善子「私の初恋話を暴露する」back

善子「私の初恋話を暴露する」


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当時、私には気になる女の子がいたの
前日にラブレターを書いた
二つ折にした青い便箋の中には真っ赤な文字でこう書いたわ
4:
こんにちは
初めまして。私はここに来て間もない最高位天使です。
ずっと貴方を見ていました。貴方はすごく可愛いわね…。
これからもずっと見ています…。
      
      放課後の堕天使より
5:
それを彼女のカバンの上に置いた
真っ黒い羽根を添えて…
そしてトイレに行き、何食わぬ顔で部室に帰ってくるみんなと合流
彼女の反応を待った
6:
きっと彼女は手紙を見つけたらすぐカバンの中にしまい、あとでゆっくりトイレで読むにちがいない
そう思っていた時期があった
先に帰ってきた部員と優雅な話をしながら彼女を待った
一人、また一人と帰ってくる
8:
私はニヤニヤして待っていた
そして…彼女は帰ってきた
さあ気づくのよ!そして赤面して、非日常に巻き込まれたヒロインのような顔をしなさい!!
そう思っていた
9:
しかし、先に手紙に気づいたのは他の部員だった
「あれ?何か置いてあるよ?手紙?」
「なにこれwww変な羽根も一緒だwwwwww」
10:
すぐに部員数人が騒ぎ始める。そして大声で
「こんにちはwwwwww
初めまして。私は??ここに来て間もない最高位天使ですwww
ずっと貴方を見ていましたwwくはwwwwww貴方はすごく可愛いね…っぷww
これからもずっと見ています…だってよwwwwwwぎゃははは」
??私は何で笑ってるのかよくわからなかった
11:
だって放課後の堕天使って書いてるでしょ。あきらかに不思議なのよ?
貴方たちが知らない誰かが書いたのよ。堕天使なのよ?
何故笑いが起きるのかしら??
私にはわからなかった
14:
でも私は信じた。私の好きなあの子は、きっと赤面してる
なぜなら、内容はどうあれこれは
......そう...これはラブレターだからよ
15:
これはラブレターなの...しかも不思議がいっぱいのね!!
こんな思考で期待しつつ、私は彼女の方を見た
「なにこれ…気持ち悪いずら…」
私はショックだった
16:
だって堕天使なのよ?かっこいいじゃない
今でも少しはかっこいいと思ってる
だが彼女はそれを気持ち悪いと言ったのは事実だった
17:
そして他の部員は、犯人の予想を始めたの
「ねえねえ!この中で一番早く教室に帰ってきたのだれwww」
「ええ?ダイヤじゃない?」
ダイヤは、この学校の生徒会長よ
18:
「ねえねえダイヤさんだって?なら良かったじゃんwww」
え?どういうこと?
ダイヤならよかったってことは何?
ダイヤのこと好きなの?ねぇ。
19:
そしたら
「んー…確かにダイヤがいちばんだけど、私も一緒だったし…」
他の部員がフォロー
アリバイがあるとわかった瞬間、彼女は少しがっかりしていた
その時、歴史は動いた
20:
「ねえねえ、そういえば善子ちゃん体育終わった後ダッシュしてなかった?」
「え…?」二秒ほど固まった
「なに言ってるのよwww貴方たちさっきまでヨハネと語り合ってたでしょwww」
「いやでも、こんなことするのって善子ちゃんくらいしか…」
「堕天使って書いてあったような?」
「よっちゃん…」
ヤバイ…
21:
ミスった
>>20 体育× 部活〇
22:
ってかどういうことよ
ダイヤはよくて私はダメなの?
勝手に手紙読んどいてなんなのよっ!!
23:
「違いますよ……善子ちゃんは、こういうイタズラはしないずら…」
突き落とされたような気分だった
24:
彼女とは幼稚園一緒だったし、登校中や授業中たまに目が合うし
基本は親切だし、私にだけ対応が違ったりするのも
「魂は繋がっている。前世では深い関係が」
とか思ってる設定だった
少なくとも私はそう思っていた
25:
そして…
「確かに、わたくしたちは善子さんと談議に花咲かせていましたわ…
ですが、その前に貴方が何処にいたのかは存じ上げません」
余計なことを…
26:
その中の一人、ルビィも密かに彼女に想いを寄せていた
ルビィはおどおどしてて、若干頼りなかった
ちなみに、生徒会長の妹でもある
その子が驚くべき行動に出たの
「災難だったね花丸ちゃん……ルビィなら、そんなひどいこと…しないよ」
これを機会にと、勇気を出して話かけていた
どうやら芯はしっかりしているらしい
27:
ここでいいことを思いついた
ここまできたら仕方ない
28:
...次の日、私は誰よりも早く登校し、部室の机にそれを置いた
「ルビィ=放課後の堕天使」
  という置手紙を...
