真姫「私だって……ちょっとは優しくして欲しいのに……」back

真姫「私だって……ちょっとは優しくして欲しいのに……」


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――練習中――
花陽「今のどうだった…かな?」
穂乃果「花陽ちゃんかわいい!」
希「すっごく良かったよ♪」
花陽「そう…?良かった!」
真姫「……」
2:
絵里「中々良かったわよ、凛」
ことり「凛ちゃん良く出来ました」ナデナデ
凛「えへへ?」
真姫「……」
3:
海未「真姫!ぼーっとしない!」
にこ「しっかりしてよ……」
真姫(なんで私ばっかり……)
花陽「花陽、もっと頑張るね!」
凛「この調子でがんばるよー!!」
真姫(私だって頑張ってるのに……)
真姫(なんであの二人だけ褒められるのよ……)
真姫(少しは海未もにこちゃんも優しくしてくれればいいのに……)
4:
海未「真姫!ワンテンポ遅れていますよ!」
にこ「アイドルなんだから仏頂面で踊らない!」
真姫「……」
海未「真姫?どうかしましたか?」
にこ「真姫ちゃん?」
真姫「なんでもないわ、少し体調が悪くて……」
海未「そうですか?それなら少し休んでてください」
真姫「そうさせていただくわ」
真姫(なにやってるのかしら……私)
5:
――帰り道――
凛「真姫ちゃん大丈夫?」
花陽「あんまり無理しないでね」
真姫「ありがとう、二人とも」
真姫(凛や花陽みたいにニコニコ笑顔もできないし)
真姫(可愛げもないのも分かってるけど、私なりにやってるのに……)
6:
真姫「はぁ……」
凛「真姫ちゃん?」
真姫「大丈夫よ」
凛「家に帰ったらゆっくり休んでね」
花陽「元気になったら3人で遊ぼうね」
真姫(二人みたいに優しくもないし……)
8:
花陽「真姫ちゃん、家まで送って行くよ?」
真姫「一人で帰れるから大丈夫よ」
凛「なにかあったらすぐ連絡してね」
真姫「分かったわ」
真姫(別に……素直に送ってもらっても良かったのに……)
真姫(素直になれない自分が嫌になる…)
真姫「そういえば、小説の新刊の発売日だったわね」
真姫「気晴らしに買いに行こうかしら」
9:
???「おさぼりさんはっけ?ん」
真姫「!?」
希「真姫ちゃん、体調はもうええの?」
真姫「の…希…」
真姫(こういう時一番厄介なメンバーに見つかっちゃったかも…)
希「まあ本屋さんにいるぐらいやし少しは元気になったんかな?」
真姫「ええ…そんなところよ…」
10:
希「ホントは体調が悪いから練習を休んだんじゃなくて別の理由があるんやろ?」
真姫「なんの…ことかしら…」
希「海未ちゃんとにこっちに怒られて落ち込んでたりして」
真姫「そ……そんなことないわ……」
希「ホントの事を言わないとどうなるかわかるよね」ニギニギ
真姫「わ…分かったからその手をひっこめなさい…」
11:
希「なるほどねぇ」
希「真姫ちゃんは海未ちゃんとにこっちに優しくして欲しいんやね」
真姫「そういうわけじゃ…」
希「でも、二人に頑張りを認めてもらって褒めてもらいたいんでしょ?」
希「あの二人はそう簡単に優しくならないと思うけどなぁ」
真姫「まあね…」
12:
希「とりあえずは練習頑張って褒められるのを待つしかないんかなぁ」
真姫「わかってるわ」
希「でも」
真姫「?」
希「ウチは真姫ちゃんが頑張っている姿ちゃんと見てるよ」
真姫「???っ///」
真姫「私、帰る!!!」
希「真姫ちゃんも素直じゃないから二人とも褒めにくいと思うのに…」
13:
――真姫部屋――
真姫「希に悪いことしちゃったかしら…」
真姫「そんなことよりも優しくなった海未とにこちゃん…か」
真姫「海未が優しいお姉さんになったら…少し面白いかも…」
真姫「ああ見えて身内には甘かったりして」
真姫「にこちゃんはおまけでついてきてもいいかしら」
真姫「まあいくら考えたって実際にそうなるわけじゃないし寝ましょうか」
