海未「一月二十一日は」英玲奈「ライバルが」ツバサ「手を結ぶ日!?」back

海未「一月二十一日は」英玲奈「ライバルが」ツバサ「手を結ぶ日!?」


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ツバサ「今日こそいただくわ!」
希「そう簡単に捕まるわけにはいかないんよ」ガササッ
ツバサ「…」フッ
希「!?」
英玲奈「フフフ…地中に潜るのは君だけの特技ではないぞ」
希(待ち伏せか。なかなかやるやん…)ヒヤアセ
ツバサ「もう逃げられないわよ♪」
希「それはどうかな?」
バササッ
えれツバ「!」
ことり「希ちゃん!」ガシッ
希「ごきげんよう。お二人さん♪」
英玲奈「…また逃げられてしまったな」
ツバサ「もう!珍しく英玲奈が起きてると思ったら、なんで今日にかぎってあんじゅがいないのよ…」
英玲奈「ハリネズミは所詮、人間が持ち込んだ外来種だ。人里が恋しくなることもあるだろう」
ツバサ「ま、私たち猫も森より人里の生活に慣れてるけどね…」
英玲奈(私は、トード英玲奈。森で暮らすカエルだ。本来は冬眠している季節だが、賑やかな森の生き物たちに度々起こされる)
英玲奈(あの逃げたネズミは東條ねずみ。サイホウチョウという珍しい小鳥と一緒に暮らしているようだ)
ツバサ「あの子たちは仲間が多いし、大きくて強い獣もいる…やっぱり二、三人じゃ不利よ」
英玲奈「無理してネズミを捕らえなくても、ツバサは雑食だから食糧には困らないだろう?」
ツバサ「私たちはA-RISEよ。日本一のスクールアイドルが負けっぱなしでいいの?」
英玲奈「勝ちたいのか?…まあ、気持ちはわからなくもないが」
ツバサ「戦力さえ互角なら勝てるはずなのよ。こうなったらライバルと手を組むことも必要ね」
英玲奈「μ'sの結束を崩していこうということか」
ツバサ「あの子たちの中でもキツネの絢瀬絵里、猫の星空凛と矢澤にこは本来ネズミを捕まえる捕食者よ。獣の本能には抗えないはず…というわけで、あの子たちを引き抜くわよ!」
英玲奈「一時的に手を組むだけでいいだろう?」
ツバサ「なんでもいいからやるの!」
英玲奈(やれやれ…言い出したら聞かないところは向こうのリーダーと変わらないな)クス
『やるったらやる!』
タタタ… ピョコ
2:
絵里「え?…あなたたちと協力?」
ツバサ「そうよ。連携プレーで効率よく食糧を捕獲するの。自然界に天敵が存在しない最強の生物、あのシャチもやっている事よ」
絵里「そうは言っても、自分の獲物くらい自力で獲れるし…特に困っていないわよ」
英玲奈「何もタダで協力しろと言うわけではない。食糧だけでなく、あんじゅやツバサが人里から持ってくる珍しい品物も手に入るぞ」
絵里「…本当?(亜里沙が喜ぶかしら?)」
にこ「はぁ?…協力?」
あんじゅ「うふふ。そうよ。一緒に獲物を捕まえるの♪」
にこ「どうして私に…何か企んでるんじゃないの?」ジトー
あんじゅ「あら、私と一緒に居るのは嫌かしら?」
にこ「そ、そんなことないけど///」
ツバサ「星空さん。あなたも協力してくれるわよね?」
凛「何を捕まえに行くんですかー?」
ツバサ「そうね…やっぱり私たちは猫だし、ネズミなんてどうかしら?」クス
凛「え」
にこ「仕方ないわねー。手伝ってあげるわよ」
英玲奈「では行こうか」
凛(どうしよう…ネズミってことは、たぶん…)
『凛ちゃんはウチを食べたりしないやろ?』
凛(きっと希ちゃんを捕まえるつもりなんだにゃ…希ちゃんに教えてあげなくちゃ!)タタッ
絵里「あら、凛は?」
にこ「どうせまた山にでも遊びに行ったんでしょ。まったく、協調性ってものがないんだから」
絵里「まあ、猫って割とみんな好き勝手に行動するわよね…」
にこ「キツネだって同じでしょ」
『ウチは凛ちゃんのそばにいる』
凛(あれから…凛は希ちゃんのことが気になるんだ。猫とネズミだけど、一緒に居たいって思ってるのかも///)
