【後編】駅の改札が詰まっていたので何事かと見てみたら盲目の子が立っていた。前の人がその子に「邪魔なんだよ」とわざとぶつかって転ばせたので、助けようと思って声を掛けた結果back

【後編】駅の改札が詰まっていたので何事かと見てみたら盲目の子が立っていた。前の人がその子に「邪魔なんだよ」とわざとぶつかって転ばせたので、助けようと思って声を掛けた結果


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0:
次の日
俺は学校を休んだ
というかサボった
朝起きたら既に遅刻の時間帯
行く気なんて無くなった
そして彼女に会いにいこうと思った
296:
病室に着いた
彼女はまだ寝ていた 彼女の隣には彼女の母親らしき人がいた
俺「あ…ども」
彼女母親「あ…こんにちは…
あの れいなの知り合いの方ってあなたですか?」
俺「まぁ たぶん自分ですね」
彼女母親「一緒に救急車にも乗っていただいたみたいで…ほんとにご迷惑おかけしました…」
何度も何度もお辞儀された
298:
そのあと俺がいたら邪魔かな…と思い
俺「あの…もしよかったられいなさん起きたら連絡くださいって伝えてもらえませんか?」
彼女母親「わかりました ちゃんと伝えておきますね」
俺「ありがとうございます」
といって病室を出た
300:
その日も次の日も連絡は来なかった
俺は迷惑だと思い病室にはいかなかった
電話がいつかかって来てもいいように
病院の待合室にいたのに
303:
入院して3日目
俺に電話が来た
れいな「もしもし…」
俺「もしもし!大丈夫か?」
れいな「大丈夫だよ…ちょっと疲れてただけ」
俺「今から部屋いくからな!」
れいな「え?今から?」
俺は電話を切って病室に向かった
305:
病室
俺「ほんとに大丈夫なのかよ…」
れいな「え?もういるの?病院のなかいたんだ」
俺「暇なときさえあればいつも待合室にいたよ」
れいな「え?ずっといたの?ゴメンね…ほんと」
俺「いや…さすがに泊まったりはしてないけど…まぁよかった」
307:
後で聞いた話だがれいなは二日目の夜に一度起きたらしい
そのときはまだ母親がいて俺の事を聞いてきたみたいだ
れいなは今まであったことをすべて話したらしい
初めて俺が母親にあったときは俺は怪しまれていたらしい
309:
目が見えないのをいいことに騙したりしている事が心配だったみたいな彼女母親は安心したようで
彼女母親「もう帰らなきゃいけないから連絡は明日しなさい 私がいないときはあの人に頼りなさいね…」
と言って母親は帰ったようだ
310:
れいな「ほんとビックリだよ いきなり体に力はいんなくなっちゃって」
俺「ビックリしたのは俺の方だよ…でも本当よかった…」
れいな「あはは(笑)ありがと」
俺「笑い事じゃないってw」
320:
このときは本当にれいなが彼女だったらいいのになーと思っていた
その日はいつもみたいにくだらない話をした
俺は彼女を笑わせるために身の回りで起きた友達とかの面白い話を彼女にした
彼女は笑ってくれた
俺はそれが嬉しかった
321:
その日から2日後
彼女は無事に退院
彼女と一緒に彼女の家に帰る
323:
彼女の家に入った
荒れた机の上とっくに冷めたピザがあった
玄関には俺が持って行った花束
踏まれてぺったんこになっていた
俺は彼女にばれないように泣いていた
327:
声を出すと涙声で彼女にバレると思ってしばらく黙っていると
れいな「あれ?いるよね?」
と言われた
それが可愛くってしばらく黙っていた
れいな「いるでしょ?返事してよー
!」
俺「…」
彼女「返事しないと叩くよ!」白い棒を持つ
俺「いるよ!だらか叩かないでー」
れいな「最初からそうすればいいんだよ(笑)」
334:
このときは
ずっと今のままでいたい
と思っていた
冷めたピザをあっためて2人で食べた
あまり美味しくなかったと思うが
すごく美味しく感じた
335:
れいな「そういえば学校は?」
俺「あぁ、別にどうでもいいよ」
れいな「ダーメ!勉強はちゃんとしないと」
俺「えー」
れいな「えーじゃない!明日からちゃんといきなよ!」
336:
ねぇ、BGM聞きながら見たいんだが
なにがオススメ?
