渋谷凛「大好きだよ」back

渋谷凛「大好きだよ」


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1:
事務所―――
がちゃ
凛「おはようござ――」
未央「しぶりんきたーっ!」タタタッ
卯月「凛ちゃーんっ!」
凛「って、え? な、なに二人ともっ」
未央「確保ー☆」ダキッ
卯月「ぎゅっ!」ムギュ
凛「え、え、えっ?」
未央「しぶりーん♪」
卯月「えへへへー♪」
ぎゅうぎゅう
凛「……なにこれ」
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2:
卯月「♪」ギュー
未央「♪♪」ギュー
凛「え、えっと……未央、卯月? 暑いんだけど」
未央「そうだね、アツアツだよ私たち!」
凛「そうじゃなくて……」
卯月「じゃあラブラブかな? きゃっ♪」
凛「あぁもう埒が明かない」
4:
P「おー、騒がしいと思ったら」スタスタ
P「おはよう、凛」
凛「あ、プロデューサーおはよ。早だけど助けて」
卯月「凛ちゃ?んっ」スリスリ
未央「しっぶりーん♪」コシコシ
P「うわぁ暑苦しい」
5:
凛「事務所に来たらいきなりこうなったんだけど……」
P「なんだ、なにも言わずに抱きついたのか?」
凛「え?」
未央「いやぁ、だってしぶりんってばふっかふかで気持ちよくてさー」モフモフ
卯月「髪の毛なんてさらさらなんです! 羨ましいなぁ」ナデナデ
凛「も、もうなんなの……暑いし恥ずかしいってば!」
6:
P「うんうん、仲良しでなによりだ」
うづみお「えへへー♪」
凛「い、いい加減教えてよ、全然分かんないよっ」
P「あはは、あんまりいじめるのも可哀想だ。未央、卯月」
未央「うん!」
卯月「凛ちゃん!」
凛「は、はい!」
うづみお「誕生日、おめでとうっ!」
7:
凛「あ……」
P「思い出したか? 今日はお前の誕生日だろ」
卯月「ダメだよ凛ちゃん、自分の誕生日忘れちゃ」クスクス
凛「べ、別に忘れてたわけじゃ……だって抱きつかれただけじゃ分かんないよ!」
未央「んもう、それくらい察してもらわないと☆ 私たちの仲じゃん?」ツンツン
凛「どんな仲なの……つんつんしないでよっ」
8:
卯月「ふふっ、凛ちゃん照れてるー♪」
凛「照れてない!」プイッ
未央「てれりんだね☆」
凛「てれりん!?」
卯月「えへへ、てれりんちゃん可愛い!」
P「てれりんか……新しい売り方でも考えるかな」
凛「やめて。絶対やめて。やめて。やめて」
9:
未央「そんなてれりんに、豪華プレゼントがありますっ!」
凛「だからやめてって――プレゼント?」
卯月「うん、プレゼント。私と未央ちゃんで選んだんだ!」
凛「……私に?」
卯月「凛ちゃんは他にいないでしょ? ふふふっ」
未央「真面目に選んだからさ。受け取って、凛」
凛「未央……」
10:
未央「……いやん照れくさいっ! うづきんにバトンたーっち!」
卯月「え、私っ? もう、未央ちゃんも照れ屋さんなんだから……よぉし」
卯月「えっと、凛ちゃん。誕生日、ホントにおめでとう!」
凛「う、うん……ありがと」
卯月「これからもずーっと仲良しで、一緒にアイドル頑張っていこうね?」
未央「……一生親友だかんねっ」ボソッ
凛「……うん」
卯月「……ふふ。凛ちゃんと、未央ちゃんと、私」
卯月「ずっとずっと、三人一緒だよ?」
凛「…………うん!」
11:
卯月「そんなわけで、はいっ! これがプレゼント!」スッ
凛「わぁ……開けてもいい?」
未央「いいに決まってるでしょー」ボソボソッ
卯月「み、未央ちゃん、私の背中から離れよ?」
未央「恥ずかしーもんっ」ギュー
凛「未央も、ありがとね」
未央「うむっ」
12:
凛「うん、じゃ開けるね――しょ、っと」パカッ
凛「……あ。これ、ピアス?」
卯月「正解っ♪ 凛ちゃんの誕生石が付いてるの!」
凛「確か……アイオライト、だっけ?」
未央「そそ、この誕生石の人は大胆さと繊細さを併せ持ってるんだよ!」
凛「……って、店員さんに聞いたんだね」
13:
未央「ちょっとしぶりーん! せっかくカッコつけたのにー!」
凛「ごめんごめん。今度ご飯奢ってあげるから許して?」
未央「ほんとー!? やったー! ……ってなるかぁ!」ビシッ
凛「ふふ、いいツッコミ」
卯月「あははっ♪」
