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【ss】善子「ぐだぐだ初詣」


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#元旦のお話
善子「ああああ!!また大凶!!!」
花丸「そろそろ諦めるずら。出店でもう買えなくなっちゃうよ」
善子「こんなの絶対おかしいわ…インチキみくじよ!」
花丸「そんなこと言ってたらバチ当たるずら…」
善子「アンタも1回くらい引いてみなさいっ!ほらっ、100円あげるから」
花丸「ん…」チャリン
花丸「…」
善子「ど、どうなのよ?」
花丸「大吉ずらー♪」
善子「………」
3:
善子「次よ…次こそは。7回目のラッキーセブンのチカラで!!」チャリン
花丸「何回やってもおな…」
善子「き、ききききたわぁ!!」
花丸「!?」
善子「小吉よぉぉ…!!」
ダイヤ「小吉でそんなに喜べるなんて幸せ者ですわね…」
花丸「あ!ダイヤさんも来てたんだ」
ダイヤ「はい、あけましておめでとうございます。花丸さん、善子さん」
花丸「おめでとうずら!」
善子「今年もよろしく」ギラン
ダイヤ「そういえばルビィの姿が見当たりませんが…1年生は3人で約束してましたわよね?」
花丸「うん、今はトイレに行ってるはずだけど…」
善子「確かに遅いわね…色々食べすぎたんじゃないの?」
ダイヤ「ふふ、ああ見えて実は食い意地ある方ですからね。わたくしが少し様子を見てきますわ」
花丸「行ってらっしゃ?い」
善子「じゃ、そこのベンチででも気長に待ちましょ」
花丸「そうだね」
4:
ーーーーー
善子「ここ、日差し当たってて意外とあったかいわね」
花丸「ずらぁ」
善子「ふぁあ…あ、なんか眠たくなってきた」
花丸(ん、膝枕してあげるずら)ポンポン
善子「ん?何?足がそんなに寒いの?」
花丸「…なんでもない」プイ
善子「え、私何か変なこと言った…?」
鞠莉「あら、マルにヨハネじゃない。ハピーニューイヤァ!」
善子「あけおめ。マリーは新年からテンション高いわね」
鞠莉「そうでもないよ。むしろダイヤ達とはぐれてテンションダウンダウン」
5:
善子「ダイヤならさっき会ったわよ。トイレの方に行ったと思うけど」
鞠莉「オゥ!そりゃ見つからないワケね。ありがとう!早行ってみるよ」
善子「どういたしましてー」
ルビィ「ごめーん!お待たせ…ふぅ」
善子「遅かったわね。お腹大丈夫なの?」
ルビィ「いや、トイレが長かったわけじゃなくて…」
善子「?」
ルビィ「千歌ちゃんに捕まってたというか…」
千歌「あ、みーつけた!」
ルビィ「ぴぎぃ!?」
千歌「あ、善子ちゃんも!あけおめ?!」
善子「あ、あけおめ…」
千歌「いやぁ、着物姿のルビィちゃんもちょーかわいいよね?えへへぇ」ムニムニ
ルビィ「うゅ…うゅ…」
曜「あー、やっと見つけた!」
梨子「もう、探したよ千歌ちゃん…」
千歌「ご、ごめん…」
6:
曜「もうちょっとで町全体に迷子放送流すところだったよ」
千歌「え!?冗談だよね!?」
曜「マジです」
梨子「あはは…そういえば善子ちゃん達は2人で来てるの?」
善子「へ?いやいや、私とルビィとずら丸で…ずら丸は!?」
ルビィ「ルビィも気になってたけど…一緒に居たんじゃなかったの?」
善子「うん、さっきまで隣に座ってたはずなんだけど…」
曜「迷子放送流す?」
善子「あ、それいいかも」
ルビィ「善子ちゃん!?」
善子「…冗談よ。ちょっと探してくるわ」
ルビィ「それならルビィも行くよ!」
千歌「私たちも見つけたら電話するよ?」
善子「ええ、ありがと」
7:
ーーーーー
善子「あっ、そういえば…ルビィ、ダイヤと会わなかった?」
ルビィ「お姉ちゃんと?うーん…朝起きてあいさつしてから一緒におせちとお雑煮食べて…」
善子「あ?いいわね。私黒豆好きなのよ…ってそういうことじゃなくて!ここに来てからの話よ!」
ルビィ「ここで?さぁ、会ってないけど…」
果南「善子ちゃーん!!!」
善子「ど、どうしたの?そんなに慌てて」
果南「ルビィちゃん見なかった!?」
善子「へ?」
果南「黒澤ルビィちゃんだよ!忘れたの!?」
善子「そうじゃなくて」
果南「ダイヤがルビィがいないって大騒ぎで!とにかく大変なの!」
善子「いやだから…」
8:
ルビィ「あ、あの…ルビィならここに、いますけど…」
果南「ああルビィちゃん!ルビィちゃんもルビィちゃん探すの手伝っ…痛っ!?」
善子「少しは落ち着きなさいよ!」
ーーーーーー
ダイヤ「ルビィ!!もう、どれだけ探したことか…!」
ルビィ「お、おねぃちゃ…くるし…」
鞠莉「言っても、20分くらい?」
果南「でも見つかってよかったよ…ホントに」
善子「もう、大袈裟ね…。ねぇ、ずら丸見なかった?」
ダイヤ「花丸さん、さっきまで一緒にいましたわよね?」
善子「いなくなったのよ、忽然と」
果南「また人探し…?私はちょっと休むよ…走り回って疲れた」
鞠莉「この連続の消失現象…まさか、神隠し?」
善子「いやちゃんとこうやって見つかってるでしょ!」
善子「……」
9:
善子(ずら丸、もしかしてもう帰っちゃったのかしら)
善子(今日誘ったのは私からだし、いなくなる前の態度からしても、あんまり楽しくなかった…のかも)
善子「はぁ…」
ダイヤ「あ、今更ですけど、人探しもケータイ使えばこんな苦労もない話でしたわね」
果南「ダイヤ、それほんと今更だよ…」
善子「…!確かに、なんで気付かなかったのよ。えっとケータイケータイ…」
☆着信履歴
ずら丸
ずら丸
ずら丸
ずら丸
ずら丸
千歌
曜ソロ
リリー
ずら丸new!
