梨子「私と彼女で」善子「ウロボロスの契約を」back

梨子「私と彼女で」善子「ウロボロスの契約を」


続き・詳細・画像をみる


梨子「彼女は悪魔を律せない」
善子「彼女とゲヘナへ堕ちたなら」
続き。生えてる。よしりこ。閲覧注意。
8:
梨子「ん、ぁ?やっ?」
善子「ね、だめ? いいでしょ、リリー……わたし、我慢できないの……」
善子「ね? だめ?」
梨子「よ、よっちゃん……だ、だめだよ、こんな、さっきしたばっかり?」
善子「だ、だって……」
梨子「――だ、だめっ!」
善子「え……」
梨子「ぁ……よっちゃんのことが嫌なわけじゃないし、こういうことも、嫌いなわけじゃないし……」
善子「じゃあ、なんでよ」
梨子「……思わないの?」
善子「?」
梨子「――わたしたち……しすぎじゃ、ないかな///」
11:
善子「え///」
梨子「今日はもう三回……昨日は四回、その前も三回……あ、あのね、いくら夏休みになったからって……毎日毎日飛ばしすぎかなぁって」
善子「……そ、そうかもしれないけど。リリーも気持ち良さそうにしてたから……つい」
梨子「そ、それは///」
梨子「ちょっと、抑えた方がいいのかなって……どう思う?」
善子「……」
善子「わたし、リリーのこと、好きなの」
梨子「う、うん///」
善子「最近ね、リリーのことしか、考えてない」
善子「今だってそうよ」ギュッ
梨子「ちょ///」
善子「ね、リリー……いいでしょ?//」
梨子(ぅぅ、まただ……よっちゃん急にシたいとかいいだすんだもん……普通に話してただけなのに発情したみたいに……そんなものなのかな)
12:
梨子「は、話聞いてた!?」
善子「ちゅっ……んっぅ」
梨子「んんんっ!??」
◇――――◇
梨子「も、もうっ! なんでまたしちゃうのっ///」
善子「気持ちいいんだもん……」
梨子「ぅ……わ、わたしも、いい、けど……///」
梨子「話してたよね……ちょっとしすぎなんじゃないかなって」
善子「……嫌なの?」
梨子「よっちゃん、そうじゃないの……そんな顔しないでよ……」
善子「……最近、我慢できないの」
梨子「?」
善子「な、なんか常にゾワゾワするっていうか……学校にいても、1人でいても、リリーのこと、考えちゃうの……」
善子「なんか、わたし……おかしく、なってるのかな……」
梨子「えっと、つまり、常に興奮しちゃってるってこと?」
善子「常にではないけど、近いかも……」
善子「やっぱり病気なのかな」
梨子「……」
14:
梨子「思春期だから、とか?」
善子「?」
梨子「ほ、ほらよっちゃんのそれは男の人のものでしょ? よっちゃんくらいの歳の男の人は一番性欲が強い時期らしいよ、よっちゃんも、そうなのかも……」
善子「……普通って、こと?」
梨子「よっちゃんはソレがあるせいで、性欲関係は男の人に近いみたいだし……普通なのかも」
善子「よかった……じゃあこれはどうすれば治るの?」
梨子「治すとかじゃない、と思う……流石にどうしようもないかな」
善子「じゃあ……ずっとこの、モヤモヤしたのが続くの?」
梨子「……うーん」
梨子(よっちゃん、切なそう……私はその感覚を理解して、あげられないけど……)
梨子「えっと、よっちゃんはさ……今私と好きな時にできるよね」
善子「う、うん、練習終わりにリリーの家に来れば……毎日」
梨子「そ、そう……それはつまりね、よっちゃんの身体がね、その……えっちが欲しいって指令を脳みそが出したら、すぐに実行されるってことをわかっちゃってるんだと思う」
善子「?」
梨子「あーえっと、つまりね……えっちしたいって思ったらえっちがすぐ出来ちゃう、それに慣れてしまったから、もっともっとって、どんどん、エスカレートしていくのかなって」
15:
善子「なるほど……」
善子「だからしないようにするってこと?」
梨子「うん、ちょっと辛いかもしれないけど……するの我慢してみよ?」
善子「我慢って、どれくらい?」
梨子「満タンになるのが大体3日らしいから……とりあえず4日間は我慢だよ」
梨子「ひとりでもしちゃだめだからね」
善子「……」
梨子「このままいくと日常生活にも支障が出ちゃうかもしれないから……ね?」
善子「わかっ、た……」
梨子「うん、がんばろうね」ナデナデ…
善子(4日間、か……)
17:
◇――――◇
善子(夏休みが始まってもうすぐ1週間……)
善子(せっかく毎日、リリーと出来ると思ってたのに……)
善子(はぁ……我慢か)
善子(まあでも、確かに飛ばしすぎてたかもしれないけど)
善子(リリーも私のこと思って言ってくれてるんだと思うし……。というか――やっぱり負担かけてたかな……)
善子(今日は練習終わりにリリーの家に行くのやめとこ……)
梨子「あっつい……はぁ」ダラダラ…
善子「……」キュン…
善子(相変わらず汗だらだらね……なんかリリーが汗だくなの見てると……もやもやするっていうか……)ムラムラ…
善子(あーもうやっぱり……あんまり意識しないようにしないと……)
19:
梨子「よっちゃん」
善子「え?」
梨子「今日もうちに来る?」
善子「き、今日はいいわ!」
梨子「そう?」
善子「全国のり、リトルデーモン達を救わなきゃいけないのっ!」
梨子「また放送? だっけ」
梨子「じゃあ家でそれ、見てようかな」
善子「そ、それはやめてっ!」
梨子「うふふ」
20:
◇――――◇
2日目
善子(はぁ……昨日はまあ、普通に耐えられたけど……)
善子(やっぱりなんか、リリーといないと落ち着かないわ)
善子(今日はリリーの家に行こうかな……)
梨子(よっちゃん大丈夫かな……興奮したりしてないかな……)
梨子(解消してあげたいけど、こ、これもよっちゃんのためだから……っ)
善子「ねえ」
梨子「うん? どうしたの?」
善子「今日はリリーの家、行っていい?」
梨子「うん、泊まる?」
善子「ううんそれはいい」
梨子「そっかわかった……」
21:
◇――――――◇
善子「なんで宿題なんてしなきゃいけないのよっ!!」
梨子「だってよっちゃん、私と一緒じゃないとしないでしょ?」
善子「そ、そんなこと、ないし」
梨子「本当?」
善子「本当よ! だから、もうやめましょ」
梨子「だーめ」
善子「むぅ……」
梨子「……」カキカキ…
善子(勉強してる時のリリー、可愛い……)
善子(……)ムラッ…
ギュッ
梨子「ふぇ//」
梨子「よ、よっちゃん……興奮しちゃった、の?」
善子「……き、キスしたいだけ」
梨子「で、でも///」
23:
善子「リリー言ったじゃない、射精するのを我慢するって。だからこうやって抱きついたり、キスしたりするのはいいんでしょ?」
梨子「そ、それは……うん///」
善子「リリー……」ギュッ…
梨子「……」ナデナデ
善子「いい匂い……」
梨子「毎回思うけど、嘘だよねそれ///」
善子「ほんとよ」
梨子「///」
善子「ちゅ……んっ?」
梨子「んんんっ?」
善子「ちゅるっ……ん、む?」
梨子「よっ、ちゃ……あ、む?」
梨子「ぷは……んっ……?」トロ-ン…
24:
善子「////」キュンキュン//
善子(リリーの顔蕩けてる……かわいい?)
サワワッ
梨子「ひっ……?だ、だめっ!!」ガシッ
善子「ぅ……」
梨子「よっちゃん、今このままえっちなことしようとしたでしょ」
善子「だ、だって……」
梨子「2日後には好きなこと、していいから……我慢しよ?」
善子(す、すきな、こと)///
善子「う、うん……わかったわ」
ビンビン…///
梨子(キスだけでよっちゃんの、あ、あんなに膨らんじゃってる……///)
善子「ぅぅ……」
26:
梨子「し、シてあげないからね///」
善子「わ、わかってるわよ///」
梨子(ちょっといじわるだったかな……)
梨子「前もこんなこと、あったよね……毎日したいしたいっていうよっちゃんを、我慢させたこと。あの時は……仕方なくだったけど」
善子「……」
梨子「ね、約束守ってる? 私の前以外で射精しちゃだめなんだよ?」
善子「ま、守ってる……というか約束だったのそれ」
梨子「私との契約の中にあります」
善子「聞いてない……」
梨子「今回も一人でするの我慢してね」
梨子「きっと、きもちいいよ」ササヤキ…
善子「……?」ゾクゾクッ…
梨子「さ、宿題しよっか」
善子「はぁ!?」
27:
◇――――◇
四日目
善子(つ、ついに四日目……ぅぅ、夏休みなのにもったいない)
善子(でも今日はリリーと……?)
ギュッ
梨子「……///」
善子「我慢したんだからね」
善子「リトルデーモンのくせに、主を我慢させるなんて……おしおきが必要ね」
梨子「あ、あのねよっちゃん……そのことなんだけど」
クンクン…
善子「あれ……?」
梨子「やっ……///」
善子(この独特な匂い……)
梨子「――あの、ごめんね……生理が来るの、考えてなく、て……」
29:
善子「な……そ、それじゃまたしばらく」
善子「な、なによ……せっかく我慢したのに……夏休み、もったいない……」
梨子「じゃあ……口でしよっか?」
善子「……いいの?」
梨子「わたしが、悪いわけだし……」
梨子「脱がせるね?」
善子「……」コクッ…
善子「んぅ……ハァハァ……」
梨子「よっちゃん、もう興奮しちゃってるの?」
善子「だっ、て……リリーのせいで」
梨子「うん、そうだね。だから……わ、私のお口でいいなら、いっぱい出していいからね?////」
善子「////」
善子「な、なによ。普段の堕天の時は、そ、そんな余裕ないくせに」
梨子「な、なんでそういうこというの!?/// だ、だから今日は仕返し……私が、リードするの」
30:
スルッ…
梨子「もうこんなになってるね?」
サワワ…
善子「ぁ……リリー……??」ゾワゾワ…
梨子「どうしたの? 今日は敏感だね?」クスッ…
善子「うっ、ふっ、ほんとに、なんか変なの……ゾワゾワして、なんか……ぅぅ」ドクドク
梨子(も、もうトロトロなのが///)
梨子「私のためとか考えないでいいから、我慢しなくていいんだよ?」シコッシコ…
善子「ぁっ?うっ?リリー、そ、そこ……??」
