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【モバマス】美玲「幸子の部屋にお泊まり」


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1:
百合るだけ注意
※自室なので完全に油断しています
@幸子の部屋
幸子「……」カキカキ
美玲「……」モグモグ
幸子「……」ケシケシ
美玲「……」パリパリ
幸子「……」カキカキ
美玲「……」ゴクゴク
幸子「……」ケシケシ
美玲「なぁ」
幸子「なんですか?」カキカキ
美玲「構えよ」
幸子「突然訪ねてきたのに図々しい!」
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2:
美玲「大体オマエ、さっきから何をしてるんだ?」
幸子「宿題です」ホラ
美玲「わっやめろッ! ウチを蒸発させる気かッ!?」
幸子「ただの宿題ですよ?」
美玲「そんなワケの分からない数字が、宿題のワケないだろッ!」
幸子「美玲さん、ボクとタメですからね!? このくらいの問題は分からないとダメですよ!?」
美玲「や、やめろぉッ! か、体が溶けるぅッ……!」ジタバタ
3:
幸子「さては、最近勉強していませんね?」
美玲「……」ピタリ
美玲「うん」ムクリ
幸子「ボクで良ければ手伝いますよ?」
美玲「ありがと」
美玲「……でも、今日はお泊まりだから」
美玲「勉強会はまた今度な?」
幸子「……ま、そういうことにしておきましょう」
4:
美玲「なぁ、おかわりちょうだい」
幸子「……麦茶でいいですか?」
美玲「えぇーッ!? またいれてくれよー!!」ブーブー
幸子「こんな夜中にジュースを飲んだら、太りますよ?」
美玲「大丈夫、大丈夫! ウチ運動量多いからッ!」
幸子「まったく……ボクがいれてきますから、ゆっくりしていてください」
美玲「多めに頼むぞー」
幸子「はいはい」
5:
幸子「どうぞ」コトッ
美玲「おーコレコレ!」
美玲「……」ゴクゴク
幸子「さて、あと少し……」カキカキ
美玲「ぷはー! 美味しいッ!」
幸子「メロンソーダ、大好きなんですね」ケシケシ
美玲「そ。ウチの命の水なんだ」ゴクゴク
美玲「ぷは?! これがあるから、オマエの部屋でのお泊まり会はやめられないんだよなぁ!」
6:
幸子「まったく……飲み物目当てなんですか?」カキカキ
美玲「……」ゴクゴク
美玲「『オマエ目当て』だなんて、言い辛いじゃんか……」
幸子「……」カキカキ
美玲「……」
幸子「……///」
美玲「……///」
7:
美玲「そ、それにしても、アレだよな?! オマエは本当に良いヤツだなッ!?」アセアセ
幸子「えっと、あ、そ、そうですか……!?」アセアセ
美玲「だってさ、このあたりでこのメロンソーダって売ってないんだよ」
美玲「いつだったか、自分で買おうと思って、女子寮の周辺を探し回ったことあるけどさ……」
美玲「結局、どこにも売ってなかったんだよ」
幸子「あぁ……売ってませんよね」カキカキ
美玲「……コレ、どこで買ったの?」
美玲「いつも1本しかないから、ネットで注文したってワケじゃないんだろ?」
美玲「それだったら箱で買うだろうしな」
美玲「でも部屋には、これ以外はどこにもないし……」
8:
幸子「……」カキカキ
美玲「おい、聞いてるのか?」
幸子「聞いてますよ」カキカキ
美玲「なら答えろよー」
幸子「……」
幸子「お店で買ってるんです」
美玲「えっ、コレ売ってる店あるのか?!」
美玲「なぁなぁ、そこ教えてくれよ! ウチも買いたいんだッ!」
幸子「……ダメです」ケシケシ
美玲「ハァッ!? ウチがどれだけコレが好きか、オマエも知ってるハズだろッ!?」
美玲「そんなにウチのことが嫌いかッ?! イジワルできて満足かッ?!」
9:
幸子「……」カキカキ
幸子「もし教えて、あなたが来なくなったら、悲しいじゃないですか……」カキカキ
美玲「……」
幸子「……」ケシケシ
