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【SS】μ'sお化け屋敷


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亜里沙「お姉ちゃんはやく?。」
絵里「走ると危ないわよ?。」
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2: 以下、
絵里「希が亜里沙が遊園地に行きたがっ
てると言ったらチケットをくれたけど。
希はどこで貰ったのかしら?」
亜里沙「お姉ちゃん次はあれに入ろう。」
ーお化け屋敷ー
絵里「ダメよ亜里沙。」
亜里沙「何で?もしかして怖いの?」
絵里「そそそんな訳ないでしょう?ただ
こういう死者を冒涜するようなのはダメ
なのよ。」
亜里沙「ただのアトラクションだよ?」
絵里「だけど………。」
亜里沙「いいから入ろうよ。」
絵里「ちょっと押さないで。」
3: 以下、
案内「いらっしゃいませ?。」
亜里沙「二人で。」
案内「1332円になります。」
絵里「ず、随分半端な値段なのね。」
案内「お一人様666円ですので。」
絵里「ちょっと、不吉じゃない。」
亜里沙「なんで不吉なの?」
絵里「亜里沙はオーメン知らない?」
亜里沙「うん。知らない。」
絵里「そう。」
亜里沙「そんな事より早く入ろう。」
4: 以下、
案内人「それでは、これから案内を
するよ、絵里ちゃん?」
絵里「絵里ちゃん?」
亜里沙「お姉ちゃん、知り合い?」
案内人「フードを被ってるから気付
かなかったかな?」バサッ
亜里沙「あー!」
絵里「は、花陽!どうして?」
花陽「うん。ちょっとバイトをね。」
絵里「そ、そうだったの。」
亜里沙「ハラショー。」
5: 以下、
花陽「えっと、それじゃあこれから
説明するね。」ガサゴソ
絵里「え、ええ。」
花陽「呪いの館へようこそお出で
下さいました。案内役を勤めさせ
て頂きます……だ、ダレカタスケ
テー。」
亜里沙「チョットマッテテー。」
絵里「いや、なんでコールをして
るのよ。」
花陽「ごめんなさい。書いてある
ので。」
絵里「いや、いいのよ?いいけど
ね、怖さ半減よ?助かるけどね?」
6: 以下、
花陽「この館は昔殺人鬼が逃げ込み
隠れて居たと言われる館です。遠い
昔の話ですがご主人様は今も愚かな
客人がこの館に迷い込む事を首を長
くして待っています。ご主人以外に
も住人がいますがくれぐれも刺激を
しないで下さいね。」
絵里「ち、ちょっと花陽?き、急に
どうしたのよ?」
亜里沙「お姉ちゃん。仕事だから。」
絵里「そ、そうね。」
7: 以下、
花陽「それでは、これからご案内しま
すが注意事項を。
当館は途中退場は一切できません。
又、お化けに暴力を振るうのも禁止で
す。呪われますから。
最後に当館を訪れた後の心霊現象、
怪奇現象、水虫、リウマチ等が発生
しても一切責任は負いません。」
絵里「ちょっと、怖くて聞き流す
所だったけど最後のはなに?水虫
になる要素あるの?そっちのが嫌
なんだけど。女の子として。」
花陽「か、書いてあるから。さ、
さあ、これから案内致します。」
8: 以下、
花陽「さあ、このペンライトを持っ
て下さい。」
絵里「あ、ありがとう。」
亜里沙「お姉ちゃん、私持ちたい。」
絵里「ダメよ。」
亜里沙「えー。」
花陽「……。それでは、どうぞ。
その扉からお入り下さい。」
ガチャ
9: 以下、
スタスタ
絵里「ま、真っ暗ね。あ、亜里沙、
怖くない?ひ、引き返しましょう
か?」
亜里沙「お姉ちゃん。まだ、2mも
歩いてないよ?それに、引き返す
のは禁止でだよ?」
絵里「うう。」
10: 以下、
にゃーーーー。
絵里「きゃぁぁぁぁぉぁあ。」
亜里沙「?」
凛「にゃー。」
絵里「きゃぁぁぁ………って凛!?」
亜里沙「凛さん。」
凛「え?絵里ちゃん?」
絵里「り、凛もバイトしてたのね?」
凛「え?凛?違うよ?凛は猫娘だよ?

11: 以下、
亜里沙「凛さんだよ?。」
凛「違うよ、亜里沙ちゃん。凛は
猫娘だよ。凛って誰の事?」
亜里沙「え?、絶対凛さんだよ。」
凛「だから、凛は猫娘にゃ。」
絵里「何を言ってるのよあなた達は。」
12: 以下、
凛「凛は変な事言ってないよ。」
絵里「いや、言ってる事は目茶苦
茶よ?」
凛「絵里ちゃんのがおかしいよ。」
絵里「あなたは凛じゃなくて猫娘
なんでしょ?なんで、私の事を
知ってるのよ。」
凛「そ、それは。」
亜里沙「やっぱり、凛さんだ。」
凛「し、知らないにゃ?。」ダッ
絵里「あっ、逃げた。」
亜里沙「凛さん行っちゃったね。」
絵里「なんだったのかしら。おかげ
で恐怖心が薄れたけど。」
13: 以下、
亜里沙「さあ、お姉ちゃん行こ?」
絵里「え、ええ。」
ガッシャーン
絵里「きゃぁぁぁぁぉぁあ。なに?
