【閲覧注意】死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない?『田所君』back

【閲覧注意】死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない?『田所君』


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6:
窓の隙間
運動のために、帰り道は2駅前で降りて歩いてる。
いつもと同じ道は芸がないなーって、ちょくちょく道を変えてるんだが、
先日通った道は古い市営住宅とかが立ち並ぶ道だった
住宅のドアを見ながら、
「あー、灯り点いてない部屋もあるなー。やっぱりこんな古いの中々入らないのかなー」って
眺めながら歩いてたら、俺と同じ目線の高さに、しっかり点いてる灯りが見えた。
台所にある下側が蝶つがいになってる窓があいてる。
なんていうのかな、全部開かなくて、45度くらいまでしか開かない窓、って言えば分かるのかな?
ふーん、料理でもしてるのかなって眺めながら通り過ぎようとしたら、
その窓の隙間からすっげえ笑顔でこっちを見てる
ヨコハマタイヤの看板みたいな、無機質な笑顔
「うお、見てるのがバレた。いけないいけない」って思って目を逸らしたが、
よく考えたら、中途半端に開くその手の窓から人の顔が見えるわけがない。天井に顔がないと見えないレベル。
「えっ?」って気付いて振り返ったら、ヨコハマタイヤがニヤニヤしながら口を高で動かしてた
ダッシュで家まで帰ったわ
132:
イケモ様
長いけど
昔ばあちゃんの家に預けられてた時
後ろの大きな山にイモケ様って神様を祭る祠があった。
ばあちゃんの家の周りには遊ぶ所も無く行く所も無かったから
その祠の近くにある池でよくじいちゃんと釣りをしていた
ある日じいちゃんとばあちゃんが町に買い物に行くので
俺一人で留守番する事になったんだけど(軽トラなので)
する事が無かったので一人釣りに行く事にした。
実はその池に行くのには凄く遠回りをするが2人ともいなかったので抜け道をする事にした。
その抜け道はちょうど、となりのトトロでメイが潜っていった様な所で人一人抜けられる場所だ
でもじいちゃんもばあちゃんも絶対通ってはいけないと言ってた(理由は教えてくれなかった)
入り口を囲む様に石が並べてあったが子供な俺はそんなのお構いなく入っていった
今思うと完璧に人工的な並びだった
そうして歩くこと20分池に着いた。
1時間程釣りをしていて何気なく遠くの方を見たらチラッと人影が見え声が聞こえた
「あきよへほ あきよへほ」みたいな感じに
普段誰も来ない場所なので少し気になり見に行くことにしたが誰もいなかった。
まぁ気のせいだと思い釣りを始めようと思っていたらじいちゃんの軽トラが走ってきた
俺はじいちゃんが迎えに来てくれたと思い釣り道具を片付けていたら
物凄い勢いででじいちゃんが車で近づいてきた
問答無用で車に押し込められ釣竿もお気に入りだった水筒もその場に置きっぱなしになってしまった。
何か白い布を被され絶対出てくるなと言われ、家に帰るまでじいちゃんはずっと何かを唱えていた
家に着くと俺を包んでいた白い布をじいちゃんが被り新しい布をばあちゃんがかけてくれた
ふと見ると近所の人たちが集まっていて家は白い布で覆われていた
あれほどの大きな布をどうやって調達したのか、今思うにこの時の為に用意してあったのだと思う。
そしてばあちゃんにお風呂に入れられ少し大きな部屋に連れて行かれた。
しらないお爺さんがいて何処を通っていったのかどのくらいの時間かかったのか色々聞かれた
その後イモケ様の事について聞いた
イモケ様は池を守る神様だけど幼いので一人では寂しいのからと昔は子供を生贄に捧げていたらしい。
その子供が抜け道を通りイモケ様の所へ行っていたらしい。
134:
しかし生贄とかの時代が終わり寂しくなったイモケ様は里に下りてきて子供を連れて行くようになり
連れてきた子供が逃げないように足の筋を切りずっと自分の側にいさせていたらしい
それでイケモ様が外に出ないように石を並べて道を閉じたと言う話だった。
最初は冗談と思って聞いていたが自分の足を見た瞬間凍りついた。
右足のスネの後ろが切れていて血が出ていたからでも痛くはなかった
いきなりお爺さんが叫んで白い布を被った人が俺を囲みばあちゃんが傷を小さい札?
見たいなもので止血してくれた
このままでは危ないと言う事で急遽俺は家に帰されることに
またしても布を被されじいちゃんの車に乗せられた
イケモ様は白いものが見えないらしく布を被れと言う事だった。
(にも係わらず家の中で足を切ったのは完全に家を覆いきれて無かったかららしい)
布を被る前にみたじいちゃんの軽トラは黒い部分は
わら半紙で隠され荷台には大量のお菓子が乗せられていた。
すごくかっこ悪かった。
そして何事も無く走る車俺はもっと何か起きると思っていたので拍子抜けしてしまった
ずっと布を被っていたのでつい窓を開けてしまったら外から
「きよへ」
と声が聞こえたがじいちゃんは普通に運転していたので気のせいだと思ったが
耳元で「きよへ」の声がはっきりと聞こえた
ここで意識が無くなった
目が覚めるとばあちゃんの家だった
ばあちゃんに話したら全て夢だと言われた。
水筒も無くなってるし釣り道具も無かった
この話をしても誰も信じてくれないが右足に本当に傷が残ってて
何年経っても最近出来た傷のように見える。
本当の話だけど何か知ってる人いないですかね?
141:
>>134
>イモケ様は池を守る神様
おそらく
池守(いけもり)の神様 ⇒イケモ様が正しいと思う。
農業用水の溜め池の水利灌漑の神様だろう。
143:
まずは傷うp
話はそれからだ
155:
>>143
ごめん遅くなったけど
http://livedoor.3.blogimg.jp/nwknews/imgs/a/2/a2625aa6.jpg
145:
>イケモ様は白いものが見えないらしく布を被れと言う事だった。
色を感じずモノトーンでしか見えない、赤外線スコープで追跡をして感じる
恐らくは正体は蛇神だろう。
185:

俺が大学生三年の時の話だ
ちょうどテスト前だったから七月だな
当時俺は築二十年くらいのワンルームマンションに下宿してた
部屋は最上階である四階の一番奥だった
その日、俺は友達の家でテスト勉強という名のノートの見せ合いをしていた
それが終わって自宅に帰って来た時は、途中でコンビニに寄ったこともあり、午前二時を過ぎてた
俺のマンションにはエレベーターのような便利なものはなかったので
いつも通り階段で四階までのぼろうとすると、階段の近くで二匹の猫が暴れていた
ウニャー!!ゴロウニャー!!って威嚇の声をあげていたんだ
でも俺が近づくと、二匹はちょっとこっちを見てから、ササッとどこかに逃げて行ってしまった
186:
あー猫の喧嘩かーとか思ったわけだが、
ふと見るとさっきまで猫がいた場所に何やら動く黒い塊があった
よく見るとそれは傷付いたカラスだった
片翼の骨が折れ、足も怪我していて、移動しようにも上手く動けず、じたばたしていた
さっきの猫はこのカラスを襲っていたようだ
俺がここから移動してしまったら、またあの猫が戻って来てこいつは殺されてしまう・・・
カラスが可哀想になった俺は、カラスを一時俺の家に避難させることにした
動物病院も一瞬頭をよぎったが、時間が時間だったのでやめた
暴れるカラスを傷つけないようにそーっと自宅に運び、ベランダに放した
ここなら四階だし、猫も来ないだろう
俺は安心して、明日のテストのためにも寝ることにした
次の日の朝、俺が起きてベランダを見ると、
カラスは少し元気になったのか、足を引きづりながら多少動き回っていた
俺は昨晩コンビニで買った惣菜の残りと水を与えてみたが、全く食べない
知っている人も多いと思うが、カラスってのは警戒心が異常に高い生き物で
人間の捨てたものは食い漁るくせに、人間が与えたものは絶対食べないのだ
そうしている間に時間もおしてきたので、俺はテストを受けに大学へ向かった
187:
テストは一夜漬けにしてはよくできた
友達と明日のテストのために、今日も勉強しようという約束を取り付けて家に帰った
帰ってまずベランダを見ると、カラスは死んでいた・・
ベランダから脱出しようと暴れすぎたようだ
骨の折れた翼を不揃いに広げて倒れていた・・
あーなんか悪い事したなーって思った
本当なら俺は、ここでカラスを死に追いやったことを悔やみ、
死体をどこかに埋めて、拝んで感傷に浸る流れになるはずだった
でも次の瞬間、そんなことは俺の頭から吹き飛んだ
俺は何やら違和感を感じて、ベランダの向こう側の風景に目をやった
そこにはマンションのベランダと並行になるように設置された電線がある
距離は十メートルくらい離れているが、ベランダから外を見るとまずそれが目に入る
俺の家のベランダから見て真正面に当たる電線、電柱と電柱の間にあるその区間だけが・・
真っ黒になっていた
ん?何だ?と思ったが、正体はすぐにわかった
それはカラスの大群だった
おびただしい数のカラスが電線のその区間だけに集中的に集まっていたのだ
