梨子「みんなでお祭り」back

梨子「みんなでお祭り」


続き・詳細・画像をみる

1:
千歌「梨子ちゃーん、今日お祭り行かなーい?」
梨子「お祭り?」
千歌「そー。近くの神社でやるんだ」
梨子「うん、良いよ」
千歌「じゃあ、うちの前で待ち合わせね。四時に」
梨子「わかった」
ーお祭り会場ー
ワイワイ ガヤガヤ
千歌「はぁあ……いい匂い……」グゥー
梨子「千歌ちゃん……すごいお腹鳴ってるよ」
曜「やー、でも分かるなぁ。お祭りってさ、お腹空くよね」
梨子「それは確かに……。ソースの香りとかね」
千歌「うんうん! というわけで、早突撃!」
曜「ヨーソロー!」
梨子「あっ、ちょっと、置いていかないで?!」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1480343029
2:
千歌「焼きそばだ!」
曜「お祭りと言えば焼きそば! テンション上がるね!」
千歌「少し焦げたソースの香り! B級の極地!」
曜「プラスチックの容器に入れられたそれはもう王様! お祭りの王様だよ!!」
梨子「どうしたの二人とも」
焼きそば屋「お、千歌ちゃんに曜ちゃん! それと……そっちは?」
千歌「うちの隣に越してきた桜内梨子ちゃんだよ!」
焼きそば屋「あー、あの都会から来たっつう桜内さんか。娘さんは見たこと無かったが、なかなかの美人だな」
曜「そうですよねー!」
梨子「え、あの……私のこと知ってるんですか?」
焼きそば屋「当たり前よ、都会の人にゃあわからんかもしれんけどな、田舎じゃそういうことはアッという間に知れ渡るんだ」
梨子「そうなんですか」
焼きそば屋「でっ、どうよ? 食ってくか? 割引するぜ」
梨子「はい」
千歌「駄目だよ梨子ちゃん」
3:
梨子「えっ」
曜「まだ私達は来たばかり……最初に食べ物……まぁ悪くは無い。だけどね」
千歌「お腹いっぱいになっちゃうとね……思う存分遊べなくなるんだよ」
梨子「うん……テンションの緩急がすごいね」
梨子「でも、そっか。確かに遊んでから食べた方が良いよね。前の家の近くのお祭りじゃ、食べ物しかなくて……」
千歌「え、じゃあじゃあ、射的とかやったことないの?」
梨子「うん」
曜「なら早行こう! まずは射的だ?!」
千歌「また後でねおじさーん!」
焼きそば屋「おーう」
4:
ーーーーー
曜「射的! やらずにはいられないッ!」ジャキ
梨子「すごい本格的っぽい持ち方だね」
千歌「実際曜ちゃんの射的は本格的だよ。見てよ、店主の目を」
射的屋「……」ギラ
千歌「真剣勝負……これは、曜ちゃんと射的屋さんの真剣勝負なんだよ」
梨子「ゴクリ」
曜「……」ゴゴゴゴゴ
射的屋「……」ゴゴゴゴゴ
曜「ていっ」パン
パコーン
曜「ったぁ!」ガッツポーズ
梨子「すごい! 一番小さいの!」
射的屋「ちっ……今年もか。ほら、景品」
曜「ありがとうございまーす」ニヒッ
梨子「買い物券?」
千歌「そう、お祭りの」
曜「後で何か奢るよ」
千歌「やったあ!」
5:
梨子「すごいね曜ちゃん」
曜「裁縫にも正確さは必要だからね」
梨子「関係あるの?」
曜「多分ない」
梨子「……」
曜「……」
千歌「あ! ねぇ、金魚すくいやろうよみんなで」
梨子「あ、金魚すくい? うん、一度やってみたかったんだ」
曜「初めて?」
梨子「スーパーボールすくいならやったことある」
千歌「スーパーボールすくいのほうが難しいよね」
曜「私は金魚のほうが難しいと思うけど……まぁ、人それぞれだよね」
6:
ーーーーー
梨子「うぅ……緊張する」
曜「なんでよ」クスッ
梨子「だって初めてなんだもん」
千歌「あれ、なんか金魚が隅っこに固まってるね」
梨子「え? ……本当だ。なんだか、怯えてるみたい」
曜「まぁそんなことは気にしないっしないで」
千歌「魚達のパーティ」
梨子「楽しもうか♪ ……って魚達はパーティって気分じゃないよねこれ」
曜「じゃあ梨子ちゃん……やめる? 金魚すくい」
梨子「やる」
千歌「だってまだやったことないんだもんね。ゼロなんだもんね。イチにしたいよね」
梨子「なんで良い感じの話に持ってこうとしてるの? いや良い感じになってないけど」
7:
ーーーーー
梨子「じゃあ、やるよ? ……」
曜「うん……」
千歌「頑張れ!」
梨子「……」チャプ
梨子「……」
梨子「……えいっ」パシャ
梨子「あー……」
千歌「破けちゃったね……」
曜「私と千歌ちゃんも駄目だったし、全滅だね」
