あの映画を夢見て部活作ったら色々と青春だったback

あの映画を夢見て部活作ったら色々と青春だった


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1:
今から5年前ぐらいかな。東北の女子高生がビッグバンドジャズをやる映画があったじゃん。超青春映画。
当時高校入りたてぐらいの俺はその映画にいたく感動したわけ。
で、映画みたいに実際にビッグバンドの部活を作ろうと思い立ったんだ。
まあ俺男だったんだけど。ついでに友達もいなかったんだけど。
pickup
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3:
中学の頃はさっぱり女の子にもモテず、それどころかひどい天然パーマのせいで「アフロ」だの「スチールウール」だの「ソマリア」だの呼ばれていた俺。
そんな俺はしこしこ受験勉強しながら、小生意気にも「高校リア充ライフ」を夢見ていたわけ。
「高校に入ってイケメンとバンドを組む
→文化祭で全校生徒の前でライブ
→アフロ素敵!抱いて!
→そして伝説へ….」
みたいな。
ベッタベタ。そんで超非現実的。まずイケメンじゃなかったし。
4:
で、俺はそんな妄想のおかげもあって、志望していた高校に入った。
中学を卒業するときに髪の毛はまっすぐにした。
でもオシャレとは無縁だった俺は、ギャッツビーのヘアワックスを毎日これでもかと盛り込んで、結果的にボサボサのアフロみたいな髪型になってた。
いや、ギャッツビーのニオイがおっそろしくきつかったから、前よりたちが悪かったかもしれん。
5:
そんな高校デビューを明らかに失敗したアフロにリア充の友達なぞできるはずもなく、俺の妄想☆リア充ライフはいきなり霞と消えた。
ほんとにびっくりするぐらいあっさり妄想は掻き消えた。
6:
それから待っていたのはサッカー部の仲良しイケメングループを横目でうらやみながら、購買で買ったひもQグミをむさぼりつつバンプだのラルクだののMDを聞いては妄想する日々….
正直、「まあ現実はこんなもんか」とあきらめて、元のしがないアフロに戻ろうとしていた。
あの映画に出会ったのは、暇でキノコが生えそうな夏休みが終わったぐらいだったかな。
7:
ふんふん
それからそれから
8:
>>7
レスありがとん
だらだら書いて人いなくなったあたりで隠居します
その映画を見た時、いたく感動したのもそうだけど、俺は自分と映画の主人公を重ね合わせていた。
暇な毎日。だらだらと過ぎていく時間。あれほど夢見た高校時代。
俺の青春はこのまま終わるのか?本当にただのアフロなのか?
9:
ガチのトランペット吹きが読んでやる
続けたまえ
10:
なぜウォーターボーイズに影響されなかった…
12:
>>10
水泳できなかったんです><
スクリーンの中では、ド田舎の間抜けなJK達が、ほっぺたを真っ赤にしながら楽器を吹いて、走って、笑っていた。なんか抜けてるけど、努力する彼女達は輝いていた。青春だった。
俺は….俺はこのまま青春を無駄にするのか?
くっそー。嫌だ。俺だって青春したい!
単純な俺は、その映画と同じように、ビッグバンド部を立ち上げる事を決意した。風呂で妄想してたら興奮してきて、ばしゃばしゃやってたらくるぶしを蛇口に打ち付けた。痛かった。
14:
次の日から、俺は部活を作るための活動を始めた。
校則によると、部員三人以上と顧問の先生がいれば「同好会」を立ち上げられるらしい。
同好会は部費も出ないし、部室も与えられない。が、まずは同好会設立に向けて動く事にした。
その時俺は「三人とかwwwww余裕じゃねwwwwひもQ食っとこwwww」
ぐらいにしか考えてなかったが、
ひもQが無くなってからよく考えたら俺には友達がいなかった。
13:
文章が上手だな
読みやすい
15:
>>13
ありがとう
とりあえず今は書きだめ投下中
早かったり遅かったりわかんないことがあったらなんなりと
とりあえずメンバーを集めなきゃ!と思って、俺はチラシを作ったのね。
へったくそな絵と字で、「ジャズバンドやろうぜ!」って書いたチラシ。
もう手作り感満載。全然魅力ない。
それをとりあえず校内の廊下とか、小便器の上とかに貼ったんだけど、当然人はさっぱり集まらなかった。むしろアイタタな目で見られてたと思う。
17:
わくわくてかてか
21:
期待
22:
ほんで当時俺はいわゆる軽音部に入ってて、そこの知り合いにも声をかけまくったけど、こっちの反応も(´・∀・`)ヘー みたいな感じだった。
まぁ完全に
(´・∀・`)(妄想乙wwwプゲラwwww)
だったんだろうけど。
そんなこんなで、活動を始めて二週間ぐらい経った。
部員、俺一人。
みんなの見事なスルースキルに、早くも俺の活動は詰んだ。や、まだ始まっても無いんだけど。
19:
あれ?パンツは脱がなくても良いのかな?
25:
>>19
そこまでいくかはスレの流れ次第
風邪引くからはいとけ
「あたしピアノならちっちゃい頃習ってたから、弾けるよ」
計画に行き詰まり、ふてくされてもぎもぎフルーツを食べていた俺に声をかけてくれたのは、となりのクラスのMさんだった。
「え?」
「だから、ピアノならやってあげる」
「 ま じ で 」
「 ま じ で す 」
Mさんは髪が長めの、わりと静かでおとなしい女の子。そこそこ可愛い。
が、えらく天然。
まさかの天使の救いの手に、驚きすぎてもぎもぎフルーツ吹いた。
とっといたツタの部分はMさんにあげた。
29:
そこから、俺とMさんでの活動が始まった。
Mさんは友達に声をかけまくってくれたようで、あっさりと三人目が見つかった。
三人目はメガネでショートヘアで、The優等生な女の子。めっちゃ勉強できそう。聞くと、中学生時代に吹奏楽でドラム経験者らしい。
えらく無口な子で、書きながら思ったんだが俺はこの子とまともに会話した記憶がさっぱり無い。どうやって意思疎通していたか自分で不思議。
30:
とにかく、これで同好会設立の最低人数は集まった。
アフロと天然とメガネ。今思うとえらいメンツだな
となると、次は顧問を見つけなきゃならんかった。
31:
「早、手分けして教師に頼み込みに行こう!」
と、いきたいところだったが、メガネ子は無口の上、「演奏するならドラムやるよ」ぐらいのスタンスだったため、除外。
俺とMさんでやることにしたが、実はMさん、マックでオーダーする時ですら緊張で
「あー….えっと….ち、チィズバ-g….(フェードアウト)」
となってしまうぐらいの小心者だったために、事実上ほぼ俺一人で交渉することに。使えん。
33:
とりあえず教員リストを手に入れ、手当たり次第に頼み込みに行く。
なんつーか、アポなしの営業マン状態。とりあえず教員室に行って、頼む。
断られたら、もう一回頼む。コーヒー入れるぐらいのパシリも辞さない勢いで頼み込む。
で、やっぱり断られたらあきらめて、呪いの言葉をつぶやきつつ部屋を出る。
そんな感じ。
32:
>>30
メガネは そんなに致命的な特徴じゃないだろ このグミ男がっ!
36:
>>32
すまん、でもそれ以外本当に特徴ないんだあの子。
本人いたら申し訳ないけど。いないか。
で、しばらく営業活動を続けてみたんだが、やはりというかなんというか、一向に顧問は見つからなかった。
顧問が見つからない理由は、まあいわずもがなだが、みんなめんどくさがっていたからだと思う。
だって部活の顧問って休日にも出勤しなきゃならん時もあるし、うちの学校は職員が少なめだったこともあり、既に他の部活の顧問をやっている教員も少なくなかった。
35:
一通り読んだけど>>1のお菓子の趣味が小学生と言うことはわかった
40:
>>35
グミうまくね?アンパンマングミとかも好きだった。
あとハリボーとか。
さらにもう一つ。
うちの学校にはなんと全国クラスの実力を持つ(らしい)オーケストラ部と合唱部があって、当然ながら防音設備のある音楽室はこの二つの部活で使われていた。
つまり、新しく音楽の部活を始めたところで、場所が無い。
ほんで人数が増えるはずもない。
そりゃ、未来の無い部活の顧問なんてやってもしゃーないわな。
と、いった感じで、俺の「進め!電波少年」ばりのアポなし営業はさっぱりうまくいかず連敗続きだった。
38:
Mさん小心者なのによく自分からピアノやるなんて言ってきたな
おまえのこと好きだったんじゃね?ん?んんん?
42:
>>38
まあその件については後々
書くかどうかわからんが
リストはみるみる×印で埋まり、いよいよ残ったのは一人。
これがだめだったら茶菓子持ってもっかい全員に頭下げに行くかな、ぐらいに思ってた。
さすがに最後の一人ということでMさんと二人で行く事に。
Mさんは
「まだ可能性あるじゃん!あたしもいるし、多分大丈夫でしょ」
と強がっていたが、教員室に入るなり当社比で30%ほど小さくなり、ずっと俺のうしろで「ア―…」だの「ウムゥ…」だのと言っていた。使えん。
45:
最後の一人は国語の先生で、
「古文で愛について語らせると長い」
と評判のおばちゃんだった。
俺が話をしている間、ずーっとむつかしい顔をしていたもんだから俺は
「あ、こりゃだめだな」と思っていた。
後半は「茶菓子ならやっぱ温泉まんじゅうとかかな」みたいなことを考えながら話してたと思う。
47:
行動力のあるアホはいいよな。俺も何かすりゃ良かったかなぁ
48:
ひととおり話し終え、
「で、どうでしょう。お願いできませんかね」
「いいわよ」
俺→ ( ゚Д゚) (゚Д゚ ) ←Mさん
( ゚Д゚ ) ( ゚Д゚ )
あっさり。
51:
かくして、ジャズバンド同好会が立ち上がることになった。
後に先生に顧問をおkした理由を聞くと、
「あなたの持っていたリストが見えたの。バツがいっぱいついてたでしょ?
