提督「瑞鳳ーッ! 俺だーッ! ケッコンしてくれー!」back

提督「瑞鳳ーッ! 俺だーッ! ケッコンしてくれー!」


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2:
〈1300〉
瑞鳳「……ケッコン?」
提督「ケッコン!」
瑞鳳「はぁぁぁぁ。もう、本当におバカさんなんだからぁ」ヤレヤレ
提督「なに!? 俺のどこがバカだというんだ瑞鳳!」
瑞鳳「だってぇ……私たちぃ……」
ギュッ
瑞鳳「もうとっくに、ケッコンしてるじゃないのぉ///」キャッ
提督「ははは、そういえばそうだったな! こりゃあ一本取られた!」ペチン
4:
提督「あんまり瑞鳳が愛らしかったもんだから、つい反射的にキュウコンしちまったよ!」テヘペロ
瑞鳳「やん♪ もーおー提督ってば、調子のいいことばっかり言ってぇ///」クネ
提督「こらこら。二人っきりの時はそうじゃないだろ?」コツン
瑞鳳「それ言ったら、提督だって違うでしょ?」コツン
提督「……」
瑞鳳「……」
5:
提督「づほ」ギュッ
瑞鳳「ダーリン」ギュギュー
提督「づほ……!」
瑞鳳「ダーリン……!」
提督「づほ!!」
瑞鳳「ダーリン!!」
イチャコライチャコラ
伝令妖精「おい誰か壁持ってこい。余った増設バルジでもいいからはよ」
6:
〈1500〉
提督「づほ」
瑞鳳「はいっ」
提督「あーん」
瑞鳳「あーん♪」ンムッ
提督「美味しい?」
瑞鳳「おいひい♪ もう一口、ちょーだい?」
提督「おいおい、味見だけでなくなっちゃうよ。せっかく手作りした生クリームだってのに」クスクス
7:
瑞鳳「だってぇ」ムー
提督「ちゃんとしたスイーツ(笑)にしていくらでも食べさせてやるから。今は我慢しなさいよ」
瑞鳳「……じゃあ、もう一口だけ、ちょーだい?」
提督「んー……一口だけだよ。スプーンスプーン」
瑞鳳「スプーン要らない」
提督「え?」
瑞鳳「ダーリンの、人差し指についた生クリームぅ……私に食べさせて?///」
8:
提督「はいあーん」
瑞鳳「んむ♪」チュパチュパ
提督「づほ、づほ」
瑞鳳「んー?」チュパ
提督「次、俺にも。俺にもづほの生クリーム、ちょーだい♪」
瑞鳳「ん♪」コクコク
提督「♪」
チュパチュパチュパチュパ
厨房妖精「おい酒保からチュッ○チャッ○ス撤去させろ。当分ツラも見たくもねえ」
9:
〈1700〉
瑞鳳「瑞鳳、ただいま戻りましたっ。ダーリン、今日のお夕飯はね……」
提督「づほおおおおおおお!!!!」ガバッ
瑞鳳「きゃっ!? どど、どうしちゃったのダーリン!?」
提督「寂しかった……」
瑞鳳「えっ」
提督「俺寂しかったんだよづほおおおおおおお!!!!」ギュー
瑞鳳「……もう、ダーリンってば大げさなんだからぁ。ほんの一時間離れてただけじゃないの」メッ
10:
提督「だって寂しいものは寂しいんだからしょうがないじゃないか!」
提督「この一時間というもの、心の臓に三式爆雷を叩きこまれたような心持ちだった!」
提督「づほは違うのかッ!?」
瑞鳳「……」
提督「……」
シーーーーーーーーン
12:
瑞鳳「違わないっ! 私も寂しかったぁ!」ガバッ
提督「づほ……!」ギュッ
瑞鳳「ダーリン……!」ギュギュー
提督「今度からは夕飯の買い出しも一緒に行こうな♪」
瑞鳳「うんっ♪」
ラブラブチュッチュ