梨子「そうだね」グー
梨子「……あ」カァァァ
千歌「お腹鳴ったくらいでそんなに顔赤くしなくてもいいのに」
梨子「だって……恥ずかしい……」
千歌「梨子ちゃんは可愛いなぁ」
千歌「そういえば私もお腹すいてるんだった。でも焼きそばは帰りだね」
曜「ふっふっ。ではこの渡辺が君たちにあそこのたこ焼きを恵んであげよう」
梨子「ありがとう」
千歌「ありがとー」
8:
ーーーーー
曜「丁度六個入りが二つ買えるから、四個づつ分けようか」
千歌「うん……奢ってもらうんだから、たこさん食べれなくても文句言わない」
ようりこ「「……」」
千歌「あ、今のはたこ焼きの『たこ』と『たくさん』をかけた……」
梨子「分かってるから安心して」
曜「六個入り二つくださーい」
たこ焼き屋「あいよ」
千歌「あれ……一舟限定の激辛たこ焼き、売れたんですか!?」
たこ焼き屋「あー、うん。さっき、女の子が美味そうに食べてった」
千歌「そんなぁ……美渡ねぇに買って帰ろうと思ったのに」
梨子「嫌がらせに使われる前に美味しく食べてもらって良かったねその激辛たこ焼き……」
9:
ーーーーー
ちかりこ「「いただきまーす」」
曜「どうぞ召し上がれ」
千歌「あむ」
梨子「えっ、一口で!?」
千歌「うん」モグモグ
梨子「熱くないの?」
曜「内浦っ子ならみんなこうだよ」モグモグ
梨子「内浦すごい」
果南「嘘を教えるんじゃない」ペシッ
千歌「いたっ」
曜「果南ちゃん」
千歌「!?」
梨子「ダイヤさんに鞠莉さんも」
ダイヤ「こんばんは」
鞠莉「本当にnot hot? 千歌っち」
千歌「そんなわけないじゃないですか」ナミダメ
梨子「私を騙すために体張ったの? 呆れた」
曜「私は大丈夫」
梨子「果南さんたちも来てたんですね」
果南「えっ?」
果南「……うん、久しぶりにね」
鞠莉「私もたこ焼き食べたくなっちゃった? ダイヤ、果南、行こっ」
ダイヤ「分かりましたわ。あなた達、あまり遅くまで遊ばないように」
ちかようりこ「「「はーい」」」
10:
ーーーーー
梨子「ねぇ、どこに向かってるの?」
梨子(たこ焼きを食べたあと、私は二人にお祭りからは少し離れたところに連れていかれた)
千歌「えっへへ。お楽しみー」
梨子「……?」
千歌「うわあ、なんか踏んだ」
梨子「なにこれ……ベビーカステラ?」
千歌「なんでそんなのが落ちてるの……」
曜「この辺りでいいかな」
梨子「え? 何もないけど……」
千歌「そろそろだよね……」
梨子「?」
千歌「あ! 空飛ぶ犬!!」
梨子「!?」
梨子「どこ!? そんなのどこに!!?」キョロキョロ
曜「ほら! あそこだよ!」
梨子「ん……何も……見えないけど」ジー
千歌「もっとじっと見て!」
11:
梨子「どこ……あ」
…パァァアン
梨子「わぁ……っ」
千歌「ふふっ」
曜「たーまやー!」
梨子「あれって、花火? これを見せたかったの?」
千歌「そうだよー」
梨子「……」ワクワク
梨子「……」
梨子「あれ、一発だけ?」
曜「うん」
梨子「あ……そうなんだ」
千歌「だからこそ、なんだよ」
12:
梨子「え?」
千歌「あの花火さ、毎年一発だけこのお祭りの日に打たれるの。花火職人さんが特別に作ってるんだけどね」
曜「たった一発だけ打ち上がる花火……すごい特別な感じでしょ?」
梨子「ええ」
千歌「だからね、いつからかは分かんないけど、……あの花火を、『一緒に見た人はずっと一緒にいられる』って言われてるんだ」
千歌「ここ縁結びで有名な神社だしね」
曜「友達でも家族でも恋人でも……ずーっと一緒にいられるんだって!」
梨子「……!」
千歌「梨子ちゃん、ずーっと一緒だよ!」ニコッ
曜「えへへー」ニッ
梨子「二人とも……」
梨子「──うんっ! ずっと、一緒にいようね!」ニコッ
ーーーーー
13:
梨子「ところでさ千歌ちゃん曜ちゃん」
千歌「なにー?」
梨子「なんで私に黙ってここまで来たの?」
曜「え。サプライズのほうが良いじゃん。驚いたでしょ?」
梨子「……うん。びっくりした。花火、綺麗だった」
千歌「ふふん、そうでしょ? 毎年ちょっと違ってていつも綺麗なんだよねー」
曜「なんで千歌ちゃんが得意気なのさ」
千歌「あはは」
梨子「二人とも……」
梨子「今日は、──ありがとう?」
曜「どういたしまして」ニカッ
千歌「へへ……でも梨子ちゃん、夜はこれから、お祭りもこれからだよ!」
梨子「……うん!」
14:
テスト

