千歌「終電なくなっちゃったね…///」曜「待って!」back

千歌「終電なくなっちゃったね…///」曜「待って!」


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曜「今マリーさんのヘリコプター呼ぶから!」
千歌「…」
11:
千歌(本当に歩いて帰るんだ……)
曜「あの、千歌ちゃん。なんでさっきから私のこと無視するのかな」
千歌「……知らない」
曜「怒ってる?」
千歌(そりゃ怒るよ! 怒らない方がおかしいよ!)
曜「あ、そっか……ごめん、全然気付かなかった……」
千歌(ってことは、今からオシャレなホテルに……)
曜「はい、マフラー半分あげるね」
千歌「……」
曜「寒かったんだよね、ごめんね。気付いてあげれなくて」
千歌「……ばか」
18:
曜「あっ……ご、ごめん。半分じゃ窮屈だし歩きづらいよね」
曜「今外すから……」
千歌「このままでいい!」
曜「えっ?」
千歌「……このままでいいから」
曜「そっか……じゃあお言葉に甘えるね」
千歌「……手袋も頂戴」
曜「て、手も寒いよね。ごめんね」
千歌「片方だけでいいから」
曜「なんで片方だけ……?」
千歌「早く」
曜「わ、分かりました」
千歌「……」
曜「……」
千歌「そっちじゃない」
曜「えっ」
22:
曜「右手の方が冷えやすいとかあるの?」
千歌「……」
曜「あの、良ければ両方使って……」
千歌「いいからそっちだけ頂戴」
曜「は、はい」
千歌「……」
曜「どう? あったかい?」
千歌「……まだ寒い」
曜「私の上着で良ければ……」
千歌「いらない」
曜「え、えっと、じゃあこのカイロを……」
千歌「いらない」
曜「……」
千歌「……左手が寒い」
曜「……」
千歌「……」
曜「カイロ……」
千歌「いらない」
26:
曜「わ、わたくしめの手で良ければー、ご自由にお使いくださいー……」
千歌「……」
曜「な、なーんて……」
千歌「……」ギュ
曜「っ」
千歌「……」
曜「……」
31:
千歌(最初はがっかりしたし、最悪だと思ったけど……)
曜「……」
千歌「……」
千歌(星、綺麗だし……2人きりだし……あったかいし……)
千歌(これはこれでいいかも……)
曜「……」
千歌(あと何時間一緒にいられるんだろ……)
千歌(結構歩いてるし、このあたり、見覚えあるし……もうそんなにないよね……)
千歌(ずっと、このままがいいな……)
曜(千歌ちゃん眠いのかな……? なんかすごいこっちに身体寄せられてる気が……)
37:
千歌「……ねえ、曜ちゃん」
千歌「今向かってるのって、私の家だよね」
曜「そうだけど……」
千歌「着いたら曜ちゃんはどうするの……?」
曜「美渡さんに送って貰えれば、って最初は思ってたんだけど……もうこんな時間だし流石に頼めないよね……」
千歌(そうなれば、曜ちゃんは私の家に……)
千歌(私の部屋で、私の、ベッドで……)
曜「あー……千歌ちゃん、本当に申し訳ないんだけど……」
千歌「う、うん」
曜「自転車、貸してくれないかな」
千歌「…………」
44:
曜「次の日ちゃんと返すから」
千歌「……私の自転車、今パンクしてるから」
曜「え、そうなんだ……じゃあ美渡さんのヤツとか……」
千歌「それもパンクしてる」
曜「えぇ……じゃあ志満さんのヤツを……」
千歌「全部パンクしてるよ」
曜「……」
千歌「……」
49:
曜「ち、千歌ちゃん?」
千歌「……なに」
曜「本当に使える自転車ないの……?」
千歌「ないけど」
曜「……」
千歌「……」
曜「えっと、じゃあ私歩いて帰るね……」
千歌「っ……」
千歌「……勝手にすればいいよ」
63:
曜(千歌ちゃん、なんで怒ってるのかな……)
曜(あれからずっと無視されてる……でも手は繋いでくれてるけど……)
千歌「……」
曜(怒らせるようなことしちゃったかな……)
曜(そうじゃないと自転車貸してくれないわけないし……)
曜(はぁ……憂鬱だ……このあとのこと考えると特に……)
