梨子「二人とも、距離が近すぎじゃないかな?」 千歌・曜「え?」back

梨子「二人とも、距離が近すぎじゃないかな?」 千歌・曜「え?」


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千歌「あっ! よーちゃんのパン美味しそう!」
曜「これ? 購買のおばちゃんが新作だって言ってたよ!」
千歌「ひとくち! ひとくちちょうだい!」
曜「いいよ! はい、あーん!」
千歌「あーん! もぐもぐ。……んっ! おいしい!」
曜「ほんと? もぐもぐ。……あっ! ほんとだ!」
千歌「はい! お返しにわたしのもひとくちあげる!」
曜「それ、いつも食べてるんだけど……。もぐもぐ」
梨子「…………」
千歌「梨子ちゃんもほしいの? はい!」
曜「わたしのもよかったら食べていいよ!」
梨子「えっ!? わ、わたしは自分のがあるから……」
千歌「そう? 遠慮しなくていいのに」
曜「ねっ」
梨子「…………」
3:
曜「千歌ちゃん、これ見て!」
千歌「なにー?」ホッペタクッツケ
千歌「あっ! かわいい服だね!」
曜「でしょー! 千歌ちゃんに似合うと思うなぁ」
千歌「そうかなぁ。あっ、この服もかわいい! よーちゃんにぴったり!」
曜「そう? ……あっ! これ梨子ちゃんに着せてみたい! 梨子ちゃん! みてみて!」
梨子「う、うん」
千歌「どれどれ? ほんとだ! 梨子ちゃんが着たらお嬢さまって感じだね!」
梨子「そ、そうかな?」
曜「千歌ちゃんもそう思う!? ほら、梨子ちゃんももっと近くにおいでよ!」
梨子「ここからでも見えるから……」
千歌「ねぇ、今度三人でこのお店に行こうよ!」
曜「そうだね! 行こう! 行こう!」
梨子「…………」
4:
千歌「給食の後の体育はめんどくさいなー」
曜「そう? わたしは好きだけどな。ご飯食べて頑張るぞー、みたいな」
千歌「えー!? ぜったいこのあと眠くなっちゃうよー!」ヌギヌギ
曜「…………」
千歌「……ふう。よいしょっと」
曜「えいっ!」モミッ
千歌「ひゃあっ!」
梨子「!?」
千歌「ちょっとぉ!? よーちゃんいきなり何するの!?」
曜「千歌ちゃん、また少し大きくなったかなと思って」
千歌「変わんないよ! っていうかよーちゃんもサイズおんなじじゃん!?」
曜「まあそうなんだけど、やっぱり自分のだと分かりにくいでしょ?」
千歌「もぅっ! ……お返しっ!」モミッ
曜「んうっ!」
千歌「……よーちゃんなんかえっち」
曜「ちょ、ちょっと!?/// いきなりはやめてよ///」
千歌「それ、よーちゃんが言えたセリフ!?」
ギャー! ギャー!
