渋谷凛「結婚して2年……」back

渋谷凛「結婚して2年……」


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1:
凛「おはよう、プロデューサー」
凛「朝ごはん、できてるよ」
モバP「ん、おはよう、凛」
モバP「おはようのキスは?」
凛「な、なに言ってるの/// お、お味噌汁覚めちゃうから、早く食べてよ」
モバP「ちぇっ」
凛「…………」
モバP「いただきまーす!」
凛「はい、どうぞ」
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3:
モバP「お? この漬物、美味く漬かってるなぁ。自分でつけたのか」
凛「うん、ぬか床の作り方を菜々さんから教えてもらったんだ」
モバP「へぇ?、17歳なのにそんなことも知ってるんだなぁ」モグモグ
凛「本当は何歳なんだろうね?」
モバP「え、永遠の17歳だよ?なに言ってんだよ」
凛「菜々さんが事務所に来て、6年は経ってるはずなんだけど……」
モバP「そこは触れないのが、人の情けってもんだよ」
凛「そ、そうだね…………」
??????????
モバP「うん、ごちそうさま!今日も美味しかったよ」
凛「ありがとう。さぁ、後片付けしようかな!」
モバP「おれは出勤の準備だ」
4:
??????????
モバP「さて、じゃあ行ってくるかな」
凛「あ、ネクタイ曲がってるよ」キュッ
モバP「お、ありがとう」
凛「それと…………」
チュッ
凛「いってらっしゃい、大好きなプロデューサー///」
モバP「はい、凛のデレ成分いただきましたー!!」
凛「な、何言ってるの!?/// 早くいかないと遅刻するよ?」
モバP「おう、いってくるな」チュッ
凛「んもう…… あ、今日は事務所にお弁当持っていくから」
モバP「お、そうか? なんかあったのか?」
凛「うーん、何となく未央とか卯月に久しぶりに会いたいし」
凛「わたしたちが結婚して2年で、事務所の雰囲気もなんか変わったのかなと思って」
モバP「わかった。ちひろさんに伝えておくな」
5:
???? お昼前 ????
モバP「ふぅ、午前の仕事は一段落だな」
ちひろ「そういえば、凛ちゃんが遊びに来るんでしたっけ?」
ありす「」ピクッ
千枝「」ピクッ
未央「えーっ、しぶりんが遊びに来るの!?もしかして、もう離婚のお知らせとか」ニヤニヤ
ありす「」ガタッ
千枝「」ガタッ
モバP「何言ってんだよ、そんなカケラ微塵もねーよ!」
ありす「」スタッ
千枝「」スタッ
6:
卯月「でも、凛ちゃんと会うのは久しぶりだし嬉しいな?」
卯月「一昨年の結婚式前に未央ちゃんと3人でご飯食べたのが最後かも……」
未央「うんうん、やっぱり新婚家庭にお邪魔するのはちょっと気を使うしねぇ」
モバP「そんなに気を使わなくてもいいのに、凛も喜ぶからいつでも歓迎するぞ」pipipi
モバP「あ、電話だ」モシモシー
ガチャッ
凛「こんにちわ?!」
未央「しぶりん!」
卯月「凛ちゃん!」
凛「久しぶり、未央、卯月!」
7:
ちひろ「凛ちゃん、お久しぶりです」
凛「ちひろさん、お久しぶりです。結婚式のときは、色々と助かりました」
ちひろ「モバPさんにはまだまだ頑張って働いてもらわないといけませんからね」
ちひろ「区切りのイベントを助けるだけで頑張ってくれるなら、あれくらい安いものですよ!」
凛「本当にありがとうございます」ペコリ
凛「それにしても……」
凛「人が少なくはなったけど、ずいぶん活気はあるね?」
未央「そりゃー、みんなで頑張ってきたもん」
卯月「うん、アイドルの数も改めて増えてきたしね」
8:
凛「……」
