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最強に怖い話


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3:
日課
こうやって文章にすると、さっきの発言がちょいと変になるかもしれんが、
俺、風呂場でケータイに入れてある曲をかけて歌う日課(?)があるんだよ。
で、最近から同じ曲の同じ場所が急にガクンと音量下がるの。
ほんとに一瞬。
で、戻ってまたいつもの所で音量下がる、の繰り返し。
ケータイがバグったのかと思って風呂場じゃないとこで音楽かけたら、別に音量変わらないの。
824:
で、毎回同じ所が音量下がるもんだから、覚えちゃって。
いまさっき風呂入ってた時に、遊び感覚で、音量下がる所だけを口に出してたんだよ。
そしたら、三周目くらいで、自分の口から
「お、前の、う、し、ろー」
って言ってるのに気付いた訳。
怖くなかったらすまん。
でも、当事者にしたら。
手が震えるほどこえぇwwwww
825:
>>824

超こわじゃったです
なんて曲ですか?
826:
>>825
一曲じゃ無いんす。
オシリペンペンズってバンドの、猫が見たライブってCDを連続再生してて。
12:
寝たフリ
小学校の先生Aから聞いた話。
高校の部活の合宿で20人くらいが一つのでかい部屋に布団敷いて詰め込んで寝るってシステムだった。
練習がきついからみんな疲れて夜10時には寝ちゃってたんだけど
朝起きたらBの顔と足が泥が付いて乾いたみたいに汚れてた。
Aは全然記憶になくてなんで泥だらけなのか分からないけど
別に誰も気にもせず今日はちゃんと風呂で体をちゃんと洗えくらいに言ってた。
その日もみんなすぐに寝たんだけど夜中Aがトイレ行きたくなって起きたらBだけ布団にいない。
あいつもトイレかと思って一つしかないトイレ行ったけどBはいなくてあれ?
あいつどこいったんだろうと不思議に思ってた。
そのままみんなが部屋に戻ってもBはまだいない。
おかしいなぁと思いつつも睡魔には勝てずそのまま寝た。
朝起きたらBは布団にいたけどやっぱり顔と足が泥だらけになっていた。
さすがにBも不安になってAにちょっと明日俺を見ててくれないか?と相談してきた。
AはBの隣に寝てBが起きたらすぐ分かるようにBの腕とAの髪の毛を糸で縛って寝た。
夜中Aは髪の毛が引っ張られて起きたらBが立ち上がり部屋を出て行ってしまった。
腹が減って無意識に食堂にでも行くのかと思ったらBはそのまま裸足で外に出て行ってしまった。
合宿所は山の中だったけどBはどんどん奥に進んでいって
10分くらい歩いたところで突然立ち止まりおもむろに地面を掘り始めた。
その場所はなんと墓地。
13:
墓地と言っても墓石が綺麗に並んでるような場所ではなく
卒塔婆が立てかけてあるだけの古い墓地だった。
Aは離れたところから見てたけどBは地面から何か掘り起こしてバリバリ喰ってるようだった。
暗くてよく見えないけどどうやらこの墓地は土葬用らしく、
Bが喰ってるのはほとんど白骨化した死体だった。
さすがにAはあせって逃げたけど物音に気づいたBがちらっとこっちをにらんで追ってきた。
Aは全力で走って宿まで戻って布団にもぐってとにかくやり過ごそうとしてたらBが部屋に入ってきた。
Aはあせったけど部屋には20人もいるからばれないだろうと思ってたら
Bが一番はじっこで寝てる奴の心臓に耳を当て始めた。
しばらくすると隣の奴の心臓に耳を当てて行く。
どうやら心臓の鼓動を調べてるらしく今全力で走ってきた
Aはかなり鼓動がくなっていたためあせった。
頼む!心臓静まってくれ!と願えば願うほどあせって心臓は早くなるばかり。
そうこうするうちについにBは隣の奴の心臓に耳を当て始めていた。
目をつぶってごまかせば大丈夫だと祈ってとにかく寝たフリをしていると
ついにBの耳がAの胸に乗っかってきた。
相変わらず心臓は早いけど大丈夫大丈夫と自己暗示をかけているとすっとBの耳が離れていった。
そして隣の方にBは移っていった。
Aは、はぁ良かった。なんとかやり過ごしたようだと思ってしばらくそのまま寝たフリをし、
10分くらいしていったいどうなったんだろうと思ってうっすらと目を開けたとき。
Bが目の前5センチのところであきらかにイッた目で思いっきりこっちを見て一言。
「見つけた。」
206:
じゃあ。ガチ実話投下。
アカエ様
俺が小学校低学年の頃の話、つってももう30年以上前になるけどな。
東北のA県にある海沿いの町で育った俺らにとって、当然海岸近くは絶好の遊び場だった。
海辺の生き物を探して無意味にいじくってみたり、
釣り人に餌を売りつけて小遣いもらったりとまあ、無邪気に遊ぶ毎日だったよ。
しかし、かくれんぼだけは海の近くでやってはいけないと周りの大人にきつく言われていた。
まあ、海は危険が危ない場所が一杯あるからな、変な所に隠れられて
大怪我や命を落とす事故を心配してのものだろうと子供ながらに理解していた。
しかし、理解しているとか何とかいったってそこはしょせん子供、
周りに誰もいなけりゃやっちゃうもんなんだよね。
俺と、近所のくそがき、A太B朗C子の四人でかくれんぼをしたことがある。
当時のガキにしちゃあ丸々と太っていた実質ガキ大将のC子が
どうしてもかくれんぼしたいって聞かなかったんで、
俺ら男はなんか臆病者扱いされるのも嫌だったんで付き合うことしたんだわ。
しぶしぶ始めたとはいえ海の近くで変なくぼみとか一杯あって、
めちゃくちゃ楽しかった、てのを今でも覚えてる、危険な場所ってのは基本的に楽しいものだよね。
かくれんはじめて1時間くらいたったころ、A太が鬼だったんだけどC子がどうしても見つからない。
仕方なくかくれんぼを中断して三人でC子を探すことにしたが、なかなか見つからないから、
3人で手分けして探すことにした。
それでも見つからないからもうあきらめて帰ろうと思ったとき、
さっき調べても見つからなかった岩場のくぼみににC子を見つけた。
ただC子一人じゃなくてなんかやたらと立派な和服をきた爺さんが一緒だった。
ガキだった俺は、家の人間が迎えに来たから勝手にかくれんぼ中断しやがったなと
一瞬思ったが、どうも様子がおかしい。
普段は大人相手だろうが子供相手だろうがのべつまくなしに騒ぎまくるC子がやけにおとなしい、
和服の爺さんが何か話てるのにも反応せずに一点を見つめて動かない。
これはやべーんじゃねーのと思った俺は、幸い二人ともこっちに気づいてないようだったので
気づかれないように様子をうかがうことにした。
207:
よく見てみると和服の爺さんは、こんなうみっぺりだって言うのにぜんぜん濡れていなかった。
爺さんはひとしきりC子の体をべたべたと触ったあと、
懐から鉄製の串のようなものを取り出すとおもむろにC子のわき腹に突き刺した。
俺は爺さんの行動にびびって固まった、正直しょんべんももらしていた。
しかも爺さんはその串を一本ではなく次々とC子に差し込んでいく、
しかし奇妙な事に血はぜんぜん流れてこない。
C子も串を刺されまくって黒ひげ危機一髪みたいになってるのにピクリとも動かない。
そのうち、串を伝って黄色っぽい白いどろどろとしたものが流れ出してきた、
すると爺さんは串の根元のほうに白い袋のようなものを取りつけはじめた。
どうやら、そのドロドロを袋に集めているようだった。
多分ものの2?3分くらいだとおもうが、どうやら袋が一杯になったらしく
爺さんは一つ一つ口を縛り袋を纏めていく。
一方のC子はあんなに丸々と太っていたのにいつの間にか干からびたミミズのようになったいた。
これは、冗談抜きでやばいものを見てしまったと俺が思っていると、
爺さんが不意に俺のほうを向いた、そして何か言おうとしたのか口を大きく「あ」の形にした。
と思うと、
後ろから大人の声で「コラー、ドくそがきが!あんだけここでかくれんぼすんなっていってんだろ!」と
怒鳴る声がした、振り返るとA太の父。
どうやらC子が見つからなくてあせった二人が大人に報告しに行ったようだ。
俺はC子が干物になってしまったことを伝えるのと
変な爺さんから逃げるのにでA太父のほうへ駆け出していた。
かなり本気の拳骨ともう一怒鳴り食らっておれが、
C子のところまでひっぱってA太父をつれていくと、干物ではなく太ったままのC子が倒れていた。
あの爺さんも、串で刺された跡もきれいさっぱりもなくなっていた
208:
結局C子はかくれんぼ中にこけて頭打って気絶していたと言うことで病院に運ばれた、
その日の夕方には目を覚ましたらしい。
一方で俺ら3人は死ぬほど説教食らったが、
俺はさっきの光景が目に焼きついていてろくに説教も聴いていなかった。
それから数日はC子は何もなくぴんぴんしていて近所のクソガキの上に君臨していた、
おれも、アレは暑さでおかしくなってみた幻だろうと思い込み始めていた。
しかし一週間ほどしたころからガキの俺らの目にも見えてやせ始め、しまいにはかその姿を見なくなっていた。
どうやら、何かの病気をしたらしく俺は母親に連れられてA太B朗やらと一緒にC子の見舞いへ行った、
そこにいたC子は以前の憎たらしく太っていたC子ではなく
ずい分とやせ細った姿だった、しかもやせているのではなく見るからに肌に水気がなく、
子供とは思えないほどしわだらけになっていた。
あの時の干物の2,3歩手前というかんじだった、俺はもうこいつ死ぬんだなと思った。
見舞いから帰るとにおれは母親に例の爺さんと串に刺されたC子のことを話した。
母は俺の話を聞き終えると、そう、と一言だけ言ってどこかに電話をかけた、そして電話が終わると。
明日その時のことを聞きに人が来るから正直に答えなさいと
俺に言った、普段にもまして辛気臭いな、と俺は思った。
209:
次の日、学校の授業の途中に校長に呼び出され
校長室で見知らぬおっさんに爺さんとC子の話を聞かれた。
そのおっさんは古い絵を見せてきて、その爺さんはこんな格好じゃなかった?と聞いてきた。
その絵にはみすぼらしい格好をして頭が不自然に三角な男と、
例の爺さんみたいなきれいな和服をきた男がが描かれていたので
俺はこっち和服の男の格好に似ていると答えた。
すると、おっさんはため息を一つ吐いて、校長にどうやらアカエ様ではないようなので
これ以上の心配はないでしょうと言った。
校長も何か安心したような感じだった。
そのあと、俺を無視して、今年は豊漁になるだとか、
漁協からC子の家に見舞金を出すとか言う話をしていたが、
俺がまだいることに気づき、すぐに追い出され俺は授業に戻った。
C子は結局そのあと割りとすぐ死んだ。
C子の葬式では悲しそうなのはC子の家族だけで、
他の大人はみんなニコニコにしていてうれしそうな感じだった。
正直、俺もC子が嫌いだったので心のそこではうれしかったが、
今まで経験した葬式との違いにすこし不気味におもっていた。
俺の父親もC子の両親に、神様が持っていったようなものだから。
と変な慰めをしていたのを覚えている。
その年の秋は、あの時の盗み聞いたおっさんと、校長の話どおりここ数十年で一番の豊漁になった。
しかし俺の町以外の港ではそれほどでもなかったらしく、俺の町は大分潤ったらしい。
俺もA太もB朗も、栄養状態がよくなったせいかみんなころころと太った。
212:
おもしろかったです
またおねがいします
52:
オチがすごい話って言えば
鼻歌
現在も住んでいる自宅での話
今私が住んでいる場所は特に曰くも無く、昔から我が家系が住んでいる土地なので
この家に住んでいれば恐怖体験は自分には起こらないと思っていました。
ここ最近ですが、リビングにいると昼夜を問わず、
女性の低い声で鼻歌が聴こえてきます。
「ん?…ん?ん?…」
最初はよ?く耳をすまさなければ気づかないほどに遠くから聴こえてくるのですが、
放っておくとどんどん近づいてきます。
「ん?…ん?ん?…」
それでも放っておくと、意識を集中しなくても聴こえるほどに近づいてきます
「ん?…ん?ん?…」
なので私は、その声に気づいたらいつも般若心経の最後の部分を
繰り返し唱えるようにしています。(これしか知らないもので……)
とにかく般若心経の「ぎゃーていぎゃーてい」のくだりを唱え続けると、
声はだんだん遠ざかっていきます。
このリビングではテレビにも集中できません。
声が聴こえ始めるのは完全に不定期ですし、早く声に気づいて
般若心経を唱え始めなければ、時としてそれは部屋にまで入ってきます。
「ん?…ん?ん?…」
そういえばこの前、大好きなバンドのニューアルバムが発売されました。
発売日を楽しみにしていたので、お店で買った時はもうテンション↑↑
さっそく家に帰ってヘッドフォンで聴いて、一通り聴き終え、
よかったな?と余韻に浸りながらヘッドフォンを取ったら耳元で