梨子「…………」
7:
千歌「うぅ……、春が近づいてるとはいえまだ寒いね」
曜「そうだね」
千歌「……よーちゃん、ぎゅーっ!」
曜「わっ!? ……よーし、千歌ちゃん、ぎゅーっ!」
梨子「…………」
千歌「ほら、梨子ちゃんもおいでよ!」
曜「あったかいよ!」
梨子「あ、あのね、前から言おうと思ってたんだけど……」
千歌・曜「?」
梨子「二人とも、距離が近すぎじゃないかな?」
千歌・曜「え?」
10:
千歌「それって仲良しってこと? だったら梨子ちゃんも仲良しだよ!」
曜「うん!」
梨子「そうじゃなくて、いや、それもそうなんだけどね、なんていうか、物理的距離というか……」
千歌・曜「?」
梨子「ほら、二人ともご飯をあーんってしたり、ほっぺたがくっつくくらい近づいたり、その、む、胸を触ったり、抱きついたり、そういうこと平気でしちゃうから。東京にいた頃はそんなことしてる人、あんまり見なかったし」
千歌「そうなの? こっちだとみんな結構やってるよね」
曜「うん。果南ちゃんとかもよくハグするし」
梨子「そうなんだ。やっぱりちょっと違うのかな……」
11:
千歌「あっ! もしかしてあんまりべたべたされるの嫌だった!?」
梨子「えっ?」
曜「確かに、梨子ちゃんあんまりそういうことしないよね」
梨子「えっ? えっ?」
千歌「ごめんね。今度から少し控えるようにするよ」
曜「親しき仲にも礼儀ありっていうもんね」
梨子「そ、そういうわけじゃ」
曜「……やばっ! もうバス来ちゃうじゃん! それじゃあね! またあした!」
千歌「うん! ばいばい!」
梨子「あっ……、またあした」
千歌「じゃあ、帰ろっか!」
梨子「う、うん」
12:
梨子の部屋
梨子「はぁ……」
梨子(結局、言い出せなかったなぁ)
梨子(でも、なんて言えばいいんだろう)
梨子(わたしも、二人みたいにくっついたり、抱きついたりしたい、なんて……)
梨子(は、はずかしくていえないよぉ……)ゴロゴロ
梨子(と、とにかく明日こそ誤解を解かなくちゃ)
梨子「ふぁいとっ! わたしっ!」
13:
千歌「はぁ……、やっとお昼かぁ」
曜「千歌ちゃん、数学の時にすごいあてられてたね」
千歌「なんか先生と目が合っちゃって。……でもだいじょうぶ! なぜなら今日のお昼は特別だから!」
梨子「何を買ってきたの?」
千歌「ふっふっふ……! じゃじゃーん! 30個限定プレミアムチョコパンだよ!」
曜「あっ!? すごい! 今日だったんだ!」
梨子「すごいものなの?」
曜「購買で時々売り出されるんだ! でも、先着順で30人分しかないからめったに買えないんだよ!」
梨子「そうなんだ」
14:
千歌「ん?! おいひぃ?!!!」
曜「ひとくち! ひとくち!」
千歌「うん! はいあーん……あっ!」
曜「どうしたの?」
千歌「そういえば、昨日梨子ちゃんに言われたばっかりだったよ」
曜「あっ! そうだったね。すっかり忘れてたよ」
梨子「そ、そのことなんだけど……」
千歌「はい! ちぎってあげるね! よーちゃんと、梨子ちゃんにも!」
梨子「う、うん。ありがとう」
曜「おいしー! 幸せだよぉ! 千歌ちゃんのおかげであります!」
千歌「うむ。感謝するがよいぞ!」
梨子「……」ハムッ
梨子「……おいしい」
16:
千歌「みてみて! 花丸ちゃんがワイヤレスイヤホンに興奮してる写真だって! 善子ちゃんから送られてきた!」
曜「どれどれ? ……ぶふっ! すごい嬉しそうだね!」
千歌「かわいいよね! ほら、梨子ちゃんも来なよ!」
梨子「うん!」
曜「あっ、そういえば近づきすぎは……」
千歌「そうだった! ごめんね、梨子ちゃん! はい、スマホ!」
梨子「……うん」
曜「今度、花丸ちゃんにあのアプリ見せてみようよ!」
千歌「いいね! ぜったいびっくりするよ!」
梨子「…………」
17:
千歌「はぁ、また体育かぁ」
曜「社会の先生風邪ひいちゃったんだって! 授業変更になってよかったね!」
千歌「うーん、まあ社会よりはいいかなぁ」
梨子「あ、あの……」
曜「梨子ちゃん、着替えないの?」
千歌「ほら、あっちむいてようよ」
曜「あっ、そうだったね。ごめんね、じろじろ見ちゃって」
梨子「……うん」
千歌「よし! いっちょ頑張りますか!」
曜「おっ! その意気だよ、千歌ちゃん!」