梨子「ここ、裏側、気持ちいいんだもんね? よっちゃんの可愛い声、聞きたいな」
梨子「れろ……んっ……」
梨子「えへへ、少し苦いね」
善子「んっ……ぁ?ぅ?」ビク…
32:
善子(我慢してたから、気持ち、いい……///)ビクビク…
梨子「あむ……じゅぶ……むっ?はっぁ?れろっじゅぶ?」
善子「ひんっ?んぁ?くっぁ??」
梨子(よっちゃん……いつもより声高くて可愛い?裏側舐めるだけでびくんて腰が跳ねちゃって……?)
梨子「じゅぶ……んぐ……はむっ?」
善子「り、リリー……まっ、て?いっちゃ、ぅ??」ガクガク…?
梨子「うん……いいよ、らして?」
善子「――あっっ?ぅっ、ふぁぁっ??」ビュッビュッビュルルルルルッッッ
梨子「んぐ……!? ごふっ」
善子「はっ?ぁっ?」ビュッビュッビュッッ
梨子「んんんっっ??」
梨子(す、すごい、量////)
善子「ハッ……ハッ……???」ピクピク…
33:
梨子「んぐ……んぐ……ごっく」
梨子「ぷは……はぁはぁ……けほっけほっ」
善子「り、リリー大丈夫……?」
梨子「う、うん、平気だよ……今日のよっちゃん、多いよぉ」
善子「し、ししし仕方ないじゃないっ」
梨子「まあそうなんだけど……」
梨子「辛くなったら言ってね? またお口でするから」
善子「う、うん……」
梨子「じゃ、夏休みの宿題しちゃおっか?」
善子「へ……い、いやよっ」
善子「あんなに出したから、眠い……」
梨子「それもそう、だよね……」
梨子「ちょっとお昼寝……する?」
善子「リリーも」
梨子「わ、わたしも?///」
善子「リリーとじゃなきゃやだ」
梨子「うぅ、わかった。お口ゆすいできてからね?」
34:
◇――――◇
善子「クーラーの効いた部屋でお昼寝って、最高」
梨子「だらけたこと言っちゃだめだよ。まあ、最高だけど」
善子「ほら」
ギュッ
梨子「もう、熱いよ……クーラーつけた意味がなくなっちゃう」
善子「意味はあるわよ? 普通ならこうやって抱きついて眠れないけど、クーラーがあればくっついて眠れる」
梨子「もう、無茶苦茶……」
善子「ちょっと汗掻いてる?」
梨子「へっ///」
善子「いい匂いだから?」
梨子「また怒るよ!?////」
善子「そんなカリカリしないで。ねえねえせっかくの夏休みよ? 何かしない?」
梨子「はぁ……そうだよね、遠出でもする?」
35:
善子「それもいいけど……そんなお金ないわ」
梨子「そっかぁ……」
善子「ら、来年までに貯めておくっ」
梨子「ふふっ、うん、そうしよっか」
梨子「そうだなあ、じゃあ花火とかどうかな? ちょうどよくそこの浜辺で出来るし」
善子「花火! うん! それね!」
梨子「もう、耳元で叫ばないで」
善子「みんなでもして、そのあと二人でもするの、いいでしょ?」
梨子「ふたりでもするの?」
善子「ええ、だってほら……みんなでするのも楽しいけど、二人でするのは違う楽しさだって、そう思わない?」
梨子「ふふっ、そうかもね」
梨子「じゃあふたりきりでも花火、しよっか」
善子「ロケット花火を打ち上げるんだからっ!!」
36:
梨子「そ、それはだめだよ……迷惑になるし。線香花火とかで十分な気が……」
善子「もー、だから地味って言われるのよっ」
梨子「ぅ……いいもんどうせ地味だし……地味顔だし……」
善子「い、いや顔は結構派手だと思うわ」
梨子「そうかな……?」
善子「可愛いし、綺麗系?」
梨子「……////」
善子「まあどっちでもいいけどね」
善子「ふぁぁ……んっ」ギュッ
梨子「ほ、ほんとに私に抱きついたまま眠るの?///」
善子「ええ、だめ?」
梨子「だめじゃないけど……」
善子「おやすみ」
梨子「ええ……」
善子「すぅ……すぅ」
梨子「はぁ……本当に眠り始めちゃった。どうせなら……寝顔が見たいな……なんて」
梨子(今度でいいよね、よっちゃんがこれでいいなら。それにしても今日のよっちゃん……可愛かったな……やっぱり我慢した後だと気持ちいい、のかな?)
梨子(でも我慢するの辛そうだし……次からはちゃんとしてあげよう。もちろん、ちゃんとした節度を持って……だけど)
梨子(よっちゃんは思春期みたいだし、ちゃんと考えてあげないとね)
37:
◇――――◇
梨子(ん……私も寝ちゃってた……)
モゾモゾ
善子「んっ……?んっぅ?り、りー……?」スリスリ…
梨子「へ……////」
梨子(よ、よっちゃん!? か、硬いのが……服の上からお尻に押し当てられて……こ、これって……///)
善子「ハッ……ぁ?」
梨子(ま、まだ私が寝てると思ってる……? 動きも小さくてゆっくりで……でも、我慢出来なそうな声が、耳元で///)
梨子(ぅぅ、よっちゃんの吐息が耳にかかって……)ゾクゾクッ
梨子「あ、あの――」
善子「えっ」ピタッ
善子「お、おおお起きてたの!?」
梨子「いま、起きて……」
38:
善子「あ、いやえっと、これはっ!!」
梨子「まだ、足りなかった、の?」
善子「……」
梨子「足りなかったなら……私のせい、だよね……我慢させたから」
梨子「最後まではだめ、だけど……私のあ、足の間とか……使ったりするのは、どうかな……」
 横向きになって、よっちゃんの顔を見なくて済むからか、私はとっても恥ずかしいことを言っているような気がした。ううん、言ってしまった。
善子「え、え?」
 顔が赤くなっていくのを感じながら、下半身の部屋着を下ろす。下着姿になって横向きで寝転ぶ、重なっている太ももに、私の手を入れ込んで、二、三回出し入れ。
 これ以上言葉で説明するのは流石に恥ずかしくて、私なりの精一杯だった。
 ごくりと大きく深く、喉を鳴らす音が聞こえる。
善子「いい、の?」
梨子「うん……////」
善子「ハッ……ハッ///」
39:
 よっちゃんは部屋着に加えて下着まで降ろしてしまったみたい。スイッチが入ってしまっているよっちゃん、再び横向きになって抱きつかれて、お尻の付近に暴走しそうなくらい熱く腫れあがるソレが当てられる。生暖かい吐息が耳元に幾度も吐きつけられ、なんとも言えない感覚に、胸が熱くなる。
 私の身体も熱を帯びていき、この状況に興奮してしまっている。
 よっちゃんは何をすれば良いか、私の稚拙なジェスチャーでわかったらしい。私も導くように、片方の太ももを少しだけ宙に持ち上げる。
善子「ハッ……ぅ?」ピトッヌリュッッ
 ベッドについている太ももの上に、よっちゃんのソレが乗せられる、既にトロトロになった先っぽ、宙に持ち上げていた太ももをソレの上にゆっくりと降ろす。
善子「んっぁ……?」
40:
善子(リリーの、太ももにはさまれ、て……?? 細いのに、ぷにぷに、で……食いつい、てきて……きもち、ぃ……??)
梨子「///」
 びくん、びくんと脈打つソレ、善子ちゃんは襲ってくる気持ち良さに全然耐えられないみたいで、それでもなお、快楽を求めて自然に腰を前後に動かし始める。
梨子(太ももの間からよっちゃんの先っぽが///)
 でたり、戻ったり、回数を重ねる度に太ももの間がぐちゃぐちゃに蒸れていき、先っぽからもさらに潤滑油を供給する。
善子「ぁっ?あっぁ???」グチュッグチュッ?
梨子「きもち、いい?」
善子「り、りー……?すきっ??」
梨子「わ、わたしも……////」
善子「はっぁ?んっぅ??」
 よっちゃんの動きは激しさを増していく。太ももに力をぐっと込めて圧力を強めると、ふぁぁ、と力なく吐息が溢れる。
42:
 よっちゃんは動きながら、徐々に位置が変わっていく。出し入れしていた位置もそれと同様に――上の方へ。太ももの少し上、私の下着に、ソレの上部を擦り付け始める。
梨子「ふぁ///だ、だめだよっ、いまはっ」
 よっちゃんは本当に我慢出来なくなってしまっているみたいで、少しでも本物のえっちの感覚が欲しい、みたい。下着に擦りつけられて、私の性感帯にも、否応なく刺激が与えられる。
梨子「やっぁ?よ、っちゃ……?」
善子「り、りー……きもちぃぃ……?」グチッグチュゥ
 部屋に響く卑猥な音は、よっちゃんが気持ちよくなって出したものだけではないことを知っている、余計、恥ずかしくなって唇をきゅっと引き結ぶ。
善子「り、りー……ほんばん、しよ? わたひ、わたし、もおっ??」ガクガクッッ
 抱きしめられる力は先ほどよりも遥かに強く、耳元で囁かれる声は、とびきり甘く。私の心を高鳴らせ、冷静の真反対へ。それでも
梨子「だ、だめだよぉっ!///」
44:
 それだけは、譲れない。
善子「ぅぅ、堕天……」ハァハァ///
 嘆くよっちゃんの声、その声もすぐに快楽の声で上書きされる。
善子「あ、いっちゃ……いっちゃぅ///」
 よっちゃんの限界はすぐそこまで来ている。このまま射精されてしまうと、よっちゃんの興奮度合いからすると……うん、その射線上はぐちゃぐちゃ……。
 そこだけは冷静に判断した私は、よっちゃんの膨れ上がった先っぽの辺りに、手を受け皿の形にして備える。
梨子「いいよ、全部だして?」
善子「ふっぁ――くっぁ????っっっ/////」ビュッビュッビュルルルルッッッ
 先っぽが、そして抱きつかれている身体が激しく痙攣している。両手で受け止めたよっちゃんの精液はどろどろのゼリーのようで、瞬く間に受け皿の手を満たして言った。
善子「はっ……はぅ」ピュッ…ピュッ……
梨子「ん……いっぱい出たね」
45:
 よっちゃんの身体は特殊で、精液が陰核の中を通ってくる。快楽神経の中心を、こんなドロドロの液体がぐぐってひっかかりなかがら出てくるんだもんね……正直、想像するだけでおかしくなっちゃう、レベルだと、思う。男の人のと女の人の快感が同時に……きっと私が普段感じているものより、ずっと……。
善子「ごめんなさいリリー……」
 よっちゃんは急に冷静になって、抱きついていた手を離す。
梨子(あ、精液、からっぽになったのかな? 急に冷静になったし……)
善子「こんなつもりじゃなくて……わたし、やっぱり最近おかしいの」
梨子「……そわそわしちゃうの?」
善子「うん……」
梨子「やっぱり出したくなったら全部出しちゃうっていうの、良くないんだと思うな。……えっと、射精したくなっても、1日に一回しか射精するの禁止っていうのはどう?」