「んーーーーーーーーーーーーーーー」
って。
57:
>>52
これは怖い
204 :氏名トルツメ:2006/02/24(金) 21:59:55
歯磨き
今、酔っぱらって帰って来て歯を磨いたらなんだか
口が生ぬるかったのでペッと吐いたら 血がドロドロと出てきた。
よくみたら歯ブラシじゃなくって T字カミソリだった。
口の中はもちろんの事、歯茎まで勢いよくゴシゴシしてしまった。
ベロより歯茎のほうが悲惨で何カ所もベロンと皮がめくれてしまいました。
生まれてきて一番痛い・・・。血が止まらない・・・。掲示板どころじゃない・・・。
少し横になろう・・・。
622:
白い傘と白い服
友人と遊んだ後、雨降ってるし時間も遅いからって友人を家に送った帰り、
今週のマンガ読んでないなと思いだしてコンビニへ行った店内に客は自分だけ。
一冊目を手にとってふと顔をあげると、コンビニの前の道を白い傘を差し白い服を着た人が歩いてた
こんな時間に何してんだ(自分も出歩いてるけど)、と思いつつ本に目を落とした
一冊目を読み終え、次に読もうと思っていた本を手に取り顔をあげると
さっきの人が前の道を歩いてた歩道とコンビニの間には駐車スペースがあるから
至近距離で見たわけじゃないけど、見た目も歩き方も同じだったから一目でわかった
変だなとは思ったけど、いろんな人がいると思ってそんなに気にしなかった
二冊目も読み終え、次に先ほど店員さんが並べてくれた
今日発売の雑誌を手に取り、読む前に同じ姿勢で疲れた肩を回すするとまた前の道を歩いてる人が。
さっきと同じ白い傘をさした人
さすがに薄気味悪かったので、そのあとは窓の外へ眼を向けず漫画に集中した
さらに二冊ほど読み終え、顔なじみの店員さんと少し会話しご飯を買って外へ。
雨は小雨になっていたけれど、また強く降ってくると嫌だし早く帰ろうと
歩道へ出た瞬間、ドキッとした。
20メートルほど先を歩く、白い傘を差した人の姿
田舎だからそんな時間に走ってる車はほとんどなく、
街灯も少ないのでコンビニから離れると辺りはものすごく暗い。
そのせいで余計不気味に思えた
(なんか嫌だな…)とわざとゆっくり歩いているのに、
それでもどんどん距離が縮まっていく。どんだけ歩くの遅いんだよって思った
前を歩く白い傘の人との距離が3mくらいになって、なんとなくこれ以上近づきたくなかったし、
追い抜く気にもなれなかったので、だいぶ早いけどあの路地曲がるかーと思っていると
その人がその路地を曲がっていった
よかった!って気持ちもあったが、何もされてないのに勝手に
想像してごめんなさいって気持ちもあったので、その人の後ろ姿に向かって軽くお辞儀をした
その瞬間、その人がなにか言ってるのが聞こえた。
えって思ったけど、こっち向いてないし独り言だと思うことにした
623:
そのまま歩いて、次の路地を横切ろうとして、なんとなく右を見た。
見慣れた住宅街が見えた。白い傘をさして歩く人も見えた
ありきたりに背筋がぞっとしたとしか言えないけれど、嫌な感じがした
だってさっきまでは、こっちがゆっくり歩いていても距離が近づくくらい
あの人はものすごくゆっくり歩いていたはず
でも今はどちらかと言えば早足、いつもよりほんの少し大股で歩いてる。
なのに相手も一本奥の道を平行して歩いてる
なにか嫌な感じがして、それを振り払おうと、偶然かそれともこっちを意識して
歩く度を変えて遊んでいる障害者かなにかだろうと思うことにした
でも何度路地を横切っても、白い傘を差した人が一本奥の道を歩いてる。
見えないところで歩く度を早くしたり遅くしたりしても、自分が横切るときに向こうの人も横切っていく
すごく怖くなって、脇目もふらず大通りまで走った。
頭の中では自分に向かって
(これはただ雨が少し強くなってきたから、濡れたくないから走ってるだけ)って言い聞かせた
大通りまで出るとさすがに数台の車が走っていてすこしホッとした
大通りを渡るときに右を見たけど人影はなく、それ以前に向こうの
路地から大通りへ出ても横断歩道がないのだから渡れるはずもない
それでももしかしてと、大通りを渡ってひとつめの
路地を横切るときに勇気を振り絞って右を見てみた。
誰も居なかった
その後の路地を横切るときも誰も見えなかった。
当たり前だよなーと落ち着きを取り戻して歩き続け、
この路地を曲がればさぁもうすぐ家だと、いつものところで右へ曲がった
奥の路地から、白い傘を差した人が出てきた
え?って思ったときには、白い傘を差した人は路地を曲がってこちらへ歩いてきた
625:
鳥肌がたった。
やばって思ったときにはもう元きた道を走ってた。
見られないように全力で走ってひとつ前の路地を曲がった
なのに曲がった路地の奥の道から白い傘をさした人が歩いてきた。
道の真ん中まで出てきて、そのままの体勢のまま不自然な感じで
グルンッとこちらに向き直って歩を進めてきた
寝静まって真っ暗な住宅街のど真ん中で、
道が交差する付近には街灯があるものだから、白い傘と白い服はものすごくはっきり目に映った
深夜だっていうのに大声が出た。うわぁああ!って感じの。
持ってた傘もコンビニの袋も放り投げて、一目散にその場から走った
走りながら友人に電話をかけて寝てるところ起こして、今から行くから家に入れてくれとお願いした
数時間前に送ったばかりだっていうのに友人はOKしてくれて、
助かったと急いで走って向かったのだけれど大通りを越えて、
コンビニを過ぎ、道路を横断して曲がろうとした先で白い傘を差した人が立っているのが見えた
もうこの時には"なんで"としか考えられなくて、曲がるのをやめて
そのまま次の路地を目指したんだけど、そこでも白い傘を差した人が奥の路地から出てきた
もう嫌だと思いながら道を先に進んでいると、携帯がなった。
けれどおかしなことに着信ではなく不在着信の表示、しかも3件
時間を確認するともう4時を回っていて、自分の中での時間はまだ
10分程度だと思っていたのに既に1時間近く経っていた
町から出ていないし、それ以前に曲がれないからこの通りを抜けていないのに。
住んでるはずの町が知らない町のようですごく怖くなった
628:
友人に電話をすると「まだ?今どこ?こないの?」と眠そうな声が電話から聞こえてきた
「行きたいけど無理、曲がれない、曲がった先に白い傘を差した何かが先回りしてる」って
きちんと言えたかわからないけど伝えると、
友人は「何言ってるかわかんないけど、先回りされるなら追わせればいいんじゃない?」って返してきた。
でも言われても何も考えられなくて「え?え?なにいってんの?意味わかんねー!!」って返すのが精一杯
語気を強めて意味不明なこという自分に、友人は怒ることなくゆっくり丁寧に
「一度曲がりたい方向と逆に曲がるでしょ?そしたら前に先回りされてるんだよね?
それから後ろ向いて追われる形でまっすぐ道を進めば行きたい方向にいけない?」
もう何でもいいから縋りたい一心で「わかった」って言って、友人の言うとおりにしてみた。
もう何も考えられなかった
すると本当に曲がった先に白い傘をさした人は現れるけれど、
後ろを向いて逃げても追いかけてはこない
正確にはこちらにむかって歩いては来るけれど、
ソレは自分が曲がった角のところまで来たら戻っていく
でもまた別の角を曲がったり、路地へ入ろうとしたりするとその先の道から出てくる
行ける!と思ったとたん、
周囲に誰もいないのに「ボオオ、オ、ア、」と声なんだけど言葉じゃないとわかる音が後ろから聞こえてきた
感覚的に(あぁ、アレが喋ってる)と思い、より一層足に力を入れて走った
ようやく友人の家の近くまで来ることができ、電話で伝えると、家の前まで出て待ってると言ってくれた
631:
ホントに家の前で待っててくれた友人のもとへ行くと
「びしょびしょww傘どうしたのwww」なんて言って笑ってて、ちょっと安心したけれど
見たこと説明して、走ってきた道の先を一緒に見てもらった。
暗いし遠いのに、でもはっきりと向こうの十字路に白い傘と白い服を着た人の姿があった
驚いた顔の友人と慌てて家に入ったあと、少し遠くから低音の人の声のような音がずっと聞こえていて、
友人が飼ってる猫が窓やら玄関やらを行ったり来たりしてた
明るくなって車の音がうるさくなってきたころには、
いつのまにか声のような音や嫌な感じはなくなっていた
その日のうちに県内のお祓いで有名な神社に
二人で行きお祓いをしてもらったのだけれど、よぼよぼの神主さんは
「忘れたほうがいい、理解出来ない者は数多くいて、それがなにかは私にもわからない」とだけ説明してくれた
誤字脱字だらけな上に文才ないから、もっと要約できるだろ!とか、
産業で!って思うかもしれないけど
今思い出しても寒気が止まらない経験で、冷静に書けないんだ
コレを読んだ誰かが同じようなことに遭遇したときは、友人の言葉を思い出して欲しい
633:
>>631
これは怖いね
法則に従った怪異っていうのも不思議だけれど
703:
>>631
ヤバい。めちゃめちゃ怖かった
もう深夜は外歩けないよw
634:
ちなみに今年のことです
正直忘れたほうがいいんだろうけど忘れることが出来ないから
それなら残しておいたほうが読んでくれた人に
何かしらアドバイスになるかと思ったので
多少違っていてもいいので似たような経験した方いて、
その地方では何か呼ばれ方のあるモノだとしたら名前を知りたい
知り合いに説明しようと「白い傘だよ!」って言っても
「可愛いなwwwww」って信じてもらえないんだよねw
635:
普通に向き直って走った。
振り返って見てみたら、曲がった角のとこで立ち止まってこっち見てたんだ
直線道路なんてオサレなもんないけど、確かに気になる
651:
>>635
曲がり角にワープする幽霊(?)か。
「悪霊は道を曲がれない」って説なら聞いたことあるけどなぁ。
なんか関係あるのかねぇ?
623:
自販機の取り出し口
これ、どういうジャンルに分類されるのかわからないが、書かせて
この間、飲み会のあと友達と歩いて帰ってたんだが、
途中、自販機で烏龍茶を買ったんだ
ボトルを取ろうとしたら、
取り出し口から手が出てて俺の手をガッとつかまれた
とっさに振りほどこうとしたが、すごい力で無理
俺はパニック常態
友達が何回か俺の手もろとも蹴りをいれてようやく離れた
手はスッと取り出し口の奥に消えた
あまりのことに、走ってその場から逃げたよ
すごく、すごく怖かった
なんなんだあれは
場所は小岩だ
729:
金魚鉢を被った女幽霊
金魚鉢を被った女幽霊の話。
大学の友人が親元から離れてワンルームに引っ越すことになった、
大学の近くに格安の物件を見つけたらしい。
しかし格安には理由があって、前の住人がその部屋で自殺した事故物件だということだ。
オカルト好きの友人は逆に興味を惹かれ一も二もなく入居をきめた。
私は友人に請われて引越しの手伝いでその部屋を訪れることになったが、
どこにでもあるようなワンルームだった。
ただなぜか金魚蜂が一つだけゆかにぽつんと置かれていた。
友人が下見に来た時にはなかったものらしいが、友人は特に気にすることもなく、
インテリアにでも利用させてもらうよと笑っていた。
引越しの手伝いをした後友人宅でお酒をのんで、そのまま泊まることにした。
夜中尿意を覚えて目を覚まし、トイレで用を足して戻ってみると友人の枕元に女の人が立っていた。
白いワンピースを着た女が友人の寝顔を見下ろしている、
そしてなぜかその女の頭には金魚鉢が被せられていた。
私が非現実的な光景に固まっていると、女はこちらを振り向き
被っていた金魚鉢を床に置き、スッと消えていった。
翌日その話を友人にすると、初日から幽霊が出るとは幸先がいいねとはしゃいでいた。
その後、その女は友人の前にも何度か姿を現したそうだが
金魚鉢を被ってこちらを見てくること以外には何もしないという。
さらにしばらくの後、友人はあの金魚蜂でランチュウを買い始めたと言う。
いい加減あの女幽霊にも飽きてきたからね、金魚蜂に水とランチュウが入っていれば
うかつにかぶることも出来ないだろうということだ。
久しぶりに友人の部屋に呼ばれていってみると、
テーブルの上にはランチュウが泳ぐあの金魚蜂があった。
その日も友人宅に泊まったが、あの女幽霊は出てこなかった。
しかしその数日後、友人は大学に顔を出さなくなった、連絡もつかず部屋に行っても何の返事もない。
翌日、友人の家族が合鍵でその部屋に入ると友人は金魚蜂に顔を突っ込んで死んでいたと言う、
警察の判断は自殺だと言う。
友人の葬式で、友人の家族に聞いた話だと前の住人も
金魚蜂に顔を突っ込んで死んでいたと言うことだった。
しかし、女の人ではなくて30代の男のサラリーマンだと言うことだ。
金魚蜂の行方は知らないが、ランチュウは奇跡的に生きていて友人家族が飼っているそうだ。
730:
こわいっ!!!!
