曜「もしもの」ルビィ「お話」 ssback

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【閲覧注意】
曜推しは見ない方がいいかも
曜「はぁ……はぁ……」
?「……」
曜「何…その目は……あんたが仕組んだんでしょ?」
曜「私を笑いものにしてえ!!楽しいの!?」
?「………」
――――――

曜「はっ!」パチ
曜「はぁ……はぁ……またあの夢か……」
曜「くそ……くそ」
曜「浦の星……女学院……」
曜「本当にあそこと合併するのか……」
曜「学校……辞めるしかないかな」
曜(私は浦の星女学院には入らず…沼津の高校に入学した)
----------------------------------------------------------------------------
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2:
???????????
朝 沼津高校
三年モブ♀「ヒッ!」
曜「あ?」
曜「人の顔みて何?その態度?」
二年モブ♀「ちょww三年でしょw上級生にも遠慮なしとかw」
二年モブ♀「曜さんパネェww」
曜「……」
曜「しらけた……」スタスタ
一年モブ♀1「アレが二年の渡辺曜って」ヒソヒソ
一年モブ♀2「かなり不良で有名だよね」ヒソヒソ
一年モブ♀1「まぁ、ここの学校が不良高って一部で言われてるから私達も不良なんだけどねw」
一年モブ♀2「浦の星の奴等も災難じゃね?こんな学校と合併だってw」
一年モブ♀1「でもアソコ人数居ないから仕方ないじゃんw」
曜「さっきからヒソヒソと私を見ながら何喋ってんの?」
一年モブ♀1「ひいぃ!」
一年モブ♀2「す、す、すみませんでした!」タタタ
3:
ドン
?「痛っ!」ドサ
一年モブ♀1「いって!……おい黒澤ァ!何処見てんだよ!」
一年モブ♀2「邪魔すんな!」
バシ
黒澤?「いっ痛いっ」
一年モブ♀1「おらぁ!こっち来いよ!」
一年モブ♀2「また虐めてやらぁ!」
黒澤?「や、やめて……ひっぱらないでっ」
曜「何アレ?」
二年モブ♀「何って虐めッスよ虐め」
二年モブ♀「この学校じゃ、よくある話じゃないッスか」
曜「………そうだね」
曜(本当に糞みたいな学校だ)
???????
4:
放課後
曜「あ……スマホの電源が無くなった……」
二年モブ♀「予備電源とか持ってないの?」
曜「お金節約で買ってないんだよね?」
二年モブ♀「まぁ、スマホの電池は直ぐに無くなるからね……」
二年モブ♀「予備がなきゃ直ぐに無くなっちゃうよね」
曜「充電できればいいんだけど……先生が全てのコンセントにカバーして」
曜「全然出来ないんだよな?……」
二年モブ♀「充電する奴が多いからね」
二年モブ♀「でもさ……実はカバーされてない場所があるの知ってる?」
曜「え?何処?……まさか職員室とか言うんじゃないよね?」
二年モブ♀「違うよ……たまたま見つけたんだけどね……」
――――
―――
――

曜「へ?たしかにここはカバーしてないね」ガチャ
曜「充電できて助かるよ」
6:
二年モブ♀「何処かの部室らしいよここ」
曜「ええと…【アイドル研究部】?…こんなんあった?」
二年モブ♀「さぁ?…ホラこの学校ってさ部員0でも廃部にならないじゃん」
曜「あ?…部活する生徒があまりにも少ないから一人でも居れば部として認められるからね」
曜「じゃあここは形だけの部室か」
ガチャ
黒澤?「…あ」ビク
曜「ん?(この娘……朝の……)」
黒澤?「あっ…う…」モジモジ
二年モブ♀「誰?」
黒澤?「あの…その…く、黒澤…」
ルビィ「ルビィ…です」ビクビク
曜「何?アンタも充電しにきたの?」
ルビィ「ち…ちが……違い……ます」
ルビィ「す、すみません…し、失礼しました!」
タタタタ
曜「……何だったんだ?」
7:
???????
帰り道
曜「あ?……最近本当につまらないな……」
曜「唯一の救いはスマホで時間が潰せるくらい……」
浦の星女学生1「へ?そんな事が」
浦の星女学生2「うんうん」
曜「ッッッ!」
ズキン
曜「く、くそ……頭痛が……」ズキズキズキ
曜(は、離れないと……)
タタタタタ
―――
――

曜「はぁ…はぁ……」
曜「……ぉぉ、ぉえええ……っ!」ビチャビチャ
曜「はぁ…はぁ…はぁ…」
曜「くそ…くそ……まだ治らないのか……」
曜(共学になったら……私は学校を辞めなければ……)
曜「関係のない浦の星の奴等でコレ……」
曜「アイツに会えば…私は……もっと酷い事になるし……」
8:
????????
?「……」
曜「私を…騙して……」
曜「信じてたのに!信じてたのに!!」
曜「……大好きだったのに」ポロポロ
……

曜「はっ!」パチ
曜「……うぷ」
曜「またあの夢か……」
曜(吐き気がする……頭痛もする……もう最悪)
曜「学校……合併したら辞めよう」ボソ
―――
――

9:
学校
曜(辞めると決めたら辞めるまで学校に行っとくか……)
曜「気分は最悪だけど……」
ルビィ「あう……」
曜「あいつは……」
ルビィ「うう……うう」ウロウロ
曜(何してんだろ?)
曜「ねぇ」
ルビィ「!?」ビク
ルビィ「はっ、はいっ!」
曜「さっきからウロウロして何?」
ルビィ「あの…あの……その」ビクビク
ルビィ「ルビィのが…見当たらなくて……」
曜「ん?……ああ上靴か?」
ルビィ「は…はい……」
曜(そういえばこの娘……虐められてるんだっけ)
曜(助ける義理もないか)
曜「そうなの……まぁ頑張って」
10:
ビィ「あう……」
一年モブ♀「クスクス」
一年モブ♀2「フフフ」
曜(あいつ等か……まぁこの学校じゃあんな性格の娘は真っ先に虐められる)
・・・
 
――お前って――だってな
――クスクス…気持ち悪い
 
・・・・
ズキ
曜「っつぅ!」
曜「……嫌な事……思い出したな」
曜「…」
曜「………」
曜「…………はぁ……」
曜「……おい」
ルビィ「は、はいっ!」
曜「ちょと来い」グイ
ルビィ「え?ふぁあ」
―――
――

曜「ほら」ポイ
ルビィ「わ!……スリッパ?」
11:
曜「上靴は諦めろ……捨てられてるかボロボロにされてるのがオチだと思うよ」
ルビィ「あう……」
曜「じゃあね」
ルビィ「あ、あの!」
曜「?」
ルビィ「あ……有難うございます」
曜「……」テクテク
曜(がらにも無い事しちゃった……まぁ学校にあるスリッパを渡すくらい誰にも出来るけど)
―――
――

12:
昼 中庭
曜「……」モグモグ
二年モブ♀「生意気言って来たんで絞めたんすよ」
二年モブ♀2「パネェwww」
曜(何が楽しいのやら……)
曜(……ん?)
一年モブ♀1「おい黒澤ァ!」バキ
ルビィ「あうぅっ!」ドサ
一年モブ♀2「てめぇのせいで先公にグチグチ言われたじゃぁねーか!オラァ!」ドゴォ
ルビィ「げほっ……がはっ」
二年モブ♀「ひゅーwww」
二年モブ♀2「何々?虐め?……面白そうじゃん」
曜「……」
曜(ほんと…この学校にまともな奴は居ないか……まぁ私もなんだけど)
13:
一年モブ♀「てめーがチクったんだろ!?」
ルビィ「ち、ちが…ルビィは何も言って……」
一年モブ♀2「まともな嘘つけよ!」
二年モブ♀「何があったんだろね?」
曜「多分先生があの娘の上靴が無い事に気がついて、もっとも怪しい奴……あの二人に疑いをかけ
たんだと思うよ」
二年モブ♀「ほえーよく解るね?」
曜(ここに居る奴等が皆単純すぎるんだよ)
ルビィ「がっ!」
曜「……」
ルビィ「うぅ…ひくっ……ううぅ」
曜「………」
曜(助ける必要もない……どうでもいい事)
曜(もうあの娘は学校をやめるか……私みたいに……ううん……あの娘には無理でしょ)
二年モブ♀「あはははww今年の一年もなかなかやるねぇwww」
曜(まぁ……来年にはこの学校には居ないんだ……関係ないか)
??????????
14:
放課後
曜「あ……また電源が無くなったか……あの部室に行ってみるか」
・・・
・・