凛「ありがとう……。未央、卯月」
未央「なーに言ってるの、しぶりん!」
未央「スタートから頑張ってきた仲間でしょ?」
卯月「そうそう、気にしちゃダメだよ」
卯月「凛ちゃんは、家でしっかりとプロデューサーさんを支えてあげて?」
未央「そうそう!それが、私たちの仕事にもつながるんだからさ」
凛「うん、ありがとう」
凛「ありすと千枝も久しぶりだね」
9:
ありす「お久しぶりです、渋谷さん。あと、私のことを名前で呼んでいいのはプロデューサーさんだけです」
凛「わたし、もう渋谷じゃないんだけどな、ありす」ニコッ
ありす「わたしの中ではまだ、渋谷さんですよ」
千枝「お久しぶりです、凛さん、離婚の報告ですか?」ニコッ
凛「わたしとプロデューサーは離婚しないよ? 千枝こそ、いい人見つかった?」
千枝「千枝のプロデューサーさんが離婚するって、夢で言ってたので必要ありません」
凛「ふふっ、そっか」
千枝「余裕がありますね。けど、目標は高い程達成感も比例しますから、千枝はまだまだ諦めません!」
バチバチバチ
10:
未央「ありすちゃんも千枝ちゃんもすごいねぇ」
卯月「うん、二人ともアイドル路線から女優路線に変更したのは、結婚しやすいからって理由を聞いたけど」
未央「まだ諦めてなかったんだね?」アハハ
ガチャッ
モバP「ふぅ、夏のドラマのオファーの話かぁ……って、凛、来てたんだな」
凛「あ、プロデューサーお疲れ様」
11:
モバP「なんか懐かしいな、このやり取り」
凛「?」
モバP「凛が事務所に来た時は、まだそんなに仕事も無かったろ?」
モバP「そんなときに、凛はよくお茶を淹れてくれたなぁって」
凛「そ、そうだったかな?」
未央「そうだったよ!」
未央「しぶりんはプロデューサーがいないと、いっつもそわそわしててさー」
卯月「プロデューサーさんが帰ってきたら、すぐに給湯室に行って、お茶とかコーヒー淹れてあげてましたよねー」
未央「プロデューサーが『ありがとう』っていうと」
卯月「凛ちゃん、すっごく嬉しそうな顔をするんですよね?」
凛「も、もうっ。そんな昔の話はやめてよ?///」
12:
ちひろ「そんな凛ちゃんが、結局競争率100倍以上の物件を落札したんですよね?」
未央「あの、超がつくほど鈍感なプロデューサーを振り向かせて」
未央「結婚しようってまで言わせたんだから、すごいよね!」
モバP「おれはそんなに鈍感じゃないぞ?」
ちひろ「じゃあ、あそこでありすちゃんと千枝ちゃんの凛ちゃんを見る目がちょっときつい理由はわかりますか?」
モバP「火花? 千枝もありすも『凛さんには負けません』ってずっと言ってたからな」
モバP「今でも仕事の目標なんだろ」
未央卯月「あはは」タラリ
13:
モバP「そういえば、肝心のお弁当は??」
モバP「もう、楽しみにしてたら腹減っちゃってさ」
凛「はいはい、しっかり持ってきたよ!」
モバP「ずいぶんと大荷物だなぁ」
凛「せっかくだから、みんなもどうかなぁと思って」
凛「千枝やありすがいるとは思ってなかったけど、量は多めに作ってきたから、二人も嫌じゃなかったらどう?」
千枝「プロデューサーさんと一緒なら、千枝もいただきます」
ありす「わたしも、プロデューサーさんの胃袋を掴むために、ご一緒させてもらいます」
凛「ちひろさんもどう? 大したものじゃないけれど……」
14:
ちひろ「ぜひ、ご一緒させてください」
ちひろ「凛ちゃんは努力家だから、料理も上手なんでしょうね?」
モバP「そうなんです! 付き合い始めたころと比べたら、もうお店が出せるくらいですよ」
未央「はじめはどうだったの?」
モバP「黒いかたまr……凛「プロデューサー?」
