奈緒「Pさんが加蓮につきっきりだ」back

奈緒「Pさんが加蓮につきっきりだ」


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2:
奈緒「最近、Pさんが加蓮にずっとつきっきりだ」
奈緒「確かに加蓮は昔身体が弱かったって言うし、大きいLIVEが近々に控えているから仕方がないとは思うけどさ・・・」
奈緒「でも、担当アイドルのあたしをこんなに放っておいたままってのはどうなんだよ・・・」
奈緒P(以下 P)「加蓮、レッスンの調子はどうだ?」
加蓮「うん、私は大丈夫だよ。今日のレッスンもバッチリだったし、結構良い感じに出来てると思う。」
P「そうか。あと身体の調子も大丈夫か?どこか具合が悪かったりとかは・・・」
加蓮「もう、奈緒Pさんは心配性すぎるよ。私が身体弱かったのは昔の話だって、奈緒Pさんも知ってるでしょ?」
P「それはそうなんだけどさ。加蓮Pから今回のLIVEのサポートを受け持っているし、アイドルが無理をしていないか、させすぎていないかを常に気にかけるのはプロデューサーの仕事だからな。」
加蓮「ほーんと、奈緒Pさんはマメだよねぇ?、私のPさんもこれぐらい気にかけてくれも良いと思うんだけどな?」
P「あいつはあいつで加蓮の事を信じているんだろ。それにきちんと対応する所は対応してるしな。今回だって俺に加蓮のサポートをお願いしたぐらいだし。」
加蓮「それでももう少し奈緒Pさんみたいに心配してほしいな?って思ったりするのが乙女心ってもんなんだけどね」
P「さっきは心配性すぎるって言ってなかったか・・?」
加蓮「それも乙女心なんだよ」
P「乙女心は難しいな・・・」
加蓮「アイドルの乙女心を理解してあげるのもプロデューサーの仕事でしょ?」
P「うっ、それを言われたら何も反論出来ないじゃないか・・・」
4:
奈緒「ちょっとPさんに仕事について確認したくて、レッスンスタジオまでPさんに会いに来たけど・・・」
奈緒「なんか、加蓮と話しているみたいだし、終わってから入ろうかな・・・」
加蓮「そういえば奈緒Pさん」
P「ん?」
加蓮「最近は私の事ばかりで、奈緒の相手してあげてないんじゃない?」
P「まあそうだな。最近は奈緒に1人で仕事を任せっきりだな」
加蓮「担当アイドルを放っておいていいのかな??奈緒寂しくて泣いているかもよ?『Pさ?ん、相手してくれなくて寂しいよ?』ってさ」
P「おいおい・・・いくらなんでも奈緒はそんなに子供じゃないぞ。ちゃんと事前に加蓮のLIVE準備につきっきりになる事を説明して、奈緒にも理解してもらったしな」
P「それに、奈緒の仕事は今の期間落ち着いているし、一人で対応した経験も何度もある仕事だけだからな、心配はしてないさ」
P「もしも奈緒や仕事に何かあった場合は、先方から電話貰うようにしてあるし、他のアイドルのプロデューサーからも連絡貰うようにしてあるからな」
加蓮「うわぁ?用意周到だね・・・それが担当プロデューサーのお仕事なの?」
P「当然。担当アイドルが全力のパフォーマンスを出せるようにするのも、何かピンチに陥った時にすぐに手助け出来るようにしておくのも、裏方である担当プロデューサーの仕事だからな」
P「ただ、この事は奈緒には内緒だぞ?」
加蓮「え?どうして?」
P「さっき加蓮にも言われたけど、『奈緒Pさんは心配性過ぎるぞ!!あたしの事信じてくれてないのか!?』ってこの前奈緒に怒られてしまってな。今はこっそり手を回しているんだよ。それがバレたら・・・」
P「『なんだよ奈緒Pさん、あたしじゃ不安だってのか…? くーっ、そんなことないっ!』って怒り出すに違いない」
加蓮「あははははは!何今の、奈緒の真似?あまりにも似てなくて、逆に奈緒に怒られるよ」
P「うるせーやい」
5:
あ、行空けます…すみません。
では、>>2からもう一度。
奈緒「最近、Pさんが加蓮にずっとつきっきりだ」
奈緒「確かに加蓮は昔身体が弱かったって言うし、大きいLIVEが近々に控えているから仕方がないとは思うけどさ・・・」
奈緒「でも、担当アイドルのあたしをこんなに放っておいたままってのはどうなんだよ・・・」
