグマが追いかけてきたらどうしようと思ったがなんか鼻くそほじりながら椅子に座ったままだった
家帰ってから
ガスト行くなよ!馬鹿馬鹿!とリコに怒られた、怒ったあとリコは泣いた
ちなみに勇気を出したネトゲで出会ったよに関しては馬鹿正直すぎると言われた
230:
お前は一体何がしたかったんだwwwwww
231:
翌日はリコがバイト休みだったが
なんか体調が悪いようだった、多分ストレスだと思う
寝てるリコを尻目に俺は考えた
さて、とりあえずあれじゃあヒグマだし引き下がらないだろう
うーん、あんまり話したくないけどこの際しょうがないかと思って俺は友達に電話した
友「誰?」
俺「俺、1だけど」
友「おお」
高校の頃のDQNだが割りと話が分かる部類のDQNで連絡先は知っていた
最もやっぱりDQNなのであまり関わりたくはなかったが
そんなわけでヒグマのことを話した
友「マジうぜーし、そいつ、俺らがやってやろうか?」
俺「ああ、いや、どーすりゃいいかと思って」
友「いや、ちょい待っとき、そいつ○○の居酒屋でバイトしてんだろ?」
俺「うん」
友「ちょいまた夜かけなおすわ、あと今度龍が如く貸してや」
233:
リコちゃん偉い、よく頑張った!
それなのに1ときたら…。
FF6とか言われてヒグマに興味もつなって
234:
これは良スレw
236:
夜になってもかかってこない
しかし待っとけって行ったしどうするかなぁ
リコはお腹痛いって言って薬飲んで寝込んでいるので
俺は部屋の隅っこで静かにしていた
そしたら携帯がピカピカ光りだしたんであわてて取った
俺「もしもし?」
友「今でんの早かったなー」
俺「んでどったの?」
友「お前の言ってたのってさー頭にライン入れてて坊主で名前○○だろ?
  ○○って居酒屋でバイトしてんだろ」
俺「え、うん、それ、って凄いなよく調べたな」
友「フェザーの奴だな」
俺「何フェザーって」
友「族」
笑いそうになった
いや、族っておま
238:
1番めんどくさいDQNだな
239:
友「先輩に頼んでオシオキしてもらっから」
俺「え、え?うん?」
友「勝手に行動すること多いらしいしけっこう絞られるんじゃね」
俺「はぁ」
友「また何かあったら俺に連絡回せって先輩行ってたから」
俺「ヤクザみたいな交友関係だな」
友「龍が如くよろしくな」
俺「あー、うん」
…解決したのか?
何かただ話を聞くだけのはずが変な方向に…
オシオキってドラム缶に詰められて海に沈められるとかじゃないよね…
そんなこと考えながらリコの近くに行った
ぼーっと寝顔を見てるとキュンッとなった
俺は盾ジョブじゃないか!リコを守るのは俺の役目だったじゃないか!
何をやってるんだこのヘタレめ!
と思ってよし頑張ろう!今度何かあったら戦おう!!
と、騒いでたらうるさいーって怒られてしょぼくれた
【衝撃】うちの妹(14歳)が胸をネットに晒した末路wwwwあほすぎwwww
240:
ダチこえーよw
241:
>>1の交遊関係のが怖いわw
242:
翌日、リコはまだ若干体調が悪そうだったのに健気にバイトにいった
1番過労死しそうなタイプだと不安になった
暇なのでリコがバイトいってる間に腕立てやら腹筋やらやってみた
すぐ辞めた
自分の体力の無さが信じられなかった
迎えに行くとリコはなんか機嫌がよさそうだった
理由を聞くとヒグマの顔がボコボコになってたらしい
さらに全くリコに関わってこなくなったらしい
すげぇ、顔知らないけど先輩マジすげー
しかしヒグマがリコに残した傷口は想像以上に大きかった…
この後身をもってそれを体験することになる
244:
まぁ色々不安要素はあるが一旦は大丈夫そうだったので
俺はさすがに1度家に帰ることにした
大丈夫、何かあったら俺には先輩がついている
俺の先輩ゾクの幹部なんだぜ!とかも言えちゃうんだぜ
しかもハッタリじゃなくてマジなんだぜ!!
んで家帰ってそろそろバイトしないと面目たたないな
と思って求人誌を読んでいた
妹「おかえり、リコちゃんとこいってたの?」
俺「うん」
妹「お父さん怒ってたよ」
俺「…なんて?」
妹「働きもしないで彼女の家に入り浸ってるって」
俺「ごもっともですが、今回は止むを得ない理由がありまして」
妹「私に言われても」
俺「そだね」
てな、やり取りがあったわけだが
しばらく平穏だった
245:
それから一週間ぐらいだったかな?