183:
ひょうせ・渦人形
高校の頃の話。
高校2年の夏休み、俺は部活の合宿で某県の山奥にある合宿所に行く事になった。
現地はかなり良い場所で、周囲には500m?700mほど離れた場所に観光地の
ホテルやコンビニなどがあるだけで他には何も無いけれど、
なんか俺達は凄くわくわくしてはしゃいでいたのを覚えている。
その日の夜の事。
暇をもてあました俺達は、顧問の先生の許可を貰いコンビニまで買出しに行く事にした。
わいわい騒ぎながら10人ほどで外にでて歩き始めると、
昼間はそちらのほうに行かなかったので気付かなかったが、
合宿所の裏手に家らしき建物があるのが解った。
その建物には明かりがついていなかった。
多分空き家か民家っぽいけど別荘か何かなんだろうと思われた。
友人が調子の乗って「あとで探検いかね?」と言い出したが、
あまり遅くなると顧問の先生にドヤされるし、ひとまず買い出し終わってから
合宿所内で今後のことは考えようという話になった。
続く
185:
>>183の続き
コンビニで買出しをし合宿所に戻る途中、後輩の1人が変なことを言い出した。
例の建物の玄関が少し開いていて、そこから子供がこちらを覗き込んでいたという。
俺達は「そんなベタな手にひっかからねーよ!」と後輩をおちょくったが、
後輩が真顔で「マジで見たんだって!」というので、ちょっと気味が悪くなってしまい
家が見えるところまで確認に戻ったが、ドアは閉じていて人の気配も無く特に異常は無かった。
俺達は後輩をおちょくりながら合宿所へと戻った。
合宿所へ戻り、2階の廊下から外を眺めると、例の家の1階部分が木の間から僅かに見えた。
俺が友人と「あそこに見えるのそうだよな?」なんて話をしていると、
家のドアが僅かに開き、暗くて良く解らないが子供らしい人影が頭だけをドアから出して
こちらを覗きこんでいる。
「…え?」
俺と友人は同時のその光景を目撃し沈黙した。
その後最初に口を開いたのは友人だった。
続く
186:
>>185の続き
「おい…あれって…」
友人はかなり動揺しながらそういった。
俺も恐怖というよりあまりにも唐突の事で思考が停止してしまっていて。
「子供…こっち見てるよな?」
としか返せない。
その時、後ろの部屋から笑い声が聞こえてきた。
俺と友人はその声にびっくりし、ハッ!と我に返った。
そして、俺は「これやばくね?ばっちり見えてるよな?」というと、
友人が「おれちょっと携帯持ってきて写真撮る」と自分の部屋へと走っていった。
すると、騒ぎを聞きつけてなんだなんだと合宿所にいる生徒
(他校の生徒もいたので総勢60人くらいが合宿所にいたのだが、そのうちの半分くらい、30人ほど)
が2階の廊下に集まりだした。
子供らしき人影はまだドアから顔のみを覗かせてこちらを見上げているように見える。
廊下は大騒ぎになり、とうとう顧問の先生たちも何の騒ぎだとやってきた。
第一発見者の俺と友人が事情を話していると、
窓から外を見ている生徒の何人かが「あ!」と声をあげ、かろうじて聞き取れる音で
続く
187:
>>186の続き
パタン…
とドアの閉じる音がした。
顧問の先生たちが外を見る頃にはドアは閉じられ人影もなくなっており、
何事も無い林と明かりもついていない家らしき建物が見えるだけだった。
当然先生たちは信じてくれなかったが、ノリの良い若い先生2人が
一応確認しに行ってくれることになり合宿所の裏手へと回った。
俺達が窓から様子を見ていると、懐中電灯を持った2人が現れ、家の玄関のところで何かやっている。
どうやらドアが開くか調べているようだがあかないようだった。
その後「誰かいますか??」と声をかけたりしていたのだが、反応がないらしく5分ほどで戻ってきた。
その後何人かが携帯で撮影した画像も証拠として出したのだが、
所詮は携帯の画質、真っ暗な画像が映っているだけで何の証拠にもならない。
俺達は先生達に「さっさと寝ろ」とまくし立てられて自分達に割り当てられた
部屋へと戻った。
続く
188:
>>187の続き
その夜、なんか中途半端でモヤモヤして寝れない俺達がこれから確認に
行くか、それとも昼間行くかを話し合っていると、部屋の窓が
ドンドン!
と叩かれた。
窓の外に人影も見える。
俺達はさっきのこともありビビりまくっていると、外から「おーい、あけてくれ!」
と声が聞こえてきた。
カーテンをあけると、そこには昼間仲良くなった他校の生徒5人がいた。
やつらはどうも窓の外にある20cmくらいの幅のでっぱりをつたって俺達の部屋までやってきたらしい。
5人を部屋の中にいれると、どうもやつらも俺達と同じ話をしていたらしく、
これから例の家に行く事にしたので俺達を誘いに来たらしい。
俺達もそれで決心が付いたので、これから肝試し?に行く事になった。
メンツは、うちの学校からは
俺、A也、B太
他校からは
C広、D幸、E介
他のやつは何だかんだと理由をつけて結局来なかった。
続く
189:
>>188の続き
俺達は5人が通ってきた窓の出っ張りをつたい外にでると、
先生に見付からないように一端道路に出て、そこから大回りに問題の家へと向かった。
一応、家の周りは合宿所の2階廊下から丸見えなので、残ったやつ何人かが
異常があれば廊下から懐中電灯で合図してくれるという計画になっていた。
家の前につくと流石に不気味だった。
遠目には解らなかったのだが、壁には苔が生えているしあちこちに蔦も絡まっている、
しかも外から見える窓は全て板が打ち付けられていてだいぶ長い事放置された場所のようだ。
最初C広とA也とB太が家の周りを確認しに行ったのだが、
俺が開かない事は解っていたが何気にドアノブを回すとすんなりとドアが開いてしまった。
急いで3人を呼び戻し、俺達は中へと入る事にした。
中に入ると夏場という事もあり室内の湿気が凄くかび臭い。
家の中を探索してみると、埃っぽくカビ臭くはあるのだが、室内は荒らされた様子も無く、
家具も何も無いのでやたら広く感じた。
1階を探索していると、E介が「2階から笑い声しね?」と言い出した。
俺達は耳を澄ましてみたが、笑い声は聞こえない。
E介に気のせいじゃないか?といったのだが、E介は気になるらしく見に行きたいと言い出した。
しかし、まだ1階の探索も終っていないので、仕方なく3人ずつのグループに分けて、
片方はそのまま1階を、もう片方は2階を探索する事にした。
グループわけは簡単で、同じ学校の俺とA也とB太がそのまま1階を、
別の学校のC広とD幸とE介が2階を探索する事にして、何かあったら階段のところでおちあう事にして別れた。
続く
190:
>>189の続き
暫らく探索していると、2階から突然
「アハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ!」
と場違いに明るい笑い声が聞こえてきた。
そしてすぐに「おいE介?どうした?おい!」とC広とD幸の狼狽した声が聞こえてきた。
俺達が大慌てで2階に上がると、一番奥の部屋に3人はいた。
笑い声の主はE介で、窓のほうを向いてまだ
「アハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ!」
と大声で笑っている。
そしてその横にC広とD幸がいて、真っ青な顔でE介を揺さぶったり頬を引っ叩いたりしていた。
俺達もただ事では無いと3人のところに行って前に回りこんでE介の顔を見たとき、
俺は今時分たちが置かれている状況の深刻さに始めて気が付いた。
E介はほんとにおかしそうに笑い声を上げているのだが、顔は無表情でしかも目からは
大粒の涙を流している、それに何か臭いとおもったらどうやら失禁しているらしい。
E介はまるで俺達の事が見えていないかのように泣きながら笑い続けている。
俺達が狼狽してE介に呼びかけていると、その場で一番冷静だったB太が
「とりあえずE介このままにしておけないし、合宿所まで運ぼう」
と言ってきた。
続く
191:
>>190続き
そして、俺達はE介の手足と肩をもち外へと運び出そうと1階までE介を運んだ。
が、そこで問題がおきた。
ドアを開けようとしたB太が声を震わせながら大声で
「ドア開かねーよ!」
と言ってきた。
俺達はE介を廊下に降ろし、みんなでドアを開けようとしたのだが、
さっきは簡単に開いたのに今はびくともせず、
6人の中で一番体格の良いA也がドアにタックルしてみたのだがそれでもまるで開く気配が無い。
俺達は軽くパニックになり顔を見合わせていると、2階から微かに
「ホホホ…ホホホ…ホホホ…」
と、まるで抑揚の無い機械的な声というか音というかが聞こえてきた。
E介はまだ床に寝転がされたまま笑っている。
とにかく外にでないといけない、そう考えた俺は、1階のリビングがガラスのサッシのみで
割れば出れそうな事を思い出し、4人にそれを伝えるとリビングへと向かう事にした。
その時、ふと俺は階段の上を見て絶句した。
階段の踊り場の少し上ところから子供の顔がのぞきこんでいる。
月明かりが逆光になっていて表情とかは何も解らないが、顔のサイズや髪型から
さっきの子供とわかった。
相変わらず
続く
192:
>>191続き
「ホホホ…ホホホ…ホホホ…」
という声も聞こえてくる、どうやら声の主はこの子供らしい。
しかし何かがおかしい、違和感がある。
俺はすぐに違和感の正体に気が付いた。
子供は階段の手すりからかなり身を乗り出しているはずなのだが、なぜか頭しか見えない。
あれだけ乗り出せば肩辺りは見えても良いはずなのだが…
俺がそんな事を考えながら階段の上を凝視していると、C広が
「おい何してんだ、早く出ようぜ、ここやべーよ!」
と俺の腕を掴んでリビングへと引っ張った。
俺には一瞬の事に見えたが、どうも残りの4人がE介をリビングへ運び込み窓ガラスを割り、
打ち付けてある板を壊すまでずっと俺は上の子供を凝視していたらしい。
俺は何がなんだか解らず、とりあえず逃げなければいけないと皆でE介を担いで外へとでた。
外へ出ても相変わらず
「ホホホ…ホホホ…ホホホ…」
という声は家の中から聞こえてくる。
俺達はE介を担ぎ、D幸が合宿所へ先生たちを呼びに行った。
続く
193:
>>192の続き
その後、E介は救急車で運ばれた。
俺達は先生方に散々説教をされ、こんな事件があったので合宿はその日で中止となった。
帰宅準備をしていた昼頃、十台くらいの数の車が合宿所にやってきた。
中から20人ほどのおじさんやおじいさん、あと地元の消防団らしき人が
降りて顧問の先生たちと何か話しをすると、合宿所の裏に回り例の家の周りに
ロープのようなものを貼り柵?のようなものを作り始めた。
俺達は何事なのかと聞いてみたが、顧問の先生たちは何も教えてくれず、
そのままバスで地元へと帰った。
E介は2日ほど入院していたが、その後どこか別の場所へ運ばれ、
4日後には何事もなかったように帰ってきた。
後から事情を聞いてみると、E介には家に入ったところから昨日までの記憶が何もなかったらしい。
この後まだ話には続きがあるのですが、今日はもう夜遅く続きを書いている時間がないので、
残りは後日とします。
268:
>>193続き
昨日の>>193からの続きです
E介が帰ってきた日の夜、俺が自分の部屋で寝転がってメールしていると、一瞬
「ホホホ…ホホホ…ホホホ…」
というあの声が聞こえた気がした。
びっくりして起き上がりカーテンを開けて外を見たりしたが、いつもの景色で何も無い、
俺は「気のせいかな?」と起き上がったついでに1階に飲み物を取りに行くことにした。
俺の家はL字型になっていて、自室は車庫の上に乗っかるような形になっている。
冷蔵庫からペットボトルのお茶を取り出し2階へ上がると、丁度階段を上がったところの窓の
カーテンの隙間から僅かに自室の屋根の部分が少し見えた、すると屋根の上に
何かがいる…
この前あんな事があったばかりなだけに、ビビりまくった俺が窓からカーテンを少し開けて
外の様子をのぞくと、屋根の上に和服を着た子供が両手を膝の上にそろえて正座しているのが見えた。
それだけでもかなり異様な光景なのだがそれだけではなかった。
子供は体を少し前かがみにして下を覗きこむような姿勢なのだが、首のあるはずの部分から
細長い真っ直ぐの棒のようなものが1mほどのびていて、その先にある頭が俺の部屋の
窓を覗き込んでいた。
続く
269:
>>268の続き
 即席aaで解り難いけどこんな感じだった
   __
  / \体\
  / 
 頭○ │窓
「ホホホ…ホホホ…ホホホ…」
という声も窓越しにわずかに聞こえてくる。
俺はあまりの出来事に声も出せず、そのまま後ずさりすると1階へ下りた。
寝ている親を起そうかとも思ったが、これで起してあれがもういなかったらそれこそ
恥ずかしい…
その時なぜかそう思った俺は、そのまま1階のリビングで徹夜した。
たしか朝4時過ぎまで「ホホホ…」という声は聞こえていたと思う。
翌朝、恐る恐る部屋に戻ってみたがあれはいなくなっており、室内にも特に変わった
部分は無かった。
その日の昼頃、自宅の電話に顧問の先生から電話があった。
この前の件で話があるからすぐに来いという。
昨晩のこともあった俺は、嫌な予感がして大急ぎで学校へと向かう事にした。
続く
270:
>>269の続き
学校へ到着すると、生徒会などで使っている会議室に呼ばれた。
会議室に入ると、A也、B太、それにC広とD幸までいる、更にうちの学校とC広たちの
