キモオタ 「よ....余命3ヶ月...?」back

キモオタ 「よ....余命3ヶ月...?」


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1:
あるところに、それはそれはブサ面でオタな男がいました。
絵に描いたような、キモオタでした。
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2:
キモオタ (む....明るい....朝でござるか.....)
キモオタは昼夜が逆転しているので、朝に起きることは珍しいことでした。
キモオタ (こんな早くに起きたのは久しぶりでござるよ.....)
キモオタは、ベッドから起き上がり自分の部屋から出ました。
キモオタ(やれやれお腹が減ったでござ....)
突然、キモオタの胸に激痛が走りました。
キモオタ 「うぉ......!?」
キモオタはうずくまってしまいました。
キモオタ (ちょwwww痛いでござるwwwwwいたwwwwwいwwwwww)
しばらくうずくまっていると、キモオタの隣の部屋から妹が出てきました。
妹 「兄さん!?だ、大丈夫!??」
普通、キモオタの兄弟といえばキモオタを嫌がっているものです。
しかしこの妹は違いました。
この妹は兄であるキモオタの事が大好きでした。
3:
キモオタ「な....なんでもないでござるよwwww」
キモオタも、高校に入ってからキモオタになってしまった自分を慕ってくれる妹が大好きでした。
妹 「本当に大丈夫...?凄い苦しそうだったよ?」
キモオタ 「大丈夫wwww大丈夫でwwwござるよwwwwww」
キモオタは、この痛みを放っておくことにしました。
キモオタと妹が一階に降りると、母が朝御飯を作っている最中でした。
妹「おかーさん、おはよー」
母「あら?妹。おはよ?、もうちょっと寝ててもいいのにぃ。」
妹「兄さんが、さっきすごい苦しそうにしてたか......ん!」
キモオタは、妹の口を手でふさぎ
キモオタ「おはようございますwwww母上wwwww」
母「おはよ、キモオタ。今日はどうしたのこんな早くに。...ていうかさっき二階で凄い音しなかった??」
キモオタは、妹から手を離すと
キモオタ「我輩、少し体調が悪いようでござるwwwww」
母「あらあら、大丈夫なの??」
母はとても可愛い女性でした。
おっとりしていますが、キモオタと妹の二人を女手一つで育て上げてきた強い母でした。
4:
ですから、キモオタは自分を毛嫌いせず寧ろ好意をもって接してくれることが唯一の幸せでした。
キモオタ(.....母上を心配させることはご法度でござるなwwwww)
キモオタ「少しめまいがして派手に転んじまった次第ですwwwwwww」
母「おっちょこちょいなところは、いつまでたっても治らないのねぇ。ふふっ」
妹「凄いんだよ、兄さん。立ち上がり方の早さがww」
しかし、幸せと同時にキモオタは良くしてくれる二人への申し訳なさが募っていました。
5:
母カッコ良すぎワロタw
7:
キモオタは、朝御飯を食べて部屋に戻りました。
キモオタ(うはwwww凛ちゃんかわええwwwww)
キモオタは、高校はどうにか卒業出来ましたが大学の入ってからというものの自堕落な生活が続き大学も進級が危うくなっていました。
キモオタ(凛ちゃん.....可愛いなぁ.....)
キモオタの脳裏には、いつも母と妹の笑顔が焼き付いて離れませんでした。
キモオタ(....ごめんなさい.....みんな.....)
キモオタは、パソコンの電源を切ると横になりました。
キモオタ(なんで僕がこんななのに、二人は優しくしてくれるんだろう....)
愛されているはずなのに、何故かひとりぼっちな気がした。
キモオタ(こんなんだったら蔑んで離れて行ってくれたほうがいいんじゃないのか....)
9:
すると、母が扉をノックしました。
母「入るよ!」
母は、キモオタの部屋を掃除しにきました。
キモオタ「母上....」
母「ん?どうしたの?」
キモオタ「....いや、なんでもないでござるよwwwwwww」
母「?そう?変な子ね」
キモオタには聞けませんでした。
自分の事を本当に愛してくれているのか。
重荷ではないのかということを。
母が掃除を終えて部屋を出て行きました。
キモオタ(....しょうがないよな....しょうがない.....。僕はこういう生き方しか...出来ないんだから.....)
10:
夜になって、妹が帰宅しました。
妹「うぅ~、寒いねやっぱり!こんなに着込んでるのに凄い冷えるよー」
手袋を外しながら妹はそう言いました。
母「もうすぐ11月も終わるものねぇ。一年って早いわぁ」
母は美味しそうな焼魚を食卓に運んできました。
妹「あ、今日はハンバーグなんだ。」
母「そうよ?、お兄ちゃん好きだものねぇ」
キモオタ「そ、そうでござるなwwwwハンバーグだーwwwww高まるwwwww」
妹「高まるー!!」
母の作るハンバーグは絶品です。キモオタの一番好きな料理でした。
妹「おいしー。」
母「ふふっ、そう?ありがとん♪」
妹「何でこんな美味しいんだろうね?」
キモオタ「それはwwww母上の愛情がwwwwwつまっているからでござろうwwww」
母「あら、いいこといってくれるじゃない。」
妹「.....?兄さん?」
キモオタ「何でwwwwござるかwwww」
妹「全然食べてないよ....?」
キモオタのハンバーグはほんのひとかけらしか減っていませんでした。
11:
キモオタ「あぁー、我輩今日はお腹減ってないかもでござwwwww」
母「あらあら?、無理しちゃダメだよ?」
キモオタ「大丈夫でござるが、もう今日は寝るでおじゃるwwww」
妹「今日はゲーム手伝ってくれるって言ったのに?」
キモオタ「すまぬ。我輩、必ず舞い戻るのでなキリッ」
妹「いっつも楽しみにしてるんだからねー」
キモオタ「もちのろんwwwwではではwwwグンナイwwww」
キモオタは部屋に戻りました。
すると急に眠気が襲ってきました。
キモオタ(うわ....なんだこの感じ.....)
.........
12:
気がつくと、キモオタは真っ白な部屋の中にいました。
おいてある家具も、床も壁も白い部屋でした。
キモオタは上を見上げました。
白いとおもいきや、そこには宇宙が広がっていました。
暗く深い闇にビーズの粒をばらまいたように美しい宇宙が広がっていました。
よく見てみると、星はチカチカと輝いています。
キモオタ「ここは.....。」
死神「さぁてここはどこでしょう?」
キモオタ「全然わから.....うへ!?」
死神「おっと、君からの質問は一切無しだ。今から君に一方的に話させてもらう。」
キモオタ「....!?」
死神「私は死神だ。知ってるだろう?普通はフードをかぶった骸骨が大きい鎌を持っているのかな?悪いが、私にはそんな持ち合わせは無い。」
死神という人物はキモオタの背後に突然現れ、いっぺんにここまで話しました。
死神は、背の高い俗にいうイケメンな優男でした。
キモオタ「何でござるか急にwwww死神?wwww廚坊かお主はwwwwww」
死神「聞いてなかったのか?質問は一切無しだ。」
死神は、キモオタの発言を手で制すとまた話し始めました。
死神「だが、やることはよく知っているだろう?人の寿命を決めて、お迎えに行く。これが仕事だ。」
キモオタ(じゅ...寿命....??)
13:
死神「ま....だいたいわかったと思うが、かいつまんでいうと私が現れたという事は、つまり....君はもうすぐ死ぬって事だ。」
死神はキモオタを指差しそう言いました。
キモオタ「わ....我輩が....死ぬ...?」
死神「そう。君は三ヶ月後、死亡する予定だ。末期ガンでな。」
キモオタ「そんな....」
キモオタは気がつきました。
今朝の胸に感じた激痛。
あれはガンが発症したということでしょう。
死神「ただ、私はあくまで死を伝えにきただけだ。生きている間の君の余生には関与しない。無駄だとわかっていながら抗ガン剤治療に励むもよし。好きな事をするために時間を使うもよし。適当に使ってくれ」
死神はそれだけいうと、指を鳴らしました。
パチンッ.........
キモオタの頭にその音が響いて目の前がグニャグニャに歪みました。
14:
キモオタ「......うわっ!?」
目を覚まし、周りを見渡すといつもの自分の部屋でした。
キモオタ「....はぁっ....はあっ.....」
キモオタは頭を抑えながら時計を確認しました。
もう翌日の4時頃でした。
キモオタ(さっきのはなんだったんだ....)
死神『君は三ヶ月後死ぬ。』
キモオタ「よ....余命3ヶ月...?」
キモオタは、死神のことは意外とすぐに飲み込めました。
人は、こういう説明できない事象が起きた時に急に冷静になる生き物です。
キモオタ「僕は....死ぬ......」
キモオタは、何故かその時家族の顔が思い浮かびました。
キモオタ「......あ。」
キモオタは、自分でも知らぬ間に一筋の涙を零しました。
キモオタ「何で......僕は泣いているんだろう.....」
そして夜が明けていきました
15:
数日間、キモオタは考えていました。
本当に自分は死ぬのか。
死神のいう事は絶対なのか。
キモオタ(眠れない....)