英玲奈「ネズミは見当たらないな…鳥の巣にでも隠れているのか」
にこ「何でもいいから獲物を探しましょ。何なら鳥だっていいわよ」
あんじゅ「あら。…あんなところにウサギさんがいるわ♪」
海未(今日も冷えますね…草食の私たちには食糧も少なく厳しい環境です)
海未「木の皮でもかじって空腹を満たすとしましょう…」
3:
絵里「こんにちは。海未」
海未「絵里。今日は亜里沙と一緒ではないのですか?」
絵里「ええ。亜里沙は留守番よ。それより、どんぐりをたくさん蓄えておいたんだけど…よかったら食べない?」
海未「どんぐりですか(木の皮よりはずいぶんマシですね)…私がいただいても良いのですか?」
絵里「もちろんよ。亜里沙だけでは食べきれないし、私もそんなに食べないから」
海未「ああ、キツネは雑食と言ってもリスとは逆で肉食性が強いですからね…」
絵里「こっちよ。行きましょ」
にこ「…うまく誘い出したみたいね」ニヤリ
ツバサ「さすがね。やっぱりキツネって賢いのね」
トテテテ…
凛「希ちゃん!」
希「凛ちゃん?…どうしたん?」
凛「無事でよかったにゃ。…誰かに襲われたりしなかった?」
希「黒猫さんたちに追われたけど、ことりちゃんが助けてくれたよ」
凛「そっか。…でも気をつけて。にこちゃんたちにも襲われるかもしれないから…」
希「にこっちも猫やからね。…まあ、相手がにこっちならそんなに怖くないよ」
凛「でもA-RISEと一緒に襲いかかってきたら大変でしょ?」
希「あー、そういえばにこっちはA-RISEのファンやったっけ。…まあ、大丈夫やない?」
凛「とにかく逃げよう!希ちゃん」グイ
希「ちょっ…凛ちゃん、どこ行くん?」
凛「真姫ちゃんや穂乃果ちゃんのところとか…とにかく今日は安全なところにいたほうがいいにゃ」
希「安全なところなぁ…じゃあ、山の祠にでも行く?」
凛「だ、ダメだよ。カエルさんもA-RISEだもん」
希「そか。じゃあ──」
\ダレカタスケテー!/
凛「かよちんの声だ!」
希「何かあったんかなぁ?」
凛「行くよ!希ちゃん!」カプ
希「ちょっ、ウチをくわえて行くん!?」
タタタ…
5:
凛「かよちん!」
花陽「凛ちゃん…希ちゃんも」
希「何かあったん?タスケテーって聞こえたけど」
凛「もしかして、お腹が空いただけ…とか?」
希「お米が食べたい…とか」
花陽「ち、違うよぉ…いや、お米は食べたいけど。エヘヘ」
のぞりん「…」
花陽「じゃなくて、大変!大変なの!」
凛「何が大変なのー?」
希「A-RISEに襲われた、とか?」
花陽「う、うん。私じゃなくて…海未ちゃんが」
凛「そ、それで海未ちゃんはどうなったの!?」
花陽「こっちだよ。来て!」
【25分前】
海未「ここにどんぐりがあるのですか?」
絵里「ええ。そのカビンの中に」
海未「この中ですか…よいしょ」モゾモゾ
海未「ん?…中は空っぽのようですけど…絵里。これは魚をとるための罠として使っていた物じゃないんですか?」
ツバサ「そう…罠よ」クス
海未「!…あ、あなたは…いたっ」
あんじゅ「うふふ。まだ出てきちゃダメよ?…私の針が刺さっちゃう」
海未「A-RISE…絵里。まさか…」
絵里「ふふっ…悪かったわね。今まで騙して」
海未「そんな…私たちを裏切ってA-RISEに?…なぜそんなことを…」
絵里「だって、どんぐりより遥かに大きくて美味しそうなごちそうが目の前にあるんですもの♪」
海未「私を…食べるつもりですか!?」ヒヤアセ
絵里「あなたも言ってたじゃない。キツネは雑食といっても肉食性が強いの。お肉を求めるのはキツネの本能よ」
6:
あんじゅ「さてと…お食事の邪魔をしても悪いし、私たちは次の獲物を探しに行きましょ」
ツバサ「そうね。今度こそネズミを捕まえなくちゃ」
にこ「今までの借りを返すチャンスだわ。見てなさい、希!」
英玲奈「私は虫を…それより眠い」ファー
タタタ… ピョコ
海未(にこの声がしたような…?)
