死ぬほど洒落にならない怖い話を集めてみない?『ドアスコープ・ワラズマ』back

死ぬほど洒落にならない怖い話を集めてみない?『ドアスコープ・ワラズマ』


続き・詳細・画像をみる

4:
今何時ぞ?
正月に実家の旧家で体験した話
布団で寝てたら夜中に目が覚めたので、尿意かいなーと思ってボーッとしてたら、
天井に十二単みたいな着物を着た女が張り付いていた。ずーと耳鳴りがしていた。
弱気に出たら舐められると思い、昔読んでた孔雀王とかの呪文を適当に唱えてたら、
その女が天井に張り付いたまま体をイナバウアーみたいにして、グググーと顔をこちらに向けてきた
女が「○○(昔の人の名前ぽくて聞き取れない)、今何時ぞ?」
と聞いてきたので、正直に答えたら呪われるととっさに思い「まっぴるまです」と答えたら、
思いっきり顔を着物の裾ではたかれた
次気がつくと朝で布団に寝ていて、なぜか枕が足の下にきていた。
夢かいなーと思って、天井を見上げてみると、
すすで汚れたような黒い人間の裸足の足跡が2つあった
怖くなったので初詣に4?5回行った。
874:
紫の子
この話を人に話す時、「確かにその話、滅茶苦茶怖いけど、本当かよ?」と結構言われる事がある。
よっぽど霊が出てくる様な話の方が、逆に現実味があるからだ。
これは俺が実際に体験したそんな不思議なお話です。
俺が小学5年生だった頃の朝、いつのも様に、
自分の家の近所の2人の同級生達と、学校に登校する為に登校路を歩いていた。
しばらく話しながら歩いていると、前方を歩いている2人組の女の子が視界に入った。
1人は自分と同じクラスの同級生、もう1人は別のクラスの女の子である。
俺は同じクラスの女の子の方に目が釘付けになった。「全身、真っ紫」なのである。
「真っ赤」とか「真っ青」とか「真っ黄色」等と言う言葉はあるが、「真っ紫」と言う言葉はないと思う。
が、どういう状況を見たかと言うと、頭の先の髪の毛から体全体の服、
靴までの全身が、紫色のペンキを頭から被った様に「真っ紫」なのである。
普段からそんな奇抜な格好をしている子等と言う事はなく、普通の女の子である。
普通なら「おい、あれ見ろよ!!」と一緒に歩いてる同級生の2人に話しかけるのであろうが、
なぜか「話してはならない」と言うか、話したくても言い出せない、
口を開こうとしたら言い知れぬ恐怖感が襲ってくる様な、
金縛りの軽い感じの様な不思議な不快感を俺は感じていた。
俺と一緒に歩いている同級生2人も、確実にその紫の女の子は視界に入っている距離だ。
だが何も言わないし指摘もしない。 普通にゲームの話等をして盛り上がっている。
そして、もはや前方の女の子2人を追い越す距離までに近づいた。何も言わない。おかしい。
すれ違いざま、女の子の顔を見た。卒倒しそうになった。
肌の色まで真っ紫だったのだ。顔の皮膚、腕の皮膚、足の皮膚、全てだ。
思わず悲鳴を上げると、女の子2人が「おはよう」と挨拶をしてきた。
「おー」と同級生2人が返事を返す。俺だけ引きつった顔をしている。
やはりおかしすぎる。誰1人として、女の子の全身が紫な事に一切触れないのだ。
「お前何驚いてるんだ?」と怪訝な表情の同級生2人。
ドッキリか?とも思ったが、いくらなんでもこんな手の込んだドッキリをする意味は無い。
その時初めて「自分以外には見えてないのだ」と思った。
875:
ドッキリでは無い事は、教室に入ってからいっそう確信する事になった。
他の同級生達も、一切その女の子が紫な事には触れず、普通に話している。
極めつけは出席を取る際や、授業が始まった時だ。担任の先生すらも一切その事に触れない。
他の人たちには見えていない事を確信した。
その日はもう、俺の頭の中は「???」で一杯だった。
授業中も上の空、給食や休み時間も上の空である。
「あいつ何で紫なんだ?」と同級生に聞けば言いのだが、
先程も書いた様に言い知れない程の「この事に触れてはいけない」と言う様な、
本能的なおぞましさを感じて言い出せなかった。
ましてや当人の女の子に直接聞く様な事は出来なかった。
そして下校直前の掃除時間の事である。
グループごとに分かれて校舎内の様々な場所を掃除するのだが、
自分のグループが割り当てられた場所は、校舎の裏庭の方の少々薄暗い区画だった。
例の紫の女の子も同じグループだった。
俺の目の前には、全身紫のその子が箒でゴミをはわいている後姿が見える。
周囲には俺とその子しかいなかった。聞くなら今しかない。「なん」「なんで」「な・・・」
言い知れぬおぞ気が言葉をどもらせ、質問を躊躇させ、口がうまく開かない。
そしてとうとう好奇心が恐怖心を凌駕した。
876:
思い切っていっそうその女の子に近づき、「何で今日は全身紫なの?」と聞いた。
その瞬間、女の子が体全体でこちらに向き直り、
「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」
と飛び出さんばかりに眼球を開き、顎が外れんばかりに口を開き、
いつもの女の子とはとても思えない鬼女の様な真っ紫の表情で絶叫していた。
俺もたまらず絶叫し、箒を放り投げて教室に駆け戻った。
やがてチャイムが鳴り、掃除時間は終わり俺は机に座っていたが、
その間教室でどう過ごしたかはまったく記憶にない。
ホームルームが終わり、下校の時間になると、とにかく早く家に帰りたかった。
毎日一緒に下校する友人はその日クラブ活動があり、今日は自分1人で帰る日だった。
下駄箱に通じる廊下を歩いていると、前方から例の紫の子が友人2人と歩いてくるのが見えた。
その子もクラブ活動に行くのであろう、体操服を来てこちらに歩いてくる。
視線を合わせないように小走りにすれ違おうとすると、その子がすれ違いざまに
「モウキカナイデネ」
とボソッと言った。「もう聞かないでね」ではなく、宇宙人やロボットの真似をする時の様に、
抑揚の無い声で「モウキカナイデネ」と言った。
俺は走って校舎を飛び出した。どう帰ったかも覚えていない。
877:
家に帰ると、ゲーム等をしたりしてその事をなるべく考えないようにした。
晩御飯を食べ終わるくらいまでは、それなりに楽しく過ごした。
が、布団に入って寝る段階になって再び恐怖感が襲ってきた。
「もし明日も紫だったらどうしよう・・・」と思うと、学校に行くのが憂鬱になってきた。親にも話せない。
ノイローゼになるかもしれない。憂鬱な気分のまま、その日は眠った。
翌朝のいつもの登校中。また例の女の子とその友人の後姿が前方に見えた。
女の子は普通に戻っていた。安堵した瞬間、なぜか涙が出てきた。
一緒に登校している同級生たちに不思議がられ、
からかわれながらも、嬉しくてしばらく涙が止まらなかった。
女の子とすれ違う瞬間も、まだ少し恐々とした気持ちで顔を覗いたが、皮膚の色も通常に戻っていた。
「おはよう」「おはよう」と普通に挨拶をかわした。
以後、卒業するまでその女の子が再び全身紫になる事は1度もなかった。
あの日の事も2度と聞く事はなかった。
一体あれは何だったのか?「もう聞かないでね」と言ったと言う事は、
少なくとも女の子自身も紫色になっている自分を自覚していたと言う事なのだろうか・・・
この話は、思い出すだけでもトラウマだった話であり、
その後もたまに夢でも悪夢として何度も出てきていた。
ようやく最近になって、様々な環境や価値観の変化、
時の問題もあるかもしれないが、ようやく人に話せるようになった封印していた話である。
紫色になった女の子も、今は結婚して幸せに暮らしているようだと、人づてに聞いた。
今でも、街でもたまに見かける、白髪を紫色に染めたお婆さんなどを見たらドキッとするし、
X-MENと言う映画に出てくる、確かミスティークとか言う全身真っ青な女キャラも最初見た時、
あのトラウマが蘇り、当初途中で見るのをやめた程だった。
そんなお話でした。
879:
>>874
こえぇなw
霊現象なのか宇宙人みたいのが化けてたのか
881:
>>874
今読んだ
こういう話は面白いな
俗に言うゴム人間じゃねー?
48:
囁き
中2の頃に体験したことです。
俺はベッドで寝てる自分を部屋の天井当たりから見下ろしてて、
枕元には着物を着た見ず知らずのおばあさんが立ってた。
しかもそのおばあさんの後ろにあるはずの部屋の壁がなくなってて、
そこに無数のお墓がずらーっと並んで霊園みたいになってて、
おばあさんは寝ている俺に向ってなぜかお辞儀をしてた。
そこで目が覚めて、時計を見ると深夜1時半くらいだったと思う。
当時はまだ真っ暗にして寝れなくて、オレンジ色の豆電球を点けて寝てた。
そのオレンジ色の部屋がいやーな感じで。
夢のせいで眠気が完全に吹き飛んじゃって、
まだ夜明けまで全然時間あるじゃん・・・って憂鬱になってた。
49:
そのとき突然、今まで聞いたこともないようなものすごいキーーーーーーンという音の耳鳴りが鳴り出して、
耳鳴りだけじゃく、人の声?も聞こえた。子供か女性かわからないけど、なんかが耳元で囁いてる。
日本語?を高で囁いているような感じで、なにを言ってるのか全然聞き取れない。
気づくと体が完全に硬直してて、全く身動きができなくなってた。
ただ目だけは動かせたせいか、無意識に当たりを見回してしまっていた。
でもすぐにやめた。もしなんか見たら・・・って思ってすぐ目を瞑った。
耳鳴りも囁く声もやまないし、体も動かない。
時が過ぎるのを目を瞑ってひたすら待った。20秒くらいたった頃だと思う。
耳鳴りと囁き声は徐々に小さくなって、