部室
曜「充電、充電っと」
ガチャ
ルビィ「……あ」
曜「ん?……一年の……」
ルビィ「あ……その」オドオド
曜「昨日も来てたよね……もしかして……ここの部員?」
ルビィ「そ、そ…そうです」
曜「ふ?ん」
曜「…」
ルビィ「うう……」
曜「私には気にしないで、入ったら?」
ルビィ「い、…いいんですか?」
曜「ここはアンタの部室なんでしょ?……ただ私は居させてもらうけど」
ルビィ「は、はい……」
――――
―――
――

16:
曜「……」
ルビィ「………」
曜(何か行動すると思ったら本読んでるだけか)
曜「スマホのゲームも飽きたから帰るか」
ルビィ「あ、はい……」
曜「ねぇ」
ルビィ「?」
曜「虐められてるの?」
ルビィ「うぅ……は……はい」
曜「あんな虐め受けてたら普通学校とか行かず引きこもりになると思ったんだけどね」
ルビィ「その……家の人に…心配かけたくなくて……」
曜「ふ?ん……それでこれからも毎日虐められるんだ」
ルビィ「あぅ……」
曜「ま、私には関係ないし……私は助けないし」
ルビィ「は、……はい……」
曜「この学校の先生には基本期待しない方がいいよ」
曜「アイツ等、面倒事は嫌いな最悪な連中だから」
曜「せいぜい頑張ってね」
ルビィ「あ…はい」
???????
17:
帰り道
曜「……学校辞めたらどうしようか……」
曜「親は怒るから家は出るとして……まぁ何とかしよ」
浦の星女学生「出来たらしいよ」
浦の星女学生2「へ?アイドル?」
曜「―――ッッ!!」ビク
――曜ちゃん……
――その……
ズキズキズキズキ
曜「がぁっっ!」
浦の星女学生「だ、大丈夫ですか!?」
曜「!――ッ!来るなぁああああ!」
浦の星女学生「ひっ!」
曜「くそ!」タタタタ
浦の星女学生2「あれ……沼津の高校の制服だよね……」
18:
―――
――

曜「ぉおおおえええぇぇぇ……」ビチャビチャ
曜「はぁ…はぁ…はぁ…畜生……畜生……」
曜「アイツ等を見ると震えが止まらない…吐き気がする…頭が痛くなる……」
曜「ははは……強がっても……弱いね……私は」
?????????
翌日 学校
ルビィ「や、やめてくださいっ……」ポロポロ
一年モブ♀「うっせー!死にてーのか!」
一年モブ♀2「本当にイラつくな!」
曜「……」
曜(変な縁があるのか……よく遭遇するね)
一年モブ♀「ちょっと服脱がしてよ」
一年モブ♀2「はいよ」
ルビィ「やめっやめてください!」
ルビィ「いやぁ!」スポン
一年モブ♀「そのまま腕押さえて」
一年モブ♀2「ラジャー!」ガシ
パシャ
一年モブ♀「この写真拡散されたくなきゃ、言う事聞くんだね」
ルビィ「うええぇえええ」ポロポロ
一年モブ♀2「泣いてないで返事しろや!」バキ
ルビィ「ひぐっ…やっやめて」
曜「……」
??????
19:
放課後 部室
ガチャ
曜「あ」
ルビィ「あ……」
曜(今日はこの娘の方が早かったのか…まぁどうでもいいけど)
曜「使わしてもらうよ」
ルビィ「は…はい」
―――
――

曜「そういえばさ……直ぐに家に帰ろうとは思わないの?」
ルビィ「え?」
曜「放課後の方が虐められるんじゃないの?」
ルビィ「い…いえ……あの人達は授業終わったら直ぐに家に帰ります」
曜「まぁ、そうだよね……」
ルビィ「それに……家には……あまり居たくなくて……」
曜「は?唯一の安息の場所じゃないの?」
ルビィ「その……ルビィは……駄目な娘で……」
ルビィ「勉強も……スポーツも……人と接するのも苦手で……」
ルビィ「よくお姉ちゃんと比べられるんです……」
ルビィ「お母さん達が……お姉ちゃんは、よく出来るのに何でルビィは……っていうのを話してる
の聞いちゃって……それ以来ちょっと……」
曜「ふ?ん……」
曜(この娘は、この娘なりの事情があるんだ……当たり前か)
曜(それから私とこの娘の奇妙な関係は続いた)
――――
―――
――

20:
一か月後
曜「今更だけどさ……何読んでるの?」
ルビィ「こ、これですか!?…スクールアイドルです……」
曜「ああ……あの有名の……」
ルビィ「はい!ルビィはアイドル好きなんです!」
曜「お、おう……」
曜(え?急にどうしたのこの娘)
ルビィ「形だけアイドル研究部があったのでルビィ入部したんです!」
ルビィ「先輩はアイドルとか興味ありますか?」
曜「いや……ないけど」
ルビィ「そ…そうですか……」
曜「スクールアイドルか……うちの学校には無いよね」
曜「まぁ、不良高で有名なとこがアイドル出すのも、ありえないけどね」
ルビィ「ちょっと残念ですよね」
曜「……アイドルやってみれば?」
ルビィ「む、む、む、無理です!ルビィには出来ません!」
曜「ふ?ん……そんなものか……」
ルビィ「本当に興味ないんですね………」
ルビィ「あ!でも知ってますか!」
ルビィ「近くの学校の浦の星女学院がスクールアイドルやりだしたの!」
曜「っっ!」ビク
21:
ルビィ「え?………先輩?」
曜「いっいや何でもない……何でも……」
曜「きょ、今日は帰るよ」
ルビィ「は、はい……また」
曜「うん……」
????????
帰り道
曜「はぁ…名前を聞いただけで気分が悪くなるとか……意味分からないよ……自分自身が……」
 
浦の星女学生1「最近あの娘達、頑張ってるよね」
浦の星女学生2「人数が少しずつ増えてるのがいいよね」
曜「ッッッ!!」
曜(最悪だ)
ズキズキズキズキズキ
曜「おぇ……」
曜(吐きそう……どうせ吐くけどここじゃ不味いよね……もうちょっと我慢して)
 
 
ルビィ「先輩??!忘れ物です」
曜「え?」
22:
ルビィ「はい充電器です」
曜「あ……忘れてた」
ルビィ「どうぞ先輩」
曜「ありがと……あれ?」
曜(吐き気も頭痛もしない)
浦の星女学生「でさ?」
浦の星女学生2「へ?」
曜(何も感じ無い)
曜(吐くか頭痛が激しくなるのに……全然感じない)
ルビィ「先輩?」
曜「い、いや何でもないよ……また明日ね」



曜「今日は調子がいいのかな……」
浦の星女学生3「……」
曜「うっぷ」ザワ
曜(か、変わってない……じゃあ何であの時……)
―――先輩
23:
曜(あ……あの娘の顔が……脳裏に……)
スッ
曜「……あれ」
曜「吐き気がおさまった……?」
曜「……」
曜「……ルビィ……か」
―――――――
翌日 放課後
曜「ねぇ……」
ルビィ「はい?」
曜「帰りに本屋に寄ろうと思うけど……その……一緒に寄らない?」
ルビィ「え!?……いっいいんですか?ルビィなんかと」
曜「ああ」
―――
――

24:
ルビィ「それでμ'sのなかでは花陽ちゃんが好きなんです」
曜「へ?伝説のアイドルか……」
曜(だいたいこの娘の事解ってきた…アイドルの話になると熱が入る)
浦の星女学生1「Aqoursのライブ決まったって!」
浦の星女学生2「楽しみだね!」
曜「ッッッ!」
ズキズキ
曜(ああ……体が重く感じる……何も聞こえない……どんどん苦しくなる)
―――曜ちゃん
―――あ、あの私は……
 
曜(あの時と同じ……何時まで経っても克服できないトラウマ)
曜「あ……あぁぁ」ブルブル
曜(駄目だ……震えが……吐きそう)
 
 
 
 
 
 
 
ルビィ「先輩?」
曜「え?」
25:
スウウゥゥ
曜(気分が……晴れてく感じ…)
曜(吐き気も頭痛もしない……震えも止まった)
ルビィ「ど、どうしました!?凄く苦しそうな顔してました」
曜「い、いや……何でもないよ」
曜(やぱりこの娘が……私のトラウマを軽減してくれるのか……)
????????????
数週間後 放課後 部室
ルビィ「ふああぁ?……凄い」
曜「ん?珍しいね本じゃなくてスマホで何か見てるなんて」
ルビィ「はい!スクールアイドルの情報を見てたんです!」
ルビィ「浦の星のスクールアイドルが注目されてるんです」
曜「へ?」
曜(少し前だったら名前聞いただけで気分が悪くなったのに……)
26:
ルビィ「見ますか?」
曜「どんな娘がやってるんだろ?」ヒョイ
曜「あ…」
曜(なんで)
ドクン
 
曜(なんで…なんで……)
ドクン、ドクン、ドクン、ドクン
曜「はぁ…はぁ…はぁ…はぁっっ!」ブルブル
曜「ごっごめん!ちょと!」
バタン
ルビィ「え?先輩?」
――――
―――