キモオタは、あの日以来体の調子がとてもよく昼夜が逆転した生活も治るようになってきました。
キモオタは、部屋のカーテンを開けました。
キモオタの身体を包み込むような日光が部屋中に満ちました。
今日の空は快晴。窓を開けると冷たい空気が肌に張り付きました。
キモオタは、着替えると一階に降りました。
母「おはよう、最近起きるのが早いわねぇ」
母は、リビングでココアを飲んでいました。
キモオタ「母上www」
母「ん?」
キモオタ「我輩、大学にいってくるのじゃwwwwうぇwwww」
母「あらあら?、どうしたの??」
キモオタ「何となくwww何となくですwww」
母「そう?、頑張って?。」
キモオタは、荷物の入ったバッグを背負うとママチャリに乗って大学に向かいました。
キモオタ「ひさしぶりでござるな....」
キモオタは大学に着きました。
キモオタは入学後すぐにキモオタライフをエンジョイし始めたので、学内に知り合いはほとんどいませんでした。
一応とっている講義の部屋にいくと、
友人「よー!キモオタ!ひさしぶり!」
友人が少し驚いた顔をしつつ隣の席に座りました。
友人は、キモオタの数少ない知り合いの一人です。
友人はとてもイケメンでリア充でした。
そんな友人とは高校の時、キモオタが教科書を忘れた時に見せてもらっていた時、話してみると意外と馬が合うことがわかりました。
19:
早く続きかけks
いや書いてください
21:
友人「心配したんだぞー!?なにやってたんだよ...。」
キモオタ「友人よ、我輩は風の吹くまま気の向くまま。気分でいきてゆかねばならんのだよwwww」
友人「相変わらずだなー、キモオタは。」
キモオタ「友人も相変わらずリア充しとるかねwwww」
友人「お前がいなきゃ面白くねーよ!」
キモオタ「ヌカポゥwwww」
友人はキモオタの事を本気で親友だと思っています。
キモオタも、そんな彼が好きでした。
話していると
女「あ!友人くんじゃん!」
女が友人に喋りかけました。
友人「おー、女か。紹介するわ。こおつはキモオタ。俺の高校の時からの友達。」
女「へ、へー、よろしくね!キモオタくん!」
女は、少しためらいがちに言いました。
キモオタ(あ.....この娘、僕の事気持ち悪いって思ってるな。)
キモオタは、女の態度をみてすぐにそう気づきました。
22:
女「ねーねー、友人くん。隣座ってもいい?」
友人「ん?おぉ全然いいよ。」
そんなことをしているうちに講義は終わりました。
友人は、キモオタに言いました。
友人「なぁ、講義全部終わったらカラオケ行こうぜ!女と俺とキモオタで!」
キモオタ「.....」
キモオタは悩みました。
女が自分の事を気持ち悪がっているのに無理して行く必要があるのか。
しかし、断れば友人の機嫌をそこねてしまうかもしれない。
キモオタは
キモオタ「参るでござるよwwwww」
女とは無理だが、友人だったら、自分の人生を変えるきっかけがあるかもしれない。
そんな願いもキモオタにはあった。
友人「オッケー!じゃあ、学校終わったら店でよろ!」
23:
カラオケ店にて
友人「また君ーにー恋してるー♪」
女「かっこイイぞー!友人くん!」
キモオタ(友人って坂本冬美歌うんだ....。ラッドとかだとおもってた....)
友人「久しぶりにカラオケ歌うとテンション上がるな。」
女「私が歌う?!」
女「予報はずれーの雨に打たれて....」
キモオタ(バンプ一発目から歌うのか!?)
友人「次はキモオタだぜ!」
キモオタ「おk」
キモオタは、何を歌うかも決めていないままマイクを握りました。
その時です。
キモオタの身体に例の異変が起きました
キモオタ「うっ.....いぎっ....」
身体中に激痛が走ります。
スイッチの入ったままのマイクは、床に落ちその衝撃でカラオケボックスの中に
ぼぉぉぉ.......
という音が響きました。
友人「お、おい...大丈夫か!?キモオタ!」
女「ちょ、ちょっと、何なの....?」
女は後ろでうろたえています。
キモオタ「だ、大丈夫でござる....少し外の空気を....」
フラフラになりながら、キモオタはボックスを出ました。
キモオタ「ふぅっ....ふぅっ......ぐっ.....」
カラオケを出ると、キモオタは地面に倒れました。
キモオタ「くそっ.....」
死神『三ヶ月後に死ぬ』
キモオタ「なんで僕なんだよ....」
25:
期待
28:
見たことのある光景でした。
数日前に一度見たあの部屋でした。
キモオタが探さなくても、死神はキモオタの目の前に座っていました。
死神「人間一度しか死ぬことはできない。そうは思わんかね、青年。」
死神は、表紙が真っ黒の本を読んでいます。
キモオタ「.....何で...」
死神「シェイクスピアの言葉だよ。意味がわかるか?」
キモオタ「.......」
死神「文字通りだ。何回も[ピーーー]んのだよ。厄介なことだ。」
キモオタ「なんで.....僕なんだ....」
死神「一回しか[ピーーー]ないということは、一回しか生きれないということでもある。」
キモオタ「何で僕なんだ!」
死神「.....青年、何回言わせれば気が済む?質問は一切.....無しだ。相手のいうことにいちいち質問するのは愚かな証拠だ。」
キモオタ「僕を殺しにきたか。」
死神「勘違いするな、私は死神だ。そこらで人を刺して喜んでいるような坊やとは違うのさ。死期を宣告し、迎えにくる。死神はただそれだけ。」
キモオタ「僕の頭に入り込むな。」
死神「質問はしてないな...。少しは頭が回るようじゃないか。いいだろう。......死神は前にも言ったとおり、対象者の生へ干渉するつもりはない。」
キモオタ「.....」
死神「だが、対象者への助言は与えられる。」
死神は本を床に落としました。
本は白い床に吸い込まれて行きます。
29:
死神「見てみろこれを。」
死神は、白い壁を指でなぞりながら歩いています。
そのうち、足を止めました。
死神「ここにヒビがはいっている。」
よく見てみると、確かに真っ白なところがほんのり黒ずみ割れているところがある。
死神「人の脆さはこういう部分に出る」
死神が、ノックの要領でコンコンと叩くと壁紙が剥がれた。
キモオタ「....この部屋の先はなさそうだな....」
死神「この部屋の先?この部屋がなにかわかっているのか?」
キモオタ「え....?今なんて.....」
キモオタの目の前は一気に暗くなった
30:
もうしわけない
地の文3つが丁寧語じゃなくなった。
31:
こまけぇこたぁ
32:
超期待! 鬱エンドじゃ……ないよな?
33:
雨が降っていました。
カラオケから出た時はまだ晴れていたはずでした。
キモオタは起き上がると、グラグラと揺れる視界に悪戦苦闘しながらボックスまで戻ってきました。
そして部屋に入ろうとした時です。
女「なんであんなブサイクと一緒にいるの!?」
女の荒げている声が聞こえました。
友人「はぁお前なにいってくれてんの?」
女「あんなやつくるなんて思わなかったの!友人くんが言うからしょうがないし誘っていいよっていったのに...!」
友人「マジで意味わかんねーんだけど。何だよ急に。」
女「私はあんなブサイクときたかったんじゃ無い!友人くんと来たかったの!.....友人くんが好きなの!」
女は涙を目に貯めながら思いの丈を友人に叫びました。
パンッ。
友人の手が女の頬を打ちました。
女「....なんで...?なんで私なの...?私が悪いの...?あのキモオタが雰囲気ぶち壊したんじゃん!」
友人「ちげーんだよ。」
女「え?」
友人「お前の方がブサイクだよ。あいつはなぁ.....」
キモオタは、ボックスの扉を開けました。
キモオタ「やめろおおお!!」
友人「....キモオタ.....?」
女「........っ」
キモオタ「もう....いいんだよ.....。僕のことで友人が苦しまなくて........。僕は......友人には幸せになってもらいたいんだよぉ.......!!」
友人「な、なぁキ....」
キモオタは、逃げました。
カラオケからダッシュで逃げました。
友人「おい!キモオタ!!待てよ!」
後ろからは友人が追いかけてきます。
キモオタは、運動が苦手なので友人にすぐ追いつかれそうになりました。
その時です。
周りを気にせずただ走っていたキモオタが車道に飛び出していたのです。
友人「キモオタ!戻って来い!車道だぞー!!」
キモオタには聞こえていません。
友人「死ぬぞー!キモオタアアアアアアアアア!!」
友人の叫びは届きませんでした。キモオタが車にはねられたのですから。
34:
キモオタには何が起きたか全くわかりませんでした。
今しがた中型車に跳ね飛ばされたはずなのに、気づけばまた走っているのです。
友人「キモオター!戻って来い!車道だぞー!」
キモオタは立ち止まりました。
友人はキモオタのところまで追いつきました。
友人「はあっ....はあっ.....」
キモオタ「ぜぇ....ひゅー....」
雨は激しさを増していました。
キモオタ「.....そうか......僕は[ピーーー]ないんだな.....3ヶ月後まで.....」
そう。寿命を宣告された者は嫌でも3ヶ月は生きることを定められていたのでした。
キモオタ「.....」
キモオタは上を見上げました。
曇天です。暗い空から大粒の水滴が落ちてきます。
友人「馬鹿野郎.....!なんで逃げたんだ!」
キモオタは言い返します。
キモオタ「.....友人には...迷惑かけられないんだよ!」
友人はキモオタの胸ぐらを掴むと
友人「迷惑ってなんだよ!!」
と叫びます。
キモオタ「わかんないの!?僕はねぇ!高校の時いじめられてて.....辛くて.....でも友人と出会って.....バーっと楽しくおしゃべりしたり、朝まで飲めないお酒のんだろして怒られたり!そんなことがすごい.....楽しかったんだよ!」
友人「それがなんだよ!」
キモオタ「ぼぐは.....憧れてたんだぞ!....いっつもクラスの中心でいっぱいみんなを笑わせて...」
友人「....」
キモオタ「だから!....君に嫌われたくなかったじ....君が僕のせいで.....がなじむ...ぐすっ.......がなじむ顏をみたくっ........みだくないんだよぉっ!!」
キモオタは、泣いていました。
雨粒のせいでわかりませんがでも、泣いていました。
友人「.....馬鹿だよ....なんで俺がお前のこと嫌いになんだよ....」
友人もないていました。
友人「俺たちは.....親友じゃねぇか.....」