一向に動かない俺をリコが呼び出して
俺の目の前で代わりにバイト募集してるところに電話をかけるという凄まじく情けないことになった
どうやら姉御が入れ知恵して
姉「あいつは自分からは中々動かないけど
 レールに乗せてやるとちゃんと動き出す超受身人間だ」
と、言われたらしい
246:
姉御GJだなw
248:
さすがに情けなさすぎるので
電話を取って自分でかけようとした
しかしリコが阻止しようとする
んで俺の手がリコの手首を掴んだら
その瞬間にリコが物凄いビクッとして動きが止まった
毛を逆立てた猫みたいだった
俺「…ど、どったの?」
リ「…どしたんだろ、何でもない」
色々考えてるうちに
あー、ヒグマの件でも思い出させたかな…と思った
結局自分で電話してバイトが決まった
スーパーのレジだった
249:
俺の家の近くじゃよさげなバイトがなかったので
リコの家の近くで探したこともあり俺はリコの家からバイトに通っていた
これじゃ同棲じゃん、あっはっはっはとか気楽だった
ある日リコが落ち込んで帰ってきたので
話を聞いたら酔っ払いのオッサンに絡まれたらしい
可愛いってメリットも一杯あるがトラブルも多いなーと思った
251:
しばらくして俺がバイトから帰ってくると電気もついてなくて
あり、おかしーなーと思ってると
真っ暗な居間でリコがうなだれてた
俺「うぉぁ!貞子!?」
リ「違うもん!」
俺「びっくりした、どしたの?」
落ち込んだ時は暗いほうが落ち着くらしいから
ああ、リコまた何かあったのなと思った
いや俺もそういうタチだからわかったんだ
リ「最近うまく男の人と話せない」
俺「いや、普通に話せてね?」
リ「1はいいんだけど…なんか知らない男の人とか上手く喋れない」
俺「ん〜?」
インドア体質ではあるが人当たりはいいリコ
そういうアレで居酒屋バイトでもやっていけてたはずなんだが
どーもおかしい、と思った
252:
俺「気にしすぎちゃう?」
リ「…」
俺「明日新作ゲーム発売日だから買って帰るから一緒にやろうよ」
リ「うん…」
心此処にあらずって感じだった
ああ、重症だねぇ…と思っていたが
なんとなく前のことを思い出して後ろから手首を突然掴んで見た
リ「やっ!」
おもっくそ振り解かれた
パシーンって叩かれた
リ「あ、ごめん…」
俺「んにゃ、びびったかw」
リ「びっくりしたw」
これってあれかい?
PTSDってやつかい?
254:
トラウマになるくらいって、ヒグマはどういう状況で襲い掛かったんだ?
なんかもの凄く腹たってきたわー
255:
ネトゲって傷つきやすい子が多いのは確かだと思う。
病んでるやつも多いけど、普通に生活してるやつも逃避癖とかあるなぁ。他人の事言えないけど。
256:
なんだろ、やっぱりこういうのってカウンセリングとかいるんかなぁ
とか、考えてた
んでも今んとこ実害は無いし大丈夫か
とか思っていたんだが
なんか段々イライラしたり落ち込んだり
情緒不安定にリコがなってきた
心配ではあったがバイトにはちゃんと行っていた
姉御の言うとおり俺はレールに乗せればちゃんと動く人間だったようだ
257:
ヒグマすごいきらい
259:
そしていつものようにぼへーっと帰る
リコが待ってた、正座して
俺「どうしたの?」
リ「…」
別れ話でもされるんですか?と思って
冷や汗がだらーっと出てきた
リ「ごめんね、バイト辞めちゃった…」
俺「あ、そんだけ?」
リ「え?」
俺「びっくりしたなー別れ話かと思った」
リ「…」
俺「んじゃ今度はリコがハイパーニートタイムか、休息は必要だもんなw」
リ「うえっ…えっ…」
俺「そこ泣くとこ!?」
リ「ちがっ…うっ…ありが…ぐすっ…と…」
人生で3度あるかないかの胸キュン体験
260:
無理して頑張ってたのが1のバイト決まって気が緩んだのかな…
リコたん…よく頑張ったね(´;ω;`)ウッ
261:
そっから選手交代
俺はリコに生活費としてバイト代7割ぐらいを収めていた
残るのはほんのちょっとだがお互いゲームぐらいしかやることがないので
別に問題なかった
まぁバイト行く時にスヤスヤ寝入ってるリコを見て羨んだりしたが
考えたら前は逆の立場だったんだよな
よく文句のひとつも言われなかったな俺
そんなけで俺は問題無いんだが
