にこ「にこにー弁当屋!」花陽「in名古屋!」back

にこ「にこにー弁当屋!」花陽「in名古屋!」


続き・詳細・画像をみる


今回で最終回
名古屋出張の実体験混み
ちょっと長め やっぱりほのぼの
6:
にこ「二人とも、準備はできた?」
花陽「はい! いつでも大丈夫です!」
おばちゃん「仕事とはいえ旅行は久しぶりだねぇ…」
にこ「早いとこ現地組と合流するわよ」
花陽(私は今、名古屋にきています)
花陽(弁当屋勤務の私が名古屋にいる理由ですか?)
花陽「それはですね…」
11:
花陽「名古屋に出店?」
にこ「ええ、弁当屋フェアの物産展だけどね」
にこ「全国各地から個人店の弁当屋が集まるのよ」
おばちゃん「それで選ばれたのかい」
花陽「おめでとうございます!」
にこ「だから再来週は丸一週間店を閉めるわよ」
花陽「あれ? 現場のセッティングはどうするんですか?」
おばちゃん「確かに一週間では間に合いそうにないわね」
12:
にこ「それならもう彼女に現地へ向かわせてるわ」
花陽「あ、だがらここ数日いないんですね」
にこ「後はにこ達が名古屋に向かうだけ、なんだけど…」
おばちゃん「なんだけど?」
にこ「飛行機も新幹線も…チケット取れなかったの」
花陽「」
13:
おばちゃん「ど、どうするんだい?」
おばちゃん「おばちゃん達も結構な荷物があるからバスは無理だよ」
にこ「…ヒッチハイクとか」
おばちゃん「…………」
にこ「冗談です」
花陽「あ、花陽の家に車ありますよ?」
14:
おばちゃん「動かせるのかい?」
花陽「私はペーパーで運転は…」
おばちゃん「ならおばちゃんが動かすよ」
花陽「なら一応確認取りますね」
花陽『もしもしあなた? ちょっと相談が…』
おばちゃん「なんとかなりそうね」
にこ(ガソリン代くらいは給料に上乗せしておかなきゃね…)
15:
花陽「名古屋到着ですっ!」
にこ「お疲れ様、少し休む?」
おばちゃん「平気ですよ、立ちっぱなしの仕事よりはよほど楽ですから」
にこ「じゃあまだ時間に余裕があるし散策でもしましょうか」
花陽「まずはご飯が食べたいですっ!」
おばちゃん「店長、おばちゃんもお腹が空いたね」
にこ「分かったわ、じゃあ凶悪なものを見せてあげる」
花陽「?」
17:
暴食店『セロリ』
にこ「着いたわ」
おばちゃん「な、何だか入りづらそうな雰囲気だね…」
花陽「ご、ご飯の匂い…♪」
にこ「ここは全国でも有名な大盛りの店よ」
花陽「早く! 早く入りましょう!」
にこ「慌てない慌てない、さ 行くわよ!」
………………
19:
にこ「も、もうダメ…」Mサイズ丼完食
おばちゃん「この年に油はきついね…」
Sサイズ丼完食
にこ「これでMサイズなんて…舐めてたわ」
おばちゃん「花陽ちゃんの胃袋はどうなってんだい…」
花陽「ご飯お代わりですっ!」
Lセット完食+ご飯お代わり
にこ「…ま、幸せそうで何よりね」
おばちゃん「おばちゃんは外の風浴びてくるわ…」
20:
花陽「あ?お腹一杯♪」
おばちゃん「花陽ちゃん…悪いけど運転変わってもらえる? 少し気分が…」
花陽「 分かりました 後ろで休んでてくださいね」
花陽「次はどこに行くの?」
にこ「そうね…名古屋といえば…」
21:
東海アニマルランド
にこ「やっぱりここも外せないわね」
花陽「動物園か…子供の時以来だな…」
おばちゃん「おばちゃんも久しぶりよ、動物園」
にこ「さ、いろいろ見て回りましょ」
おばちゃん「おばちゃんはキリンが見たいね」
花陽「花陽は…あ! このモルモットが見たいです!」
22:
花陽「可愛かったよぉ?♪」
おばちゃん「あんなに人なつっこいんだねぇ…」
にこ「二人とも、まだメインディッシュを見てないわよ」
おばちゃん「メインディッシュ?」
にこ「東海アニマルランドに来たのなら絶対見ないとね」
にこ「噂のイケメンすぎるゴリラを!」
23:
にこ「…想像以上だったわね」
花陽「ステッカー買っちゃった♪おみあげにしようかな?」
おばちゃん(天国のあんたにそっくりだったよ…)
にこ「そろそろ日がくれるわね…名古屋駅に行くわよ」
にこ「そこで現地組と合流するわ」
花陽「はい!」
24:
名古屋駅
にこ『準備に手間取り少し遅れます…か』
にこ「仕方ない、この辺りで時間を潰すわよ」
おばちゃん「おばちゃんはもうそろそろ休みたいわね…」
にこ「じゃあにこがホテルに連れてくわ
花陽はどうする…」
花陽「…………」
にこ「花陽?」
25:
花陽「少しあの店に行って来ますね」
にこ「え? いいけど…ホテルの場所は分かる?」
花陽「メモにいれてあるので大丈夫です」
にこ「そう、じゃあホテルで落ち合いましょう」
花陽「分かりました」
花陽(どうしてあの店に惹かれるの…?)
ビックカメラ 名古屋西店
26:
花陽「う?ん…違ったのかな?」
花陽「とっても懐かしい感じがしたんだけど…」
花陽「やっぱり気のせいだったのかな」
花陽「にこちゃんたちが待ってるからそろそろ帰らないと…」
花陽(……あれ?)
花陽(あの音楽って…μ'sの曲?)
27:
花陽「これ…私?」
花陽(画面一杯に若い頃の花陽が写っています)
店員「お客様、どうかされましたか?」
花陽「な、何でもないです…」
店員「そうですか、TVをずっと眺めていたので何か問題あったのかと」
花陽「………」
店員「μ's、好きなんですか?」
29:
花陽「えっと…?」
店員「今でも時々来るんですよ ファンの方々」
店員「一時期この飾り付けをやめたんですけどね たくさんの問い合わせがありまして」
店員『折角の情熱を解散で捨てるのかー』ってね」
花陽「…そうなんですか」
店員「もう十年近くも経つのに…色褪せないですね」
30:
花陽「…私はμ'sが好きです」
店員「…………」
花陽「臆病な私を勇気付けてくれたμ'sが好きです」
店員「………」
花陽「アイドルとして頑張れたのもみんながいたから頑張れた」
花陽「それはメンバーだけじゃなくて…ファンの皆がいたから」
花陽「花陽に光をくれたμ'sが大好きです!」
33:
店員「…そうですか。それを聞いて安心しました」
花陽「へ? …あっ」
店員「私達が応援したμ'sはやはり素晴らしいものだった」
店員「どうか、その輝いていた瞬間を忘れないで」
花陽「店員さん!」
花陽(あれ…意識が)
花陽(なんだか眠く…)
34:
女店員「様…お客様!」
花陽「あ…れ?」
女店員「目が覚めた…良かった」
女店員「カメラコーナーで倒れていたんですよ?」
花陽「あれ…μ'sのTVは?」
女店員「μ's? 懐かしい名前ですね」
女店員「昔はこの辺り一帯が全部μ'sですたから」
35:
にこ「お帰り花陽、遅かったわね」
花陽「あ…ごめんね?」
にこ「もう大人だから気にしないわよ」
おばちゃん「店長ったら散々心配してたのよ?」
おばちゃん「『名古屋で変な男に捕まってないのか…』ってね?」
にこ「………」
おばちゃん「ふふ♪余計だったかしらね?」
にこ「コホン もう現地組も来てるわよ」
にこ「向こうにいるから挨拶して来なさい」
36:
花陽(一体あれは何だったんだろう…)
花陽(夢?…にしては鮮明に覚えているし)
花陽(考えれば考えるほどわからないよぉ…)
花陽「キャッ!ごめんなさい ぶつかっちゃいました…」
???「全く、遅刻の上に前方不注意なんて、ダメな先輩ね♪」
???「そうですよ花陽、今日は名古屋の特産品を使った新商品を試作していたのに…」
???「大丈夫花陽ちゃん?立てる?」
37:
所用につきキリのいい所で中断
名古屋の三箇所は実際に行ったところです
また明日の夜に更新します
それではまた
58:
花陽「絵里ちゃん! 穂乃果ちゃん! 海未ちゃんも!」
絵里「ごめんなさいね、準備が思いの外かかっちゃって」