同じように体の硬直も和らいでいって、音がやむと体の自由も戻った。
でも心臓はもうバクバクだし、夏だったせいもあったと思うけど、布団は汗でびっしょびしょだった。
さっきまであんなに騒がしかったのに、辺りはしーーーんと静まり返って物音一つ聞こえない。
たぶん誰でもあると思うけど、なにかに視られてる気がするっていうあの感じがした。
それで怖くなってすぐに布団を被った。
ムシムシした暑さと自分の吐く息が布団の中にこもっちゃって、とにかく暑苦しい。
文章だけじゃ伝わりづらいと思うけど冗談抜きで苦しいよ。
今は冬だからわかんないと思うけど、夏になったら試しにやってみるといい。
状況も状況だったから、例えるなら、いわくつきのサウナに夜中一人で入ってる、
まさにそんな感じだった。
あんまりにも暑苦しいから布団から出たくなったけど怖くてできなくて、
でもこのままじゃ窒息しかねんと思って、せめて口だけでもって布団から少し顔を出した。
50:
ベッドは片側が壁に隣接していて、もちろん顔はそっちに出した。このへんはぬかりない。
夏だから布団の外だって十分暑いはずなんだけど、すっげー爽快な空気。う、うめーwwwとか思ってた。
そしたら、もうそこにあった。目の前の壁から顔だけにゅっと出てて、
丸坊主の青白い女の人で目を瞑ってて、
それが壁をスーッと滑るように移動していって、天井のほうに行って視界から外れていった。
わけわかんなくて、とりあえず布団被った。頭の中真っ白になった。
どうするか?どうするか?どうするか?どうするか?どうするか?どうするか?頭の中ほんとこんな感じ。
必死に考えた。心臓はバクバク、汗はびっしょり、目はギンギンに冴えてとても眠れる状態じゃない。
夜明けまではどう見積もっても3時間くらいはある。でもこれ以上ここにいたらもたない。
一生バカにされてもいいから、布団からいっきに飛び出して、
1階の部屋で寝てる母親と妹のところまで猛ダッシュしようかと本気で思った。
けど2階から1階に移動するまでに・・・
せめて電気だけでも点けようと思ったけど・・・
苦しい。暑苦しいというよりも精神的に。心臓をぎゅっと握られてるような。
天井のほうからあの人が見てると思うと、布団のすれる音もたてられなくなってた。
母親と妹が起きてきて、この部屋に来てくれたら。そんなことを本気で思ってた。
失神した?みたいで、気がついたら明け方の5時くらいなってた。
これ書いてたら心臓苦しくなってきたわ・・・
もう話しても大丈夫だと思ったんだけど、思い出すとやっぱきますね。
とりあえず今日はテレビと電気点けて寝ます。
704:
心の闇
高校二年の頃、俺は荒れていた。
楽勝と思われた県立高校の受験に失敗し、低レベルな私立校に通うはめになったからだ。
地方の小都市でのその種の挫折は、都会では想像がつかないほどの敗北感をもたらすものだった。
立ち直れないまま入学したDQN高には、やはり各種DQNが集い、
俺も朱に交わって、立派なDQNになっていった。
夏休み、俺はDQN仲間3人と真夜中のドライブに出かけた。
勿論、免許を取れる年齢ではなかったが、一応運転はできたので、
親が田舎に行った留守を狙って、家の車を持ち出したのだった。
顔見知りに見られたらまずいので、用心して人のいない方へいない方へと車を走らせていくと、
やがて町はずれの寂しい場所に出た。
街灯もろくになく、暗く細い道を適当に流しているうちに、古びた神社の跡を発見した。
ライトで照らすと、鳥居も小さな本殿もボロボロで、石段には苔が生え、見るからに薄気味悪かった。
しかし、そこはDQNの見栄で、「心霊スポットかも。おもしろそーじゃん」と、わざとはしゃいで探索し、
境内を走り回ったり、建物の隙間をバキバキ広げたりした。
705:
やがて田中(仮名)が、裏手の木立で一本の剣を見つけた。幹に刺さっていたという。
剣と言っても、柄は腐ったのか一部しか残っておらず、一枚の刃といった方が正しいような代物だった。
しかし、手に持つとずしっとくる質感に、阿呆の田中は、
「お宝鑑定団に出したら、案外値打ち物かも」とか言い出し、その剣を自分のリュックにしまい込んだ。
俺はいくらDQNに成り果てたとは言え、信心深いおばあちゃんに育てられたので、
「こういう場所から、物を持ち出すのはやばくねえか?」と一応言ってみたが、
「おまえ、なにびびってんの?」と半笑いで言い返され、それ以上は言えなかった。
そのうちに探索にも飽き、俺達は神社跡を出た。
ところが、10分ほど車を走らせた頃、突然車がガタガタ揺れ始めた。
まるでオフロードを走るような激しい揺れ。
いくら田舎でも道は舗装されていたので、もしや故障かと車を停めた。
すると後部座席のヤツらが「わぁーーー!!」とわめき始めた。
ガタガタ震えながら横の窓を指さしているので、
見るとそこには、真っ白な無表情な顔をした人間が、数人立っていた。
706:
いや・・・人間というより、亡者といった方がふさわしいのだろう。
全員白装束で、その目つきは、とてもこの世のものとは思えない。
やつらはガラスに掌をぺたっとくっつけて、車を揺すっていた。
俺達が固まっているうちに、亡者はどんどん増えていく。
やがて車は亡者たちに囲まれてしまった。
車の揺れはますます激しくなっていく。
「なんだよーこれー」
助手席の田中が泣き出した。他のヤツらもべそをかいている。勿論俺も。
真っ暗闇の中、白く浮かぶ無数の亡者たちが、そんな俺達を見つめている。
そして信じられないことに、車の揺れに合わせて、4つのドアのロックがずり上がり始めた。
このままだとドアを開けられてしまう。
いや、亡者ならば次の瞬間、ドアをすり抜けて入ってくるかもしれない。
物凄い恐怖に心臓が止まりそうだった。
その時、地の底からのような低い声が聞こえた。
「かえせーかえせー・・・」
返せ?何を?決まってる。田中が持ち出したあの剣だろう。
「田中!さっきの剣、返してやれっ」
俺は叫んだ。
田中はガクブルしながらも、リュックから件の剣を取出した。
707:
その途端、それまで無表情だった亡者たちは、いっせいにニヤっと笑った。
そして、田中のそばのドアがバンッと物凄い勢いで開き、
剣をつかんだ田中の手を、亡者たちがぐいぐい引っ張り始めた。
「あーーーー」
田中が悲鳴を上げた。
もう「助けて」という言葉さえうまく発音できないようで、首を俺の方に巡らし、必死なまなざしを向けてくる。
助けなければ・・・とは思っても、田中に触れたら俺も一緒に引っ張られてしまうと思うと、
どうしても身体が動かなかった。
そして田中は、闇の中に飲み込まれていった。
バンッと、ドアが開いた時と同じく、勢いよく閉まった。
俺達はしばらく動けなかった。何も言えなかった。
「・・・・田中は?どこに行った?」
その声に我にかえって、あわてて窓の外を見たが、亡者も田中もかき消すように消えていた。
外は相変わらずの暗闇。何もなかったかのような静寂。
「どうするよー」
俺は残る2人に問いかけたが、
あの神社に戻ってみようとか、田中を捜しにいこうとか、そんなまともなことは言えなかった。
怖くて怖くて、一刻も早く、生きた人間たちのいる町に帰りたかった。
そして俺達は逃げたのだ。その場所から。
708:
その後、田中の行方はわからない。
田中が家に戻らないということで、担任から電話があっていろいろ聞かれたが、
俺達は口裏を合わせて、「夏休みに入ってから会っていない」とシラを切り通した。
すべて話しても信じてもらえる自信はなかったし、無免許運転がばれ、処分を受けるおそれもあった。
もう何も思い出したくないという怯えもあった。
俺達はそれ以上は追及されなかった。
もともと田中は継母との折り合いが悪く、リア厨の頃から家出まがいのことを繰り返していたので、
また家出だろうという結論になったらしい。
何より、継母も担任も熱心に捜す気がなかったのだろう。
形ばかりの捜索願が出されただけに終わった。
それ以降、残った俺達はつるむことをやめた。
共通の秘密と罪悪感は、かえって俺達の間に距離を生んだ。
目を合わすことさえ、避けるようになっていった。
俺はそれから必死で勉強した。
その町から離れたかったのだ。
念願かない、東京の大学に合格した俺は、その後一度も帰っていない。
しかし、忘れてはいない。忘れようとしても忘れられない。
あの日、田中が引きずり込まれていった暗闇。
そして、その暗闇よりもっと暗い人の心・・・。
田中を見殺しにした俺と、心配するふりはしても結局は田中を見捨てた、継母や担任の心の闇・・・。
55:
犬の絵
後々気が付いてゾワッとした話しなんだけど。
俺、10年前に立会川って東京の品川区にある場所に住んでたんだ。
ある日、ちょっとした事情で、親戚の子供を週末預かる事になって…
当時四歳の男の子。
お絵かきが大好きだったんだ。
クレヨンと画用紙さえあれば静かにお絵かきをしていた。
俺の似顔絵描いたりして自慢気に見せてくる。
56:
ある時さ、俺の部屋を描いてたんだよ。
一見グチャグチャなんだが、なんとなく部屋の間取りを描いてるのが解るの。
で、あれ?と思った。
窓の枠内に、デッカく漢字で(犬)って描いてあんの。
四歳で、漢字?すごくない?
ー漢字知ってるんだ?ー
なんて褒めたら、なんか、キョトンとしてんの。
ーじゃぁ、これ何?ー
て、聞いたら、秘密だよって教えてくれない。
57:
まぁいいか、と。
ほって置いたんだけどさ。
よくよく考えたら怖いなと…家は、立会川駅近なんだよね。