なんなの?」
亜里沙「お皿の割れた音?」
一枚、二枚、三枚、四枚……
14: 以下、
ことり「ど、どうしよう。ご主人
様に怒こられちゃうよ?。えーん
穂乃果ちゃん?。」
絵里「こ、ことり。」
ことり「あっ……み?た?な?」
絵里「か、可愛すぎる。」
亜里沙「ことりさんだー。」
ことり「あ、亜里沙ちゃん。こ
んにちわ。絵里ちゃんも。」
絵里「か、隠す気はないのかしら。」
ことり「そうだった。う?ら?
め?や?。」
絵里「何をしても可愛さが増すばかり
だわ。」
ことり「怖がってよ?。ご主人様に
怒られちゃいます。」
15: 以下、
絵里「一つ聞いていいかしら?」
ことり「何?」
絵里「ふ、普通に答えるのね。あなたは
お菊さんよね?」
ことり「そうです。」
絵里「なんでメイド服なの?」
亜里沙「ことりさん可愛い。」
ことり「ありがとう。」
16: 以下、
ことり「だめかな??」
絵里「ダメよ。お菊さんは四谷怪談
でしょ?メイドは思いっきり洋風
じゃない。」
ことり「和洋折衷だよ。」
絵里「ただのミナリンスキーよ。」
亜里沙「カリスマメイドだ?。」
ことり「う?ん。いいもん。ご主人様
に言い付けちゃいます。穂乃果ちゃん
?。」ダッ
絵里「思いっきりネタバレして言った
わね。」
17: 以下、
絵里「それにしてもいたたまれない
くらい怖がりな私でも全然平気ね。
凛とことりのお陰で…。」
亜里沙「良かったね、お姉ちゃん。」
絵里「さあ、行きましょうか。」
亜里沙「ハラショー。怖くないと分か
ったとたん強気。さすが、お姉ちゃん!」
スタスタ
絵里「ここは……井戸?」
亜里沙「だね。」
絵里「も、物凄く気味が悪いわ。」
18: 以下、
亜里沙「お、お姉ちゃん。い、井戸
からて、手が。」
絵里「ぎゃぁぁぁぁぁ。」
亜里沙「今日一番の叫び声。」
絵里「あわわわわわ。」
亜里沙「さっきまでの強気が嘘みたい
。」
絵里「私、知ってるわ。さ、貞子よ。
黒くて長い髪で白いワンピースの霊
。」
亜里沙「ああ、上がってきたよ。」
19: 以下、
アアアアア。
絵里「ぎゃぁぁぁぁ、きたぁぁぁ。
貞子ォォォ……赤毛?」
真姫「ふう、井戸のなか尋常ない
くらい暑いわ。」
絵里「真姫?」
真姫「絵里……それに、亜里沙ちゃん。」
絵里「貞子……真姫?」
真姫「!?ああ、そう言うこと。
そうよ。一応貞子よ。」
亜里沙「真姫さん白のワンピースすっ
ごく似合ってます。」
絵里「貞子と言うよりも普通にワン
ピースの少女ね。」
真姫「何よ、悲鳴あげてたくせに。
イミワカンナイ。呪うわよ?」
20: 以下、
絵里「そ、それは遠慮するわ。」
真姫「なら、もう行って。」
亜里沙「真姫さん、頑張って。」
真姫「ありがとう、亜里沙ちゃん。」
絵里「…ただの真姫じゃない。」
亜里沙「お姉ちゃん悲鳴あげてたけどね。」
絵里「い、いいのそれは。」
絵里「さあ、い、行きましょうか。
早く終わらせましょう。」
真姫「そうしなさい。私は少し
休憩するから。」
絵里「設定が目茶苦茶ね。」
21: 以下、
絵里「た、たぶんこの調子だとあと
希と穂乃果とにこ……海未もいるか
しら?」
きゃぁぁぁぁぁ。
いい度胸してるではないですか。
絵里「な、なに?なんなの?」
亜里沙「他のお客さんかな?」
22: 以下、
海未「私を脅かそうなど……私は
日々精神統一をしているのですよ?」
にこ「だからって、お化けを脅かすの
は反則でしょ?」
海未「にこはお化けなのですか?」
にこ「じゃあ、何をしてると思ったの
よ。」
海未「小学生のコスプレを……。」
にこ「花子さんよ。」
海未「……どなたですか?」
にこ「トイレの花子さんよ。」
海未「にこ、ここはお化け屋敷です。
トイレではありませんよ?」
にこ「話にならないわ。」
絵里「……海未とにこ。」
24: 以下、
海未「話にならないとはなんです