14:
???「…き」
真姫「……」
???「…真姫」
真姫「……」
???「起きなさい!真姫!!」
真姫「な…なに!?」
16:
海未「少しは早起きしてほしいものです」
真姫「なんで海未が家にいるのよ!」
海未「なぜと言われましても…私は真姫の姉ですから一緒に暮らしているのは当然でしょう?」
真姫「は?」
17:
海未「朝食できてますので早く来てくださいね」
真姫「ちょ…ちょっと待ちなさいよ!」
海未「真姫?」
真姫「変な冗談やめてもらえないかしら」
海未「私が冗談を言える性格じゃないって真姫が一番わかってると思いますが…」
真姫(確かに…)
海未「もしかして…真姫を傷つけるような事言ってしまいましたか…?」
18:
海未「これでは…真姫の姉失格です…」
海未「真姫の優しい姉でいたいと思っていましたが……」
真姫「ちょ…ちょっと泣かないでよ!」
海未「真姫は怒っていませんか?」
真姫「怒ってないから大丈夫よ」
19:
海未「それなら…いつものようにしてください」
真姫「いつものようにって?」
海未「それは…私の口からは…」
真姫(私…海未に何かしてたかしら?)
海未「海未お姉ちゃん…大好きって…言ってほしいです///」
真姫「」
20:
海未「真姫…お願いします…」
真姫(これ…やらないと駄目なの?)
真姫「今度やってあげるわ」
海未「今が…いいです…」
真姫(こんなしおらしい海未なんて初めて見たかも…)
真姫(少し…心が痛むわね……)
22:
海未「どうしても…ダメでしょうか…」
真姫「わ…わかったわよ」
真姫「海未お姉ちゃん……大好き……」
海未「真姫…私はあなたのような可愛い妹がいて良かったです」ナデナデ
真姫「子ども扱いしないでよ!」
海未「真姫は素直じゃありませんね」
海未「私に甘えたくなったらいつでも来ていいですからね」
真姫(どちらかというと甘えてるのは海未のような…)
真姫(というかなんで私がこんなことしなくちゃいけないのよ!)イライラ
???「…」
23:
真姫「そんなことより朝ごはん食べないと」
???「遅いわよ二人とも」
海未「すみません、にこ姉さん」
にこ「あんたは言う事ないの」
真姫「なんでにこちゃんが…」
にこ「なんでってあんた達の姉なんだからいるのは当たり前でしょ」
24:
真姫(海未だけじゃなくてにこちゃんも姉!?)
真姫(百歩譲って海未が姉だとしても…にこちゃんはどうみても妹じゃない)
にこ「なんか失礼なこと考えてなかった?」
真姫「別に」
にこ「ならいいけど」
にこ「そんなことより早く食べちゃいなさいよ」
海未「いただきます」
真姫(めんどくさいし、二人に合わせておきましょうか)
25:
海未「それでは日直なので先に行きますね」
真姫・にこ「いってらっしゃい」
二人「…」
真姫(にこちゃんも私の姉とか…意味分かんない)
にこ「真姫ちゃん」
真姫「な…なによ」
27:
にこ「あのね…私も…海未と同じ事…」
真姫「へ?」
真姫(もしかして…見られてたの?)
にこ「そ…その…何回も言わせないで…」
真姫「つまり…」
にこ「にこお姉ちゃん…だいすき…って」モジモジ
29:
真姫(なんで二人がこんな甘えたがりになってるの?)
にこ「海未にだけやるなんて…ずるい……」
にこ「私だって真姫ちゃんの事大好きなのに…」
真姫「ななっ…」
にこ「真姫ちゃんはにこお姉ちゃんの事…きらい…?」
真姫「わ…分かったわよ!!」
32:
真姫(普段にこちゃんがやってるようなイミワカンナイ事を私がやるなんて…)
真姫「にこお姉ちゃんのことだぁいすき♪」
真姫(こんな恥ずかしい事二度とやらないんだから!!)
にこ「真姫ちゃんはホントお姉ちゃんの事が好きなんだから♪」ヨシヨシ
真姫(無理矢理言わされただけなのに…)イライラ
34:
真姫「そんな事より学校行きましょうよ」
にこ「そうね、このままだと遅刻しちゃうし」
真姫(というかドッキリか何か?)