46:
善子「1日に、一回……?」
梨子「ひとりでするのもカウントね? それで少しずつ調節してみよう?」
善子「……うん、それがいいかも」
善子「ご、ごめんねリリー……わたし、こんな身体で……」
梨子「どうしたの、急に……?」
 ――影が、見えた気がした。
梨子「よっちゃんはよっちゃんだよ」
善子「うん……ありがと」
善子「ね、花火いつにする? 先にリリーと二人でしたい」
梨子「えっ、と……じゃあ近いうちにしよっか」
47:
◇――――◇
善子「もうっ、線香花火ばっかりして」
梨子「わ、私にはちょうどいいよ」
善子「くらえネズミ花火ー!!」
梨子「きゃぁぁっ!!!」
梨子「もうっ、なにするの!?」
善子「ふふっ、仕返ししてもいいのよ?」
梨子「むっ……」
梨子「はぁ……花火なんて久しぶりだよ」
善子「向こうじゃしなかったの?」
梨子「うーん、全然」
善子「――友達いなかったの?」
48:
梨子「ぅ……い、いたけどっ! そんな親しいわけじゃなくて……学校友達っていうか」
善子「灰色の高校生活だったのねっ!」
梨子「そ、そんなんじゃないっ、地味は地味なりに……これでも楽しかったもん」
梨子「――今が、幸せすぎる、だけ」
善子「……///」
梨子「私には、色々勿体無いなぁって、思っちゃうの」
梨子「でも、いいよね……私たちがこうしていられるのも――今だけかもしれないし」
善子「……?」
善子「今だけ? どういうこと?」
梨子「……えっ、と」
善子「……」
善子「……なに考えたのか、聞かない。でもこれだけは言っておくけど、私はあなたのことを、本当に大切だと思ってるわよ」
49: また。(おにぎり)@\(^o^)/ 2017/01/24(火) 01:41:40.65 ID:1IpH9tNv.net
善子「……それだけ」
梨子「うん……」
善子「2人で旅行、行くんだからね」
梨子「うんっ……」
 考えてしまった、先のこと。
 よっちゃんのためにも、私のためにも……考えることはやめた。今のことだけ、目の前のことだけ考えよう。
梨子「……えいっ」
善子「ふぇ!? ちょっ、ねずみ花火、あつっ!!!」
梨子「ふふふっ」
善子「ちょっと危ないじゃないっ!」
梨子「さっきよっちゃん、仕返ししていいって言ったよ?」
善子「うぅ、リトルデーモンのくせにーっ!!!」
58:
◇――――◇
九月
善子「夏休みが恋しい」
梨子「仕方ないよ」
善子「冬休み……」
梨子「まだまだ先です」
梨子(そういえばよっちゃん……夏休みの後半くらいから、落ち着いたみたいだね……)
梨子(あ、あんなにしょっちゅう発情してたのに……今は全然。最後にしたのも夏休みの中盤だし……)
梨子(今日は学校が再開してから初めてのお泊まり……も、もしかして襲われちゃったり、するかな……///)
善子「はぁ……練習疲れた、毎日毎日暑すぎよ、全然気温下がらないじゃない」
善子「リリーもそう思わない? どうせ授業中だって教室で汗だくなんでしょ?」
59:
梨子「なっ……///」
善子「だってリリー、学校じゃいつも制汗剤の匂いするもの!」
梨子「ぅ……クーラーないのがおかしいのっ……私立なのに……」
梨子(早く夏終わってぇ……)
善子「みんなリリーみたいに汗っかきじゃないのよ」
梨子「うぅ、ひどい……」
善子「だからこうやって、クーラーの効いた部屋は最高ねー……」
善子「ふぁぁ……眠い」ギュッ
梨子「……もう、私は抱き枕じゃないんだよ」
善子「んー、いいでしょ」
梨子(今から……するのかな)///
善子「このまま寝る……電気消してー」
60:
梨子「え、ね、眠っちゃうの?」
善子「?」
梨子「ううん、なんでも……」
善子「どうかしたの?」
梨子(わ、わたし……期待しちゃってた///うぅ……夏休みの中盤までは毎日シてたからだよ……よっちゃんのせいだぁ……///)///
梨子(でも、なんで最近、しようとしないんだろう……もう二週間もシてない……よっちゃんは我慢出来るわけないし、きっと一人で処理してる、んだよね?)
梨子(……一人の方が気持ちいいのかな、も、もしかして――私に飽きちゃった、のかな……)
梨子(飽きる時は急に飽きちゃうって、言うし……)
梨子「……」
善子「すぅ……すぅ」
 一度根付いてしまった不安の根は、簡単には抜けそうになかった。
61:
梨子「眠った、かな」
ゴロンッ
善子「んっ……ぅ」
梨子「抱きつかれるのより、こうやって……向かい合わせで眠る方が、好きなんだよね」
善子「ん……」
梨子「かわいい……」
梨子「よっちゃん……私のこと、好き、だよね? 嫌いじゃないよね? 飽きて、ない、よね……?」
 急に求められなくなったこと、まるでぽっかりと穴が開いてしまったかのような感覚に陥る。私たちは元々、身体の関係から始まったって言っても間違いではない。最後までしたのはちゃんと付き合ってからだけど。
 私がよっちゃんの"悪魔"を満たしてあげる。それで私も満たされていたって、こと。
 世間一般は、男の人の方が求めて、女の人はそうでも、ないんだって。私たちもそうなんだろうなって、思ってた。でも……。
 私はよっちゃんと同じくらい、相手のことを求めていたんだと、気がつく。これは前からなのか、それとも夏休みにシすぎた代償なのかはわからない。
63:
 そういうことによって心が通った私たち。邪な通い方、私はそれに今でも頼ってしまっているんだ。よっちゃんに求められるのが嬉しい、よっちゃんを満足させてあげたい、よっちゃんの気持ち良さそうな顔が、声が大好き、よっちゃんの――。
 よっちゃんのため、よっちゃんのため、と言ってしてきたこと、それは結局……私がしたかったから。そういう行為は、とってもわかりやすい。そういう行為をしているだけで、2人の心が通いあっている、様な気がしていたんだ。
 でも、もしかしたら違ったのかな。
 あんなに求めて来たんだから、飽きるだなんて考えもしていなかった。でも、そうだよね。あんなにいっぱいしてたんだもんね、飽きちゃうのも、むり、ないかもね……。キスも、してくれないね。
 別に飽きたなんて言われてないし、また、よっちゃんから求めて来てくれる、かもしれないし……。
 わたし、地味だし、だめだから……よっちゃんの性処理くらいしか、出来ない、けど……っ。でも全力でするし……だから、だから。飽きたなんて、言っちゃ、やだ……。
梨子「わたし、だめだ……すぐこうやって、ひとりで、不安になって……前もこうやって、迷惑かけた、のに……ぐす」
梨子「はぁ……」
梨子「おやすみ……」
65:
◇――――◇
カラオケ
善子「……歌わないの?」
梨子「え、あ!!」
善子「……」
梨子「ご、ごめんね……ぼーっとしちゃってて!」
善子「いくらこのヨハネの歌声が人々を魅了するハーメルンの笛以上の魔力を持つからって……リリーは私の眷属なんだから、ぼーっとなんてしないはずよっ!」
梨子「う、うん……」
善子「……何かあった?」
梨子「い、いや……」
梨子(えっちしてないから不安だなんて、い、言えるわけないっ……わたし、変態なの、かな……)
善子「……」
善子(やっぱり、リリー……私のこと、変なふうに思ってる、のかしら……)
善子(どう、しよ……このまま、別れる、なんて、なったら……)
善子(あの時、あんなことしなければ……)
66:
◇――――◇
夏休み 朝
善子『ね、リリー……』
梨子『ん……』
梨子(頭痛い……)
善子『大丈夫? どこか痛い?』
梨子『へーき……ちょっと、眠らせて』
善子『ほんとに平気?』
梨子『うん、平気だから』
善子『そう……』
善子(眠いのかな……?)
善子『ねえ……リリー、あの、私が帰る前に……』ギュッ
善子『今日の分の……だ、堕天……///』ギュッ
67:
梨子『ん……今はちょっと……』
善子『だめなの……?』
梨子『うん、ごめん……』
善子『……今日の分してない』
梨子『ごめんてば……』
善子『眠いの……リリー?』ギュッ
梨子「んぅぅ……』
善子『リリー』
梨子(頭いたい……)
善子『リリー……ねえねえ』ユサユサ
梨子「……」イラ…
梨子(でもよっちゃんに言うの、心配かけるし……)
善子『リリー!』
梨子『――もうっ!!』
善子『っ……』ビクッ…
梨子『ぁ……』
梨子(わた、し)
梨子『ぁ……あの』
68:
善子『っ……』
善子『ご、ごめんなさい……あの、私、リリーのこと怒らせるつもりなんて、なくて……』ウル…
梨子『う、ううん私こそ……ごめんね今、ほんとに、頭痛くて……ちゃんと言えば、良かったね』
善子『あ、頭痛かったの? 薬は!?』
梨子『よっちゃんが眠ってる間に飲んだよ』
善子『そ、そう……』
梨子『ごめんねよっちゃん……今日はしてあげられないけど……』
善子『ううんいいの……ごめんなさい』
善子(やっぱり私、リリーに負担かけてる……私のせいで……)
善子(リリーが体調悪そうなのも眠いだけって思ったりして……私、全然リリーのこと、考えられてない……)
善子『じゃあ私はそろそろ帰るわね……何かすることとかある?』
梨子『ううん、大丈夫だよ、ありがとね?』
善子『うん……ばいばい』
善子(リリー、さっき本気で怒ってた……嫌われてない、かな……)ウル…
善子『……』
善子(やっぱり私がこんな身体だから……えっちするの、しばらく、やめよ……)
69:
◇――――◇
梨子の家
善子(やっぱり、ちゃんと夏休みのあの時のこと、謝ったほうがいい……)
梨子「よっちゃん?」
善子(でも……)
善子(リリー、私が堕天したいって言わなくなってからもそのことに触れて来ないし……)
善子(やっぱりシたいって思ってるのは私だけで……独りよがりだったんだ……)
善子(そりゃ、そうよね……こんなの、おかしいもの……。このままでいいんだ……きっとリリーは私のことは好きで、いてくれてるはず。私の"悪魔"を嫌ったと、しても……)
善子(でも、最近はキスも……してくれない。ううん、いつも私から、だったわよね。えっちする時は勿論、告白も、初めてのえっちも、でも最初のキスは向こうから、だったっけ)