29:
さすがに全員が引いていた
そして彼女はあまりの気持ち悪さに泣いていた
ルビィも泣いていた
30:
ルビィが部室についた途端、みんなの冷たい目
そして告げられる事実
ルビィは泣くしかなかった
当然ルビィは弁解した
「ルビィじゃないよ!昨日の今日でこんなことしないよっ!!」
「善子ちゃんがやったんでしょ!?ねえ!!」
「私には...ゴニョゴニョ...アリバイがっあるのよ!?」
私はといえば、恋敵という恐怖の存在から解放されたくてひどい行動に出てしまったのだった
31:
ルビィの努力虚しく、事態は良い方向へ収束
…?
いやいや、むしろ悪い方向だ
当初の目的が失われていた
このままではルビィのかわいいイタズラとして終わってしまう
32:
気持ち悪いのは置いといて…あれがルビィの仕業と思われるのは…なんか…
ここで、私の自己顕示欲が火を噴いた
33:
放課後、学校には吹奏楽部のラッパ音が響いている
「七人の天使が…世界の終末を告げる…」
そんな独り言をつぶやきながら、今度は彼女のカバンの上ではなく中に手紙を入れる
34:
『こんにちは。いや、こんばんはかしら?リトルデーモン
昨日は貴方が皆に手紙を見せびらかすから、紅の鋼玉【ルビィ】にはスケープゴートになってもらったわ
あんな人間風情が…
私はもっと高位の存在よ
ちなみに、鋼玉と書いたのは私が上級天使だから
「薔薇」とか凡夫には扱えない字を使わなきゃいけないの
ふふ、面白いでしょ?
とにかく、この手紙は秘密にすることね
貴方と私の秘密よ。いいわね?
おりこうさんねリトルデーモン。歌をおくるわ
夕暮れが目に眩しいね
 この禍々しい赤さは
  私に悠久の堕天の記憶を蘇らせる
     放課後の堕天使』
次の日、何故か理事長が部内会議を開いた
35:
そして、この手紙は理事長によってプリントアウトされ、部内どころか校内全員の知るところとなった
堕天使とリトルデーモンが前世は付き合ってた
しかし身分の違いで云々という…
私は信じてた
36:
だって目が合うたびに胸がどきどき苦しかったのよ?
普通に考えても、世界がひっくり返る出来事だわ
そりゃ、手紙だって書くでしょ
みんなだってそうする
私もそうした
37:
「えー…誰とは言わないケド、マリーのところに相談をしにきた子がいるわ
名前書いてないから手紙はプリントアウトさせてもらったの」
 ざわ…
  ざわ…
「きもいwww」
「うわあ…ルビィちゃんじゃなかったんだね…」
「あの子、学校休んだもん…犯人じゃないよ」
38:
「実は、筆跡でだいたい見当はついていたりして☆……やった人は、後でマリーのところにきなさい」
…計画通り
私は普段から筆跡を隠す練習をしていた
そんな脅し、効果はないわ
39:
当然私は理事長のもとへなどいかなかった
これで作戦は続行できる
クラスに堕天使が知れ渡ったのは誤算だったけど...
なぜか、その放課後から彼女はダイヤと下校するようになっていた
40:
「…ねえダイヤ、なんか最近ずら丸と下校してるみたいね?」
「はい、鞠莉さんに頼まれまして…帰る方向も一緒ですので。…それに、何かあったら守ってあげなさい、と」
「なんでそんなことに!?」
「例の放課後の堕天使…?という方から、被害を受けたとかで…まだ犯人も特定されていないそうですわ」
「貴方も十分気をつけなさい、いいですわね?」
「……」
「…それにしても、ほんっと…嫌なストーカーですわ」
「あ?」
41:
後でわかったことだけど、ボディガードにするなら誰がいいかと聞かれて、
ダイヤさん!と即答したらしい。
何故か。非力な。
42:
どうやら私はキューピッドになってしまったようなの
二人は付き合っているんじゃないかとか、そんな噂まで流れた
私に残された道はただ一つだった
事件は終局へと向かって行く
43:
私は家に帰って布団をかぶり、声を殺して泣いた
いや、声は出した
とにかく泣いた
…ふと、私の手には複数の羽根が握られていたの
45:
次の日、私は放課後がくるのを待った
そう、教室に誰もいなくなるのを、だ
午後四時半過ぎ
私は教室の後ろの黒板に、一枚の大きな模造紙を張り付けた
模造紙には、真っ赤な文字でこう書かれていた
46:
『はぁいリトルデーモン。いや、みなさん
もう私は貴方に裏切られて有名人ね
前世と同じ裏切りと過ちが繰り返されるの
私は結局、この世界からは拒絶されているようだわ
愛する人からも、前世からの因縁も
貴方は私を忘れて新しい恋をするようね...