か?」
にこ「話にならないから話になら
ないと言ったのよ。」
絵里「何をやっているのよ2人とも。」
海未「絵里?」
にこ「……来たわね?」
絵里「え?」
海未「亜里沙も一緒ですか。」
亜里沙「にこさん可愛いです。」
にこ「そ、そう。」
亜里沙「小学生みたい。」
にこ「は、花子さんだからね。」
25: 以下、
海未「やはり、小学生なのですか?」
絵里「海未。トイレの花子さんしら
ない?小学校のトイレに出るって言
う霊。」
海未「なるほど。幼児体系のにこに
はぴったりですね。」
にこ「あんた、失礼よ。」
海未「しかし、ここのお化け屋敷は
全く怖くないですね。」
絵里「そうよね。」
亜里沙「お姉ちゃん、結構叫んで
たよ?」
海未「さて、私は行きます。」
絵里「へ?一緒に行きましょうよ。」
26: 以下、
海未「せっかく亜里沙と来てるの
ですから邪魔はしたくありませし。
ではっ!」ダッ
にこ「なんだったのよ……海未。」
亜里沙「私は海未さんと行きたかった。」
絵里「え?」
亜里沙「行こ?」
絵里「じゃあ、にこ……行くわ。」
にこ「本来は立ち止まるのはよく
ないけどね。」
27: 以下、
絵里「こーなってくると絶対
希と穂乃果はいるわね。」
亜里沙「うん。」
絵里「………あれ?人が立ってる?」
希「えりち?」
絵里「希?」
希「えりち……助けて?」くるっ。
絵里「へ?希……目から血が……。」
希「助けてえりちーーーー。」
絵里「ぎゃぁぁぁぁ。」ダッ
亜里沙「待ってお姉ちゃん。」
28: 以下、
絵里「ぎゃぁぁぁぁ。」
希「あり?やり過ぎたかな?」
亜里沙「希さん。こんにちわ。」
希「亜里沙こんにちわ。」
絵里「ぎゃぁぁぁぁ。」
海未「絵里?」
穂乃果「ふっふっふ。希ちゃんの言うと
おり絵里ちゃんが来たよ。穂乃果が驚か
しちゃうよ。」
絵里「ぎゃぁぁぁぁ。」
穂乃果「はっはっは。我が館へ
ようk…。」
絵里「ぎゃぁぁぁぁ。」
29: 以下、
穂乃果「行っちゃった。穂乃果なんにも
してない。グスン。」
ことり「穂乃果ちゃん……じゃない
ご主人様、どんまいです!」
海未「穂乃果……。」
穂乃果「海未ちゃん!?」
絵里「ぎゃぁぁぁぁ。」バタン
絵里「ハァハァハァ。あれ?ゴール?
亜里沙は?あれ?」
希「えりち。亜里沙ちゃんを置いて
ったらあかんやん。」
亜里沙「お姉ちゃん、もう、お姉ちゃん」
絵里「ご、こめんなさい。気が動転して。」
海未「絵里がこんなに怖がりとは。」
希「作戦成功やね。」
真姫「質が悪いわね。」
30: 以下、
にこ「あんたも参加してるじゃない。」
真姫「あら、にこちゃん。居たの?
小学生だと思ったわ。」
にこ「何よ。ふん。」
凛「でも、にこちゃん似合ってるよ?
座敷わらし。」
ことり「花子さんだよ、凛ちゃん。」
31: 以下、
穂乃果「穂乃果なんにもできなかっ
たーーー。」
海未「大丈夫ですよ。その伯爵の
衣裳。凄く良いです。」
穂乃果「ああ、うん。ありがとう。」
希「海未ちゃんはともかくえりちは
大成功やね。」
絵里「希……あなた、わざとなのね。」
希「ふふふ。ウチは悪戯大好きなんよ
。ねー、亜里沙ちゃん?」
絵里「亜里沙もグルなの?」
亜里沙「ごめんなさい、お姉ちゃん。」
凛「女優顔負けの演技にゃ。」
希「さて、えりちと海未ちゃんも
驚かせたし。」
32: 以下、
凛「あとはかよちんだけだね。」
海未「私は驚いていません。」
絵里「ち、ちょっとまって?」
希「どしたん?」
絵里「………なんでもないわ。」
穂乃果「さあ、次こそは驚かすぞ。
花陽ちゃん覚悟。」
ことり「穂乃果ファイトだよ!」
穂乃果「それ穂乃果の決め台詞。」
アハハハハ
絵里「まさかね?」
33: 以下、

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