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曜「千歌ちゃんってさ」 善子「……」


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曜「みかんが大好きなんだよ」
曜「小さい頃はさ、本気で将来はみかんになろう!って思ってたくらいなんだ」
善子「そう…」
曜「…あれ あんまり興味ない?」
善子「いや、だって知ってるし… それにみかん、私はそんなに好きじゃないから それに…」
善子(…いつか天使になれるとか思ってた私は、人のこと言えないでしょ)ボソ
曜「? もったいない…みかんおいしいよ?」
善子「はいはい、もうそれ聞きあきた…」
2:
曜「……」 
善子「……」 
曜「…海、きれいだね」
善子「…そうね」
曜「……」
善子「……」
3:
曜「千歌ちゃんってさ」
曜「自分では普通だ普通だ、って言ってるけど」
曜「でもね、私はすっごい魅力的だと思ってるんだ」
善子「そう…」
曜「善子ちゃんはそうは思わない?」
善子「ヨハネよ …私も、千歌さんが普通には思えないわ」
善子「そこに惹かれる人がいるかは置いておくとして、あんな人が普通なら困るのは確かね」
曜「あはは、そうかもね」
4:
曜「……」
善子「……」 
曜「…こうやって大きなものを見てるとさ、悩み事なんて小さく思えてくるよね」
 
善子「…大きさと大切さは別よ」
曜「…そっか そうだね」
善子「……」
6:
曜「千歌ちゃんってさ」
曜「結構甘えたがりなんだよ」
曜「小さい頃はよく私や果南ちゃんに泣きついてたんだ」
善子「そう…」
曜「どう? 善子ちゃんにとってはちょっと意外じゃない?」
善子「だからヨハネ …そうね、確かに私はAqoursのリーダーとしての千歌さんしか見たことないから意外かも」
善子「まぁでも想像できなくはないわ そもそも三姉妹の末っ子でしょ? 千歌さん」
曜「あー… しまねぇはともかく、みとねぇには甘えられそうにないけどね…」
7:
曜「……」
善子「……」
曜「…寒くない?」
善子「…平気 曜さんは?」
曜「…私も大丈夫」
善子「…そう」
8:
曜「千歌ちゃんってさ」
曜「スクールアイドルやりだしてから、どんどん変わってきたんだ」
曜「ぐんぐん成長して、どんどん先へ進んで…」
善子「そう…」
善子「…その変化は、曜さんにとってはいいものだったの? 悪いものだったの?」
曜「…わかんない」
曜「ただ、千歌ちゃんだけが私の知らない千歌ちゃんに変わっていくんだ」
曜「できれば私も一緒に変わりたかったな… なんて、ね」
10:
曜「……」
善子「……」
曜「…善子ちゃん、やっぱりこっち来て」
善子「ヨハネだってば… やっぱり寒いの?」ザッザッ
曜「寒いっていうか…寂しい、かな」
善子「…そう」ギュ
11:
曜「梨子ちゃんってさ…!」ハッ
曜「…ごめん、やっぱりなんでもない」
善子「…無理に我慢することないんじゃない?」
善子「私しか聞いてないし、私は誰にも言わないから」
曜「違うよ… そうじゃなくて、梨子ちゃんのことも好きだから」
曜「…言っちゃったら、きっと私が私を許せない…」フルフル
善子「そう…」
善子「器用に見えて不器用ね…」ナデナデ
12:
曜「…ねぇ善子ちゃん」
善子「…なに」ナデナデ
曜「どうして、こんなに私に優しいの…?」
善子「…別に、曜さんだから優しいって訳じゃないわ」
善子「…泣いてる子に優しいだけよ」スッ
曜「っ! あ、はは そっか…」ポロポロ
14:
曜「千歌ちゃんってさ」
曜「昔から、行動が読めないっていうか…」
曜「私なんていっつも振り回されてきたんだ」
善子「そう…」
曜「だから… だから今日も、梨子ちゃんと…付き合うことになったって言われたときさ…!」
曜「ほんっとに…! わだし、びっくりしちゃったなあっ…!」ボロボロ
善子「っ…」ギュ
曜「ぅああっ…! っく…、ふっ…ああああ…!」ギュウウウ
19:
曜「千歌ちゃんってさあ!」
曜「酷いんだよ!」
曜「梨子ちゃんと付き合っても、曜ちゃんもずっと仲良しで…! 仲良しでいようねって!」
曜「私は曜ちゃんのこともちゃんと好きだよって…!」
善子「それは、残酷、ね…」ギュウ
22:
曜「千歌ちゃんってさぁ…!」
曜「嘘つきなんだよ!」
曜「何かにつけて普通だ普通だって言ってたくせにさ!」
曜「女の子どうしなのに! 梨子ちゃんのこと好きになって!」
曜「じゃあそれで諦めた私は! 私はぁっ…!」
善子「だから…だからずっと告白しなかったのね…」
25:
曜「千歌ちゃんってさ!」
曜「もう、もう私にはみかんを食べさせあったり…」
曜「改めて好きだって伝えたり…」
曜「甘えられたり、ずっと隣にいたりはできないけど…!」
曜「それでも、それでも千歌ぢゃんってさぁ…!」
曜「世界一好きな! 私の、私のっ! 初恋の人なんだよぉ…!」
善子「曜っ、さん…!」ボロボロ
28:
曜「なのにどうして! 千歌ちゃんのバカ! 鈍感! 嘘つき! なんで…なんでっ!」
曜「私を選んでくれないのぉ…!」
曜「こんなに、こんなにわだし…!」
 