学校の顧問の先生たち、それと見た事の無いおじさんたちも数人いた。
まず顧問の先生のうち1人が話し始めた。
要約すると、E介にまた同じ症状だでたらしく、とある場所に運ばれたらしい、そして、
俺達に「昨夜おかしな事はなかったか?」と聞いてきた。
俺はすぐさま「昨夜のあれ」を思い出し、
「あのー、深夜になんか変なのが俺の部屋を覗き込んでるのが見えて…」
と事情を話した。
A也、B太、C広、D幸には特に異常はなかったらしい。
するとC広が
「そういやお前(俺)さ、あの家の中で階段の上眺めながらボーっとしてたよな?あれ関係あるんじゃないか?」
と言い出した。
続く
271:
>>270の続き
そういえば…
俺はあのときの事を思い出し、皆に「あの時さ、変な笑い声みたいなのと、
なんか子供の姿見たよな?」と聞いてみた。
しかしみんなは、声はずっと聞こえていたけど子供の姿は最初のドアのところで
見ただけで、家の中では見ていないという。
俺達がそんなやり取りをしていると、さっきまで黙っていたおじさんが事件の詳細を話し始めた。
非常に長い話だったので要約すると。
俺達がであったのは、「ひょうせ」と呼ばれるものらしい。
これはあの土地特有の妖怪のようなもので、滅多に姿を見せないが、稀に妊婦や不妊の家の
屋根に現れて笑い声をあげるらしい、そうすると妊婦は安産し不妊の夫婦には
子供が産まれるという、非常に縁起の良いものだそうな。
ただし、理由は全く解らないが、数十年に一度なぜか子供を襲い憑り殺してしまうという厄介な存在でもあった。
ちなみにあの家は全くいわくも何もなく、ただ「ひょうせ」が偶然現れただけの場所なのだが、
「ひょうせ」が子供を憑り殺そうとした場合、それに対する対抗策があり、
「ひょうせ」が最初に現れた場所に結界を作り封じ込め、簡易的な祠をつくって奉ることで
殺されるのを防ぐ事ができるらしい。
合宿所から帰る直前、俺達が見たのはその封じ込め作業だったわけだ。
続く
272:
>>271の続き
おじさんは続けて。
ただ今回は何かおかしいのだという。
普通祠をつくって奉ればそれで終るはずなのだが、今回はどういうわけだが逃げられてしまって
E介がまた被害に会い、しかも俺のところにまで現れている。
それに、そもそも現れるだけでも珍しい「ひょうせ」が自分達の村とその周辺以外に
現れるというのも全く前例がないうえに、「ひょうせ」が前回子供を襲ったのは20年ほど前で
「早すぎる」のだそうな。
ただ、おかしいおかしいといっても現実に起きてしまっているのだから仕方が無い。
俺達は学校で村から来たお坊さんに簡易的な祈祷をしてもらい、
お札を貰って君たちはこれで大丈夫だろう、と言われ帰された。
ちなみにE介に関しては、暫らくお寺で預かって様子を見て、その間にもう一度祠を建てて
「ひょうせ」を奉ってみるとの事だった。
学校から帰された俺達は、各々迎えに来ていた親に連れられて帰る予定だったのだが、
話し合ってひとまず学校から一番近い俺の家に全員で泊まることにした。
安全と言われていてもやはり不安だし、全員でいたほうが少しは心細く無いと思ったからだった。
その夜、俺達が部屋でゲームしていると
コン…コン…コン…コン…
と窓を規則的に叩く音がした。
続く
273:
>>272続く
さっき説明した通り、俺の部屋は車庫の上にあり壁もほぼ垂直なので、
よじ登って窓を叩くなどまずできない。
しかも、その窓は昨晩例の子供が覗き込んでいた窓だ…
状況が状況だけに全員が顔をこわばらせていると、B太が強がって
「なんだよ、流石に誰かの悪戯か風のせいだろ?」
とカーテンを開けようとした。
俺は大慌てでB太に事情を話しカーテンをあけるのを踏みとどまらせた。
窓を叩く音はまだ続いている。
D幸が
「やっぱ正体確認したほうがよくね?解らないままのほうが余計こえーよ…」
と言ってきた。
たしかに何かその通りな気がした、なんだか解らないものが一晩中窓を叩いている
状況なんてとても耐えられそうに無い。
俺達は階段のところまで移動し、カーテンを少し開けて隙間から俺の部屋を見てみた。
いた…
昨日のあれが、やはり昨日と同じように首をらしき棒を伸ばし、窓から俺の部屋を
覗き込んでいる。そして、時々
続く
274:
>>273の続き
コン…コン…
と頭を窓にぶつけている。
「ホホホ…ホホホ…ホホホ…」
という例の抑揚の無い笑い声のようなものも聞こえてきた。
音の正体はこれだった。
異様な光景だった、そして、昨日は気付かなかったが、あれは子供と言うより和服を来た人形のようだった。
頭が窓にぶつかる音も、人間の頭と言うより中身が空洞の人形のような音だ。
C広が
「ひょうせって今日もう一度封じ込めたんじゃねーのかよ…」
と呟いた。
その時、俺の親父が騒ぎに気付いて
「お前ら何やってるんだ?」
と階段を上がってきた。
その時、その声にびっくりしたA也が思わず腕を窓にぶつけて
ドン!
と大きな音を立ててしまった。
続く
278:
>>274の続き
"それ”の棒の先にある頭だけがカクンッという感じでこっちを向いた。
俺達は顔をはっきりと見た。
"それ”はおかっぱ頭で笑顔の人形だった。
ただし、ただの人形ではない。
顔は人形特有の真っ白な肌なのだが、笑顔のはずの目は中身が真っ黒で目玉らしきものが見えない、
口も同じで、唇らしきものもなくそこにはやはりぽっかりと真っ暗な三日月状の穴のようなものがある。
それでも、目や口の曲線で「にっこり」と言う感じの笑顔なのが解るのが余計に不気味だった。
親父が
「だからお前ら何やってるんだ?」
と窓のところに来てカーテンを全開にすると、それはサッ!と屋根の影に
隠れて見えなくなった。
が、親父にも一瞬「何かがそこにいた」のは解ったらしい。
親父は大慌てで1階に降りると、携帯でどこかに電話をし始めた。
どうやら昼間祈祷をしてくれたおぼうさんやおじさん達の連絡先を聞いていたらしく、
そこと顧問の先生のところに電話しているらしい。
その後、影に隠れたきり"それ”は二度と姿を現さなかった。
続く
279:
>>278の続き
朝になり、昨日のおじさんたちや顧問の先生などが俺の家に来た。
とりあえず異常事態ということで、全員を合宿所近くにあるお寺まで連れて行くという。
みんなの親たちも俺の家に来たのだが、おじさんが
「被害が更に拡大するといけないから親御さんは来ないほうがいい」と言うことで、
行くのは俺達だけになった。
俺達は着の身着のまま車に乗せられ出発した。
昼前にお寺に到着した。
お寺に入ると、ジャージ姿でゲッソリとした感じのE介が俺達を出迎えた。
E介によると、あれから色々あったがなんとか今のところは助かっているらしい。
本堂に入ると、お坊さんと昨日のおじさんが昨晩の出来事を詳しく教えてほしいと言ってきた。
俺達が順番に状況を話していると、人形の姿の説明のところでおじさんが
「ちょと待った、人形?首が長い?何の話をしているんだ?」
と驚いた顔で言ってきた。
そして、俺達が昨日みた人形の姿を改めて説明すると、お坊さんと
「いや、これはひょうせじゃないぞ、どうなってるんだ?」
「おかしいとおもったんだ、色々辻褄が合わない」
と、2人で話し合い始めた。
続く
282:
>>279の続き
そして、暫らく話し合った後俺達に状況を説明してくれた。
結論から言えばひょうせに憑りつかれていたというのは全くの勘違いで、
どうも俺達に付き纏っているものの正体は全く別の何からしい。
俺は
「今更それはねーだろ…」
と思った。
おじさんが続けた。
最初状況を聞いたとき
・子供のような姿
・笑い声
・生徒がおかしくなって笑いながら泣いている
・村の近く
と言う状況から「ひょうせ」だと思ったらしいが、どうも今詳しく話を聞いてみると、
ひょうせのしわざと症状は似ているが、姿形がまるで伝承や過去の目撃証言と違うらしい。
そもそもひょうせというのは、子供くらいの姿をした毛むくじゃらの
猿のような姿で、服も着ていないしおかっぱ頭でもないし、当然首ものびたりもしないようだ。
笑い声も俺達の聞いたようようの無い機械的なものではなく、笑い声と
いっても猿の鳴き声に近いとの事だった。
続く
283:
>>282の続き
俺達は途方にくれてしまった。
ぶっちゃけこの寺に来れば全部解決すると思い込んでいたのに、
今更「なんだかわからない」ではどうしたらいいのか…
室内が重苦しい雰囲気になり、皆しばらく沈黙していると、お坊さんがこう言ってきた
「とりあえず何か良くないものがいるのは間違いない、少し離れたところにこう
いう事に詳しい住職がいるので、その人を応援に呼んでくる、暫らく皆座敷でまっていてほしい」
そういうと、車に乗りどこかへ行ってしまった。
俺達は座敷に通され呆然としていた。
おじさんはしきりにどこかへ電話をし、かなりもめているように見えた。
夕方になり、お坊さんが別のお坊さんを連れて戻ってきた。
お坊さんが戻ってくると同時に、さっきのおじさんが携帯を片手に
「えらい事になった!」
とお坊さんのところに走り寄って来た。
話を聞いていると、どうも村の子供が1人E介と同じ症状でいるところを発見されたらしく、
これからこっちへつれてくるという。
この寺のお坊さんが俺達に
「とりあえず後で話をするから、ひとまず君たちはさっきの座敷で待っていてくれ」
というと、大慌てで2人で本堂のほうへと歩いていった。
続く
284:
>>283の続き
それから15分ほどすると、ワゴン車がやってきた。
車の中からはE介のときと同じようにけたたましい笑い声がする。
車の扉が開き、中から数人の大人と笑い声を上げる以外身動き一つしない
中学生くらいの子供が運び出され、本堂へと連れて行かれた。
暫らく本堂の中から
「アハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ!」
という笑い声とお経を読む音が聞こえていたが、それも10分くらいで収まり静かになった。
それから更に15分ほどすると、お坊さん2人が俺達のいる座敷に入ってきて、色々と説明し始めた。
さっきの子供のほうは、消耗が激しいので本堂に布団を敷いてそのまま寝かせているらしい。
応援でやって来たお坊さんによると、どうも話を聞いた感じやさっきの子供の様子から見て、
幽霊や妖怪のようなものが原因ではなく、何かしらの呪物が原因ではないかという。
特に根拠があるわけではないけれど、感覚的にそう感じるらしい。
続く
285:
>>284の続き
そして、呪物の類だとすると、と前置きし。
恐らく祈祷で呪物と君たちの「縁」を切ってしまえば、なんとかなるのではないかと、
そして、できればその人形も供養してしまいたいとのことだった。
とりあえずそういう話でまとまったという事で、俺達もそれで解決できるなら
早くしてほしいと、話がまとまった。
と、その前に俺はずっと我慢していたのだがトイレに行きたくなった。
事情を話し、「でも一人じゃなぁ…」と思っていると、他のやつも全員我慢していた
らしく、結局6人で連れションすることになった。
トイレからの帰り道、本堂へ続く廊下を歩いていると、どこからか
「ホホホ…ホホホ…ホホホ…」
という例の抑揚の無い声が聞こえてきた。
場所は解らないが、あれがすぐ近くにいるようだ…
C広が
「近くにいるよな…」
というと
A也が
「かなり近いぞ、やばくね?」
と返した。
たしかにかなり近い、でも姿は見えない。
すると最後尾にいたE介とD幸が
「やばい、早く本堂に逃げろ!」
と窓の上のほうを指差しながら叫んだ。
続く
286:
>>285の続き
俺達が指差した方向へ振り向くと、それはいた…
前と同じように屋根から頭だけを突き出し
「ホホホ…ホホホ…ホホホ…」
と笑いながら例の真っ黒な目と口の顔をこちらに向けながらニコニコと笑っている。
俺たちは全力で逃げ出した。
本堂に着くと、お坊さん2人とさっきのおじさんが待っていた、
今になって気付いたのだが、おじさんはどうもこの村の村長さんらしい。
俺達が事情を話すと、お坊さん達はすぐさま俺達を座らせお経を読み始めた。
暫らくお経を読んでいると、本堂の天井のほうから
「ホホホ…ホホホ…ホホホ…」
という例の笑い声と
コツ…コツ…
という俺の部屋で聞いたあの音が聞こえてきた。
俺達はビビりまくって身を寄せ合っていた。
暫らくすると声が聞こえなくなった、俺が
「終ったか?」
言い切らないうちに、今度は本堂の横の庭のほうから
続く
287:
>>286の続き
「ホホホ…ホホホ…ホホホ…」
という声が聞こえ始めた。
そして、薄暗くなり始めた本堂の障子に、夕日に照らされたあの人形の
あたまが映し出された。
あたまはユラユラ揺れながら相変わらず不気味な笑い声で笑っている。
その時、俺は恐怖心と不安感と連日の寝不足でもう耐えられなくなって、
ちょっとおかしくなっていたんだとおもう。
人形の影を見て、恐怖心よりもその姿にイラつきはじめた。
ユラユラ揺れている姿を見ると、とにかくなんだか良く解らないがムカついてきて、とうとう我慢できなくなった。
俺はお坊さん達がお経を読んでいる横の鉄の燭台を掴むと、
蝋燭もささったまま引き抜き、周りが制止するのも振りきり障子を開けた。
目の前にあの人形の顔があった。
一瞬俺は恐怖心に襲われたが、怒りとイラつきが勝ってそのまま燭台をぶら下がっている人形の頭めがけ
「ふざけんなーーーーーーーーーー!」
と叫びながら振り下ろした。
続く
289:
>>287の続き
バキッ!