穂乃果「う?もうクタクタだよぉ…」
海未「結構力仕事もありましたからね…」
穂乃果「花陽ちゃん! 絶対優勝しようね! 準備頑張ったんだから!」
花陽「優勝…?」
海未「今回の物産展は小さなグランプリを兼ねてるんです」
絵里「グランプリを取れば日本一を一応名乗れるようになるわね」
59:
にこ「そうよ、だからわざわざ名古屋まできたんだから」
絵里「店長、これが今回の費用のまとめになるわ」
にこ「ありがと、きっちり給料に上乗せしておくわね」
海未「花陽、これがさっき言ってた名古屋の特産品を使ったメニューです」
花陽「わぁ?♪食べていいんですか?」
海未「ふふ、どうぞ」
花陽「……やっぱり美味しい♪」
60:
にこ「さ、明日は勝負の日よ 早めに寝なさい」
穂乃果「え?まだ寝たくない!」
海未「穂乃果、もう大人なんですから流石に…」
穂乃果「折角だから恋バナしたいよ!」
にこ「あ、あんた私に喧嘩売ってる…」
花陽「ち、ちょっとだけ興味があります…」
絵里「私も少し【店長の】話が気になるわね」
穂乃果「決まりっ! じゃ早部屋にGO!」
61:
…………………
にこ「何よ、独身で何が悪いのよ…」
おばちゃん「まあまあ、この年頃は惚気たいんですよ」
にこ「揃いも揃ってデレデレしちゃって…」
おばちゃん「デレデレできる時にはしておいた方がいいんですよ」
おばちゃん「デレデレしている間はきっと幸せなんですから…ね」
にこ「あ…ごめん」
おばちゃん「いいんですよ…もう十数年も前のことですから一人には慣れました」
おばちゃん「それに、今はこのお店がありますからね」
62:
おばちゃん「パートナーを失って、心に穴が空くのも慣れて…」
おばちゃん「そんな時に一人で店を切り盛りしてる店長にあったんだったね」
にこ「そうね、最初は調理も接客も発注も何もかも一人でこなしてたわ」
にこ「今はだいぶ楽になったけど」
おばちゃん「ここでもらった笑顔におばちゃんも元気付けられてたんだよ」
おばちゃん「毎度の如く差し入れもしちゃってね」
にこ「花陽も喜んでたわよ おのおにぎり」
にこ「それに一番古くから支えてくれたのもとても感謝してるわ」
にこ「本当にありがとう」
63:
おばちゃん「感謝してるのはこちらの方だよ」
おばちゃん「今じゃあの家が第二の家みたいに感じちゃってね…」
にこ「そう…雇い主冥利に尽きるわね」
にこ「……………」
おばちゃん「………」
おばちゃん「…そろそろおばちゃんもねようかね」
にこ「ん…おやすみなさい」
64:
穂乃果「天気は快晴!」
にこ「名古屋駅も大にぎわい!」
絵里「戦闘準備はバッチリ!…ってなんで私まで」
海未「絵里…そんなことする人だとは思いませんでした」
絵里「う…海未?」
海未「ふふふ、冗談です」
絵里「今のは冗談に聞こえなかったわ…」
穂乃果「最近海未ちゃん起こること増えたから…」
おばちゃん「一体なにやってんだい?」
花陽「さあ…?」
にこ「これで全員揃ったわね」
65:
にこ「さて、今日はにこにー弁当屋史上最大の客がくると思うわ」
にこ「ここまで来れたのも皆のお陰よ」
にこ「今日くる人は美味しいお弁当を楽しみにしてきてくれている」
にこ「それだけじゃなくて店員達の笑顔もね」
にこ「その基本を忘れないで今日は頑張りましょう!」
穂乃果「ねえねえにこちゃんアレやろうよ! アレ!」
にこ「アレ? …ああアレね」
おばちゃん「アレってなんだい?」
穂乃果「そっか、おばちゃんは知らないんだ、えっとね…」
66:
にこ「今日皆を一番の笑顔にするわよ!」
「「「「「おおーっ!!!」」」」」
68:
にこ「いらっしゃいませー!どうぞこちらへ!」
花陽「にこぱなセットですね!1000円になります!」
穂乃果「こちら東京からやってきたにこにー、にこにー弁当屋ですっ!」
海未「今回限定の商品もご用意しています! いかがですかー!」
