希「幽霊のんたんと!」にこ「にこの大学生活」back

希「幽霊のんたんと!」にこ「にこの大学生活」


続き・詳細・画像をみる


・1
にこ「大学二年なってやっと念願の一人暮らし...」
にこ「やったわ!ついに自由よ!」
にこ「えーっと、確かこの部屋だったわね...」
にこ「ちょっとボロいけど...まぁ、家賃も安いし全然アリね」
2:
にこ「よし...」ガチャガチャ
ギィ
にこ「...」ゴトゴト
にこ「よいしょ...おお、2Kって意外と広いのね」
3:
にこ「ふむふむ...」
にこ「こっちの部屋は...」ガララッ
希「すぴー...」グゥグゥ
にこ「...」
ピシャッ
5:
にこ「...?」
ガララッ

?、?
、?、?
希「うーん...もう食べられん...」グゥグゥ

?、?
、?、?
ピシャッ
にこ「...なんかいる...」
9:
>>5修正
にこ「...?」
ガララッ
? ?
& #8194;& #8195;
希「うーん...もう食べられん...」グゥグゥ
? ?
& #8194;& #8195;
ピシャッ
にこ「...なんかいる...」
103:
>>101
ホントだ
ありがとう
11:
ガララッ
希「すぴー...」
にこ「ちょっと!あんた誰よ!起きなさい!」バシッ!
希「いった!いったぁぁ!」
にこ「あんた誰よ!人の家に勝手に上がり込んで!」
希「いったぁ!あたたたたた!!!」ジタバタ
にこ「いつまで痛がってるのよ!そんな強くやってないでしょ!」
希「いーや、折れた。これ腕折れたわ?、慰謝料払ってもらわな」
にこ「当たり屋か!」
希「まあ、嘘なんやけど」
にこ「何なのよあんた...」
13:
希「ウチ?ウチは東條希!幽霊でーす!」
にこ「は?」
希「あれ?聞こえんかった?東條希や、東條希。東にー」
にこ「名前の漢字聞いてるんじゃないわよ。その後よその後。なんて言った?」
希「君胸ないなぁ。オカマなん?」
にこ「喧嘩売ってんの?」ガシッ
希「ぐるじぃぐるじぃ!」
14:
にこ「違うでしょうが。幽霊とか言ってたでしょ?」
希「ぞの前に...ばなじでぇ...」
にこ「...」パッ
希「スキあり!」ガバッ
にこ「わっ!」
希「わしわしMAX!!」ワシワシワシワシィ
にこ「ぎゃあああああああ!!」
希「ふむ...揉みごたえはなかなか...」ワシワシ
にこ「やめなさいこの!」ブン
スカッ
にこ「あれ?」
15:
希「こっちやこっち?」ガシッ
にこ「わぁっ!?」
希「あはは、びっくりした?」
にこ「いつの間に後ろに...あれ?」
希「次はこっち」パッ
にこ「えっ」
希「こっちやこっちー」パッ
にこ「えっ、えっ、どうなってるの...?」グルグル
シン
にこ「あれ...?」
17:
希「ばあああああああ!!!」シタカラニョキ
にこ「ぎゃああああああああ!!!」ドゴォ!
希「ぎゃああああああああ!!!」
にこ「何すんのよ...!」ハァハァ
希「また殴ったぁ!」
にこ「あんたのせいでしょうが!」
希「そんな思いっきりやらんでもええやん...」シクシク
19:
にこ「それより...あんた本当に幽霊なの?」
希「そうよん。ウチはここに住み着く幽霊や」
にこ「頭がおかしいやつなんじゃ...」ピポピポ
希「ちょぉお!警察に電話せんといて!」ビリッ
にこ「わっ!?」カチン
希「金縛りや」
20:
にこ「ちょ、解きなさいよ!」
希「大人しくするって約束するなら開放してあげるよ?」
にこ「くっ、この!」ジタバタ
希「あんまり暴れんほうがいいよ。下手すると魂ごと壊れるで」
にこ「えっ...」
希「そうそう、大人しくしときや。君、名前は何て言うん?」
にこ「...」
希「なんて言うん?」ワキワキ
にこ「や、矢澤!」
希「矢澤?」
にこ「矢澤...にこよ」
希「へぇ、可愛い名前やね」
にこ「ふん...」
21:
希「じゃあ、これからよろしくなにこっち」
