八幡「葉山と雪ノ下」back

八幡「葉山と雪ノ下」


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1:
雪乃「葉山君、遅いわよ」
葉山「ごめん、雪乃ちゃん。遅れてごめん」
雪乃「まあ、いいわ。それで?今日はどこへ連れて行ってくれるの?」
葉山「雪乃ちゃんはどこへ行きたい?」
雪乃「私は…そうね、あまりこれといって行きたい場所は提示できないわ」
葉山「そうか…」
雪乃「ごめんなさい、デートは正直したことがなくて…」
葉山「いや、構わないよ。俺だって似たようなものさ」
雪乃「あなたの口でそういうことを言うの?あてつけかしら?」
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2:
葉山「いや、本当にさっ!」
雪乃「女の子に困らないプレイボーイさんのいう言葉じゃないわね」
葉山「おいおい雪乃ちゃん…」
雪乃「…」
葉山「俺が本当にデートをしたいと思ってる相手は君だけだよ」
雪乃「……」
葉山「……これでもダメかな?」
雪乃「まあ、30点といったところね」
葉山「慣れてない感じがしていいだろ?」
雪乃「まったく…まあ、そういうことにしておいてあげるわ」
葉山「ほっ」
雪乃「…」
葉山「あ、いや…なんでもないよ?」
雪乃「行くわよ、浮気山くん」
葉山「ああ…雪乃ちゃん!」
タタタタタ
3:
学校にて
三浦「あれ、隼人知らない?」
大岡「隼人君ならたぶん…」
三浦「ふ?ん、まあいいや」
姫菜「優美子、やっぱりまだ?」
三浦「そんなことないって、別に隼人や雪ノ下さんのせいじゃないし」
姫菜「そう?ならいいんだけど」
三浦「海老名、心配し過ぎ」
姫菜「普段心配してもらってるからね、恩返しだって」
三浦「あの心配は別の意味合いもあるけどね…」
戸部「でも、隼人くんが恋人一番のりとか、やっぱすごくね?」
大和「ああ、羨ましいよな?」
4:
大岡「確かに」
結衣「さっすが隼人くんって感じかな?まあ今までいなかったのが不思議だけど」
三浦「ま、そうなんだけどさ」
戸部「は?俺らも彼女ほしい」
三浦「つーか、あーしらのグループ、マジで彼氏彼女いんの隼人だけ?マジで?」
大岡「それなんか不思議がられたことあるわ」

大和「右に同じく」
姫菜「それ隣のクラスの子に言われたことある」
結衣「う?ん」
三浦「ま、言いたいことはわかるけど」
戸部「どういうことなん?」
三浦「あれでしょ?目立つグループなのに彼氏彼女いないのが不思議ってことでしょ」
5:
戸部「ああ、そういうことか?」
三浦「戸部、あんた彼女マジでいないん?この前の子は?」
戸部「友達かも微妙だって?、なんかそのあたりで終わるわ?」
三浦「あんたノリが付き合うって感じじゃないしね」
戸部「それもあるかもね?は?」
姫菜「結衣は?この間、告白されてなかった?」
結衣「え?なんで知ってんの?」
姫菜「偶然見てさ」
結衣「ホントに偶然?」
姫菜「ふふふ」
6:
三浦「で、どうなん?手ごたえは」
結衣「ごめん、断った。あはは」
戸部「うわ…結衣ってやっぱすげぇわ」
大和「我がグループの難攻不落娘だな」
結衣「ちょ、戸部っちも大和くんも酷いってば!」
大岡「ある意味安心できるかな?」
戸部「確かにね?俺たちの看板娘の結衣がどこの馬の骨ともわからない奴にとられたくないみたいな?」
結衣「もう…戸部っち、意味わかんないし」
三浦「ま、あいつらなりの気遣いでしょ」
結衣「優美子も」
三浦「でもさ、あーしら受験も忙しいけど、恋愛もしっかりしていきたいよね?」
7:
姫菜「うん、まあね」
結衣「恋愛…か、そうだね」
三浦「へ?、二人にしては乗り気だし?」
結衣「え?乗り気かな?」
姫菜「そうでもないんだけど…」