善子(――キス、したいな……)
 でも、そう。キスしちゃったら、私のアレが、反応しちゃう。我慢してるし、最近は1人でしてるから……リリーとキスなんてしちゃったら一瞬だと思う。抱きつくくらいなら慣れたから平気だけど……。
70:
 私の悪魔が、あるせいで……こんなの、無ければ……自分の気持ちに自信が持てたのに……っ。こんなのが無ければ、胸張ってリリーのことが好きって言えたはずなのにっ。また、わかんなくなってきてる……えっちしてないとこうやって心がぐちゃぐちゃになってきて、これって、リリーのことを性欲発散の対象としか見ていないから? 最初の時にリリーは、細かく考えなくていいって、言ってたけど……でもっっ。
 触れ合えなくなった途端、ざわつく心。そう、そんな邪な感情を通してでしかリリーのことが見れていない、ってこと。
善子(違う、私は……私はっ……)ウル……
善子「寝る……」ギュッ…
梨子「何か、あったの?」
善子「……なんでもない」
善子(リリー、いい匂い……こうしてると安心する。そう、好きだもん……リリーと、堕天なんか、しなくたって……)
71:
梨子「……」
善子「……ねえ、私、最近毎週泊まりに来ちゃってるけど、迷惑じゃない……?」
 そういうことをしなくたって、好きだもの。それを証明したくって、私……。
梨子「え? そんなことないよ!」
善子「そっか、良かった……」
 リリーは優しいから、そう言うに決まってる。そう、優しいから……それが本心なのか、わからなくなる。
梨子「よっちゃんやっぱり……」
善子「なんでもない……おやすみ」
梨子「……」
72:
◇――――◇
梨子(よっちゃんも、何か悩んでる……)
梨子(でも、何に悩んでる、んだろう……わからない)
梨子(ああだめだ……こういう時、何て言って聞いてあげればいいんだろう。こんなのだから、飽きられちゃう、のかな……)
善子「すぅ……すぅ」
梨子「今日も、何にも無かったし……キスもしてない、し」
梨子「最後にキスしたの、いつだっけ……」
梨子「私が頭痛でイライラしちゃって、あの時から、かな……しなくなったの」
梨子「そういえばよっちゃん、その時からえっちも……もしかして」
善子「んぅ……ぅ?」
梨子「へ///」
梨子(ま、またお尻に、よっちゃんの、硬いのが)////
梨子(え、えっち、する、の?)///
73:
善子「は、ぅ……ぁ」
梨子(うぅ///)
梨子「よ、よっちゃん……?//」
善子「ハァハァ……」
梨子「あ、あの」
梨子(な、なんでよっちゃんやめないのぉ!?///)
ピタッッ
梨子「え」
善子「ん……すぅ、すぅ……」
梨子(ど、どういうこと? もしかして)
クルッ
善子「ん……リリー……」ムニャムニャ…
梨子「眠ってる……? で、でも」
74:
ビンビンッ
梨子「パジャマが盛り上がって、か、硬くなって、る///」
梨子「眠ってるのに……おっきく、なってる……///」
善子「ん……?ぁ、んぅ……」ガクガクッ……ビュッビュルルルルッッ
梨子「え!?///」
善子「ハァハァ……り、りー……??」ビクビク…
善子「すぅ、すぅ……」
梨子(パジャマ、ぐちゃぐちゃになっちゃってる……よっちゃん、今射精……しちゃった? すっごく気持ち良さそうな顔してた……。今もすごいすっきりした表情で眠ってるし)
梨子「――夢精って、こと、だよね?」
梨子「パジャマぐちゃぐちゃだよよっちゃん……///」
梨子「気持ち良さそうな顔、してた……かわいい……」
梨子「ん……」チュッ…
梨子(眠ってる時にキスしても意味ないのに……)
梨子「かわいいなあ……」
75:
梨子「よっちゃんの……すごい匂い、これ、久しぶり」ムラムラ…
スッ…
クチッ…
梨子「ぁ……///」
梨子(わたし、興奮、してる……生理中、なのに)ハァハァ…
梨子(よっちゃんも目の前に、いる、のに……)
クニックニッ…
梨子「ん、ぁ……?」
梨子(声、抑えて……膣内に入れなければ……)
梨子「よっ、ちゃん……///」ビク…クニックニッ…///
梨子(ひとりでなんて、あんまり、しないから……いつもはよっちゃんとしてた、し)
梨子(ぼーっとする//クリ……気持ちいい)///グチックニッッ
76:
梨子「んっ、くぅ?」
梨子「よっちゃん?ぁぁ?」ハァハァ…//
梨子「ぁ、ま……くっ」
梨子(もう、イッちゃい、そ……///)
梨子「あっ?んっぅ????????」/////ギュッッ…ビクンッビクッガクガクッッ///
梨子「ハァハァ……」
梨子(咄嗟に毛布噛んで良かった……)
梨子(気持ちよかったけど……わたし、なにしてるんだろう……。目の前によっちゃんがいるのに、馬鹿みたい……)
梨子(よっちゃんは普段からずっとこんな感じなのかな……抑え切れない欲が湧き上がってくる、みたいな)
梨子(よっちゃんは素直にしたいって言ってくれるのに、私はそれが言えない……結局、毎回よっちゃんに言わせてるだけ)
梨子(最低だ、私……)
梨子「――え」
77:
善子「っ……!!」
梨子(起き、てる……? え、なんで)
善子「あ、あああのっ……えと」
梨子「み、みて、た……!?」
善子「う、うん……」///
梨子「ぁ、え、えと、これはっ……!!」
梨子「違うのっ、違うのっ……!!」ウル
梨子(どうしよう、どうしようっ!!)
善子「えっ、と……リリーも、溜まってた、の?」
梨子「ぅ、えっと、これは……」
善子(リリーが目の前で、ひとりで///可愛かった……///)ムクムクッ…
善子「――ひゃっ、え!? な、なんで私っ……下着とパジャマ、ぐちゃぐちゃ……」
梨子「……ついさっき、よっちゃんね……夢精? してて……それで、私……」
善子「///」
梨子「最近えっち……してなかったから」
善子「……」
78:
梨子「よっちゃん、正直に言って欲しいの」
善子「な、なに?」
梨子「――私のこと、飽きちゃっ、た?」
善子「へ……」
善子「な、なんでそうなるの!?」
梨子「だ、だって……よっちゃん、夏休みの中盤くらいまでは毎日シたいって言ってきてたのに、ここ最近は……」
善子「あ、飽きてないっ!! そうじゃなくって、あの、やっぱり、リリーの負担になってるって、そう思って……」
梨子「負担……もしかして、私が頭痛で、よっちゃんに当たっちゃった時に……?」
善子「!! ……うん」
善子「リリーが辛そうなのも分からなくて、私……本当に、最低だったでしょ」
善子「私は男の人じゃない、けど……ネットとか見てたらそういう欲をぶつけてると、嫌われる、って」
善子「リリーに、嫌われたく、なくて……」
梨子「嫌うなんて、そんなことっ……」
梨子「ごめんねよっちゃん……私があんな風な態度取っちゃったから」
79:
善子「ううん……」
梨子「私ね、それ以外にすっごく反省してることがあるの……」
梨子「よっちゃんとえっちしてない期間、結構長いでしょ? そ、その……すっごく不安だった。飽きられちゃったんじゃないかって、私はよっちゃんが苦しんでるはずなのに、なんにも力になれてないんじゃないかって」
梨子「こうやってね、よっちゃんとえっちするための理由はいくらでも思いつくの。でもね、全部よっちゃんのためって、こと。よっちゃんがシたいって言えばするし、他人任せ……」
梨子「これね、よっちゃんのことを考えているようで、全然考えてなかったんだなって」
善子「そんな……リリーは私のこと考えてくれてる……」
梨子「ううん、考えてないよ……だって、結局私は、なんにもしてない」
梨子「全部よっちゃんから、アクションを起こしてくれてた。それでよっちゃんのためだなんて受け身になって……」
梨子「私はね、この期間中に気がついたの。よっちゃんのためにえっちとか性処理をしてたんじゃなくて――自分のために、してたんだなって」
善子「え……」
80:
梨子「求められてないと不安だった、よっちゃんの気持ち良さそうな声が聞きたかった、繋がって幸せな気持ちになってたことを思い出して、現状が不安だった」
梨子「でも、さっき言った通り……私からは、なんにも行動出来なかった」
善子「……」
梨子「不安だったのに、言えなくて、えっちもしたかったのに、言えなくて……その度、よっちゃんはすごいなって、思ってた……私はダメなんだなって……思ってた……」ウル…
梨子「あ、あれ……ごめん……えと」
ギュッ…
善子「――ごめん、気がついて、あげられなくて……」
梨子「ち、違うっ……悪いのは私で……っ。いつもいつも、ひとりで、不安になって……結局こうやって、迷惑かけて……ごめんなさい……っ」
善子「なに言ってるの、リリーを不安にさせないために私がいるの。私はリリーの主人なのよ、リリーが不安になってたら私のせい、その不安を取り除くのも、私」
善子「そういう契約だから」
81:
梨子「よっちゃん……ぐす。年上は私なのに、全然、だめだね……」
善子「ふふっ、そうね。まあリトルデーモンにしては、十分よ」ナデナデ
梨子「よっちゃん、いつも優しかったし……負担になんてなってないよ。悪かったのは、私だもん」
梨子「ねえよっちゃん……キス……」
善子「する?」
梨子「わたしからっ」
梨子「んっ……」チュッ…
善子「んぅ……///」
善子「リリーからしてくれたの、久しぶり」
梨子「そ、そうだね///」
梨子「はぁ、初めての時より緊張したかも……」
梨子(でも、もっと……)
ギュッ
善子「……///」
82:
梨子「あ、あのっ……引かないでね?」
善子「な、なに?」
梨子「えと、あの――堕天、したい……です///」
善子「……っ////」キュンッ///
梨子(あああっ……言っちゃった!! する? って聞くのと、やっぱり、全然違うっ。よっちゃんにいつもこんなこと、言わせてたんだ)///
梨子「な、なんとか、言ってよ……///」
善子「う、うん……私も、したい///」
善子「じゃあ――」
梨子「……あ」
善子「え?」ピタッ
梨子「ご、ごめんっ、生理中……だった」
善子「うそ!?」
梨子「うぅ、忘れてた……」
83:
善子「な、なによぉ、そっちからシたいって言ったのにっ」
梨子「仕方ないでしょ!?」
梨子(うぅ、恥ずかしすぎる……)
善子「じゃあ、次もまた、リリーからシたいって言わないとね」
梨子「え!?」
善子「だって生理が終わるのなんて本人しかわからないし」
梨子「ぅぅ」
梨子「じゃあ今日は口で……」
善子「それもいいわ」
梨子「ど、どうして?」
善子「リリーの可愛いところ見れたし、週末まで我慢しておく」
梨子「ほ、本当に大丈夫?」
善子「へーき、させてって言ってもさせないから」
梨子「そ、それならいいんだけど……」
善子「下着ぐちゃぐちゃ……なんか、スッキリしてるはずなのに気分悪いわね……」
84:
◇――――◇
千歌「今週楽しみだねえ善子ちゃん」
善子「?」
善子「どういうこと?」
千歌「え? 梨子ちゃんの誕生日じゃん、プレゼントは何を渡すの?」
善子「……」
千歌「え、うそ」
千歌「お熱い関係なのに、もしかして……」
善子「わ、忘れてなぁぁいっ!!!」
善子「き、聞いてなかっただけ!!」
千歌「わ、わからなかったのと同じじゃ……」
善子「ど、どうしよっ!!」
善子(全然意識してなかった!! うぅ、最低すぎる私っ!)
善子(リリーは随分前からぬいぐるみとか用意してくれてたのに……わたし)
千歌「9月19日だけど……」
85:
善子「本当に今週じゃないっ!!」
千歌「え、えーと……プレゼント考えるの、手伝おうか?」
善子「……へ、へーきよっ!!」
千歌「ほんとに?」
善子「ちょっと歩いて、考えるわっ!!」
スタスタッ
善子「どうしよどうしよっ、完全に忘れてたわ」
善子「最低最低……どうしよう」
善子「プレゼントあげなくても、リリーはきっと許してくれるけど、そういうことじゃない!」
善子「こんなに素敵なカバー貰ったんだから……ゲマも」
善子「はぁ、何が欲しいんだろう。リリー……」
善子「とりあえずリリーと話してちょっと探ってみようかな……」
善子「音楽室かしら……それとも……」
スタスタ…
86:
チラッ…
善子「あ」
――音楽室――
善子「絵描いてる……」
善子「驚かして……は、またやらかしちゃうからダメとして……普通に」
善子「リリー」
梨子「ん……? よっちゃん、どうしたの?」
善子「なんの絵描いてるの?」
梨子「普通にここから見える景色だよ、見ても面白くないよ……?」
善子「ふぅん、相変わらず上手く描くのね」
梨子「そう、かな? ありがとう」
善子「ヨハネを描いてもいいのよ?」
梨子「人物画はちょっと……」
善子「描けないの?」
87:
梨子「ごめん……」
善子「あ、謝らなくてもいいけど……」
善子「どうして今更こんなところで描いてるの?」
梨子「……それは、もう、よっちゃんのせいでしょ」
善子「ぁ……」
梨子「美術室ならこの絵を立てかける、イーゼルっていうんだけど、置いてるから」
善子(夏休み中に、リリーを脅かそうとして、イーゼル、壊しちゃったから……ここでしか描けないんだ)
善子(……)
善子「ごめんなさい……」
梨子「いいよ、もう気にしてないから」
善子(イーゼル、リリーにプレゼントしてあげたら許してくれるかな……)
善子(確か沼津の方にリリーが行ってるお店が)
88:
◇――――◇
善子「ぅ……そこそこの値段するのね」
善子「安くて3000くらい……」
善子「でもなんか……これだと、リリーが使ってたのもうちょっと良さそうなやつだったし」
善子「使いやすくてもうちょっとオシャレなやつ……」
善子「ぁ……これ」
善子「洋風な感じで、カフェとかに置いてそう……」
善子「見た目はいいけど、肝心なのは使いやすいかだけど……」
善子「私は全然知らないし……店員さんに」
善子「あの……」
――――
「ありがとうございましたー」
善子「……値段見てなかった、まあ一万円なら……」
善子「はぁ、ほぼ全財産……」
善子「でも……」
善子「私はリリーにこんなものじゃ足りないくらい、色々貰ってる……お金には変えられないものを」
89:
善子「そう考えたら、全然いいわよね」
善子「……喜んでくれると、いいんだけど」
善子「でもこれを渡しても、プレゼントになる、のかしら」
善子「これを渡したところでプレゼントっていうより、弁償……」
善子「で、でもお金はもう全然無いし……」
善子「……そうだ」
善子「小さいスケッチブック買って、それで……」
善子「使えそうな材料全財産使って……よしっ、まだ時間はあるしっ眠らなければいけるっ!!」
90:
◇――――◇
花丸「善子ちゃんなにしてるずら?」
ルビィ「何切ってるの? 可愛い紙とテープ……それにスケッチブック」
善子「ん……リリーへのプレゼント」
花丸「へえ……」
ルビィ「アルバムかなにか?」
善子「そうなの」
善子「すっかり忘れてて……完成するかどうか」
花丸「だから授業中も眠ってたずら?」
ルビィ「眠ってるのはいつものような……」
善子「失礼ね! あと私はヨハネよ」
91:
◇――――◇
9月19日
梨子(誕生日プレゼント、なにをくれるんだろう……)
梨子(わざわざよっちゃんの家に来たけど……そうじゃないと渡せなかったのかな)
善子「いらっしゃい、入って」
梨子「お邪魔します」
スタスタ…
梨子「なんだろう……楽しみだな」
善子「ふふん、楽しみにしてくれていいわよ?」
ガチャッ
善子「リリーへの誕生日プレゼントは、これよっ!」
梨子「これ……イーゼル!?」
善子「ど、どう……?」
梨子「す、すごいおしゃれな感じ……ほ、本当に私に!?」
善子「ええ!!」
梨子「でもこれ、安くない、よね……こ、こんなの貰って、いいの?」
92:
善子「そのために買ってきたのっ……リリーが大切にしてたもの、壊しちゃった、から……」
梨子「……よっちゃん」
善子「だから貰って? 本当に、ごめんなさい」
梨子「うん……大切にするね……本当にありがとう」
善子「それと、これ」
梨子「え?」
梨子(小さなスケッチブックが色々デコレーションされてて……英語でリリー、ヨハネ……メモリアル……?)
梨子「アルバムか、何か……?」
善子「……あけてみて?」
パラパラ…
梨子「あ……カラオケの写真」
梨子「千本浜に……部活の時の……これはプリクラ」
梨子「これ……今までの……写真」
梨子(手作りの、フォトアルバム……)
善子「――お誕生日、おめでとう」
93: また。(おにぎり)@\(^o^)/ 2017/01/24(火) 22:55:17.22 ID:1IpH9tNv.net
梨子「……」ウルッ
梨子「も、もう……だめだよ、こんなの渡すなんて」
善子「えー、どうして? 泣いてるの?」
梨子「な、泣いてないっ……ありがとうね」
善子「それ……まだ半分くらいしか埋まってないの、結構写真撮ってたんだけどね」
善子「だからね、それより先は……これから埋めて行きたいなって……」
梨子「よっちゃん……うんっ」
梨子(最後のページのポケットみたいなの、なんだろう……なにも入ってない)
梨子「よっちゃん、イーゼル買って、お金大丈夫……?」
善子「き、気にしなくていいからっ」
梨子「嬉しいけど、本当に大丈夫かなって……」
善子「旅行に行くのは、遅くなるかも……」
梨子「あはは……」
善子「でも、絶対行くんだからねっ!!」
梨子「うんっ勿論だよ」
101:
◇――――◇
週末
梨子(わたしからっ、わたしからっ……)
梨子(お風呂も済ませたし、後は眠るだけだし……)
梨子(よっちゃんも分かってるのか知らないけど、その話題にこの一週間全く触れて来なかったし)
梨子(今だって携帯弄ってリラックスしてる……うぅ、緊張してるのは私だけかぁ……)///
善子「……」チラッ
善子「――そろそろ寝ようかしら」
梨子「!!」
梨子(よっちゃん、助けてくれてる?)
梨子「う、うんそうだねっ!」
モゾモゾッ
102:
梨子(布団の中にふたりで入ったし……あ、あとは電気消すまでイチャイチャすれば、い、いい雰囲気になるはず……)
梨子「今日さ、背中向けなくていい? たまには向かい合わせがいいなって」
善子「い、いいけど//」
梨子「……」
善子「な、なによ//」
梨子「んっ……」チュッ…
善子「ひゃ……い、いきなり!?」
梨子「だ、だって……よっちゃん可愛くて……」
善子「む、ムードとか言ってたのはどこの誰よっ///」
梨子「そ、そうだけどさ」
ギュッ…
梨子「じ、じゃあ改めまして……き、今日こそ、だ、堕天……しよう?」///
103:
善子「……////」
梨子(うぅ、つっかえつっかえ……)
善子(か、かわいい///)
善子「あの、私……我慢出来なそうなんだけど」
善子「……優しいのと、激しいの、どっちがいい……? リリーが決めて」
梨子「わ、私が!? よ、よっちゃんの好きな方で」
善子「それじゃダメでしょ、決めて」
梨子「う、うぅ……えっ、とじゃあ……」
梨子「……」
梨子「引かない?」チラ…
善子「はやくっ」
梨子「――っ……は……激しい、の」///ボソッ…
ガバッ…
梨子「ひゃっぁ??」
善子「ハァハァ……激しいのが好きなんて、変態……っ」ササヤキッ…
梨子「ち、ちがっ///」
善子「私、久しぶりだから……我慢出来ないと思う」
梨子「う、うん……好きなこと、していいよ。それが私の好きなこと、だから///」
善子「////」
善子「ちゅっ……んっ?」
105:
梨子「んんんっっ?むぅ?んむっ?ひ、ぁ?」
善子「ん、んんぁ?」
善子(リリー、キスうま……///)ビク…///
梨子(よっちゃん可愛い///)
梨子「ちゅっ……ん、ぁ?むっぅ??」
善子(や、やば……きもち、よすぎ///)
善子「ちゅ、んっ……ふっぅ?り、りー……?」
善子「ぷは……ハァハァ…?」
梨子「キスなら、負けないよ……?」
善子「ぅな、なによっ///」
善子(もう、なんでリリーはキスこんなに上手いのよっ///)
善子「バンザイ」
梨子「ん……///」
善子「ハァハァ……」
106:
善子(わたし、おかしくなりそ……///)
スルルップルンッ…
サワワ……
梨子「ん、ぁ……////」