美玲「……///」
幸子「……///」
10:
幸子「よ、よぉし! 終わりゃましたよ!」
美玲「な……オマ、なにかんでんだよッ!」
幸子「知りません! 別にドキドキしてなんかいませんからね!?」
美玲「お、おう! ウチも同じだってのッ!」
幸子「……じゃあ、いつも通りですね……」
美玲「そう、だな……いつも通りでいればいいんだ……」
幸子「……」
美玲「……」
幸子「……」ドキドキ
美玲「……」ドキドキ
11:
幸子「あ……結構遅い時間ですね」
美玲「それだけウチを待たせたことを忘れるなよなー?」
幸子「分かりました、これからたくさん構ってあげますから」
美玲「やたっ」
幸子「そういえば……私服姿なんですね」
幸子「お風呂はまだですか?」
美玲「あぁ。オマエと一緒に入ろうと思って」
美玲「……あッ!! でもこの時間じゃ、もう大浴場に入れないぞッ!?」
幸子「すっかり忘れてましたね……」
美玲「どうするんだよッ! 今日はトレーニングあったから、絶対入りたかったのにッ!」プンスカ
幸子「んー……」
12:
幸子「仕方ありません、今日はボクの部屋のシャワーで我慢しましょう」
美玲「えー……湯船につかりたかったなー……」ブー
幸子「ボクもそうですよ。で、どちらから入りますか?」
美玲「……」
美玲「一緒じゃないと、ヤ」
幸子「え」
美玲「ずっと構ってくれるって言ったじゃんか」
幸子「個室のシャワーは、2人入るには狭いですよ?」
美玲「ウチらは小柄だから大丈夫だってッ!」
美玲「さ、早く入った、入った! 久し振りに洗いっこするぞッ!」
幸子「わわ、わっ!? 背中を押さないでください!」
13:
幸子「結局2人でシャワーすることに……」
美玲「あー……気持ちいいー……」ニヘラ
幸子「あの、もう少し端に行ってもらえませんか?」
美玲「いや無理、もう壁だもん」
幸子「ボクもさっきから、壁に押し付けられているんですよ」
美玲「狭いなぁ」
幸子「だから言ったじゃないですか」
14:
美玲「あっそうだ」
美玲「ウチらが抱きつけばいいじゃんか」ギュー
幸子「それはスペースは解決しますけど……」ギュー
幸子「今度は抱き合ってる部分が洗えないじゃないですか」
美玲「ちょっとスペース空けて、上から流し込めば大丈夫だって!」シャワー...
幸子「……そういえばこの格好、おっぱいサンドって呼ぶらしいですよ?」
美玲「ウチら、あんまりないのに?」
幸子「あるなしは関係ないそうです」
美玲「そうなのか? ウチらのサンドなんて面白くないだろ……」
幸子「美玲さんは自信持ってくださいよ、ボクたち5人で1番の巨乳じゃないですか」
美玲「B75を巨乳と呼んではいけない」
15:
ディアボノ「乙女のシャワー室はキンクリなんですけど……」
16:
美玲「ふぃ?……サッパリしたぁ!」テクテク
幸子「あっ! ちょっと、ちゃんと髪は拭きましょうよ」
美玲「えー? メンドイからやだ?……」ゴクゴク
幸子「もう……ボクがしますから、そこ座ってください」
美玲「んー」ポフッ
幸子「まったく……こんなにきれいな髪なんですから、ちゃんと手入れするべきですよ?」タオルワシワシ
美玲「分かってはいるけど、面倒くさくなるんだよな」
17:
美玲「そうだッ! 幸子がウチの髪の手入れをするってのはどうだッ!?」
幸子「えぇ??! おしゃれさんなら、それくらい自分でしてくださいよ」
美玲「たまには甘えたいんだよ?」ジタバタ
幸子「暴れないでください!」
幸子「大体、こっちは輝子さんと小梅さんの髪の手入れで、忙しいんですから……」
美玲「ウチだって、輝子と乃々の髪の手入れで忙しいんだぞッ!」
幸子「輝子さんェ……」
美玲「輝子ェ……」
18:
幸子「……分かりました」
幸子「それでは、ボクたち2人のときは、お互いの髪の手入れをしましょう」
美玲「やっぱりソコかー……」
幸子「くしかブラシあります?」
美玲「ん」つブラシ
幸子「ありがとうございます」ス...ス...