真姫(この二人は結構手ごわいし…凛とか穂乃果あたりなら問い詰めれば…)
35:
――登校中――
凛「真姫ちゃんおはよう!!」
花陽「おはよう!」
真姫「ちょうどいいところに来たわね」
凛「真姫ちゃん?」
真姫「こんな悪戯を考えたのはあなた?」
36:
凛「凛は何もしてないけど…」
真姫「正直に言わないと怒るわよ」
凛「きょ…今日は何もしてないにゃ!」
花陽「花陽も心当たりないけど…」
真姫「花陽も…?」
37:
にこ「真姫ちゃん!」
真姫「なによ」
にこ「お友達とケンカしたら駄目じゃない」
真姫「お友達って…」
凛「り…凛は気にしてないから大丈夫です!!」
真姫「は?」
39:
真姫「なんで敬語なのよ」
凛「だって真姫ちゃんのお姉さんで…先輩だし…」
花陽「先輩に敬語を使うのは普通だと思うけど…」
真姫「先輩って…にこちゃんじゃない」
にこ「真姫ちゃん…怒るわよ」
40:
凛「真姫ちゃん!お姉さんとケンカしちゃダメ!」
花陽「そうだよ!」
真姫「わ…分かったわ…」
にこ「お友達に迷惑かけちゃだめよ」
真姫「ごめんなさい…」
41:
真姫(なにこれ!?ドッキリとかイタズラじゃないの!?)
真姫(あの三人があそこまでよそよそしいなんて…)
真姫(そういえば海未はどうしているのかしら)
真姫(お昼あたりにのぞいてみましょう)
42:
――昼休み――
真姫(確か海未の教室はここだったわね)
穂乃果「あ!海未ちゃん、真姫ちゃんが来てるよ!!」
真姫(見つかったわね…余計なことだけは気が付くんだから…)
海未「真姫ですか?」
海未「どうかしましたか?真姫」
真姫「そ…その…」
43:
ことり「良かったら真姫ちゃんも一緒にご飯食べない?」
海未「食事しながらでもいいですか?」
真姫「いいけど…」
44:
穂乃果「真姫ちゃんいらっしゃ?い」
穂乃果「一緒にご飯食べるの久しぶりだねぇ」
真姫「そ…そうね…」
真姫(私…何か大事なことを忘れてるような…)
ことり「海未ちゃん今日練習あるの?」
真姫(練習……μ’sはどうなってるの?)
海未「今日は弓道部の練習は休みですね」
穂乃果「それなら穂乃果達と遊ばない?」
45:
海未「すみません…今日は真姫と出かける用事があって」
真姫「えっ!?」
ことり「それなら私達も…」
海未「駄目です」
ことり「えっ」
海未「久しぶりの姉妹水入らずの時間なので…すみません」
穂乃果「真姫ちゃんずる?い」
海未「穂乃果、ことり、それでは明日3人でどこか行きましょうか」
穂乃果「やったーー!!」
真姫(μ’sの練習は休みなのかしら…)
真姫(それより、勝手に放課後の予定が決まったわね)
46:
真姫(なんかμ’sの事聞きにくいし…部室に行ってみましょう)
真姫(あれは、にこちゃんと絵里と希?)
真姫(なんか揉めてるみたいだけど…)
にこ「だからこの部室は渡さないって言ってるでしょ!!」
絵里「部員が一人しかいない部に部室なんて必要ないじゃない!!」
希「二人とも落ち着いて…」
47:
真姫(部室の事で揉めてるの?)
真姫(なんで今更…)
真姫「二人ともやめなさいよ!」
にこ「真姫ちゃん!?」
絵里「あなたは確か妹さんだったかしら?」
絵里「今はお姉さんと大事な話をしているの」
48:
真姫「ここは私たちの部室でしょ!」
真姫「これ以上ふざけた事しないで!!」
にこ「……真姫ちゃん?」
絵里「あなたもアイドル研究部に所属していたのかしら?」
真姫「当たり前でしょ!!」
にこ・絵里・希「……え?」
49:
希「真姫ちゃん、ちょっと落ち着いて」
真姫「希…」
希「えりち、今日は帰ろうか」
絵里「分かったわ…」
真姫(3人の様子がおかしい…)
真姫(もしかして…イタズラじゃないの…?)