モニュモニュッゥ
梨子「くっ、ぅ……あっ?」
善子「まだ先っぽ触ってないわよ? リリーも相当たまってるみたいね?」クス…
梨子「ち、ちがっ///」
キュッゥ
梨子「――……っぁぁっ??」
梨子「ハッ……ハッ」ビク…
梨子(いつもより、ぞくぞく……する)///
善子「リリーがひとりでしちゃうくらいだものね?」
梨子「それは言わないでっ///」
善子「こうされること妄想してたの? 地味な雰囲気出しておいて考えてることはえっちなことだなんて」
善子「へんたい」ボソッ
梨子「……///」ゾクゾクッッ…
107:
キュックニックニッッ
梨子「やっぁ?や、っ?摘むの、つよ、いっ///」ビクビク…
善子「その割には気持ち良さそうだけど」
梨子「だ、だっ、て////」ハァハァ…
善子「激しいの好きなんだもんね、リリーは」
善子「あむっ……」
梨子「あっぅ?よっ、ちゃ、だめ……そんなっ」
善子「ちゅ……ちゅっぅ」
梨子「んんんっっぅ??」ウルウルッ…
善子「ぷは……」
梨子「ハァ……ハッ……?」
スッ…
梨子「ひ……」
クチッ…
梨子「んっぅ……?」
108:
善子「ほら、やっぱり興奮してる」
梨子「う、うぅ///」
善子(下着にすごい染みてる……こんなの久しぶり///)
善子「腰上げて」
スルッスルルッ……
梨子「ひ、久しぶりだから恥ずかしい……///」
善子「わ、私だって……これでも恥ずかしいの///」
梨子「うぅ、そうだよね///」
クチッ…
梨子「ふぁ……///」
善子(やっぱり、すっごく濡れてる……///)
梨子「ま、まって……」
善子「うん?」
梨子「で、電気消そ……? 久しぶりだから……は、恥ずかしいよ……」///
善子「やだ」
109:
クチックチッ…
梨子「んっ、ぁぁあっ……?」
梨子「ちょ?やっ?ぅっん??」ゾクゾク…
梨子(よっちゃんの指、ひんやり、してて///)
梨子「あっ、ぅ?ひ、ぁ???」
善子「外も中も気持ちいいなんて……」クスッ
梨子「……っぅ」ゾクゾク
グチュグチュッッ
梨子「あ、なかっ?やっぅ??」
梨子「ま、待って、声……でちゃ……んぁぁっ////」
善子「親にバレる? じゃあちゃんと声抑えないとよね?」グチッグチックリックリッ
梨子「まっ、て?んんんんっっぅ??」/////
梨子「ハァハァ……」
善子(すごい、表情////)
善子「ん、ねえリリー……もう、いい?」
110:
梨子「え……よっちゃんのはしてあげなくてもいいの?」
スルスル…ビンビンッッ
善子「ごめんなさい……本当にもう、我慢出来ないの……////」
梨子「ごくっ……」///
梨子(よっちゃんの、触ってないのに先っぽドロドロになってる)///
梨子(そうだよね、よっちゃんの方がずっと我慢してたんだもんね)
梨子「うん……来て?」
善子「……ハッ……ハッ////」
ヌリュッヌリュッ
善子「ぁぁ……?」
梨子「んっ、ぁ///」
梨子(あっ、つ……すごい)///
グググッッ……
善子「――ん、くっ……ん、んんんんっっぅ???」ヘニャヘニャ…
111:
梨子「あああっっ……っ??」
善子「ぅ、リリー……ん、っぅ……きもちいい……///」
梨子「声、だめっ……」
善子「ぁ、ごめん、なさい……で、も……きもち、よすぎて……ハァハァ……?」
善子(うねうね、してて……なにこれ、えっち、こんなに気持ちよかった、っけ)ボ-…
善子「じゃ、キスしながらじゃないと、よね」
梨子「う、うん……」///
善子「んっ……ちゅ?」
梨子「ちゅ、れろ……?」
グチュッグチュッッ
梨子「んっ?んんんっぅ??」
善子「ちゅぅぅ……?ひ、ぅ、ちゅぅぅっ?」パンパンッッ
善子「ぷは……きも、ち……ぃ」グチュグチュッッ
梨子「あっあっ?やっぁ?よっ、ちゃ……きす、キス??」
善子「んんっぅ??」
112:
梨子「ちゅっんっ?はっぅ?よっ、ちゃ?」
梨子(よっちゃん、すっごく気持ち良さそう////私も、こんなに、気持ちいいの、久しぶり……///膣内ぐちゃぐちゃに掻き回されて、キスしてないと、声でちゃう……///)
ギュゥゥッッ
善子「んっぅくっ?り、り……ごめっ?も、いっちゃ……?」
梨子「あっ?あっ?うんっ?いいよ?よっちゃんの全部?全部っ??」
善子「っっ」ゾクゾク?
善子「……じゅるっ?ぴちゃ……ちゅっ」グッチュグチュッパンパン!!!
梨子(私、よっちゃんと繋がってる///上も下も?幸せ……?)
梨子(よっちゃんの、なかでぱんぱんに、なってぇ)////ガクガクッ
梨子(絶対私、今、世界で一番幸せ……)////
善子「んっぅ?っぁ?くっぅ?――つっっ!!!!」ビュッビュルルルルッッ
梨子「んー……?んっぅ?」ガクガクッッ
善子「ふっぅ?ふっ、ぁ?」ビュッビュッッ……ピュ…ピュ…
善子「ぷは……はーっ?はーっ……?」ビクビク…グッタリ…
梨子「はぁ……はぁ?えへへ……久しぶり。だったね」
113:
善子「え、ええ///」
梨子「とっても気持ち良さそうな顔してた」
善子「だ、だって……気持ちよかった、から……///」
梨子「私もだよ」
善子「今度は声抑えなくてもいい時がいい、リリーの声聞きたい」
梨子「い、いいから私の声なんて///」
ギュッッ
善子「……好き」
梨子「うん……私も」
ヌプ…フキフキ
ドロッ…
梨子「だ、だしすぎだってば////」
善子「ぅ、し、仕方ないじゃないっ//」
梨子「今日は結構早かったね?」
善子「ご、ごめんなさい……気持ちよく、て///」
114:
梨子「謝る必要ないよ、私も気持ちよかったし///」ナテナデ
梨子「あ、あのね……」
善子「うん?」
梨子「……よっちゃん、こんな時に言うのもだめかもしれないけど……私に飽きちゃっても、一緒に居て欲しいな」
善子「あ、飽きるなんてっ」
梨子「ごめん、飽きるっていうか……長い間一緒にいると、えっちなことってしなくなるんだって、ほとんど例外はない、らしいの」
善子「……」
梨子「理由はね家族みたいな存在になるから、なんだって。だから、飽きるとは違うかも、しれないけど」
善子「家族……」
梨子「うん……だから……これから先……ね、私もよっちゃんに求められなくても、不安にならないようにはなりたいなぁって」
善子「そう、ね……私も、肉体関係とか無くても……リリーと一緒にいたい」
善子「私は自分のことを女だと思ってる。本来ならリリーとこうやって繋がれるわけない……でも私たちは違う、繋がれちゃう」
善子「……私の身体はおかしいから、これをきっかけにして、リリーは私と付き合った……。私ね、今でも自分の気持ちが性欲なのか、リリーへの想いなのか、時々わからなくなることがあるの」
善子「でもね、今回みたいに堕天しない期間が続いたって、私はリリーのこと、好きだって思った……堕天したいって思ってたけど、それと、好きって気持ちはやっぱり違う」
115:
善子「リリーとふたりでいたいし、買い物したいし、またお鍋もしたいし、旅行も行きたいし、えと、一緒に眠りたいし……」
善子「リリーのことを好きって言う気持ちが、自分の中で確信にしておきたいの、ずっと。迷いなく、リリーのこと、好きって言いたい」
梨子「うん……////」
善子「私、もしリリーが"堕天"するの禁止だって本気で言ったって、離れたいって思わない。一緒に、居たい。だからね、本気で言って欲しいの……」
梨子「……?」
善子「私の身体……これからも受け入れて、くれる……?」プルプル…
梨子「よっちゃん……」
梨子(やっぱり、よっちゃんは悩んでたんだ……そうだよね、よっちゃんの身体は人とは全然違って、いくら気持ち良さそうにしてたって、気持ちよくなったとしても、それは悩みになって、溜まっていくのかも、しれない)
梨子(肉体と精神の剥離……性同一性障害とは違うけれど、よっちゃんは軽度のそれって言ったって、違いはない)
梨子(よっちゃんは、えっちする度、時々自分の気持ちがわからなくなっちゃうんだよね、仕方ないよね……)
梨子(でもだからこそ、よっちゃんは、悪魔が受け入れられなくても、私のそばに居たいって言ってくれてる。自分がこれ以上、悪魔によって、迷わないように……それが自分の気持ちだって、証明、したいんだ)
116:
梨子(……嬉しい。やっぱり、求められなくても不安になる必要なんて、ないんだよね……今回だってえっちはしなかったけど、いつも通り一緒に居たもんね)
梨子(将来、こんな風な生活が、出来たらいいな……)
善子「……」
梨子(よっちゃんの身体の問題の不安を取り除いてあげるのは、きっと無理なんだと思う。これからも、私たちにはこんな感じのことが続いていくんじゃないかって思う。私たちに課された運命みたいなもの、なのかな)
梨子(でも、それでも……私は全部受け入れたい)
梨子「うん、もちろん。よっちゃんの全部、見せて欲しいな」
善子「……ほんとに?」
梨子「うん……っ、悪魔と契約を結んだってこと、忘れてないから。覚悟は、出来てるつもりたよ」
善子「っ……ありがとう……っ」ギュッ…
梨子「全部受け止めるって、最初に言ったもん。契約は守らないとね」
117:
善子「うん……ぐす」
梨子「もう、なんで泣いてるの?」
善子「泣いてない」
梨子「……そっか」ナデナデ
 リリーと付き合い始める前に言われた受け止めるという言葉、時間が経ってからのその言葉は……なによりも、私の心の、不安の根を取り払うものだった。時間が経って、ふたりで一緒に長い間過ごしてきてもなお、リリーはそう言ってくれる。
 最悪の不幸が身体に起こってしまっているけれど、その中での幸福も、あるものなのね。
 お互いを深くまで知った上で、まだまだ分からないこともあるかもしれないけど、リリーの言葉は私の最大の承認欲求を満たしてくれた。
 悪魔、と、いつだったか言われていた。
 悪魔、と、言い続けてきた。
 その悪魔に縛られて、好きな人への気持ちすらわからなくなりそうな私を、支えてくれた。
善子「好き。好き、リリー」ギュッ
118:
 今なら、胸を張って、そう言い続けられる。
 だから私は、やっぱりこの人と一緒にいたい。長い間。
 