しかも俺がそっちを向いた途端、そのカラスたちが一斉に鳴き出したのだ
ガァーガァーとやかましいそれは、正に騒音公害!俺は急いでベランダの窓を閉めた
めちゃめちゃビビったが、ベランダには最上階特権でハト避けネットが設置されているから大丈夫
と、思い直した
しかし、近隣住民の皆様も凄まじい騒音にどうしたどうしたと外に出てきてしまった
188:
テンパった俺は、すぐに家から逃げ出してしまった
今考えると逃げる必要なかったんだけどな
外に出たはいいが行くところがない
とりあえず明日のテストのノートを友達にコピーさせてもらおうと思って、
携帯で友達をコンビニに呼び出した
でも遠くに呼び出すのは悪いので、友達の家に近いコンビニに呼び出した
そのせいで、コンビニには俺よりも友達の方が先に着いていた
コンビニのガラス越しに立ち読みする友達の姿を確認し、俺は自転車を端の方にとめた
その時、俺の後頭部に強烈な衝撃が走った
誰かに後ろから鉄パイプで殴られたような感覚だった
危うく意識がとびかけたが、なんとか持ちこたえた
痛ったっ!!って言いながら頭に手をやると、血がベットリ付いてる
俺の足元にはへこんだなっちゃんの缶、中身入り
どうやらこのなっちゃんが俺の頭に当たったらしい
俺に気付いた友達がコンビニから出てきて驚いてた
友達は半信半疑だったが、俺には確信があった
犯人はカラスだった
コンビニの屋根にとまっていた二羽のうちのどちらかが、上からなっちゃんを落としたんだ
189:
それから友達の車で病院に連れて行ってもらった
傷はそれほど大したことはなく、頭がい骨陥没とかもなくてほっとした
友達に、家まで車で送るから今日の勉強会は来ずに大人しくしてろって言われた
俺は家にはあまり戻りたくなかったけど、友達には色々世話になったので従うことにした
ちなみにノートのコピーだけはちゃんと貰った
俺のマンションの前に到着し、友達の車を見送ってから、俺はあの電線を見た
まだ二・三羽残っていたが、群れはすっかり解散していた
俺はほっとして入口に回った
俺がマンションに入ろうとしたその時、上から白い何かが降って来た
それは、俺の鼻先をかすめるようにして、地面に衝突した
カーーンという何かが割れるような音が周りに響いた
そしてカァーカァーという聞き覚えのある声が・・・
はっとして見上げると、三羽のカラスが俺の頭上を飛んでいくところだった
全身の毛穴が開いていくのを感じた
落ちてきたのは白いビニール袋だった
その袋が破れんばかりに中に詰められた拳大の石を見て、俺は空いた口が塞がらなかった
もしこれが頭に当たってたら・・・
殺る気マンマンじゃねーか・・・・
190:
恐怖を感じた俺は急いで家に帰り、例のカラスの死体を持ってまた家を出た
そして近くの公園に手で穴を掘り、そこにカラスを埋めて簡単なお墓を作った
それから手を合わせて、ごめんなさいごめんなさいごめんなさいって声に出して言った
周りで見ているであろうカラスたちに聞こえるように・・
その行為がよかったのかどうかはわからないが、それからはカラスに狙われたりはしていない
文章にしてみるとあんまり怖くもないけど、当時は本当に死ぬかと思った・・
長文駄文すみませんでした。以上です。
194:
すげえ不気味で面白かったよ
霊的ではないけど動物の恨みってのも怖いねー
てかカラスは本当に頭いいんだね
779:
部屋の隅の少女
大学時代の友人にやたら金運のいいやつが居た。
もともと地方の資産家の家の出身だったのだが、
お金に好かれる人間というのはこういう人のことを言うのかと思った。
宝くじやギャンブルは大抵当たるし、学生ながらに株をやっていてかなり儲けていて、
とにかく使うそばからお金が入ってくるという感じだった。
とはいえ本人はいたって真面目な人間で、そういったお金の稼ぎ方に頼らずに、
地道にアルバイトも頑張るやつだった。
その友人から先日、婚約者がまた亡くなったと連絡があった。
「また」という言葉どおり、彼の婚約者が亡くなるのはこれで三度目だった。
大学卒業後、地元に帰り家業を継いだ彼は、
事業面ではめざましい活躍を見せていたが、女性との縁には恵まれていなかった。
名家と言える彼の家には縁談はそれなりにくるのだが、話がまとまるとこうして相手が死んでしまうのだ。
「三度目となると、うちに入ろうと言ってくれる女性はもういなくなってしまうだろうな」
電話の向こうで彼は、声に悲しみの色を滲ませてはいたが、それほど落ち込んではいないようだった。
私は学生時代酒を飲みながら聞いた彼の話を思い出していた。
780:
その話は彼の子供の頃の話だった。
小学校に上がる前の年、家の中で一人遊んでいた彼は、
部屋の隅に見知らぬ少女が立っているのに気がついたのだという。
お客様の子かなと幼心に彼は思い、一緒に遊ぼうと誘ってみたところ、少女はこくりと頷いてくれた。
その日一日、彼はその女の子と楽しく遊んで過ごしたが、日が沈むと少女が、
「あたしをあんたのお嫁さんにしてくれる?」
と問いかけてきた。
「お嫁さん?」
「うん。あたしのこと嫌い? あたしはあんたのこと好き」
「僕も好きだよ」
「じゃあお嫁さんにして。そうしたら、あたしあんたに一生苦労させないから」
そんな会話だったらしい。
彼自身うろ覚えだと言っていた。
少女は嬉しそうに笑って、部屋の外に走り出て行ってしまった。
その夜家族にその話をすると、誰もお客など来ていないということだった。
そして次の日から、彼の家の事業は業績がうなぎのぼりとなり、彼自身にも金運がつくようになったのだという。
「俺の嫁さんは、あの時から決まっていたんだよな。
別の人と結婚しようとしたら怒るのは当たり前ってことか…」
嫉妬深い座敷わらしみたいなものなのかなと言うと、
どうやら彼のお嫁さんは風俗に行くくらいなら許してくれるようで、そこは救いだと笑っていた。
家の跡継ぎについては、妹夫婦に期待するということである。

636:
壊れかけのラジオ
初投稿なので読みづらかったらすみません。
私はラジオについて良い思い出がありません。
夜中にラジオをBGMに勉強していた所、突如電波が乱れだし、
そのまま雑音と共に、琵琶法師による平家物語の弾き語りが始まったり、
ある時は、私がお風呂に入った途端にラジオから大音量の叫び声がしたり…。
家族に言っても「お前が電波出してるんだろ」なんてふざけた反応しか返ってきません。
一番怖かったのは、私が高校生の頃、ある晩の話です。
私の親は夜中の仕事で、夜は兄と私の二人しか家にはいません。
私達兄妹は仲が悪い事はありませんが、お互いに部屋にこもりあまり顔を合わせません。
当時、高3受験生だったこともあり部屋で何時間も勉強していた私は
気分転換にリビングに水を飲みに行きました。
その時 『ザサー…ザ…ザサ』とどこからか異音が。
音源を探るとリビングの床に置いてあったCDラジカセからでした。
よく音を聞くと女の人の歌声だったんです。
『ザザザザッ…らぁー…ザ…らぁ?♪』
ノイズがうるさかったですがその声ははっきりと歌ってました。とても楽しそうに。
私は、母が昼間ラジオを聞いて電源を切り忘れたと思いました。
怖い話は三度の飯並に好きですが、元々怖がりなのでそれだけでかなりビビってました。
しかし、こんな事で兄を呼ぶわけにもいかず…。
勇気を振り絞りスイッチを消しにいきました。
そのラジカセに近付くと……
『らぁー!!♪!! らぁ!!!!!』
めちゃめちゃびびりました。
まるで、その歌声が電源を切らせないでおこうともの凄い大きな声になったんです。
怖い、もうダメだと思って兄の部屋に行きすぐさま応援を頼みました。
面倒臭そうにでてきた兄に事情を説明するとこれまた面倒臭そうについて来てくれました。
637:
兄を連れてリビングに戻ると、ラジオからは相変わらず歌声が…。
兄が近付いてもやはり…あざ笑うかのように大音量で歌うのです。
しかし、兄は気にせずにそのままラジオに手を掛けました。
その時歌声は騒音か!? というぐらいうるさく…。
兄は冷静のまま電源を切りスイッチを引っこ抜きました。
しかし恐ろしい事に…まだ歌声は消えず……。
私はただ兄の後ろで震えてました。
すると消えないラジオに対し兄は……思いっきり蹴りました。
ラジカセのカセットを入れる部分がふっとび壊れました。
ようやく音も消えました。
………。
『んっ』 と兄は言うと部屋に戻って行きました。
残されたのは半壊ラジオと私。怖かったですが引き止める訳にもいかず…。
その後は何もないですが、壊れたラジオがそれが夢でなかった事を語ります。
後に兄と、その日の夜について語ると
『覚えてるよ。俺も怖くててんぱってたのかもなw
幽霊が目の前に現れた日には殴りかかるかもしれん』と笑いながら語ってました。
長文失礼しました。文章化すると微妙ですが、
私的には今でも鮮明に覚えてるぐらい怖かった実体験です。
647:
なんか、歯切れが悪いようなので
長いけど、昔俺が体験したことを話してもいいかな。
648:
心霊スポット巡り
誰もいないようだが、投下してみる。
今から約10年くらい前の話だ。
当時俺は大学2年で、夏休みに田舎に帰省していたんだ。