という音がして燭台の先端が人形の顔にめり込み、そのまま人形は地面に落下した。
俺は裸足のまま庭に下りると、更に燭台を振りかぶり人形に打ち下ろした。
すると、なにか頭の中に妙な感覚が芽生え始めた。
人形はそれでもなお
「ホホホ…ホホホ…ホホホ…」
と無機質に笑っている。
俺はおかしくも無いのに笑いたくなり、なきたくも無いのに目からボロボロと涙が零れ落ちてくる。
明らかにE介たちと同じ状況になりつつあるのだが、
それでも俺は燭台を振りかぶり人形に打ち下ろすのをやめなかった。
あとから話を聞くと、俺はゲラゲラと笑いながら無表情でボロボロと涙を流していたらしい。
暫らくそんな状態が続いていると、どうも燭台に残っていた蝋燭の火が
人形の服に燃え移ったらしく、人形が煙を上げて燃え始めた。
友人たちによると、人形の
続く
292:
>>289の続き
「ホホホ…ホホホ…ホホホ…」
という笑い声と、俺の絶叫が交じり合い、薄暗くなり始めた周囲の雰囲気とあわさって、
異様な状況だったという。
それでも俺は笑い泣きしながら殴り続けていると、
どこを殴ったのかよくわからないが
メキッ!
という鈍い音がした。
その途端、俺の中の妙な感情が消えた。
消えたというか、急にシラケてしまったといえば良いのだろうか、
とにかく人形に対するイラつきも、笑いたいという気持ちも泣きたいという気持ちも急になくなってしまった。
俺はその場にヘタり込み、友人たちやおじさんが
「…大丈夫か?」
と心配そうに近付いてきた。
人形はもう笑ってもいないし動きもしないが、燃えたままでは不味いので友人たちと
おじさんが砂を掛けて消していた。
続く
294:
>>292の続き
理由は解らないが、おれは何故か全て解決したような、そんな良い気分になっていた。
この騒ぎの中、お坊さん2人はずっとお経を読み続けていたらしい。
人形(もう殆ど残骸に近かったが…)の事は明日詳しく調べる事になり、
箱に入れてお札を貼り、本堂に安置する事になった。
俺達はお坊さんの好意でそのままお寺に泊まることにした。
翌朝。
俺達は本堂に呼ばれた。
どうやらお経のお陰なのか、俺がぶち切れたのが原因なのか、理由ははっきりしないが、
どうも一応解決はしたらしい。
そして、人形はこのままこのお寺で供養する事になったのだが、結局この人形が何なのか、
その辺りは謎のままだった。
続く
296:
>>294の続き
ただ、燃え残った人形の胴体に、焼け焦げ消えかかった文字で
「寛保二年」という記述と、完全に燃えて文字数しかわからない作者の名前6文字、
それとはっきりとは解らないので残っている文字の痕跡からの推測だが、
「渦人形」という単語が読み取れた。
お坊さんが言うには、とにかく正体は不明だが何らかの呪物である事はまちがいないらしい。
燃え残った残骸に頭と動を繋ぐ棒の部分があったのだが、そこにびっしりと何か
呪術的な模様が書かれていた痕跡があるのが確認できたとの事だった。
その後、今に至るまで俺も含め当時のメンバーには知る限り何も起こっていない。
お寺のお坊さんからは、人形の正体がわかったら連絡をくれるという話だったが、
あれから数年経つが未だその連絡も来ない。
以上です。
長々と2日間に渡りお付き合いありがとう御座いました。
298:
乙。
スゲー面白かった!
737:
人身事故
去年の実体験の話をします
6月の半ば頃の話。
当時俺はバイク買ったばかりで、大学が終るとしょっちゅう一人でバイクに乗ってあちこちを走り回っていた。
その日も特にする事がなかったので、次の日休みという事もあり神奈川方面へ結構な遠出をした。
で、その帰り道、たしか夜の12時過ぎくらいだったと思う。
道とかも適当で標識を頼りにあまり車通りの多くない道を世田谷方面に向かって
進んでいると、急に前を走っていた車が急ブレーキを踏んで蛇行しガードレールにぶつかった。
目の前で事故を見たのは初めてだったのでかなりびっくりしたが、そうも
言ってられないので、ひとまずバイク路肩に停めて車のほうへ駆け寄った。
車の窓から中を覗き込むと、中には女の人がいて両手でハンドルを持ったまま
頭を項垂れてガタガタ震えている。
「え?これヤバくね?」と思い、とりあえず窓越しに「大丈夫ですかー?」と
声をかけたのだが、女の人から返事は無い。
結構パニック気味だった俺は、ここで警察に電話しないととふと気付いて110番をした。
警察を待っている間、俺が何度か「大丈夫ですかー?」と聞いていると、女の人はやっと車から降りてきた。
見た感じ怪我は無さそうだが、顔色は真っ青で何かぶつぶつと呟いている。
少し呟きが気になったので、「どうしたんですか?」と口元に耳を近付けると、
震えた声でとんでもない事を呟いていた
続く
738:
>>737の続き
「子供轢いちゃった…子供轢いちゃった…子供轢いちゃった…子供轢いちゃった…」
俺はかなりギョっとした。
事故の瞬間を見てはいたが、子供なんていたか?
記憶を思い返しても道路に人影があったようには見えなかった。
慌てて道路の方を振り返ったが、どこにも子供の姿はない。
俺は女の人を路肩に座らせて、あちこち歩いて見て周ったのだが、子供なんてどこにもいない。
そうこうしているうちにパトカーがやってきて、警官が2人降りてきた。
警官に俺が事情を話し、警官もかなりあちこち探してみたのだが結局子供はいなかった。
俺も色々事情を聞かれたのだが、少なくとも俺は女の人の乗る車が急ブレーキを踏んで
ガードレールにぶつかったところしか見ていないし、道路に人影も見ていない、
俺は自分の記憶にあるとおり警官に伝えた。
再度警官が女の人に事情を聴きに行き、俺もいっしょに聞いていたのだが、女の人が
言うには急に道路わきから子供が飛び出してきて、衝突する音も聞いたという。
でも現実にはどこにも子供の人影は無い。
警官の一人がパトカーに戻り無線で何か話し始め、もう一人の警官が女の人に
怪我はないかとか痛い所はないかとか聞いていたとき、急に女の人が道路わきにあった
カーブミラーを見て
ぎゃあああああああああああああああ
と物凄い絶叫を挙げた。
続き
739:
>>738の続き
びっくりして俺と色々聞いていた警官もカーブミラーを見た、カーブミラーには俺が
一番手前に、歩道の路肩に女の人が座り、その横に警官が屈んでいたのだが、
女の人と警官の後ろ、本来誰もいないその場所に子供が写っている…
年は4歳か5歳くらい、ちょっと良いところの幼稚園児が着る様な服を着て、
無表情に鏡越しに俺たちを見ていた。
俺と警官はたぶんほぼ一緒に後ろを振り向いたと思う。
しかし、そこには誰もいなかった。
もう一度ミラーのほうを見ると、そこには俺たち3人しか写っていなかった。
女の人はこれで完全にパニックになって、とても話が聞けるような状態では
なくなってしまい、警官が呼んだ救急車でそのまま運ばれていった。
そして、俺には一応あとでまた事情を聞くかもしれないと住所や電話番号を聞き、
最後に「ああいうのはさっさと忘れたほうが良い、気にしないほうが良いよ」と言ってきた。
が、そう言っている警官もかなり顔色が悪かったが…
その後、警察からは特に連絡など何もなかったので、申し訳ないが後日談とか
真相とかいわくとか、そういうのは全く解りません…
以上で俺が体験した話は終わりです。
740:
>>739
久々に、ゾクッとした。想像したら怖すぎるな。
742:
>>739
マジかよ、こわ…
女の人大丈夫かね
774:
玄関のドアから・・・
5年位前の話。
上京して一人暮らしを始めた2年目のこと。
当時はワンルームの社員寮(会社が借り上げたマンション)に住んでて、
夜勤週の休みの日だったから夜中に電気付けずにローゼンメイデン観てたのよ。
夜中2時くらいだったと思うけど、ふとドアの方をみると、そこから見たこと無い男の顔が半分のぞいてた。
目があって3秒くらいフリーズしてたら、バタンッ!と思いっきりドア閉められた。
いやいやwってな感じで、引きつった笑い顔でのぞき穴からドアの外を見たら、
黒いジャケットを着た男がうなだれてるような感じで立ってる。
すると、突然こっちを振り向いてニタニタと笑い、猛ダッシュでどっかに走っていた。
同じマンションで見たこと無い奴だったけど、誰だったのか…
東京って怖いところだ…って初めて思った瞬間でした。
453 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/14(木) 17:38:35.22 ID:mdBZVwnu0
挨拶
霊とかじゃないけど
俺去年離婚したのよ。嫁は子供連れて実家へ帰った。
当時は本当に精神的に参ってて、仕事もしょっちゅう休んでた。
今まで家族で暮らしてたマンションに一人暮らしになっちゃったから、寂しさとかで気が狂いそうだった。
その日も仕事休んで家にいたんだけど、家のチャイムが鳴った。
出てみると知らないおじさん。
こんにちは
って
宗教の勧誘かと思った。
見た目は普通の、特徴のない普通のおじさん
なんですか?
って聞いたら
殺してあげましょうか?