リコのほうがこうずっと家にいるわけで精神的にマズいんじゃないかと思った
しかし無理やりどーのこーのっていうのもアレだしなぁ
と、俺は知恵を巡らした
263:
とりあえず男への警戒心をほぐしてみようと思い
一旦家に帰って妹の部屋からBL本を入手して机の上に置いてバイトに行って見た
帰ってきたら微動だにせぬままおかずの中に鎮座するBL本
リコ…それはオカズだが、おかずじゃないんだよ
しかもリコはBL本について一言も喋らない
拷問じゃないか
BL作戦失敗
266:
>>263
どう知恵をめぐらせたらそういう作戦がでてくるんだよwwwwwwwwww
269:
俺が裸でバイトから帰ってきたらどうなるだろうと思い
部屋に入る前に服を脱いで入ることにしてみた
男は皆こんなもんだから気にすることないよ!的な意味で
脱ぎ切る前に隣の部屋のドアが開いたので
あわてて半裸状態で部屋に飛び込んだら
リ「ど、どうしたの!?襲われたの!?」
俺「…いや」
失敗
ただの奇行と思われる
270:
バカだw
273:
お前の方が心配だ
271:
よくよく考えてやっと気づいた
俺の脳みそはこういうことを考えるのに向いてないと
だから皆の予想通り姉御を頼ることにした
俺が言おうとしたがリコが自分で言うというので俺は見守ってた
姉「うーん…」
さすがの姉御も困っていた
姉「1が平気なのはアレだからだろ?
  男とかそういうイメージがあまり無いからだろ?」
リ「多分そうです」
待て、傷つくぞ
279:
姉「リコは直したいんだよな?」
リ「はい」
姉「おい、ヘタレ男、ちょっと代われ」
交代させられる
俺「なんすか?」
姉「精神科医じゃないから合ってるかどうか知らないけど
  お前の信用のおける友達と一緒に遊んでみればいいんじゃないか?」
俺「ええ?」
姉「友達いないってことはないよな?」
俺「いますよ!ゾクの幹部の先輩だっていますよ!」
姉「なんだそりゃ、まぁ万が一なんかあったらちゃんと守ってやるんだぞ」
俺「…はーい」
281:
とりあえずリコに聞いてみた
嫌なら別にいいんだよって
リコは頑張るって言った
というわけで信用のおける友達を捕まえることにした
とりあえず2人でいいかなと思い適当に連絡した
別に遊ぶことも彼女連れってのもおkしてくれた
事情を話すか話さまいか迷った
結局話さなかったが
そして当日
信用のおける友達1:「俺は2次元の世界に行く方法を真剣に考えてる!!」
信用のおける友達2:「大尉のご命令をあらばどこであろうと馳せ参じます!!」
人選を誤ったと思った
283:
>>281まぁ信用はできそうだがなw
284:
ヨーグルト吹いたwww
たしかに脅威は感じないだろうけどw
286:
リ「…1って交友関係広いよね」
俺「…俺も自分でそう思ったよ」
友1「仲いいな!俺もいつかあっちの世界で綾波とそうなるんだ!」
友2「大尉はもう音ゲーやめたんですか!またあの必殺のフルコンボを見たいです!!」
俺「…」
リ「…」
リコの腕を掴む力が強くなった
確かに俺ですら若干恐怖を感じた
しかし怯えていたのはリコだけじゃなかった
この2人も恐らくリコに怯えていた
常に話しかけられるのは俺だけだった
逆にそれがリコが無理しすぎないベストな立ち位置を作ってくれた
287:
友1友2wwwwwwwwww
290:
友達に半ば無理やりゲーセンに連れていかれる
若干リコが心配だったが元々リコもゲーム好きだし
男が怖いといっても面と向かわなければ大丈夫だからうれしそうについてきた
友1「この騒音が俺のソウルをゆするぜ」
友2「音ゲーも充実です、これはやるしかないですね!」
俺「いや、俺音ゲーもう…」
リ「見たい、見せてー見せてー」
俺「いや引くだろ」
リ「引かないって、私はそういうの平気だって知ってるでしょ?」
友2「それでは久しぶりに我らの超絶コンビネーションが発揮されるんですな!」
頼むから友2よ
それ以上俺の黒歴史を垂れ流さないでくれ
292:
友2「懐かしい…また大尉とこうして出来るなんて…」
俺「…ブランクあるからなー」
リ「がんばれー」
ビートマニアIIDX
友2「それではアレでいいですか?」
俺「ああ、アレだな」
リ「あれ?」
開始
友2「ふんっ!!」
俺「らぁっ!!!」
デデデンデデデンデデデデデデ!!!