近くには、泪橋なんてあしたのジョーに出てきそうな場所がある。
少し詳しい人ならピンと来ると思けど
58:
是非、皆さんに
子供になったつもりで、太いクレヨン使って犬って描いてみてほしい。
(犬)
これ、イヌじゃ無きゃ何にみえます?絵だとしたら?
59:
立会てね。昔、処刑される人を見送る人が、最後まで立会出来た場所なの。
泪橋で最後の別れ。
そんでその先の鈴ヶ森刑場に行く。
犬ってさ…
首が離れた人に見えない?
窓の外に、何を見てたんだろうねあの子。
704:
オマエノオカゲ・・・
これは今でも起こり続けている話です。
自分は3年前に、アパートに電話回線を引くことにしました。
電話回線ってどうやって引くのか、と同僚に聞いたところ、
家電量販店で安く契約できると聞き、近場の量販店で契約をしました。
一週間ほどで量販店から電話番号を教えてもらい、使用可能に。
使えるようになったはいいのだけど、なんだか間違い電話がやたらとかかってきます。
後で知ったのですが、電話番号ってのは使いまわしになっている物らしい。
自分は電話帳にも載せていなかったので、前の使用者とどうやら間違えてかけてきてるようでした。
間違えてかけてきた人が呼び出す名前はいつも一緒。
仮にAさんとします。
このAさん宛ての電話が、毎日のようにかかってきます
相手するのも面倒になってきたので、常時留守録状態にしてほったらかしてました。
そんな日が2?3ヶ月ほど続き、会社から帰って、いつものようにメッセの確認をしていたところ、
『こちら○○ファイナンスですが。Aさんお早めにご連絡をお願いします』
おやおや、Aさんはお金でも借りてたのかね??とか余り気にもしませんでしたが、
翌日も、『○○ファイナンスです。昨日ご連絡をいただけませんでしたので、急ぎ連絡を願います』。
その翌日でした。野太い男の声が録音されています。
『おい!A!!連絡よこせ!いい加減にしろよ、明日までに連絡をよこさなければ・・・』
ここで切れました。
705:
それから数日して、仕事から帰ると留守録が入っています。
友人かと思い再生すると、聞こえてきたのは、
『・・ブクブク・・プク・・オカケニナッタ・・・ブクブク・・・プク・・・ダシテ・・・ツカワ・・・』
ん?何か泡のような音。音量が大きくなったり小さくなったり。
えらく遠いところで、何かメッセージが流れている気がするけど?
おかけになった電話は現在使われておりません?かな、とか思いましたが、
自分にかかってきた電話に、そんなのが録音されているはずは無い。
ま、何かの間違い電話でしょっと、気にせずに放置。
翌日も同じ留守録。
その翌日もまた同じ・・・そのまた翌日も・・・
なんどか聞いているうちに、どうにも水の中でしゃべっているような、そんな声に聞こえてきてしまいました。
『ブクブク・・オカゲデナッタ・・ブクブク・・・ココ・・ダシテ・・モウツカワ・・・』
なんだか気味が悪いったら。
翌日もまた留守録が入っています。2件でした。
『Aさん、連絡がなくなって二週間です。会社の人も心配しています。早く連絡を願います』
Aさんの友人のようです。
連絡が無い?二週間前から?二週間前と言うと、
丁度あの野太い男の声の留守録があった翌日です。
その後に、また例の留守録が入ってました。
なんだか気味が悪いを通り越して、嫌な想像をしてしまいます。
気にしないようにと眠りました。
706:
翌日は仕事は休み。
普段は出かけるのですが、気になるので電話に出てやろうと、今日は部屋にいる事にしました。
いつもかかってくる時間は15時過ぎでした。
そして15時過ぎ、呼び出し音がします。当然電話を取りました。
「もしもし、どちら様でしょうか?」
『ブク・・オマエオカゲブクブク・・・ココ・・ダシテ・・・モウツカワナイ・・・』
「誰なんです!毎日毎日!!いたずらはやめてください!」
ツーツーツー・・・
オマエノオカゲって言われた気がする・・・
また呼び出し音が鳴りました。
気持ち悪くて取ることが出来ずにいると、留守電に変わりました。
『Aさん、昨日も連絡をいただけませんでした。会社では、失踪として警察に届けることになりました』
慌てて電話を取りました。
「もしもし。うちはAさんの家ではありませんよ」
『あ、間違えました。すいません、番号は*******ですか?』
「そうですよ、良くAさん宛ての電話がかかってきて困ってるんです」
『失礼しました。会社に登録されている番号が同じですので、皆にも連絡しておきます。では』
間違い電話の正体はつかめたようです。
でも、例の水の中からの声のような電話は?
この後から、しばらく例のメッセは録音されていませんでしたが、
それでも数ヶ月に一回程度の割合で、例のメッセが録音されています。
あいにくと、こちらの正体はつかめていませんが、
借金(これも想像)・・・男の声・・・失踪・・・日付の一致・・・水の中のような声・・・
嫌な想像をせずにはいられません。
『オマエノオカゲ・・・』
怖いと思うから聞こえてしまうのでしょうが、気になっています。
340 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:04/01/28 14:54
オバケが・・・
小さい時の話です。
ある日、兄がカブト虫の幼虫を、沢山取ってきました。
僕も欲しくなり、何処で取って来たのか聞きましたが、教えてくれません。
僕は裏山だと思い、次の日、友達と2人で裏山に行きました。
幼かった僕たちは、カブト虫の幼虫がどんな所にいるか判りませんでした。
手当りしだいに掘って行ったのですが、もちろん取れません。
僕たちは、どんどん山の奥に入って行きました。
すると、ちょっと土の色が違う所を発見しました。
「きっとここだよ」
僕たちは嬉しくなり、掘り出しました。
すると急に後ろから、「君たち何やってるの?」と声がしました。
振り返ると、見知らぬおじさんが立っていました。
僕たちは、「カブト虫の幼虫を見つけてるんだ」言うと、
おじさんは「そんな所には、いないよ。他を探したら」と優しく言いました。
でも僕たちは、「掘った跡もあるし、きっといるよ」と掘り続けました。
・・・少し間が空き、不意に静かな声で、おじさんが言いました。
「それ以上掘ると、オバケになっちゃうぞ」
オバケの言葉にびびって掘るのを止めると、おじさんはニコニコして、
カブト虫の幼虫の取れる所に、手を繋いでつれて行ってくれました。
おじさんの手が、震えていたのを憶えています。
今思うと、何が埋まっていたのか?
そして、『オバケがでるぞ!』じゃなく、『オバケになるぞ』は、言い間違えただけなのか?
総ては、裏山の中に埋まっています・・・
62:
ワラズマ
オカ板ははじめてなんで、なんか間違ったらスマン。
二、三日かけてまとめたら、スゲー長くなってしまったんで
それでもいい人だけ読んでください。
子供の頃に変なものを見た。
遠縁で実際は血が繋がってないんだけど、親同士の仲がいいので
俺は夏休みになると毎年○家に何泊かしていた。
俺はその頃4歳くらいだった。
昼過ぎに遊び疲れて仏間の隣の部屋で寝ていると、側でポタッポタッって音がする。
で、なんかカリカリというか、ズルズルというか、何かが動いている気配がした。
でも眠かったからシカトしていたら、ほっぺたに何かが触れた。
手ではらって見てみると、虫みたいだった。
白くて大きな幼虫みたいなのが畳の上でウゴウゴしている。
男児って虫好きだから、大物ヤッターってなってすぐさま拾ってみた。
でも、なんか先端のほうに堅い部分があるから変で、
寝ぼけ眼で「ん?」ってよく見ると、
それは虫などではなく人の指だった。
血の気がまったくないのか真っ白で、
ほっそりとしていて女性のものだと思う。
でも、床を這ってるからか、爪のあたりは割れてたり黒っぽいものがつまっていて汚い。
63:
「ウワッ!」ってなって投げ捨てたけど、なんと指は畳の上に立ち上がった。
んで、ピョコピョコ飛んだり、ぶんぶん横に揺れたりして、
コミカルな動きをする。
馬鹿ガキだった俺は「ウッヒョーイ!」ってなったね。
よく覚えてないけど、なんか質問すると、
指は頷くみたいに曲がって応答してくれる。
これはオカンたちにも見せなくては!っと引っ掴んで持っていったら、
移動中に手の中から消えてしまった。
トトロでメイがマックロクロスケ逃がしたときみたいなもんだった。
親に言っても「どうせ寝ぼけてたんでしょ」とか言われてスゲー悔しかった。
で、俺はフィンガーさん(仮名)をなんとしてでも捕まえてやると心に決めて、捜索することにした。
すると、あっさりさっきの部屋で見つかるフィンガーさん。
つーか、キノコみたいに部屋の壁に生えていたw
摘み取って、今度こそとガン見したまま持っていこうとした。
でも、部屋から出ようとすると、なぜかフィンガーさんは
ニュルンと手から飛び出て元の部屋に戻ってしまう。
必死になった俺はかなりの時間をかけて、いろんな場所から持ち出しに挑戦してみた。
襖からは駄目。窓は俺の背では越えられない。
64:
どうしようか考えていると、フィンガーさんが襖がある壁の角のほうに這って行った。
畳の上で跳ねているので、側の壁を見てみると
土壁の古い屋敷だったので壁と壁の間に隙間ができている。
でもさすがに指は通りそうにない隙間だったが、幼児の俺は
フィンガーさんを思い切りその隙間に差し込んだったww
フィンガーさんはかなりの時間モゾモゾして、なんとか壁ぬけに成功。