でも待って欲しいの!
貴方はいつか必ず思い出すわ
私はそれまで待っている
今回ばかりは私は貴方のキューピッドとなってしまったようだけど…
だが10年後か約束された13年後…そう、13階段の13年後…(※意味不明)
私は貴方を迎えに行く
卒業までお元気で
私はこの地でいつまでも貴方を見守っているからね?
黒澤ダイヤ…彼女を泣かせたら許さない
君は…彼女の最高位天使なのだから…(※この付近に白い羽根を落とす)
そして…私は…
繰り返されるあやまちに
 人は誰も気づかない
  こんなにも…愛していたのに…
   天使になりきれなかった
     放課後の堕天使より』
さいごに、わざとらしく黒い羽根を落とした
47:
こうして
私の初恋はすべて終わったわ
その後ルビィは見ていない
48:
月日は流れ、三年生はもうすぐ卒業
理事長がメンバー全員へ一枚ずつ未来への手紙を書くという催しを考え付いた
二十歳の成人式の日になったら全員から手紙が届くというシステムよ
私は当然、彼女宛の手紙にはこう書いた
『約束は守るわ。私は貴方を迎えに行く。今度は堕天使じゃなく、津島善子として』
49:
そして数年後、成人式当日
そんな手紙のことも忘れて、私はのこのこと式にやってきた
式には懐かしい顔ぶれが。
彼女がこないことを祈ったけど、ダメだった。
振袖できていた。
そして結婚していた。ダイヤと。
そういえば同じ大学にいったのよね…
50:
私は本当に天使だったわけね。キューピッド、いや……エンジェル…
現実逃避気味に式から帰ると、大量の手紙が私宛に届いていた
どうやらこの後のAqoursの同窓会で、この手紙を開封するらしいわ
51:
到着すると、同窓会はもう始まっていた
手紙開封の儀はまだ始まっていなかったけど
「その時」は酔いが回った頃にやってきた
「では!青春の一ページを開きまショーウ!!☆」
ルビィはいなかった
52:
皆からのメッセージはほとんど
「善子ちゃんはいつも変だったけど、楽しかったね」だった
変なつもりはなかったのだけど…まあ、いっか
そして彼女からの手紙は
「善子ちゃんを疑ったこともあったけど、ごめんね。違ったんだよね。卒業おめでとう」
だった。
...次の瞬間、対角線上の席がどっと騒がしくなった
54:
「うはああああああwwwwww告ってるよwwwwww」
どうやら果南らへんが告白した内容だったらしい
ちょっと...ドキッてするじゃない...
なにやら一枚、指定の便箋とは違う手紙が一通
 『ルビィより』
この日一番ドキッとした
中身を開いた
55:
『 ル ビ ィ は
 ル ビ ィ だ け は
 知 っ て る よ
 君 の 正 体 を 』
私はその場で手紙を破いた
56:
やるわね…五年越しの復讐とは…
酒のすすみもあって、私は酔い覚ましにトイレへ
私は何かを忘れていた
57:
善子「ふい?...スッキリスッキリ!よ?し、この調子で二次会行っちゃうわよっ」ガラッ
「............」
善子「...?」
「......」フイッ
善子「あれ?さっきまであんなに騒がしくして...」
鞠莉「ヘッ?あっ、そ、そうよね?あはは」
梨子「......」
曜「わ、私もトイレに...」コソコソ
ダイヤ「...マル」ヨシヨシ
花丸「...」
千歌「......とっとりあえず、飲も!飲もっ!!」グイグイ
善子「?...そうね」
58:
何故か、皆私を見ていた
それからの同窓会は、なぜか皆よそよそしかった
そっか、見たんだ
見たのね
もういいわ
もう触れないで
そのうち帰るから
59:
しかし、酔っぱらった果南が私に絡む
「wwwwwwっくwww放課後のwwだてんふっwww」
どうして私はあんなことを書いてしまったのか
こうして
私の初恋は本当に終わった
     放課後の堕天使
60:

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