絵里「うふふ。どんな味がするのかしら?」
海未「え、絵里!あなたは本当に──」
亜里沙「お姉ちゃん!?」
絵里「えっ。…あ、亜里沙!」
亜里沙「何してるの…?」
絵里「何って、今からちょっと味見を…」
亜里沙「まさか…海未さんを食べちゃうの!?」
絵里「だって海未はウサギで、私はキツネよ?」
亜里沙「お姉ちゃんはお肉よりチョコレートが好きだって言ってたじゃない!」
海未「普通のキツネはチョコレートを食べないと思いますが…というか基本的に動物の体には悪い物ですし」
亜里沙「動物にチョコレートをあげちゃダメだよ」
絵里「まあ、私たちは平気だけどね」
亜里沙「…これが、お姉ちゃんのやりたいこと…?」
絵里「亜里沙…わかったわよ。海未を食べたりしないわ。…そのかわり」
タタタ…
凛「海未ちゃん!」
希「よかった。無事みたいやね」
海未「ええ。亜里沙のおかげで食べられはしませんでした…ただ」
花陽「ど、どうしたの…?」
7:
海未「変身に必要なメダルをほとんど奪われてしまいました…」
凛「メダルって…あの動物のやつ?」
希「タカ、トラ、バッタ?」
海未「ではなく…奪われたメダルはウサギ、ウシ、ウマ、ウミガメ、ウミネコ、ウミヘビ、ミンク、ミーアキャット…だと思います」
花陽「ウ、ミ、ウ?」
海未「ええ。ウミウに変身するためのメダルですから…あれがないと泳ぐことも魚を獲ることもできません」
凛「凛はお魚はいらないけどにゃ」
花陽「私も草食だから、お魚は別にいらないかな…」
希「ウチも魚はそこまでいらないけどね。ネズミやし」
海未「そうですか…」シュン
花陽「で、でもほら、真姫ちゃんとか穂乃果ちゃん、雪穂ちゃんはお魚も好きでしょ」
希「特に穂乃果ちゃんはクマさんやし、お魚大好きだよね」
凛「あと、にこちゃんと絵里ちゃん…」
希「そういえばA-RISEに協力してる二人はお魚好きな子たちやんな」
海未「二人?…じゃあ、にこの声が聞こえたのは気のせいではなかったんですね…」
花陽「これからどうするの?奪われたメダルを取り戻すにはA-RISEと…」
海未「こんなこともあろうかと、仲間に予備のメダルを預けておいたのです。…みんな、持っていますか?」
凛「あるよー。はい、ミズスマシ」
希「ミジンコ」
花陽「ミドリムシ」
海未「…」ガクッ
凛「これで変身できるのー?」
海未「“ミ”ばかりで“ウ”がありません。これではウミウにはなれませんね…」
希「っていうか、ミドリムシって植物プランクトンやろ?」
花陽「ミドリムシは地球上で唯一、動物と植物の特徴を併せ持つ生物なの。葉緑素をもっていて光合成するし、ミジンコみたいに自由に泳げるんだよ」
のぞりん「へー」
凛「ミドリムシってすごいにゃ!」
希「ろくなメダルがないと思ったけど、意外と使える能力があるんかな?」
8:
花陽「ミだけ三枚じゃ変身できないの?」
海未「それではウミウではなくミミミですからね…ミミミ…」
のぞうみりんぱな「…ん?」
凛「ミミミって…どこかで聞いたような気がするにゃ」
希「何やったっけ…ミミミ」
花陽「う、海未ちゃん…」
海未「できるかもしれません…やってみましょう!」
\ミズスマシ! ミジンコ! ミドリムシ!/
のぞうみりんぱな「ミはμ'sicのミ!」