それで、この子達は本気で頑張りたいんだな、って思って。
生徒が頑張りたいことを諦めてほしくないから、オッケーしちゃった」
だそうな。
良い先生に巡り会ったと思う。
55:
ババァに不覚にも萌えた
56:
良い先生だなあ
64:
その後、生徒会の一存....じゃなかった 生徒会の承認も下り、
晴れて俺はジャズバンド同好会の会長となった。
承認が降りた当日の放課後、Mさんが下駄箱で待っていた。
「おう どした」
「えへー。じゃーん」
Mさんが出したのはケーキの箱。
わざわざ駅前まで行って買ってきたらしい。
放課後の教室で、同好会立ち上げ式をした。
二人だけで、ケーキも2ピースしかなかったけど。
mさんはなぜかろうそくまで買ってきてた。
メガネ子は予備校に行ってた。
67:
こんな女の子がリアルに存在するのか
73:
さて、同好会が立ち上がったのはいいがいかんせん3人。
3人じゃビッグバンドはさすがにできん。
と、いうことで俺たちは新入生に狙いを絞り、勧誘することにした。
うちの学校は入学式の翌日あたりに、体育館で部活動の紹介をする。
そこでクールな演奏を決めて、新入生をもうけようという魂胆。
さっそく練習をすることにした。が。
ここで思い出した。
俺楽器弾けなかった。
74:
やだ、なにこれいい話
83:
さて、軽音楽部に入っていたものの、まったくもってまじめに練習していなかった俺。
入学前に意気揚々と買ったギターはすでに部屋の片隅でホコリを被っていた。
つーか、三人でジャズってできるのか?
そこすら知らんかった。なんたる無謀。
とりあえず家でネット使って、ジャズのことを調べ始めた。
89:
で、わたぱち食いながら調べた感じだと
どうやらジャズの最小単位は「トリオ」という三人編成らしい。
で、一般的なのがピアノ、ベース、ドラムの「ピアノトリオ」。
いける!
早俺は楽器屋でやっすいベースを買った。
もちろんエレキ。さらにいうとプレベ。救えない。
出費のためひもQとはしばらくお別れすることになった。
95:
で、さらに近所のTSUTAYAで「ブルーノートジャズ100選!」みたいなCDを借りて、その中からやりたい曲を探す事に。
さすがにこれは俺一人じゃ決められなくて、Mさんとメガネ子に音源を回してみんなで決めることに。
ぶっちゃけ俺はジャズなんてさっぱり知らんかったし、どれがむつかしくてどれが簡単かなんてさーっぱりだった。
「あたしコレ好き!これやろう」
「お、そっか。メガネ子はどっすか」
「いいとおもうよ」(あ、会話してたわ)
ということで、一世一代の発表曲は
「ビル•エヴァンス/枯葉」に決定。
これ知ってる人なら笑うところです。
102:
なんでかってコレ、ジャズの中で1,2を争う超有名曲。
でもこのテイク、ベースが鬼のようにむつかしいんです。
例えるなら
「曲中ずっとギターソロしてる感じのパートあるでしょ?これベース。」
みたいな。
ベース歴三日の俺は最初ベースの音をベースと認識しないで
「この曲ベースいなくねwwwwうはwwww俺やりたい放題wwww」
と思ってました。ごめんなさい。
105:
そんな俺をみかねて、Mさんの救いの手。
「あたしの中学ジャズバンあったんだけど...楽譜もらってこようか」
ああMさん、君はなんていいこなんだ。
欲を言えばもうちょっと早くそれが知りたかった。
時期にして2月末、新入生歓迎ライブまであと一ヶ月強しかなかった。
106:
一ヶ月強は少なすぎだろ
108:
最初ジャズ選聞いたらフライミートゥーザムーンか枯葉やりたいと思うよな
109:
そんなこんなで楽譜調達。
しかしここでさらなる問題。
俺楽譜読めなかった。
もうね、ここまでくるとMさんも失笑ですよ。
「おまえもうそこでグミ食ってろよ」
と言われんばかりの冷笑。帰りたかった。帰ってコーラグミ食いたかった。
で、信じられないけど、ここでまた転機が訪れることに。
111:
美人ベーシストが登場か?w
117:
なんで発起人が1番無能なんだよ
118:
「このチラシ作った人、知ってますか?」
いつものように教室外の廊下でぼさっとしてると、知らない女の子に声をかけられた。
ちっちゃくて八重歯が印象的。美人。で、上履きの色(うちの学校は上履きのラインの色で学年がわかるようになってる)を見ると、三年生。
「あ、それ俺です。」
「ほんとに?あの、Mさんって知ってる?」
「(俺の嫁です)知ってます...けど」
「私、Mさんと同じ中学で、ジャズやってたの」
124:
あの映画っていうよりけいおん!って感じ^^
125:
どうしてグミ食ってるだけのアフロがハーレム作りかけてんだよ
なんか腹立ってきた
126:
( Д゚)これなんてエロg
「え?そりゃまた。あーびっくり。」
「Mさん、いる?」
「あ、となりです」
先輩(仮名、みき)はこのチラシを見てくれて、でも自分は先輩だし...っつことで今まで来づらくて黙ってたらしい。
が、Mさんが自分と同じ中学で、さらにちょいとした知り合いだったのを知って、わざわざ声をかけにきてくれた、と。
わかりづらいかな?
とりあえず、またもやMさんのおかげでなにやら俺は助かったらしい。
129:
こんな青春を送りたかった…
131:
で、その先輩はなんとベーシスト!
ではなく、クラリネットだった。
でも、相当上手い。
そんで経験者。ということで、あのアホみたいにむつかしい「枯葉」を
すっきりさっぱり、それでいてしっとりとした感じにアレンジした譜面をもって来てくれたのです。
でも、演奏当日はちょいと予定が合わず、出れないとのこと。
あ、先輩は一つ上でした。つまり二年生ね。ごめん。
132:
クラリネットかよw
ジャズっぽくなってきたな
133:
ドラム、ピアノ、クラリネット、グミの四人が揃ったわけだ
136:
そんなこんなでやっとこさまともに練習できるようになった俺たち。
学校から近い貸しスタジオに行って練習したり、公民館に行って練習したり...
とにかく、結構がんばった。
俺もいつの間にか、ベースがそこそこ弾けるようになった。
まあ所詮エレキベースだし、音作りもだめだめでなんかバキバキ言ってて
ジャズというよりプログレだったけど。
でも、なんかこれ青春じゃね?いいんじゃね?
みたいに思った。Mさんは相変わらずふわふわしとった。メガネ子も無口だけど、なんやかや楽しんでくれてたように思う。
142:
で、いよいよ演奏会当日。
「ジャズは正装のイメージ」ということで、
前日に三人で買いに行ったネクタイ(ダイソー)をしめて、舞台裏にスタンバイ。
メガネ子はいつになくテンションが高かった。このときもちょっと喋った気がする。心なしか声が震えていた。たぶん緊張してたんかな。
Mさんはもう見るも無惨なくらいに緊張していた。しきりに「ウゥ...」だの「アァウ....」だの「ブルスコ....ファー....ブルスコ....」と口走っていた。最後のは嘘。
147:
俺は俺で、緊張のあまり歯が鳴っていた。
情けない、と思って必死に噛み締めると、今度は肩が震えた。
「www震えてるよwww大丈夫?www」
「www」
Mさんのほうが緊張してるくせに、とは言えなかった。
と、おもむろにケータイを出すMさん。
「みき先輩からメール来たんだ」
148:
成功した奴は羨ましいぜホント・・・
行動力あってもバカじゃやっぱ痛い目見る
144:
オーケストラ部あるならそこの人に掛け持ち頼めば即席で立派なジャズ出来るのに
まぁ全然苦労しないから青春ぽさ皆無だが
151:
>>144
うちのオケ忙しくてあんまり誘える空気じゃなかったし、
なにより友達がいなかった。いや、ほんとに。
みき先輩は前日にメールをくれていた。
「音楽は自分らが楽しんでこそ音楽、楽しめばきっとみんなにも伝わる」
「君らが今まで頑張ったのは知ってる。だから、落ち着いて。」
「応援してます」
そんな感じだった気がする。
ぶっちゃけ緊張でよく覚えてないけど。
けど、ちょっと泣きそうだった。まだ始まってないのに。
「じゃ、ジャズバンさん準備おねがいしやっす」
155:
やっべぇ来ちゃったよ
うっひー
なんて考えながらチューニングしてたのをよく覚えてる。
ライブ前、幕が上がる寸前って、なんというかこう
時間が圧縮されてるかんじというか、とにかく不思議なんです。
トランザムはいってる気がするんです。
で、幕開け。
目の前にはざっと300人ぐらい。
照明がまぶしくて顔はよく見えなかったけど。
Mさんを見る。意外と落ち着いてる。なんか頼もしい。
メガネ子を見る。ちょっと笑ってた。あんたそっちのが可愛いよ。言うてる場合か。
正面にスタンドマイク。
...あ、そうだ 喋るんだった 忘れてた
158:
ホント映画みたいな青春だな
続きwktk
160:
「あ、あー。マイク、入ってます?入ってますね。」
「あ、ジャズバンド同好会です。まだできたばっかりで、部員は三人しかいません。」
「でも、楽しい部活にしたいです。興味がある方、一緒に部活作りましょう。」
「あー、じゃあ、曲やります。枯葉という曲です。」
カウントが入る。やー始まっちゃったね。
165:
ところで余談なんだけど、ドラムとかベースアンプの話。
俺らは当然持ってないから、その前に発表してた軽音楽部のやつを借りることになったのね。
で、けいおん!は当然ハイスタとかゴイステとかの青春パンクをやるわけ。当然ベースアンプはアンペグとかのでっかいやつ。
で、俺のベース。プレベ。これ相性抜群。
ピアノのしっとりとした前奏、ドラムのシンバルレガート。
で、ベースが入る。
音でっけぇ
168:
もうほんと、なんていうんだろう。
人様の優雅なティータイム中のリビングに、サッカースパイクでランニングして乱入した感じ。
これがロックバンドならかなりいい音になっていたであろう我がベース。
悲しいかな、繊細なMちゃんのピアノソロは儚く掻き消えた。
171:
掴みはオッケーじゃまいか
172:
やっべえトイレの水つめってえ
沢山の支援、本当にかんしゃ
あとキッチンからベビースターとって来た。うましおうめえ
演奏は3分ちょいで終わった。
俺はもう後悔むんむん。はだしで逃げたい感じだった。
「Mちゃん、ほんとごめん、ベースでかすぎた」
「エ?ア、ああ、ごめん、ベース聞いてなかった」
自分の世界に入り込んでいたようです
178:
Mええなあ
180:
舞台からハケ、外へ。
先生に遭遇するやいなや
「あんたベースでかすぎよwwwwww」
「ですよねwwwww」
やはりでかすぎたようです
そんなこんなで無事(?)演奏会終了。
後は説明会の告知して、チラシくばって....