広報妖精「おい明日までにお触れ出しとけ『夕方5時頃バカップル出没注意』ってな! 急げ! 一般人に犠牲が出るぞ!!」
15:
提督「なにかなー、なにがいっかなー」
瑞鳳「」ボソボソ
提督「ん?」
瑞鳳「……ゅー///」
提督「んんん? もう一度言ってみ?」
瑞鳳「……ご、ご褒美に、ちゅ、ちゅ、ちゅ………………ちゅー……してぇ?///」
提督「……」
ヅホオオオオオオ!!! キャー♪
隣室妖精(無言の壁ドン)
16:
〈0800〉
ジュージュー
瑞鳳「はい、お弁当できましたっと」
提督「こっちもできたよ。さ、朝飯にしよう」
瑞鳳「はぁい。いただきまーす」
提督「召し上がれー」
18:
瑞鳳「ダーリン、忘れ物なーい?」
提督「づほこそ。こないだ弁当忘れてったのは誰だったかなー?」
瑞鳳「むー。今日は忘れてませんー」
提督「そりゃ結構。じゃ、行こうか」
ガチャ
瑞鳳「……あ。忘れ物、二個だけあったね?」
提督「……そういえば」
19:
チュッ
瑞鳳「いってらっしゃい、ダーリン♪ それと、いってきます、ダーリン♪」
チュッ
瑞鳳「いってきます、づほ♪ それと、いってらっしゃい、づほ♪」
チュンチュンチュッチュ
一般ご近所民「もしもし○○鎮守府さん? 増設してもらった壁、気付いたらなくなってたんで追加お願いしますわ」
20:
おおう、誤字訂正
>>19
二回目の瑞鳳「??」は提督「??」です
このままだとアカンことになりますわ
21:
〈1100〉
提督「……」カキカキ
瑞鳳「……」
提督「……」ヨミヨミ
瑞鳳「……」ソワソワ
提督「……もうすぐお昼だな、づほ」
瑞鳳「! ん! んん!」コクコク
提督(かわいい)
23:
〈1200〉
瑞鳳「お! ひ! る! ですっ!」
提督「ん」
瑞鳳「ダーリンダーリン、お弁当広げましょっ」ウキウキ
提督「ん」
瑞鳳「じゃーん。今日のお弁当はー、唐揚げとー、タコさんウインナーとー、ごぼうのきんぴらとー」
提督「ん」
25:
瑞鳳「そして! なにより! これです! い・つ・も・の!」
提督「ん」
瑞鳳「うふふふふっ。ねえねえダーリン、今日のはね、すっごく美味しくできた自信があるの。いつものよりもーっと自信あるの♪」
提督「ん」
瑞鳳「……ね。ダーリン?」
提督「……ん」
27:
「私の作った卵焼きぃ……食べるぅ?」
30:
タベリュニキマッテンダロオラアアアアアアアアアアオラアアアアアアアオラアアアア……
キャーモーダーリンッテバオオゴエデエコーマデカケテハズカシーンダカラー♪
妖精一同「……」
艦娘一同「……」
市民一同「……」
「「「なにこの……………………なに?」」」
90:
〈0600〉
チュンチュンチュン
瑞鳳「ダーリン、ダーリン」ユサユサ
提督「んん……」ムニャムニャ
瑞鳳「マルロクマルマルです。思いっきり朝です。ほーらー、早く起きてー?」ユサユサ
提督「……づほがいつものしてくれたら、起きる」ボソ
瑞鳳「……」
91:
チュッ
瑞鳳「……」
提督「……もっかい」
瑞鳳「ん」チュッ
提督「もっかいもっかい」
瑞鳳「んーもー」チュッチュッ
提督「もっとー♪」
瑞鳳「……んもうっ。しょうがないなぁ♪」
チュッチュッチュルルチューチュッチュ♪
当直妖精(なんだろう。どこかでツッコミ不在の恐怖が巻き起こってる気がする)
92:
〈0700〉
瑞鳳「……ね。さすがにそろそろ、起きましょ?」
提督「あーうー。そうねー。さすがにそろそろねー」ノソノソ