曜「はぁ……はぁ……」タタタタタ
トイレ
バタン
曜「ぉおおおえええっっ」ベチャベチャ
曜「がはっ……ぜぇ…ぜぇ……何でアイツがアイドルなんか……」
曜「私を…嵌めた奴がぁ!」ガン
曜「くそ!くそ!!」ドンドン
曜「………高海ィィ」ギリィ
曜(どんなにあの娘のお陰で症状がマシになった所で……原因であるアレの前では全く意味ないか

27:
??????
夜 
TV「今スクールアイドルの熱は凄いです!」
TV「何と言っても生徒が作詞、作曲、ダンスの振り付けを決めるんです」
スクールアイドル「はい!大変ですが楽しいです!」
曜「ふ?ん……でもなんか……」
曜「あの娘に教えてもらったμ'sと比べたら悪いと思うけど……なんか物足りないよね」
曜「……もうちょっとこう…衣装いじるとか……」
曜「…」
曜「……」
曜「………う?ん」
曜「何だろ?モヤモヤするな……ええと確かここに裁縫セットが……」ゴソゴソ
曜「あった」
曜「中学以来だね……何か出来そう」
チクチクチク
―――
――

28:
曜「途中から夢中になって結局完成してしまった……」
曜「あ」
曜(あまり考えずに作ってたから……このサイズ小さいじゃん)
曜「あれ……でもこのサイズって……」
曜「あの娘の……無意識に作ったのかな……」
曜「……なんか……もったいないよね………せっかく作ったんだし……よし」
????????
放課後
曜「という事で着てみて」グイ
ルビィ「うええぇ!?る、る、ルビィにはこんな可愛い衣装勿体ないですううう!」
曜「はいはい」グググ
ルビィ「いやああぁっっ!脱がさないでえええ///」
………
……

29:
ルビィ「うううぅルビィなんかがこんな可愛い衣装……」
曜「……」
ルビィ「せ、先輩?」
曜「………」
曜「……………」
曜(………似合ってる……我ながら最初にしてはいい出来……いやこの娘が可愛いだけなのかもし
れないけど)
曜(そういえば……可愛いよね……この娘)
曜「…」
ルビィ「先輩?」
曜「…っあ……うん!似合ってるよ///」ドキドキ
曜(あれ?なんだろ…この感じ……嫌な気分でもない……)
曜(この感じ……前にも……)
―――曜ちゃん!また活躍したんだね凄いよ!
曜「…」
曜「……」
曜「………駄目だ」
31:
ルビィ「え?」
曜(また繰り返すかもしれない……そんなの嫌だ)
曜「何でもないよ……気にしないで」
ルビィ「は……はい」
ルビィ「この衣装も返しますね」
曜「……あげるよ」
ルビィ「え?」
曜「第一それ私には着れないし……家に置く場所もないんだよね(あるけど)」
ルビィ「い、いいんですか?」
曜「着て帰ったら」クスクス
ルビィ「か、帰りません///」
――――――――
32:
翌日 昼休み 中庭
モブ1「おい水かけてやれ」
モブ2「おらぁ!」
バシャーン
ルビィ「うあぁ……うう」
二年モブ「ここ面白いわww一年の虐めみれるって」
曜「……人がご飯食べてる時に……」
二年モブ2「曜さんはこういうのは嫌いなんっすか?」
曜「まぁ……好きじゃないよ」
ルビィ「うぅ……」
曜(私を見ても無駄だよ……私は助けない)
曜(まぁ…あの娘も解ってるか……)
ルビィ「えぐ…うえぇ…」ポロポロ
曜「ッッ!」
ズキッ
曜(何だ…頭痛が……)
二年モブ「大丈夫ッスか曜さん」
二年モブ2「顔色悪いッスよ?」
曜「な、なんでもないよ」
曜(なんだ……気分が悪くなる……くそ)
――――
33:
放課後 部室前
曜「ちょっと話してたら遅くなったな」
曜「あの娘は来てるだろうな」
ガチャ
ルビィ「ひぐぅ……えう……」ポロポロ
曜「ッッ!」ズキズキ
曜(いってっ……くそ何なんだ)
曜「……どうした?……いつもこの時間なら泣いてないのに」
ルビィ「ごめんなさいっごめんなさいいい」ポロポロ
曜(どうしたんだ?いつも以上に泣いて……」
ルビィ「ごめんなさい先輩…うああああああぁあああああ」ポロポロ
曜「これは……」
曜(私が昨日作った衣装……ボロボロどころか……カッターナイフで着れないまで切り刻んでる…

ルビィ「ルビィがルビィが悪いんです!家じゃ置いてたら怒られると思って……」
ルビィ「部室に置いてたら……また先輩に見てもらえると思って部室に置いたルビィが悪いんです
」ポロポロ
ズキズキズキ
曜「っ!」
34:
曜(これは…浦の星の奴等に出くわした時と同じ不快感……なんなんだ)
曜(くそ……このままじゃ吐きそうだ)
曜「…………………」
曜「また作る」
ルビィ「え」
曜「作ればいい……だから……その…泣かないでよ」
ルビィ「先輩……」ウルウル
曜(ああもう……カバンに何か置いてなかったけ?あ……飴がある)
曜「ほら、これでも舐めて落ち着きなよ」
ルビィ「い、いいんですか?」
曜「うん」
35:
夜 
曜「どういった原因かは解らないけど……あの娘が……泣けば……あの症状がでるのか」
曜「学校を辞めるつもりだけど……合併するまで居るつもりだし」
曜「残りの学校生活を満喫する少ない時期にあんな症状で悩まされるなんてゴメンだね」
曜「まぁ…要は泣かせる要因を何とかすればいい話か」
曜(とは言えいくら私でも虐めを辞めろといって素直に聞く一年じゃない)
曜(納得する理由が必要……ここで肝心なのは暴力で言う事聞かすのは逆効果……立場的には一年
側にいると思わせた方がいいか)
曜「……ごめんねルビィ」
曜(この方法はあの娘にも……嫌な印象をつけてしまうけど……私の一年間だけだ)
曜(後は知ったこっちゃない)
曜(あの娘が傷ついても……)
――――
―――

36:
翌日
曜「おい」
一年モブ「ひっひい!渡辺先輩!!おはようございます!!」
一年モブ2「おはようございます!!」
曜「この衣装ボロボロにしたのアンタ達?」
一年モブ「そ、それは黒澤の……」
曜「アンタ等何だよね?」ギロ
一年モブ「ひぃっっ!!はははは、はい!!私達です」チョロロ……
曜「これさ……撮影で必要なんだよね」
一年モブ2「さ、撮影!?」
曜「AV」
一年モブ「え?!AV!??」
曜「そう、あの娘…割と可愛いじゃん?それで私の知り合いのオジサン達使ってレイプさせたビデ
オを売ってるわけ…結構もうかるんだよね」
曜「衣装ってのはそういった作品には案外重要なの……解る?」ギロ
一年モブ2「あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"」ブルブルブルブル
曜「でも実は衣装より大事なもんがあるけど解るか?」
一年モブ「い、いえ」
曜「出演女優だよ……それでさ傷とかもついてたら価値下がるんだよね」
曜「あの娘は私の儲け材料なの……手だしたら解るよね?」
一年モブ「ははははっはいいいい!!」ブルブルブル
曜「じゃあね」スタスタ
39:
一年モブ「こ、こえええええええええええ!!」
一年モブ2「マジかよ黒澤の奴、私達以上の事させられてんのかww」
一年モブ「こりゃ、わざわざ私達がやらなくてもいいかwww」
一年モブ2「それにしてもマジコエ―よ渡辺先輩」
一年モブ「一年の時、凄い数の生徒を病院送りにしたって」
一年モブ2「マジかよ」
――――
―――

40:
放課後
曜「どう?」
ルビィ「え?」
曜「虐められてないでしょ?今日」
ルビィ「はい……なんか距離を置かれて……でも正直その方が嬉しいです」
ルビィ「も、もしかして先輩が!?」
曜「あ?……」
曜(しまったな……いうべきか……いやここは一応言葉を濁しとくか)
曜「う?ん……そうと言えばそうかな?」
ルビィ「あ、有難うございます!」
曜「でもさ……向こうにも向こうなりの事情があるから……どうやって止めたとか深追いしないで
ね」
ルビィ「は、はい!」
曜(私が学校に居なくなった時はこの嘘は意味を無くすだろう……)
曜(そうなれば、この娘はもっと虐められるかもしれないけど……私が気にする事はない)
―――
――

43:
ルビィ「あの先輩…本当に衣装ごめんなさい」
曜「え?だからそれはルビィのせいじゃないでしょ」
ルビィ「いえ……ルビィがちゃんと管理すればよかったんです」
曜「……」




