小鳥「疲れたわ……どこかで1杯やりたいわね」back

小鳥「疲れたわ……どこかで1杯やりたいわね」


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小鳥「でも居酒屋で飲むような余裕はないし……コンビニで安酒とおつまみでも買って帰ろうかしら」
ーーコンビニ セブンティーツー
小鳥「うぅ……冷房効いてるわね。ちょっと寒いくらいだわ」ブルッ
小鳥「ただでさえ今日は涼しい方なのにこんなに効かせなくてもいいんじゃないかしら」
小鳥「あら?おでん70円セールやってるのね。昼間だったら絶対買わないけれど、今なら涼しくてちょうどいいわね」
小鳥「っと……その前にお酒ね。こういう時はカップ酒みたいなのが逆にいいのよね」
小鳥「やっぱり大関……でも少し高いのよねぇ……コスパを考えるとまるにするべきかしら。それともさらに安い鬼ころし?」
小鳥「いや……ここは度数が高いタカラカップの方が……」
小鳥「ううん!所詮数十円の差よ!ここは大関でいくわ!」
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2: 以下、
店員「イラッシャイヤセー」
小鳥「おでん下さい」
店員「カシコマリヤシターウツワノオオキサドレクライニシヤス?」
小鳥「ええと、中くらいで」
店員「ウィース、ナニニイタシマショ」
小鳥「えっと……まずは大根にはんぺん、昆布とちくわぶを下さい」
店員「ウィース」
小鳥(って、元々100円もしないのばかり頼んでしまったわ!巻き返さないと!)
小鳥「あと牛すじにつくね……あっ!もち巾着も美味しいのよね」
店員「ウィッシュ」
小鳥(ってなんか炭水化物とお肉ばっかりの気がしてきたわ……健康にも気を使わないと!)
小鳥「ロールキャベツとだし巻きたまごも下さい!」
店員「ウツワオッキクシテイッスカ?」
小鳥「あっ、はい。ごめんなさい」
店員「イエイエー、カラシオツケシマス?」
小鳥「あ、お願いします。あと柚子胡椒とみそだれも」
店員「ウィーッシュ」
小鳥(あ、みそだれもらったのにこんにゃく忘れてたわ)
小鳥「ごめんなさい、こんにゃくも追加で」
店員「ウェーィ、イジョウデヨロシイッスカ?」
小鳥「はい、大丈夫です」
店員「オカイケーキューヒャクニジューニエンニナリヤス」
小鳥(922円!?1000円近くいっちゃったわ……って私、おでん10個も買っちゃってるじゃないの!ちょっとしたフードファイターよこれじゃ!)
店員「ドーサレヤシタ?」
小鳥(でも今さら戻してもらうわけにもいかないし……)スッ
店員「センエンオアズカリシマース、ナナジュウハチエントレシートノオカエシニナリマス。アランドロンフザイテシター!」
小鳥(それにしてもこの店員読みづらくて仕方ないわね)
小鳥(……読むって何をかしら?よくわからないことを考える……私の悪いクセ)
3: 以下、
ウィーン アランドロンフザイテシター!