俺の田舎は観光地ではあったが、地元民向けの遊びスポットって少なかったんだよね。
夜に遊ぶと言ったら飲み会や女子をナンパ、心霊スポットに凸する位しかなくて退屈な街だなと思ってた。
事件?があった日はよく一緒につるんでいた
A、B、Cの4人でナンパに行ったが、見事に玉砕し暇をもてあましていた。
となるとやる事といったら酒を飲みながらウィイレやるか、心霊スポット凸くらいだ。
昔からチビで調子こきのBの提案で心霊スポットに行こうという事に。
当時”ほんとにあった呪いのビデオ”っていうDVDが流行ってて、
心霊ビデオとって投稿してお金をもらおうぜっていう流れだったと思う。
1件だけ行って心霊ビデオが撮れなかったら、骨折り損だという事でこの日は数件凸しようという事に。
結局凸する候補を3件に絞ったが、以下のとおりだ。
? 大○湖付近にある廃ホテル
→火事によって、宿泊者などが亡くなったといういわくつきの場所
? 隠れキリシ○ンの墓
→その名のとおりの場所。江戸時代に禁止されていたキリスト教の教えを隠れながら信仰していた方々の古いお墓らしい。
ちなみに、この墓内で首吊り自殺などもあったようだ。
? ○山の賽の河原
→恐山と兄弟(姉妹?)と言われる北海道の南部にある霊山。日本全国にも点在する賽の河原のひとつだ。
以上3スポットを回ろうぜという事に。
ワクワク体験できる上に、お金もゲットできて、一石二鳥!とこのときは思ってた。
後からすげぇ後悔したけどな。
続く
650:
凸場所が決定したところで、早懐中電灯×4とデジタルカメラを準備して出発。
Aの車(ミニバン)でAが運転、助手席に俺、BとCは後ろの席という陣形である。
A以外はビールを飲みながら、レッチリを聴きながらノリノリのテンションで
1番目の廃ホテルを目指し1時間半ほどのドライブへ。
廃ホテル付近は街灯はゼロ、月明かりと車のライトを頼りに進んでいく。
真っ暗な細い道と深い森の中を車のライトのみで走るだけでも結構不気味で正直俺は結構ビビッてた。
到着時間は11時を少し過ぎた位。
静まり返った廃ホテル前に車をつけたが、真っ暗だった上に
霧が若干出てきてて正直なんで来たんだろうと
若干後悔していた。
そんな空気を変えたのがビールとレッチリの力でテンションMAXのBだった。
B”うほぉお、いかにもって感じの場所だな!!俺はやればできる子だー!”とか
わけのわからん事とレッチリの歌を歌いながら凸が始まった。
廃ホテルの中は火事があった事もあり、結構床なども抜けていて危険だった。
撮影係の俺はデジカメであたりを撮影しながら進んだ。
ぶっちゃけ真っ暗すぎて何が移ってるのか全くわからない状態だった。
しばらくするとDが”なんか奥のほうから声が聞こえないか?”と言い出した。
おいおい、びびらせんなよとか思ったが、結構顔がマジだったので
俺がみんなにジェスチャーでシーって合図した。
”・・・ぅぉぉ・・・ぉ・。”
うん、なんか聞こえた。マジだった。
一気に場の空気が凍りついた。なんかこういうときって中々言葉が出てこないのな、なぜか。
先頭のBにこれもジェスチャーで帰ろうという合図を送った。
651:
4人とも無言のまま、かつなんかよくわからないうめき声に
気づかないフリをしながら車に早足で向かった。
だんだんとさっきまで聞こえていた声の数が増えているのに気づいた。
車につくころには、さっきとは比にならないくらい大きなうめき声に変わっていた。
急いで後ろを向かないようにすばやく車に乗った瞬間に車の中で”ヴォッ・・・!”という声が聞こえた瞬間、
超急発進で車を出し、ひとまずこの場から離れようとAがナイスドライブテクニックで
謎のものとのエンカウントから逃れることができた。
廃ホテルから結構離れたあたりで、車中では廃ホテルでの声について結構盛り上がった。
B”うはwwwマジでやばかったwwww”
A”最後車の中で聞こえたのはやばかったなwww”ノンアルコールなのにAはテンションが高かった。
俺”デジカメ回してたから家帰ったらみようずwww”
D”賞金ゲットおいしいですwwwww”
とか怖い体験をしたばかりだったが、なぜか変なテンションで盛り上がっていた。
これでとりあえず帰れるなと思ったが、
ここで調子こきのBが”でもまだ霊は見てないよな?次もいこうぜ。”と。
確かに見れていないけど、十分だと思っていた。
B”おい、お前らびびってんだろwww”
A、D”びびってねぇし!OK、次の隠れキリシ○ンの墓行こうぜ。”
正直、俺はもうええやんとか思ってたが馬鹿にされるのもしゃくだったのでついていくことにした。
この時点で確か深夜12時だった。
652:
隠れキリシ○ンの墓に着いたのは大体深夜12時50分くらいだった。
このスポットの付近だが、春は桜が綺麗なスポットで結構有名な場所だが
夜は逆に街灯ゼロ、林道ということでマジで不気味だった。
到着するや否や、墓の門が怖い。
そして墓の形も十字の造りだったり、横に長かったり、見慣れい異様な形をしていた。
さらに辺りには背の高い木が多く、風にが吹くたびにガサガサって
音が聞こえる度にビクッとしちゃいそうな場所だ。
一応トイレなども門を入って右のほうにあったり、手入れはされている感じはしたが
墓&木のガサガサという音で、しかも真っ暗ということもあって、いかにも出そうな雰囲気がした。
さっき怖い思いをしたばかりだというのに、Bは車中でかなり酒を飲んでいたこともあり
着いて即、単独でトイレに入っていった。正直すげぇ根性あるなぁと思った。
びびりな俺たちはとりあえず墓内の敷地を3人一緒にうろうろしていた。
しばらくするとトイレのほうからBの”ぎゃーっ!という叫び声が聞こえてきた。
巨大な仏像などは残ったままで結構不気味なスポットであった。
653:
慌ててBのいるほうに向かったら、Bの単なる悪乗りで
俺たちを驚かそうと演技をしただけだったようだ。
Bというやつはこういうキャラで結構空気を読めない&常識がないやつだった。
ただ、こういうやつなんで怖いもの知らず的な面もあり、心霊凸にはかかさない人員だった。
B”確かに不気味な雰囲気だけどさ、さっきよりは全然だな。”
A”そうだなぁ、単なる珍しい形をした墓があるだけだな。”
二人が言うように不気味ではあったが、特に怪現象はなく、拍子抜けした感じだった。
一応デジカメもまわしていた。
B”ここも駄目なら最後の砦、賽の河原いってみっか!”ということで霊山と言われる○山に出発した。
この○山は上ったことがある人ならわかるが、8合目付近に駐車場があり
そこまでは車で上ることができるのだ。
上る途中にも謎の地蔵があったり、結構不気味である。
ちなみに、昔この山の麓?にはロンテ○ーザという居酒屋チェーンを
運営している会社名と同じ観光施設?があった。
(ググると出ると思うが、でっかい金色の仏像や洋風な石造などをおいているカオスな施設だった)
すぐに入場客が来なくて潰れてしまったが、巨大な仏像などは残ったままで結構不気味なスポットであった。
654:
○山に車で登ると道の途中に地蔵と木の看板?みたいなのがある。
看板には文字が書かれていたがぶっちゃけ車のさと辺りの暗さで何を書いているか全く見えなかった。
賽の河原の近くにある駐車場についたのは2時半くらいだったと思う。
この○山は標高自体は高くはないが、活火山ということで独特のにおいと霧のせいか
この日きた中ではダントツでやばい雰囲気がした。
てかそもそも霊山ていわれてる場所だし、そりゃそうだよな・・・。
駐車場に着くと、その異様な雰囲気のせいか降りるのがほんとに嫌になるくらいだった。
A”まじで行くのか・・。”
D”なんか時間も2時って・・・いかにもって感じだよな・・・。賽の河原もあるんだろ?”
俺もAもDも結構弱気だった。
弱気になる理由はいくつかあった。
・まず地蔵の数が半端ない。
・霊山て結構しゃれにならんのでは?
・賽の河原って子供の霊関係だったよな・・・?
・上る前より霧が異常に濃くなっていること
などなど色々あげるときりがない。
655:
そんな中でもBは余裕をかましていた。
こういうときのBはある意味では勇者に見える。
B”大丈夫だって。俺がいるから、なんともねーって!”なんで?って思ったけど
このときはほんとに心強く見えた。
さらにB”マジこんなのでびびるとかお前らへたれすぎ。だっせー”とかすげぇ煽ってくる。
あまりの煽りにAもDもむっとして”じゃあ、ついてってやるよ”
しょうがないので、俺もついていくことに。
少し歩くとすぐに賽の河原&地蔵がずらーっと並ぶ一本道がある。
A”うわぁ、マジであるんだな。石がたくさんつまれてるな・・・”
D”なんだろ、この変な気分になってくるなここ”
しばらく歩いてるとまたBが煽ってくる。
B”お前らほんとびびりすぎだよな。たいした事ねーって!”といった瞬間に
つまれている石を蹴って倒しやがった。
これにはさすがに俺たちもすげぇ引いた。
俺”さすがにそれはねーだろ・・・。まじ引くわー。”
B”なにマジになってんだよお前。ださいよ。”
ここで俺もちょっと頭にきて、
”確かにこういう場所に夜遊びに来てる俺もあれだけど、最低限のルールみたいなのはあるだろう?