幸子「良いじゃないですか。美玲さんに手入れしてもらえるなんて、ボクはうれしいですよ」ス...ス...
美玲「……そんなの、ウチも同じに決まってるだろッ」
幸子「フフ、そうでした」ス...ス...
美玲「まったく……幸子はたまにおかしいこと言うよな」
幸子「本当ですね」ス...ス...
19:
幸子「はい、これで大丈夫です」
美玲「……おッ! フワフワだぁ!」フワフワ
幸子「やり過ぎでしたか?」
美玲「ううん! ウチ、これくらい大好き!」フワフワ
幸子「良かったぁ……」ホッ
美玲「……その割には、オマエの髪はフワフワしてなくない?」
幸子「髪質が硬いので」
幸子「その分、髪をフワフワさせるテクニックはたくさん持っているんです」
美玲「フワフワしないのに?」
幸子「しなかったら、もっとガチガチですよ?」
美玲「努力の賜物だな」
20:
美玲「ん?……」ノビー
美玲「体が温かくなると、眠くなるよな……」フワァ
幸子「時間も時間ですから」ネムネム
幸子「今日はもう寝ましょう」
美玲「そうだな」
幸子「何時に起きますか?」
美玲「あ、ウチはいらない」
幸子「明日休みだからって、怠けちゃダメですよ」モゾモゾ
美玲「そこらへんは幸子が全部やってくれるから」モゾモゾ
幸子「……当然のように、同じ布団に入ってきますね?」
美玲「これしか布団用意してないんだろ?」
幸子「正解でーす」キャッキャッ
美玲「やったー」キャッキャッ
21:
美玲「あ、電気は全部消して良いから」
幸子「普通はそうじゃないんですか?」ライトオフ
美玲「乃々がな、豆球残せって言うんだよ」
幸子「絶対いますよね、そういう方って」
美玲「あれ、寝るときはいいけど、寝た後はどうするんだ?」
幸子「たぶんですけど、そのままじゃないですか?」
美玲「えぇッ!? それじゃ電気代もったいないだろッ!?」
幸子「豆球くらい、どうってことないと思いますけど……」
22:
幸子「……あっ」
幸子「時間が経つと豆球を消す電灯って、売れそうじゃないですか?」
美玲「それ良いなッ」
美玲「今度晶葉に作ってもらうぞ」
幸子「あー、でも晶葉さん、今は忙しかったような……」
美玲「何か作ってるのか?」
幸子「最後に見たときは、扇風機を作っていました」
23:
美玲「扇風機とドライヤーがくっついてたら、面白いと思わない?」
幸子「スイッチを押すと『ブオーッ』ってなるんですか?」
美玲「そうそう。で、オマエの髪がフワフワになるんだよ」
幸子「だから、ボクの髪は硬いんですってば」
美玲「それがフワフワになるんだよ」
幸子「嫌ですよ、絶対突風じゃないですか!」
幸子「別にボク……フフッ……TMじゃありませんよ」
美玲「突風を受けながらCM撮影したら良いじゃん」
幸子「ンフッ……それもう、完全にTMじゃないですか……フフフッ」
25:
幸子「フフ……本当、美玲さんはおもしろいことを言いますね」
美玲「あ」
幸子「えっどうしましたか?」
美玲「また忘れたー(棒)」
幸子「……あっ、またですかっ?」
美玲「あの子がないとウチ眠れないー(棒)」
美玲「これはもう幸子を抱かないと眠れないなー(棒)」
幸子「前回約束したじゃないですか!」
幸子「『今度こそ、いつも抱いてる熊さんをつれてくる』って!」
幸子「あと『次からはボクに抱きつくの禁止』とも言いましたよ!?」
美玲「お願いだよ幸子ーウチを助けると思ってさー(棒)」
幸子「まったく……はい、どうぞ」
美玲「えっ(驚愕)」
27:
幸子「何ですか、突然?」
美玲「いや……この間はあんなに怒ってたのに、今日はやけに素直だなって思って……」
幸子「美玲さんがボクを抱き枕にしたがっているのは、知ってるんですよ」
美玲「あっ、バレてた?」
幸子「今までバレていないと思っていた理由を聞きたいですね」
