【1/5】優等生だった俺が進学校に入学し人生が変わった話をしていくback

【1/5】優等生だった俺が進学校に入学し人生が変わった話をしていく


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ksk
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6:
頼むぜ
ID:DBPwjHtc0
7:
マジかよ踏むとは思わなかった
人生…人生…か
こんな落ちこぼれの俺の話だけど聞いてくれるか?
8:
>>7
期待してる、聞きたい
9:
けっこう長くなるんだけどもいいかな?
つまらなかったらすまん
10:
>>7
きちんと聞くから
よろしく頼むぜ
11:
>>9
語ることに意味がある
12:
頼むわ
13:
ありがとう、んじゃ慣れないけどやってみるわ。
スペック
現在底辺大学生男
容姿は不細工だな
今でこそどうしようもない俺なんだが
俺は中学の時は成績が良かった
田舎の中学だったんだが、その中で常にテストは3番以内に入っていた
14:
>>13
きいてるぞ
15:
俺は中学が大好きだ
友達も、先生も、風土も、全てが大好きだった
今で言ういじめとかとは到底無縁。
思い出補正ってやつかもしれないな、でも好きだった
中学の頃は「優等生」として扱われていたから
教師の信頼も厚かったし、友達からも頼りにされてた
16:
毎日がキラキラしていたな
絵に描いた青春だったかもしれない
ただブサメンだったから恋愛は上手くいかず失恋続き
でも、人を好きになってフラれるってのも若気の至り。
それすらも楽しかったことのように思える
中3の受験期になると、俺は先生たちに県で一番の進学校への受験を薦められた
ものすごく期待されていたし、俺もそれに応えたかった
だから俺は進学校への受験を決意して、毎日頑張ったよ
17:
そして俺は進学校に合格した
学校の先生も友達も、みんな祝ってくれた
「お前が◯◯高に行くなんてすごいな!!」
「先生も嬉しい。おめでとう」
まさか自分でも受かるとは思っていなかった
〇〇高に行ってる、と言えばちょっとした自慢になるくらいなんだ
それほどの快挙だった
人生の頂点だったと思う。
18:
でもこの高校への入学が
俺の人生を大きく狂わせるきっかけだったんだ
今でもどうしてここに行ったんだって後悔してる
自分がいけないんだけど、もっと真剣に色々考えていれば…って今でも思う
19:
高校入試みたいだなwww
20:
>>18
続けてくれ
21:
高校内でも成績順にクラス分けがされていて
入試の成績が良かった俺は一番いいクラスになってしまった
最初こそ鼻が高かった
「〇〇高で一番上のクラスよ」って自慢してまわったもんだ
でも、俺の高校生活は徐々に崩れていくんだよね
22:
まず、話の合う奴がいなかった
そもそも運動部に所属している奴もほとんどおらず
中学3年間運動部だった俺は愕然とした
しかも学校の方針で部活にあまり力を入れていない
勉強の方も、中学時代は塾に頼って自学習の習慣が全く無かった俺は
あっという間に遅れをとっていった
24:
高校一年のくせして周りはみな「勉強第一」「受験第一」
遊びに誘っても誰ものってこない
一緒に自転車を並べて帰る奴すらいない!
