アイドル「キモオタのみんなー!!こんにちはー!!」back

アイドル「キモオタのみんなー!!こんにちはー!!」


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1:
アイドル「今日もいっぱーい、お金をおとしていってねー!!」
アイドル「あなたたちはー、ただの金づるなんだからー」
アイドル「どーせ、服とかにはお金つかわないんでしょー?」
アイドル「だったら、私に使ってねー」
アイドル「CDを5枚買ってくれたら、握手券とかつくよー!!」
アイドル「ぶひぶひいいながら、シコシコかってねー!!」
アイドル「それじゃあ一曲目、いっくよー!!」
アイドル「『その右手がたまんない』!!」
アイドル「みんなー、ノリノリでいこうねー!!」
マネージャー「……今日も客はゼロか」
pickup
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2:
泣いた
3:
楽屋
アイドル「あの!!」
マネージャー「なんだ?」
アイドル「このキャラ、もうやめたいんですけど」
マネージャー「そういわれてもな」
アイドル「奇を狙ってもいい結果にはなりません!!もっと普通にしましょうよ」
マネージャー「普通ね」
アイドル「こんな言動じゃあ……みんな引いちゃいますよ」
マネージャー「そうだな……」
アイドル「お願いします」
マネージャー「考えとくよ」
アイドル「……」
6:
電車内
アイドル「はぁ」
アイドル(いつまで電車通いをしないといけないんだろう)
アイドル(夢見すぎたかなぁ……)
「ややや、やっぱりあれだよな」
「うん。この子だよな」
アイドル「……」
「今度、声優もやるんだってよ」
「絶対にみるぜ、そのアニメ」
アイドル「はぁ」
アイドル「いいなぁ……」
アイドル(声優も歌も上手くいってる人がいる中で……)
アイドル(私は……)
9:
超支援
10:
自宅
アイドル「ただいま」
友「おっかえりー」
アイドル「あ、また脱ぎ散らかして」
友「あ、その下着あらっといて」
アイドル「下着ぐらい自分で洗えば?」
友「文句言うな。私の家だぞ?」
アイドル「はぁ……」
友「げんきないなー?どうかした?」
アイドル「別に」
友「あ、ほれ」
アイドル「なに?」
友「いつものファンがあんたにどーぞって」
アイドル「ファンって……ストーカーだよ、あれは」
友「まぁまぁ。いいじゃないの」
11:
翌日 デパート 屋上
アイドル「キモオタのみんなー!!こんにちはー!!!」
アイドル「今日もお金おとしていくかぁー!!」
アイドル「屋内だとお前らの臭いで卒倒しちゃうから、今日は屋外だぞー」
アイドル「ちゃんと風呂はいれよー!!」
アイドル「あ、腋臭の人は風呂とか関係ないから、病院にいくことをおススメしまーす☆」
アイドル「じゃあ、一曲目きいてねー!!」
アイドル「『ブルートライアル』!!」
マネージャー「……観客はゼロか」
マネージャー「ふむ」
アイドル(だれか殺して……)ウルウル
13:
客が少なくてもプロ魂でやりとおしてるよなこいつら
15:
楽屋
アイドル「マネージャー!!」
マネージャー「なんだよ」
アイドル「こんな営業したくないです!!」
マネージャー「そう言うなよ」
アイドル「こんなことじゃあ……いつまでたっても人気がでません!!」
マネージャー「地道にいこう」
アイドル「でも……」
マネージャー「あ、そろそろ次の現場にいかなきゃな。一人で帰れるよな?」
アイドル「……はい」
マネージャー「それじゃあ」
アイドル「はぁ……」
アイドル「私……別にSでもなんでもないのに……」
16:
アイドル「帰ろう……」
オタク「フヒヒヒ」
アイドル「!?」
アイドル「……」
アイドル(つけられてる?)
アイドル「うぅ……」
アイドル「どうして人気がないのに変質者には好かれるのよ……」
アイドル「逃げなきゃ……!!」
オタク「フヒヒヒ」
アイドル「追ってくる……!!」
アイドル「もういや……辞めたい……」ウルウル
17:
自宅
アイドル「ただいま……」
友「おー」
アイドル「……」
友「どうした?」
アイドル「もういや」
友「なにが?」
アイドル「こんな仕事したくない」
友「夢だったのに?」
アイドル「だって……お客さんはいないし、ストーカーはいるし……もういや」
友「後悔しないならやめちゃえば?」
アイドル「……」
友「あんたはがんばってるよ。だから、やめたくなったらやめればいい」
アイドル「ずるい……そんな言い方されたら……なんかやめにくい」
友「まぁ、負けず嫌いじゃないとアイドルはできない。あんたは幸いにも負けず嫌いだ。大丈夫だって」
20:
翌日
アイドル「今日はオフか」
アイドル「まぁ、オフのほうが多いんだけど」
アイドル「……」
友「じゃあ、仕事にいってくるよー」
アイドル「うん」
友「夕飯は適当でいいよね」
アイドル「うん」
友「いってきまーす」
アイドル「いってらっしゃい」
アイドル「ふぅ……」
アイドル「なにしようかな……」
アイドル「……」
アイドル「自分のブログでもみよっと」
23:
アイドル「カウンターはほとんど回ってないか」
アイドル「……」
アイドル「このブログ内企画『一問一答両断』って……人気あるのかなぁ?」
アイドル「えーと……新しい質問がきてる……」
『本当のスリーサイズおしえろください』
アイドル「……」カタカタ
アイドル『チブデブハゲはお断り』
『好きな男性のタイプは?』
アイドル「……」カタカタ
アイドル『キモオタじゃないイケメン』
アイドル「……」
アイドル「これくらいマネージャーがやってよね……」
『今日の下着は何色ですか?』
アイドル「……」カタカタ
アイドル『てめーの頭が薔薇色であることは間違いないな』
25:
友人の性格に惹かれるな
26:
完全にSの素質がある
27:
アイドル「はぁ……」
アイドル「なんで私が更新しなきゃいけないのか……」
ピンポーン
アイドル「はぁーい」
アイドル「誰だろう……んーっと」
アイドル「げ……」
アイドル「いつものストーカー……」
アイドル「居留守しよ……」
ピンポーン
オタク「あ、あの、ままま、また差し入れ買ってきたから、フヒヒ」
アイドル「うぅ……」
オタク「フヒヒヒ、いつも君の罵倒をたのしみにしてます!!」
アイドル「かえってよぉ……」
オタク「まま、またくるね!!」
アイドル「もうこないで……」
28:
いいファンじゃないか
30:
俺を勝手に出すんじゃねーよks
32:
アイドル「……」
アイドル「はぁ……」
アイドル「なんなの……もう」
アイドル「引っ越したほうがいいかなぁ」
アイドル「でも、今のお給料じゃとても家賃なんて……」
アイドル「仕事ほしぃ……」
アイドル「ん?」
アイドル「あ、また質問がきてる……」
『あんたを見たいのですが、どこにいるんですか?』
アイドル「……」カタカタ
アイドル『お前に見られると吐き気がするから見に来なくていいよ。家で妄想してろ』
アイドル「……」
アイドル「こんなキャラ、流行る訳ないんだよ……」
34:
需要はありそうだがな
35:
翌日 事務所
アイドル「おはようございます」
マネージャー「よう」
アイドル「なんですか?」
マネージャー「今度の握手会だけど、彼女と一緒にやってほしい」
アイドル「え?」
少女「うふ」
アイドル(げ……)
マネージャー「抱き合わせってわけじゃないけど、お前にとっても悪い話じゃないだろ?」
アイドル「……」
少女「まぁ、足を引っ張らないようにね?」
アイドル(一番稼いでるからって……いい気になって……!!)