こんな非常識な事するんなら、俺帰るわ”
AとDもさすがにこれにはついていけないということで
結構場がしらけて帰る事になった。
656:
車中ではBも懲りたのか
B”さっきはごめんね。悪乗りしすぎたわ。”
俺も酒が入ってたからまぁ、しょうがないということで気を取り直すことにした。
それでその日はしらけて、Aの家に戻ってウィイレ大会することになった。
Aの家についたのは3時半くらいだった。
Aの家に着くとAも酒を飲み始め、ウィイレをやりながら
その日に起こった事を振り返った。
結局、なんか起こったのって1件目だけだったよなとか、俺が怖がりすぎとか笑い話をしていた。
すると突然、家の中から
”バチンッ!”っていう音がなった。
なんというか金属がぶつかるような音っていうのかな・・。
結構おっきな音だった。
最初は気にしなかったが、今度は”バチン、バチン!”と2回。
ここでさすがにみんなで何だこの音?って話になった。
もしかしてラップ音じゃねーのか・・・?
とか言ってる内に、また”バチン!バチン!バチン!”と3回。
657:
音だけがなってたのでそこまで怖くなかったが、
間違いなく何か俺たちが普段体験することができない
現象だということだというのがわかった。
B”これラップ音だぜwwww今3回なったから次4回なったりしてwwww”
すると次は4回なった。
BのテンションはMAX。しかしこの直後にテンションが駄々下がりになるとは・・。
B”うはw4回なったwwwwじゃあ次は5回かなー・・・・”
ならない・・・。ジョンカビラの実況がむなしくTVから聞こえた。
シーンと静まり返った瞬間ふとなぜか皆が同時に窓を見た。
”うぉおおおおおおおおお”
窓一面にでっかい男の顔がなんともいえない表情でこちらを見ていた。
”うぉおおおおおおおおお!!!”
人間マジでびびったときはうぉおおおおおおと言うらしい。
さっきまで余裕だったBさすがにびびって、4人で布団の中に包まり、
何がなんだかわからないこの状況に怯えてた。
こういう状況で自然と出てくる言葉が、”ごめんなさい”だ。
4人でずっと”ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、
すみません、すみません、すみません”とひたすら謝り続けた。
ほんとに恐怖そのものだった。
どのくらいそうしていたかはわからないが、気づいたら鳥の鳴き声が聞こえてきた。
朝が来た・・・?と思って恐る恐る窓を見ると外は明るくなっており、顔は消えていた。
658:
なぜこんなことになったのかという事を話し合った。
遊び半分で行っては行けないところに行ってしまったからという事に落ち着いた。
とりあえず明るくなったし、その日に行った3件のスポットに行き、霊?に謝りに行こうという事に。
1件1件回って最後に○山の賽の河原という順序に行くことに。
眠い中目をこすりながら、最後の賽の河原についたのは昼の12時くらいだった。
とりあえず、Bが蹴って倒した石を元に戻した上に山に向かって謝ろうということに。
A”お前蹴って倒したのってどこだよ?”
B”ああ、覚えてる。こっちだ。”
少し歩くと突然Bが立ち止まった。
というか少し震えていた。
どうしたんだ?と聞くと”倒した石が元にもどってる・・・。”
ここでさらにゾッとした。
その後は4人そろって”ほんとにすみませんでした。
もうこんな馬鹿なことはしません。”って謝って帰りました。
ちなみにビデオだが、撮ったつもりなんにも写ってなくて不思議!状態でした。
電源が落ちてたのかな・・・。いやでも、ちゃんと作動してたはずなんだけどね・・・。
おしまい。
659:
ちょっと怖いかな。
660:
田所君
初めて投下します。
小学生のころ、同級生だった「田所君」(仮名)の話。
長文になります。
田所君とは、小学5年から6年の夏休み明けまで同じクラスだった。
田所君は、かなり勉強の出来るやつだった。
学校の図書館を「根城」(当時は意味が分からなかった)と呼び、
本の読みすぎですでにメガネをかけていた。
推理小説が好きで、図書館にある面白い本をいろいろ教えてもらったのを覚えている。
「根暗」「ガリ勉」「メガネ」の三冠王だった田所君。
これだけなら真っ先にイジメの的になるところだが、
彼には他の追随を許さない類まれな才能があった。
彼は「怖い話をするのが抜群にうまかった」のだ。
そして、彼の話すべてが彼の創作だった。
今にして思えば、どこかで聞いたことのある話だったり、
当時の事件をホラー仕立ての話に改変していた、ということなのだろうが、いかんせん小学生。
湯水のように怖い話を語り続ける田所君を誰もが崇敬の目で見ていた。
全ての話を自ら「創作だ」と言っていたことから、
よくありがちな「オレは霊が見える」「お前、悪霊がついてるぞ」みたいなインチキ霊感を騙ることもなかった。
「これは僕が考えた話なんだけど‥‥‥」と田所君が話し始めると、
教室が一瞬で静かになったものだった。
俺たちクラスメイトは、畏敬の念をこめて「怪談先生グレート」と呼んでいた
(「グレート」と付けたのは、学校の先生よりも尊敬されていたからだ)。
小学生ではよくある意味不明のあだ名だ。
普段は略して「グレート」と呼んでいた。もはや田所のタの字もない。
そんな田所君だが、2回だけ創作ではない話をしたことがある。
661:
5年生だった当時、彼の話に惹き込まれるように、
学校(全学年)で空前のホラーブームが巻き起こった。
最初は、怖い話大会のようなものが毎度の休み時間に行われるようになった。
続いて「コックリさん」が流行し、さらに占いが大フィーバー。
放課後は廃屋や墓地に行って肝試し、夜まで帰らない子が続出した。
しかし、この「夜まで帰らない」というのが大問題に発展。
親から苦情が噴出し、さすがの教師陣も対策に乗り出した。
これにより、ホラーブームは一時収束した。
それでも、田所君に怖い話をせがむ子が後を絶たず、
さすがに先生たちどころか親にまでにらまれると思った彼は
一つ目の「創作ではない話」をした。
662:
その話は、分かりやすく言えば「言霊信仰」の話。
「僕が話をするとき、なんで『これは僕の考えた話なんだけど』って最初に言うか分かる?そういうとさ、
みんなは頭の中で『ああ、これは作り話だ』って思うでしょ?
実はね、これってすごく大事なんだよね」
いつもと違う語りに、みんな「アレ?」という表情を
していたのを覚えている。もちろん俺もその中に入っていたが。
そんな俺たちに構わず、田所君は続けた。
「『ことだましんこう』って考え方があってね。
字は言葉の霊って書くんだけど、意味はね、
すごく強い気持ちで言葉をしゃべると、その言葉が力を持つって意味。
たとえばね、たけし君(仮名、超ビビり)はよく冗談で
僕に「死んじまえー」って言うでしょ?でもさ、
たけし君が本当に本当に僕が嫌いで、憎くて、殺してやりたいくらい恨んでたとするでしょ?
そんなたけし君が、僕に向かってそういう思いをありったけ込めて「死んじまえ!」って言ったとする。
そしたらね、たけし君の強い気持ちが言葉に引っ付いて僕のところに来るんだ。
そしてね、その言葉が僕に届くと僕は死ぬんだ。言葉に殺されるんだよ」
663:
もうこの時点でたけし君は失禁モノだ。
しかし、他の連中(俺を含め)は「言葉で殺せるわけねーだろ!!」と笑い飛ばした。
当然だ。もし田所君が正しかったら、毎日が葬式で殺し合いだ。なんてデンジャラスな学校だ。
「そうならないのは、みんな本気じゃないからさ。
まあ、そういう考え方があるってこと。
それでね、この気持ちって言うのは、自分のものじゃなくてもいいんだ。
他の人の気持ちでもいいんだよ。だから僕はわざわざ
『僕が考えたんだけど』って最初に言うんだ」
俺たちはポカンとした。
どういう流れでそうなるのか理解できなかったからだ。
「僕が前話した『人形の群れ』の話は覚えてる?
あの話を聞いたとき、どう思った?」
その話は割りと最近聞いたので、みんな覚えていた。
664:
人気の人形で遊んでいるうちに誤って口に入れて
窒息死した子がいて、販売元が念のため回収。
しかし回収した沢山の人形には、子供の
「人形を突然奪われた悲しみ」と「もっとこの人形で遊びたい」
という強い思いが焼きついていて、その思いが
死んだ子の霊の「寂しい」という怨念と結びつき集合体に。
そして夜な夜な巨大な人形の集合体は元の持ち主の子供の所に行き、
「もっと遊びたい」という子供の思いをかなえた後、
死んだ子が寂しくならないよう窒息死させていくという話だ。
確かにあの話は怖かったが、結局は田所君の作り話だ。
怖がるとたけし君と同列に見られる、という思いもあり、
見栄を張った俺たちは「どうせ作り話じゃねーか」そう言った。
665:
「僕の言いたいのはそこなんだよね。
もし『これは実際にあった話なんだけど』って言ったら、
みんなはどう思う?きっと、『うちの人形は大丈夫かな』とか
『うちに来たりしないよな』とか『捨てた人形が来たりして』とか、
不安になるんじゃないかな。だって、本当にあった話なんだもの。
みんなの人形がそうならないって、断言できないよね」
誰も何も言えなかった。俺たちの中に、一気に不安が噴出した。
え、あれ本当の話だったの?つーかグレートまじで言ってんの?
もしかしていままでの話全部実話なの?もう混乱のきわみだ。
「ああ、人形の群れは作り話だから安心してよ。
でもね、いまみんなが感じた不安な気持ち、
これが思いとなって僕の話に力を与えちゃうんだ。
一人とか二人とか、ソレくらいだったらきっとたいしたことない。
でも、何十人とか何百人とか、沢山の人が不安に思って
『本当に起こるかもしれない』って考えたら、
ソレが集まってすごく大きくて強い思いになるんだ。
その思いが、僕の怪談の『人形の群れ』に引っ付いたらどうなるか分かる?