三浦「ま、いいからいいから。今日、カラオケ行こ?そこで彼氏に求めることとか色々聞くし」
結衣「ええ??」
姫菜「なにそれ?彼氏のタイプって言われても…」
三浦「海老名もそういうところ、柔軟になってきてるでしょ?」
姫菜「ん…まあ…そうかな?」
三浦「じゃあ、行くし。あ、男共は来んなよ?」
8:
戸部「あ、釘刺された…」
大岡「ひでぇ…」
三浦「結衣は部活大丈夫だっけ?」
結衣「いや、この季節だよ?もう引退してるよ」
三浦「そういえばそっか、そもそも奉仕部って部活だっけ?」
結衣「部活だけど…あんまり正式なものじゃないと思う」
姫菜「なんかそんな感じがするよね、文芸部みたいな雰囲気が」
結衣「それは文芸部に失礼かも、かえって」
ガラ
9:
葉山「やあ、みんな勢揃いだね」
戸部「隼人君??」
葉山「なんだ、どうした戸部?」
戸部「いや、なんか呼んでみただけ。これで引き締まったみたいな?」
葉山「ははは、なんだそれ」
三浦「まだ昼休み終わってないけど、雪ノ下さんと食べてたの?」
葉山「今日は生徒会の約束も兼ねてたからね」
結衣「生徒会に行ってたんだ」
葉山「ああ、比企谷も手伝いに来てたから…いろはと4人で食べたよ」
戸部「ヒキタニ君来てたんだ」
10:
葉山「比企谷も大変だよ、いろはに振り回されるのは」
戸部「あ?大変かもそれは…」
葉山「戸部がそう言ってたと、いろはに伝えておくよ」
戸部「ちょ、隼人くんそれはないわ??!また冷たい口調で色々言われるわ?」
葉山「はははは、冗談だよ」
結衣「ヒッキー、どんな様子だった?」
葉山「すぐ戻ってくるとは思うが…一人で食べたいって言ってたかな」
結衣「ヒッキーらしいや」
11:
生徒会室
八幡「もう終わりか?じゃあ、俺は帰るぞ」
いろは「は?い、先輩。ありがとうございましたっ!またよろしくです?」
八幡「気が向いたらな」
いろは「いつでも向いててくださいよ」
八幡「疲れた…教室戻るか」
スタスタ
八幡「しかし、生徒会で隼人とか雪ノ下、あと一色と食べるとは…俺のぼっちライフが」
八幡「ぼっちの男、八幡は昼は常に一人で食べるのが常識なのに」
八幡「不覚」
スタスタ
12:
教室
ガラガラ
結衣「あ、ヒッキー戻ってきた」
戸部「そういや、結衣さ」
結衣「なに?戸部っち」
戸部「奉仕部なくなったって言うなら…ヒキタニくんとの接点薄くなってね?」
結衣「一緒に部活行くって言うのがなくなったからね。それでも、偶にゆきのんと3人で会ってるよ」
戸部「疑似奉仕部みたいな感じ?」
結衣「そんな感じかな」
三浦「なんにせよ、よかったじゃん結衣。そういう接点って重要だし」
結衣「うん、だよね」
三浦「んじゃ、今日はカラオケ、カラオケ??!」
結衣「なんか、優美子やけに楽しそうだし。そんなカラオケ好きだっけ?」
姫菜「ストレス発散になるしね、勉強ばっかりも体に毒だし」
結衣「そっか、そうだよね」
13:
放課後 玄関前
葉山「あれ?結衣?」
結衣「あれ、隼人くん?ゆきのんは?」
葉山「まだ教室だよ、俺はここで待ってるってだけさ」
結衣「そっか?、あたしも同じかな」
葉山「今日は確か優美子たちとカラオケかな?」
結衣「うん、そうだよ」
葉山「…俺が雪乃ちゃんと付き合えたのは…今でも信じられないんだ」
結衣「そうかな?隼人君、頑張ってたと思うけど」
葉山「そう言ってもらえるのはありがたいけど、やっぱり信じられないよ」
結衣「今年の初め頃は、ゆきのんの嫌い方はすごかったもんね」
葉山「昔色々あったからね、接点も消えてたし」
14:
結衣「接点が増えたのって、家の都合かなんかだっけ」
葉山「そういえばあまり話してなかったね。最初は家の都合さ、陽乃さんや雪乃ちゃんと会う機会が増えるからってことで」
結衣「それまででも、新年とかは会ってなかった?」