にこ「へ?よろしくって...」
希「そりゃもちろん、ルームメイトとしてやん」
にこ「る、ルームメイト?」
希「うん、だってウチここから離れられんし。ってとでよろしくぅ」
にこ「な、何ですってぇええええ!!?」
・1 終わり
22:
・2
にこ「ええと...タンスはここで、本棚はここ」
にこ「これはここでいいわね」
希「あははは!!」ボリボリ
にこ「服は...明日は着る分だけ取り敢えず出しておきましょう」
希「あはははは!あれ、お煎餅なくなっちゃった。にこっちー、買ってきてー」
にこ「うるさいわね、さっきから!なに人のマンガ勝手に読んで勝手に煎餅食べてんのよ!」
23:
希「これにこっちの下着?...ぶふっ」
にこ「何笑ってんのよ!!」
希「大丈夫...女の魅力は胸じゃないから」ポン
にこ「」ブチッ
25:
希「いったあー...そんな思いっきりなぐらんでも」サスサス
にこ「ふん」ガチャ
希「あれ?どっか行くん?」
にこ「お隣さんに挨拶行くのよ」
希「へぇ?律儀やねぇ」
にこ「当たり前ことよ」
26:
ピンポーン
花陽「はーい」
にこ「こんにちは」
花陽「はい、こんにちは...えっと」
にこ「今度隣に引っ越してきた矢澤と申します。よろしくお願いします。これ、つまらないものですが」
花陽「これはこれはご丁寧に...こちらこそよろしくお願いします。小泉と申します」
27:
希「お、このお菓子美味しいんよね。ウチも食べたいなぁ」ヒョコ
にこ「うわぁ!?」
花陽「ぴゃあ!?」
希「なになに?なんかあったん?」
にこ「いやあんたよ!何で家から出てきてるのよ!」
29:
希「うん?そう言えばウチお隣誰が住んでるか知らなかったなぁって。へぇ?こんな可愛い子が住んでたんやねぇ」ジロジロ
にこ「ちょ、ジロジロ見ないの!失礼でしょうが!」
希「あーん、にこっち押さんといて?」
にこ「うるさい!家に引っ込んでなさい!」
花陽「あ、あの...?」
にこ「はいぃ!?」
花陽「一体誰と話してるんですか?」
にこ「え?いや...」ハッ
30:
にこ(まさか...希が見えてない?そう言えばこいつ幽霊だったわね)
にこ「あ、いやちょっと電話が...」
花陽「携帯持ってないみたいですけど...」
にこ「え、あ、その...」アタフタ
花陽「私、ちょっと忙しいのでこれで」
にこ「あ、ちょっと小泉さん!」
パタン
にこ「...」
31:
にこ「どーしてくれんのよ!あんたのせいで独り言いう変人だと思われたじゃない!」
希「間違ってないやろ??」
にこ「間違ってるわよ!もう、次からどんな顔して会えば...」
希「こんな顔でいいんやない?」ヘンガオ
にこ「」イラッ
ゴチン!
希「いったい!」
にこ「ったく、あんたは...」
33:
にこ「まぁいいわ...それより一つ聞きたいんだけど」
希「なーに?」
にこ「私以外の人にはあんたの姿は見えないの?」
希「そうや。ウチのことが見えるのはにこっちだけ」
にこ「何で私は見えるの?」
希「一つやなかったん?」
にこ「うるさいわね、答えなさい」
34:
希「うーんと、それはにこっちがここの住人だから。ここに住む人だけウチのことが見えるんよ」
にこ「へぇ...」
希「でも、にこっちみたいなタイプは初めてやなぁ」
にこ「え?」
希「今までの子たちはビビってちゃんと話もしてくれんかったんやけどねぇ。にこっちはちゃんと反応してくれるから嬉しいわぁ」
希「幽霊でも無視されるって結構辛いんよ」
35:
にこ「...あんたがうるさいから無視しようにもできないだけよ」
希「えー?そんなにウチうるさいかなぁ?」ワシワシ
にこ「だー!もうやめなさいって!」
36:
ーー
希「あはははは!」
にこ「勝手にテレビつけてるし...」トントン
希「あははは...ん?」クンクン
希「おお、なんかいい匂い」フヨフヨ
にこ「ご飯作ってるのよ、邪魔しないで」シオフリフリ