曜「うぅっ、くっ、おぇっ… ぢがぢゃあああ…!」
 
善子「曜さんっ! もういい! もういいから!」ギュウウウ
 
「ああああああ…!」
―――
――

29:
善子「…落ち着いた?」ポンポン
曜「うっ、ぐす… げほっえほっ… ふーっ… うん…」
善子「そうは見えないんだけど…」
曜「もういいの… はー… その、ごめん、なんか付き合わせちゃって…」
善子「ん… ま、ある程度は覚悟してたから」
曜「いやでもほら、もうだいぶ暗くなっちゃったし…」
曜「それに、その…善子ちゃんも、泣かせちゃったみたいだし…」
善子「なあっ!?///」バッ
32:
善子「何から何まで曜さんのせいでしょ! ったく…」
曜「ふふ、そうだね ごめん」
善子「もうちょっと反省した風に言いなさい… まぁ、元気になったならそれでいいわ」
善子「でも、また辛くなったら誰かを頼りなさいよ 別に私じゃなくてもいいから」
曜「…うん やっぱり善子ちゃんは優しいね」
善子「だからちょっと前にも言ったでしょ 私は泣いてる子に優しいだけ」
曜「…もう私、泣いてないよ」
善子「……」ナデナデ
曜「…泣いてっ…ないってばぁ…!」ギュウ
33:
バス停
曜「…あー///」
善子「何を今更恥ずかしがってるのよ」
曜「いや、その… 私、よく考えたら後輩に泣きついて、散々甘えてただけだなって…///」
曜「ああああ…はずかし…///」ボシュ
善子「だから今更でしょ」ハァ
善子「それに、たぶんだけど…」
善子「あなた、あのまま我慢してたら壊れてたわ」
36:
曜「…そう、だね そうかも」
曜「あんなに泣いたのに、わめいたのにさ、私…」
曜「まだ、心が、痛くてっ…」
曜「私…わたしはっ…」
曜「ねぇ、善子ちゃん、どうしたらいいのかな?」グイ
善子「それは…」
曜「…なんて、ね ごめん…」スッ
37:
善子「……」
善子「…じゃあ」ガシ
曜「…なに?」
 
善子「…『千歌さんのこと好きなままでいるの、やめる?』」
曜「――」
曜「…あはっ、あはははは」ポロッ
曜「『やめない』っ…!」ボロボロ
曜「やめられるわけ、ないよ…!」
善子「…『だよね』」
38:
善子「…どうすればいい、なんて答えはないと思う」
善子「でも、それでいいんじゃないかしら」
善子「ずっと引きずって、ずっと悩んで、ずっと後悔して…」
善子「すぱっと解決できるほど、安い恋じゃないんでしょう?」
曜「うん…!」
善子「ならそうやって時間をかけて、苦しみながら傷を癒して…」
善子「いつか強く変われたらその時は… 笑い話にでもして本人に聞かせてやりなさいよ」
曜「うん…! うんっ…!」
39:
バスの中
曜「…善子ちゃんは、悩み相談のプロなの?」
善子「そんなわけないじゃない このヨハネは、リトルデーモンの苦しみを分かってやれない不甲斐ない主ではないだけなのです…」
曜「謙遜なのかそうじゃないのか… ていうか私、べつにリトルデーモンじゃないんだけどな…」
善子「はぁ? あれだけ散々甘え倒しといてそれはないでしょ」
曜「あああああちょっとちょっとやめてよ! それ引き合いに出すのはズルいって!///」カァァ
善子「…ふ、くくっ、じょーだんよ」クスクス
曜「な…! はあぁ… もう…///」
40:
善子「ふふ、悪かったわよ」
曜「…そういうのは反省した風に言うんじゃなかったっけ?」ムス
善子「ふふふ、そうだったわね でも、今度こそ元気になったみたいで…」
曜「…?」
善子「よかった 本当に」ニコ
曜「っ…///」ドキ
曜「」ブンブン
善子「…曜さん?」
曜「なんでもないよ… うん、ありがとう」
42:
曜(優しい、なぁ… この子は)
曜(でもさ、善子ちゃん)
曜(傷心中の子に、あんまり優しくしたらダメだよ)
曜(私、千歌ちゃんのことでいっぱい悩まなきゃいけないのに)
曜(悩んで悩んで、答えを見つけなきゃいけないのにさ)
曜「きっと…」ボソ
善子「…?」
 
