ダイヤ「キスして欲しい、キスして欲しい、キスして欲しい、キスして欲しい」【SS】back

ダイヤ「キスして欲しい、キスして欲しい、キスして欲しい、キスして欲しい」【SS】


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ダイヤ「ねぇ…シましょう…みんな出て行きましたよ」
そう呟いてから、私は静かに目を瞑る
唇に触れる柔らかい感触を期待しながら
3:
「おつかれっしたー」
「おつかれー」
練習が終わり、口々にねぎらいの言葉を言い合い、
部室のドアから薄暗い廊下へと吸い込まれて行く
梨子「千歌ちゃん」
曜「千歌ちゃん」
ルビィ「お姉ちゃん」
帰ろう―――
ここ最近は大所帯で帰るようになった
特に黒澤姉妹、千歌、梨子、花丸の家はさほど離れていないので
登下校時、一緒にいる時間は長い
5人で一緒にワイワイ話しながら帰る
5:
ダイヤ「すいません、待っててくださりません?」
千歌「ごめんねー、ちょっち待っててね?」
ダイヤと千歌は今日も少し遅れて合流する
部室での、とある日課をするために
梨子「またぁ?」
千歌「ごめんごめん…」
梨子「なにしてるのか分からないけれど、早くしてね」
ルビィ「待ってるからねー!」
7:
かくして、部室から人が消えていった
残っているのはダイヤと千歌のみ
窓から差し込む夕日が重なる二人の影を濃く映し出す
ダイヤ「また、夜いっぱい電話でお喋りしますから」
千歌「はい…」
二人はお互いに強く強く抱擁しながら、名残惜しく零す
千歌「寂しいな…寂しい…」
千歌「なかなか二人きりになれないんだもの…」
ダイヤ「週末にお泊りすればいいんですよ、ね?」
二人の関係は誰にも知られていない、友人にも、肉親にすら…
なので、こうしてお互いの体を求められるのは
放課後の短い時間か週末だけである
8:
そして、ダイヤは目を瞑り、顔を少し上げ、唇を少しばかり突き出す
『愛しています、また明日』という気持ちを込めたキス
付き合い始めてから、自然発生した日課
ダイヤは想う
『―――私が小さい頃…つまり、お母様とお父様が若かった頃
 いってきますとおかえりなさいのキスは日常風景でしたが―――』
まさか私もそんな事やるお年頃になったとは、時は経ったものですね
しかも同性相手に
10:
幼い頃の私は、同性である果南さんに対し、恋愛感情の様なモノを抱いていました
でも、年頃になれば、自然と男性に恋するようになるものと思っていました
しかし、年頃になった私が、恋愛感情を抱いた相手は同性である、高海千歌さん
そんな千歌さんに対しての想いの大きさは、もはや一生添い遂げてもいいと思っているほどです
千歌さんは千歌さんで『ダイヤさんにに一生を捧げたい』と言ってくれましたし―――
ですが、黒澤家の跡継ぎたる私
世間的にも社会的にも許されない事でしょう
関係が公になれば、怒り狂った両親に、私達は無理矢理引き剥がされてしまうでしょう 
ですから秘密厳守…メンバーにも、ルビィにも、絶対に言えません
どこから漏れるか分かりませんからね
内浦は田舎ですから
と、ダイヤは語る
13:
目を瞑り、千歌の口付けを待つ
以前「チカくないですか」と言われた事を意識しだしてからは
キスする側からキスされる側へ積極的に周るようになった
千歌の唇が近づく気配がする
ダイヤ(今日こそは…)
千歌の静かな吐息の感触まで分かる、もう至近距離だ
ダイヤ(早くしてください―――待ちくたびれちゃいますよ)
14:
ダイヤ「はぁ…」
深夜
千歌との長時間の電話を切って
部屋のベッドで一人ため息をつく
ダイヤ「なんでしなくなってしまったのですの…」
ポツリと寂しく呟く
ダイヤ「今日もキスする場所はおでこ…これで3日連続ですわ…」
15:
最初は千歌さんの気まぐれだと思いましたわ
たまにはそんな日もあると
私から唇同士のキスは求めません
千歌さんの事を意識しだしてからは、そういった分野では、自分の中でしっかりと一線を引いています
思えば出会ってから恋心に気づくまでは
私、千歌さんに対しては他の誰よりも…あぁ、ルビィと幼馴染2人は除きますが
アグレッシブに接していたなと、思い返します
そんなだから千歌さんは始めの頃、若干…いや、かな?り引いていた事を
今でもよ?く覚えています
17:
親しくなるにつれ、次第に千歌さんはあまり引かなくなりました、
いや、むしろ千歌さんの方から近づいてきましたが…
ともかく、千歌さんへの恋心を自覚してからは
引かれた頃の忌々しい記憶を否定するがごとく
自分からはあまり求めなくなりました
千歌さんもそれを察してか、キスや性行為の時は
千歌さんの方から始める事が多いのですが…
18:
ちょっと前までの放課後のキスは…
千歌さんの方から唇に、それもディ?プなキスを長時間…していたのですが
3日前からはおでこに軽く触れるだけのキスに…
ダイヤ「なぜですの…」
ダイヤ「一体なにがあったのですの…千歌さん…不安になってしまいます」
弱々しく呟く
私ってこんな弱い女になってしまったのですね…と思わず頭の中で自嘲するダイヤ
19:
ダイヤ「明日こそは…」
明日こそは口付けする、できなくとも理由をはっきり聞く
そう強く決心してから、ダイヤは布団に潜った
20:
翌日、昨日とほぼ同刻
ダイヤと千歌は部室で向かい合っていた
同じように目を瞑るダイヤ
ダイヤ(千歌さん…来てください―――)
顔を赤らめつつ唇に触れる感触を待つ
しばらくすると額に感じる感触
またか―――
どうしてです…千歌さん…
嫌な感情がダイヤの中でどんどん大きくなって渦を巻く
21:
ダイヤ「どうしてです…」
目を開け、千歌の目を見ながら小さく呟く
ダイヤ「どうして…口付けしてくれないのですか…」
ガバッ
ダイヤは千歌にもたれかかり、千歌の肩元で千歌に訴える
千歌「あ…ダイヤさん…」
ダイヤ「もしかして私の事が嫌いになったとか…」
22:
違う、そうじゃない
千歌さんは私の事を愛してくれている、それはよく理解している
だって先に告白してきたのは千歌さんですし
今日の練習だって気がつけば目が合って小さく微笑み合って…
ダイヤ「嫌なら嫌と言ってくれても構わないですよ…?私と唇をくっつけるのはゴメンだと…」
やめて…これ以上千歌さんに酷いことを言わないでください私の口…
そんな事言ったら一番傷つくのは千歌さんだって分かりきっているのに…
23:
ダイヤ「だから…昔みたいに一番親しい先輩後輩の関係に戻るのも…」
千歌「ダイヤさんっ!!!」
千歌はダイヤの声を遮った
千歌「そんな事あるわけないじゃないですかダイヤさん…私、ダイヤさんに一生を捧げたいって前言ったじゃないですか…」
千歌「こんなに愛の重い女いませんよ?ってダイヤさんに言ったじゃないですか…」
千歌「ダイヤさんを嫌いになるなんてありえないんですよ…どんな時でも…絶対に…」
千歌「ダイヤさぁ?ん…ダイヤさん…」
24:
肩を震わせながら慟哭する千歌
そんな思いの丈を体全体で受け止めたダイヤはと言うと…
ダイヤ「ううぅ…」
ダイヤ「うえぇぇぇぇぇぇ?ん…」ビェェェェェェ
25:
とめどなく溢れてくる涙が止まりません
思わず千歌さんの胸へと抱きつき、思う存分、泣いて、泣いて、泣きました。
そんな私の頭を優しく撫でてくれるものだから
さらに涙が止まらなくなって…
数十分ほど泣いていた気がします…
26:
―――
 ―――
 ―――
千歌「ごめんなさい…」
ダイヤ「全く…そうならそうと言ってください…」
ダイヤの前で申し訳なさそうに謝罪する千歌
それを"まったくしょうがないですわね"と言うかのように諌めるダイヤ
ダイヤ「風邪気味だから口にキスをして伝染ったら嫌だから、おでこにしていた、なんて」
ダイヤ「全く…一言くれても良かったですのに…」
千歌「だって…ダイヤさんに無駄に心配掛けたくなかったんですもん!」
ダイヤ「ほう…」
ピンッ!
ダイヤは千歌の額にデコピンをする
27:
千歌「いたっ!なにするんですかもぉ?」プクー
ダイヤ「あなたがお馬鹿さんだからですよ」
ダイヤ「無駄な心配?ハッ!アホらしいですわ」
千歌「アホらしいって何ですか?…」
ダイヤ「あのですね、愛しい恋人同士に"無駄"な事なんてないんですよ?」
ダイヤ「何気ないあらゆる事が、恋人同士の大切な想い出になる…私はそう思いますね」
28:
千歌「ダイヤさん…私…私…」
千歌は瞳を潤ませる
千歌「間違ってました…私、なんにも分かってないや…ダイヤさんの事も、恋愛の事も…バカチカだぁ」
千歌の瞳からポロポロと涙が溢れ落ちる。自分のせいで恋人を悲しませた事の自責の念がのしかかって―――
ちゅっ
千歌の目元に唇の感触
そこには千歌の目元に口付け、涙を舐めとるダイヤの姿
29:
ダイヤ「そんな事で気落ちしてはダ?メ!ですわ…」
ダイヤ「風邪が治ったら、また深い深い唇のキスをしましょうね…」ナデナデ
千歌の頭を優しく撫でるダイヤ
顔を上げ、ダイヤの顔を直視する千歌。そこには聖母の如き微笑みをしているダイヤの顔があった
30:
千歌「そうだ…お詫びと言ってはなんですけど…」
千歌「唇と唇のキスはできませんよね…?」
ダイヤ「はぁ…そうですね」
千歌「でも、下の唇でならできますよ!そこなら風邪は伝染らないし?…」
ダイヤ「ちょっ…千歌さん」ダラダラ
あぁ?…この後何をするか想像できましたわ
千歌「私が下のお口で、ダイヤさんをいっぱいい?っぱい!気持ちよくしてあげますね!」
そう言ったが最後、私は部室の机の上に押し倒されていました
千歌「3日分、ダイヤさんを悲しませていた分を、今からお返しします」
ダイヤ(そう言えば、ルビィ達はもうとっくに帰っていますよね…)
ふと、待たせているはずの妹の事を思い出し
ダイヤは千歌と溶け合い始める
31:
部室の外
ルビィ「うわぁ…お姉ちゃんと千歌ちゃん…こんな事…」
曜「遅いと思ったら部室でエッチしてたとはね…衝撃の展開」
花丸「まぁ?千歌ちゃんとダイヤさんは以前から、ラブラブオーラ出ていたから
 こうなるのも分かる気がするずら」
善子「うそっ…私は分からなかったわよ!」
花丸「善子ちゃんはほんっと鈍いズラね?…堕天使が聞いて呆れるずら」
善子「だーかーらーヨハネ!って…」
ルビィ「あはは?…」
そう言えば一人無言の人がいるなと横を見ると、肩を震わせている梨子がいた
ルビィ「あのぉ…梨子さんどうしたんですか…?」
32:

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