ダイヤ「千歌? 贅沢な名ですわね、今から貴女の名は千ですわ!」back

ダイヤ「千歌? 贅沢な名ですわね、今から貴女の名は千ですわ!」


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ダイヤ「良いですこと? 千ですわよ。分かったら返事をしなさい!」
2:
千歌「……」
ダイヤ「千!」
千歌「は、はい! よろしくお願いします!」
ダイヤ「まったく、先が思いやられますわね……」
曜「ダイヤ様、お呼びでしょうか」
千歌「!」
ダイヤ「今日からその子がここで働きます。世話をしてあげなさい」
曜「分かりました。君、名前は?」
千歌「ち……じゃなくて、千です」
曜「そっか。じゃあ千、こっちに来て」
3:
千歌「……」
曜「……」
千歌「あの、曜ちゃん」
曜「無駄口叩かないで。あとその呼び方ダメだから」
曜「私のことは曜様って呼んで」
千歌「え……」
曜「何か文句あるの?」
千歌「だ、大丈夫です……ごめんなさい……」
曜「……」
千歌(さっきまではあんなにも優しくしてくれたのに……)
6:
 
????????????????????
  
曜「ってことで今日からここで働くことになった千だから。みんなよろしくね」
 「いくらダイヤ様の知り合いでも人間をここで働かせるのは……」
 「人間臭くてたまったもんじゃないよ」
 「お客様に迷惑よね……」
千歌「……」
曜「もうダイヤ様との契約は済んでるの。働くことは決定事項だから」
 ザワ…ザワ…
曜「人の臭いが消えるまでに使い物にならなかったら焼くなり煮るなり好きにしていいよ」
 「へえ……?」
 「よく見ればあの子かわいいしそれはそれで……」
千歌「っ……」
7:
曜「果南はどこ?」
果南「えー。私に押し付けるの?」
曜「舎弟欲しがってたしちょうどいいでしょ」
果南「はぁ……嫌って言ってもどうにもなんないよねー……」
千歌「……」
曜「なにぼーっとしてるの。はやく行って」
千歌「は、はい!」
果南「やってらんないなぁ。あとで埋め合わせしてよねー」
曜「さっさと仕事に戻って」
果南「はいはい。ほら、行くよ」
8:
果南「……」
千歌「……」
果南「君すごいね。うまくやったんだ」
千歌「へ……?」
果南「心配してたんだよ? ダイヤの機嫌損ねて食べられるんじゃないかって」
果南「これからよろしくね。分からないことがあったら何でも訊いて?」
果南「いっぱい頼ってくれていいから」
千歌「ありがとう……」
果南「あはは、大丈夫? なんか体調悪そうだけど」
千歌「頭、くらくらして……足、震えて……」
果南「大変だったんだね。ちゃんと食べて寝れば良くなるよ」
果南「ご飯の準備するね、待ってて」
9:
千歌(果南さん、すごく良い人だよ……)
千歌(いや、人なのかは分からないけど……たぶん、人……)
千歌(果南さんみたいな優しい人がいてくれて、本当に良かった……)
千歌(ここでの生活、なんとかなるかも……曜ちゃんもいるし……)
千歌「……」
千歌「曜ちゃん……」
果南「曜がどうしたの?」
千歌「ねえ果南ちゃん、曜ちゃんって2人いるの?」
果南「曜が双子だなんて話は聞いたことないかな」
果南「曜と言えば、あの子はダイヤの手先だから気を付けてね」
果南「まあ根は悪い子じゃ無いんだけど……」
千歌「……」
10:
千歌(じゃあ、私に優しくしてくれた曜ちゃんは……)
千歌「……」
果南「どうしたの? 急にうずくまって」
千歌「ごめんなさい……」
果南「気持ち悪いの? 大丈夫? ハグする?」
千歌(曜ちゃんがいれば、元の世界に戻れるって思ったのに……)
千歌(私、これからどうすればいいんだろう……もう何も分からないよ……)
果南「いろいろあって大変だったんだね。布団用意してあげるから今日はもう寝なよ」
果南「一晩寝ればきっとスッキリするから」
千歌「……」
12:
 
????????????????????
 