で、運命の部活説明会。
正直、この日に人がこないと、部として存続できない。
182:
なんでだろう涙が
184:
そろそろ自分の中での第一部は終わるんですが....
ちょいとネタバレなんだが、なにぶん高校三年間結構色々あって
続けようと思えばまだ続くのもまた事実。
まあ、力尽きるまで書き綴って行くので、お時間ある人はお付き合い下さい。
187:
グミ頑張れ!
190:
さて、どこまで話したか
そうそう部活説明会。
部活説明会は、なぜか本館の離れの和室でやることに。
で、Mちゃんはというと
「おー、和室!」
「ねえ、お茶とか出した方がいいのかな」
「あ、せんべい買ってこよう」
大はしゃぎ。使えん。ことごとく使えん。許す。
198:
で、当日。
俺は授業中に机の下でモンハンやってたのがバレて、モンハン奪回のため社会科の職員室まで行かなきゃならず遅刻するはめに。
ちくしょー、あのとき見つからなければきっとあのリオレウスは狩れていた。
世界史なぞ嫌いだ。爆発しろ。
呪いの言葉をつぶやきつつ和室へ。
扉を開けると、Mちゃん。と、穏やかそうなカカシが。
カカシ?
199:
なんでMいちいちかわいいんだよ
201:
よく見るとMちゃんとキャッキャウフフしてるのはカカシではなく、穏やかそうな男の子だった。細い。長い。
「あ、グミ。さっそく見学の子が」
「ども」
「あ、どーも。初めまして。」
彼は後に我が部を代表するトランぺッターとなる。
そんでモテる。悔しいがモテる。ちくしょう。
205:
あだ名に嫌味がこめられてるな
206:
結果を先に書いてしまうと、意外にも盛況しました。
Mちゃんは始終おかし食ってました。使えん。許す。
次に来たのが女の子三人組。
ちっこい。すべからくちっこい。で、うるさい。
一番小さい子は...狼と香辛料ってアニメのホロに似てた。
で、一番元気。とにかく元気。
次に小さい子は、後に椎名林檎みたいな髪型になった。
こいつも元気。で、うるさい。そんで小生意気。
後に「グミさんまじねぇっすwwwwwキモいっすwwwwうはwww」などと発言するようになる。
もうひとりは比較的おとなしかった。そんで天然。また天然が増えてしまった。が、黒い。言う事がたまに黒い。
209:
ちくしょおおおおグミの癖にグミの癖にいいいいぃ
210:
ホントにアニメ化、映画化したら面白そう
212:
女の子ばっかとかああぁぁぁああああぁあああ
214:
なんか部員紹介でおわりそうだな。
後は後々。
結論から言うと、全部で8人集まったと思う。
男の子3人、女の子5人。
それに俺とMちゃん、メガネ子、みき先輩を合わせて計...12人?
これが、俺のビッグバンド部 実質上初代メンバーとなった。
220:
甘酸っぱすぎて明日が見えねぇ
221:
さて、ここでビッグバンドについて補足。
普通ビッグバンドっつーと、大体17人ぐらい。
ペットが四本、トロンボーンが四本、サックスが五本。コレがブラス隊。
で、ドラムにベース、ピアノ、ギター。これがリズム隊。
(うろおぼえ。詳しい人いたら補足たのんます)
で、俺らはというと、
トランペット 一本(初心者)
トロンボーン なし
サックス アルト二本
クラリネット
ギター 二人
ドラム 二人
ベース 一人
ピアノ 二人
グミ 一人
なんじゃこりゃ
224:
このメンバーでビッグバンドなぞ到底無理である。
こりゃ詰んだか?と頭を悩ませていると
「僕コレ好きなんですよ」
「なんじゃこりゃ。トーキョー...スカ...?」
カカシが持ってきた一枚のCD。
これが俺らの活路となり、原点となった。
カカシ....できる。だが許さん。
225:
トロンボーンなしはきついなあ
228:
カカシが持ってきたのは、言わずもがな、「東京スカパラダイスオーケストラ」。
たぶんすんげー有名な人達である。
「これならできるんじゃない?各パートひとりずつだし」
みき先輩が乗ってくる。
確かに、ブラスのアンサンブルがキモとなるビッグバンドジャズを無理矢理やるより、いくらか現実的。そして曲もなかなかかっこいい。
でも、俺はそもそもビッグバンドがやりたくて部活を立ち上げたわけだし、名前も一応「ジャズバンド」なのに、いきなりスカをやるのはどうかと....
「あたしこれ好き!やりたい」
「よしやろう」
かくして、俺たちは文化祭で発表するべく、スカというちょっと変わったジャンルの曲をやることとなった。
231:
うちの学校、文化祭が早い。
大体6月末とかに文化祭をやるんです。
つまり、多く見積もって二ヶ月。
部員はほとんどみんな楽器素人。
あれ?これ本格的に映画じみてね?
でもこれは現実であって、あんなふうにドラマチックな展開なんてないわけで。
とにかく、練習するしかなかった。
俺は部長として、部員を引っ張ることになる。
楽器が弾けない部長。今考えるとすげーな
234:
さて、これから文化祭まで練習するんですが
いかんせん練習なので面白い話もこれといってなく
代わりに人間関係の話をしようと思います
正直、大所帯のバンドだと人間関係はすごく色々あります
みんな何もなく仲良し放題、というわけにも行かなくなってくるのも、事実。
まず問題となったのは、他の音楽系の部活との確執。
236:
いつの間にか部員増えてるしな
確執もあるだろう
240:
うちの学校は前にも言ったようにわりと狭いです。
生徒も他の高校に比べると結構少ないかもしれん。
つまり、少ない頭数を部活で取り合うわけですね。
さらに、リア充はもちろん運動部に流れる。
オタ層は、そういった部活に流れる。
となると、音楽系に流れてくるのは結構少ない。
238:
音楽系の部活って
弦楽器→木管→金管→打楽器ていうカーストが決まってるってホントですか?
248:
>>238
うちのはカーストとかなかったが、後に知り合ったオケの人いわく
「弦と管は永久にわかり合えない」らしい。くわばらくわばら。
で、普段だと大多数の女の子はオケか合唱に流れて、後は軽音とかアコースティックギターとかに各々入る。
男の子は大体アコギか軽音。そんなかんじ。
でもその年、大方の予想に反してうちのビッグバンドが男子と女子をバランスよく取っちゃったわけ。
で、同好会ってゆるいから、俺たちがゆるーく活動してるのを見て、他の厳しい部とかを辞めちゃったりする子もいたらしい。
そりゃ良くは思われんな。
そんな時、これはすごく個人的なことなんだが、少々許せないことが起きてしまった。
250:
ごめん、思い出しながらだからちょいちょい矛盾もあるし時系列もあやしい。
さらに会話とは雰囲気しか覚えてないから創作的補完しちゃってる。
でも、一応言っとくと実話です。まあVIPに立てた時点で信じてもらおうとはあんまり思ってないけどwwww
あと身内の方、もし万が一特定したら黙っといてねwwww
連絡くれれば勝手にネタにした謝罪としてなんかおごります
253:
で、ちょっと怒っちゃった事件について。
コレの真意はわからんし、話も俺視点でしか書けないけど、そのへんは勘弁。
最初の方に軽音楽に所属してる、っていったよね?