15:
>>9はミスです。これが正しいです
ーーーーー
ちかりこ「「いただきまーす」」
曜「どうぞ召し上がれ」
千歌「あむ」
梨子「えっ、一口で!?」
千歌「うん」モグモグ
梨子「熱くないの?」
曜「内浦っ子ならみんなこうだよ」モグモグ
梨子「内浦すごい」
果南「嘘を教えるんじゃない」ペシッ
千歌「いたっ」
曜「果南ちゃん」
千歌「!?」
梨子「ダイヤさんに鞠莉さんも」
ダイヤ「こんばんは」
鞠莉「本当にnot hot? 千歌っち」
千歌「そんなわけないじゃないですか」ナミダメ
梨子「私を騙すために体張ったの? 呆れた」
曜「私は大丈夫」
梨子「果南さんたちも来てたんですね」
果南「えっ?」
果南「……うん、久しぶりにね」
鞠莉「私もたこ焼き食べたくなっちゃった♪ ダイヤ、果南、行こっ」
ダイヤ「分かりましたわ。あなた達、あまり遅くまで遊ばないように」
ちかようりこ「「「はーい」」」
16:
>>13はミスです。これが正しいです
梨子「ところでさ千歌ちゃん曜ちゃん」
千歌「なにー?」
梨子「なんで私に黙ってここまで来たの?」
曜「え。サプライズのほうが良いじゃん。驚いたでしょ?」
梨子「……うん。びっくりした。花火、綺麗だった」
千歌「ふふん、そうでしょ? 毎年ちょっと違ってていつも綺麗なんだよねー」
曜「なんで千歌ちゃんが得意気なのさ」
千歌「あはは」
梨子「二人とも……」
梨子「今日は、──ありがとう♪」
曜「どういたしまして」ニカッ
千歌「へへ……でも梨子ちゃん、夜はこれから、お祭りもこれからだよ!」
梨子「……うん!」
17:
二年生編 終わり
34:
ダイヤ「……」カリカリ
ダイヤ「……」カリカリ
プルルル…
ダイヤ(電話……?)チラ
ダイヤ(……! 果南さんからですわね)パカ
ダイヤ「はい、もしもし?」
ダイヤ「……ええ……はい! もちろんですわ」
ダイヤ「……」
ダイヤ「……え? ルビィに?」
ダイヤ「はい……はい、分かりましたわ」
ダイヤ「それでは、また後で」ポチ
35:
ーお祭り会場ー
鞠莉「……なんっっっで浴衣じゃ無いの!?」
果南「なんでって言われても」
ダイヤ「遅れてきてそうそうやかましいですわ」
鞠莉「私は果南とダイヤの浴衣を楽しみに今日一日を生きてたのよ!?」
果南「馬鹿じゃないの?」
鞠莉「それなのに……あぁ! ふっつう! 普通の洋服着てお祭りなんて二人にはJapanese mindは無いの!!?」
ダイヤ「あなたこそ着てないではないですか」
鞠莉「えー、だってアレって動きにくいじゃない? 遊びに行くのにはちょっと」
ダイヤ「喧嘩売ってますの?」イラ…
果南「落ち着いてダイヤ」
鞠莉「They are all jokes!」
ダイヤ「鞠莉さんッ!!」ダッ
鞠莉「あははははは」ダッ
果南「ちょっと二人ともー、走ったら危ないって……」
果南「……ったくもー……」ハァ…
果南「……ホント仲良いなぁ、ダイヤと鞠莉は」フフ
36:
ーーーーー
ガシッ
鞠莉「うわっ」
ダイヤ「つ……捕まえましたわ……」ゼェ…ゼェ…
鞠莉「あ、金魚すくいだ。やろうよダイヤー」
