モバP「パッションな悪友」back

モバP「パッションな悪友」


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書溜めあり
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2:
キャシー「おにいちゃーん! お願いが有るんだけどぉー? 聞いてくれるかなー♪」
モバP「急にどうしたよ。なんか…妙にくねくねして」
キャシー「セクシーでしょ♪ Pさんもアメリカンダイナマイツボデーの魅力に負けちゃいなよー!」
モバP「いや負けないというかダイナマイツでは無いけどな」
キャシー「ひっどーい! ちょっとしたお茶目なお願いだよ!」
モバP「どうせまた奢れとかって話だろ? もう振り廻せれ慣れたよ」
キャシー「あたしそんなことあんまり言わないよー! 今回は別!」
モバP「あんまりって…んでなんだ?」
キャシー「あたしもアイドルやってみたいなーって!」
3:
モバP「思いつきで言うことじゃないでしょ。はい。おしまい」
キャシー「もーっ! ちょっとくらい聞いてくれてもイイじゃーん! よく考えたしー!」
モバP「俺に言いに来ないで親にお願いしてこい。コネを使おうとするな」グリグリ
キャシー「いやー♪ 背が縮むー!」
モバP「それに前にもいきなり板前になるとか言い出して3日で諦めただろ」
キャシー「それはそれだってー! だってあたしアイドルの素質あるよ?」
モバP「そんなのあるか?」
キャシー「モッチロン! まずはダンスでしょー?」
4:
モバP「確かに上手いけど…ダンスしながら歌ったりとなると別だしな」
キャシー「チッチッチッ。あたしのもう一つの特技を忘れてもらっちゃ困るよ!」
モバP「何か役に立つようなことあったか?」
キャシー「スケートだよ、インラインスケートっ! ステージを駆け回るパフォーマンスアイドルだよー!」
モバP「それもうやってた人達がいるからな? 流石にあれを真似するのは怖いもの知らず過ぎる」
キャシー「知ってる知ってるー♪ 懐メロ番組見てこれ思いついたんだよ!」
モバP「やっぱりただの思いつきかっ!」
キャシー「バレター!」
5:
モバP「まったく…アイドルなんて簡単に出来ることじゃないんだからな」
キャシー「Pさんアイドルの話してくれないからわからないよー! アイドルの話してよー!」
モバP「はあ……それ聞いたら帰れよ?」
キャシー「オッケー! あたしに聞かせてみてよ!」
モバP「ああ…担当してるアイドルはお前に似てるやつでな…家でまで働いてる気分だ…」
キャシー「エーッ! どこが似てるのっ♪ キャシーちゃんみたいな美少女!? それてもアメリカ人!? それともダジャレ好き? もしかして美人!?」
モバP「……そういうところがよく似てるんだよ……」
キャシー「うーん? よくわかんないや! んでんでどんな仕事するの!」
6:
モバP「あいつは…モデルとかが多いな。と言っても人に寄るけどな」
キャシー「あたしはどんなのが良いかなー?」
モバP「スケートじゃなくてもパフォーマンス寄りではあるよな……いやアイドルにはならせないからな!」
キャシー「ちぇーっ! 引っかからないかーっ!」
モバP「そもそもお前が自力でなる分には文句だって言わないんだから自力でなんとかやってみろよ」
キャシー「そんなこと言って良いのかな! 本当にアイドルになっちゃうよ♪」
モバP「自分の将来なんだしよく考えて自分が決めたら良いんじゃないか?」
キャシー「話がわかるネー! それじゃああたしのパパとママの説得手伝って欲しいかなー!」
モバP「却下!」
キャシー「むぇー!」
7:
モバP「送って行くけどちょっと仕事の残り片付けておくから待っててくれよ」
キャシー「ン、お疲れ様だねー」
モバP「だろ? 大変なんだぞ?」
キャシー「ガンバレガンバレ! あたしも応援するから!」
モバP「他人事だと思って!」
キャシー「怒っちゃイヤー♪ …これアイドルのプロフィール?」
モバP「いや、全国オーディションに送られてきたアイドル志望者のだよ」
キャシー「へー! オーディション! みんな美人ダネー! Pさんがこの中から選ぶの?」
モバP「いや、ファイルに纏めて上司に渡すだけだよ」
キャシー「ナンダー…紹介してもらおうと思ったのになー」
モバP「紹介しても一次審査だしな。本当にやりたいなら自分でなんとかするんだな」
8:
キャシー「あっ! そうそう。Pさんお腹減ってない?」
