ルビィ「今年の目標はお菓子作りをマスターです！」梨子「協力するよ?」
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りこルビ
ルビィ「梨子さん…あの……お願いがいしたい事がありまして……」ﾓｼﾞﾓｼﾞ
梨子「？」
ルビィ「あの…あの…お菓子……」
梨子「お菓子？お菓子が欲しいの？」
ルビィ「ちっ違います！…その……お菓子の作り方を……教えてください！」
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2:
梨子「お菓子の作り方？」
ルビィ「はい……ルビィ……お菓子を作れるようになりたいんです」
梨子「どうして急に……」
ルビィ「お菓子作りを趣味に持つってアイドルっぽくないですか？」
3:
梨子「アイドルっぽいって……」
梨子「でも……うん！私でよければ教えるよ♪」
ルビィ「わぁい！有難うございます！梨子さん！」
4:
翌日 桜内家
ルビィ「お、お願します！」
梨子「そんなに畏まらなくてもいいよ」
梨子「もっと気楽に作りましょ?」
ルビィ「はい♪」
5:
梨子「そうね……もう一度プリン作ってみる？」
ルビィ「前にお姉ちゃんの誕生日祝いで一緒に作りましたね」
ルビィ「一度作ったものなら……いけそうです！」
6:
・
・
・
梨子（そして完成したプリンを二人で一緒に食べた）
ルビィ「またお願いします」
梨子「ええ勿論?」
7:
梨子（こうやって誰かと作るって事は、お母さん以外初めてかも……）
梨子（楽しかったな?）
・・・・・・・・
・・・・
・・・
・・
・
8:
梨子（それからルビィちゃんとお菓子作りの日々が続いた）
朝
梨子「う?ん……」
梨子（もうちょっとで曲が完成しそうなんだけど……）
梨子（ちょっと息抜きに散歩してみましょうか）
・・・・・・・
9:
海の近く
梨子「アレ？」
ルビィ「ふ、ふ、ふ、……」ﾀﾀﾀﾀ
梨子「ルビィちゃん？」
ルビィ「あ！梨子さん」
梨子「その格好……ジャージって事は走りこみしてたの？」
10:
ルビィ「はい……ルビィは運動音痴なので人一倍頑張らないといけないんです」
ルビィ「Aqoursのダンスもっとしっかり踊りたいですから」ﾆｺ
梨子「ルビィちゃん……」
梨子（何事にも全力で取り組むんだね……凄いな?）
11:
ルビィ「あの、梨子さん」
梨子「ん？」
ルビィ「今日も…その……お菓子の作り方教えてもらってもいいですか？」
梨子「ええ待ってる?」
――――
―――
――
―
数十分後
梨子「よし……曲は完成」
梨子「あと一時間後にルビィちゃんが来るよね」
13:
梨子「ルビィちゃん……」
梨子（前から思ってたけどルビィちゃん……）
梨子「唇柔らかそうね……?」ﾎﾟｰ
14:
梨子「…」
梨子「……」
梨子「………はっ！」
梨子（何を考えてるのかしら///）
―――
――
―
15:
一時間後
ルビィ「お邪魔しま?す」
梨子「どうぞ入って」
ルビィ「はい」
梨子「それで今日はね……」
18:
・
・
・
ルビィ「美味しいです?」
梨子「ええ上手く出来たね」
ルビィ「梨子さんのお陰です」
19:
梨子「そんな事ないよ……ルビィちゃんが頑張った成果だよ?」
ルビィ「梨子さん?」
ルビィ「……」
ルビィ「その……梨子さん」
梨子「？」
20:
ルビィ「何時もルビィの我儘聞いてもらって……」
ルビィ「何かお返しが出来たらいいなって思ってるんです」
ルビィ「ルビィに出来ることなんて何も無いですが」
ルビィ「それでも梨子さんに何か御返しが出来ればいいなって思ってます?」
梨子「っ///」ﾄﾞｷｯ
22:
ルビィ「？」
梨子「あ……あの！」
梨子「その…ｷﾞｭってしてもいいかな？」
梨子（……って何言ってるの私！///）
ルビィ「？いいですよ、そのくらい」ﾘｮｳﾃｻｼﾉﾍﾞ
23:
梨子「うぇ///」ﾄﾞｷ
梨子「あ……うん」