海未「これがμ'sフォーム…!」キラキラ
希「うさぎの海未ちゃんが人間の女の子に!?…でも」
のぞりんぱな「小さすぎ!?」
海未「ネズミより小さい生物のメダルしかありませんからね…」シクシク
希「あくまで女神としてのμ'sやから、体の大きさは人間と同じとは限らないんやね」
花陽「どんぐりくらいの大きさ…かなぁ?」ゴクリ
凛「食べちゃダメだよ?かよちん」
希(むしろ動物性やから雑食のウチらのほうが…)
海未「これでも歌うことはできます。歌で穂乃果たちを呼びましょう」
ツバサ「フフフ…獲物がたくさんいるわ♪」
のぞうみりんぱな「!」
花陽「あ、A-RISE…」
にこ「凛!よくやったわ」
凛「えっ。…凛、何もしてないけど…」
ツバサ「私たちの獲物を集めてくれたでしょ?」
英玲奈「あとは南ことりが来れば…」
あんじゅ「完っ全にフルハウス♪」
海未「凛?…まさか」
凛「ち、違うよ!凛は希ちゃんを襲ったりしないもん。A-RISEに協力する理由もないし」
希「そやね。凛ちゃんがウチに知らせてくれたんや」
9:
海未「ということは…やはり裏切ったのは絵里とにこだけですか」
絵里「利害が一致して協力するというだけの話よ」
英玲奈「ずいぶん縮んだな。食べごろのサイズだ…」ジーッ
海未「わ、私は虫ではありませんよ!?」
希「海未ちゃんのメダルを返してよ。ウミウに変身しても戦力はそんなに変わらないやろ?」
にこ「フン…ただで返すと思ってんの?」
ツバサ「メダルを返してほしければ、私たちと勝負しなさい!」
花陽「アハハ…やっぱりそうなるんだ…」
凛「懲りないにゃ」
海未「今度はいったい何の勝負ですか?」
絵里「ここから山の祠まで走って、先にたどり着いたほうが勝ち…というのはどうかしら?負けた人はジュースおごり♪」
希「へ?…ジュース?」
英玲奈「ではなく、山の祠にメダルを置いてきた。我々より先にたどり着けばメダルは君たちの物だ」
あんじゅ「ただし、空を飛んで行くのはダメよ?」
海未「こちらは四人しかいませんが…」
亜里沙「私がいるよ!」
絵里「亜里沙…私について来てくれないの?」
亜里沙「みんなに意地悪するお姉ちゃんには、亜里沙がお仕置きするの!」
にこ「…って言ってるけど、どーすんのよ?」
絵里「いいわ。ただし私たちが勝ったら、亜里沙は私が連れて帰る。それでいい?」
亜里沙「いいよ。私たちが勝ったら、亜里沙がお姉ちゃんを連れて帰るから」
海未「亜里沙。メダルを持っていますか?」ヒソヒソ
亜里沙「はい。どうぞ、海未さん♪」
海未「…ミズカマキリですね」
花陽「またミだね…」
ツバサ「ふふっ…私たちに勝てると思っているの?」
亜里沙「負けないもん!…ね、凛さん」
凛「大丈夫にゃ!」ピョーン
海未(森の中で競走となると…ウサギの姿のほうが有利でしょうね。変身を解いておきましょう…)
10:
海未(確かに凛もいですが、森の中ではキツネの絵里に勝てるかどうか。むしろ小回りの利く希か亜里沙が先にたどり着く可能性も…)
凛「いっくにゃー!」
亜里沙「μ's♪」
のぞえりありうみにこりんぱな「ミュージック・スタート!」
絵里(森の中なら負けないわ♪)タタタ
にこ(…ま、絵里に任せておけばいいわよね)トテテテ
希(ねずみのさを甘く見たらアカンよ)トテテテ