 「……」
千歌(眠れない……)
千歌(怖いよ……)
千歌(ここはどこなんだろう……)
千歌(あの喋る蛙とか本でみたような妖怪みたいなのってなんなんだろう……)
千歌(美渡ねえと志満ねえはどこにいるんだろう……)
千歌(私、これからどうなるんだろう……)
 
千歌「うっ……うぅ……」ポロ…
 
 「大丈夫だよ。必ず元の世界に帰れるから」
 
千歌「!」
15:
 
 「怖くて、不安で、しょうがないよね」
 「でも心配しないで。私はどんなときでも千の味方だから」
千歌「曜、ちゃん……?」
曜「さっきはごめんね。私にも体裁があって、その……ごめん」
千歌「曜ちゃん……」
曜「橋のたもとに来て。お姉さんたちに会わせてあげる」
千歌「へ……?」
曜「そこでゆっくり話しよ? ここだとみんなが起きちゃうから」
曜「また後でね」
16:
 
?????????????????????
 
千歌「っ……」
曜「……」
千歌「志満ねえ! 美渡ねえ! 私だよ! ち……千だよ!」
 
 「……」
千歌「しまねぇ……みとねぇ……」
千歌「2人とも起きない……病気だったりするのかな……」
曜「お腹がいっぱいで寝てるだけだよ。大丈夫、心配しないで」
曜「人間だった頃のことは、今はもう全部忘れてるけど……」
千歌「っ……」
千歌「2人とも絶対に助けてあげるから待っててね!」
千歌「あんまり太っちゃダメだよ! 食べられちゃうから!」
18:
千歌「……」
曜「落ち着いた?」
千歌「うん……2人が無事で本当に良かった……」
曜「これ、どこかに隠しておいて?」
千歌「あ……私の服……捨てられたと思ってた」
曜「これも一緒に入ってたよ。ポケットのところ」
千歌「手帳……? ちかって書いてあるけど……」
曜「名前だよ」
千歌「!」
千歌「そうだ、私の名前だ……ちか……高海千歌……」
20:
曜「ダイヤは相手の名前を奪って支配するの」
曜「いつもは千でいて、本当の名前はしっかり覚えておいてね」
千歌「私、取られかけてた……千になりかけてたよ……」
曜「名前を奪われるとね、帰り道が分からなくなるんだよ?」
曜「私はどうしても思い出せない……」
千歌「曜ちゃんの本当の名前……?」
曜「でも不思議だね。千歌ちゃんのことはちゃんと覚えてた」
千歌「……今のって千歌ちゃんのちゃんとちゃんとのちゃんをかけたの?」
曜「へ?」
千歌「あ、ご、ごめん……つい……あはは……」
曜「ふふ、千歌ちゃんが元気になって来てるみたいで良かった」
23:
曜「ほら、これ食べてもっと元気になって? 何も食べてないよね」
千歌「……ごめん。あんまりお腹空いてないの」
曜「おまじないかけてるから。千歌ちゃんが元気になるおまじない」
千歌「……」
千歌「おいしい……」
千歌「ぐずっ、おいしいよぉ……」
曜「辛かったね……ほら、いっぱい食べて?」
千歌「うぅ……よーちゃん……よーちゃん……」
曜「よしよし。大丈夫、大丈夫だよ……」
26:
曜「元気出た?」
千歌「うん!」
曜「そっか、それは良かった……一人で戻れる?」
千歌「うん! 曜ちゃんありがとう!」
曜「千歌ちゃん、必ず帰れるから。お姉さんたちと一緒に……」
千歌「分かってる! 私、曜ちゃんのこと信じてるから!」
千歌「だから、それまで私、頑張るね!」
曜「うん……ファイトだよ、千歌ちゃん」
千歌「じゃあまたね!」
27:
千歌「……」タッタッタ…
 
メノ^ノ。 ^リ「……」
 
千歌「?」
 
 「……」
千歌(今、何かいたような……)
 
 「……」
千歌「気のせい、か……」
28:
 
????????????????????
 