曜(明日が休みなのがせめてもの救いかな……)
千歌「……」
曜「……家、見えてきたね」
千歌「……」
曜「じゃあこのあたりでお別れってことで……」
千歌「……」ギュ…
曜「えっと……」
150:
千歌「……」
曜「ご、ごめん。ちゃんと家まで送って行った方がいいよね」
曜「すぐそこでも何があるか分かんないもんね」
千歌「……何があるか分からないのに、曜ちゃんは一人で家に帰ろうとするんだ」
曜「護身術とか知ってるから、いざとなっても……」
千歌「こんな寒い中、何時間かかるかも分からないのに歩いて帰ろうとするんだね」
曜「果南ちゃんほどではないけど、体力には自信が……」
千歌「……」グイ…
曜「あの、千歌ちゃん、ちょっ……」
152:
曜(結局泊まることになっちゃった……)
曜(急なことだし、時間も時間だし……あまり迷惑になりたくなかったんだけどな……)
曜(まあ、でも……良かったな……)
曜(寒空の中歩いて帰るのと、こうやって千歌ちゃんの家でのんびりするのとじゃ……天国と地獄だ……)
曜(お風呂入って一息付くと……やっぱ眠たくなるな……)
曜(いっぱい遊んで……いっぱい歩いて……)
曜(流石に……限界だ……)
155:
千歌「ごめん、やっぱり布団全部出ちゃってるみたいで……」
曜「……」
千歌「……曜ちゃん?」
曜「……」
千歌(……そんなにも疲れてるのに、どうして帰ろうなんて思うかな)
千歌(私にくらい、気遣わなくてもいいのに……)
曜「……」
千歌「……曜ちゃん、風邪引いちゃうよ。ベッドで寝よ?」
曜「ん……」
千歌「ちょっとだけ頑張って」
曜「ちかちゃん……」
千歌「……なぁに?」
曜「ごめんね……」
千歌「……」
161:
千歌「……そういうときはね、ありがとうって言うんだよ?」
曜「うん……」
千歌「もう限界みたいだね……寝よっか」
曜「うん……」
千歌「布団、無かったから……一緒に寝てもいい?」
曜「うん……」
千歌「……」
曜「……」
千歌「……ちかのこと、好き?」
曜「うん……」
千歌「大好き?」
曜「うん……」
千歌「キス、してもいい?」
曜「うん……」
162:
千歌「……」
曜「……」
千歌「……初めてじゃないよね?」
曜「うん……」
千歌「他の子にもそんなこと言ってるの?」
曜「うん……」
千歌「ちかはたくさんいるガールフレンドの中の一人?」
曜「うん……」
千歌「……ばか」
164:
千歌「はぁ……」
千歌(ばかは私だ……なにやってるんだろ……)
千歌(ただの寝言……適当な相づち……何の意味もないのに……)
千歌(勝手に喜んで、勝手に落ち込んで……)
千歌(今日だってそう……)
千歌(私にとっては、大好きな人との一世一代のデートの日だけど……)
千歌(曜ちゃんにとっては、トモダチと遊びに行くだけの何気ない1日で……)
千歌(私にとっての曜ちゃんと、曜ちゃんにとっての私の違いが……分かった日で……)
165:
千歌(結局、私は……どう頑張っても普通のままなんだ)
千歌(スクールアイドルを始めても、たくさんの人の前で輝いても……)
千歌(特別な人の特別にはなれない……)
千歌(こんなにも、近くにいるのに……)
曜「……」
千歌(絶対に触れない……離れることも出来ない……)
千歌(10年以上前から、曜ちゃんと私の距離が変わったことなんて……)
千歌(関係が変わったことなんて、一度もない……)
千歌(一番近くて、一番遠い……)
千歌(それが、私と曜ちゃんだ……)
166:
千歌(明日になっても何も変わらない……)
千歌(明後日になっても、十年経っても……何も……)
曜「……ちかちゃん」
千歌「え……?」
曜「ちゃんと、布団入らないと……」
千歌「っ……!?」
曜「風邪、引くよ……」
千歌「……」
曜「……」ギュ…
千歌「………」
168:

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