347:
>>336
タイムマシン
フジファブリック
https://youtu.be/WWqdJLK9-zw
俺はこれ聴いてる
338:
俺「でも明日日曜日だよ?」
れいな「え?ほんと?曜日感覚なくなってたな」
俺「そういえば仕事決まったのってどうなったの?なんの仕事?」
341:
れいな「えーとね…明日一日付き合ってくれたらいいよ!」
俺「えー」
れいな「えーじゃない!これは命令だ!」
俺「別にいいけど どこ行くの?」
342:
自分語り系見るといつも思うが、なんで会話こんな覚えてんだよ、創作だろ
続きはよ
348:
>>342
忘れられる訳がない
346:
けっこう気強いんだな
最初の方読むとオドオドしてそうな感じだが
356:
ただでさえ今日の俺の涙腺は弱まってるんだから
これ以上ダメージ与えたら許さんぞ
357:
れいなに買った花とその花言葉が重要になってくるはず
361:
ドラマティックな出会いってハッピーエンドばかりじゃないんだぜ。
362:
>>361
そうだな
でも、俺はハッピーエンドで終わってほしいよ
369:
れいな「明日おしえるよ!お楽しみにー」
俺「今教えてよー」
れいな「だめ!じゃあ明日ね!」
そういって家を追い出された
373:
なんの花あげたのか探してたきた
花言葉はまだ調べてないがたぶんデージーという花だと思う
なんかゲーセンのパクリみたいになってるな…
375:
彼女と会う日
前と同じように駅前でまちあわせ
俺は30分前に行った
彼女はまだ来ていない
しばらくケータイをいじって時間を潰す
376:
待ち合わせ時間を過ぎる
彼女はまだ来ない
彼女に電話する
出ない
とりあえず待ってみる
378:
待ち合わせ時間を過ぎる
彼女はまだ来ない
彼女に電話する
出ない
とりあえず待ってみる
379:
30分過ぎる
一時間過ぎる
彼女に電話する
出ない
380:
おい
381:
彼女の家に向かう
382:
頼む・・・
384:
おい
385:
走る
電話する
出ない
この繰り返しだった
386:
走る
電話する
出ない
この繰り返しだった
388:
ぞっとする流れだな…何もなければいいんだが
394:
ざわ…ざわ…
474:
彼女の家
俺「れいな!」
ドアの鍵が開いている
俺は部屋に入った
その瞬間
パーン
475:
紙ふぶきが俺の前で落ちていく
クラッカーだ
れいな「遅いよー!なんでもっと早く来ないの?」
俺「へ?」
れいな「この前のパーティーやり直すの!私就職したんだよ?」
俺「でも駅前でまちあわせじゃなかったの?」
476:
キター
479:
ビンタじゃなかったのかw
478:
れいな「あー…サプライズみたいな風にやりたかったんだけどねー…」
俺「驚かさないでくれよ…」
れいな「サプライズなんだから驚かなきゃだめでしょ!」
俺「まぁよかった…」
480:
彼女が就職したのは会社の事務というかクレーマーの対処をする
仕事だった
れいなは電話なら出来るから大丈夫と言っているが本当に出来るのか心配だった
481:
俺「じゃ改めて!就職おめでとー!」
れいな「ありがとー!」
れいな「いつも買った食べ物だったから、なんと今回は私が作ります!」
俺「ぇえ?大丈夫なの?」
れいな「まぁ作るといっても鍋だけどね」
俺「なら手伝うよ」
482:
れいな「大丈夫!野菜とか切ったりするのはやってもらったから!」
俺「誰に?」
れいな「ないしょ」
俺「教えてよー」
れいな「だめ!はやく火つけて!」
俺「わかったよ…」
488:
>>482
まさか男か…?
483:
コンロに火をつけて鍋をおく
野菜は言われたとうり切られていた
水を入れてしばらく
鍋は出来た
れいな「熱いよね?よそってよ」
俺「まだ熱いからちょっと冷ましてから食べなよ?」
れいな「わかった」
484:
その日は鍋を食べたらすぐ帰った
れいなが母親を家に呼んだと行ったから
俺は邪魔かなと思い帰った
家に帰ってもやる事がない
ずっとケータイの前で連絡が来ないか待つ
また2人で遊ぶ予定をたてたくて
れいなが連絡をくれると思っていて
485:
その日に連絡はなかった
次の日も その次の日も連絡はなかった
489:
4日後
れいなのケータイからだ
俺「もしもし?」
?「俺君…だよね?」
俺「はい?そうですけど…それれいなのケータイですよね?」
?「あぁ れいなの母です 一度病室で会った」
俺「あぁ どうしました?」
彼女母親「ほんとにすみません…」
490:
俺は何がなんだかわからない
彼女母親「ほんとにすみません…」
謝り続けるれいな母
491:
俺「あの…何かあったんですか?」
彼女母親「わたしの不注意で…」
俺「え?」
492:
え?
494:
はは
馬鹿な・・・
495:
え・・・
496:
彼女母親「れいなが…」
俺「れいなさんに何かあったんですか?」
彼女母親「ほんとにすみません…」
俺「何があったんですか?」
503:
彼女母親「事故で…私が一緒にいたのに…」
俺「え…」
505:
え…
506:
おい・・・
507:
わからない
状況がわからない
なぜ?なんでだ?
頭の中が真っ白になった
508:
・・・
510:
何もできない
自分は無力だった
ただ突っ立ってるだけ
512:
彼女母親「この前の病院に…いるので…よかったらきてあげてください…」
電話が切れる
514:
これは夢だ
そう思った
だがケータイの着信履歴にれいなの文字
夢じゃない
516:
何をすればいい
病院に行く?