キモオタ「ぐっ....うぇぇ.....ふぐっ.....」
友人「逃げなくたって...俺が受け止めるじゃねぇか.......」
友人「謝まんのは...こっちだよ。本当に悪いことした....」
友人はキモオタの体を抱き寄せました。
友人「俺たちは....友達だよ....。」
雨は、いつまでも降り続いていました。
35:
町にイルミネーションが輝き出しました。
夜は様々な種類の光が自分が一番だと言わんばかりに輝いていました。
キモオタは、友人に借りたゲームの攻略本と料理の本をリュックサックにいれてママチャリを走らせていました。
キモオタは冬の匂いがそこそこ好きでした。
朝と夜の匂い、どちらも気に入っていました。
家に着くと、妹が出迎えてくれました。
妹「おっかえりー兄さん。どう?新しく買ったんだー」
妹は可愛いセーターを見せびらかすようにくるっと回りました。
キモオタ「あぁ....可愛いんじゃ...ごほっ。」
妹「でしょ...ねぇ。」
キモオタ「ん?どうしたん?」
妹「兄さん...最近良く咳き込むよね...。
キモオタ「そうかな...風邪でも引いたかもな。」
リビングにはいると、シチューのいい匂いがしました。
キモオタ「母上ー。ただいま。」
母「お兄さん帰ったの??今日はシチューよ?。」
キモオタ「美味しそうだね。出来たら呼んでくれる?2階にいるから。」
母「........うん。」
キモオタ「...ん?どうかした?」
母「何にも...」
キモオタ「...あ、そう。」
キモオタが二階に上がると妹が母にいいました
妹「ねぇ。最近兄さん咳多くない?」
母「というか....一ヶ月くらい前から様子がおかしいわぁ。普通の言葉遣いになってるし、食も細くなってちょっとやつれてない?」
妹「.....何か病気になってるなんてことは....」
母「深く考えすぎかしら....」
38:
キモオタ殿、家族、友殿には幸せになってほしいでござるよ……
39:
キモオタは少し痩せました。
部屋に戻ると、キモオタは激しく咳き込みました。
キモオタ「ぐふっ...げほっげほっ!」
口を手で抑えきれないほど激しい咳です。
キモオタ「がはっ......ぐふっぐふっ....ぶっ!」
床に赤黒いものがパタパタっと落ちました。
血です。
キモオタの体は、そこそこ弱ってきました。
キモオタ「......ふっ....ふっ....」
12月に入ってからは、咳が良く出るようになり、頻繁に吐血を繰り返すようになりました。
キモオタ「やっぱり.....死ぬんだな....僕。」
キモオタは、床の血をティッシュで拭き取るとベットに向かいました。
目を瞑ると、すぐにあのクラクラする感覚に襲われます。
キモオタ(あ....今日はあいつに会えるのか....」
死神「君、時というものは、 それぞれの人間によって、 それぞれのさで走るものなのだよ。」
キモオタ「シェイクスピア.....」
死神「動物は、一生の心臓の鼓動数は決まっている。マウスだろうが牛だろうがゾウだろうが変わらない。鼓動が早いマウスはすぐ死に、遅いゾウは長らく生きる。」
死神は、白い部屋を見渡した。
死神「君も例外ではない青年。君の時間は他の人間よりは少ない。だが、それでも青年の一生はあるのさ。」
白い部屋は前に比べてだいぶ黒ずんできました。
床も壁もひび割れがひどくなっているし、ベッドやタンスも墨汁をつけた筆を振るったように黒ずんでいる部分があります。
キモオタ「あと2ヶ月を切っているんだな。」
キモオタは椅子に座りました。
死神「中盤戦だな。これからどうするつもりなんだ?」
キモオタ「.,...考えていない.....。」
死神「生きてる期間はまだあるが自由に動き回れる時間は少ないぞ。」
キモオタ「あぁ....そうだね。」
死神「青年、君は死についてどう思う?」
キモオタ「....俺のウチは父親がいない。僕が小学生6年の時に白血病で死んだ。」
キモオタ「そんなに悲しくはなかった。でも、何となく寂しくはあった。母上はそんな姿は見せないし、妹はまだ生まれていなかったから」
キモオタ「死は、怖いものかどうかわからない。でもわからないから、怖いんだ。」
死神「君は、死に恐怖を感じているのか」
41:
キモオタ「わからない。でも選択は自分が決めるものだと思う。」
死神「なら、もうしばらく君の事をみさせてもらう。」
死神は例に洩れず、指を鳴らした。
パチンッ.......
キモオタは、リビングの自分のイスに座っていた。
妹「......ぇ、ねぇ!兄さんってば!」
妹が顔を近づけてキモオタを見ています。
キモオタ「ん....。」
キモオタはキッチンをみました。
母はまだシチューを作っています。
キモオタ「妹....。我輩帰ってきてからなにしてた...?」
妹「え、ずっとイスに座ってボーッとしてたよ?」
キモオタ(死神が、時間を巻き戻したのか。)
母「シチューできたわなう!」
母はお盆に三つの皿を持ってくると、それぞれのところに置きました。
シチューはとても美味しそうでした。
母「二人の好きなものパート2よ。」
妹「イエーイ!やったー高まるー!」
キモオタ「高まる。」
家族全員「「「いただきまーす」」」
妹「おいしーっ!」
キモオタ「母上の料理はミシュランでも格付けできないおw」
母「お兄さんも、美味しい料理作ってお母さんに食べさせてね?」
キモオタ「うんw.....勿論だよ....。」
スプーンを口に運びながら、母は聞きます。
母「二人ともクリスマスはどうするの?」
キモオタ「え、三人でクリスマスパーチーではないのかwwww」
母「いやぁ、二人とも年頃じゃない?色恋沙汰の一つや二つあったっていいじゃない♪」
キモオタ「我輩もちろんなにもないっす。」
キモオタはそう言いましたが、妹は少し言いずらそうな顔をしてそわそわしています。
母「妹ちゃんは?」
妹「えっと、全然そんなんじゃないけどちょっと男友達と買い物なの。
46:
母「あらあら〜、妹ちゃんにも春が来たのね〜」
妹「違うの!男友達くんが誘ってきたから・・・・」
キモオタ「妹・・・。」
妹「・・・」
キモオタ「よかったではないか!」
妹「え・・・。」
キモオタ「妹も高校生であるからな!リア充すべきだwwwwwww」
妹「兄さん・・・」
キモオタ「母上はまだしも、我輩と共に過ごすよりはずっといい!」
キモオタ「リア充乙だわwwww」
妹「・・・・嫌い。」
キモオタ「え?」
キモオタが妹を見ると妹は、涙を浮かべながらキモオタを見ていました。
妹「兄さんなんて嫌い!!」
妹は、スプーンを置くと
妹「ごちそうさま。」
といって二階に上がってしまいました。
母「あらあら〜。」
キモオタ「母上・・・我輩何か悪いことでも?」
母「・・・。」
キモオタ「妹の様子を見てくるのだ。」
キモオタは、シチューを平らげると二階に上がろうとしました。
母「ちょっと待って。」
母がそれを止めました。
48:
母「ちょっとドライブしにいきましょう」
キモオタ「いやでも、妹が・・・」
母「仕度してきてね」
キモオタ「・・・」
キモオタは少し驚きました。
今まで自分がどんなに自堕落な生活を送ってきても笑顔で受け入れた母が
見たことの無いくらい真剣な顔をしているのです。
厚手のパーカーを羽織ると、キモオタは外に出ました。
キモオタ「うぉ・・・寒い・・・」
キモオタが帰ってきたときよりも気温は下がっていました。
空を見上げると、ちかちかと光る物があります。
キモオタ(・・・・なんだ、飛行機か)
明かりの多い住宅街では、空を見上げても星は殆ど見えません。
母「おにいさーん、行くよ〜」
母が、いつもの笑顔を浮かべて家から出てきました。
母「のってのって♪」
先ほどの、母の顔は一体何だったのかキモオタにはわかりませんでした。
キモオタ「ところで、どこにいくの?」
母「えへへ〜、着くまでの秘密〜」
母は、車のエンジンをかけました。
49:
車窓に、オレンジ色の明かりが張り付いては解けて無くなってゆきます。
キモオタはそれをボーッと見ながら言いました。
キモオタ「母上と二人で出かけるなんてひさしぶりだな。」
母「そうねぇ。妹が生まれてからは、お母さん忙しかったからどこにも連れて行ってあげられなかったね。」
キモオタ「いいんだよwww母上のせいじゃないし。我が輩と妹を一人で養ってくれたんだから」
母「ふふっ。お兄さんは優しいのね」
キモオタは胸が痛みました。
心の痛みでした。
キモオタ「やさしくなんて・・・ないさ」
母「え?」
キモオタ「ん・・・・いやなんにもない」
そんな調子で車を三十分ほど走らせると、街灯の少ない場所にやってきました。
キモオタは、その場所が何処かよくわかりませんでした。
草原が広がっていて、奥の方には大きな茂みが見えます。
母「はい、とーちゃく!」
母とキモオタは、車から降りました
キモオタ「母上・・・ここは。」
母「もうすぐつくから、ほらっ、こっちこっち」
母は、走りながらキモオタを手招きします。
キモオタ「ちょ、母上急にどうしたwwww」
キモオタは母の後を追いかけていきました。
茂みの中を走っていきます。
草木をかき分けて、走っていると急に視界が開けました。
50:
キモオタの眼前に広がったのは、満天の星空でした。
キモオタ「これは・・・・」
気まぐれな位置で、気まぐれに輝く星達が夜空一杯に広がっていました。
母「すっごいきれいでしょ?」
母は小さな丘の上に立っています。
キモオタは、母の所まで駆け寄りました。
母「寝転んでみるともっとすごいんだよ!」
母は草むらの上に寝転びました。
キモオタもそれをまねしました。
母「うわぁ〜・・・すごいなぁ。やっぱり変わらないのね・・・。」
キモオタ「変わらない?」
二人は寝転んだまま会話をしました。
母「ここはねぇ、お父さんにプロポーズされた場所なんだ〜」
キモオタ「父上に・・・?」
母「うん。お母さんもこの場所を知らなかったんだけど、ついてこいっていわれてさ」
母「お父さん、ガチガチに緊張しててね。満点の夜空の下で指輪を渡すんだって意気込んでたのに」
キモオタ「・・・知らなかったよ」
母「それからはここが思い出の場所になってねぇ、毎年結婚記念日にはここにきて二人で星を見てたわ〜」
キモオタ「・・・」
母「なんで急にここに来たかわかる?」
キモオタは首を横に振りました。
母「じゃあ、妹ちゃんが怒った理由は?」
キモオタ「・・・我が輩が、男子との関係を冷やかしたと思われたからでは・・・?」
母「妹ちゃんは、そんなことじゃ怒らないの知ってるでしょ?」