梨子「…………」ヌギヌギ
19:
曜「ふう、今日も寒いね」
千歌「ぎゅーってしようよ!」
曜「ほら、親しき仲にも?」
千歌「あっ! 礼儀ありだったね!」
曜「うん! じゃあ、行こう、二人とも」
梨子「……あのっ!」
千歌「どしたの?」
曜「忘れ物?」
梨子「あ、あのね、昨日言ったことなんだけど」
千歌「ごめんね。ついいつもの癖で……」
梨子「違うのっ!」
千歌「え?」
梨子「……そうじゃないの」
曜「梨子ちゃん、そうじゃないって?」
梨子「い、嫌じゃないの」
千歌・曜「え?」
20:
梨子「確かに、東京にいた頃はそういうことする人は少なかったよ。でも、わたし、千歌ちゃんとか曜ちゃんとそういうことするの、嫌じゃないの」
梨子「ほんとは、わたしだってやってみたかった。ご飯をあーんって食べさせあいっこしたり、ほっぺたがっくっついちゃうくらい近づいたり、ぎゅって抱き合ったり、む、胸を触るのはべつにいいけど……」
梨子「とにかく、もっと二人とそういうことをしたかったの。でも、恥ずかしくて、言えなくて、だから、その……」
梨子「うぅ……///」
千歌・曜「……」
千歌「……梨子ちゃん、おいで!」
梨子「……え?」
曜「ほら、はやく!」
梨子「う、うん」
千歌「ぎゅーっ!」
曜「ぎゅーっ!」
梨子「あっ///」
22:
千歌「えへへっ、二人でするよりもあったかいね!」
曜「そうだね! これからはもっとあったかくなるね!」
梨子「……うん!」
千歌「梨子ちゃん、ごめんね。勘違いばっかりしちゃって」
曜「うん。わたしもごめん」
梨子「そ、そんなことないよ! もとはと言えばわたしがちゃんと言わなかったのが悪いんだし」
千歌「お互い分かんないこともあると思うけどさ、これからもっと仲良くなろうね」
曜「わたしも、梨子ちゃんのこともっと知りたいな」
梨子「……うん。これからもよろしくね」
梨子(あったかくて、いいきもち)
梨子(勇気を出してよかった)
梨子(わたし、いま、とってもしあわせ……)
23:
後日談
千歌「今日も相変わらず寒いねぇ」
曜「そうだね。いつものやっちゃう?」
千歌「いいね! ほら、梨子ちゃんも!」
梨子「うん!」
千歌「ぎゅーっ!」
曜「ぎゅーっ!」
梨子「ぎゅーっ!」
千歌・曜・梨子「……えへへ」
ダイヤ「あなたたち、なにをやっていますの……?」
千歌「ダイヤさん!」
曜「こうするとね、とってもあったかいんだ!」
梨子「ダイヤさんもやりますか?」
ダイヤ「はぁ、何を馬鹿なことを……、ましてや梨子さんまで」
梨子「……え?」
24:
ダイヤ「あなたたちの仲が良いのはとても喜ばしいことですが、時間と場所をわきまえなさいな。登校時間の、それも校門の前でそんなことをやっていては、いい笑いものになりますわよ」
梨子「えっ? えっ?」
クスクス
カワイー
ナカイインダネー
梨子「あ、あの、沼津ではこれが普通だと聞いたんですけど……」
ダイヤ「はぁ? そんなことあるはずがありませんわ。人前もはばからずに抱きつくのは、そこの幼馴染二人と果南さんくらいでしょう」
梨子「……」
ダイヤ「とにかく、風紀を乱すようなことがあってはなりません。梨子さん、あなたもですよ。……それでは、また放課後に」
25:
千歌「えへへ、怒られちゃったね」
曜「まあ仕方ないよ。ダイヤさん生徒会長だし」
梨子「……沼津ではこれが普通じゃなかったの?」
千歌「なんか違ったみたい! あはは、は、は……」
曜「り、梨子ちゃん? もしかして怒ってる?」
梨子「……」
千歌「ほ、ほら、急がないと遅刻しちゃうよ?」
曜「さ、さぁ! 教室に向かって全前進ヨーソロー!」
梨子「もうっ! 二人ともっ! すっごく恥ずかしかったんだからっ!」
千歌・曜「ご、ごめんなさいぃぃぃ???!!!」
28:
曜「じゃあさ、これからはもうああいうことやめる?」
梨子「えっ?」
千歌「そうだねぇ。梨子ちゃんにも怒られちゃったし……」
梨子「そ、それは、その、少しくらいならやってもいいかな……なんて……///」
千歌・曜「……」ニヤニヤ
梨子「も、もうっ!/// からかわないでっ!///」
29:

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