38:
希「...」シオペロッ
にこ「こら!」
希「うわああああ!!浄化されるぅうううう!!」シュウウウ
にこ「ぎゃあああああ!!あんた指いいいいい!!舌もおおおおお消えかけてるわよおおおおお!!」
希「うわああどうしよおおおお!!にこっちいいいいいいい!!」シュウウウ
にこ「と、とりあえず水っ水で流して!」
ギャーギャーバタンバタン
39:
にこ「よーし、できた」
希「おー、ハンバーグに豚汁...美味しそー」
にこ「はい」ゴトン
希「え?これは?」
にこ「あんたの分よ。あ、幽霊は食べられないのかしら」
希「いや、そんなことは無いけど...」
にこ「じゃあほら食べなさい。私の料理は絶品よ」
40:
希「いいん?」
にこ「なに、いらないの?」
希「い、いやいる!」
にこ「じゃあ手を合わせて」
のぞにこ「いただきまーす!」
希「あむっ...んん!美味しい!」
にこ「でしょ?どんどん食べなさい」
希「はむはむ...」パクパク
にこ「......ふふっ」
希「はむはむ...ん?」
41:
希「ぎゃああああああああ!!!」シュウウウ
にこ「ああっ!そう言えば塩入れてたんだった!」
希「ぎゃああああああああ!!!浄化されるぅうううう!!」
にこ「みず!水をおおおおおお!!」
・2 終わり
46:
・3
にこ「ふう...やっと終わった。どうしてこう、教授ってやつは話が長いのかしらね」
にこ「嫌になっちゃう、全く」
ガチャ
にこ「遅くなったわね」
絵里「あ、にこ」
真姫「やっと来た」
47:
にこ「講義が長引いちゃって」
絵里「じゃあ早練習しましょうか」
にこ「昨日合わなかったサビ前のところからいくわよ」
絵里「OK」
真姫「わかったわ」
にこ「じゃあいくわよ。1,2,1,2,3…」
希「おおー、カッコイイエレキギターやねー」
にこ「ぶっふぉ!?」
48:
希「うわわっ、汚いなぁ。唾飛んできたやん」
にこ「な...なんであんた...」
絵里「にこ?どうしたの?」
真姫「ふざけないでよにこちゃん」
希「そうやで、にこっち」
にこ「...ごめん、ちょっと外すわ」ゴチン!
希「あてっ!」
49:
絵里「あら、何か用事でもあった?」
真姫「時間ないんだけど」
にこ「ごめん、すぐ戻るから...」グイッ
希「痛い痛い!耳引っ張らんといて!」
ガチャ
バタン
50:
ートイレー
にこ「あんた何してんのよ!」
希「遊びに来た?」
にこ「家から離れられないんじゃなかったの?」
希「半径10キロ以内なら動けるよ」
にこ「何よそれ...ガバガバね」
希「ええ...いきなり下ネタ?引くわー」
にこ「違うわよ!」
51:
にこ「とにかく!私達は今から練習するから邪魔しないで!分かった!?」
希「練習って何の?」
にこ「バンドよバンド。私達『BiBi』ってバンド組んでるの」
希「へぇ?担当は?」
にこ「ギター&ボーカル」
希「...マイク届くん?」
にこ「張り倒すわよ」
52:
にこ「じゃあ練習戻るから。見ててもいいけど邪魔しないのよ」
希「はーい」
にこ「邪魔したらぶっ飛ばすからね」
希「はーい」
にこ「ホントにわかってんのかしら...」
53:
ーー
にこ「ごめんごめん。さ、続きしましょう」
絵里「じゃあ、行くわよ」
真姫「1,2,3,...」
54:
?♪
にこ「ストップ。またズレてるわよ」
絵里「また...」
真姫「にこちゃんちょっと遅いのよ。もう
ワンテンポ早くしないと」
希「そーやそーや」
55:
にこ「いや真姫が早いのよ。あんたこそ焦りすぎなんじゃない?」
真姫「焦ってないわよ。むしろ遅いくらいよ」
希「うんうん。成長も遅いし」
にこ「いっつも思ってたけど、あんた何でいつそんなに偉そうなのよ。年下のくせに」
56:
真姫「年齢なんて関係ない。だいたいそんな見た目じゃ...ふふっ」
希「ぷぷっ」
にこ「なんですってぇ!!」
真姫「何よ!」