ダイヤ「全く……あなたはいつもいつもいつも人をそうやっておちょくって……って、金魚すくい?」
鞠莉「誰が一番多く取れるか勝負!」
ダイヤ「……ふふ……鞠莉さん……私は、自分で言うのもなんですが……金魚すくいの達人ですわよ?」
鞠莉「そう言う割には今までやってるところを見たことがないんだけど」
ダイヤ「能ある鷹は爪を隠すものですわ」
鞠莉「へぇ……。お手並み拝見といこうじゃない」ニヤ
果南「お、金魚すくい?」
鞠莉「三人で勝負よ!」
果南「いいよ。やろう!」
鞠莉「おじさん、三人ねー!」
37:
ーーーーー
ダイヤ「な……な……!」ワナワナ
果南「私は二匹取れたけど……」
鞠莉「私は一匹! で──、た、つ、じ、ん、さんは何匹取れたのカナー?」ニヤニヤ
ダイヤ「???ッ! この金魚達が悪いのですわ! 珍妙な動きばかりするこの金魚達が!!」
金魚「!?」ビクッ
果南「やめなよダイヤ……みっともない」
ダイヤ「……すみません、取り乱しましたわ」
果南「あーあ、金魚たち怯えちゃったじゃん。謝りなよダイヤ」
鞠莉「金魚って怯えたりするの?」
果南「魚たちは何でも分かるんだよ」
ダイヤ「……ごめんなさい金魚さん達」
鞠莉「まぁ……私もダイヤを煽りすぎたわ……ごめん」
38:
果南「二人は三日に一回は喧嘩っぽいことして仲直りするねぇ」
鞠莉「喧嘩するほど仲が良いってね♪」
ダイヤ「そういうことにしておきますわ」
鞠莉「もちろん果南も大好きだよー!」
果南「ありがと」ギュー
鞠莉「oh! こんなところで……大胆♪」
ダイヤ「馬鹿なことやってないで行きますわよ」
鞠莉「馬鹿なこととは何よ」
果南「どこ行く? なんか食べようか」
ダイヤ「軽い物が良いですわね」
鞠莉「ならりんご飴なんてどう?」
果南「いいね。じゃあ買いに行こう」
39:
ーーーーー
りんご飴屋「はい、みかん飴1個にりんご飴2個ね。好きなの取っていいよ。当たりが出たらもう1個!」
果南「当たり? そんなシステムあったっけ?」
りんご飴屋「去年からね」
果南「去年来てないや」
ダイヤ「ガリ〇リ君みたいですわね」
鞠莉「私あれで当たったことないんだけど本当に当たりってあるのかな?」
りんご飴屋「ガ〇ガリ君がどうかは知らないけど、うちのには50個に1個あるよ、本当。私もどれかは分かんないけどね……そうそう、ついさっきも出たよ」
鞠莉「ふーん……」
ーーーーー
鞠莉「当たるといいなぁ」ペロペロ
ダイヤ「2個も食べきれますの?」
果南「これを2個はお腹いっぱいになっちゃいそうだね」ガリッ
鞠莉「……当たりの棒を取っておいて、来年タダで貰うっていうのはどうかな?」ペロペロ
ダイヤ「駄目でしょうね」ペロ
鞠莉「駄目かぁ……」ガリ
ダイヤ「はい……」カリ
果南「久しぶりにみかんの方食べたけど美味しーなぁ」ペロペロ
40:
ーーーーー
鞠莉「お腹も膨れたことだし、次は射的!」
ダイヤ「射的ですか……私はいいですわ」
鞠莉「どうして?」
ダイヤ「苦手だからです。というか以前言ったことありましたよね?」
鞠莉「ははっ☆」
ダイヤ「……」