キモオタ「・・・・」
母「妹ちゃんはね、お兄さんのことが大好きなの。」
51:
キモオタ「・・・」
母「だから、お兄さんのことを馬鹿にされたり、貶されたりするのがあの子には我慢ならないんだよ」
母「学校で、お兄さんのことを馬鹿にされた日に泣いて帰ってきてた。」
キモオタ「それは・・・知らなかったよ」
母「でもね、それ以上にいやなことは」
母「お兄さんが、自分のことや家族のことをさげすんだりすることなの」
キモオタ『母上はまだしも、我輩と共に過ごすよりはずっといい!』
キモオタ「あ・・・」
キモオタは自分の愚かさを嘆きました。
いつも笑顔で、自分に接してくれる妹の存在を当たり前だと感じていた自分にも恥を感じました。
母「お母さんもね、妹ちゃんと一緒よ?」
母はキモオタの手を握りました。
母「あなたが、どんな道を歩んでも・・・私たちが家族であることに・・・変わりは無いの。」
キモオタは、母の方を見ました。
母は、笑顔のまま泣いていました。
母もこちらを見ました。
母「だから・・・・自分を卑下するのはやめて?・・・おとーさんに・・・うっ・・・か、顔向けできないでしょう?」
キモオタはあふれる涙を堪えきれませんでした
52:
キモオタ「ごめんっ・・・・ごえ・・・ごめんね・・・・」
母は、キモオタを優しく抱きしめました。
母「偉くなれなんていわない・・・金持ちになれなんていわない・・・だから、家族は大事にして・・・」
キモオタは母の涙を見るのは、はじめてでした。
それと同時に、自分がひとりぼっちなんかじゃない。
それを知ったのもはじめてでした。
54:
母上萌
56:
クリスマスの日
キモオタの住む町には雪が降っていました。
キモオタ「・・・ぐふっ・・・ごほっごほっ・・・ぷっ」
吐血の回数が増えていました。
キモオタ「はぁっ・・・はぁっ・・・」
キモオタ自身でも自分が衰弱しているのが手に取るようにわかりました。
キモオタ(あと一ヶ月ちょっと・・・くそ・・・)
キモオタは血をぬぐって部屋を出ました。
キモオタ(もう家族に隠しきるのも・・・・限界か・・・・)
下に降りようとしたとき、妹が二階に上がってきました。
妹「あ・・・」
キモオタ「・・・」
あの日から、キモオタと妹のやりとりは圧倒的に減りました。
あの夜、帰ってきてからは妹はキモオタのことを避けるようになりました。
キモオタ(・・・しょうがない・・・)
キモオタが一階に下りてゆくと、母がココアを飲んでいました。
母「あ、お兄さん。ココア飲む?」
キモオタ「うん。」
キモオタは、最近何も手に着きませんでした。
勉強もエロゲーもやる気が起きませんでした。
キモオタ「母上・・・・」
母「ん?どうしたの?」
キモオタ「・・・結局、妹は行くと?」
母「そうみたいねぇ。」
キモオタ「そうですか・・・」
57:
母「あれから・・・・しゃべってないの?」
キモオタは無言で頷きました。
母「・・・そうだ。」
キモオタ「?」
母「クリスマスでしょ?」
キモオタ「・・・」
キモオタ「・・・・母上、ちょっと出かけてきます。」
キモオタはダウンをもって家を出て行きました。
家を出るとすぐに電話がかかってきました。
キモオタ「はい、もしもし」
友人『あ、キモオタ?おれおれ。今日だろ?」
キモオタ「うん。取りに行くわ。」
キモオタ「ゴホッ・・・・ゲホゲホ・・・」
友人『キモオタ?・・・大丈夫か?』
キモオタ「たいしたことないよ、とにかくいくわ」
友人『キモオタ。』
キモオタ「ん?」
友人『お前、変われたな』
キモオタは、頬をポリポリ掻きました
キモオタ「・・・うん。」
キモオタは電話を切り、ママチャリで走り出しました。
キモオタの家
母は、妹の部屋に入りました。
母「妹ちゃん。」
妹は、布団にくるまっていました。
妹「・・・・。」
母「お兄さん、外いったよ。」
妹「・・・うん。」
58:
母「妹ちゃんは、出かけないの?」
妹「断ったよ・・・」
母「どうして?」
妹は、上半身だけ起こして母の方を向きました。
59:
続きが気になりすぎて仕事が手につかねえ
60:
仕事しろよw
人のこと言えないけどさ
61:
妹「兄さんとあんな感じになっちゃったのに、遊びに行ったって楽しい訳ないよ...」
妹はしょげていました。
妹の隣に母は腰掛けました。
母「妹ちゃん。お兄さんに怒ったこと、後悔してるの?」
妹「....」
母「お兄さんはね?....今自分がおかれてる境遇にとても悩んでるの。」
母「自分が何をして、家族を支えていくのか必死で考えてる。」
母「高校の時とは大違いだと思わない?」
妹「私だって.....謝りたいよ...」
妹「怒鳴った時の兄さんの顔が忘れられないの....」
母「なら、なんで話さないの?」
妹「....兄さんが変わったからだよ。」
63:
母「変わった...。」
妹「ずっと家でゲームしてて、大学中退しかかってたのに急に大学行き出したり」
妹「最近なんか料理もはじめたし...」
妹「ゲーム最近一緒にしてくれないし....」
妹「私が好きだった頃の兄さんが......どっか行っちゃう気がして....」
妹は泣きました。
妹は母似で性格までほとんどそっくりだったので、殆どなくことはありませんでした。
妹「うぐっ....うっ.....ぐじっ....」
母「妹ちゃん、あなたにはまだわからないかもしてないんだけど。人っていうのは、決意したら強いんだよ。お父さんもそうだった。」
妹「...ぐすっ....お父さん...?」
母「あなたはまだお腹の中。お兄さんは小学校6年生だった。その頃にお父さん白血病で死んじゃったの。」
母「お父さんってシャイな人でね。ふふっ思い出しただけでもおかしくなっちゃう事がいっぱいあった。」
母「お父さんは、お兄さんとそっくりでね。普段は全然頼りないの。お兄さんと違うところっていったら、体格ががっしりしてたところかしら?。」
64:
母「...変わるのは悪いことじゃないの。どう変わるか選択する事がすごく大事。」
妹「......」
母「妹ちゃんも、もうちょっと大きくなったらわかるよ♪」
友人宅
友人「おう、キモオタ。」
キモオタ「お邪魔します。」
キモオタは、初めて友人のアパートに入りました。
キモオタ「結構綺麗にしてんだね。」
友人のアパートはお世辞にも広いとは言えませんが、家具がちょっと凝っていておしゃれでした。
友人「つっても、見せる相手もいないんだけどなw」
友人「何か飲むだろ?」
キモオタ「コーラある?」
友人「任せろ。」
キモオタは、友人がキッチンに行っている間暇でした。
キモオタ「・・・あれ?」
小物いれの上に、写真立てがありました。
キモオタ(・・・これ、友人と・・・誰だ?)
写真立てには、友人と女の人が二人で寄り添って写っていました。
友人も女の人も幸せそうでした。
65:
友人「綺麗だろ?その子。」
キモオタ「うぉ、ビックリした!」
キモオタの後ろに、友人が三つのグラスを持って立っていました。
友人「俺の彼女。」
友人は、キモオタにコーラの入ったグラスを渡しました。
もう一つは自分の近くに
最後の一つは、小物いれの上。
写真立てと同じところにそっと起きました。
キモオタ「でも・・・友人に彼女なんていたっけ・・・」
友人は、確かにリア充でモテていましたが決して彼女と呼ぶような女性がいるとは聞いていません。
友人「あぁ、遠くに行っちゃったからなw暫く会えんのよ。」
キモオタは、コーラを一口飲むと言いました。
キモオタ「遠く?留学でもしてるってこと?」
友人「あー、違うなぁ。」
キモオタ「海外で働いてんの?」
友人「死んだんだよなぁ・・・」
キモオタ「え・・・。」
友人「小学校の時から幼馴染でさ。中学の時に付き合い始めたんだけど、去年死んじまったよ」
友人は笑っています。
キモオタには、無理して笑っているようにしか見えませんでした。
友人「凄いドラマみてーな話なんだけどさ、今日が命日なんだよ」
友人「だから、こうやってクリスマスを一緒に祝うことにしたんだ。」
友人は彼女のグラスと自分のグラスを触れ合わせました。恋人が軽いキスをするように。
チンッ
少し湿ったような音がなりました。
友人「キモオタ、ほれ。」
キモオタ「ん?おぉ。」
友人とキモオタもグラスを合わせました。
66:
キモオタ「なぁ、友人。」
友人「ん?」
キモオタ「今でもこの人の事を好きなのか」
友人「あぁ、今でも愛してるよ。」
友人は遠い目をしていました。
友人「っと、そんなことはいいんだよ!本題だ本題!」
近くにあった引き出しから友人は一つの包装された小さい箱を出してきました。
キモオタ「悪い・・・僕、あんまり詳しくなくて。」
友人「いーよいーよ!俺だってあんまり知らんから女友達と選んだわww」
キモオタ「本当ありがと。」
キモオタは、コーラを飲み干すと立ち上がりました。
友人「お、もう行く?」
キモオタ「うん...げほっ....ぐふっぐふっ!」
友人「風邪か?」
キモオタ「部屋をあっためて寝ることにするよ。」
少し笑みを浮かべたキモオタは、箱を持ってアパートの扉を開けました。
友人「キモオタ!」
キモオタ「ん。」
友人「・・・うまくいくといいな!」
キモオタ「・・・・おう!」
67:
キモオタがママチャリを押して、イルミネーションの中に消えて行くのを確認すると、友人は部屋の中に入りました。
友人「うーさぶっ」
リビングに戻ると、友人は思い立ったように部屋の明かりを消しました。
ピンクと青のキャンドルを立てると、そこに火をつけました。
火は友人とその周りをこうこうと照らしはじめます。
友人「寒いな?今日は!」
友人は、彼女にそう言いました。
彼女『そうね・・・』
友人「お前がいなくなって一年だよ。」
彼女『あら?さみしいの?』
友人「今日だってキモオタが来てくれたんだ。さみしくなんかないんだ。」
彼女『いい・・・お友達だね』
友人「親友だよ、あいつは。」
彼女『ねぇ、新しい恋始めないの?』
友人「でも・・・お前を忘れるのは無理なんだよ」
彼女『あなたが忘れても私化けて出たりしないよ?』
友人「化けてでも・・出て欲しいなぁ。」
友人の目が潤みました。
友人「みんな・・・何かを抱えて生きてる。」
彼女『・・・』
友人「俺は・・・お前を抱えて生きていくよ。」
友人「メリークリスマス。」
その日は、やけに夜景がぼやけて見えました。
68:
妹がお腹の中にいた時にキモヲタが小6だと、年齢差が12歳になってしまう
現在キモヲタが大学生(18〜22)だから、妹は小学生ってことになるぞ?