希「お、やる気か?」
絵里「こーら!喧嘩しないの!」パンパン
57:
真姫「エリー!今のはにこちゃんが悪いわよね!?」
にこ「真姫よね!?ね、絵里!」
希「にこっちに胸がないのが悪い!な、金髪さん!」
絵里「いい加減にしなさい!」
にこまき「!」ビクッ
希「!」ビクッ
58:
絵里「喧嘩するなら...お仕置きするわよ」
にこ「そ、それだけは...」
希「お仕置きって何?鞭で叩かれたり、蝋燭垂らされたりするん?見た目通りドSなんやねぇ」
絵里「だったら謝りなさい。お互いに」
にこ「......ごめん」
真姫「私こそ...悪かったわ」
希「ウチこそ...ホントのこと言い過ぎた。こめんな、にこっち。ロリ体型もいいと思うよ」
絵里「うん、よろしい。少し休憩にして、再開しましょうか」
59:
にこ「分かったわ。飲み物買ってくる。何かいる?」
絵里「いいの?じゃあ、カフェオレで」
真姫「私トマトジュース」
希「ウチは生絞りシークヮーサージュース!」
にこ「OK。行ってくる」ガシッグイッ
希「あれ?」
ガチャ
バタン
ズバコーーーーーーーン!!
希「ぎゃああああああああ!!!」
絵里「?なにか聞こえなかった?」
真姫「そう?気のせいじゃない?」
絵里「そうかしら...ま、いいわ」
・3 終わり
69:
・4
希「にこっち、これはどこ置くの?」
にこ「ああ、それはそこに置いといて」
希「はーい」フワフワ
トスン
にこ「いやー、便利ねあんた。荷物運ぶ手間がないわ」
希「ふふん、ポルターガイストを応用すればこんなこともできちゃうのだ!」
71:
にこ「今初めてあんたが役に立つと思ったわ」
希「ひ、ひどい!」ガガーン
にこ「さてさて、引越しの片付けも済んだわね」
希「そんな...にこっち...ウチのことをそんな払に思ってたなんて...」イジイジ
にこ「うだうだうるさいわね。雰囲気が暗くなるからやめて」
希「...」イジイジ
にこ「ちょっと出かけてくるわね。留守頼んだわよ」
希「ええ...落ち込んでる友達を放ってどっか行くなんて...遺体より冷たいよにこっち」
にこ「気味悪い例えしないでよ」
72:
希「どこ行くん?」
にこ「甘いもの食べたくなったから、和菓子屋に。ちょうどそこにいい感じの和菓子屋があったから」
希「おおー、ウチも行くー」
にこ「え、あんたも来るの?」
希「ウチおまんじゅう大好き!あときんつばとかうぐいす餅とかもー」
にこ「邪魔しないでよ?」
希「わかってるわかってるー」
74:
にこ「えーと、確かこの辺に...あ、あったあった」
希「おおー、正しく老舗って感じやね」
にこ「知らなかったの?この辺ならまだ行動範囲でしょ?」
希「うん、知らんかった。あんまり家から出らんからねぇ」
にこ「ふぅん...」
75:
ガララッ
穂乃果「いらっしゃいませー!...あれ?」
穂乃果「お嬢ちゃん、迷子?ママは?」
にこ「違うわよ!客よ客!」
穂乃果「ああ?ママからお使い頼まれたの?何買う?ほむまん?」
にこ「だから違うってば!私は大学生よ!」
76:
穂乃果「大学生?...ぷっ」
にこ「何笑ってんのよ!」
穂乃果「だ、だって...どうみても私より年下」
にこ「何よこいつ...客相手に失礼過ぎでしょ。ほら」スッ
穂乃果「?何これ?」
にこ「学生証よ。ほら、ちゃんと大学生でしょ」
78:
穂乃果「ほんとだ...し、失礼しました」
にこ「まぁ、別に気にしてないわよ。よく言われるし」
穂乃果「ホント?じゃあいいや!」
にこ「おいこら」
79:
穂乃果「それでそれで?何にしますか?」
にこ「んーと...どうしようかしら」
希「にこっち、ウチおまんじゅうがいい」
にこ「きんつばもいいわね...あ、桜餅も」
希「なーなー、おまんじゅう買ってやー」クイクイ
にこ「水羊羹も捨てがたいわね」
希「にこっち?おまんじゅう?」
にこ「うるさいわね!!」
穂乃果「わっ!ど、どうしたの?」