実は自分で部活を立ち上げてからも掛け持ちで軽音は続けてて、
一時期さっぱり弾いてなかったギターも引っ張り出して練習して、
恐れ多くもヴォーカルギターとしてバンドを組んでたんだ。
255:
中学の頃から夢見てた事もあって、バンド活動はすげー楽しかった。
ビッグバンドの方とはまた違う楽しさで、当時のバンドメンバーもみんないいやつで大好きだった。
だから、ビッグバンド部に入ってくれた後輩にも、軽音とかけもちするのをちょいとすすめてたりもした。
特にリズム隊は、音を出す環境が整ってる軽音と掛け持ちしたほうが思うように練習できるし。
256:
どんだけグミ充なんだよ
261:
で、そんなこんなでビッグバンドのリズム隊の一年生の子は結構な割合で軽音と掛け持ちしてた。
ちなみにリズム隊は
ホロ:ギター(軽音ではドラム、後にジャズバンでもドラムに)
林檎:ギター
黒子:ピアノ
と、
やまだ:ドラム。キツネっぽい。わりとイケメンだが奥ゆかしい
ロリ:ベース。私服がライトゴスロリでびっくりした。こいつも天然。
がいて、黒子以外全員が軽音と掛け持ちという有様。
266:
>>261
リアルにゴスロリな格好してるのホントに居るんだな
268:
>>266
その子はほんとにライト。
どっちかっつーとバンギャ?みたいな。
でもふだんずーっと笑ってるようなほんわかした子で、ギャップにショックを受けた。
でもかわいかったし似合ってたからゆるす
259:
しかし4時間もぶっ通しで頑張るな
こちらとしてはありがたいけど、無理すんなよ?
264:
>>259
ありがとう 意外と平気だけど、そろそろ煙草が切れそうwwww
ちょっと時系列が飛んじゃうけど、文化祭直前。
やまだがジャズバンド部を辞める意志を俺に告げた。
「えっ」
「うーん...ちょっと、やっぱり軽音の方がやりたいかなって」
「そっかー。かけもちだとキツい?」
「正直、ちょっと」
「そか。残念だけど、しかたないかな」
「すいません。文化祭が終わったらにしますけど」
「そりゃそうだwwwwお前以外に誰があの曲叩くんだよwww」
「ですよねwwww」
「まあ、帰ってきたかったらいつでも来てね。待ってるから。」
「うぃ」
そのときは、ほんとにただ単に、予定がキツいんだと思ってた。
後日、俺は真相を人づてに聞く事になる。
265:
暇つぶしとして参考資料
この曲を文化祭でやりました
267:
懐かしいな
ドラマの主題歌だっけ
273:
中学のときはどんなやつだったの?
278:
>>273
スキマスイッチの存在感ある方のオーラを極限までなくした感じ
陸上やってました。短距離でした。
285:
やまだが部を辞めた真相。
実は、軽音楽部のある子が
「え、ジャズバン?wwwやめたほうがいいよwwww」
と、新入生にあることないこと吹き込んでたらしい。
詳しい事は知らんが、本人としては軽いジョークだった、とのこと。
んだもんだら、周りの子もおもしろがって乗っちゃって、
新入生はそんなに何人もから言われたら「え、まじで」ってなるわな。
俺は個人的に軽音と仲良くやって行きたかったのでそれだけでも結構ショックだったんだが....
その子、同じバンドの一番仲いい子だったのよね。
289:
これはキタ。
普段わりとぷらぷらしてて、温厚な方の俺もさすがにキタ。
「ちょいと」
「ん?w」(いっつもこんな感じで軽く笑ってる子だった)
「ジャズバンの件なんだけどもさ」
「あぁ...w 最近頑張ってるねww」
(イラっ☆)「聞いたよ、なんか変な噂流してない?」
「ああーw わるいわるいww あれジョークなんだわww」
「うーん。それで一人辞めちゃったの、知ってる?」
「えw マジで?w 本気にしちゃったんだ。わりぃwww」
「....(こいつだめだ)」
俺はいっその事殴れば良かったのかもしれない。
でも、できなかった。殴る気も起きんかった。
静かに家に帰ってから、仲間が一人減ったことを急に実感して、ちょっと泣いた。
293:
なんか暗い話になってしまった。
SOILなんか聞きながら書いてるのがいかんのかね。
明るい話でもしようか。
なんだろう、最近Mちゃん成分が足りない気がするから
Mちゃんの話でもしようかね
結論、Mちゃんと俺は付き合ってました。
ごめんなさい。こんなグミでごめんなさい。
297:
おい
俺のMちゃんを
氏ね
306:
みんなのグミ支持率ががくっと下がったような気がするが気にしないふり
イラッとしたひとはサワーズっていうグミ食べると良いよ
堅くて噛みごたえあっておすすめ
Mちゃんとのなれそめとか夏祭りの書こうと思ったんだが
需要なさそうならやめる。
309:
>>306
書けよちくせう
317:
ちらっと話すと、Mちゃんはすごくいい子でした
それこそグミにはもったいない。ええもったいない。
ちなみにイメージはちょっと前の宮崎あおいと山瀬まみを足して二で割った感じ。
318:
>>317
山瀬まみはひいて
315:
>>1には寝てからでも良いから、時系列通りに順番に語ってほしい
保守は俺がしてやるからじっくりコトコト書いていくんだ
326:
>>315
時系列ごとに書くと結構補足説明がめんどいのよね
必要なことを書いといてから本題にもどる形で許して頂きたい
で、時系列的には部ができる前、一年生の夏休み前に戻ります。
俺とMちゃんはたしかそのあたりでお互いに面識を持った気がする。
最初は、「あーかわいい子がいるなあ。果汁グミ食お」
ぐらいにしか思ってなかったんだけど、軽音の友達を経由してちょっとだけ仲良くなったんだっけな。
327:
同好会できる前から突き合ってたのかよwwwww
331:
その軽音の女の子とはバンドの趣味があったから、ちょいと仲良くなった。
で、俺はそのとき新学期二週間目にして早々に失恋、
それも「なんか最初から好きじゃなかったかも」とかいう最高にハイレベルな振られ方をしていたく傷心だったのね。
で、
「誰かよいおなごはおらんかのう」
と問い合わせたところ、帰ってきた答えがMちゃんだった。
332:
グミ充めが・・・・・支援
337:
男友達作るより先に女ですかそうですか
338:
ここだけ書くとえらいイケメンっぷりだが、それは高校デビューした気でいた中二病患者ゆえの気の大きさと思って許して頂きたい。
実際すげえ痛かったと思う。
アフロが「女紹介してくれ」って。「キューバ行ってこい」って返されかねん。
脱線したが、それからMちゃんと俺はささやかながらもメールを交換するようになった。
「ども。アドレスききました。グミです。」
「どーも!ねえお母さんからなんて呼ばれてる?」(この時点で既になんかおかしい)
「え?あー、普通に名前でグミ、とか....あとは兄弟いるからお兄ちゃん、とかかな?」
「へー!じゃあ私はグミかグミっちって呼ぶね!」
「え?あぁ、うん。」....んん?
最初のメールがコレ。
342:
あかん……
あかん泣けてきた……
343:
そんでややお互いの人種にズレを感じながらも、その暇さをいかんなく発揮して俺はちょくちょくメールを送るようになった。
で、Mちゃんもメールだと緊張しないらしくわりとフランクだった。
でも決して会話をしない。
となりのクラスだからわりと顔を合わせはするんだけど、挨拶すらあんまりしない。というか、目を逸らされる。すごい勢いで。
「メールだと仲良し」

「でも顔あわせてくれない」

「これはもしや....」
  嫌われてる
ピッ → こいつ....惚れたな
妄想全開のエセリア充に死角は無かった
344:
完膚なきまでに勘違いしたグミ充を止める者はもはやいない
「こいつ...よくみたら可愛いじゃんw付き合ってもいいかなwww」
みなさん殺すなら今です
346:
氏ね、じゃなくて死ね
348:
ということで俺は完全にMちゃんに惚れた
惚れられたと勘違いして、実は自分が惚れていた。
な、なにを言ってるかわからねーと思うが....よくあることである。
そんなこんなで俺は日々Mちゃんのことを考えていた。
Mちゃんはハデじゃなかったが、スタイルはなかなか良かった。
特に足が奇麗な子だった。そんでスカートが短かった。
349:
股間の粗末なグミちぎってやんよ
356:
で、季節はいつの間にやら夏休み直前。
学校帰りにファミチキを食いながら歩いていると、夏祭りのポスターが目に入った。
「夏祭り」

「デートに誘う」

「Mちゃん浴衣姿」
この間、0.3秒
俺はMちゃんを夏祭りに誘うことにした
359:
グミ死ね!
女の子の浴衣っていいよな……
グミの話聞いてたら、振られたこと思い出して辛くなったわ
360:
「今度夏祭りがあるらしいね。知ってた?」(非常にわざとらしい)
「あ、ポスター貼ってあったね。いいよね夏祭り」
「でさ、良かったら一緒に行かない?」(非常にわかりやすい)
「うーん...まあ、いいよ」
(まあ....?)「お、やった。じゃあ今週の土曜日に、駅で待ち合わせでいいかな?」
「おっけー。お祭り久しぶりだから楽しみ!」
勝った。
勝ち申した。
俺は当然のごとく布団の中で転げ回り、ガッツポーズと共に勝利を確信した。
ちなみにMちゃんはそのとき
「ぶっちゃけめんどくさかった」
と語る。
泣いていいかな
364:
デート当日。
リア充になりきれないグミ充の俺は当然人生で初デートな訳で
前の晩から考え抜いた、できる限り流行を押さえつつ、かつ気取りすぎない、自らのできるベストなファッションに身を包んで出陣した。まあ全部ライトオンだったんだけど。
そして待ち合わせ場所。
しまった。待ち合わせをホームにしたのはいいが、いかんせん長い。遠い。
つかどこにいるやらわからん!人多い!