曜「……何だろ……モヤモヤするな」
 
――あの先輩…本当に衣装ごめんなさい
 
曜「……」
曜「……ああ…もう…」
ガサゴソ
曜「布はまだある……これをこうして……」
チクチクチク
――――
―――

44:
曜「出来た……」
曜「前のはTVで見たスクールアイドルの衣装をアレンジしただけの物だったけど」
曜「この衣装は……オリジナル」



翌日 部室 
曜「あのさ……」
ルビィ「はい?」
曜「これ……」
ルビィ「え、これは……衣装」
曜「うん…作ったの……着てみて」
ルビィ「いいんですか?」
曜「うん……」
―――
――

ルビィ「あ、あのどうですか?似合いますか?」
曜「う、うん凄く似合ってるよ///」ドキドキ
ルビィ「あ、有難うございます///」
曜「……///」
ルビィ「うう………///そんなに見られたら恥ずかしいです///」
曜「うぁっ///ご、ごめん///」
曜(なんだろ……凄くドキドキする)
曜(悪くはない……作ってよかった)
45:
ルビィ「あの…この衣装……」
曜「あ、ああもちろん、あげるよ」
ルビィ「で、でも……その……」
曜「……ああ、そういう事」
曜「大丈夫…ここに置いといても奴等はもう衣装を壊さないよ」
曜「仮に壊れても……また作る」
ルビィ「あ、ありがとうございます!」
ルビィ「先輩みたいな優しい先輩に出会えて本当に良かったです」ポロポロ
曜「ちょ、泣かなくてもいいでしょ」
曜(優しい先輩……違うよ……私は最低だよ)
曜(自分の事しか考えてない……これだって利用してるんだ)
46:
ルビィ「ルビィ……この学校に入ってからちゃんと話せる人が居なくて」
ルビィ「でも先輩はちゃんとルビィの話を聞いてくれて、とっても嬉しいです」
ルビィ「こんな可愛い衣装も作ってもらって…本当に有難うございます」
曜「……うん」
曜(私を必要としてくれる存在か……悪くはないか)
ルビィ「あ、あの!ルビィこれから本を買い行こうと思うんですけど良かったら先輩もどうですか
?」
曜(この娘から誘ってくるのも珍しいね)
曜「うん…いいよ」
?????????
帰り道
ルビィ「お買い物まで付き合ってもらって本当に有難うございます!」
曜「いいって私も買いたい物あったし」
47:
浦の星女学生「ふふふ」
浦の星女学生2「いいね」ワイワイ
曜「あ、浦の星の……」
曜(やっぱりルビィと居ると吐き気も頭痛もしない)
ルビィ「いいな?…浦の星にはスクールアイドルがいて」
曜「うちの学校はスクールアイドルが生まれる可能性すらないよね」
曜「あ、でも不良のスクールアイドルとか斬新でよくない?」
曜「ライブはユニットごとで殴り合うみたいな」
ルビィ「そんなアイドル聞いた事ないですよ……居たとしても応援したくないです……」
曜「ははははは」
ルビィ「ふふふふ……ん?」
ルビィ「あっ!噂をすれば何とやらですよ!先輩!アレアレ!」
ルビィ「浦の星のスクールアイドル「Aqours」のリーダですよ!あの人」
曜「Aqours?」
ルビィ「あ、そうでしたね知らないんですよね浦の星のスクールアイドルのグールプ名が「Aqours
」なんですよ」
曜「へ?」
 
 
 
?「あっ」
 
 
 
 
曜「え?」
48:
ズキズキズキズキズキ
曜「ああ……うあぁ……」ガタガタ
曜「うああああぁああぁあああああぁあっっ!!!」タタタタタ
ルビィ「先輩!?まっ待って!」タタ
?「……曜ちゃん」



曜「うううううぅぅううっっ」ブルブルブル
曜「止まれ!止まれよ!!」ブルブル
曜(震えが止まらない……)
曜「ちくしょう……ちくしょう」ポロポロ
タタタ
ルビィ「先輩!どうしてんですか!?……!(泣いてる!?)」
曜「何でもな……おぷっ」ゾクゥ…
曜(気モチ悪くなってきた……吐きそう……苦しい……苦しい)
曜(だれか…た…すけ……)
 
 
 
 
 
ルビィ「曜さん」ギュ
曜「あっ」
ルビィ「…」
曜「……」
ルビィ「…………」
曜(気分が…晴れていく……)
・・・・・・・
49:
「もう自覚してるんじゃない?何で癒されていくのか?」
曜(違う…違う……)
「好きなんでしょ?この娘の事が」
曜(利用してるだけ……それだけ)
「そうやって理由つけて遠ざけてるだけ……」
「あの時みたいに裏切られるのが怖くて……でも好きになる気持ちは抑えきれないよ」
曜(………)
曜(いいの?この温もりに甘えてしまって……)
曜(抱き返していいの?)
「素直になったら?」



曜「……」ギュ
ルビィ「あ………」
曜「ごめん……もうちょっとこのままでいさせてよ」
ルビィ「はい……」
――――
―――
――
50:
数十分後
曜「情けない姿見せちゃったね」
ルビィ「い、いえ!そんな事ないです!……あの……聞いてもいいですか?」
曜「うん……何があったかだよね」
ルビィ「はい……」
曜「ルビィは知ってるよね、さっきあった娘……高海千歌」
ルビィ「はい」
曜「幼馴染だったんだ……凄く可愛い娘だったし……私にとって魅かれる存在だった」
曜「……好きになってた……気がついた時には既に好きになってた」
曜「それが何時だったのかも思い出せないくらい……ずっと前から好きだった」
曜「女の子……同性なのに好きになってた」
曜「好きで好きで仕方なかった……そして私は……中学の時に告白しちゃったんだ」
曜「高海千歌を呼び出して……告白したの……でもそれが駄目だった」
 
 
曜「告白した瞬間に他の連中がやって来たの」
51:
ルビィ「え!?それって…」
曜「そう……私は高海千歌に笑い物にされたの」
曜「笑ってる者が居れば……気持ち悪いって罵倒してきたのもいた」
曜「もうね…最悪だったよ…信じてたものに裏切られて……」
曜「大好きな人に裏切られて……」
曜「私はその場から逃げだしたけどね……その時の……恐怖ってのかな?……まだ残ってるの」
曜「高海千歌が通う学校の人を見るだけで吐き気や頭痛がするの」
曜「あの時の……感じた恐怖が蘇ってくるの……」ブルブル
ルビィ「先輩……」
曜「はぁああ……ちょっとスッキリしたよ……この事は誰にも言ってないし……」
曜「口にしたら楽になったよ……有難うね」
ルビィ「い、いえ……ルビィは何もしてませんよ」
曜「傍に居てくれるだけでいいよ」
52:
ルビィ「先輩……」
ルビィ「ルビィは毎日がとっても辛かったんです」
ルビィ「家の人にも必要とされてなくて……学校では毎日虐められて」
ルビィ「もう……この世界にルビィの味方なんて居ないと思ってました」
ルビィ「でも先輩がルビィに出会ってくれて……毎日が少しずつ楽しくなってきました」
ルビィ「知ってますか?ルビィ……毎日放課後が楽しみで……先輩に会えると思ったら」
ルビィ「辛い事も忘れてしまうくらい……楽しい時間だったんです」
曜「……」
ルビィ「先輩とこれからも一緒に居たいです……先輩の事……好きですから」
曜「……有難う」
曜(とっても暖かい気持ち……)
曜「私も居たい……ルビィと……」
ルビィ「先輩?」
53:
曜「……ねぇ……さっき私を抱いた時……名前を読んでくれたよね」
ルビィ「はうっ!失礼しました!」
曜「ううん!ううん!!あのね……私の我儘聞いてくれるんだったら…その……」
曜「名前で呼んでくれないかな?……えへへ…ちょっと嬉しかったんだ」
ルビィ「そ、そうなんですか?……曜さん?」
曜「うん!」
曜「ああでも、ごめん…お願いしてアレだけど一応あの学校、先輩後輩関係強いから」
曜「皆の前では先輩で……二人っきりの時は…その…名前で読んでよ」
ルビィ「はい!」
曜「……」
曜「………」
曜「…………」
曜「でも、そう考えると不公平だよね」
ルビィ「え?」
54:
曜「ルビィは皆の前では先輩呼びで…二人っきりの時は名前呼びで……ルビィだけが気を使う状態
じゃん?」
ルビィ「別にいいですよ?ルビィは」
曜「ううん!ここは私も変えるよ……そうだね二人っきりの時は「ルビィちゃん」って呼んでいい
かな?」
ルビィ「えっ///」ドキ
曜「あっ……駄目かな?」
ルビィ「い、いえ!ルビィの事は好きに呼んでください!」
曜「今日は本当に有難う……一緒に帰ろうか」
ルビィ「はい!」
ルビィ(何だか今の曜さん……いつもの恐い雰囲気を出してる曜さんじゃない……)
??????????
56:
翌日 沼津高校 昼休み
曜「おいルビィ…ちょっとこっちに来い」
ルビィ「は、はい!」テクテク
モブ一年「うはーwww渡辺先輩からの呼び出しwww」
モブ一年2「酷い事されるねwww」
モブ一年「黒澤はたまったもんじゃないだろwww」
 