69:
>>68
うわ、マジだ。
すみません。
じゃあ、キモオタ2歳ってことで。
物語に破綻は出ないはず・・・。
70:
気にせずつづきまっとるで
71:
キモオタの家
母「で、どうするの?」
妹「・・・兄さん、どこにいったの?」
母「うーん、どこだろうねぇ?。」
母「家出る時に電話かけてた気がするんだけど・・・」
妹「電話・・・ってことは友人さんの家かも」
妹は、靴を履くと
妹「ちょっといってきます」
妹は雪の中を駆け出した。
キモオタ「がはっ・・・うっぐ・・・はぁはぁ」
キモオタは雪が降り積もる道をママチャリを押しながら歩いていました。
キモオタ(ダメだ・・・目の前が霞んできた・・・)
キモオタの病状は深刻なものでした。
もう、正常に活動できるレベルを超えていたのです。
キモオタ「はぁ・・・・・はっ・・・・」
歩いても歩いても家に近づいていないような気がしました。
キモオタ「妹・・・妹・・・」
キモオタは、マッチ売りの少女の気持ちがわかったような気がしました。
キモオタ「頼むよ・・・持ってくれ・・・」
妹は走ります。
妹「兄さん・・・兄さん・・・・・」
妹の目から涙が落ちます。
妹「ごめん・・・・ごめんね・・・」
キモオタの脳裏に、2歳の頃の思い出が蘇ってきます。
父親がいなくなったこと。
母上のお腹がどんどん大きくなったこと。
そして・・・妹が生まれたこと・・・
キモオタ「・・・」
72:
きもおた…
73:
目の前が黒くなり、歪んでいきました。
キモオタ「・・・もう・・・ダメか・・・」
死神『成し遂げんとした志をただ一回の敗北によって捨ててはいけない。わかっているだろう青年。』
ノイズ混じりの世界で、死神はそう言いました。
キモオタ『もうシェイクスピアの受け売りはいい!あと少しだけでいいんだ!』
死神『私が決めることではない。君が選択することだ。』
キモオタ『僕は強くない!』
死神『なら諦めろ。お前に明日はない』
死神『お前の妹が・・・もうすぐお前のところまで走ってくる。』
キモオタ『・・・お前が仕向けたんだな!』
死神『彼女の意志だ。』
キモオタ『・・・っ』
死神『今、私とお前が同居する部屋。あの真っ白い部屋は深いノイズの中に飲み込まれている。』
死神『お前の成すことはなんだ。』
死神『お前の選択が全てを決める』
パチンッ・・・・・・
74:
妹は、冷気を全身に受けながら走ります。
路地を左に右に。
妹「はぁっ・・・はぁっ・・・・」
ある角を曲がった時、黒いダウンをきたキモオタが、ママチャリを押しながら歩いてきます。
妹「兄さん!!」
妹は泣き笑いの顔をして、キモオタの元に走ります。
キモオタ「い・・・妹・・・ぐふっ・・・」
もう手の届きそうな距離です。
げほっげほっ・・・
妹「兄さん・・・兄さんごめ
妹が、何か叫びながら近づいてきます。
キモオタ(どうしたんだろう・・・なにかあったのかな・・・)
キモオタは声を出そうと思いますが、出るのは激しい嗚咽と咳だけです。
キモオタ「げほっ・・・がはっ・・・」
妹が手を伸ばしながら走ってきます。
キモオタ(母上に何かあったのかな・・・大変だ。帰らなくちゃ・・・・)
キモオタは、妹が何を言っているのかわかりません
キモオタ(妹・・・ごめんよ・・・何を伝えたいか・・・僕にはわからない・・・)
キモオタ「がはっげほげほっ・・・ぶふっ・・・!!!」
妹の目の前で、キモオタは大量の血を吐きました。
白い雪に、赤黒い血が零れました。
【衝撃】うちの妹(14歳)が胸をネットに晒した末路wwwwあほすぎwwww
75:
妹「え・・・。」
キモオタは、口の周りに血を残して地面に倒れました。
妹は何が起きたか理解するのに時間がかかりました。
妹「あ・・・・あ・・・・」
妹「いやあああああああ!!」
妹の叫び声が響きました。
妹「兄さん!!兄さん兄さん!!!」
妹はキモオタのそばによりました。
妹「兄さん・・・!ねぇ!」
キモオタを抱きかかえました。
キモオタは、無音の世界にいました。
キモオタ(妹だ・・・妹が目の前にいる・・・)
妹は泣いていました。
キモオタは、最初に心臓が痛み出してから何もかも変わりました。
キモオタ(ごめんよ・・聞こえない・・・・)
母と妹の涙を見ることが特に印象的でした。
キモオタ(やっぱり・・・可愛いなぁ。天使みたいだ・・・)
キモオタは、薄く笑って妹の頬に残った涙を指でそっと拭いました。
妹「何か言ってよぉ・・・にい・・・ざん・・・っ!うぅ・・・」
妹「にいさん・・・・・!!」
キモオタの意識は、闇の中へ消えて行きました
76:
俺の知ってるキモオタじゃない
77:
キモオタがイケメン過ぎて困る
78:
コツ・・・コツ・・・・
乾いた足音が聞こえます
死神「お前の選択、見させてもらうぞ。」
なんで・・・
僕は・・・
死んだんじゃ・・・・
死神「なぁに、安心しろ。まだ時間はある。僅かだがな。」
そうかい・・・
わかったよ・・・
まだ生きるよ・・・
最初に目に入ったのは、白い天井でした。
キモオタ「ここは・・・・」
キモオタはあたりを見渡しました。
どうやら病室の様でした。
キモオタ「まだしんでいないんだ・・・」
79:
死神殴り代行はよ(´;ω;`)
80:
キモオタは、体を起こそうとしましたが力が入りませんでした。
キモオタ(・・・もう・・・ダメって事か・・・)
コンコン・・・
誰かが病室のドアをノックしたようです。
しかし、かすれた声しか出せないキモオタは返事することができません。
キモオタが何も言わなくてもその人は入ってきました。
キモオタ(・・・誰なん・・・だ?)