果南「どこ行ってたのー? 心配したんだよ?」
千歌「あはは、ごめんなさい」
果南「顔色、良くなったね」
果南「いろいろと吹っ切れた感じ?」
千歌「うん……私、頑張る。いっぱい頑張るね!」
果南「ふふ、そっか……」
果南「今日から初仕事だよ。ビシバシ行くから覚悟しててよね」
千歌「はい!」
30:
果南「お疲れさま。休憩入るよー」
千歌「はーい……」
果南「初めてにしてはよく頑張ってたと思うよ。その調子その調子」
千歌(疲れた……働くってこんなにも大変なんだ……)
千歌(果南ちゃんに比べればぜんぜん何もしてないのに、もうへとへとだよ……)
果南「午後からは大湯の仕事だから。さっきまでより気合い入れないとだよー」
千歌「あうぅ……」
果南「ふふ、私お昼ご飯取ってくるね。休憩してて」
32:
千歌「あー……外、涼しくて気持ちいい……」
 
 ザァァァァァ…
千歌(ここも雨とか降るんだ……)
千歌(食べ物とかもそうだけど、私がいた世界とあんまり変わらないっぽい……)
千歌(この世界のこと、もっと勉強しないとなぁ)
千歌(大きい銭湯みたいな場所ってこと以外、ここがどういう場所なのかも分かってないし……)
 
メノ^ノ。 ^リ「……」
千歌「……?」
 
メノ^ノ。 ^リ「……」
34:
千歌(この人……いや、人じゃないけど……なにしてるんだろう……?)
千歌(雨降ってるけど、大丈夫かな……)
メノ^ノ。 ^リ「……」
千歌「あの、そこ濡れませんか?」
メノ^ノ。 ^リ「……」
 
 「千ー。ご飯持ってきたよー」
千歌「はーい。あの、ここ開けときますね」
 
メノ^ノ。 ^リ「……」
35:
?????????????????????
 
千歌「これが、大湯……?」
果南「はぁ。ほんと、なんでこう貧乏くじばっか引かされるかなー。面倒くさい……」
千歌「な、なんか、すごいことになってるけど……」
果南「この釜みたいなのを綺麗にするのが今からの仕事だよ」
千歌「これって、お風呂、なんですよね……?」
果南「この有様じゃそう思うのも無理はないね」
果南「さ、気合い入れてやっていくよー」
36:
果南「はぁ。まあ分かってはいたけど……」
千歌「汚れ、取れないね……」
果南「このままじゃキリがないなぁ」
 
 「果南、千。さっさと終わらせなさいよね。一番客がもう来るよ」
果南「はーい、今すぐー」
果南「まったく、こんなボロ雑巾一つで綺麗にしろだなんて無理な話だよ」
果南「一回薬入れないとダメだね。千、番台行って札もらってきて」
千歌「札……?」
果南「薬湯の札。行けば分かるから」
千歌「はーい」
37:
 
????????????????????
 
番台「薬湯ぅ? そんなもったいないことできるかっての」
番台「手でこすれば良いのよこすれば! まったく最近の小娘は根性が足りてないっての」
千歌「……」
番台「いつまでいたって同じよ。ほら、さっさと行った行った」
千歌「でも、あの、薬湯じゃないとダメらしくて……」
番台「だーかーら! それは気合いが足りてないの! こすりなさい! ゴシゴシって!」
千歌(うぅ、どうしよう……この人、話通じない人だ……)
千歌(こういうときに曜ちゃんがいてくれたら……)
 
メノ^ノ。 ^リ「……」
39:
千歌「あ……」
番台「あ?」
 
メノ^ノ。 ^リ「……」
千歌(さっきの……)
 
 ジリリリリ!!
番台「はいもしもし? だ、ダイヤ様! おお、お疲れさまさまです!」
番台「はい、はい……」
 
メノ^ノ。 ^リ「……」
番台「あ、ちょっ……!?」
千歌「これって……札……?」
千歌「あ、ありがとうございます!」
番台「違う! ちょっ、待ちなさい、こらっ」
40:
 
 『何かありましたの?』
番台「い、いえ、なんでもございません!」
番台「それよりさっきのお話ですが……侵入者とは……?」
 
 『何か縁起でもない者がここに入り込んでいますわ』
 『その正体がなんなのか探りなさい。今は曜がいませんからね』
番台「了解いたしました。他の者にも伝えておきます」
 
 『気を付けなさい。貧乏神の類いかもしれませんから』
番台「警戒体制に入ります」
41:
果南「へー。ずいぶん良いのくれたんだね」
千歌「それ、どうやって使うんですか?」
果南「ここにこうやって引っ掛けるの。そうすれば善子のとこに行って……」
 