5月を過ぎても友達と呼べる友達すらできず
俺は高校生活の現実に絶望していた
25:
みてるよー
26:
おかしい、思い描いていた高校生活はこんなんじゃない
恋愛フラグどころか、友達と呼べる奴すらできないなんて…
そして魔の行事、中間試験がやってくるわけなんだが
俺はなんとケツから二番目の成績をとるwww
一番上のクラスの奴がほぼ最下位、この状況はよっぽどの事だったらしく
職員室に呼び出されて教頭に小一時間説教された
28:
この中間事件以来、先生たちも俺に対する態度が変わる
「あいつはダメだ」「もうあいつはいいや」
そんな心が透けて見えるようだった
宿題を忘れてこようが何のお咎めもなくなり
分からないことがあって授業後に質問しても異常に素っ気なく振舞われたり
あれ、俺なんでここにいるんだろ?って気持ちが込み上げてきた
29:
みてるお
30:
>>28
オレの高校時代思いだして泣けてきた
31:
見てくれている人、ありがとう。続けるぜ
子供心に「見放された」事がとてもショックだった
教師と言えど大人、大人に必要とされない俺。
よくテレビにいる「もっとがんばろうぜ!俺が見てやる!」
なんて言う先生は一人ったりともいなかった
「お前がやる気ないならそれでいいよ。他は優秀だから」
そんな先生しかこの時はいなかった
32:
それでもこの時はまだ挫けなかった
プライドもあったし、かすかな希望に懸けていた
俺だって勉強して、先生に認めてもらいたい、いい成績を取りたいって思ってた
だから教室にいながらにして「ほぼいないもの」にされながらも
必死で授業に食らいついたし、負けるもんかって気持ちだった
正直苦しかった
34:
相談する相手もいなかった
高校には無論友達がいなかったし
中学の友達には、見栄があって学校のことを相談できない
連絡があっても「勉強とか余裕っしょ。高校楽しいぜ」みたいに嘘をついていたんだ
そんな風に言うと中学の友達は「やっぱお前はすげえな〜」
とか言ってきて
俺の中で見えない不安がどんどん積み重なっていった
33:
いきなりこんな語れるもんかすごいな
35:
>>33
今年で大学卒業なんだ俺。
単位も取り終わってやることなくて毎日昔のことばっか思い出しててな
なんつーか、難しいもんだ
36:
ガンバぁ
37:
俺は夏の期末試験に向けて必死に頑張った
この時は一番辛い時期だったかもしれない
新しい環境にも慣れきれてないのに
毎日先が見えない勉強をずっとして…
そして夏、期末試験が訪れる
今度は真面目に頑張った
きっと前回のようにはならないだろう、と自信を持って臨んだ
もう晒し者にされるのは勘弁だったからね
38:
>>37
ごくり
39:
結果から言うと、理系科目がほぼ赤点だった
前回ほど悪くないにはしろ、クラスではぶっちぎりの最下位
答案を返される時、周りの目が怖くて体がめっちゃ熱くなった
また先生になんか言われる…
と思ったが
何もなし。まったく何も言われなかった
40:
>>39
とことん冷たい先生だな
41:
俺は怖くなった
もう誰も何も言ってくれないんだ
先生には俺は「クズ」に見えてるんだろうか
クラスメートが俺が平均をとれなかった科目のことを「簡単だったよなー」と話している
こんな状況が初めてで、もうどうしていいか分からなくなった
「俺は実は馬鹿だったんじゃないのか?」
そんなことを思い始めた
43:
もう勉強なんていいわ、学校なんていい
俺はきっと他にやりたいことがあるんだ
そんな事を考えて逃避していたけど
「やりたいこと」なんてまだ何も見つかってなくて
期末試験のあと、俺は帰り道に一人で自転車に乗りながら泣いた
惨めすぎて親にも何も言えなかった
この高校に入った時、泣いて喜んでくれた親に
学校がもう嫌だなんて、言えるはずがなかった
44:
すごいスレを開いてしまった
45:
みてるよ
辛かったな…
47:
期末試験のあと、夏休みになった
夏休み、やったーーーー!!
と健全な高校生ではなるところだが
課題の量が尋常ではなかった
数学はいわゆるチャート式というものの問題が100近く
英語が入試過去問の長文や文法の参考書…その他の科目もだ
宿題はまだ良かった
どうせ俺はやっていかなくても溜め息をつかれるだけだ
48:
期末試験の成績が芳しくなかった俺には、補習が待っていた
せっかくの夏休みだというのに
暑い中自転車を走らせて学校に行かなくてはならない
俺はそれが心底嫌だった
夏休みのあいだくらい学校のことなんか忘れていたかった
あの重々しい雰囲気の教室に行くのが嫌で仕方なかった
51:
でもこの補習は俺にとっての大きな転機だった
世間の同世代の学生は夏休みに浮かれる最中
俺はブツブツ文句を言いながら自転車で学校に向かう
駐輪場に自転車を止めると、いつもより静かな学校
心なしか普段の重い雰囲気がなく、休日の学校はいいもんだって思えた
54:
補習の教室に入ると、やけに和やかな雰囲気
普段の授業と雲泥の差だった
言ってみればここは「落ちこぼれ」の集まりなんだよな、と思うと気が楽だった
最初こそ嫌で仕方なかった補習だったが
寝ていたり、外の景色を眺めていても特に怒られない空気で
この学校にもこういう一面はあるんだな〜って思えて逆に嬉しかった
56:
とは言え一番上のクラスから補習者が出てるということが恥ずかしくて
なかなか他の人に話しかけられずにいた
補習がひと通り終わって帰ろうと思って駐輪場にいると
一人の男に話しかけられた
補習中、俺の隣の席で終始PSPをやっていた奴だ
58:
オードリー若林に似ている奴で、一見陰気そうな奴だった
若林「今日隣だったよね〜一人なん?一緒に昼飯でもどう?」
俺「お、おっす…あ、一人だよ。どっか食べてく?」
会話を交わすことができた
高校に入って初めてだった、一緒にメシを食べて帰る
そんなごく当たり前のことに誘われたことに感動した
59:
フラグ…?!