亜里沙(木登りなら得意だけど、地面は…ちょっと走りにくいかも)トテテテ
海未(私も頑張らなくては…)ピョン
ドタバタ
ツバサ「祠が見えたわ!」
絵里「これで私の勝ち──」
凛「素人にしか見えないにゃ」フッ
えれあんツバえりにこ「!?」
絵里「う、嘘!?…ここまで誰にも追い越されてないはずなのに」
にこ「なんで凛が先に着いてんのよ?…あんた、ズルしたんじゃないでしょうね?」
海未「ことりは来ていませんし、私もメダルを使っていません。ほかに不正のしようが無いと思いますが…」
凛「コースを決めたわけじゃないんだから、どこを走ってもいいんだよねー?」
希「そっか。凛ちゃんは近道を知ってたんやね」
亜里沙「Хорошо♪」
ツバサ「そ、そんなのあり!?」
亜里沙「ありです♪」
凛「はい、メダル♪」
海未「ありがとうございます。これは…ウグイスとミソサザイのメダルですね」
希「奪われたメダルやなかったん?」
海未「にこと絵里にそれぞれ預けていたメダルです」
凛「みそさざいって何?ザーサイの味噌炒め?」
花陽「ミソサザイっていう、すごく小さい鳥がいるの」
あんツバえりありにこりん「へー」
希「やっと“ウ”が一枚…まだウミウには足りないね」
11:
絵里「私が負けるなんて…」ガクッ
亜里沙「帰ろう。お姉ちゃん」ギュ
絵里「亜里沙…ごめんね」ギュー
希(エリちと亜里沙ちゃんは帰っちゃったよ)
凛「ほかのメダルはどうしたのー?」
ツバサ「返してほしければ勝負よ!」
海未「まだやるんですか…」
にこ「4対4だし、今度こそ私たちが勝つわよ!」
凛「何度走っても凛が勝つと思うけどにゃ」
あんじゅ「走るとは言ってないわよ」クス
英玲奈「次は泳ぎで勝負…というのはいかがかな?」
凛「凛は猫だから自信ないにゃ…」
希「ウチもあんまり…花陽ちゃんは?」
花陽「まあまあ…かな。カエルさんに勝てるかどうか、わからないけど…」
海未(種類にもよりますが、泳ぎの上手い鹿もいるみたいですね…)
穂乃果「くまくま!」
希「穂乃果ちゃん!」
凛「やった♪泳ぎの得意な穂乃果ちゃんがいれば勝てるよー♪」
にこ「ちょっと!そっちだけ五人なんてずるいわよ!」
英玲奈「いや、人数は関係ない。この川を上流へ向かって泳ぐ。最後はあの滝を登りきって、いち早く岸に上がった者が勝者だ」
希「流れに逆らって泳ぐということは…」
ツバサ「滝もあるし危険だから、自信がなければ参加しないほうがいいわね…」
凛「凛はやめとくよ…」
希「ウチも無理やな」
あんじゅ「こっちは英玲奈だけが頼りね」
英玲奈「ああ。任せろ」
花陽「が、頑張らなくちゃ…」
穂乃果「くまくま」
12:
海未「穂乃果。メダルを持っていますか?」ヒソヒソ
穂乃果「くまっ♪」
海未「ミツバチのメダルですね」
凛「くまさんはハチミツ大好きだもんにゃ♪」
希「ミばっかり何枚あるん…」
海未(このメダルは今は使えませんが、いずれ役に立つこともありそうですね…)
海未「私も行きます」スチャ
\ミズスマシ! ミズカマキリ! ミドリムシ!/
のぞほのうみりんぱな「ミはμ'sicのミ!」
花陽「さっきよりは少し大きくなったけど…」
希「まだウチより小さいね。流されちゃうんやない?」
海未「すべて水棲生物の能力ですから泳げますし、やれるだけやってみます」