今考えたら至極当然だが、当時はそこまで気が回ってなかった。
と、背中になにやら感触が。
振り返ると、そこにはMちゃんがうつむいて「ア...エト-....ムゥ」と言っていた。
かわいらしい私服だった。
浴衣じゃなくて俺は死ぬほどがっかりした。
366:
部活作る前から青春満喫してんじゃねぇよ!
367:
ともあれ夏祭りへ。
が、お互いに緊張でさっぱど会話が続かん。
「人おおいねー」
「ウン」
「お、あれなんだろ」
「アー、ウン。エト....」
「.....」
「あ。かき氷」
「え?食べたい!どこ?」
食いつきどころがわからん
372:
で、かき氷を食べることに。
沿道で駆け回る子供達を見ながら、Mちゃんは優しい顔をしていて、
ちょっとだけ、本気でかわいいと思った。
で、そっからわりと雰囲気もくだけて
いつの間にやら日は落ち、お祭りもお開きムードに。
「今日はたのしかったねぇ」
「ほんと。来てよかったー」
「いきなり誘ってごめんね」
「ううん。暇だったし、かき氷おいしかったし!」
「かき氷好きだなwwww」
「.....」
「.....」
「.....ねえ、公園よってかない?」
「え?」(どきーん)
「私夜の公園好きなの」
もうね、あれ。
心臓が死ぬかと思った。
373:
ちょい煙草買ってくるwww
すまん、すぐ戻ります。
一応誰か保守できたらたのんます
381:
煙草なんか吸ってんじゃねぇよ
グミにでも火つけてろ
388:
ダッシュで行ってきた
外むっちゃ寒い 死ぬ死ぬ死ぬ
で、暗い中二人で学校付近の小さい公園へ
ええ、死ぬほどテンパってました。
動揺しすぎて朝購入したブレスケアを直で噛む始末
口ん中超スースー 暑い時おすすめ
公園についてベンチに座る。
こう、なんつーか説明しづらいけどベンチの真ん中に手すりがついてるやつあるよね?
あれ手すりのせいでちょっと狭いの。
そこに二人で座る。
超近い。ヤバい。近い。肩と肩が触れる。近いよおねえさん
392:
「....」
「....」
「....ねえ」
「ん?」
「なんであたし誘ったの?」
「.....」(どきーん)
「.....」
「.....」
おもむろに手を握る。
手ちっちぇえ。そんでやらかい。
息子が爆発しそうになった
396:
そっからはあんまり覚えてない。
覚えてんのは背の高い街頭の明かりと、それに照らされたでっかい滑り台と、
あと目をつぶったMちゃんの顔。
悲しいお知らせですが、釣りではないです。
繰り返す。これは釣りではない。
初ちゅーでした。
397:
くそおおおおおおおグミ氏ねえええええええええ
398:
正直裏山
402:
俺とMちゃんのなれそめはこんな感じかね。
ちなみに後で聞いたら、
「祭り行くまで実はそんなに好きじゃなかった」
「手を握られてびっくりした」
らしい。泣いた。
こっから本筋に戻ります。
404:
と、おもったがあまりにグダグダでしばし反省。
やっぱりしっかり書きたい事まとめとかんといかんねこりゃ
夜遅くまでごめんね。そんで読んでくれて本当にありがとう。
ちょいと自分の中で話を整理させてくりゃれ
405:
すげー楽しみにしてる。
409:
ここまでのまとめ
とりあえず、部活の話を立ち上げる前から、俺とMちゃんは付き合っていました。
これを最初に書かなかったのは、これ書いたらただのリア充の恋愛自慢スレになってしまいかねないから。
でも、俺とMちゃんが付き合っている、ってのはとりあえず話さないと後々わかりづらくなってしまうために、書きました。
自慢っぽくなって気分を害されたらスマン。これは俺の力量不足だね。
で、部活を立ち上げました。
ここの話は、俺が個人的に振り返って、今の自分の基盤になったというか、「人生の転機」だったと思って(言い過ぎかもしれんが)、もし自分のように鬱屈した人がいたりしたら、ぜひ頑張ってもらいたいな、と思って書きたかった。ので、スレ立てにいたったわけです。
412:
高三だけど、ちょっと明日ビックバンド部つくるわ
414:
ほんで新入生が入って、大所帯のバンドとして、初めてのでかい公演である文化祭に挑む話。これは今から書きます。
その後、前に書いたみたいなこともあり、メンバーが軽く変動。
で、最終的には俺達が活動の集大成として作り上げた「引退コンサート」あたりまで書いて、終わろうかな、と思います。
これ多分明日まで(既に今日か)かかるね。
長丁場になってしまいそうだけど、最後まで書ききりたい。
よければ、お付き合い下さい。
418:
さて、まだ奇跡的に眠気が来ないので続けます。
眠くなったら落ちるかも。
えーっと、そうそう。文化祭に出る事になりました。
やる曲は二曲。東京スカパラダイスオーケストラの
「銀河と迷路」「24hours to ska」という曲。
どっちも良い曲なんで興味が出た方はぜひ。
だがしかし、部員のほとんどが初心者。
それも音楽初心者。リズム感もへったくれもない。
さてどうしたものか。
421:
人生は行動だな…
リア充生活送りたかった
422:
とりあえず練習しなきゃはじまらない、というわけだが
練習しようにも部屋が無い。
前にも書いたが、うちには防音施設なんて音楽室しかないし、
かといって普通の教室で練習しようもんなら、筒抜けもいいとこ。
それで上手い演奏ならまだ我慢できるっつーもんだが....
うん。みんなしずかちゃんのバイオリンレベルだからね。
練習始めたとたんに苦情、移動、でまた練習、苦情....
もはや難民
424:
とりあえず俺の部長としての最初の仕事は、練習室の確保だった。
音楽系の部活に顔を出しては交渉してみたり、顧問に相談してみたり。
でもなかなか部屋は確保できず。
せっかく新入生も入ってくれたのに....なんてこったい。
ためしにわたパチとチロルチョコで交渉してみた。だめだった。
あいつらはわかってない。
427:
そんでもあきらめるわけにはいかんざき。
で、だめ元で「合唱部」に相談に行ってみる事に。
前述したけど、うちの学校合唱部はかなり強くて、父兄にも評判の部活である。
合唱部も当然文化祭で講演するわけで、部屋なんて譲ってくれないと思って。実はあんまり交渉してなかった。
「すんません」
「はいー。あらグミ君」(合唱部の顧問。音楽の先生。美人。)
「ちょっと今練習室にこまってまして かくかくしかじか」
「あらあら。じゃあ一緒に使いましょう。」
( ゚ Д゚)
俺は神に愛されてると思った。
429:
グミおの行動力に全俺が泣いた
ジャズやりてえなぁ・・・・ピアノソロとか弾けないけど憧れるしなぁ・・・・・
448:
少年時代を脳内再生
しながら読んだ。
グミおもろいなw
かすバンドやってた高校を思い出したよ
505:
さて、どこまで書いたかな
とりあえず文化祭練習が軌道にのったあたりか
511:
やっと文化祭の練習がまともにできるようになったのは、もう五月も終わりかけたころだった。
このあたりが個人的に今でもすごく印象に残ってる。
毎日放課後に教室に集まって練習、うちの学校はある都合で17:00までしか練習できず、終わった後はみんなでだらだら雑談したり音楽教え合ったりしてた。
ある日は練習後にスタジオに行って練習。スタジオ終わった後はみんなでマックによったり、駄菓子屋行ったり。
楽しかったなあ。毎日学校が楽しみだった気がする。
何より後輩がかわいい。ほんとにかわいい。いや、顔とかそういうことじゃなくてね。
512:
後輩はみんなメキメキ上手くなった。
元々素質があったからかもしれんが、おれはみき先輩のおかげだと思ってる。
みき先輩は一人だけ三年生で、でもえらく親しみやすい人で、すぐ一年生と打ち解けていた。ハキハキした態度が印象的。なんというか、正に姉貴のような存在だった。
で、さすが経験者というか、アドバイスがしっかりしてた。
相手のレベルに合わせて丁寧に教え、できたらもうちょい踏み込んだことも教える。で、ダメだしもえらく的確。
あれ これ俺部長じゃなくていいんじゃね
513:
読んだら青春すぎて俺の胃がキリキリしてきた
515:
肝心の俺はというと、写真を撮ってた。
練習風景とか、雑談の感じとか、放課後の帰り道とか
今思うと、ほんとに写真ばっかり撮ってた気がする。なんでだろう。
たぶん、俺の思いつきから始まった部が実際に動いて成長して行くのが楽しくて仕方なかったんだな。
今でも、そのときの写真が入ってる昔のケータイは実家にとっといてある。
「先輩wwww写真やめてくださいよwwwwうぜえっすよwwww」
林檎てめーは黙ってろ
518:
曲の話なんだが、これもみき先輩が俺たちの編成に合わせてアレンジをしてくれた。
ボーンがいないところをクラで補ったり、ギターが二人いたり、今考えるとえらく強引な気もするが、まあそこは仕方ない。
みき先輩は本当に上手だった。小さい体と楽器で、誰よりも大きい音を出せたし、当然ソロ回しも圧巻。見事にボーンの穴を埋めていた。
これみき先輩いないと詰んでたな
519:
思い出した!