にこ「あ、ごめん。何でもないわ」
穂乃果「そう...?」
80:
希「にこっち、いきなり大声出したらいかんよ」
にこ(あんたのせいでしょうが!大人しくしときなさい!)
希「だっておまんじゅう食べたい...」
にこ(わかったわかった!買ってあげるから!)
希「やったー!」
にこ「ったく...」
81:
穂乃果「えーと、お会計全部で18200円です!」
にこ「たかっ!嘘でしょ!?」
穂乃果「...あっ、ごめん打ち間違ってた!」
にこ「でしょ?」
穂乃果「えーと...1820000円です!」
にこ「何でさっきより高くなってんのよ!おかしいでしょ!」
穂乃果「あれ??」
82:
ーー
ガララッ
穂乃果「ありがとうございましたー!またきてねー!」
にこ「ったくもう...疲れた」
希「あはは、面白い子やったね」
83:
にこ「ふぅ...結構買ったわね」
希「太るよー?」
にこ「私、いくら食べても太らないのよ」
希「なるほど...」ジー
にこ「どこ見てんのよ。もうちょい下よ」
希「ウチは太りやすい体質やったなぁ。あと肩こりが酷くて...」
にこ「腹立つわねこの...」
84:
希「あ、お茶は?あつーいお茶がないと」
にこ「買ったわよ、ほら」
希「おおー、やったー!じゃあ早帰って食べよー!」
にこ「ふん、すっかり元気になって...」
希「何か言った?」
にこ「何でも。帰る前に夕飯の買い物して帰るわよ」
85:
希「はーい。今日のメニューは?」
にこ「カレーよカレー」
希「ハヤシライスの親戚やね」
にこ「変な言い方しないの。タイムセール始まるから急ぐわよ」
希「おっけー!」
・4 終わり
104:
・5
にこ「ふぅ...今日も疲れた...」
にこ「さて、帰ってご飯にしましょ」
花陽「おっこめ、おっこめ♪」
にこ「あ」
花陽「わっ!」
105:
にこ「こんばんは...」
花陽「こ、こんばんは!さようなら!」アタフタ
にこ「あ、ちょっと!」
ガチャバタン
にこ「...」
106:
にこ「お隣さんとの距離が縮まらない...仲良くしたいんだけど」
にこ「はぁ...どうしましょう」ガチャ
にこ「ただいまー」
ワーワー!キャーキャー!
にこ「?騒がしいわね」
107:
にこ「希ー?うるさいわよー?」ガララッ
海未「何故です!なぜ勝てないのですか!」
凛「海未ちゃんが弱いからだよ?」
海未「もう一回です!勝つまでやめません!」
希「ウチもう疲れたよ...」
にこ「...誰?」
108:
希「お、にこっち。おかえり」
海未「あ、これはこれは。お邪魔しております」
凛「こんばんは!」
にこ「どうも...じゃなくて。希、誰よこの2人」
希「えっとね、この2人は」
海未「あ、自己紹介しますよ。申し遅れました、私園田海未と申します。希とは友人関係です」
凛「星空凛です。同じく希ちゃんお友達だよー!」
110:
にこ「友達って...あんた達もまさか」
海未「はい。既に死して魂のみで現世に留まる身...所謂幽霊ですね」
凛「凛も幽霊です!にゃー!」
にこ「へ、へぇ...?」
希「今日はね、にこっちにウチの霊友を紹介しようと思って」
にこ「レイトモ?」
希「幽霊友達、略して霊友よ。常識やんこんなの」
にこ「いや初めて聞いたわよ」
111:
希「そうなん?にこっち遅れてるぅ?」
凛「遅れてるぅ?」
海未「遅れてますね」
にこ「え、あんた達もそういうノリなの?」
112:
希「っていうことで、みんなで遊ぼー!」
うみりん「おー!」
にこ「待って待って。何勝手に決めてんのよ」
希「じゃあまずはー」
海未「もう一度ババ抜きを...」
凛「だから飽きたってー!大富豪しようよ」
希「そうやね、大富豪しようか。じゃあにこっち、シャッフルして」
にこ「OK。いくわよー...じゃなくて!」
114:
希「なに?どうしたん?」
海未「大富豪ではなく大貧民派でしたか?」