 ギギギギ…
果南「紐が出る。で、これを引けば……」
 
 ザバァァ…
千歌「すごい……」
果南「お湯が出るってわけだね」
果南「うん、やっぱ良いお湯だねー。汚れがみるみる取れていくよ」
果南「お手柄だよ千」
42:
千歌(あの人? のおかげだ……あとでお礼言わないと……)
果南「さて、一仕事終えたしおやつ取ってくるね」
果南「ある程度お湯が溢れたら止めといてー。もう一回引けば止まるから」
千歌「はーい」
 
ザバァァァ…
 
千歌「すごいなぁ……こんな大きなお風呂の中に、こんないっぱいのお湯……」
千歌「ちょっと入ってみたいかも……ふふ、溺れそうだけど……」
 
メノ^ノ。 ^リ「……」
 
千歌「あ……」
43:
メノ^ノ。 ^リ「……」
千歌「あの、さっきはどうもありがとうございました!」
メノ^ノ。 ^リ「……」
千歌「あなたのおかげで、札、貰えて……褒められて……」
メノ^ノ。 ^リ「……」
千歌「あ、えっと、ごめんなさい。お風呂、まだなんです」
千歌「もう少しだけ待ってもらって……」
メノ^ノ。 ^リ「……」スッ…
千歌「え……?」
メノ^ノ。 ^リ「……」
千歌「札、くれるんですか……? こんなにもいっぱい……」
メノ^ノ。 ^リ「ぁ……ぁ……」
45:
千歌「あの、それ……そんなにいらないの……」
メノ^ノ。 ^リ「ぁ……」
千歌「ダメだよ! 一つでいいの!」
メノ^ノ。 ^リ「あぁ……」
千歌「あ……」
千歌(いなくなっちゃった……)
 
 ザバァァァ…
千歌「……」
千歌「お、お湯っ!」
46:
ダイヤ「腐い神……?」
 
 「は、はい! それも特大のお腐れ様です!」
 「まっすぐ橋に向かってきます!」
ダイヤ「おかしいですわね、あれは腐い神のような気配では無かったはずですが……」
 
 「お、お帰りください! お帰りください!」
 
∬cVσ_σv「……」
 
 「ダメダメ! 来ちゃだ……くっさ!?」
 「も、もぅむり……」
 
ダイヤ「来てしまったものは仕方がないですわ。お迎えしなさい」
ダイヤ「こうなったら出来るだけはやく引き取ってもらうだけですわ」
47:
 
 
 「お腐れ様がいらしました! 皆様早く避難ください!」
 「早く! 早く!」
千歌「騒がしいね……」
果南「なーんか嫌な予感がするんだけど……」
 
 「果南! 千! ダイヤ様がお呼びよ!」
千歌「ダイヤさんが……?」
果南「まあそんなことだろうとは思ったけど」
48:
ダイヤ「千、貴女の初仕事ですわ」
ダイヤ「これから来るお客様を大湯で世話しなさい」
千歌「あ、あの……」
ダイヤ「四の五の言うと石炭にしますわよ!」
千歌「あぅ……」
 
 「み、見えました!」
 
∬cVσ_σv「……」
 
ダイヤ「ッ……!?」
千歌「うッ……!?」
ダイヤ「は、鼻を塞ぐんじゃありません……! お客様に失礼ですわよっ……!?」
49:
∬cVσ_σv「……」
ダイヤ「よ、良くぞ、お見え、頂けましたぁ……!」
∬cVσ_σv「……」スッ…
ダイヤ「あ、お、お金……!」
ダイヤ「千……! 早くお受け取りなさい……!」
千歌「は、はい……!」
 
 ムワァ…
 
千歌「ほにゃぁぁぁ……!!?」ゾワワ…
ダイヤ「な、何をしていますの……! はやく案内しなさい……!」
千歌「ここ、こちらへ……どうぞ……!!?」
51:
 
 「来るぞー!!」
 「みんな早く!!」
 
果南「うっわー。酷い臭いだなぁ……」
ダイヤ「果南! ぼんやりしてないで窓をお開けなさい! 全部よ!」
 
千歌「こ、こひらが、ほ、ほんへんじにゃんの、おおゆで、ごじゃいますぅ……」
∬cVσ_σv「……」
 
果南(ふふ、ファイトだよ。千)
52:
千歌「ど、どうじょ、おひゃいり、くだひゃい……」
∬cVσ_σv「……」
 
ザッバァァァ…
 
∬cVσ_σv「……」
∬cVσ_σv「♪」
千歌(気に入って、くれてるのかな……?)
 