それまでは僕の作り話だった『人形の群れ』が、本物になるんだ。
『本当におきるかも』っていう思いが強ければ強いほど、より本物になるんだ。
だから僕は、そうならないように作り話しかしないんだよ」
666:
田所君の「創作ではない話」を聞いた俺たちの心は一つだった。
「シャレにならない」。
つまり、怪談話を怖がれば怖がるほど、実際に起こるんだよ、と言われたようなものだ。
今考えれば言霊信仰とは全然関係ない気もするし、
これもある意味で創作だったのでは、とも思うが、
当時これを言われた俺たちは言霊信仰の真偽よりも
「怖がるとマジで起きる」というシャレにならない話に震え上がった。
この田所君の「創作ではない話」は、あっという間に全校に広まった。
そりゃそうだろう、今までなぜ田所君が作り話しかしなかったのか、
その理由が明らかになった上、怖がると嘘の話も本物になる、と言われたのだ。
これを機に、学校のホラーブームは完全に収束した。
これが、田所君の「創作ではない話」の一つ目だ。
667:
その後ホラーブームがぶり返すこともなく、俺たちは6年生になった。
ブームは収束したが全く怪談話をしなくなったわけではなく、
俺のクラスは時折田所君の怪談を楽しんでいた。
田所君の怪談を聞きに、他のクラスからもたまにやってきていた。
大きな問題もなく、せいぜい放課後に教室を占拠するくらいで
先生たちも大目に見てくれていた。
そして小学生最後の夏休み明け。
田所君は夏休みの終盤に体調を崩していたらしく、
2学期が始まって1週間ぐらい休んでいた。
「一人だけ夏休み延長してんじゃねーよ!」とみんなに言われ、
弱々しく笑っていたのを覚えている。
ともあれ、1週間お預けを食らっていた俺たちは、
今日の放課後楽しみにしてるぜ、と口々に言った。
いつものように放課後の教室に集まった俺たちは、
夏休みの思い出を交えながら田所君の怪談を聞いた。
その時の田所君の話は「蓋の話」。その内容は、以下のとおりだ。
668:
「ある小学生が、夏休みを利用して一人でおじいちゃんと
おばあちゃんが住んでいる田舎に遊びにいった。
田舎といっても寒村というわけではなく、それなりに栄えている町だ。
小学生は、自由研究で神社やお寺を調べるつもりだったので、その町の神社などを回っていた」
「町外れの小山の上に建っている神社に行ったとき、
小学生はその裏手に何か妙なものがあるのを発見した。
木でできた蓋だった。直径150センチくらいの円盤で、
汚れ具合から見てずいぶん古いものだった。
手にとって見てみると意外なほど重く、かなりしっかりしたものだった。
厚さは10センチ近くあり、木の板を何枚も重ねて作ったもののようだった。
表は木目が分かるほどだったが、裏は何故か真っ黒に爛れていた」
669:
「小学生は、蓋があるならこの蓋をしていた穴か何かがあるのでは、と思い、
周辺を散策した。しかし何も見つからず、
諦めて帰ろうとしたときにふと思い立って神社の社の中を覗いてみた」
「その発想は正解だったようで、社の中には同じような蓋が置いてあった。
祭壇の上に飾られており、周囲を幾重にも注連縄が張られていた。
何に蓋をしているのかどうしても気になった小学生は社の中に入り、
祭られている蓋に近づいた」
「しかし不思議なことに、蓋は祭壇に立てかけられているだけで
『何かに蓋をしている』わけではなかった。
余計に好奇心をくすぐられた小学生は注連縄をくぐり、蓋の裏手に回った。
すると、薄暗い中分かりにくかったが、
蓋とほぼ同じ大きさの金属の円盤が貼り付けられているのが分かった。
この金属板もまたずいぶんと古いもののようで、酸化して真っ黒だった。銅か青銅のようだった」
673:
「小学生は、その金属板が何なのかとても気になったので、
蓋をはずそうと試みた。しかし、蓋と金属板はぴったり張り付いているようで
びくともしない。諦めた小学生は、せめて記録に取っておこうと思い、
金属板の裏側を写真に撮り、持ってきていたスケッチブックに写生した」
「その後、田舎から帰ってきて写真を現像に出したのだが、
肝心の金属板の写真がない。どういうことか現像屋に問い詰めると、
真っ黒の写真が何枚かあったそうだ。
撮影の順番からソレが金属板を写したものだと分かった。
小学生は無理に頼み込み、その真っ黒の写真も現像してもらった」
674:
「それから、小学生は夢に悩まされるようになった。
夢の中で彼は同じように金属板と蓋をはがそうとするのだが、どうしても開かない。
爪が剥がれるのも構わずに躍起になるが、結局何もできずに夢から覚める。
日を追うごとに小学生は、あの金属板が何なのか気になって気になって仕方なくなっていった」
「その日も同じように蓋と格闘する夢を見るが、いつもと異なっていた。
蓋が、少しだけずれたのだ。小学生は歓喜した。
遂にこれが何か分かるときが来た、そう思っていっそう力を入れるが、その日はそれ以上動かなかった」
「ところが、その日から夢を見るたびに少しずつ蓋が開いていった。
小学生ははやる気持ちを隠そうとせずに、毎晩毎晩蓋と格闘した。
夢から覚めても考えるのは蓋のことばかりで、
夏休みの宿題も自由研究も放り出していた。起きているあいだすることは、
真っ黒の写真を眺めるか、金属板の絵をひたすらスケッチすることだった」
675:
「そして遂に、蓋がされていた金属板の表側が現れた。
小学生は狂喜して思いっきり蓋を引いた。するとどうだろう、
あれほどびくともしなかった蓋が、いとも簡単に外れた。
小学生は、金属板の表側の全貌を見た」
「それは、ただただ真っ黒の金属板だった。
だが、まるで吸い込まれそうな黒だ。
小学生は、金属の表面に触れようとして手を伸ばした。
その時、彼の耳に何かが聞こえてきた。それはとても小さな声で、
ひたすら何かを呟いていた。どうやら金属板から聞こえてくるようで、
小学生はなんといっているのか確かめようと耳をつけた」
676:
「アケロアケロアケロアケロアケロアケロアケロアケロアケロアケロアケロ
アケロアケロアケロアケロアケロアケロアケロアケロアケロアケロアケロアケロ
アケロアケロアケロアケロアケロアケロアケロアケロアケロアケロアケロアケロ
アケロアケロアケロアケロアケロアケロアケロ」
「ひたすら『アケロ』と呟く声が聞こえた。
びっくりして離れようとしたが、耳が離れない。
それどころか、さっきまで耳が感じていた
金属の冷たさがいつの間にか消えていた。
次の瞬間、真っ黒の表面から赤黒く爛れた2本の腕が出てきて、
彼の頭をわしづかみにした。抵抗する暇もなく、
小学生は真っ黒の金属板の中に引きずり込まれた。
そして、そこで夢から覚めた」
677:
「夢から覚めた小学生には、もはや恐怖心などかけらもなかった。
ただただ、夢だけでなく現実の金属板も確認したい、その一心だった。
彼は既に、あの金属板に取り憑かれていた。
小学生には確信があった。あの時はびくともしなかったが、今なら開けられる。
夢であけた自分だからこそ開けられる、そう信じて疑わなかった」
「もはや夢など待たずともよい、
すでに金属板以外のことなど考えられなくなっていた小学生は、
親に黙って再び神社に向かった。
そして、小学生はそのまま行方不明になった。
夢と同じように、金属板の中に引きずり込まれたのか、
あるいは別のことが起きたのか、それは定かではない。
結局あの金属板が何だったのか、それは誰も分からない。
知っているのは、小学生と、蓋をした『誰か』だけだ」
678:
田所君の話の面白いところは、創作にもかかわらず
話のラストで全てが明らかになるわけではない、というところだ。
この「蓋の話」にしても、結局その金属板が何なのか分からずじまい。
話が終わり、ひとしきりブルッた後、俺たちは話の続きというか
あの金属板が何だったら面白いか、という話題で盛り上がった。
ありきたりだが、あの世に繋がっている鏡、というのが多数だった。
あの世じゃなくて地獄だ、いや精神世界だ、鏡じゃなくて時空のゆがみだ、
といろいろな想像を話して楽しんだ。
だが、何故か分からないがみんなその話に小さな違和感を感じていた。
そしてその後、田所君が伝説となった出来事が起こる。
680:
田所君は翌日、学校を休んだ。
そもそも体調不良で1週間休んでいたこともあり、
また具合が悪くなったんだろうか、と誰もがそう考えていた。
しかし、田所君はその翌日もそのまた翌日も学校を休んだ。
そんなに悪かったのか、と不安になった俺たちは、
先生の元にいきお見舞いに行きたいです、と言った。
ところが、先生は首を横に振った。
先生いわく「田所君のところは今大変だから、見舞いには行くな」
俺たちは驚いた。大変て、もしかしてかなりやばい病気とか?
ひょっとして、あの日無理してたのか?