ドボン ポチャ
穂乃果「くまーっ!」バシャバシャ
英玲奈「フフフ…」スイー
海未(穂乃果と花陽が大きくリード…しかし問題は、あの滝です)
ドバババ
穂乃果「くまっ><」
花陽「ピャァ!?」ドボン
海未(やはり…体が大きい分重い穂乃果は滝を登るのは困難ですね…花陽も苦戦しています)
英玲奈「追いついたぞ。この勝負もらった!」ピョーン
海未(ここからですね…負けるわけにはいかないのです!)シュル
ツバサ「さすが英玲奈…跳ぶように滝を登っていくわ」
あんじゅ「気の毒だけど穂乃果ちゃんたちじゃ勝負にならないわね」クス
希「このままじゃ負けちゃうやん!?」
凛「頑張って!かよちーん!><」
にこ「もう遅いわ。ゴールは目の前よ!」
13:
英玲奈「っ!?」
海未(今です…!)スイー
英玲奈「しまった…!」
希「へ?」
凛「何が起きたのー?><」
海未「ふー。何とか間に合いました」
にこ「海未!?…どういうこと?」
英玲奈「私の負けだ…」ピョコ
ツバサ「ゴール直前で追い越された?…いったいどうやって…」
海未「水上と水中を同時に見ることができるミズスマシの複眼で統堂さんの動きを見極め…ミドリムシの鞭毛で巻きつき、ミズカマキリの腕でしがみついたのです」
あんじゅ「それって…自力で泳いでないってこと?」
にこ「なにそれ!?反則じゃない!」
英玲奈「いや、少なくとも滝の前までは自力で泳いでいたはずだ。気づかなかったのは私の油断…そして細く頼りない鞭毛を巻きつけても体は安定しないだろう。それで落ちずについて来るのは容易ではない」
希「ってことは…」
花陽「海未ちゃんが勝ったの!?」ザバ
凛「すっごいにゃー♪」
穂乃果「くまくま…」グデー
英玲奈「見事だ。私が預かったメダルは返そう」
海未「あ、はい。えーと…ウミガメとウミヘビですね」
花陽「これでウミウになれるね」ハー
希「変身するん?」
海未「残りのメダルを取り戻すまでは何とも…」
ツバサ「そうよ。まだ主要なメダルの大半は私たちが持っている…返してほしければ次の勝負で決着よ!」
ことり「希ちゃん!ホノカチャン!」バササッ
穂乃果「くま?」
希「ことりちゃん。来てくれたんやね」
あんじゅ「それなら次の勝負は…」
14:
にこ「歌ね!」
ことのぞ「えっ」
海未「歌でどうやって勝敗を決めるのですか?」
凛「凛たちには人間みたいに点数が出るカラオケがあるわけじゃないもんにゃー」
英玲奈「ならば公平に審査してくれる審判がいればいいだろう」
理事長「というわけで、私たちが…」
美術部「公平に審査します!」
穂乃果「くまくま…」
雪穂「はい、お姉ちゃん。あんこ入りチョコ」
穂乃果「もぐもぐ…これ、あんこ入ってるじゃん!?」
雪穂「言ったよ」
穂乃果「美術部さんが審査すると私たち不利になったりしない?」
美術部「公平に審査します」ニコ
ことり(絶対うそだぁ…)
にこ「それを言うなら、そっちは理事長の娘がいるんだから理事長だって怪しいでしょ。だから条件は互角よ!」
理事長「私は本当に公平に審査するわよ?」
美術部「私は嘘みたいに言わないでくださいよ!」
凛「まあ、一応やってみるかにゃ…」
\♪ダンシン ダンシン/
美術部「さすがA-RISE!文句なしの優勝です!」
穂乃果「ちょっとー!まだ私たち歌ってないよ!?」
