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果南「え?私が1位?何の?」


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千歌「果南ちゃーん!!」
鞠莉「カナ?ン!!」
果南「どうしたのみんな?」
曜「知らないの?果南ちゃんが1位なんだよ!」
果南「え?」
ダイヤ「おめでとうございますわ果南さん」
果南「私が1位?何の?」
3:
梨子「知らないんですか?」
ルビィ「センター総選挙!」
善子「この堕天使ヨハネが惜しくも2位になるなんて…」
果南「センター総選挙!?」
花丸「Aqoursで誰がセンターになるかを選ぶ選挙ずら」
千歌「本当に知らなかったの?」
果南「うん、そんな事が行われていたなんて初めて知ったよ…」
5:
「えええええ!!!!!!????」
梨子「あれだけ騒がれていたのに…」
曜「誰が1位になるかこの内浦ではみんな興味津々だったんだよ」
ダイヤ「果南さん、いくら何でも世間に興味を持たなさすぎですわ!」
果南「あははは…」
鞠莉「まあいいじゃないの、そういうところも果南らしいと思うわ。コングラッチュレーション!あなたが1位で私も嬉しいわ」
千歌「おめでとう果南ちゃん!」
果南「ありがとう…」
6:
花丸「何だかあまり嬉しくなさそうズラ」
果南「そ、そんな事はないよ」
果南「ただ、あまりそういう順位とか人気とかに興味を持てなくて…」
ダイヤ「確かに昔からあなたはそういう事にはあまり関心のない人でしたね」
ルビィ「果南さんすっごく大人って感じがする!」
果南「順位が何位でも変わらない…人からどう評価されようと私は私のままでありたいと思ってるんだ」
7:
花丸「カッコいいズラ…」
梨子「ルックスも中身もイケメンだわ…」
善子「流石、この堕天使ヨハネに打ち勝って1位になっただけあるわね」
曜「こういうスタイルが1位に繋がったのかもね」
鞠莉「さすが果南!ますます惚れ直したわ!」
果南「さぁ!雑談はこれぐらいにして練習始めよう!」
8:



ダイヤ「今日はこのへんで終わりにしましょう」
「はーい!」
ルビィ「もうくたくた…」
花丸「マルもお腹ぺこぺこ」
果南「ふぅ…」
9:



果南「…」
果南「」キョロキョロ
果南「みんな帰ったな…」
果南「…やっ」
果南「・・・・・・やったあああああああああああああああああああぁぁぁぁ!!!!!!!!!」
12:
果南「やった!!やった!!やった!!やった!!やった!!」
果南「わーい!!わーい!!わーい!!わーい!!」
果南「うふふふ♪」
果南「総選挙1位!!センター!!この私が!!」
果南「よっっっっしゃぁー!!!!!!」
果南「お父さん!お母さん!内浦のみんな!ありがとー!!!!!」
果南「投票してくれた全国のみんなありがとー!!!!!!!!」
果南「愛してる ばんざーーーい!!!!!!」
13:
果南「ふぅ…」
果南「いやあ、もう今日は嬉しくてスキップして家に帰りたくなっちゃう!」
果南「スキップ♪スキップ♪ランランラン♪」
果南「ふふふ…何だか怖くなっちゃうなー。これかの人生の運の全部を使い果たしたんじゃないかって気がしてくるよ」
果南「今日は外食でご馳走でも食べようかな。頑張った自分へのご褒美…なんちゃって♪」
千歌「いいなーご馳走。私も食べたいなー」
果南「!!」
16:
果南「ど、ど、どうしたの千歌!?何で戻ってきたの?」
千歌「忘れ物しちゃって」
果南「そう…わ、忘れ物は見つかった?探さなくて良い?」
千歌「うん。すぐに見つかったから大丈夫だよ」
果南「良かった…」
18:
果南「…」
千歌「…」
果南「あの…千歌?」
千歌「うん?」
果南「…もしかして聴こえてた?」
千歌「聴こえてたって何が?」
果南「いや、何でもないよ。聴こえてないのならそれでいい」
千歌「でもさ、さっきの凄かったね!果南ちゃん、あんなに大きな声で叫ぶなんて」
果南「!?」
21:
果南「…」
果南「もしかして全部聴こえてた?」
千歌「え?ちょっとだけだよ」
千歌「果南ちゃんがあんなに大きな声で「やったー!!」って叫ぶからビックリしちゃった!」
果南(最初っから聴かれてる…)
23:
千歌「総選挙の事なんて今日初めて知ったって態度だったのにねぇ…この調子だとちゃんと最初っから知ってたのかなー?」
果南「くっ…」
千歌「あまりそういう順位とか人気とかに興味を持てなくて」キリッ
千歌「順位が何位でも変わらない」キリッ
千歌「人からどう評価されようと私は私のままでありたいと思ってるんだ」キリッ
千歌「あの時の果南ちゃんカッコ良かったなー」ニヤニヤ
果南(もう勘弁してください…)
25:
果南「もしかしてこの事をみんなに教える?」
千歌「幼なじみの果南ちゃんだもんね。そんな残酷な事はしないよー」
果南「ほっ…」
千歌「ご馳走…」ボソッ
果南「え!?」
千歌「私も食べたいなー♪」
果南「う、うん!そうだね、二人で1位を祝おう!」
千歌「もちろん果南ちゃんのおごりだよね?」
果南「も、もちろんだとも!!」
果南(ああ…今月のおこづかいが…)
28:
次の日
千歌「果南ちゃーん!私、みかんジュースが飲みたいなー?」
果南「ちょっと待ってて」
果南「はい、どうぞ」
千歌「これじゃあ、駄目だよー。私、みかんつぶつぶ入りのが良い!」
果南「みかんのつぶが入ったジュースはこの近くでは売ってないんだよ…」
千歌「ええー!みかんつぶつぶ入りじゃないとやだー!」
果南「千歌、あんまりわがまま言ってると…」
千歌「実は昨日の事は録音してたんだよ…」ボソッ
果南「す、すぐに買ってくるから!!」
千歌「ありがとうー!果南ちゃん大好きー♪」
31:
千歌「あー肩が凝っちゃったなー…」
果南「わ、私が揉むよ」
千歌「わー!ありがとー!!」
梨子「どうして果南さんが千歌ちゃんの肩を揉んでるの?(私も揉みたい)」
曜「私も揉みたい」
ダイヤ「先輩が後輩の肩を揉むなんて不自然ですわ」
千歌「果南ちゃんが総選挙で1位になれたのはみんなのおかげだからって言うんだ。だから、その分のお礼をするために当分の間は何でも言う事を聞いてくれるんだって!」
果南「え」
鞠莉「本当―!!さすが果南ね!この沼津の海よりも深くて優しいわ!」
ダイヤ「恩を必ず返すという誠実さが1位に繋がったわけですね。さすが果南さん!」
33:
梨子「壁クイしてくださーい!」
曜「制服ちょーだーい!」
花丸「ご馳走と本がたくさん欲しいズラー!」
善子「ヨハネのリトルデーモンになってー!」
鞠莉「何でも良いからハグしろー!」
ダイヤ「わ、私もハグしてください///」
ルビィ「お姉ちゃんとずっと友達でいてください…」
果南「あははは…良いよ良いよ…何でもするから…」
後日、録音が失敗していた事が発覚して千歌ちゃんは果南ちゃんから、おしおきを受ける事になりました。
終わり
36:

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