マネージャー「なかよくな」
少女「はぁーい」
アイドル「はぁい」
36:
数日後 握手会会場
「おおお、おれ、あえてうれしいです!!」
少女「私も嬉しいよ?」
「応援してます!!」
少女「ありがとう。ずっと応援してね」
アイドル「……」
「あ、あの……握手……」
アイドル「きめーんだよ。だれが汚い手なんて握るか」
「……」
アイドル「……」
「すいません」
アイドル「分かればいいんだよ、童貞」
少女「はぁーい、こっちにきて。そっちにいってもなんの得にもならないよぉー」
アイドル(なんで私ばっかり……)グスッ
37:
楽屋
少女「はぁ……つかれたぁ」ゴシゴシ
アイドル「……そうだね」
少女「貴女は誰とも握手してないじゃない」
アイドル「仕方ないでしょ。そういうキャラなんだから……」
少女「ふふ」
アイドル「なによ」
少女「早く辞めちゃえば?」
アイドル「な……!?」
少女「人気がないのをキャラの所為にするぐらいなら、この業界から出て行って」
アイドル「なんですって……!?」
少女「どんなキャラでもその人物が魅力的なら人はついてくるわ。人が寄ってこないのは貴女に才能がないだけ」
アイドル「……!!」
少女「そう。人気が出ないのは事務所が決めたキャラじゃない。貴女になんの魅力もないからよ」
アイドル「……っ」
38:
マネージャー「おい、次の現場にいくぞ」
少女「はぁーい」
アイドル「……」
マネージャー「一人で帰れるな?」
アイドル「……」
マネージャー「どうした?」
少女「さ、いきましょう?」
マネージャー「あ、ああ」
アイドル「……」
アイドル「くそ……」ウルウル
アイドル「わかってるわよ……そんなこと……」ポロポロ
アイドル「……どうすりゃいいのよ……」ポロポロ
39:
握手会で握手拒否してちゃ本末転倒じゃねーかwww
41:
アイドル「……」トボトボ
オタク「フヒヒヒ」
アイドル「……」
アイドル(またか……)
アイドル(もうなんかどうでもいいや……)
アイドル(遊んでやろう……)
オタク「フヒヒヒ」
アイドル「……ねえ?」
オタク「ふひ!?」
アイドル「……」
オタク「……」
アイドル「一緒にお茶でも飲みませんか?」
オタク「けけけけ、けっこうです!!!」ダダダダッ
アイドル「あ……」
アイドル「……なんでよ」
42:
ワロタ
44:
自宅
アイドル「もういや!!!」ドゴォ
友「かべなぐるなー」
アイドル「だって!!だって!!」
友「なに、握手会失敗したの?」
アイドル「うん……」
友「あはははは」
アイドル「笑い事じゃないよ!!」
友「あ、そっかそっか」
アイドル「はぁ……やっぱり才能ないんだよ、私」
友「そんなことないって。顔は一級品にかわいいんだし」
アイドル「顔だけじゃ駄目ってことでしょ……はぁ……」
友「あ、はい。熱心なファンからの差し入れ。今日はウコンの力だね」
アイドル「いらないよ……」
友「元気出せってことでしょ。察してあげなよ」
45:
イケメンなファンじゃないか
46:
翌日 事務所
マネージャー「今度、秋葉原の小さな会場でイベントあるから」
アイドル「なんのですか?」
マネージャー「ゲームの発売イベント」
アイドル「どんなゲームですか?」
マネージャー「これ」
アイドル(oh……もろギャルゲー)
マネージャー「簡単なトークとゲーム紹介だけだから」
アイドル「いつものキャラでやるんですか?」
マネージャー「勿論だ」
アイドル「うぅ……」
マネージャー「なんだ嫌か?」
アイドル「もうずっと前から嫌だっていってませんか、私」
マネージャー「あのな?どうしてそのキャラで人気が出ないか、教えてやるよ。―――キャラを自分のものにできてないからだ」
アイドル「はい?」
48:
マネージャー「もっと大胆になれ。お前はどこか遠慮しているところがある」
アイドル「遠慮なんて……」
マネージャー「お前自身にブログの更新させてるのだって、練習の一環だ」
アイドル「練習?」
マネージャー「キャラをお前に馴染ませるためのな」
アイドル「はぁ」
マネージャー「がんばれ。今の苦労は未来への栄光に繋がるはずだ」
アイドル(うそ臭い……)
マネージャー「ブログの更新、やっとけよ」
アイドル「わかりましたぁ」
マネージャー「なんだ?不満そうだな」
アイドル「そんなことありません」
マネージャー「ならいいんだ」
アイドル「ふんだ……」
アイドル(キャラを自分のものに……か)
50:
自宅
アイドル「……」カタカタ
『好きな食べ物はなんですか?ちなみに俺はそうめんが大好きです』
アイドル『きいてねーよ』
『顔はかわいいですね』
アイドル『ありがとう、社会の面汚し』
『俺、アニメとか大好きなんですけど、貴女はどんなアニメが好きですか?』
アイドル『とりあえず三次元に目を向けろ』
『付き合ってください』
アイドル『どうせ、いいよって言ったら狼狽してしょんべんちびるんだろ?ワロス』
アイドル「……」
アイドル「こんなアイドルが人気出るの……?キャラを自分のものにすれば人気でるの?」
アイドル「ありえないでしょ……」
54:
アイドル「あ、そうだ。今度のイベントで紹介するゲーム、触りだけでもやらないと……」
アイドル「えーと……」
ピンポーン
アイドル「はぁーい」
オタク「あ、ああああ、あの!!」
アイドル「またか……」
オタク「今日も差し入れ、おいときます!!」
アイドル「……」
オタク「がんばってください、ぶひ!!」
アイドル「……ありがとう!!」
オタク「ひぃぃぃぃ!!!!」ダダダダッ
アイドル「……」
アイドル「さてと……」ピッ
テレビ『妹、だーいすき!!』
アイドル「うわぁ……なんだ、このゲーム……」
56:
数日後 イベント会場
司会「みなさんこんにちはー!!」
「「……」」
司会「司会は私、そして」
アイドル「アシスタントは私でーす」
司会「いやぁ、ついに発売ですよ。これ発売前から話題なんですよね」
アイドル「ほんとギャラリーの顔をみるだけでどれほどキモイゲームがわかりますね」
司会「いやいや」
アイドル「こんなゲームやる暇あったら美容室にでもいって、髪の毛整えて来いってかんじですよねー」
司会「な、なにいってるの。ねー?」
「「……」」
アイドル「ネット弁慶な人たちは会話もろくにできないコミュニケーション障害ですからね。まともな返事なんて返ってきませんよ」
司会「あの……」
アイドル「架空の妹がほしいかぁー!!!なら、かえー!!」
アイドル(この空気……やばい……)
58:
AKBオタの俺にとって非常に興味深い
59:
いっそここまで言ってくれたほうが清々しい
62:
今のところの発言だと読者モデルの下品さとは違うので良い
良い女だ
63:
司会「……」
アイドル(うわ……司会の人もなんか怖い……もういいや!!クビにでもなんでもしろ!!ここが私の墓場だ!!)