にこ「言い方の問題じゃなくて!何でナチュラルに遊ぼうとしてんのよ!」
凛「文句ばっかうるさいにゃー!」
にこ「なんですって!?」
115:
希「まぁまぁ、凛ちゃん。きっとにこっちは負けるのが怖いんよ」
にこ「!」ピクッ
海未「そうだったんですか。無理にお誘いして申し訳ありません」
凛「じゃあ3人でやろう!」
にこ「...待ちなさい」
海未「はい?」
にこ「言わせておけば...誰がビビってるって?」
116:
凛「おおっ?」
にこ「この私が負けるわけないでしょう!覚悟しなさい!負けて成仏しても知らないわよ!」
希「そう来なくっちゃ」
海未「成仏はしたくありませんね」
凛「よーし、やろう!」
117:
ーー
凛「あっがりー!」
海未「はうわっ!」
凛「海未ちゃんまたドベー」
海未「何故です...!何故勝てないのです...!」
希「まさか大富豪も弱いとは...」
118:
凛「そろそろ帰ろうか海未ちゃん」
海未「もう一回です!まだ私は!」
希「気持ちはわかるけどまた今度な。ウチもう疲れたよ」
海未「これくらいで疲れるなんて魂の鍛え方がなってません!」
凛「魂の鍛え方ってなに?」
119:
トントン
海未「ん?」
凛「...ん、なんだかいい匂い...」
にこ「もうすぐ夕飯できるわよー」
希「おお、やったー」
120:
にこ「あんた達も食べていくでしょ?」
海未「え、いいんですか?」
にこ「いいからいいから。ほら、あんたも」
凛「ホントに?食べてっていいの?」
にこ「幽霊が遠慮するんじゃないわよ。それに、ご飯はみんなで食べるのが一番美味しいのよ」
121:
海未「そこまでおっしゃるのなら...お言葉に甘えて」
凛「やったー!」
にこ「決まりね。じゃあ配膳するの手伝って」
海未「はい」
凛「りょーかいにゃ!」
希「うんうん。にこっちの料理は天下一品やからね、ウチが保証するよ」グデー
にこ「何してんのよ。あんたも手伝う!」ポカッ
希「あてっ」
・5 終わり
129:
・6
にこ「行ってくるわよ」ガチャ
花陽「...」ガチャ
にこぱな「あ」
にこ「...お、おはようございます」
花陽「...オハヨウゴザイマス」ダダッ
にこ「あ、待って!」
ダダダダダ...
にこ「...」
131:
絵里「お隣さんと」
真姫「仲良くなりたい?」
にこ「ええ」
絵里「何でまた...にこなら誰とでもすぐ仲良くなれそうじゃない」
にこ「いやそれが、最初の挨拶でちょっとミスしちゃって...顔を合わせてもすぐ逃げられるのよ」
真姫「どんなミスしたのよ。また寒いギャグでもやったの?」
133:
にこ「寒いって何よ!あんたまた『にっこにっこにー』を馬鹿にして!」
真姫「あれ、冷房つけた?」
にこ「上等よ。表に出なさい」
絵里「まあまあ、落ち着いて。にこ、どんな挨拶したの?」
にこ「えっとそれは...」チラッ
希「卍解!...んーなんか違うな。卍解!...これも違う」
134:
絵里「うーん...そう言われても」
にこ「好きなだけチョコ奢るから」
絵里「やるわ」
真姫「いやよ、そんな面倒なこと」
にこ「トマトジュース奢るから」
真姫「エリーと違ってもので釣れると思ったら...」
にこ「新鮮なトマトの絞って、少しアレンジを加えたにこにー特製ジュースをご馳走するわ。もちろん、タダで」
真姫「」ピクッ
にこ「あんた、あれ好きでしょ?だから「やるわ」」
真姫「やればいいんでしょ?全く面倒ね」ソワソワ
にこ(よっし落ちた)
希「この子チョロイなー。将来大丈夫かな?」
にこ(うるさい)
141:
>>134
手出しのにこのセリフ飛んでた
すんません、こっちです
にこ「と、とにかく!どうやったら距離を縮められるか一緒に考えて!せめて普通の挨拶を交わせるくらいにはなりたいの!」
絵里「うーん...そう言われても」
にこ「好きなだけチョコ奢るから」
絵里「やるわ」
真姫「いやよ、そんな面倒なこと」