瑞鳳「……」
提督「さみーなー。布団出たくないなー。づほあっためてー」ギュッ
瑞鳳「きゃん、もうっ。いい加減に怒りますよ?」メッ
提督「などと言いつつも無抵抗の瑞鳳ちゃんなのであった」ギュギュー
瑞鳳「えへ///」
93:
提督「はぁぁ……づほの身体はやわっこくて、あったかいなぁ」ホワワーン
瑞鳳(……はぁぁ。本当にもう、しょうがないなぁ)
瑞鳳「ね、ね」ソデクイクイ
提督「なに、づほ?」
瑞鳳「あのね、私ね、お腹空いちゃったの」
提督「うんうん」
瑞鳳「だからね、ダーリン……朝ご飯、作って?」
提督「……」
ウオオオオオオオツクリュゾオオオオオツクッテヤンゾオオオオオオ!!! キャーダーリンステキー♪
一般お隣主婦「毎朝毎朝7時ぴったり。子どもの目覚ましに最適だわね(白目)」
一般お隣サラリーマン「さすがに軍人さんのご家庭だけある。実に時間に厳しいなぁ(白目)」
95:
〈1000〉
瑞鳳「ね、ね」クイクイ
提督「んー?」カキカキ
瑞鳳「今日の卵焼きはね、これまた自信作なの」
提督「おっ、そりゃあ今からお昼が楽しみだ」
瑞鳳「だからね、お弁当ね、今広げちゃってもいいのよ?」ウズウズ
提督「……」
瑞鳳「瑞鳳の卵焼きぃ、今……食べちゃう?」
提督「……」
97:
提督「いや、今はいいよ」
瑞鳳「えっ!? な、なんで……?」
提督「……」
瑞鳳「……」ハラハラ
提督「だって一番お腹空いてる時に食べれば、ただでさえ美味しいづほの卵焼きが倍の美味さになるじゃんか!!」
瑞鳳「や、やだもー。でもダーリンってばあったまいー♪」
キャッキャウフフ
??「……」
98:
   _______
        /  \
  / ,.. -‐‐- 、  \
  }∠,..艦__これ_ \    \
   /.:.:.:./ \|\:.:.:.\\   ,
 ,′i:/n  n\i:.:.:.:.i‘,  }
.  i:人| U  U  l:.:.:Λ:‘,/
 <人(       ,':.:./__):.∠ニZ
 /:.个: . __▽__ ,./:∠:._{>o<} <あったまわりー会話してんじゃねえよ
    {:.:.:‘,( ) ( )__L/´  /:.:.| このバカップルどもがオラァ !!!
  人:.:.:.: (・x ・l ト--{〉  ノi:.:./ 
 `¨¨´|  |___,.{ 、_,.ノ
     |  |  \
     |  |___ __/
   /  | |_|
  ⊂ノ⊂ノ 」.|
   _______
        /  \
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  }∠,..艦__これ_ \    \
   /.:.:.:./ \|\:.:.:.\\   ,
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.  i:人| U  U  l:.:.:Λ:‘,/
 <人(       ,':.:./__):.∠ニZ
 /:.个: . __▽__ ,./:∠:._{>o<} <……と、猫が申しております
    {:.:.:‘,( ) ( )__L/´  /:.:.| 
  人:.:.:.: (・x ・l ト--{〉  ノi:.:./<!? 