未央「てれりんめー!」
凛「だ、だからそれはやめてって――!」
P(いい子たちだなぁ、本当に……)ホッコリ
15:
未央「あ、ちょっとプロデューサー! ずっと黙ってると思ったら、不審者みたいな顔してる!」
P「おま、なんてことを」
卯月「えぇっ、プロデューサーさん不審者なんですか!?」
P「違うっての!」
未央「まぁ冗談として、プロデューサーもしぶりんを祝ってあげなよ」
P「ん、あぁ……三人の邪魔しちゃ悪いと思ってさ」
16:
凛「……ううん、そんなことないよ。私、プロデューサーにもおめでとうって言ってほしいな」
P「そうか?」
凛「うん。一番お世話になった人だしね」
P「よし、分かった。それじゃ、凛」
凛「はい」
未央(わくわく)
卯月(どきどき)
P「誕生日おめでとう。これからもよろしくな」
凛「……ありがと、プロデューサー。私の方こそよろしくね」
P「ああ」
17:
未央「…………」
卯月「…………」
P「…………」
未央「…………」
卯月「…………」
凛「……? え、なにこの沈黙」
P「さ、さぁ」
うづみお「えっ、それだけ!?」
凛「えっ」
P「えっ」
18:
卯月「プロデューサーさん、それだけですか!? ホントに!?」ユッサユッサ
P「なにが!? 他に言うことあったか!?」
凛「すごく自然な会話だと思うんだけど……」
未央「たくさんあるよ! 『凛、一段と綺麗になったな。好きだよ』とか!」
卯月「『嬉しい、私も好きだよプロデューサー』とか!」
P「おかしいじゃんそれ! アイドルとプロデューサーの関係じゃないじゃん!」
20:
凛「そ、そんなこと……た、確かにだいゴニョゴニョ……だけど……」モジモジ
P「凛落ち着け、こいつらのペースに飲まれちゃいけない!」
凛「う、うん」
未央「しぶりん、私のこと大好き?」
凛「え? うん、大好きだよ」
卯月「私のことは?」
凛「もちろん大好き」
うづみお「じゃあプロデューサー(さん)は?」
凛「大好きだよ。…………あ」
凛「」ボッ
うづみお「やったああああああ!!」
P「」
21:
凛「ち、違う違う! 好きじゃない、プロデューサーなんて好きじゃないから!」
P(それはそれで傷つく……)
未央「ダメダメしぶりん、あんなにポロッと出ちゃうくらいなんだから」
卯月「素直な気持ち、伝えられて良かったね♪」
凛「良くない! ぷ、プロデューサーなんてどうでもいいから!」
P「り、凛……」
凛「あ、ご、ごめんプロデューサー! そうじゃなくて、あのそのっ、嫌いなわけないでしょ! でも――」
未央「じゃあプロデューサーは私がもらおっかなぁ?」
凛「え」
22:
未央「私だってプロデューサーのこと、大大大好きだもん☆」
凛「ちょ、ちょっと!」
未央「しぶりんがそう言うんじゃ、私がプロデューサーのお嫁さん候補になろっと!」
卯月「あ、じゃあ私もー! プロデューサーさんと一緒にいると、とっても楽しいし♪」
凛「卯月まで!?」
P「俺抜きでそういう話進めるのやめてくれませんかね」
23:
卯月「えへへ、プロデューサーさん♪ 卯月をお嫁さんにしてください♪」ギュッ
未央「私だって負けないぞー! それっ☆」ダキッ
P「お、おいおいおい! 洒落にならないからやめろってお前ら!」
未央「やーめなーい☆」
卯月「やめませーん♪」
P「こら放せー!」
きゃいきゃい
凛「…………」
凛「…………」
凛「…………」ムスッ
25:
P「り、凛! こいつら剥がしてくれ!」
未央「抱きつき未央だぞー♪」ムギュ
卯月「同じく卯月ですよー♪」ギュー
凛「……私だって」
P「え?」
卯月「あ」
未央「お」
凛「私だって……好きだもん」
P「り、凛ちゃーん?」
凛「プロデューサーのこと大好きだもん!」
26:
P「凛お前なんてことを!?」
未央「やったー☆ これでニュージェネレーション制覇だよプロデューサー!」
卯月「おめでとうございますプロデューサーさん!」
P「めでたくないよね!? というか離れろよホント、暑いし!」
凛「そうだよ離れて!」
P「お、おお凛、言ってやれ言ってやれ!」
凛「プロデューサーはこれから私とデートするんだから!」
P「ダメだった!」
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