幸子「どうせ狙ってるなら、さっさと済ませた方が良いと思いまして」
美玲「なるほどなー」
幸子「あと……どうもボクは抱き枕にハマッてしまったようで……」
幸子「今夜は美玲さんを抱いて眠りたいな、と思っていました」
美玲「そっか」
美玲「……」
美玲「えっ」
29:
美玲「いや、それは、あの、違うんじゃないか、な?」
幸子「何が違うんですか?」
美玲「それは、その、まぁ、する人とされる人と言うか……」
美玲「こういうのは、ウチが無邪気に迫ることで、オマエがドギマギするって構図が楽しいのであって……」
美玲「オマエが迫ってくるというシチュエーションに、果たして需要があるかどうかが――」
幸子「隙あり!」ギュッ
美玲「ひゃっ///」
幸子「あぁ?……美玲さん、ポカポカで気持ちいいですねぇ?……」スリスリ
美玲「コラッ! どこを頬ずりしてるんだッ!?」ポカポカ
幸子「ほら、美玲さんもボクを抱きしめてください」
美玲「……」
美玲「ん……」ギュッ
30:
幸子「やっぱり、人のぬくもりが一番ですねぇ……」ヌクヌク
美玲「……」ヌクヌク
幸子「美玲さんは、今も一匹狼が良いですか?」
美玲「まぁ……な」
美玲「それがウチのウリみたいなものだし……」
幸子「そうですか……」
美玲「……」
美玲「でも」
美玲「私生活までずっと同じじゃなくても良いやって、思うようにはなった……かな?」
幸子「美玲さん……」
31:
美玲「オマエらとつるんで、オマエらといろんな思い出を作って……」
美玲「そうして元気になってから一匹狼になるので十分かも」
美玲「さすがにステージの頂上は、独り占めした方が気持ち良いからな」
幸子「……それは、ボクも同じですね」
幸子「横一列も大好きですけど、やっぱり頂上を狙ってこそですよ」
美玲「トップに立ったヤツが言うと、重みが違うな」
32:
幸子「まぁ――」
幸子(13位)「そのトップも今は、乃々(4位)さんに譲っていますけどね」
美玲(41位)「オマエそのネタ、ずっとひっぱるのな……」
幸子(13位)「ボクたちみんな、美玲さんを応援してますから」
幸子(13位)「小梅(38位)さんも輝子(47位)さんも、本当に応援していますから」
美玲(41位)「うん知ってる」
幸子(13位)「ぜひトップ10に入って、ボイスゲットしましょうよ」
幸子(13位)「それでデレステで新規衣装もらって、カワイイクインテットの5人が並んでるところをスクショに撮って、まとめサイトに掲載してもらいましょうよ」
美玲(41位)「具体的!」
幸子(13位)「出来ればデレステに6人目が登場する新機能が実装されて、まゆ(27位)さんも一緒に撮れたら完璧なんですけど……」
美玲(41位)「具体的にもほどがある!」
33:
美玲「ウチ、頑張るから……」
美玲「頑張ってみんなに、追いついてみせるぞ……」
幸子「……」
幸子「これだけは言っておきます」
幸子「もし美玲さんが圏外だとしても、ボクたちはずっと友達ですよ」
美玲「幸子……」
幸子「それに――」
幸子「こんなに抱き心地の良い子を手離せるワケがありませんからね!」ギュー
美玲「あッ! やったなコイツぅ!」ギュー
幸子「ぐえー」ギュー
美玲「ぐえー」ギュー
34:
幸子「……」
美玲「……」
幸子「眠くなってきました……」
美玲「素直に寝ろ……」
幸子「寝ます……」
美玲「また……」
美玲「来ても良いか……?」
幸子「……」
幸子「来てください……」
美玲「……」
美玲「絶対行く……」
幸子「約束……」
美玲「……」
幸子「……」
_人人人人人_
> スヤァ <
 ̄Y^Y^Y^Y ̄
終わり
36:
以上です、ありがとうございました
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