入ってきたのは、一人の女性でした。
綺麗な女の人でした。
81:
うぅ
82:
綺麗な女性は、キモオタのベッドの近くに座るとキモオタの顔をじっと見た。
キモオタ(誰なんだろう・・・)
キモオタは思い切ってかすれた声で聞いて見ました
キモオタ「だ・・・だれ・・・・で・・・す・・か・・」
キモオタが喋ると、女性はハッとした顔をしました。
女性「ねぇ、今・・・私に話しかけた!?」
女性はキモオタに触れると驚きを隠せない口調で言いました。
キモオタは、無言で頷きました。
女性「わ・・・私が誰だかわかる・・・??」
女性は涙を堪えながらいいます。
キモオタ「き・・・きみは・・・・だれ・・・?」
女性は悲しそうな顔をしました。
83:
女性「私よ・・・?兄さん・・・」
キモオタはビックリしました。
キモオタの目の前にいた女性は妹でした。
キモオタ「い・・・・いも・・・うと・・」
妹「そうだよ・・、妹だよ・・・!」
妹はキモオタの手をぎゅっと握りました。
キモオタ「ぷ・・・プレゼントを・・・開けたんだね・・・・」
妹は深く頷きました。
実は、あのクリスマスの日。
キモオタは、二つのプレゼントを用意していました。
一つは自分で入手できたのですが、もう一つは友人に頼まざるを得ないものでした。
化粧品です。
女性との交友がないキモオタには、買えなかったので女友達の多い友人に頼んだのでした。
妹はいつもノーメイクだったので、ひっそりキモオタが企画していたのでした。
84:
一瞬年単位で昏睡してて目覚めたら妹が成人してた展開かと思った
85:
>>84からいやしかしまだ成人してる可能性は残ってると思い直したが
そもそも3ヶ月宣告されてたのを思い出してそれはないと思った
86:
キモオタ「すごく・・・・にあって・・・いる・・よ。」
キモオタは少し声が出てくるようになりました。
妹「・・・ありがとう、兄さん・・・」
妹「もう・・・会えないかと思った・・」
キモオタ「僕もだよ・・・」
妹「ちょっと待っててね。お母さん呼んでくるから。」
妹は病室を出て行きました。
キモオタ「・・・」
時計を見ました。
昼過ぎでした。
日付は次の年の一月になっていました。
キモオタ(寝たままで年越したか・・・・)
しばらく待っていると、妹と母が入ってきました。
母「お兄さん・・・お兄さん!」
母は走ってかけよるとキモオタの手を握った。
母「お兄さ?ん・・・心配したよぉ・・・親より早く死んじゃいそうになってどうするのよ?」
キモオタ「ご・・・ごめんよ・・・・」
87:
報、俺氏だいぶ眠くなってきた
88:
たのむ頑張って下さいといいたいが、ゆっくり休むといいよ
90:
じゃあ、予告だけ。
キモオタの死期は刻一刻と迫る。
抗えない運命の中でキモオタはどんな選択をするのか。
妹へのもう一つのプレゼントとは。
明日、完結。
92:

俺はこの母上好きだな、もちろん妹もだが
93:

予告かっこいいなおい
100:
>>1です。
受験終わったんで、完結編書きますね。
101:
キモオタが入院して、一週間たちました
ナース「はい、キモオタさん。診察ですよ?。」
ナースがキモオタの検診にやってきました。
キモオタ「・・・ナースさん・・・」
ナースは点滴を確認しながら
ナース「ん?どうしたの?」
キモオタ「僕ってもう・・・長くないんです・・・よね・・・・」
ナース「また何言ってるの。キモオタさんがそんなこと思ってたら、家族の方も悲しみますよ!」
キモオタ「・・・もういいんですよ・・・。僕は知ってますから。自分の死期を・・・」
103:
ナース「・・・」
キモオタ「・・・まぁ、信じなくてもいいんです。自分でも信じられないんですから・・・・」
ナース「そうねぇ。私は神様とかは信じてないから、キモオタくんの話を全部信じろってのは無理だよ」
キモオタ「・・・はい。」
ナース「でも、死神が君自身の可能性はないの?」
キモオタ「え?」
ナース「君の心の中に現れた、君自身。」
キモオタ「そんなこと・・・わからないです。」
ナース「ねぇ、詳しく話してみてよ」
キモオタは、ナースにここ二ヶ月ちょっとの出来事をみんな話しました。
キモオタ「白い部屋で、やつが待っている・・・・ていう感じです」
ナース「白い部屋は、黒ずんでいったんだね。」
キモオタ「はい。」
ナース「それってキモオタくんの精神っていうか、自分の殻ってやつじゃないの?」
キモオタ「・・・自分の・・・殻」
104:
ナース「前に、知り合いが言ってたんだけど。」
ナース「人にはそれぞれ、自分の中に部屋を持ってるんだって。」
キモオタ「・・・部屋、ですか・・・」
ナース「その部屋をどう彩るかはその人次第。どう生きるかで変わるんだよ。」
ナース「キモオタくんは、なにか思いつめていたんじゃないかな」
キモオタ「家族のことです・・・」
ナース「君のなかのモヤモヤはきっと黒い色をしていたんだろうねぇ。」
外は、夕日が沈みかけています。
キモオタ「・・・死神は・・・それを具現化した・・・僕・・・」
ナース「そーいうことー」
キモオタ「・・・かもしれないですね」
キモオタの家
母「はー、よいしょっと」
母は、お惣菜が入った袋をテーブルの上に置きました。
妹「お母さん・・・おかえりなさい。」
妹が二階からおりて来ました。
母「ただいま。」
キモオタのいない家は、火が消えたような有様でした。
妹はほとんど笑わなくなっていました。
妹は、袋を一瞥すると
妹「今日も・・・惣菜ばっかり?」
母「うん。ごめんね、お兄さんが戻ってくるまでだから」
母は、パートなどの仕事とキモオタの事で奔走する日々を送っていました。
105:
妹「・・・私、お腹減ってないからいいよ・・・」
母「え?」
妹「ごめん・・・」
妹は二階に上がりました。
母「妹・・・・ちゃん。」
流石の母でも、こればかりには対応しきることが出来ませんでした。
母「・・・どうすれば・・・いいんだろう・・・お兄さん・・・」
母は、座り込みました。
母「お父さん・・・お兄さん・・・」
ガチャッ
食器が何かに当たった音がしました。
母「・・・・?」
母は、恐る恐る音のしたキッチンの方へ歩みよりました。
しかし、誰もいませんでした。
母「・・・?」
冷蔵庫が空いているのに気がつきました。
母は、中を覗きました。
母「え・・・?」
106:
ふむ
107:
ハンバーグ、シチュー、それによく家族で食べたケーキが入っていました。
母「なんで・・!?」
ハンバーグとシチューはまだ暖かいままです。
病院
キモオタは、一人病室で窓から外を見ていました。
キモオタ(・・・)
夕日は沈み、夜になっていました。
キモオタ「・・・二人とも元気かな」
キモオタが、そう言った時
死神「あの女のいうことも・・・あながち間違いではない。」
聞き慣れた声が聞こえました。
キモオタ「何で・・・!?」
死神が、キモオタのベッドの正面に座っていたからです。
どこから持ってきたのか、古風な椅子でした。
死神「だが、決して君自身ではない。私は私だ。」
キモオタ「・・・部屋は俺の精神・・・」
死神「正確には・・・心だ。君の心は悩みの中を渦巻く前は何もかも逃げ出したい欲望に駆られていた。だから・・真っ白だ。」
108:
死神「だが、君は今まで逃げてきたものに立ち向かう覚悟をした。」
死神「君の今までの秩序が崩壊したということだ。」
キモオタ「・・・」
死神「前にいったな。人間は脆いと。」
死神はたちあがり、窓辺まで歩きました。
死神「君は、死というものを近くに感じて考え方を変えた。死を目前にすると人は変わる。だから・・脆いのだ。」
キモオタは、何も言いませんでした。
死神「担当する者の死が近づくとこうして、君の可視範囲に出てくることができる。」
キモオタ「・・・僕は・・・もう・・・」
死神「そう。一週間後に・・・君は死ぬ。」
死神は遠い目をしました。
キモオタ「辛くないのか・・・?」
死神「おいおい、質問はなしと言っただろう。」
キモオタ「いいじゃないか・・・もうあと一週間だけの命だ。」
死神「・・・我々は・・・死神だ。それが存在する全て。私の選択は、死を司ることだ。」
キモオタ「選択か・・・。」
死神「・・・」
キモオタ「僕は・・・もう一つしかない。」
キモオタ「
109:
妹「なにこれ・・・?」
母は、妹を呼ぶと冷蔵庫を見せました。
シチューにハンバーグ、ケーキがあります。
母「・・・わからないの。」
妹「・・・・・・」
妹は、シチューの鍋を出すともう一度火にかけました。
母「妹ちゃん・・・なにしてるの?」
妹「わかんない・・・わかんないけど、何かこれを食べないと後悔してしまう気がして・・・」
妹はハンバーグを出すと、リビングに持って行ってフォークをとり、少し切り分けると
妹「いただきます」
妹はハンバーグを頬張りました
妹「・・・美味しい・・・」
なぜか涙が出ました。
妹「お母さんのハンバーグと・・・似てるけど・・・ちょっと違う・・・」
妹は、母にも食べるよう勧めました
母「・・・ほんとだ。」
母も同じ意見でした。
母「誰が作ったんだろう・・・」
妹「・・・・にい・・・さん?」
母「でも、お兄さんは今病院じゃない・・・。」
妹「そうだね・・・」
シチューも、母によく似てるけど少し違う味でしたし、ケーキも母と妹。それにキモオタが一番好きなものでした。
病室
死神「それが・・・お前の選んだ道なんだな?」
キモオタ「あぁ・・・それだけだよ・・・」
死神「・・・」
死神は、キモオタをじっと見ました。
キモオタ「なぁ・・・」
キモオタ「死ぬのは・・・痛いのか・・・」