凛「あの頃の料理、今晩からまた出してあげようか?」
モバP「おう、なんだって来い!凛がおれの為に作ってくれた料理なら、なんだって美味いからな!」
凛「っ!////」
ありす千枝「」ギリッ
未央「うわーっ、ご飯食べる前にお腹いっぱいになっちゃうよ!」
卯月「凛ちゃん、愛されてるねぇ?」
凛「もう/// ありがと、プロデューサー」
15:
凛「さ、準備もできたし、めしあがれ」
ありす「どんな愚物が……」ボソッ
千枝「その辺の冷凍食品詰め合わせだったら、明日から千枝がお弁当作ってきますね」
ちひろ(凛ちゃんに限って、それはないわよ、二人とも)
パカッ
千枝「こ、これは……」
ありす「まさか、これを渋谷さんが一人で……?」
16:
卯月「さすが凛ちゃん! ここまで作るの、結構大変だったでしょ??」
未央「その辺の料理には、見た目は確かに負けないかも! 」
未央「けど、問題は味ですよ、凛さん!?」
卯月「未央ちゃん、イジワル小姑みたいになってるよ」アハハ
凛「昨日から、下ごしらえして作ったから、多分煮物とかも大丈夫だと思うけど……」
凛「口に合わなかったらごめんね?」
17:
パクッ
千枝「なんか、やさしい味がしますね……」ボソッ
未央「お? 千枝ちゃん早くも敗北宣言かぁ!?」
千枝「そんなことはありません!千枝だって……」
凛「焚きつけるのは止めて、未央。もうご飯あげないよ?」
未央「うわぁーん、ゆるして?」
凛「ありす、ハンバーグ好きだったよね?はい、これ」ドウゾ
ありす「いつまでも、そんな子供っぽくありませんよ? けど、いただきます」モグモグ
凛「どう?」
ありす「冷めてるのに、美味しい……」
ありす(お母さんのお弁当のハンバーグに、似てる……)
卯月「ホントに冷めてるのに美味しいね?」
18:
ちひろ「これはひき肉が牛豚じゃなくて、鳥豚の相挽きなんですか?」
凛「さすが、ちひろさん。お弁当のハンバーグには、冷めても美味しい鳥豚の相挽きがいいんだよ」
未央「さっすがしぶりん!胃袋の掴みはバッチリだね!」
モバP「胃袋だけじゃなくて、さ……」
凛「プロデューサー?余計なことは言わなくていいの!!」
モバP「お、おう」シュン
ちひろ「しっかり尻に敷かれてますね」
モバP「いや、そんなことはありませんよ!? 家では……」
凛「プロデューサー!!」
ギャーギャー
未央「こーゆーところは、変わってないね」
卯月「そうだね、こういうの見ると安心するね?」
千枝「……」
ありす「……」
19:
モバP「さて、ごちそうさまでした」
ちひろ「ごちそうさまでした、凛ちゃん!って、凛ちゃんは?」
モバP「お茶を淹れにいってますよ、多分」
千枝「!?」
ありす(何故、わかるんでしょう?)
未央「へぇ?、さっすが旦那様は、ちょっと見えなくても奥さんの行動はわかっちゃうんだね」
モバP「夕食後は、決まってお茶を入れてくれるからな」
モバP「午後からはみんな仕事だし、あんまり手を患わせたくないんだろ」
千枝「……」
ありす「……」
20:
モバP「どうしたんだ、二人ともぼーっとして」
千枝「あ、千枝はお茶けっこうですと伝えてください、ちょっと屋上に行ってきます」
ありす「わたしも、ちょっと席をはずしますね。ごちそうさまでした」
モバP「お、おう。二人ともスケジュールの把握は大丈夫だよな?」
ありす「大丈夫ですよ、いつまでも子供じゃないんですから」
千枝「ええ、心配いりません」
バタン
モバP「どうしたんだ、二人とも」
未央「この辺が、鈍感たる所以だよ、プロデューサー」アハハ
ちひろ「夫婦になった二人のやり取りを見て、何か感じることがあったんですよ」フフッ
22:
???? 屋上 ????