など、さまざまな憶測が飛んだ。
そして田所君が休んで約2週間、先生の口から事実が語られた。
田所君はあの日、「蓋の話」をした日から行方不明になっていた。
681:
先生も、田所君の親があまり話そうとしないので
詳しい話を知っているわけではなかったが、
どうやら田所君は、「蓋の話」をした日家に帰らなかったようで、
それ以来行方が分からなくなっているらしい。
既に警察も動いていて、誘拐もありえるとのこと。
彼の最後の目撃情報は、「蓋の話」をした夕方、最寄の駅で見かけたというものだ。
いったい田所君はどこに行ってしまったのか。
駅以降の田所君の足取りをつかめないまま1月が経ち、
警察も継続捜査という形で対策本部を解散した。
田所君の家族もそれを了承したらしい。
682:
だが、俺たちは田所君の居場所を知っていた。
あまりにもばかばかしくて、でもそれ以外ありえないと思っていた。
それに気付いたのは、先生から田所君が行方不明になったと聞かされた日の放課後だった。
その日から公開捜査に切り替わり、誘拐の線もあるから、
ということで午後の授業は中止。帰りはもちろん集団下校。
一度家に帰り、その後近場の公園にみんなで集まった。
「行方不明」というあまりに日常からかけ離れた事態に
どうしていいかわからず、その日はみんな静かだった。
ぽつぽつと彼の話をしているうちに、
その場にいたみんなが同時にあることに気付いた。
田所君は「蓋の話」をしたとき、言うべき言葉を言わなかった。
あの時感じた小さな違和感の正体。それは、彼の話に
「これは僕が考えた話なんだけど」
という言葉が抜け落ちていたことから来るものだった。
それに気付いた瞬間、全員が「ああ、そういうことだったのか」と奇妙に納得した。
683:
あの話は、実話だったのだ。
話の中に出てきた「小学生」とは、田所君自身だったのだ。
彼は、彼の話してくれた内容に違わず行方不明となったのだ。
怪談先生グレートは、文字通り自ら「怪談」になった。
そう考えると、不思議と悲しくはなかった。
やっぱりあいつ、グレートだな。誰かがポツリといった。
みんなの心のうちを代弁する言葉だった。
田所君の最後の怪談は、彼自身の話。そして彼は伝説となった。
これが、田所君の話した「創作ではない話」の二つ目だ。
あれから20年が経ったが、田所君は今でも見つかっていない。
田所君の親もすぐに引っ越してしまい、祖父母の田舎はどこなのか、
とか写真やスケッチの話を聞くことはできなかった。
今から考えればずいぶんとムチャクチャな結論なのだが、
俺たちの中では彼に敬意を払う意味も込めて
彼の行方不明の原因は「金属板」だとしている。
当時のクラスメイトで同窓会をするときは
「自ら怪談となったグレートに乾杯」が決まり文句だ。
以上が、田所君にまつわる話だ。
思った以上に長文になってしまい申し訳ない。
684:
田所君久々に面白かった
685:
田所君の話良かった!
ありがとうね!
689:
田所君の話おもしろかったよ!
これでスッキリ眠れ………怖い夢見ませんように!
263:
身代わり地蔵
身代わり地蔵さん
お願いです
お願いですから
もう元に戻してください
782:
視線
去年の夏頃の話
当時、不動産屋で働いてて某団地を内見しにいった
流動性のある団地で結構安かったから競争率も高くて、
先方の都合もあって夕方からしか鍵が借りれなかったのよ
はっきり覚えてるけど夕方の6時前に現地に着いたんだ
いつもは外回りからチェックしていくんだけど、日が落ちる前に
室内撮らないといけないから先に部屋に入った
で、入ってみると何だか薄暗くて嫌な部屋なんだよ
間取りは3LDKで立派なんだけど
玄関入って廊下を挟むように左右に和室
右の和室の隣が風呂・トイレ・ランドリースペース
そのまた隣、廊下の突き当たりが和室
その廊下の左側に沿ってLDK
で、LDKにベランダがあって庭が見える
中の写真を撮ったり設備チェックしてると、何だか落ち着かない
視線を感じるというか
居室の照明はすでに外されてて、日も落ちてきて気味悪いからさっさと出ようと思った
783:
外に出て外回りをチェックしてたら、2Fのベランダからこっち見てる初老の男性に気がついた
写真とか撮ってると不審者と間違われるのはあることなので、笑顔で会釈して仕事を続けた
最後にもう一度玄関回ってポストを見てぎょっとした
集合ポストのところの表札が数戸表札がないところ以外、全部同じ苗字
何だか気持ち悪くなって慌てて写真撮って帰った
道路に出たところで外観撮り忘れたのに気がついた
外観は大体見栄えのするベランダのある側撮るんで、
側道を少し歩いてからその棟を振り返ってカメラ向けたら、何か違和感感じるのよ
よく見たらその棟のほぼ全戸のベランダ側の窓から無表情のお年寄り達がこっち見てんの
明かりも付けずに
幽霊とかじゃないけどマジでぞっとした
840:
洗濯物
59 :可愛い奥様:2012/05/28(月) 19:18:16.28 ID:DUDnim6vI
雨が降り出したので、急いで洗濯物を取り込んだ。
ハンガーに掛けて連ねて干していたものを一枚ずつ外すのにイライラ。
これで最後だ!と主人のシャツを外すと、舌を出した男がいた。
目を見開いてベーッとしていた。
驚いて尻餅をついた瞬間、「おきをつけて」と聞こえた。
843:
>>840
変質者はやっぱり怖いな・・・。
904:
婆ちゃんの家
若干長い&駄文&実際起きた話
俺がまだ中学生だったころの話。
お盆になって婆ちゃんちへ行き、すでに亡くなったじいちゃんの墓参りをする予定だったのだが、
その日は朝からずっと雨が降ってて、雨が上がるのをちょっと待ってたんだが
天気予報を見る限り結局今日一日ずっと雨らしく、しかたなく昼に婆ちゃんの家へ家族で行ったんだ。
車に乗り込み、当たり前のようにいつもの道を進み、やがて婆ちゃんの家へ着いた。
婆ちゃんの家までは時間にして約4時間ぐらいだ。
昼に(11時30ぐらいだったと思う)家を出て、道が若干込んでるのと雨が降っている影響で
婆ちゃん家へ着いたのは、5時になってしまった。
墓参りはまた明日にし、今日は婆ちゃん家へ泊まり朝行く事になった。
ご飯を昼も夜も食べていなかったので、婆ちゃんは予め用意してくれていた。
婆ちゃんの家は広いので、当時一人部屋に憧れてた俺は一人で広い部屋で寝るのが夢だったので
その家で一番広い部屋で一人で眠ることにした。
家から持ってきたゲームボーイをやり、眠くなってきたのでウトウトし始めた。
そのとき、なんか音が聞こえる
「・・・・さん・・・・さん・・ざ・・・・ざ・」
俺は元々、幽霊なんて信じていなかったのでこの音の正体は動物や今降っている雨のせいだろ
なんて考えまったく気にせず眠ることにした
すると10分たったぐらいか、またあの音が聞こえ出した
「・・さん・・・・さん・・・・さん・・さん・・ばあさん・・・・・・ん・・・」
明らかに声だった
905:
ばあさんって言ってるように聞こえた。
うちの家族は祖父母のことは、「おばあちゃん」か「ばあちゃん」と呼んでいる
「ばあさん」とは呼ばない。
そう考えている間もずっと、あの声は聞こえる。
時々「・・・・・でていけ・・・・・・」と言ってるようだ
幽霊なんてまったく信じていない俺は、なんかハッキリと聞こえる声に
なぜかイラッとして、
「うるせぇ!てめーが出てけや!」なんて真夜中にでかい声で一喝した
その瞬間、寝ていた部屋の窓、襖、箪笥がガタガタを震えだした
俺の声に気付いたのか驚いたのか誰かが部屋に入ってきた
その間もずっと部屋全体がガタガタと震え続けている
体を起こそうにも動かない、金縛り?みたいに。
暗くて誰が入ってきたのか確認もできない
その震えが30秒ぐらい、もっとかな???ぐらい続いたあと突然静かになった
さっき部屋に入ってきた人は誰だ?おやじか?おかんか?
と考えいると、寝ている頭の方に気配を感じた。
まだ体は動かない。
辛うじて手が動くので、真横においてあったゲームボーイの電源をつけて明かりを照らした。
真っ暗な部屋だったのでゲームボーイの明かりでも部屋がうっすらと見えた
しかし、電源をONにしたことを後悔した
やはり、というか予想はしていたがそいつは俺の顔を覗き込んでいる。
家族でもばあちゃんでもない、明らかに知らない人だ
そいつは俺の顔を上からずっと見ながら
「・・・・・ばあさんじゃない」「誰だ・・・・・・・・・・」「誰だ・・・・・・・」「ばあさんをどこにやった・・・」
と、ブツブツ小さい声で喋っている
906:
暗い部屋だが目も慣れてきて、その顔がはっきり見えた
鷲鼻で白髪で左に大きなホクロがある。
亡くなったじいちゃんだった
生前の写真を見ていたので顔は知っている
じいちゃんはだんだん顔をゆっくり俺に近づけて凝視するように見てくる
その顔の怖いこと怖いこと・・・・・・。
ついついごめんなさい・・・・と言ってしまった
すると体が軽くなり、金縛りがとけたみたいだ
それと同時に襖がザーッと開いておやじとばあちゃんが部屋に入ってきた。
部屋の電気をつけたのですぐわかった
今起きたことを震えながらうまく説明できず、かなり時間が掛かったが理解はしてもらえた
ばあちゃん曰く、この部屋は生前じいちゃんが使っていたそうだ・・・・・・。
部屋はじいちゃんが亡くなってから使っておらず、そのままの状態にしてあるらしい
なぜなら、時折その部屋からじいちゃんの声が聞こえてくるらしく
ばあちゃんを呼んだりするらしい・・・・・。
そんな怖い部屋なら早く言ってくれよ!ばあちゃん・・・・・・・。
おわり!