終わった後リコを見る
笑顔が若干引きつってる
友2はポカリ飲みてーと言っていた
293:
リコ様引いてるwww
298:
友1がいないと思ったらUFOキャッチャーに夢中になっていた
リコもやると言ってUFOキャッチャーに近づいた
リコはめっちゃ上手くて大きな人形を2つぐらい取って喜んでいた
友2「さすが大尉の彼女です」
友1「…なんという」
リ「取れたよーw」
俺「よかったな」
友1「どこでその技を習得したんだ?」
あ、友1が思いっきりリコに向かって話しかけた
大丈夫か!?と思ったが意外にもリコは笑顔のまま
リ「昔UFOキャッチャー好きだったんです」
と答えた
あれ、普通に話せてる?
そう思ってリコに小声で言ってみた
リ「あ…本当だ…」
301:
>>298なんか鳥肌たった
302:
リコ自身もびっくりしていたが
1度上手くいったら元々人当たりも良く
自分がゲオタなだけあってオタクを差別することも無いリコは積極的に2人話しかけていた
最初は友1友2もギクシャクしたが最終的には爆笑するほど打ち解けていた
やっぱりリコ凄いなぁと思った
帰り際になって友2がポツッと呟いた
友2「大尉は幸せですね」
俺「うん?」
友1「俺もそう思う、3次元にも…あんないい子はいるんだな」
友2「でもあれは大尉の彼女ですよ…ウッ」
友1「うっ…くそう!幸せになりやがれ!俺は綾波を…追いかけ続ける!!」
友2「俺も共に!」
リ「あはははははははははw」
俺「2人ともありがとな」
友1「いや、楽しかったよ」
友2「また一緒に遊びにいきたいです」
305:
無害なことにかけては天下一だもんね。
人選した1も、友人達もGJ!
306:
2人が帰ったあとリコが言った
リ「1はさ、友達に恵まれてるよね」
俺「…うーん、そうだな」
リ「そういうの凄いと思うな」
俺「なんか照れるな、んでどう?」
リ「何が?」
俺「まだ男怖い?」
リ「…前よりはいい、かなぁ?」
俺「なら成功じゃね、今日は
 あの2人も楽しかったみたいだし」
リ「私も楽しかったよ!」
んで話しながら家についた
家について気づいたが友1からメールが来ていた
曰く「実は俺どっちかというとアスカがいいんだ」
だからどうしたんだよ
308:
自信がついたお陰で精神的な追い風になったのか
リコは段々元に戻っていった
ただし今でもモロなDQNっていうかああいう外見は怖いらしい
EXILEとか嫌いだし
それについては
普通なら誰でも怖いと思うと言うと納得していた
友1は最近2次元に入る方法があったーとか言って
実行してPCのモニター壊したらしい、頭半分まで行ったと言い張っている
友2は相変わらずだがこの前
リコに好きな女の子が出来たけどどうしようって相談していた
311:
と、これがヒグマから始まったリコの男性恐怖症?事件でした
ちなみに龍が如くは借りパクされました
お礼と思ってるから別にいいけどね!
309:
パンツは脱いでいる!
早く濡れ場を…
313:
>>309
濡れ場なんて無いよ!
でも妄想の種はあげるよ!
今のリコは1リットルの涙の時の沢尻エリカみたいな感じだよ
314:
最高だなそれ
316:
車に引かれた話希望!!
318:
皆元気だなw
まぁ俺もバイトは明日夕方だから別に話せるけど
それじゃあこれが最後の話になると思います
ただこの話は俺の記憶が全く無いので半分ぐらいは後に家族やリコに聞いた話で構成されてます
322:
去年の春先ぐらいのとき
俺はこの時はまたニートだった
リコはケーキ屋でバイトしてて期限切れのケーキをよく持って帰ってくれてた
んで、ある日一緒に買い物して帰りだった
じゃんけんで負けたほうが次の電信柱まで袋を持つという
微笑ましいことをしながら帰っていた
んで、交差点でリコがじゃんけんに負けた
俺は重い〜と文句を言うリコの先を歩きながら
ヘラヘラ笑って後ろ向きで歩いていた
何か眩しいなーと思いながら
その瞬間物凄い衝撃が走って視界がぐぉぁーん!って回転した
「あら?」と思った
地面、空、地面、空、あれどっちが上?
痛みは感じなくて視界が真っ白にフェードアウトした
そのまま俺は意識を失った
信号無視の車に跳ね飛ばされたわけだった
324:
そしてリコのほうだが最初はまた身体を張ったネタ?