鞠莉「なら果南と私の一騎打ち! 良い景品をとった方が勝ちだよ!」
果南「面白そうだね……おじさん、二人分」チャリ
鞠莉「フフ……」チャリ
射的屋「はい」カタン カタン
果南「よいしょっと」パン
鞠莉「早っ!?」
ダイヤ「でも外れましたわ」
果南「ダイヤに言われたくないな……」パンッ
鞠莉「私も……っ」パン
果南「……よっ」パン
41:
パタン
果南「! ……やった! 3等!」
鞠莉「うぐぐ……」パンッ
鞠莉「やっ」パンッ
果南「1等を狙ってるの? あれは難しいよー」
鞠莉「……」パン
ダイヤ「あと1発……」
鞠莉「んー……」
鞠莉「うりゃ」パンッ
パコッ
鞠莉「……やったぁ!!!」
射的屋「はぁー……またかよ……」
果南「えっ、さっきも1等当てた人出たの?」
射的屋「曜ちゃんだよ。毎年恒例だ」
果南「あぁ……」
鞠莉「景品は? 景品はなに?」ワクワク
射的屋「祭りの買い物券」スッ
鞠莉「おー!」
果南「3等は飴玉……完璧に負けたね」
鞠莉「ふふーん♪」
42:
ーーーーー
ダイヤ「えらく自信たっぷりでしたけど、もしかして射撃を習ったりしてたんですの?」
鞠莉「あ、バレた? ちょっと嗜み程度にシャイニーしたことがあったんだー」
果南「シャイニーするって何なのさ……あ、千歌たちだ」
エッ、ヒトクチデ!?
ウン
ウチウラッコナラミンナコウダヨ
ウチウラスゴイ
果南「嘘を教えるんじゃない」ペシッ
千歌「いたっ」
曜「果南ちゃん」
千歌「!?」
果南(え? なんでそんなに驚く?)
梨子「ダイヤさんに鞠莉さんも」
ダイヤ「こんばんは」
43:
鞠莉「本当にnot hot? 千歌っち」
千歌「そんなわけないじゃないですか」ナミダメ
梨子「私を騙すために体張ったの? 呆れた」
曜「私は大丈夫」
梨子「果南さんたちも来てたんですね」
果南「えっ?」
果南(……あっ! 忘れてた……!)
果南「……うん、久しぶりにね」
鞠莉「私もたこ焼き食べたくなっちゃった♪ ダイヤ、果南、行こっ」
ダイヤ「分かりましたわ。あなた達、あまり遅くまで遊ばないように」
ちかようりこ「「「はーい」」」
44:
ーーーーー
鞠莉「たこ焼き12個! 私の奢りだー!!」
ダイヤ「奢りなんて悪いですわ。払います」
果南「えー、奢ってくれるって言うんだから素直に貰えば良いのに」パク
ダイヤ「そんなわけには……ってもう食べてますの!?」
果南「熱いものは熱いうちに食べた方が美味しいよ?」
鞠莉「さっきの景品で買ったんだから、別に気にしなくていいのに」
ダイヤ「はぁ……ではいただきます」モグ
果南「あ」
ダイヤ「っ! あっつい!!? ゲホ! えほっ、ぅえ……」
鞠莉「何やってんのダイヤ……」
45:
ダイヤ「っよく……普通に食べられますわね……果南さん……」
果南「これが内浦じゃ当たり前らしいからね」
鞠莉「まさか! 本当に内浦生まれ内浦育ちの生粋の内浦人は……そんな特殊能力を……!?」
ダイヤ「ないですわ。あったら私はこんなことにはならないでしょう」
果南「はは……こっちのやつは作り置いてあったやつだからさ。少し冷めてたんだよ」