 `¨¨´|  |___,.{ 、_,.ノ
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     |  |___ __/
   /  | |_|
  ⊂ノ⊂ノ 」.|
99:
〈1600〉
提督「はいあーん」
瑞鳳「あー、んむ」パク
提督「美味しい?」
瑞鳳「プリンおいしいっ! はい今度は私が、あーん♪」
提督「あーん♪」パク
瑞鳳「おいしい?」
提督「づほに食べさせてもらうと100倍美味しくなるよ、づほ///」イチャ
瑞鳳「えへへ///」イチャ
101:
瑞鳳「ダーリンって料理上手よねぇ」
提督「づほほどじゃないよ」
瑞鳳「私ね、ダーリンの作るプリンとケーキが、世界で一番大好き……♪」
提督「そんなこと言ったら俺だって、づほの卵焼きが世界一好きだ!」
瑞鳳「私、ダーリンの愛情たっぷりの甘々クリームがないとぉ……」
提督「俺、づほの愛情たっぷりの甘々卵がないと……」
二人「「もう、生きていけないっ///」」
102:
ホラヅホ、アーン♪
ンフー♪ オカエシニ、アーン♪
艦娘一同(トレード実装されないかな……)
104:
妖精「どうあがいても逃げられない子だっているんですよ!!」
こいつらマジうぜえなあとか思いながら書いてます
でも遠くから眺めてる分には楽しいかもしれませんね
ご一読ありがとうございました
134:
〈1800〉
龍驤「瑞鳳、そろそろ」
提督「やめて……くれ……」
瑞鳳「……」
提督「行くな……行かないでくれよ……瑞鳳……」
瑞鳳「……ごめんなさい、提督」
提督「そんな言葉が聞きたいんじゃあないッ! 瑞鳳! 俺を置いていくな! 独りにしないでくれ!」
龍驤「……」
135:
瑞鳳「ごめん、なさい。それと」
瑞鳳「愛してます、提督」ニコ
提督「! くっそおおおおおおおおおおおおお!!!!」
提督「俺も! 俺も愛してるぞ、瑞鳳ぉ!!」
提督「だから! 必ず! 絶対! 絶対迎えに行くからな!」
瑞鳳「……うんっ。待ってるね、ダーリン」ニコ
提督「……づほ」
提督「づほおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!」
龍驤「……」
136:
龍驤「夕餉の当番で食堂行くだけやろがいちいちじゃかあしいわこの鎮守府と軽空母の面汚しがァ!!!!!」
提督「づほおおおおおおおおおおおお!!!」ガシッ
瑞鳳「だぁりいいいいいいいいいいん!!!」ガシッ
龍驤「ああああああああああああああ!!!」ダンダンダンッ
137:
〈1900〉
瑞鳳「はいダーリン、お待たせしました♪」
提督「待ってましたー!」
瑞鳳「今日のお夕飯は、ぶりの照り焼きと、ほうれんそうの胡麻和えと、ひじきの五目煮と、湯豆腐ですっ」
提督「さっすがづほの飯だ! うんまそー!」
瑞鳳「えへ///」
138:
瑞鳳「ね、ね。どれが一番おいしそう?」
提督「どれって言われたら……」
瑞鳳「言われたらぁ?」
提督「……づほが一番美味そうだっ!」ガバッ
瑞鳳「きゃー♪ もー、ダーリンのバカー♪」ギュッ
イチャコライチャコラ
チュートリアル妖精(職員の精神衛生上、二人は食堂での食事を禁止されております)
139:
提督「づほぉ……///」ナデナデ
瑞鳳「はふぅ……///」トローン
提督「そうだ、づほ。ちょっと体勢変えようか」
瑞鳳「?」
提督「はい、あっち向いて。で、俺はあぐらかいて、っと」ストン
瑞鳳「……」
提督「づほー」ギュー
瑞鳳「えへー。私だけの特等席だー///」
提督「座り心地はいかがですかー?」