小鳥「ふぅ、やっぱり外も涼しいわね。おでん買って正解だったわ」
小鳥「さて……早く家に帰ってさらに涼しい部屋の中でアツアツのおでんを………………あっ」
【音無小鳥 2X歳 今朝の記憶】
小鳥『あづーい!冷房つけて寝たはずなのになんでよぉ!』
小鳥『とりあえずつけ直しよ!朝からこんなに暑くちゃ仕事に行く気にもならないわ!』ピッ
小鳥『……あら?』ピッ
ピッ
ピッ
ピッ
小鳥『リモコンの電池が切れたのかしら?でも変えたばっかりよね…………もしかして……』
小鳥『エアコン壊れた!?』
小鳥『もー、最悪!とりあえず服脱いじゃいましょ。汗も気持ち悪いし着てられたもんじゃないわ!』ヌギッ
小鳥『下着も……どうせ誰に見られるわけでもないしいいわよね』ポーイ
小鳥『ふー、すごい開放感!もう面倒だし出勤前までこれでいましょ!』
小鳥「完全に忘れてたわ……そして女子力0ね今朝の私!」
4: 以下、
小鳥「なんか一気にテンション下がっちゃったわ……昼間のうちに熱された部屋でおでんを食べるなんてもはや拷問じゃない……」
小鳥「あずささんの家に転がり込むのは……無理よねもう遅いし」
小鳥「律子さん……は今日は涼ちゃんの家に泊まるって言ってたわね」
小鳥「はぁ……どうしましょう」
小鳥「あら?そういえばこんなところに公園あったわね」
小鳥「ベンチもあるし、仕方ないわ、ここで食べましょ」
5: 以下、
小鳥「噴水は止まってるのね……せめてライトアップでもされてれば少しは雰囲気も違ったかもしれないのに」
小鳥「いいえ!ライトアップされた噴水がある公園なんてまさにリア充の巣窟!きっとこのベンチもイチャコラしてるカップル共に占領されてたに違いないわ!」
小鳥「うん!これで良かったのよ!この寂しくて虚しい感じの場所で!」
小鳥「……自分で言ってて悲しくなってきたわ」
小鳥「こんな時は酒よ酒!さっさと始めちゃいましょ!」
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小鳥「まずはおでんを一口……やっぱりおでんって言ったら大根からよねー」ハフハフ
小鳥「んー!味が染みてておいしいわ!なかなか家庭じゃ作れない味よねー」
小鳥「そして大関を少し」ズズッゴクゴク
小鳥「うーんこの強い香りと対照的なスッキリとした感じ……大関にしてよかったわぁ」
小鳥「お次は昆布……昆布本体の部分も勿論好きなんだけど、私がもっと好きなのはこのかんぴょうの部分!」クニッ
小鳥「この歯ごたえがなんともいえないわー」
小鳥「そしてまた大関を一口」ゴクッ
小鳥「なんだか意外と外で飲むっていうのも悪くないわね。はたからみたら、おっさんとやってることなんら変わりないんでしょうけど……」
7: 以下、
小鳥「三番手は牛すじ!たまに噛み切れないのがあるのもご愛嬌よねー」モグモク グビッ
小鳥「しかも実はこれとつくねはおでんの中でも一晩糖質が少ないのよ!」
小鳥「……って誰に喋ってるのかさら私」
小鳥「お次ははんぺん!すごくおっきくてふわっふわ……まるであずささんのおっ……」
小鳥「危ない危ない……思考までおっさんになるところだったわ」ハフハフ ゴクッ
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小鳥「ふぅ……次はロールキャベツね。おでんにロールキャベツ……一見ミスマッチなこの組み合わせ」
小鳥「私も最初に見た時は驚いたわ。あの時はたしか律子さんとセブンツに来ていて……律子さんも絶賛してたのよね」
小鳥「騙されたと思って食べてみたら案外いけたのよね。思い出してついつい買っちゃったわ」ハムッ
小鳥「うう?ん!噛んだ瞬間にキャベツの甘みと肉汁が口の中に広がって……O」
小鳥「言わないわよ」ゴクゴク