廊下に出て、床に落ちていたフィンガーさんを回収した。
これで俺を馬鹿にしたオカンを見返せる!と
フィンガーさんを連れて行こうとすると、廊下でまたニュルンと手から逃げられた。
慌ててもう一回捕まえようとすると、
いままで友好的?だったフィンガーさんがいきなり飛びかかってきて、頬を引っ掻いた。
驚きと痛さで俺号泣。だってほとんど垂直に刺さったみたいだったもん。
泣き声に驚いて、誰かが廊下の奥から駆けつけてくる。
すると、まだ俺の肩にいたフィンガーさんが、慰めるように怪我してない頬を撫でてくれた。
そうこうしているうちに、オカンと家の人到着。
で、オカンの顔を見たら、なんか知らんが急に眠たくなってぶっ倒れる俺。
65:
次に目が覚めた時には自分の家で、翌日になっていた。
予定ではもう少し○家にお泊りするはずだったけど、子供なので不思議に思わず
それ以降、一度もその家には行かなかったけど、特に好きでもなかったから気にせず。
で、俺が大学生になった頃だ。
俺はサークルの後輩A子に一目惚れした。
喪だったけど、とにかく好きだったので猛アタックしたけど、とにかく逃げられる。
告白して断られるとかではなく、会いに行こうとするともうA子がいないんだ。
なんとか会えても、ひきつった顔で逃げ腰で、もう告白どころじゃない。
喪だからアタック方法間違えちゃって、気持ち悪がられたかなと俺涙目。
そのうちA子はサークルにも来なくなっちゃった。
友人を通じて、悪気はなかった、もう関わらないようにするから、
俺のせいでサークル止めるとかはしないでくれって伝えて、なんとかA子も顔出すようになった。
その一年後くらい。長期休み中に、サークルで恒例の旅行をすることになった。
歴史系サークルだったもので、主に城とか神社巡りw
でも歴史が好きなやつ半分、ただの旅行サークルとして
キャッキャしたいやつ半分だったので温度差が酷い。
とある史跡を見て回っている途中に、キャッキャ組がはぐれてしまった。
携帯に電話しても、計画的犯行なのか誰も出ない。
66:
仕方がないので、時間を決めて、真面目組もばらけていないやつを探すことになった。
サボって遊びたいなら、たぶん簡単に見つからない場所にいるんだろうなと思ったので、
俺は敷地の中でも人気がないほうへ行ってみた。
と、生垣の角を曲がったら、好きだったA子と鉢合わせ。俺、心の中で号泣。
サークルには普通に来るようになったけど、いまだにA子からは避けられてたからね。
アウアウしていると、側から野太い悲鳴が聞こえてきた。
駆けつけると、石碑の側で、サークルのやつ数人が地面にへたり込んでいる。
やつらの視線の先を見て、俺はビビったね。
女の上半身をさらに半分にしたようなやつが、地面でウゴウゴしている。
なんつーの、綺麗に刃物で切った感じじゃなく、
轢かれて壊れたマネキンみたいなのだった。
胴体は胸のあたりまでしかなく、顔は割れたみたいに顎までしかなくて、左腕も肩近くで崩れている。
恐すぎて、喉からヒッって音しか出なかったよ。
サークルのやつらは完全に腰を抜かしてた。
すると、女の上半身が、唯一ちゃんとある右手を使って這い、こっちに来ようとし出した。
67:
凍りついたまま、逃げようかどうしようか迷う俺。
そうだ、A子だけは連れて逃げなきゃ!とか考えていたら、
急にA子に腕をガシッと掴まれた。
凄い勢いで、サークルのやつらの前に連れてこられる。
抵抗しようと踏ん張ろうとしたら、
A子に背中突き飛ばされて、女の上半身の前に倒れこんだ。
いくら嫌いだからって、この仕打ちはないだろwww
と思ってマジ泣きしそうになったら、急に眼の前の女上半身の動きが止まった。
短い胴で立ち上がって、ピョコピョコ飛んだりくねくねしたり。
「へっ?」って思っているうちに、女は穴に潜り込んだモグラみたいに、
地面にひゅっと吸い込まれて消えちまった。
消えた地面には穴なんかなかったけどね。
次に気がついたのは、その地域の病院のベッドの上だった。
どうやらあの後、A子以外は全員気を失って、救急車で運ばれたらしい。
幸い、目が覚めると全員すんなり返されました。
69:
その後、A子と二人きりの時に話を聞かされた。
彼女は、先祖がシャーマンつーの?巫女さんみたいなのだそうで、霊とか見える人らしい。
ただし、そんなに力は強くないと言っていた。
その彼女いわく、俺はやばいものに守られている。
憑かれているんじゃなく、守られているんだそうだ。
なので、並みの悪霊くらいじゃ太刀打ちできないらしく、
あの場を切り抜けられるのはこれしかないと、
俺を霊の前に突き飛ばしたんだそうだ。
A子もテンパっていたらしく、あのときのことは謝罪された。
あと、サークルで俺を避けまくっていたのは、
俺を守っているやばいものがどうにもA子の体質に合わず、
俺自身が嫌いだから避けてたとかそういうことじゃないと言われた。
守られているったって、俺はこれまでの人生で、なにか特別良いことがあったわけでも、
九死に一生を得たことがあるわけでもない。
そう言ったがA子は「そういう意味で守られているわけじゃない」と言う。
あと、なんか頬っぺたに印をつけられてると言われた。
70:
そこでハッとして、幼児期に会ったフィンガーさんのことを思い出した。
つーか、それまでなぜかフィンガーさんのことをすっかり忘れていたんだ。
多分気を失って、実家で目が覚めた時にはもう忘れていたと思う。
じゃなきゃ、あんな体験、親に話してただろうし。
すでに長期休み中なので、俺は急いで実家に帰った。
それでオカンに○家のことを聞いてみたんだが
なんだがゴニョゴニョ言って、話が通じない。
それで仕方なく、先日あった事件のことと、フィンガーさんの話を全部した。
女の上半身の話では何寝言言ってるのって感じだったんだが、
フィンガーさんの話に入ると、明らかにオカンの顔が強張った。肩まで跳ねてたし。
話し終えると、しばらく沈黙していたオカンがやっと口を開いた。
○家で俺が倒れた後、散々な目にあったらしい。
最初は、俺が倒れたので、屋敷の人間は全員心配してくれた。
ところが、オカンがそういえばついさっき
俺が変なことを言っていたと内容をこぼしたら自体は一変。
変な指を見たって言っていたと教えたら、屋敷の奥さんが慌ててどこかに走っていき、
その後大騒ぎになった。
71:
奥さんは、仕事中のはずの自分の旦那や爺ちゃんにまで電話して、
すぐ帰ってくるようにと言った。
それが終わると、なんてことをしてくれたんだとオカンに詰め寄る。
息子が意識をなくしてるこんなときに、
何意味不明のことを言ってるんだと、オカン大爆発。
叩いてもなにしても俺が起きないから、救急車を呼ぼうとしたら、
「無駄だ」と止められたそうだ。
その後、物凄いスピードで帰ってきた○家の旦那たちがそろうと、
オカンは仏間で家の人間に取り囲まれ、事情を説明されたそうだ。
○家には、仏間の隣にワラズマという部屋があるらしい。
なんでも何百年も前からあって、絶対に入ってはいけないんだとか。
ただ、いくつかある規則をきっちり守っていると、
そのワラズマは、家に富と幸福をもたらすんだとさ。
たしかに○家は裕福だった。屋敷は、結構田舎の山ん中にあるんだけど、
大きな日本家屋の平屋で、大河ドラマとかに出てきそうな感じ。
で、幼い俺が、その入ってはいけない部屋に入ったっていうんだな。
72:
で、オカンはますます切れた。
だって、仏間の隣に部屋なんてなかったっていうんだ。
オカンも子供の頃から○家に来ていたので、間違うはずがない。
仏間は四方を廊下で囲まれている。廊下をはさんだ隣の部屋は、どこも普通の部屋。
そう言って怒ったら、よく思い出してみろって言われたそうだ。
廊下にある仏間の壁、不自然じゃないかってさ。
確認してみると、部屋の中から見る仏間の広さと、
廊下からみた仏間の壁の広さがあきらかに合わない。
廊下の壁のほうが、やけに広かったらしい。
どうやらそのワラズマ、たしかに仏間の横にあり、
四方をすべて壁に囲まれているらしかった。
だからオカンはいままで気がつかなかったんだ。
でも、そんな部屋じゃ息子が入れるはずないじゃないかと言ったが
倒れる前に言っていた内容と、直後に壁に穴が開いていたのがその証拠とか言って、
取り合ってくれなかったそうだ。
でも変だよな。
たしかに昔のことすぎて細かい記憶はあやふやだけど、
俺がフィンガーさんを見つけた部屋は普通の部屋だったぞ?
日の光が入って明るいかったし、内装も普通。
そして、ちゃんと襖があって、たしか開いていたはずだ。
じゃなきゃ、いくら俺が小さくても、他人の家の一度も入ったことがない
閉まった部屋に入り込んで寝たりなんてしない。
73:
ともかく、これから忙しいからとか言われ、オカンと俺は屋敷を放り出されたらしい。
まあ、実際は隣町の大きな病院まで送ってくれて、
お詫びと見舞いだとかで、なんかたくさん持たされたらしいけど。
他のことで手一杯で、帰ってきてから調べてみたら、
渡された物の中には鏡とか、数珠だとか、灰とか、変なものも混じってたらしい。
一番驚いたのは、底に現金が入ったパンパンの茶封筒が入っていたことだそうだ。
困って翌日電話すると「迷惑をかけたからそのお詫びだ」って言われたみたい。
意味不明な物は、ワラズマを開けちゃった人には、あれを贈るのがしきたりとのこと。
そこまでしてくれなくても、俺は病院で大丈夫と言われ、
いまはもう元気に遊んでいると話したら、驚かれたそうだ。