奈緒P(以下 P)「加蓮、レッスンの調子はどうだ?」
加蓮「うん、私は大丈夫だよ。今日のレッスンもバッチリだったし、結構良い感じに出来てると思う。」
P「そうか。あと身体の調子も大丈夫か?どこか具合が悪かったりとかは・・・」
加蓮「もう、奈緒Pさんは心配性すぎるよ。私が身体弱かったのは昔の話だって、奈緒Pさんも知ってるでしょ?」
P「それはそうなんだけどさ。加蓮Pから今回のLIVEのサポートを受け持っているし、アイドルが無理をしていないか、させすぎていないかを常に気にかけるのはプロデューサーの仕事だからな。」
加蓮「ほーんと、奈緒Pさんはマメだよねぇ?、私のPさんもこれぐらい気にかけてくれも良いと思うんだけどな?」
P「あいつはあいつで加蓮の事を信じているんだろ。それにきちんと対応する所は対応してるしな。今回だって俺に加蓮のサポートをお願いしたぐらいだし。」
加蓮「それでももう少し奈緒Pさんみたいに心配してほしいな?って思ったりするのが乙女心ってもんなんだけどね」
P「さっきは心配性すぎるって言ってなかったか・・?」
加蓮「それも乙女心なんだよ」
P「乙女心は難しいな・・・」
加蓮「アイドルの乙女心を理解してあげるのもプロデューサーの仕事でしょ?」
P「うっ、それを言われたら何も反論出来ないじゃないか・・・」
6:
奈緒「ちょっとPさんに仕事について確認したくて、レッスンスタジオまでPさんに会いに来たけど…」
奈緒「なんか、加蓮と話しているみたいだし、終わってから入ろうかな…」
加蓮「そういえば奈緒Pさん」
P「ん?」
加蓮「最近は私の事ばかりで、奈緒の相手してあげてないんじゃない?」
P「まあそうだな。最近は奈緒に1人で仕事を任せっきりだな」
加蓮「担当アイドルを放っておいていいのかな??奈緒寂しくて泣いているかもよ?『Pさ?ん、相手してくれなくて寂しいよ?』ってさ」
P「おいおい・・・いくらなんでも奈緒はそんなに子供じゃないぞ。ちゃんと事前に加蓮のLIVE準備につきっきりになる事を説明して、奈緒にも理解してもらったしな」
P「それに、奈緒の仕事は今の期間落ち着いているし、一人で対応した経験も何度もある仕事だけだからな、心配はしてないさ」
P「もしも奈緒や仕事に何かあった場合は、先方から電話貰うようにしてあるし、他のアイドルのプロデューサーからも連絡貰うようにしてあるからな」
加蓮「うわぁ?用意周到だね・・・それが担当プロデューサーのお仕事なの?」
P「当然。担当アイドルが全力のパフォーマンスを出せるようにするのも、何かピンチに陥った時にすぐに手助け出来るようにしておくのも、裏方である担当プロデューサーの仕事だからな」
P「ただ、この事は奈緒には内緒だぞ?」
加蓮「え?どうして?」
P「さっき加蓮にも言われたけど、『奈緒Pさんは心配性過ぎるぞ!!あたしの事信じてくれてないのか!?』ってこの前奈緒に怒られてしまってな。今はこっそり手を回しているんだよ。それがバレたら・・・」
P「『なんだよ奈緒Pさん、あたしじゃ不安だってのか…? くーっ、そんなことないっ!』って怒り出すに違いない」
加蓮「あははははは!何今の、奈緒の真似?あまりにも似てなくて、逆に奈緒に怒られるよ」
P「うるせーやい」
7:
奈緒「声は聞こえないけどなんだかPさん楽しそうだな…あんな笑顔、あたしと話してる時はあんまり見たことがない…」
奈緒「加蓮と話している時の方が、楽しいのかな…?」
奈緒「…(モヤッ)」
奈緒「さ、さて!Pさんに話に行かなきゃな!し、仕事の話だし、Pさんも時間とってくれるだろ…」
奈緒「し、仕方ないよな!仕事の話、なんだから、それに担当アイドルの頼みだし?Pさんんはあたしの担当プロデューサー、だし。べ、別に、雑談するわけじゃなくて、仕事の話をするだけだしな、よし!」
加蓮「じゃあクールダウンも出来たし、そろそろ私着替えてくるね」
P「ほいほい。俺の方の用事も今日はもう終わったし、加蓮が着替え終わったら事務所まで車で送っていくからな」
加蓮「はーい、じゃあまたあと…で…」フラッ
P「お、おい!加蓮!」ダキッ!