10:
善子「マ、マナーモード…」
prrrrr…
善子「も、もしもし…」
花丸『あ!やーっと出たずら』
善子「ごめん、私…」
花丸『謝るのはこっちだよ。勝手に離れてごめんね…』
善子「もう…帰っちゃったのかと思ってたわ」
花丸『そんなわけないずら!のっぽパン門松バージョンが目に入ってつられてベンチから離れちゃっただけだよ』
善子「ふふっ、何よそれ」
花丸『あとで食べさせてあげるずら?』
善子「…ありがと。今そっちはどこいるの?」
花丸『今?善子ちゃんの
…後ろだよ」
11:
善子「うっわ!?」
花丸「ビックリした?」
善子「…おかげさまで新年早々寿命が5分縮んだわよ」
千歌「あ、やっぱりみんな来てたんだね?」
ルビィ「なんか、こうやっていつもと違う感じで会うの…なんかムズムズするよね」
果南「確かに、分かる気がする」
鞠莉「ン?!9人せっかく揃ったんだし、今から9人でお参りしにいかない?」
曜「いいね!まだ私たちもお参りはまだだったし」
梨子「あのー、その前に…」
8人「?」
12:
梨子「ダイヤさん、お誕生日おめでとう!」
千歌「あそっか、今日だったよね!おめでとう!」
曜「縁起のいい誕生日だよねぇ…おめでとう!」
鞠莉「アウチ!忘れてたよ!ハピーバースデイ!アンドニューイヤァ!」
果南「おめでとう、ダイヤ」
ずら丸「おめでとうずら?!」
善子「お、おめでとう、ダイヤ!」
(え、もしかして私だけ知らなかった!?)
ルビィ「今日2回目だけど…おめでとう、お姉ちゃん♪」
ダイヤ「ルビィ…みなさん…!ありがとうございますわ!こんなに祝えてもらえて…今年はいつも以上に良い年になりそうです!」
鞠莉「でも、さっきのおみくじ大凶だったよね?」
果南「うんうん。私もだったけど」
ダイヤ「あ、あれは今のでノーカン!ノーカンですわ!あとでちゃんと引き直します!」
善子「ねぇ、やっぱりあのおみくじ大凶だらけなんじゃない…?」
花丸「あはは…かもしれないずら」
千歌「じゃあみんなでお参り行こう!れっつごー」
ポツ…ポツ…
曜「おや?雲行きが…」
ザーッ!
9人「うわあああ!!!」
その後9人は黒澤家に押しかけて新年会&ダイヤ誕生日会を暗くなるまでどんちゃんやりましたとさ
そしてお参りも結局次の日に。
善子「はぁ、ほんとぐだぐだだったわね…」
end.
13:
#帰り道
善子「なんか慌ただしい1日だったわね、ホントに」
花丸「でもホントに楽しかったずら?…おっとっと」
善子「だ、大丈夫?酔っ払いのおじさんじゃないんだからしっかりしてよね」
花丸「あはは、流石に今日は疲れたよぉ…」
善子「それは私もよ…。早く家に帰って寝たいところね。アンタを家まで送ってから」
花丸「え?1人で帰れるからここまでで大丈夫だよ」
善子「何言ってんのよ、さっきだってふらついてたじゃない。いいからほら、行くわよ」
花丸「……善子ちゃんはズルいよ」
善子「?何か言った?」
花丸「ううん、なんでもないずら。あ、ついでにウチに泊まってく?」
善子「え!?いや、夜は家族で食べる予定だし、えーとえーと…」
花丸「冗談ずら」
善子「なんなのよ……でも、近いうちに本当に泊まりに行きたいわね」
花丸「ホントに!?いつでもいいずら!」
善子「え、えらい積極的ね」
花丸「だって…嬉しいんだもん」
薄暗いながらにも
その横顔は、朗らかににっこりと笑ってるのが分かった。
それを見て、私もなんだか嬉しくなって──。
ぐだぐだで、むずむずなお正月。
14:

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