 世界は思った以上に優しい、無関心なだけ、かもしれないけれど……私はそのお陰でこうやってリリーと一緒にいることが出来る。
 
善子「リリー……契約更新の時間よ。契約内容、変更」
梨子「うん?」
善子「ウロボロスの契約、したい」
梨子「う、ウロボロス……?」
梨子(ウロボロスって確か……何かの神話の)
善子「無限を象徴する蛇……それが今回の契約の名前」
梨子「それって……」
善子「……一緒にいたいから」
善子「この契約は、将来あなたから一方的に解約してもいい。でも、現時点で私と一緒にいてくれるなら……。これから先もリリーと一緒にいたいの、だからね、私から解約は出来ない契約なの」
梨子「……」
梨子「うん、わかった」
梨子「ウロボロス? よくわからないけど、その契約もお願いね」
善子「!!!」
善子「うん……っ」
119:
◇――――◇
10月
善子「リリー、この前あげたフォトアルバムどこにやった?」
梨子「そこにあるよ」
善子「一緒に見よ?」
梨子「いいねそれ――」
◇――――◇
梨子「トイレ行ってくるね?」
善子「じゃあこれ片付けておくわ」
梨子「うん、よろしくね」
バタンッ
善子「……」
善子「手紙書いてきたけど、今更、かな?」
善子「いいや、いれちゃえ……気がつくかな、リリー……」
ガチャッスタスタ
梨子「そろそろ眠る?」
ギュッ…
善子「……リリー」
梨子「シたいの?」
善子「うん……」
梨子「いいよ、私も……ちょっと期待、してたし……////」
善子「……」キュンッ…
120:
◇――――◇
梨子「ハァハァ……よっちゃん……////」
善子「あ、あのねリリー……今日は用意したものがあって」
梨子「うん……?」
善子「これ……こんどーむ……」
梨子「こんどーむって、ゴム……? ど、どうしたの急に」
善子「私のこれ、妊娠はさせられないけど……病気とかあったらって思うと、リリーのこと考えて……」
梨子「待って待って……本当にどうしたの?」
善子「クラスメイトが彼氏とのこと話してて……ゴム使ってるって……それにネットで調べたら……」
梨子「……よっちゃん……わかった。ありがとうね、私のこと考えてくれて」
梨子「……じゃあとりあえず、使って、してみる?」
善子「う、うん……待って……つけるから」
121:
梨子「付けられるの?」
善子「一応調べた」
梨子(どうやってつけるんだろう……)
善子「これをあてて……確かくるくるって……」
梨子「おぉ……これ本当に溢れて来ないのかな……」ツンツン…
梨子「ヌルヌルしてる……」
梨子(こんなのつけて、よっちゃんは気持ちいい……のかな……?)
善子「じゃあ、挿れる、わね」
ヌリュヌリュ…
善子「んっ……」
グググツッ…
122:
梨子「んんんっっ??」
善子「んっ……」
善子(あ、あれ……?)ピタッ…
梨子(よっちゃん……?)
グチュグチュ…
善子「あ?んっ?」
梨子(なんかよっちゃん……あんまり気持ちよくなさそう……私もなんだか、異物がある、感触が……)
梨子(なんだか……)
善子(違う……)
123:
◇――――◇
梨子「どうだった……?」
善子「えっと……」
梨子「――私はね、いつもより気持ちよくなかった」
善子「え……?」
梨子「……うん、というかよっちゃんが全然気持ち良さそうじゃなかったから、私もなんだか、気持ちが乗らなくて……そっちの方が大きい、かな」
梨子「やっぱり、ゴムがあると違うんだ……?」
善子(バレてた……)
善子「うん……なんか、全然リリーと繋がってる感じ、しなくて」
善子「これ、こんな薄いのに……」
梨子「これからも、それ付けるの……?」
善子「……」
124:
善子(つけたくないけど、お互いのこと考えたら……)
梨子「――私、よっちゃんにそれ、つけてもらいたくない……」
梨子「ごめんね、せっかく私のことを考えてくれたのに……でも、病気なんて滅多にならないと思うし……」
梨子「それに私……よっちゃん気持ちよくなってる時の表情と声が好き、だから……///」
善子「///」
梨子「えっちする度よっちゃん、モヤモヤしちゃうと思うけど、そんなの……見たくないし……」
善子「で、でも……」
善子「本当に、いいのかな……」
梨子「そ、そうだよね……ごめん、軽率だったよね」
梨子「世の中のカップルはちゃんとゴム使ってしなくちゃいけなくて、私たちが恵まれてただけ? みたいだし……」
善子「うん……」
善子(私たち、いけないこと、してたんだ……だから、あんなに気持ちよかったの……?)
125:
善子(でも……)
善子「ごめんなさいリリー……やっぱり生がいい……」
梨子「へ///」
善子「私は堕天使なのっ、そんな、この世の常識なんて、し、知らないっ!!」
善子「リリーもそうしたいって言うんだもの、お互い様……よね?」
梨子「うん……」
善子「で、でももし何か異変があったら恥ずかしがらないでちゃんと病院に……」
梨子「大丈夫だよ、ちゃんと相談するから」ナデナデ
梨子「ねえよっちゃん……さっきのゴムつけてしたのって、堕天になるの?」
善子「どう言う意味?」
126:
梨子「えっちしたの、わ、割と久しぶりだったよね? ま、まだ溜まって、ない……?」モジモジ…
善子(もしかして……)キュンッ…
善子「は、はっきり言って」
梨子「えと、つまり……ゴムつけてたのは本当の堕天じゃなくて……。えっと……今日は二回するのもありかな……なんて。えっとつまりね、だから、私と――本当の堕天……しよう?」/////
ガバッッ
梨子「ひゃぁ///」
善子「ハッ……ハッ……?寝るの遅くなっても、知らないんだからっリリー」
梨子「うん……??」ゾクッッ
梨子(ちゃんと自分から言って、誘えた……?)
127:
◇――――◇
善子「ぁ……ぅ」ガクガクッッ…
梨子「ハァハァ……んっ?」ビクッビクッ…
梨子「えへへ……いっぱい出せたね……///」ナデナデ…
善子「リリー……」ギュッ…
梨子「ちゅっ……んっぅ」
善子「れろ……ちゅ、ぅ……///」
善子「ぷは……」
ヌプ…ドロ…
梨子「2回目なのに、こんなに……///」
善子「///」
梨子「ティッシュ……」
フキフキ…
128:
善子「気持ちよかった」
梨子「うん、私も」
梨子「お風呂入っちゃったのに……ドロドロになっちゃったね」アハハ…
梨子「――お風呂……一緒に入らない?」
善子「へ!?」
梨子「入ったこととか無かったし……よ、よかったら///」
善子「う、うん……///」
◇――――◇
チャポン…
梨子「やっぱり……ちょっと緊張するかも」
善子「な、情けないこと言わないでよ」
善子(堕天した直後でよかった……リリー綺麗……)//
梨子「……旅行、いつにする?」
善子「ああ……お金が貯まったら……だから、冬休みか、春休み。多分春休みになりそうな気はするんだけど……」
129:
梨子「そっか、行きたい場所とかある?」
善子「行きたい場所……東京行きたいって思ってたけど、リリーは住んでたんだもんね」
梨子「私は東京でもいいよ?」
善子「でも……」
善子「あ……デズニーランド」
梨子「行きたいの?」
善子「小さい頃にしか行ったことなくって……」
梨子「じゃ、行こっか」
善子「リリーは行ったことあるの?」
梨子「何回かはね、多くはないけれど」
梨子「でもよっちゃんとも行きたいから……どうかな?」
善子「うんっ……じゃあ春休みか冬休みだから!」
130:
善子「……ぜ、絶対行くんだからね?」
梨子「うん、大丈夫だよ安心して」
善子「ふふ……ついにあのネズミ達もヨハネにひれ伏す時が来たのね……今までは目を瞑ってあげてたけど、そうも行かないし」
梨子「写真もいっぱい撮ろうね」
善子「ええ」
梨子「次は私がフォトアルバム作ろっか」
善子「次は2人で選ばない?」
梨子「そっちの方がいいね、ふふ、じゃあ旅行までによっちゃんがくれたの埋めるくらい、色んなこと出来るといいね」
梨子「そろそろあがろっか」
131:
◇――――◇
 そっか……付き合ってから半年は経っているんだよね。プリントされた写真が貼り付けてあるすぐそばに書かれている日付を追っていく。
 何回も見てるけれど、全然飽きないんだよね。よっちゃんが楽しそうなのは勿論、一緒に写り込んだ私も……こんなに楽しそうな笑顔を浮かべている。地味な私が、千歌ちゃんの言うように、輝いているような、そんな気がする。
 