ことり「アハハ…やっぱり」
海未「とにかく私たちも歌いましょう」
\ススーメッ トゥモーロー♪/
ことり「れつごーれつごー!はい♪」
理事長「素晴らしいわ♪これはことりたちの勝ちね」
美術部「何を歌ってもA-RISEの勝ちですね」
英玲奈「今のところ互角のようだな」
凛「審査員を交代してほしいにゃ…」
15:
ツバサ「まだまだ!次いくわよ!」
\♪キャナイドゥーアイテーキベービ/
にこ「情熱でっしょぉ?♪」
美術部「台無しです。0点」
にこ「ぬぁんでよ!?」
美術部「あの一件で生徒会に味方した人は全員0点です」
真姫「イミワカンナイ」
にこ「それ完全に私怨じゃない!?ちゃんと審査しなさいよ!」プンプン
希「真姫ちゃんにエリちも来てくれたんやね」
絵里「ええ。さっきはごめんなさい…私も一緒に歌っていい?」
花陽「うん。一緒に歌おう♪…いいよね?」
希「もちろん♪」
凛「大丈夫にゃ!」ピョーン
絵里「ありがとう♪」
真姫「じゃあ、一人足りないけど…あれを歌いましょ」
凛「もう無駄かもしれないけど歌うにゃ」
花陽「そう言わずに頑張ろうよ」
\♪アーコーガーレノシューンカンヲー/
凛「らぶうぃーん♪らっべーる♪」
理事長「これは甲乙つけ難いわね(ことりが歌ってないから正直どちらでもいいわ)」
美術部「凛ちゃん可愛い!最高!」ハァハァ
凛「えへへ。ありがとうございまーす♪」
希「一年生は例の件に関わったと見なされてないみたいや」
真姫「実際、私たちは何も関わってないし」カミノケクルクル
ツバサ「次いくわよ!」
英玲奈「ツバサ。こんな時に何だが…残念なお知らせがある」
ツバサ「えっ」
16:
英玲奈「もう私たちの持ち歌がないぞ」
あんじゅ「完っ全にフルハウス」
ツバサ「え!?嘘でしょ?まだ二曲しか歌ってないじゃない!」
花陽「ってことは…」
理事長「μ'sの勝ち…でいいの?」
美術部「生徒会は0点ですけど、凛ちゃんは可愛いから優勝です!」
亜里沙「Хорошо♪」
ツバサ「」ガクッ
あんじゅ「希ちゃんも可愛かったわよ♪」
希「そ、そう?…ありがと///」
亜里沙「お姉ちゃんも可愛かったよ♪」ナデナデ
絵里「亜里沙///」
あんじゅ「じゃあ、メダルは園田さんに返すわね」
海未「ミンクと牛のメダルですね。これであと四枚…」
絵里「にこ」
にこ「わかったわよ…言っとくけど実力で勝ったなんて思わないでよ。今のは明らかに審査員が」
真姫「はいはい」
海未「ウサギとミーアキャットのメダル。残るは…」
英玲奈「ツバサ。今日はライバルが手を結ぶ日だそうだ」
あんじゅ「そんなのあるの?」
英玲奈「μ'sをライバルと認めるなら、一人や二人ではなく…全員と手を結ぶべきだと思わないか?」
ツバサ「いいけど…今日だけだからね!」
英玲奈「…フッ」
あんじゅ「ふふふ」
海未「ウミネコと馬。これで全部揃いました!」
ことり「予備のメダルは…」
真姫「必要なかったわね」
雪穂「これ、どうするの?」
海未「ウズラとウニとウミウシのメダルですね…そのまま持っていてくれますか?」
真姫「ええ」
ことり「うん♪」
雪穂「はーい」
17:

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