 
 
 
部室
曜「ルビィちゃ??ん?」ダキ
ルビィ「よよ曜さん///?」
58:
曜「本当に昨日は有難う」
ルビィ「い、いえ!ルビィはただ話を聞いただけです!」
曜「ううん……あ、そうか言って無かったね あのねルビィちゃんと居るとね」
曜「浦の星の生徒に会っても頭痛や吐き気が無くなるんだ」
ルビィ「そうなんですか?」
曜「実はすっごく悩んでたの……ルビィちゃんのお陰だよ」
ルビィ「曜さん?」
ルビィ「…あの…こんな事言うのも…その……気を悪くしたらご免なさい」
ルビィ「なんだか曜さん……雰囲気が変わったなって思います」
曜「ん?何だろ?気を楽にしてるからかな?……言ってしまえばコレが素なのかもね」
曜「違和感を感じるんだったら、いつも通りにするけど」
ルビィ「そんな事ないです!その……今の曜さんが好きです?」
曜「えっ///」ドキ
曜「も?ルビィちゃん?」ダキ
ルビィ「はわわわ///」
59:
曜「まぁこの学校だと強く見せないといけなかったからね……口調も強めにしてたし」
ルビィ「曜さんみたいな人でも強く見せないと駄目だったんですか?」
曜「違うよルビィちゃん……私の場合だからこそ……強くならなくちゃいけなかったんだよ」
曜「一年の時にね……あの告白を聞いてた奴が沢山居てね……そのネタで私は虐められてたの」
ルビィ「え!?曜さんが!?」
曜「うん…虐められた原因が原因なだけに親や教師には言えなかったんだ」
曜「ある日……つい私に限界が来ちゃって……その……手を出しちゃったの」
曜「それから手を出してしまった娘は私の事を弄らないようになった」
曜「その時の私は「ああ、こんなにも簡単に黙らす事が出来るんだ……」って思っちゃてね」
曜「それから私をレズだの同性愛だの言ってくる奴等を……同じ方法で黙らしたの」
曜「そして強く見せ相手を怯えさせる事で……私の安全を確保していたの」
曜「でもね……全然楽しくもないし……こんな事で一年を無駄にしたのかな?っていう喪失感がす
ごいんだ」
曜「でも…今は入学前の気持ちかも……気も張る必要もないし」
曜「ルビィちゃんのお陰だね」
ルビィ「曜さん……」
??????
60:
数週間後
モブ「ひぃ?ひぃ?マラソンとかマジだりーwww」
モブ2「出なかったら出なかったで面倒な事させられるしなwww」
ルビィ「はぁ……はぁ……」
モブ「おっそwww今頃ゴールかよwww」
ルビィ「うう……」
曜「ちょと来て」
ルビィ「は、はい」
モブ「ひゃーwwwマラソン終わった後にも容赦ねーwww」
モブ2「マジパネェwwww」



部室
曜「よく頑張ったねルビィちゃ?ん??」ギュー、ナデナデ
ルビィ「曜さん?」
曜「よしよし?」
ルビィ「?」
曜(可愛いな?本当に可愛い)
81:
――女の子が好きなんだって
曜「…っ」ザワ
ルビィ「曜さん?」
曜「な、何でもないよルビィちゃん!」
ルビィ「……」
ルビィ「あの曜さん……明日休みじゃないですか」
ルビィ「一緒に遊びませんか?」
曜「う、うん!遊ぼ遊ぼ!」
ルビィ「………」



82:
翌日
曜「ごめん待った?」
ルビィ「いえ!ルビィも丁度来たばかりです」
曜「本当に??結構前から居て気をつかってるんじゃないの?」クスクス
ルビィ「ほ、本当ですってば?!」
曜「ははは、冗談冗談……行こっか」
ルビィ「はい?」
ギュ
曜「!?」
曜(ルビィちゃんから手を……)
曜(暖かい……)
曜(それから数時間買い物したり時間を潰した)



ポタポタ
ルビィ「あ、雨が……」
曜「え?嘘」
ザアアアアアアアアアア
曜「本格的に降って来たね……」
ルビィ「あう…傘持ってきてないです…」
曜「そうだ!ルビィちゃん。ウチに来ない?」
ルビィ「曜さんの家にですか?いいんですか?」
曜「勿論だよ♪」
ルビィ「はい!行きたいです!」
曜「よし行こう!」
―――
――

83:
渡辺家
曜「結構濡れちゃったね」
ルビィ「はうう……」
曜「お風呂に入る?」
ルビィ「え!?でも……」
曜「遠慮しないで!私も濡れて気持ち悪いから入りたいし」
ルビィ「は、はい!ではお言葉に甘えて……」



お風呂
シャアアアアアア
曜「………///」
ルビィ「?どうしました?」
曜「ううん!何でもないよ!」
曜(そういえばルビィちゃんの髪を降ろした姿は初めて見るね……)
曜(凄く……可愛い)ドキドキ
 
曜(もう……自分自身でも気づいてる……)
曜(この感情は好きだっていうこと……かつて高海千歌を好きになったソレと同じだってこと)
曜(でもこの感情は表に出すのが……とても怖い……)



84:
ルビィ「お風呂有難うございます」
曜「お安い御用だよ」
曜「あ、外は晴れて来たね……通り雨だったのかな?」
ルビィ「そうみたいですね」
曜「もう時間だし帰る?」
ルビィ「そうですね……でも最後に一つやりたい事があるんです」
曜「え?何を?」
曜(あれ?ルビィちゃんの顔が凄く赤い様な……)
ルビィ「ルビィの小さな胸に秘めた大きな想いを聞いてください」
 
 
 
 
ルビィ「曜さん……大好きです///」
曜「……え」
85:
ルビィ「何も出来ないルビィに居場所を作ってくれました」
ルビィ「いつも優しくしてくれて…一緒にいると暖かくて……嬉しくて……」
ルビィ「ルビィは曜さんの事……好きになっちゃいました」
曜「ルビィちゃん……」
曜「私もルビィちゃんの事好きだよ……でも」
曜「私の好きは……っっ!!?」ゾクゥ
 
――告白したぞ!渡辺が!
――嘘!女の子同士でしょ!?
――気持ち悪い
曜「うぅうう……」ブルブル
曜(だ、駄目だ……あの時の光景が……脳裏に……)
 
 
 
 
ルビィ「曜さん」ギュ
曜「あ……」
86:
ルビィ「……」
曜「………」
曜(ああ……落ち着く……)
ルビィ「ルビィも……好きです」
ルビィ「恋愛の意味で……曜さんが大好きです」
曜「…」
曜「……」
曜「………いいの?」
曜「不良だよ?」
ルビィ「曜さんなら好きです」
曜「……虐めを止めさせた時についた嘘が……ルビィちゃんをAVに出してるからって言ったんだよ

曜「ルビィちゃんの印象を悪くしたんだよ?」
ルビィ「いいんです……曜さんがいてくれたら」
112:
ミス
>>86と87の間に↓
ルビィ「ずっと……曜さんと居たいです」
ルビィ「もし……嫌なら……ルビィの腕を振り解いてください」
曜「………」
曜(私はこれまで力強い沼津の生徒とやり合ってきた)
曜(時には複数の相手をした事もあった)
曜(そんな私が……こんな細腕に抱きつかれてる)
曜(でも私は……きっと振りほどく事は出来ない)
曜「…」ポロポロ
曜「私も……好き」
曜「大好きだよぉぉ……」ポロポロ
ルビィ「曜さん……」



87:
ルビィ「うん…有難う……それじゃ」ピ
ルビィ「お母さんが今日は泊まっていいって言ってくれました?」
曜「本当に?…えへへ」ギュ
ルビィ「曜さん?」
曜「本当に……ルビィちゃんと出会えてよかった」
ルビィ「ルビィもです……」
曜「…」
ルビィ「……」
曜「………」
ルビィ「…………」
曜「…」
ルビィ「…………」
曜「んむ…あむっ///」
ルビィ「んんっ…あみゅ///」チュ
88:
曜「……ごめん…しちゃったね…///」
ルビィ「ルビィの初めてですから大切にしてくださいね?」
曜「///」ドキ
ルビィ「あっ…もしかして曜さんは昔に誰かとキスをした事があるとか……正直ありそうです」
曜「いやいや//無いよ!///」
曜「あの娘だって結局は……」
――曜ちゃんと居ると楽しいよ!
 