葉山「そうだったね、でも最近になって予想以上に増えてしまったんだ」
結衣「それが原因?」
葉山「彼女との仲を縮めないといけなくなったのはそれが原因だよ」
結衣「そっか」
葉山「正直、俺も諦めていたからね、雪乃ちゃんと仲直りするのは。それがこんな形で降りかかってきて、最初はとまどったよ」
結衣「まあ、その気持ちはわかるかな…喧嘩してる人と仲良くなるのって大変だよね」
葉山「結衣はそういう経験ありそうだね。確かに大変だよ、しかも家庭の事情っていうのがなんとも微妙な感じだった」
結衣「逃げられないもんね」
15:
葉山「ああ、最初はどうしようかと本当にあせったよ」
結衣「あの頃の隼人くん必死な感じしてたもん」
葉山「確かに必死だった……あんまり思い出したくないくらい……」
結衣「あははは…思い出さなくていいよ、うん」
葉山「不本意な彼女と出かけたり、時には陽乃さんの差し金だったり…」
葉山「雪乃ちゃんの罵詈雑言はかなりのものだった…本気で俺を毛嫌いしてるというのが言葉の端々から伝わってきたよ……」
結衣「ヒッキーも最初、かなり言われてたかな?あははは…」
葉山「比企谷も大変だったね…しかし、こっちの方がさらにキツイと思う。なぜなら本気だから…」
結衣「ああ??…」
葉山「俺は何度も間を考えながら、謝ったりもしたよ。けど、なかなか彼女は許してはくれなかった。親からは、何度か責められたりもしたし…」
結衣「責められたの?」
葉山「会う機会が増えただろ?そのときの彼女の態度から、関係改善がうまく行ってないのがわかったんだろうね」
16:
結衣「うわ…高校生でそれって…辛いね…」
葉山「その時、何度か吐いたこともあるよ」
結衣「隼人くん…」
葉山「だからその時に、二人で出かけた時は全てが散々な結果だったかな」
結衣「……」
葉山「おっと、こんな話をするような場所じゃなかったね」
結衣「あ…じゃあ、違う話にする…?え、えっと」
葉山「そういえば、この前雪乃ちゃんと服を買いにいったんだけど」
結衣「あ、そうなんだ?どこに行ったの?」
17:
雪乃「ふう、すっかり遅くなってしまったわね。葉山くんに悪いことしたわね」スタスタ
雪乃「あら、由比ヶ浜さんもいるの?」
結衣「へ?隼人くん、古着にはまってるんだ?」
葉山「はまっているわけじゃないが、雪乃ちゃんと回ってる間に好きになったよ」
結衣「どういうの買ったの?」
葉山「デニム素材のやつかな、また着ていくよ」
結衣「あ、うん。また見せてよ」
葉山「ああ、わかった」
雪乃「……なんだか楽しそうね…」
雪乃「……」
18:
結衣「そういえば、あたしもデニム買ったんだ」
葉山「へえ奇遇だね。何を買ったんだい?結衣も今度見せてよ」
結衣「えっと、ショートパンツなんだけど」
葉山「ああ…ちょっと恥ずかしいか」
結衣「いや、外に着るやつだからまあいいんだけどさ…あはは」
葉山「結衣はスタイルいいからね、目のやり場に困りそうだよ」
結衣「な、なに言ってるのかな???」
葉山「ははは」
結衣「楽しそうね、葉山くん」
葉山「うわ、ゆ、雪乃ちゃん!?」
結衣「ゆきのん!?」
雪乃「…楽しそうね、ふたりとも」
葉山「あ、いや…えと…たまたま、ここで二人待ち合わせしてただけさ」
結衣「うん、だよね…あはは」
雪乃「そう…今度、新しく買った服を見せ合うみたいね」
葉山「あ……」
19:
結衣「あははは…そ、それくらいはさ…あはは。ね、ねえ隼人くん?」
葉山「え?あ、ああ」
雪乃「隼人くん…ね。」
葉山「な、なにかな?雪乃ちゃん…?」
雪乃「いいえ、そういえばあなたたちはお互い名前で呼び合っていたわね」
結衣「ええ?い、今更?」
葉山「もうずっと前からだね?」
結衣「うん」
雪乃「いいえ、再確認しただけよ、気にしないで」
葉山(気になるよ、それは…)
結衣(ゆきのん怖い????!)