モバP「……ご飯で釣ろうしても無駄だからな?」
キャシー「モー! そんなんじゃないよ! せっかく遊びに来たんだからご飯くらい作ってあげようと思ってるのに!」
モバP「お、おう。じゃあ頼もうかな……いや待てお前料理なんて出来たか?」
キャシー「今日のご飯は貰い物のミカン!!!」
モバP「食べに行くから準備しろ!」
キャシー「ヤッター! 思った通り♪」
モバP「……やられた……」
9:
モバP「何か食べたいものはあるか?」
キャシー「ハンバーガー!」
モバP「夕飯にはちょっと合わなくないか?」
キャシー「それじゃあハンバーグ! とびきり美味しい手捏ねのヤツね!」
モバP「急にハードル高いな」
キャシー「Pさんのセンスに期待しちゃおーっと♪」
モバP「……過度な期待はやめてくれよ」
キャシー「ダイジョーブ! Pさんとなら何食べても美味しいって♪」
10:
キャシー「アハハー。食べすぎたかもー」
モバP「2人前も食べおって……」
キャシー「ありがとうネー!」
モバP「まあたまにならな…それじゃあ送って行くか」
キャシー「ありがとう!……あっ、ちょっと忘れ物しちゃったから一回Pさんの家に寄って!」
モバP「はいはい。気をつけろよ」
ーーーーーーーー
キャシー「……このファイルだよね? ……これで良しっと!」
11:
ちひろ「プロデューサーさーん! オーディション通った子が来るのでそろそろ準備してくださーい」
モバP「はい。それじゃあ資料持って向かいますねー」
ーーーーーーーー
キャシー「ハァイ! キャシーデース! ヨロシクー♪」
モバP「……お前どうやって来た? 勝手に入り込んだらダメだろ」
キャシー「きちんとオーディション通ってきたよ?」
モバP「いやいや。いつ出したんだよ!」
キャシー「フフーン! きちんと書類の管理しないとダメだよ!」
12:
モバP「書類潜り込ませたのか!?」
キャシー「そのとーり! でもでもここに居るのはジツリョクだよ!」
モバP「それは…そうだろうけどもうちょいなんかあるだろ…」
キャシー「思い立ったが吉日だよ! それじゃあプロデューサーとしてもよろしくぅ!」
モバP「…はぁ、分かった。お前が自分で決めたなら本気でやるぞ」
キャシー「やった! じゃあ歌お!踊ろ!」
モバP「待て待て。まずはアイドル仲間と顔合わせだ。……憂鬱だな……」
キャシー「あたしは仲良く出来ると思うよ?」
モバP「俺の胃の心配だよ…」
13:
キャシー「ハジメマシテ! アメリカ生まれのキャシーデース! ヨロシクデース♪」
フレデリカ「ワァーオ! アメリカンだぁ! フレちゃんはフランス美人だよー」
キャシー「ワオ! ナイストゥーミーチュー! ボンジュール!」
フレデリカ「キャシーちゃんもシルブプレ?」
キャシー「フランス美人チャン! 仲良くシテネー♪」
フレデリカ「ノー!フレちゃんの名前はフレデリカ?♪ フランス美人は通り名だよー!」
キャシー「通り名ー! 有名人ナンダネー!」
フレデリカ「なんて言ってもアイドルだからねー♪」
キャシー「こりゃ一本取られたヨー!」
14:
モバP「待て待て待て! 話が進まない! 二人ともきちんと自己紹介して!」
フレデリカ「えー! ちゃんとしたよ?」
キャシー「嘘ついてナイヨ!」
モバP「フレデリカはハーフだしキャシーは日本育ちだからどっちも日本語しか喋れないだろ!」
フレデリカ「エー! 似たもの同士だ?!」
キャシー「本当にそっくりダー! こんなに似てるとはーっ!」
フレデリカ「これじゃあどっちがどっちだかわからないね!」
キャシー「フッフーン! どっちがあたしだかわかるかなー♪」
フレデリカ「フンフンフフーン! 本物のフレちゃんはわかるまい!」
15:
モバP「ええい! 周りを回るな! 一斉に話すな! 頼むから落ち着け!」
キャシー「エー! お話するのは大切だよっ!」
フレデリカ「キャシーちゃん良いこと言う?!」
キャシー「でしょー! もっとお話するためにこの後遊びに行こっ!」
フレデリカ「良いねっ♪ どこ行こうか!」
キャシー「アメリカンに似合うのはハンバーガーさ!」
フレデリカ「オーウ! 良いねぇ!」
キャシー「それじゃあPさんの奢りネっ!」
フレデリカ「アリガトー♪」
モバP「やめろ! 巻き込むな! 引っ張るな! まだ仕事中だって…あーー!!」ズルズル
ちひろ「…………お気の毒に……」
17:
終わりです
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