にこ「トマトジュース奢るから」
真姫「エリーと違ってもので釣れると思ったら...」
にこ「新鮮なトマトの絞って、少しアレンジを加えたにこにー特製ジュースをご馳走するわ。もちろん、タダで」
真姫「」ピクッ
にこ「あんた、あれ好きでしょ?だから「やるわ」」
真姫「やればいいんでしょ?全く面倒ね」ソワソワ
にこ(よっし落ちた)
希「この子チョロイなー。将来大丈夫かな?」
にこ(うるさい)
135:
ーー
穂乃果「いらっしゃいませー!...って」
穂乃果「おおっ、いつかの幼女大学生!」
にこ「何よ幼女大学生って!矢澤にこよ!にこ!」
穂乃果「アラレちゃんに出てくるあの...」
にこ「大王いらないから!にこ!」
136:
穂乃果「えへへー、冗談だよ冗談」
にこ「ったく...」
穂乃果「それで、今日は何買いに来たの?」
にこ「えーっと...」
137:
ーーー
ーーー
にこ「贈り物?」
絵里「ええ、ベタだけどこれが一番手っ取り早いんじゃないかしら」
にこ「引越しの挨拶の時にも渡したわよ」
絵里「それとはまた別に。ほら、最近美味しい和菓子屋見つけたって言ってたじゃない。そこの和菓子をあげるとか」
にこ「うーん、甘いもの嫌いだったらどうする?」
絵里「もしそうだったらその時考えましょ。とにかく行動よ」
ーーー
ーーー
138:
にこ「...そうね、おはぎとおまんじゅうちょうだい」
穂乃果「おはぎとおまんじゅね!わかった!くつ?」
にこ「うーん...」
希「ウチが3つと、にこっちとお隣さんで2つやから5個!」
にこ「2つずつでいいわ」ペシッ
希「あいたっ」
穂乃果「わかった!まいどありー!」
140:
>>138修正
穂乃果「おはぎとおまんじゅうね!わかった!いくつ?」
142:
ピンポーン
花陽「はーい...」
にこ「こんにちは」
花陽「ぴゃあ!こここんにちは!」
にこ「あ、あのこれ...よかったら」
花陽「ひっ...!」
143:
にこ「あ、怪しい物じゃないわよ!そこの和菓子屋のおはぎとおまんじゅうで」
花陽「...おはぎ?」
にこ「ええ、甘いものは苦手だったかしら?」
花陽「い、いえ...好きです」
にこ「よかったぁ...ぜひ食べてね。じゃこれで」
144:
花陽「あっ」
にこ「ん?」
花陽「あ...その...」
花陽「...ありがとうございます」ニコッ
にこ「...!」
にこ「いえ、どうしたしまして」ニコッ
145:
ーー
にこ「やったわ、すこし話してくれた」
絵里「良かったわね」
真姫「じゃあ目的達成でいいの?トマトジュース」
にこ「まだよ。まだ遠いわ...」
絵里「そうかしら?」
にこ「いーえ、まだこっちから挨拶しないと返してくれないのよ。ってことで次はどうすればいいのか考えて」
真姫「少しは自分で考えなさいよ」
にこ「自分で考えてもわからないから聞いてるんじゃない!」
146:
真姫「はいはい...」
にこ「何よその態度!」
絵里「まま、落ち着いてにこ。でも、後は少しずつ距離を縮めていくしかないんじゃない?焦っても仕方ないし」
真姫「隣なんでしょ?いくらでも会う機会くらいあるでしょうよ」
にこ「むー、なんていうかもう少しだけお近づきになりたいというか...」
147:
真姫「だったら食事にでも誘ってみたら?」
絵里「いきなり食事?それはちょっとねぇ」
にこ「それだわ!」
えりまき「え?」
にこ「それよそれ!食事よ!手料理を振る舞えばいいんだわ!」
絵里「に、にこ?」
にこ「ありがとう!私は買い物して帰るわね!」ダッ
希「あ、にこっち待ってー!」ピュー
真姫「...行っちゃった」
絵里「あらら...」
148:
ーー
にこ「よし、こんなもんね」
希「随分いっぱい買ったなぁ」
にこ「もし、大食いだったらいけないからね。余ったら明日以降に出せばいいし」
149:
にこ「さて、問題はどう誘おうかしら...」