雪乃「私の気にし過ぎというのは理解してるから気遣いは不要よ?行きましょうか」
葉山「あ、ああ。い、行こうか…そ、それじゃあ結衣。優美子たちによろしく」
結衣「うん、わかった。またね、隼人君、ゆきのん」
雪乃「ええ、さようなら。由比ヶ浜さん」
結衣(ゆきのんに睨まれるなんて…た、助けて?ヒッキ??!)
20:
コンビニ
八幡「ん?なんか噂されたような…いや、気のせいか」
材木座「うわっはっは、八幡よ!噂されるとはお主もまだまだだな」
八幡「なにがまだまだなんだ?近所迷惑だから、少し黙っとけよ」
材木座「なにを言ってる!我が近所迷惑など…」
八幡「コンビニの前にいる素行の悪そうな高校生に目つけられるぞ」
材木座「はい」
八幡「変わり身はやいな」
八幡(しかし、なんでこいつと一緒に帰ってんだ、俺は)
八幡「はあ…戸塚と帰りたかった。もう部活は引退してるし行けると思うんだけどな」
八幡「明日からアタックしてみるか?大胆すぎるか?」
材木座「八幡よ、それは少し気持ち悪いぞ」
八幡「うるせぇ」
折本「あれ?比企谷?」
八幡「あ…お、おう」
折本「こんなところで会うなんて奇遇だよね?」
八幡(また変な奴にあったな)
21:
三浦「で?隼人と雪ノ下さんは帰ったの?」
結衣「なんか色々勘違いして帰って行ったよ、二人で」
三浦「本当に?結衣が隼人誘惑したんじゃないの?」
結衣「優美子まで変なこと言わないでよ??」
三浦「でも、彼女待ってるってわかってるのに、ショートパンツ履いて今度会うとかって話する?ふつう」
姫菜「ふつうはしないかな?」
三浦「そうよね?やっぱり普通はしないっしょ」
結衣「だから、それは話の流れだってば!もう!」
22:
三浦「ふ?ん、でも結衣って可愛いから露出度高い、結衣の格好は見たがるかもよ」
結衣「女の子に苦労してないでしょ、隼人くんは」
三浦「まあ雪ノ下さんいるしね」
結衣「そうそう、まったく??」
三浦「ごめん、結衣。怒らないでよ」
結衣「怒ってはないけどさ」
姫菜「でもさ、あの二人が付き合ったのってどういうことなんだろ?」
結衣「え?」
姫菜「大分仲悪く見えたけど」
結衣「ああ、それは…」(隼人くん、その辺りははぐらかしてたような…)
結衣「なんでだろうね、あたしもわかんないな」
姫菜「ふ?ん、そっか」
三浦「ま、そういう話はいいじゃん、とにかくカラオケへGO!」
結衣「お、おう???」
…………
23:
雪乃「……」スタスタ
葉山「雪乃ちゃん…あの?怒ってるかい?まだ…」
雪乃「葉山くん」
葉山「は、はい?」
雪乃「さっきのは大丈夫よ、別に怒ってないわ」
雪乃「そもそも、あなたと由比ヶ浜さんは友達だから少しくらい遊んでも仕方ないと思うし」
葉山「そ、そうかい?そう言ってもらえると助かるよ」
雪乃「ええ、不快な思いをさせてごめんなさい」
葉山「ああ、いやいいさ。俺だって軽薄な態度だったよ。他の女の子に」
24:
雪乃「不快といえば…」
葉山「ん?どうしたの?」
雪乃「あなたにも、随分と不快な思いをさせてしまったわね」
葉山「雪乃ちゃん?」
雪乃「謝ろうとは考えていたの…でも、なかなか言い出せなくて」
葉山「雪乃ちゃん…いや、君に不快な思いをさせていたのは俺のほうだよ」
葉山「君は悪くなんかないさ」
雪乃「あなたの昔のことを考慮したとしても…最近の私の態度は悪かったと思うわ」
雪乃「あなたに大きな心身の負担を強いてしまったわね」
葉山「……」
25:
雪乃「私達が会う機会が増えるようになって、お互い仲を戻すように言われて…私は正直不快だったわ…」
葉山「だろうね、でもそれは俺が悪いんだよ…君に嫌われるようなことをしてしまったし…それから疎遠にもなってたし」
雪乃「いいえ、だからといってまるであなたに当たり散らすように…姉さんからのプレッシャーまでをあなたに押し付けてしまったわ…」