加蓮「あ…あはは…目まいがしてふらついちゃった」
P「おい大丈夫か!?」
加蓮「うん大丈夫だよ私は。ちょっと頑張りすぎてふらついただけだから」
P「まったく…LIVEに向けたレッスンとは言え、身体壊したら元も子もないんだぞ?」
加蓮「それは分かってるつもり。でも、加蓮Pさんだって私の為に頑張ってるんだから、担当アイドルの私も頑張らないといけないでしょ?」
加蓮「私はこんな頑張るキャラじゃないと思ってたんだけどなー、でも加蓮Pさんの期待には応えたいからね、だから張り切りすぎちゃった」
P「…そう言った台詞は俺じゃなくて、加蓮Pに直接言ってやれよ。あいつ喜ぶぞ?」
加蓮「加蓮Pさんに言ったら、泣き出しちゃうからダメだよ。あの人こういうのに弱いからね」
P「あー確かにあいつなら、嬉しさのあまり泣き出すだろうな…。全くあいつ普段は出来るやつなのに喜びが一定値を超えると途端に崩れるんだからな…」
加蓮「まあ、それもあの人の良い所ってことで」
P「そうだな…」
8:
奈緒「Pさん、ち、ちょっと仕事の事で話が…って」
奈緒「お、お、お、お、おい!!!ふふふ2人共抱き合って、い、一体何してんだよ!!」
加蓮「あ、奈緒だ、お疲れー」
奈緒「お、お疲れー、じゃないだろ!!」
P「どうした奈緒。今の現場から歩いて来れる距離とは言え、何か問題でも起きたか?」
奈緒「いやいやいや!今この状態が既に問題だから!おかしいから!!なんで2人抱き合ったままで普通に会話してるんだよ!おかしいだろ!?」
奈緒「加蓮につきっきりになるって言うのは、こういう事する為だったのか!!?」
奈緒「そ、そうならそうと!はっきり言ってくれたら!あたしだって…こんな…」
加蓮「あー・・」
P「加蓮そろそろ大丈夫か?」
加蓮「うん。倒れそうになったの支えてくれてありがとう奈緒Pさん」
P「なぁに気にするな」
加蓮(ヒソヒソ……でもどうすんの?奈緒、これ絶対誤解してるよ?)
P(ヒソヒソ……それも気にするな。言っただろ?担当プロデューサーは担当アイドルが全力のパフォーマンス出せるようにすると。ちゃんとフォローするさ)
加蓮(分かったよ。良い?奈緒を悲しませちゃダメだからね?)
P(そんなの当たり前だ。かわいいかわいい担当アイドルを悲しませる事なんてしないからな、いいから着替えてこい)
加蓮「じゃあ奈緒Pさん。また後でね」
P「おう、いってらー」
P「さてと」
奈緒「ムスッ」
9:
P「奈緒?」
奈緒「…フンッ」プクー
P「あーらら、頬を膨らませちゃってまあ…どうしたんだよ奈緒。わざわざレッスンスタジオまで来てさ。今日は奈緒のレッスンの予定はなかっただろ?」
奈緒「…別になんでもない、ちょっと加蓮の様子を見に来ただけだよ」
奈緒「…それがまさか、Pさんが、加蓮と、あ、あ、…あああんなことしてるだなんて思ってもなかったけどさ!!」
P「いやそれはだな」
奈緒「言い訳しなくていい!!加蓮の方が良かったんだろ!加蓮はかわいいもんな!あたしと違って女の子らしさがあるし、かわいいしさ!さっきだって加蓮と話しててニコニコしちゃってさ!!」
P「いや待て話を」
奈緒「でもだったら!最初から加蓮の担当プロデューサーになってればよかったじゃないか!わざわざあたしをスカウトなんてしなくてさ!!『アイドルの見込みがある』とかなんとか言ってあたしの気持ちを弄ばなくってさ!」
P「だから話を」
奈緒「仕事やレッスンが出来た時は喜んでくれたり!失敗した時は代わりに謝ってくれたり!一緒にいろんなことを頑張ってくれたらさ!!いくらあたしだってさ、あたしだって…」
P「あーもう!!」グリグリ
奈緒「えっ…いだだだだだだだ!!!!!」
P「人の話を聞かない悪い子にはお仕置きをしないとな…」グリグリグリ
奈緒「痛い!Pさん痛い痛い痛い!!!」
P「人の話を聞く気になるまで、このぐりぐり攻撃は続きまーす!!」グリグリグリグリグリ
奈緒「分かった、分かったから!!話聞く!話聞くから!!だからやめて、痛い痛い痛い!!!」
10:
奈緒「う…うぅ…頭が…」ナミダメ
P「まったく…前にも説明したと思うが、今回加蓮は今までよりも大きいLIVEを行う事になった」
P「そのLIVE期間、加蓮Pは別の仕事が入っていて身動きが取れない。調整しようとしたがどうにも出来なくて、やむを得ず俺に代理担当を頼んだ。」