60:
>>59
まあ、友情フラグではあると思われ
61:
そのまま二人で自転車を走らせて二人でコンビニに向かった
初めて!誰かと自転車を並べて高校から下校した
コンビニに着くと若林に色々質問された
若林「どこ中から来たの?」
俺「俺は◯◯中から!」
若林「けっこう遠いの?」
俺「自転車でギリギリかなぁ…」
些細なやりとりが新鮮で仕方なかった
62:
>>61
みてるぞ。
語ちゃってクレイ!
63:
若林「俺は電車でさ。あとは駅から自転車で来てんだよね。」
俺「あーけっこう遠いんだなー」
会話は弾むが、この男なかなかひょうひょうとしていて
こんな奴がこの高校にいた事に驚いた
まあ、そりゃいてもおかしくないんだけどね。
若林「最近なんか面白いゲームあった?」
俺「いや…なんだろな…」
と、勉強とは程遠い会話が続いた
64:
>>63
ワッフル
65:
感覚が麻痺していたんだろうか
ごくありふれた高校生の会話だろうに
それが出来ていることに感動した
その日は、コンビニの駐車場でおにぎり食ったりカップ麺食べたりして別れた
家に帰ってから気付いたんだけど
この日若林が俺に「何組なの?」とクラスを尋ねてくることはなかった
この高校にいる奴らなら、誰もが気にかけていることだろうに
66:
>>65
若林の優しさ(?)が身に染みる
68:
俺はなんとなく気が楽になった
ああいう奴もいるんだな、って思うと力み過ぎていた自分がアホらしくなった
次の補習日、教室に行くと若林に声をかけられる
若林「おーっす」
俺「おいっす」
若林は後ろの方の席でアドバンスをやっていた
69:
>>68
何段階か飛ばしすぎだろwwwwwwwww
アドバンスとかwwwwwwww
70:
俺「今更アドバンスかよw」
若林「いやこれ、面白いからなw」
若林のやっているゲームはロックマンエグゼ3だった(知らない人すまん)
俺もそのゲームが大好きでやり込んだことがあるから一気にテンションが上がった
俺「それ、エグゼ3?俺も超やったわww」
若林「え?マジで?今度持ってこいよw」
俺「おっしゃ今度対戦しようぜww」
71:
>>70
エグゼ3面白いよな。わかるわ
72:
若林は補習の最中もゲームをしており
時折小声で俺に「なあここどうすりゃいいの?」と聞いてくる
先生にばれそうになると咄嗟に隠して、ハラハラだったw
「あぶねーよ…w」「すまんすまんw」とか言って楽しかった
ゲームを通じて一気に打ち解けることができた
帰りも、二人でエグゼの話題でめっちゃ盛り上がった
73:
どうなっちゃうのこれから
74:
みてるよー
75:
中学の時に感じた気持ちと一緒だと確信した
楽しい、気楽、これが友達って呼べるもんだろう
同じクラスの連中は取り憑かれたように成績のことばかり気にしてる
他人を寄せ付けないオーラみたいのがある
高校に来て初めての友人、それが若林だったんだ
77:
俺はそれからよく若林とつるむようになる
若林は俺の一つ下のクラス、通称「準クラ」だった
そして俺が一番上のクラス
皮肉にも「落ちこぼれコンビ」だった
ただ若林は俺とは違い、最初から授業中にゲームしたりとやる気がなかったらしく
その結果あっという間に浮いて成績も下降していったらしい
78:
>>77
あっらー。若林。
80:
夏休みが終わって、学校が始まってからも俺たちはよく一緒にいた
俺はと言えば、授業に出席はするものの勉強は完全放棄
若林に出会って、ある種吹っ切れてしまったのだ
先生の態度など知ったことか、勝手にしてくれ。
クラスメートに対しても、こいつらがおかしいんだ、俺は一人じゃないって思ってた
しかしこの時はまだ真面目に授業には出ていただけ良かったのだ
85:
そんなこんなで俺は若林とテキトーに遊んで日々を過ごしていた
放課後携帯ゲームの対戦したり
テキトーにカラオケに行ってみたり
平凡で楽しい毎日だった
前より学校のプレッシャーもだいぶ減ったし
とは言え田舎だったし、遊びのネタも尽きていた
二人なのでいまいち何をするにしても盛り上がりに欠けちゃうんだよな
86:
アーッ展開?!