ダイヤ「先に言ってください! ……はぁ……お茶を買ってきますわ……」
果南「自分で確認しなよそれくらい……たまにおっちょこちょいなんだよなぁ」
鞠莉「……あっ、そろそろ花火の時間じゃない?」
果南「えっ。……あ、ヤバイ、本当だ。もう行かなきゃ」
鞠莉「ダイヤー、行くよー!」
46:
ーーーーー
果南「良かった、間に合った。……普通に出てきちゃったけど、ここ明かり少ないし気づかれないよね?」
ダイヤ「人もそれなりにいますし、大丈夫でしょう」
鞠莉「そろそろね──!」
果南「お」
…パァァアン
鞠莉「……So beautiful!」
ダイヤ「花火というものはいつ見ても美しいものですわね……」
果南「三人で見るのは……三年ぶりだね」
ダイヤ「……そうですわね」
鞠莉「いつまでも一緒にいられるのよね、これを見たら。……でも嘘っぱちね」
果南「なんで?」
鞠莉「だって私達、二年間もすれ違って、離れ離れになって……」
ダイヤ「しかし、それも互いを想った結果でしょう?」
果南「ダイヤ……」
47:
ダイヤ「それに、今こうして三人でまた笑って花火を見ている……それで充分ではないですか」ニコッ
果南「……そうだね」
鞠莉「うん、たまには良いこと言うね。ダイヤ」
ダイヤ「たまにはってどういうことですの……!?」ムギュー
鞠莉「いたたたた」ムギュー
鞠莉「……ちょっとダイヤぁ! 顔は女の命! ましてやschool idolなのよ私は!!」
ダイヤ「知ってますけれど」
鞠莉「ぬぐぐ……」
果南「あっはははは!」
鞠莉「!?」
ダイヤ「えっと……そんなに面白かったですか? 今のやり取りが?」
果南「いや……違くて……」
果南「昔から本当に変わんないなぁって」
ダイヤ「そう……でしょうか? 結構変わったと思うのですが……」
鞠莉「うんうん」
果南「いや、変わらないよ」
果南「……でも、それでいい」
果南「……ずっと変わらない私達で、いようね」
まりダイ「「……!」」
鞠莉「Off course!」
ダイヤ「もちろんですわ」
果南「ふふ」
果南「約束──だよ?」
4

続き・詳細・画像をみる


超音速旅行時代の到来。東京・サンフランシスコを4.7時間で結ぶ超音速旅客機が公開される

【話題】 猫の恩返しかな? 野良猫を会うたびに撫でていたら猫の集会に招待される

海外旅行中ワイ「sexって書いてあるがなんや?」

【画像】小学生あるあるが面白すぎる件wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww

ユニクロ潜入記者 ジャーナリストの横田氏、解雇される

『HUNTER×HUNTER』最強キャラ凄えぇぇ! 最強は猛毒ナイフ持ったメレオロン!

見ろ!これが最新のネカフェだwwwwwww

彡(゚)(゚)「タイムマシンやんけ!3年前に行ったろ!」

なんJよ、これがFFだ

【MLB】大谷 来オフ米移籍ならマイナー契約…200億円超契約はパー

トヨタ最新鋭10速AT  えっ、CVTじゃだめなの?

架空メカを語ろう

back 過去ログ 削除依頼&連絡先