と、何が起こったのかわからなかったらしい
突然突っ込んできた車にぶつかられて
俺の身体がゴムのようにぼよーんぼよーんと転がったらしい
呆然として何が起こったのかわからなかったらしくて
袋を投げ捨てて俺に近づいたらしい
普段の間抜けな寝顔と違ってグッタリしてる俺を見てどうしたらいいかわからず涙がボロボロ零れてきたってさ
なんかこういうときって本当に頭が真っ白になるらしい
俺は視界が真っ白だったんだけど
326:
俺の手を握って震えてると一部始終を見てた人たちが近寄って
代わりに救急車を呼んでくれたらしい
なんか携帯で写真撮ってる奴が見えてまた泣いたらしい
リ「なんであんな奴らが元気で1がこうなるの?
 お前らが跳ねられればよかった!って本気で思っちゃったりしたや…」って言ってた
そして俺は救急車で運ばれたらしい、覚えてないけど
救急隊員の人がきっと大丈夫だからねって慰めてくれたりしたらしい
まぁもう気が動転しててよく覚えてなかったらしいけど
327:
この車事故で>>1が死んだらリコたんは俺の嫁
>>327
生きとるわいwwwwwwww
329:
病院について俺が運ばれて震えてると
連絡を受けて俺の家族も来たらしい
何度か会ったことがあったんだが
この時のリコは涙と鼻水で顔がすごいことになってたらしい
俺は全身打撲に右腕骨折、右足骨折、あと歯が何本か
ついでに頭を強く打ってて…と、何やら凄い状態だったらしい
リ「本当に目の前が真っ暗になったってああいうことを言うんだろうね
 ポケモン気分だったよ…」
331:
集まってた皆はほとんどだんまりだったらしい
妹sはリコに「リコおねえちゃん、あいつがこんぐらいで死ぬと思う?」と励ましてくれたらしい
あとで話を聞くと妹sは
俺を殺すには核兵器で細胞1つ残らず根絶やしにしなければ死なないと割と本気で思ってたらしい
で、とりあえず手術は成功した
しかし頭を強く打ってて内出血で脳へのダメージがどうこうと
俺も詳しくは聞いていないが下手すりゃこのまま目覚めないよ的な
333:
>>1さんやべぇwwwwwwwwww
335:
この時俺が変な夢でも見てれば面白かったんだが
何の記憶も無い
とりあえず命は問題無いってんで一般病棟に移されたらしい
リコはここまできてもまだ信じられなかったらしい
いきなり飛び起きて
俺「びっくりしたびっくりした?やーいやーいw」って言うんじゃないかと信じていたらしい
つまり俺は普段からそういう奴なのだ
しかしそんな願いは虚しく俺はスヤスヤと寝ていた
337:
なんか切ないな…
338:
朝になれば目を覚ますんじゃないかと信じてたらしいが
朝になっても俺は全然動かないで微動だにしていなかった
父親も母親も仕事休んで
お婆ちゃんやらも来たらしい
このときリコの存在は俺の親族にほとんど知れ渡った
この時のことを聞くと
リ「あのとき酷い顔だったから…うわああああ!」と身悶える
代わる代わる手を握ったりするも
俺の手は力なくすとんと落ちていくらしい
それが嫌でリコはずっと握っていたらしい
書いてたらちょっと胸が熱くなってきた
340:
幸せにしてやれよ!!