∬cVσ_σv「……」
 
千歌(あれ、やっぱりそうでもなさそう……)
 
∬cVσ_σv「……」
 
千歌(な、なんか、すごい物欲しげな目で見られてるけど……)
54:
千歌(もしかして……お湯が足りないのかも……!)
千歌「ちょっと待ってて!」
 
ダイヤ「ふふ、すごい臭いですわね」
番台「笑い事じゃありませんよぉ……」
ダイヤ「あの小娘がここからどうするか見物ですわね」
 
千歌「えっと、確かこのあたりの壁を開けて……」
∬cVσ_σv「……?」
 
ダイヤ「足し湯をする気ですの……?」
番台「あーあー、汚い手で壁に触って……」
 
千歌「札を、引っ掛けて……」
千歌「引っ掛けて……!」
55:
ダイヤ「……?」
ダイヤ「貴女、千に新しい札をあげましたの?」
番台「まさかそんなもったいない」
 
千歌「紐を……紐を……!」
∬cVσ_σv「……」
千歌「にぎゃっ」
 
 ザバァァァ…
∬cVσ_σv「……」
∬cVσ_σv「♪」
57:
千歌(これでいいのかな? 気持ち良さそう、だけど……)
千歌「……?」
千歌(なんだろう……ここ、ふさふさだ……)
∬cVσ_σv「……」
千歌(割れ目、みたいなのがある……)
∬cVσ_σv「!」
千歌(やわらかくて、あったかい……)
千歌(あれ、まだ何かある……なに、これ……?)
∬cVσ_σv「!?」
 
果南「千ー。大丈夫ー? 生きてるー?」
 
千歌「果南ちゃん! ここ、何かある!」
千歌「豆みたいなの!」
 
ダイヤ「豆……?」
58:
果南「豆、豆、ねー……」
千歌「どうしよう!」
果南「優しくすりすりしてあげるといいよー」
千歌「すりすり……?」
 
 スリスリ…
∬cVσ_σv「!」
果南「乱暴にしちゃダメだよー。くれぐれも優しくだよー」
千歌「わかった!」
∬cVσ_σv「っ……!」
ダイヤ「千! その人は腐い神なんかじゃありませんわ!」
千歌「へ?」
59:
ダイヤ「これを使いなさい!」
千歌「え、な、なんですかこれ?」
果南「スイッチがあるから押すんだよー」
 
θ゙゙「ブブブ…」
千歌「わっ、な、なんか震え出しました!」
ダイヤ「それを豆に当てるのですわ!!」
千歌「は、はいっ!」
 
θ゙゙「ブブブ…」
∬cVσ_σv「っ〜〜〜!?」
61:
ダイヤ「全員集合しなさい! 千とお客様を応援するのですわ!」
ダイヤ「さあ行きますわよ!」
ダイヤ「頑張れ♪ 頑張れ♪」
 「「頑張れ♪ 頑張れ♪」」
ダイヤ「果南! なーにぼさっと見てますの! 貴女も応援なさい!!」
果南「えぇ……流石にちょっと……」
ダイヤ「ほら! 頑張れ♪ 頑張れ♪ 」
果南「が、頑張れー」
ダイヤ「ぶっぶーですわ! もっとキュートに! セイ!」
果南「が、頑張れ♪ 頑張れ♪」
ダイヤ「イエス! いいですわよ〜!」
64:
ダイヤ「さあ行きますわよ! 湯屋一同心を込めて!」
 
 「「頑張れ♪ 頑張れ♪」」
θ゙゙「ブブブ…」
∬cVσ_σv「っ〜〜〜!!」
千歌(な、なんか身体がびくびくしてる……)
千歌「だ、ダイヤさん! 果南ちゃん! 私、これ以上どうしたら……!?」
ダイヤ「出せるだけのあま〜い声で耳元で囁きなさい!」
ダイヤ「『気持ち良いの……? イかせてあげるね……』って囁きなさい!」
千歌「えっと、それはどういう意味で……?」
ダイヤ「意味なんて貴女は知らなくていいんですわ! はやくなさい!」
果南「囁いたあとは豆を強めに摘んであげて! きゅって感じで! 強すぎちゃダメだよ!」
千歌「わ、分かった!」
65:
 