葉山「雪乃ちゃん…君もプレッシャーが凄かったのか」
雪乃「ええ…だから私はそこから楽になろうと…あなたに全ての恨みを押し付けたの…」
葉山「…」
雪乃「本当にごめんなさい」
葉山「雪乃ちゃん、それは謝ることじゃないだろ?」
葉山「仲をよくしないといけなくなった、元の原因は俺にあるんだから」
雪乃「葉山くん……」
葉山「謝ることではないし、事柄が大きいから、一言で済むようなことでもないさ」
雪乃「そうね、一言で片づけられないことね」
26:
葉山「すまない、別に追いつめてるわけじゃないんだ」
雪乃「ううん、いいの。一言で済むようなことではないのは事実だし」
葉山「……」
雪乃「……」
葉山「雪乃ちゃん」
雪乃「なにかしら?」
葉山「1つ聞いてもいいかな?」
雪乃「なに?」
葉山「さっき、玄関先で結衣と待ってるときにも話してたんだが」
雪乃「ええ」
27:
葉山「正直、俺はわからなくて途中で話題を変えたんだ」
雪乃「なんのこと?なにが言いたいの」
葉山「俺たちは付き合ってるよね?」
雪乃「ええ、そうね」
葉山「君が、俺に対して悪いと言ってくれて謝るのはともかくとして…」
雪乃「ええ…」
葉山「君が俺と付き合ってくれるのは、正直わからないんだ」
雪乃「…そういえば、話したことはなかったわね」
葉山「ああ、君が俺に対して優しくしてくれて、すぐに付き合いだしたからね」
28:
葉山「あの時は、嬉しかったけど、反面わからない部分だったよ」
雪乃「……」
葉山「できれば、聞かせてくれないかな?俺を好きになった理由を」
雪乃「そうね、話しておくべきことね」
葉山「ああ、頼むよ」
雪乃「あなたのその態度よ」
葉山「……俺の態度?」
雪乃「さっきの私が謝った話も、被ってくるのだけれど…」
雪乃「私は、ずっとあなたを見ていたわ」
葉山「ずっと……?」
29:
休憩
32:
雪乃「ええ、すっとよ」
葉山「ずっと…て、いつから?」
雪乃「…あなたと仲直りする必要が出てきてからよ」
葉山「あの頃からか」
雪乃「年月にすれば大して前じゃないけれど、私は随分あなたと見る目が変わったと思うの」
葉山「でも、なんでだい?」
雪乃「あなたが辛い状況でも頑張っているってわかったからよ」
雪乃「それこそ、私の八つ当たり的な罵倒も含めて、あなたは背負ってくれてたわ」
葉山「…そんなことはないさ。あれはただの罪滅ぼしだよ」
雪乃「罪滅ぼしで吐いてたら、それはそれで凄い事ね」
葉山「……見てたの?」
33:
雪乃「ええ、姉さんもそのことを知ってたわ」
葉山「陽乃さんもか…」
雪乃「あなた、何回も吐いてたの?」
葉山「ははは、そうだね…恥ずかしい話さ」
雪乃「体調は大丈夫なの?」
葉山「まあ健康上の問題はなかったよ」
雪乃「そう、ならいいのだけれど」
葉山「じゃあ他のことも見られてたのか」
雪乃「あなたが私を楽しませるために、どれだけ入念にデートコースなどを選んでくれたか、その時気づいたわ」
雪乃「出かけていた当時は罵倒でそれどころではなかったけれど」
雪乃「後になって見えてきたの」
葉山「…そうか」
雪乃「だからよ、あなたに惹かれて行ったのは」
葉山「雪乃ちゃん……」
34:
雪乃「あなたを見直すまで、およそ半年。かかった方かしら?」
葉山「期間が長いかどうかはわからないが…俺も半年前から少しは成長できたのかな」
雪乃「そうね、少なくとも私の眼からは変化はあったと思うわ」
葉山「そうか、ありがとう。雪乃ちゃん」
雪乃「いいえ、私の方こそありがとう」
葉山「ところで…もうひとつ聞きたいんだけど」
雪乃「なにかしら?」
葉山「俺と君が付き合ったことで…元奉仕部のメンバーとはどうなんだい?」
雪乃「どういうことかしら?」
葉山「その…微妙な感じにはなってないかな?」
雪乃「前にも言ったけど、3人でたまに会ってるわよ」