小鳥「そしてこちらもおでんの基本、こんにゃく!セブンツのこんにゃくは味噌ダレをつけて食べるのが絶品なのよ……」モグモグゴクゴク
小鳥「あら……大関がもう無くなってきちゃったわね。買い足してきましょう」
9: 以下、
小鳥「ついついもう二カップ買っちゃったわ……小銭しかなくなっちゃったけどまぁいいわよね」
小鳥「さて続きよ。もち巾着……すっごく美味しいんだけど、一口食べたあとに汁に戻すとお餅だけ出ちゃうことがあるらしいのよね……」ハムハム
小鳥「だから私はきちんと常に箸でキープしておくことにしているわ」
小鳥「って……これだと飲めないわね。早く食べちゃいましょう」モッチモッチ
小鳥「お次はちくわぶ……溜まってきたおなかには少しキツイけれど……これも美味しいのよね」モグッ
小鳥「昔、高校の頃に友達が『おでんにちくわぶって存在意義がなくない?』って言ってたのを思い出すわ……あれは許しがたがったわね」
小鳥「ついつい、『〇〇のツケマよりはあるわよ?』って冗談交じりに言ったら2日間くらい口聞いてもらえなかったっけ……」
小鳥「そんなあの子も今じゃ公務員の妻で2児の母……くそぅ」グビグビグビ
10: 以下、
小鳥「残りはつくねとだし巻きたまごね。だし巻きたまごは食べたことないし……とりあえずつくねを先に食べちゃおうかしら」
小鳥「正直、つくねが食べたいというより、中に練り込んであるなんこむが食べたいって言ってもいいくらいなのよねー」コリコリ
小鳥「なんこつ……おでんをこんなに買わなかったら焼き鳥結構食べられたんじゃ……」
小鳥「いけない!ポジティブシンキングよポジティブシンキング!」ゴクゴク
小鳥「最後はだし巻きたまごね……」ハムッ
小鳥「なにこれ!すっごいふんわりしてて、それでいて出汁との相性が抜群だわ!これはリピート決定ね!」モグモグ
小鳥「律子さんにも後で教えてあげましょう……それにしても」
小鳥「変わり種は全部食べきったけど……だいこんにはんぺん、こんにゃくが半分ぐらいずつ、ちくわぶは4分の3くらい余ってしまったわ」グビグビ
小鳥「我ながら行儀の悪い食べ方なのはわかっているけど……誰もいないし関係ないわよね。そもそも食べながら喋ってる時点で……」
小鳥「それにしてもどうしましょう。冷蔵庫で冷やしておいて明日の朝……食べかけはさすがに嫌ね」
小鳥「無理にでも押し込まないとかしら」
P「小鳥さん?こんなところで何してるんですか」
小鳥「ピヨォ!」ビクッ!
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小鳥「ぷぷぷぷぷろでゅーさーさん?」
P「大丈夫ですか、ぷよぷよのうたみたいになってますよ?」
小鳥「ここここここけっ!これはでふね!ロケハンですロケハン!実は雪歩ちゃんに『雪歩チャレンジ!?一晩で公園にクレーターを出現させますぅ?』という企画が来てまして!」
P「なんですかその企画……だいたいプロデューサーである俺にその嘘はどうなんですか。それと、お酒くさいですよ」
小鳥「ピヨ……じ、実はかくかくぴよぴよというわけで……」
P「なるほど。そんな理由があってこんな寂しいところで一人で晩酌してるんですね」
小鳥「うぅ……は、はい。プロデューサーさんこそどうしてここに?」
P「俺ですか?俺はこれですよ」
小鳥「人差し指がどうかしたんですか?」
P「違いますよ。上ですよ、上」
小鳥「上……?あっ!」
P「どうです?綺麗でしょう?」
小鳥「わあ……都会でこんなに一面に星が見えるなんて……」
P「ここは開けてて余計な街灯とか電飾も少ないですからね。結構穴場なんですよ」
小鳥「プロデューサーさんって意外にロマンチストなんですね」
P「意外は余計です」
小鳥(って……夜の公園で星を眺める男女!これってはたからみたらリア充じゃないの!?)