ｷﾞｭ
梨子「///」
梨子（凄く……癒される……）
ルビィ（あれ……何かお姉ちゃんとはまた違った感じが……）
ルビィ（とっても……落ち着く）
24:
梨子「…」
ルビィ「…」
梨子「……」
ルビィ「……」
梨子「………」
ルビィ「………」
梨子「…………」
ルビィ「…………」
25:
梨子「ご、ごめん！ずっと抱き着いて！」
ルビィ「い、いえ///」
ルビィ「もっと抱き着いててもよかったのに……」ﾎﾞｿ
梨子「え？」
ルビィ「いえ！何でもありません！」
ルビィ「きょ、今日は有難うございました！」
26:
梨子「う、ううん！こちらこそ」
ルビィ「また教えてくださいね&?」
梨子「ええ?」
・
・
・
27:
夜 黒澤家
ルビィ「お姉ちゃん」ｷﾞｭ
ダイヤ「？どうしたの？」
ルビィ「ううん何でも無いよ」
ダイヤ「そう？早く寝るわよ」
ルビィ「うん……」
ダイヤ「何かあったのね？」
ルビィ「う……」
ダイヤ「私に隠しごとなんてできないわよ」
ルビィ「うう……」
28:
ルビィ「あのね、お姉ちゃん」
ルビィ「今日ね梨子さんに抱かれたの」
ダイヤ「」
29:
ダイヤ「…」
ダイヤ「お姉ちゃんの聞き間違いだったかしら？もう一度言って」
ルビィ「今日のお昼にね」
ルビィ「梨子さんに抱かれたの」
ダイヤ「」
54:
翌日 二年教室
ダイヤ「……」ｷｮﾛｷｮﾛ
千歌「あれ？ダイヤさん？」
ダイヤ「っ！！！！」ﾋﾞｸ
ダイヤ「……ほ」
ダイヤ「千歌さんでしたの」
55:
千歌「何してるの？ｺｿｺｿして」
ダイヤ「な、何でもありませんっ！」
ダイヤ「では！」ﾀﾀﾀ
ダイヤ（教室に梨子さんが居なかった）
ダイヤ（何処にいるのかしら？）
56:
花丸「ずら？」
ダイヤ「あら？花丸さん」
花丸「どうしたの？」
ダイヤ「いえ……たいした事ではありませんわ」
ダイヤ「ちょっと人探しを……」
57:
花丸「あっ！解ったずら！」
ダイヤ「え！？」
花丸「ルビィちゃんを探してるんだね」
ダイヤ「え…ちが」
花丸「こっちずら」ｸﾞｲ
ダイヤ「ちょ、ちょっと！」
・
・
・
58:
ルビィ「スクールアイドルのヒラヒラした衣装がとっても可愛いので好きなんです」
梨子「へ?でも私も一応スクールアイドルだけど……可愛い衣装なんて似合うかな？」
ルビィ「絶対に似合います！ルビィよりスタイルいいから絶対です！」
梨子「ルビィちゃんだって可愛いから、どんな衣装でも似合うと思うな?」
ルビィ「そ、そんなぁ///」
梨子「ふふ?」
花丸「居たずら」
59:
花丸「今日は梨子さんと一緒に……もがっ！」
ダイヤ「し―！」
花丸「な、何！？どうしたの！？」ﾋｿﾋｿ
ダイヤ「ちょっと様子を見ましょう」ﾋｿﾋｿ
ダイヤ（まさかルビィと一緒に居たとは……）
花丸「な…何で？」
60:
ダイヤ「実はルビィと梨子さんは不純なお付き合いをしてるかもしれないの」
花丸「！！！？」
花丸「それって、つまり女の子同士が付き合うってことずら！？」
ダイヤ「あ…あくまで可能性ですわ」
花丸「そ、そんな……ルビィちゃんに限ってそんな不純な事は……」
61:
ビュオオオオオオオ
梨子「きゃっ！」
ルビィ「ふぁ！風が！」
梨子「あ」
梨子（ルビィちゃんの髪の毛に小さな木の葉が）
梨子「ルビィちゃん、ちょっと動かないでね」
ルビィ「あ……はい」
62:
梨子「ん？取れない？」
梨子「ちょっと待っててね」ｽﾞｲ
ルビィ「あ///」
ルビィ（梨子さんの綺麗な顔が近くに……）
梨子「よし！取れた！」
ルビィ「ありがとうございます梨子さん?」
・・・・・・・・・・・
63:
花丸・ダイヤ視点
花丸・ダイヤ「……え！？」
花丸（え……よく見えないけど……今キスした？）
ダイヤ（ルビィの背後から見てるけど……い、今キスした！！！！？）
花丸「あわわわわ///」
花丸（お、大人ずら……しらない間にルビィちゃんが大人の階段を）
64:
ダイヤ「る、ルビィがそんな……」ｶﾞｸｶﾞｸｶﾞｸ