36:
葉山「それは前に聞いたね。俺が言いたいのは…」
雪乃「?」
葉山「君たちの関係…特に比企谷は大丈夫かい?」
雪乃「比企谷くんが?」
葉山「ほら…彼は男だし…君たちの中でそういう話もあったんじゃないか?」
雪乃「……」
葉山「……」ポリポリ
雪乃「下衆の勘ぐりというやつかしら?」
葉山「そ、そう言われると痛いな…」
雪乃「そうね、あまり詳しく話すのはあれだけれど…特に問題はないわ」
葉山「本当に?それならいいんだけど…もしかして俺は君たちの関係を壊したんじゃないかと」
雪乃「心配だったの?」
37:
葉山「ああ、心配してた」
雪乃「ふふっ」
葉山「雪乃ちゃん?」
雪乃「あなたも、比企谷八幡という人物がわかっていないわね」
葉山「どういうことだい?」
雪乃「私もまだわかっていないかもしれないけれど…」
雪乃「彼は…決して誇張なんかじゃなく、一人を好む人間なのよ」
葉山「しかし、君たちと過ごして彼も変わっただろ?」
雪乃「ええ、そうね。少しは変化があったと思うわ。でも…彼の本質はおそらく不変」
葉山「雪乃ちゃん」
雪乃「たまに3人で会う時にそう思うわ」
葉山「そうか、じゃあ余計な心配だったみたいだね」
雪乃「ええ、そんなところね。それじゃあ帰りましょうか」
葉山「ああ」
38:
コンビニ
折本「え??じゃあ、雪ノ下さんって葉山くんと付き合ったんだ?」
八幡「まあな」
折本「ていうか、あんた付き合ってなかったの?」
八幡「付き合ってねぇよ、前にも言っただろ」
折本「そういやそうだっけ」
八幡(奉仕部の関係はそれでいい、これが由比ヶ浜の望んだことだ)
八幡(まがいなりにも男1と女2の部活だし、そういうことも出てくる)
八幡(自意識過剰かと思ってたが、そうでもなかったみたいだ)
八幡(葉山と雪ノ下のことはその後…基本的に奉仕部のあれこれとは無関係だ)
折本「そっか、でも千佳はがっかりするかもね」
八幡「千佳って、前に葉山と出かけた時の?」
折本「そうそう、よく覚えてるじゃん」
39:
八幡「あ?」
折本「もしかして、好み変わった?千佳が好み?」
八幡「アホか」
八幡(前に告白したんだよな、折本に。まあそれはいいんだけど)
八幡(中学のころはそれネタにされてて…)
八幡(今は少し折本の見る目が変わったか?)
折本「ま、いいけどね。そんじゃね、比企谷。あたしもう行くね」
八幡「おう」
材木座「う?む…」
八幡「おい、材木座。お前なんで隠れてんの?」
材木座「八幡よ、あのような女子と交流があるとは…おぬしも悪よのう」
八幡「別に交流があるわけでもないが…」
材木座「見損なったぞ、八幡よ!やはりぼっちとは自称だったか!」
40:
八幡「これでも、頑張ってきた結果かもな」
材木座「なんと…!八幡らしからぬ発言…!」
八幡(雪ノ下や由比ヶ浜達とはもちろん…葉山のグループとも交流があった)
八幡「ぼっちらしからぬね…まあ間違ってはないか」
八幡(しかし、俺の本質はあくまでぼっちだ…うむ、間違いない)
八幡(雪ノ下が葉山と付き合った時も、ぼっちに戻っていく自分に安堵する自分がいた)
八幡「俺の居場所は、やっぱりぼっちの世界だな」
材木座「そ、そうか…?」
八幡「おう…でも、ぼっちじゃないのも少しいいなって思ってるだけだ」
材木座「うむ、精進するがいいぞ八幡よ」
八幡「お前はもう少し、他者と交わった方がよくないか」
42:
学校
結衣「やっはろ?、優美子?隼人君」
三浦「おはよ、結衣」
葉山「おはよう、結衣」
三浦「昨日のカラオケは盛り上がったし?」
結衣「だよね、久しぶりに大声出しちゃったよ」
葉山「楽しそうだね」
三浦「今度、隼人も来ればいいし」
葉山「ああ、そうしようか」
八幡「……」
雪乃「あなたは相変わらずぼっちなのね」
八幡「雪ノ下かよ…どした?」