駄文ごめんよ
913:
>>906
自分の部屋なのに「出ていけ」とか言われたら、そらじいさんも怒るわw
929:
ふだらく様
自分は子どもの頃から大学に入るまでずっと浜で育ったんだけど、
海辺ならではの不思議な話がいろいろあった。
自分の家はその界隈で一件だけ漁師ではなく親父は市役所の勤め人だった。
砂浜があって国道がありその後ろはすぐ山になっていて、
その山の斜面にぽつんぽつんと家が建っていて、
浜に漁のための小屋があるようなところ。
自分が小学校頃までは8月の最初の週、
7日の日までは漁師は漁に出ちゃいけないことになっていて、
特に7日の晩から朝までは子どもは家の外へも出ちゃいけないことになってた。
何でも沖に「ふだらく様」の舟が来て外に出ている子どもは引かれてしまうらしい。
こういうのは神隠しとか普通は女の子が危ないんじゃないかと思うけど、
特に本家筋の跡取りの男の子なんかが危ないという話だった。
大人達は集落の公民館に集まって朝まで酒飲むし漁師だから喧嘩もする。
夏休み中の子どもは家でおはぎを食べて早く寝るという日なんだ。
ただそんな日でも国道は少ないながらもときたまは車が通ってるわけだし、
世の中が合理的になったのか自分が中学校になる頃には行われなくなった。
931:
それでもやっぱり8月7日前後は海で遊んじゃいけないとは言われてたんだけど、
中学校2年の8月6日の日の朝に浜に出て水死体を発見した。
岩場になってるところを歩いていて外国のブイなんかの漂着物を探していたら、
海中2mくらいのとこに人のお尻が見える。
あわてて大人を呼んで、引き上げられたのは近くに帰省してた大学生だった。
波で海パンが脱げて頭を下にして沈んでた。
その前日の午後には亡くなってたのだろうと来た警察の人が言っていた。
自分がまだ当時健在だった爺ちゃんに「ふだらく様」と水死した人は何か関係があるのか聞くと、
「関係あるかもしれないね、ふだらく様は男が好きだから」という話。
その出来事で自分は子どもながらもすごくショックを受けたんだけど、
次の日が8月7日で本来の忌み日。ちょうどテレビで怪談特集とかやってて
自分は見ないで早く寝た。けど早く寝すぎて夜中の2時過ぎ頃トイレに起きてしまった。
その頃は実家も改築する前で、家の外にボットントイレがある状態。
トイレは山側なので浜を見ることはないけど、
まだ暗い夏の闇の中を裏戸から出て歩いていると
沖の方からドン・ドンと太鼓を叩くような音がかすかに聞こえてくる。
自分はその時「これは、ふだらく様だから見にいっちゃいけない」と思った。
932:
思ったけど自分は馬鹿だから見に行ってしまったんだよ。
そしたら国道をはさんで沖の方に板屋根のついた昔の小さな舟が浮かんでいる。
距離感がよくわからない。
本来沖は真っ暗で見えるはずがないんだけど、
赤い光がその舟を包んだようになってて見えるんだな。
沖は波が荒いのか舟は上下に浮き沈みしてて、よく見ると舟には何本か鳥居がついている。
太鼓の音も小さく聞こえていて、自分を呼んでいるような気がする。
しばらく見てるうちにぼうっとしてきて浜の方に歩き出そうとした。
そのとき国道を大きな音をたてて大型トラックが通って目が覚めたようになった。
もう一度見たら沖の舟は消えていた。
まあそれだけの話。怖くなくてすまん。
935:
>>932
面白かった。ここじゃなく、海怖スレに投下したら喜ばれそうだが。
57:
旅館での一夜
甲府方面にある旅館に泊まった時の話。
俺と彼女が付き合い始めて1年ちょっと経った時に、記念にと思い電車で旅行をした時の事。
特に目的地も決めておらず、ぶらり旅気分で泊まる所も適当に確保する、という感じの旅行だった。
初日は山梨方面に向かい、なんとなく清里で降りてホテルに泊まった。
次の日、ホテルを出て富士山方面に電車で向かった。
甲府駅で降り、城跡を見たりして、夕方近くに再度電車に乗り込み静岡方面へ。
途中で温泉街を見つけたため、その日の宿を探そうと電車をおり、
駅においてある案内板で旅館を探し電話をした。
近場の旅館やホテルは満室だった為、温泉街から
少し離れた宿に電話をして空室を確認し、迎えに来てもらった。
迎えの人は30分過ぎても来ず、1時間後に軽のワゴンで到着した。
この時点で少し嫌な感じがしたが、(霊的な意味ではなく、失敗したかなと)
迎えに来てもらっている手前、何も言わずに車に乗る。
車はきれいなホテルや旅館を尻目にずっと進み、山奥の方へ。
周りには川しかない環境で、不安は更に増していった。
58:
結局、着いた旅館はボロボロで、周りには店も何もない。
既に辺りは暗くなっており、本当に廃墟のようにしか見えない。
旅館に着いたは良いが、女将が迎えるわけでもなく、仲居が来るわけでもない。
運転してきたおじさんが部屋案内をする始末。
食事の時間だけ告げると、そのおじさんも直ぐにどこかへ。
客は一応他にも居るようで、横の2部屋がうまっていた。
食事まで時間があったので「先に風呂に入ろう」と言うことになった。
でも、風呂場へ着くと風呂は一つしかなく、女性と男性の使用が交互に時間で区切られていた。
その時間帯は女性の使用時間だったため、彼女だけ先に入ることに。
俺は疲れのため、部屋で炬燵に入りながらウトウトしてた。
それからしばらくして、いきなり金縛りに。
炬燵の中に入れていた足先から、ゆっくりと何かが這い上がってくる感じがしてるけど、身動きが一切とれない。
ズズズという音が耳元で聞こえ始め、
まぶたを開けようにも、眼球の上を皮ごしに誰かが押しているような感じで、目が開けられない。
耳元のズズズという、何かを引きずるような音は近づいてきており、
ズズズに混じって人の息遣いが聞こえる。
ズズズ、ハァ。ズズズ、ハァ。という一定のリズムで、誰かが何かを運んでるような感じの音と息遣い。
そして「タスケテ。タスケテ」と小さく聞こえる呟き声。
足元からは何かが這い上がってきてるように感じる。
59:
その時、入り口の襖が開き、彼女が戻ってきた。それと同時に金縛りも解けた。
かなり汗をかいており息も荒くなっていた。
彼女は心配していたが、あまり心配させたくなかったのと、
自分自身も安心したかったので、「変な夢を見ただけ」と言い、風呂へ行く準備をした。
しかし、男性の使用時間は食事を持ってくる時間と重なっていた為、先に食事を食べる事に。
この食事が不味い事、不味い事・・。
食事をした後に風呂場へ向かうと、誰もおらず独占状態。
誰も居ないのを良い事に風呂場で泳ごうと思い、足を湯船につけるとぬるい。ぬるすぎる。
その為、湯船に入っても全然温まらずに寒くなる一方。
イライラしながら更衣室に向かう途中、窓から「コツコツ」と誰かが叩いた。
ビクッとして窓を見るが、外は真っ暗で何も見えない。
先程の金縛りを思い出し、怖さが急に沸いてきて、逃げ出すように更衣室のドアを開けようとした。
その瞬間、「コンコン」と再度誰かが窓を叩く。
コンコン、コンコンと2度3度と繰り返し叩いてくる。
何かを確かめようと、窓に目を向けかけた時、
コンコン(ズズズ)コンコンと、何かを引きずる音がまぎれて聞こえた。
そのため、直ぐに更衣室へ行き、体も拭かずに浴衣を着て部屋へ逃げ込んだ。
部屋に戻り、彼女に先ほどまでの事を話すと、
彼女は「ここお化け屋敷みたいだもんねー」と、
俺を落ち着かせるために笑いながら、「疲れよ、疲れ。暖かい物でも買って来るね」と言って部屋を出た。
俺は怖いのと、彼女にそんな醜態を見られて恥ずかしいのとで、複雑な気分で待っていた。
60:
しばらくして、彼女がココアを持ってきてくれたので、それを飲み、
押入れの上段から布団を取り出し、敷いて早めに寝ることに。(布団も自分で用意する旅館でした)
二人とも疲れていたため、直ぐに眠りについた。
が、夜中にいきなり横の部屋から叫び声が聞こえて目を覚ました。
彼女と二人で顔を見合わせて、何があったのか耳を澄ましていると、
横の部屋の客が、廊下にパタパタと逃げている音が聞こえる。
女性客2人らしく、二人でワーワー言いながら廊下で騒いでる。
夜中に何を考えてるんだ、というのと、睡眠を邪魔されたのとで、文句を言おうと怒り気味で廊下へ出た。
俺が廊下に出た事に驚いたようで、女性客は大泣きしながら「キャーーーー」と叫びだす。
その声に、彼女も何事かと廊下へ出てきた。
彼女達は泣きながらガクガク震えており、一人に至っては発狂状態になっている。
さすがに怒る事はせずに、「どうしたんですか?」と聞くも震えるのみ。
自分達の部屋へ呼ぶも、拒否して首を振る。
しばらくその状態が続いたが、彼女らは段々と落ち着いてきた。
しかし「どうしたんですか?」と聞いても、その質問には一切答えない。
ただ、彼女達の部屋に何かあるようで、ずっとその方向だけをみて「あっ、あっ」という感じ。
何か不審者でも出たのかと思ったため、
自分の部屋に戻り、入り口にあった箒を持って彼女達の部屋へ入ろうとすると、
「あ、や、やめたほうが・・・」と服を引っ張り止められる。
「あ、いや、大丈夫ですよ。何かあれば直ぐに逃げますから」と言い、中へ向かった。
中は明かりがついており、入り口から部屋全体を見渡せる。