343:
俺の両親に1度家に帰って休んできなさいと言われて大丈夫ですと言ったが
説得されて一旦家に帰ったらしい
しかし当然休めるわけがない
物の当たって部屋を散らかしたらしい
すぐにでも戻りたかったが
1度休んできなさいと言われた以上そうもいかない
しかし休める状態でもなかったリコは姉御に連絡を取ったらしい
姉御は最初は信じなかったが再三言い聞かせるとやっと信じた
姉「それドッキリで突然冗談でしたーやーいやーいって飛び起きたりするんじゃない?」
リ「…起きないです」
姉「ごめん、とにかく今は休め、な?」
リ「…寝れません」
姉「横になってるだけでいい
 あいつはヘタレだけど生命力はゴキブリ並だと思うから」
リコは言われた通り横になるだけなったらしい
しかしやっぱり眠れずに1時間ちょっとで病院に戻ったらしい
バイト無断欠勤してなwww
345:
病院に戻ったら俺が起きてるんじゃないかと思ったが
やっぱり俺は寝てた
婆ちゃんが数珠を持って何かを唱えていたらしい
なんかそれが俺が遠くにいくようで怖くてやめさせようとしたけど
さすがに言えなくてとりあえず手を握ってたんだと
この健気な姿に親族たちはいたく感動しており
俺の復活後に色々とまた…ねぇ
347:
あまり根を詰めるとこっちが根をあげる、という親父の提案で
とにかく食うものは食って、休むときはちゃんと休んで
交代で俺のそばにいようってことになったらしい
で、余談なんだがね
夢だったのかもしれないけど俺は1度目を覚ましてる気がするの
目を開けたら真っ暗で
「あれ?なんだ、まだ夜か…」
と思って寝なおした覚えがある
夢だったかもしれないんだけどなww
348:
>>347
おまえってやつは・・・
351:
この時、リカは俺の小さい頃の話を沢山聞いたらしい
小さい頃は天使のようだったとか
妹がいじめられてるのを助けるためにいじめっ子を落とし穴に落として倒したとか
自分で作った落とし穴から出られなくなって泣いてたとか
まぁそういう恥ずかしい話を沢山ね
リコは「ああ、こいつは今でも子供なんだ」って思ったらしい
事故から2日、割と冷静さを取り戻したリコはバイト先に電話したらしい
店長さんは話のわかる人だったらしく
店「そっか、うん、いいよ、わかった、1週間ほど休みをあげるから気持ちの整理つけておいてね」
リ「ありがとうございます!」
漢気溢れる店長さんだなと思った
女らしいけど
352:
感動したぁぁ
355:
そして事故から5日目か
リコが手を握ったままうつらうつらしてたら
いきなり俺の手に力が入った
びっくりして俺の顔を見ると目が合ったらしい
信じられないような嬉しすぎて不思議な感じでしばらく呆然としていたら
俺がいきなりに〜って笑ったらしい
その瞬間、手を物凄い握られたらしく
リ「痛い痛い痛い痛い!!!」
その声で俺の母親も目を覚まして
母「リコちゃんどうしたの?」
リ「1が起きたんです!」
俺「…」
見ると俺の目は開いていたがまだぼや〜っとしていたらしい
356:
怖すぎだろww
359:
母「起きた?私らわかる?」
俺「…うん、遠藤のお婆ちゃん」
母「馬鹿!そりゃ3年前に死んだろ!」
俺「ああ…駄目だ、まだ眠い…」
母・リ「ちょ、こら寝るな!!起きろ!!!!」
そこでやっと俺の意識が覚醒した
ここからは俺も覚えている
俺「えーっと…っていったぁ!身体がいででだだ…!!」
母「やっと起きたかこの馬鹿!皆に心配かけて!」
リ「うえっ…えっ…よかったよぉ…」
俺「…あーそっか」
ここでやっと俺は車に跳ねられてこうなってたのかと思い出した
363:
そして母親からここまでの経緯を聞いた
俺「あー、なるほど…」
リ「えっ…うっ…」
俺「もしかしてずっとこんな感じだった?」
と、俺はリカを指差して行った
母「あんた本当に馬鹿な駄目息子だけどこんないい子捕まえて…」
俺「人聞きの悪い、あの日から5日か…うーん、リコ」
リ「ぐすっ…なに?」
俺「跳ねられる前に俺が話してたゲーム買った?」
リ「買うわけないだろ!」
俺「ですよね…」
364:
ダメ人間wwww
365:
跳ねられる前に俺が話してたゲーム買った? じゃねーよwww
367:
なぜかリカになる現象
aキーは俺のこと好きなんだろう
まぁもう心配はないってことで
俺はしばらく入院した
暇でしょうがないので松葉杖でライフルーとか言って子供と遊んでいた
見つかると怒られるので隠れて
リコはバイトの行きや帰りによってくれた
暇ではあったが楽しかった
バイトしなきゃなーって思わなくてもいいし
370:
本格的にダメ人間だwww
374:
そういえば俺を吹っ飛ばした奴らはどうなったかと?
親父がしっかりと治療費やらなんやらふんだくったみたい
んで示談かなんかだった気がする
その辺のことは親父に任せた
ああ、でも事故の詳しい状況とかは聞かれたなぁ
つっても覚えてるなんて眩しいなと思ったらいきなり吹っ飛んで気を失ったぐらいだけど
入院中暇だったので無事な左腕でダンベルを上げたり下げたりしてた
右腕のギプスが外れた時は
筋肉がついた左とヒョロロンな右といったぐあいに対照的な左右に満場一致でキモいと言われた
375:
ちなみに友1と友2もお見舞いにきたよ
友1「大丈夫か、使徒にやられたか!」
友2「大尉!名誉の負傷ですか!」
俺「…なんできたの?」
友2「リコ殿に連絡をもらいました」
友1「同上」
俺「そうね、まぁこの様だけどさ
  なんならお約束やってく?マジックならそこにあるぞ」
友1「おお、お約束」
友2「お約束ですね!!」
キュッキュッキュッ
友1『2次元革命』
友2『黄金の右腕』
俺「…これじゃまるで俺が変態みたいじゃないか」
377:
黄w金wwのw右w腕wwwww
381:
んで約1ヶ月半かそこらぐらいかな
俺は一応退院した
一緒に遊んであげたりした子供が退院祝いに飴をくれた
ごめん、俺ハッカ味嫌いなの
とりあえず自分の家のほうに帰った
俺の部屋が綺麗に整頓されていた
片付ける手間が省けてラッキーだと思った
387:
そして右腕のギプスも外れ
右足のギプスも外れ
ついに俺は全快した
それと同時にリコが就職決まったよ!って言って来た
聞いてない!聞いてないんだけど!!!