12: 以下、
P「あれ?これってセブンツのおでんじゃないですか?」
小鳥「や、安かったのでつい……」
P「だいこんにはんぺん、こんにゃくにちくわぶ……主役級ばっかり残ってるじゃないですか。小鳥さんもう食べないんですか?」
小鳥「はい。つい買いすぎちゃって……」
P「じゃあ俺がもらいますね」パクッ
小鳥「ってええ///!?プロデューサーさん!そ、それ私の食べかけ!」
P「それがどうかしましたか?あっ、すいません。嫌ですよね自分が食べたのを俺なんかに食われるなんて」
小鳥「い、いえ……それはあのむしろ……役得というか……///」
P「よくわからないけどいいってことですね。それじゃ遠慮なく」モグモグ
小鳥(はわわ……プロデューサーさんと間接キス……)
13: 以下、
P「あー、美味しかった。セブンツのおでんはやっぱり最高ですね」
小鳥「は、はいぃ///」
P「それにしても小鳥さん。いくら今夜が涼しい方だからっていって冷房なしで寝るのはキツくないですか?」
小鳥「正直……。どうしようかと思ってたんです」
P「そうだ!ウチに来たらどうですか小鳥さん!」
小鳥「ぴよぉ!?ぷ、プロデューサーさんのお家!?」
 
P「はい。ちょうどいいワインが手に入って、一人で飲むのはなんか寂しいなって思ってたんですよ」
小鳥「で、でも私、お腹いっぱいで……その前に男の人の家……」
P「少し歩きますし、その間に1杯2杯飲めるくらいにはなりますよ。と、いうわけで残りの大関は俺が飲んじゃいますね」ゴクゴク
小鳥(ま、また間接キス///)
P「さ、行きましょう、小鳥さん。バッグとおでんのゴミは俺が持ちますから」
小鳥「は、はひ……///」
14: 以下、
ーーPの自宅
P「それじゃ、小鳥さんはここでゆっくりしててください。今お酒と簡単なおつまみ持ってきますから」
小鳥「ありがとうございます……」
小鳥(プロデューサーさんのおうち……そこら中からプロデューサーさんの匂いがする……)
小鳥(これ……この間事務所のみんなでとった写真。ちゃんと写真立てに飾ってあるのね……)カタッ
小鳥(この時も、最初はアイドルのみんなとプロデューサーさんだけだったのに、プロデューサーさんが『小鳥さんも入ってくださいよ』って言ってくれたんだっけ……)
小鳥(こっちは……アルバム?『765pro 2016 August』……月毎にまとめてあるのね。マメな人だなぁプロデューサーさん)
小鳥(いけないことなんだけど……ちょっと見ちゃおうかしら)ペラッ
小鳥(『HARUKA AMAMI』……ってアルバム内でさらにアイドル毎にまとめてあるの!?すごい……)
小鳥(あっ、この千早ちゃんの写真は私が撮ったやつね!『もう二度とスマートフォンは触らないわ!』って涙目になってたっけ……)
小鳥(響ちゃん、貴音ちゃん、伊織ちゃん、やよいちゃん、真ちゃん、雪歩ちゃん……あら?なんかこの並べ方、既視感が……)
小鳥(亜美ちゃん真美ちゃん、美希ちゃんにあずささん……律子さんのページまであるのね)
小鳥(つい夢中になって見入ってしまったわ……あら……?まだページがある?)ペラッ
小鳥(『KOTORI OTONASHI』……ってえぇ!?私のページ!?)
P「お待たせしましたーお酒とおつまみ持ってきましたよー」
小鳥「ぴよっ!?」パタン スッ!
P「どうしました?小鳥さん」
小鳥「あ、い、いえなんでも」
P「あー、アルバムですか。良かったら見ていいですよ」
小鳥「い、いいへ!らいじょうぶです!」
P「結構、酔い回ってます?大丈夫ですか?」
小鳥「だ、大丈夫ですから!」
16: 以下、
P「はい、おつまみです。簡単なものですけど」
小鳥「ありがとうございます……ってええ!めちゃくちゃオシャレじゃないですか!」
P「そうですか?これはピーラーでスライスした胡瓜でスモークサーモンとクリームチーズを巻いたもの」
小鳥「色鮮やかでおいしそう……」
P「こっちは横半分に切ったピーマンに炒めたソーセージとミックスベジタブルを詰めただけですし」
小鳥「私ならソーセージだけ焼いて食べちゃいます……」
P「これなんてさっき買ったハマチの刺身を並べて塩こんぶ、レモン汁、オリーブオイルを混ぜたのを盛りつけただけのカルパッチョです。火すら使ってないですよ」