88:
>>86
すまんその展開はまったくない
89:
>>88
気にするな、おれのレスはお前の連投規制を気にしただけだ
87:
気付くとまわりの奴らがカーディガンを着たりマフラーを巻いたりしている
あっという間に季節が巡って冬に差し掛かっていた
冬休み前の、期末テストが控えていた
期末テストは成績が悪いと長期休みの補習対象になってしまうので
生徒はみな必死になって準備に励む
もちろん、落ちこぼれである俺たちはそんな事どこ吹く風。
テスト期間は早く帰れていいね〜くらいのクズなテンションだった
93:
>>87
懐かしいなぁ
俺も高校時代は早く帰れるからテンション上がってたわwww
90:
もちろん俺と若林は補習。
「冬休み学校行くのだるいけどこれは仕方ないか〜」と諦めていた
ただ若林は電車通いということもあって、結構嘆いていた
俺は別に補習が嫌いではなかった
あの雰囲気は悪くないし、もしかしたら仲間がいるかもしれない
一番上のクラスなのに…とかそんな恥じらいみたいのはもうとっくに無くなってた
94:
冬休みになる。
楽しいことが沢山でウキウキの冬休みのはずが…
補習だ。でもまあ、二回目ともなれば慣れたもんだ
補習日の朝、下駄箱で若林に遭遇
「おいっす」「だり〜な〜」などと言いながら二人で教室に向かう
落ちこぼれと分かっていつつも真面目に補習には来ちゃうのが俺ららしい
97:
教室のドアを開けるとすでに何人か人がいた
ヒーターがきいておらずまだ寒くて、みんな厚着をしたまま席に座ってた
教室の後ろの隅の席に、なんだか見慣れた顔がいた
俺「あれ?あいつ…」
若林「どした?」
小太りで、少し異様な空気感を放っている
紛れもなく同じクラスの礼二だった
98:
まさか礼二だから「熱血」とかいいだすんじゃ・・・・
100:
いや、車掌のモノマネだろ
99:
太っていてハッキリとした顔立ちのそいつは中川家礼二にどことなく似ている
でも、そこにいるのは明らかにおかしかった
俺「いや、同じクラスの奴がいるんだけど…w」
若林「え、マジで?お前だけじゃないのかよw」
礼二は見た目は小太りでどんくさそうだけど
頭は良い奴だった
いつだかの試験で、現代文の最高点をとって先生に名指しで褒められていた
102:
面白そうだったので俺はなんとなく礼二の隣に座ってみた
そして俺の右横に若林
先生が来て、ダラダラと補習が開始される
教室の前の方では女子が甲高い声をあげ先生と馴れ合い
隣の若林はマフラーに突っ伏して寝てしまっていた
本当に補習なのか…と疑問を覚えつつ
俺は隣の礼二が何か始めたのでコッソリと観察していた
107:
礼二はスケッチブックともとれないペラペラの冊子を取り出した
何かを一生懸命書いている様子だった
気になったのでしばらく携帯をいじるふりをして見ていると
それはどう見ても「漫画」だった
あ…こいつ漫画描きたいのか…
と瞬時に何かを理解できた気がした
111:
色んな考えが頭を巡った
成績優秀であるはずの礼二がここにいる…
そして今補習中に漫画を描いている
こいつが今ここにいるのはもしかして…
でもただ絵を描くのが趣味なだけかもしれない…
礼二のことが凄く気になった
これはもう、話しかけてみるしかない
こいつは面白いやつなのかもしれない
112:
行け!行くんだジョー!