梨子「ん……?」
 最新の日付の写真を見終わると、パラパラと残りページを確認する。少しずつ減っている残りページの最後、スケッチブックの裏側には紙のポケットのようなものが貼り付けられている。
 そこは今まで空だった、そう、ついさっきまで。
 ポケットに入れられていたのは、二つ折りにされているピンク色の紙だった。ただの紙じゃないみたいで、間からチラリと見えた中身は、文字が書いてあった。
 よっちゃんが入れたんだろうか、聞いてみようと視線を移すと、静かな寝息をたてながら眠っていたことを思い出す。
梨子「見ていい、んだよね……?」
132:
 少しの罪悪感が、よっちゃんが言っていた言葉に掻き消される。
善子『これはふたりのものなんだからね』
 ふたりのものに入れた紙、見ても問題はないはずだ。
 おそるおそる、開いてみる。
梨子「これ……手紙?」
 右上によっちゃんが書いた証である小さな悪魔の顔文字、そして文面の一番最初には、「リトルデーモン第1号、リリーへ」と書かれていた。そして続けて――。
 
『 こんにちは、こんばんは。あなたの主人のヨハネよ、本来ならリトルデーモン1人に直接手紙を書くことなんてありえないんだけれど、あなたは大切なリトルデーモンだから、特別なのよ?
 で、今回はね前も言ったけれど、ウロボロスの契約の内容をここに記しておくわ。
・私のリトルデーモンとしてずっと一緒にいること
・解約したい時は正直に言うこと
・こっちから解約することはない
133:
 
 これだけ、何にも難しいことはないでしょう? この契約は私から解約することは出来ないの、解約出来るのはリリーからだけ。だって、私はリリーに不満なんてないし、私のワガママばっかり聞いて貰ってる。
でもいつもいつも笑ってくれて、感謝してる。それに、私の身体……おかしいでしょ。悪魔だって、本気で言われたこともある。そんな人、気持ち悪いはずだし、普通近くにいたいだなんて思わないわよ。物好きって言ってるわけじゃなくって、リリーが優しいから、なんだよね?
 リリーと出会って訳がわからなくなって抑えが効かなくなって、馬鹿みたいなことして……それでも、受け止めてくれたね。付き合ってからも変わらず私のことを全部受け止めてくれた。
 リリーは違うって言うけどきっと負担、かけてたと思う。これからも私が今の状態である限り、負担をかけちゃうこともあると思う。そういう時は、絶対に言って欲しい。たとえそういうことが出来なくても、私はリリーのそばにいたい。
 こんなこと言うのは恥ずかしいけれど、心は繋がってるって、信じてるよ。だからね、私からリリーと離れるなんて選択しないし、出来るわけない。でもね、リリー無しじゃ生きられないってほと、頼り切るつもりはないの。
 そうしたら、リリーが大変でしょ? ちゃんと自分のことは自分で出来るようになりたいなって思う、そしたら、問題があってリリーと一緒にいるんじゃなくって、楽しいことを、ずっと話していられるでしょ? 
 でも本当にダメになりそうだったらリリーに頼っちゃうから。だからね、リリーも何か辛いことがあったら私に話してね、主人なんだから不安とか辛いこととかアドバイスするんだから。最後になるけれどリリー、私は運が悪いの。日頃の些細なこともそうだし、この身体のことは最大の不幸ね。
 でもね、そのお陰でリリーに出会えたって考えたら、不幸中の大きな幸いだなって思える。リリーに出会えて良かった、本当に本当にありがとう。ウロボロスの契約、結んだんだから、これからもよろしくね。大好きです。』
 
 一枚の紙に小さな文字でびっしりと書かれた最後には「リリーの主、ヨハネより」と言う一文で締めくくられていた。
134:
 手紙をもつ指に力が入って、くしゃりと歪む。手は震えて、溢れそうになる涙を塞きとめるために、よっちゃんの手紙から部屋の天井へと顔をあげる。
梨子「ぐす……もう」
 言葉がうまく出てこなかった。
 よっちゃんの気持ちが、その手紙から流れ込んでくるようだった。流れ込んできたよっちゃんの気持ち、それは私の心に強く結びついて、高まらせた。感じたこともない気持ちの高ぶりのせいか、抑えようとした涙が溢れでる。
 袖に溢れそうになる涙を染み込ませながら、私はボールペンを取って、円卓の上に手紙を置いた。
 そしてボールペンを、よっちゃんが書いた悪魔の顔文字の横に走らせる。走らせたペンが書き出すのは、少し小さな悪魔の顔文字。よっちゃんみたいに慣れてないから可愛くは書けないけれど、これをリトルデーモンのサインとして……残すことに決めた。加えてその顔文字の下によろしくお願いします、リリーより、と書き込む、読んだよっていうサイン、そう、これはウロボロスの――契約書。
135:
 フォトアルバムのポケットに戻して、よっちゃんが自分で見返した時に私のサインがあることに気がついてくれるかな?
 私は恥ずかしくて話に出すことは多分出来ないし、さりげなく入れたよっちゃんも、多分話に出すことはないだろう。でもよっちゃんが私のサインを見た瞬間から、私達の気持ちはまた一つ違う結ばれ方で強固になる。
 フォトアルバムを棚に戻して、電気を消し、静かな寝息を立てているよっちゃんがいるベッドに潜り込む。
梨子「私も大好きだよ」
長い睫毛を伏せているよっちゃんと向かい合って、そう呟くのが、私の精一杯でした。肝心なところでダメだから、また地味なことしてって……思われちゃうね。で
136:
◇――――◇
10月31日
千歌「ハロウィンパーティーだー!」
千歌「トリックオアトリート梨子ちゃんっ!」
梨子「はいチョコレート」
千歌「やたー!!」
千歌「ダイヤさんもトリックオアトリート!」
ダイヤ「お菓子を学校に持ってくるなどありえません」
千歌「えー!? あんなにウキウキで道具作ってたくせにっ!」
ダイヤ「それとこれとは関係ありませんわ」
鞠莉「あーもう、本当に硬いんだから、ねーちかっち?」
千歌「うんっ」
ダイヤ「くっ……真面目な方が非難されるなど、許されませんわ……」
善子(一通りお菓子は請求したし、リリーもくれたし?いいハロウィンになったわね)
善子(今日は久しぶりにまたリリーの家に泊まるし……?)
137:
◇――――◇
梨子の家
梨子「もーお菓子食べ過ぎたから全然ご飯食べられなかった……少なめに作って良かった」
善子「私もかなりお腹いっぱい……」
梨子「みんな持ってきすぎだよ……よっちゃんも」
善子「当たり前じゃない! 妖しき者が現世に現れる日……それがハロウィン! ヨハネの日と言っても過言じゃないの!」
梨子(そういえば私……トリックオアトリートって言われるばかりで言ってない……)
梨子(でも今更言ってもよっちゃんお菓子なんて……)
梨子(うん……? 確かトリックオアトリートの意味って……)
梨子「――トリックオアトリート」
善子「は?」
梨子「だからよっちゃん、トリックオアトリート」
138:
善子「い、今更何よ……お菓子なんて部室で全部みんなにあげたし……」
梨子「そっか、そうだよね……」
梨子「お、お菓子をくれなきゃ、い……いたずらするぞ」////ズイッ
善子「な……ど、どうしたの////」
梨子(わ、わたし何言ってるんだろ)///
梨子「お菓子、無いんだよね……じゃあ、イタズラ……」サワ…
善子「ち、ちょ……んっ//」
善子「なんで、脇腹///」
善子「ちょ、くすぐったい、や、やめてっ!!///」
梨子「ご、ごめん……///」ピタ
善子「いきなりどうしたのよ……」
梨子「い、いやちょっと……私もハロウィン気分になりたかったって言うか……」
善子「前触れなさすぎでしょ」
梨子「うぅ」
梨子(よっちゃんに冷静に突っ込まれた……)
梨子「はぁ、トイレ行ってくるね」
善子「ええ」
139:
◇――――◇
善子「……」チラッ…
善子「リリー……手紙、読んだかな……」
スッ…
善子「まだ手紙入ってる……読んでない?」
善子「……私、変なこと書いてないよね……」
ヒラッ…
善子「……? これ……」
善子「よろしくお願いします……それに、これ、リリーが書いた悪魔の顔文字……」
善子「リリー、読んでくれてたんだ……しかも、よろしくお願いしますって……///」
善子「もう、リリーったら……全然読んだ素ぶり見せないくせにっ、地味なことして///」
140:
善子「この手紙は、そうね……契約書って感じね。このフォトアルバムの最後のページまで写真が載った時にでも、2人で話し合えたら、いいな……。それまではリリーがしてるように、意地でも触れないんだから」
スタスタ
善子「!!」ガタッスッ…
ガチャッ
梨子「……よっちゃん?」
善子「な、なんでもないっ!」
善子「……ありがと」
梨子「……?」
善子「――トリックオアトリート!!!」
梨子「へ!?」
善子「ほらお菓子持ってないっ! イタズラ決定! ほらこっち来なさいっ!」グイッ
141:

続き・詳細・画像をみる


梨子「私と彼女で」善子「ウロボロスの契約を」

【悲報】本田圭佑の現在がガチでヤバイ

先日彼の友人に紹介された際、自分のことを「優良物件」という表現をされカチンときました。

ジャストシステム、「ATOK 2017」と「一太郎2017」を発売 

生活保護家庭の子どもは大学に行ってはダメという大問題、就職後に生活保護から自立できる機会を喪失

『亜人ちゃんは語りたい』4話感想 ひかり良い子!高橋先生のハグ羨ましい!

back 削除依頼&連絡先