50:
にこ「真姫ちゃん…ありがとう」
真姫「いきなりなによ…」
にこ「だって…私を助けてくれたじゃない」
真姫「別に…」
真姫(というか、絵里にムカついただけなんだけど)
51:
にこ「こんな頼りないお姉ちゃんでごめんね」
真姫「そんなことないわ」
真姫「にこちゃんはなんだかんだしっかりしてるし、それなりに信頼してるんだから」
にこ「真姫ちゃん…」
真姫「だから、そんなに自分を下に見なくてもいいじゃない」
にこ「……」
52:
真姫「ちょっと黙らないでよ」
にこ「真姫ちゃんはにこの自慢のかわいい妹ね!!」ナデナデ
真姫「はいはい」
にこ「そこは素直に喜んでくれてもいいのに」ムー
真姫(とりあえず…なんでにこちゃんと海未の妹になってるのか考えないと)
53:
――放課後――
真姫(当然答えなんかわかるわけもなく放課後になっちゃったわ)
真姫(とりあえずμ’sは無くなってて、海未とにこちゃんが姉になってる事が大問題ね)
希「真姫ちゃん」
真姫「希?」
希「お昼は騒がしくてごめんな」
真姫「気にしてないけど…」
54:
希「お昼のお詫びに真姫ちゃんの事占ってみたんやけど」
希「今の真姫ちゃんは誰にも言えない悩みを抱えていると思うんよ」
希「ウチでも具体的な内容までは分からなかった」
希「それと」
55:
希「sleeping beauty」
真姫「え?」
希「なんでか知らんけど本来無いこのカードが混じってたんよ」
希「きっとこのカードが真姫ちゃんの事を意味してるんじゃないかなって」
希「だから、本当に困ったらこの事を思い出して」
真姫「わかったわ…ありがとう」
56:
真姫(sleeping beauty…つまり眠れぬ森の美女ってことね)
真姫(これがどういう意味をするのか正直分からない)
真姫(それに、本当に困った時…ね)
真姫(今も結構困ってるんだけど、これ以上まずい状況があるって事かしら)
真姫(なにがあってもいいようにしないと…)
57:
海未「真姫!」
海未「こんなところにいたのですね」
真姫「どうしたのよ」
海未「今日は一緒に出掛けるっていったじゃないですか」
真姫「そういえば…そうだったわね」
真姫(勝手に決まってた予定だけど)
58:
海未「せっかく二人っきりで買い物に行けるのですから忘れないでほしいです」
真姫「ごめんなさいね」
海未「ほら、行きますよ」
真姫「わかったわ」
59:
海未「はぁ…真姫は本当にかわいいです」
真姫「……」イライラ
真姫(なんでこんな事に…)
海未「次はこれを着てください」
真姫「はいはい」
60:
真姫(まさか、ことりじゃなくて海未の着せ替え人形になるなんて…)
真姫(海未がことりの悪い影響を受けているといえば当然なんだけど)
海未「ことりが穂乃果を着せ替え人形にする気持ちがよく分かります」ウンウン
真姫(…)カチン
真姫(何が一番イライラするっていったら海未の持ってくる服のチョイスが絶妙にダサいのよね)
真姫(全くセンスがないってわけじゃないから余計イライラするわ)
真姫(まだかわいい服を持ってきてくれる分、ことりの着せ替え人形になる方がいいかも)
61:
海未「満足しました」
真姫「それは良かったわね」ゲッソリ
海未「そういえば、最近勉強の方はどうですか?」
真姫「いつも通りよ」
海未「さすが私の妹です」
海未「毎日努力していますからね、真姫は」
真姫「…っ」
真姫(不意打ち……ずるい……)
62:
海未「真姫?」
真姫(でも…私が本当に褒めてほしいのは……)
海未「さすがに疲れましたよね」
真姫「そうね…」
海未「にこ姉さんがご飯を作って待っててくれますよ」
63:
海未「あら…?」
海未「すみません、真姫」
真姫「どうしたのよ」
海未「携帯電話を学校に忘れてきてしまったみたいなので先に帰っててもらえますか」
真姫「分かったわ」
海未「先に晩御飯食べててもいいですからね」
64:
真姫「ただいまー」
にこ「真姫ちゃんおかえり…海未はいないのね」
真姫「学校に忘れ物したんだって」
にこ「なるほどね」
にこ「ご飯までもう少し時間かかるから、これでもつまんでて」
真姫「いただくわ」
真姫「これ美味しい…」
66:
にこ「真姫ちゃんはそうやって笑顔の方が似合ってるわよ」
真姫「なっ…」
にこ「お昼に助けてくれた時の凛々しい表情もいいけど」
にこ「やっぱり笑顔の方が可愛いわ」
真姫(違うの…にこちゃんに笑顔を褒めてほしいのは…今じゃない…)
67:
にこ「ご飯できたわよー」
真姫「海未は先に食べてもいいって言ってたけど」
にこ「それじゃあ、先に食べちゃいましょうか」
真姫・にこ「いただきます」
68:
にこ「真姫ちゃん、あ?ん」
真姫「しないわよ」
にこ「お昼のお礼だと思って」
真姫「いいってば」
にこ「あ?ん」
真姫(ち…近い…)
69:
海未「ちょっと!!にこ姉さん!!」
にこ「げ」
海未「私に黙って抜け駆けとは…いい度胸ですね」
にこ「な…なんのことかしら」
海未「ほう…いい度胸ですね…」
70:
にこ「大体、海未だって真姫とデートしてきたんだからこれぐらいいいじゃない」
海未「そ…それは…」
にこ「はい、あ?ん」
海未「だめです?!!!」
71:
海未「真姫は私に食べさせてもらう方がいいですよね」
真姫「え」
海未「い・い・で・す・よ・ね?」ニコッ
真姫「ちょ…ちょっと…」
にこ「それじゃあ脅迫じゃない!」
72:
にこ「真姫ちゃんは優しいにこお姉ちゃんに食べさせてもらう方がいいわよね」
真姫「どっちも嫌なんだけど」
にこ「いつからそんな不良に…」
海未「そんな子に育てた覚えはありませんよ!!」
真姫(二人に育てられた覚えもないんだけど……)
73:
海未「こうなったら私と姉さんのどっちが真姫の姉にふさわしいか決めてもらうしかありませんね」
真姫「どっちでもいいじゃない」
にこ「海未にしてはいい事を言うじゃない」
真姫「いいから私の話を聞いてよ」
海未「真姫は黙っていなさい」
真姫「えっ」
101:
遅くなりましたが再開します
102:
地域表示変わってるけど1です
海未「どちらが姉にふさわしいかどういう風に決めましょうか」
にこ「それなら真姫ちゃんの好きな方にチューするって事で」
海未「さすがにこ姉さん」
真姫「」
真姫(もしかして…眠れぬ森の美女って……)
真姫(今、私が夢を見ていて起きる条件が……なんてね)
ギュー
真姫(ほっぺたつねっても起きる事なんてできるわけないか…)
真姫(そんな単純じゃないわよね…)
103:
真姫(でも、絶対チューなんてしたくないし)
海未「ん??」
にこ「ん??」
真姫(それに…私大事なことを忘れてる気がする)
104:
真姫(眠れぬ森の美女では)
真姫(王子様はお姫様の所に行く為に色々な困難を乗り越えて)
真姫(キスをしてお姫様が目覚めてハッピーエンドって終わりなんだけど)
真姫(でも…私…お姫様にキスできるほど困難を乗り越えてたかしら…)
105:
真姫(本当に私は…海未やにこちゃんに認められるように頑張れてる?)
真姫(どこかで自分の限界を決めて諦めてない?)
真姫(希が言ってたけど…二人に認めてもらうには本当に努力が必要だと思うの)
真姫(それなのに私は…)
真姫(凛や花陽に嫉妬して……ありえない)
真姫(凛と花陽が努力してる姿沢山見てきたのに)
真姫(本当にそんな自分が嫌になる)
106:
真姫(だから…)
真姫(キスはしないけど…ハッピーエンドを迎えるためには……)
真姫(もっと……もっと……)
107:
真姫「二人ともごめんなさい」
真姫「今の私は二人にキスをすることはできない…」
真姫「私が二人にもっと認められるようになったら」
真姫「その時は…二人のお願いを聞いてあげるから…」
真姫「だから…」
真姫「もう少し…私に時間を頂戴……」
真姫(今は二人でチューしてて!!!)