 
曜「……」
ルビィ「あ……ごめんなさい」
曜「ッ!ち、違うよ!気にしないで……うん…結局してないし……」
ルビィ「……」
―――
――

89:
数か月後
沼津高校 部室
ルビィ「聞きましたか曜さん?」
曜「え?何を?」
ルビィ「浦の星のスクールアイドルがうちの高校でライブをしてくれるそうです」
曜「本当に?自分達の学校じゃなくても出来るの?」
ルビィ「はい!かつてμ’sがUTX学園でライブしたように」
ルビィ「学校側の許可があれば出来るんです」
曜「へ?」
曜「…」
曜「……ん?」
曜「ごめん。最初の方聞いてなかった……何処のアイドルがやるんだっけ?」
ルビィ「浦の星ですけど」
曜「あ……」
90:
ルビィ「グループ名言うとAqoursです」
曜「……わ、私はパスかな」
ルビィ「そうですか……」
曜「ごめんねルビィちゃん……でも……やっぱり治らないよ」
曜「関係のない浦の星の生徒は何とか出来るけど……」
曜「高海千歌だけは……その……恐いの」
ルビィ「曜さん……」ギュ
曜「有難うルビィちゃん……」ギュウウ
曜(でも……心配するわけじゃないけど……うちの学校でライブか……)
曜(おそらく先生が勝手に許可だしたんだね……あいつ等……沼津の生徒がどれだけヤバイ奴等の
集まりか理解してないね)
曜(多分……嫌がらせをする連中がいる)
曜(まぁ……私が気にすることじゃないか……)



91:
ルビィ「でもコレは交流という意味ではいいですね」
ルビィ「来年から合併する高校ですから」
曜「合併……か」
曜(そうだ……昔の私は辞める気まんまんだったけど……)
曜(辞めたらルビィちゃんと離れちゃう……一緒に居たい……)
曜(でも高海千歌に会えば私は……)
曜(高海千歌が弱点だと知った連中が何をしてくるかは想像に難しくない……)
曜(どうすれば……)
ルビィ「曜さん?」
曜「あっ……ごめん…何でもないよ!」
ルビィ「……」
ルビィ(合併の話をすると、曜さんは上の空になる……)
ルビィ(ルビィでも解ります……たぶん千歌先輩の事……)
ルビィ(それを気にして……)
ルビィ(ルビィに何か出来ること……ないかな?)
???????
黒澤家
ルビィ「お姉ちゃん…ちょっといい?」
ダイヤ「何かしら?」
ルビィ「あのね……お願いがあるんだけど……」



94:
翌日 
?「……貴女が私を呼んだの?」
ルビィ「はい……千歌先輩」
千歌「会うのは初めてだよね……でもルビィちゃんの事はダイヤさんから、いろいろ聞いてるんだ

ルビィ「そ、そうなんですか……」
千歌「だからかな?……気楽に話せるよ」
ルビィ「あ、あの!私!Aqoursの大ファンで!いつも活躍を楽しみにしてます!」
千歌「本当に!?有難う?ルビィちゃん」
ルビィ「それで……その……」
ルビィ「必死に歌って踊ってる千歌先輩は輝いています……」
ルビィ「お姉ちゃんからも千歌先輩のいい所を聞いてます」
ルビィ「だから…だからこそ信じられないんです……」
 
 
 
 
ルビィ「曜さんを笑い者にしたなんて」
千歌「ッッ!!」ビク
95:
千歌「……」
千歌「………聞いていいかな」
千歌「どうして……その事を……」
ルビィ「曜さんから聞きました」
千歌「えっ!?曜ちゃんが言ったの!?」
ルビィ「は、はい……」
千歌「そっか……ルビィちゃんは曜ちゃんにとって……大切な存在なんだよね」
ルビィ「何があったのか……聞いてもいいですか?」
千歌「…」
千歌「……」
千歌「………うん」



96:
曜「ずっと前から好きでした!付き合ってください!」
千歌(あの日私は曜ちゃんから告白された)
千歌「え?……」
千歌「曜ちゃん……その」
 
モブ「嘘…告白?」
モブ「女の子同士で?」
モブ「有り得ないでしょ」
 
 
曜「え?」
モブ「同性愛っての?ちょっと引くわ……」
曜「あ、あああ……」
モブ「おい渡辺!私達にでも発情すんのかよ!」
モブ「あははははははっはははは」
千歌「え?ええ!?」オドオド
97:
千歌(最大の後悔がこの時だった……)
千歌(曜ちゃんに告白されて驚いて……他の人達まで居たなんて知らなかった)
千歌(何も考えられず……オドオドしてた……本当に……後悔してる)
曜「ああぁあああぁあああぁああ」ポロポロ
曜「信じてたのにぃい!信じてたのにいいいいいい!!!」
曜「大好きだったのに……」タタタタ
千歌(あの時の曜ちゃんの表情は今でも忘れられない)
千歌「ま、待て!」
千歌(曜ちゃんの目には……私があの人達と一緒に曜ちゃんを落としめた様に見えたんだろうね)
千歌(あの時庇えばよかった……そしたら今とは違う未来があったって……いつも思ってる)
98:



千歌「それから曜ちゃんは学校に来なくて……そのまま卒業したの」
千歌「アレから何度も連絡を取ろうとしたけど……電話はメールも拒否された」
千歌「こうなったら無理矢理でも会ってでも誤解を解こうって思ってね会いに行ったこともあったんだよ」
千歌「でも予想外な事があったの……曜ちゃんの私の拒絶が凄かったこと……」
千歌「あ……そう言えば前に曜ちゃんとルビィちゃん居たよね」
ルビィ「あ……」
ルビィ(曜さんが千歌先輩と何かあったのを話してくれた時……)
千歌「あの時の曜ちゃん……少し驚いたな……少しマシになってたし」
ルビィ「え?どういう事ですか?」
千歌「私と鉢合わせすると曜ちゃん……気絶しちゃうの」
ルビィ「え!?」
99:
千歌「最初の方は起きるまで居た時もあったけどね……目を覚まさないの」
千歌「おかしいと思って救急車に運ばれてね……でも直ぐに目を覚めたって聞いたの」
千歌「その運ばれた病院に行ったら……また気絶して目を覚めなかった」
千歌「そして気づいたの……私が離れれば曜ちゃんは目を覚ます」
千歌「心だけじゃなくて……体が私を拒絶してた……」
千歌「だから私の話も聞けない……書き置きしても読んでくれない」
千歌「何度もいろんな事を試して誤解を解こうとした……でも無理だった」
ルビィ「そんな事が……」
100:
千歌「私がスクールアイドルしてる理由は沢山あってね」
千歌「大好きな浦の星の学校に思い出を残したい気持ちもあるし……」
千歌「もしかしたら……アイドルをしていれば……曜ちゃんが見てくれて」
千歌「あの時の誤解も解けるんじゃないかって……」
ルビィ「千歌先輩……」
千歌「また……昔みたいに……遊びたいから」ポロポロ
千歌「謝りたいぃ……ごめんって……庇ってあげられなくてぇぇ……」ポロポロ
千歌「弱い私で……ごめん」
ルビィ「……!」グッ
ルビィ「千歌さん……やってみせます」
千歌「え?」
ルビィ「曜さんの誤解を……解いてみせます」
113:
―――
――

翌日
曜「大事な話って何かな?」
ルビィ「はい……千歌先輩の事です」
ルビィ(昨日聞いた話を曜さんに全て話しました)
・・・
曜「…」
曜「……」
曜「………信じられない」
ルビィ「曜さん……」
曜「高海千歌は……あいつ等と組んで……私を笑い者にした……」
曜「ずっとずっとずっと!!……そう思ってた」
曜「電話もメールも拒否した……でもそれは……心のドコかで……信じたい気持ちがあった」
曜「何かの間違いだったら……直接会いにきてくれるって……」
曜「でも来なかった……だから私は高海千歌が本当に私を嵌めたんだ!笑い者にしたんだって………憎んだ」
曜「でも……本当は……私が拒絶していたの?」
114:
曜「会ってくれてたの?」
ルビィ「はい……でも曜さんは……気絶してしまうそうで……」
曜「……記憶がない……でも……確かにその頃はよく病院に運ばれてた……」
ルビィ「何度か千歌先輩は曜さんの誤解を解こうとして会いに行ったそうです」
ルビィ「でも……会う度に倒れて……病院に運ばれてたそうです……」
ルビィ「そして苦しそうな曜さんを見るのが耐えれなくなり……身を引いたと聞きました」
曜「……解らない」
曜「本当に……私の誤解なの?」
曜「まだ信じられない気持ちがあるの……」
ルビィ「千歌先輩が嘘をついてるとは思えませんでした」
曜「それこそ解らないじゃない……ルビィちゃんを騙してる事だって考えれるよ」
曜(いや……どうだろ……本当は今まで憎んできた者を信じたくないだけかもしれない)
曜(憎む事で……楽になろうとしてるだけなのかも……)
115:
ルビィ「ルビィは……千歌先輩を信じます」
曜「……どうして?どうしてそこまで……昨日会ったばかりの人間を信じれるの?」
ルビィ「ルビィの好きなアイドル…ルビィの大好きなスクールアイドルをあんなに笑顔でやってく
れる人です」
ルビィ「ルビィは信じてるんです。スクールアイドルをやってる人に悪い人は絶対に居ないと」
曜「ルビィちゃん……」
曜「…」
曜「……」
曜「……本当はまだ信じられない」
曜「でも私はルビィちゃんを信じたい」
曜「ルビィちゃんが信じたものを……信じてみたい……」
ルビィ「曜さん」
曜「一度……会って……みる……」
曜「はは……本当は……恐いけどね……」
ルビィ「ルビィが一緒に居ます」
曜「うん……」
ルビィ「…」
曜「………?」
 