 
θ゙゙「ブブブ…」
∬cVσ_σv「っ……!」
千歌(え、えっと……)
千歌「気持ち良いの……?」
∬cVσ_σv「!」
千歌「ち、ちかが、イかせてあげるね……?」
∬cVσ_σv「!!?」
 キュ…
∬cVσ_σv「????」
66:
 
 
 プシャアア…
 
 
69:
絵里「ふぅ……」
千歌「……」
絵理「……」
絵理「ハラショー♪」
70:
ダイヤ「……?」
果南「これって……」
 
 「きゃあああ!? 砂金よ!」
 「すごい! 床一面砂金だらけよ!!」
 「砂金! 砂金!」
 
ダイヤ「お黙りなさい! まだお客様がお見えですわよ!!」
71:
絵理「さて……」
ダイヤ「千! お客様のお帰りですわよ! そこをおどきなさい!」
千歌「は、はいっ」
ダイヤ「全員道を開けて頭を下げなさい! お見送りしますわよ!!」
ダイヤ「湯屋一同心を込めて!」
 
 「「ありがとうございました!!」」
 
絵理「ハラショー♪」
73:
千歌「えっと、これで良かったのかな……?」
ダイヤ「よくやりましたわ千! 大儲けですわよ!」
ダイヤ「あれは北の神ですわ!」
ダイヤ「みんなも千を見習うように!」
 
 「あっぱれあっぱれ!」
 「お見事でしたー!」
 「よっ、泡姫!」
ダイヤ「千にはボーナスを差し上げますわ!」
 
 「「おおー!!」」
ダイヤ「の前に全員拾った砂金を出しなさい」
 
 「ええー!」
 「そんなのってないよー!」
ダイヤ「お黙りなさい! 一粒でもくすねたら陰毛燃やしますわよ!」
75:
千歌「ふふ……」
果南「お疲れさま。やったね千、初日からヒーローだ」
千歌「果南さんやダイヤさんのアドバイスのおかげです」
千歌「それに、札をくれたあの……」
果南「番台?」
千歌「いや、番台さんじゃなくて……」
千歌(帰っちゃったのかな……また会ったとき、お礼言わなくちゃ……)
 
メノ^ノ。 ^リ「……」
77:
 
????????????????????
 
 
果南「改めてお疲れさま。食べる?」
千歌「……ありがとう」
果南「浮かない顔だね。何か気になることあるの?」
千歌「曜ちゃん、いなかったから……」
果南「また曜? 好きだね」
千歌「そういうのじゃ……」
果南「あの子時々いなくなるんだよねー」
果南「噂じゃダイヤにヤバいことやらされてるらしいよ」
千歌「そうなんだ……」
78:
 
 「果南ー。電気消すよー」
果南「はーい」
千歌「……」
果南「疲れた?」
千歌「ちょっと……」
果南「大活躍だったもんね、しょうがないよ」
果南「これ食べたらもう寝よっか。明日も仕事はあるしね」
千歌「うん……」
79:
 
????????????????????
 
 
湯娘「この時間なら誰もいないわよね……」
湯娘「砂金の残り……きっとあるはず……」
 
 ジャララ…
 
湯娘「……?」
湯娘「さ、砂金!」
メノ^ノ。 ^リ「……」
80:
湯娘「あ、あなた誰……? ここで何をしているの……?」
湯娘「客人では無さそうだけど……」
メノ^ノ。 ^リ「……」
 ジャララ…
湯娘「さ、砂金!?」
湯娘「これ、私にくれるの!?」
メノ^ノ。 ^リ「ぁ……ぁ……」
81:
湯娘「あ、あなた金を出せるの……!? すごいすごい……!」
メノ^ノ。 ^リ「ぁ……ぁ……」
湯娘「ちょ、ちょうだいちょうだい! なんでもするから!」
 
┌メノ┌^ノ。 ^リ┐
湯娘「え……?」
82:
 
????????????????????
 
 
番台「誰かそこにいるのー?」
番台「消灯時間はとっくに過ぎてるわよー。ったくもう……」
 
 ジャララ…
番台「へ……?」
メノ^ノ。 ^リ「そこのお嬢さん。私はお腹が減ったわ、腹ぺこなの」
番台「その声……」
メノ^ノ。 ^リ「私は客よ、お風呂にも入るわ」
メノ^ノ。 ^リ「前金よ。受け取りなさい」
 
 ジャララ…
番台「ほわぁぁ……!」
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