オカンに、いまその○家の人たちはどうしてるのか尋ねたら、
苦い顔して、しばらくしてポソッと事業に失敗して一家離散したって言われた。
「ちょ、え、それって俺のせい?」
って言ったらマッハで頭をはたかれて「そんなわけあるか」と怒られた。
さすがにオカンも気になって調べたらしいんだけど、
大昔から金持だったから○家はザル経営をしていて元から危うく、
普通にバブルが弾けた煽りを食らっただけみたい。
74:
ついでに、その時もらった謎グッズと金どうしたのって聞いたら、
謎グッズはしばらくして捨てて、金のことは教えてもらえんかったwww
オカンはその事件以来、すっかり○家とは交流を断ってしまったらしい。
でも、今回のことと絶対関係があると思ったから、
親戚を頼り、俺はなんとかして○家の一人と連絡をつけた。
会って一言目で、「キミが生きてるとは思ってなかった」と言われたよ。
それから、ワラズマのことを教えてもらった。
とはいえ、その人は四男だったから、すべてを教えられていたわけじゃないみたい。
ワラズマは、それ自体が神様なんだそうだ。
でも、その中にいるのは、神聖とは真逆のすごく悪いものらしい。
日本人って、よく怨霊になった人とか祀りたてちゃう癖があるよね。
藤原道真が天満宮の神様になってたり、平将門が祀られてたり。
それのミニチュア版らしい。
ただ恐ろしいのが、そうそう神様にできそうな怨霊なんていないので
人工的に作るんだそうだ。
詳しい作り方は、その人も知らなかったけど
ただ、よりたくさんの材料を使ったほうがよく、自分に敵対する人や、
恨みを持つ人を使ったほうが効き目が凄いらしい。
上記みたいに濁して言われたけど、意味がわかったとき、俺は心底震えたね。
75:
あとワラズマは「割らず間」と「童間(ワラシマ)」の意味じゃないかって。
最初のほうはわかるが、後ろは意味がわからない。
フィンガーさんは、絶対成人女性の指だったし。
で、その人が覚えているワラズマの規則は、
・必ずその家の仏間の隣に作らなくてはならない。
・四方を廊下で囲み、そこは人の通行を制限してはならない。
・むしろ客人には、その廊下を通ってもらったほうが良い。
・ただし、ワラズマのことは、家の者以外に話してはいけない。
・あと、部屋には出入り口を二つないし、三つ作らなくてはならない。
76:
最後の変だよね。
尋ねてみたら、ワラズマは本来一代、よくて二代くらいにしか効かないものらしい。
けれど○家は元からお金持ちだったので、高名な行者に金を積んで頼み込み、
特別長く効くワラズマを作ってもらったんだって。
本来のワラズマは、障子や窓などで塞いであっても、出入り口をいくつも作って、
かつ客人にその周囲を歩いてもらわなければならない。
でも、部屋に入られたら術は切れ、中から怨霊が飛び出すという
効き目は凄いが、かなりリスキーな代物だった。
どうやらその行者はワラズマ作りが専門つーくらい慣れた人だったらしく
俺が考えた最強ワラズマ()を、○家に作ってやったらしい。
本来の形と違い、○家のワラズマの四方が壁で塞がれていたのは、そのせい。
で、もうわかってるだろうけど、普通ワラズマを開封した人間は、
誰だろうとすぐ死ぬものなんだって。
なにせ怨霊入りの部屋を開封して、
何十年も閉じ込められていた恨みパワーをもろに浴びるんだもの。
77:
なんで俺は生きてるのかってことと、フィンガーさんは最後に俺の頬に突き刺さったが、
それまでは優しい霊?だったぞと尋ねた。
すると、○家のワラズマは特別なので、
中に何が入っているかは、作った当初から行者以外は誰も知らなかったそうで
開けたのが、行者オリジナルだったからじゃないかと言われた。
でも強力なはずなのに、俺が何事もなく生き残るとか、わけわからんよな。
あと、とりあえずこれだけは弁解しなくてはと
あの部屋には襖があり、最初から開いていたと言ったら、
「四方が壁の部屋にキミが入れた時点で、なんとなくわかっていた。
きっともう、うちのワラズマも寿命だったんだ」と言われたよ。
それに、人間の恨みがどれほど恐ろしものなのかは身にしみてわかったから、
俺のことを恨む気にはなれないって、遠い眼をして微笑んでた。
78:
○家はバブルが弾けて会社が潰れ、負債を抱えて一家離散したんだが、
四男さんは離散した後、兄弟や家族がどうなったか知らないと言っていた。
家族が離散したのは、少しでも降りかかる禍を分散させるために、
意図的にそうしたらしい。
手紙や電話でも、繋がったとみなされ連鎖するので、
いまでも誰とも連絡は取り合っていないそうだ。
そう話してくれた四男さんは、仕事中の事故で両足と左腕がなかった。
障害者になり、自分だけではどうしようもなくなり、
○家とは直接血が繋がらない、ワラズマの恩恵を受けていない親戚に助けを求めたから、
俺は彼を見つけられたみたい。
迷ったが、俺はA子に知ったことを全部報告した。
親には話しづらく、かと言って自分の胸だけに留めるには重すぎた。
A子は実家のほうにワラズマのことを尋ねてくれたんだが、
彼女の先祖は行者ではないし、よくわからんけど祓うタイプの巫女ではないらしく、
そういうものは世の中にいくつも実在するという返事がもらえただけで、
それ以上の新しい情報は得られなかった。
79:
で、最後に彼女が教えてくれたんだが、
俺の頬につけられたフィンガーさんの印。
これは別に、ワラズマみたいに富や名声を与えてくれるものではなく、
大事故からでも生還できるというものでもないらしい。
「何があってもこいつだけは祟らない」という目印らしい。
ただし、弱い悪霊除けくらいにはなるとのこと。
あと旅行先で出会った女の上半身。
あれはフィンガーさんかもしれない。
恐すぎて指先なんて見てなかったが、
A子に押されて俺が目の前に飛び出した後のクネクネした動きが
子供の時に会ったフィンガーさんの動きに激似だったような気がする。
ということは、彼女は少しづつ元の人の姿に戻っているんだろうか
って話したら、A子に「私はあの上半身、
いろんな人間の指の集合体みたいに見えた」って言われてまたビビった。
フィンガーさんは、確かに指一本だったはずなのに。
って思ったけど、必死で思い返すと、
あの部屋で寝ていたときに、最初に聞いた、何かが落ちるような音、
複数だったような気がするんだよな。
夢うつつだったし、自信はないんだけど。
80:
で、これを書こうと思ったきっかけなんだけど、
二、三日前に、駅の構内でフィンガーさんを見かけたからなんだ。
仕事の外回り中、電車の中から外をなんとはなしに眺めていたら、
ホームにいた人の肩に止まっている指を一本見た。
電車が走り出す頃には、指は肩から落ちて、
ホームのコンクリートの床を尺取虫みたいに這ってた。
周囲の人は、誰も気がつかないみたいだった。
ただ、遠目からだけど、凄い太かったんで、あれは絶対男性の指だと思う。
ひょっとして、フィンガーさんの仲間はたくさんいるんだろうか?
それともあれは、フィンガーさん集合体の部品だったんだろうか。
ちなみに、俺の職場は都心だ。
でも、○家はぜんぜん違う場所だったよ。
82:
以上で俺の話は終わりです。
投稿してみたら思ったよりも長い話だったようで申し訳ない。
あの事件以来、最近までオカルト的なものから逃げ続けてきたので
似たような話や、フィンガーさんやワラズマについて
なんか情報があれば教えてほしい。
99:
>>82
怖いっ!て訳じゃないけど面白かったwおつおつ
100:
>>82
興味深く読ませて頂きました。ありがとうね。
85:
足をちょうだい
姪っ子2人の話
姉妹そろって霊感あるらしく、たまに見えてるらしい
ある時姉が中学生のとき見たことを話をしてきた
体育倉庫で見た女の子の霊で足が無かったと
姉は気が強く、怖いというよりまたかといった感じで
霊に対して「何ブツブツ言ってんだ?聞こえねーよ、つかどっか行け」
すると霊は一瞬悲しそうな顔をして消えたらしい
その話を聞いた数ヶ月後、妹に霊に会った話を聞いた
ベッドでマンガ読んでたら女の子の霊に足を掴まれて
「私に足をちょうだい」
と言ってきた。妹は恐怖のあまり足で思いっきり女の子の顔面に蹴り入れた
すると霊は悲しそうな顔をしながら消えたらしい
2人にこの話をしたら霊の容姿も全く同じだし時期も一致してた
つか姉妹に玉砕された女の子の霊がちょっと不憫かも
86:
クッソワロタ
252 :1/6:
ツンバイさん
これは俺が小学5年生だった時の話だ。
当時、俺の通っていた学校では、『心霊写真』を撮影するのが流行っており、
俺のクラスの何人かも使い捨てカメラを持って、
放課後の校舎で幽霊が出そうなところを、撮影しながら探索する遊びをよくしていた。
もちろん、何処を撮っても心霊写真なんか撮れないし、
放課後の校舎をいつまでもウロウロしていたって先生に怒られるだけなので、
単に怖いもの見たさというか、スリルを友達と共有したかったのだと思う。
そんな遊びも、時が経つにつれて自然と廃れていったのだが、
俺と2歳年下だった弟(同じ学校の3年)は、写真撮影の遊びを続けていた。
そんなある日、いつものように放課後の校内を走り回っていると、
体育館のほうから「ゴットーン」と、何かが床に落ちて反響する音が聞えた。
誰かがバスケでもやってるのかと見に行ってみると、誰もいない。
しかし、体育館のステージの前に、緑色の一輪車が一台放置されていた。
俺も弟も、誰かが遊んだまま片づけなかったのだろうと思った。