司会「と、とりあえず、ゲームの紹介をしようか」
アイドル「そうですね。一言で言えばキモオタたちがフィクションのありえない妹に盛り上がるゲームですね」
司会「……」
アイドル「登場人物はみんな妹。この時点で相当気持ち悪いんですが、その設定も反吐が出るレベルです」
アイドル「長女は料理が得意で勉強ができる。そして兄が大好き。おえー、まじキモイ」
アイドル「で、次女がボーイッシュでスポーツマン。貧乳をきにしてる。あはは、その設定いるのかって感じですよね」
アイドル「ねね、貧乳にコンプレックスあるほうがいいの?」
「えと……はい……」
アイドル「ロリコンがぁー!!」
司会「……」
アイドル「こんなゲームするやつら、全員童貞ですよねー」
アイドル「キモすぎて呼吸困難になっちゃいそうですぅ」
アイドル(空気……死んだ……)
66:
なかなか肝が据わっている
67:
司会「……」
アイドル「……」
司会「……はい。じゃあ、今日はここまで。みなさん、ありがとうございました!!」
アイドル「もう二度と部屋からでてくんなよー」
「「……」」
司会「……ちょっと」
アイドル「はい……」
司会「なにやってんの?」
アイドル「えと……」
司会「理解できないよ、おたくの事務所」
アイドル「はい」
司会「ゲームの売り上げ悪かったら、君のせいだよ?わかってる?」
アイドル「……すいません」
司会「もういいよ」
アイドル(なんで怒られなきゃいけないの……確かにやりすぎたけど……)
69:
事務所
アイドル「はぁ……」
マネージャー「社長に絞られたか」
アイドル「はい」
マネージャー「ま、キャラに成れとはいったけど、今回はやりすぎかな」
アイドル「ちょっと加減がわかりません」
マネージャー「それは探っていくしかないな」
アイドル「無責任……」
少女「クビにしちゃえばいいのに、そんなお荷物アイドル」
アイドル「あなた……!!」
少女「社長もマネージャーもどうしてこんな子を置いているのか分からないわ」
アイドル「……っ」ウルウル
マネージャー「はいはい。出かける準備しろ。次の仕事は生番組だからな」
少女「はいはい」
アイドル「……」ポロポロ
72:
自宅 前
アイドル「なによ……私だって……一生懸命……やってるのにぃ……」ポロポロ
オタク「フヒヒヒ」
アイドル「……」
オタク「きょ、今日も差し入れ……もってきた……よよ、よろこんでくれるかなぁ?」
アイドル「あの」
オタク「うわぁっぁ?!!?」
アイドル「そこに立たれたら家の中に入れないんですけど」
オタク「あああああああ、あの、こここここ、ここれ!!」
アイドル「差し入れですか?」
オタク「ははははは、い!!!じゃあ、こここれで!!」ダダダダッ
アイドル「……」
アイドル「レッドブルーだ……そんなに元気ないように見えるのかな……私って……」
アイドル「はぁ……」
73:
かわいそうになってきた
74:
自宅
アイドル「ただいま」
友「おふぁえり」
アイドル「……」
友「んー?」
アイドル「寝る」
友「どうした?死人みたいな顔してるけど」
アイドル「いつものことでしょ……」
友「それもそっか」
アイドル「……」
友「辛いならやめれば?仕事先ぐらい紹介してあげてもいいよ?」
アイドル「どこ?」
友「AV女優」
アイドル「ふざけないで!!!」
友「ごめん、冗談だって」
77:
友「ほら、こっちおいでよ」
アイドル「なに……?」トボトボ
友「座って座って」
アイドル「……」
友「業界のことなんてなにもしらないけどさ、私はいつでもファンでいてあげるし、友達として支えてあげるからね?」ナデナデ
アイドル「うぅー……」
友「だから、何も恐れずに全力疾走しちゃいなさいな!!」
アイドル「でも……自分のやりたいようになんてできないもん……」
友「そんなのどんな仕事でも一緒。自分のしたことしてお金を稼いでる人なんて一つまみもいないって」
アイドル「そうなの?」
友「そうだよ。作家だって書きたくない作品をしあげなきゃならんときもあるし、スポーツ選手だって時にはしたくもない練習やイベントに参加しないといけない」
アイドル「……」
友「でも、その中で如何に自分が楽しめるか。それが大事なんじゃないの?」
アイドル「……説教なんてききたくない」
友「よーし、じゃあ、率直にいうぞ。あんたはアイドルに向いてるから、続けろってことだ」
78:
イイヨ!