P「この期間の奈緒の仕事は落ち着いていたし、俺が一時的に居なくても奈緒自身で対応出来る範囲だ」
P「まして加蓮は昔身体弱かったこともあって、今までも時々体調が優れない事もあった。だから加蓮につきっきりで対応する必要があるのは、奈緒だって分かるだろ?」
奈緒「じゃ、じゃあさっきのあれはなんなんだよ!!つきっきりで対応するって言ったって、その…レッスン後の加蓮を抱きしめる必要はないだろ!?」
P「あれは加蓮が着替えようとした時に、ふらついて倒れそうだったのを咄嗟に支えたからあんな体制になったんだよ」
奈緒「う、嘘だ!騙されないぞ!!Pさんは口が上手いからな!!」
P「ここで、こんな嘘ついてどうするんだよ……」
P「本当一体どうしたんだ。今日の奈緒はおかしいぞ?レッスンもないのにわざわざレッスンスタジオまで来たり、いきなり騒ぎ出したりと…」
奈緒「べ、別に…あ、あたしはいつも通りだよ…」
P「俺は奈緒の担当プロデューサーだぞ?ここしばらく奈緒を見てなかったとはいえ、担当アイドルの様子がおかしい事に気付けないとでも思っているのか?」
奈緒「うっ…」
P「ちゃんと話してみろ、それとも俺の事は信用出来ないか?」
奈緒「…その言い方はずるいよ、Pさん」
P「担当アイドルの為ならずるい手だって使う。それが例え担当アイドル相手でもな」
奈緒「はぁ……わかったよ。ちゃんと言うから…わ、笑うなよ?」
P「ああ」
11:
奈緒「…さ、最近さ、Pさん忙しくて…あんまり……話出来なかったよな」
奈緒「でもそれは加蓮の為だって、分かってたし納得もしてた」
奈緒「だからPさんに迷惑かけないように、あたしもあたしに出来る事をしっかりやろうって、そう思ってたんだ」
奈緒「…だけど、やっぱり心細かったんだ。普段一緒に居てくれるのに、今は隣に居なくて。なんだかこのまま居なくなるような気がして」
奈緒「そこで、少しでも話を出来たらと思って、レッスン場に来たら、Pさんは加蓮と楽しく話しててさ…そこであたしなんでモヤモヤしてるんだろうって分からなくなって、それで…」
奈緒「Pさんは、あたしよりも加蓮の担当の方が良かったんじゃないかなって……」
P「……」
P(加蓮に「奈緒はそんなに子供じゃない」って言ったけど、分かってなかったのは俺の方か。これも乙女心ってやつなんかねぇ…)
P「……」ナデナデ
奈緒「なっ?!な、なんだよ!人が真面目に話してるのに、いきなり頭を撫でたりして!や、やめろよ!!」
P「なあ奈緒、確かに最近加蓮につきっきりで、奈緒の相手を全然してなかった。それが原因で奈緒に寂しい思いをさせてしまったな」ナデナデ
P「それは俺が全面的に悪い。担当アイドルの心情を察する事が出来なくて何が担当プロデューサーだ。本当にごめん」ナデナデ
奈緒「……」
P「だけど、1つだけ奈緒に忘れないで覚えていて欲しい事があるんだ」ナデナデ
奈緒「…なに?」
12:
P「俺のかわいいかわいい担当アイドルは神谷奈緒ただ1人ってこと」ナデナデ
P「例え今回のように他のアイドルの面倒を一時的に見ることになっても、一番大事なのはかわいい神谷奈緒なんだぞ」ナデナデ
奈緒「か!?か、かか、かわいい!?P、Pさんはまたそんなこと言って…!」
P「これは奈緒をスカウトした時からずっと変わらない俺の本心だ」ナデナデ
P「さっき加蓮と話していて俺が楽しそうに見えたのも、それはかわいい奈緒の話をしていたからだ。俺にとっての1番は奈緒だからな」ナデナデ
奈緒「うっ…うぅっ…/////」カオマッカ
P「ここからは俺だって恥ずかしいから1度しか言わないぞ?」
P「……コホン、奈緒とこうやって話をして、仕事して、時には本音を言い合えるこの時間こそが、俺のプロデューサー人生で1番楽しい時間だよ」
P「だから、俺が他のアイドルの担当の方が良かったなんて思う事はありえない」
P「俺は奈緒の担当プロデューサーだ。奈緒の傍に居て、頑張る奈緒の姿を見るのが1番なんだよ」ナデナデ
奈緒「/////」ボンッ!!
P「あ、あれ?奈緒?」
奈緒「」
P「なーおー?」
奈緒「」
奈緒「」フラッ
P「お、おい!?奈緒!?」ダキッ
奈緒「」
P「あれ奈緒?奈緒さん?」
P「お、おい!返事しろ奈緒!?奈緒おおおおおおお!!?」
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