希「なんか彼女を初デートに誘う男子高校生みたいやね」
にこ「うっさいわね。あんたも考えなさい。大体あんたのせいなんだから」
希「ポルターガイストを起こして怖がって外に出たところを...」
にこ「やっぱいい。自分で考える」
150:
タンタンタン
花陽「んしょ、んしょ...」ヨロヨロ
にこ「あ、噂をすれば...小泉さんだわ」
希「えらい大きな荷物持ってるねぇ」
にこ「あれじゃ足元見えないんじゃ...階段は危険よ。手伝ってくる」
希「あ、にこっち」
151:
花陽「よいしょ...」タンタン
ツルッ
花陽「えっ」
にこ「!危ない!」バッ!
希「にこっち!」ビリッ!
ガタガタガタガタン!
152:
花陽「...あれ」
にこ「ふう...怪我はない?」
花陽「え、あ、私...」
にこ「あんな大きな物持ったまま階段登ったら危ないじゃない。気をつけなさいよ?」
花陽「す、すいません!ありがとうございます!なんとお礼したらいいか...!」
にこ「別にいいわよ、お礼なんて。それより、怪我ない?」
153:
花陽「は、はい。矢澤さんは...」
にこ「私も無事よ」
花陽「そ、その本当にありがとうございます!必ずお礼します!」
にこ「いいからお礼なんて...あ、いや」
にこ「そうね、お礼してもらおうかしら」
花陽「は、はい...」
154:
にこ「お礼として...私と友達になってくれない?」
花陽「え?」
にこ「お隣同士仲良くしましょうよ。ね?」
花陽「...は、はい!」
155:
にこ「じゃあこれからよろしく。えーと...小泉さん?」
花陽「は、花陽です。小泉花陽といいます」
にこ「花陽ね。私は矢澤にこ。にこって呼んで」
花陽「よろしくお願いしますにこさん」
にこ「やめてよ、敬語なんて。多分そんなに歳変わらないから」
花陽「えっと...じゃあよろしく、にこ...ちゃん?」
にこ「ええ、よろしくね。花陽」
156:
にこ「ところで...あなたが持っていたこれは何?」
花陽「あ、えっとこれは...」
にこ「ん?俵?もしかして...わっ、米!」
花陽「私、お米大好きで...近くに直売所があるから毎月買いに行ってるんだ」
にこ「あんたこれ...一人で食べるの?」
花陽「うん」
にこ「ほぇー...とんだ大食い娘だったわ」
花陽「そ、そんなことないよ///」
にこ「褒めてないけど...」
157:
にこ「よし」
花陽「?」
にこ「よかったら今日夕飯一緒にどう?お米を使ったお料理作ってあげる」
花陽「え、いいの?」
にこ「ええ。友達になれた記念としてね」
花陽「...じゃあお言葉に甘えて...」
にこ「よし、決定ね。材料は買ってきてあるから!」
花陽「はい!私、ご飯炊きます!」
にこ「よし、いくわよー!」
158:
希「ふふっ、よかった。仲良くなれたね」
にこ「」チラッ
希「!」
にこ(希、ありがとう。助かったわ)
希「おお...気付かれてたんか」
159:

続き・詳細・画像をみる


テレビ「性的暴行をしたとしてー…」 家族「……」 ワイ「…」

280円のカップ麺←ウマッ! 180円のカップ麺←うまいやん

2016's Most Popular Game Trailers, According To YouTube

【話題】『ポケモンGO』「イオン」グループの店舗がポケストップ&ジムに!合計3,498カ所が追加

今現在、12球団最強クリーンナップってどこ?

見ろ!これが最新のネカフェだwwwwwww

不倫疑惑のテレ朝・田中萌&加藤アナ「グッド!モーニング」出演せず

今更だけど太王四神記ってまじでスペックよくね?

毒使い娘「キヒヒッ……王子様を毒殺しちゃえばいいのね?」

エジプトの500kg女性、手術のため近くインドへ

【悲報】アメカスさん、Twitterで「Jap」連呼

【朗報】堀北真希二世、発見されるwwwww

back 過去ログ 削除依頼&連絡先