千枝「ダメだなぁ、結婚したって千枝のもとに振り向かせる自信はあったのに・・・」グスッ
ガチャッ
ありす「佐々木さん・・・」
千枝「千枝は、プロデューサーさんを振り向かせる自信が無くなっちゃった。ありすちゃん、がんばってね」
ありす「いえ、わたしも同感です。あの二人のやり取りを見ていたら、入り込む隙がぜんぜんありませんよね」
千枝「6年越しの恋、今日初めて音を立てて崩れた気がする」
ありす「そうですね。悔しいですけど」グスッ
ガチャッ
23:
凛「やっぱり、二人とも、ここにいたんだね」
千枝「凛さん」
ありす「凛さん」
凛「あはは、ありすもやっと名前で呼んでくれたね」
千枝「どうしたんですか? みじめな姿を見て、笑いに来たんですか?」
凛「二人には、お礼を言っておこうと思ってさ」
ありす千枝「??」
凛「わたしとプロデューサーが結婚した時、一気に事務所からアイドルが減ったよね」
ありす「そうですね、事務所を移籍した人、業界を引退した人・・・」
千枝「一時期は200人近くいたアイドルも、一時期は5分の1程度まで減りましたからね」
24:
凛「プロデューサーから聞いたけど、一時は事務所の存続がどうかってところまで行ってたらしいの」
凛「けどさ、そんな中でも頑張ってくれてたのは、設立当初から頑張っている未央と卯月・・・」
凛「そして、千枝とありすの二人って聞いてた」
千枝(確かに、凛さんが結婚の噂が出たあたりから、まゆさんと楓さんは事務所を移籍)
ありす(幸子さん、みくさんや蘭子さんも結局引き抜きに応じてしまったんですよね)
凛「昔からプロデュースしていたコたちが事務所を出て行って、プロデューサーも結構ショックを受けていたんだ」
凛「けど、残ったコたちを活躍させてやろうってその気持ちだけで、仕事をがんばっていたの」
凛「そんな中で、一番頑張っていたのが、ありすと千枝だったね」
凛「頑張った理由も、なんとなくわかる……」
凛「自惚れるつもりも無いけど、あなたたち二人が、私とほぼ同じ道をたどってる理由も……」
25:
千枝「……」
ありす「……」
凛「今では、タレントとして未央と卯月、女優は千枝とありすで事務所は持っているのよね」
凛「プロデューサーも二人の出たドラマを見ながら、『こいつらは、ほんとによく頑張った』ってよく言ってるよ」
凛「プロデューサーを支えてくれて、本当にありがとう」
千枝「なんで……」グスッ
千枝「なんでそんなことを言えるんですか!?」
千枝「自分の夫を、奪おうとしていたんですよ?」
26:
凛「多分、今日のわたしとプロデューサーののやり取りを見て、まだ振り向かせられると思っているなら……」
凛「女優としてここまで大成してないよ」
千枝「っ!」
ありす「…………」
凛「みんなの頑張る理由と言ってもいい程の相手を奪って結婚したことは理解してる」
凛「けど、私にとってもプロデューサーは生きがいだった」
凛「私の人生を変えてくれたプロデューサー……」
凛「あの人に褒められたい一心でがんばってきた」
ありす「……」
千枝「……」
27:
凛「正直ね、誰になびいてもおかしくなかったよ?」
凛「超鈍感だし、簡単には気持ちに気づいてくれなかったしね」
凛「けど、最終的には付き合いの長さと、未央と卯月が私の力になってくれた」
凛「事務所の中では、数少ない心を許せる友達」
凛「きっと、あの二人がいなかったら、結婚どころか、付き合う話にもならなかったと思う」
凛「そして、千枝とありすがここまで頑張ってくれたから……」
凛「今でも、プロデューサーがプロデューサーでいられるの」
ありす「……」
千枝「……」
凛「……今ね、私のお腹には、プロデューサーとの子供がいるんだ」
ありす「!!」
千枝「!!」
28:
凛「プロデューサーが壊れずに、ここまで来れたのは未央と卯月のほかに、二人のおかげ」
凛「妻として言わせて。ここまでがんばってくれてありがとう」
ありす「…………」
千枝「…………」
凛「そして、ごめんね……」
ありす「わざわざ、そんなことを言いにここまで来たんですか? 律儀な人ですね」
千枝「別にプロデューサーさんがいなくたって、千枝たちには言いよってくる人がいっぱいいるんですから」
凛「まぁ、二人なら、心配ないよね」フフッ
凛「お茶、冷める前に飲んでいってね。ちょっといいお茶、淹れておいたからさ」
ガチャッ
ありす「……」
千枝「……」
ありす「かないませんね」
千枝「うん……」
29:
???? 4年後 ????