花丸「ずら///」
ダイヤ「ルビィを……守らなくては……」
・
・
・
65:
放課後
千歌「容疑者桜内梨子！逮捕―！」ｳﾃﾞｸﾐ
梨子「え？」
曜「うあああん！梨子ちゃあああん梨子ちゃんがまさか捕まっちゃうなんて?」
曜「うああああん」ｳｿﾅｷ
梨子「え？何？また、おふざけ？」
千歌「さぁ！直ぐに裁判だよ！来て！」ｸﾞｲ
梨子「え……ちょちょと千歌ちゃん！」
曜「ヨーソロ！」
66:
生徒会室
ダイヤ「……」
花丸「…」
善子「…」
果南「…」
鞠莉「シャイニー！」
千歌「連れて来ました！」
梨子「え！？皆……何？」
67:
ダイヤ「梨子さん……単刀直入に聞きます」
ダイヤ「ルビィと付き合ってるのですか？」
梨子「……え？」
68:
一同「……」ｺﾞｸﾘ
梨子（ああ、お菓子作りの事かな？お菓子作りの練習に付き合ってる事聞いてるのね）
梨子「はい」
ダイヤ「っっっ！！！！」
69:
花丸「あわわわわ！堂々と///」
果南「こ、これはまた…///」
鞠莉「ダイヤを前にして……やるわね梨子」
善子「シスコンの魔神に挑むのね……リリ―」
千歌「Aqoursはどうなっちゃうの！？」
曜「しゅ…修羅場？」
梨子（？……何か皆……騒がしい……）
70:
ダイヤ「み、み、認めませんわ―――！！！」ﾊﾞﾝ
ダイヤ「そんな不純な付き合いなど！」
梨子「ふ、不純！？」
梨子（確かルビィちゃんがお菓子作り始めた理由って）
――ルビィ「お菓子作りを趣味に持つってアイドルっぽくないですか？」
梨子（え！？もしかして作る理由が駄目ってこと！？）
71:
梨子「…」
梨子「……」
梨子「………不純じゃありません」
ダイヤ「！？」
梨子「どんな理由であれ……本人が…」
梨子「ルビィちゃんが真剣にやっていきたいって言ってるんです」
梨子「それを否定する事は……例えダイヤさんでも止める権利は無いと思います！」
ダイヤ「っ！！」
果南（あのダイヤに押し負けてない……それ程ルビィちゃんの事……）
84:
ダイヤ「そ、それにしても女の子同士と言うのは問題が有りますわ！」
梨子「？」
梨子「普通じゃないですか？」ｷｮﾄﾝ
ダイヤ「！？」
85:
鞠莉「おぅ！///」
梨子（女の子同士でお菓子作るなんて……）
梨子「寧ろ当たり前じゃないですか？」
ダイヤ「！！？？？！？？？！？」ﾊﾟｸﾊﾟｸ
千歌「うぁ…ダイヤさん壊れちゃってる」
曜「ひいぃ…こういう修羅場慣れてないから胃が痛いよ?」
86:
梨子「そもそも何で否定しようとするんですか？」
梨子「ダイヤさんは一番に応援するべきだと思います」
ダイヤ「！！？」
果南（こ、これは…押し負けてないどころか……完全に押してるよね）
88:
ダイヤ「」
善子「ほ…放心しちゃってる！？」
花丸「ずら……」
梨子「それじゃ……私はこれで」ﾊﾞﾀﾝ
鞠莉「梨子のパーフェクト勝利ね」
千歌「と……東京の女の子は、女の子同士が当たり前なのかな？///」
曜「ふぅ……あの梨子ちゃんが、あんなに強く言うなんて……」
・
・
・
89:
数分後
二年教室
千歌「///」
曜「///」
梨子「何よ……人の顔をじろじろみて……どうしたのよ」
千歌「だってあんなに熱く語る梨子ちゃん凄かったよ」
梨子「そ……そうかな///」
90:
曜「あのダイヤさんを前に……凄いよ///」
梨子「も、もう……何なのよ今日の皆は///」
千歌「梨子ちゃんがルビィちゃんとか?……うん！凄くいいと思う！」
曜「今、ルビィちゃんとどんな感じなの？」
梨子「？」
91:
梨子（お菓子作りの成果のこと聞いてのかな？）
梨子「順調よ?」
千歌・曜「////」
千歌「二人はもう…そんな…仲に///」
曜「こういう話は免疫が無くて熱くなっちゃう///」
梨子「？」
梨子（もしかして、内浦じゃ女の子同士でお菓子作るのは何か特別な事なの？）
92:
千歌「き…聞いていい？///」
梨子「何を？」