「せっかくジャズバンドっつー名前なんだから、ジャズもやろうぜ」
ッツー事で、もう一曲少人数で曲をやったんだった。
曲は「Over the rainbow」。超名曲。
これはA.サックスソロのコンボでやることとなった。
つまり、一年生がソロ。
523:
そのときソロ担当したのが若干の経験者である女の子で、
林檎とホロあたりから「ピン子wwww」とか呼ばれてた。理由は忘れた。
確か私服練だったかの時にピンクの服を着てきて、なぜかそれがツボに入ったらしく「ピンクwwww」「エロいwwwww」とあの二人に笑われていた。
まあ、女子高生ってそういう感じよね。
525:
みき先輩いなかったらどうなってた……
グミは写真てwww
526:
さて、ここでささやかな問題が起きた。
アルトサックス担当(予定)のクロくんに関してである。
彼は背が高く、そして硬派である。完全に体育会系。
最初和室で会ったときも、
「ウッス。押忍。」
みたいな感じで「こいつ絶対間違えて入ってきただろ」と思った。
彼がなぜ(予定)なのか。
それは彼が持っていたサックスがあまりに年季物で、壊れていたからである。
そんで修理に出していた。
が、これが一向に戻ってこない。
527:
クロくんは見た目どおり、まったくの音楽初心者であった。
なのに、待てど暮らせど楽器が帰ってこない。
楽器がなくちゃ練習できない。
クロくんが練習に参加できないまま、ついに本番二週間前を切った。
529:
「クロくん、楽器戻ってこないね」
「あ、明日かえってきます」
「まじか!よかったよかった」
「あと二週間っすね」
「そうだねー。(大丈夫か?)」
「うーん。まあ、なんとかなります」
「お、おう。頼りにしてるぜ」(どっからそんな自信が.....)
正直めっちゃ不安だった。
が、クロくんは口だけで終わる男ではなかったのである。
533:
楽器が帰ってきてからというもの、クロくんはその静かな闘志をサックスにぶつけた。とにかく、すごい集中力だった。
あれよあれよと上手くなるクロくん。みき先輩のダメだしにも挫けない。
むしろダメだしを素直に吸収して、自分の物にしていた。
まさに、「日々成長」といった感じ。これだから体育会系は怖い。
「先輩」
「ん。どした」
「家で練習するために消音機買おうと思うんですが、どうっすかね」
「ええ!あれ高いよ!」
「でも、練習したいですし」
「まじめだね」
「ジャズ好きっすから」
なんだこいつ、と思いながらも、ちょっと嬉しかった。
534:
クロ…恐ろしい子…
536:
ついに文化祭の前日となった。
最後の練習はみんなさすがに緊張しているのか、ピリピリとしたムードだった。
そんな中、穏やかな表情のみき先輩。
さすが場慣れしてるなー、と思っていると、
「みんな上手くなったなー」
そう笑いながら言った。
俺たちはへたくそながらも、いつの間にやらだいぶまとまった演奏ができるようになっていた。
明日は文化祭。
そんで、みき先輩は明日の演奏を最後に、引退することになっていた。
568:
このスレを見てたら久々に吹きたくなったので、高校以来吹いていないペットを引っ張り出してきた。
銀色のメッキはすっかり黒ずんでいて、差しっ放しにしていたマウスピースやチューニング管は固く動かなくなってしまっていた。
それでも音は出た。もう一度青春がしたくなった。グミ男、ありがとう。
574:
>>568
なんか俺も嬉しくなった。読んでくれてありがとう。
みんなも楽器大切に!
というわけでただいま
576:
おかえりグミ男
580:
文化祭の話。
うちの文化祭は毎年意外と人がくる。
父兄の方々もそうだけど、うちの学校を目指してる中学生なんかも結構くる。
文化祭前日はたしか授業はほとんどなくて、それぞれのクラスの出し物やなんかの準備に明け暮れる感じ。どこの高校もそうなのかな。
なんかこう、文化祭って前日の空気が独特じゃないか?
みんなのwktkが伝わってくる感じと、頑張って準備してきた文化祭が後少しで終わってしまう感傷的な気分が入り混ざって。
582:
で、うちの部活はまだ同好会だし、何しろへたくそだもんで、体育館のステージではなく音楽室を借りてステージにすることになった。
これに関しては、合唱部とオケ部の人らにすげーお世話になった。
もともと音楽室は毎年、合唱部とオケ部有志の発表で貸し切りだったんだが、今年はそれにジャズバンが混ぜてもらえることとなったわけです。
しかも、「一緒にやらない?」っていう話が来たのがあっちからだったんだ。
「最近頑張ってるらしいね」
人に自分のしている事が認められるってのはいいもんだ。
584:
人間は認められたい生き物だからねー、そりゃ嬉しいだろ
585:
で、文化祭当日。
「お客さんくるといいね」
「うーん。どうだろ」
音楽室は本館から離れていて、さらに四階建ての最上階。
ふらっと寄るには遠すぎるんですね
588:
音楽室の前には、一週間前ぐらいからみんなで作った立て看板を置いた。
「グミジャズオーケストラ」(仮)
(少しだけネタバレすると、現在も実在する団体なので実名は伏せます)
みんなで考えたバンド名と、大きな蝶ネクタイをした黒猫を書いた看板。
ちなみに、できた看板をホロに持たせた写真があるんだが
不思議な事にホロの姿が一ミリも映らなかった。
ホロ小さいよホロ
592:
その日はライブの他にもMちゃん失踪未遂とか俺が組んでたバンドの解散ライブとか色々あるんだが、割愛。
本番10分前。
音楽室前の控え室は、意外と和やかなムードだったような記憶がある。
この日の衣装も、「ジャズはやっぱ正装」ということでネクタイを締める事に。
Mちゃんは相変わらずうーうー唸っていた。
みき先輩は楽器の手入れをしていた気がする。
一年生の女の子は元気にしみチョコを食べながらはしゃいでいた。
「先輩wwwwチョコいりますか?wwww」
「おう ありがとう」
「あ、もうねーっすwwwwサーセンwwww」
林檎貴様
591:
俺も青春したかったわぁ
593:
35になってはじめてエレキギターを買い
バンドをはじめてしまった。
楽器やバンドに遅いってことはないと思うよ。
594:
林檎wwwwwwwwww
【衝撃】うちの妹(14歳)が胸をネットに晒した末路wwwwあほすぎwwww
595:
一年生男子は精神統一中だった。各々が窓を向いて瞑想。
おまえらどこまで体育会系だよ
メガネ子は...たしか他の部活の発表やらなんやらで、ぎりぎりに合流した気がする。
俺は....
俺は何してたっけかな。相変わらずグミでも食ってたような。
596:
林檎wwwいいキャラwwwww
597:
ただ、
「このメンバーで演奏するのは最後だな」
と、思ったのは覚えている。
みんなの様子が印象的だったのも、それを噛み締めていたからかもしれん。
まあたぶんグミも一緒に噛み締めてたけど
598:
本番5分前。
音楽室の重いドアを開けて、中に入る。
詳しくは覚えてないけど、そこそこの人数がいた気がする。
たしかオケ有志の演奏後で、人があらかたハケた後だった...っけな。
にしては多いな、ぐらい。
ジャズはセッティングがわりとめんどくさいので、さくっとセッティング開始。
機材は色んなとこから借りてきたり、家にあるオンボロを持ってきたりしたもの。
601:
さて、あらかたセッティング終わったか、ぐらいで客席を見ると、
あれ なんか人増えてね
さっきより明らかに多い。というか、入り口からずいずい人が入ってくる。
あれよあれよという間に、音楽室はいっぱいになった。
603:
客層を見ると、父兄の方達をはじめ、同じ学校の人やら知らん制服の子やら、果ては何人かの先生までいたような記憶がある。
知ってる人、知らん人がずらーっと。目の前に。
予想外の事態にちょっと戸惑う。が、顔は二やついていた。
俺緊張すると笑っちゃうんだよね。顔が。
604:
やっぱ映画の影響もあって注目さろてたんだね
606:
「えー、あ、マイクはいってますか。入ってますね。」
「あ、どうも。グミジャズオーケストラです。今日はお集りいただきありがとうございます。」
にわかに静まる客席。
緊張で声が震える。頭が白くなっていく。
「えー、僕らは今年できたばかりの団体で、ほとんど素人でした。」
「が、ここまで二ヶ月間、楽しく頑張れたと思います」
「楽しんで聞いて行ってくれると嬉しいです。」
このグミ、あいかわらずMCがへたくそである。
610:
最初の曲のカウントが始まってからは、やっぱりたいした事は覚えてない。
不思議と、「この演奏で最後か」とはもう思わなかった。
なんて言えばいいんだろうなー
ライブやったことある人ならわかるかもしれんのですが
自分の視界がちょっと遠い存在になって、そのかわり感覚が研ぎ澄まされるというか。
目の前の世界とはちょっと遠いところで、みんなが音楽を共有している感覚というか....