一輪車で遊んで放置したまま帰る生徒も結構いたし、特別不思議な光景ではなかった。
ところがその一輪車は、つい今乗り捨てたかのように、車輪が惰力で僅かに回っていた。
おかしいなと思って、いつも放課後に心霊写真遊びしていた友達のTの仕業ではないかと、
ステージの裏に向かって名前を呼んでみたが、応答はない。
弟が誰か隠れていないか調べてみたが、ステージの裏はおろか、体育館の倉庫にも誰もいなかった。
放課後なので、体育館と校舎を繋ぐ通路以外は扉にすべて鍵がかかっていたし、
俺は急に気味が悪くなって、弟と校舎に戻った。
253 :2/6:
俺が走り出すと弟もビビりだして、二人でランドセルを取りに5年生の教室へ走ったのだが、
便所に行きたくなってしまった俺は、教室の前にあるトイレに弟を連れて入った。
弟は小便がしたいわけではなかったが、一人では怖いので用が済むまで俺の後ろに立たせた。
その時、突然『大』の個室の中で「ゴットン!」という大きな音がし、
もう完全に飛び上がるくらい二人で驚いて、弟は真っ先にトイレから逃げ出してしまった。
今でも覚えているが、俺は気が動転して、小便の途中だったにも関わらずズボンを上げてトイレを出ると、
ランドセル引っ掴んで風のように走って帰った。
そんな怖い思いをしても、子供ってのは不思議なもので、
一晩経って翌日になると、ケロっと何事もなかったように登校できる。
俺も弟も朝になると、昨日の恐怖よりも、放課後にあの不思議な現象の正体を解明してやろうと思っていた。
だが、教室に入ってみると、クラスの連中の雰囲気がおかしい。
いつもなら朝からギャーギャー騒ぎ立てているのに、ほとんど着席してこじんまりとしている。
原因は黒板にあった。
『きのう、放課後に一輪車であそんでかたづけなかった人がいます。
あそんでかたづけなかった人は、休み時間に○○先生に??』
とか何とかという内容が、書かれていたのを覚えている。
担任は女の先生だったが、清掃などにはうるさい先生だったので、
朝からクラスが辛気臭い雰囲気だったわけ。
俺は身に覚えがあるというか、昨日の放課後に体育館に放置された一輪車を見ているので、
100%あの一輪車のことだと思って、自分には関係ないけどビクビクしていた。
254 :3/6:
でも問題は、何であんな体育館に放置された一台の一輪車くらいで、
こんな風に黒板に書き出されなきゃいけないのか、ということだった。
一輪車を片づけないで放置する生徒は実際多かった。
5年生だけでなく、1年?6年生まで遊具を片づけない奴らは結構いた。
それなのにこのピリピリムード。
やがて1時間目になり、担任が教室に入ってくると、いつものように挨拶済ませて、
授業を始める前に、黒板の連絡内容についての話が始った。
「うちのクラスの前にお手洗いがありますね。そこの男子トイレの個室の中に、
昨日の放課後、1年生用(緑)の一輪車が置いてありました」
その言葉を聞いた時、俺は予想に反する見当違いに、(?)と首を傾げた。
いや、首を傾げかけた俺は、ぷつぷつっと鳥肌を立てた。
『昨日のこと』だ。教室前のトイレに駆け込んだ俺と弟は、個室で大きな物音を聞いている。
あれは個室の中で一輪車が倒れた音ではなかったのか、と俺は理由もなく恐ろしくなってきた。
うちの学校での一輪車は3種類あり、大中小を各学年ごとに色分けして使用している。
緑が1年?3年、黄色が3年?4年、赤が5年から6年となっている。
小さい緑の一輪車なので、低学年坊主のイタズラかと思われたが、
自分の学年(5年)のトイレの個室に放り込まれていた、悪質なイタズラである。
当然、高学年のほうに疑いがかかるのは当然であったが、誰も心当たりはない。
ただ俺と弟だけは、昨日の放課後、5年の男子トイレに誰かがいたのではないか、
という漠然とした疑いは抱いていた。
この事件はちょっとした問題となり、
後日、全校生徒の間でも、遊具の管理や整理整頓をきちんと行なうように指導された。
それからというもの、遊具を遊んだ後に放置する生徒はいなくなったが、結局犯人は分からず終い。
また、クラスにかけられた疑いが晴れぬまま、『5年生徒の誰かだろう』という結論には、
俺や他のクラスメイトも釈然としないものがあった。
255 :4/6:
そこで俺は、真犯人を幽霊と勝手に結論づけて、再び放課後の心霊写真遊びを始めた。
当然、怪しいのは5年の男子便所。
弟はもうあの出来事以来、ビビってこの遊びには付き合わなくなってしまったので、
俺一人で、空の暮れかけた放課後の校舎を徘徊する。今考えてみるとゾッとするが…。
使い捨てカメラでトイレの隅々を撮影し、心霊写真よ出ろ!とワケの分からぬ念じを込めながら、
鏡に自分の姿を映して撮ってみたり、黄ばんだ便器を撮ってみたり、床を撮ってみたり、
掃除用具の暗がりの中を撮ってみたり、もちろん問題の個室のほうも入念に撮影した。
後日、学校から帰ってくると、親に頼んでいたカメラの写真が出来上がったことを知り、
ランドセルを玄関に叩きつけて、自分の部屋に飛び込んだ。
40数枚撮影した写真を一枚一枚ワクワクしながら凝視する。
怪しいものが少しでも写っていたら、あの放課後の出来事は幽霊の仕業だったのだ、
と自分で納得できるからだった。
…しかし、現実とは味気もないもので、撮影したすべての写真には、心霊らしきものは何も写っていなかった。
ピントもロクに合わず、滅茶苦茶なアングルからの便所一色の写真だ。
俺はひどくショックを受けて、もう今後は心霊写真などという馬鹿げた遊びはやめようと思った。
256 :5/6:
ところが、机の上に散らかした写真を封筒に戻そうとしていた時、ある事実に気がついた。
何のことはない。現像された写真よりも、ネガフィルムに写っている枚数のほうが2、3枚多いのだ。
その足りない分のネガを窓に当てて見てみると、
ネガではよく分からなかったが、トイレの個室を写したものであった。
そこで俺は、写真の枚数が足りないことを母親に尋ねてみると、
母親は奥歯に物がつっかえたような言い方で、
「ああ、残りのはね、捨てた」
俺はこの母親の一言に、心底腹を立てたのを覚えている。
俺が撮影したのに、勝手に捨てられたのではたまったものではない。
母親の意図も理解せず、俺は一人でプリプリ怒りながら、
居間のゴミ箱の中身をムカっ腹立ててひっくり返しぶちまけ、捨てられた写真を探した。
そして、あの瞬間だけは今でも脳裏にこびりついている。
2、3枚だったと思うが、ゴミに混ざって執拗に捻じ曲げられた写真を発見した。
母親のやり方が頭にきた俺は、写真の一枚を無理矢理広げる。
そこに写っていたものは、個室の天井の通気孔を覆っている網からこちらを覗く、首をひねった長髪の女だった。
――ずっと後になり母親に訊いて分かったことだが、
うちの小学校では昔、事故で両脚が不自由になった女子生徒がおり、
中学に入学する前日、自殺して亡くなったという。
理由は不明だが、体育が大好きな生徒さんだったそうで、
学校から家に帰ると、近所でいつも緑色の一輪車を乗り回していたらしい。
その話を訊いた時、彼女は両脚の無くなった身体で、今も一輪車に乗ろうとしているのではないかと、
恐ろしさと悲しさのまじる複雑な気持になったのを覚えている。
257 :6/6:
…以上が俺の小学生の頃の思い出だが、実はこの話には続きがある。
俺が小6になった6月頃のことだったと思うが、
同じクラスの生徒で、放課後バケツで育てていた稲に水を注していた奴が、
「奇声を上げながら廊下を四つん這いで走る女」を見たのだという。
その話を聞いた女子がキャーキャー恐がり、男子はみんなそいつを馬鹿にしてからかっていたが、
俺が学校を卒業する頃には、クラスの連中がその女の幽霊を、
「ツンバイさん」「ツンバイさん」と呼ぶようになった。
四つん這い(つんばい)だから、ツンバイさん。
でも俺は知っている。彼女にはとっくに両脚なんか無いことを。
何でも、稲に水を注していたその生徒の話では、
四つん這いで走っていた女の両脚は、足ではなく両手だったんだと。
129:
死者に繋がる電話番号
俺の心霊体験です。
当時の俺は怖い話や都市伝説にはまってオカルト系のサイトを転々としていました。
たまたまあるサイトで死者に繋がる電話番号と言われてる物を知ったんですよ。
「09044444444」って番号なんです。気味が悪いですよね。
でも当時の馬鹿な俺は「面白そうじゃん」って思って掛けてみることにしたんです。
早番号を入力しようとしたんですが手が震えて中々番号を打つことが出来ませんでした。
相当のビビリですね。
番号を打ち終わり携帯を耳に当てました。
聞こえてきたのは「ヴォーン」っていう雑音だけ。
もう一度掛けてみたんですがさっきと同じ「ヴォーン」と雑音だけが聞こえてきました。
「やっぱり嘘かよ」
そう思ったその日は落胆し断念しました。
130:
それから三年の歳月が経ったある晩の居間でのことです。
その日も怖い話や都市伝説を求めネットのサイトを転々としていました。
ふと三年前に掛けてみた例の電話番号を見付けたんですよ。
そして暇だからまた掛けてみることにしたんです。
今回は手も震えることもなく難なく番号を打ち終えました。
そして恐れることなく携帯を耳に当てた瞬間に
「ウヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャ」
この世のものとは思えない笑い声が母と俺が居る居間に響き渡りました。
131:
戦慄が走り俺は慌てて電話を遠くに投げ飛ばし涙で潤んだ目を母に向けました。