曜「ごめん、なんでもない」
善子「そう」
43:
曜(…きっと善子ちゃんのこと、考えちゃうよ)
 
曜(新しい恋に、逃げたくなっちゃう…)
曜「はああ… 強く、なりたいなぁ」
善子「…私も応援するわ」
曜「…ありがとう」
曜(強くなって、今度は)
曜(私が、甘やかしてあげたいな)
曜(でもそれまでは、もう少しだけ)
曜「千歌ちゃんへの片想い、続けなきゃだね…!」グッ
善子「…そうね」
46:
曜「…でもさ、もう今から憂うつだよ」
善子「え?」
曜「だって、たぶんだけどさっそく明日からノロケ三昧だよ」
善子「あー… ありそう…」
曜「今もベランダ越しに話してるのかなぁ…」
善子「電話で、かもね」
曜「それなら、どっちかが寝るまで話してるだろうね」
善子「千歌さんなら、寝てても起こすかもよ?」
曜「くっ、ふふ… 千歌ちゃんならありえるかも」
善子「それで梨子さんが寝ぼけながら怒って…」
曜「最後はいつまで起きてるの!ってみとねぇと梨子ちゃんのお母さんに怒られるんだろうね」
善子「バカップルね…」クスクス
曜「バカップルだ…」ニシシ
48:
『次は◯◯? ◯◯? お降りのかたは…』
曜「よっ、と」ピンポーン
曜「ほんと、遅くまで付き合わせちゃってごめんね」
善子「だからいいって言ってるでしょ 私にはリトルデーモンを癒すくらい訳ないわ」
曜「そっか、って私はリトルデーモンじゃ…」
善子「…? 何?」
曜「…ね、リトルデーモンにはどうやったらなれるの?」
善子「! ふふふふ… ついにその気が起きたようね…!」
善子「何も難しいことはないわ! ただ私に忠誠を誓うという覚悟をもって、私の真名を告げなさい!」
50:
曜「覚悟、ね…」
善子「」ワクワク
曜(待ってて できれば、誰かを好きにならないでいて)
曜(もうしばらくはかかると思うけど)
曜(千歌ちゃんへの想いをちゃんと終わらせられたら)
曜(そして千歌ちゃん以上に好きになれたら、きっと好きになるから、そしたら)
曜(全部、言うから だから今は…)スーハー
プシュー
曜「…今日はありがと! ヨハネちゃん!」ビシッ
善子「ふふ、どういたしまして、曜!」
タッタッタ…
プシュー
51:
ブロロロ…
曜「……」フリフリ
曜「はぁ…」
曜「…呼び捨てだけで喜んじゃうなんて、ちょろいなぁ… 私」
曜「…ふっ!」パン
曜「?っ!」ヒリヒリ
曜「…いよし! 頑張れ渡辺曜!」
曜「荒波だって越えて見せろ!」
曜「素敵な堕天使の加護があるじゃないか!」
曜「全前進、ヨーソロー!」
タッタッタ
54:
―――
善子「……」フリフリ
善子「はぁ…」
善子(勢いで呼び捨てしちゃったけど、大丈夫かな)
善子「ていうか、前途多難ってやつね…」コツン
善子「あんなに千歌さん一色の心に、私が入り込めるわけないじゃない…」ズルズル
善子「あぁ、不幸ね…」
善子「…『千歌ちゃんってさ』」
 
善子「『ズルいよ』」
善子「…なんてね」
善子「私も片想い、頑張ろっと…」
55:

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