行けなかった 行ったらどうなるだろうか
どうせ俺は何もできない
518:
考えた
れいな母は事故にあったと言っただけだ
別にれいなが死んだなんて言った訳じゃない
そもそも俺に連絡をくれるなんておかしい
普通は身内からだろ
520:
俺は病院に向かった
何もできなくてもよかった
ただれいなに会いたくて
会えればそれでよかった
521:
ただ走っていた
病院は結構遠い
電車で3駅
今は夜中 電車はない
タクシーに乗ろう 金がなかった
走るしかなかった
522:
自転車でいけばいいだろ
大丈夫なんだよな?
524:
>>522
自転車壊れてたんだ
パンクしてて
523:
走る だが病院は遠かった
病院に着いたのは朝 3時間もかかった
疲れなんてなかった なぜかはわからない
彼女の病室を窓口?で聞いた
525:
泣いた
527:
部屋は311号室
中には一つのベット
部屋の前には名前があった
だがれいなはいない
529:
看護師に聞く
わからないと言われた
待合室でれいなのケータイに電話をかけよう
そう思った
待合室に行くとれいな母がいた
俺「れいなさんはどこに?」
彼女母親「来てくださったんですね…今は」
531:
彼女母親「もう…ダメなんです…」
俺「ダメ?どういう事ですか?事故ってなんですか?」
彼女母親「ひき逃げで…私もどうしていいのか…」
俺「ひき逃げ…?」
533:
これはキツイ
537:
彼女は即死だったらしい
ひき逃げで飛ばされた後にガードレールか何かに頭をぶつけて
542:
え…もう亡くなったの…?
544:
ひき逃げした方はあっさり捕まった
そのあと自分で警察行ったらしい
彼女母親も自分の不注意だと言って深く責めなかったみたいだ
546:
不注意?
それですまされるものなのか?
549:
俺はその日れいなに会う事さえ出来なかった
れいなの葬式は身内だけで小さくやり
俺がれいなに会えたときは既に火葬を終えたあとだった
552:
俺はれいなの事を絶対忘れないと思ったはずだった
だけど実際スレ書き始めてから思い出していった事も多かった
553:
忘れないと思うとか
ドラマや漫画にに影響されすぎだなと思ったが
それくらいしかできる事がないと思ったから
554:
1に聞きたいんだが、花、デージーをプレゼントしたよね
何故、目の見えない彼女に「花」なの?
555:
>>554
花は見るだけの物か?
556:
>>554
匂いとか分かるかなと思ったんだ
557:
釣りくさいと思ってる人も多いだろう
実際俺もこんなスレがあったらまずそう思うよ
558:
だけど本当のことだった
釣りだと思うのはしょうがないと思う
だがそれを言われると書いてる側の人間は悲しいよ
話を作ってると思うならそう思っててくれ
それを書いてどうなるんだよ
560:
>>558
じゃあ信じる
561:
>>560
俺も信じる
565:
>>558
お疲れさま。まあ気にするなよ。
釣りとか何とか言ってるのは、猜疑心が強すぎて、
何かが自分の身に降りかかっても受け止めようとしない連中だ。
彼女、残念だったな。
568:
>>565
ありがと
559:
話は終わった
スレ書こうと思ったのは一昨日彼女と会った駅で盲目の人を見た事から
オチなんてなかったな
わざわざ時間裂いて読んでくれた人はありがとう
567:
>>559

事故死なんて悲しすぎるな…
563:
今高2で3年前の話で中3?
566:
>>563
年明けたから
571:
>>1
鍋の野菜は誰が切ったんだ?
572:
>>571
そこは未だにわからない
母親しかいないと思うが違うみたいだった
573:
21歳の娘を面倒見てくれたのが中3って、母親はどう思ったのかが気になるな
577:
即死なのに病室ってあんの?
579:
>>577
救急車呼んだ時点で病院には入院できる病室がある
たぶん用意は即死判定出される前にされたんだと思うよ
前に病室に空きがないって言って救急車来なかった事件あったじゃん
578:
>>1乙
信じるわ
ところで、そろそろパンツ穿いてもいいか?
580:
>>578
ありがと
とりあえず穿け
581:
病院名だけ伝えて、死んだことは伝えられなかったの?
582:
>>581
誰に?
584:
花屋店員だけど、デージーは苗物ではあるけど
切花は市場では扱ってないよ。
586:
>>584
実際デージーだったかどうかは曖昧
ピンクで花びらが多かったというかブァーってなってたからデージーかなって思っただけだから違うかもしれない
592:
>>586
>>584
ガーベラとみた。
デージーににてるが、もっとデカクて、派手め。
どうよ花屋?
585:
既出ならすまんが、れいなたん何で1人暮らししてたの?
家族がクソなのかとも思ったが、そうでもないみたいだし…
587:
>>585
貧乏だったから母親に迷惑かけたくなかったらしい
588:
>>587
むしろ一人暮らしする方が金も心配もかかるだろうに
598:
なんで俺みたいなクズが生きてていい人ばかり死ぬんだろう
って思った奴いる?
引用元: ・盲目の子に恋した話する【前編】駅の改札が詰まっていたので何事かと見てみたら盲目の子が立っていた。前の人がその子に「邪魔なんだよ」とわざとぶつかって転ばせたので、助けようと思って声を掛けた結果
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