 
曜「付き合ってから結構経ったから解る様になってきたけど……ルビィちゃん……何か悩んでる?」
ルビィ「え!?」ビク
116:
ルビィ「る、ルビィは別に悩んでなんかいませんよ!」
曜「……本当に?」
ルビィ「うっ…」
曜「ルビィちゃんは私の悩みを解決してもらってる……私もルビィちゃんの役に立ちたいの」
ルビィ「そ、そんな!ルビィの方が曜さんにいろいろしてもらって」
曜「私じゃ……駄目かな?」
ルビィ「でも……言ってしまったら……曜さん……ルビィの事嫌いになるんじゃないかって……」
曜「ならないよ」ギュ
ルビィ「あ……」
ルビィ「…」
ルビィ「ルビィ……自分の気持ちが解らないんです」
ルビィ「もし千歌先輩と仲直りしたら……曜さんはルビィの事捨てるんじゃないかって」
ルビィ「でも本当に仲直りしてほしい気持ちと……捨てられるかもしれない恐怖が……ルビィの中
にあるんです」ポロポロ
ルビィ「ルビィ……自分自身なのに……解らないんです」ポロポロ
曜「ルビィちゃん……」
曜「ルビィちゃんを捨てるとか……無いよ……私はルビィちゃんが居ないと駄目だから」
曜(本当に馬鹿曜だ……うじうじしてたせいで……ルビィちゃんを不安にさせて……)
曜(私の心は決まってるのに……)
曜(でも……私が何をすべきか……解った気がする……有難うルビィちゃん)
117:



翌日
ルビィ「約束の時間まで、あと少しですね」
曜「うん……」
曜(ここで……高海千歌と会う……一年振りか……)
 
 
 
 
千歌「……曜ちゃん」
曜「ッ!」ゾクゥ
曜(ああ……意識が……)
――「ルビィ……自分自身なのに……解らないんです」ポロポロ
曜(!?)グッ
118:
曜(逃げちゃ駄目だ!向き合わないと)
曜「はぁ…はぁ…はぁ」
千歌「…む……むりしないで曜ちゃん……曜ちゃんが苦しむ姿なんか……見たくないよ」
ルビィ「曜さん……」
曜「……」プルプル
曜(私が今……言う言葉)
曜(人の話を聞かないで……気絶ばっかりした事)
曜(それでいて勝手に恨んで……)
曜(そしてルビィちゃんを不安にさせた事……)
曜(私がいう言葉は……これしかない………)
119:
 
 
 
 
 
 
 
  
 
曜「ごめんなさいぃっっ!!!」バッ
120:
千歌「え?」
曜「告白しといてアレだけど!私好きな人が出来たの!」
曜「ここに居る黒澤ルビィって娘を好きになったの!だから付き合えません!御免なさい!!」
ルビィ「え!?」
千歌「え?」
千歌「……」
千歌「………」
曜「……」
千歌「…………あ」
千歌「え?これって私が振られた事になってるの!?」
曜「ごめん」
千歌「いやいや告白してきたのって曜ちゃんだよね?」
曜「ごめん」
千歌「……あはははははははは何それ!はははは」
121:
曜「千歌…ちゃん」
千歌「何か……正直嬉しいよ……何を言おうか実は悩んでたけど」
千歌「曜ちゃんから、そんな事言われるなんてね」
曜「うん……」ポロポロ
千歌「じゃあ……私からも……」
千歌「庇ってあげれなくて……ごめえんねぇ……」ポロポロ
千歌「あの時……庇ってあげれば……凄く傷ついたよね?……ごめんなさいぃいぃ」ポロポロ
曜「ううん…ううん!!私の方こそ……話を聞かないでごめんね」ポロポロ
千歌「曜ちゃぁんん」ダキ
曜「千歌ちゃぁんっ」ダキ
千歌「うああああぁあああぁあああああああぁ」
曜「ああぁあああああぁぁぁあああああああぁ」
ポロポロポロ
曜(涙が止まらなかった……今までのを流すように…涙が溢れてきた)
122:
ルビィ「うぐぅ…良かったぁ……仲直りしてくれてぇ」ポロポロ
千歌「ルビィィちゃああん!!」ダキ
千歌「有難う!有難うう!!ルビィちゃんのお陰で…グス……仲直りできて」
ルビィ「良かったです……本当に」グスン
曜「ルビィちゃん……会えて本当に良かった」ダキ
ルビィ「曜さん……」ギュ
曜(私達三人はお互いに抱きあって暫く泣いた)
135:
一週間後
帰り道
曜(アレから仲直りして、最近では遊ぶようになった)
曜(私のトラウマは完全に無くなった……もう頭痛も吐き気もしない)
ルビィ「明日は楽しみですね!曜さん!」
曜「うん。明日はAqoursがうちの学校でライブしてくれるもんね」
ルビィ「はぁ?楽しみです」
曜(ライブ………か)
ルビィ「明日はルビィと一緒にみませんか?」
曜「勿論だよ」
ルビィ「うふふ……明日が楽しみだ?♪」
曜(本当に嬉しそうだね………)
 
 
 
曜(でも私はライブを見れないかもしれない……)
136:
ルビィ「それじゃ曜さん。また明日」
曜「うんバイバイ」
曜「…」
曜「……」
曜「………」
曜「………さて準備するか」
―――
――

ピロン
ルビィ「?」ピ
ルビィ「あ」
ルビィ(スマホのスケージュールを設定してたんだった)
ルビィ(今日はルビィが欲しい本の発売日だったんだ……いろいろ有り過ぎて忘れてた……)
ルビィ「まだ時間あるし……買いに行こうっと」



137:
ルビィ「ん?……アレは……曜さん?」
曜「……」
ルビィ「(帰ってなかったのかな?)よ」
曜「…」
ルビィ「!?」ゾクリ
ルビィ(え!?曜……さん?……凄く恐い雰囲気を感じる)
ルビィ(最初に出会った頃よりも……)
曜「……」
ルビィ(あ……え!?バット?何でそんなもの買ったんだろ……ちょっと付いてみよう)コソコソ



学校 
曜「ここに隠しとけばいいか」
ルビィ(学校に戻って来ちゃった……)
ルビィ(何をしてるのかも聞きにくい雰囲気……曜さん……一体何を……)
―――
――

138:
翌日
曜「おはようルビィちゃん?」
ルビィ「お、おはようございます!」
曜「ん?どうしたの?」
ルビィ「い、いえ!何でもありません!」
ルビィ(昨日の恐い顔していた曜さんじゃない……なんだろ……不安)
曜「今日は千歌ちゃん達のライブ楽しみだね」
ルビィ「はい!」



体育館
ルビィ「うわ?もうすぐですね……緊張します」
曜「……そうだね」
曜(もう、そろそろ動きだす頃だね)
曜「ごめん……ちょっとトイレに行ってくるね」
ルビィ「は、はい」



139:
ゾロゾロ
モブ1「よし!へらへらした内浦のアイドルか何かしらね―奴を潰すぞ」
モブ2「よっしゃ!」
モブ3「何かと浦の星と比べられてたんだ……イライラする」
モブ4「ちょっと私達の恐さ知らしめてやろうじゃん」
モブ×20「あははははっはははははははぁはは」
 
 
 