って
5秒くらい間をおいてから急に怖くなってドア閉めた。
ごめんこれだけ
951:
ドルフィンリング
ドルフィンリングと言うイルカの形をした指輪が流行った大昔の話。
当時私はリア消(低学年)で10歳年の離れた姉がいるんだけど、
姉はいわゆるDQNで夏休みになるとほぼ毎晩DQN仲間をうちに連れてきては親と喧嘩をしていた。
で、この当時子供嫌いのお兄さん(以下A)、
優しいお姉さん(以下B)と言う二人がいつも家に遊びに来ていた。
Aさんは私が姉の部屋に近づくと凄い怒って「ガキがくんじゃねーよ!」って怒鳴り散らすのね。
その度にBさんや他の人たちが「小さい子にそんな事言うなよ?」とフォローしてくれて、
「Cちゃん(私)だって遊びたかったんだよね」とか言ってお菓子くれたり、部屋に入れてくれた。
正直私はAさんが嫌いだった。
だって人の家に来て泊っていったりするのに優しくしてくれないし、
私が姉の部屋に近づこうとすると「チッ!」って舌打ちして威嚇するし、
たまに外で会っても「ガンくれてんじゃねーぞ!」とか言ったりしてとにかく怖かったから。
逆にBさんのことは大好きだった。
BさんはAさんと違っててうちに来る度に花火やお菓子をくれたり、
Aさんのフォローもしてくれたり、外で会えば必ず声をかけてくれて、
友達のいない私が寂しいだろうからって一緒に遊んでくれたりもしたんだ。
Bさんの口癖は「Cちゃんが私の妹ならいいのに」だった。
956:
そんな荒れた夏休み(我が家の黒歴史)が終りに差し掛かったある日、
急にAさんがドルフィンリングをくれた。
姉の部屋にも行かず私の部屋に来て「ほら」って投げてよこしたピンクのラッピングした箱に入ってた。
誕生日でもなんでもない普通の日なのにおかしいな?っとは思ったけど、
友達いなさ過ぎて頭がお花畑だった私は「やっとこのお兄さんとも仲良くできるんだ!」って思った。
当時の流行り物だったし初めてAさんがプレゼントしてくれた物で、
当時の私の指には親指でもブカブカだったけど凄く嬉しくて貰った日は握りしめて寝たんだ。
そしたら真夜中に手が熱くなってびっくりして目が覚めた。
959:
Aさんから貰った指輪が焼けたように熱くなってた。
せっかく貰った指輪が壊れた?!って熱いわ寝ぼけてるわで
ギャン泣きしたのを今でも覚えてるんだけど、誰も様子を見に来てくれないのね。
真夜中だからしょうがないんだけど、横に寝てたはずの母もいなくて、流石におかしいなっと思った。
指輪はそのころには熱くなくなってて、その指輪を握りしめて明かりがついてたリビングに行ったら、
両親が真っ青な顔して「お姉ちゃんが事故にあった」って言った。
この辺りはもうほとんど覚えてないんだけど、
姉とそのDQN仲間たちがバイクでどこぞの山に遊びに行ってその帰りに
仲間全員バイクの玉突き事故?にあったらしい。
姉の容態は電話じゃよくわからなかったけどとにかく危ない状態だったらしい。
なのに両親リビングにいてちっとも病院に行こうとしないの。
961:
私はパニックになって「おねーちゃんが死んじゃうかも知れない!病院に行こうよ!」って
泣いて訴えたが両親は頑として動かなかったのね。
で、私が自棄になって私だけでも行くから!って
パジャマのまま玄関に向かったら父が全身で阻止してきた。
私はAAのズサーみたいな感じでドアに突っ込んでいく父の異常さが怖くてまた泣いた。
母親は「Cちゃんお部屋にもどろ?ね?ね?」って一生懸命宥めてくれるんだけど、
その母親の顔も泣きそうっていうかおびえまくってた。
その両親の異常な雰囲気で私も「あ、コリャなんか変だぞ?」って
妙に冷静になってよく見ると両親ちゃんと外着に着替えてたんだ。
何でだろうっと思った瞬間、ピンポンが鳴ってBさんの声が聞こえて
「Cちゃん迎えに来たよ、お姉ちゃんの所においでー!」みたいな事を言ってた。
963:
私は「Bさんが迎えにきた!おねーちゃんところ行こう」って
親に言ったんだけど両親ガクブルして顔真っ青なの。
母親は私を全力で抱き締めて締めて苦しかったし、
父親は何かブツブツ言い出すしかなり異常な状況だった。
あまりに異常すぎて私は親が狂った!っと思ってBさんの名前を呼びまくった。
「Bさん怖いよ!おねーちゃんが死んじゃう!パパとママがおかしくなった!!Bさん!Bさん!!」って。
でも相変わらずBさんは助けてくれるどころか玄関の外で
「Cちゃん、お姉ちゃんのところにおいで」しか言わないの。
しかも声は凄く冷静…っていうかむしろ楽しそうな感じ。
968:
「Cちゃーん、お姉ちゃんの所おいでー」
「Bさん怖いよ!たすけて!」
どのくらいそのままギャーギャーしてたかわからないけど
急にまたAさんから貰った指輪が熱くなって手をはなそうと思ったんだけど、
手だけ金縛りにあったみたいにグーの形のまま動かない。
その内喉が苦しくなって声がうまく出なくなってきて、
しまいには叫んでるつもりが全く声が出なくなった。
母親が口をパクパクさせてるのに声が出なくなった私を見てぎょっとしてたけど、
声が出なくなったせいで更にパニックが加して暴れる私を抱き締めてる力は緩めてくれなかった。
その間もBさんは楽しそうに私を呼んでた。
その内かすれた声が出てきたなっと思ったら、今度は勝手に言葉が溢れてきた。
969:
「お前なんか私のお姉ちゃんじゃない!私のお姉ちゃんは○○(姉のフルネーム)だ!!」
「私は知ってるんだぞ、私に友達がいなくなったのはお前(Bさん)が
 私の友達をいじめて私に近寄るなって言ったからだ!!」
「お前が持ってきたお菓子や花火は全部□□(近所の商店)で盗んだ物だ!気持ち悪い!!」
「お前なんか大嫌いだ!お前は私のお姉ちゃんじゃない!帰れ!二度と家に来るな!」
「私の家族は全員こっちにいる!私をそっちに連れて行こうとするな!!!」
971:
実際はもっと田舎のヤンキー口調で方言も入ってたけど大体こんなことを叫んだ。
と言うか、この叫んだ内容は私は全然知らなかった。
Bさんが私の友達を苛めてなくした事も、いつもくれるお菓子が盗品だった事も。
パニック状態だったのに更にパニックに陥ってそこから何も覚えてない。
たぶん気を失ったんだと思う。
目が覚めたらもう朝で泣きはらした母親とげっそりした父親がいた。
そして「病院から連絡があったお姉ちゃんは足を折っただけだよ、お昼になったらお見舞いに行こう」
って言ってくれた。
そしてそのときは理解できなかったけど
「A君にお礼を言いなさい。その指輪は一生大事にしなさい」って言われた。
973:
ここまで書いたらもう察しがついてる人もいるけど、姉たちが起こした事故でBさんは亡くなってました。
それも両親が病院から連絡を貰うより前…多分即死に近かったんだと思います。
それなのに両親が病院に行こうとしたら玄関の向こう側にBさんが見えたらしい
(玄関の一部がすりガラスになって外が見えるタイプだった)。
姉と一緒に出かけたはずの彼女が無事でいるはずない!っと
思った両親は家から出るに出られず、時々
「Cちゃんを迎えに来ました。あけてください」と言う声が怖くてリビングにいたそうな。
そしてAさんも事故当時は意識がなくて危うい状況でしたが意識を取り戻し、
面会できるまで回復をまってお見舞いにいった時、
Aさんはろれつの回らない状態ですが泣きながらぽつぽつと話してくれた。
974:
Bさんがなぜか私に執着して「Cちゃんは妹のようだ」「妹にしたい」
「C(私)は私の妹!他のこと仲良くさせたくない、一緒にいる!」となってた事や
万引きしたお菓子などを与えてた事など。
そして、Bさんになついてた私を遠ざける方法が解らなくて、むやみに怒鳴ったりして申し訳なかった、
流行のアクセサリーを持ってれば女の子だから友達ができるんじゃないかと思って指輪をあげた…
と話してくれました。
あれからもう15年以上経つけど、私は毎年夏はお盆が終るまで帰省できないでいる。
Bさんが私を諦めて無いからだって姉や両親は言うけど、確かに夏場になると例の指輪が
(熱くなりようがない状況でも)焼けたように熱くなって変な事が起きる時があるんですが、
それはまた別の話。
長文失礼しました。
980:
>>974
良い話だった!
ありがとう。
982:
Bが毎年家にやってくるのを実家の家族は見ているのか
986:
>Bが毎年家にやってくるのを実家の家族は見ているのか
Bさんの姿を両親が見たのはこれっきりですが、姉(婿とって実家に住んでる)は毎年見ているそうです。
年を重ねるごとに輪郭が変わってきてここ数年ほぼ別人
(数年前には大きな犬っぽかったらしい)のようになってるらしいですが
お盆の送り盆(お盆最後の晩)に来るそうです。
お祓いは何度か頼んでますが、やはりお盆の時だけはきてしまうそうで…
私はBさん関係以外の霊感は全くないので分かりませんが、
姉は「なんとなくわかる」という人なのでそういうものかもしれないと納得?しています。
実家も引越しを考えましたそうなんですが、よくわかりませんがなぜか引越しをしていません。
私だけ中学進学と同時に父方の叔母の家に預けられていました。
残念ながら実話です。
989:
>>986
犬っぽいってどういうことだろうね
成仏できなくてさ迷ってるうちに妖怪化してきたんだろうか?
996:
>>989
この辺りは私も本当にわからない。
見て無いから…っていうのもあるんだけど、姉が妙に落ち着いてる事もわからないし、
私の部屋が小学卒業当時のまま保存されてる(掃除はされてる)のも疑問と言えば疑問。
あと帰省のときはこの歳になっても必ず姉が迎えに来てくれるんだけど、
それも回り道したりして地元についてからもわざわざ一回休憩はさんで家に帰ってる。
でもぶっちゃけ聞くのが怖いから夫や子供には『我が家のしきたり』って事で済ませてる。
235:
続・ドルフィンリング
前スレでドルフィンリングの話を書いた者ですが、今日用事があって姉と電話したので
AさんとBさんについて、聞きづらかったけど聞いてみました。
姉はその話が嫌らしく渋ってましたが、
聞き出せのは『なぜ親が例の私がひとりでにBさんの所業を暴露した後、Aさんに感謝しろ』と
言ったのかという質問の回答だけでした。
姉曰く「A君は地元の方言とそっくりな方言だけど、地味に違った言い回しがあって
特徴的だったからそれで親もわかったんじゃないか」とのことです。
なんだが拍子抜けしてしまいましたが、確かに私もあの日の夜は寝るまでその指輪を貰った
事をを親に話してたのでなんとなく察してくれたんじゃないでしょうか。
そしてこれはBさんのことと関係があるのかはわかりませんが、知らなかったけどうちの家族
(両親と姉と弟妹)たちは私以外「わかる人・見える人・呼ぶ&呼ばれる人」らしいです。
そのことを聞いて、私は『あぁ、だから私は実家に住めなくなっちゃったのかな?』っと納得して
「私はなんで違うのかな?」っと聞いたところ、
姉は「Cも昔はそれなりに「わかる人」だったのに私(姉)がぐれ始めたころから鈍化していった。
私が拾ってきたり持って帰ってたモノを感じちゃったのかは知らないけど、
あんたはどんどんそういうのを閉じていってしまいにはわからくなったんじゃない?」と言ってました。
そういう感覚って簡単に蓋みたいに閉じれるのかは疑問ですけど、実際私はちょいちょい死体を
見つけたりはしますけど特に何も変なことは起きてないのでそんなものなんだと思います。
指輪が熱くなるのはたいていお盆の時期(Bさんの時期)ですし。
以上、なんでもない話で恐縮ですが前スレで疑問があったようなので書き込んでおきます。
907 1/2 2008/07/18(金) 23:15:04 ID:F4NABkTL0
出たらヤバイ
幽霊とは違うけど、私もそういう経験がある。もう10年ぐらい前。
仕事が終わって帰路に着いた。22時前後のこと。
途中で高の高架下を通るんだけど、そこ、ちょっと変な作りで、
低い天井と緩いカーブの見通しの悪いトンネルになってるの。
眠かったからスピードは出していなかったと思う。
でも、『それ』、カーブを抜けたすぐ、しかも地面に転がっていたから、
ブレーキが間に合わなくて轢いちゃったのね。
人間をすっぽり包んだ形状の毛布。厳重に巻かれたロープ。
勘だけど、左が頭、右が足みたいだった。
左のタイヤがモロに乗った感触があった。「頭潰した」って瞬間に思ったんだよね。
ゆっくり乗り上げたから、形まではっきりと感じちゃって…。
すぐに停まったんだけど、びびって車降りられなかった。
(あれ、人間?本当に人間?)って何回も自問した。
ちょっとだけ前に進んで、バックミラー越しに確認したら、そのままの形で転がってる。
5分ぐらい、そのままだったと思う。
救命措置をしなきゃって覚悟を決めて車から出ようとしたとき、全身が総毛だった。
出たらヤバイって本能的に警戒した。
…で、逃げました。
908 2/2 sage 2008/07/18(金) 23:16:28 ID:F4NABkTL0
っていうのは嘘で、交番に直行した。
半泣きになりながら駐在さんに説明したら、パトカーに乗って同行してくださいとのこと。
現場に着くまで、どういう心理だか駐在さんに謝りまくってた。
ところが、現場には何もないの。血の跡もない。
サイレンを鳴らしてきたのですぐに野次馬でいっぱいになったんだけど、
怪しげな騒ぎもまったくなかったっていう話。
何がなんだかわからなくて混乱してたら、駐在さんが、またパトカーに乗せて交番まで戻ってくれた。
私は知らなかったけど、市内ではときどき同じようなことが起こってたんだって。
人通りのない田舎道に人間っぽいものを置いておいて、
轢いた車の所有者が慌てて車から飛び出したところを強盗するって犯罪。
被害額が少なかったので、新聞の地方版にしか載ってなかったのね。
でも、なんだか不思議。私はなぜ車から降りなかった(正確に言えば降りられなかった)んだろう…。
そんな犯罪のために轢かれ続けた人形が、なんかの信号を発してくれたのかな。
95:
笑顔で自殺
怖くないかもだけど実体験を。
その日俺は駅のホームで電車を待っていた。
ホームにほとんど人はいなく、俺の5mくらい横にはカップルがいた。
俺もカップルもホームの黄色い線内側ギリギリに立っている感じ。
カップルは楽しそうに話をしていた。
見ると女の子が可愛い感じだったので、俺はうらやましいな?って気持ちだった。
通過列車が来たので、俺は自然と電車の方を向いた。
電車が来る方向にカップルが居たので自然とカップルも視界に入っていた。
電車がカップルの前にさしかかろうとした時、
女の子が彼氏を見ながら満面の笑みで電車に飛び込んだ。
96:
ガンッって硬い物に何か当たる音がして、その後電車のものすごい
ブレーキ音がして電車が止まった。
止まったって言っても完全に駅は通過した後に止まったんだが。
通過列車だったからかなりスピード出てたし。
線路には女の子の残骸らしきものがあったけど、まじまじと見る気持ちにはならなかった。
彼氏はその場でへたりこんで放心してた。
俺は完全に???の状態で、なんで??