変わったところは何も無く、誰もいない。
廊下へ戻ろうとしたときに、入り口の真横からズズズ ズズズと音がした。
焦って廊下へ逃げ出したところで、誰かが入り口横の押入れに居るんだなと思った。
61:
すぐに部屋のドアの前で身構えて、「おい、出て来い」と叫んだ。
すると横の部屋から男性客が出てきた為、又女性客たちの悲鳴が聞こえた。
男性客に事情を話し、多分部屋の入り口横にある押入れに、誰かが隠れてるのではないかと伝えると、
男性が従業員を呼びに行くように女性達に指示した。
男性客は「私が中へ行くから援護してください」と、彼の部屋から同じように箒を持ってきて中へ。
まずはドアを開けて部屋を見渡す。誰も居ない。
次に横の押入れのドアの前に立ち、開ける準備をした。
その時、ドン!!ドン!!っと押入れから鳴り、ズズズ、ズズズという音と共に、襖が少しずつ開き始めた。
襖はゆっくりと開いていき、その襖の間から何かを引きずっている音とともに、
人の体の一部らしきものが見え始めた。
襖の間から手が出てきた瞬間に、男性客は思いっきり襖を閉めて、相手の手をはさんだ。
しかし、その手の主は何も言わない。
それどころか、ズズズとはさまれた手を出してくる。
すかさず男性客は、その出てきている手を思いっきり箒の柄の部分で殴る。
が、相手は何も言わない。
俺は何だか嫌な気分になり、箒でおもいきり手を中に押し込めた。
62:
その瞬間、ガンガン ガンガンと後ろの窓がたたかれれ、
「ああぁあぉっぁあ」と変な声が聞こえたので振り向くと、
窓ガラスがまるで鏡の様な状態になり(外が真っ暗だった為)、部屋の様子が映っていた。
箒を持って立っている俺。
その横に同じように箒を持って立っている男性客。
部屋の様子は同じ。
ただ違うのは、窓ガラスに映っている押入れは開いており、
押入れの上部分に、奇形の人間らしきものが、ベタと這い蹲ってこちらを見てる。
一瞬何がなんなのか分からないまま直ぐに押入れに向き直ると、部屋の押入れが開いた状態になっている。
ただ、そこには誰もいない。男性客も同じものを見たらしくキョトンとしてる。
どちらともなく、再度窓ガラスを見るも、窓は部屋の様子を映しているのみ。
そこには先ほどの奇怪な人物は居ない。
それから30秒ぐらいたったあとに、従業員の女性を連れて来た彼女達が戻ってきた。
男性客と俺は何をどう説明すればいいのかわからなかったが、起きたままの事を話す。
女性達は「もう、いやー。帰る。もう、帰る」と泣きながら叫び、
従業員は「そんな事在る分けない。今までそんなことがあったことは一度もない」の一点張り。
男性客が「確かに居た筈なんですけどね・・・なんだったんでしょうか」と俺に聞いてくる。
彼女も「本当に見た?見間違いじゃなくて?」と不安な様子。
俺も本当に見たのかどうか段々と分からなくなる。
ただ、箒で叩いた時の手の感触などはある。
男性客も同じようで、「見間違いのはずはないですけどね」と言う。
63:
従業員は「この旅館でそのようなことはありません!」とむきになり、部屋へ入り押入れを見渡す。
そこには何も無い。押入れの下部分には布団が入ってるのみ。
「誰もいないじゃないですか、ただの見間違いです」と威圧的な態度で言う従業員。
ただ、振り向いた際に「ヒッ」と、驚きの声を出し尻餅をつく。
俺は何が起きたのかわからずに、従業員が見ていた方向、窓を見るも何も映ってない。
再度「ひぃーー」と、押入れから離れて廊下に逃げ出す従業員。
何が何だかわからない客一同。
「何ですか?どうしたんですか?」と聞くと、「下、押入れの下」と言う。
直ぐに男性客が部屋に入り、押入れ下をみるも布団があるのみ。
反対側の襖を開けて確認してもやはり布団があるのみ。
「なんですか?何も無いですよ?」と言った瞬間、6人全員がいる状況で、
窓ガラスがコンコン、コンコンと叩かれた。一斉に窓を見る。
窓には部屋が映っている。人数は合わせて6人。窓には廊下に座ってる従業員も映ってる。
女性達も映ってる。俺も彼女も映ってるし、男性客も映ってる。
ただ、布団と布団に挟まれてもう一つ顔がある。
男性なのか女性なのかは分からないが、顔らしきものがある。
男性客が直ぐに押入れから離れて確認する。その様子も窓には映っている。
しかし、俺を含めた他の人たちの目は、窓の中の押入れに釘付け。
その顔らしきものは、ズズズ ズズズと音を出しながら出てこようと、
顔を引き摺って体を捩ってるように見える。
ズズズ ズズズ の間に、ハァと息遣いも聞こえる。
男性客はそこから逃げるように後ろへ。それを追いかけるようにズズズと顔も出てくる。
そこで彼女は違和感を感じたらしく、「そっちじゃだめ!」と男性客に言った。
64:
ちょっと表現するのが難しいが、通常鏡は前後が逆に映る。
つまり、男性客が後ろにさがれば、男性客の背中が窓に大きくなって映る。
同様に顔が近づけば顔も大きくなって映ってくる。
ただ、彼女の一言で気付いたのが、顔は布団から出てきてると言うよりも、窓から出てきてるように見える。
男性の背中は大きくなって映っているが立体感は無いのに対して、
顔は出てくれば出てくるほど立体感を増している。
男性客に「こっちへ逃げて!」と言うと、直ぐにこちらへ逃げてきた。
顔はどんどん布団から這いずって出てくる。
ズズズ ズズズという音は、入り口横の押入れから聞こえるが、窓から顔が立体的に出てくる。
それと同時に、段々と顔だったものがはっきり見えだす。
今まで顔と思ってたが、顔で合ってるのかどうかを疑いたくなるような奇怪なモノが窓から出てきた。
それはグチャグチャな薄桃色の塊だった。
体はグチャグチャになっており、それを顔のような塊が引き摺っていた。
その際に出る音がズズズだった。
人の目の場所に垂れさがった目玉と、口の位置に窪みがあるため、人の顔に見えてただけで、
実際は布団から何が出てきてるのかわからない。
今まで発狂していた女性客達も、何が起きてるのかわからずただ呆然としている。
その瞬間、「そっちじゃねぇおぉ」と後ろから声が聞こえた。
それと同時に顔の様な塊は、
「ああああああああああああああああああああああああああああ」
と動物の鳴き声の様な叫び声を上げて、凄いさで這いずり回り、
窓の外に向かってくねくねと動きながら這って行った。
65:
本当に何が起こったのか、何だったのかは分からず仕舞い。
全員が何も声を発せれないし、理解しようにも理解できない状況。
時間がたち、寒さを感じ始めてきてから男性客が、
「とりあえず、ロビーかフロントにでもいきませんか?」と全員に向かって言い、
玄関前のロビーに向かい、他の従業員も駆けつけて暖房を入れてもらった。
毛布やら上に羽織る物やらを用意してもらい、暖かいお茶を飲みながら朝まで無言で待った。
他の従業員達には女性従業員から話をするも、「信じられない」と口にしていた。
さすがに大人6人が震えてるので、信じるも何もないだろうが。
朝方になり、女性客達は「荷物を取ってきて欲しい」と従業員に告げて、
「なんでこんな目にあうのよ。なんなのこの旅館」と文句を言い始めた。
男性客と俺と彼女は少し話をして、起こった事を整理しようとした。
「窓の外は墓地か神社でもあるんですか?」と彼女が従業員に聞くと、
「外は崖になっていて、直ぐ下に川があるだけです」と答えていた。
そこで風呂場で起こった事を従業員に話すと、風呂の外も川だけとの事だった。
結局何が起こったのかはさっぱりわからず。
外が明るくなってきたので、従業員が朝食を持ってきて、それを食べた。
女性客達は直ぐに帰りたいからと、タクシー呼び、取ってきてもらった荷物を持って、そのまま旅館を後にした。
男性客と俺と彼女は、部屋に戻り荷物を纏めようとしたが、
やはり恐怖が残っており、他の従業員に着いてきてもらった。
そして荷物をまとめて、運転手に車で駅まで送ってもらう事に。
男性客は車で来てたようで、そこで挨拶を交わし別れた。
66:
車に乗り込み駅へ向かう途中、車窓から川の方向を見たときに、何かが居る様な気がした。
ただ、何も見えなかった。
駅に着き、運転手が「本当に申し訳ございませんでした。又の機会をお待ちしております」と言い帰っていった。
二度といくか。
彼女と色々考察してみたけど、あの塊が霊だとしたら何なのか。
誰かに憑いていたのか。それともあの旅館にいたのか。
俺が金縛りに会った時に聞こえた、「助けて」は誰が言ったのか。
結局わからないままです。
自分が何となく思ったのは、
部屋によって異なっているだけなのかも知れませんが、布団の置き場所が上下段が異なっていたのと、
女性従業員に聞いた際に、やけにむきになって否定してたので、旅館側は何か知ってるのかな?とも思います。
自分は二度と行く気は無いですが、未だにその旅館はその温泉街で経営を続けています。
場所は言いませんが、その辺りは何か曰くでもあるのかもしれません。
ただ実際変な体験だったので、表現するのも難しく、実際のところ何もわかってません。
70:
場所は大体わかったよww小淵沢辺りじゃね??w
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