リ「じゃーん!似合う?」
スーツ姿のリコは新鮮だった
新鮮一番お野菜パンチ
俺「…似合う」
リ「えへへ」
ちょっと欲情した俺は後ろから胸でも揉んでみようと
鏡で自分で見ていたリコに近寄った
リ「見えてるから!!」
俺「そうだった!!」
スーツ姿で回し蹴り…スタイリッシュすぎるぜ…
391:
親族からは
母「早く結婚しろ」
父「あんな子、普通ならお前が逆立ちしても届かない存在だぞ」
婆「ひ孫が見れるかねぇ」
と言われる
婆ちゃんひ孫はまだ当分無理が
つーてもさすがにこのままじゃヒモなので
結婚するにしてもとりあえず仕事しないとなと思って俺は今ハローワーク通い
とりあえずPS3が欲しい
リコが買った奴はリコが優先で使えるから時間が被ると俺が使えないの
あ、でもXbox360は俺が買ったから俺優先
FF14の発表で終局に向かっているFF11だが姉御はまだいる
本当にあの人は謎だ
395:
随分と長くなったけど
これで俺の昔話は終わり
結婚はリコとなら全然いいんだけど
ゲームできなくなるのはヤダな
そんな駄目人間
ここだけの話、リコは最近姉御に似てきた気がする
なんつーか色々豪快になってきた感じかな
お前らも幸せになれよ!
割と人生なんとかなるもんだぜ!
396:
ひさびさにいい気分にさせてもらった。
>>1よ、ありがとう!!
397:
たのしかったよ!絶対幸せにしてやれよなー
400:
どうせ寝れないからしばらくまだ起きてるんだけどな!
何か質問とか聞きたいこととかあったら善処するぜ
404:
>>400
>>1とリコさん何歳ですか?
406:
>>404
今俺が21でリコが23です
結婚するのはまだ早い気がするんだけどめっちゃ急かされるw
408:
そういや年上か!!!
うらやましー!!!
410:
素敵なお話しを聞かせてくれて、本当にありがとうo(_ _*)o
二度とリコたんを泣かせないように、くれぐれも事故と病気には気を付けて!
末永くお幸せに〜(*´∀`)Ъ+
>>410
俺はリコの盾だからな!
逆に言えばもしかしてあの時俺がじゃんけんで負けてたら
事故ってたのはリコだったのかもしれない
413:
お互い初めてかw
同居人スレといい好きな男にスレといいここといい…恋愛したいわチクショウ
419:
>>413
いつか必ず出来るよ!
それに俺だってリコの件がなければ全く女の子の気配はないぜw
416:
今結婚するのも5年後結婚するのも一緒だよ。
税金安くなるから早く結婚しなさいw
油断していつまでも待たせてると、リコたん誰かにさらわれちゃうよ?
>>416
んだよね…
やっぱり可愛いからヒグマみたいに余計なトラブルが舞い込むこともあるから
そう言われるとさっさと結婚したほうがいいかもな!
420:
>>416
おらもそう思う。
てか、仕事は真面目に探した方が良い気がするよ。
リコちゃん、職場で他の男の人と会話したりするわけだろうし…
424:
>>420
割と真面目に探してるが
真面目に選別してると中々見つからない不思議!
427:
>>1はどんな職につきたいの?
432:
>>427
そのビジョンが明確じゃないんだよね…
そのせいもあって中々決めれないのかもしれないけど
姉御の言う通り俺は本当に超受身型なんだろうw
437:
それじゃこの辺で俺は寝ます
途中で寝た人も最後まで付き合ってくれた人もありがとう
俺は馬鹿で駄目人間だけど
リコだけは大事にしてくよ!
それじゃあ皆本当にありがとう!
439:
素敵な時間をありがとう!
お疲れ様でした!