瑞鳳「あったかーい♪」
140:
提督「ほらづほ、次はなに食べたい?」
瑞鳳「お豆腐ー」グデー
提督「あっついぞー? 火傷しても知らないぞー?」
瑞鳳「ふーふーしてー?」
提督「ふうぅ……」
瑞鳳「……」
提督「はいあーん♪」
瑞鳳「あーん♪」ハムッ
141:
瑞鳳「はふっ、は、あつ、あふふっ」クスクス
提督「大丈夫?」
瑞鳳「だいじょーぶっ。はい、次はダーリンの番よ?」
提督「じゃあ俺にも湯豆腐ちょーだい」
瑞鳳「ふーふー、するぅ?」
提督「する!!!」
瑞鳳「はーい♪ ふー、ふー」
提督「……」
142:
瑞鳳「ふー、ふー、ふー。もう大丈夫かな?」
提督「……ひゃあ、我慢できねえ!」パクッ
瑞鳳「あっ! もう、後ろからなんてお行儀悪いんだから!」プンスカ
提督「はっ、ふ、はふはふっ! はふ!」
瑞鳳「そんなに急いで食べたら、ダーリンこそ火傷しちゃうよ?」
提督「はふ、ふぅ、ほおぉ……」ゴックン
提督「ふう。だってお前、づほがふーふーしてくれた湯豆腐だぞ!? そんなもん目の前にぶら下げられて我慢できるわけねーだろーが!!!」
瑞鳳「……バカっ///」プイ
143:
提督「ん? づほ、ほっぺ」
瑞鳳「え?」
ペロ
瑞鳳「ふわああああんっ///」ビクッ
提督「あ、いや、ごめん。ポン酢の跳ねた汁が付いてたから……」
瑞鳳「……」クルッ
提督「づほ?」
144:
ハムッ
提督「ふっ、むう!?///」ブルッ
瑞鳳「耳たぶに、ご飯つぶ。くっ付いてましたよ?」ニッコリ
提督「……やったなこいつ!」チュッ
瑞鳳「やりましたー、やっちゃいましたー♪ あ、まだここにもご飯粒っ」チュッ
提督「なにをー! ならこっちも、こうしてこうだー!」
ワーワーキャーキャー
猫吊るし(バカめ! オチなら死んだわ!!)
145:
〈2100〉
提督「んっ、ごく、きゅっ」
瑞鳳「……ぷはー!///」
提督「づほは相変わらずいい飲みっぷりだなぁ」
瑞鳳「お酒だーいすき♪」ヒック
提督「づほぐらいの見た目だと、ちょっと犯罪的な光景だけどな」クックッ
瑞鳳「ダーリンはぁ、お酒飲んでる私のことぉ、キライぃ?///」
提督「大好き!!!」
瑞鳳「えへー///」ニパー
146:
提督「あ゛ー飲んだ飲んだ。あんまり酒を過ごすのもあれだし、今夜はこのぐらいに……」
瑞鳳「らーりんっ///」ガバッ
提督「うお!?」ゴロン
瑞鳳「だーりんだーりん、わらひね、酔っぱらっちゃったみたいぃ?///」
提督「……みたいだ、ね」
瑞鳳「……今なら、ね? なにしたって、お酒のせいだから……ね?///」
提督「……」
147:
ウオオオオオオヅホオオオオオオオオオオオ!!!! キャー♪
千代田「……」
千歳「……」
千代田「別に酔ってなくてもやることテンプレすぎて変わんないでしょってツッコミは」
千歳「するだけ野暮よ、千代田♪」
千代田「ですよねー」
149:
〈0000〉
瑞鳳「ふわあ」ゴシゴシ
提督「もう日付も変わっちゃったな。そろそろ寝る?」
瑞鳳「うん……」ウトウト
提督「じゃ、寝る前におやすみの」
瑞鳳「ちゅー」
チュッ
150:
提督「……」
瑞鳳「……」
チュッ
提督(……もっかい)
瑞鳳(もう一回だけ……)
チュッ
151:
提督「……」
瑞鳳「……」
提督「眠気」
瑞鳳「覚めちゃった」
提督「そっか。じゃ、もうちょっと起きてよっか」
瑞鳳「うん」
提督「そうと決まったら……」
瑞鳳「決まったらぁ?」
152:
ギュッ
提督「もうちょっとイチャつくぞオラー! ほれほれー!」ワシワシ
瑞鳳「きゃーもー♪ 格納庫まさぐるの止めてってばー♪」クスクス