とにかく、ライブはあっという間だった。
拍子抜けするぐらい、あっさり終わった。
612:
さすがにドラマじゃないから、実際の演奏は神がかり的な演奏でした、なんてことはない。
後からもらったDVDの映像を見たら、ベースが相変わらずうるさくてへったくそで、笑った。
ただ、終わった後の拍手が心地よかった。
そんでもって、バンドのみんなのニヤけた表情がすごく良かった。
613:
終わった後はみんなで写真を撮った。
人のいなくなった音楽室前で、それぞれの楽器を持って。
写真を撮ったら、急に力が抜けてしまって、
なぜかえらく笑えてきた。
「wwwwww」
「wwwwww」
Mちゃんも同じだったようで、顔を見合わせて笑った。
さみしいはずなのに、そんなことはそのときちっとも思わなかった。
ただ、今までの楽しいことが逆流してきた様に、ずーっとクスクス笑っていた。
615:
目から果汁グミが出てきた
617:
さて、文化祭が終わり、みき先輩が事実上引退する事になった。
そんでもって、やまだとメガネ子も部を去ることになった。
短い間だったが、初代グミジャズはとりあえずここで一段落を迎えるわけである。
みき先輩は文化祭が終わった日の夜、部で作っていたHPの掲示板に、一人一人に向けたメッセージを残していた。
620:
やばい、泣きそう
621:
おお、まだあったのか
こんな青春してみたいわ
高2だし手遅れかな・・・
622:
>>621
今始めないと後悔する
632:
ほんと楽器は「やりたい」と思ったときがはじめ時だよ。
ずるずるのばしてもいいことない。
624:
長かったので文全体は覚えていない。
もうログは流れていて、たしか保存してちょくちょく読み返していたが、実家の古ケータイの中のため参照できず。
でも、部員一人一人について本当に丁寧に、メッセージが残っていた。
確か俺には
「本当に責任感にあふれた、良いリーダーでした」
と書いてあった気がする。
628:
最後に、
「最初はどうなるかと思ったし、正直こんなにいいバンドになるとは思ってませんでした。」
「きみたちの努力は全部見ていたし、だから私も頑張ろうと思いました。」
「きみたちはまだ駆け出したばっかりで、全然小さくて、不安な事もあると思います」
「でも君たちなら、絶対に大丈夫。私が保証します。君たちはすごい!」
「だから、ゆっくりでいいから、これからもみんなで、前に進んで行ってください。」
「いままでありがとう。すごく楽しかったです。」
記憶があやふやだけど、確かこんな風に書いてあった。
良い先輩を持ったと思う。今も心から思う。
634:
俺はリンダリンダリンダ見たのがきっかけでバンド始めたなぁ
>>634
俺まだ見てないや
関根嬢かわいいよ関根
636:
Mちゃん失踪未遂事件をkwsk書いておくれ
649:
>>636
実は文化祭前日にMちゃんと軽いケンカをしたんです
そしたらMちゃん帰り道で逃亡→泣き出す
俺てんやわんや
653:
グミは願いを形にできたんだな
なんかやればできる気がしてきた
672:
楽器始めた理由はプロでも「流行ってたから」とか「もてたくて」とかザラだろ
つまり、理由なんかいらないんだよ
753:
とりあえずただいまです
760:
>>753
おかえり。グミうまかった?
773:
>>760
やっぱグミうめえな
サワーズは青林檎がガチ
話は飛んで十月、
俺たちは次のイベントである、「合唱祭」に出る事になったとさ。
775:
姉ちゃん!今日って寝るまでさ!
あと今俺に「特定しますた」メールを送ってきた奴
勘弁してください
合唱祭について。
うちの学校はわりと文化系のイベントが多い。
「合唱祭」はそのイベントの中でも一番でかい。
公立のコンサートホールを貸し切ってやる。今考えるとすげぇな
777:
で、クラスでそれぞれ曲を練習して発表、さらに順位もつけるという鬼畜っぷり。
「もう男子ちゃんとやってよっ!」
と泣き出す女子がいる、アレである。
こっちはちゃんとやってるつもりなのにね。泣かれると困るよね。
779:
で、合唱祭には「有志の部」がある。
読んで字のごとく、有志の出し物。弾き語りやら、クラシック四重奏やら、毎年色々出る。
夏休みを野球の応援で暑く過ごした僕ら。
そろそろまたジャズやんべか、と動き出すことにした。
781:
あ、そうそう。
二学期が始まったあたりで、新しく部員が増えた。
待望のトロンボーン。
しかも経験者。やっほい。
782:
いいなあ青春だなあ
786:
彼女は一年生で、前からなんとなーく興味はあったらしい。
で、文化祭の演奏を見て、入ってくれることになった。
彼女はすごい。何がすごいって多才。
まずダンスがすげー上手かった。たしか、全国クラス。
っつーことでダンス部(同好会だっけな)もかけもちしてた。
そんでさらに生徒会役員。偉い。権力もってる。
トロンボーンを吹く姿が非常に絵になる子だった。
彼女の加入で、うちのバンドの活動はすごく広がったように感じる。
787:
帰宅部なんか入るんじゃなかった…
今は自宅警備員だし…
790:
部活辞めなきゃ良かった
戻りたい…
791:
もういっかい書くけど、関係書の方もしいたら、勝手にネタにしてごめんなさい。
前に書いたように、記憶を辿って書いてるから、所々矛盾や創作が入るのは勘弁していただきたい。
俺がここに書いてるのは、この経験が俺の財産である、と思ってるから書いてるわけで、
さらにいうと当時の仲間とか関係者への感謝の念をこっそり書いていて、
決して誰かを咎めるためとか、おもしろおかしく茶化して書いたりしているわけではない、ということをわかっていただきたい。
で、なるべくなら黙っててねwww
こんど顔出したらなんかおごります。ごめんね。
794:
で、トロンボーンも加入したっつーことで、俺らはようやっとジャズバンドらしいことができるようになったわけだ。
夏休みに野球部の応援で楽器吹いたり、俺が応援団に入って大変だったり、路上ライブをもくろんでカホンを手作りしようとして失敗したりする話は、割愛。
795:
カホンって何かと思ったら楽器か
797:
あの謎の椅子にはそんな名前があったのか
796:
>>791の「黙ってて」っつーのは「レスすんな」じゃなくて、「関係者でーす」ってあんまり名乗らないでね、ってことね。
なぜかって?恥ずかしいからだよ!
ということで早選曲会議をすることとなった。
とはいえ、まだまだ素人に毛が生えただけの俺たち。
ジャズのスタンダードなんてさっぱり知らなかった。
あーだこーだ言いながら、会議は難航した。
798:
「先輩」
「うん?」
「ピンクパンサーって可愛くないですか」
そう言ったのはクロくんだった。
「ああ、いいよねあれ」
「あれやりましょうよ。たしかこないだ借りたCDに入ってたし」
「あー、あれ有名だし、いいね。でもあれソロじゃない?」
「俺が吹きます。吹かせてください。」
あ、アツい...
アツい男だ。クロ。
802:
つーわけで、難航した曲会議もようやく終わった。
結局やることになったのは以下の曲。
「ピンクパンサーのテーマ」(クロくんソロ)
「CARAVAN」(このへんあやふや。もしかしたら、文化祭でやってたかも)
「24 hours to ska」(使い回し。)
うーん、記憶が曖昧だ。
ちなみにホロが「これやりたいです」って出してくれた
「くちばしにチェリー」
は、断念した。結局この後もやることはないんだが....やりたかったなあ。
806:
で、ここでお約束のごとく問題点が浮上。
これ読み返してみたら問題点ばっかりだな。
文化祭はいわゆる「アンプラグド」なイベントで、
つまり、電気を使う楽器が使えない。
=アンプを使うエレキギター、ベースはアウト
え?これ無理ゲーじゃね?
810:
ギターはアコギがあるからともかくとして、ベース。
これつまり、普通のジャズで使うような「ウッドベース」を使わなきゃならんというわけだ。
当然俺は未経験。つか、楽器持ってないし。
さてどうしようかな
818:
実際、ホールで完全にアンプラグドでビッグバンドなんて、到底ベース音なんか聞こえないし、色々無謀なんだが...
当時そんなこと知らなかったし、まあ素人のやることだと思って目をつぶっていただきたい。
とりあえず、ベースはオケから使っていないものを借りることができた。
しかしこのウッドベースというもの、色々と取り扱いがめんどくさい。
特に、寝かせ方を間違えると内部の「コンチュウ」が倒れてしまって、だめになるらしい。
最初聞いた時
「なんでこの人らは楽器の中で虫なんか飼ってるんだろう」
と思った。本気で思った。
824:
で、ここから俺とウッドベースとの闘いが始まるんだが、
よく考えたら
「指がクソ痛かった」
ぐらいしか書く事が無いので割愛。
問題はクロくんである。
彼はピンクパンサーのテーマをソロでやりきるつもりだった。
聞いた事ある人はわかると思うけど、あれかっこいいけど意外とむつかしい。
そんでもってクロくんは楽器歴良くて四ヶ月の、完璧なまでのビギナーである。
そんな彼が全校生徒の前で一曲ソロ。
はっきりいって無茶だ。
829:
バンドやりたいけど
今始めたらけいおんの影響を受けて始めたと思われそうでイヤだ
830:
でも彼は、俺の想像しているより遥かに、アツかった。
あれが若さというものか、と今になってもちょっと感心する。
彼は、ほんとにびっくりするぐらい、毎日練習した。
来る日も来る日も、同じフレーズを毎日毎日....