80:
アイドル「向いてるならとっくに人気がでてるよ」
友「いやいや、そういう心構えがいけないねえ」
アイドル「え?」
友「私は人気がでて当然だ。世間が私についてきてないだけ!!そう思わないと」
アイドル「そうかなぁ」
友「そうだよ」
アイドル「……」
友「ほら、もうすこしがんばりなよ」
アイドル「うん」
友「ソープ嬢で働きたくなったら声かけてね」
アイドル「ソープ嬢ってなに?」
友「男とエッチなことする女の人」
アイドル「死んでも嫌!!!」
友「あははは」
81:
翌日 事務所
アイドル(確かにいつも後ろ向きに考えてたかも……)
アイドル(前向きにならなきゃ)
アイドル「よし!!」
マネージャー「気合十分だな」
アイドル「はい」
マネージャー「あ。そうそう、また、歌でも出すか?」
アイドル「CDですか?」
マネージャー「いや、今回はダウンロードだけでやるつもりだ」
アイドル(格下げェ……)
マネージャー「はい、これ」
アイドル「もう歌ができてるんですか?」
マネージャー「テレビゲームのイメージソング」
アイドル「なんの……?」
マネージャー「これ原作。魔法少女モノだ。朝にやってるだろ?みたことないか?」
83:
アイドル「あぁ……」
マネージャー「レコーディングは一週間後な」
アイドル「わかりました」
少女「ちょっと、局でPとの打ち合わせがあるんだけど、はやく車だしてよ」
マネージャー「わかった。それじゃあ、よろしくな」
少女「ふん……」
マネージャー「いくぞ」
アイドル「……」
アイドル「まぁ、気楽にやろう」
アイドル「この歌でどうにかなるもんでもないし」
アイドル「……」
アイドル「……帰ろう」
アイドル「ブログも更新しないと……」
84:
健気じゃないかw
86:
裏側が知れ渡ったら一気にファン増えるだろ
87:
いい子だよな。リアルでもこういう頑張ってる子ほど成功して欲しい
89:
自宅
アイドル「……」カタカタ
『パンツうp』
アイドル『見せるだけの価値があるとは思えんな、てめーに』
『この前のイベント最悪です。気分を害してゲームができません』
アイドル『じゃあ、すんな。そんな報告される身にもなれ』
『旅行するならどこにいきますか?』
アイドル『キモオタがいないところ』
『あなたのCD買いました。意外に歌がうまいんですね』
アイドル『あれPC処理してるから、残念だったな』
アイドル「……」
アイドル「こんなもんかな……」
アイドル「はぁ……」
90:
ピンポーン
アイドル「はぁーい?」
オタク「ささささ、差し入れおいときますね!!!」
アイドル「……」ガチャ
オタク「わぁぁああ!?!?」
アイドル「待って!!」ガシッ
オタク「ひぃぃぃ!!!」
アイドル「いつもありがとう」
オタク「おぉおおぉぉぉ!?!?!」
アイドル「それだけです」
オタク「はははは、はい……」
アイドル「でも……もういいですから。差し入れ。それよりもイベントとかにきて、応援してください」
オタク「ででで、でも……」
アイドル「おねがいします」
オタク「はははは、はい……わわ、わかりました……!!!」
93:
差し入れオタクとの進展に期待
94:
アイドル「……」
オタク「それじゃあ……」
アイドル「はい」
オタク「うぅ……」
アイドル「……ふぅ」
アイドル「はぁぁ……歌の練習でもしようかな」
アイドル「……」カチッ
アイドル「ぷりっきゅあ〜ぷりっきゅぁ〜♪」
アイドル「……」
アイドル「ぷりてぃで〜きゅあきゅあ〜♪」
アイドル「……」
アイドル「はずかしぃ……」
95:
可愛いのうのう
100:
一週間後 スタジオ
アイドル「おはようございまーす」
「あ、おはよう」
アイドル「今日はよろしくお願いします」
「んー、じゃあ、早レコーディングしてみようか」
アイドル「わ、わかりました」
「かわいいっすね」
「かわいいだけじゃなぁ」
アイドル「だいじょうぶ……いっぱい練習したんだもん……」
アイドル「練習しすぎて大家さんに怒られたぐらいだもん……大丈夫……大丈夫……」
「じゃあ、いくよ」
アイドル「はい」
「……」カチッ
アイドル「ぷりっきゅぁーぷりっきゅぁー」
「表情かたいなぁ……」
102:
数時間後
「はい。おっけー、ばっちりよ」
アイドル「はぁ……ありがとうございました」
「なかなか、いいじゃん」
アイドル「え?」
「歌手でもいけるんじゃないの?」
アイドル「そ、そうですか?」
「才能あるよ。がんばってね」
アイドル「あ、ありがとうございます」
マネージャー「おつかれ」
アイドル「あ、来てたんですか」
マネージャー「そりゃ、顔ぐらいは」
アイドル「どうでした?」
マネージャー「まぁ、今回はゲームのイメージソングだし、いいんじゃないの?」
アイドル「なにそれ……期待値低いですね……」
103:
事務所
マネージャー「ゲームの発売イベントで歌うことになってるから」
アイドル「はい」
マネージャー「で、客層なんだけど……」
アイドル「今回は小さい子とかいるから、キャラは封印でいいですよね?!」
マネージャー「いや、貫いてもらう」
アイドル「私、子どもを泣かしたくありません!!!」
マネージャー「バランス考えればいいだろ」
アイドル「バランス!?」
マネージャー「んじゃ、よろしく」
アイドル「……」
アイドル「小さな子を泣かせない程度の罵り……」
アイドル「無茶苦茶ぁ……」
104:
がんばれ 超がんばれ
106:
アイドルさんが凄く可愛い
107:
自宅
友「おかえりー、ごはんできてるよい」
アイドル「うっせー、ブス」
友「あはは、今度は誰を罵る練習?」
アイドル「幼稚園児から小学校低学年」
友「あらま」
アイドル「むりだよぉぉぉ!!!」
友「よしよし。泣いて苦しめ」
アイドル「ひぃぃぃん……今度こそアイドル生命終わりだぁ……」
友「じゃあ、むしろ気が楽じゃん」
アイドル「え?」
友「もう何しても死ぬならむしろ関係者全員を巻き込むくらいの自爆してきたら?」
アイドル「自爆……」
友「それなら伝説残せていいじゃん」
108:
友人ふところ深ぇな
109:
数日後 イベント会場
司会「はーい、みんなこんにちはー!!」
「「こんにちはー!!」」
司会「今日は集まってくれてありがとうー!!」
「「はーい!!」」
司会「今日はこのお姉さんとお兄さんでゲームの魅力をたっぷりおしえてあげるからねえー!!」
アイドル「みんなー、こんにちはー!!」
「「こんにちはー!!」」
アイドル「突然だけど、みんなに質問しまーす!!」
司会「え?」
「「はーい」」
アイドル「マジコンしってるひとー!!」
「「はーい」」
アイドル「うわぁ……みんな犯罪者ですねー」