小鳥「プロデューサーさんって朝に料理コーナーかなんかやってましたっけ?」
P「後はほぼ切って並べただけのカプレーゼに冷凍しておいた余ったアボカドのツナ缶で作ったアボカドディップ。クラッカーにのせて食べてください」
小鳥「わ……私なんかよりよっぽど女子力に溢れている……」
P「後はお待ちかねのワインですが……」トンッ
小鳥「シャトー・マルゴーって!高級品じゃないですか!」
P「この間、伊織にもらったんですよ『こんな安ワイン、私には飲めたもんじゃないわ!どーせろくなお酒飲んでないんでしょ?あんたにあげるわ』って」
小鳥「たしかに伊織ちゃんにとっては1本10万のワインなんて桁が足りないのかもしれないですけど……って、そもそも伊織ちゃん未成年じゃないですか!」
P「まぁ、まえに伊織の家で晩飯をご馳走になったときはロマネコンティがファンタグレープくらいの扱いでポンポン出てきましたからね」
小鳥「水瀬財閥パネェ……」
17: 以下、
P「まぁ、とにかく乾杯しましょうよ」
小鳥「は、はい」コォォン
小鳥「この複雑で豊かな香り……いつも飲んでるダイソーの100円ワインも美味しいけど……そんなの比にならないです……」
P「喜んでいただけてなによりですよ」 
小鳥「うぅ……飲むのがもったいない……けどっ……んっ…………」コクッ
小鳥「すっごく滑らかな舌触り……なのにこう、力強くて濃厚な味…………幸せ」トロォ
P「こ、小鳥さん!すごい顔になってますよ!」
小鳥「あ!あら、私ったら!ごめんなさいっ///」
P「あはは……いいんですよ」
小鳥「プロデューサーさんのおつまみも美味しいです……私こんなに幸せでいいのかしら」
P「大げさですよ小鳥さん」
小鳥(大げさなんかじゃないです!ワインもおつまみも最高だけど……一番はこうやってプロデューサーさんと二人でいれること……それが一番幸せなんですっ!……なんて言えないわよね……)
18: 以下、
小鳥(あれ……私ったら、寝ちゃったのかしら。でもなんか揺れてるような)ユサユサ
P「まったく……騒いでたと思ったら急に寝ちゃうんですから」
小鳥(ぷぷぷ、ぷろでゅーさーさんにお姫様抱っこされてる!?)
P「よいしょっと、軽いなぁ音無さん。50ないんじゃないか?」
小鳥(うぅ……あと1キロで50なんです……)
P「それにしても音無さん、やっぱり綺麗だなぁ……」
小鳥(えええええええええ///!?)ビクッ!
P「あれ、お、起きてる?」
小鳥「すぅ……すぅ……」
P「なわけないよな、あれだけ飲んで食べたし、朝まで起きないだろ」
小鳥(起きてます起きてます起きてます起きてます起きてます)
19: 以下、
P「それにしても奮発しちゃったなぁあのワイン結構したし、しばらくはやよいに習ってもやし生活かな」
小鳥(えっ……あのワイン、伊織ちゃんにもらったんじゃ……)
P「さすがに未成年の伊織にもらったっていうのは無理があったかな……伊織にも悪いことしちゃったな」
P「シャトー・マルゴーは大切な人と飲むワイン。ちょっと露骨だったかな?」
小鳥(全然気づきませんでしたごめんなさいごめんなさい///)
P「あっ、そういや『失楽園』のラストシーンでも飲まれてたな……変に勘違いされてなきゃいいんだけど」
小鳥(してないです!全然思い浮かべてもなかったです!)
P「まぁ、小鳥さんが俺みたいなガキ相手にしてくれるわけないよな」
小鳥(このまま抱き寄せていいかしら……ねぇ!ねぇ!)
P「本当は誕生日に誘いたかったんだけど……あの日は事務所のみんなでお祝いしたからな。でも、誘えてよかったや」
小鳥(プロデューサーさん……私の誕生日のために準備しててくれたんだ……///)
P「遅くなっちゃいましたけど、誕生日おめでとうございます小鳥さん。これからも……よろしくお願いしますね」
小鳥(は、はひぃ……///明日からどんな顔して会えばいいのかしら……)コクン
P「頷いた……?なわけないか。」
P「つけっぱなしは体に悪いだろうし、エアコンは2時間タイマーにしておこう」ピッピッ
20: 以下、

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