113:
と、申し訳ないんですが今日は一旦ここで落ちますね
一応、酉もつけておきます
こんな時間まで付き合ってくれた人ありがとう
続きは夜にでも書くよ
114:
乙!
明日も見るよ
115:
いいねぇ
116:
残し方が絶妙すぐるwwwww
お疲れ!
また続きたのむわ!
117:
すげぇ面白い!
にしてもよくこんないきなり語れるな
118:
追いついたー
さすがに読みやすいな
再開楽しみにしてるぜ
119:
まだかなー
132:
みんなこんばんは
ぼちぼち始めてもいいのかな?
134:
>>132
はじめてやってください
おながいします!
136:
補習が終わった後
そそくさと教室を出ていこうとする礼二を引き止めるために肩をたたいた
俺「中川、俺。同じクラスの…」
礼二「あぁ、〇〇じゃん。分かってるよw」
俺「お前、授業中に何描いてたんだ…?」
若林は俺の隣で黙って見ていた
139:
礼二「なんのこと?」
俺「いや、なんか描いてたよな?明らかに勉強はしてなかったろ」
礼二「…お前には関係ないだろ…?」
すると礼二はくるっと振り向いて廊下に小走りで出ていってしまった
若林「行っちまったぞ」
俺「追いかける…よな?」
若林「え〜…」
140:
はらはら
141:
廊下に出ると、礼二がタンタンタンと勢い良く階段を降りる音が鳴っていた
ほぼ無人の校舎だから嫌なほど音が響く
若林「あいつ足おせえなw」
俺「どうせ駐輪場だろ、行こうぜ!」
俺たちは謎なテンションで「いやっほ〜!」とか言いながら階段を駆け下りた
急げ急げ、とはしゃぎながら下駄箱に上履きを投げ入れて
駐輪場に行くと礼二がちょうど自転車に乗るところだった
143:
俺「間一髪じゃん!待ってくれよ〜」
礼二「なんなんだよ…俺行くからな」
走りだそうとする礼二の自転車の荷台を若林がつかんで止めた
礼二「なになに?ちょっとさぁ…」
俺「中川、お前漫画描いてんだろ?教えてくれよ」
礼二「まあ少しだけどな…描いてるよ」
144:
衝突か・・・?衝突なのか・・・・?
145:
俺「それってすげえじゃん!そんな人がこの高校にいるって思ってなかったんだよ」
礼二「いや…まあ凄いなんてことはないんじゃね…」
俺「将来の夢は漫画家だろ?夢があるってすごいじゃん!」
そう言うと礼二の目つきが変わった。
礼二「は…夢?そんなこと簡単に言うんじゃねえよ!」
いきなり激昂したもんだから俺たちは焦った
146:
きてしまったか・・・・
147:
礼二「今日はじめて話して何も知らないくせによ…!」
礼二「大体お前ら、周りに何て呼ばれてるか知ってんのか…!?」
俺「いや、知らないけど…」
礼二「知らないのかよ、気楽なもんだ…」
若林「何て呼ばれてんの?」
礼二「落ちこぼれセットって呼ばれてんだよ、お前ら」
149:
正直こう呼ばれてることはこの時初めて知った
でも、だからどうという事は何もなかった
俺「あ、そうなんだ」
若林「面白いなそれw」
礼二「何とも思わないのか…?」
俺「別に、まあ本当のことだしねw」
そう言うと礼二のさっきまでの勢いはなくなり
段々と落ち着きを取り戻しているようだった
150:
礼二はヤケになっていたのか
154:
礼二「なんか色々言っちゃって悪かったよ…」
俺「いや、全然いいけど」
礼二「ただ俺にはもう関わらないでくれ」
そう言って礼二は自転車を出して帰って行った
その後俺と若林は帰りながら、どうしたもんかと話し合った
帰り道でいきなりせき止めて
何も考えない事を言ってしまったのは俺の方だ
もしかしたら、馬鹿にされたと思ったのかもしれない
171:
ごめんちょっと離席してたわ
そう思うと俺は礼二になんだか申し訳なくなって
一言謝りたくなった