108:
チュンチュン
真姫「……」
真姫「やけにリアルな夢を見てた気がするわ」
真姫「って…朝練まで時間がないじゃない!!」
真姫「急がないと!!」
109:
穂乃果「今日の真姫ちゃん…すごいね」
ことり「うん…」
絵里「とても魅力的で」
凛「見惚れちゃう…」
花陽「真姫ちゃんを見てるとドキドキします…」
希「……そうやね」
110:
海未「手の動きが甘いですよ!!」
にこ「疲れてる時こそ笑顔を忘れない!!」
真姫「わかったわ!!」
真姫(二人に認めてもらうには、まだ時間がかかるかもしれない…)
真姫(でも、もっと頑張らなくちゃ!!)
おわり
111:
sideにこ
にこ「真姫ちゃん、ちょっといい?」
真姫「なにかしら?」
にこ「今日、この後暇かしら?」
真姫「特に用事はないけど…」
112:
にこ「良かったわ!!これからライブに行くわよ!!」
真姫「ライブって誰のよ…」
にこ「当然、アイドルのライブに決まってるでしょ!」
真姫「それなら花陽でも誘って行けばいいじゃない」
113:
にこ「元々二人で行く予定だったんだけど、花陽に急な用事ができたみたいで」
にこ「しかも、ペアチケットで買ったから一人じゃいけないの!」
にこ「だから、お願い!!」
真姫「まあ…そういう事なら」
にこ「さすが真姫ちゃん!!」
114:
――ライブ会場――
真姫(やっぱり…本当のアイドルは…すごい)
真姫(この人達みたいになるためには…もっと)
にこ「真姫ちゃん?どうしたの?」
真姫「やっぱり本当のアイドルは凄いなって」
115:
真姫「みんな輝いてて…綺麗」
にこ「真姫ちゃん…」
にこ「でも…最近のアンタもステージの上のアイドルみたいに笑顔が輝いてて綺麗よ」ボソッ
真姫「え?聞こえないわ」
にこ「???っ///」
にこ「私達も負けないようにもっと練習したいと駄目だって言ったの!!」
真姫「?」
真姫「なに怒ってるのよ」
116:
にこ「何でもない!」
にこ「それよりも、一つでも何か盗んで次のライブを良いものにするわよ!!」
真姫「そうね」
117:
にこ(危うくとんでもない事を口走るところだったわ…)
にこ(真姫ちゃんの事を一番近くで見てる私が一番アンタの魅力を知ってるんだから)
にこ(今の真姫ちゃんはとても輝いてるわ…私の次にね)
にこ(たまには生意気な後輩にねぎらいの言葉をかけてあげないとね)
にこ「真姫ちゃん」
真姫「?」
にこ「今のあなたはスクールアイドルとして最高に輝いてるわよ!!」
sideにこおわり
118:
side海未
海未「真姫、ちょっといいですか?」
真姫「なにかしら」
海未「新しい詞を書いてきたので曲をつけていただきたいなと思いまして」
真姫「いいけど…随分早く完成したのね」
真姫「まだ、完成していない曲もあるから少し時間かかるけど…」
海未「構いませんよ、無理言ってすみません」
119:
真姫「ちなみにテーマみたいなものとかあるのかしら?」
海未「今回のテーマは努力と成長ですね」
真姫「なんか青春ね」
海未「そうですね」フフッ
120:
真姫「なんで笑ってるのよ……」
海未「何でもありませんよ」
真姫「まあいいけど…」
121:
海未(この曲は、あなたをイメージして作った曲なんですよ…真姫)
海未(最近の真姫を見ているとどんどんフレーズがわいてきて、筆が早く進みました)
海未(ですが、この事はもう少しだけ黙っていようと思います)
海未(真姫に伝えると恥ずかしがって曲をつけてくれなくなりそうですし)フフッ
122:

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