ガチャッ
凛「こんにちわ?」
ちひろ「いらっしゃいませ?って、凛ちゃんですか!?」
凛「ちひろさん、お久しぶりです!」
ちひろ「ええ! ……って、その凛ちゃんをちっちゃくしたような女のコは?」
未央「お?pちゃんこんにちわ」
p「こんにちわ?!」
卯月「おっきくなったねぇ」
p「うん!もう3さいだもん」
30:
凛「あれ?ちひろさんは初めてだったかな?」
未央「pちゃん、ほら自己紹介」
p「うん!」
p「pです、3さいです」キュピーーン
ちひろ「…………」
ちひろ「凛ちゃん、このコの契約料はおいくらですか?このこなら」パチパチパチッ
凛「ちひろさん、うちのコは芸能界で働かせる気はありませんよ」
ちひろ「けど、最盛期で引退した渋谷凛の娘ってだけで、ネームバリューはバッチリなんですが……」
凛「なんと言われても、ダメなものはダメです!」キッパリ
31:
ちひろ「ちっ、かなりの収入が見込めたのに……」ボソッ
凛「ちひろさん?」ゴォォォォッ
ちひろ「やだなぁ、冗談ですよ???」タラリ
ガチャッ
ありす「ただ今戻りました?」
凛「おかえり、ありす」
ありす「あ、凛さん、お久しぶりです」ペコリ
ありす「う、後ろにいる天使はもしかして……?」
p「pです、3さいです」キュピーーン
ありす「」ブフォッ
32:
ありす「写真では見てましたが、これほどとは…………」ハァハァ
凛「ありす、鼻血が…… 女優としていけない顔してるよ」
ありす「り、凛さん、次は子供を子役としてデビューさせるんですか……?」
凛「いや、そんなことはないよ!! 未央が来るたびに自己紹介の仕方を教え込んで……」タラリ
ありす「未央さんは昔から変わりませんねぇ」
未央「だってさ、素直でちっちゃいしぶりんがいたら、色々教えたくなるじゃない」アハハ
ガチャッ
千枝「ただ今帰りましたよ」
p「あ、ちえたんだぁ?」
千枝「」ブフォッ
33:
凛「千枝まで……」
未央「今や見ない日は無い、トップ女優二人の鼻血姿って、かなりレアだよね」アハハ
p「ちえたん大丈夫」
千枝「うん、だ、大丈夫よ…… ちょっと天国が見えただけだから」
凛「千枝、子供好きだったっけ?」
千枝「pちゃんの可愛さは反則ですよ!」
p「pカワイイ?」
ありす「ええ、とっても!」
千枝「次のクールのドラマに、友情出演でねじ込みましょうか!? どんな手を使っても!」
ちひろ(いいぞ、もっとやれ」
凛「いや、ちひろさんも煽らないで。心の声がもれてるよ?」
ちひろ「あら、失礼しました」オホホ
34:
ちひろ「凛ちゃんが来ると、とたんににぎやかになりますね」
凛「千枝もありさも、子供はかわいいから、はやく作ったらいいよ?」
凛「アイドル時代と違うんだから、結婚も大丈夫でしょ?」
千枝「いい人はいるんですが……」
ありす「結婚まではまだ至りませんね」
千枝「やっぱり、プロデューサーにはかないませんよね」
ありす「そうですね」
p「ちえたん、ありすたん、パパが好きなの……?」
千枝「そうねぇ…… 好きだよ」
ありす「千枝さん!?」
p「pも好きだよ!やさしくて、いっつもニコニコしてるし」
千枝「大丈夫、もう……ね」
ありす「そうですよね」
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