母「今の何だったの?」
俺「知らん。ネットで噂の死者へと繋がる電話番号に掛けたらこの様だ。
怖いけんちょっとネットで何か聞いてみる。携帯かして」
母「いいけど…」
そして電話を借り直ぐに当時よく使っていた
Yahoo!知恵袋で自分が大丈夫か否かを質問してみたんです(残ってます)
そして数分後に回答が幾つか付きました。
余りの必死な文章に冗談と思ってしまった方も数人いたのですが
真面目に慰めくれる方がいて心が落ち着きました。
俺は数日間はビクビクと過ごしてのですが段々と忘れていき普通に今まで生きてきました。
「あれは何だったんだろう」
未だに思い出すと怖くて体が震えます。
767 :じつ8?:2009/12/07(月) 23:06:59 ID:G6mpNvt1O
お婆さんの狙い
この話は実話です。私自身も体験したのですが、当時はなにも気付きませんでした。霊などはでません。
それはまだ私が幼いころです。
記憶は曖昧なのですが、確か妹がまだ赤子だったので、私は小学生の低学年だったと思います。
当時妹はひどい小児喘息で、診察と常備薬を処方してもらうため、
車で1時間ほどかかる遠方の病院に通っていました。
私は病気でもないのに、よくそれについていきました。
なぜなら、幼いころはたとえ病院だろうと遠くに行くだけで楽しかったですし、
それに道で外食をすることがあったのです。
一方、手間がかかる私をつれていくのを母は嫌がり、「家にいなさい」と言っていました。
私はそれでも無理を言って病院についていきました。
病院では、私はいつも妹が診察をうける間、病院内をうろうろと歩いておりました。
いつものように広い病院を探検する気持ちで歩いていると、
いきなり、院内服を着た知らないお婆さんから話しかけられました。
「ぼく、飴いる?」
そのお婆さんは、真っ白な白髪にまばらに残る黒髪が印象的で、体格は小柄、それに酷く痩せていました。
顔色も悪くて、不健康そうに見えました。
思い詰めたように暗くて、疲れきったような表情に見えます。
なにより、私を見る目が怖かったのを覚えています。
お婆さんは、「自分はここに入院している」のだといいました。
前からよく病院内を歩く私をみて、話しかけたかったのだそうです。
「寂しいから友達になって欲しい」といいました。
私はお婆さんを怖いと思ったので嫌だと思い、黙って首を横にふり、母の元に逃げました。
768 :じつ8?:2009/12/07(月) 23:10:33 ID:G6mpNvt1O
お婆さんが、そろそろと私のあとをついてくるのがわかりました。
私は妹を抱く母を見つけると、泣きながら駆け寄り、
お婆さんを指差しながら「変なお婆さんがついてくる」といいました。
お婆さんはいつの間にか僕のハンカチを持っていて、「落としましたよ」と言いました。
母は、「すいません」と謝りハンカチを受け取ると、私には「失礼なことをいうな」と叱りつけました。
お婆さんは「いいんですよ」と母に近寄り、そこで驚いたように口を開けると、涙を流しはじめました。
お婆さんは母をみていいました。
「娘にそっくり」
お婆さんには10年以上昔、母にそっくりな娘がいたそうで、その娘さんを病気で亡くされてたそうなのです。
母は、そんなお婆さんを可哀想な顔で見ておりました。
それからお婆さんは、母と妹が病院に行く曜日には、入り口で待つようになりました。
そうして、妹と僕にお菓子や玩具をくれるのです。
「死んだ娘といっしょにいるようだ」と喜ぶお婆さんを、母は断れないようでした。
いつの時間にいっても入口にいるお婆さんが気味悪くなり、
私は病院へはついていかないようになりました。
そうして何ヵ月か経ったころでしょうか。
母のほうから私に、「病院についてこない?」と誘うようになりました。
私は不思議に思いながらも、帰りに美味しいものをごちそうしてくれるかもと思い了承しました。
病院につき、妹の診察が済んで母と受付を待っているとき、
今日はお婆さんはいないんだ。もう退院したのかもしれない。と思っていると、背後から声がしました。
「見つけた」
振り返ると、例のお婆さんが笑って立っていました。
母の顔はひきつっています。
お婆さんは院内服ではなく、私服をきていました。
「○○(母)ちゃん、最近月曜日に見ないから寂しかったのよ。通院する曜日変えるなら教えてよ」
お婆さんは、私を見て笑いました。
「久しぶりね○○くん。今日はおばさんがご飯につれてあげるね」
769 :じつ8?:2009/12/07(月) 23:13:04 ID:G6mpNvt1O
断る母を強引に説き伏せて、お婆さんは私達を近くのファミレスにつれていきました。
食事の間、お婆さんはずっと笑っていました。
お婆さんと母が、変な会話をしていたのを覚えています。
「ふたつあるんだからいいじゃないの」
「いい加減にしてください」
「いいじゃないの」
「警察を呼びますよ」
「じゃあこれを読んで」
お婆さんは母に封筒を渡しました。
その日の帰りの車は、いつもとは違う道を走ったのを覚えています。
それと、車の中で母が変な質問をしてきたことも。
「Y(妹)ちゃんを可愛いと思う?」
「……うん」
「あなたはお兄ちゃんなんだから、なにかあったらYちゃんを守らないといけないよ」
「うん」
「来週からYちゃんと一緒に病院にきてそばから離れたらいけないよ」
「うん」
当時は、何故母がそんなことを言うのかわかりませんでした。
それから毎回病院でお婆さんと私達は会いましたが、ある日を境に急に見なくなりました。
それから十年以上経ち、母に「そういえばあのお婆さんどうしてるんだろうね?」と尋ね、
返ってきた答えに私は震えました。
「あの人は多分亡くなったよ。それに、お婆さんじゃなくて私と同じ年なの」
770 :じつ8?:2009/12/07(月) 23:16:36 ID:G6mpNvt1O
私は驚きました。
当時の母は30才代ですが、お婆さんはどう見ても60才はいってるように見えたのです。
母から聞いた話はこうです。
退院してからもいつも病院で会うおばさんを不思議に思い、
母は知り合いの看護師に、お婆さんはそんなに悪い病気なのかと尋ねたそうです。
おばさんは病気ではなく、自殺未遂で入院していたというのです。
娘が亡くなったショックで自殺未遂をしたお婆さんの外見は、みるみる老けていきました。
(亡くなった娘というのは、まだ赤ちゃんだったそうです)
それなら母と似ているはずがありません。
そういえば、お婆さんが母に向かって「娘にそっくりだ」と言った時、
妹が母に抱かれていたことを思いだしました。
お婆さんは妹に向けて言っていたのです。
最初は優しかったお婆さんは、次第に母に妹を譲るよう懇願してきたらしいのです。
もちろん母は断りました。
妹をさらわれる、とお婆さんが怖くなった母は、私を見張り役として病院に付き添わせてたそうです。
そして、封筒の中の手紙を見せてくれました。
短い文でした。
『近く娘のところに行きます、あなたのせいです、ずっと恨みます』
772:
着物の少女
毎年夏、俺は両親に連れられて、祖母の家に遊びに行っていた。
俺の祖母の家のある町は、今でこそ都心に通う人のベッドタウンとしてそれなりに発展しているが、
二十年ほど前は、隣の家との間隔が数十メートルあるのがざらで、
田んぼと畑と雑木林ばかりが広がる、かなりの田舎だった。
同年代の子があまりいなくて、俺は祖母の家に行くと、いつも自然の中を一人で駆け回っていた。
それなりに楽しかったのだが、飽きることもままあった。
小学校に上がる前の夏のこと。
俺は相変わらず一人で遊んでいたが、やはり飽きてしまって、
いつもは行かなかった山の方へ行ってみることにした。
祖母や親に、「山の方は危ないから言っちゃダメ」と言われていて、
それまで行かなかったのだが、退屈にはかなわなかった。
家から歩いて歩いて山の中に入ると、ちょっとひんやりしていて薄暗く、怖い感じがした。
それでもさらに歩いていこうとすると、声をかけられた。
「一人で行っちゃだめだよ」
いつから居たのか、少し進んだ山道の脇に、
僕と同じくらいの背丈で、髪を適当に伸ばした女の子が立っていた。
その子は着物姿で、幼心に変わった子だなと思った。
「なんで駄目なの?」
「危ないからだよ。山の中は一人で行っちゃ駄目だよ。帰らなきゃ」
「嫌だよ。せっかくここまで来たんだもん。戻ってもつまらないし」
俺はその子が止めるのを無視していこうとしたが、通りすぎようとしたときに手をつかまれてしまった。
その子の手は妙に冷たかった。
「……なら、私が遊んであげるから。ね?山に行っちゃ駄目」
「えー……うん。わかった……」
元々一人遊びに飽きて山に入ろうと思い立ったので、
女の子が遊んでくれると言うなら無理に行く必要もなかった。
その日から、俺とその女の子は毎日遊んだ。
いつも、出会った山道のあたりで遊んでいたので、鬼ごっことか木登りとかがほとんどだった。
たまに女の子が、お手玉とかまりとかを持って来て、俺に教え込んで遊んだ。
774:
「健ちゃん、最近何して遊んでんだ?」
「山の近くで女の子と遊んでる」
「女の子?どこの子だ?」
「わかんない。着物着てるよ。かわいいよ」
「どこの子だろうなあ……名前はなんつうんだ?」
「……教えてくれない」
実際その子は、一度も名前を教えてくれなかった。
祖母も親も、その子がどこの子かわからないようだった。
とりあえず、村のどっかの家の子だろうと言っていた。