ワイワイキャッキャッ
※以下>>149に戻る
178:
〈なれそめ〉
提督「づほは軽いなぁ。ちゃんとご飯食べてるかー?」ダキッ
瑞鳳「ちゃーんと食べてますー」
提督「本当にー?」
瑞鳳「本当よー。だってぇ……」
提督「だって?」
瑞鳳「ダーリンが毎日『あーん』してくれるじゃない……///」ギュー
提督「ははは、こいつは一本取られた!」ペチン
179:
アハハ ウフフ アハハハハ
U-511「……」ジー
龍驤「あーあーアカンで新入り、あんなもん見とったら眼球が腐ってまうわ」
U-511「日本の恋人同士ってすごい……」ジー
龍驤「アレで日本人全体を括られても困るけどな」
U-511「ねえ教えて? あの二人は、どうしてあんなに仲がいいの……?」
龍驤「なれそめっちゅーやつか? んーどないやったかなぁ……確かあれは一年前……」
U-511「わくわく」
180:
【着任初日】
瑞鳳『瑞鳳です。軽空母ですが、練度が上がれば正規空母並の活躍をお見せできます』
提督『よく来てくれたな、瑞鳳。俺がこの鎮守府の提督だ』
瑞鳳『よろしくお願いします、提督』ニコ
提督『こちらこそ、よろしく頼む。大言に見合うだけの活躍を期待するぞ』
瑞鳳『お任せくださいっ。口だけじゃないところを見せてあげますから♪』
龍驤「こんな感じの出会いから始まってー……」
U-511「ふむふむ……」
181:
【翌日】
提督『瑞鳳』
瑞鳳『提督、なぁに? 航空隊の視察……じゃあないの?』
提督『』バサッ
瑞鳳『あ、なんか顔が真剣だけど……えっ、その花束……ええっ!?』
提督『瑞鳳。今だから言えることだが、一目惚れだった』
瑞鳳『!!!』
提督『俺と――ケッコンを前提に、お付き合いしてくださいッ!!』
瑞鳳『……』
提督『……』ドキドキ
182:
瑞鳳『……あ、ありがとう、ございます///』モジモジ
提督『!!! じゃ、じゃあ!』
瑞鳳『はい♪ 瑞鳳のこと、幸せにしてね……ダーリンっ♪』ギュッ
提督『もちろんだ! 神に誓って幸せにするよ、づほっ!』ギュー
龍驤「次の日の暮れにはこうなっとったわ……」ゲッソリ
呂500「どうしてこうなった♪ どうしてこうなった♪」イェーイ
龍驤「そらこっちの台詞やボケぇ!! お前ホンマにどうしてこうなった!?」
艦!
183:
〈鎮守府の皆さまにお聞きしました:あのバカップルぶっちゃけどうよ?〉
吹雪「仲がいいのは素晴らしいことだと思います!」サトウドバー
叢雲「バカなんじゃないのあいつら。大事なことだから二回言うわよ。バカなんじゃないの?」ドバー
五月雨「お二人のおかげでコーヒーに入れる砂糖と塩を間違えても怒られなくなりましたっ」ドバー
雷「あのすいません、甘えてくれなくていいです。むしろどうか私に甘えないでくださいお願いいたします。間に合ってるので」ドバー
漣「バカップルテラワロスwwwwwwwwww」
漣「……」
漣「ワロス……」ドバー
艦!
184:
〈他所の鎮守府の方々にお聞きしました:このバカップルぶっちゃけどうよ?〉
大井「ないわー引くわー」
龍田「これはちょ?っとどうかと思うわ??」
川内「金剛さんじゃないけどさー」
不知火「時間と場所を弁えるべきかと」
球磨「せやなクマ」
伊58「せやせやでち」
赤城(いいなぁ……)ボソ
山城「トップがこれじゃあ艦隊の士気にも関わるんじゃないかしら?」
雷「そうね、ちょーっとだけ自重した方がいいと思うわっ」
加賀「ほら、あなたたちもなんとか言っておやりなさい」
摩耶「の……///」
青葉「……ノーコメント、で///」
艦!