さっきまで楽しそうにしてのに??てか飛び込む瞬間も楽しそうだったし???
訳がわからないでたたずんでたら、駅員が数名走ってきた。
そのうち一人が俺に話しかけてきた。
「すいません、事故、目撃されましたか?」と聞かれた。
俺は混乱していたのもあってどもりながら、え・ええ・・と答えた。
すると駅員が「そうですか・・・あの、お急ぎの所大変申し訳ありませんが、
これから警察の方が来ますので、事故の状況を説明していただけませんでしょうか?」と言われた。
後で聞いた話によると、電車での人身事故の場合、
自殺・事故の他に殺人の可能性もある為、警察の現場検証を行い
目撃者に状況を聞くことがあるそうだ。
見ると彼氏にも駅員が話しかけている。彼氏はまだへたりこんで放心したままだった。
97:
俺は駅の事務所みたいなとこに連れていかれた。
警察が来るまで待って下さいと言われ、椅子に座らされた。
すぐに駅員二人に両脇を抱えられた顔面蒼白の彼氏が事務所に入ってきた。
そのまま事務所の奥の方に連れて行かれ、俺からは見えない位置に座らされてた。
しばらくすると警察が来て「お手間掛けますが、状況を説明して下さい」と言われた。
俺は正直に見たままの事を話した。
女の子は自分から飛び込んだから、事故ではなく自殺なんだろう。
彼氏も誰も突き落したりしてないし殺人でもない。
でも飛び込んだ時の女の子の満面の笑みは理解不能だった。
理解不能だったが、俺は女の子が笑顔のまま飛び込んだと説明した。
しかし警察は特にひっかかった様子もない感じでうんうん頷いてた。
奥から彼氏の呻き声が聞こえた。
98:
俺は警察があまりに冷静だったので「自殺って皆だいたいこんな感じなんですか?」って聞いてみた。
警察は「皆ではないけどたまにありますよ。こういう事は。」と言った。
警察が言うには自殺する気配がないのにいきなり飛び降りたりする人がいるらしい。
そういう人たちは明るくて、まるで散歩でも行くかのように自殺してしまうから
防ぎようがないらしい。
死ぬと決めたから気持ち的に楽になってハイになるのだろうか・・。
それとも何かに引っ張られてしまうのだろうか・・。
俺が見た感じだとあの電車に飛び込む神がかり的なタイミングは何かに引っ張られたと
言われた方が説得力があるような気がした。
387:
あんた危ないぞ
あるよ、帰宅中夜道で後ろからついてくる男がいた
俺は特に気に止めてなかった
で、突然後ろから来たチャリの兄ちゃんが後ろに乗れ!と
怪しく思ったので、理由を聞くと
後ろの男が刃物を持ってる、あんた危ないぞと言われた
そんなやりとりをしてるなか、その男は平然と通りすぎていった
まあそのときは何事もなかったのだが、後日俺の家に空き巣が入り、部屋が荒らされた
近所の目撃証言から犯人はすぐに捕まった
隣の部屋の男だった
男は大学生で、俺の部屋から聞こえる騒音に耐えかねて、俺を殺そうとしてたと
あの夜の男も彼だったらしい
何度か通った取り調べでそう聞かされた
でも、そのアパートは親のもので、俺がアトリエとして使ってるだけで、
普段はだれもいないはず少なくとも普段住んでる隣の男がテンパるほどの騒音なんてでないはず
なんだかよくわからない事件だった
388:
>>387
平然と書いてるけど、お前それとんでもなくこえーよ!
チャリの兄ちゃんに感謝だな。
にしてもその隣人、糖質だったんじゃねーの?
それか>>387には気付かない霊障やラップ音が聞こえてたとか
114:
怖いCM
今年26、ずっと同じ県に住む俺が小学3年?6年の冬の時期に体験した話。
当時、学校から帰ってきたら午後4時にやる再放送の時代劇を見るのが楽しみだった。
親が出かけていて家で一人だったある日、いつものように
番組が始まるのを楽しみにテレビをみていたら始まる5分ぐらい前に
バック?背景?に大きな天秤がぐわんぐわん動いていて
イチゴの被り物をした某芸能人に似てる女性がBGMに合わせてダンスしているCMが流れた。
なんだこれ?見たこと無いCMだけどこの人かわいいなぁと思っていたのだが、
15秒、30秒、1分、2分経ってもCMが終わらない。女性は何も言わずにただ踊ってるだけ。
だんだん怖くなってきて電源切ろうとしたり音量下げようとしてみたのだが何も反応しない。
そのうち天秤の動きに合わせて音量が大きくなったり無音になったり、
女性が顔が見えないぐらいのさで頭を振り始めた。
これは何かやばいやつだと思った瞬間、
女性「お前は死ぬんだよおおおおおお!!!」
と叫んでゲラゲラ笑い始めた。
それ聴いて泣きながらコタツの中に隠れて女性の声が聞こえないように叫びまくった。
10分以上続いたと思う。
115:
そうしたらテレビが消えた感じ(電磁?的なのが消えた)がしてコタツから出たら、
ちょうど時間はが時ぐらいでテレビがついたまま時代劇が始まっていた。
その数年後の小学校5か6年の頃、今度はメロンの被り物をした同じ女性のCMも見た。
この話を中学、高校、大学で怖い話をする時に友達に話しても
誰もそんなCMみたことが無いと言うし、ニヤニヤされる。
ほかにも似たようなものを見た人はいるのか・・あのCMが流れた県はあるのか・・・
いまもずっと気になっている本当にあった出来事。
583:
後ろに乗る女
10年くらい前、バイクで走り屋の真似事してた頃にあった出来事。
その夜も峠道に一人で練習しに行ったんだが
調子よく走ってたら後ろから聞こえてきたサイレンと
「前のバイク、止まりなさーい」という声。
そして赤色回転灯の光。
警察に見つかったの初めてだったから、潔く停車した。
で、パトカーから降りた警官が一言。
「おい、後ろに乗ってたノーヘル(ヘルメット被ってないってことね)の女どこに逃げた?」
もう一人の警官が後ろに女なんか乗ってなかったって言ってくれるまで
その警官も後ろに乗ってたのが見えちゃいけないものだったって気づかなかったらしい。
俺びびりまくって
俺「麓まで一緒に来てもらえませんか」
警官「しょうがないなぁ、じゃあパトカーについてきて」
俺「いや、俺が前で!」
苦笑しながらも麓まで送ってくれた警察官の方には今でも感謝しています。
切符はしっかり切られて免停になったけどな。
584:
>>583
おお、最近珍しいな?
これほどのド定番怪談
585:
>>583
やっぱこういう定番の型ってゾッとするな
984:
首刈り地蔵
小学生の頃、両親が離婚し俺は母親に引き取られ母の実家へ引っ越すことになった。
母の実家は東北地方のある町でかなり寂れている。
家もまばらで町にお店は小さいスーパーが一軒、コンビニもどきが一軒あるだけ。
その町の小学校へ通うことになったが全学年で20人弱同級生は自分を含めて4人しかいなかった。
越してきて1年半ほど経ったある日、一学年上の子にいじめられるようになった。
原因はなんだったか思い出せない。まぁたいしたことじゃないと思う。
とにかくその子のことが大嫌いでいなくなって欲しかった。
その時、首刈り地蔵のことを思い出した。
首刈り地蔵のことは越してきたときにじいちゃんに教えてもらった。
小さな公園の奥の林の中にある首のない3体のお地蔵様。
絶対にお供え物をしてはいけないと言われた。
理由は教えてくれなかったが、越してきてしばらくして同級生に教えてもらった。
このお地蔵さまにお供え物をして「○○を殺してください」とお願いすると、その相手を殺すことができる。
985:
首刈り地蔵にお願いしよう。そう思った。
週1回のお弁当の日。おにぎり2つを食べないで我慢して
学校の帰りに首刈り地蔵にお供えし、お願いした。
その日の夜、寝ていると足音が聞こえた。ガチャ、ガチャと鎧を着て歩いているような音。
「足りない」そう聞こえた。ああ、そうか。お地蔵様は3体だった。
おにぎりがひとつ足りなかったか。
翌朝、おにぎりを一つ持って登校した。
登校途中にある首刈り地蔵のもとへ行くと2つのおにぎりはそのままある。
持ってきたおにぎりをお供えしようとすると、「こんのクソガキが!なにやってんだ。」と怒鳴り声が聞こえる。
後ろから顔見知りのおじさんが走ってきて、おもいっきり殴られた。
986:
引きずるように自分の家に連れて行かれ、じいちゃん、ばあちゃんに怒鳴り声でなにか言い帰っていった。
夕方になるとたくさんの大人が家へやって来た。
じいちゃん、ばあちゃんはとにかく謝っている。
東北弁がきつく、何を言ってるかわからなかったが俺も一緒になって謝った。
とにかく大変なことになってしまったらしい。
何日か話し合いがされ、うちは村八分ということになった。
首刈り地蔵にお供え物をした一家は村八分。昔からそうらしい。
実際、村八分がどういうものか知らないけどそれ以上だったかもしれない。
うちの人間とは一切会話が禁止され、スーパー・コンビニで何も売ってもらえなくなり、
母は町の病院で看護師をしていたが解雇され、俺は学校に通わせてもらえなくなった。
母と一緒に町役場に抗議しに行ったが話を聞いてもらえない。
どうにもならない。ここではとても生きていけない。
987:
東京にでも引っ越そうと話したがじいちゃん、ばあちゃんはここを離れたくないという。
生まれてからずっとこの町で過ごしてきた。
死ぬ時もこの町で死にたいと。自分たちは大丈夫だから二人で東京へ行きなさいと。
母はかなり心配していたがここにいては俺は学校へ通えないし母も働くところがない。
生活がまともに出来ない。
母と俺は東京へ引っ越すことにした。
実家にはまめに電話をし食品など荷物を送っていたが、しばらくして
電話線を切られたらしく電話が通じなくなった。
町に買い物に出たときに公衆電話でこっちにかけてくる以外は手紙が連絡手段になってしまった。
帰省した時電話線を直そうといったが、じいちゃん達はこのままでいいという。
たぶん他にも何かされていたと思うけど、
何かすべてをあきらめているというか受け入れているというかそんな感じだった。
988:
それから何年か経ち俺は高校に入学した。高校生になってもあの町のことが頭にあった。
とんでもないことをしてしまったとかじいちゃん達に悪いことをしたとかいう理由ではなく、
あれ以来あの足音と声が未だに聞こえるからだ。
別になにか起こるわけじゃない。ただ聞こえるだけ。
それでもやはり不気味でいい気分じゃない。
ある日、運送会社から電話がかかってきた。実家に荷物を送ったが何度行っても留守だと。
嫌な予感がした。というよりも半分ぐらいそうなんじゃないかと思っていた。
何かあれば電話をしてくるはずなのに
何度行っても留守。すぐに実家に行くことになった。
家についたのは夜遅くなのに、家に明かりはない。玄関を叩くが応答がない。
玄関は引き戸で簡単に外すことができる。
ドアを外し一歩家に足を踏み入れた瞬間に確信した。ものすごい腐臭がする。
母を見ると少し嗚咽を漏らし震えていた。
989:
中に入り明かりをつける。どこだろう。寝室かな?玄関を入り右へ進んだ突き当たりが寝室だ。
寝室へ行く途中の左の部屋のふすまが開いていた。
仏間だ。ちらっと見るとばあちゃんが浮いていた。首を吊っている。じいちゃんは同じ
部屋で布団の中で死んでいた。母は子供のように泣いた。
とりあえず外に出ようと言っても動こうとしない。警察を呼ぼうとしたが、
まだ携帯が普及し始めた頃でそこは圏外だったので最寄りの交番まで歩いて行った。
じいちゃんは病死、ばあちゃんは自殺と警察から説明された。
じいちゃんの跡を追ってばあちゃんが自殺をした。そういうことらしい。
葬儀はしないこととし、お坊さんを霊安室に呼んでお経を上げてもらい火葬した。
家に帰る日、写真などを持って帰りたいから実家によってから帰ることにした。
財産はこの家以外に何もないから相続しないらしい。
990:
この町に来るのはこれで最後。母がいろいろやっている間、俺はなつかしい道を歩いた。
学校へ登校する道。公園でブランコに乗りながら考えた。
どうしようか。もうこの町と一片の関わりも持ちたくない。
このまま帰ったほうがいいか。でもあの足音と声がある。
そうすることこそがこの町との関わりをなくすことなんじゃないかと思った。
林の中へ入り首刈り地蔵へ持ってきたおにぎりをひとつお供えした。