そんでもって、仲間の言う事に、すごく素直だった。
あれはこうしたほうがいい、ここはそっちのがいい、
素人のなんとなくふわっとしたアドバイスも、真摯に受け止めていた。
彼の人柄がなせる技だと思う。
クロ君はいつのまにか、みんなの信頼を得る奴になっていた。
クロ君がソロを吹く事に文句を言う奴は、一人もいなかった。
845:
やっぱりぐだついてきたね
すぱっと書いてくっきり終わるか
今ラーメン食うからちょっと待って
846:
お前の主食はグミだろうが
858:
そんで本番。
ちなみに俺はピンクパンサーはドラムとして出演した。
ベースはロリ。楽譜が無かったんで全部耳コピしていた。完成度もなかなか。この子、実はすごい。
大ホールで、三年生を除くほぼ全校生徒の前での演奏。
いやはや、俺の妄想もスケールがでかくなったもんだ。
861:
えっ?
863:
なにィ?
867:
あ、ごめん
>>858の「妄想」っつーのは、「妄想から始まったバンド」の意味ね。
誤解させてすまん
864:
照明がまぶしい。
前も書いたけど、ステージの上って照明がまぶしすぎて、客席がよく見えないのよ。
だから余計に緊張しちゃったり、ってのはよくある話だと思う。
今回、カウントは俺が入れた。ドラムだしね。
重めのシンバルレガートと、ピアノとベースの前奏。
と、ここでクロ君が舞台袖から登場。
彼の頭にはピンクの獣耳。そんでしっぽ。
ええ、彼の希望です
866:
クロwwお茶目だなww
870:
結果から言うと、彼は見事に吹ききった。
堂々とした演奏だった。
なんでコスプレを希望したかは知らん。
彼はこの後、技術的にも、また人望としても、部を引っ張って行く存在となる。
彼にこの事を話すと、
「いや、俺はなんつーか、リーダーじゃなくてヒーローになりたかったっす」
と言った。面白い男だと思う。
874:
さて、長々と書いてきたけど、そろそろ終わりにしたいと思う。
ここまで読んでくれてありがとう。
もはやチラシの裏じゃ足りんね、この量。
最後に書くのは、俺の一番でかい野望の話。
「あの映画」の再現である。
877:
ついにスウィングするのか!
878:
>>874
おお!ついにきたか!?
880:
元々、俺が何をしたかったかというと
「あの映画みたいに、仲間と一緒に青春がしたい!」
ということである。
あの映画は最後、観客の目の前で渾身のライブをして終わる。
俺の活動の最後も、あんな終わり方にしたかった。
気がついたら、二年生も終わりに近づいていた。
俺は、「自分らで企画して、ライブを作ろう」と目論んだ。
881:
この世のなかには二種類の人間がいる
スウィングする人間としない人間だ
ってやつか
887:
季節はたしか一月。
俺は、設立一年目で自主企画ライブという大きな目標に向けて動き出した。
まず、どういった目的でやるか。
少し厚かましいかもしれんが、俺は自分で作ったこの部活に「伝統」を残したかった。
後々まで続く企画にしたい。ということで、ライブの名目は
「グミジャズオーケストラ 第一回定期演奏会」
とすることとした。
895:
さらにもう一つ。
俺はやっぱり、設立当初のメンバーにすごく思い入れがあった。
色々あって形は変わってしまったけど、できることならもう一度、同じメンバーで演奏したかった。
特に、みき先輩。
彼女は三年生で、この冬で学校を卒業するわけだ。
やるなら今しかない。
俺はライブを三月末に設定することにした。
いわゆる「卒業ライブ」である。「追いコン」とも言うね。
896:
ようつべでスウィングガールズの演奏シーン見てきた
あれはかっこいい!んで青春だ
900:
そんで内容。
俺はどうしても、いわゆる「スゥイングジャズ」がライブでやりたかった。
それこそが俺の原点で、言っちゃえばグミジャズの原点でもあったから。
でも、あれなんですよ。
やっぱりビッグバンドのスウィングをするには、うちのバンドは絶望的に人数が足りなかった。
904:
どうするか、しばらく考えていた。が、思いつかない
メンバーをむりやり集めたところで、うまくいく気がしなかったし。
かといって、各パート一人でビッグバンドはさすがに無理がある。
人手....
ヒトデ....
ジャズの心得のある人....
おや そういえば、たしかあの映画って実在のバンドを元にしてるんだよな
つまり、他にもジャズをやってる高校生がいるっつーこと
今まで全然考えてなかったけど、もしかして近くの高校にもビッグバンドってあるんじゃないか?
907:
さっそくインターネットで検索してみる。便利な世の中ですね。
すると、少なくはあるけどやっぱり高校生のジャズバンドはあった。
で、さらに。
なんと近々、全国の学生ビッグバンドを集めた大会があるらしい。
こりゃいくしかねえ
909:
やりたいことあって頑張ってるやつっていいな
910:
おお、盛り上がってきたな
913:
正確な日程は覚えてないが、俺たちはその大会を「見学」するために都内某所へ向かった。
寒いコンクリの道を、みんなではしゃぎながら歩いた記憶がある。
大会は高校生だけじゃなくて、中学生とか、すごいとこは小学生のバンドとかもあった。
で、うまい。もう比べ物にならない。
正に「あの映画」の世界である。いや、実際映画のキャストの演奏より全然上手かったんだけどさ。
「なんか、あれにくらべたら私たちのやってることなんておままごとだね」
とMちゃんは言った。
俺は感動もしたが、やっぱりちょっとへこんだ。
914:
レベルの違いを見せつけられた(というか、勝手に見た)俺たちは、なんとなくしゅんとしながら母校へ帰ることになった。
が、しかし感動したのも事実。
あんな演奏ができたら、どんなに楽しいだろう。
そんなことを考えていたら、
俺は思いついてしまった。
917:
最後に盛り上がってきたな!
グミの行動力と粘り強さには憧れる
社会に出ても役に立つ経験したんだな
919:
それからしばらくして。
俺は、一人東京にいた。
見慣れない道を辿って、冬の寒空の下、歩いて行く。
俺はあれからあの大会に出ていた高校に連絡をとって、練習を見学させてもらうことにしたのだった。
921:
行動力ハンパネェwww
925:
目的はいくつかあった。
ひとつは、練習のノウハウを学ぶ事。
どんなジャンルの部活にも共通すると思うが、先代から受け継がれてきた練習のノウハウが部を作る、と言っても過言では無いと思う。
うちにはそれがこれっぽっちもなかった。
いや、そりゃそうなんだけど。
おまけに経験者も少ないもんだから、練習は全部手探り。もうなにが正しいのかもさっぱりわからないままに練習していたのだ。
929:
もう一つ。というか、これがメインなんだけど。
仲良くなって、うちのライブに出てもらう事。
つまり、ライブのゲストとして、この人達をまるまるうちの学校に呼んでしまおう!と、つまりはそういうことである。
このグミ、なんたる無謀。
931:
グミ・・・大した奴だ
しかしライブに呼ぶとしても楽器を運ぶだけでも手間かかりそうだなあ
俺素人だからそこらへんわからないが
933:
なぜ、「足りないメンバーのヘルプとして出てもらう」ではないのか?
なぜならこの時、俺の考えは前とは少し違う方向にシフトしていた。
おれはずっと、
「ビッグバンド楽しそうだからやりたい!混ざりたい!」
と思っていた。それが何よりの動機だったし、モチベーションだった。
936:
読んでて高校の時やってたバンドを思い出した。
あの年頃って何も考えずにパッと行動して、案外いい方向に転んだりするんだよな。年とちまったな…。
支援!!
937:
でも、あのライブを見た時にそれは崩れた。
本物の演奏を見てしまって、俺には到底たどり着けない場所がある事を痛感したんだ。
だからこそ思うことがあった。
「ビッグバンドの凄さ、楽しさを、俺の周りの人に伝えたい。」
悩んだ末、俺はこう考えるようになったんだ。
944:
だからこその「ゲスト」だった。
自分の企画したライブでこの人達にゲストライブをしてもらう。
そんでジャズの素晴らしさを、ジャズの感動を、お客さんとか、自分の友達とか、
何よりグミジャズの部員に、感じて欲しかったんだ。
940:
このペースだと次スレまで逝きそうじゃね?俺としてはグミにあまりはしょってかいて欲しくないし
このスレは寝る組のために朝まで保守して、新しいの建てるべきか…
947:
すまん、こりゃ埋まるな
なんとか一スレで収めたかったんだが....ごめんよ
996:
1000なら俺がグミ
13:
たんじゅんな酉だったかんな。
っつーわけで酉かえますた。
22:
映画SWING GIRLSでのライブシーン(ネタバレあり)
44:
もっかい書くけど、この話は誰かを悪く言おうとか、
そんなんで書いてるつもりはないです。
途中書いちゃったバンドのトラブルのことも、
個人的には解決してます。で、仲直りもした...と思ってます。
くどいけど、俺あのバンドも大好きだったし、ケンカした奴のことも、
調子に乗りやすいけどほんとはいいやつだと思ってます。
45:
やまだに関しては、言わずもがな、あいつは何も悪くないし、
責めようなんてこれっぽっちも思ってないです。
むしろ、辞めた後もちょくちょく顔を出してくれて、
ライブの手伝いとかもしてくれて、感謝してます。
個人的には、今も仲間だと思ってる。
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