千歌「その梨子ちゃんとルビィちゃん……どっちが告白したの？///」
曜（うあ///千歌ちゃんも大胆に聞いたね///）
梨子「ルビィちゃんから」
千歌「！！」
千歌「あのルビィちゃんが！？」
梨子「ええ」
93:
曜「二人はアツアツのカップルなんだね！」
梨子「も、もう何よ…ただお菓子を一緒に作ってるだけよ」
千歌「へ?お菓子作ってるの？」
梨子「そうなの?ルビィちゃんと一緒にね」
94:
梨子「でもダイヤさんといい、何でお菓子を一緒に作ってる事をしつこく聞いてくるのかな？」
千歌「う?ん……」
千歌「……」
曜「……」
千歌・曜「え？」
梨子「え？」
95:
千歌「二人は付き合ってるんじゃ……」
梨子「だからお菓子作りに付き合ってるって言ってるじゃない」
曜「…」
千歌「…」
96:
千歌「もしかして……」
曜「うん……私もそう思う」
千歌「あのね梨子ちゃん」
千歌「ダイヤさんが本当に聞きたかった事はね」
・
・
・
97:
鞠莉「もう！何時まで放心してるの！起きなさい！」ﾊﾟｼﾊﾟｼ
ダイヤ「」
果南「言い負かされたのがｼｮｯｸだったのかな？」
タタタタタタタタタタタタタタ！！！
果南（ん？誰かが走ってくる？）
梨子「ダイヤさん！！！」ｶﾞﾗ
98:
鞠莉「あら？梨子？死体蹴りにでもしにきたの？」
果南「ちょと……もう梨子の勝ちなんだよ」
果南「これ以上ダイヤを追いこむのは勘弁してあげてよ梨子」
梨子「ち、ち、違うんです！！私の勘違いで///」
千歌「待ってよ?梨子ちゃ?ん」ﾀﾀﾀﾀ
果南「千歌？」
千歌「ふぅ?……あのね……ｶｸｶｸｼｶｼﾞｶでね」
・
・
・
99:
説明後
ダイヤ「///」
梨子「///」
梨子「そ、そのごめんなさい！勘違いして！」
ダイヤ「い…いえ……」
ダイヤ「ルビィがお菓子作りを……」
梨子「はい……とっても頑張って作ってます」
100:
ダイヤ「そうですわね……今度ルビィの作ったお菓子を食べさせてもらおうかしら」
ダイヤ「私が一番に応援するべきですからね」ﾌﾌ
梨子「///……私が言った事は忘れてください///」
ダイヤ「ふふ……ごめんなさい」
ダイヤ「これからもルビィの事を宜しくお願いします」
梨子「はい?」
101:
・
・
・
翌日 桜内家
梨子「っと言う事があったのよ」
ルビィ「はわわわルビィのせいで」
ルビィ「ごめんなさい梨子さん」
梨子「ううん気にしないで」
102:
ルビィ「うう……」
ルビィ「あ……でも」
梨子「？」
ルビィ「もし本当に付き合うって事になったら」
ルビィ「どんな事するんでしょうかね？」
梨子「う?ん……」
梨子「その時になってみないと解らないね……」
ルビィ「そうですね」
梨子「…」
梨子「……」
梨子「興味あるの？」
ルビィ「え！？」
103:
梨子「私と……ルビィちゃんが付き合うって事になったら」ｱｺﾞｸｲ
ルビィ「あ…」
梨子「どうなるか……」
ルビィ（梨子さんの顔が……どんどん近付いて……）
ルビィ（でもルビィ……梨子さんなら……）
104:
梨子「ん……?」
ルビィ「あむ……?」
梨子「…」
ルビィ「…」
梨子「……」
ルビィ「……」
梨子「………」
ルビィ「………」
梨子「…………」
ルビィ「…………」
105:
梨子「……ぷは」
梨子「ごめん……皆に言われて……気づいたの」
梨子「ルビィちゃんの事好きなんだって」
ルビィ「梨子さん……」
ルビィ「梨子さんと一緒にお菓子を作てる時が楽しくて」
ルビィ「いつしか……ルビィも梨子さんの事……好きになりました」
梨子「ルビィちゃん……」
ルビィ「梨子さん……」
106:
梨子「ん?…あむ?…ちゅる?」
ルビィ「んちゅ?…れろ?…じゅる?」
梨子「?」
ルビィ「?」
ｸﾁｭｸﾁｭｸﾁｭｸﾁｭｸﾁｭ
ｼﾞｭﾙｸﾁｭﾌﾞﾁｭｸﾁｭｸﾁｭ
・
・
・
108:
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