185:
〈わーたしちょっと最後の手段で決めちゃう?〉
提督「なんでだよぉ!」
瑞鳳「わっ、わわ。どうしたのダーリン?」
提督「クリスマスの時とお正月の時と節分の時と、ケッコン後に母港であれこれした時も、俺はいい思いをさせてもらった!」
提督「だからこんなのは贅沢だってわかってる! でも! 俺はずっと! 待ってた!」
提督「待たずにはいられなかったんだ! 期待せずにはいられなかったんだ!!」
瑞鳳「な、なにを……?」
提督「バレンタインボイスだろ!!!」
瑞鳳「ああ……っ!?」ハッ
186:
龍驤「……いや、なにを急にブレン○ワードごっこ始めとんねん」
提督「でも卵焼きと伊達巻きと炒り豆が美味しかったから別にいっかぁ?///」デレッ
龍驤「ええんかい!!」
瑞鳳「えへ///」
龍驤「ええいこんなバカップルと一緒の部屋に居られるか! ウチは部屋に戻るで!」ガチャバタンッ
瑞鳳「そもそもなにしに来たんだろう……?」
提督「ツッコミじゃね?」
187:
瑞鳳「というわけで、前フリここまでっ」
提督「おっおっ? ということは?」ウキウキ
瑞鳳「お察しの通りです! はいダーリン、バレンタインのチョーコ♪」
提督「やったーづほのチョコだあああああああああ……あれ?」
瑞鳳「どうかした?」ニコ
提督「気のせいかな。このチョコ、俺の目にはボウルいっぱいの液状物質に見えるんだけど」
188:
瑞鳳「ふふ、そうだよダーリン。これが瑞鳳からのバレンタインチョコですっ♪」
提督「……とりあえず、まずは意外だった。づほのことだから、チョコ入りの卵焼きでも用意してるもんかと」
瑞鳳「クレープみたいなのね。そっちもあるにはあるけど」ガサゴソ
提督「あるんですかやったー!」
瑞鳳「食べますかぁ?」
提督「食べりゅます!!!」
瑞鳳「はいどうぞ♪」
提督「んぐんぐんぐ……美味いいいいい!!!」
瑞鳳「えへ」ニコニコ
189:
提督「ん゛ま゛がったぁ?。確かにこれだけでも、十二分に満足だけどー……」チラッ
瑞鳳「うふふ、ありがと。でもでも、今日の本命はこっちっ」スクッ
提督「! ま、まさか……!」
瑞鳳「……卵焼きばっかりの子だ、って思われるのも嫌だったし」ペロ
瑞鳳「なにより、私自身がこうしたかったから」ポト
提督「……っ」ゴクリ
瑞鳳「まずは最初のお一口。瑞鳳の人差し指チョコフォンデュ……た、食べるぅ?///」
190:
チュッ、パ、チュパ、チュ
提督「っ、ふう……うめえ」チュポンッ
瑞鳳「///」
提督「なあづほ」
瑞鳳「なぁ、に?」
提督「『まずは』『最初』っつったよな?」
瑞鳳「……言いました///」モシモシ
提督「……」
瑞鳳「はぅ///」
191:
提督「づほ、口開けて」
瑞鳳「あー、んっ」
提督「ベロ出して」
瑞鳳「んん。ほう、はーりん?」
提督「よくできました。それではここにチョコを少量流します」
瑞鳳「……」
提督「以上終了できあがり」
瑞鳳「……ひゃぁ///」カァァァァァァ
提督「こぼれちゃわないうちにぃ……いただきますッ!!!!」ガバッ
192:
『づほ、ん、ぢゅほ、好きだ、大好きら、ひゃい、愛してる、愛してるぞっ』
『ひゃ、や、ぷっ、はぁ……もう、らーりんったら、床こぼれてれちょべちょ、ゃんっ///』
『後で、拭けば、いいだろ。それよりほら、づほの唾液とチョコが混ひって、すごいことになってるっ』
『やあああ……バカぁ、言わにゃ、言わなくて、い、いいからぁ……!///』
龍驤「……」
193:
祥鳳「龍驤さん? 執務室の前で耳栓なんかして、なにかのストライキですか?」
龍驤「止まれ。そこで止まれ祥鳳。お前のために言うとんのや」
祥鳳「……」ピタッ
龍驤「……察したか」
祥鳳「妹のことですから」シクシク
龍驤「今のウチは地獄の番人。ここを離れられんのや」
龍驤「誰ぞが血迷って義理チョコ持ってこんとも限らんからな。急ぎ戻って艦隊の皆に警告せぇ」
祥鳳「……」
19

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