その夏は女の子と何度も遊んだけど、お盆を過ぎて帰らなきゃならなくなった。
「僕明日帰るんだ」
「そうなんだ……」
「あのさ、名前教えてよ。どこに住んでるの?また冬におばあちゃんちに来たら、遊びに行くから」
女の子は困ったような、何とも言えない顔をしてうつむいていたが、何度も頼むと口を開いてくれた。
「……名前は○○。でも約束して。絶対誰にも私の名前は言わないでね。
 ……遊びたくなったら、ここに来て名前を呼んでくれればいいから」
「……わかった」
年末に祖母の家に来た時も、僕はやはり山に行った。名前を呼ぶと、本当に女の子は来てくれた。
冬でも着物姿で寒そうだったが、本人は気にしていないようだった。
「どこに住んでるの?」「今度僕のおばあちゃんちに遊びに来ない?」などと聞いてみたが、
相変わらず首を横に振るだけだった。
そんな風に、祖母のうちに行った時、俺はその女の子と何度も遊んで、
それが楽しみで春も夏も冬も、祖母の家に長く居るようになった。
女の子と遊び始めて三年目、俺が小二の夏のことだった。
「多分、もう遊べなくなる……」
いつものように遊びに行くと、女の子が突然言い出した。
「何で?」
「ここに居なくなるから」
「えー、やだよ……」
引越しか何かで居なくなるのかなと思った。
自分が嫌がったところで、どうにかなるものでもないとさすがにわかっていたが、
それでもごねずには居られなかった。
775:
「どこに行っちゃうの?」
「わからないけど。でも明日からは来ないでね……もうさよなら」
本当にいきなりの別れだったので、俺はもうわめきまくりで、女の子の前なのに泣き出してしまった。
女の子は俺をなだめるために色々言っていた。
俺はとにかく、また遊びたい、さよならは嫌だと言い続けた。
そのうち女の子もつうっと涙を流した。
「……ありがとう。私、嬉しいよ。でも、今日はもう帰ってね。もう暗いし、危ないからね」
「嫌だ。帰ったら、もう会えないんでしょ?」
「……そうだね……。あなたと一緒もいいのかもね」
「え?」
「大丈夫。多分また会えるよ……」
俺はさとされて家路についた。途中何度も振り向いた。
着物の女の子は、ずっとこちらを見ているようだった。
その日、祖母の家に帰ったらすぐに、疲れて寝に入ってしまった。
そして俺は、その夜から五日間、高熱に苦しむことになった。
この五日間のことは、俺はほとんど覚えていない。
一時は四十度を越える熱が続き、本当に危なくなって、
隣の町の病院に運ばれ入院したが、熱は全然下がらなかったらしい。
しかし五日目を過ぎると、あっさり平熱に戻っていたという。
その後、祖母の家に戻ると、驚いたことに俺が女の子と遊んでいた山の麓は、
木が切られ山は削られ、宅地造成の工事が始まっていた。
俺は驚き焦り、祖母と両親に山にまでつれて行ってくれと頼んだが、
病み上がりなのでつれていってもらえなかった。
それ以来、俺は女の子と会うことはなかったが、たまに夢に見るようになった。
数年後聞いた話に、宅地造成の工事をやった時、
麓の斜面から小さく古びた社が出てきたらしいというものがあった。
工事で削った土や石が降ったせいか、半壊していたという。
何を奉っていたのかも誰も知らなかったらしい。
その社があったのは、俺が女の子と遊んでいた山道を少し奥に入ったところで、
ひょっとして自分が遊んでいたのは……と思ってしまった。
776:
実際、変な話がいくつかある。
俺の高校に、自称霊感少女がいたのだが、そいつに一度、
「あんた、凄いのつけてるね」と言われたことがあった。
「凄いのってなんだよ?」
「……わかんない。けど、守護霊とかなのかな?わからないや。
でも、怪我とか病気とかあまりしないでしょ?」
確かに、あの高熱以来、ほぼ完全に無病息災だった。
さらにこの前、親戚の小さな子(五才)と遊んでいたら、その子がカラーボールを使ってお手玉を始めた。
俺にもやってみろと言う風にねだるのでやってみると、
そこ子は対抗するかのように、いくつもボールを使ってお手玉をした。
何度も楽しそうにお手玉をした。
あんまり見事だったので、後でその子の親に、
「いやー、凄いよ。教えたの?あんな何個も、俺だってできないよ」と言うと、
親はきょとんとして、「教えてないけど……」と答えた。
もう一度その子にやらせてみようとすると、何度試してみてもできなかった。
「昼間みたいにやってみて」
「?なにそれ?」
と言う感じで、昼のことをおぼえてすらいなかった。
何と言うか、そのお手玉さばきは、思い返すとあの女の子に似ていた気がしてたまらない。
今もたまに夢に見るし、あの最後の言葉もあるし、
ひょっとしてあの子は、本当に俺にくっついてるのかなと思ったりする。
ちなみに女の子の名前は、なぜか俺も思い出せなくなってしまっている。
不気味とかそういうのはなく、ただ懐かしい感じがするのみである。
23 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします : 2011/08/12(金) 21:25:06.97 ID:uyfnXKmV0
遺影
かなり昔の話ですが体験談を書きます
私はバイトで旅館で住み込みで働いていました
仕事が面白く感じる頃にその客はやって来たんです
人数は4人、皆さんの顔からは悲しい感じが伝わってきました
そしてそのうちの一人は遺影を持っていたんです(笑顔で撮られてる女性)
正直怖かったです、遺影を見ないようし客を部屋へ・・・
その部屋からは笑い声どころか会話も聞こえてきませんでした
次の日、お客様が帰った後に布団をたたみに行きました
そしてそこでゾッとしました 遺影が置いてあるんです
こっち見てるんです、触るのも怖くてその場で固まってしまいました
すると後ろから誰かが歩いてきて部屋に入ってきました
俺「おお?取りに来たんだ、てか忘れんなよ」なんて心の中で復唱
しかし、本当の恐怖は目の前にありました
遺影を取りにきた方が遺影に写ってる方なんです
一瞬でパニックになり声も出ませんでした
普通にダッシュで逃げましたよ
下のロビーに戻りこのことを伝えると二階には誰も上がってないとの事・・・
3人くらいで例の部屋に行き確認すると、そこには遺影がありました
でも俺も含め皆無言になりました
笑っていたはずの顔がせつなくても怒りに燃えている顔になってたんです
結局誰も取りに来る者はいなく神社に供養してもらいに行きました
住職さんがいうには遺影は笑っていたらしいです
221:
ドアスコープ
8年前くらいの話
当時アパートに住んでいてそこに住み始めて長かったんだけど
どうもそこのドアスコープが気になっていた頃があった
きっかけは私が玄関の掃除をしているとき
なぜか見られているような妙な感じがしてキョロキョロしていて
ふっとドアスコープを覗いたらシーツか何かをかぶった人がいた
びっくりして目を離してしばらくそこを覗けなかった
でもどうも気になりそれから忘れた頃に覗くとちょくちょくその人(?)を見るように
やっぱり怖いけど特に何もしないみたいだし・・と思ってほぼ好奇心と勢いで覗くようになっていた
ある時覗いてみて少し指で手を振ったり招くようにしてみた
するといきなり激しくドアを叩かれ開けようとしてきた
鍵はかけてたけど慌ててチェーンをかけた
無理矢理開けようとして少し開いた隙間から白い布が見えていた
5分くらいしてようやく静かに
怖さで涙と汗が止まらず取っ手を握ったまましばらくじっとしていた
もう嫌だったけど少しだけドアスコープを見ると
真っ赤に充血した目と目が合った
すぐにガムテープでふさぎベッドに潜りこんで寝た
224:
すぐにでも部屋を変えたかったけど当時お金のなかった私は
ここの家賃を払うのですら精一杯だった
しかたないので頻繁に友達を泊めたりするようにしていた
それから2年ほどして今のマンションへ引っ越した
それで前のアパートの掃除をしに行った
やっぱりちょっと怖かったので早めにすました
帰るときにアパートに一礼して帰ろうとしてたんだけど
ふとここからどんな風に見えてたんだろうと思って外側から覗くと
ぼんやりと白い物体がウネウネとしていた
だんだんとこっちに近づいて来て怖くて走って逃げた
なぜだか最近またドアスコープに白い人がうつるようになっている
今度目が合ったらもう戻れない気がして怖い
262:
>>224
何か妙にリアリティあって怖い
ここの中では一番良かった
22

続き・詳細・画像をみる


【悲報】柏木由紀さん(25)、そろそろ限界・・・・・・(画像あり)

Smash Bros. Player Shuts Down Heckler, Goes On To Win Tournament?

幼女「ご飯作ったよ!」男「おう食わせろ」

世界で一番カッコいいハゲでチビ

俺を落とした企業の面接に彼女を行かせた結果wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww

年に一度、墓に埋めた棺から故人の遺体を取りだし新しい服を着せるインドネシア、トラジャ族の風習(閲覧注意)

ドラゴンボールの最強のチート技がアクマイト光線という風潮

【呆然】つけ麺特盛りを頼んだ結果・・・・・・

【悲報】コロコロホモに頼る

リゼロの強さランク見るとアニメで強そうに見えたヴィルヘルムは大して強くないという現実

八幡「やはり俺の学園都市生活は間違っている」

皿が割れた議論

back 過去ログ 削除依頼&連絡先