440:
いいスレだった

459:
ちょっとネトゲ廃人になってくるわ
463:
起きたらチクチクコメントされ続けてワロタw
本当はもう出てこないつもりだったが
引き際を弁えろってよく言われるんだが、性分らしい
うん…単純にバイト行くまで暇なんだ…
といっても話すことは…
喧嘩した話があった
464:
2008年8月下旬
リコが就職してしばらく経った頃
俺はリコが仕事に言っている間に
リコの部屋で帰ってきたら一体この状況を
どう説明しようと悩みに悩みぬいていた
466:
俺「正直に謝るしかない、故意ではない正直に謝れば許してくれる、はず」
そして俺はリコの帰宅を待った
ドアが開いた瞬間に俺は叫んでジャンピング土下座した
膝がガッてなって痛かった
俺「ごめんなさい!!」
リ「え、何?どうしたの?
 カレーの材料買ってきたけどそんなにカレー嫌?」
俺「いや、それがですね…」
リ「うん?」
俺「…実は…リコの…ペルソナ4の…セーブデータ…間違えて…上書きしちゃって…」
467:
wktk
468:
物凄いさでリコは確認した
しかし残念ながらリコのセーブデータは完全に俺のデータに塗り替えられていた
仕事から帰ってちくちくちくちく進めて物語がクライマックスにさしかかったところで起こった
哀しい事件だった
リ「消えてるぅ〜…(涙)」
俺「ごめんなさいごめんなさい、わざとじゃなかったんです!」
とにかく謝るしかなかった
ゲオタとしてあるまじき失態だった
普段からセーブデータには気をつけていたがついぼーっとしていた
469:
しかし精一杯謝ったおかげで許してはくれた
服買ってと約束させられたが
まぁとりあえず許してもらえた
リコが優しくてよかった
俺はホッとして何を血迷ったか自分のセーブを進めようとした
その愚かな行為がリコの逆鱗に触れた
471:
リ「いや、それ酷くない?なんで人のセーブ消して普通に自分の進めようとしてんの?」
俺「え…ああ…ごめん、どうぞ」
リ「いやいや、そういうことじゃなくて」
俺「…」
とりあえずPS2の電源を切ろうとした
リ「いや、いいよ、やれば」
俺「気まずすぎて出来ません」
リ「今やろうとしてたじゃない」
俺「やー、でも、ほら…」
リ「カレー抜き」
俺「ええ…」
リコがカレーを作り出したので
とりあえず俺は電源を切って待った
何で俺はあの状況で自分のセーブをやろうとしたんだろう
ゲーム脳って怖い
472:
やがてカレーが出来たが本当にカレー抜きだった
俺のカレー皿には山盛りのライスだけが乗っていた
なんという手の込んだ嫌がらせ…
しかし言い返す度胸も無い俺は
普通にライスだけ食べていた
途中で生卵をかけた
食べ終わった後に自発的に俺が洗い物をした
474:
洗い物が終わって気まずい沈黙の部屋
やばいな、どうしよう
リコは珍しくゲームをせずにテレビを見ていた
確かに頑張って進めたセーブが消えたらしばらくやる気しないよなぁ
なんとかリコの気分を元に戻そうと頑張ってみた
俺「いやー手が勝手に動いて僕を食べようとするよー!」
リ「…」
俺「今日はウンタマ首長国連邦の歴史をお兄さんと一緒にタイームスリーップ!」
リ「…」
俺「YO!俺は陽気で元気ないい気なラッパー!」
リ「…」
俺「アルプスいちまんじゃく、隣の便所で、坊さん踊りをさぁ踊りましょ」
リ「…ごめん、うるさい?」
俺「…」
475:
リコのうるさい?に?はいらんわな
全く口を聞いてくれないリコ
仕方ない、とりあえず今日はマトモに話が出来る状態じゃないだろう
ここは素直に明日また機嫌を取ろう
夜中
俺「…」
リ「…」
何だろう同じ布団に寝てるのにこの圧迫感は
物凄い負のオーラがドロドロ漂ってる
冗談が言える雰囲気じゃない、どうしよう、どうしよう
俺は焦っていて冷静な思考が出来なかった
冷静な思考ってのも>>263みたいなものなんだけど
476:
BL作戦は冷静だったのか
477:
俺の思考
1、怖い話する
2、怖い話が嫌いなリコ怯える
3、くっついてくる
4、仲直り
俺「これはある学校で本当にあった話で…」
リ「…」
俺「その学校のトイレには呪いがかけられてるという噂が」
リ「ねぇ私明日仕事なんだけど喧嘩売ってる?」
俺「…ごめんなしあ」
何かやること全てが裏目に出ている気がした
そして俺は何もしないことにして寝た
47

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