何を願おう。誰を。すぐに思いつく名前はなかった。俺は誰を殺したいんだろう。・・・・・・
(この町の人間全員を殺してください。)そう願った。
公園の方を向くと5,6人の人がこっちを見ていた。見知った顔もある。
向こうも俺が誰だかすぐに分かったと思う。
俺が近づいていくと目を逸らし誰も何も言ってこなかった。
俺も何も言わず無言ですれ違った。
足音と声は聞こえなくなった。
あの町の人達がどうなったのかはわからない。
302:
放送室・みるとおかしくなる
どこの学校にも怖い話は幾つかあるものだけど、
俺の母校の小学校は、なぜか怖い話が放送室にばかり集中している。
数えきれない噂があるんだけど、中には実際に起きている出来事もあったりする。
クラスメイトが体験したのをきっかけに俺は興味を持って、
機会があれば地元の近所の人からさりげなく
「小学校の放送室」について話聞いてみたりしていた。
その中から幾つか選んで、下手だけどまとめてみた。
ややこしいけど事件ごとの↑(矢印)以下は出来事に関する補足と、噂のまとめ。
事件は全部同じ小学校の出来事。上から古い順。
303:
【放送事件】
80年代前半の出来事。
午前10時過ぎ、2時間目の授業の最中、放送の流れるスピーカーの電源が入り、
「・・・さい。・・・なります。・・・さい。・・・なります。」
と、抑揚の無い棒読みの声で、低めの大人の女性の声で放送が流れる。
1・2年生には泣きだす児童もいたため、1,2年生の担任の先生は教室に待機。
3年生の教室に居た3年の担任の男性のA先生が、生徒を落ち着かせた後真っ先に放送室を確認に向かう。
続いて4?6年生の担任等他の先生や用務員が駆けつけ、
真っ先に駆けつけていたA先生に情況を聞くも、「放送をした者を確認できなかった」。
当時、学校にいた女性の先生は皆授業中だった。
学校では、外部の者が学校に侵入し行った悪戯として、防犯体制を強化した。

俺が小学校に入学するだいぶ前に起きた事件。
真っ先に駆けつけた3年生の担任のA先生は、
その事件の日から体調不良を理由に、仕事を休むようになっている。
他の先生たちで台替えの授業を行ってA先生の復帰を待ったけど、A先生は結局3週間ほどで退職。
3年生の生徒が手紙を書いたり連絡を取ろうとするも、連絡はつかなかった。
さらに、A先生は精神病で病院に入院しているという噂が流れる。
件の流れた謎の放送、「・・・さい。・・・なります」、はボソボソとした口調だった為、
生徒の間で、こう聞こえたー、いやいやこうだー、と様々な意見が流れたが、
一番多かった意見が、「見ないでください。おかしくなります。」
304:
【窓ガラス破壊事件】
当時小学校5年、放送係のB君が放課後、1階放送室の校庭側に面した窓に体当たりして、
外れた窓枠と一緒に放送室に面していた校庭に落下した。
落下と同時に窓ガラスが割れてB君は切り傷を負い、入院が必要な位の大怪我。

俺が実際に小学校の生徒だった頃にあった事件。B君はクラスメイト。
入院しているB君に、俺とクラスの数人とで一緒にお見舞いに行って話を聞くと。
放課後、放送室で係の仕事をしていたら、急に放送室に女の人が現れたらしい。
髪は長め、後ろ向きで部屋の隅に立っていて、全く動かない。
B君は、驚いて放送室から逃げようとしてドアの方を振り返ったら、
今度はそのドアの前で、ドアを塞ぐように後ろ向きのままで立っていた。
意味無くここに居る訳じゃない。自分を狙っている。
と、危機感を感じたB君は、今度はドアと反対方向の窓に向かってダッシュ。
窓のカギ開けた所で、窓に女の顔の輪郭が映ったのを確認する。
つまりさっきまでと同じ後ろ向きじゃない、こちらを向いている。
ここでB君半分パニック状態になる。もう窓を開ける時間さえ惜しい。
B君は窓にそのまま体当たり。何とか放送室から抜け出せた。
というのが一連の流れだったらしい。
どんな顔だったの?という俺らの問いには、「ガラスに映ったのを見ただけだから良く分らない。」とB君。
服は?と聞くと「ボロい古い柄の布を何重にも重ねたようなもの。」
俺たちはそれを学級新聞にしようとしたが、流石に先生に怒られた。
B君は閉所恐怖症になってしまったけど、怪我が治ると転校して他の学校に復帰。
俺が放送室の女の噂集めるようになったきっかけになった出来事。
305:
【自殺】
教頭であるC先生が夜に学校に忍び込み、放送室の直ぐ向かいにある上り階段で、
すずらんテープを束ねたものを階段の手すりに結び付けて、首を吊って自殺。
学校で契約していた警備会社の社員が発見。
【消えた魚事件】
2か月ほど、学校中の水槽から、観賞魚が1匹づつ消えていった出来事。
後に放送室の資料を保存する部屋の引き出しから大量の干からびた魚が発見される。
町内の有志の人が、事件が落ち着いた後、魚寄贈してくれている。

近年起きた出来事、この話は俺の姉(子供がそこの小学生)から聞いた。
学校中の水槽の魚が日々どんどん消えていき、ほとんど魚が居ない状態にまでなったらしい。
先生たちの間で調べて、ある一人の生徒の仕業だと判明して、その子に話を聞いたら、
放送室の隣の放送準備室(資材置き場的な部屋)に隠してあるって白状した。
その子が抜き取ったのか、それとも腐ってしまったのか、
発見された干からびた魚には目が無かった。
先生たちは、特に犯人について生徒に発表しなかった為、
どの子の仕業かはっきりとは分からないが、
ちょうどその時期に、不自然に急に転校した子供がいて、その子では?と噂されている。
さらに、どうしてこんな事をしたのか、という先生の問いに、
その子は「あれの顔をみても、こうすれば助かる」と錯乱気味に答えたとの噂もある。
306:
????????????????
他にもいろいろな出来事や噂があるけど、
どの話もだいたいの共通点は、放送室に女がでて、「顔をみちゃいけない」。
とりあえず、犠牲になった可能性のある人の話と、助かった人の話と、
救済方法の話、という訳で選んで書いてみた。
これからも、周りに変人扱いされない範囲で、地道に情報集めて行くつもり。
正直、B君から聞いた話は、小学校の時の俺のトラウマだし、
噂にある程度一貫性があると、その放送室の女が本当にいるみたいで、怖くてしょうがなくなる時もあるけど、
なぜか【窓ガラス破壊事件】のB君の話を聞いた時からずっと興味が尽きない。
近々、「ある年度の卒業アルバムに【放送室の女】が写っている」って言われている、
その卒業アルバム(70年台のもの)を近所の人にみせてもらう予定。では失礼しました。
326:
>>306
久々に怖えぇー特に最初の話
170:
モニターに写る女
コンビニで夜勤のアルバイトをしていたときの話
入って3ヶ月くらいのある晩
同じ夜勤の人間でその日は深夜1時に上がる予定だった先輩が
「今日は明け方まで残ってもいいかな?」と私に訊いてきた
ウチの店は深夜1時までは二人制、1時から翌朝6時までは一人での勤務になる
「べつに構いませんけどどうかしたんですか?」
その日は特別な仕事も無く残業をする理由などないはずだ
「仕事じゃないよタイムカードももう切ったしね、ただ事務所に居させてくれればいいんだ」
レジ内の扉の先にある狭い事務所
横に長いスペースに事務用のパソコン机、更衣室、在庫品用の保管棚が並んでいる
二人がなんとか通り抜けられるような部屋、そんな場所にあと3,4時間も居たいというのだ
「先輩の家すぐ近くでしたよね?歩いて5分くらいの、鍵でも失くしました?」
私が尋ねると先輩は苦笑いを浮かべてこう言った
「ちょっと確かめたいことがあるんだ、笑わないでくれよ」
先輩の話によると
一人で夜勤をしている際、事務所に居ると誰もいないはずの店内から
「すみません」と声をかけられることがあるという
来客を知らせるチャイムが風や振動などで誤作動を起こしたり、
逆に人が入ってきても鳴らないということはたまにあることなので
「はーい、お待たせ致しましたー」とレジ内の扉から店に出ると
店には誰もいない
また別の日、事務所で作業中「すみません」と声をかけられ
今度は扉近くの事務机で作業をしていたため、すぐさま店に出るがやはり誰も居ない
さらに別の日またしても聞こえてきた「すみません」の声に素早く防犯カメラのモニターを見るも
店内はもちろん店のすぐ表を映しているカメラにも誰も映っていない
こんなことが週に1,2度はあるのだという
「キミはそんな経験ない?」
先輩は最後にそう尋ねてきた
自分も週に2回ほど夜勤をしているがそんな事があった覚えはない
私が首を横に振ると先輩は「そうか…」と再び苦笑いを浮かべて
「とにかくよろしく頼むよ」と事務所に入っていった
171:
それから二時間が経ち深夜3時
その日は来客もほとんど無く、先輩の協力もあって
作業も早々に片付き私たちは事務室でお喋りをしていた
珍客話が盛り上がり私がのんきにも先輩が残っている理由を忘れかけていたそのとき
「すいません」
自分のすぐ後ろ、店内へと続く扉の向こうから声が聞こえた
先輩の話を思い出した私が先輩を見ると
モニターを見ていた先輩は私の視線に気づき首を振る
やはり誰も映ってはいない
内心焦りながらも私が「レジ近くにもカメラの死角ありますし一応確認してきますね」と
店内に出るために扉に手を伸ばすと
「待て!!」
先輩が突然声を張り上げた
驚いて硬直した私に先輩は「これ…」とモニターの一部を指差す
先輩の指差す場所
モニターに映ったレジ内部
防犯カメラの死角ギリギリに映る事務所への扉の下半分
そこに黒く長い髪と女の足が映っていた
それも立っているのではない
カメラに映った部分からその女の状態を考えると壁にしがみついているのだ
壁に張り付いているような女の足
そして膝から上を覆い隠している長い髪
モニターにはそこしか映っていない
私は振り返れなかった
自分のすぐ後ろの扉のちょうど私の胸元から頭頂部くらいまでの位置にある
一辺50センチメートルほどの正方形の窓
マジックミラーになっていて向こう側からは覗けないはずの
こちらを女が見ているような気がしたからだ
「消えた…」
先輩の一言に我を取り戻すとすでにモニターの中には誰も映ってなかった、今度こそ本当に誰も
その後、私は先輩に頼み込み私の勤務終了まで残ってもらうことになった
172:
それから月末までの半月間、私は内心怯えながら勤務にあたったが
その後例の声を聴くこともモニターにあの女が映ることもなかった
そして翌月、先輩が店を辞めた
気になってオーナーに話を聴くと
私とともにアレを見た次の日の晩、オーナーから防犯カメラの録画した映像を見る方法を訊くと
翌朝には辞めさせてほしいと言い出してきたのだという
「なんなんだろうねぇ、悪い事をしてたわけじゃないとは思うんだけど」
不思議がるオーナーから録画した映像の見方を聞き出すと
私は一人になってすぐにその映像を観た
「ああ…」
私は合点がいった
それは先輩が残っていった日より前
先輩が一人で夜勤をしていた晩
誰も居ない店内からの声に応えて店に出る先輩が映った映像にやはりソレも映っていた
カメラの死角ギリギリの事務所への扉、その壁にしがみついているかのような女の足と髪
そして扉が開き先輩が出てくる
その女を通過して…
きっと先輩もこれを観たのだろう
モニターを元の状態に戻し、私は次のバイト先を探すことを決めた
結局その後、大学を卒業するまでの2年間その店で夜勤を続けることになったのだが
その間オーナーや後輩たちにそれとなく聞いてみたが
変なモノを見聞きした人間は誰もいなかった
アレはいったい何だったのか
元々先輩に憑いていたものだったのか
あるいは先輩に付いていったのか
見えないだけ聞こえないだけで今でもあそこにいるのか
もう私にはなにもわからないのだった
199:
>>172
はすげぇ怖くて面白かったし
173:
「すみません」とか「すいません」は女性の声だったのかな?
174:
>>173
女性の声でしたね
私が直接聴いたのは一回だけでしたけど
とくに恨めしそうな?とかではなく普通の声でした
100

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