司会「ちょ……」
※マジコン・・・マジコンとは、テレビゲームのゲームソフトをコピー(複製、バックアップ)したり、またそのコピーやイメージファイルをゲーム機で起動させるための機械の総称である。現在、マジコンを利用した新作ゲームの無料プレイが問題となっている。(wikipedia参照)
111:
わろたwww
112:
そうきたかwwwwwwwwwwwww
114:
知ってただけで犯罪者www
アイドルひでぇwww
116:
アイドル「いいですかぁ。今回のゲームはマジコンではあそべませーん」
アイドル「遊びたかったら、お父さんに『浮気してることをばらされたくなければ、ゲーム買って』っていいましょうー!!」
「「はーい」」
司会「……」
アイドル「みんなは犯罪者になりたくないよねー?」
「「はーい」」
アイドル「親御さんも子どもを犯罪者にしたくないなら、マジコンとかやめましょー!!」
「「……」」
司会「えーと!!じゃあ、歌の準備をお願いします!!!」
アイドル「うっせー!!もう少し喋らせろ!!」
司会「だめだって!!」
アイドル「みんな、私の歌ききたい?」
「「……」」
アイドル「だよねー!!じゃあ、かえろ」
司会「待ちなさい!!」
118:
いいぞもっとやれ
120:
言ってる事は非常に教育的だな
121:
アイドル「なんですかぁ?!」
司会「みんなはこのゲームの歌を楽しみにしてるんだよねー?」
「「……」」
アイドル「反応なーし!!」
アイドル「これが答えだ、ばかやろー!!」
司会「な……」
アイドル「興味があるのはゲームであって、歌じゃない!!そんなことサルにだって分かります!!」
司会「でもね……これは主題歌発表の場でもあるから」
アイドル「みんなー、私にどんな歌をうたってほしいかなぁ?」
「はむたろうー!!」
「くれよんしんちゃん!!」
「いなずまいれぶん!!」
アイドル「全部わからなーい!!お前ら、マジオタクかよ」
司会「おい!!」
アイドル「ここは一つ、世代を超えた名曲『愛・おぼえていますか』にしましょう」
127:
マクロスかよww
126:
お前もマジオタクかよwww
130:
ワロタ
133:
イベント終了後 楽屋
スタッフ「好き勝手にされちゃ困りますよ!!」
マネージャー「すいません」
アイドル「ごめんなさい」
スタッフ「スポンサーや制作会社の人だって見に来てるんですよ?!」
アイドル「はい……すいません」
スタッフ「アカペラで別アニメの曲まで歌いだして……どうしてくれるんですか?!」
マネージャー「申し訳ありません」
アイドル「すいません、すいません」
スタッフ「芸風を大切にするのはいいですけど、こっちの事情も考えてくれないと困りますよ!!!」
マネージャー「返す言葉もございません」
アイドル「反省してます」
スタッフ「もういいです。帰ってください!!」
マネージャー「すいませんでした」
アイドル「ご迷惑をおかけしました……本当にすいません」
138:
事務所
少女「あら、お疲れ様」
アイドル「……」
少女「随分暗い顔ね。ついに仕事がなさ過ぎて、枕営業でも宣告されたのかしらぁ?」
アイドル「そんなんじゃない……ちょっと怒られただけだし」
マネージャー「ちょっとどころじゃないだろ」
アイドル「……」
少女「事務所を傾かすことしかできないの、アンタ?」
アイドル「……」
少女「それなら土木作業員にでもなればぁ?」
アイドル「うるさいなぁ……!!」
マネージャー「はいはい、ストップ。ほら、準備しろ」
少女「わかってるわよ。はぁー、私も週の半分くらいオフがほしいわぁ」
アイドル「……」
アイドル「好きでオフにしてるわけじゃないもん……」
【衝撃】うちの妹(14歳)が胸をネットに晒した末路wwwwあほすぎwwww
143:
自宅 前
アイドル「はぁ……なんでクビにならないのか不思議……」
オタク「フヒヒヒ」
アイドル「またいる……あのぉ」
オタク「ふひっ?!」
アイドル「差し入れは……」
オタク「ああああああああ、あのぉぉぉ!!!」
アイドル「は、はい?」
オタク「きょ、きょう!!とってもよかったです!!!」
アイドル「え?」
オタク「そ、それだけいいい、たくて……すすす、すいません!!」
アイドル「見に来てくれたんですね?ありがとう、うれしいです」
オタク「いいいや……おおお、おれ、あああ、あなたのファンですから……」
アイドル「はい。できるだけ長くファンでいてくださいね?」
オタク「ももももも、もちろん!!!」
144:
ホントに可愛いアイドルさん
146:
一昔前のカンニング竹山を思い出した
147:
自宅
アイドル「あぁー……」
友「よっ!カツどん食う?」
アイドル「うん……」
友「どうしたぁ?」
アイドル「怒られただけ」
友「なんだ。いつもどおりか」
アイドル「むかつく……」
友「これでも食って、元気だす!!」
アイドル「あーぃ……」
友「ふふ……」
アイドル「あとでブログ更新しなきゃ……」
友「がんばれよー、新米アイドル」
アイドル「うるさいなぁ……」
155:
アイドル「……あれ?結構、カウンター回ってる……?」
アイドル「うわ……なんだ、この質問の量……」
アイドル「これは厳選しないと……」カタカタ
アイドル『てめらのイカ臭い質問が多すぎて眩暈がしてきから、ちょっと答える質問厳選するわ』
『バナナはおやつに入りますか?』
アイドル『女のおかずです』
『子供向けのイベントではっちゃけてましたね。なんであんなことしたんですか?』
アイドル『お前に答える義理はない』
『あのゲーム、プレイしたんですか?』
アイドル『オープニングだけ見せてもらった。糞ゲーだと思うから買うな』
『いっつもあんなキャラで疲れませんか?』
アイドル『そう思うならウコンの力を買って来い、くそ野郎』
『死ね』
アイドル『お前に言われるとむしろ生きたくなる。私が長生きすることでお前が悔しがると思うと、マジで笑えるわー』
アイドル「こんなものかな……。あのイベントの反響か……批判ばっかりだけど……」
157:
律儀だなww
160:
翌日 事務所
アイドル「おはようございまーす……」
少女「おはよう」
アイドル「なんで朝からいるの?」
少女「ここは私の事務所よ?」
アイドル(いつも社長出勤のくせに……)
マネージャー「あ、来たか。今度、久々に握手会することになったから」
少女「また?いつです?」
マネージャー「来週の土曜日だ」
少女「ふーん」
アイドル「あの……私も?」
マネージャー「そう」
アイドル(また抱き合わせ……)
少女「金魚のふん」
アイドル「なによ、出目金」
162:
対抗できるようになってるな…