曜「待ちな」
140:
モブ1「曜さん!?」
曜「何する気?」
モブ2「あの気にくわねー浦の星の生徒を叩くんッスよ!」
モブ3「曜さんもどうっすか?」
曜「はぁぁ……」
曜(ホントにくだらない連中だ……)
曜「やめろ」
モブ4「ん?」
曜「やめろって言ってんだ……あそこには私の親友が必死にライブしてるんだ」
モブ5「いや、もう皆やる気満々ッスよ……」
モブ6「アイドルとかヘナヘナしたもん潰すんだよ」
曜「私の言う事が聞けないっての?」ギロ
モブ7「ひぃい!!」
141:
モブ8「……ビビるこったねぇ……こっちは20人いんだぞ」
モブ9「そうだ……前々から気に食わなかったんだ……」
モブ10「少し腕っ節が強いからって調子に乗りやがって」
モブ11「テメーから潰してもいいんだぞ?」
モブ12「大人しく帰れや!」
曜(やっぱり……いくら私でも言う事は聞かないか……)
曜(それにしても20人……いくら私でも、こんな大人数は相手したことない)
曜(でも……千歌ちゃんのライブは邪魔させない)
曜(これが私なりの……償い……こんな事しか出来ない私の償い)
曜「ここは絶対通さない」
モブ13「やっちまえええええ!」
モブ×20「うおおおおおおおおおお!」
曜(一緒にライブ見れなくてごめんねルビィちゃん)



142:
モブ「な、何て奴だ……」
モブ×10「」ビクビク
曜「ごふ……」ドサ
モブ2「半分やられた……さすが沼津1の実力者ってことか」
モブ3「バットを持ち出してきやがって……」
モブ4「だがここまでだ……おいソイツのバット持ってこい」
モブ5「ウッス!」
モブ4「これでテメーの頭潰してやんよ」
曜「く……」
モブ6「おっと逃がしはしねーよ」ガシ
曜「うぐ……」
曜(時間……稼ぎには……なったかな……)
曜(千歌ちゃん……ライブ上手くできたかな?)
曜(ルビィちゃん……楽しんでくれてるかな……)
モブ4「いくぞ」グググ
曜「……」
曜(ごめんね……2人とも……)
143:
 
 
 
 
 
ルビィ「やめてえええええええええ!」
 
 
 
 
144:
曜「え!?ルビィちゃん!?」
ルビィ「やめてください!」
モブ4「何だテメェ!どけや!コラァ!!」
ルビィ「嫌です!曜さんを傷つけさせません!」
モブ「構わねぇ!やっちまえ!」
曜「や、やめろおお!」
千歌「やめてええええ!」ガシ
モブ4「な、なんだ!離せ!」
曜「ち、千歌ちゃん!?」
モブ「次から次へと!邪魔だぁ!」
曜「ち、千歌ちゃん!ルビィちゃん!私はいいから逃げて!」
千歌「嫌ぁ!!」
千歌「今度こそ守るんだもん!あの時庇えなかった償いに!」
ルビィ「曜さんと離れないと言いました!」
ルビィ「曜さんを見捨てるなんて出来ません!」
145:
モブ5「ぐだぐだ訳の分かんねー事を!」ググ
曜(ま、まずい!くそ!大切な二人が危ない目に合ってるのに!)
曜(いつまで倒れたまんまではいられない!)
曜「うっあああああ!」バキ
モブ5「ぐあっ!」ドサ
モブ「くそ!何処にそんな力が!」
モブ2「もういい!全員でこの三人やっちまえ!」
モブ×9「おおおおおおお!」
曜「ぐ……もう動けない……」
ブン
 
 
 
パシ
モブ「!?」
果南「これはどういう事かな?」グググ
146:
果南「私の幼馴染に何をしようとしてたのかな?」グググ
モブ「ぐあぁ!」
モブ(な、なんだ!?この力!?)
モブ4「この!」ゴン
果南「…」
千歌「果南ちゃん!」
モブ4「へへへ!バットで殴るのは最高だぜ」
果南「ん?…ああ、殴られたのか」
モブ4「え!?」
果南「あぶないから渡しなよ」
モブ4「ふざけんな!」ガンガン
果南「……」
モブ4「は、はぁあ!?効いてない!?」
モブ「も、もしかして……伝説の……」
モブ2「二年前に私達沼津の生徒が50人襲いかかっても怪我一つしなかった……」
モブ3「そ、それどころか返り討ちにした生徒……確か……コイツだった」
果南「あれは酷いよ…何もしてないのに急に大人数で私に襲いかかって」
果南「まぁ、あの時の半分ならなんとかなりそうだね」
モブ「逃げっ!」
果南「逃がすと思う?……然るべき罰を受けてもらうよ」
・・・・・・
・・・
・・
147:
曜(20人が先生の手に渡った……一体どんな処罰がくだるのか……)
曜(それは先生に任せるとして……)
曜「はは……終わったんだね」
ドサ
ルビィ「曜さん!?」
千歌「大丈夫!?」
曜「う、うん……ちょっと疲れただけ……」
果南「私達のライブを守ってくれてたんだね……有難う」
千歌「曜ちゃん……有難う」ポロポロ
曜「ごめん……ライブ見れなくて」
千歌「ううん…いいの…」
曜「次は……絶対見るよ」
千歌「うん!」
―――
――

148:
保健室
曜「いててて……」
果南「我慢しな」
曜「はい……」
ルビィ「だ、大丈夫ですか?」
曜「まぁ何とか……」
果南「とはいっても安静にしなきゃ駄目だよ?いいね?」
曜「……はい」
曜「……ねぇ果南ちゃん……正直に言ってよ」
曜「私……余計な事しちゃった?」
ルビィ「え?」
果南「何を言ってるんだい?」
曜「何となく解っちゃた……何でうちみたいな不良高でライブするのか」
曜「交流も目的だけど……アイツ等を呼び寄せるのも目的だったんじゃない?」
果南「……鋭いね……いいよ全部話すよ」
150:
果南「曜の察しの通り……呼び寄せるのが目的だった」
果南「もっと詳しく言えばライブを邪魔しにきた瞬間取り押さえる予定だった」
果南「私達は来年で卒業だけど……浦の星の一年や二年は浦の星という理由だけで虐めにあう可能
性がある」
果南「でもだいたい虐めてくる奴等は、ああいった連中が殆どさ」
果南「卒業までに出来るだけ不安要素をなくしたかったんだ」
曜「そっか……」
果南「でもね……正直全員捕まえれるか不安な賭けだった」
果南「体育館とはいえ、やはり広い……逃げられる可能性があった」
果南「でも曜が半分以上を倒してくれたお陰で全員捕まえれた」
果南「だから余計な事じゃないよ…本当にありがとう」
果南「そしてごめん……この作戦のせいで曜が傷ついた」
曜「いいよ……こんな事言うのもアレだけど……あいつ等嫌いだったし……」
曜(それからアイツ等は全員退学だった…学校側にしては思い切った処罰だ)
曜(それから私とルビィちゃんはAqoursを応援しつづけた」
曜(そして……)



151:

千歌「じゃーん!どう?この沼津の制服!」
曜「うん!可愛いよ」
ルビィ「似合ってます!」
千歌「えへへ……ついに私も沼津の生徒か?」
曜「……廃校……残念だったね」
千歌「ううん……もう決まってた事だし……いい想い出を沢山沢山!作ったから」
千歌「いっぱいの想いを……残せたと思うよ」
曜「千歌ちゃん……」
千歌「でね!私この学校でも思い出を残したい!曜ちゃんと!ルビィちゃんと!」
千歌「一緒にスクールアイドルしない?」
ルビィ「ええええ!?」
曜「え!?ルビィちゃんならともかく私も!?」
千歌「もちろんだよ!」
曜「で、でもルビィちゃんは……」
ルビィ「る、ルビィ……曜さんがやるなら……一緒にやりたいです」
曜「ルビィちゃん……?」キュン
ルビィ「曜さん?」
152:
千歌「本当に二人とも仲いいね」
曜「えへへへ///」
千歌「曜ちゃん……やってくれる?」
曜「……一年」
千歌「え?」
曜「私が千歌ちゃんと距離を取って一年間……その一年間を塗りつぶせるくらいの一年にしたい」
千歌「曜ちゃん……」
曜「入る……私も入れて」
ルビィ「曜さん!」
千歌「有難う!!曜ちゃん……で次のラブライブなんだけど」
ルビィ「あっ!知ってます大反響して更に大きな大会にしようと」
ルビィ「今度はユニットでもエントリー出来るようになったんですよね!」
曜「つまり一つの学校にいくつものグループがエントリーできるの?」
ルビィ「はい!今度の大会はかなり大きな大会になるみたいです」
千歌「でね!この三人でユニット組まない?」
ルビィ「三人ですか?」
曜「うん…いいね!」
千歌「でね……考えたんだけどユニット名に私達の名前を入れて……」



153:
数か月後
東京 ライブ会場
ワアアアアアア……
曜「すごい……まだ始まってないのに歓声が聞こえてくるよ」
千歌「決勝だもんね」
ルビィ「ま、まさかルビィ達が決勝にいけるなんて……」
曜「でもまぁ、相手が梨子ちゃんに花丸ちゃん、善子ちゃんの三人のユニットだなんて……」
ルビィ「同じ学校のユニットが決勝まで残ったせいか盛り上がりが凄いですね」
千歌「うん!私達は私達のライブを全力でやろう!」
曜「元気全開でね!」
ルビィ「はい!」
千歌「行こう!」
154:

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