おばちゃん「はい! 唐揚げ揚げたて!」
絵里「只今唐揚げ揚げたてです! アツアツで美味しいですよー!」
………………………
69:
花陽「うぅ…何位かなぁ…」
穂乃果「こんなにドキドキするのラブライブ以来だよ…」
海未「きっと大丈夫ですよ、皆の笑顔がそれを物語っていましたから」
絵里「完売したんだからベストは尽くしたわ、 あとは結果を待つだけね」
おばちゃん「そうだね…」
にこ「……………」
『それでは只今より、第4回全国お弁当グランプリの結果発表をいたします』
70:
『第5位 茨城 納豆の伊藤屋』
花陽「やっぱり上位に食い込んできたね」
おばちゃん「東京でも噂は聞いてたからね…」
『第4位 北海道 道産子キッチン黒田』
海未「ここであの道産子キッチンですか…」
穂乃果「試食で食べたけど、美味しかったよ!」
『第3位 大阪 スピリチュアルバードヤンヤン亭』
絵里「全く聞いたことない名前ね…すごい行列で全然見えなかったけど何を売っていたのかしら」
にこ「…………」
71:
『第2位 東京 にこにー弁当屋』
花陽「そんな…2位?」
おばちゃん「…残念だね」
にこ「……帰るわよ」
穂乃果「へ…?」
にこ「結果は分かったんだからとっとと後片付けして撤収するわよ」
にこ「にこは先に行ってるわ」
海未「…行ってしまいましたね」
花陽(今少しだけ見えたけど…もしかしてにこちゃん)
花陽(泣いてた…?)
72:
花陽「にこちゃんの後を追ってきますね」
絵里「分かったわ 片付けの方は任せなさい」
絵里「全然違う方向に行くなんて、余程ショックだったのね」
花陽「絵里ちゃん…その」
絵里「分かってる、誰にも話すつもりはないわよ」
絵里「だから早く行きなさい…先輩」
花陽「は、はい!」
73:
にこ「…花陽」
花陽「…にこちゃん」
にこ「絶対行けると思った…信頼できる仲間と全力で頑張った…やれることは全てやったつもりよ」
花陽「………」
にこ「それでも届かなかった」
花陽「…………」
にこ「やっぱりにこ達は…」
花陽「それ以上はダメだよ、にこちゃん」
74:
花陽「バイトの花陽ですらこんなに苦労したんだから、きっとにこちゃんはもっと大変だったんだよね」
花陽「それでダメならとっても傷ついていると思う…けどね」
花陽「甘ったれるな!」
にこ「花陽?」
花陽「花陽は! にこちゃんの本気に惹かれたから! ここで頑張れたんだよ!」
花陽「それをこれくらいの挫折で捨てるの? 夢を諦めるの?」
にこ「……!」
花陽「だから…だから…諦めるなんて言葉を…言わないでよぉ…」
にこ「ごめんなさい、花陽」
75:
にこ「にこが馬鹿だったわ…この程度の挫折で凹むなんてね」
にこ「こんなところでウジウジなんてしてられない」
花陽「…にこちゃん!」
にこ「帰りましょうか」
花陽「…?」
にこ「帰って何もかも鍛え直すわ
メニューも接客も宣伝も…」
にこ「そして今度こそ日本一!いいわね!」
花陽「………はい!」
76:

続き・詳細・画像をみる


【悲報】まんの者、謎の筋トレでおしっこを漏らす

阪神「お 、広島が25年ぶりの優勝か」

【画像】イギリスのJK超可愛いすぎワロタwww

肩に乗る小動物って憧れる。サルでも鳥でもなんでいい。

【映画】「君の名は。」とんでもない事になってきたwwwww

嫁と些細なことで喧嘩するたびに嫁両親が参上する。嫁も俺もいい年なんだから両親が出てくるのは筋違い

『ONE PIECE』ルフィ「こんなに船員養えないからリストラするぞ」ドン!

介護業者倒産が最悪更新確実 アベノミクス“負の影響”直撃

コナン一行と同じ旅館に泊まって生還しなさい←これの攻略法教えて

ウチの猫が死んじゃって辛すぎワロエナイ

【朗報】山田哲人さん、40-40諦めてなかった

三菱自、ランエボ最後の1台をオークションに出品へ

back 過去ログ 削除依頼&連絡先