163:
少女「いうじゃないの」
アイドル「なによぉ!!」
少女「水着にもなれない貧相な体で」
アイドル「……」
少女「……」
アイドル「胸くれぇ……」
少女「ひっつくな!うっとうしいわね!!」
マネージャー「お前もあげるほど余ってないしな」
少女「なんですってぇ!?」
マネージャー「あ、そうだ。午後から営業あるから、待機しといてくれよ?」
アイドル「どこでしたっけ?」
マネージャー「おいおい……小さな会場でライブのアシスタントだろ」
アイドル「あぁ。そうでしたね」
少女「あはは、なんでもできていいわね。そのうちコンビニアイドルとか呼ばれるんじゃない?」
アイドル「24時間営業しますってこと?……まぁ、もうそれでもいいけど」
164:
いいのかよwwwたくましいなwwww
169:
ライブ会場
司会「いえーい!!今日は盛り上がっていこーぜー!!」
「「おおお!!!」」
アイドル「アシスタントは名もないアイドルでーす!!」
「「おおおお!!!」」
アイドル「いま、雄たけびあげた奴、私のこと知ってるのかな?」
「「おおぉぉ!!!」」
アイドル「じゃあ、私の名前をせーの!!」
「「……」」
アイドル「……」
司会「えーと……」
アイドル「このライブ、あのアニソンばっかり歌ってる人がでてくるんですよね?」
司会「え、いや、アニソンばっかりじゃあ」
アイドル「お前ら、アニソン聞きにきてるだけなのに、なんでそんなさも『音楽通です』みたいな顔してんのー?」
「「……」」
170:
アイドル「マジうけるー!!」
司会「ちょっと……」
アイドル「もっとさぁ、JPOPとか馬鹿にする前に自分の姿を確認したほうがいいと思うのよ」
アイドル「服もダサいしさぁ。……そこのあんた、それで精一杯のオシャレですか?」
「……」
アイドル「あれ?日本語通じない?じゃあ……精一杯のオシャレですかお?」
司会「君!!」
アイドル「なんかすっぱい香りも立ち込めてきたし、私、一ぬけたーっと」
司会「こら!!」
アイドル「じゃあ、歌が終わったら呼んでくださーい」
司会「あ……えっと……どうぞ!!!」
歌手「……」
歌手(歌いにくいわね……)
174:
歌手「―――みんな、ありがとうー!!」
「「おおおぉぉぉぉぉ!!!!」」
歌手「ふぅ……」
スタッフ「お疲れさまでした」
歌手「いいえ」
アイドル「あの……」
歌手「……」
アイドル「すいませんでしたぁ!!」
歌手「え?」
アイドル「空気、最悪にしちゃって……」
歌手「ああ、別にいいのよ。あれが貴女の売り方なんでしょ?」
アイドル「でも……えっと……」
歌手「ところで……あなた、魔法少女のゲーム主題歌歌ってなかった?」
アイドル「え、はい」
歌手「そうよね。……ちょっと待って」
176:
歌手「―――みんな!!すこしまって!!」
「なんだ?」
「どうした?」
「まさかのサプライズ?」
歌手「あの、ライブは終わったんだけど、もう一曲だけ付き合ってくれない?」
ザワザワ……
歌手「ほら」
アイドル「いやいやいや!!」
歌手「曲も用意したし、いけるって」
アイドル「そんな!!?」
歌手「はーい、私の一押しアイドルでーす」
アイドル「あぁ……」
「「……」」
アイドル(視線が痛い……)
歌手「今から彼女が歌うから、きいてあげてねー」
177:
華麗な大逆転キメちゃうのかー?
179:
歌手さんええ人や…
181:
歌手「がんばって」
アイドル(いじめだぁ……)
「「……」」
〜〜〜〜♪
アイドル(はじまった!?)
アイドル(いや……失うものなんて……何もないし……!!)
アイドル「耳くそとってよぉーくきいてねー!!」
アイドル「大きな子どもたちでも楽しめるうただからぁー!!」
「「……」」
アイドル「ぷりっきゅぁ〜♪ぷりっきゅあ〜♪」
アイドル「ぷりてぃで〜きゅぁきゅあぁ〜♪」
アイドル「ぷっりきゅあぁ〜♪」
「「……」」
アイドル(今なら羞恥心で死ねる……)ウルウル
歌手「あはは、がんばれ。乗り切ればアイドルだぞ」
182:
アイドルが耳クソだなんておげふぃん
183:
アイドル「―――はぁ……はぁ……」
「「……」」
アイドル「……感想もいえないんですかー?コミュニケーション不足も甚だ―――」
「かわいいー!!」
「アンコール!アンコール!!」
「マジ天使!マジ天使!!!」
アイドル「え……」
歌手「やったぁ」
アイドル「ふ、ふん!!誰がお前たちにもう一曲とかうたうかぁ!!身の程を知りなさい!!」
歌手「音楽流して」
スタッフ「はい」
〜〜〜〜〜♪
アイドル「え?!なんで!?」
「アンコール!!」
アイドル「ぷりっきゅあぁ〜♪」
184:
ノリノリじゃねーかww
186:
こいつかわいいじゃねーか
191:
楽屋
アイドル「あぁぁぁぁ〜〜〜」
歌手「ちょっと、涎垂れてる」
アイドル「あ、すいません……」
歌手「疲れた?」
アイドル「もう……一年分働いた気がします」
歌手「そう。でも、これからもっと忙しくなるかもね」
アイドル「え……?」
歌手「あなたは今日、スタートを切ったの。最後まで走り抜けるか、それとも転ぶかは貴女次第」
アイドル「あの……」
歌手「背中を押せてよかったわ。また会いましょう」
アイドル「あ、ありがとうございました!!」
歌手「またね」
199:
事務所
アイドル「ただいま、もどりました」
マネージャー「今日はすごかったなぁ」
アイドル「私の力じゃないですけど」
少女「なんかあったの?」
マネージャー「大ブレイクの予感だ」
少女「はっ!」
アイドル「なによぉ」
少女「ま、せいぜい上には上がいることを理解してなさい」
アイドル「むぅ……」
少女「今度の握手会で貴女は惨めになるんだからね」
アイドル「べーっだ!!いいもん、私は初めから握手する気ないし!!」
少女「ああ、そうだったわね。可哀想」
マネージャー「はいはい。二人ともそろそろ帰れ。今日は終わりだ」
アイドル・少女「「はぁーい」」
204:
自宅
友「おかえりー」
アイドル「ただいま……」
友「あ、ファンがきたよ」
アイドル「え?また?」
友「今日はとってもかわいかったです、だって」
アイドル「そう」
友「それより、これこれ」
アイドル「なぁに?」
友「動画サイトであんたすごいことになってるよ」
アイドル「動画サイトぉ?」
友「ほらほら。これ今日のやつでしょ?」
アイドル「あ……」
友「コメントも次世代の天使とか究極のアイドルだとか散々なこといわれてるわよ。訴えなきゃね?」
アイドル「そ、そうだね……ちょっとブログ更新してくる……」
205:
ニコニコか
209:
よし、このアイドルは俺の嫁だからな
213:
アイドル「えーと……すご……!!なんだ、この質問数……1000を超えてる……」
アイドル「えーと……えーと……」カタカタ
アイドル『お前ら、1000も質問送ってくんじゃねーよ。そんな暇があるなら親孝行でもしろ』
『マジ天使!!最高でした!!結婚してください!!』
アイドル『お前は天使に惚れたイカレポンチということを自覚しろ』
『動画サイトみました!!あなたみたいな人がいるとは……感激です!!新曲はいつでますか?』
アイドル『社長にきけ』
『調子のんなよ、天使が』
アイドル『ツンデレきめー。かわいくないよ、おっさん』
『う○ち』
アイドル『自己紹介、ありがとう。苦しんで死ね』
『電話番号おしえて!!』
アイドル『110』
アイドル「ひぃ……こんなの全部は無理だよ……」
アイドル「でもこれ……注目され始めてるのかなぁ?」
217:
一問一答がいちいち面白いwww
220:
なんだよこれ
おもしれ
224:
翌日 事務所
マネージャー「結構注目されてるな」
アイドル「そ、そうですか?」
マネージャー「ああ、光が見えてきたな」
少女「ふーん。どうせ超がつくローカル的なカルト人気でしょ?」
アイドル「む……」
少女「私みたいに某お昼の生番組に呼ばれてみたらぁ?」
アイドル「なによ!増刊号ではばっさりカットされてたくせに!」
少女「な!?いったなぁ!!!」
アイドル「いうわよ!!私のファンを馬鹿にしないで!!」
マネージャー「やめろ」
少女「どうせカレンダーは真っ白なんでしょ?」
アイドル「今月は二回も祝日があるから、ぱっと見赤いし!!」
少女「それあんたの予定でもなんでもないじゃないの!!」
マネージャー「いい加減しろ。仕事いくぞ」
226:
マネージャーがさりげなくイケメン
229:
自宅 前
アイドル「なによ……偉そうに……」
アイドル「ま、確かにスケジュールはスカスカだけど……」
オタク「フヒヒヒ、いいい、いるかな……?」
アイドル「こんにちは」
オタク「わぁ!?」
アイドル「もう、別に驚くことないと思いますけど」
オタク「あぁ、あの。動画サイトで……わわ、わだいになってますね」
アイドル「はい」
オタク「おおお、おれ、すごくうううれしいんです」
アイドル「どうしてですか?」
オタク「だだだ、だって、君のよよよさが、やっと世間にみみみとめられて」
アイドル「そうですか」
オタク「だ、だだ、だから……」
アイドル「でも、私の良さを初めから理解してくれてたのは貴方だけです。ありがとうございます」
230:
もうソイツと付き合っちゃえよ
233:
このキャラなら彼氏いると公言してもなんとかなりそう
231:
このオタクはお前らと違って一途だな
ストーカーだが
232:
オタク「おぉぉ!?」
アイドル「もしかしたら、貴方を邪険にするときが来るかもしれません」
オタク「え……?」
アイドル「こうして男性と会っているところを見られると、バッシングが酷いですから」
オタク「ああ、そそそそうですね」
アイドル「だから、このまま注目されてしまえばきっと私は貴方に酷なことを告げるかもしれません」
オタク「……」
アイドル「それでも……好きでいてくれますか?」
オタク「もも、もちろん!!お、おれ!!一生、ファンでいるつもりでで、です!!!」
アイドル「ありがとうございます。あ、そうだ」
オタク「え?え?」
アイドル「……はい。どうぞ。私、サイン会とか開いたことないんで、貴方が第一号です」
オタク「おぉぉぉ!?!?」
アイドル「受け取ってくれますか?」
オタク「うんうんうん!!!」
235:
オタク裏山
236:
アイドル「よかった」
オタク「じゃあ……あの」
アイドル「はい」
オタク「もう、やめる」
アイドル「え?」
オタク「もう……こここにはこないです」
アイドル「……あの、そんなつもりでサインを渡したんじゃあ……」
オタク「いい、いえ。もう貴方は世間が認めたアイドルですから……おおお、おれが足かせになるとか……いいいいやだし」
アイドル「……」
オタク「ずっと応援してます!!がががんばってください!!!」
アイドル「はい」
オタク「そそそ、それじゃあ!!!」
アイドル「……」
アイドル「ありがとうございます」
240:
オタクいい奴すぎるだろ……
241:
せつない・・・
243:
漢だな・・・
245:
本物のヲタは対象に危害を加えないからな
250:
お前ら少しはこいつを見習え
249:
自宅
友「振ったか」
アイドル「そんな人じゃない」
友「あれだけ一途なのにもったいない」
アイドル「ふーん」
友「それよりもブログ、すごいね」
アイドル「え?」
友「多分、見たら恐怖しちゃうんじゃないかな?」
アイドル「やだなぁ……」
友「マネージャーに任せればいいのに」
アイドル「……ううん、それはもっとやだ」
友「そうなの?」
アイドル「だって……私が書かなきゃ、面白くないもん。多分」
友「自信家〜。―――見違えたね、嬉しい」
アイドル「うぅ……」
258:
アイドル「うわ……1500もある……きっつぅ……」カタカタ
アイドル『お前らいい加減にしろ、マジで。1500とかマジキチだから。偏頭痛で死んだらお前らの夢枕に立つからな。覚悟しろ』
『パンはパンでも食べられないパンはフライパンですか?』
アイドル『フライパンは調理器具だ。お前、頭わいてんのか?』
『アイドルもう○ちするんですか?』
アイドル『便秘だからしない。よかったな』
『彼氏とかいるんでしょ?』
アイドル『居なかったにしてもお前も彼氏に選ぶことはない』
『ワンピース最高ですね!!そう思いません?』
アイドル『私は裸エプロン派』
『貴方と寝たい。どうしたらいいですか?』
アイドル『ファックユー』
『カップ焼きそばを食べようとしたら面が全部こぼれていまいました。どうしたらいいですか?』
アイドル『お前には残飯がお似合いだというカップ焼きそばからのお告げだ。食せ』
アイドル「はぁ……でも、やっぱり辛くなってきた……考えなきゃいけないかも……はぁ……」
261:
男前過ぎるwww
265:
土曜日 握手会会場
少女「ふん。来たわね、このときが」
アイドル「なによぉ」
少女「今日は貴方がとことん落ち込む日よ!!」
アイドル「うるさいなぁ……もう勝ちでいいから構わないでよ」
少女「な、なんですってぇ?」
アイドル「で、ブログの質問が多いんですよ」
マネージャー「全部に返信は無理だな」
アイドル「返事を考えるのに必死で」
マネージャー「わかった。今度から俺が質問を厳選する。何個ぐらいなら処理できる?」
アイドル「20くらいで」
マネージャー「わかった。でも、特別な日とか増やすぞ?お前の誕生日とか」