死神「どうだろうな。」
パチンッ・・・
110:
友人「お見舞いにきたぜ!」
六日後、友人がお見舞いにきました。
キモオタ「あぁ・・・・・ありがとう・・・」
キモオタはもう限界に近づいていました。
医者もお手上げ。
後はいつくるかわからない死を待ち続けるだけでした。
友人「これ、手土産!高かったわぁ!30分並んだんだぜ?」
シュークリームです。
友人「食える?」
キモオタは首を横に降ります。
友人「そっか・・・だよな!病気治ってから食った方がうまいもんな!」
友人は優しい男でした。
友人「冷蔵庫入れとくから、みんなで食ってね!」
友人は満面の笑みを浮かべてせかせかと動きます。
友人「いや、ここくるまでに一回こけちゃってさ!これ潰れてないかすげー不安で・・・」
キモオタ「・・・ありがとうな・・・色々。」
友人の手が、ピタリと止まりました。
キモオタ「わかってるんだろ・・・?もうダメなことくらい。」
友人はキモオタからみると背中を向けています。
友人「なにいってんだよ!馬鹿ばっかり言ってたら、ま、マジで死んじまうぞwwww」
キモオタには、痛いほど友人の優しさが伝わりました。
111:
キモオタ「・・・友人。」
キモオタ「僕はねぇ・・・思うんだ。」
キモオタ「死ぬことは・・・怖いことなんかじゃないって。」
友人は手で顔を押さえました。
キモオタ「何でかわかる?」
友人は背中を震わせて
友人「わからない・・・!」
と答えました。
112:
キモオタ「大切な人がまだ・・・生き続けてくれて・・・・」
キモオタ「幸せになってくれるって・・・」
キモオタ「信じてるからなんだって・・・思うんだぁ・・・」
友人「キモ・・・オタ・・・ッ・・」
キモオタ「彼女もそうだったんじゃ・・・ないかなぁ・・・。」
友人「・・・え?」
キモオタ「友人にはねぇ・・・幸せになってもらいたいんだよ・・・」
キモオタ「彼女の死を乗り越えられていない友人を見るのは・・・」
キモオタ「きっと・・・彼女だって嫌なんだ。」
キモオタ「彼女は・・・友人がまた新しい・・・恋を始めて・・・」
キモオタ「幸せになってほしいって・・・」
友人の目からとめどなく涙が溢れました。
114:
友人「わ・・・悪い!」
友人は、涙をふくと、目を腫らしながら
友人「ちょっと用事思い出したから!帰るわ!・・・絶対食えよ!シュークリーム!今度お前に奢ってもらうからな!」
友人が荷物をまとめて部屋を飛び出そうとした時です。
キモオタ「友人・・・・お願いがある・・・」
キモオタ「・・・妹と・・・一緒になって欲しい・・・」
キモオタ「僕とは似ても・・・似つかない・・・美人だ・・・」
キモオタ「きっと・・・気にいるよ・・・」
友人「・・・」
友人「じゃあ、狙っちゃおっかな♪」
友人は笑顔で病室から出ました。
友人「・・・馬鹿野郎・・・・・クソッタレ・・・・!」
友人「何で・・・俺なんかに・・・・!!」
118:
もうすぐ完結か
119:
ついに、七日目の朝がやってきました。
キモオタ(今日か・・・)
キモオタ「・・・これで・・・よかったんだ・・・」
しんと静まりかえった、病室でキモオタは思い出していました
高校の時・・・
DQN『こいつ、キメェwwwwwww』
バカ女『マジさわんなよwwwwwww腐るwwwwww』
キモオタ『・・・』
DQN『教科書棄てようぜwwwwwwwww』
ドサドサッ
DQN『はい、着火〜!!』
ボォォォォォ・・・・
DQN『ほらwwwwww泣けよwwwwwww』
キモオタ『・・・・』
授業
キモオタ『・・・教科書が・・・』
友人『キモオタ!!』
キモオタ『あ・・・・』
友人『教科書、一緒に見ようぜwwwwww』
キモオタ『え・・・でも・・・』
友人『遠慮すんな!!俺、友人っていうんだ!お前と前から話してみたくてさぁ』
友人『これからよろしく!』
キモオタ『・・・・・アリガトウ・・・』
友人『おう!』
120:
妹が、高校に入学したとき
妹『みて!どう?私の制服姿!』
母『あらあら〜、素敵ねぇ』
妹『兄さんは、どう思う?』
キモオタ『とても・・・似合っているでござるよ!」
妹『へへっ、ありがとう兄さん!』
妹『でも同じ高校に入ったのに、兄さんすぐ卒業なんだね・・・。』
キモオタ『良いではないかwwwwww我が輩が居なければ、妹もリア充ライフ満喫でござるよwwww』
妹『え・・・』
キモオタ『我が輩も、やっと高校卒業できそうで良かったでござるwwwwwww」
妹『・・・』
母『汚れるといけないから、しまっちゃいましょうねぇ』
キモオタ『よっしwwwwwゲームの続きをするでござるwwwww』
妹『うん・・・』
ピコピコ
キモオタ『うはwwwwww楽しいwwwww』
妹『くっそー、負けないからね!』
ドコーン
キモオタ『妹wwwwww強くなったでござるなwwwwww」
妹『でしょー!?』
キモオタ『でも、このゲームももうすることが無くなってきたでござるな。』
妹『新しいゲーム・・・・そうだ!兄さんが作ってよ!得意でしょ、こういうのwwww』
キモオタ『えーwwwwww我が輩やることが多いのだwwwwwwまた今度wwwwwww』
妹『う・・・うん、そうだね。兄さんもうすぐ大学生だもんね!』
キモオタ『そうでござるなwwwwww』
妹『でも・・・絶対いつか作ってよね!』
『『ユビキリゲンマン、ウソツイタラハリセンボンノーマス』』
121:
クリスマス。母に、好きなものフルコースをしてもらったとき
母『はーい、みんな〜。晩ご飯できたわ〜』
妹『うわー、好きなやつ全部出てきたー!』
キモオタ『今日は豪勢でござるなwwwwwwww』
母『うふふ。今日は天下のクリスマス!お母さん、無宗教だけど頑張っちゃった♪』
キモオタ『でも、こんなに食べきれないでござるよwwwww』
母『全部食べなくてもいいのよ〜。四人前作ってあるんだから。』
妹『四人前?』
母『お父さんの・・・分なのよ〜』
キモオタ『そ、そうでござるかwwwww父上も母上の手料理が大好きだったんでござるなwwwww』
母『うん。それに・・・あの人も、料理が好きだったから・・・。』
妹『・・・』
キモオタ『辛気くさいのは!無しにしませうwwwwwwww』
妹『そうだね!食べよう食べよう!』
母『あらあら〜』
キモオタ『母上wwwwww』
母『なぁに?』
キモオタ『我が輩もwwwwwこんな料理がwwww作れるでしょうかねwwwwww』
母『ふふっ。お兄さんはお母さんの息子よ?できるに決まってるじゃない〜』
妹『兄さん、こんなケーキは作れる?』
キモオタ『おうふwwwwww我が輩、パティシエではござらんwwww』
母『お母さんも、ケーキは買ってこなきゃ行けないのよ〜』
妹『じゃあ、お母さんの息子の兄さんは絶対できないね!』
キモオタ『いったなwwwwww流石我が妹wwwwぐさっと来るwwwwww』
母『そうねぇ・・・。お父さんも料理すぐできるようになったし、お兄さんもきっとできるわぁ』
キモオタ『お褒めにあずかりましてwwww』
母『じゃあ、料理を覚えたらお母さんにも振る舞ってね〜?』
キモオタ『御意wwwww』
キモオタ『ヤクソクデゴザルヨ!!』
122:
きもおたぁ
123:
キモオタが目を覚ますと、ベッドの隣に長身の黒いスーツを着た優男が立っていました
死神「時間だ。」
キモオタ「・・・いよいよ・・・か。」
死神「あぁ。」
キモオタ「僕の・・・選択は、正しいのかな。」
死神「それを確認するのは・・・青年。君自身だ。」
死神「あと、45秒で家族がいつも通り見舞いをしにこの病室に入ってくる。」
キモオタ「僕は・・・家族の顔を見ることが・・・」
死神「あぁ。母と妹は笑顔でここにやってくるはずだ。」
死神「お前のタイムリミットはその2秒後」
キモオタ「わかったよ・・・」
124:
妹「ふふふ。兄さん驚くだろうな!」
妹はキモオタが好きなケーキを丸々一ホールを持っています
母「そうねぇ。『おうふwwwww』とかいって笑うかもねぇ」
妹「あー、お母さんマネうまいね〜!」
母「妹ちゃん、いっぱい練習したもんねぇ。」
妹「私のケーキ・・・美味しいかな?」
母「お兄さん、泣いて喜ぶわよ〜。大丈夫!」
妹「へへっ!そうだといいなぁ・・・」
125:
画面がぼやけてるんだが
126:
死神「あと・・・20秒」
妹『スポンジが一番難しかったかなぁ!』
キモオタ「妹・・・・」
母『そう?お母さん、クリームを塗るところが一番手間取ったわぁ』
キモオタ「母上・・・・」
友人『すいません・・・花束を・・・はい。一つ貰えますか』
キモオタ「友人・・・・」
死神「あと、8秒」
妹『どうやって、登場しようか!」
母『うれしい気持ちを顔で表して!』
妹『こんな感じ?』
母『素敵な笑顔よ〜』
母『じゃ、開けるわよ〜』
キモオタ「今まで・・・」
死神「あと2秒」
ガラガラガラ・・・
妹「兄さん!ケーキつくったんだ!」
一瞬でした。
一瞬でしたが、妹と、目が合いました。
そして、キモオタの目から涙が一滴落ち
キモオタ「・・・ありがとう・・・っ!!!」
ドクンッ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・!
ピィィィィィィィィィィィィーーーーーーーー・・・・・・・・・・・・・・
127:
終わり。
128:
・・・乙。
130:
うわあああああああああああああああ
131:
うわあああああああああああああああ
129:
うわああああああああああああああ
友人と妹の後日談とかは…?