次の補習日、教室に行くとやっぱり礼二は一番後ろの席に座っていた
今日も漫画を描いてるのだろうか
この前のことがあったので、なんだか話しかけられずにいた
172:
>>171
寝落ちしたかと思ったじゃないかwwwww
今度から何かいってくれよwwww
176:
>>172
すまない ちょっと急だったもんで
177:
>>176
大丈夫だ
続きを頼む
180:
若林も俺も教室にはいるもののまったくやる気はない
寝てるかぼーっとしてるかゲームしてるかのどれかだ
礼二を見ると一生懸命ペンを動かしていた
夢中なようで、顔が必死だった
補習が終わると、俺はゆっくり礼二の席に近づいた
若林は席に座ったままだった
182:
俺「な、中川」
礼二「ん、何?」
昨日の怒りが嘘のように穏やかな返答だった
俺「昨日はこっちもさ、なんかいきなり変な事言って悪かったよ」
礼二「あ、いや…あれはなんつーか俺も…」
俺「お前一人か?俺たちと一緒に帰らねえ?」
礼二「え…でもいいの?」
後ろを見ると若林が笑っていた
187:
俺「全然いいよ!」
礼二「そっか…じゃあ帰るか?」
若林「決まりだな」
そう言って若林は俺達の背中を叩いて笑った
安心したのか、礼二も照れくさそうに笑ってた
三人で他愛もない事を話しながら駐輪場に向かった
冬だったんだけどその日はとても天気が良くて、若干温かいくらいだった
189:
近くのコンビニで冷たい飲み物やチキンなんかを買って
食べながら三人で駅へと続く河原沿いの道を走ったんだ
本当に気持ちの良い日で
自転車こぎながら三人で、いい天気だなー!って騒いだよ
駅の近くにある小さな公園の前で俺が止まって
「ちょっと寄って行ってみね?w」
とみんなを引き止めた
190:
いい天気だというのに、人は親子一組しかいなくて
公園は静まり返ってた
俺が一番乗りで走りだして、ブランコに向かった
俺「はい!ブランコ一番乗りーww」
若林「くだらねーw」
礼二も恥ずかしそうにしていたが、ブランコに加わってくれた
191:
青春っやつだなぁ
192:
このノリすきだわwwww
193:
しばらく我を忘れてブランコで遊ぶ
めっちゃ勢いつけて遊んだり、そこから靴飛ばしたり
一通り遊んで笑い疲れた辺りで、礼二が話始めた
礼二「あのさ、昨日のことなんだけど…」
若林「お、どした?」
俺も黙ってその様子を見ていた
礼二「あのさ、あんな風に怒ってごめんな
俺さ、本当は漫画が凄く好きなんだよ」
194:
お・・・?
195:
俺「そら補習中のお前見てれば分かるよww」
礼二「こんなこと言うのあれなんだけどさ」
俺と若林は黙って真剣に礼二の話を聞いてた
礼二「俺は漫画家になりたいんだ」
礼二の真剣な態度に、俺と若林は茶化すこともなくただ黙って聞いてた
197:
礼二はゆっくりとだけど真剣に続けた
礼二「あり得ないよな。正直、クソだよ俺。
だって〇〇高だぜ俺ら?こんな話、誰が真剣に聞いてくれると思う?」
確かに、あり得ない事だ。うちの高校で「大学進学」以外の進路など考えられない。
礼二「先生も勝手に俺のことできる奴だと思ってるし、
でも俺は本当は漫画が描きたいんだよ。」
199:
すげぇな
やりたいことやりたいっていってやれるのって、本当に
200:
礼二「親にも、先生にも、ましてや周りの奴らなんかには絶対相談できないだろ?
勉強しないと授業だってどんどん遅れていくし…
誰にも言い出せなくて、ずっと悩んでたんだよ…」
俺「夢があるってのいいk…」
若林「周りの目が怖い?」
ここで、若林に遮られた
礼二「それもある。うちの高校、あんな感じでしょ?」
201:
すると若林の声色が変わった
若林「やりたい事決まってる奴が、コソコソすんのはおかしいだろ!