アイドル「あ、はい、お願いします」
少女「無視とか……いい度胸ね……ふん……」
269:
だんだんキャラが身についてきたな
271:
マネージャー「じゃあ、そろそろだからな」
アイドル「はい」
少女「負けないわよ」
アイドル「だから、勝ちでいいってば」
少女「なによ……」
アイドル「はぁ……どうやって罵ろう……あぅ……」
少女「罵るために悩むアイドルもあなたぐらいなもんね」
アイドル「そうだね」
少女「ま、精々握手を拒否する言葉を考えときなさいな」
アイドル「そうします」
少女「なんか最近余裕がでてきてない?」
アイドル「そんなことないよ。ただ―――」
スタッフ「ではただいまより握手会をおこないまーす!!」
「「わっぁぁぁぁ!!!」」
少女「ふふ!さあ、きなさい!!」
272:
少女ベテランすぎるぜほんま
278:
「応援してます!!」
少女「ありがとう。ずっと応援してね?」
「はい!!」
少女「……」チラッ
「かわいい!!マジで天使ですね!」
アイドル「くせえ息をふきかけんな、去れ」
「握手してください!」
アイドル「滅菌してこい」
「ファンです!!」
アイドル「にわかは回れ右」
「うぉぉぉ!!!生で罵倒された!!」
「あの無理してる感がたまんねえ!!!」
少女「なんだ……と……?」
「握手おねがいします!!!」
アイドル「お前のATフィールドが強すぎて無理」
286:
ATフィールドwww
282:
罵りのバリエーションやべえwww
285:
俺もこんな握手会あったら絶対行くわ
293:
マネージャー(やっとか。社長も安心できるだろうな)
少女「くそぉ……なんでよぉ……」ギリギリ
「いてぇ!!!」
少女(もう……やっと競争できる……遅すぎよ、バーカ)
「すいません!もう握手いいですからぁ!!」
マネージャー「おい、離してやれ」
「動画サイトでひとめぼれしましたぁ!!」
アイドル「爪切れ。ついでにその汚い面はもう見せんな」
「好きです!!」
アイドル「そうか」
「握手して!!」
アイドル「今すぐ手の皮膚を全部剥いだら考えてやる」
友「おーす、握手してくれぇ」
アイドル「乾燥肌の奴に触れたくない。帰路につけ」
友「おぉ……徹底してるな」
299:
口調が良すぎるwwwwwwwww
301:
乾燥肌www
304:
オタク「あぁぁ、あの!!」
アイドル「あ……」
オタク「あ、握手……ししし、して下さい……!!!」
アイドル「……」
少女「……?」
マネージャー(なんだ……?)
友(さて、どうするか……)
アイドル「……」
オタク「おおおお、おねがいしまままます!!!!」
アイドル「……」
少女(なにやってんの、あいつ……?)
マネージャー(まずいな……あのファンとなんか個人的な付き合いでもあったか……?)
オタク「あの……」
アイドル「……」
308:
正念場だ
309:
ここで吹っ切れば本物だ
311:
アイドル「―――腋臭が指の間にも移ってんぞ?手を移植して来い」
オタク「おぉぉぉおおおお!!!!」
アイドル(やば……泣いちゃうかな……?)
オタク「ののしられたぁぁぁぁぁ!!!」
アイドル「(これからも応援してくださいね?)」
オタク「ひゃほぉぉぉぉぉ!!!!!」
マネージャー「……気のせいか」
少女「……」ギリギリ
「いたい!!!いたい!!!!!」
アイドル「おら!!どうした!!私と握手した奴、まだゼロだぞ!!握手会の意味ないんですけどー!!」
「じゃあ、俺が握手します!!」
アイドル「顔面偏差値をあと80ほど上げて来い」
「握手してください!!おねがいします!!」
アイドル「私のデビュー曲をフルコーラス歌いきったら小指ぐらいならつまんでやる」
312:
ここまで徹底してると神々しいな
315:
オタク大歓喜ワロタwwwwwww
318:
オタク嬉しかっただろうな
321:
楽屋
アイドル「あぁぁぁ〜〜〜つかれたぁ……」
マネージャー「はい、水」
アイドル「どうも……」ゴクゴク
少女「なにあれ……どうして私のほうが人が少ないのよ!!」
マネージャー「途中から罵られるために列を移った奴もいたな」
少女「マジしんじらんない!!」
アイドル「でも、私の場合は純粋なファンは少なかったから」
少女「え?」
アイドル「罵られるために集まっただけだもん……まだまだ、敵わないよ」
少女「わ、わかってるじゃない……」
アイドル「だって新米だもん」
少女「でも、なんか落ち着いてるというか……」
アイドル「だって、いるからね」
アイドル「私の良さを知ってくれているファンが。だから、今はどんなことでもできそうなの」
327:
自宅
友「おつかれ!」
アイドル「来るなら来るっていってよ!びっくりしたでしょ!!」
友「サプライズじゃん」
アイドル「もう……」
友「でも、もうすぐ私の傍からいなくなっちゃいそうだね」
アイドル「え?」
友「握手会行って、マジ驚いたもん。私のしってる貴女じゃなくて、本当のアイドルがいたから」
アイドル「まだだから」
友「ん?」
アイドル「まだお給料安いし!!引越しなんてできない!!まだここにいるから!!」
友「ありがとう。嬉しい」
アイドル「ブログ……更新してくる!!」
友「うん」
友「……離れても、ずっと友達だからね」
329:
みんないい人じゃのう
333:
こんなアイドルがいたら…流石の俺も応援せざるおえないな
335:
アイドル「うんと……」カタカタ
アイドル『握手会にきたキモオタども。喉を痛めたぞ。マジふざけんな。次の握手会は絶対に来るなよ』
『今日、握手会いきました。あの言葉が耳から離れません。もっと罵って!!』
アイドル『いつも応援ありがとう。あなたのこと大好き♪』
『ファン一号になる。よろしくな!』
アイドル『うわ、さっそくアンチ一号が沸いたな。お前ら、こいつの家に突撃しろ。私が許す』
『人を罵って楽しんですか?マジで基地外ですね』
アイドル『そんな褒めんな。ケツの穴がムズムズするだろ?』
『これからもがんばってください!!俺、今日やっと君に罵られました!!めちゃくちゃ嬉しかったです!!ずっと応援してます!!』
アイドル「あ……この書き込み……」
アイドル「ふふ……」カタカタ
―――言ったな?一生私に貢げよ、ワキガキモオタ。途中で見捨てたら、絶対に許さないから。
END
339:
最高だった

346:

すんばらしい
349:
おもろかった 乙
350:
十何年後かはリアルでこんなん流行ってるかもな
352:
大変素晴らしいものをありがとう乙乙
良い読み切りマンガみたいな
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