雪乃「ええ、少しあなたに用事があったから来たのよ」
45:
戸部「あれ?あれって、雪ノ下さんじゃね?」
葉山「ああ、雪乃ちゃんか」
結衣「あれ、ゆきのん?」
八幡「用事ってなんかあったっけ?」
雪乃「ええ、奉仕部での集まりだけれど。まだ日時を決めてなかったわよね」
八幡「そういえば、決めてなかったか」
結衣「ねえねえ、ゆきのん、どしたの?」
雪乃「あら、由比ヶ浜さん、ちょうどよかったわ」
結衣「えっ?」
雪乃「今度、奉仕部で集まる日時をと言いたいけれど……もう集まってるわね」
結衣「え?あ、そういえばそうだね、あははっ」
八幡「これ集まってるって言うのか?」
46:
雪乃「細かいことは良いのよ、日時決めるのもなんだし。ここで集まれば問題ないわね」
八幡「教室で集まるのか?」
結衣「そうだね、手間も省けるもんね!」
八幡「俺のぼっちライフは?」
雪乃「なにか言ったかしら?」
八幡「いや、まあいいか」
雪乃「葉山くんに用があるときもすぐに会えるし、一石二鳥でしょ」
結衣「隼人くん的には微妙かもしれないけど…まああたしもいるし、大丈夫かな?」
八幡「大丈夫とか意味不明だが、まあ好きにしてくれ」
八幡(この現状…奉仕部がなくなりぼっちに戻ったかと思ったが、つながりは消えず)
八幡「こういうのも悪くはないか」
雪乃「やはりあなたも少し変わったみたいね」
八幡「……かもな」
47:
戸部「ぬぬぬ、意外にもヒキタニ君が隼人くんの恋敵?」
葉山「いや…彼にそんな感情があるか謎だしね」
三浦「でも雪ノ下さんも大胆だし」
姫菜「これは、葉山君の男としての器の大きさ測られてるかな?」
戸部「そっか?、隼人君が男を見せる時か?」
葉山「おいおい、勝手に憶測で話を進めないでくれよ…」
葉山「……」
葉山「比企谷の本質はあくまでぼっち気質か…雪乃ちゃんは昨日はああは言ったけど」
葉山「あまりそうは見えないけどな」
三浦「でもさ隼人、ああやって奉仕部が存在してる所見れると安心するんじゃない?」
葉山「……優美子?どういう意味だい?」
三浦「いや…隼人はそういうの気にしてないのかなって思ってさ」
48:
葉山「優美子……ああ、そうだね」
葉山(昨日の段階でそのことは解決してたんだが、優美子も感づいてたか)
葉山「大丈夫だよ、優美子。心配はないさ」
三浦「…そう?ならいいんだけどさ」
葉山「俺の心配は、取り越し苦労で自意識過剰なものだったかな」
葉山「俺のこの行動で、比企谷がどうなるかなんて…妙な心配だったね」
八幡「なんか噂されてる気がする…」
結衣「どしたの?ヒッキー」
八幡「いや…なんでもない」
雪乃「3人で集まったのは良いけど…特にすることもないわね」
八幡「朝だしな。あと葉山が心配するんじゃないか?」
雪乃「どうして?」
八幡「どうしてって…それは」
雪乃「あなたも自意識過剰みたいね」
八幡「う…」
49:
雪乃「とにかく、今日のところは帰るわ」
八幡「おう、わかった」
結衣「じゃあ、またね?」
雪乃「ええ」チラ
葉山「……」チラ
スタスタ
結衣「最後、目配せしたかな?隼人くんに」
八幡「多分な」
八幡「最初はどうなるかと思ってたけどな、うまくいってるみたいで何よりか」
結衣「うん…ゆきのん、恨みもってる感じだったもんね?」
八幡「まあ、さっきの見てるだけでもその辺りは解消されたのか?」
結衣「そうみたいだね」
八幡「俺のぼっちライフは消えそうだし…こうなったら」
結衣「こうなったら?」
5

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隣の部屋でガッシャーーーンとガラス製品の割れる音がした

菊池亜美って即ハボだよな?

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