136:
死神『お前の選んだ選択は、これでいいんだな。』
オタ『うん。』
オタと、死神は時を遡りました。
死神『過去に戻りたい・・・あまり無い願いだ。』
オタ『これ以外に無いんだ、僕の・・・選択は。』
オタは、シチューとハンバーグの調理をしていました。
死神が取ってきたケーキは冷蔵庫に入れていました。
死神『・・・それはなんだ。』
オタ『ハンバーグとシチューさ。知らないの?』
死神『死神は、食べないからな』
オタ『母上が、いつも作ってくれて・・・実は僕もこっそり、友人から本借りて練習してたんだ。』
死神『それが・・・一つ目の約束、というやつなのか』
オタ『母上に、美味しい我が家のフルコースをご馳走する。これが・・・母上との約束』
ガチャッ・・・
オタ『やばい・・・帰ってきた』
死神『どうするんだ?』
オタ『とりあえず出来たから、冷蔵庫入れとかないと・・・』
妹「・・・私、お腹減ってないからいいよ・・・」
オタは、冷蔵庫をそっと開けて二つの料理を入れます。
母「・・・どうすれば・・・いいんだろう・・・お兄さん・・・」
死神『ばれるとまずい。行くぞ』
死神が動いたとき、キッチンの上にあったナイフが床に落ちました。
オタ『やばいっ!』
ガチャッ
母「・・・・?」
137:
オタと死神は、オタが死んだ後の家にやってきました。
死神『すこし未来にいく、ここでお前の本当の最後だ』
オタ『そうだね。』
死神『二つ目の約束・・・。』
オタ『まぁみといてよ。』
オタと死神は、妹の部屋にやってきました。
オタ『だいぶ色々片付けたみたいだね』
オタは、妹の本棚を開けました。
死神『そこに何かあるのか?』
オタ『これは・・・生きている内に果たしたかったね。』
本棚の本をまとめて引っ張り出しました。
オタ『良かった。まだあったんだ。』
クリスマスの日、オタは友人の家に行く前に妹の部屋にある物を隠しました。
死神『それは・・・』
オタ『これ、ゲームソフトだよ。』
透明なケースを開けると、中には白いCD-ROMが入っていました。
オタ『ちょっと難しいところに隠しすぎたかもね〜』
オタはCD-ROMを妹のパソコンに入れました。
ちーっ・・・・・ちちちちっ・・・・・・・
CD-ROMを読み込む音が静かな部屋に響きました。
しばらくすると、画面に新しいウィンドが開きました。
死神『・・・死神をやっつけろ・・・・?』
オタ『安直なタイトルでしょwwwwどうしようか迷ったんだけど、これしかしっくりこなかったんだ。』
マウスを動かすと、キモオタはゲームをし始めました。
オタ『キャラクターの設定はこれで良し。』
ゲームをどんどん進めていきます。
138:
死神『これで・・・どうなるんだ?』
オタ『こうで・・・こうで・・・おっけぃ。ラスボスまできた!』
昔のゲームを彷彿とさせるドット絵のキャラクター達の前に、画面いっぱいに幅をきかせるラスボス
死神『・・・これ、私だな。』
オタ『・・・ごめん』
死神『・・・』
ラスボスのHPをあと一撃で倒せるという所まで来て
オタ『よし。じゃあ、妹の様子を見に行こうか』
死神『終わらせなくて良いのか。』
オタ『いいのいいのwww』
オタは家を出ました。
死神とオタは、家の前で待っていました。
死神『・・・青年』
オタ『ん?』
死神『・・・一つ質問をしていいか』
オタ『質問は、一切無し。じゃなかったっけ』
死神『君も、私に質問したろう。』
オタ『そうだったねwwww』
死神『死ぬときに願いを可能な範囲内で叶える・・・。普通なら、寿命をもう少し延ばす、なんかじゃないのか』
オタ『うーん、ちょっとまえの僕だったらそういってたかもしれないねぇ』
死神『ほう・・?』
オタ『僕は・・・みんなにとって必要な存在なのかって悩んでた。』
オタ『でも、死ぬってわかったら自然と体が動き始めた』
オタ『そしたら、なんか・・・今まで何で悩んでたんだろうってくらい・・・母上・・・妹・・・友人。』
オタ『みんな、僕のことを愛してくれているんだって思った。』
オタ『僕は・・・そんな人たちに恩返しがしたかったんだ』
オタ『だから・・・僕の選択は』
死神『約束を守ること・・・・か。』
139:
しばらくすると、男女がこちらに歩いてくるのが見えました。
オタ『お、きたきた。』
男女は、オタの家の前で止まりました。
男「いいのか?俺がこの家に来て。」
女「うん。・・・いいんだ。私だけの願いじゃ無いはずだから。」
男「・・・」
男は、女の方を見て笑いました。
男「そうとなれば、しょうがねーなぁ。へへっ」
女も、すごく幸せそうな顔をしました。
女「ん。」
男「え・・・ここで?」
女「してくれないんだ・・・。花束貰った時は、自分からしてくれたのに。」
男「む・・・うぅん・・・。わかった。」
男と女は唇を、重ねました
女「ふふっ」
男「・・・」
母「わぁ〜、激写激写〜!!」
母が、家から出てきてデジタルカメラでその様子を撮っていたみたいです。
男「ちょwwwwwwwやめてくださいよwwwww」
母「へっへ〜。親戚にばらまいてやるのぉ〜」
男「それはマジでしゃれになりませんって!!」
母と男は、カメラの取り合いをしています。
女「こらこら・・・」
女は、何かに見られているような気がしたので空を見上げました。
女(・・・・これで・・・・いいんだよね、兄さん。)
140:
死神『・・・』
オタ『・・・』
死神『そろそろ、時間だ。』
オタ『うん、わかったよ』
死神『もう・・・戻れないぞ』
オタ『わかってるさ。』
オタの姿が薄くなってゆきます。
死神『ここからは・・・一人で行けるな?』
オタ『大丈夫。』
オタは、殆ど見えなくなっていました。
死神『・・・・』
オタ『人は、みんな何かを抱えて・・・生きていくんだね。』
死神『シェイクスピアか?』
オタ『いや、思いつきだよ』
オタは、消えました。
141:
友人と妹か……
142:
やべぇ涙がとまらねぇ・・・・
143:
つうか死んでから「キモ」がなくなったな
144:
死神は、また家の中に入りました。
男、友人と女、妹は母と談笑しています。
母「お兄さんがね・・・」
妹「ほんと兄さん・・・」
友人「かっこよかったんすよ、キモオタは・・・」
死神『・・・青年の話ばかりしている・・・。』
死神は、それを一瞥すると2階に上がりました。
再度、妹の部屋に向かったのです。
死神『・・・』
死神は、ついたままのパソコンの前に立ちました。
死神『たしか・・・・こうか。』
死神は、『戦う』にカーソルを合わせてクリックしました。
すると、ラスボスの死神は苦しみの叫び声と共にゆらりゆらりと揺れて消えていきました。
その後、終わりという文字が出ました。
死神『・・・』
死神は、気づきました。
これで終わりでは無いと
もう一度クリックしました。
死神『・・・なるほど。』
死神は、ぬいぐるみを一つ持つと2階の階段から1階に落としました。
145:
この語り口調は妹が子供にお話でもしてる伏線か?
146:
友人「うわ!」
母「え〜、どうしたの?」
友人「いや、上からぬいぐるみが降ってきましたよ!?」
妹「・・・私のだ。」
妹は、ぬいぐるみをひろうと2階に上がっていきました。
友人「えぇ〜・・・上行くの!?」
妹「うん。これ部屋にあった奴だし。戻してくる。」
母「ふふふ。友人くんは、お父さんにそっくりねぇ。」
友人「え?」
母「びびりな所とか。」
友人「お褒めにあずかり・・・」
妹(なんで落ちてきたんだろう。)
妹は自分の部屋に入りました。
妹「あ・・・。」
机の上のパソコンに、電源が入っています。
妹(切り忘れたのかなぁ)
妹が、パソコンに近づいたときです。
妹「・・・これって・・・!」
ドット調のキャラクター達が、結婚式のようなイベントで万歳をしていました。
147:
なんと・・・・
148:
中央には、新婦と新郎が玉座のような物に座っています
新婦の頭上には『いもうと』
新郎の頭上には『ゆうじん』
二人に一番近い位置にいるキャラには『ははうえ』
残りは、おそらくゲーム内にでてきたキャラクターでしょう。
たくさんのキャラが、二人の結婚を祝っています
メッセージボックスが出ました。
『おめでとう!!世界の危機は救われた!!』
149:
メッセージボックスは、ゆっくりと消えて次々に新たなメッセージがあらわれます。
『そして、結婚おめでとう』
『ぼくは、結婚できそうもありませんでしたから』
『あなたが、ぼくの・・・・ゆいいつのしんゆう、ゆうじんくんとあいしあって結婚するのがいいとおもいます』
『おとうさんがしんでから、十数年』
『かぞくにめいわくをかけました』
『だからぼくは、じぶんがしぬことを知っていたので』
『ささやかながら、おんがえしをしたいなっておもいました』
『ははうえには、おいしいりょうりを』
『あなたには、このげーむを』
『ほんとのことをいうと』
『ははうえといっしょに、りょうりをしたかった』
『あなたと、げーむがしたかった』
『でもぼくは、あなたとげーむすることも、ははうえとはんばーぐをつくることも』
『できそうにありません』
『そして』
『ぼくは、あなたたちが結婚するすがたをみることはできません。』
150:
『だから・・・』
『せめて、げーむのなかだけでも』
『にいさん、ないてもいいかな』
結婚式の会場には先ほどまで居なかったはずの『きもおた』というキャラが、涙を流して立っていました
『なにもしてやれなかった、ばかなにいさんを』
『どうかゆるしてください』
『ぼくは、あなたたちのしあわせをえいえんにいのっています』
151:
画面は、暗くなりました。
『きもおた』だけが、画面上に残っています
妹「・・・・にぃ・・・・・・さん・・・・!」
妹は、くしゃくしゃに顔を歪めて泣いています。
『どうか、なかないでください』
妹「にぃさん・・・・!」
妹は触れることの出来ない、兄を指でなぞりました
『きもおたは、しあわせでした』
152:
今度こそ、本当に、終わり。
153:
読んでいただいた方ありがとうございました。
遅筆、誤字脱字はお許しください
ss投稿ははじめてなもんでして。
154:
乙でした
155:
いい話すぎてワロタwwwwwワロタ....
キモオタぁぁぉー
156:
余談なのですが、続編と新作
どちらがいいか悩んでいます。
差し支えなければアドバイスよろしく
157:
まぁ俺たちも鬼ではない
両方に決まっておろうが!!
159:
乙!
続編優先で両方やって下さい
キモオタああああ
うわああああああああああああああs
160:
乙!
続編でオナシャス
161:
じゃあ、続編にします。
また予告だけ貼っとくんで、見かけたら是非読んでください。
162:
涙ですぎたわろた
163:
その日は、雨が降っていた。
どしゃ降りの雨だ。
女『われわれの人生は織り糸で織られているが、良い糸も悪い糸も混じっている。』
死神『・・・・・』
女『いい・・・言葉だと思わない?』
死神は、黒い傘をさしていた。
女は、藍色の傘をさしていた。
死神『一体・・・誰が言ったんだ』
女『シェイクスピアよ。』
死神『・・・知らないな』
雨は強まるばかりだ。
女『あなたも本は読んだ方がいいよ。』
死神『あぁ・・・そうだな。』
男には、名前がない。
男の仕事は人の一生に終わりを宣告し迎えにゆくこと。
だから男は、死神と呼ばれていた。
死神『そろそろ・・・時間だ。』
雨は、止まない。
169:
面白かった。乙
16

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