漫画家目指してるとか、そんなことはどうでもいいけどよ。
やりたい事があるってのは俺はすげえと思うぞ、マジで。」
若林「俺ら見てみろよ、毎日なんもやることねえw」
俺「まあねww」
若林「それで周りに落ちこぼれとか言われても、何も気にしてねえよ。
俺らなんかもっと恥ずかしいだろ?ww」
202:
若林みたいな友達が欲しかった
203:
俺wwwww
脇役wwww
204:
若林「人生なんて人それぞれだろ。あの高校から漫画家目指して、何が悪いよ?」
俺「俺もそう思うわ。なんつーか、俺らは応援するぜ」
若林「応援なんて言ったら、なんか安っぽいんだけどなw」
礼二「マジか…ありがとな…」
そう言ったきり、礼二は涙目になって黙っていた
そのあと、しばらく三人で黙ってブランコに乗ってた
西日が強い時間で、影が大きく伸びてたのを覚えてるよ
205:
熱い男、若林
206:
青春…!
これ主人公は>>5じゃなくて若林だったんだな笑
209:
>>206
まだ見せ場がないだけだとオレは信じているよ
207:
>>206
誰を主人公とするかは見てる人に任せるぜww
でも実はまだ書きたいことの5分の1も書けてないんだよなw
210:
>>207
うれしい言葉じゃないか
まだまだ読めるというなんて!
208:
実話ですか?
211:
>>208
実話でしょう
215:
>>207
まぁおれは全員に主点おいてよんでる!
続き楽しみにしてる!
216:
夕方になった頃あたりで、俺らは公園を出て若林の使う駅へ向かった
若林が別れる直前、礼二は俺らに向かって言った
礼二「俺、絶対漫画家なるわ。絶対だ。もう決めた。」
若林は笑って「ほどほどにな」と言って駅の駐輪場に消えていった
その後、礼二と俺の二人で帰った
道中好きな漫画の話で盛り上がった
漫画の事を話す礼二はとても生き生きしていて
普段クラスで見てきた礼二の顔とはまったく違った
219:
こうして俺たち三人は出会った
悔しいのは三人が繋がった場所が落ちこぼれの場所ってことだなw
でもまあ俺たちにはぴったりだと思う
礼二と若林は俺にとって大事な大事な友達で
俺の人生を話す上で絶対抜けてはならない二人だよ
217:
ちなみに>>5は漫画何好きなんだ?
手が空いたらおしえてくれ
221:
>>217
俺か?w
色々あるけど最近僕らはみんな河合荘っての読んで面白かったな
226:
>>221
今度読んでみる、ありがとう
229:
>>226
あまり有名じゃないけど快活なラブコメでオススメ
是非読んで見てくれ
220:
>>219
親友だな
続きをどぞ
222:
高校の友達は一生の友達って言うしな
223:
それから俺たちは三人はよくつるむようになった
「落ちこぼれセット」から「落ちこぼれトリオ」になったわけだが
そんなことはどうでも良かった
冬休みが明けて、学校が始まる
俺と礼二が仲良く話しているのを見て先生に言いがかりをつけられた事もあった
成績が良かった礼二が半年でガクッと落ちたから
俺のせいだと思われたんだろう
224:
三人なら、強いよな
227:
そんな事がある度に三人で
「関係ねーーよwww」とか話しておかしかった
落ちこぼれの俺たちだったけど
三人で一緒にいれば何にでもなれる気がした
学校なんて別にもう何も怖くないし
周りになんと言われようと、俺たちは俺たちなんだって
アホみたいに信じていた
225:
礼二は普段教室でも漫画書いてるの?
228:
>>225
この頃、というか一年の頃は描いてなかったよ
一番上のクラスだったしね…
230:
今日は一旦この辺で落ちようと思う
みんなこんな話に付き合ってくれてありがとう
また今日の夜にでも書こうと思う
落ちないことを願ってる…
231:
5乙!
ほすほす
232:
そうか・・・・
お疲れ!
今日の夜楽しみにしてる!
233:
一旦乙!
夜またくるよ
237:
お疲れー
夜楽しみにしてるぜ!
238:
リアル厨房だけどこういう青春がしたかったなあ…
249:
最高
若林も礼二もいいやつだわ
引用元: ・>>5が自分の人生語るってよ
・【2/5】優等生だった俺が進学校に入学し人生が変わった話をしていく※11:53 公開予定
・【3/5】優等生だった俺が進学校に入学し人生が変わった話をしていく※12:24 公開予定
・【4/5】優等生だった俺が進学校に入学し人生が変わった話をしていく※12:53 公開予定
・【5/5】優等生だった俺が進学校に入学し人生が変わった話をしていく※13:24 公開予定
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